JP4664840B2 - 無線端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、航空機等の飛行体内部において、大容量の無線伝送を安定的に実現する技術に関する。
近年、航空機内では、インフライトエンターテインメントシステム(IFE=In−Flight Entertainment System)が導入され、長時間旅をする人々は、映画、オーディオプログラム、ゲーム、およびインターネット閲覧サービス等により、快適な旅行を楽しめるようになってきた。これらの映像、オーディオ、およびインターネットデータ等の情報は、通常、航空機内のサーバに蓄積され、そこから同軸ケーブル、光ファイバ等の有線媒体を用いて、アナログ伝送あるいはデジタル伝送により機器に送られる。IFEの機器には、天井に設置されたプロジェクタや液晶ディスプレイ等の各種映像モニターと、客席シートに設置された各シート専用の小型映像モニターやコントローラ(ハンドセット)等がある。
通常、天井にサーバから伝送幹線を配備し、天井に設置された機器は、伝送幹線から支線で接続される。また床上のシートに設置された機器のために、伝送幹線から多量の中継
線が航空機の側壁内部に配線されている。しかしながら、航空会社にとって高価な航空機の稼働率を上げることは最重要課題であり、そのために航空機の路線変更やクラス分け変更がしばしば行われる。その際、シート配置の変更は必然的であり、短時間かつ低コストで実施することが要求される。シート配置の変更は、側壁内部の中継線の配置変更を伴い、その結果、シート配置の変更時間を長時間化し、コスト高にする原因となっている。このことから、中継線を無線伝送化することが望まれていた。
一方、無線伝送を安定化する技術として、種々の技術が提案されている。特許文献1では、固定基地局の各アンテナを、群分される電波障害物の各群の高さに基づく位置に、それぞれ配置することにより、室内や構内において空間を有効に利用でき、しかも広帯域の伝送にも有効なダイバーシティ受信を得ることができるとしている。
特許文献2では、室内あるいは構内において、固定基地局に位置の異なる2本のアンテナを用い、移動端末との間で巨視的なダイバーシティを行うにあたって、少なくとも1本が使用する無線サービスゾーンの短い寸法の方向とほぼ平行になるように、2本のアンテナを配置することにより、有効なダイバーシティ受信を得ることのできるとしている。
特開平3−70220号公報 特開平6−13960号公報
航空機内で各シートに映像を中心とする情報を伝送する場合、情報伝送容量は膨大となる。同じコンテンツを各シートに同時に伝送するブロードキャスト型であれば、各シート当たり5Mビット/秒の映像信号に対して、上述した伝送幹線の伝送容量も約5Mビット/秒程度で済む。しかし、各ユーザが好みのコンテンツを好みの時間に楽しむユニキャスト型になると、5Mビット/秒のユーザ数倍だけ伝送容量を確保する必要があり、数100席のシートに対して、1Gビット/秒を超える値が伝送幹線を流れる。中継線は、1本で数席ないし数10席のシートを担当し、伝送幹線ほどの負荷量はないが、それでも数10ないし数100Mビット/秒の伝送容量を確保する必要がある。
このような中継線を無線化する場合、数10ないし数100Mビット/秒の伝送容量を確保するシステムを構築する必要がある。しかしながら、特許文献1および2に開示されている技術によれば、構内における音声やデータの伝送を目的にしており、映像中心の大容量のデータ伝送には、不十分であった。
また、IFEにおいては、視聴するコンテンツの品質は、手元でパッケージメディアを再生する場合と同等の品質が求められており、映画がとぎれとぎれになることは許されない。さらに、航空機内は数100席のシートで覆い尽くされ、しかも上述したようにシート配置はしばしば変更されるため、無線伝送を安定的に実現するには困難な環境であった。一方、特許文献1および2のような音声やデータだけの伝送の場合、データのみならず音声であっても、ある程度の劣化は許容される。このように特許文献1および2のような技術によっては、IFEにおける高伝送容量の映像信号を無線化し、しかも高品質かつ安定的に実現することはできなかった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するもので、航空機内における大容量の無線伝送を、高品質かつ安定的に実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の無線端末装置は、飛行体内部において、無線により情報信号をアクセスポイントと送受信する装置であって、座面部を備えたシートと、前記情報信号を送受信するアンテナ手段と、前記情報信号を受信処理および送信処理する信号処理手段と、前記受信処理された情報信号を出力する信号出力手段とを有し、前記シートは、前記アンテナ手段と前記信号処理手段と前記信号出力手段が取り付けられ、前記座面部に無線遮蔽手段が取り付けられたことを特徴としている。
本発明の無線端末装置によれば、無線により各シートに情報信号を伝送するため、シート配置を変更しても配線を変更する必要がなく、変更が短時間化され、航空機の稼働率を向上し、シート配置の変更コストを低減する。また、シートの座面部に無線遮蔽部材を設け、座面部の下側にアンテナを配置することにより、間接波が支配的な状況下においてMIMO復号化することができる。これにより、航空機内の込み入った、無線伝送にとって劣悪な環境でも安定的に受信し、映像プログラムを途切れることなく高品質に視聴することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に関するいくつかの例について、図面を参照しながら説明する。なお、図面において、実質的に同一の構成、動作、および効果を表す要素については、同一の符号を付す。また、以下において記述される数字は、すべて本発明を具体的に説明するために例示したものであり、本発明は例示された数字に制限されない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における全体構成を示すブロック図である。実施の形態1は、飛行体の内部に設けられる。飛行体の具体例としては、ジェット機やプロペラ機等の航空機、ヘリコプター、飛行船、地上に連結された浮遊物体、ロケット、人工衛星、宇宙ステーションのうちの少なくとも一つであり、地表から所定距離以上に所定時間だけ保つことが可能な物体であれば、いかなるものでもよい。実施の形態1では、飛行体は航空機とする。航空機内には、多い場合数100シート以上の客席があり、乗客は、インフライトエンターテインメントシステム(IFE=In−Flight Entertainment System)により、映画、オーディオプログラム、ゲーム、およびインターネット閲覧サービス等を楽しむ。
図1において、サーバ部1は、映像信号とオーディオ信号の少なくとも一方を含む情報信号を蓄積するハードディスク群、およびこのハードディスク群から情報信号をリアルタイムに読み出して出力するAVサーバを含む。AVサーバは、ビデオサーバとも呼ばれ、コンピュータサーバ、および必要に応じてサーバ能力を向上するためのハードウェアを含む。このようにサーバ部1は、機内の数100シートからのVOD(ビデオ・オン・ディマンド)サービス要求にも応えられるように、スループットの高いサーバとして構成される。映像信号はMPEG−2符号化等、オーディオ信号はAAC(Advanced Audio Coding)符号化等により圧縮され、通常、空港内で駐機中に蓄積される。またサーバ部1は、ウェブサーバや電話交換機を備え、アンテナを介して衛星や各種地上設備にも接続されることにより、インターネット閲覧サービスや、電話サービスを可能にする。すなわち情報信号は、映像信号、オーディオ信号、インターネットデータの少なくとも一種類を含む。
サーバ部1から出力される情報信号は、接続9、主スイッチ部7、および伝送幹線10を介して、機内の例えば10数個あるいはそれ以上で構成される各アクセスポイント11A、11B、・・・に配信される。各アクセスポイント11A、11B、・・・を総称して、アクセスポイント11と呼ぶ。伝送幹線9は、大量の情報信号の伝送に耐えられるように、1ギガビットイーサネットで構成される。1ギガビットイーサネットには、シールドされたツイストペアによる1000BASE−Tや、より長距離化が可能で電磁妨害に強い光ファイバによるものがあるが、航空機の大きさとコスト、および施工容易性等の観点から選択される。主スイッチ部7は、レイヤ3対応のギガビットイーサネットスイッチを含み、アクセスポイント11に情報信号を輻輳無く伝送するために、十分なポート数およびスループットを備えている。例えば接続9には、10数本以上の伝送幹線10に流れる情報信号の総量が流れるため、接続9につながる主スイッチ部7のポートの入力能力は、その他のポートの入出力能力に比較して十分大きく構成される。
主スイッチ部7には、主として各種制御信号の流れをスイッチングする副スイッチ部8が接続される。副スイッチ部8は、主スイッチ部7と同様にギガビットイーサネットスイッチで構成してもよいが、通常は100Mビットイーサネットスイッチで十分である。システム制御部2は、副スイッチ部8に接続され、1台以上のコンピュータで構成されることにより、実施の形態1にかかるシステム全体を制御する。CSS制御部3も、副スイッチ部8に接続され、キャビンサービスシステム(CSS=Cabin Service System)全体を制御する。キャビンサービスシステムにより、乗客は、客席から読書灯点灯やアテンダントコール等の要求を出し、サービスを受ける。これらのサービスは、CSS独自の機能として実装される場合や、IFEの機能の一部として提供される場合がある。なお、図1に示した、システム制御部2、CSS制御部3、副スイッチ部8を含めた構成は一例であり、これに限るものではない。例えば、CSS制御部3がシステム制御部2に直接入力する構成、また副スイッチ部8が主スイッチ部7に統合され、副スイッチ部8の各ポートの役割が主スイッチ部7の一部のポートに引き継がれる構成、さらに副スイッチ部8の代わりに多数のポートを有するコンピュータを備えた構成等があり、実施の形態1はこのような変形例に展開可能である。
一方、アクセスポイント11Aに配信された情報信号は、各アンテナ25A、26Aを介して無線化され、無線情報信号12Aとして、無線ゾーン13A内の各クライアント部13AA、13AB、・・・に送られる。実施の形態1では、無線アクセスシステムとして、2入力2出力のMIMO(Multi−Input Multi−Output=多入力多出力システム)符号化およびOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex=直交周波数分割多重)符号化を用いる。すなわちアクセスポイント11Aは、情報信号をMIMO−OFDM符号化し、各アンテナ25A、26Aを介して、MIMO−OFDM符号化された無線情報信号12Aを出力する。MIMO−OFDM符号化は、誤り訂正符号化、MIMO符号化、OFDM符号化等を含む。無線ゾーン13Aは、アクセスポイント11Aに対する無線通信が有効に動作する範囲を表す。各無線ゾーンには、無線チャンネルが一つ割り当てられる。各クライアント部13AA、13AB、・・・は、航空機内の1脚ないし複数脚のシートに1セットずつ配置される。
アクセスポイント11Aと各クライアント部13AA、13AB、・・・の無線通信には、下りと上りがある。アクセスポイント11Aから各クライアント部13AA、13AB、・・・への伝送が下りであり、各クライアント部13AA、13AB、・・・からアクセスポイント11Aへの伝送が上りである。アクセスポイント11Aは、下りの伝送時に無線を送信し、上りの伝送時に無線を受信する。アクセスポイント11B等その他の各アクセスポイントと、無線ゾーン13B等その他の各無線ゾーンと、各クライアント部13BA、13BB、・・・等その他の各クライアント部との関係についても、上述と同様に動作するため、説明を省略する。
図2は、実施の形態1におけるクライアント部13AAの構成を示す詳細なブロック図である。クライアント部13AAは、1個のシート共通部27AA、および1ないし複数個のシート個別部を含む。シート共通部27AAは数脚のシートに1個設けられ、シート個別部は個別のシート毎に設けられる。シート個別部は、2個の各シート個別部29AA1、29AA2で構成される。シート共通部27AAは、1ないし複数個のアンテナ、および信号処理部14AAを含む。アンテナは、2個の各アンテナ18AA、19AAで構成される。信号処理部14AAは、共通処理部40AA、およびシート個別部と同数の個別処理部を含む。個別処理部は、2個の各個別処理部41AA1、41AA2で構成される。シート個別部29AA1は、操作端末部15AA1および信号出力部28AA1を含み、信号出力部28AA1は、モニター部16AA1およびヘッドフォン部17AA1を含む。操作端末部15AA1は、ハンドセットまたはコントローラとも呼ばれる。シート個別部29AA2についても、その構成は同等であるので、説明を省略する。
無線情報信号12Aは、各アンテナ18AA、19AAを介して、共通処理部40AAに入力される。共通処理部40AAでは、MIMO−OFDM符号化された無線情報信号12Aが復号化され、各個別処理部41AA1、41AA2に出力される。MIMO−OFDM復号化は、OFDM復号化、MIMO復号化、誤り訂正復号化等を含む。各個別処理部41AA1、41AA2では、各シートに設けられる各シート個別部29AA1、29AA2に対応して、圧縮された映像信号がMPEG−2復号化され、圧縮されたオーディオ信号がAAC復号化される。シート個別部29AA1で復号化された映像信号およびオーディオ信号は、モニター部16AA1およびヘッドフォン部17AA1に送られる。なお、各個別処理部41AA1、41AA2は、シート共通部27AAに含まれるとしたが、シート個別部29AA1、29AA2にそれぞれ含まれるとしてもよい。
操作端末部15AA1は、読書灯点灯スイッチおよびアテンダントコールスイッチ等、キャビンサービスシステム用のスイッチを備えることにより、シート共通部27AA、アクセスポイント11A、伝送幹線10、主スイッチ部7、および副スイッチ部8を介して、CSS制御部3にCSS用制御信号を送る。CSS制御部3は、CSS用制御信号に基づいて、キャビンサービスシステムを動作させる。また操作端末部15AA1は、モニター部16AA1の画質調整用のスイッチを備えることにより、モニター部16AA1に画質調整用制御信号を送る。モニター部16AA1は、画質調整用制御信号に基づいて、モニター部16AA1の画質調整を可能にする。
さらに操作端末部15AA1は、情報信号のチャンネル切替え用スイッチおよびVODサービス用のスイッチを備えることにより、シート共通部27AA、アクセスポイント11A、伝送幹線10、主スイッチ部7、および副スイッチ部8を介して、システム制御部2に情報制御信号を送る。システム制御部2は、機内全シートからの情報制御信号に基づいて、VODサービスシステム全体の輻輳状態を調整し、副スイッチ部8および主スイッチ部7を介して、サーバ部1にクライアント部13AAに対する情報信号の配信指令を出す。サーバ部1は、情報信号にクライアント部13AAおよびシート個別部29AA1のアドレスを付して、出力する。また操作端末部15AA1は、キーボードあるいはマウスを備えることにより、シート共通部27AA、アクセスポイント11A、伝送幹線10、および主スイッチ部7を介して、サーバ部1にPC制御信号を送る。サーバ部1は、PC制御信号に基づいて、クライアント部13AAに対するインターネット閲覧サービスを動作させる。
以上では、シート個別部29AA1について説明したが、シート個別部29AA2についても、動作は同等であるので、説明を省略する。また以上では、クライアント部13AAに関する動作について説明したが、その他の各クライアント部13AB、・・・、13BA、13BB、・・・についても、図2と同様な構成により同様に動作するため、説明を省略する。なお、実施の形態1では、システム制御部2がVODサービスシステム全体を制御するとしているが、操作端末部15AAは情報制御信号をサーバ部1に送ることにより、サーバ部1がVODサービスシステム全体を制御するとしてもよい。
実施の形態1では無線方式として、IEEE802.11aとしても知られる5GHz帯無線アクセスシステムを用いる。図3は、航空機内部に割り当てた無線ゾーンの具体例を示す説明図である。航空機の胴体部を水平に切断し、上部を取り除いた場合の平面図が示されている。点線で示される無線ゾーン50が航空機の前方部20と後方部21の間に複数配置され、1個の無線ゾーンにつき1個の無線チャンネルがそれぞれ割り当てられる。各アクセスポイントに接続される2個のアンテナの指向性は高く、各無線ゾーンは、無線ゾーン間の重なりが小さくなるように、無線ゾーン間の隙間が小さくなるように、また各無線ゾーン内の無線電力ができるだけ均一になるように形成される。
図4Aおよび図4Bは、図1および図2における実施の形態1のブロック図について、物理的な配置を模式的に表しており、そのうち図4Aは正面図、図4Bは側面図である。主スイッチ部7に接続された伝送幹線10は、航空機の天井板31の上側、すなわち裏側に配置され、天井板31の下側に取り付けられたアクセスポイント11Aに接続される。アクセスポイント11Aに接続された別の配線35A、36Aは、天井板31の下側に、互いに所定間隔だけ離れて取り付けられたアンテナ25A、26Aにそれぞれ接続される。各アンテナ25A、26Aからの無線情報信号12Aは、無線ゾーン13A(図1参照)を形成し、その中に各シート30AA1、30AA2が配置される。シート30AA1の座面部33AA1の下側に配置されたアンテナ18AA、19AAにそれぞれ接続された配線38AA、39AAの他端は、同様に座面部33AA1の下側に配置された信号処理部14AAに接続される。モニター部16AA1、16AA2は、シート30AA1、30AA2にそれぞれ取り付けられ、シートごとに映像プログラムが視聴可能になっている。信号処理部14AAからの別の配線34AA1、34AA2は、このモニター部16AA1、16AA2にそれぞれ接続される。
有線による配線は、すべて各シート30AA1、30AA2を連結した単位内に収まっており、この単位で容易にシートの配置換えを実施することが可能である。
各アンテナ18AA、19AAは、図4Aの正面図と図4Bの側面図から理解されるように、座面部33AA1の対角位置に取り付けられ、互いの間隔がなるべく長くなるように配置される。実施の形態1で用いる5GHz帯無線アクセスシステムの場合、無線情報信号12Aの波長は50ないし60mmである。実施の形態1では、2入力2出力のMIMO無線伝送を用いる。この場合、伝送容量を最大化するためには、この2系統の無線伝送路におけるマルチパスフェージングの相関性を最小化する必要がある。座面部33AA1の大きさはクラスによって異なるが、例えば500mm平方角であり、対角線の長さは700mm程度である。したがって5GHz帯無線の場合、各アンテナ18AA、19AA間の間隔は約10波長強となり、相関性は十分低くなっている。また各アンテナ25A、26A間の所定間隔も、各アンテナ18AA、19AA間の間隔と同程度以上に設定される。
航空機内において、天井板31に取り付けられた各アンテナ25A、26Aと、シートに取り付けられた各アンテナ18AA、19AAとの間で、直接波により安定的に無線伝送することは困難である。理由の一つ目は、直接波で伝送するためには、各アンテナ25A、26Aから見えるように、各アンテナ18AA、19AAを各シート30AA1、30AA2の上部に取り付ける必要があり、デザイン面、機能面において困難なことである。二つ目は、通路への出入りや通路を行き来する搭乗者、および搭乗者が運ぶカートにより、直接波が大きく変動することである。三つ目は、多くの積荷および機材が収納された狭い閉空間である航空機内部は、無線伝送にとって劣悪な環境であり、多くの間接波が発生することにより直接波の受信を阻害することである。このように航空機内において、直接波により安定的に無線伝送することは困難である。そこで実施の形態1では、直接波をむしろ減少させ、間接波が大勢を占める環境にし、この間接波を積極的に利用して安定的に受信するように構成する。
各アンテナ18AA、19AAは、座面部33AA1の下側に配置される。座面部33AA1の下面に、直接取り付けてもよい。また、座面部33AA1の下側に収納箱を設け、シート30AA1の座面部33AA1とシートの脚部の少なくとも1つに固定し、その内部に収納してもよい。座面部33AA1には、5GHz帯無線を遮蔽する無線遮蔽部材が含まれる。無線遮蔽部材には、アルミニウム、ジュラルミン、カーボン、鉄、フェライト等の金属もしくは金属酸化物がある。これらは粒状にして、座面部33AA1内部に分散されか、あるいは塗布もしくは蒸着等によりテープ状、板状、または布状にして、座面部33AA1の内部あるいは下面もしくは下側に組み込まれる。また、各アンテナ18AA、19AAおよび無線遮蔽部材が、ともに座面部33AA1内部に取り付けられてもよい。各アンテナ18AA、19AAおよび無線遮蔽部材の取り付け場所にかかわらず、各アンテナ18AA、19AAは、必ず無線遮蔽部材の下側になるように構成する。これにより、5GHz帯において、30ないし40dB程度の遮蔽性能を容易に得ることができる。
さらに、図3において上述したように、無線ゾーンの分離度を向上させるため、2個の各アンテナ25A、26Aの指向性は高く構成する。このため座面部33AA1の無線遮蔽部材により、座面部33AA1の下側に取り付けられた各アンテナ18AA、19AAへの直接波は、効率よく遮蔽される。
その結果、各アンテナ18AA、19AAに届く無線情報信号12Aの間接波は、直接波に比べて、電力で例えば1000倍以上になる。すなわち無線情報信号12Aは、航空機の側壁、天井板31、床板32、各シート、あるいは着席中や通路を行き来する搭乗者および搭乗者が運ぶカートに多重に反射、散乱もしくは回折され、反射波、散乱波および回折波を含む間接波として、各アンテナ18AA、19AAに届く。このようなマルチパス環境において、各アンテナ18AA、19AAの受信波は、周波数選択性フェージングを中心としたマルチパスフェージングを多く含む。OFDM−MIMO符号化された無線情報信号12Aは、このような種々の遅延と振幅を有し、時間的にも変化する多数の間接波から、効率よく原信号を再生する。その結果、マルチパスを積極的に利用することにより、直接波を受信する場合よりも、堅牢で安定的な無線アクセスシステムを構成することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、無線により各シートに情報信号を伝送するため、シート配置を変更しても配線を変更する必要がなく、変更が短時間化され、航空機の稼働率を向上し、シート配置の変更コストを低減する。また、シートの座面部33AA1に無線遮蔽部材を設け、座面部33AA1の下側に各アンテナ18AA、19AAを配置することにより、間接波が支配的な状況下においてMIMO復号化することができる。これにより、航空機内の込み入った、無線伝送にとって劣悪な環境でも安定的に受信し、映像プログラムを途切れることなく高品質に視聴することが可能となる。
なお、図4Aおよび図4Bにおいては、シート個別部29AA1としてモニター部16AA1しか図示していないが、ヘッドフォン部17AA1および操作端末部15AA1についても、同様に配線34AA1に接続され、シート30AA1に取り付けられる。また、シート30AA1には、モニター部16AA1が1個取り付けられているが、2個以上取り付けてもよいし、取り付けないシートがあってもよい。また実施の形態1では、MIOMO−OFDM符号化により本発明の効果を高めているが、MIMO符号化だけでも、あるいはMIMO符号化をしなくても、間接波を生かすことにより一定の効果を得ることができる。さらに実施の形態1では、MIMO符号化を2入力2出力としているが、入力および出力とも、多重数をさらに上げることにより、無線伝送の容量をさらに向上させることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、クライアント部の配置について、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。その他の構成、動作、および効果は、実施の形態1と同等であるので、省略する。
図5Aおよび図5Bは、図1および図2における実施の形態1のブロック図について、実施の形態2における物理的な配置を模式的に表しており、そのうち図5Aは正面図、図5Bは側面図である。アンテナ19AAと配線39AAが図4Aおよび図4Bと異なるだけで、その他は同様である。
アンテナ18AA、19AAは、シート30AA1、30AA2の座面部33AA1、33A2の下側にそれぞれ取り付けられ、信号処理部14AAとの間を、配線38AA、39AAでそれぞれ接続される。各アンテナ18AA、19AAは、図5Aの正面図と図5Bの側面図から理解されるように、座面部33AA1、33AA2の対角位置に取り付けられ、互いの間隔がなるべく長くなるように配置される。実施の形態2で用いる5GHz帯MIMO無線アクセスシステムの場合、伝送容量を最大化するためには、2系統の無線伝送路におけるマルチパスフェージングの相関性を最小化する必要がある。座面部33AA1、33AA2の大きさはクラスによって異なるが、例えば500mm平方角2個分に相当し、対角線の長さは1400mm程度である。したがって5GHz帯無線の場合、各アンテナ18AA、19AA間の間隔は約20波長強となり、相関性は十分低くなっている。
以上のように実施の形態2によれば、実施の形態1以上に各アンテナ18AA、19AA間の間隔を長くすることが可能になり、各アンテナ18AA、19AAを用いて送受信する2系統の無線情報信号の相関性を低くすることができる。これにより、MIMO伝送の性能をさらに高めることが可能になる。
また、別の実施の形態として、3脚以上のシートに対して、1個の信号処理部14AAを設けるように構成する。信号処理部14AAは、3脚以上のシートの中央付近のシートに取り付けられ、各アンテナ18AA、19AAは、3脚以上のシートの両端のシートに取り付けられる。このように構成することにより、各アンテナ18AA、19AAと信号処理部14AAとの間の長さを最小限にすることができる。これにより、受信された微弱信号のSN比を高め、また送信時の電磁妨害を低減することが可能となる。
さらに別の実施の形態として、3脚以上のシートに対して、1個の信号処理部14AAと3個以上のアンテナを設けるように構成する。信号処理部14AAは、上述したように3脚以上のシートの中央付近のシートに取り付けられ、3個以上のアンテナは、隣接間の間隔がすべて大略等しい位置に取り付けられる。すなわち、例えば5脚の一列に並んだシートに対して、3個のアンテナは、両端のシートと中心のシートに取り付けられる。このように構成することにより、3個以上のアンテナを用いて送受信する3系統以上の無線情報信号の相関性を低くすることができ、MIMO伝送の性能をさらに高めることが可能になる。
以上、実施の形態におけるこれまでの説明は、すべて本発明を具体化した一例であって、本発明はこれらの例に限定されず、本発明の技術を用いて当業者が容易に構成可能な種々の例に展開可能である。
本発明は、無線端末装置に利用できる。
実施の形態1における全体構成を示すブロック図。 実施の形態1におけるクライアント部の構成を示す詳細なブロック図。 実施の形態1における無線ゾーンの配置を示す説明図。 実施の形態1における無線端末装置の配置を示す正面図。 実施の形態1における無線端末装置の配置を示す側面図。 実施の形態2における無線端末装置の配置を示す正面図。 実施の形態2における無線端末装置の配置を示す側面図。
符号の説明
1 サーバ部
2 システム制御部
3 CSS制御部
7 主スイッチ部
8 副スイッチ部
9 接続
10 伝送幹線
11A、11B、・・・ アクセスポイント
12A、12B、・・・ 無線情報信号
13A、13B、・・・ 無線ゾーン
13AA、13AB、・・・、13BA、13BB、・・・ クライアント部
14AA 信号処理部
15AA1、15AA2 操作端末部
16AA1、16AA2 モニター部
17AA1、17AA2 ヘッドフォン部
18AA、19AA アンテナ
20 前方部
21 後方部
25A、26A アンテナ
27AA シート共通部
28AA1、28AA2 信号出力部
29AA1、29AA2 シート個別部
30AA1、30AA2 シート
31 天井板
32 床板
33AA1、33AA2 座面部
34AA1、34AA2 配線
35A、36A 配線
38AA、39AA 配線
40AA 共通処理部
41AA1、41AA2 個別処理部
50 無線ゾーン

Claims (17)

  1. 飛行体内部において、無線により情報信号を前記飛行体内部の天井に設置されたアクセスポイントと送受信する装置であって、
    座面部を備えたシートと、
    前記情報信号を送受信するアンテナ手段と、
    前記情報信号を受信処理および送信処理する信号処理手段と、
    前記受信処理された情報信号を出力する信号出力手段とを有し、
    前記シートは、前記アンテナ手段と前記信号処理手段と前記信号出力手段が取り付けられ、
    前記座面部に無線遮蔽手段が取り付けられ
    前記アンテナ手段は前記アクセスポイントからの直接波を遮断するように前記無線遮蔽手段の下側に配置されることを特徴とする、無線端末装置。
  2. 前記シートは、無線の直接波を遮蔽し、前記直接波の電力を間接波の電力以下にすることを特徴とする、請求項1に記載の無線端末装置。
  3. 前記座面部に前記アンテナ手段が取り付けられたことを特徴とする、請求項1に記載の無線端末装置。
  4. 前座面部の下側に前記無線遮蔽手段が配置されたことを特徴とする、請求項1に記載の無線端末装置。
  5. 1個の前記信号処理手段は、N(Nは1以上の整数)個の前記信号出力手段にN系統の情報信号を供給することを特徴とする、請求項1に記載の無線端末装置。
  6. 前記N個の信号出力手段は、M(Mは1以上の整数)脚の前記シートに取り付けられたことを特徴とする、請求項に記載の無線端末装置。
  7. 前記M脚のシートは、互いに連結されたことを特徴とする、請求項に記載の無線端末装置。
  8. 1個の前記信号処理手段は、L(Lは1以上の整数)個の前記アンテナ手段に対して、
    L系統の情報信号を送受信することを特徴とする、請求項1に記載の無線端末装置。
  9. 前記L系統の情報信号は、MIMO符号化されたことを特徴とする、請求項に記載の無線端末装置。
  10. 前記L個のアンテナ手段は、M(Mは1以上の整数)脚の前記シートに取り付けられたことを特徴とする、請求項に記載の無線端末装置。
  11. 前記L個のアンテナ手段は、前記M脚のシート内において、隣接間の間隔がすべて大略等しい位置に取り付けられたことを特徴とする、請求項10に記載の無線端末装置。
  12. 前記L個のアンテナ手段は、L脚の前記シートにそれぞれ取り付けられたことを特徴とする、請求項10に記載の無線端末装置。
  13. 2個の前記アンテナ手段は、前記M脚のシートの両端のシートに取り付けられたことを特徴とする、請求項10に記載の無線端末装置。
  14. 2個の前記アンテナ手段は、前記M脚のシートに関して対角位置で取り付けられたことを特徴とする、請求項13に記載の無線端末装置。
  15. 2個の前記アンテナ手段は、1脚の前記シートの前記座面部に、対角位置で取り付けられたことを特徴とする、請求項10に記載の無線端末装置。
  16. 前記M脚のシートは、互いに連結されたことを特徴とする、請求項10に記載の無線端末装置。
  17. 前記信号処理手段は、M(Mは1以上の整数)脚の前記シートに1個取り付けられたことを特徴とする、請求項1に記載の無線端末装置。
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