JP2006005644A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】サービスエリアをまたがっても無線端末装置間が近距離ならば各無線端末装置が確実にアドホックモードへ移行できる。
【解決手段】無線通信システムは所定の配置位置を有する複数の無線端末装置40と、これらと無線通信を行う無線基地局装置30と、各無線基地局装置40にLAN60を介して接続され、各無線基地局装置30を介して各無線端末装置40と通信を行う通信システムコントローラ10とを含む。通信システムコントローラ10は、各無線端末装置40間での直接的な無線通信の可否についてのアドホック無線通信許可テーブル6aを格納し、各無線端末装置40から無線基地局装置30を介して受信される他の無線端末装置40との直接的な無線通信の要求信号に応答して、アドホック無線通信許可テーブル6aに基づいて直接的な無線通信の可否を判断し、判断結果を含む通知信号を要求信号を送信した無線端末装置40に対して送信する。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば航空機内のスペース(以下、機内スペースという。)など使用位置が固定された複数の無線通信端末装置が密集した環境において各無線通信端末装置間で無線通信を確立するための無線通信システムに関する。
近年、IEEE802.11a/b/gをはじめとする無線通信システムが普及しつつある。これらは無線ローカルエリアネットワーク(以下、ローカルエリアネットワークをLANという。)システムと呼ばれ、有線LANシステムに用いられているイーサネット(Ethernet)(登録商標)と同等のことを無線に置き換えたものであるといえる。
無線LANシステムの通信形態には、主として2種類がある。1つは、有線LANシステムで表現するならば、半二重のノードをリピータハブで接続した状態を実現する「アドホックモード」である(例えば、特許文献1参照。)。この通信形態では、2台の無線端末装置間で同一の周波数帯域を共有することにより、他の仲介を通さずに無線端末装置同士が直接に無線通信をする。もう1つは、「インフラストラクチャモード」である。この通信形態では、アクセスポイント装置がサービスエリア内の無線端末装置を管理し、すべてのアクセスを取り仕切る。また、アクセスポイント装置はサービスエリア内の無線端末装置が外部のネットワークと通信できるように、内外の中継を行うブリッジとしての役割も担う。
また、無線LANシステムのIEEE802.11b規格を例にとれば、無線通信に用いられる周波数はISMバンド(Industry Science Medical Band)と呼ばれる2.400GHzから2.485GHzの帯域である。この周波数帯を、5MHzずつ13個のチャンネルに区分して用いる。これらの中から離れたチャンネルを選択して用いれば、隣同士の無線端末装置が別々の無線通信を行う場合でも互いに混信することがなく、別のネットワークに接続された無線端末装置同士のように振舞うことができる。ただし、混信しないチャンネルの組み合わせ選定にも限界があるため、もう1つのネットワーク識別法として、IEEE802.11ではESS−ID(Extended Service Set Identifier:拡張されたサービスセット識別子)を規定している。ESS−IDは無線LANシステムで送信するパケット信号の先頭に含まれる通信識別コードで、これが一致しない場合、そのパケット信号は無視されるため、ESS−IDの異なる無線端末装置同士では通信を確立することができない。
以上の特徴を持つ無線LANシステムは、当初、携帯形や可搬形パーソナルコンピュータ、可搬形無線端末装置等での使用を想定されていたが、昨今では、配線の煩雑さをなくす目的から、使用位置が固定された端末装置に対するネットワークサービス提供にも無線LANシステムを用いることが考えられている。
使用位置が固定された端末装置に対する無線LANサービスの提供形態の一例(以下、、従来例という。)を図9に示す。この従来例では、航空機内において、各座席に設置された無線端末装置202,206,207に対して情報データや映像データを配信するために、無線LANシステムを利用している。情報データや映像データは、当該システムのヘッドエンド装置201に蓄積されており、各座席に設置された端末202へは、上記ヘッドエンド装置201に接続されたアクセスポイント装置である無線基地局装置203を介して配信される。
この従来例のごとく無線端末装置202,206,207が密集している場合、1つのアクセスポイント装置のサービス可能エリア内に含まれる無線端末装置の数が非常に多くなる。しかしながら、アクセスポイント装置の処理能力には限界があるため、これは結果として各無線端末装置へのスループットの低下を招くこととなる。これは、無線を用いて映像データの配信を行う場合などに致命的な欠陥となる。この対策としては、携帯電話機と無線基地局装置との無線通信などの分野で用いられているセルの概念を用いるのが一般的である。セル化を行うためには、機内スペースを複数のエリアに区切り、1つのエリア204に対して1つのアクセスポイント装置203を割り当てる。上記アクセスポイント装置とエリア内の端末とは決まったチャンネル、もしくはESS−IDを用いて無線通信する。このとき、隣り合ったエリア204とエリア205では異なったチャンネル、もしくはESS−IDを用いて通信するよう設定することにより、エリア205内の端末207が、別のエリア204を担当するアクセスポイント装置203と通信を確立してしまうことを防止することができる。これにより、アクセスポイント装置の1つ1つが担当すべき無線端末装置の数が明確になり、無線端末装置に提供する通信品質の管理が容易になる。
特開2001−197571号公報。 特開2000−224640号公報。 特開2004−056333号公報。
しかしながら、上述の従来例に係る無線LANシステムにおけるセル化により、エリア204内の無線端末装置206と別のエリア205内の無線端末装置207が近距離であるにもかかわらず、アドホックモードに移行できなくなるという問題が生じる。この問題を、図10を用いて以下に説明する。本図において端末301と端末303は異なるエリアに属し、それぞれアクセスポイント装置304とアクセスポイント装置305が通信対象である。
この従来例では、無線端末装置301の内部にある記憶媒体に存在するデータ302を無線端末装置303が要求した場合を考える。インフラストラクチャモードのままデータ転送をする場合、データ302はまずアクセスポイント装置304に転送され、上記アクセスポイント装置により受信されたデータは無線通信システムの基幹ネットワークを介してアクセスポイント装置305に送られる。無線端末装置303は、アクセスポイント装置305からデータを取得することにより、所望のデータを手に入れることができる。しかしながら、データ302が大きなサイズを有する場合、アクセスポイント装置304とアクセスポイント装置305が大量のパケットを処理することになる。これにより、各々のアクセスポイント装置304,305などが担当する他の無線端末装置へのパケット配信が遅延し、無線通信システム全体へのサービス品質低下を招く可能性がある。
そこで、無線端末装置301と無線端末装置303で、アドホックモードを用いてデータ通信を行うことが有効と考えられる。無線端末装置301と無線端末装置303が共通のチャンネルやESS−IDを用いてアドホックモード通信を行うことで、同一のサービスエリア内の別の無線端末装置に対して影響を与えることなく、より高いスループットのデータ転送が可能となる。しかしながら、無線端末装置301と無線端末装置303は別のセル内に存在し、各々の担当となるアクセスポイント装置との通信に用いているチャンネル、もしくはESS−IDが異なる。従って、無線LANシステムとしてはお互いの無線端末装置にとってお互いの無線端末装置の存在が隠蔽された状態にあるため、相手装置を見つけることができず、アドホックモードに移行できない。アドホックモードの無線通信を確立するためには、上記両無線端末装置が共通に使用するべきチャンネルやESS−IDを取得し、無線端末装置自身が無線LANシステムの通信設定を設定し直す手段が必要となる。また、無線端末装置301と無線端末装置303は異なるセルに存在する無線端末装置同士であり、その物理的距離がアドホックモード通信の可能な程度の近距離であるか否かも定かではない。無線端末装置間距離が遠いにもかかわらずアドホックモード移行を試みると、いつまで経っても通信相手の無線端末装置が見つからず、通信の長期中断を招くこととなり、無線端末装置の利用者にストレスをかける。
上記のような状況は、端末301と端末303の間で大容量のデータ通信を必要とするネットワーク対応ゲームを行う場合や、ピアツーピアによるデータの拡散を用いたコンテンツ配信を行う場合などにおきる問題であり、ネットワークによるサービス提供のコンテンツ面での充実と通信品質面での保証を両立させるにあたって大きな課題となる。
さらに、移動無線装置から固定基地局を介して通信を行う場合の最適経路を選択する際に、位置情報を利用する装置として、特許文献2において開示された「移動無線装置」があった。この「移動無線装置」における経路選択は、移動無線装置と通信を行う基地局が固定であるため、予めデータベースに蓄積された基地局の情報を使用して、予め設計しておいた経路を選択する方式であり、固定基地局を持たないアドホックネットワークの経路設計には適さない。この問題点を解決するために、特許文献3においては、無線通信装置の位置情報を利用して、固定基地局を持たない無線通信装置の経路設計を行い、複数地点の経度と緯度を用いて、通信可能範囲を少ない誤差で効率的に求める移動通信装置などが開示されている。しかしながら、GPS(Global Positioning System)などの高価な位置検出装置が必要であるという問題点があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、アクセスポイント装置のサービスエリアをまたがる場合であっても、無線端末装置間が近距離ならば各々の無線端末装置が確実にアドホックモードへ移行することができる無線通信システムを提供することにある。
第1の発明に係る無線通信システムは、予め決められた配置位置をそれぞれ有する複数の無線端末装置と、
上記複数の無線端末装置と無線通信を行う少なくとも1個の無線基地局装置と、
上記各無線基地局装置に有線回線を介して接続され、上記各無線基地局装置のいずれかを介して上記各無線端末装置と通信を行う通信制御装置とを備えた無線通信システムであって、
上記通信制御装置は、
上記各無線端末装置間での直接的な無線通信の可否についての第1のテーブルを格納する記憶手段と、
上記各無線端末装置から上記無線基地局装置を介して受信される、他の無線端末装置との直接的な無線通信の要求信号に応答して、上記第1のテーブルに基づいて当該直接的な無線通信の可否を判断し、当該判断結果を含む通知信号を、当該要求信号を送信した無線端末装置に対して上記無線基地局装置を介して送信する制御手段とを備えたことを特徴とする。
上記無線通信システムにおいて、上記通信制御装置の記憶手段は、上記各無線端末装置毎の現在使用中の通信パラメータについての第2のテーブルをさらに格納し、
上記通信制御装置の制御手段は、上記要求が可能であれば上記第2のテーブルを参照して当該要求された直接的な無線通信のための通信パラメータを決定し、当該通信パラメータを含む通知信号を、当該要求信号を送信した無線端末装置に対して上記無線基地局装置を介して送信することを特徴とする。
また、上記無線通信システムにおいて、上記要求信号を送信した無線端末装置は、上記通知信号に応答して、複数の通信パラメータを用いて、直接的な無線通信の相手端末装置に対する応答信号要求を送信し、上記応答信号要求に応答して相手端末装置から送信されてくる応答信号に基づいて当該相手端末装置との通信パラメータを決定することを特徴とする。
第2の発明に係る無線通信システムは、予め決められた配置位置をそれぞれ有する複数の無線端末装置と、
上記複数の無線端末装置と無線通信を行う少なくとも1個の無線基地局装置と、
上記各無線基地局装置に有線回線を介して接続され、上記各無線基地局装置のいずれかを介して上記各無線端末装置と通信を行う通信制御装置とを備えた無線通信システムであって、
上記各無線端末装置は、上記各無線端末装置間での直接的な無線通信の可否についての第1のテーブルを格納する第1の記憶手段と、
他の無線端末装置との直接的な無線通信を要求するときに、上記第1のテーブルを参照して当該他の無線端末装置との直接的な無線通信の可否について判断する通信制御手段とを備えたことを特徴とする。
上記無線通信システムにおいて、上記各無線端末装置の通信制御手段は、上記直接的な無線通信が可能であるとき、当該他の無線端末装置との直接的な無線通信の要求信号を上記無線基地局装置を介して上記通信制御装置に送信し、
上記通信制御装置は、上記各無線端末装置毎の現在使用中の通信パラメータについての第2のテーブルを格納する第2の記憶手段と、
上記各無線端末装置からの他の無線端末装置との直接的な無線通信の要求信号に応答して、上記第2のテーブルを参照して当該要求された直接的な無線通信のための通信パラメータを決定し、当該通信パラメータを含む通知信号を、当該要求信号を送信した無線端末装置に対して上記無線基地局装置を介して送信する制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、上記無線通信システムにおいて、上記各無線端末装置の通信制御手段は、上記直接的な無線通信が可能であるとき、複数の通信パラメータを用いて、直接的な無線通信の相手端末装置に対する応答信号要求を送信し、上記応答信号要求に応答して相手端末装置から送信されてくる応答信号に基づいて当該相手端末装置との通信パラメータを決定することを特徴とする。
さらに、上記無線通信システムにおいて、上記通信パラメータは、チャンネル、通信識別子、又は電波周波数であることを特徴とする。
またさらに、上記無線通信システムにおいて、上記各無線端末装置は、IPアドレス、端末番号又は位置の座標表現を含む装置識別子により識別されることを特徴とする。ここで、上記要求信号は、上記装置識別子を含むことを特徴とする。
従って、本発明に係る無線通信システムによれば、インフラストラクチャモードで用いるチャンネルやESS−IDなどの通信パラメータが異なる無線端末装置間でもアドホックモードの無線通信へ移行できるようになる。これにより、例えば機内スペースを異なるチャンネル又はESS−IDなどの通信パラメータを用いる複数のサービスエリアに分割して通信品質を確保することができるとともに、無線端末装置間の直接的な無線通信(アドホックモード)を用いることにより無線基地局装置や通信制御装置に対して負荷を与えることがない。
また、通信制御装置は全無線端末装置の通信状態をテーブルを用いて管理することにより、無線端末装置間がアドホックモード通信に用いるのに最適なチャンネル又はESS−IDなどの通信パラメータを無線端末装置ペアに対して割り当てることができ、アドホックモードの無線通信の品質を所定値以上に容易に確保できる。
<実施形態>
以下、本発明に係る一実施形態について、航空機内での無線LANを用いたサービス提供を例にとり、図面を参照しながら説明する。なお、同様の構成要素については同一の符号を付している。
図1は本発明の一実施形態に係る無線LANシステムの構成を示すブロック図である。図1において、航空機の機内スペース50には、配置位置が予め決められた乗客の各シート毎に無線端末装置40−1,40−2(以下、総称して符号40を付す。)が装着されている。通信システムコントローラ10は、当該無線LANシステム全体の無線通信を制御する制御装置であり、また、各無線端末装置40に対して情報データや映像データを自装置内のハードディスクメモリであるサービスデータメモリ8に予め格納しておき、各無線端末装置40からの配信要求信号に応答して、上記格納された種々のデータを、有線LAN60に接続されたアクセスポイント装置である無線基地局装置30−1,30−2(以下、総称して符号30を付す。)を介して各無線端末装置40に配信する。
また、機内スペース50は複数のサービスエリアのセル51,52に分割されており、隣り合ったセル51,52では異なった無線LANチャンネル又はESS−IDを用いることによって各無線基地局装置30−1,30−2が担当する無線端末装置40の数を制限している。また、各無線端末装置40のIPアドレスは、IPアドレスから一意に無線端末装置の端末番号(以下、端末番号という。)を決定できるように割り振られている。なお、図1において、機内スペース50において、2個のセル51,52しか図示していないが、実際上は、3個以上のセルを実質的に平面的に重複しないように配置され、各セル51,52には少なくとも1つの無線基地局装置30が設けられるとともに、少なくとも1つ、又は実際上は複数の無線端末装置40が設けられる。
本実施形態においては、通信システムコントローラ10は、各無線端末装置40に対して配信するための種々のデータを予め格納するハードディスクメモリであるサービスデータメモリ8を備え、
(A)各無線端末装置40がアクセスポイント装置である無線基地局装置30を介して無線通信を行うインフラストラクチャモードと、
(B)各無線端末装置40が無線基地局装置30を介さずに無線通信を行うアドホックモードと
の無線通信を制御する制御装置であり、ハードディスクメモリ6内に、
(a)図5に示すように、各無線端末装置40間でのアドホック無線通信の許可又は不許可を示すデータを格納するアドホック無線通信許可テーブル6aと、
(b)図6に示すように、アドホックモードでの各無線端末装置40毎の使用ID(使用識別子)を示すデータを格納する通信状態テーブル6bと
を用いて、上記アドホックモードの無線通信を制御することを特徴としている。
図2は図1の通信システムコントローラ10の構成を示すブロック図である。
図2において、通信システムコントローラ10は、主制御部1と、表示部2と、操作部3と、ROM4と、RAM5と、ハードディスクメモリ6と、通信インターフェース7と、サービスデータメモリ8とを備えて構成される。主制御部1は具体的にはCPUで構成されており、バス9を介して他のハードウェア各部2乃至8と接続されていてそれらを制御して当該通信システムコントローラ10の動作を制御する。表示部2は例えば液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該通信システムコントローラ10の動作状態を表示し、又は操作部3を用いて入力されたデータを表示する。操作部3は、当該通信システムコントローラ10を操作するために必要な種々のキーを含むキーボード及びマウスを含む。
ROM4は、当該通信システムコントローラ10の動作に必要であって主制御部1によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。また、RAM5は、SRAM又はフラッシュメモリ等で構成され、主制御部1のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。さらに、ハードディスクメモリ6は、主制御部1によって実行されるアプリケーションプログラムやそれを実行するために必要なデータを格納するとともに、アドホック無線通信許可テーブル6a及び通信状態テーブル6bを格納する。通信インターフェース7は、LAN60を介して各無線基地局装置30に接続され、主制御部1からの信号に対して、信号変換やプロトコル変換を含む所定のインターフェース処理を実行して、所定の信号やデータをLAN60を介して各無線基地局装置30に送信する一方、各無線基地局装置30からLAN60を介して受信される信号やデータを受信して、信号変換やプロトコル変換を含む所定のインターフェース処理を実行して主制御部1に出力する。さらに、サービスデータメモリ8は、各無線端末装置40のユーザに対して配信すべき、例えば情報データや映像データなどの種々のデータを格納する。
図3は図1の無線基地局装置30の構成を示すブロック図である。図3において、無線基地局装置30は、通信インターフェース32及び無線通信機回路33を制御することにより無線基地局装置30の動作を制御するコントローラ31と、LAN60を介して通信システムコントローラ10とインターフェースをとるための通信インターフェース32と、アンテナ30Aを有し各無線端末装置40と無線通信を行うための無線通信機回路33とを備えて構成される。
図4は図1の無線通信端末装置40の構成を示すブロック図である。
図4において、無線通信制御装置40は例えば航空機の各座席に取り付けられたサービス端末装置であって、主制御部41と、表示部42と、操作部43と、ROM44と、RAM45と、ハードディスクメモリ46と、PCカードインターフェース47とを備えて構成される。ここで、PCカードインターフェース47には無線LANを介して無線基地局装置30に対してアクセスしてアンテナ40Aを介して無線通信を行うPCカードである無線LANカード49が装着される。主制御部41は具体的にはCPUで構成されており、バス48を介して他のハードウェア各部42乃至47と接続されていてそれらを制御して当該無線端末装置40の動作を制御する。表示部42は例えば液晶表示装置(LCD)等の表示装置であり、当該無線端末装置40の動作状態を表示し、又は操作部43を用いて入力されたデータを表示する。操作部43は、当該無線端末装置40を操作するために必要な種々のキーを含むキーボード及びマウスを含む。
ROM44は、当該無線端末装置40の動作に必要であって主制御部1によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。また、RAM45は、SRAM又はフラッシュメモリ等で構成され、主制御部41のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。さらに、ハードディスクメモリ46は、主制御部41によって実行されるアプリケーションプログラムやそれを実行するために必要なデータを格納する。PCカードインターフェース47は無線LANカード49とのインターフェース処理を実行して、所定の信号やデータを無線LANを介して各無線基地局装置30に送信する一方、各無線基地局装置30からLAN60を介して受信される信号を受信して、信号変換やプロトコル変換を含む所定のインターフェース処理を実行して主制御部41に出力する。
次いで、本実施形態に係る通信システムコントローラ10によるアドホックモードにおける無線通信の制御について以下に詳細に説明する。
通信システムコントローラ10は、図5に示すように、機内スペース50内の任意の2個の無線端末装置40の組み合わせについて、それらがアドホック無線通信可能な位置関係にあるか否かについてのアドホック無線通信許可テーブル6aをハードディスクメモリ6内に格納している。図5の例では、6つの無線端末装置40において、無線端末装置40のうち端末番号1と5、1と6、2と6、2と5の間ではアドホックモードで無線通信が不可能であり、それ以外の組み合わせではアドホックモードの無線通信が可能であることが示されている。当該アドホック無線通信許可テーブル6aは、予め機内スペース50において測定された通信品質の結果や、電磁界シミュレーションを用いた予測に基づいて、機内スペース50で各無線端末装置40を固定したときの上記関係のデータを格納するものである。
また、通信システムコントローラ10は、各セル51,52でそれぞれ無線基地局装置30−1,30−2との無線通信に用いられているチャンネル又はESS−IDの値を把握し、機内スペース50内のすべての無線端末装置40の通信形態及び無線通信に使用しているパラメータを把握する手段を有する。具体的には、本実施形態では、通信システムコントローラ10は、図6に示す通信状態テーブル6bを保持し、通信状態テーブル6bは、すべての無線端末装置40について、アドホックモードと、インフラストラクチャモードのいずれを用いて無線通信を行っているか、アドホックモードの無線通信の場合はどのESS−ID又はチャンネルを用いて無線通信を行っているかを記録している。
図6の例では、無線端末装置40のうち、端末番号1と3がESS−ID=ID−Aを用いてアドホックモードの無線通信をしており、その他の無線端末装置40はインフラストラクチャモードで無線通信していることがわかる。当該通信状態テーブル6bは、各無線端末装置40の無線通信状態の変化によって動的に書き換えられる。
図7は図1の無線通信システムの第1の動作例を示すシーケンス図であり、この動作例では、セル51内の無線端末装置40−1(端末番号を2とする。)とセル52内の無線端末装置40−2(端末番号を4とする。)の間で大量のデータ通信をする必要が発生した場合の動作について、図7に示すシーケンス図を用いて説明する。
この場合において、まず、無線端末装置40−1,40−2はそれぞれ、通信確立要求信号を通信システムコントローラ10に対して通知する(ステップS1)。ここで、通信確立要求信号には、アドホックモードへの移行要求信号と、通信相手のIPアドレスとを含む。次いで、通信確立要求信号に応答して、通信システムコントローラ10は両方の無線端末装置40−1,40−2のアドホックモードへの移行承認作業を開始する(ステップS2)。ここで、まず、要求のあった無線端末装置40−1,40−2のペアのIPアドレスを、ハードディスクメモリ6内の図示しないDNS(ドメインネームサーバー)テーブルを用いて、無線端末装置の端末番号へと変換する。この動作例では、アドホック移行要求信号を発行した無線端末装置40が端末番号2と端末番号4であることが認識される。これらの端末番号2,4を用いて、通信システムコントローラ10は、アドホック無線通信許可テーブル6aから両無線端末装置40−1,40−2間のアドホック無線通信の可否を判断する。図5のアドホック無線通信許可テーブル6aを用いるときは、無線端末装置40−1と上記無線端末装置40−2の無線通信は許可される。
このように、通信システムコントローラ10が、両無線端末装置40−1,40−2のアドホックモードの無線通信を可能と判定して許可した場合、これらの無線端末装置40−1,40−2のペアがアドホックモードで割り当てるべきチャンネル又はESS−IDを、通信状態テーブル6bを参照して決定して通信状態テーブル6bに記録する。例えば、通信状態テーブル6bが図6の状態で、無線端末装置40−1の端末番号2と無線端末装置40−2の端末番号4の使用ESS−IDを決める場合、以下の手順となる。まず、使用するESS−IDの候補から、インフラストラクチャモードの通信で用いられているESS−IDと、他の無線端末装置40が現在アドホックモードに使用しているESS−ID(本例では端末番号1と端末番号3が用いているID−A)を削除する。残ったESS−IDの候補の中から任意のESS−IDを選択する。これを両無線端末装置40−1,40−2で用いる通信パラメータとして決定し、選択したESS−IDを通信状態テーブル6bにおいて、無線端末装置40−1の端末番号2と無線端末装置40−2の端末番号4の欄に記録する。
そして、通信システムコントローラ10は、上記決定した無線LANのチャンネル又はESS−IDである通信パラメータを含むアドホック移行許可通知信号を各無線端末装置40−1,40−2に送信することにより、上記両無線端末装置40−1,40−2の無線LAN通信モードをアドホックモードへ移行させる(ステップS3)。
次いで、無線端末装置40−1と無線端末装置40−2は、アドホック移行許可通知信号により通知された通信パラメータである無線LANのチャンネル又はESS−IDを用いて、アドホックモードで通信相手と無線通信を確立する(ステップS4)。このとき、無線端末装置40−1、40−2にはタイムアウト値T1が設定されており、アドホック移行許可通知信号の受信時から時間T1が経っても通信相手と無線通信を確立できなかった場合は、自動的にアドホックモード移行前のチャンネル又はESS−IDを用いてインフラストラクチャモードに復帰し、各無線端末装置40−1,40−2は通信システムコントローラ10に対して無線通信の確立の失敗した旨を通知する。
ここで、両無線端末装置40−1,40−2がアドホックモードでの無線通信を確立できた場合は、データ通信を無線端末装置40−1,40−2の間の直接的に無線通信で行う(ステップS5)。当該アドホックモードでの無線通信が終了すると、両無線端末装置40−1,40−2はアドホックモード移行前のチャンネル又はESS−IDを用いてインフラストラクチャモードに復帰し、通信システムコントローラ10に対してアドホック終了通知信号を送信する(ステップS6)。これに応答して、通信システムコントローラ10は、通信状態テーブル6bにおける両無線端末装置40−1,40−2に関する欄を書き換え、両無線端末装置40−1,40−2がインフラストラクチャモードで通信していることを記録することにより通信状態テーブル6bを更新する(ステップS7)。
図8は図1の無線通信システムの第2の動作例を示すシーケンス図であり、通信システムコントローラ10が両無線端末装置40−1,40−2のアドホックモードの無線通信を不可能と判断した場合の動作を示す。ここで、ステップS1からステップS2までの動作については、図7と同様である。この場合においては、通信システムコントローラ10が両無線端末装置40−1,40−2のアドホックモードの無線通信を不可能と判断したとき、アドホック移行不許可信号を各無線端末装置40−1,40−2に対して送信し(ステップS3A)、両無線端末装置40−1,40−2はインフラストラクチャモードでの無線通信を継続する。ここで、両無線端末装置40−1,40−2間のデータ通信は、航空機内のLAN60に接続された無線基地局装置30−1,30−2及び通信システムコントローラ10を介して行われる(ステップS8)。
以上説明したように、本実施形態に係る無線通信システムによれば、インフラストラクチャモードで用いるチャンネルやESS−IDが異なる無線端末装置40間でもアドホックモードの無線通信へ移行できるようになる。これにより、機内スペースを異なるチャンネルもしくはESS−IDを用いる複数のサービスエリアに分割して通信品質を確保することができるとともに、無線端末装置40間の直接的な無線通信(アドホックモード)を用いることにより無線基地局装置30やLAN60及び通信システムコントローラ10に負荷を与えることがない。また、通信システムコントローラ10は全無線端末装置40の通信状態を通信状態テーブル6bを用いて管理することにより、無線端末装置40間がアドホックモード通信に用いるのに最適なチャンネル又はESS−IDを無線端末装置ペアに対して割り当てることができ、アドホックモードの無線通信の品質を所定値以上に容易に確保できる。
<変形例>
以上の実施形態においては、通信システムコントローラ10は、各無線端末装置40からのアドホック移行要求信号を受信してからアドホックモードへの移行の可否を判断しているが、本発明はこれに限らず、無線端末装置40を機内スペース50に固定した際に、図5のアドホック無線通信許可テーブル6aを作成して各無線端末装置40において格納しておき、これに基づいて、各無線端末装置40はそれ自身で無線通信の相手先がアドホックモードで無線通信できるか否かを判断できる。具体的には、無線端末装置40は、他の無線端末装置40との直接的な無線通信を要求するときに、アドホック無線通信許可テーブル6aを参照して当該他の無線端末装置40との直接的な無線通信の可否について判断し、上記直接的な無線通信が可能であるとき、当該他の無線端末装置40との直接的な無線通信の要求信号を無線基地局装置30を介して通信システムコントローラ10に送信し、これに応答して、通信システムコントローラ10は、各無線端末装置40からの他の無線端末装置との直接的な無線通信の要求信号に応答して、通信状態テーブル6bを参照して当該要求された直接的な無線通信のための通信パラメータを決定し、当該通信パラメータを含む通知信号を、当該要求信号を送信した無線端末装置40に対して無線基地局装置30を介して送信する。これにより、通信システムコントローラ10は、アドホック無線通信許可テーブル6aを参照してアドホックモードでの無線通信の可否を判断する必要はなく、通信状態テーブル6bのみを参照してチャンネル又はESS−IDの通信パラメータを決定するのみでよいという効果を有する。
以上の実施形態又は変形例においては、無線端末装置40のIPアドレスからその無線端末装置の端末番号を一意に判別できるように例えばDNS(ドメインネームサーバー)テーブルにより割り当てているが、本発明はこれに限らず、無線端末装置40の端末番号、もしくは機内スペース50における無線端末装置40の位置の座標表現をアドホックモードの無線通信移行要求信号の中に挿入することにより、各無線端末装置40から通信システムコントローラ10に対して無線端末装置40の端末番号を通知してもよい。すなわち、各無線端末装置40の識別は、IPアドレス又は端末番号に限定されず、無線端末装置40の位置の座標表現(例えば、2次元又は3次元の座標値である。)であってもよい。
以上の実施形態又は変形例においては、通信システムコントローラ10は、アドホックモードに移行を要求した無線端末装置40に対してアドホックモードで用いるべき通信パラメータ(チャンネル又はESS−ID)を通知しているが、本発明はこれに限らず、アドホックモードに移行する各無線端末装置40が、アドホックモードで使用可能性のあるすべてのチャンネル又はESS−IDをスキャンしながら、各チャンネル又はESS−IDで相手端末装置からの応答信号を待機し、所定の時間内に当該相手端末装置から受信される応答信号に基づいて、それ以降に無線通信において用いるべきチャンネル又はESS−IDなどの通信パラメータを無線端末装置40により決定してアドホックモードでの無線通信を確立してもよい。これにより、通信システムコントローラ10において、通信パラメータを決定する機能を省略することができ、通信システムコントローラ10の構成を簡単化できる。また、このとき、各無線端末装置40が、チャンネル又はESS−IDのスキャンによる相手の無線端末装置40とのアドホックモードでの無線通信確立時に、一定の通信品質が確保できたチャンネル又はESS−IDのみを採用して無線通信に用いることで、アドホックモードでの無線通信の通信品質を所定値以上に確保することが可能となる。
以上の実施形態又は変形例では、通信パラメータとして、チャンネル又はESS−ID(通信識別子)を用いているが、本発明はこれに限らず、電波周波数であってもよい。
以上の実施形態においては、航空機の機内スペース50内での無線LANシステムについて説明しているが、本発明はこれに限らず、例えば、学校内のパソコン教室、LL教室や、スタジアム(スタジアムの各客席同士は障害物が無く電波は届きやすいので有効である。)などにおけるホットスポットサービス(ユーザの配置位置が予め決められている。)や、企業内の無線LANシステム(各ユーザのデスクが固定されている。)などの、無線端末装置40の位置が予め決められた種々の無線LANシステムにおいて適用することができる。
本発明に係る無線通信システムによれば、無線端末装置40が密集した環境におけるアドホックモードの無線通信の確立を実現するものであって、ネットワーク全体に関する通信品質の劣化を防止できる技術として有用である。
本発明の一実施形態に係る無線LANシステムの構成を示すブロック図である。 図1の通信システムコントローラ10の構成を示すブロック図である。 図1の無線基地局装置30の構成を示すブロック図である。 図1の無線通信端末装置40の構成を示すブロック図である。 図2のハードディスクメモリ6内に格納されるアドホック無線通信許可テーブル6aの一例を示す図である。 図2のハードディスクメモリ6内に格納される通信状態テーブル6bの一例を示す図である。 図1の無線通信システムの第1の動作例を示すシーケンス図である。 図1の無線通信システムの第2の動作例を示すシーケンス図である。 第1の従来例に係る無線LANシステムの構成を示すブロック図である。 図9の無線LANシステムにおける問題点を説明するためのブロック図である。
符号の説明
1…主制御部、
2…表示部、
3…操作部、
4…ROM,
5…RAM、
6…ハードディスクメモリ、
6a…アドホック無線通信許可テーブル、
6b…通信状態テーブル、
7…通信インターフェース、
8…サービスデータメモリ、
9…バス、
10…通信システムコントローラ、
30,30−1,30−2…無線基地局装置、
30A…アンテナ、
31…コントローラ、
32…通信インターフェース、
33…無線通信機回路、
40,40−1,40−2…無線通信端末装置、
40A…アンテナ、
41…主制御部、
42…表示部、
43…操作部、
44…ROM、
45…RAM、
46…ハードディスクメモリ、
47…PCカードインターフェース、
48…バス、
49…無線LANカード、
50…機内スペース、
51,52…セル、
60…有線LAN。

Claims (9)

  1. 予め決められた配置位置をそれぞれ有する複数の無線端末装置と、
    上記複数の無線端末装置と無線通信を行う少なくとも1個の無線基地局装置と、
    上記各無線基地局装置に有線回線を介して接続され、上記各無線基地局装置のいずれかを介して上記各無線端末装置と通信を行う通信制御装置とを備えた無線通信システムであって、
    上記通信制御装置は、
    上記各無線端末装置間での直接的な無線通信の可否についての第1のテーブルを格納する記憶手段と、
    上記各無線端末装置から上記無線基地局装置を介して受信される、他の無線端末装置との直接的な無線通信の要求信号に応答して、上記第1のテーブルに基づいて当該直接的な無線通信の可否を判断し、当該判断結果を含む通知信号を、当該要求信号を送信した無線端末装置に対して上記無線基地局装置を介して送信する制御手段とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  2. 上記通信制御装置の記憶手段は、上記各無線端末装置毎の現在使用中の通信パラメータについての第2のテーブルをさらに格納し、
    上記通信制御装置の制御手段は、上記要求が可能であれば上記第2のテーブルを参照して当該要求された直接的な無線通信のための通信パラメータを決定し、当該通信パラメータを含む通知信号を、当該要求信号を送信した無線端末装置に対して上記無線基地局装置を介して送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 上記要求信号を送信した無線端末装置は、上記通知信号に応答して、複数の通信パラメータを用いて、直接的な無線通信の相手端末装置に対する応答信号要求を送信し、上記応答信号要求に応答して相手端末装置から送信されてくる応答信号に基づいて当該相手端末装置との通信パラメータを決定することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. 予め決められた配置位置をそれぞれ有する複数の無線端末装置と、
    上記複数の無線端末装置と無線通信を行う少なくとも1個の無線基地局装置と、
    上記各無線基地局装置に有線回線を介して接続され、上記各無線基地局装置のいずれかを介して上記各無線端末装置と通信を行う通信制御装置とを備えた無線通信システムであって、
    上記各無線端末装置は、上記各無線端末装置間での直接的な無線通信の可否についての第1のテーブルを格納する第1の記憶手段と、
    他の無線端末装置との直接的な無線通信を要求するときに、上記第1のテーブルを参照して当該他の無線端末装置との直接的な無線通信の可否について判断する通信制御手段とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  5. 上記各無線端末装置の通信制御手段は、上記直接的な無線通信が可能であるとき、当該他の無線端末装置との直接的な無線通信の要求信号を上記無線基地局装置を介して上記通信制御装置に送信し、
    上記通信制御装置は、上記各無線端末装置毎の現在使用中の通信パラメータについての第2のテーブルを格納する第2の記憶手段と、
    上記各無線端末装置からの他の無線端末装置との直接的な無線通信の要求信号に応答して、上記第2のテーブルを参照して当該要求された直接的な無線通信のための通信パラメータを決定し、当該通信パラメータを含む通知信号を、当該要求信号を送信した無線端末装置に対して上記無線基地局装置を介して送信する制御手段とを備えたことを特徴とする請求項4記載の無線通信システム。
  6. 上記各無線端末装置の通信制御手段は、上記直接的な無線通信が可能であるとき、複数の通信パラメータを用いて、直接的な無線通信の相手端末装置に対する応答信号要求を送信し、上記応答信号要求に応答して相手端末装置から送信されてくる応答信号に基づいて当該相手端末装置との通信パラメータを決定することを特徴とする請求項5記載の無線通信システム。
  7. 上記通信パラメータは、チャンネル、通信識別子、又は電波周波数であることを特徴とする請求項1乃至6のうちのいずれか1つに記載の無線通信システム。
  8. 上記各無線端末装置は、IPアドレス、端末番号又は位置の座標表現を含む装置識別子により識別されることを特徴とする請求項1乃至7のうちのいずれか1つに記載の無線通信システム。
  9. 上記要求信号は、上記装置識別子を含むことを特徴とする請求項8記載の無線通信システム。
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