JP4664173B2 - 字幕隠蔽放送に係る送信装置、再生装置、それらの方法 - Google Patents

字幕隠蔽放送に係る送信装置、再生装置、それらの方法 Download PDF

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Description

本発明は、字幕隠蔽放送に係る送信装置、再生装置、それらの方法に関する。
災害情報や選挙情報などのニュース速報等は、通常の放送を構成する原画像に字幕画像を重畳することにより放送される。これにより、視聴者は番組を見ながらにしてリアルタイムの情報を得ることができる。しかし、一旦放送を蓄積メディアに録画しておいて後で視聴する場合もあるため、放送時には有用な情報であったが、実際の視聴時には有用でなくなっている情報もある。
特許文献1には、不要な文字情報の隠蔽方法が開示されている。図14は、前記特許文献1に記載された従来の文字隠蔽方法を示す説明図である。図14では、文字部分に該当する文字挿入前の部分画像を、伝送ビット列の一部として送信して受信側で合成する。符号分別部1は、受信信号を字幕の重畳された主画像と字幕の重畳される前の部分画像とに分離し、それぞれ主画像符号復号部3及び副画像符号復号部5に出力する。主画像符号復号部3及び部分画像符号復号部5は、それぞれ主画像及び副画像を復号する。また、操作部9は視聴者からの操作を受け付けて制御部7に出力する。スーパーインポーズ部11は、制御部7からの命令に基づいて主画像及び副画像に基づいて画像の出力を行う。このとき、視聴者が主画像を出力するための操作を行った場合には、主画像が出力される。一方、原画像を出力するための操作を行った場合には、主画像及び副画像が合成され字幕部分が上書きされて消された画像が出力される。
特開2000−41185号公報
前記特許文献1の構成では、一旦記録後の再生を行った場合を考えたとき、そのままデジタル記録しておけば再生時に字幕を出す/出さないは選択できる。しかし、この場合には視聴者がいずれを選択するかを手動で選択しなければならない。つまり、一旦蓄積した後に再生した場合には、現在時刻を視聴者が明示的に知り、現在時刻とそのコンテンツの放送時刻とを比較して字幕の表示の有無を手動で適切に設定する必要がある。また、視聴者は、期間限定のキャンペーン情報などの期限情報を再生前に知ることはできないため、期間限定の表示を放送者の意図どおりに表示/非表示を切り替えることは困難である。さらに、最近のDVDプレイヤーなどの蓄積メディアは大量のデータを蓄積することができ、その大量の蓄積データに対して字幕の表示の有無を逐次切り替えることは視聴者にとって操作性が悪い。
そこで、本発明は、前記従来の課題を解決するもので、視聴者にとって操作性の良い、字幕隠蔽放送に係る送信装置、再生装置、それらの方法を提供することを目的とする。
本願第1発明は、上記の課題を解決するために、原画像に第1重畳データを重畳して主画像を生成する主画像生成手段と、前記第1重畳データと重畳する部分の画像(以下、部分画像という)を前記原画像から抽出する抽出手段と、前記部分画像に第2重畳データを重畳して第1副画像を生成する副画像生成手段と、前記主画像と前記第1副画像とを対応づけるとともに、前記主画像と前記主画像の放送時刻とを対応づけて送信データを生成する送信データ生成手段と、を含むことを特徴とする送信装置を提供する。
第1重畳データは、例えばニュース速報、地震情報や天気予報などの放送時刻に直結する字幕などの挿入データである。一方、第2重畳データは、例えばコマーシャルなどの放送可能な期間に幅がある、あるいは放送の有効期間が無いいつでも再生可能な挿入データである。また、送信装置は例えば放送局であり、原画像及び部分画像にそれぞれ第1及び第2重畳データを重畳して主画像及び第1副画像を生成し、ユーザ側の再生装置に送信する。再生装置は送信装置から受信した主画像及び第1副画像を再生するが、ユーザがすぐに視聴しない場合には一旦蓄積しておく。再生装置のユーザが視聴する時刻(以下、現在時刻という)が放送時刻と同程度である場合は、再生装置は主画像を再生する。一方、現在時刻が放送時刻と同程度で無い場合は、再生装置は主画像に第1副画像を重畳した画像(以下、第1重畳画像という)を再生する。つまり、主画像の第1重畳データが重畳された部分は第1副画像により覆われる。これにより、ユーザは放送時刻から時間が経過した陳腐な情報に煩わされることなく視聴を楽しむことができる。また、再生装置により第1重畳データと第2重畳データとの切替が自動的に行われるため、ユーザは視聴のための操作をすることなく現在時刻に応じた映像や音楽を視聴することができる。
本願第2発明は、第1発明において、前記副画像生成手段は、前記部分画像に第3重畳データを重畳して第2副画像をさらに生成し、前記送信データ生成手段は、前記主画像と前記第2副画像とをさらに対応づけるとともに、前記第1副画像と前記第1副画像を再生可能な期間を示す第1期限情報とを対応付け、前記第2副画像と前記第2副画像を再生可能な期間を示す第2期限情報とを対応付けて送信データを生成することを特徴とする送信装置を提供する。
送信装置は、主画像の他に期限情報付きの第1副画像及び第2副画像を含む送信データを生成する。再生装置は、現在時刻と主画像の放送時刻とを比較し、現在時刻が放送時刻と同じ場合は主画像を再生する。一方、現在時刻が放送時刻と異なる場合は、現在時刻と第1期限情報及び第2期限情報とを比較する。そして、再生装置は、現在時刻が第1期限情報が示す有効期間内であれば、主画像に第1副画像を重畳して再生する。一方、再生装置は、現在時刻が第2期限情報が示す有効期間内であれば、主画像に第2副画像を重畳した画像(以下、第2重畳画像)を再生する。このように、現在時刻に応じて画像を切り替えることができるため、ユーザは現在時刻に対応した画像の視聴を楽しむことができる。また、ユーザ自身は、画像を切り替えるための操作をすることなく現在時刻に応じた映像や音楽を視聴することができる。
本願第3発明は、第1発明において、前記送信データ生成手段は、前記主画像と前記部分画像とをさらに対応づけて送信データを生成することを特徴とする送信装置を提供する。
送信データには、主画像及びその放送時刻と、第1副画像及びその第1期限情報と、第2副画像及びその第2期限情報と、部分画像とが含まれている。例えば、再生装置による現在時刻が、放送時刻から時間が経過しており、かつ第1期限情報及び第2期限情報内でもない場合、再生装置は主画像に部分画像を重畳して再生する。部分画像は、第1重畳データとの重畳領域を原画像から切り抜いた画像であり、字幕などの重畳データが重畳されていない。よって、主画像に部分画像を重畳することで、ユーザは、放送時刻から時間が経過した陳腐な第1重畳データに煩わされること無く原画像を視聴することができる。
本願第4発明は、第1発明において、前記送信データ生成手段は、さらに前記第1副画像と前記原画像における前記部分画像の座標情報とを対応付けて送信データを生成することを特徴とする送信装置を提供する。
座標情報は原画像における部分画像の位置を示すものであり、この座標情報に基づいて主画像に第1副画像を重畳することで、主画像の第1重畳データを完全に隠すことができる。これにより、ユーザは放送時刻から時間が経過した陳腐な第1重畳データに煩わされることなく視聴を楽しむことができる。
本願第5発明は、第1発明において、前記送信データ生成手段は、前記主画像と前記第1副画像とが対応づけられるように、前記主画像及び前記第1副画像をそれぞれ構成するパケットにタイムスタンプ又はパケットIDを付加することを特徴とする送信装置を提供する。
例えば、主画像のタイムスタンプには主画像の放送時刻が記述されており、第1副画像のタイムスタンプには対応する主画像の放送時刻が記述されている。この場合、放送時刻により主画像及び第1副画像を対応づけることができる。なお、タイムスタンプを用いた主画像と第1副画像との対応付けは放送時刻に限られず、その他の時間情報を用いても良い。また、例えば主画像の各パケットにはパケットIDが付されており、第1副画像のパケットには対応する主画像のパケットIDが付されることで、主画像と第1副画像とを対応づける。このように主画像と関連する第1副画像とを対応づけることで、再生装置は互いに対応する主画像と第1副画像と正確に重畳させることができる。
本願第6発明は、第5発明において、前記タイムスタンプ又はパケットIDは、それぞれISO/IEC13818-1規格で定められるPTS(Presentation time stamp)、又はPID(Packet Identifier)であることを特徴とする送信装置を提供する。既存のISO/IEC13818-1規格によるPTS又はPIDを用いて、主画像と第1副画像とを対応づけることができる。
本願第7発明は、第1発明において、前記送信データ生成手段は、前記主画像に付随し任意のデータを記述可能な領域に、前記主画像に対応する第1副画像を記述することで送信データを生成することを特徴とする送信装置を提供する。送信装置は、主画像に付随する任意のデータを記述可能な領域に対応する第1副画像を記述して送信データを生成する。よって、再生装置は、主画像に付随する任意のデータを記述可能な領域に記述された第1副画像を主画像とともに再生することで、主画像に第1副画像を重畳することができる。
本願第8発明は、第7発明において、前記主画像に付随し任意のデータを記述可能な領域はISO/IEC13818-2規格のユーザデータ領域であり、前記送信データ生成手段は、前記第1副画像をISO/IEC13818-2規格で定められるユーザデータ形式に変換し、前記主画像に付随するユーザデータ領域にユーザデータ形式に変換された第1副画像を記述して送信データを生成することを特徴とする送信装置を提供する。既存のISO/IEC13818-2規格のユーザデータを用いて、主画像と第1副画像とを対応づけることができる。
本願第9発明は、第8発明において、前記ユーザデータ形式に変換された第1副画像は、対応する主画像のピクチャ単位のユーザデータ領域に配置されることを特徴とする送信装置を提供する。
主画像のピクチャ単位、つまり主画像のフレーム単位毎のユーザデータ領域に第1副画像が配置されるため、主画像と第1副画像との対応付けを確実に行うことができる。また、再生装置において主画像が選択されると、その主画像に対応する第1副画像も同時に取得することが可能となる。よって、主画像が編集される場合に、主画像と第1副画像とが別々に編集されるなどして第1副画像が損失してしまうのを防止することができる。
本願第10発明は、第1発明において、前記部分画像に第3重畳データが重畳された第2副画像が格納されたWWW(World wide web)上のアドレスを取得するアドレス取得手段をさらに含み、前記送信データ生成手段は、前記主画像と前記第2副画像のアドレスとをさらに対応づけるとともに、前記第1副画像と前記第1副画像を再生可能な第1期限情報とを対応付けて送信データを生成することを特徴とする送信装置を提供する。
第2副画像はWWW上に格納され、送信装置は第2副画像そのものではなく第2副画像が格納されたアドレスを再生装置に送信する。再生装置は、このアドレスにアクセスすることで第2副画像を取得することができる。そして、再生装置は、現在時刻と放送時刻との比較結果に基づいて主画像、第1重畳画像又は第2重畳画像を再生する。つまり、再生装置は、現在時刻が放送時刻と同じであれば主画像を出力し、現在時刻が第1期限情報内であれば第1重畳画像を出力し、現在時刻が放送時刻でも第1期限情報内でもない場合は主画像に第2副画像を重畳した画像を出力する。
本願第11発明は、原画像に第1重畳データを重畳して主画像を生成する主画像生成手段と、前記原画像から抽出された前記第1重畳データとの重畳領域に相当する部分画像と、第2重畳データとが重畳された第1副画像が格納されたWWW上のアドレスを取得するアドレス取得手段と、前記主画像と前記第1副画像のアドレスとを対応づけるとともに、前記主画像と前記主画像の放送時刻とを対応づけて送信データを生成する送信データ生成手段と、を含むことを特徴とする送信装置を提供する。
第1副画像はWWW上に格納され、送信装置は第1副画像そのものではなく第1副画像が格納されたアドレスを再生装置に送信する。再生装置は、このアドレスにアクセスすることで第1副画像を取得することができる。そして、再生装置は、本願第1発明と同様に現在時刻と放送時刻との比較結果に基づいて主画像又は第1重畳画像を再生する。
本願第12発明は、原画像に第1重畳データが重畳された主画像と、前記原画像から抽出され前記第1重畳データと重畳する部分の画像(以下、部分画像という)に第2重畳データが重畳された第1副画像とが対応づけられるとともに、前記主画像と前記主画像の放送時刻とが対応づけられて生成された送信データを再生する再生装置であって、現在時刻と前記主画像の放送時刻とを比較する比較手段と、前記比較手段での比較結果に基づいて、前記主画像または前記主画像に前記第1副画像を重畳した画像(以下、第1重畳画像という)を出力する出力手段と、を含むことを特徴とする再生装置を提供する。第1発明と同様の作用効果を奏する。
本願第13発明は、第12発明において、前記送信データは、前記主画像と、前記部分画像に第3重畳データが重畳された第2副画像とがさらに対応付けられ、前記第1副画像と前記第1副画像を再生可能な第1期限情報とが対応付けられ、かつ前記第2副画像と前記第2副画像を再生可能な第2期限情報とが対応付けられて生成されており、前記比較手段は、前記現在時刻と、前記放送時刻、前記第1期限情報及び前記第2期限情報とを比較し、前記出力手段は、前記比較手段での比較結果に基づいて、前記主画像、前記第1重畳画像、または前記主画像に前記第2副画像を重畳した画像(以下、第2重畳画像という)を出力することを特徴とする再生装置を提供する。第2発明と同様の作用効果を奏する。
本願第14発明は、第12発明において、前記送信データは、前記主画像と前記部分画像とがさらに対応付けられて生成されており、前記出力手段は、前記比較手段での比較結果に基づいて、前記主画像、前記第1重畳画像または前記主画像に前記部分画像を重畳した画像(以下、部分重畳画像という)を出力することを特徴とする再生装置を提供する。第3発明と同様の作用効果を奏する。
本願第15発明は、第12発明において、前記送信データは、前記第1副画像と前記原画像における前記部分画像の座標情報とが対応付けられて生成されていることを特徴とする再生装置を提供する。第4発明と同様の作用効果を奏する。
本願第16発明は、第12発明において、前記送信データは、前記主画像と前記第1副画像とが対応づけられるように、前記主画像及び前記第1副画像をそれぞれ構成するパケットにタイムスタンプ又はパケットIDを付加されていることを特徴とする再生装置を提供する。第5発明と同様の作用効果を奏する。
本願第17発明は、第16発明において、前記タイムスタンプ又はパケットIDは、それぞれISO/IEC13818-1規格で定められるPTS(Presentation time stamp)又はPID(Packet Identifier)であることを特徴とする再生装置を提供する。第6発明と同様の作用効果を奏する。
本願第18発明は、第12発明において、前記送信データは、前記主画像に付随し任意のデータを記述可能な領域に、前記主画像に対応する第1副画像が記述されていることを特徴とする再生装置を提供する。第7発明と同様の作用効果を奏する。
本願第19発明は、第18発明において、前記主画像に付随し任意のデータを記述可能な領域はISO/IEC13818-2規格のユーザデータ領域であり、前記送信データは、前記主画像に付随するユーザデータ領域に、ISO/IEC13818-2規格で定められるユーザデータ形式に変換された第1副画像が記述されて生成されていることを特徴とする再生装置を提供する。第8発明と同様の作用効果を奏する。
本願第20発明は、第19発明において、前記ユーザデータ形式に変換された第1副画像は、対応する主画像のピクチャ単位のユーザデータ領域に配置されることを特徴とする再生装置を提供する。第9発明と同様の作用効果を奏する。
本願第21発明は、第12発明において、前記送信データは、前記主画像と、前記部分画像に第3重畳データが重畳された第2副画像が格納されたWWW上のアドレスとが対応づけられるとともに、前記第1副画像と前記第1副画像を再生可能な第1期限情報とが対応付けられて生成されており、前記比較手段は、前記現在時刻と、前記放送時刻、前記第1期限情報及び前記第2期限情報とを比較し、前記比較手段での比較結果に基づいて、前記第2副画像のアドレスにアクセスして前記第1副画像を取得する画像取得手段をさらに含み、前記出力手段は、前記主画像、又は前記主画像に前記画像取得手段が取得した第1副画像を重畳した第1重畳画像を出力することを特徴とする再生装置を提供する。第10発明と同様の作用効果を奏する。
本願第22発明は、原画像に第1重畳データが重畳された主画像と、前記原画像から抽出され前記第1重畳データと重畳する部分の画像(以下、部分画像という)に第2重畳データが重畳された第1副画像が格納されたWWW上のアドレスとが対応づけられるとともに、前記主画像と前記主画像の放送時刻とが対応づけられて生成された送信データを再生する再生装置であって、現在時刻と前記主画像の放送時刻とを比較する比較手段と、前記比較手段での比較結果に基づいて、前記第1副画像のアドレスにアクセスして前記第1副画像を取得する画像取得手段と、前記比較手段での比較結果に基づいて、前記主画像、又は前記主画像に前記画像取得手段が取得した第1副画像を重畳した第1重畳画像を出力する出力手段と、を含むことを特徴とする再生装置を提供する。第11発明と同様の作用効果を奏する。
本願第23発明は、原画像に第1重畳データを重畳して主画像を生成する主画像生成ステップと、前記第1重畳データと重畳する部分の画像(以下、部分画像という)を前記原画像から抽出する抽出ステップと、前記部分画像に第2重畳データを重畳して第1副画像を生成する副画像生成ステップと、前記主画像と前記第1副画像とを対応づけるとともに、前記主画像と前記主画像の放送時刻とを対応づけて送信データを生成する送信データ生成ステップと、を含むことを特徴とする送信方法を提供する。第1発明と同様の作用効果を奏する。
本願第24発明は、原画像に第1重畳データが重畳された主画像と、前記原画像から抽出され前記第1重畳データと重畳する部分の画像(以下、部分画像という)に第2重畳データが重畳された第1副画像とが対応づけられるとともに、前記主画像と前記主画像の放送時刻とが対応づけられて生成された送信データを再生する再生方法であって、現在時刻と前記主画像の放送時刻とを比較する比較ステップと、前記比較ステップでの比較結果に基づいて、前記主画像または前記主画像に前記第1副画像を重畳した第1重畳画像を出力する出力ステップと、を含むことを特徴とする再生方法を提供する。第12発明と同様の作用効果を奏する。
本発明によれば、視聴者にとって操作性の良い、字幕隠蔽放送に係る送信装置、再生装置、それらの方法を提供することができる。
<発明の概要>
放送局などの送信装置は映像、音声などを含む送信データをユーザ側の再生装置に送信する。再生装置が送信データを再生することで、ユーザは番組を楽しむことができる。なお、再生装置は、ユーザがすぐに使用しない場合には送信データを一旦蓄積しておく。
図1は、本発明の送信装置が生成する送信データを示す説明図である。送信装置は、図1(a)に示すように、原画像に第1重畳データを重畳して主画像を生成する。ここで、原画像とは、字幕などの重畳データが重畳されていない画像をいう。また、第1重畳データとして、例えばニュース速報、選挙情報や地震情報や天気予報などの放送時刻に直結する字幕などの挿入データが挙げられる。また、送信装置は、図1(b)に示すように、原画像から第1重畳データに相当する部分画像を抽出し、第1重畳データとは異なる第2重畳データを部分画像に重畳して第1副画像を生成する。第2重畳データとしては、例えばコマーシャルなどの放送可能な期間に幅がある、あるいは放送の有効期間が無い挿入データが挙げられる。送信装置は、生成した主画像、主画像の放送時刻及び第1副画像を含む送信データを再生装置に送信する。このとき、送信装置は主画像と第1副画像とを対応付け、さらに主画像とその放送時刻とを対応づけて再生装置に送信する。ここでは、放送時刻が2005.6.10の19:00であるとする。
図2は再生装置により再生される再生データを示す説明図である。再生装置は、現在時刻を取得して現在時刻と放送時刻とを比較する。そして、その比較結果に基づいて主画像の再生又は主画像に第1副画像を重畳した画像(以下、第1重畳画像という)の再生を行う。具体的に、図2に示すように、再生装置は、まず現在時刻2005.6.10の19:10を取得して、放送時刻2005.6.10の19:00と比較する。再生装置は、現在時刻と放送時刻との差が少ないと判断すると、主画像を再生する。一方、例えば現在時刻が2005.6.12の15:00であり、現在時刻と放送時刻との差が大きいと判断すると、主画像に第1副画像を重畳して再生する。
なお、送信装置は、リアルタイムの視聴が要求される主画像の放送時刻とともに、主画像を再生可能な有効期間を送信データに含めて再生装置に送信するようにしても良い。あるいは、再生装置は、主画像の再生可能な有効期間についての情報を予め有するようにしても良い。よって、再生装置は、現在時刻がこの有効期間内にあるかどうかに基づいて、主画像を再生するかあるいは第1重畳画像を再生するかを判断する。
以上のように、現在時刻と放送時刻との比較結果に基づいて、主画像の第1重畳データが重畳された部分は第1副画像により覆われる。これにより、ユーザは放送時刻から時間が経過した陳腐な情報に煩わされることなく視聴を楽しむことができる。また、再生装置により第1重畳データと第2重畳データとの切替が自動的に行われるため、ユーザは現在時刻に応じた視聴のための操作をすることなく、現在時刻に応じた映像や音楽を視聴することができる。
<第1実施形態例>
第1実施形態例に係る字幕隠蔽放送システムは、図3に示す送信装置及び図5に示す再生装置を含む。
(1)送信装置の機能構成
図3は、本発明の送信装置の機能構成を示すブロック図である。主画像生成部21は、座標情報に基づいて、原画像に第1重畳データを重畳した主画像を生成する。座標情報は第1重畳データを重畳する原画像内の位置を示す情報であり、後述の部分画像の座標である。抽出部27は、座標情報に基づいて第1重畳データが重畳された部分の画像(以下、部分画像という)を原画像から抽出する。第1副画像生成部23は、抽出部27が抽出した部分画像に第2重畳データを重畳して第1副画像を生成する。同様に、第2副画像生成部25は、部分画像に第3重畳データを重畳して第2副画像を生成する。ここで、第1〜第3重畳データとは上述のように字幕などの挿入データであり、原画像に重畳されて各種情報をユーザに知らせる。
主画像符号化部29は、主画像の放送時刻及び主画像を対応付けて符号化し、多重化部37に出力する。主画像符号化部29は、例えば、MPEG2ビデオ規格(ISO/IEC13818−2)などに代表される高能率で画像を圧縮符号化する。部分画像符号化部31は、座標情報と部分画像とを対応付けて符号化し多重化部37に出力する。同様に、第1副画像符号化部33は、座標情報及び第1期限情報と第1副画像とを対応付けて符号化し多重化部37に出力する。また、第2副画像符号化部35は、座標情報及び第2期限情報と第2副画像とを対応付けて符号化し多重化部37に出力する。
ここで、第1期限情報とは、送信データを再生する再生装置において、第1副画像を再生可能な期間である。同様に、第2期限情報とは、再生装置において第2副画像を再生可能な期間である。例えば、第1副画像内の第2重畳データが期限付きの懸賞に関するデータであり、懸賞に応募可能な期間があるとする。この懸賞に応募可能な期間が第1期限情報に相当する。再生装置においてユーザが主画像を視聴しようとする時刻(以下、現在時刻という)が第1期限情報に示される有効期間内である場合は第1副画像の再生が可能となる。一方、現在時刻が第1期限情報に示される有効期間を過ぎている場合は、再生装置は第1副画像の再生を行わない。上記の有効期間や第1〜第3重畳データの内容は、放送時に送信装置側で設定するものとする。例えば、第1重畳データは「生中継」、第2重畳データは「今日の出来事」、第3重畳データは「今週の出来事」などからなる文字と設定し、第1期限情報は1分以上1日未満、第2期限情報は1日以上7日未満と設定する。
多重化部37は、主画像符号化部29から主画像の放送時刻及び主画像の符号化データを、部分画像符号化部31から座標情報及び部分画像の符号化データを、第1副画像符号化部33から座標情報、第1期限情報及び第1副画像の符号化データを、第2副画像符号化部35から座標情報、第2期限情報及び第2副画像の符号化データを受信する。そして、多重化部37はこれらの受信した符号化データをそれぞれ対応付けて多重化し、送信データを生成する。つまり、多重化部37は、部分画像、第1副画像及び第2副画像と主画像とを対応付け、また主画像とその放送時刻を対応づけ、第1副画像と第1期限情報及び座標情報とを対応付け、第2副画像と第2期限情報及び座標情報とを対応付けて多重化する。
なお、図3の破線部に示すように主画像の放送時刻及び座標情報が多重化部37に直接入力され、多重化部37は各符号化部からの出力、主画像の放送時刻及び座標情報を多重化して送信データを生成しても良い。
これらの情報の対応付けは、例えば、主画像、部分画像、第1副画像及び第2副画像をそれぞれ構成するパケットにタイムスタンプ又はパケットIDを付加することにより行う。具体的に、主画像のタイムスタンプには主画像の放送時刻を記述し、部分画像、第1副画像及び第2副画像のタイムスタンプには対応する主画像の放送時刻を記述する。これにより、放送時刻により主画像と部分画像、第1副画像及び第2副画像とを対応づけることができる。なお、主画像とその他の部分画像及び副画像とのタイムスタンプを用いた対応付けは放送時刻に限られず、その他の時間情報により行っても良い。また、例えば主画像の各パケットにはパケットIDを付し、部分画像、第1副画像及び第2副画像のパケットには対応する主画像のパケットIDを付すことにより、パケットIDにより主画像と部分画像、第1副画像及び第2副画像とを対応づけることができる。このように主画像と関連する第1副画像とを対応づけることで、再生装置は互いに対応する主画像と第1副画像と正確に重畳させることができる。
前述のタイムスタンプ又はパケットIDは、それぞれISO/IEC13818-1規格で定められるPTS(Presentation time stamp)又はPID(Packet Identifier)を用いることができる。多重化部37で生成される送信データが例えばMPEG2システム(ISO/IEC13818−1)で規定されるトランスポートストリームであり、送信データの各符号化ビット列がMPEG2システムで規定されるPESパケットの構成をとる場合、1ピクチャ毎にPTSが付与され、主画像と各画像との表示時間を同期させるが出来る。このように、既存のISO/IEC13818-1規格によるPTS又はPIDを用いて、主画像と第1副画像とを対応づけることができる。
(2)送信装置の処理の概要
図4は、送信装置の処理の概要を示す説明図である。主画像生成部21は、座標情報に基づいて、原画像に第1重畳データ「ABCD」を重畳して主画像を生成する。抽出部27は、座標情報に基づいて、第1重畳データ「ABCD」が重畳された部分の原画像を抽出する。さらに、第1副画像生成部23は、部分画像に第2重畳データ「あいう」を重畳して第1副画像を生成する。同様に、第2副画像生成部25は、部分画像に第3重畳データ「イロハ」を重畳して第2副画像を生成する。
次に、主画像符号化部29は、第1重畳データ「ABCD」が重畳された主画像を放送時刻と対応づけて符号化する。第1副画像符号化部33は、第2重畳データ「あいう」が重畳された第1副画像を、第1期限情報「●月○日」及び座標情報と対応づけて符号化する。同様に、第2副画像符号化部35は、第3重畳データ「イロハ」が重畳された第2副画像を第2期限情報「▲月△日」及び座標情報と対応づけて符号化する。多重化部37は、これらの符号化データを多重化して送信データとして出力する。
(3)再生装置の機能構成
図5は、本発明の再生装置の機能構成を示すブロック図である。記憶部41は、例えばハードディスクなどであり、送信装置からの送信データを受信すると、一時的に記憶又は再生が開始されるまで送信データを記憶する。分離部43は、記憶部41から送信データを受信すると、送信データを主画像及びその放送時刻と、部分画像及び座標情報と、第1副画像、座標情報及び第1期限情報と、第2副画像、座標情報及び第2期限情報とに分離して各復号化部に出力する。
主画像復号化部45は、主画像及びその放送時刻を受信して復号化し、主画像を画像合成部57に出力する。部分画像復号化部47は部分画像及び座標情報を復号化し、選択部55に出力する。第1副画像復号化部49は第1副画像、座標情報及び第1期限情報を復号化し、第1副画像及び座標情報を選択部55に出力し、第1期限情報を比較部53に出力する。第2副画像復号化部51は第2副画像、座標情報及び第2期限情報を復号化し、第2副画像及び座標情報を選択部55に出力し、第2期限情報を比較部53に出力する。
比較部53は、主画像復号化部45から放送時刻を取得し、第1副画像復号化部49から第1期限情報を取得し、第2副画像復号化部51から第2期限情報を取得するとともに、さらに再生装置のユーザが視聴する時刻(以下、現在時刻という)を取得する。そして、現在時刻と放送時刻、第1期限情報及び第2期限情報とを比較して、比較結果を選択部55に出力する。
選択部55は、比較部53から比較結果を受信して、比較結果に基づいて部分画像、第1副画像又は第2副画像のいずれかと座標情報とを画像合成部57に出力する。つまり、現在時刻が第1期限情報が示す有効期間内であれば第1副画像を画像合成部57に出力し、現在時刻が第2期限情報が示す有効期間内であれば第2副画像を画像合成部57に出力する。また、選択部55は、現在時刻と主画像の放送時刻とが同一ではなく、かつ現在時刻が第1期限情報及び第2期限情報内に無いときは、部分画像を画像合成部57に出力する。さらに、選択部55は、現在時刻と主画像の放送時刻とが同一の場合は、第1副画像、第2副画像又は部分画像のいずれの画像も画像合成部57に出力しない。
画像合成部57は、選択部55から部分画像、第1副画像又は第2副画像のいずれかと座標情報とを受信し、主画像復号化部45から主画像を受信する。画像合成部57は、現在時刻が放送時刻と同じ場合は主画像を再生する。一方、現在時刻が第1期限情報が示す有効期間内であれば、画像合成部57は主画像に第1副画像を重畳した画像(以下、第1重畳画像という)を合成して出力する。また、現在時刻が第2期限情報が示す有効期間内であれば主画像に第2副画像を重畳した画像(以下、第2重畳画像という)を合成して出力する。さらに、現在時刻が放送時刻でもなく、第1及び第2期限情報が示す有効期間内のどちらにも当てはまらない場合は、主画像に部分画像を重畳した画像(以下、部分重畳画像という)を合成して出力する。つまり、現在時刻と主画像の放送時刻とが異なる場合は、主画像の第1重畳データが重畳された部分は第1副画像、第2副画像又は部分画像により覆われた画像として出力される。
例えば、上述のように、第1重畳データは「生中継」、第2重畳データは「今日の出来事」、第3重畳データは「今週の出来事」であり、第1期限情報は1分以上1日未満、第2期限情報は1日以上7日未満とする。この場合、再生装置は、現在時刻が放送時刻である場合は「生中継」の文字を重畳した主画像を再生する。また、現在時刻が放送時刻から1分以上1日未満の間である場合は「今日の出来事」の文字を重畳した第1重畳画像を再生し、現在時刻が放送時刻から1日以上7日未満の間である場合は「今週の出来事」の文字を重畳した第2重畳画像を再生し、現在時刻がいずれにも当てはまらない場合は部分重畳画像を再生する。
なお、図3の破線部に示すように多重化部37において主画像の放送時刻及び座標情報を多重化して送信データを生成した場合には、分離部43は図5の破線部に示すように座標情報を及び放送時刻を各機能部に入力する。つまり、分離部43は、送信装置からの送信データを、主画像と、主画像の放送時刻と、部分画像と、第1副画像及び第1期限情報と、第2副画像及び第2期限情報と、座標情報とに分離して出力する。よって、比較部53は、分離部43から主画像の放送時刻を取得し、画像合成部57は分離部43から座標情報を取得する。
(4)作用効果
以上のように、送信装置は主画像とともに第1副画像及び第2副画像を含む送信データを生成する。そして、再生装置は、現在時刻と、主画像の放送時刻、第1副画像の第1期限情報及び第2副画像の第2期限情報との比較結果に基づいて、現在時刻に応じた画像を再生する。これにより、ユーザは放送時刻から時間が経過した陳腐な情報に煩わされることなく視聴を楽しむことができる。また、再生装置により第1重畳データと第2重畳データとの切替が自動的に行われるため、ユーザは視聴のための操作をすることなく現在時刻に応じた映像や音楽を視聴することができる。
(5)具体例
上記では、主画像、部分画像、第1副画像及び第2副画像は、別々の符号化器で符号化された後、多重化部37により多重化される。しかし、主画像に付随する領域であって、任意のデータを記述可能な領域に、部分画像、第1副画像及び第2副画像を記述して送信データを生成しても良い。つまり、主画像のビット列に含まれる任意の領域に、対応する部分画像、第1副画像及び第2副画像を埋め込む。以下では、主画像に付随する任意の領域としてISO/IEC13818-2規格のユーザデータ(user data)領域を例に挙げて説明する。以下では、主画像に対応する部分画像、第1副画像及び第2副画像をISO/IEC13818-2規格で定められるユーザデータ形式に変換し、主画像及びユーザデータ形式に変換された各画像をこのユーザデータ領域に埋め込む構成について具体的に説明する。
上述の通り、送信装置の多重化部37は、主画像の符号化データをエレメンタリストリームのuser data領域以外の部分に配置し、主画像の放送時刻と、座標情報及び部分画像と、座標情報、第1期限情報及び第1副画像と、座標情報、第2期限情報及び第2副画像とをエレメンタリストリームのuser data領域に挿入してエレメンタリストリームを生成する。そして、多重化部37は、生成したエレメンタリストリームをPES(Packetized Elementary Stream)の可変長のパケットに分割してヘッダを付してトランスポートストリームを生成する。
(5−1)各レイヤのuser data領域
特に、ISO/IEC13818-2規格では、MPEG2はシーケンスレイヤ(sequence layer)、GOPレイヤ(Group of Pictures)及びピクチャレイヤ(Picture Layer)を含む階層構造を有しており、各階層は任意のデータを記述可能なuser data領域を有している。図6は、SO/IEC13818-2(MPEG Video)のシンタックスを示す説明図である。シーケンスレイヤは、sequence_header、sequence_extension、extension_and_user_dataを含む関数により定義されている。sequence_header及びsequence_extensionは、シーケンスレイヤのヘッダ及び拡張データを定義し、extension_and_user_dataはシーケンスレイヤの拡張データ及びuser dataを定義する。また、GOPレイヤは、GOP_header、user_dataを含む関数により定義されている。GOP_headerはGOPレイヤのヘッダを定義し、user_dataはGOPレイヤのuser dataを定義する。また、ピクチャレイヤは、picture_header、picture_extension、extension_and_user_data、picture_dataを含む関数により定義されている。picture_header及びpicture_extensionはピクチャレイヤのヘッダ及び拡張データを定義し、extension_and_user_dataはピクチャレイヤの拡張データ及びuser dataを定義する。また、picture_dataは、スライスレイヤ及びマクロブロックレイヤを定義する関数である。つまり、各レイヤのextension_and_user_data及びuser_dataにより任意のデータを記述可能である。よって、送信装置の多重化部37は、extension_and_user_data及びuser_dataに、主画像以外の主画像の放送時刻と、座標情報及び部分画像と、座標情報、第1期限情報及び第1副画像と、座標情報、第2期限情報及び第2副画像とを記述する。再生装置は、extension_and_user_data及びuser_dataの記述に基づいて、主画像と部分画像、第1副画像又は第2副画像とを重畳して再生する。
図6に示すように、シーケンスレイヤのextension_and_user_data関数は必ずしも定義される必要はなく、sequence_extensionの次にGOP_headerへと進むことができる。また、GOPレイヤのGOP_header及びuser_dataもまた必ずしも定義される必要はなく、sequence_extensionの次にpicture_headerに進むことができる。同様に、ピクチャレイヤのextension_and_user_data関数は必ずしも定義される必要はなく、picture_extensionの次にpicture_dataへと進むことができる。図6に示す関数がすべて定義された場合には、sequence_header→sequence_extension→extension_and_user_data→GOP_header→user_data→picture_header→picture_extension→extension_and_user_data→picture_dataの順に進行する。
(5−2)シンタックス
次に、図6に示されるextension_and_user_data及びuser_dataについて、図7〜図11を用いて説明する。図7は、extension_and_user_dataを示す説明図である。例えば、extension_and_user_data(0)はシーケンスレイヤの関数であり、extension_and_user_data(1)はGOPレイヤの関数であり、extension_and_user_data(2)はピクチャレイヤの関数である。図7では、extension_and_user_data(i)は、iが1以外の場合はextension_and_user_dataによる定義は行わず、user_dataのみを記述する。つまり、GOPレイヤではuser_dataのみを記述する。
図8は、user_dataを示す説明図である。user_data_start_codeは、任意のデータを記述可能なuser data領域の開始を示す。そして、エレメンタリストリームのビット列中に”0000 0000 0000 0000 0000 0001”が現れるまでuser_dataが実行されることを示している。
図9は、user_dataの記述例(1)である。start_corner_horizontal及びstart_corner_verticalにより第1副画像、第2副画像又は部分画像が開始される始点を記述し、size_of_horizontal及びsize_of_verticalによりその画像の大きさを記述する。また、 “for ( i=0; i<size_of_horizontal * size_of_vertical; i++ ) [”の行で記述されるように、size_of_horizontalとsize_of_verticalとを掛け合わせたドット分だけループを回し、各ドットのGBRデータを記述して各画像を表す。図9に示すuser_dataにより、再生装置の画像合成部57は、主画像のstart_corner_horizontal、start_corner_vertical、size_of_horizontal及びsize_of_verticalで記述される座標に、GBRデータにより定義される第1副画像、第2副画像又は部分画像を重畳することができる。
図10は、user_dataの記述例(2)である。図10のuser_dataには、さらにISO/IEC13818-1で定義されているPTS(Presentation time stamp)を記述している。例えば、PTS[32..30]により「年」、PTS[29..15]により「日」、PTS[14..0]により「時分」を記述する。なお、marker bitはPTSのビットの区切りを示すものであり、例えば常に“1”で記述される。ここで、主画像の放送時刻を図10に示すようにPTSにより記述し、第1副画像、第2副画像及び部分画像それぞれについても対応する主画像と同じPTSを記述する。これにより、主画像の各ピクチャと第1副画像、第2副画像又は部分画像の各ピクチャとを対応づけることができる。よって、再生装置の画像合成部57は、主画像と対応する第1副画像、第2副画像及び部分画像とをピクチャ毎に重畳することができる。
図11は、user_dataの記述例(3)である。図9及び図10では主画像に重畳する1つの画像のみを記述したが、図11では主画像に重畳する複数の画像及びそれぞれの期限情報を記述する。“time_frame_1_start”から始まる記述によって主画像に重畳する第1副画像を記述し、“time_frame_2_start”から始まる記述によって主画像に重畳する第2副画像を記述する。また、例えば、“time_frame_1_start [23..0]”により第1副画像の再生が可能な期間を示す第1期限情報を記述する。例えば、“time_frame_1_start [23..11]”では「西暦年」を13bitで記述し、“time_frame_1_start [9..6]”では「月」を4bitで記述し、“time_frame_1_start [4..0]”では「日」を5bitで記述する。なお、“time_frame_1_start [10]”及び“time_frame_1_start [5]”は24ビットで記述される期限情報の区切りを示すものであり、例えば常に“1”で記述される。同様に、“time_frame_2_start [23..0]”により第2副画像の再生が可能な期間を示す第2期限情報を記述する。
現在時刻が“time_frame_1_start”と“time_frame_1_end”で記述された第1期限情報内にある場合、再生装置の選択部55は第1副画像を画像合成部57に出力する。一方、現在時刻が“time_frame_2_start”と“time_frame_2_end”で記述された第2期限情報内にある場合、選択部55は第2副画像を画像合成部57に出力する。また、PTSで記述された主画像の放送時刻と現在時刻とが同じでは無く、かつ現在時刻が第1期限情報及び第2期限情報内にも無い場合は、選択部55は期限情報を有さない部分画像を画像合成部57に出力する。さらに、PTSで記述された主画像の放送時刻と現在時刻とが同じ場合は、選択部55は第1副画像、第2副画像又は部分画像のいずれの画像も画像合成部57に出力しない。なお、画像合成部57は現在時刻にかかわらず主画像復号化部45からの主画像を受信している。よって、画像合成部57は、現在時刻に応じて主画像のみを再生、あるいは主画像と選択部55から出力される第1副画像、第2副画像又は部分画像とを重畳して再生する。
以上のように、送信装置は、ISO/IEC13818-2規格のユーザデータ(user data)領域に、主画像に対応する部分画像、第1副画像、第2副画像、主画像の放送時刻等を埋め込む。よって、主画像の各ピクチャ毎つまりフレームごとに、対応する情報が付加されたエレメンタリストリームを生成することができる。また、再生装置において主画像が選択されると、その主画像に対応する第1副画像も同時に取得することが可能となる。よって、主画像が編集される場合に、主画像と第1副画像とが別々に編集されるなどして第1副画像が損失してしまうのを防止することができる。
なお、上記の記述例は一例であり、上記記述には限定されない。
<第2実施形態例>
第1実施形態例では、副画像又は部分画像の符号化データを多重化して送信データを生成している。しかし、第2実施形態例では、送信装置は、副画像をWWW(World wide web)上のデータベースなどのデータ蓄積部65に蓄積しておき、蓄積先のアドレスを多重化して送信データを生成する。また、再生装置は、蓄積先のアドレスにアクセスして副画像を取得して画像を出力する。
以下に、第2実施形態例に係る字幕隠蔽放送システムについて説明する。第2実施形態例に係る字幕隠蔽放送システは、図12に示す送信装置及び図13に示す再生装置を含む。
(1)送信装置の機能構成
図12は、本発明の送信装置の機能構成を示すブロック図である。図12の送信装置の第2副画像符号化部35は、部分画像に第3重畳データが重畳された第2副画像を、第2期限情報及び座標情報とともに符号化した符号化データをネットワーク63を介してデータ蓄積部65に送信する。そして、アドレス取得部61は、第2副画像が蓄積されたアドレスをデータ蓄積部65から取得し、多重化部37に出力する。多重化部37は、主画像符号化部29から主画像の放送時刻及び主画像の符号化データを、部分画像符号化部31から座標情報及び部分画像の符号化データを、第1副画像符号化部33から座標情報、第1期限情報及び第1副画像の符号化データを、アドレス取得部61から第2副画像のアドレスを受信する。そして、多重化部37はこれらの受信したデータをそれぞれ対応付けて多重化し、送信データを生成する。その他の構成は、第1実施形態例と同様であるので以下に簡単に説明する。
抽出部27は、座標情報に基づいて部分画像を原画像から抽出する。第1副画像生成部23は、抽出部27が抽出した部分画像に第2重畳データを重畳して第1副画像を生成する。同様に、第2副画像生成部25は、部分画像に第3重畳データを重畳して第2副画像を生成する。主画像符号化部29は、主画像の放送時刻及び主画像を対応付けて符号化し、多重化部37に出力する。部分画像符号化部31は座標情報と部分画像とを対応付けて符号化する。第1副画像符号化部33は、座標情報及び第1期限情報と第1副画像とを対応付けて符号化する。第2副画像符号化部35は、座標情報及び第2期限情報と第2副画像とを対応付けて符号化する。
(2)再生装置の機能構成
図13は、本発明の再生装置の機能構成を示すブロック図である。図13の再生装置では、分離部43は、記憶部41に格納されている送信データを受信すると、送信データを主画像及びその放送時刻と、部分画像及び座標情報と、第1副画像、座標情報及び第1期限情報と、第2副画像のアドレスとに分離する。画像取得部71は、分離部43から第2副画像のアドレスを受信して、そのアドレスに基づいてデータ蓄積部65にアクセスする。そして、画像取得部71は、第2副画像、第2期限情報及び座標情報を取得し、まず第2期限情報を比較部53に出力する。
比較部53は、主画像復号化部45から放送時刻を取得し、第1副画像復号化部49から第1期限情報を取得し、画像取得部71から第2期限情報を取得するとともに、さらに再生装置のユーザが視聴する時刻(以下、現在時刻という)を取得する。そして、比較部53は、現在時刻と放送時刻、第1期限情報及び第2期限情報とを比較し、比較結果を選択部55及び画像取得部71に出力する。画像取得部71は、現在時刻が第2期限情報内にあるとの比較結果を受信すると、取得した第2副画像及び座標情報を選択部55に出力する。その他の構成は、第1実施形態例と同様であるので以下に簡単に説明する。
主画像復号化部45は主画像及びその放送時刻を受信して復号化し、部分画像復号化部47は部分画像及び座標情報を復号化し、第1副画像復号化部49は第1副画像、座標情報及び第1期限情報を復号化し、比較部53、選択部55及び画像合成部57に入力する。選択部55は、比較部53からの比較結果に基づいて部分画像、第1副画像又は第2副画像のいずれかと座標情報を画像合成部57に出力するか、あるいはいずれも出力しない。画像合成部57は、現在時刻に応じて、主画像、第1重畳画像、第2重畳画像又は部分重畳画像を出力する。
以上のような第2実施形態例の送信装置及び再生装置は、第1実施形態例と同様の作用効果を有する。
なお、副画像、部分画像等を全てWWW上のデータ蓄積部65に格納しておき、そのアドレスのみ多重化するようにしても良い。
<その他の実施形態例>
(1)
上記実施形態例では、主画像と副画像等との画像どうしの重畳を例に挙げて字幕隠蔽放送システムを説明している。しかし、画像の重畳だけではなく、主画像に付随する音声と副画像に付随する音声とを重畳するようにしても良い。例えば、原画像に重畳される第1重畳データが地震情報の字幕であり、原画像の音声に重畳される音声が地震情報を報知する警報音であるとする。よって、地震情報が重畳された主画像には、さらに警報音が重畳されている。そして、部分画像に重畳される第2重畳データがコマーシャルであり、部分画像に付加される音声がコマーシャルの開始を知らせる音であるとする。よって、部分画像にコマーシャルが重畳される第1副画像には、コマーシャルの開始音が重畳されている。再生装置は、このような主画像及び第1副画像を含む送信データを受信すると、まず上述と同様に、現在時刻と主画像の放送時刻又は第1副画像の第1期限情報とを比較する。そして、比較結果に基づいて、主画像を出力又は主画像に第1副画像を重畳して出力する。このとき、再生装置は、現在時刻が放送時刻と同じであれば主画像を出力し、地震情報ともに警報音を出力する。一方、現在時刻が第1期限情報内にある場合は、主画像に第1副画像を重畳し、かつ主画像の警報音にコマーシャルの開始音を重畳して出力する。よって、再生装置のユーザは、陳腐になった情報に関連する音にも煩わされることなく、放送を楽しむことができる。
副画像の音声については、例えばISO/IEC13818-3規格のアンシラリーデータ領域を用いることで、任意のデータを記述することが可能である。音声についても上記同様の構成で記述可能であるので詳細な説明は省略する。
(2)
前述した無線通信端末における無線通信方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blue−ray Disc)、半導体メモリを挙げることができる。
前記コンピュータプログラムは、前記記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク63等を経由して伝送されるものであってもよい。
本発明にかかる放送方式および受信方式は、字幕の自動隠蔽もしくは自動更新機能を有し、デジタルレコーダのような蓄積型放送受信装置における字幕表示の自動制御方式として有用で、電子広告の用途に応用できる。また本発明により放送者の意図した期間だけキャンペーン情報を表示させたい場合や、字幕によって表示していた連絡先電話番号が放送後に予期せず変更になったような場合でも視聴者になんら意識させることなく表示内容を最新内容に自動追従させることができる。
(a)本発明の主画像を示す説明図。(b)本発明の第1副画像を示す説明図。 再生装置により再生される再生データを示す説明図。 本発明の送信装置の機能構成を示すブロック図。 送信装置の処理の概要を示す説明図。 本発明の再生装置の機能構成を示すブロック図。 SO/IEC13818-2(MPEG Video)のシンタックスを示す説明図。 extension_and_user_dataを示す説明図。 user_dataを示す説明図。 user_dataの記述例(1)。 user_dataの記述例(2) user_dataの記述例(3) 本発明の送信装置の機能構成を示すブロック図。 本発明の再生装置の機能構成を示すブロック図。 前記特許文献1に記載された従来の文字隠蔽方法を示す説明図
符号の説明
21:主画像生成部
23:第1副画像生成部
25:第2副画像生成部
27:抽出部
29:主画像符号化部
31:部分画像符号化部
33:第1副画像符号化部
35:第2副画像符号化部
37:多重化部
41:記憶部
43:分離部
45:主画像復号化部
47:部分画像復号化部
49:第1画像復号化部
51:第2画像復号化部
53:比較部
55:選択部
57:画像合成部
61:アドレス取得部
65:データ蓄積部
71:画像取得部

Claims (24)

  1. 原画像に第1重畳データが重畳された主画像と、前記原画像から抽出され前記第1重畳データと重畳する部分の画像(以下、部分画像という)に第2重畳データが重畳された第1副画像とが対応づけられるとともに、前記主画像と前記主画像の放送時刻とが対応づけられて生成された送信データを再生する再生装置であって、
    現在時刻と前記主画像の放送時刻とを比較する比較手段と、
    前記比較手段での比較結果に基づいて、前記主画像または前記主画像に前記第1副画像を重畳した画像(以下、第1重畳画像という)を出力する出力手段と、
    を含むことを特徴とする、再生装置。
  2. 前記送信データは、前記主画像と、前記部分画像に第3重畳データが重畳された第2副画像とがさらに対応付けられ、前記第1副画像と前記第1副画像を再生可能な第1期限情報とが対応付けられ、かつ前記第2副画像と前記第2副画像を再生可能な第2期限情報とが対応付けられて生成されており、
    前記比較手段は、前記現在時刻と、前記放送時刻、前記第1期限情報及び前記第2期限情報とを比較し、
    前記出力手段は、前記比較手段での比較結果に基づいて、前記主画像、前記第1重畳画像、または前記主画像に前記第2副画像を重畳した画像(以下、第2重畳画像という)を出力することを特徴とする、請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記送信データは、前記主画像と前記部分画像とがさらに対応付けられて生成されており、
    前記出力手段は、前記比較手段での比較結果に基づいて、前記主画像、前記第1重畳画像または前記主画像に前記部分画像を重畳した画像(以下、部分重畳画像という)を出力することを特徴とする、請求項1に記載の再生装置。
  4. 前記送信データは、前記第1副画像と前記原画像における前記部分画像の座標情報とが対応付けられて生成されていることを特徴とする、請求項1に記載の再生装置。
  5. 前記送信データは、前記主画像と前記第1副画像とが対応づけられるように、前記主画像及び前記第1副画像をそれぞれ構成するパケットにタイムスタンプ又はパケットIDを付加されていることを特徴とする、請求項1に記載の再生装置。
  6. 前記タイムスタンプ又はパケットIDは、それぞれISO/IEC13818-1規格で定められるPTS(Presentation time stamp)又はPID(Packet Identifier)であることを特徴とする、請求項5に記載の再生装置。
  7. 前記送信データは、前記主画像に付随し任意のデータを記述可能な領域に、前記主画像に対応する第1副画像が記述されていることを特徴とする、請求項1に記載の再生装置。
  8. 前記主画像に付随し任意のデータを記述可能な領域はISO/IEC13818-2規格のユーザデータ領域であり、
    前記送信データは、前記主画像に付随するユーザデータ領域に、ISO/IEC13818-2規格で定められるユーザデータ形式に変換された第1副画像が記述されて生成されていることを特徴とする、請求項7記載の再生装置。
  9. 前記ユーザデータ形式に変換された第1副画像は、対応する主画像のピクチャ単位のユーザデータ領域に配置されることを特徴とする、請求項8記載の再生装置。
  10. 前記送信データは、前記主画像と、前記部分画像に第3重畳データが重畳された第2副画像が格納されたWWW上のアドレスとが対応づけられるとともに、前記第1副画像と前記第1副画像を再生可能な第1期限情報とが対応付けられて生成されており、
    前記比較手段は、前記現在時刻と、前記放送時刻、前記第1期限情報及び前記第2期限情報とを比較し、
    前記比較手段での比較結果に基づいて、前記第2副画像のアドレスにアクセスして前記第1副画像を取得する画像取得手段をさらに含み、
    前記出力手段は、前記主画像、又は前記主画像に前記画像取得手段が取得した第1副画像を重畳した第1重畳画像を出力することを特徴とする、請求項1記載の再生装置。
  11. 原画像に第1重畳データが重畳された主画像と、前記原画像から抽出され前記第1重畳データと重畳する部分の画像(以下、部分画像という)に第2重畳データが重畳された第1副画像が格納されたWWW上のアドレスとが対応づけられるとともに、前記主画像と前記主画像の放送時刻とが対応づけられて生成された送信データを再生する再生装置であって、
    現在時刻と前記主画像の放送時刻とを比較する比較手段と、
    前記比較手段での比較結果に基づいて、前記第1副画像のアドレスにアクセスして前記第1副画像を取得する画像取得手段と、
    前記比較手段での比較結果に基づいて、前記主画像、又は前記主画像に前記画像取得手段が取得した第1副画像を重畳した第1重畳画像を出力する出力手段と、
    を含むことを特徴とする、再生装置。
  12. 再生装置によって再生する送信データを前記再生装置に送信する送信装置であって
    原画像に第1重畳データを重畳して主画像を生成する主画像生成手段と、
    前記第1重畳データと重畳する部分の画像(以下、部分画像という)を前記原画像から抽出する抽出手段と、
    前記部分画像に第2重畳データを重畳して第1副画像を生成する副画像生成手段と、
    前記主画像と前記第1副画像とを対応づけるとともに、前記主画像と前記主画像の放送時刻とを対応づけて前記送信データを生成する送信データ生成手段と、
    を含み、
    前記再生装置は、
    現在時刻と前記主画像の放送時刻とを比較する比較手段と、
    前記比較手段での比較結果に基づいて、前記主画像または前記主画像に前記第1副画像を重畳した画像(以下、第1重畳画像という)を出力する出力手段と、を含む、
    ことを特徴とする、送信装置。
  13. 前記副画像生成手段は、前記部分画像に第3重畳データを重畳して第2副画像をさらに生成し、
    前記送信データ生成手段は、前記主画像と前記第2副画像とをさらに対応づけるとともに、前記第1副画像と前記第1副画像を再生可能な期間を示す第1期限情報とを対応付け、前記第2副画像と前記第2副画像を再生可能な期間を示す第2期限情報とを対応付けて送信データを生成することを特徴とする、請求項12に記載の送信装置。
  14. 前記送信データ生成手段は、前記主画像と前記部分画像とをさらに対応づけて送信データを生成することを特徴とする、請求項12に記載の送信装置。
  15. 前記送信データ生成手段は、さらに前記第1副画像と前記原画像における前記部分画像の座標情報とを対応付けて送信データを生成することを特徴とする、請求項12に記載の送信装置。
  16. 前記送信データ生成手段は、前記主画像と前記第1副画像とが対応づけられるように、前記主画像及び前記第1副画像をそれぞれ構成するパケットにタイムスタンプ又はパケットIDを付加することを特徴とする、請求項12に記載の送信装置。
  17. 前記タイムスタンプ又はパケットIDは、それぞれISO/IEC13818-1規格で定められるPTS(Presentation time stamp)、又はPID(Packet Identifier)であることを特徴とする、請求項16に記載の送信装置。
  18. 前記送信データ生成手段は、前記主画像に付随し任意のデータを記述可能な領域に、前記主画像に対応する第1副画像を記述することで送信データを生成することを特徴とする、請求項12に記載の送信装置。
  19. 前記主画像に付随し任意のデータを記述可能な領域はISO/IEC13818-2規格のユーザデータ領域であり、
    前記送信データ生成手段は、前記第1副画像をISO/IEC13818-2規格で定められるユーザデータ形式に変換し、前記主画像に付随するユーザデータ領域にユーザデータ形式に変換された第1副画像を記述して送信データを生成することを特徴とする、請求項18に記載の送信装置。
  20. 前記ユーザデータ形式に変換された第1副画像は、対応する主画像のピクチャ単位のユーザデータ領域に配置されることを特徴とする、請求項19記載の送信装置。
  21. 前記部分画像に第3重畳データが重畳された第2副画像が格納されたWWW(World wide web)上のアドレスを取得するアドレス取得手段をさらに含み、
    前記送信データ生成手段は、前記主画像と前記第2副画像のアドレスとをさらに対応づけるとともに、前記第1副画像と前記第1副画像を再生可能な第1期限情報とを対応付けて送信データを生成することを特徴とする、請求項12に記載の送信装置。
  22. 再生装置によって再生する送信データを前記再生装置に送信する送信装置であって、
    原画像に第1重畳データを重畳して主画像を生成する主画像生成手段と、
    前記原画像から抽出された前記第1重畳データとの重畳領域に相当する部分画像と、第2重畳データとが重畳された第1副画像が格納されたWWW上のアドレスを取得するアドレス取得手段と、
    前記主画像と前記第1副画像のアドレスとを対応づけるとともに、前記主画像と前記主画像の放送時刻とを対応づけて前記送信データを生成する送信データ生成手段と、
    を含み、
    前記再生装置は、
    現在時刻と前記主画像の放送時刻とを比較する比較手段と、
    前記比較手段での比較結果に基づいて、前記第1副画像のアドレスにアクセスして前記第1副画像を取得する画像取得手段と、
    前記比較手段での比較結果に基づいて、前記主画像、又は前記主画像に前記画像取得手段が取得した第1副画像を重畳した第1重畳画像を出力する出力手段と、
    を含む、
    ことを特徴とする送信装置。
  23. 原画像に第1重畳データが重畳された主画像と、前記原画像から抽出され前記第1重畳データと重畳する部分の画像(以下、部分画像という)に第2重畳データが重畳された第1副画像とが対応づけられるとともに、前記主画像と前記主画像の放送時刻とが対応づけられて生成された送信データを再生する再生方法であって、
    現在時刻と前記主画像の放送時刻とを比較する比較ステップと、
    前記比較ステップでの比較結果に基づいて、前記主画像または前記主画像に前記第1副画像を重畳した第1重畳画像を出力する出力ステップと、
    を含むことを特徴とする、再生方法。
  24. 所定の再生方法において再生する送信データを送信する送信方法であって、
    原画像に第1重畳データを重畳して主画像を生成する主画像生成ステップと、
    前記第1重畳データと重畳する部分の画像(以下、部分画像という)を前記原画像から抽出する抽出ステップと、
    前記部分画像に第2重畳データを重畳して第1副画像を生成する副画像生成ステップと、
    前記主画像と前記第1副画像とを対応づけるとともに、前記主画像と前記主画像の放送時刻とを対応づけて前記送信データを生成する送信データ生成ステップと、
    を含み、
    前記所定の再生方法は、
    現在時刻と前記主画像の放送時刻とを比較する比較ステップと、
    前記比較ステップでの比較結果に基づいて、前記主画像または前記主画像に前記第1副画像を重畳した第1重畳画像を出力する出力ステップと、
    を含む、
    ことを特徴とする送信方法。
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