JP4663175B2 - 盗難防止装置付き自転車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は盗難防止装置付き自転車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
既に本出願人は、特開平11−59521号公報に開示されている盗難防止機能を付与した自転車を提案している。
【0003】
この盗難防止装置付き自転車は、図9〜図11に示すように、サドル1を、乗ることができる略水平の供用姿勢と、その座面が前側ほど下方となるように大きく傾斜する駐車姿勢とにわたって、シートポスト2に対して回動自在に支持させ、施錠装置としてのシリンダー錠9でサドル1を駐車姿勢に施錠することでこの駐車姿勢をロックするように構成している。このように、前輪や後輪に錠前を単に施錠するのではなく、サドル1自体を乗れない姿勢にロックすることで、盗難を行おうとする者に対して、乗れないことを視覚的にも認識させて盗難を防止するようになっている。
【0004】
図12(a),(b)に示すように、サドル1はシートポスト2の上端部に、サドル支持基台51とサドル取付部材52とを介して取り付けられている。サドル取付部材52の前端部には、サドル支持基台51の前端部に組み込まれたシリンダー錠9が、このシリンダー錠9のケース部分を回転中心として回動自在な姿勢で取り付けられている。また、サドル支持基台51とサドル取付部材52との間に引張ばね8が掛け渡され、この引張ばね8は、サドル取付部材52を介して、サドル1が駐車姿勢となるように付勢している。
【0005】
サドル支持基台51の後端部には、枢支軸12で支持されて図12(b)の実線位置と仮想線位置とにわたって揺動自在のサドルロックレバー13が設けられている。このサドルロックレバー13はつる巻きばね14によって実線位置側に付勢されており、供用姿勢ではサドルロックレバー13が、図12(a)に示すように、サドル取付部材52の後端上部に設けた係止軸53に係合してサドル1を供用姿勢に維持している。この状態から、人が乗車していない状態で、サドルロックレバー13を引いて係止軸53から離脱させると、引張ばね8の付勢力でサドル1が駐車姿勢側に移動し、図12(b)に示すように、シリンダー錠9の施錠レバー9aが突出してサドル取付部材52の規制部52aに横から当接可能な状態となり、サドル1が駐車姿勢にロックされる。
【0006】
また、図10、図11、図13、図14に示すように、この自転車においては、立てた状態と跳ね上げた状態とに回動自在に支持されたスタンド本体21を、前記立てた状態にロックする機能を備えたスタンド装置20が設けられている。そして、サドル1が駐車姿勢側に回動されると、連結ワイヤとして機能するワイヤ16のインナーケーブル16aを介して、前記回動動作に連動して、スタンド装置20がロック状態に維持されるようになっている。インナーケーブル16aは、その上端が、サドル取付部材52に設けられたハンガー部54に係合されて連結され、その下端が、スタンド装置20に設けられた連結レバー24の前端に連結されている。ワイヤ16は、シートポスト2の内側と自転車フレームの立てパイプ31およびハンガーラグ32の内側を通して連結されている。
【0007】
スタンド装置20は、チェーンステー19に取り付けられたスタンドブラケット22と、スタンドブラケット22に支持軸23を中心に揺動自在に取り付けられた前記スタンド本体21と、スタンドブラケット22に支持軸27で取り付けられた前記連結レバー24と、上端が連結軸25で連結レバー24に連結されているとともに、スタンドブラケット22に形成された円弧状溝カム22aにガイドされながら上下動するスタンドロック部材26と、支持軸27とスタンド本体21との間に掛け渡された引張ばね28と、スタンドブラケット22とスタンドロック部材26との間に掛け渡された引張ばね29とを備えている。
【0008】
そして、図11、図13(b)に示すように、サドル1を駐車姿勢にして、インナーケーブル16aを引き上げて連結レバー24の前端を上に引き上げた状態では、連結レバー24がスタンドロック部材26を押し下げて、押し下げられたスタンドロック部材26がスタンド本体21の基端部背面に当接し、スタンド本体21は跳ね上げる方向への揺動ができない状態にロックされる。
【0009】
このような構成において、駐車しようとする際には、図9(a)、(b)に示すように、スタンド本体21を立てた状態で、利用者がサドルロックレバー13を引き上げて係止軸53から離脱させる。これにより、引張ばね8の付勢力でサドル1が駐車姿勢側に移動し、シリンダー錠9の施錠レバー9aが突出して、サドル1が駐車姿勢にロックされる。また、これと並行して、サドル取付部材52の回動によって前述のようにインナーケーブル16aが引き上げられるため、スタンド装置20のスタンド本体21が、スタンドロック部材26によるロック状態に自動的に切り換えられる。
【0010】
このように、この盗難防止装置付き自転車では、スタンド本体21を立てて、サドルロックレバー13を引き上げるだけの操作で、スタンド本体21のロックと、サドル1のロックとの2つの動作を能率よく行えるようになっている。
【0011】
なお、駐車姿勢から供用姿勢にする際には、図9の(c)に示すようにシリンダー錠9にキー9bを挿入して開錠し、サドル1を図9の(d)に示すように戻す。これによってスタンドロック部材26によるスタンド本体21のロックが解除され、この状態でスタンド本体21を図9の(e)に示すように上げることで供用姿勢とすることができる。また、図12における55は、サドル1が駐車姿勢となって、インナーケーブル16aがサドル支持基台51から上方まで引き上げられた際に、この引上部分が外部に露出して切断されることを防止するための防護カバーであり、サドル支持基台51に固着されている。
【0012】
また、図12に示すようなサドル回動支持機構に代えて、図15、図16に示すようなサドル回動支持機構を用いてもよい。
すなわち、シートポスト2の上端部に固着されるシートポストヘッド2aを上方ならびに前方に延設して、サドル1の支持基台となるサドル支持基台部61として構成するとともに、このサドル支持基台部61の前側寄り箇所に回転軸7を配設し、この回転軸7を中心として、サドル1が取り付けられるサドル取付部材62を回転自在に配設し、サドル取付部材62の前端部にシリンダー錠9を配設し、サドル1を駐車姿勢とした際にシリンダー錠9の施錠レバー9aが嵌合する凹部61aをサドル支持基台部61に形成する。また、サドル支持基台部61から前側上方に延びる係止部61bを形成し、この係止部61bにより、サドル取付部材62を介してサドル1を駐車姿勢側に付勢する引張ばね8の一端を係止する。また、サドル支持基台部61の中央下方に窪む窪み部61cから突出するインナーケーブル16aの上端部(上端部に固着されたケーブルエンド16c)を受ける逆L字形状のワイヤ受け金具63をサドル取付部材62に固着し、さらに、サドル支持基台部61に、インナーケーブル16aがサドル支持基台部61から上方に引き上げられた際に、この引き上げ部分が外部に露出して切断されることを防止するための防護カバー部61dを設け、サドル支持基台部61に揺動自在に取り付けたサドルロックレバー13が、サドル取付部材62の係止爪部62aに係合可能な構成とする。
【0013】
この構成においても、駐車しようとする際に、スタンド本体21を立てた状態で、図15において仮想線で示すように、利用者がサドルロックレバー13を引き上げて、係止爪部62aから離脱させることにより、図16に示すように、引張ばね8の付勢力でサドル1が駐車姿勢側に移動し、シリンダー錠9の施錠レバー9aが突出してサドル支持基台部61の凹部61aに嵌入し、サドル1が駐車姿勢にロックされる。また、これと並行して、サドル取付部材62の回動によってインナーケーブル16aが引き上げられて、スタンド装置20のスタンド本体21が、スタンドロック部材26によるロック状態に自動的に切り換えられる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
とろこで、図12や図15、図16に示すようなサドル回動支持機構では、前後方向に比較的大きな設置スペースを必要としている。これに対処する手法としては、例えばシリンダー錠9を回転軸7よりも後方に配置することが考えられるが、その他の別途手法としては、図15、図16において仮想線で示すように、回転軸7およびサドル取付部材52、62を、シートポスト2の軸心位置に接近させた配置として、サドル回動支持機構の前方への突出量を縮小してコンパクト化することが考えられる。
【0015】
しかしながら、サドル1の回転中心となる回転軸7やサドル取付部材52、62を、シートポスト2の軸心位置に接近させて、サドル回動支持機構の前方への突出量を縮小させると、サドル1を供用姿勢から駐車姿勢に回動させた際の、インナーケーブル16aの引き上げ軌跡にかかる回転半径rが小さくなるため、その引上量が減少し、その結果、スタンド装置20のロック動作が不確実になるおそれがある。
【0016】
本発明は上記課題を解決するもので、サドル回動支持機構を前後方向にコンパクト化することができながら、連結ワイヤによる連動のロック動作を確実に行うことができる盗難防止装置付き自転車を提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の盗難防止装置付き自転車は、サドルと、シートポスト側に固定されるサドル支持基台部と、前記サドルを支持するサドル取付部材と、サドル支持基台部とサドル取付部材とを、サドルが供用姿勢とシートポストに対してサドル座面が傾斜する駐車姿勢とに回動するように、回動自在に連結する回転軸と、サドル以外の箇所で自転車の走行を阻止する走行阻止手段と、走行阻止手段を走行阻止姿勢にロックする走行阻止ロック手段と、一端部が前記サドル支持基台部に設けた孔部を通して前記サドル取付部材側に連結され、他端部が走行阻止ロック手段側に連結され、サドルの回動動作を走行阻止ロック手段に伝達する連結ワイヤと、駐車姿勢時において、連結ワイヤのサドル支持基台部におけるサドル取付部材側に臨む孔部の引上開始点と連結ワイヤのサドル取付部材側の係止部との2点間の直線距離よりも前記連結ワイヤの引上げ部分が大きくなるように連結ワイヤを膨出させる引上距離拡大部とを備え、前記引上距離拡大部は、サドル支持基台部に形成した湾曲形状の膨出部であることを特徴とする。
【0018】
この構成によれば、サドル回動支持機構を前後方向にコンパクト化することができながら、連結ワイヤによる連動のロック動作を確実に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の盗難防止装置付き自転車は、サドルと、シートポスト側に固定されるサドル支持基台部と、前記サドルを支持するサドル取付部材と、サドル支持基台部とサドル取付部材とを、サドルが供用姿勢とシートポストに対してサドル座面が傾斜する駐車姿勢とに回動するように、回動自在に連結する回転軸と、サドル以外の箇所で自転車の走行を阻止する走行阻止手段と、走行阻止手段を走行阻止姿勢にロックする走行阻止ロック手段と、一端部が前記サドル支持基台部に設けた孔部を通して前記サドル取付部材側に連結され、他端部が走行阻止ロック手段側に連結され、サドルの回動動作を走行阻止ロック手段に伝達する連結ワイヤと、駐車姿勢時において、連結ワイヤのサドル支持基台部におけるサドル取付部材側に臨む孔部の引上開始点と連結ワイヤのサドル取付部材側の係止部との2点間の直線距離よりも前記連結ワイヤの引上げ部分が大きくなるように連結ワイヤを膨出させる引上距離拡大部とを備え、前記引上距離拡大部は、サドル支持基台部に形成した湾曲形状の膨出部であることを特徴とする。
【0020】
この構成によれば、サドルの回転中心となる回転軸をシートポストの軸心位置に接近させる配置として、サドルを回動支持する箇所を前後方向にコンパクト化することができながら、サドルの回動に伴う連結ワイヤの引上量を引上距離拡大部により拡大できるので、連結ワイヤによる連動のロック動作を確実に行うことができる。
【0022】
また、この構成によれば、引上距離拡大部を湾曲形状の膨出部で構成したので、サドルを駐車姿勢にした際に、膨出部に接している連結ワイヤの引上部分が湾曲形状となってほぼ均等な力で良好に受けられる。つまり、引上距離拡大部を、大きな屈曲角度で折れ曲がる形状とした場合には、この箇所で連結ワイヤが極度に屈曲して切断するおそれなどがあるが、このような不具合を防止できる。
【0023】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の盗難防止装置付き自転車において、サドル取付部材は、駐車姿勢時に連結ワイヤのサドル支持基台部からの引上部分を両側方から覆う両側面部と、両側面部の上辺をつなぐ上面部とを有し、上面部に連結ワイヤのサドル取付部材側係止部が設けられたことを特徴とする。
【0024】
この構成によれば、連結ワイヤのサドル支持基台部からの引上部分が、盗難を図ろうとする者などにより側方や上方から切断されるようなことを、サドル取付部材で防止することができる。また、サドル取付部材の上面部に連結ワイヤのサドル取付部材側係止部を設けたので、連結ワイヤの端部を容易に係止させることができる。つまり、連結ワイヤの端部を、奥まった位置に係止させる場合には、取付作業時に前記奥まった位置に手を入れなければならないなど、その取付作業に多くの手間がかかることがあるが、サドル取付部材側係止部がサドル取付部材の上面部に設けられているので、このようなことなく、連結ワイヤの端部を容易に係止させることができる。
【0025】
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の盗難防止装置付き自転車において、走行阻止手段として、立てた状態と跳ね上げた状態とに回動自在に支持されたスタンド本体と、スタンド本体を立てた状態にロックするロック位置とスタンド本体を揺動自在にする非ロック位置とスタンド本体を移動させるスタンドロック部材とが設けられ、連結ワイヤは、サドルが駐車姿勢に回動された際に、この回動動作をスタンドロック部材側に伝達して、スタンド本体を立てた状態にロックすることを特徴とする。
【0026】
この構成によれば、サドルの駐車姿勢への回動に連動して、スタンド本体が立った状態にロックされ、手間をかけることなく防盗性を向上させることができる。
【0027】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の盗難防止装置付き自転車において、連結ワイヤが、シートポストおよび立パイプ内を通されていることを特徴とする。
【0028】
この構成によれば、連結手段が、シートポストおよび立パイプ内を通されているので、連結ワイヤが外部から切断されることを防止できて、防盗性を向上させることができる。
【0029】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の盗難防止装置付き自転車において、サドルを駐車姿勢に保持する施錠装置と、施錠装置を組み付ける部材をサドル取付部材に固定し、前記施錠装置組付部材により、駐車姿勢時における連結ワイヤのサドル支持基台部からの引上部分を後方から覆うように構成したことを特徴とする。
【0030】
この構成によれば、連結ワイヤのサドル支持基台部からの引上部分が、盗難を図ろうとする者などにより後方から切断されることを、施錠装置組付部材で防止することができるとともに、連結ワイヤの引上部分を覆うための部品を別途に設けなくても済む。
【0031】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。本実施の形態にかかる盗難防止装置付き自転車が、従来の盗難防止装置付き自転車と異なる点はサドル下方箇所のサドル回動支持機構であるため、このサドル回動支持機構を重点的に説明する。なお、従来の盗難防止装置付き自転車と同様な機能の構成要素には同符号を付す。
【0032】
図1〜図4における、1はサドル、2はシートポスト、2aはシートポストヘッドで、シートポストヘッド2aの下部がシートポスト2の上端部内に挿し込まれている。シートポストヘッド2aの下部はシートポスト2に対して接着剤で接着されているとともに、シートポスト2を貫通してシートポストヘッド2a内にスプリングピン4が側方から挿入され、シートポスト2からシートポストヘッド2aが容易には取り外せないようになっている。
【0033】
シートポストヘッド2aの上部には、サドル1を取り付けたサドル取付部材5を回転可能に支持するサドル支持基台部6が、シートポスト2内に挿入された基部から上方ならびに前方に延設された形状で一体形成されている。サドル支持基台部6の前側寄り箇所に回転軸7が配設され、この回転軸7を中心としてサドル取付部材5が回転自在に取り付けられている。そして、サドル取付部材5に固定されたサドル1が、図1に示すように、略水平となった供用姿勢と、図2に示すように、サドル座面が前側ほど下方となるように大きく傾斜する駐車姿勢とにわたって回動できるよう構成されている。
【0034】
図3、図4に示すように、シートポストヘッド2a(サドル支持基台部6)には、その中央部を上下に貫通する上部貫通孔2cと下部貫通孔2dとが形成されており、これらの上部貫通孔2cおよび下部貫通孔2dを通して、スタンド装置20を連動させるワイヤ16が挿通されている。ここで、下部貫通孔2dには、連結ワイヤとしてのインナーケーブル16aだけでなく、アウターケーブル16bも通されているが、この下部貫通孔2dの上端部でアウターケーブル16bは上方への移動が規制され、上部貫通孔2cにはインナーケーブル16aのみが通されている。
【0035】
サドル取付部材5は、サドル支持基台部6を両側方から挟むように配置される一対の側面部5aと、これらの側面部5aの上辺をつなぐ上面部5bとを有している。そして、上面部5b後端より上方に延びる引掛用折曲片5cと、上面部5b前部の長孔5dを貫通して上方に突出するサドル支持基台部6の引掛用突起6aとにわたって、サドル1を駐車姿勢側に付勢する引張ばね8が掛け渡されている。また、サドル取付部材5の上面部5bにおける略中央箇所には、ワイヤ16のインナーケーブル16aの上端が係止されている。なお、16cは、インナーケーブル16aの上端に固着されている円柱形状のケーブルエンドであり、サドル取付部材5の上面部5bにおける前記ケーブルエンド16cを受ける箇所には、良好に受けるように、サドル取付部材側係止部としての円弧状凹部5eが形成されているとともに、この円弧状凹部5eには、インナーケーブル16aの上端を良好に通過させる挿通溝が形成されている。
【0036】
図6に示すように、サドル取付部材5の両側面部5aにおける後部上側箇所には、サドル1の固定用取付部1aが両側から挟む状態で取り付けられているとともに、図3、図4に示すように、サドル取付部材5の両側面部5a間後部には、施錠装置としてのシリンダー錠9と、このシリンダー錠9を保持する施錠装置組付部材としてのシリンダーホルダ10とが、2本の固定ピン11を介して固定されている。シリンダー錠9は、サドル取付部材5の両側面部5aに設けられた取付用角孔や滑り止め部などを有するサドル取付部5gの略下方位置に配置されており、シリンダーホルダ10は、シリンダー錠9を保持するだけでなく、図6にも示すように、シリンダー錠9の保持部分から上方へ略円弧形状に延設されて、サドル取付部材5のサドル取付部5g間部分を埋めて所定寸法に保持するスペーサとしても機能する。
【0037】
サドル支持基台部6の後部左寄り箇所には、枢支軸12で支持されて図4(b)の実線位置と仮想線位置とにわたって揺動自在のサドルロックレバー13が設けられている。このサドルロックレバー13はつる巻ばね14によって実線位置に付勢されており、供用姿勢ではサドルロックレバー13が、図3(a)に示すようにシリンダーホルダ10の下部前面に設けた係止凹部10aに係合してサドル1を供用姿勢に維持している。
【0038】
図5にも示すように、シリンダーホルダ10には、サドル支持基台部6の背面に形成された円弧形状の摺動凸面6bに沿って摺動する同じく円弧形状の摺動凹面10bが形成されている。また、シリンダー錠9に設けられている施錠レバー9aは、サドル1が駐車姿勢となった際には、図4(b)に示すように、この摺動凹面10bから、サドル支持基台部6の上面背面寄りに設けられた上端規制面6c上に向けて突出し、サドル取付部材5が下方に回動することを阻止する。そして、このように、サドル1が駐車姿勢である際には、図6に示すように、サドル支持基台部6から引き出されて上方に露出するインナーケーブル16aの上端部が、両側方からサドル取付部材5の両側面部5aにより覆われ、後方からシリンダーホルダ10によって覆われる。
【0039】
なお、図3、図4における6fは、駐車姿勢時に、サドル取付部材5の前端部に設けられた規制円弧面5fが当接して、サドル取付部材5の最大回動角度を規制するための規制当接面、6eは供用時にシリンダーホルダ10が着座する着座面である。着座面6eには、シリンダーホルダ10を良好に着座させるための、例えば、ゴム板などからなる弾性板30が貼り付けられている。
【0040】
また、供用姿勢時におけるサドル取付部材5の回転軸7からインナーケーブル16aの上端部(ケーブルエンド16cの係止部である円弧状凹部5e)までの距離、すなわち、回転軸7からインナーケーブル16aの係止箇所での回転半径R1が、図12や図15、図16に実線で示すようなものに比べて短くなるように構成して(図15、図16に仮想線で示すようなものと略同等となるようにして)、サドル支持基台部6の、シートポスト2軸心位置から前方へ突出する寸法を減少させ、サドル1の回動支持部を、前後方向に対してコンパクト化している。
【0041】
そして、インナーケーブル16aの上端部に臨むサドル支持基台部6の上部貫通孔2cが形成されている箇所の形状を、サドル1が駐車姿勢である際に、インナーケーブル16aの上端係止部であるケーブルエンド16cと、上部貫通孔2cの下端(インナーケーブル16aのサドル支持基台部6におけるサドル取付部材5側に臨む引上箇所始点)Pとの2点を直線状に結ぶ図4に仮想線で示すようなラインに沿った形状とせずに、引き上げたインナーケーブル16aの上端部を積極的に屈曲させるように斜め上方に膨出させてなる引上距離拡大部としての膨出部6dを設けた形状としている。ここで、膨出部6dはなだらかな湾曲形状とされている。
【0042】
上記構成において、駐車しようとする際に、図2に示すように、スタンド本体21を立てた状態で、利用者がサドルロックレバー13を引き上げることにより、引張ばね8の付勢力でサドル1が、サドル取付部材5が回動することにより駐車姿勢側に回動し、シリンダー錠9の施錠レバー9aがサドル支持基台部6の上端規制面6c上に突出し、サドル1が駐車姿勢にロックされる。また、これと並行して、サドル取付部材5の回動によってインナーケーブル16aが引き上げられるため、スタンド装置20のスタンド本体21が支持軸23を中心に揺動し、スタンドロック部材26がスタンド本体21を立てた状態にロックするロック位置に移動することによりロック状態に自動的に切り換えられる。
【0043】
この場合に、インナーケーブル16aの上端部に臨むサドル支持基台部6の上部貫通孔2cが形成されている箇所の形状を、サドル1が駐車姿勢である際に、上部貫通孔2cの下端Pと、インナーケーブル16aの上端部のケーブルエンド16cを受けるサドル取付部材5の円弧状凹部5eとの2点を直線状に結ぶような図4(b)において仮想線で示すような形状とせずに、突出したインナーケーブル16aの上端部を積極的に屈曲させるように斜め上方に膨出させてなる膨出部6dを設けた形状としている。この結果、サドル1を供用姿勢から駐車姿勢に回動させた際でも、サドル支持基台部6の膨出部6dにてインナーケーブル16aが仮想線より膨出するように屈曲し、下端Pとケーブルエンド16cとの2点間の直線距離よりもインナーケーブル16aの引上部分が大きくなっているため、この屈曲距離だけインナーケーブル16aの移動ストロークが大きくなって、スタンド装置20におけるスタンドロック部材26のロックを確実に行うことができる。ここで、引上部分とは、インナーケーブル16aのうち下端Pとケーブルエンド16cとの間の部分である。
【0044】
さらに、この膨出部6dを湾曲形状とすることで、サドル1が駐車姿勢である際に、膨出部6d全体でインナーケーブル16aの上端部をほぼ均等な力で受けることができ、インナーケーブル16aの一部の屈曲部に力が作用して損傷したり切断したりすることが防止されるため、信頼性が向上する。
【0045】
また、駐車姿勢から供用姿勢にする際には、シリンダー錠9にキー(図示せず)を挿入して開錠し、サドル1を供用姿勢に戻すことによって、サドルロックレバー13がシリンダーホルダ10の係止凹部10aに係合し、サドル1が供用姿勢に保持されるとともに、スタンドロック部材26が、スタンド本体21を揺動自在にする非ロック位置に移動することにより、スタンド本体21のロックが解除される。この状態でスタンド本体21を上げることで供用姿勢とすることができる。
【0046】
また、サドル1を、その座面が前側ほど下方となるように大きく傾斜する駐車姿勢とした際には、インナーケーブル16aにおけるサドル支持基台部6から引き上げられて上方に突出した部分は、図4(b)、図6に示すように、サドル取付部材5により両側方ならびに上方から覆われるとともに、サドル取付部材5に伴って引き上げられたシリンダーホルダ10によって後方からも覆われるので、インナーケーブル16aの引上部分が外部に露出して、盗難を行おうとする者などによって切断されることを防止できて、防盗性が良好に保たれる。そして、シリンダー錠9を保持するシリンダーホルダ10が保護カバーとしても兼用されているため、従来のように別途に保護カバーを設ける場合と比べて、部品点数も削減できて製造コストの上昇が抑えられる。しかも、この実施の形態においては、シリンダーホルダ10が、サドル取付部材5のサドル取付部5g間の隙間を埋めるようなスペーサとしても機能しているため、これによっても、別途にスペーサを設けなくても済んで、さらに部品点数の削減を図れる。また、シリンダーホルダ10はシリンダー錠9の保持機能と、サドル取付部5g間の隙間を埋めるスペーサ機能とを有するために、剛性の高い金属などが採用されるが、これによって、インナーケーブル16aの引上部分に対する保護カバーとしても十分な剛性を有して良好な信頼性を得ることができる。
【0047】
さらに、サドル取付部材5の上面部5bにインナーケーブル16aの上端のケーブルエンド16cを係止する円弧状凹部5eを設けたので、製造組み付け時に、インナーケーブル16a上端を容易に係止させることができる。つまり、インナーケーブル16aの上端を、図16に示すような奥まった位置に係止させる場合には、インナーケーブル16aの取付作業時に前記奥まった位置に手を入れなければならないなど、その取付作業に多くの手間がかかることがあるが、この実施の形態においては、円弧状凹部5eがサドル取付部材5の上面部5bに設けられているので、このようなことなく、インナーケーブル16aの上端を容易に係止させることができる。
【0048】
また、シリンダー錠9を回転軸7よりも後方に組み込むことで、図15、図16に示すような従来のサドル回動支持部構造のようにシリンダー錠9の配設箇所が前側に大きく突出するということが防止できるとともに、シリンダー錠9をサドル取付部5gの略下方位置に配置しているため、シリンダー錠9をサドル取付部5gよりも後方に配置した場合に比べて後側に大きく突出することもなくなり、この結果、サドル1下方の回動支持部分をさらにコンパクト化することができて、前後方向に比較的小さなスペースでも配置できる。
【0049】
また、シリンダー錠9にキーを挿入するに際して、多くの自転車が停められている駐輪場から自転車を引き出そうとする場合などには、自転車同士が近接して置かれているため、引き出そうとする自分の自転車に対して、斜め後方からしか近づけない場合があり、図12や図15、図16に示した盗難装置付き自転車においては斜め後方から見下ろした場合に、図17に示すように、施錠装置としてのシリンダー錠9が、サドル1やシートポスト2により隠れてしまって操作し難いことがあるが、この盗難装置付き自転車においては、施錠装置としてのシリンダー錠9が、サドル1の回動中心位置である回転軸7や、シートポスト2の軸心位置との何れの位置よりも後方に組み込まれているので、図7に示すように、サドル1やシートポスト2によってシリンダー錠9のキーの挿入口が隠れたりすることがなく、斜め後方の高い位置からでもシリンダー錠9のキーの挿入口が良好に見え、この結果、開錠操作を容易かつ良好に行うことができる。
【0050】
なお、上記実施の形態においては、サドル支持基台部6に一体形成した湾曲形状の膨出部6dにより引上距離拡大部を構成した場合を述べ、この場合には、部品点数の増加なども招かないため、製造コストの増加を最小限に抑えることができる。しかし、これに限るものではなく、引上距離拡大部は、少なくともサドル1を供用姿勢から駐車姿勢に回動させる際に、インナーケーブル16aが移動する方向と逆方向に凸部を有する形状であればよい。したがって、膨出部6dを設ける代わりに、膨出部6dに対応する箇所に、インナーケーブル16aの引上距離を拡大するローラなどを取り付けてもよい。
【0051】
なお、上記実施の形態においては、サドル1の回動動作に連動してスタンド装置20のスタンド本体21がロックされる場合を述べたが、これに限るものではなく、例えば、図8に示すように、通常のブレーキ操作だけでなく、上記したサドル1の駐車姿勢への回動動作によるインナーケーブル16aの移動により、阻止手段としての後輪ブレーキ用アーム18を介して後輪17にブレーキが作用するようにしてもよく、さらには、前輪にブレーキが作用するよう構成したり、ハンドルを所定位置にロックして操舵できないようにしたりしてもよい。
【0052】
なお、上記実施の形態においては、一般の自転車に適用した場合について述べたが、電動自転車にも適用可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、駐車姿勢時において、連結ワイヤが、連結ワイヤのサドル取付部材側の係止部と連結ワイヤのサドル支持基台部におけるサドル取付部材側に臨む引上箇所始点との2点を直線状に結ぶラインよりも膨出するように屈曲させて、サドルの回動に伴う連結ワイヤの引上部分を案内しながらこの引上部分の距離を前記係止部と前記引上箇所始点との間の最短直線距離より大きくさせる引上距離拡大部を備えたので、サドルの回転中心となる回転軸をシートポストの軸心位置に接近させる配置として、サドルを回動支持する箇所を前後方向にコンパクト化することができながら、サドルの回動に伴う連結ワイヤの引上量を前記引上距離拡大部により拡大できて、連結ワイヤによる連動のロック動作を確実に行うことができ、信頼性が向上する。また、サドルの回動角度を小さくしても、回動半径を同一とした場合には、十分なワイヤ引上量を確保できる。
【0054】
また、引上距離拡大部を湾曲形状の膨出部で構成することで、サドルを駐車姿勢にした際に連結ワイヤの引上部分を良好に受けることができて、連結ワイヤが切断するような不具合を防止でき、これによっても信頼性が向上する。また、膨出部をサドル支持基台部に一体形成することにより、部品点数の増加も生じないので、製造コストも最小限に抑えられる。
【0055】
また、サドル取付部材として、駐車姿勢時に連結ワイヤのサドル支持基台部からの引上部分を両側方から覆う両側面部と、これらの上辺をつなぐ上面部とを設けることで、連結ワイヤのサドル支持基台部からの引上部分が、盗難を図ろうとする者などにより側方や上方から切断されるようなことを、サドル取付部材で防止することができ、さらに、サドル取付部材の上面部に連結ワイヤのサドル取付部材側係止部を設けることで、連結ワイヤの端部を容易に係止させることができ、作業性が向上する。
【0056】
さらに、施錠装置組付部材により、駐車姿勢時における連結ワイヤのサドル支持基台部からの引上部分を後方から覆うように構成することで、連結ワイヤの引上部分が後方から切断されることを防止することができるとともに、連結ワイヤの引上部分を覆うための部品を別途に設けなくても済み、部品点数を削減できて製造コストの上昇が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る盗難防止装置付き自転車の部分切欠側面図で、供用状態を示す。
【図2】同盗難防止装置付き自転車の部分切欠側面図で、駐車状態を示す。
【図3】(a)および(b)は同盗難防止装置付き自転車のサドル回動支持部の部分切欠側面図および側面断面図で、供用状態を示す。
【図4】(a)および(b)は同盗難防止装置付き自転車のサドル回動支持部の部分切欠側面図および側面断面図で、駐車状態を示す。
【図5】同盗難防止装置付き自転車におけるサドル回動支持部のシリンダーホルダの斜視図である。
【図6】同盗難防止装置付き自転車のサドル回動支持部の斜視図である。
【図7】同盗難防止装置付き自転車のサドル回動支持部の斜視図で、斜め後方より、人の目の高さから見た状態を示す。
【図8】本発明の他の実施の形態に係る盗難防止装置付き自転車の部分切欠側面図である。
【図9】(a)〜(e)はそれぞれ盗難防止装置付き自転車の使用状態を説明するための概略側面図である。
【図10】従来の盗難防止装置付き自転車の部分切欠側面図で、供用状態を示す。
【図11】従来の盗難防止装置付き自転車の部分切欠側面図で、駐車状態を示す。
【図12】(a)および(b)は同従来の盗難防止装置付き自転車における供用状態および駐車状態のサドル回動支持部の側面断面図である。
【図13】(a)および(b)は盗難防止装置付き自転車におけるスタンド装置の供用状態および駐車状態の部分切欠要部側面図である。
【図14】盗難防止装置付き自転車におけるスタンド装置の要部斜視図である。
【図15】従来の盗難防止装置付き自転車のサドル回動支持部の斜視図で、供用状態を示す。
【図16】同従来の盗難防止装置付き自転車のサドル回動支持部の斜視図で、駐車状態を示す。
【図17】同盗難防止装置付き自転車のサドル回動支持部の斜視図で、斜め後方より、人の目の高さから見た状態を示す。
【符号の説明】
1 サドル
2 シートポスト
2a シートポストヘッド
5 サドル取付部材
6 サドル支持基台部
6d 膨出部(引上距離拡大部)
7 回転軸
9 シリンダー錠(施錠装置)
10 シリンダーホルダ(施錠装置組付部材)
13 サドルロックレバー
16 ワイヤ
16a インナーケーブル(連結ワイヤ)
20 スタンド装置
21 スタンド本体(走行阻止手段)
26 スタンドロック部材(走行阻止手段)
31 立てパイプ
Claims (5)
- サドルと、
シートポスト側に固定されるサドル支持基台部と、
前記サドルを支持するサドル取付部材と、
サドル支持基台部とサドル取付部材とを、サドルが供用姿勢とシートポストに対してサドル座面が傾斜する駐車姿勢とに回動するように、回動自在に連結する回転軸と、
サドル以外の箇所で自転車の走行を阻止する走行阻止手段と、
走行阻止手段を走行阻止姿勢にロックする走行阻止ロック手段と、
一端部が前記サドル支持基台部に設けた孔部を通して前記サドル取付部材側に連結され、他端部が走行阻止ロック手段側に連結され、サドルの回動動作を走行阻止ロック手段に伝達する連結ワイヤと、
駐車姿勢時において、連結ワイヤのサドル支持基台部におけるサドル取付部材側に臨む孔部の引上開始点と連結ワイヤのサドル取付部材側の係止部との2点間の直線距離よりも前記連結ワイヤの引上げ部分が大きくなるように連結ワイヤを膨出させる引上距離拡大部と
を備え、
前記引上距離拡大部は、サドル支持基台部に形成した湾曲形状の膨出部である
ことを特徴とする盗難防止装置付き自転車。 - サドル取付部材は、駐車姿勢時に連結ワイヤのサドル支持基台部からの引上部分を両側方から覆う両側面部と、両側面部の上辺をつなぐ上面部とを有し、上面部に連結ワイヤのサドル取付部材側係止部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の盗難防止装置付き自転車。
- 走行阻止手段として、立てた状態と跳ね上げた状態とに回動自在に支持されたスタンド本体と、スタンド本体を立てた状態にロックするロック位置とスタンド本体を揺動自在にする非ロック位置とスタンド本体を移動させるスタンドロック部材とが設けられ、
連結ワイヤは、サドルが駐車姿勢に回動された際に、この回動動作をスタンドロック部材側に伝達して、スタンド本体を立てた状態にロックする
ことを特徴とする請求項1または2に記載の盗難防止装置付き自転車。 - 連結ワイヤが、シートポストおよび立パイプ内を通されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の盗難防止装置付き自転車。
- サドルを駐車姿勢に保持する施錠装置と、施錠装置を組み付ける部材をサドル取付部材に固定し、前記施錠装置組付部材により、駐車姿勢時における連結ワイヤのサドル支持基台部からの引上部分を後方から覆うように構成したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の盗難防止装置付き自転車。
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