JP4661976B2 - 燃料供給ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、燃料を加圧して吐出する燃料供給ポンプに関する。
従来の燃料供給ポンプ100では、図8に示すように、プランジャ101とシリンダボディ102とを有して燃料の加圧室103を形成するポンプエレメント104と、上流側の燃料流路105と加圧室103との間の燃料の流出入を断続する弁装置106とを備え、プランジャ101の図示上下方向(軸方向)への上下動に応じて弁装置の動作状態が制御されて、加圧室103の燃料圧の増圧および減圧を行うものが公知となっている。
この燃料供給ポンプ100によれば、弁装置106は、例えば、ソレノイドコイル(図示せず)を有する電磁弁装置であり、弁ボディ108により弁室109を形成するとともに、アーマチャ110と一体に設けられた弁体111を軸方向に上下動可能となるように弁室109に収容している。ここで、加圧室103と弁室109とは、後記するストッパ部材112により区画されるとともに、ストッパ部材112に設けられた連通路113により連通している。
そして、ソレノイドコイルへの通電によりアーマチャ110が図示上方に磁気吸引されて移動すると、弁体111も上方に移動して弁ボディ108に着座し、加圧室103および弁室109を上流側の燃料流路105に対して閉鎖する。
なお、アーマチャ110は、所定の付勢手段(図示せず)により、常時下方に付勢されている。また、加圧室103の下流側の燃料流路114のさらに下流側には逆止弁(図示せず)が配され、この逆止弁は、加圧室103の燃料圧が所定の圧力(開弁圧)を超えると開弁する。また、プランジャ101は、所定のカム(図示せず)の回転に応じて上下動する。
また、シリンダボディ102と弁ボディ108との間には、前記したストッパ部材112が配されている。ストッパ部材112は、連通路113により加圧室103と弁室109とを連通させるとともに、弁体111の下方への移動を規制するものである。
そして、ストッパ部材112は、上面116により弁ボディ108の弁室開口面117に圧接して弁室109の液密性を維持しており、下面118によりシリンダボディ102の加圧室開口面119に圧接して加圧室103の液密性を維持している。また、上面116と弁室開口面117との圧接、および下面118と加圧室開口面119との圧接は、弁装置106をシリンダボディ102にネジ締結することにより生じる締結軸力により実現している。
このような構成により、燃料供給ポンプ100によれば、プランジャ101の上昇時にソレノイドコイルへの通電を実行することで、上流側の燃料流路105が加圧室103に対して閉鎖され、加圧室103の燃料圧が増圧される。そして、加圧室103の燃料圧が逆止弁の開弁圧を超えると、加圧室103から、増圧された燃料が吐出される。
また、ソレノイドコイルへの通電停止後、プランジャ101が上昇から下降に転じることで、上流側の燃料流路105が加圧室103に対して開放され、上流側の燃料流路105から加圧室103に燃料が吸入される。
そして、ソレノイドコイルへの通電開始時期等を可変することで加圧室103からの吐出量が操作される。
ところで、燃料供給ポンプ100によれば、上面116と弁室開口面117とは締結軸力により圧接するが、弁室109の燃料圧は、締結軸力による圧接を弱める方向に作用する。このため、弁室109の燃料圧の増圧、減圧の繰り返しにより上面116と弁室開口面117との間には図示左右方向(径方向)に相対的な滑りが繰り返し発生する。
すなわち、弁室開口面117を有する弁ボディ108の下端部は、弁室109の燃料圧が減圧されているときには、締結軸力により強力にストッパ部材112に押し付けられて外周側に微小に弾性変形している。そして、弁室109の燃料圧が増圧されると締結軸力による圧接が弱まり、弁ボディ108の下端部は内周側に復元する。
この結果、弁室109の燃料圧の増圧、減圧の繰り返しにより、上面116と弁室開口面117との間に径方向に相対的な滑りが繰り返し発生するのである。そして、このような径方向の滑りは、加圧室103の燃料圧の増圧、減圧の繰り返しにより下面118と加圧室開口面119との間にも同様に発生する。
このため、上面116と弁室開口面117との間、および下面118と加圧室開口面119との間にフレッティング磨耗が進行する虞があり、このようなフレッティング磨耗を抑制するため、種々の対策が考えられている(例えば、特許文献1、2参照)。
すなわち、特許文献1および特許文献2には、上面116と弁室開口面117との圧接面積を拡大することで、締結軸力による弁ボディ108の下端部の弾性変形を抑制する技術が開示されている。また、特許文献2には、ストッパ部材112を弁ボディ108やシリンダボディ102に圧入することでストッパ部材112の自由度を制限する技術や、ストッパ部材112を逆凹字状に設け、逆凹字状のストッパ部材112を加圧室103の開口近傍のシリンダボディ102に圧入して、加圧室103の開口近傍のシリンダボディ102の自由度を制限する技術が開示されている。
しかし、圧接面積を拡大しても、締結軸力による弾性変形は完全になくなるものではなく、径方向の滑り量は減るものの、滑りは不可避的に発生してしまう。また、締結軸力に起因する滑りが減るとしても、弾性変形量の差に起因する滑りが顕著になる。すなわち、弁ボディ108の下端部および加圧室103の開口近傍のシリンダボディ102と、ストッパ部材112とは、燃料流動部の径差が大きいため、燃料圧による径方向への弾性変形量に顕著な差が生じる。
つまり、ストッパ部材112の燃料流動部は連通路113であり、ストッパ部材112の燃料流動部の径は連通路113の通路径である。また、弁ボディ108の下端部および加圧室103の開口近傍のシリンダボディ102の燃料流動部は、それぞれ、弁室109および加圧室103であり、弁ボディ108の下端部および加圧室103の開口近傍のシリンダボディ102の燃料流動部の径は、それぞれ、弁室109および加圧室103の開口径である。
そして、連通路113の通路径は、弁室109や加圧室103の開口径に比べて大幅に小径である。このため、弁室109、加圧室103および連通路113の燃料圧の増圧、減圧に伴う径方向の弾性変形量は、弁ボディ108の下端部および加圧室103の開口近傍のシリンダボディ102の方がストッパ部材112よりも大きくなり、この弾性変形量の差に起因する滑りが顕著になってしまう。
また、圧入により各部の自由度を制限する場合、弁ボディ108、シリンダボディ102およびストッパ部材112は、熱処理により表面が硬化しているため、圧入に伴って引張応力が蓄積する部位が生じ、この応力蓄積部位に遅れ破壊の虞がある。
特開平3−219178号公報 特開2006−170169号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、燃料供給ポンプにおいて、引張応力が蓄積する部位を生じることなく、加圧室等の燃料圧の増圧、減圧の繰り返しに伴う部材間の滑りを減らしてフレッティング磨耗を抑制することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載の燃料供給ポンプは、弁体を往復動自在に収容する弁室を形成する弁ボディと、軸方向に往復動するプランジャを収容して燃料の加圧室を形成するシリンダボディと、加圧室と弁室とを区画するとともに、弁体の加圧室の方に向かう移動を規制するストッパ部材とを備える。そして、ストッパ部材は、加圧室と弁室とを連通する連通路を有するとともに、弁ボディおよびシリンダボディの一方または両方に設けられた凹部に遊嵌されて径方向および軸方向に移動可能である。また、弁ボディとシリンダボディとが軸方向に圧接することで、弁室および加圧室の液密性が維持される。
これにより、弁室および加圧室の燃料圧の増圧、減圧の繰り返しによって弁ボディの圧接部とシリンダボディの圧接部との間に径方向の滑りが発生しても、滑り量は、大幅に低減する。
すなわち、弁室の開口径と加圧室の開口径との差は、弁室の開口径および加圧室の開口径と連通路の流路径との差に比べて相対的に大幅に小さい。この結果、弁室および加圧室の燃料圧の増圧、減圧の繰り返しによる径方向の滑り量は、弁ボディとシリンダボディとを圧接させる場合の方が、ストッパ部材に弁ボディおよびシリンダボディの両方を圧接させる場合よりも小さくなる。
このため、燃料供給ポンプにおいて、引張応力が蓄積する部位を生じることなく、弁室および加圧室等の燃料圧の増圧、減圧の繰り返しに伴う部材間の滑りを減らしてフレッティング磨耗を抑制することができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載の燃料供給ポンプによれば、弁ボディとシリンダボディとは、平面状に面接触して圧接している。
これにより、弁ボディとシリンダボディとの圧接面積を拡大することができるので、締結軸力による弾性変形を抑制して径方向の滑り量を低減することができる。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載の燃料供給ポンプによれば、凹部は、シリンダボディにのみ設けられている。
これにより、ストッパ部材および弁ボディをシリンダボディに対して上方のみから装着できるようになる。このため、請求項1、2の手段の作用効果を奏する燃料供給ポンプの製造工数を減らしてコストを低減することができる。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載の燃料供給ポンプは、弁体を駆動するアクチュエータを備え、弁体は、アクチュエータにより駆動されて弁室内を往復動することで、加圧室に接続する上流側の燃料流路を加圧室に対して開閉し、加圧室の容積は、プランジャの軸方向一方側への変位により縮小するとともに、プランジャの軸方向他方側への変位により拡大する。
また、弁体は、プランジャが軸方向一方側へ変位しているときに、アクチュエータにより加圧室から遠ざかる方向に駆動されて上流側の燃料流路を加圧室に対して閉鎖することで、加圧室に接続する下流側の燃料流路を通じて加圧室から燃料を吐出させ、プランジャが軸方向他方側へ変位しているときに、アクチュエータにより加圧室に近付く方向に駆動されて上流側の燃料流路を加圧室に対して開放することで、加圧室へ燃料を流入させるとともに、ストッパ部材に当接して加圧室の方に向かう移動を規制される。
さらに、ストッパ部材は、プランジャが軸方向一方側に変位しているときに、加圧室の燃料圧により付勢されて加圧室から遠ざかるように変位し、弁ボディに当接して加圧室から遠ざかる変位を停止し、プランジャが軸方向他方側に変位方向を転じた後、弁室の燃料圧により付勢されて加圧室に近付くように変位し、シリンダボディに当接して加圧室に近付く変位を停止する。
そして、弁体は、ストッパ部材がシリンダボディに当接して加圧室に近付く変位を停止した後に、ストッパ部材に当接して加圧室の方に向かう移動を規制される。
これにより、加圧室の方に向かって移動中のストッパ部材に弁体が当接するのを回避することができる。ここで、ストッパ部材は凹部に遊嵌されているため、移動中のストッパ部材は、傾斜して弁体の軸方向に対し垂直になっていない可能性がある。このため、加圧室の方に向かって移動中のストッパ部材に弁体が当接すると、ストッパ部材から弁体に作用する抗力には弁体の軸方向に垂直な径方向の分力が含まれてしまい、この径方向の分力によって弁体の円滑な移動が妨げられる虞がある。
そこで、加圧室の方に向かって移動中のストッパ部材に弁体が当接するのを回避することで、弁体の円滑な移動を妨げる虞を確実に回避することができる。
〔請求項5の手段〕
請求項5に記載の燃料供給ポンプによれば、連通路は、弁体の外周縁よりも外周側、かつ弁室の開口縁よりも内周側で弁室に開口し、加圧室の開口縁よりも内周側で加圧室に開口している。
これにより、連通路の開口部は、弁体、シリンダボディおよび弁ボディにより塞がれなくなるので、弁室と加圧室とは確実に連通することができる。
燃料供給ポンプの全体構成図である(実施例)。 (a)は燃料供給ポンプの要部構成図であり、(b)は(a)の部分拡大図である(実施例)。 ストッパ部材の平面図である(実施例)。 (a)は弁体が上昇を開始する前の状態を示す部分拡大図であり、(b)は弁体の上昇中にストッパ部材が弁ボディに係止された状態を示す部分拡大図であり、(c)は弁体がシート面に当接して上昇を停止した状態を示す部分拡大図である(実施例)。 (a)は弁体およびストッパ部材の位置の経時変化を示すタイムチャートであり、(b)は弁室の燃料圧の経時変化を示すタイムチャートであり、(c)はプランジャの位置の経時変化を示すタイムチャートである(実施例)。 (a)は燃料供給ポンプの要部構成図であり、(b)は(a)の部分拡大図である(変形例)。 (a)は燃料供給ポンプの要部構成図であり、(b)は(a)の部分拡大図である(変形例)。 (a)は燃料供給ポンプの要部構成図であり、(b)は(a)の部分拡大図である(従来例)。
実施形態の燃料供給ポンプは、弁体を往復動自在に収容する弁室を形成する弁ボディと、軸方向に往復動するプランジャを収容して燃料の加圧室を形成するシリンダボディと、加圧室と弁室とを区画するとともに、弁体の加圧室の方に向かう移動を規制するストッパ部材とを備える。そして、ストッパ部材は、加圧室と弁室とを連通する連通路を有するとともに、弁ボディおよびシリンダボディの一方または両方に設けられた凹部に遊嵌されて径方向および軸方向に移動可能である。また、弁ボディとシリンダボディとが軸方向に圧接することで、弁室および加圧室の液密性が維持される。
また、弁ボディとシリンダボディとは、平面状に面接触して圧接している。さらに、凹部は、シリンダボディにのみ設けられている。
また、燃料供給ポンプは、弁体を駆動するアクチュエータを備え、弁体は、アクチュエータにより駆動されて弁室内を往復動することで、加圧室に接続する上流側の燃料流路を加圧室に対して開閉し、加圧室の容積は、プランジャの軸方向一方側への変位により縮小するとともに、プランジャの軸方向他方側への変位により拡大する。
また、弁体は、プランジャが軸方向一方側へ変位しているときに、アクチュエータにより加圧室から遠ざかる方向に駆動されて上流側の燃料流路を加圧室に対して閉鎖することで、加圧室に接続する下流側の燃料流路を通じて加圧室から燃料を吐出させ、プランジャが軸方向他方側へ変位しているときに、アクチュエータにより加圧室に近付く方向に駆動されて上流側の燃料流路を加圧室に対して開放することで、加圧室へ燃料を流入させるとともに、ストッパ部材に当接して加圧室の方に向かう移動を規制される。
さらに、ストッパ部材は、プランジャが軸方向一方側に変位しているときに、加圧室の燃料圧により付勢されて加圧室から遠ざかるように変位し、弁ボディに当接して加圧室から遠ざかる変位を停止し、プランジャが軸方向他方側に変位方向を転じた後、弁室の燃料圧により付勢されて加圧室に近付くように変位し、シリンダボディに当接して加圧室に近付く変位を停止する。
そして、弁体は、ストッパ部材がシリンダボディに当接して加圧室に近付く変位を停止した後に、ストッパ部材に当接して加圧室の方に向かう移動を規制される。
また、連通路は、弁体の外周縁よりも外周側、かつ弁室の開口縁よりも内周側で弁室に開口し、加圧室の開口縁よりも内周側で加圧室に開口している。
〔実施例の構成〕
実施例の燃料供給ポンプ1の構成を、図面に基づいて説明する。
燃料供給ポンプ1は、例えば、車両のエンジン(図示せず)に噴射供給すべき燃料を加圧して吐出するものである。
そして、燃料供給ポンプ1は、例えば、所定の蓄圧容器で高圧状態に蓄圧された燃料をエンジンに噴射供給する蓄圧式の燃料噴射装置の一部を構成し、燃料タンクから汲み上げた燃料を加圧して吐出することで蓄圧容器(図示せず)に供給している。
なお、燃料噴射装置は、各機器の動作を制御する電子制御装置(図示せず:以下、ECUと呼ぶ)を備え、燃料供給ポンプ1の動作もECUにより制御される。
燃料供給ポンプ1は、図1、図2に示すように、プランジャ2とシリンダボディ3とを有して燃料の加圧室4を形成するポンプエレメント5と、加圧室4よりも上流側の燃料流路8〜12と加圧室4との間の燃料の流出入を断続する弁装置13と、プランジャ2を図示上下方向(軸方向)へ上下動させるプランジャ駆動機構14とを備える。そして、プランジャ2の上下動に応じてECUが弁装置13の動作状態を制御することで、加圧室4の燃料圧の増圧および減圧が行われて燃料の吐出および吸引が実行される。
ポンプエレメント5は、カム16の回転に応じて軸方向に上下動するプランジャ2と、プランジャ2を軸方向に摺動自在に支持するシリンダボディ3とを有する。すなわち、シリンダボディ3は、プランジャ2を軸方向に支持して収容するためのシリンダ孔17を有し、プランジャ2は、下端がシリンダ孔17から突出するように、かつ、上端がシリンダ孔17内で上下動するように支持される。そして、加圧室4は、シリンダ孔17の上部がプランジャ2の上端により区画されて形成されており、プランジャ2の上下動に応じて容積が縮小、拡大する。
また、シリンダボディ3の上部は凹状に設けられている。そして、この凹状部分の最も底部には、後記するストッパ部材19が配される凹部20が設けられており、シリンダ孔17の上側の開口部は凹部20に形成されている(つまり、加圧室4は凹部20に開口している)。また、凹部20の上側の部分は、弁装置13の弁ボディ21との間で環状の燃料流路10を形成している。また、燃料流路10を形成する部分よりも上側の部分には、弁装置13の雄ネジと螺合する雌ネジが設けられている。
さらに、シリンダボディ3には、環状の燃料流路10に接続する燃料流路9、バルブホルダ23の螺合穴と加圧室4とを接続する燃料流路24が設けられている。そして、燃料流路24は、バルブホルダ23内の燃料流路25に接続している。また、燃料流路25には、所定の開弁圧を有する逆止弁26が配されており、逆止弁26は、加圧室4の燃料圧が開弁圧を超えると開弁して、加圧室4の燃料が蓄圧容器の方に流れるのを許容する。
弁装置13は、ソレノイドコイル(図示せず)を有する電磁弁装置であってシリンダボディ3にネジ締結されている。また、弁装置13は、弁室29を形成する弁ボディ21と、軸方向に上下動可能となるように弁室29に収容される弁体30とを有する。ここで、弁体30は、弁ボディ21に摺動自在に支持される摺動軸部31を介してアーマチャ32と一体化している。また、アーマチャ32および弁体30は、所定の付勢手段(図示せず)により常時下方に付勢されている。
すなわち、弁装置13の弁体30は、図示しないソレノイドコイル、図示しない付勢手段、図示しないステータ、およびアーマチャ32等からなるアクチュエータにより駆動されて弁室29内を往復動する。
つまり、弁体30は、ソレノイドコイルへの通電が実行されるとアーマチャ32が上方に磁気吸引されてステータの方に移動することで、弁室29内で上方に移動する。また、弁体30は、ソレノイドコイルへの通電が停止されている状態で、アーマチャ32とともに付勢手段により付勢されて弁室29内を下方に移動する。そして、弁体30は、アクチュエータにより駆動されて弁室29内を往復動することで、加圧室4に接続する上流側の燃料流路8〜12を加圧室4に対して開閉する。
また、弁ボディ21は下端部により弁室29を形成しており、弁室29の上壁面は上方に向かってテーパ状に縮径しており、この上壁面は、弁体30が離着するシート面33をなす。そして、シート面33の最上部に、摺動軸部31を支持するための摺動孔34が開口する。なお、摺動軸部31の下部は縮径しており摺動孔34の壁面との間に環状の燃料流路12を形成する。そして、燃料流路10、12を接続する燃料流路11が、弁ボディ21を貫通するように設けられている。
ここで、弁体30の下方への移動は、ストッパ部材19により規制される。また、加圧室4と弁室29とは、ストッパ部材19により区画されるとともに、ストッパ部材19に設けられた連通路35により連通している。つまり、ストッパ部材19は、加圧室4と弁室29とを区画して弁体30の加圧室4の方に向かう移動を規制するとともに、連通路35により、加圧室4と弁室29との間の燃料の移動を許容するものである。なお、ストッパ部材19は、例えば、円板状に設けられている(図3参照)。
プランジャ駆動機構14は、エンジンにより回転駆動されるカム16と、カム16とプランジャ2の下端との間に配される中間機構38と、プランジャ2の下端を中間機構38に当接させるとともに中間機構38をカム16に当接させるスプリング39とを有し、カム16、中間機構38およびスプリング39は、ポンプハウジング40内に収容されている。
ここで、中間機構38は、プランジャ2の下端に当接するタペット42と、カム16に当接してカム16の回転とともに回転するローラ43とを有し、タペット42は、ポンプハウジング40により軸方向に摺動自在に支持され、ローラ43は回転自在となるようにタペット42に軸支されている。
また、ポンプハウジング40の上部にシリンダボディ3が装着され、ポンプハウジング40とシリンダボディ3との間に環状の燃料流路8が形成されている。そして、燃料流路8は、燃料流路9により燃料流路10と連通している。さらに、ポンプハウジング40には、インレットパイプ(図示せず)が装着され、インレットパイプの燃料流路(図示せず)は、燃料流路8に接続している。
〔実施例の特徴〕
実施例の燃料供給ポンプ1の特徴を、図1〜図3を用いて説明する。
実施例の燃料供給ポンプ1によれば、ストッパ部材19は凹部20に遊嵌されている。また、シリンダボディ3と弁ボディ21とは、弁装置13とシリンダボディ3とのネジ締結により生じる締結軸力によって圧接しており、弁室29および加圧室4の液密性は、シリンダボディ3と弁ボディ21との圧接により維持されている。
ここで、弁ボディ21側の圧接部は、弁室29が開口する面(以下、弁室開口面45と呼ぶ)であり、シリンダボディ3側の圧接部は、凹部20が開口する面(以下、凹部開口面46と呼ぶ)である。また、加圧室4が開口する面(以下、加圧室開口面47と呼ぶ)は、凹部20内に形成されている。
そして、ストッパ部材19は、軸方向および径方向の両方向で、各々、隙間a、bが生じるように凹部20に遊嵌され、弁室29および加圧室4の燃料圧の増圧、減圧の繰り返し等により、軸方向や径方向に微動できる。
軸方向の隙間aは、ストッパ部材19の上面49と弁室開口面45との隙間、および、ストッパ部材19の下面50と加圧室開口面47との隙間の和である。
径方向の隙間bは、例えば、図示径方向左側におけるストッパ部材19の外周面と凹部20の内周面との隙間、および、図示径方向右側におけるストッパ部材19の外周面と凹部20の内周面との隙間の和である。
ここで、隙間aは、ストッパ部材19および弁体30に関して以下のような動作が可能となるように設定される。すなわち、隙間aは、加圧室4からの燃料吐出の終了後、ストッパ部材19がシリンダボディ3の加圧室開口面47に当接して変位を停止した後に、弁体30がストッパ部材19の上面49に当接して変位を停止できるように設定される(なお、燃料の吐出における各部材の動作に関して、〔実施例の作用〕において後述する)。
また、連通路35は、複数、設けられており、複数の連通路35は、上、下面49、50で、それぞれ環をなすように開口している(図3参照)。そして、複数の連通路35により形成される環の中心には、弁体30を上面49から引き離すための燃料を導く息抜き穴51が設けられている。
そして、隙間bは、ストッパ部材19が径方向に移動しても、全ての連通路35の上側開口が弁体30の下面および弁室開口面45により上方から覆われないように、かつ、全ての連通路35の下側開口が加圧室開口面47により下方から覆われないように設定される。つまり、全ての連通路35の上側開口部は、弁体30の外周縁よりも外周側、かつ弁室29の開口縁よりも内周側で開口し、全ての連通路35の下側開口部は、加圧室4の開口縁よりも内周側で開口している。
なお、ストッパ部材19の軸方向の厚さは、弁装置13においてアーマチャ32とステータ(図示せず)とのエアギャップのばらつきが許容範囲となるように設定されている。ここで、エアギャップのばらつきの許容範囲は、燃料供給ポンプ1の制御応答性に応じて定まるものである。
〔実施例の作用〕
実施例の燃料供給ポンプ1の作用を、主に図4および図5を用いて説明する。
まず、プランジャ2が下死点に達して上昇を開始すると、加圧室4の容積縮小が始まり、加圧室4の燃料は、連通路35を通じて弁室29に流入しようとする。このため、ストッパ部材19には、弁室29と加圧室4との燃料圧の差に起因する上向きの付勢力が作用し、ストッパ部材19は弁体30に押し付けられる。
なお、弁体30は、アクチュエータの付勢手段により下方に付勢されているため、ストッパ部材19は、燃料圧差に起因する付勢力が上向きに作用しても変位せず、ストッパ部材19の下面50は加圧室開口面47に当接した状態を維持する(図4(a)参照)。また、加圧室4から弁室29に流入した燃料は、弁体30とシート面33との間に形成される流路を通って上流側の燃料流路8〜12に戻される。
そして、プランジャ2の上昇時にソレノイドコイルへの通電が実行され、アーマチャ32および弁体30が磁気吸引により上昇を開始すると、ストッパ部材19も、燃料圧差に起因する付勢力により弁体30に押し付けられて弁体30と一体になって上昇する。やがて、ストッパ部材19の上面49が弁室開口面45に当接すると(図4(b)参照)、ストッパ部材19は、弁室開口面45により係止されて上昇を止め、弁体30は、ストッパ部材19から離れて遠ざかりながら上昇する。
そして、弁体30は、シート面33に着座するまで上昇を続け、シート面33に着座することで、上流側の燃料流路8〜12を弁室29および加圧室4に対して閉鎖する(図4(c)参照)。これにより、弁室29および加圧室4から上流側の燃料流路8〜12への燃料の流出が止まるので、加圧室4および弁室29の燃料圧が増圧されて逆止弁26の開弁圧を超える。このため、逆止弁26が開弁し、加圧室4から増圧された燃料が下流側の燃料流路24、25を通じて吐出される。
その後、ソレノイドコイルへの通電は停止されるが、プランジャ2の上昇継続により加圧室4および弁室29の燃料圧が増圧状態に保たれ、弁体30は弁室29の燃料圧により強力に付勢されてシート面33に着座し、上流側の燃料流路8〜12を弁室29および加圧室4に対して閉鎖し続ける。このため、加圧室4から下流側の燃料流路24、25への燃料の吐出が続く。
やがて、プランジャ2が上死点に達して下降に転じると、加圧室4の容積拡大が始まり、弁室29の燃料は、連通路35を通じて加圧室4に流入しようとする。このため、ストッパ部材19には、弁室29と加圧室4との燃料圧の差に起因する下向きの付勢力が作用し、ストッパ部材19は、プランジャ2が上死点に達して下降に転じるのとほぼ同時に、弁室開口面45から離れて下降を開始する(図5(a)、(c)参照)。
また、プランジャ2の下降に伴い、加圧室4および弁室29の燃料圧が減圧されていく(図5(b)参照)。これにより、加圧室4の燃料圧が逆止弁26の開弁圧より低くなると逆止弁26が閉弁し、加圧室4からの燃料の吐出が終了する。そして、弁室29の燃料圧の減圧により、弁体30に作用する力のバランスにおいて、弁体30を上方に付勢する付勢力(弁室29の燃料圧による付勢力)が、弁体30を下方に付勢する付勢力(アクチュエータの付勢手段による付勢力と上流側の燃料流路8〜12の燃料圧による付勢力との和)よりも小さくなると、弁体30が下降を開始する。
そして、弁体30が下降を開始することで、上流側の燃料流路8〜12が弁室29および加圧室4に対して開放され、上流側の燃料流路8〜12から弁室29に燃料が流入するようになり、さらに連通路35を通じて弁室29から加圧室4に燃料が流入するようになる。
なお、図5(b)では、弁体30を上方に付勢する付勢力と、弁体30を下方に付勢する付勢力との差が0となるような弁室29の燃料圧を「ゼロ」として表記している。
そして、弁体30は、ストッパ部材19が加圧室開口面47に当接して下降を停止した後に、ストッパ部材19の上面49に当接して下降を停止する(図5(a)参照)。つまり、軸方向の隙間aは、ストッパ部材19が加圧室開口面47に当接して変位を停止した後に、弁体30が上面49に当接して変位を停止できるように設定されている。
なお、このような動作を可能とする隙間aは、ストッパ部材19の外径、連通路35の本数および流路径、ならびに弁体30の軸方向の移動距離等に応じて変化するので、具体的な隙間aの数値は、これらの項目を考慮して設定される。
〔実施例の効果〕
実施例の燃料供給ポンプ1によれば、ストッパ部材19は、軸方向および径方向に、各々、隙間a、bを形成するように凹部20に遊嵌されている。また、シリンダボディ3と弁ボディ21とは、弁装置13とシリンダボディ3とのネジ締結により生じる締結軸力によって圧接しており、弁室29および加圧室4の液密性は、シリンダボディ3と弁ボディ21との圧接により維持されている。
これにより、弁室29および加圧室4の燃料圧の増圧、減圧の繰り返しによって弁ボディ21の圧接部とシリンダボディ3の圧接部との間に径方向の滑りが発生しても、弁ボディ21とストッパ部材19とを圧接させ、かつシリンダボディ3とストッパ部材19とを圧接させる場合よりも、滑り量は、大幅に低減する。
すなわち、弁室29の開口径と加圧室4の開口径との差は、弁室29の開口径および加圧室4の開口径と連通路35の流路径との差に比べて相対的に大幅に小さい。この結果、弁室29および加圧室4の燃料圧の増圧、減圧の繰り返しによる径方向の滑り量は、弁ボディ21とシリンダボディ3とを圧接させた場合の方が、ストッパ部材19に弁ボディ21およびシリンダボディ3の両方を圧接させた場合よりも小さくなる。
このため、燃料供給ポンプ1において、弁室29、加圧室4等の燃料圧の増圧、減圧の繰り返しに伴う部材間の滑りを減らしてフレッティング磨耗を抑制することができる。
また、弁ボディ21とシリンダボディ3とは、弁ボディ21側の弁室開口面45とシリンダボディ3側の凹部開口面46とが平面状に面接触して圧接している。
これにより、弁ボディ21とシリンダボディ3との圧接面積を拡大することができるので、締結軸力による弾性変形を抑制して径方向の滑り量を低減することができる。
また、凹部20は、シリンダボディ3にのみ設けられている。
これにより、ストッパ部材19および弁ボディ21をシリンダボディ3に対して上方のみから装着できるようになる。このため、フレッティング磨耗が抑制された燃料供給ポンプ1の製造工数を減らしてコストを低減することができる。
また、軸方向の隙間aは、加圧室4からの燃料吐出の終了後、ストッパ部材19がシリンダボディ3の加圧室開口面47に当接して変位を停止した後に、弁体30がストッパ部材19の上面49に当接して変位を停止できるように設定されている。
これにより、下降中のストッパ部材19に弁体30が上方から当接するのを回避することができる。ここで、ストッパ部材19は凹部20に遊嵌されているため、下降中のストッパ部材19は、傾斜して弁体30の軸方向に対し垂直になっていない可能性がある。このため、下降中のストッパ部材19に弁体30が当接すると、ストッパ部材19から弁体30に作用する抗力には弁体30の軸方向に垂直な径方向の分力が含まれてしまい、この径方向の分力によって弁体30の円滑な移動が妨げられる虞がある。
すなわち、径方向の分力により摺動軸部31も径方向に付勢されるので、摺動軸部31の外周面と摺動孔34を形成する内周面との間に固着が生じる虞があり、この固着により、弁体30の円滑な移動が妨げられる虞がある。
そこで、下降中のストッパ部材19に弁体30が当接するのを回避することで、摺動軸部31の外周面と摺動孔34を形成する内周面との間に固着が生じる虞を解消するとともに、弁体30の円滑な移動を妨げる虞を確実に回避することができる。
また、全ての連通路35は、弁体30の外周縁よりも外周側、かつ弁室29の開口縁よりも内周側で弁室29に開口するとともに、加圧室4の開口縁よりも内周側で加圧室4に開口している。
これにより、連通路35の上、下側開口部は、全て、弁体30の下面、シリンダボディ3の加圧室開口面47、および弁ボディ21の弁室開口面45により塞がれなくなるので、弁室29と加圧室4とは確実に連通することができる。
〔変形例〕
実施例の燃料供給ポンプ1によれば、ストッパ部材19を収容するための凹部20は、シリンダボディ3にのみ設けられていたが、弁ボディ21にのみ設けてもよく(図6参照)、シリンダボディ3と弁ボディ21との両方に設けてもよい(図7参照)。
弁ボディ21にのみ凹部20を設ける場合、例えば、凹部開口面46は弁ボディ21側に設けられ、弁ボディ21側の凹部開口面46が加圧室開口面47と圧接して、弁室29および加圧室4の液密性が維持される(図6参照)。また、シリンダボディ3と弁ボディ21との両方に凹部20を設ける場合、例えば、凹部開口面46は弁ボディ21、シリンダボディ3の両側に設けられ、弁ボディ21側の凹部開口面46とシリンダボディ3側の凹部開口面46とが圧接して、弁室29および加圧室4の液密性が維持される(図7参照)。
また、実施例の燃料供給ポンプ1によれば、弁ボディ21側の圧接部とシリンダボディ3側の圧接部とが面接触して圧接していたが、圧接の態様は、面接触に限定されない。例えば、一方の圧接部を曲線状等に***させて他方の圧接部に圧接させてもよい。
1 燃料供給ポンプ
2 プランジャ
3 シリンダボディ
4 加圧室
8〜12 燃料流路(上流側の燃料流路)
19 ストッパ部材
20 凹部
21 弁ボディ
24、25 燃料流路(下流側の燃料流路)
29 弁室
30 弁体
32 アーマチャ(アクチュエータ)
35 連通路

Claims (5)

  1. 弁体を往復動自在に収容する弁室を形成する弁ボディと、
    軸方向に往復動するプランジャを収容して燃料の加圧室を形成するシリンダボディと、
    前記加圧室と前記弁室とを区画するとともに、前記弁体の前記加圧室の方に向かう移動を規制するストッパ部材とを備え、
    このストッパ部材は、前記加圧室と前記弁室とを連通する連通路を有するとともに、前記弁ボディおよび前記シリンダボディの一方または両方に設けられた凹部に遊嵌されて径方向および軸方向に移動可能であり、
    前記弁ボディと前記シリンダボディとが軸方向に圧接することで、前記弁室および前記加圧室の液密性が維持されることを特徴とする燃料供給ポンプ。
  2. 請求項1に記載の燃料供給ポンプにおいて、
    前記弁ボディと前記シリンダボディとは、平面状に面接触して圧接していることを特徴とする燃料供給ポンプ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料供給ポンプにおいて、
    前記凹部は、前記シリンダボディにのみ設けられていることを特徴とする燃料供給ポンプ。
  4. 請求項1ないし請求項3の内のいずれか1つに記載の燃料供給ポンプにおいて、
    前記弁体を駆動するアクチュエータを備え、
    前記弁体は、前記アクチュエータにより駆動されて前記弁室内を往復動することで、前記加圧室に接続する上流側の燃料流路を前記加圧室に対して開閉し、
    前記加圧室の容積は、前記プランジャの軸方向一方側への変位により縮小するとともに、前記プランジャの軸方向他方側への変位により拡大し、
    前記弁体は、
    前記プランジャが軸方向一方側へ変位しているときに、前記アクチュエータにより前記加圧室から遠ざかる方向に駆動されて前記上流側の燃料流路を前記加圧室に対して閉鎖することで、前記加圧室に接続する下流側の燃料流路を通じて前記加圧室から燃料を吐出させ、
    前記プランジャが軸方向他方側へ変位しているときに、前記アクチュエータにより前記加圧室に近付く方向に駆動されて前記上流側の燃料流路を前記加圧室に対して開放することで、前記加圧室へ燃料を流入させるとともに、前記ストッパ部材に当接して前記加圧室の方に向かう移動を規制され、
    前記ストッパ部材は、
    前記プランジャが軸方向一方側に変位しているときに、前記加圧室の燃料圧により付勢されて前記加圧室から遠ざかるように変位し、前記弁ボディに当接して前記加圧室から遠ざかる変位を停止し、
    前記プランジャが軸方向他方側に変位方向を転じた後、前記弁室の燃料圧により付勢されて前記加圧室に近付くように変位し、前記シリンダボディに当接して前記加圧室に近付く変位を停止し、
    前記弁体は、前記ストッパ部材が前記シリンダボディに当接して前記加圧室に近付く変位を停止した後に、前記ストッパ部材に当接して前記加圧室の方に向かう移動を規制されることを特徴とする燃料供給ポンプ。
  5. 請求項1ないし請求項4の内のいずれか1つに記載の燃料供給ポンプにおいて、
    前記連通路は、前記弁体の外周縁よりも外周側、かつ前記弁室の開口縁よりも内周側で前記弁室に開口し、前記加圧室の開口縁よりも内周側で前記加圧室に開口していることを特徴とする燃料供給ポンプ。
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