JP4661976B2 - 燃料供給ポンプ - Google Patents
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Description
そして、ソレノイドコイルへの通電開始時期等を可変することで加圧室103からの吐出量が操作される。
請求項1に記載の燃料供給ポンプは、弁体を往復動自在に収容する弁室を形成する弁ボディと、軸方向に往復動するプランジャを収容して燃料の加圧室を形成するシリンダボディと、加圧室と弁室とを区画するとともに、弁体の加圧室の方に向かう移動を規制するストッパ部材とを備える。そして、ストッパ部材は、加圧室と弁室とを連通する連通路を有するとともに、弁ボディおよびシリンダボディの一方または両方に設けられた凹部に遊嵌されて径方向および軸方向に移動可能である。また、弁ボディとシリンダボディとが軸方向に圧接することで、弁室および加圧室の液密性が維持される。
請求項2に記載の燃料供給ポンプによれば、弁ボディとシリンダボディとは、平面状に面接触して圧接している。
これにより、弁ボディとシリンダボディとの圧接面積を拡大することができるので、締結軸力による弾性変形を抑制して径方向の滑り量を低減することができる。
請求項3に記載の燃料供給ポンプによれば、凹部は、シリンダボディにのみ設けられている。
これにより、ストッパ部材および弁ボディをシリンダボディに対して上方のみから装着できるようになる。このため、請求項1、2の手段の作用効果を奏する燃料供給ポンプの製造工数を減らしてコストを低減することができる。
請求項4に記載の燃料供給ポンプは、弁体を駆動するアクチュエータを備え、弁体は、アクチュエータにより駆動されて弁室内を往復動することで、加圧室に接続する上流側の燃料流路を加圧室に対して開閉し、加圧室の容積は、プランジャの軸方向一方側への変位により縮小するとともに、プランジャの軸方向他方側への変位により拡大する。
そして、弁体は、ストッパ部材がシリンダボディに当接して加圧室に近付く変位を停止した後に、ストッパ部材に当接して加圧室の方に向かう移動を規制される。
そこで、加圧室の方に向かって移動中のストッパ部材に弁体が当接するのを回避することで、弁体の円滑な移動を妨げる虞を確実に回避することができる。
請求項5に記載の燃料供給ポンプによれば、連通路は、弁体の外周縁よりも外周側、かつ弁室の開口縁よりも内周側で弁室に開口し、加圧室の開口縁よりも内周側で加圧室に開口している。
これにより、連通路の開口部は、弁体、シリンダボディおよび弁ボディにより塞がれなくなるので、弁室と加圧室とは確実に連通することができる。
また、弁ボディとシリンダボディとは、平面状に面接触して圧接している。さらに、凹部は、シリンダボディにのみ設けられている。
そして、弁体は、ストッパ部材がシリンダボディに当接して加圧室に近付く変位を停止した後に、ストッパ部材に当接して加圧室の方に向かう移動を規制される。
実施例の燃料供給ポンプ1の構成を、図面に基づいて説明する。
燃料供給ポンプ1は、例えば、車両のエンジン(図示せず)に噴射供給すべき燃料を加圧して吐出するものである。
なお、燃料噴射装置は、各機器の動作を制御する電子制御装置(図示せず:以下、ECUと呼ぶ)を備え、燃料供給ポンプ1の動作もECUにより制御される。
実施例の燃料供給ポンプ1の特徴を、図1〜図3を用いて説明する。
実施例の燃料供給ポンプ1によれば、ストッパ部材19は凹部20に遊嵌されている。また、シリンダボディ3と弁ボディ21とは、弁装置13とシリンダボディ3とのネジ締結により生じる締結軸力によって圧接しており、弁室29および加圧室4の液密性は、シリンダボディ3と弁ボディ21との圧接により維持されている。
径方向の隙間bは、例えば、図示径方向左側におけるストッパ部材19の外周面と凹部20の内周面との隙間、および、図示径方向右側におけるストッパ部材19の外周面と凹部20の内周面との隙間の和である。
実施例の燃料供給ポンプ1の作用を、主に図4および図5を用いて説明する。
まず、プランジャ2が下死点に達して上昇を開始すると、加圧室4の容積縮小が始まり、加圧室4の燃料は、連通路35を通じて弁室29に流入しようとする。このため、ストッパ部材19には、弁室29と加圧室4との燃料圧の差に起因する上向きの付勢力が作用し、ストッパ部材19は弁体30に押し付けられる。
なお、図5(b)では、弁体30を上方に付勢する付勢力と、弁体30を下方に付勢する付勢力との差が0となるような弁室29の燃料圧を「ゼロ」として表記している。
実施例の燃料供給ポンプ1によれば、ストッパ部材19は、軸方向および径方向に、各々、隙間a、bを形成するように凹部20に遊嵌されている。また、シリンダボディ3と弁ボディ21とは、弁装置13とシリンダボディ3とのネジ締結により生じる締結軸力によって圧接しており、弁室29および加圧室4の液密性は、シリンダボディ3と弁ボディ21との圧接により維持されている。
このため、燃料供給ポンプ1において、弁室29、加圧室4等の燃料圧の増圧、減圧の繰り返しに伴う部材間の滑りを減らしてフレッティング磨耗を抑制することができる。
これにより、弁ボディ21とシリンダボディ3との圧接面積を拡大することができるので、締結軸力による弾性変形を抑制して径方向の滑り量を低減することができる。
これにより、ストッパ部材19および弁ボディ21をシリンダボディ3に対して上方のみから装着できるようになる。このため、フレッティング磨耗が抑制された燃料供給ポンプ1の製造工数を減らしてコストを低減することができる。
そこで、下降中のストッパ部材19に弁体30が当接するのを回避することで、摺動軸部31の外周面と摺動孔34を形成する内周面との間に固着が生じる虞を解消するとともに、弁体30の円滑な移動を妨げる虞を確実に回避することができる。
これにより、連通路35の上、下側開口部は、全て、弁体30の下面、シリンダボディ3の加圧室開口面47、および弁ボディ21の弁室開口面45により塞がれなくなるので、弁室29と加圧室4とは確実に連通することができる。
実施例の燃料供給ポンプ1によれば、ストッパ部材19を収容するための凹部20は、シリンダボディ3にのみ設けられていたが、弁ボディ21にのみ設けてもよく(図6参照)、シリンダボディ3と弁ボディ21との両方に設けてもよい(図7参照)。
2 プランジャ
3 シリンダボディ
4 加圧室
8〜12 燃料流路(上流側の燃料流路)
19 ストッパ部材
20 凹部
21 弁ボディ
24、25 燃料流路(下流側の燃料流路)
29 弁室
30 弁体
32 アーマチャ(アクチュエータ)
35 連通路
Claims (5)
- 弁体を往復動自在に収容する弁室を形成する弁ボディと、
軸方向に往復動するプランジャを収容して燃料の加圧室を形成するシリンダボディと、
前記加圧室と前記弁室とを区画するとともに、前記弁体の前記加圧室の方に向かう移動を規制するストッパ部材とを備え、
このストッパ部材は、前記加圧室と前記弁室とを連通する連通路を有するとともに、前記弁ボディおよび前記シリンダボディの一方または両方に設けられた凹部に遊嵌されて径方向および軸方向に移動可能であり、
前記弁ボディと前記シリンダボディとが軸方向に圧接することで、前記弁室および前記加圧室の液密性が維持されることを特徴とする燃料供給ポンプ。 - 請求項1に記載の燃料供給ポンプにおいて、
前記弁ボディと前記シリンダボディとは、平面状に面接触して圧接していることを特徴とする燃料供給ポンプ。 - 請求項1または請求項2に記載の燃料供給ポンプにおいて、
前記凹部は、前記シリンダボディにのみ設けられていることを特徴とする燃料供給ポンプ。 - 請求項1ないし請求項3の内のいずれか1つに記載の燃料供給ポンプにおいて、
前記弁体を駆動するアクチュエータを備え、
前記弁体は、前記アクチュエータにより駆動されて前記弁室内を往復動することで、前記加圧室に接続する上流側の燃料流路を前記加圧室に対して開閉し、
前記加圧室の容積は、前記プランジャの軸方向一方側への変位により縮小するとともに、前記プランジャの軸方向他方側への変位により拡大し、
前記弁体は、
前記プランジャが軸方向一方側へ変位しているときに、前記アクチュエータにより前記加圧室から遠ざかる方向に駆動されて前記上流側の燃料流路を前記加圧室に対して閉鎖することで、前記加圧室に接続する下流側の燃料流路を通じて前記加圧室から燃料を吐出させ、
前記プランジャが軸方向他方側へ変位しているときに、前記アクチュエータにより前記加圧室に近付く方向に駆動されて前記上流側の燃料流路を前記加圧室に対して開放することで、前記加圧室へ燃料を流入させるとともに、前記ストッパ部材に当接して前記加圧室の方に向かう移動を規制され、
前記ストッパ部材は、
前記プランジャが軸方向一方側に変位しているときに、前記加圧室の燃料圧により付勢されて前記加圧室から遠ざかるように変位し、前記弁ボディに当接して前記加圧室から遠ざかる変位を停止し、
前記プランジャが軸方向他方側に変位方向を転じた後、前記弁室の燃料圧により付勢されて前記加圧室に近付くように変位し、前記シリンダボディに当接して前記加圧室に近付く変位を停止し、
前記弁体は、前記ストッパ部材が前記シリンダボディに当接して前記加圧室に近付く変位を停止した後に、前記ストッパ部材に当接して前記加圧室の方に向かう移動を規制されることを特徴とする燃料供給ポンプ。 - 請求項1ないし請求項4の内のいずれか1つに記載の燃料供給ポンプにおいて、
前記連通路は、前記弁体の外周縁よりも外周側、かつ前記弁室の開口縁よりも内周側で前記弁室に開口し、前記加圧室の開口縁よりも内周側で前記加圧室に開口していることを特徴とする燃料供給ポンプ。
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