JP4660970B2 - データ通信方法及びデータ通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、1つのマスター通信ユニットと、複数のスレーブ通信ユニットとの間でデータ通信を行うデータ通信方法及びデータ通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のデータ通信システムの一例として図4に示したものは、例えば、電気自動車に備えた複数の各二次電池BT1〜BTnに対応させて、スレーブ通信ユニットC1〜Cnを設け、これらスレーブ通信ユニットC1〜Cnと1つのマスター通信ユニットB1とをデータ通信ラインDLに接続してなる。また、各通信ユニットC1〜Cnには、それらを区別するIDを設定するための例えばディップスイッチ(図示せず)が備えられており、各通信ユニットC1〜Cn毎に固有のIDが設定されている。
【0003】
そして、マスター通信ユニットB1が、所定のスレーブ通信ユニットC1〜Cnにデータ送信を要求する場合には、マスター通信ユニットB1は、所定のスレーブ通信ユニットのIDと、その通信ユニットに要求するデータの種類とを含めたコマンド信号を、シリアル信号にしてデータ通信ラインDLに送信する。すると、全てのスレーブ通信ユニットC1〜Cnが、このコマンド信号を受信してIDを照合し、コマンド信号と同じIDのスレーブ通信ユニットが、コマンド信号に応答したデータ信号をマスター通信ユニットB1に返す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の構成では、マスター通信ユニットB1が、全てのスレーブ通信ユニットC1〜Cnに、データ送信を要求する場合には、IDを変更したコマンド信号が、ユニット数だけ送信され、しかもコマンド信号には、逐一IDが含められて、データ長が長くなるから、データの送受信量が膨大になってしまうという問題があった。また、各スレーブ通信ユニットC1〜Cnは、逐一、各コマンド信号に含まれたIDと、自分のIDとを照合しなければならず、個々の通信ユニットのデータ処理能力も、高性能にしなければ、データの通信時間が長くなってしまうという問題があった。また、従来のものでは、各スレーブ通信ユニットCには、IDを設定するために、ハード(ディップスイッチ等)が必要になると共に、そのIDの設定作業及び管理が必要になるという問題もあった。
特に、このような通信システムを例えば多数の電池モジュールからなる電池装置における通信システムに適用すると、電池モジュール数が多いことによりデータ処理能力上の問題が生じ、IDの設定及び管理作業が膨大になるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、データ通信の高速化を図ることが可能なデータ通信方法及びデータ通信システムの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るデータ通信方法は、1つのマスター通信ユニットと複数のスレーブ通信ユニットとをデータ通信ラインに並列に接続すると共に、そのデータ通信ラインとは別にリング状に接続したリングラインを設け、前記マスター及びスレーブの各通信ユニットを、前記リングラインの一方向回りの順番で、各通信ユニットがトリガ信号をタイミングをずらして受信する構成としておき、前記マスター通信ユニットは前記データ通信ラインを通じて、前記スレーブ通信ユニットを区別することなくコマンド信号を出力し、前記各スレーブ通信ユニットは、前記コマンド信号を前記データ通信ラインを通じて一斉に受信し、前記マスター通信ユニットから前記コマンド信号に次ぐ第1回目の前記トリガ信号が前記リングラインに出力されると、前記各スレーブ通信ユニットは、順次に前記トリガ信号を受信して、前記コマンド信号に応答したデータ信号を前記データ通信ラインに順次に出力し、前記マスター通信ユニットがそれらデータ信号を前記各スレーブ通信ユニットに対応付けて受信するところに特徴を有する。
請求項2の発明に係るデータ通信方法は、請求項1のデータ通信方法を電池管理装置におけるデータ通信に適用したものであり、スレーブ通信ユニットが電池装置を構成する電池モジュール毎に設けられる。
【0008】
請求項3の発明に係るデータ通信システムは、1つのマスター通信ユニットと、複数のスレーブ通信ユニットとをデータ通信ラインに並列に接続し、前記各スレーブ通信ユニットが、前記データ通信ラインに出力したデータ信号を、前記マスター通信ユニットが、前記各スレーブ通信ユニット毎に区別して、受信するデータ通信システムにおいて、前記マスター及びスレーブの各通信ユニットに、トリガ用入力端子及びトリガ用出力端子を備えると共に、前記各通信ユニットをリング状に繋げるように、前記トリガ用入力端子と前記トリガ用出力端子とを接続したリングラインを設け、前記マスター通信ユニットは前記データ通信ラインを通じて、前記スレーブ通信ユニットを区別することなくコマンド信号を出力し、前記各スレーブ通信ユニットは、前記コマンド信号を前記データ通信ラインを通じて一斉に受信し、前記マスター通信ユニットから前記コマンド信号に次ぐ第1回目の前記トリガ信号が前記リングラインに出力されると、前記各スレーブ通信ユニットは、順次に前記トリガ信号を受信して、前記コマンド信号に応答したデータ信号を前記データ通信ラインに順次に出力し、前記マスター通信ユニットがそれらデータ信号を前記各スレーブ通信ユニットに対応付けて受信するように構成したところに特徴を有する。
【0009】
請求項4の発明は、請求項3記載のデータ通信システムにおいて、前記マスター通信ユニットが前記データ通信ラインにコマンド信号を出力すると、全ての前記スレーブ通信ユニットが、このコマンド信号を受信して、前記データ通信ラインからの信号の受信を禁止した受信禁止状態になり、前記マスター通信ユニットが前記第1回目に次ぐ第2回目のトリガ信号を出力すると、前記各スレーブ通信ユニットは、順次に前記トリガ信号を受信して、前記受信禁止状態を解除するように構成したところに特徴を有する。
【0010】
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4に記載のデータ通信システムにおいて、マスター通信ユニットは、起動後に、リングラインにトリガ信号を出力してから、各スレーブ通信ユニットを識別するアドレスを設定するためのアドレス信号を、データ通信ラインに出力し、スレーブ通信ユニットは、起動時には、データ通信ラインからの信号の受信を禁止した受信禁止状態となり、トリガ信号を受けると、受信禁止状態が解除されて、データ通信ラインからアドレス信号を受信し、そのアドレス信号に基づき、自分のアドレスを設定してから、リングラインにトリガ信号を出力し、さらに、自分のアドレスと異なるアドレスを設定するためのアドレス信号をデータ通信ラインに出力するように構成したところに特徴を有する。
【0011】
請求項6の発明は、請求項3ないし請求項5のデータ通信システムを電池管理装置におけるデータ通信に適用したものであり、スレーブ通信ユニットが電池装置を構成する電池モジュール毎に設けられる。
【0012】
【発明の作用及び効果】
請求項1ないし請求項3の発明によれば、リングラインの一方向回りの順番で、各通信ユニットが、トリガ信号を、タイミングをずらして順次に受信し、これをトリガにして、データ通信ラインに順次にデータ信号を出力する。そして、マスター通信ユニットが、これらデータ信号を、各スレーブ通信ユニットに対応付けて受信するから、データ通信ラインにて送受信される信号には、各通信ユニットを区別するためのIDが不要になり、データ長が短くなり、延いては、送受信されるデータの総量も削減され、通信速度の向上が図られる。
【0013】
また、コマンド信号を1回送信するだけで、全てのスレーブ通信ユニットが、そのコマンド信号を受信し、それに応答したデータ信号を、トリガ信号の受信に応じて、順次に返すから、従来のように、各スレーブ通信ユニット毎にコマンド信号を送信する場合に比べて、データの送受信量が削減され、通信速度の向上が図られる。また、請求項4の発明によれば、各スレーブ通信ユニットがトリガ信号を受信してデータ信号を送信している間には各スレーブ通信ユニットは受信禁止になっていることから、受信データを処理する必要がなく、これによりスレーブ通信ユニットの受信データ処理能力に高性能のものが必要なくなるという利点も得られる。
【0014】
請求項5の発明によれば、各スレーブ通信ユニットに、順次に異なるアドレスが自動設定されるから、従来のアドレス設定用のディップスイッチ等が不要になって製造コストを抑えることができると共に、アドレスの設定作業もなくすことができる。
【0015】
そして、請求項6の発明によれば、請求項3ないし請求項5のデータ通信システムを電池管理装置における通信システムに適用しているから、電池装置が多数の電池モジュールによって構成されているという事情のもとで、各電池モジュールを区別するためのIDが不要になって設定や管理作業が極めて簡単になり、かつ、通信速度が向上するという優れた効果が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
本実施形態のデータ通信システムは、例えば、電気自動車の電池装置を構成する複数の二次電池(電池モジュール)BT1〜BTnを管理するために用いられている。各二次電池BT1〜BTnは、複数のセルWを直列接続してなり、これら各二次電池BT1〜BTn毎にスレーブ通信ユニットCS1〜CSnが設けられている。
【0017】
これらスレーブ通信ユニットCS1〜CSnは、1つのマスター通信ユニットBMと共に、動力ラインPL、データ通信ラインDL及びリングラインRLにて接続されて、本実施形態のデータ通信システムが構成されている。そして、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnは、各セルWの端子間電圧を検出すると共に、二次電池BT1〜BTn毎に設けた温度センサSTの検出信号を取り込んでおり、これら検出結果をシリアル信号にして、データ通信ラインDLに出力する。なお、マスター通信ユニットBMは、電気自動車の所定のラインの電流を電流センサSCで検出して取り込んでいる。
【0018】
より詳細には、動力ラインPLには、マスター通信ユニットBMに備えた電力出力端子(図1のPowerOUT)と、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnに備えた電力入力端子(図1のPowerIN)とが接続されており、マスター通信ユニットBMが図示しない外部電源から電力を受けて起動すると、この動力ラインPLを介して、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnにも電力が供給される。即ち、図示しない起動スイッチを操作することで、本データ通信システムに係る全ての通信ユニットBM,CS1〜CSnが起動する。
【0019】
データ通信ラインDLには、各通信ユニットBM,CS1〜CSnのそれぞれに備えたデータ通信端子(図1のTxD/RxD)が接続されている。また、データ通信ラインDLには、例えば、所定レベルの電圧が印加されており、各通信ユニットBM,CS1〜CSnのデータ通信端子に連なる図示しない送受信回路には、例えば、データ通信ラインDLをグランドに接続することが可能なスイッチが備えられている。そして、何れかの通信ユニットBM,CS1〜CSnの前記送受信回路のスイッチを駆動させることで、データ通信ラインDLの電圧レベルが、例えば、所定レベルとグランドレベルとに切り替わり、これら電圧レベルの相違を2値信号としたシリアル信号が、各通信ユニットBM,CS1〜CSnに受信される。
【0020】
さて、リングラインRLは、各通信ユニットBM,CS1〜CSnを、リング状に繋げるように接続してなる。より詳細には、図1に示すように、各通信ユニットBM,CS1〜CSnには、トリガ用入力端子14とトリガ用出力端子15とが設けられており、マスター通信ユニットBMのトリガ用出力端子15に、第1のスレーブ通信ユニットCS1のトリガ用入力端子14を接続し、そのスレーブ通信ユニットCS1のトリガ用出力端子15に、第2のスレーブ通信ユニットCS2のトリガ用入力端子14を接続する。このように、順次に、2つのスレーブ通信ユニットCSm,CSm+1のトリガ用出力端子15とトリガ用入力端子14とを接続して、最後のスレーブ通信ユニットCSnのトリガ用出力端子15を、マスター通信ユニットBMのトリガ用入力端子14に接続する。これにより、各通信ユニットBM,CS1〜CSnが、リングラインRLによって、リング状に接続され、かつ、リングラインRLの一方向回りに信号が伝送される構成になっている。
【0021】
マスター通信ユニットBMは、例えば、内蔵したCPUにて所定のプログラムをランすることで、以下のように動作する。即ち、マスター通信ユニットBMは、トリガ用出力端子15にてリングラインRLにWAKE信号(本発明の「トリガ信号」に相当する)を出力してから、データ通信ラインDLに順次に送信されてくるデータ信号を、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnに対応付けて受信する。また、マスター通信ユニットBMは、起動後に、リングラインRLにWAKE信号を出力してから、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnを識別するアドレスを設定するためのアドレス信号を、データ通信ラインDLに出力する。
【0022】
各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnは、例えば、やはり内蔵したCPUにて所定のプログラムをランすることで、以下のように動作する。即ち、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnは、データ通信ラインDLからコマンド信号を受けると、データ通信ラインDLからの信号の受信を禁止した受信禁止状態になる。また、この状態で、前記コマンド信号に次ぐ第1回目のWAKE信号を受信すると、前記コマンド信号に応答したデータ信号をデータ通信ラインDLに出力してから、トリガ用出力端子15にてリングラインRLにWAKE信号を出力する。さらに、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnは、第1回目に次ぐ第2回目のWAKE信号を受信すると、前記受信禁止状態が解除されて受信許可状態になり、その後、トリガ用出力端子15にてリングラインRLにWAKE信号を出力する。
【0023】
また、スレーブ通信ユニットCS1〜CSnは、起動時には、受信禁止状態になっており、リングラインRLからWAKE信号を受けて、受信許可状態に切り替わる。そして、この状態で、データ通信ラインDLにアドレス信号が送信されると、そのアドレス信号に基づいて自分のアドレスを設定し、リングラインRLにWAKE信号を出力する。その後、自分のアドレスに、所定数(例えば、+1)をインクリメントして新たなアドレスを生成し、その新たなアドレスを設定するためのアドレス信号を、データ通信ラインDLに出力する。
【0024】
上記したように、各通信ユニットBM、CS1〜CSnが動作することで、本実施形態のデータ通信システム全体が、図2及び図3のタイムチャートに示したように動作する。
【0025】
まず、図2には、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnにIDを設定する動作が示されている。本実施形態のデータ通信システムは、起動される度に、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnのIDが設定される。データ通信システムを起動するには、例えば、マスター通信ユニットBMに備えた図示しない電源スイッチをオンする。すると、動力ラインPLを介して、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnにも電力が供給され、本データ通信システムに係る全ての通信ユニットBM,CS1〜CSnが起動する(図2のS1)。
【0026】
各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnは、起動後には、データ通信ラインDLに対して送受信を禁止された状態になる(図2のS2)。この状態で、マスター通信ユニットBMが、トリガ用出力端子15にてリングラインRLにWAKE信号を出力する。すると、第1のスレーブ通信ユニットCS1が、トリガ用入力端子14にてこのWAKE信号を受信し(図2のS3)、データ通信ラインDLに対して送受信を許可された状態になる(図2のS4)。
【0027】
この状態で、マスター通信ユニットBMが、データ通信ラインDLに、第1のIDを設定するためのコマンド信号を出力する(図2のS5)。すると、第1のスレーブ通信ユニットCS1が、第1のIDに係るコマンド信号を受信して、その第1のIDを自分のアドレスとして記憶する(図2のS6)。
【0028】
次いで、第1のスレーブ通信ユニットCS1は、トリガ用出力端子15からリングラインRLにWAKE信号を出力する(図2のS7)。すると、第2のスレーブ通信ユニットCS2が、トリガ用入力端子14にて、このWAKE信号を受信し(図2のS8)、データ通信ラインDLに対して送受信を許可された状態になる(図2のS9)。そして、この状態で、第1のスレーブ通信ユニットCS1が、データ通信ラインDLに、第2のIDを設定するためのコマンド信号を出力する(図2のS5)。すると、第2のスレーブ通信ユニットCS1は、第2のIDに係るコマンド信号を受信して、これを自分のアドレスとして記憶する(図2のS11)。
【0029】
このようにして、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnに、順次にIDが設定され、最後のスレーブ通信ユニットCSnのIDnが設定されると、そのスレーブ通信ユニットCSnから、WAKE信号と、第n+1のIDを設定するためのコマンド信号が出力される(図2のS12)。すると、これらWAKE信号とコマンド信号とが、マスター通信ユニットBMに受信されて、ID設定の完了と、スレーブ通信ユニットCS1〜CSnの総数が認識される。
【0030】
このように本実施形態のデータ通信システムによれば、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnに、順次に異なるアドレスが自動設定されるから、従来のアドレス設定用のディップスイッチ等が不要になって製造コストを抑えることができると共に、アドレスの設定作業もなくすことができる。
【0031】
さて、図3には、マスター通信ユニットBMが、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnから各二次電池に係る検出データを収集するときの動作が示されている。まず、IDの設定が完了すると、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnは、受信許可状態になっている。この状態で、マスター通信ユニットBMは、データ通信ラインDLに、コマンド信号を出力する。ここで、コマンド信号は、例えば、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnに、各二次電池BT1〜BTnの温度、各セルWの端子間電圧等の検出結果を、データ通信ラインDLに出力させる内容になっている。
【0032】
マスター通信ユニットBMから、コマンド信号が送信されると、全てのスレーブ通信ユニットCS1〜CSnが、このコマンド信号を受信して、受信禁止状態になると共に、送信は許可された状態になる(図3のS21)。そして、全てのスレーブ通信ユニットCS1〜CSnが、一斉に、コマンド信号の内容を解析し、そのコマンド信号に応答したデータ信号を、送信可能な状態に準備して、待機する(図3のS22)。
【0033】
次いで、マスター通信ユニットBMは、トリガ用出力端子15にてリングラインRLに、WAKE信号を出力する(図3のS23)。すると、第1のスレーブ通信ユニットCS1が、トリガ用入力端子14にて、このWAKE信号を受信し(図3のS24)、そのWAKE信号の受信をトリガにして、準備しておいたデータ信号を、データ通信ラインDLに出力する(図3のS25)。そして、このデータ信号が、マスター通信ユニットBMに受信される(図3のS26)。このとき、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnは、受信禁止状態になているから、第1のスレーブ通信ユニットCS1が出力してデータ信号を受信せずに、従来のように、余計なデータ処理を行わなくて済む。
【0034】
次いで、第1のスレーブ通信ユニットCS1は、トリガ用出力端子15からリングラインRLにWAKE信号を出力する(図3のS27)。すると、第2のスレーブ通信ユニットCS2が、トリガ用入力端子14にて、このWAKE信号を受信し(図2のS28)、そのWAKE信号の受信をトリガにして、準備しておいたデータ信号を、データ通信ラインDLに出力する(図3のS29)。そして、このデータ信号がマスター通信ユニットBMが受信される(図3のS30)。
【0035】
このようにして、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnが、順次に準備しておいたデータ信号をデータ通信ラインDLに出力し、これがマスター通信ユニットBMに順次に受信される。このとき、マスター通信ユニットBMは、前述の如く設定したIDの順に、データ信号を受信するから、どのデータ信号が、どのIDのスレーブ通信ユニットCS1〜CSnに係るものかを認識することができる。そして、マスター通信ユニットBMは、各データ信号を、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnに対応づけて、データ処理を行う。
【0036】
また、マスター通信ユニットBMは、最後のスレーブ通信ユニットCSnから、WAKE信号を受けることで(図3のS31)、全てのスレーブ通信ユニットCS1〜CSnからのデータ信号の送信が完了したことを認識し、トリガ用出力端子15からリングラインRLにWAKE信号を出力する(図3のS32)。すると、第1のスレーブ通信ユニットCS1が、これを受信して(図3のS33)、受信許可状態に戻り(図3のS34)、次の第2のスレーブ通信ユニットCS2に、WAKE信号を出力する(図3のS35)。
【0037】
そして、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnが、順次に、受信許可状態に戻り、リングラインRLを一回りしたWAKE信号が、マスター通信ユニットBMに受信されると(図3のS36)、全てのスレーブ通信ユニットCS1〜CSnが、受信許可状態に戻ったことが認識される。その認識のもと、マスター通信ユニットBMは、所定時間後に、再び、コマンド信号を出力し、上記と同様の動作が繰り返される。
【0038】
このように本実施形態のデータ通信システムによれば、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnが、そのリングラインRLからのWAKE信号の受信をトリガにして、順次にデータ通信ラインDLにデータ信号を出力し、これらデータ信号を、マスター通信ユニットBMが、各スレーブ通信ユニットCS1〜CSnに対応付けて受信するから、データ通信ラインDLにて送受信される信号には、各通信ユニットCS1〜CSnを区別するためのIDが不要になり、データ長が短くなる。しかも、スレーブ通信ユニットCS1〜CSnを区別することなく、マスター通信ユニットBMが、データ通信ラインDLに、コマンド信号を送信するだけで、全てのスレーブ通信ユニットCS1〜CSnが、そのコマンド信号を一斉に受信して、それに応答したデータ信号を返すから、従来のように、各スレーブ通信ユニット毎にコマンド信号を送信する場合に比べて、データの送受信量が削減される。これらにより、本実施形態のデータ通信システムによれば、従来のものよりも、データ通信の速度の向上させることができる。
【0039】
<他の実施形態>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、二次電池の管理用に、本発明に係るデータ通信システムを利用したものを例示したが、二次電池の管理用に限定されるもではなく、1つのマスター通信ユニットと、複数のスレーブ通信ユニットとの間でデータ通信を行うものであれば、例えば、工場の設備の管理や、ビルのセキュリティシステム等に適用してもよい。
(2)前記実施形態のデータ通信システムでは、各スレーブ通信ユニットのIDが自動設定されたが、逐一、ディップスイッチで、IDを設定するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ通信システムのブロック図
【図2】データ通信システムのID設定動作を示すタイムチャート
【図3】データ通信システムのデータ収集動作を示すタイムチャート
【図4】従来のデータ通信システムのブロック図
【符号の説明】
14…トリガ用入力端子
15…トリガ用出力端子
BM…マスター通信ユニット
CS1〜CSn…スレーブ通信ユニット
DL…データ通信ライン
PL…動力ライン
RL…リングライン
Claims (6)
- 1つのマスター通信ユニットと複数のスレーブ通信ユニットとをデータ通信ラインに並列に接続すると共に、そのデータ通信ラインとは別にリング状に接続したリングラインを設け、前記マスター及びスレーブの各通信ユニットを、前記リングラインの一方向回りの順番で、各通信ユニットがトリガ信号をタイミングをずらして受信する構成としておき、
前記マスター通信ユニットは前記データ通信ラインを通じて、前記スレーブ通信ユニットを区別することなくコマンド信号を出力し、
前記各スレーブ通信ユニットは、前記コマンド信号を前記データ通信ラインを通じて一斉に受信し、
前記マスター通信ユニットから前記コマンド信号に次ぐ第1回目の前記トリガ信号が前記リングラインに出力されると、前記各スレーブ通信ユニットは、順次に前記トリガ信号を受信して、前記コマンド信号に応答したデータ信号を前記データ通信ラインに順次に出力し、
前記マスター通信ユニットがそれらデータ信号を前記各スレーブ通信ユニットに対応付けて受信することを特徴とするデータ通信方法。 - 複数の電池モジュールからなる電池装置において前記各電池モジュールの状態を管理する電池管理装置におけるデータ通信方法であって、前記電池モジュール毎に設けたスレーブ通信ユニットと1つのマスター通信ユニットとをデータ通信ラインに並列に接続すると共に、そのデータ通信ラインとは別にリング状に接続したリングラインを設け、前記マスター及びスレーブの各通信ユニットを前記リングラインの一方向回りの順番で、各通信ユニットがトリガ信号をタイミングをずらして受信する構成としておき、
前記マスター通信ユニットは前記データ通信ラインを通じて、前記スレーブ通信ユニットを区別することなくコマンド信号を出力し、
前記各スレーブ通信ユニットは、前記コマンド信号を前記データ通信ラインを通じて一斉に受信し、
前記マスター通信ユニットから前記コマンド信号に次ぐ第1回目の前記トリガ信号が前記リングラインに出力されると、前記各スレーブ通信ユニットは、順次に前記トリガ信号を受信して、前記コマンド信号に応答したデータ信号を前記データ通信ラインに順次に出力し、
前記マスター通信ユニットがそれらデータ信号を前記各スレーブ通信ユニットに対応付けて受信することを特徴とする電池管理装置におけるデータ通信方法。 - 1つのマスター通信ユニットと、複数のスレーブ通信ユニットとをデータ通信ラインに並列に接続し、前記各スレーブ通信ユニットが、前記データ通信ラインに出力したデータ信号を、前記マスター通信ユニットが、前記各スレーブ通信ユニット毎に区別して、受信するデータ通信システムにおいて、
前記マスター及びスレーブの各通信ユニットに、トリガ用入力端子及びトリガ用出力端子を備えると共に、前記各通信ユニットをリング状に繋げるように、前記トリガ用入力端子と前記トリガ用出力端子とを接続したリングラインを設け、
前記マスター通信ユニットは前記データ通信ラインを通じて、前記スレーブ通信ユニットを区別することなくコマンド信号を出力し、
前記各スレーブ通信ユニットは、前記コマンド信号を前記データ通信ラインを通じて一斉に受信し、
前記マスター通信ユニットから前記コマンド信号に次ぐ第1回目の前記トリガ信号が前記リングラインに出力されると、前記各スレーブ通信ユニットは、順次に前記トリガ信号を受信して、前記コマンド信号に応答したデータ信号を前記データ通信ラインに順次に出力し、
前記マスター通信ユニットがそれらデータ信号を前記各スレーブ通信ユニットに対応付けて受信するように構成したことを特徴とするデータ通信システム。 - 前記マスター通信ユニットが前記データ通信ラインにコマンド信号を出力すると、全ての前記スレーブ通信ユニットが、このコマンド信号を受信して、前記データ通信ラインからの信号の受信を禁止した受信禁止状態になり、
前記マスター通信ユニットが前記第1回目に次ぐ第2回目のトリガ信号を出力すると、前記各スレーブ通信ユニットは、順次に前記トリガ信号を受信して、前記受信禁止状態を解除するように構成したことを特徴とする請求項3記載のデータ通信システム。 - 前記マスター通信ユニットは、起動後に、前記リングラインに前記トリガ信号を出力してから、前記各スレーブ通信ユニットを識別するアドレスを設定するためのアドレス信号を、前記データ通信ラインに出力し、
前記スレーブ通信ユニットは、起動時には、前記データ通信ラインからの信号の受信を禁止した受信禁止状態となり、前記トリガ信号を受けると、前記受信禁止状態が解除されて、前記データ通信ラインから前記アドレス信号を受信し、そのアドレス信号に基づき、自分のアドレスを設定してから、前記リングラインに前記トリガ信号を出力し、さらに、自分のアドレスと異なるアドレスを設定するためのアドレス信号を前記データ通信ラインに出力するように構成したことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のデータ通信システム。 - 請求項3ないし請求項5のいずれかのデータ通信システムにおいて、複数の電池モジュールからなる電池装置において前記各電池モジュールの状態を管理する電池管理装置に使用され、前記スレーブ通信ユニットが前記電池モジュール毎に設けられてそのデータを前記マスター通信ユニットに送信するものであることを特徴とする電池管理装置のデータ通信システム。
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