JP4660426B2 - センサ装置およびダイアフラム構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、センサ装置およびダイアフラム構造体に関し、特に、電極板を支持する支持体を有するセンサ装置およびダイアフラム構造体に関する。
従来、音によって振動する導電性のダイアフラム(振動板)と固定的に設置された電極板との間の静電容量の変化によって、音を電気信号に変換する音響センサなどのセンサ装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、振動可能な振動板(ダイアフラム)と、振動板に対向するように固定的に配置された電極(電極板)と、電極を支持する孔を有する部材(支持体)と、振動板および孔を有する部材が設けられた基板とを備えた音響変換器(音響センサ)が開示されている。この音響変換器に音が入ってくると、振動板が振動して、一定の電圧が印加されている振動板と電極との間の静電容量が変化する。この静電容量の変化によって、振動板および電極の電荷量が変化するので、その電荷の変化量を、音に対する電気信号として出力する。
また、上記特許文献1に開示された音響変換器では、電極を支持する孔を有する部材の側面部の長さを部分的に大きくすることにより、孔を有する部材(支持体)の剛性を向上させることによって、孔を有する部材(支持体)の引張内部応力に起因して孔を有する部材が基板側に撓むのを抑制することが可能である。
特表2004−506394号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された音響変換器では、電極を支持する孔を有する部材が基板側に撓むのを抑制するため、孔を有する部材の側面部の長さを部分的に大きくしているため、装置本体が大型化してしまうという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、支持体に撓みが発生するのを抑制しながら、装置本体が大型化するのを抑制することが可能なセンサ装置およびダイアフラム構造体を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面におけるセンサ装置は、振動可能に設けられたダイアフラムと、ダイアフラムと所定の距離を隔てて対向するように設けられた電極板と、電極板を支持するとともに、引張内部応力を有する第1支持膜と、第1支持膜に積層され、圧縮内部応力を有する第2支持膜とを含む支持体とを備える。なお、本発明において、引張内部応力とは、支持体を構成する膜の内部方向に働く力であり、膜が積層された電極板の外側を、膜側に移動させるように働く力である。また、圧縮内部応力とは、支持体を構成する膜の外部方向に働く力であり、膜が積層された電極板の外側を、電極板側に移動させるように働く力である。
この第1の局面によるセンサ装置では、上記のように、電極板を支持するとともに、引張内部応力を有する第1支持膜と、第1支持膜に積層され、圧縮内部応力を有する第2支持膜とを含む支持体を設けることによって、圧縮内部応力を有する第2支持膜により、第1支持膜の引張内部応力の一部を打ち消すことができるので、支持体の全体の内部応力を低下させることができる。これにより、第1支持膜の引張内部応力の増加に起因して支持体が基板側に撓むのを抑制することができるので、支持体が破損するのを抑制することができる。また、第1支持膜の引張内部応力の増加に起因して支持体が基板側に撓むのを抑制することができるので、ダイアフラムが電極板に接触することなく移動可能な範囲を大きくすることができ、その結果、センサ装置のダイナミックレンジを向上させることができる。また、第2支持膜が第1支持膜に積層されていることによって、装置本体が大型化するのを抑制することができる。
上記第1の局面によるセンサ装置において、好ましくは、支持体の第2支持膜は、支持体の第1支持膜と同一元素からなる。このように構成すれば、第1支持膜および第2支持膜をドライエッチングする場合に、同じエッチングガスで第1支持膜および第2支持膜をエッチングすることができるので、製造工程を簡略化することができる。また、第1支持膜および第2支持膜を同一元素により形成することによって、第1支持膜および第2支持膜をウェットエッチングする場合には、第1支持膜および第2支持膜のエッチングレートが同じになるので、エッチングされた第1支持膜および第2支持膜の界面に段差が発生するのを抑制することができる。
上記第1の局面によるセンサ装置において、好ましくは、ダイアフラムおよび支持体が設けられる基板をさらに備え、支持体の第1支持膜は、支持体の第2支持膜に対して基板側に配置されている。このように構成すれば、第1支持膜の引張内部応力および第2支持膜の圧縮内部応力よりも大きな引張内部応力を有する犠牲層を支持体と基板との間に形成した場合に、犠牲層に第1支持膜を接触させることができるので、犠牲層に第2支持膜が接触される場合と比べて、支持体と犠牲層との間の界面に発生する力を抑制することができる。これにより、製造時に支持体と犠牲層との間の界面において、支持体にクラックなどが発生するのを抑制することができるので、犠牲層を除去した後に支持体に撓みが発生するのをより抑制することができる。
上記第1の局面によるセンサ装置において、好ましくは、第1支持膜および第2支持膜を含む支持体は、全体として引張内部応力を有する。このように第1支持膜および第2支持膜の積層膜からなる支持体を全体として引張内部応力を有するように構成すれば、電極板とダイアフラムとの間の静電気力に起因して電極板を支持する支持体が基板側に移動されるのを抑制することができることが本発明者の実験により確認されている。このように、本発明では、支持体が基板側に移動するのを抑制することができるので、電極板とダイアフラムとの間に高電圧を印加することができる。その結果、センサ装置の感度をより向上させることができる。
この発明の第2の局面におけるダイアフラム構造体は、振動可能に設けられたダイアフラムと、ダイアフラムと所定の距離を隔てて対向するように設けられた電極板と、電極板を支持するとともに、引張内部応力を有する第1支持膜と、第1支持膜に積層され、圧縮内部応力を有する第2支持膜とを含む支持体とを備える。
この第2の局面によるダイアフラム構造体では、上記のように、電極板を支持するとともに、引張内部応力を有する第1支持膜と、第1支持膜に積層され、圧縮内部応力を有する第2支持膜とを含む支持体を設けることによって、圧縮内部応力を有する第2支持膜により、第1支持膜の引張内部応力の一部を打ち消すことができるので、支持体の全体の内部応力を低下させることができる。これにより、第1支持膜の引張内部応力の増加に起因して支持体が基板側に撓むのを抑制することができるので、支持体が破損するのを抑制することができる。また、第1支持膜の引張内部応力の増加に起因して支持体が基板側に撓むのを抑制することができるので、ダイアフラムが電極板に接触することなく移動可能な範囲を大きくすることができ、その結果、ダイアフラム構造体のダイナミックレンジを向上させることができる。また、第2支持膜が第1支持膜に積層されていることによって、装置本体が大型化するのを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施形態によるマイクロホンの構造を示した断面図である。図3および図4は、図1に示した一実施形態によるマイクロホンの平面図である。図5〜図7は、図1に示した一実施形態によるマイクロホンの支持体の引張内部応力および圧縮内部応力について説明するための概略図である。なお、図1は、図3の100−100線に沿った断面を示しており、図2は、図3の150−150線に沿った断面を示している。まず、図1〜図7を参照して、本発明の一実施形態によるマイクロホン30の構造について説明する。なお、本実施形態では、センサ装置およびダイアフラム構造体の一例であるマイクロホン(音響センサ)30に本発明を適用した場合について説明する。
本実施形態によるマイクロホン30では、図1および図2に示すように、シリコン基板1の表面には、水素(H)を含有するシリコン窒化膜(SiN膜)からなるエッチングストッパ膜2が形成されている。このエッチングストッパ膜2は、約0.05μm〜約0.2μmの厚みを有している。そして、後述するダイアフラム部4aが形成される領域には、シリコン基板1とエッチングストッパ膜2とを貫通するように、部分四角錐状(截頭四角錐状)(図1および図3参照)の開口部3が形成されている。この開口部3は、音が入ってきた際に、空気の通り道として機能する。なお、シリコン基板1は、本発明の「基板」の一例である。
エッチングストッパ膜2および開口部3の上面に、約0.1μm〜約2.0μmの厚みを有するポリシリコン膜4が形成されている。このポリシリコン膜4は、n型の不純物(リン(P))がドープされることにより導電性を有している。なお、このポリシリコン膜4のシート抵抗は、約10Ω/□〜約100Ω/□であり、好ましくは、約30Ω/□〜約50Ω/□である。また、ポリシリコン膜4は、図3および図4に示すように、平面的に見て、開口部3の中心と同じ位置に中心が配置された円板状のダイアフラム部4aと、ダイアフラム部4aから図3の矢印A方向に突出して延びるとともに、コンタクト領域4cを有する接続配線部4bとを含んでいる。ダイアフラム部4aは、開口部3を介して入ってきた音により、振動可能なように構成されている。なお、ダイアフラム部4aは、本発明の「ダイアフラム」の一例である。
ここで、本実施形態では、エッチングストッパ膜2およびポリシリコン膜4の上面に接触するように支持体5を構成する支持膜6が形成されている。この支持膜6は、約400MPaの引張内部応力δStを有する水素(H)を含有するシリコン窒化膜(SiN膜)からなり、約0.5μmの厚みtを有している。また、支持膜6の上面には、支持膜6とともに支持体5を構成する支持膜7が積層されている。支持膜7は、約20MPaの圧縮内部応力δStを有する水素(H)を含有するシリコン窒化膜(SiN膜)からなり、約1μmの厚みtを有している。なお、本出願において、引張内部応力δStとは、図5に示すように、支持膜6の内部方向に働く力であり、支持膜6が積層された後述する電極板部8aの外側を支持膜6側に移動させるように働く力である。すなわち、引張内部応力δStは、電極板部8aの中央部を下側に撓ませる方向に働く力である。また、圧縮内部応力δStとは、図6に示すように、支持膜7の外部方向に働く力であり、支持膜7が積層された支持膜6の外側を支持膜6側に移動させるように働く力である。すなわち、圧縮内部応力δStは、支持膜6の中央部を上側に撓ませる方向に働く力である。本実施形態では、支持膜6および7からなる支持体5は、図7に示すような応力状態になる。この支持膜6および7からなる支持体5は、図1、図2および図7に示すように、電極板部8aを支持するために設けられている。また、支持体5の全体の内部応力δStは、圧縮内部応力δStを負とした場合、以下の式(1)により表される。
δSt=(δSt・t+δSt・t)/(t+t) ・・・(1)
この式(1)に、支持膜6の引張内部応力δSt=400MPa、支持膜6の厚みt=0.5μm、支持膜7の圧縮内部応力δSt=−20MPa、支持膜7の厚みt=1μmを代入すると、支持体5の全体の内部応力δStは、δSt=120MPaとなり、本実施形態では、支持体5の全体で、約120MPaの引張内部応力を有している。なお、支持膜6および7は、それぞれ、本発明の「第1支持膜」および「第2支持膜」の一例である。
支持膜6の下面には、約0.1μm〜約2μmの厚みを有するポリシリコン膜8が形成されている。このポリシリコン膜8は、n型の不純物(リン(P))がドープされることにより導電性を有している。なお、このポリシリコン膜8のシート抵抗は、約10Ω/□〜約100Ω/□であり、好ましくは、約30Ω/□〜約50Ω/□である。また、ポリシリコン膜8は、図3に示すように、平面的に見て、ダイアフラム部4aの中心と同じ位置に中心が配置された円板状の電極板部8aと、電極板部8aから図3の矢印B方向に突出して延びるように形成され、コンタクト領域8cを有する接続配線部8bとを含んでいる。なお、電極板部8aは、本発明の「電極板」の一例である。ダイアフラム部4aと電極板部8aとの間には、約1μm〜約5μmの高さを有するエアギャップ9が形成されている。
ポリシリコン膜8の電極板部8aと、支持体5を構成する支持膜6および支持膜7とには、外部からエアギャップ9へと繋がる複数の円状の音響孔10が形成されている。
図1に示すように、支持体5を構成する支持膜6および支持膜7には、それぞれ、ポリシリコン膜4の接続配線部4bのコンタクト領域4cに対応する部分にコンタクトホール6aおよびコンタクトホール7aが形成されている。また、図2に示すように、支持体5を構成する支持膜6および支持膜7には、それぞれ、ポリシリコン膜8の接続配線部8bのコンタクト領域8cに対応する部分にコンタクトホール6bおよびコンタクトホール7bが形成されている。
そして、図1に示すように、ポリシリコン膜4の接続配線部4bのコンタクト領域4c上には、支持膜6のコンタクトホール6aおよび支持膜7のコンタクトホール7aを介して、約500nmの厚みを有する金(Au)および約100nmの厚みを有するクロム(Cr)からなる電極11が形成されている。また、図2に示すように、ポリシリコン膜8の接続配線部8bのコンタクト領域8c上には、支持膜6のコンタクトホール6bおよび支持膜7のコンタクトホール7bを介して、約500nmの厚みを有する金(Au)および約100nmの厚みを有するクロム(Cr)からなる電極12が形成されている。
図8は、本発明の一実施形態によるマイクロホンの動作を説明するための断面図である。次に、図1および図8を参照して、本実施形態によるマイクロホン30の動作について説明する。なお、ダイアフラム部4aと電極板部8aとの間には、電極11および12を介して一定の電圧が印加されている。
まず、マイクロホン30に音が入ってきていない状態では、図1に示すように、ダイアフラム部4aは振動しない。したがって、ダイアフラム部4aと電極板部8aとの間の静電容量が変化しないので、ダイアフラム部4aおよび電極板部8aからなるキャパシタに蓄積される電荷量は変化しない。
一方、マイクロホン30に音が入ってくると、図8に示すように、ダイアフラム部4aが振動する。したがって、ダイアフラム部4aと、支持体5によって固定されている電極板部8aとの間の静電容量が変化するので、ダイアフラム部4aおよび電極板部8aからなるキャパシタに蓄積される電荷量が変化する。この電荷量の変化が、入ってきた音に対応した電気的な信号として出力される。
本実施形態では、上記のように、電極板部8aを支持するとともに、引張内部応力δSt(約400MPa)を有する支持膜6と、支持膜6に積層され、圧縮内部応力δSt(約20MPa)を有する支持膜7とを含む支持体5を設けることによって、圧縮内部応力δSt(約20MPa)を有する支持膜7により、支持膜6の引張内部応力δSt(約400MPa)の一部を打ち消すことができるので、支持体5の全体の内部応力δStを約120MPaの引張内部応力に低下させることができる。これにより、支持膜6の引張内部応力δSt(約400MPa)に起因して支持体5がシリコン基板1側に撓むのを抑制することができるので、支持体5が破損するのを抑制することができる。また、支持膜6の引張内部応力δSt(約400MPa)に起因して支持体5がシリコン基板1側に撓むのを抑制することができるので、ダイアフラム部4aが電極板部8aに接触することなく移動可能なエアギャップ9の範囲を大きくすることができ、その結果、マイクロホン30のダイナミックレンジを向上させることができる。また、支持膜7が支持膜6に積層されていることによって、装置本体が大型化するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、支持膜6および支持膜7を水素(H)を含有するシリコン窒化膜(SiN膜)により形成することによって、支持膜6および支持膜7をドライエッチングする際に、アルゴン、酸素およびCFからなる混合ガスで支持膜6および支持膜7をエッチングすることができるので、製造工程を簡略化することができる。
また、本実施形態では、ダイアフラム部4aおよび支持体5が設けられるシリコン基板1を設けるとともに、支持膜6を支持膜7に対してシリコン基板1側に配置することによって、支持膜6の引張内部応力δStおよび支持膜7の圧縮内部応力δStよりも大きな引張内部応力を有する犠牲層22(図16参照)を支持体5とシリコン基板1との間に形成した際に、犠牲層22(図16参照)に支持膜6を接触させることができるので、支持体5と犠牲層22(図16参照)との間の界面に発生する力を抑制することができる。これにより、製造時に支持体5と犠牲層22(図16参照)との間の界面において、支持体5にクラックなどが発生するのを抑制することができるので、犠牲層22(図16参照)を除去した後に支持体5に撓みが発生するのをより抑制することができる。
また、本実施形態では、約400MPaの引張内部応力δStを有する支持膜6および約20MPaの圧縮内部応力δStを有する支持膜7の積層膜からなる支持体5を、全体として約120MPaの引張内部応力δStを有するように構成することによって、電極板部8aとダイアフラム部4aとの間の静電気力に起因して電極板部8aを支持する支持体5がシリコン基板1側に移動されるのを抑制することができることが後述する本発明者の実験により確認されている。このように、本実施形態では、支持体5がシリコン基板1側に移動するのを抑制することができるので、電極板部8aとダイアフラム部4aとの間に高電圧を印加することができる。その結果、マイクロホン30の感度をより向上させることができる。
次に、上記した本実施形態の効果を確認するために行った実験について説明する。なお、この実験では、本実施形態に対応する実施例1〜2による試料および比較例1〜3による試料の合計5種類の試料を、それぞれ、16個作製した。
実施例1による試料は、上記した本実施形態と同様に、約400MPaの引張内部応力を有するとともに、約0.5μmの厚みを有する支持膜上に、約20MPaの圧縮内部応力を有するとともに、約1μmの厚みを有する支持膜を積層することによって、全体として約120MPaの引張内部応力を有する支持体が形成されたマイクロホンを作製した。また、実施例2による試料は、約400MPaの引張内部応力を有するとともに、約0.2μmの厚みを有する支持膜上に、約20MPaの圧縮内部応力を有するとともに、約1μmの厚みを有する支持膜を積層することによって、全体として約50MPaの引張内部応力を有する支持体を形成した。また、比較例1による試料は、約800MPaの引張内部応力を有するとともに、約0.2μmの厚みを有する支持膜からなる単層の支持体を形成した。また、比較例2による試料は、約400MPaの引張内部応力を有するとともに、約0.5μmの厚みを有する支持膜からなる単層の支持体を形成した。また、比較例3による試料は、約20MPaの圧縮内部応力を有するとともに、約1μmの厚みを有する支持膜からなる単層の支持体を形成した。なお、実施例2および比較例1〜3による試料は、上記以外の構成を実施例1による試料と同様にして作製した。
そして、これらの試料について、ダイアフラム部と電極板部との間に0Vから12Vまで電圧を印加した際の静電容量の変化について測定した。このとき、静電容量の変化量が2×10―13F(ファラッド)内であれば、ダイアフラム部のみが移動し、電極板部を支持する支持体は、電極板部とダイアフラム部との間の静電気力に起因して実質的に移動していない(撓んでいない)と判断した。また、静電容量の変化量が2×10―13F(ファラッド)よりも大きければ、ダイアフラム部が移動するとともに、電極板部を支持する支持体は、電極板部とダイアフラム部との間の静電気力に起因して実質的に移動している(撓んでいる)と判断した。その結果を図9に示す。
図9に示すように、支持体全体として約120MPaの引張内部応力を有する2つの支持膜の積層膜からなる実施例1による試料では、16個のうちの7個の試料において、電極板部とダイアフラム部との間の静電気力による支持体の移動が発生しなかった。また、支持体全体として約50MPaの引張内部応力を有する2つの支持膜の積層膜からなる実施例2による試料では、16個のうちの2個の試料において、電極板部とダイアフラム部との間の静電気力による支持体の移動が発生しなかった。その一方、約800MPaの引張内部応力、約400MPaの引張内部応力および約20MPaの圧縮内部応力をそれぞれ有する単層膜からなる比較例1〜3による試料では、16個のうちの全ての試料において、電極板部とダイアフラム部との間の静電気力による支持体の移動が発生した。図9の結果から、引張内部応力を有する支持膜上に圧縮内部応力を有する支持膜を積層することにより、支持体の全体の内部応力を引張内部応力になるように制御することによって、マイクロホンの耐電圧を大きくすることが可能であることを確認することができた。
図10〜図24は、本発明の一実施形態によるマイクロホンの製造プロセスを説明するための断面図である。次に、図1〜図3および図10〜図24を参照して、本発明の一実施形態によるマイクロホン30の製造プロセスについて説明する。
まず、図10に示すように、ジクロロシランガスおよびアンモニアガス、または、モノシランガスおよびアンモニアガスによるLP−CVD(Low Pressure Chemical Vaper Deposition:減圧CVD)法を用いて、シリコン基板1の表面および裏面に、それぞれ、水素(H)を含有するシリコン窒化膜(SiN膜)からなる約0.05μm〜約0.2μmの厚みを有するエッチングストッパ膜2およびマスク層20を形成する。その後、モノシランガス、または、ジシランガスによるLP−CVD法を用いて、エッチングストッパ膜2の上面の全面上に、約0.1μm〜約2μmの厚みを有するポリシリコン膜4を形成する。その後、このポリシリコン膜4を高濃度のn型にするために、オキシ塩化リン(POCl)を用いて、約875℃の条件下で固相リン拡散を行う。そして、フォトリソグラフィ技術により、ポリシリコン膜4上の所定領域に、レジスト膜21を形成する。
次に、図11に示すように、レジスト膜21をマスクとして、塩素系のガスによるドライエッチング技術を用いて、ポリシリコン膜4をパターニングすることによって、ダイアフラム部4aおよび接続配線部4bを形成する。その後、レジスト膜21を除去する。
次に、図12に示すように、プラズマCVD法、または、常圧CVD法により、全面を覆うように、約1μm〜約5μmの厚みを有するPSG(リン添加SiO)からなる犠牲層22を形成する。その後、フォトリソグラフィ技術を用いて、犠牲層22上の所定領域に、レジスト膜23を形成する。
次に、図13に示すように、レジスト膜23をマスクとして、フッ素系のガスによるドライエッチング技術を用いて、エアギャップ9(図1参照)を形成するための犠牲層22をパターニングする。その後、レジスト膜23を除去する。
次に、図14に示すように、モノシランガス、または、ジシランガスによるLP−CVD法を用いて、エッチングストッパ膜2、ポリシリコン膜4および犠牲層22の上面上に、約0.1μm〜約2μmの厚みを有するポリシリコン膜8を形成する。その後、このポリシリコン膜8を高濃度のn型にするために、オキシ塩化リン(POCl)を用いて、約875℃の条件下で固相リン拡散を行う。その後、フォトリソグラフィ技術を用いて、ポリシリコン膜8上の所定領域に、レジスト膜24を形成する。
次に、図15に示すように、レジスト膜24をマスクとして、塩素系のガスによるエッチング技術を用いて、ポリシリコン膜8をパターニングすることによって、電極板部8a、接続配線部8b(図3参照)を形成する。その後、レジスト膜24を除去する。
次に、本実施形態では、図16に示すように、ジクロロシランガスおよびアンモニアガスによるLP−CVD法を用いて、エッチングストッパ膜2、ポリシリコン膜4、犠牲層22およびポリシリコン膜8の上面上に、約0.5μmの厚みと、引張内部応力δSt(約400MPa)とを有する水素(H)を含有するシリコン窒化膜(SiN膜)からなる支持膜6を形成する。この約400MPaの引張内部応力δStを有する支持膜6の形成条件は、基板温度:約700℃〜約850℃(好ましくは、約770℃〜約830℃)、ジクロロシラン流量:約60sccm〜約200sccm、アンモニア流量:約60sccm〜約1200sccm、圧力:約0.3Torr〜約0.5Torr、ガス流量比(ジクロロシランガス/アンモニアガス):約0.3〜約10である。
次に、本実施形態では、モノシランガス、アンモニアガスおよび窒素ガスによるプラズマCVD法を用いて、支持膜6の上面上に、約1μmの厚みと、圧縮内部応力δSt(約20MPa)とを有する水素(H)を含有するシリコン窒化膜(SiN膜)からなる支持膜7を形成する。この約20MPaの圧縮内部応力δStを有する支持膜7の形成条件は、基板温度:約300℃〜約400℃(好ましくは、約340℃〜約360℃)、モノシラン流量:約140sccm〜約200sccm、アンモニア流量:約20sccm〜約50sccm、窒素流量:約300sccm〜約1500sccm、圧力:約4Torr〜約5Torrである。これにより、電極板部8aを支持するとともに、全体として約120MPaの引張内部応力を有する支持体5が形成される。
次に、図17に示すように、フォトリソグラフィ技術を用いて、支持膜7上の所定領域にレジスト膜25を形成する。そして、図18に示すように、レジスト膜25をマスクとして、アルゴン、酸素およびCFからなる混合ガスによるエッチング技術を用いて、支持膜7および支持膜6をエッチングすることによって、コンタクトホール7aおよび6aと、コンタクトホール7bおよび6b(図2参照)とを形成する。
次に、図19に示すように、フォトリソグラフィ技術を用いて電極11および12の形成領域以外の領域を覆うように、レジスト膜26を形成した後、全面上に蒸着法を用いて、約500nmの厚みを有する金(Au)および約100nmの厚みを有するクロム(Cr)からなる電極層27を形成する。そして、リフトオフ法を用いてレジスト膜26を除去することにより、レジスト膜26の上面および側面上に形成された電極層27を除去することによって、図20に示すように、電極11および12(図1〜図3参照)を形成する。その後、フォトリソグラフィ技術を用いて、支持膜7、電極11および12上の所定領域にレジスト膜28を形成する。
次に、図21に示すように、レジスト膜28をマスクとして、アルゴン、酸素およびCFからなる混合ガスによるエッチング技術を用いて、支持膜7および6をエッチングする。その後、同じレジスト膜28をマスクとして、塩素および酸素からなる混合ガスによるエッチング技術を用いて、ポリシリコン膜8をエッチングする。これにより、図21に示すように、音響孔10が形成される。その後、レジスト膜28を除去する。
次に、図22に示すように、フォトリソグラフィ技術を用いて、マスク層20の表面上の所定領域にレジスト膜29を形成する。その後、レジスト膜29をマスクとして、フッ素系のガスによるドライエッチング技術を用いて、マスク層20をパターニングする。その後、レジスト膜29を除去する。
次に、図23に示すように、マスク層20をマスクとして、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)水溶液、または、水酸化カリウム水溶液による異方性ウェットエッチング技術を用いて、シリコン基板1に開口部3を形成する。
次に、図24に示すように、フッ素系のガスによるドライエッチング技術を用いて、マスク層20を除去するとともに、開口部3から露出している部分のエッチングストッパ膜2をエッチングする。最後に、フッ酸を音響孔10から流入させて、犠牲層22を除去することにより、エアギャップ9を形成して、図1に示した一実施形態のマイクロホン30が完成する。
なお、今回開示された実施形態および実施例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態および実施例の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本発明をマイクロホン30に適用する例を示したが、本発明はこれに限らず、他の音響センサ、圧力センサおよび加速度センサなどのセンサ装置に適用してもよいし、センサ装置以外のメカニカルスイッチなどのダイアフラム構造体に適用してもよい。
また、上記実施形態では、電極板部8aの上面に引張内部応力δStを有する支持膜6を形成するとともに、支持膜6の上面に圧縮内部応力δStを有する支持膜7を形成する例を示したが、本発明はこれに限らず、図25に示した本実施形態の変形例によるマイクロホン30aのように、電極板部31aの上面と、電極板部31aの音響孔32に対応する孔部31bの側面全体を覆うように、支持体33を形成するようにしてもよい。なお、支持体33は、引張内部応力を有する支持膜34と、支持膜34を覆うように圧縮内部応力を有する支持膜35とにより構成されている。この変形例によるマイクロホン30aでは、支持体33による電極板部31aの支持強度を向上させることができるので、電極板部31aの振動を抑制することができる。
また、上記実施形態では、水素(H)を含有するシリコン窒化膜(SiN膜)からなるエッチングストッパ膜2およびマスク層20を形成する例を示したが、本発明はこれに限らず、シリコン酸化物(SiO)からなるエッチングストッパ膜およびマスク層を形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、PSG(リン添加SiO)からなる犠牲層22を形成する例を示したが、本発明はこれに限らず、フッ酸に可溶であればBSG(ボロン添加SiO)などからなる犠牲層を形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、金およびクロムからなる電極11および12を形成する例を示したが、本発明はこれに限らず、アルミニウムや銅などの低抵抗金属からなる電極を形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、水素(H)を含有するシリコン窒化膜(SiN膜)からなるエッチングストッパ膜2、支持膜6、支持膜7およびマスク層20を形成したが、フッ酸によるエッチングレートが遅くなるようにSiのXが4よりも小さい方が好ましい。
本発明の一実施形態によるマイクロホンの構造を示した断面図である。 図1に示した一実施形態によるマイクロホンの構造を示した断面図である。 図1に示した一実施形態によるマイクロホンの構造を示した平面図である。 図1に示した一実施形態によるマイクロホンの構造を示した平面図である。 図1に示した一実施形態によるマイクロホンの支持膜の引張内部応力について説明するための概略図である。 図1に示した一実施形態によるマイクロホンの支持膜の圧縮内部応力について説明するための概略図である。 図1に示した一実施形態によるマイクロホンの支持体の引張内部応力および圧縮内部応力について説明するための概略図である。 本発明の一実施形態によるマイクロホンの動作を説明するための断面図である。 支持体の内部応力と、ダイアフラム部と電極板部との間に電圧を印加した際に支持体の移動(撓み)が実質的に発生しなかったマイクロホンの数との関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態によるマイクロホンの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の一実施形態によるマイクロホンの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の一実施形態によるマイクロホンの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の一実施形態によるマイクロホンの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の一実施形態によるマイクロホンの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の一実施形態によるマイクロホンの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の一実施形態によるマイクロホンの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の一実施形態によるマイクロホンの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の一実施形態によるマイクロホンの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の一実施形態によるマイクロホンの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の一実施形態によるマイクロホンの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の一実施形態によるマイクロホンの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の一実施形態によるマイクロホンの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の一実施形態によるマイクロホンの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の一実施形態によるマイクロホンの製造プロセスを説明するための断面図である。 本発明の一実施形態の変形例によるマイクロホンの構造を示した断面図である。
符号の説明
1 シリコン基板(基板)
4a ダイアフラム部(ダイアフラム)
5、33 支持体
6、34 支持膜(第1支持膜)
7、35 支持膜(第2支持膜)
8a、31a 電極板部(電極板)
30、30a マイクロホン(音響センサ、センサ装置、ダイアフラム構造体)

Claims (5)

  1. 振動可能に設けられたダイアフラムと、
    前記ダイアフラムと所定の距離を隔てて対向するように設けられた電極板と、
    前記電極板を支持するとともに、引張内部応力を有する第1支持膜と、前記第1支持膜に積層され、圧縮内部応力を有する第2支持膜とを含む支持体とを備える、センサ装置。
  2. 前記支持体の第2支持膜は、前記支持体の第1支持膜と同一元素からなる、請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記ダイアフラムおよび前記支持体が設けられる基板をさらに備え、
    前記支持体の第1支持膜は、前記支持体の第2支持膜に対して前記基板側に配置されている、請求項1または2に記載のセンサ装置。
  4. 前記第1支持膜および前記第2支持膜を含む前記支持体は、全体として引張内部応力を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  5. 振動可能に設けられたダイアフラムと、
    前記ダイアフラムと所定の距離を隔てて対向するように設けられた電極板と、
    前記電極板を支持するとともに、引張内部応力を有する第1支持膜と、前記第1支持膜に積層され、圧縮内部応力を有する第2支持膜とを含む支持体とを備える、ダイアフラム構造体。
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