JP4659786B2 - 塗装作業ロボット用保護カバー - Google Patents

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Description

本発明は、塗装作業ロボット用保護カバーに関する。さらに詳しくは、ニットなどの編み物製塗装作業ロボット又は塗装作業ロボットアームに好適な保護カバーに関する。
従来から、アームと関節を有する作業ロボットそれ自体は知られている(特許文献1〜2)。これらの作業ロボットは、クリーン室における精密機械の組み立てなど様々な分野で使用されているが、一つの用途として塗装作業ロボットがある。このロボットは、鉄板やプラスチック成形物の表面に塗料を吹き付けなどのコーティング塗装を行うものであり、ロボットアームに対しても塗料の飛沫がかかり、汚れるという問題がある。ロボットアームが汚れると、落とすのが大変なばかりではなく、時々汚染物が落下して塗装物体に付着し、製品の歩留まりを低下させる原因になる。また、ほこりが発生すると同様に製品の歩留まりが低下する。さらには、関節部に汚染物が蓄積すると発火の原因にもなり、危険である。
特開2003−94267号公報 実開平4−112787号公報及び出願明細書
従来は、良い解決手段が無く、ロボットアームを剥き出しのまま使用するか、またはロボットアームの表面にフィルムをラップして対処していた。しかし、前者の場合は問題を抱えたままであり、後者の場合もきちんと巻くことが困難であり、ロボットアームの動きに追従できず、ほこりが発生しやすく、これらの問題を改善することが要望されていた。
本発明は、前記従来の問題を解決するため、塗装作業ロボットの大きな動きにも追従でき、汚れを防ぎ、着脱が容易でメンテナンスの手間を小さくすることができ、加工製品の不良を減らすことが可能な塗装作業ロボット用保護カバーを提供する。
本発明の塗装作業ロボット用保護カバーは、塗装作業ロボットに被せる保護カバーであって、前記保護カバーは、アームを含む塗装作業ロボット本体の形状及び大きさにフィットする複数の大きさのパーツからなり、合成繊維糸を使用した丸編ニットで円筒状に構成し、主要部の円周方向はシームレスであり、前記合成繊維糸は、合成繊維からなるマルチフィラメントの仮撚加工糸であり、前記丸編ニットは、JIS L1018B法(定荷重法)に準拠した伸び率が、たて方向で15%以上、円周方向で50%以上あることを特徴とする。前記において主要部とは、塗装作業ロボット1台当たりの保護カバーの40%以上の面積であり、好ましくは50%以上の面積である。
本発明の塗装作業ロボット用保護カバーは、合成繊維糸を使用した丸編ニットで円筒状に構成し、円周方向はシームレスであるから、塗装作業ロボットへの着脱が容易にできる。また長さ方向に縫製線がないのでロボットが塗装作業による動きを繰り返しても、引っかかるなどの問題は生じない。さらに繊維製であることにより、塗料ミストを多量に保持でき、塗料たれ落ちによる製品不良の発生を低くできる。また前記丸編ニットは、JIS L1018B法(定荷重法)に準拠した伸び率が、たて方向で15%以上、円周方向で50%以上有するので、ロボットの激しく大きな屈伸の動きにも対応できる。さらに前記丸編ニットの好ましい例は、難燃性及び/又は帯電防止性を付与しているので、静電気により帯電することはなく、火災発生のおそれもない。そして、関節を含めたロボットの汚れを防ぎ、着脱が及び廃棄も容易で交換時間も短く、メンテナンスの手間を小さくすることができ、加工製品の不良を減らすことが可能な塗装作業ロボット用保護カバーを提供できる。さらに前記丸編ニットの好ましい例は、透明性フィラメント糸で構成することにより、内部観察が可能となる。
本発明において塗装作業ロボットとは、塗装作業ロボット本体でも良いし、ロボットのアームも含む。ロボット本体とアームは共に可動する場合があり、明確に区別できない場合もあるからである。以下説明の都合上、塗装作業ロボットアームの例を用いて説明する。
本発明の塗装作業ロボットアームに被せる保護カバーは、好ましくは熱可塑性合成繊維糸を用いる。熱可塑性合成繊維としては、ポリエステル繊維又はポリアミド(ナイロン)繊維が好ましい。とくに好ましくはポリエステル繊維である。これらの繊維糸は、強力が高く、塗装作業ロボットの保護カバーとして好適である。糸の形態は、紡績糸でもフィラメント糸でもよいが、塵埃を出さないという観点からすると、好ましくはフィラメントである。フィラメント糸の場合は、マルチフィラメント延伸糸(生糸)でもよいし、マルチフィラメントの仮撚加工糸でも良い。仮撚加工糸はバルキーヤーンともいわれている。
編み物は、丸編ニットで円筒状に構成する。ロボットアームの直径にあわせた大きさに編成すれば、円周方向はシームレスに形成できる。また、前記丸編ニットは、JIS L1018B法(定荷重法)に準拠した伸び率が、たて方向で15%以上、円周方向で50%以上有する。このような大きな伸縮性は、丸編ニットを染色する際に、リラックス状態で染色温度を130℃以上とし、染色仕上げ幅を編み幅の30〜60%に収縮させることにより伸縮性を発現できる。例えば前記編み物をリラックス染色し高温で収縮させると、大きな伸縮性を発現する。なお染色物の色は、工場のラインに応じて変えることができる。さらに、染色物を適用することにより、ほこりの原因調査をすることもできる。例えば丸編ニットを赤、青、緑、黒などの色に染色しておくと、塗装体にほこりが付着したとき、前記の色であれば丸編ニットからのほこりと推定でき、前記以外の色であれば作業着など他の原因として追及できる。また前記のような色を工程ごとに使い分けすることもできる。例えば、下塗り、中塗り、上塗り工程別に特定の色の丸編ニットを使用できる。このようにすると工程管理が容易となる。さらに、上塗り(トップコート)は通常透明樹脂を使用するが、このような場合は黒色に染色された丸編ニットを使用することにより、保護カバーである丸編ニットに付着する塗装汚れが容易に判別でき、交換時期を目視により判断できる。
前記丸編ニットには難燃性及び/又は帯電防止性を付与するのが好ましい。この性質を付与するための難燃加工、帯電防止加工は公知の方法を採用できる。例えば難燃加工はリン系の難燃剤をバインダーで付着させることにより得られる。帯電防止加工はポリエチレングリコール系化合物又はリン系化合物をバインダーで付着させることにより得られる。
前記丸編ニットは、シングルニットの天竺組織(平編)であることが好ましい。この組織であれば、製造コストを安くでき、ロボットアームの激しく大きな屈伸の動きにも対応できる。一例としてマルチフィラメント糸を仮撚加工糸し、仮撚時にS撚した糸とZ撚した糸を交互に丸編機に供給してシングルニットを編成する。丸編ニットは、ポリエステル又はポリアミド製マルチフィラメント糸のS撚仮撚加工糸とZ撚仮撚加工糸が交互に配置された状態になる。このようにすると糸のトルクを打ち消しあい、ループを安定化させることができ、編み物とした場合にも斜行せず、伸縮性も高く装着が容易となる。
マルチフィラメント加工糸の繊度及びフィラメント数は任意のものとすることができる。例えばフィラメント数10〜100本、トータル繊度20〜500dtexの糸を用いる。
前記丸編ニットは、目付けが60g/m2以上320g/m2以下の範囲であることが好ましい。目付けが60g/m2未満では強度が低く、かつ塗料ミストの保持量が低い傾向となる。また目付けが320g/m2を超えるとコストが高くなる傾向となる。
前記合成繊維は、酸化チタンを含まない透明性フィラメントで構成されていることが好ましい。一般の合成繊維は遮光性を出すために酸化チタンを0.5重量%添加した、いわゆる「セミダル」としている。しかし、「セミダル」であると、丸編ニットは不透明であり、内部を見ることは困難である。そこで、酸化チタンを含まない透明性フィラメント、いわゆる「スーパーブライト」糸で丸編ニットを構成すると、完全透明ではないが、内部を観察できる程度の透明性を出せ、塗装ロボット内部の機械の動きや、とりわけ塗料チューブやエアーチューブ等を観察することができ、塗料の供給状態をチェックできる。
本発明において保護カバーは、塗装作業ロボットの形状及び大きさにフィットする複数の大きさのパーツを組み合わせても良い。通常、塗装作業ロボットは、機台、ボディー、噴射アームなど複数のパーツで構成されているので、各パーツに合わせたサイズで保護カバーを形成すると、無駄がなく、付け替え作業も楽となる。前記保護カバーは、さらに紐、ゴム、ボタン、ホック、フック、磁石、ファスナー又は面ファスナーによる固定手段を有していてもよい。これらの固定手段を使用すると、保護カバーが塗装作業ロボットから外れることを防止できるうえ、塗料パイプや電線などが存在していても、隙間を作成して覆うことができる。とくに磁石は、磁石同士でも、磁石とロボットのハウジングなどの金属とも固定でき、複雑な形状であってもたるみなく固定できることから好ましい。
また、前記保護カバーの末端は、融着加工によりほつれ防止処理されていることが好ましい。塗装作業においてほこりを出すことは好ましくないからである。
次に図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施例における円筒状の保護カバー1の平面図である。円周方向にはシームレスである。両末端は伸縮性のある縫い方で処理するか、または伸縮性を損なわない熱溶融処理するので、末端からのほつれは起こらない。この保護カバーは、円筒状編み物の直径が幅となるように折りたたんだ状態で、一例として長さLは0.3〜4.5m、幅Dは0.3〜1.5mである。
図2は、直径の異なる2つの円筒状編み物3,4を縫製してつなぐか、又は連続した編み物とした保護カバーの斜視図である。両末端は同様に折り返され縫製されている。この保護カバーは、円筒状編み物の直径が幅となるように折りたたんだ状態で、一例として長さL1は0.3〜4.0m、L2は0.3〜1.5m、幅D1は0.3〜1.5m、D2は0.05m以上〜0.3m未満である。
図3は、図1又は図2の保護カバー1を塗装作業ロボットアーム10に取り付けた一例の斜視図である。保護カバー1は塗装作業ロボットアーム10の全体を覆い、関節部の激しく大きな動きにも伸縮して対応できる。11は機台、12は回転台座、13はアーム、14は関節、15は塗装スプレーである。
図4は、本発明の一実施例におけるシングルニットの天竺組織(平編)の組織図である。図5は同、天竺組織(平編)の編目形成工程を示す模式的説明図である。この場合、奇数番号の糸にはS撚糸を供給し、偶数番号の糸にはZ撚糸を供給するのが好ましい。
図6は編針の動きを示す説明図である。
以下実施例を用いて本発明をさらに具体的に説明する。
(1)編み物の伸び率
JIS L1018B法(定荷重法)に準拠した。温度20±2℃、相対湿度65±2%の雰囲気下で編み物をウェール方向(たて方向)及びコース方向(よこ方向)にそれぞれ長さ30cm、幅5cmの大きさに切断し、5枚の試験片とした。この試験片の一端を上部クランプで固定し、他端に3gfの初期荷重を加え、20cm間隔に印を付け、静かに500gの荷重を加えて1分間保持後の印間の距離を測定し、次の式によって伸び率(%)を求め、ウェール方向(たて方向)及びコース方向(よこ方向)それぞれ5回の平均値を算出した。
p={(L1−L)/L}×100
p:伸び率(%)
L:元の印間の長さ(cm)
1:500gの荷重を加え1分間保持後の印間の長さ(cm)
(2)編み物の伸長弾性率
JIS L1018B法(定荷重法)に準拠した。温度20±2℃、相対湿度65±2%の雰囲気下で編み物をウェール方向(たて方向)及びコース方向(よこ方向)にそれぞれ長さ30cm、幅5cmの大きさに切断し、5枚の試験片とした。この試験片をつかみ間距離20cmとして引っ張り試験機に装着し、500gの荷重を加えたまま1分間保持後、印間の距離を測定し、直ちに荷重を取り除き、さらに3分間放置した。試験片の引っ張り速度は20cm/分とした。その後、3gfの荷重を加えて再度印間の距離を測定し、次の式によって定荷重時伸長弾性率(%)を求め、ウェール方向(たて方向)及びコース方向(よこ方向)それぞれ5回の平均値を算出した。
q={(L0−L1)/(L0−L)}×100
q:伸長弾性率(%)
L:元の印間の長さ(cm)
0:500gの荷重を加え1分間保持後の印間の長さ(cm)
1:500gの荷重を取り除いた後、3分間放置し、その後3gfの荷重を加えたときの印間の長さ(cm)
(実施例1)
(1)編み物編成
ポリエステルフィラメント仮撚加工糸(フィラメント数48本、トータル繊度167dtex、酸化チタン0.5重量%添加糸)を用い、仮撚時にS撚した糸とZ撚した糸を交互に丸編機に供給して天竺組織(平編)に編成した。サイズは、円筒状物をそのまま平らな場所に置いた状態で幅D1.5m、長さL60mとした。
(2)染色高次加工
前記の編み物を、下記の条件で染色加工した。
a.分散染料:ダイスター社製"DIANIX BLUE FBL"を0.01%owf(owfはon the weight of fiberの略)、長瀬カラーケミカル社製"DISPERSE RED AC-E"を2.4%owf、ダイスター社製"DIANIX YELLOW AC-E"を0.8%owf
b.pH調整用酸として積上化成社製"ニコールDA−23"を1.2%owf
c.分散材としてツヤツク社製商品名“21-WO-21"を1%owf
染色機は高圧液流染色機を用い、編み物をリラックス状態に保持して130℃、40分染色した。
その後、還元洗浄し、水洗し、脱水して一旦乾燥した。
次に、防炎剤として大和化学工業社製"フランJP-40"を10wt%、帯電防止加工剤として三洋化成工業社製"サンスタットES−15"を0.5wt%加えた水溶液を調整し、この中に前記の染色編み物を浸漬させ、ピックアップ率80wt%となるようにマングルパットを用いて絞った。その後乾燥し、丸ニットの内側に105cm幅の枠を通し、捩れをなくすようにたたみなおした。
このようにして得られたサイズは、円筒状物をそのまま平らな場所に置いた状態で図1における幅Dは1m、長さLは45mであった。また、得られた編み物のコース数は48個/インチ、ウエール数は41個/インチ、目付け165g/m2であった。
(3)編み物の伸び率
前記したJIS L1018B法に準拠した伸び率は、たて方向で30%、よこ(円周)方向で99%であった。また、伸長弾性率は、たて方向で90%、よこ(円周)方向で85%であった。
(4)編み物の難燃性
編み物の難燃性は、下記の表1のとおりであった。
Figure 0004659786
(5)編み物の帯電防止性
編み物の帯電防止性は、JIS L1094B法に準拠し、温度20℃、相対湿度65%RH、ロータリースタテックテスター使用、400rpm、摩擦布は綿を使用して測定した結果、たて方向の帯電圧は7V、よこ方向の帯電圧は3Vであった。未加工編み物のたて方向の帯電圧は1000V、よこ方向の帯電圧は800Vであった。
また、JIS L1094−1997参考法に準拠し、温度20℃、相対湿度40%RH、印加電圧1000Vにおける、たて方向の表面漏洩抵抗値は2.2×108Ω、よこ方向は6.0×109Ωであった。
(6)ロボットの保護カバー試験
以上のようにして得られた保護カバーを、図3に示す塗装ロボットに着装した。その結果、着脱が容易で、従来のフィルムを巻く作業(40〜50分間)に対して、作業時間は5〜10分間で済んだ。また長さ方向に縫製線がないのでロボットが塗装作業による動きを繰り返しても、引っかかるなどの問題は生じなかった。さらに塗料ミストを多量に保持できるので、塗料たれ落ちによる製品不良の発生を低くできた。また難燃性及び帯電防止性を付与しているので、静電気により帯電することはなかった。さらに保護カバーは赤色に染色されていることから、塗装物の飛沫が付着したとき容易に判別ができ、交換して洗濯し再使用することもできた。
(実施例2)
(1)編み物編成
ポリエステルフィラメント仮撚加工糸(フィラメント数48本、トータル繊度167dtex、酸化チタン0.5重量%添加糸)を用い、仮撚時にS撚した糸とZ撚した糸を交互に丸編機に供給して天竺組織(平編)に編成した。サイズは、円筒状物をそのまま平らな場所に置いた状態で幅D1.5m、長さL60mとした。
(2)染色高次加工
前記の編み物を精練剤SC-1103 0.6g/リットルを溶解した水溶液を調整し、実施例1と同様に高圧液流染色機で130℃、40分処理し、その後、水洗し、脱水して一旦乾燥した。
次に、防炎剤として大和化学工業社製"フランJP-40"を10wt%、帯電防止加工剤として三洋化成工業社製"サンスタットES−15"を0.5wt%加えた水溶液を調整し、この中に前記の染色編み物を浸漬させ、ピックアップ率80wt%となるようにマングルパットを用いて絞った。その後乾燥し、丸ニットの内側に105cm幅の枠を通し、捩れをなくすようにたたみなおした。
このようにして得られたサイズは、円筒状物をそのまま平らな場所に置いた状態で図1における幅Dは1m、長さLは45mであった。また、得られた編み物のコース数は48個/インチ、ウエール数は41個/インチ、目付け165g/m2であった。
(3)編み物の伸び率
前記したJIS L1018B法に準拠した伸び率は、たて方向で40%、よこ(円周)方向で100%であった。また、伸長弾性率は、たて方向で90%、よこ(円周)方向で82%であった。
(4)編み物の難燃性
編み物の難燃性は、下記の表2のとおりであった。
Figure 0004659786
(5)編み物の帯電防止性
編み物の帯電防止性は、JIS L1094B法に準拠し、温度20℃、相対湿度65%RH、ロータリースタテックテスター使用、400rpm、摩擦布は綿を使用して測定した結果、たて方向の帯電圧は6V、よこ方向の帯電圧は3Vであった。
また、JIS L1094−1997参考法に準拠し、温度20℃、相対湿度40%RH、印加電圧1000Vにおける、たて方向の表面漏洩抵抗値は2.9×108Ω、よこ方向は2.5×109Ωであった。
(6)ロボットの保護カバー試験
以上のようにして得られた保護カバーを、図3に示す塗装ロボットに着装した。その結果、着脱が容易で、従来のラップを巻く作業(40〜50分間)に対して、作業時間は5〜10分間で済んだ。この保護カバーは、長さ方向に縫製線がないのでロボットが塗装作業による動きを繰り返しても、引っかかるなどの問題は生じなかった。さらに保液性が高く、塗料ミストを多量に保持できるので、塗料たれ落ちによる製品不良の発生を低くできた。また帯電防止性を付与しているので、静電気により帯電することはなかった。さらに難燃性を付与しているので安全性も高かった。また洗濯して再使用することもできた。
(実施例3)
(1)編み物編成
ポリエステルフィラメント延伸糸(生糸、フィラメント数48本、トータル繊度167dtex、酸化チタン無添加糸:スーパーブライト糸)を用い、丸編機に供給して天竺組織(平編)に編成した。サイズは、円筒状物をそのまま平らな場所に置いた状態で幅D1.5m、長さL60mとした。
(2)染色高次加工
前記の編み物を精練剤SC-1103 0.6g/リットルを溶解した水溶液を調整し、実施例1と同様に高圧液流染色機で130℃、40分処理し、その後、水洗し、脱水して一旦乾燥した。
次に、防炎剤として大和化学工業社製"フランJP-40"を10wt%、帯電防止加工剤として三洋化成工業社製"サンスタットES−15"を0.5wt%加えた水溶液を調整し、この中に前記の染色編み物を浸漬させ、ピックアップ率80wt%となるようにマングルパットを用いて絞った。その後乾燥し、丸ニットの内側に105cm幅の枠を通し、捩れをなくすようにたたみなおした。
このようにして得られたサイズは、円筒状物をそのまま平らな場所に置いた状態で図1における幅Dは1m、長さLは45mであった。また、得られた編み物のコース数は48個/インチ、ウエール数は41個/インチ、目付け165g/m2であった。
(3)編み物の伸び率
前記したJIS L1018B法に準拠した伸び率は、たて方向で40%、よこ(円周)方向で100%であった。また、伸長弾性率は、たて方向で90%、よこ(円周)方向で82%であった。
(4)編み物の難燃性
編み物の難燃性は、下記の表3のとおりであった。
Figure 0004659786
(5)編み物の帯電防止性
編み物の帯電防止性は、JIS L1094B法に準拠し、温度20℃、相対湿度65%RH、ロータリースタテックテスター使用、400rpm、摩擦布は綿を使用して測定した結果、たて方向の帯電圧は6V、よこ方向の帯電圧は3Vであった。
また、JIS L1094−1997参考法に準拠し、温度20℃、相対湿度40%RH、印加電圧1000Vにおける、たて方向の表面漏洩抵抗値は2.9×108Ω、よこ方向は2.5×109Ωであった。
(6)ロボットの保護カバー試験
以上のようにして得られた保護カバーを、図3に示す塗装ロボットに着装した。その結果、着脱が容易で、従来のラップを巻く作業(40〜50分間)に対して、作業時間は5〜10分間で済んだ。この保護カバーは、長さ方向に縫製線がないのでロボットが塗装作業による動きを繰り返しても、引っかかるなどの問題は生じなかった。さらに保液性が高く、塗料ミストを多量に保持できるので、塗料たれ落ちによる製品不良の発生を低くできた。また帯電防止性を付与しているので、静電気により帯電することはなかった。さらに難燃性を付与しているので安全性も高かった。加えて、この保護カバーは完全透明ではないが内部を観察できる程度の透明性があり、塗装ロボット内部の機械の動きや塗料チューブ及びエアーチューブを観察することができ、塗料の供給状態をチェックできた。また、洗濯して再使用することもできた。
(実施例4)
この実施例においては、塗装作業ロボットの形状及び大きさにフィットする複数の大きさのパーツからなる複数の保護カバーの例について説明する。下記を変えた以外は実施例1と同様に保護カバーを作成した。まず、図7に示すように、塗装作業ロボットの塗料噴射口近辺を覆うための先端保護カバー21を丸編機で作成した。大きさは図7のように畳んだ状態で下辺横200mm、上辺横90mm、縦320mmとした。上辺の末端は、融着幅5mmの高周波融着加工によりほつれ防止縁22とした。融着加工することにより、末端からほつれることはなく、繊維屑も発生しない。下辺は袋縫いしゴム23を入れた。
次に、図8に示すように、塗装作業ロボットの中間部の可動部を覆うための中間保護カバー24を丸編機で作成した。大きさは図8のように畳んだ状態で横320mm、縦800mmとした。上辺の末端は、融着幅5mmの高周波融着加工によりほつれ防止縁22とした。下辺は袋縫いし紐25を入れて、固定手段とした。
次に図9に示すように、塗装作業ロボットのボディー部を覆うためのボティー保護カバー26を丸編機で作成した。大きさは図9のように畳んだ状態で横1200mm、縦2000mmとした。上辺の末端は、融着幅5mmの高周波融着加工によりほつれ防止縁22とした。下辺は袋縫いし紐25を入れて、固定手段とした。さらに右上から900mmの長さで分離部27を作成し、ボタン29又はフックにより分離部27を止めるようにした。ボタン29,29は紐30に固定されており、ボタン穴28,28に入れて固定する。分離する際にはボタン29,29はボティー保護カバー26から外す。このようにすると洗濯時に生地を痛めることがない。なお、ボタンに換えて磁石を使用してもよい。磁石は、磁石同士でも固定できるほか、磁石とロボットのハウジングなどの金属とも固定でき、複雑な形状であってもたるみなく固定できることから好ましい。磁石も洗濯時には取り外しできる。
以上のように作成した先端保護カバー21と、中間保護カバー24と、ボティー保護カバー26を、図10に示すように塗装作業ロボット10に被せた。保護カバー21,24,26は、塗装作業ロボット10の形状及び大きさにフィットするように構成されているので、図10に示すように無駄な空間がなくしかもロボットアームが自由に動ける保護カバーとすることができた。31a〜31dは塗装作業ロボット10に接続されている電線である。図9に示す分離部27を使用して電線31a〜31dの位置を動かすことなく保護カバー26を被せることができた。
図1は発明の一実施例における保護カバーを示す斜視図。 図2は本発明の別の実施例における保護カバーを示す斜視図。 図3は本発明の一実施例の保護カバーをロボットに装着した模式的斜視図。 図4は本発明の一実施例の編み物構成を示す平面図。 図5は本発明の一実施例の編み物編成を示す工程図。 図6は本発明の一実施例における編み物のループ形成を示す工程図。 図7は本発明の実施例4における塗装作業ロボットの塗料噴射口近辺を覆うための先端保護カバーを示す平面図。 図8は本発明の実施例4における塗装作業ロボットの中間保護カバーを示す平面図。 図9は本発明の実施例4における塗装作業ロボットのボディー用保護カバーを示す平面図。 図10はは本発明の実施例4における塗装作業ロボットの全体を覆う保護カバーを示す平面図。
符号の説明
1 保護カバー
3,4 円筒状編み物
10 塗装作業ロボット
11 機台
12 回転台座
13 アーム
14 関節
15 塗装スプレー
21 先端保護カバー
22 高周波融着加工によるほつれ防止縁
23 ゴム
24 中間保護カバー
25 紐
26 ボティー保護カバー
27 分離部
28,28 ボタン穴
29,29 ボタン
30 ボタン用紐
31a〜31d 電線

Claims (9)

  1. 塗装作業ロボットに被せる保護カバーであって、
    前記保護カバーは、アームを含む塗装作業ロボット本体の形状及び大きさにフィットする複数の大きさのパーツからなり、合成繊維糸を使用した丸編ニットで円筒状に構成し、主要部の円周方向はシームレスであり、
    前記合成繊維糸は、合成繊維からなるマルチフィラメントの仮撚加工糸であり、
    前記丸編ニットは、JIS L1018B法(定荷重法)に準拠した伸び率が、たて方向で15%以上、円周方向で50%以上あることを特徴とする塗装作業ロボット用保護カバー。
  2. 前記丸編ニットは染色されており、染色温度を130℃以上とし、染色仕上げ幅を編み幅の30〜60%とすることにより伸縮性を発現させる請求項1に記載の塗装作業ロボット用保護カバー。
  3. 前記丸編ニットは、合成繊維からなるマルチフィラメント糸のS撚仮撚加工糸とZ撚仮撚加工糸を交互に配置したシングルニットの天竺組織である請求項1又は2に記載の塗装作業ロボット用保護カバー。
  4. 前記丸編ニットは、目付けが80g/m2以上320g/m2以下の範囲である請求項1〜3のいずれかに記載の塗装作業ロボット用保護カバー。
  5. 前記保護カバーは難燃性及び/又は帯電防止性を有する請求項1〜4のいずれかに記載の塗装作業ロボット用保護カバー。
  6. 前記合成繊維は、ポリエステル繊維又はポリアミド繊維である請求項1〜5のいずれかに記載の塗装作業ロボット用保護カバー。
  7. 前記合成繊維は、酸化チタンを含まない透明性フィラメントで構成されている請求項1〜6のいずれかに記載の塗装作業ロボット用保護カバー。
  8. 前記保護カバーは、さらに紐、ゴム、ボタン、ホック、フック、磁石、ファスナー又は面ファスナーによる固定手段を有する請求項1〜7のいずれかに記載の塗装作業ロボット用保護カバー。
  9. 前記保護カバーの末端は、融着加工によりほつれ防止処理されている請求項1〜8のいずれかに記載の塗装作業ロボット用保護カバー。
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