JP4658800B2 - 鞍乗型車両の燃料タンク - Google Patents
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Description
また、燃料タンク1の下方には後輪RW、燃料タンク1の上方にはシートS、燃料タンク1の前方にはエンジンEがそれぞれ配置される。
また、燃料タンク1は、車体重心のある車体中央部に対して後寄りに配置されるため、車体重心回りの慣性モーメントが大きくなり、更に、燃料タンク1の燃料残量が変化すると、慣性モーメントも変化する。
また、燃料タンクの本体側が車体重心付近にあると、燃料に作用する慣性モーメントも変化しにくく、エンジンへの燃料供給がより安定する。
また、ガード部材の前方外面とバーハンドルの前方外面とに接する直線よりも車両後方に給油口を配置することで、例えば、車両前方からガード部材とバーハンドルとに亘って干渉物があった場合に、干渉物が給油口に干渉することがない。
作用として、燃料タンクと給油口とを管状の部材としての接続管で接続することで、燃料タンクと給油口との間に配置した部品等との干渉を避けながら接続管を延ばすことが可能になる。
作用として、車両前方に延ばしたサブタンクに燃料を溜め、燃料タンクの容量を増やす。
作用として、接続管に加えて膨出部に燃料を貯め、燃料タンクの容量を更に増やす。
作用として、フロントフェンダに配置した給油口には、車両前方又は車両側方から給油する。
また、給油口を、車体フレームの前端に取付けたガード部材の前方外面とステアリングシャフトの上端に取付けたバーハンドルの前方外面とに接する直線よりも車両後方に配置したので、外力が加わりにくい位置に給油口を配置することができる。
図1は本発明に係る燃料タンクを備えた車両の側面図であり、車両10は、車体フレーム11を、左フレーム12及び右フレーム13(左フレーム12の奥側であり、不図示。)と、これらの左フレーム12及び右フレーム13を連結する複数のクロスメンバ(例えば、前部上部メンバ14、後部上部メンバ16、後部下部メンバ17)と、左フレーム12及び右フレーム13から後方に延ばした左右一対のシートレール21,22(手前側の符号21のみ示す。)と、左フレーム12及び右フレーム13から後方に延ばすとともに後端をシートレール21,22に連結した左右一対のサブフレーム23,24(手前側の符号23のみ示す。)とから構成し、車体フレーム11の前部に左右の前輪26,27を操舵するステアリングシャフト28を回転自在に取付け、左フレーム12及び右フレーム13間の下部にエンジン31及び変速機32からなるパワーユニット33を取付け、このパワーユニット33の上方にエアクリーナ35及び燃料タンク36を配置し、車体フレーム11の下部後部に上下スイング自在にスイングアーム37を取付け、このスイングアーム37の後端に左右の後輪41,42を取付けた鞍乗型不整地走行用車両である。
吸気装置46は、シリンダ部45に設けたシリンダヘッド51に接続した吸気管52と、この吸気管52の上端に一端を接続したスロットルボディ53と、このスロットルボディ53の他端に接続したコネクティングチューブ54と、このコネクティングチューブ54の先端に接続したエアクリーナ35とからなる。
排気装置47は、シリンダヘッド51に一端を接続した排気管61と、この排気管61の後端に接続したマフラ62とからなる。
給油口86は一方のフロントフェンダ73に配置した、詳しくは、フロントフェンダ73の上面に突出させた部分であり、この突出した部分にフィラーキャップ84を取付ける。
右フレーム13(左フレーム12の奥側に配置されるため、不図示)は左フレーム12と基本構造は同一であり、説明は省略する。
サブタンク83は、左フレーム12又は右フレーム13のそれぞれの上方に配置するのに限らず、左フレーム12及び右フレーム13のそれぞれよりも内側に配置してもよく、また、直線的に延ばすのに限らず、他の部品との干渉を避けるために曲線的に延ばしてもよい。
(a)は比較例であり、燃料タンク300は、上部に給油口301を備え、この給油口301をフィラーキャップ302で塞ぎ、燃料ポンプ303を内蔵したものである。なお、305は燃料タンク300の上方に配置したシートである。
このように、サブタンク83の途中をエアクリーナケース35aで支持することで、長尺なサブタンク83の振れを防止することができる。
(a)は要部側面図であり、接続管としてのサブタンク138は、管状のメインタンク部138aと、エアクリーナ35前後のメインタンク部138aから側方に膨出させた側方膨出部138b,138cとからなり、メインタンク部138aの後端をタンク本体135(図2参照)に接続することで側方膨出部138b,138cにも燃料を貯めてタンク容量の増加を図ったものである。
(a)は要部側面図であり、接続管としてのサブタンク139は、管状のメインタンク部139aと、エアクリーナ35前後のメインタンク部139aから側方に膨出させた側方膨出部139b,139cとからなり、メインタンク部139aの後端をタンク本体135(図2参照)に接続することで側方膨出部139b,139cにも燃料を貯めてタンク容量の増加を図ったものである。
(a)は図2の8矢視図であり、左フレーム12及び右フレーム13にそれぞれ内側に突出する内側突出部145,146を一体に形成し、これらの内側突出部145,146にアルミニウム合金製押出し材からなる断面コ字状の前部上部メンバ14に形成したコ字溝14aを嵌合させ、嵌合部を溶接にて接合したことを示す。あるいは、内側突出部145,146に前部上部メンバ14をボルト・ナットで締結してもよい。
(b)は(a)のb−b線断面図であり、前部上部メンバ14を下向きに開口した断面コ字形状の部材としたことを示す。
(a)は支持プレート151を示す斜視図であり、アルミニウム合金製の支持プレート151は、断面コ字形状の部材であり、ステアリングシャフトを取付ける取付穴152を開けた基部153と、この基部153の両端を折り曲げて形成した折曲げ部154,156とからなり、折曲げ部154,156にそれぞれ車体フレームに取付ける複数のフレーム取付穴157を開けた部材である。
ボルト172は、頭部172aと、この頭部172aから延びる軸部172bとからなり、先端にナット182をねじ込んだ部材である。
サスペンションアーム支持部200は、左フレーム12のめねじ91a,91aにボルト181,181で取付けた断面L字形状の鋼製のアーム支持ブラケット201,202と、これらのアーム支持ブラケット201,202間に配置したカラー194と、このカラー194に回転自在に嵌合させるとともに鋼製のアーム端部204に開けた貫通穴203に嵌合させた第1ブッシュ192と、この第1ブッシュ192の端部に嵌合させた第2ブッシュ193と、アーム支持ブラケット201,202にそれぞれ開けたボルト挿通穴201a,202a及びカラー194の中空部194aに通したボルト197と、このボルト197の先端にねじ込んだナット198とからなる。
サスペンションアーム支持部210は、ボルト挿通穴213a,213aと左フレーム12のボルト挿通穴91b,91bとにボルト211、211を通し、ボルト211、211の先端にそれぞれナット212,212をねじ込むことで左アーム12に取付けた断面コ字形状のアーム支持ブラケット213と、このアーム支持ブラケット213の内側に配置したカラー194と、このカラー194に回転自在に嵌合させるとともにアーム端部204に開けた貫通穴203に嵌合させた第1ブッシュ192と、この第1ブッシュ192の端部に嵌合させた第2ブッシュ193と、アーム支持ブラケット213に開けたボルト挿通穴213b,213b及びカラー194の中空部194aに通したボルト197と、このボルト197の先端にねじ込んだナット198とからなる。
これにより、燃料タンク36と給油口86との間にサブタンク83を部品等との干渉を避けながら延ばして配置することができ、サブタンク83の配置の自由度を増すことができる。
これにより、サブタンク83に燃料を貯めて燃料タンク36の容量を増やすことができ、所定の容量を確保しやすくすることができる。
これにより、側方膨出部138b,138cに燃料を貯めて燃料タンク36の容量を更に増やすことができる。
これにより、車両前方又は車両側方から選択して給油することができ、鞍乗型車両10の使い勝手を向上させることができる。
これにより、外力が加わりにくい位置に給油口86を配置することができる。
Claims (5)
- 車体フレーム(11)に、前輪(26,27)を操舵するステアリングシャフト(18)と、駆動源となるエンジン(31)と、このエンジン(31)に燃料を供給するためにエンジン(31)の上方に配置した燃料タンク(36)とを備えた鞍乗型車両において、
前記燃料タンク(36)は、給油口(86)を前記ステアリングシャフト(18)よりも前方に配置し、
前記給油口(86)は、前記車体フレーム(11)の前端に取付けたガード部材(71)の前方外面と前記ステアリングシャフト(28)の上端に取付けたバーハンドル(88)の前方外面とに接する直線(89)よりも車両後方に配置される、
ことを特徴とする鞍乗型車両の燃料タンク。 - 前記燃料タンク(36)と前記給油口(86)とを接続管(83)で接続したことを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両の燃料タンク。
- 前記接続管(83)を、燃料を貯めるサブタンクとし、エアクリーナ(46)の側方を通って車両前方に延ばしたことを特徴とする請求項2記載の鞍乗型車両の燃料タンク。
- 前記接続管(83)に燃料を貯める膨出部(138c,138d)を設けたことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の鞍乗型車両の燃料タンク。
- 前記給油口(86)は、前記前輪の上方を覆うフロントフェンダ(73,74)に配置されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の鞍乗型車両の燃料タンク。
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