JP4657890B2 - ドラムブレーキ - Google Patents

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Description

本発明は、ドラムブレーキに係り、特にブレーキシューの構造を簡素化する技術に関するものである。
一般にドラムブレーキでは、たとえば特許文献1の図3に示すドラムブレーキのように、ブレーキシューのシューウエブとバッキングプレートとの間を接近させる方向に常時付勢させたシューホールドダウン装置と、そのブレーキシューのシューウエブの位置を決めるためのバッキングプレートから突設された図示されていないレッジとを用いて、バッキングプレートに対して面方向に相対移動が可能に保持されている。
特開2003−56610号公報
ところで、このようなドラムブレーキでは、帯板状鋼材から曲成したシューリムと鋼板を円弧状に打ち抜いたシューウエブとの2部品を予め作成し、それらシューリムとシューウエブとを相互の位置関係を治具により固定した状態で、複数箇所の抵抗溶接やすみ肉溶接を用いることによって相互に固着し、組立て品として構成していた。
このため、ブレーキシューを製造するための部品点数が多く、その組立てや溶接という作業が面倒であり、安価に製造できないという一因となっていた。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであって、その目的とするところは、ブレーキシューを製造するための部品点数や製造工数が少なく、安価に製造可能なドラムブレーキを提供することにある。
かかる目的を達成するための請求項1に係る発明の要旨とするところは、バッキングプレートと、該バッキングプレート上に拡開可能に配設された円弧状の一対のブレーキシューとを含むドラムブレーキであって、(a) 前記一対のブレーキシューは、円弧状に曲げられた帯板状のシューリム部と、そのシューリム部の内周面の幅方向中間部から内周側へ向かって所定量突設されたシューウエブ部とをそれぞれ備えたものであり、(b) そのシューリム部およびシューウエブ部は、1個の板材或いは管材から塑性加工によって一体に形成されたものであり、(c) 前記バッキングプレートに対して位置固定に設けられ、前記ブレーキシューの両端部の前記バッキングプレート側の面に当接してそのブレーキシューの両端部をそのバッキングプレートに平行な方向に案内する一対の第1端部案内面および第2端部案内面と、(d) 前記バッキングプレートに対して位置固定に設けられ、前記ブレーキシューの長手方向中間部の前記バッキングプレートとは反対側の面に当接してそのブレーキシューの長手方向中間部をそのバッキングプレートに平行な方向に案内する中間部案内面と、(e) 前記ブレーキシューの両端部の前記バッキングプレート側の面と前記一対の第1端部案内面および第2端部案内面との間、および前記ブレーキシューの長手方向中間部の前記バッキングプレートとは反対側の面と前記中間部案内面との間がそれぞれ常時接触するように、そのブレーキシューを付勢するスプリングとを、含み、(f) 前記ブレーキシューは、前記第1端部案内面および第2端部案内面と前記中間部案内面とによって前記バッキングプレートに平行な方向に移動可能に保持され、(g) 前記一対のブレーキシューの他端部間には、その一対のブレーキシューを互いに相対回転可能に連結する連結装置が設けられ、前記一対のブレーキシューの一端部間には、その一対のブレーキシューの一端部が当接させられるアンカーが設けられており、(h) 前記アンカーは、前記第1端部案内面が前記バッキングプレートとは反対側に形成されてそのバッキングプレートに固定される基部と、前記一対のブレーキシューの一端部が当接させられるようにその基部の一部から立設されたアンカーブロック部とを備えたものであり、(i) 前記バッキングプレートの中央部には、前記中間部案内面が形成された中間部保持突起と前記第2端部案内面が形成された他端部保持突起とを備えたブレーキシュー保持部材が固定されていることにある。
また、請求項2に係る発明の要旨とするところは、請求項1に係る発明において、前記シューリム部は前記板材の幅方向の中央部から構成され、前記シューウエブ部は該板材の幅方向の両端部が重ねられることにより構成されていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明の要旨とするところは、請求項1に係る発明において、前記シューリム部は前記管材の周壁の一部が重ねられることにより構成され、前記シューウエブ部はその管材の周壁の一部が重ねられることにより構成されていることを特徴とする。
また、請求項に係る発明の要旨とするところは、請求項に係る発明において、(a) 前記一対のブレーキシューのシューウエブ部は、厚み方向に貫通する掛止穴を有するものであり、(b) 前記スプリングは、線材の両端部が鉤状に曲げられた一対の掛止部とその線材の中間部がコイル状に巻回されたコイル部とを有し、そのコイル部が前記シューウエブ部の前記バッキングプレートとは反対側の面に当接した状態でその一対の掛止部が前記掛止穴に掛け止められることにより前記一対のブレーキシュー間に張設されていることを特徴とする。
また、請求項に係る発明の要旨とするところは、請求項に係る発明において、前記アンカーのアンカーブロック部と前記一対のブレーキシューの一端部との間においては、そのブレーキシューの幅方向の中央部において当接させられ、その中央部から幅方向に離隔するほど増加する間隙が形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明のドラムブレーキによれば、(a) 前記一対のブレーキシューは、円弧状に曲げられた帯板状のシューリム部と、そのシューリム部の内周面の幅方向中間部から内周側へ向かって所定量突設されたシューウエブ部とをそれぞれ備えたものであり、(b) そのシューリム部およびシューウエブ部は、1個の板材或いは管材から塑性加工によって一体に形成されたものであることから、2個の部品を作成したり、それらを複数箇所の抵抗溶接やすみ肉溶接を用いることによって相互に固着したりすることが不要となるので、部品点数や、位置決めや溶接のための製造工数が少なく、安価に製造可能となる。また、(c) 前記バッキングプレートに対して位置固定に設けられ、前記ブレーキシューの両端部の前記バッキングプレート側の面に当接してそのブレーキシューの両端部をそのバッキングプレートに平行な方向に案内する一対の第1端部案内面および第2端部案内面と、(d) 前記バッキングプレートに対して位置固定に設けられ、前記ブレーキシューの長手方向中間部の前記バッキングプレートとは反対側の面に当接してそのブレーキシューの長手方向中間部をそのバッキングプレートに平行な方向に案内する中間部案内面と、(e) 前記ブレーキシューの両端部の前記バッキングプレート側の面と前記一対の第1端部案内面および第2端部案内面との間、および前記ブレーキシューの長手方向中間部の前記バッキングプレートとは反対側の面と前記中間部案内面との間がそれぞれ常時接触するように、そのブレーキシューを付勢するスプリングとが含まれ、(f) 前記ブレーキシューは、前記第1端部案内面および第2端部案内面と前記中間部案内面とによって前記バッキングプレートに平行な方向に移動可能に保持されていることから、シューホールドダウン装置を用いなくてもブレーキシューがバッキングプレートに平行な方向に移動可能に保持されるので、部品点数が減少し、高い組付け性が得られ、ドラムブレーキをより安価に製造することができるようになる。また、(g) 前記一対のブレーキシューの他端部間には、その一対のブレーキシューを互いに相対回転可能に連結する連結装置が設けられ、前記一対のブレーキシューの一端部間には、その一対のブレーキシューの一端部が当接させられるアンカーが設けられていることから、所謂デュオサーボ型ドラムブレーキが得られる利点がある。また、(h) 前記アンカーは、前記第1端部案内面が前記バッキングプレートとは反対側に形成されてそのバッキングプレートに固定される基部と、前記一対のブレーキシューの一端部が当接させられるようにその基部の一部から立設されたアンカーブロック部とを備えたものであり、(i) 前記バッキングプレートの中央部には、前記中間部案内面が形成された中間部保持突起と前記第2端部案内面が形成された他端部保持突起とを備えたブレーキシュー保持部材が固定されていることから、そのブレーキシュー保持部材に強度を持たせることができるので、バッキングプレートの板厚を薄くすることができるとともに、バッキングプレートにはブレーキシューの位置決めに必要なレッジ面を設けなくてもよくなってそのバッキングプレートの形状の制約が緩和されるので、ドラムブレーキの小型化が容易となる。
また、請求項2に係る発明のドラムブレーキによれば、前記シューリム部は前記板材の幅方向の中央部から構成され、前記シューウエブ部はその板材の幅方向の両端部が重ねられることにより構成されていることから、1個の板材に対してプレス或いはロールプレス等の塑性加工を施すことによりブレーキシューの本体が構成される。
また、請求項3に係る発明のドラムブレーキによれば、前記シューリム部は前記管材の周壁の一部が重ねられることにより構成され、前記シューウエブ部はその管材の周壁の一部が重ねられることにより構成されていることから、1個の管材に対してプレス加工等の塑性加工を施すことによりブレーキシューの本体が構成される。
また、請求項に係る発明のドラムブレーキによれば、(a) 前記一対のブレーキシューのシューウエブ部は、厚み方向に貫通する掛止穴を有するものであり、(b) 前記スプリングは、線材の両端部が鉤状に曲げられた一対の掛止部とその線材の中間部がコイル状に巻回されたコイル部とを有し、そのコイル部が前記シューウエブ部の前記バッキングプレートとは反対側の面に当接した状態でその一対の掛止部が前記掛止穴に掛け止められることにより前記一対のブレーキシュー間に張設されていることから、上記スプリングは、一対のブレーキシューを縮径方向に付勢するリターンスプリングとして機能すると同時に、前記第1端部案内面および第2端部案内面と前記中間部案内面とに常時接触するように前記ブレーキシューを付勢するスプリングとしても機能するので、一層、部品点数が低減される。
また、請求項に係る発明のドラムブレーキによれば、前記アンカーのアンカーブロック部と前記一対のブレーキシューの一端部との間においては、そのブレーキシューの幅方向の中央部において当接させられ、その中央部から幅方向に離隔するほど増加する間隙が形成されていることから、前記第1端部案内面および第2端部案内面と前記中間部案内面とに常時接触するようにスプリングにより前記ブレーキシューが付勢される状態において、ブレーキシューが前記第1端部案内面および第2端部案内面と前記中間部案内面とに常時接触する方向の回転力がそのブレーキシューに一層容易に発生させられる。
図1は、本発明の一実施例のパーキングブレーキ用ドラムブレーキ(以下、ドラムブレーキという)10を中央部に備えたデュオサーボ型のドラムインディスクブレーキ12のハット型デイスク13(図2の2点鎖線)およびキャリパ等を取り外した正面図である。ハット型デイスク13は、円板状外周部と有底円筒状中央部とを備え、その円板状外周部がディスクブレーキの摩擦板として機能し、その有底円筒状中央部がブレーキドラムとして機能するように構成されている。図1の1点鎖線で示す円は上記有底円筒状中央部の内周面を示している。図2は、図1のII-II 視断面図であり、上記ドラムブレーキ10の縦端面を示している。
上記ドラムブレーキ10は、略円板形状を成し、たとえば図示しない車軸管、アクスルハウジング、サスペンション装置などの車体側部材(非回転部材)に一体的に固設されたバッキングプレート14を備えている。このバッキングプレート14の外周部には、前記ハット型デイスク13の円板状外周部を保護するためのディスクカバー15が固定されている。
上記ドラムブレーキ10は、バッキングプレート14の左右の外周部に凸側が外側になる姿勢で互いに接近離間可能に略対称的に配設される円弧形状の一対のブレーキシュー16、18と、その一対のブレーキシュー16、18の一端部すなわち図1の上端部間においてバッキングプレート14に位置固定に設けられた拡開装置20と、一対のブレーキシュー16、18の一端部を互いに接近する方向に常時付勢して拡開装置20に当接させるために、その一端部間に張設されたリターンスプリング22と、上記一対のブレーキシュー16、18の他端部すなわち図1の下端部間に介在させられてアジャストホイール24の回転に伴って全長が変化(伸長)させられることによりシュー間隙を調節する間隙調節装置26と、それら他端部を互いに接近する方向に常時付勢して間隙調節装置26を狭持する付勢力を発生させるためにブレーキシュー16、18の他端部間に張設されたコイル状のスプリング28とを備えている。
上記スプリング28の中間部は上記間隙調節装置26のアジャストホイール24に接触させられており、アジャストホイール24が振動等によって回転しないようになっている。それら間隙調節装置26およびスプリング28は、上記一対のブレーキシュー16、18の他端部を相対回転可能に連結するものであるので、間隙調節機能を備えた連結装置として機能している。
上記ブレーキシュー16、18は、何れもバッキングプレート14の板面と略平行な平板状を成し且つ図1の正面図に示すように全体が円弧形状に湾曲する形状のブレーキシュー本体33、33と、それらシューリム部32、32の外周面に熱硬化性樹脂接着剤などで一体的に固着された摩擦材から成るライニング34、34とを備えて、略T字状の断面に構成されている。
図3の正面図および図4の断面図に示すように、上記ブレーキシュー本体33、33は、円弧形状に湾曲する平板状のシューウエブ部30、30と、それらシューウエブ部30、30と一体でその外周縁の円弧形状に沿って円弧状に湾曲させられた帯板状のシューリム部32,32とを有し、プレス曲げ成形およびロール成形などが施されることによって1枚の鋼板から一体に構成されている。ブレーキシュー本体33、33は、1枚の鋼板から一体に構成されているため、従来に比較して、比較的時間(工数)の大きい溶接工程等が削減されるので、高能率且つ安価に製造されるとともに、後述のアンカー64に当接する端部の強度が高められる利点がある。ちなみに、従来のブレーキシュー本体100は、図10に示すように、円弧状に湾曲する形状に打ち抜かれた鋼板から成る平板状のシューウエブ102の外周縁部と円弧状に曲げられた帯板状のシューリム104の内周面との間を抵抗溶接或いはすみ肉溶接を用いて一体的に接合することにより一体化されて、断面T字状に構成されていたのである。
上記ブレーキシュー本体33、33は、たとえば、上記シューウエブ部30の4倍程度の幅寸法を有する帯板状鋼板が巻回された鋼板ロールから連続的に引き出される過程において、その帯板状鋼板に複数種類の成形ローラが順次押し付けられる連続的にロールプレス成形(ロールフォーミング)が施されることにより図4に示す断面形状の長手状素材が形成され、次いで、その長手状素材がプレスによって個々の素材に切断された後、その切断された素材に対してさらに曲げ、切断、打ち抜き等の複数段のプレス成形が順次施されることにより、湾曲させられ、且つ図3に示す端部形状がシューウエブ部30、30の端部に形成され、4個の貫通穴36がシューウエブ部30、30の長手方向の中間部に順次形成される。これにより、シューリム部30はロール状に巻回された長手状の鋼板の幅方向の中央部から構成され、シューウエブ部32はその鋼板の幅方向の両端部が重ねられることにより構成される。上記シューウエブ部30およびシューリム部32は鋼板の2層構造であり、それら2層を相互に固定するスポット溶接が必要に応じて施される。なお、上記シューウエブ部30、30に形成された貫通穴36は、前記リターンスプリング22およびスプリング28の両端部を掛け止めるための掛止穴として機能している。
前記リターンスプリング22は、ばね鋼製の線材の両端部が鉤状に曲げられた一対の掛止部22aと長手方向の中間部において線材がコイル状に巻回されたコイル部22bとを有し、図5に示すように、そのコイル部22bがシューウエブ部30、30のバッキングプレート14とは反対側の面30aに当接した状態でその一対の掛止部22aが前記貫通穴36に掛け止められることにより一対のブレーキシュー16、18の一端部の間に所定の張力で張設されている。このような姿勢でリターンスプリング22が張設されることにより、上記一対のブレーキシュー16、18の一端部が互いに接近する方向に付勢されるとともに、その一端部を回転中心として一対のブレーキシュー16、18の中間部がバッキングプレート14から離れる方向に回転しようとする回転力すなわち偶力が発生させられている。たとえば、上記リターンスプリング22の掛止部22aは、破線で示すように自由状態ではコイル部22bの径方向においてその軸心近傍に位置しているので、一対のブレーキシュー16、18の一端部の間に張設された状態では、矢印に示すようにその自由状態へ戻ろうとし、それらブレーキシュー16、18の一端部を互いに接近する方向の弾性復帰力だけでなく、ブレーキシュー16、18の中間部がバッキングプレート14から離れる方向に回転しようとする方向の弾性復帰力(回転モーメント)が発生するのである。また、たとえ上記掛止部22aの自由状態が図5の実線に示す形状であっても、上記と同様の回転モーメントが得られる。すなわち、上記リターンスプリング22のコイル部22bの軸心(引張方向)と掛止部22aの係止点とは図5の上下方向すなわちシューウエブ部30の厚み方向に所定距離のオフセットが設けられているので、コイル部22bの弾性復帰力に基づいて、ブレーキシュー16、18の中間部がバッキングプレート14から離れる方向に回転しようとする方向の回転モーメントが発生するという作用が得られる。
図6に詳しく示されるように、上記拡開装置20は、バッキングプレート14に対して面方向に移動可能な浮動式であり、一端部において連結ピン40により相対回動可能に連結されたレバー42およびストラット44を備えており、連結ピン40がバッキングプレート14と略平行となる姿勢で配設されている。レバー42は2枚の金属板で構成されており、連結ピン40に連結される一端部は互いに密着するように一体的に重ね合わせられているとともに、ブレーキシュー18と係合させられる係合凹部46が設けられている一方、他端部は互いに所定寸法だけ離間させられてケーブル掛止部48が設けられ、パーキングブレーキケーブル50の先端に固設された掛止部材52が掛止されている。また、ストラット44も2枚の金属板で構成されており、その内側にレバー42が配設されているとともに、連結ピン40と反対の他端部は互いに密着するように内側へ曲げられて一体的に重ね合わせられ、ブレーキシュー16と係合させられる係合凹部58が設けられている。また、レバー42には、所定形状に曲成された板ばね60が装着され、パーキングブレーキケーブル50をレバー42のケーブル掛止部48へ案内するとともに、一旦ケーブル掛止部48に挿入された掛止部材52が離脱しないようにしている。
また、一対のブレーキシュー16、18が配設されたバッキングプレート14の一面14a上において、一対のブレーキシュー16、18の一端部の間であって前記拡開装置20のバッキングプレート14側には、複数本のボルト62によってアンカー64がそのバッキングプレート14と共にアクスルハウジングやサスペンション装置など車体側部材に一体的に固定されている。アンカー64は、板状の基部64aと、その基部64aの一部であって上記拡開装置20の外周側位置からバッキングプレート14から離れる方向に立設された厚板状のアンカーブロック部64bとを備え、その基部64aが図6に示すようにボルト62によってバッキングプレート14に固定されている。上記拡開装置20は、それらボルト62の頭部62h上に当接して支持され、アンカー64の基部64aおよびバッキングプレート14には、パーキングブレーキケーブル50を挿通させるための挿通孔68、70が設けられている。これら挿通孔68、70には、前記パーキングブレーキケーブル50を内周側に収容するガイドパイプ72が挿通され、それらにかしめ着けられている。
図7に示すように、上記アンカー64の基部64aには、一対のブレーキシュー16、18の一端部に位置するシューリム部32の側面に当接してそれをバッキングプレート14と平行な方向に案内するための第1端部案内面74が設けられており、そのシューリム部32の側面がその第1端部案内面74によって受けられている。上記アンカー64のアンカーブロック部64bの周方向の一対の端面64cには、リターンスプリング22の付勢力にしたがって上記一対のブレーキシュー16、18の一端が当接させられている。それらブレーキシュー16、18の一端を構成するシューリム部32の周方向の端面は幅方向において凸状に形成されており、ブレーキシュー16、18のシューリム部32の幅方向の中央部において当接させられ、その中央部から幅方向に離隔するほど増加する間隙Gが形成されている。
図1に戻って、バッキングプレート14の中央部には、中間部案内面76が先端部に形成された中間部保持突起78と第2端部案内面80が先端部に形成された他端部保持突起82とを備えたブレーキシュー保持部材84が固定されている。このブレーキシュー保持部材84は、バッキングプレート14よりも厚肉であって高い強度を有する鋼板からプレス成形により構成されている。上記中間部保持突起78は、バッキングプレート14からの高さがブレーキシュー16、18のシューウエブ部30、30までの高さよりも大きく形成されており、その中間部保持突起78の先端部において、ブレーキシュー16、18のシューウエブ部30、30のバッキングプレート14とは反対側の面30aと同じ高さ位置には、一対のブレーキシュー16、18の中間部に位置するシューウエブ部30、30のバッキングプレート14とは反対側の面30aに当接してそれをバッキングプレート14と平行な方向に案内するための中間部案内面76がバッキングプレート14に対向するように形成されている。また、上記他端部保持突起82の先端部において、ブレーキシュー16、18のシューウエブ部30、30のバッキングプレート14に対向する面30bと同じ高さ位置には、一対のブレーキシュー16、18の他端部に位置するシューウエブ部30のバッキングプレート14に対向する面30bに当接してそれをバッキングプレート14と平行な方向に案内するための第2端部案内面80が形成されている。
上記のように、一対のブレーキシュー16、18は、その一端部に位置するシューリム部32の側面に当接する第1端部案内面74と、その中間部に位置するシューウエブ部30、30のバッキングプレート14とは反対側の面30aに当接する中間部案内面76と、その他端部に位置するシューウエブ部30のバッキングプレート14に対向する面30bに当接する第2端部案内面80とに挟持された状態で、バッキングプレート14と平行な方向に拡開(拡径)可能に案内されるようになっている。
以上のように構成されたドラムブレーキ10では、パーキングブレーキケーブル50を介して引張方向のパーキングブレーキレバーからの操作力が拡開装置20に伝達されると、連結ピン40がバッキングプレート14側に接近させられるにともなって係合凹部46および58の間隔すなわちブレーキシュー16、18の上端部が拡開され、制動力が発生させられる。また、反対にその操作力が戻されると、リターンスプリング22の付勢力に従ってブレーキシュー16、18が縮径され、上記制動力が解除される。
上述のように、本実施例のドラムブレーキ10によれば、(a) 一対のブレーキシュー16、18は、円弧状に曲げられた帯板状のシューリム部32と、そのシューリム部32の内周面の幅方向中間部から内周側へ向かって所定量突設されたシューウエブ部30とをそれぞれ備えたものであり、(b) そのシューリム部32およびシューウエブ部30は、1枚の鋼板から塑性加工によって一体に形成されたものであることから、2個の部品を作成したり、それらを複数箇所の抵抗溶接やすみ肉溶接を用いることによって相互に固着したりすることが不要となるので、部品点数や、位置決めや溶接のための製造工数が少なく、安価に製造可能となる。
また、本実施例のドラムブレーキ10によれば、シューリム部32はロール状に巻回された長手状の鋼板の幅方向の中央部から構成され、シューウエブ部30はその鋼板の幅方向の両端部が重ねられることにより構成されていることから、1枚の鋼板に対してプレス或いはロールプレス等の塑性加工を施すことによりブレーキシュー本体33が容易に構成される。
また、本実施例のドラムブレーキ10によれば、(a) バッキングプレート14に対して位置固定に設けられ、ブレーキシュー16、18の両端部のバッキングプレート14側の一対の面、すなわちシューリム部32のバッキングプレート14側の面、および、シューウエブ部30のバッキングプレート14側の面30bにそれぞれ当接してそのブレーキシュー16、18の両端部をそのバッキングプレート14に平行な方向に案内する一対の第1端部案内面74および第2端部案内面80と、(b) バッキングプレート14に対して位置固定に設けられ、ブレーキシュー16、18の長手方向中間部におけるバッキングプレート14とは反対側の面すなわちシューウエブ部30、30のバッキングプレート14とは反対側の面30a、30aにそれぞれ当接してそのブレーキシュー16、18の長手方向中間部をそのバッキングプレート14に平行な方向に案内する中間部案内面76と、(c) ブレーキシュー16、18の両端部のバッキングプレート14側の面と一対の第1端部案内面74および第2端部案内面80との間、およびブレーキシュー16、18の長手方向中間部のバッキングプレートとは反対側の面(30a、30a)と中間部案内面76との間がそれぞれ常時接触するように、そのブレーキシュー16、18を付勢するリターンスプリング22とが含まれ、(d) ブレーキシュー16、18は、第1端部案内面74および第2端部案内面80と中間部案内面76とによってバッキングプレート14に平行な方向に移動可能に保持されていることから、従来のようにシューホールドダウン装置を用いなくてもブレーキシュー16、18がバッキングプレート14に平行な方向に移動可能に保持されるので、部品点数が減少し、高い組付け性が得られ、ドラムブレーキをより安価に製造することができるようになる。
また、本実施例のドラムブレーキ10によれば、(a) 一対のブレーキシュー16、18のシューウエブ部30は、厚み方向に貫通する貫通穴(掛止穴)36を有するものであり、(b) リターンスプリング22は、線材の両端部が鉤状に曲げられた一対の掛止部22aと中間部においてその線材がコイル状に巻回されたコイル部22bとを有し、そのコイル部22bがシューウエブ部30のバッキングプレート14とは反対側の面30aに当接した状態でその一対の掛止部22aが一対の掛止穴36にそれぞれ掛け止められることにより一対のブレーキシュー16、18の一端部間に張設されていることから、上記リターンスプリング22は、一対のブレーキシュー16、18を縮径方向に付勢するリターンスプリングとして機能すると同時に、第1端部案内面74および第2端部案内面80と中間部案内面76とに常時接触するようにブレーキシュー16、18をそれぞれ付勢するスプリングとしても機能するので、ブレーキシュー16、18をその長手方向中間部がバッキングプレート14から離れる方向に付勢する別のスプリングを用いる場合に比較して、一層、部品点数が低減される。
また、本実施例のドラムブレーキ10によれば、(a) 一対のブレーキシュー16、18の他端部間には、その一対のブレーキシュー16、18を互いに相対回転可能に連結する連結装置(間隙張設装置26およびスプリング28)が設けられ、(b) 一対のブレーキシュー16、18の一端部間には、その一対のブレーキシュー16、18の一端部の周方向の端面が当接させられるアンカー64が設けられていることから、制動力の高い所謂デュオサーボ型ドラムが得られる利点がある。
また、本実施例のドラムブレーキ10によれば、(a) アンカー64は、第1端部案内面74がバッキングプレート14とは反対側に形成されてそのバッキングプレート14に固定される基部64aと、一対のブレーキシュー16、18の一端部が当接させられるようにその基部64aの外周側の一部から立設されたアンカーブロック部64bとを備えたものであり、(b) バッキングプレート14の中央部には、中間部案内面76が形成された中間部保持突起78と第2端部案内面80が形成された他端部保持突起82とを備えたブレーキシュー保持部材84が固定されていることから、そのブレーキシュー保持部材84に強度を持たせることができるので、バッキングプレート14の板厚を薄くすることができとともに、バッキングプレート14にはブレーキシュー16、18の位置決めに必要なレッジ面を設けなくてもよくなってそのバッキングプレート14の形状の制約が緩和されるので、ドラムブレーキ10の小型化が容易となる。
また、本実施例のドラムブレーキ10によれば、アンカー64のアンカーブロック部64bと一対のブレーキシュー16、18の一端部の周方向端面との間おいては、そのブレーキシュー16、18のシューリム部32の幅方向の中央部において当接させられ、その中央部から幅方向に離隔するほど増加する間隙Gが形成されていることから、第1端部案内面74および第2端部案内面80と中間部案内面76とに常時接触するようにリターンスプリング22によりブレーキシュー16、18が付勢される状態において、ブレーキシュー16、18が第1端部案内面74および第2端部案内面80と中間部案内面76とに常時接触する方向の回転力がそのブレーキシュー16、18に一層容易に発生させられる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。以下の実施例において前述の実施例と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図8は、本発明の他の実施例のブレーキシュー本体88の断面を示している。この実施例のブレーキシュー本体88は、前述の実施例と同様にロール成形を主体とした塑性加工が施されることにより1枚の鋼板から一体に曲成されて断面T字状とされたものであるが、シューリム部32の内周面は、幅方向の中央に向かうほど曲率中心側すなわちドラムブレーキ10の中心側に位置するように傾斜面90が形成されており、シューリム部32の内部には、底辺がシューリム部32の外周面の幅寸法に対応し且つ等辺が上記傾斜面90に対応する2等辺三角形状の断面の空間Sが形成されている。シューウエブ部30においては上記鋼板が重ねられた2層構造であり、それら2層を相互に固定するスポット溶接が必要に応じて施される。本実施例によれば、前述の実施例の効果に加えて、シューリム部32の断面が二等辺三角形状であるので、その剛性が一層高められる利点がある。
図9は、本発明の他の実施例のブレーキシュー本体92の断面を示している。この実施例のブレーキシュー本体92は、金属製管材たとえば鋼管に対してロール成形を主体としたプレス加工が施されることにより、断面T字状とされたものである。これにより、シューウエブ部30およびシューリム部32は、上記鋼管の管壁が2層に重ねられた状態で構成されており、それらシューウエブ部30およびシューリム部32において2層を相互に固定するスポット溶接が必要に応じて施される。本実施例では、前述の実施例の効果に加えて、ブレーキシュー本体92の断面において継ぎ目がないので、ブレーキシュー本体92の剛性が一層高められる利点がある。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例のドラムブレーキ10は、デュオサーボ型ドラムブレーキであったが、リーディングトレーリング型やツウリーディング型等の他の型式のドラムブレーキに対しても本発明が適用される。
また、前述の実施例のドラムブレーキ10は、ドラムインディスクブレーキ12の中央部に設けられたものであったが、単独で用いられるものでもよい。
また、前述の実施例のドラムブレーキ10では、一対のブレーキシュー16、18が拡開装置20によって拡開されていたが、拡開装置20に替えて設けられたホイールシリンダによって拡開されるものであってもよい。
また、前述の実施例では、第1端部案内面74はアンカー64の基部64aに設けられていたが、ブレーキシュー保持部材84から一端部保持突起を突設し、その一端部保持突起の先端部に設けられてもよい。また、リーディングトレーリング型ドラムブレーキの場合には、一対のブレーキシュー16、18の他端部が当接させられるアンカーに第2端部案内面80が設けられてもよい。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
本発明が適用されたデュオサーボ型ドラムブレーキがドラムインディスクブレーキの中央部に設けられた場合を示す正面図である。 図1の実施例のドラムブレーキの構成を説明する図1のII-II 視断面図である。 図1の実施例のドラムブレーキに備えられたプレーキシューの本体を示す正面図である。 図1の実施例のドラムブレーキに備えられたプレーキシューの本体を示す、図3のIV-IV 視断面図である。 図1の実施例におけるリターンスプリングの掛け止め構造を説明する要部断面図である。 図1の実施例のドラムブレーキに備えられた拡開装置の構成を説明するための拡大図である。 図1のドラムブレーキにおける一対のブレーキシューの一端部とアンカーとの当接状態を説明する図1のVII-VII視断面図である。 本発明の他の実施例におけるブレーキシュー本体の構成を説明する断面図であって、図4に相当する図である。 本発明の他の実施例におけるブレーキシュー本体の構成を説明する断面図であって、図4に相当する図である。 従来のブレーキシュー本体の構成および製造工程を説明する図である。
符号の説明
10:ドラムブレーキ
14:バッキングプレート
16、18:ブレーキシュー
20:拡開装置
22:リターンスプリング(スプリング)
22a:掛止部
22b:コイル部
26:間隙調節装置(連結装置)
28:スプリング(連結装置)
30:シューウエブ部
30a:シューウエブのバッキングプレートとは反対側の面(ブレーキシューの中間部のバッキングプレートとは反対側の面)
30b:シューウエブのバッキングプレート側の面(ブレーキシューの他端部のバッキングプレート側の面)
32:シューリム部
33:ブレーキシュー本体
36:貫通穴(掛止穴)
64:アンカー
64a:基部
64b:ブロック部
74:第1端部案内面
76:中間部案内面
78:中間部保持突起
80:第2端部案内面
82:他端部保持突起
84:ブレーキシュー保持部材

Claims (5)

  1. バッキングプレートと、該バッキングプレート上に拡開可能に配設された円弧状の一対のブレーキシューとを含むドラムブレーキであって、
    前記一対のブレーキシューは、円弧状に曲げられた帯板状のシューリム部と、該シューリム部の内周面の幅方向中間部から内周側へ向かって所定量突設されたシューウエブ部とをそれぞれ備えたものであり、
    該シューリム部およびシューウエブ部は、1個の板材或いは管材から塑性加工によって一体に形成されたものであり、
    前記バッキングプレートに対して位置固定に設けられ、前記ブレーキシューの両端部の前記バッキングプレート側の面に当接して該ブレーキシューの両端部を該バッキングプレートに平行な方向に案内する一対の第1端部案内面および第2端部案内面と、
    前記バッキングプレートに対して位置固定に設けられ、前記ブレーキシューの長手方向中間部の前記バッキングプレートとは反対側の面に当接して該ブレーキシューの長手方向中間部を該バッキングプレートに平行な方向に案内する中間部案内面と、
    前記ブレーキシューの両端部の前記バッキングプレート側の面と前記一対の第1端部案内面および第2端部案内面との間、および前記ブレーキシューの長手方向中間部の前記バッキングプレートとは反対側の面と前記中間部案内面との間がそれぞれ常時接触するように、該ブレーキシューを付勢するスプリングとを、含み、
    前記ブレーキシューは、前記第1端部案内面および第2端部案内面と前記中間部案内面とによって前記バッキングプレートに平行な方向に移動可能に保持され、
    前記一対のブレーキシューの他端部間には、該一対のブレーキシューを互いに相対回転可能に連結する連結装置が設けられ、前記一対のブレーキシューの一端部間には、該一対のブレーキシューの一端部が当接させられるアンカーが設けられており、
    前記アンカーは、前記第1端部案内面が前記バッキングプレートとは反対側に形成されて該バッキングプレートに固定される基部と、前記一対のブレーキシューの一端部が当接させられるように該基部の一部から立設されたアンカーブロック部とを備えたものであり、
    前記バッキングプレートの中央部には、前記中間部案内面が形成された中間部保持突起と前記第2端部案内面が形成された他端部保持突起とを備えたブレーキシュー保持部材が固定されていることを特徴とするドラムブレーキ。
  2. 前記シューリム部は前記板材の幅方向の中央部から構成され、前記シューウエブ部は該板材の幅方向の両端部が重ねられることにより構成されていることを特徴とする請求項1のドラムブレーキ。
  3. 前記シューリム部は前記管材の周壁の一部が重ねられることにより構成され、前記シューウエブ部は該管材の周壁の一部が重ねられることにより構成されていることを特徴とする請求項1のドラムブレーキ。
  4. 前記一対のブレーキシューのシューウエブ部は、厚み方向に貫通する掛止穴を有するものであり、
    前記スプリングは、線材の両端部が鉤状に曲げられた一対の掛止部と該線材の中間部がコイル状に巻回されたコイル部とを有し、該コイル部が前記シューウエブ部の前記バッキングプレートとは反対側の面に当接した状態で該一対の掛止部が前記掛止穴に掛け止められることにより前記一対のブレーキシュー間に張設されていることを特徴とする請求項のドラムブレーキ。
  5. 前記アンカーのアンカーブロック部と前記一対のブレーキシューの一端部との間においては、該ブレーキシューの幅方向の中央部において当接させられ、該中央部から幅方向に離隔するほど増加する間隙が形成されていることを特徴とする請求項のドラムブレーキ。
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