JP4657535B2 - ギャップ調整ゲージ及びこれを用いた避雷装置の取付方法 - Google Patents

ギャップ調整ゲージ及びこれを用いた避雷装置の取付方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はギャップ調整ゲージ及びこれを用いた避雷装置の取付方法に関し、詳しくは、雷サージ等による異常電圧の発生時、送配電線の周辺設備を雷サージ等から保護するための避雷装置を、ギャップ調整ゲージによりギャップ長を規制した状態で碍子に付設する取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、高圧や特別高圧の送配電線(絶縁被覆電線)を支持する碍子付近への落雷時、雷サージ等による異常電圧が発生した際、碍子を含む周辺設備を雷サージ等から保護するため、碍子の接地側と送配電線との間に避雷装置を取り付けている。この避雷装置により雷撃後の続流を遮断して雷サージ過電圧を抑制するようにしている。
【0003】
前記避雷装置4は、サージ電圧に対しては低抵抗、送配電線の通常の対地電圧に対しては高抵抗を示す非直線性の電流電圧特性を有するZnO等の限流素子(図示せず)を内蔵させた構造を具備し、図8に示すように送配電線1を支持する碍子2に付設される。その送配電線1を支持する碍子2は、電柱の腕金9にボルト止め等により取り付けられており、この碍子2の下部にある接地側部位に取り付け金具3を介して避雷装置4が取り付けられる。また、碍子2の上部はバインド線5により送配電線1に縛着されている。
【0004】
この避雷装置4は、前記限流素子を絶縁外被体6で被覆し、その限流素子と電気的に接続された接地側電極7と課電側電極8とを前記絶縁外被体6の上下から導出した構造を具備し、その接地側電極7を、碍子2の接地側部位から延びる取り付け金具3の先端にねじ止め等により固着し、起立保持した状態で取り付けられる。
【0005】
一方、碍子2による送配電線1の支持部位近傍には、その送配電線1の絶縁被覆部分を突き破って芯線と電気的に接続した電線側電極(図示せず)が設けられている。この電線側電極は、絶縁カバー10内に収納された構造を有し、その絶縁カバー10の下部に形成された放電孔の上端部に前記電線側電極が配置され、放電孔を介して電線側電極と対向するように避雷装置4の課電側電極8が配置されている。この避雷装置4の課電側電極8(以下、素子側電極と称す)と送配電線1の電線側電極との間で、気中間隙と放電孔を介して所定のギャップ長を有する放電ギャップ11が形成されている。
【0006】
雷サージ等による過電圧が送配電線1に印加されると、その送配電線1に設けられた電線側電極からフラッシュオーバーし、放電ギャップ11を介して避雷装置4の素子側電極8に捕捉される。その避雷装置4では、雷サージ等による過電圧でもって限流素子が低抵抗値となってこれを接地側電極7、取り付け金具3および腕金9を介して大地に逃がし、これに伴う続流が抑制遮断されるので続流アークによる断線などが防止される。なお、前記雷サージ等による過電圧が消滅すれば、限流素子が高抵抗値となって通常の対地電圧を遮断する。この避雷装置4の弁作用により碍子2を含む周辺設備を雷サージ等から保護している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した避雷装置4の取り付け構造では、避雷装置4の素子側電極8を一方の放電電極とし、かつ、送配電線1の電線側電極を他方の放電電極とし、両放電電極間に所定のギャップ長を有する放電ギャップ11を形成している。この放電ギャップ11の放電電圧はギャップ長の大小により変動することから、碍子2を含む周辺設備を保護すべき点で、それら周辺設備の絶縁耐力との協調をとるためには、前述した雷サージ等による過電圧に対して迅速に動作して雷サージ等による過電圧を抑制できるようにギャップ長を可能なかぎり小さくする必要がある。
【0008】
一方、避雷装置4は、電柱の腕金9に取り付けた碍子2の接地側部位に取り付け金具3を介して付設される。この取り付け金具3は碍子2や避雷装置4の大きさ等の諸条件から、所定のギャップ長が得られるように碍子2に対する避雷装置4の取り付けに適合した寸法形状のものが予め選定される。その取り付け金具3を用いて現地で作業員が避雷装置4を碍子2に付設するようにしている。
【0009】
しかしながら、作業員が現地にて実際に避雷装置4を碍子2に取り付けてみると、碍子2や避雷装置4の寸法公差などにより放電ギャップ11が所定のギャップ長となっていないことがあり、避雷装置4において所望の放電特性が得られないというのが現状である。特に、前述したようにギャップ長が小さくなると、所定のギャップ長とするための調整作業も非常に困難となる。
【0010】
また、送配電線を支持する碍子自体に放電ギャップを一体化した避雷装置を装着したユニット構造のものもある。つまり、碍子の一端からアークホーンを導出すると共にその他端に避雷装置を装着し、アークホーンと避雷装置との間に所定のギャップ長を有する放電ギャップを形成したものである。しかしながら、このようなユニット構造の場合、避雷装置のみを既存の碍子に付設することができないという問題があった。
【0011】
そこで、本発明は前記問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、取り付け現場などにおいても、簡便な手段により所定のギャップ長が得られるように避雷装置を碍子に付設できるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための技術的手段として、本発明に係るギャップ調整ゲージは、電線を支持する碍子の接地側部位に取り付け金具を介して付設された避雷装置の素子側電極にその素子側電極を抱持するように着脱自在に嵌合され、前記避雷装置の素子側電極と前記電線に設けられた電線側電極との間に形成される放電ギャップのギャップ長を規制する所定の長さを有する絶縁性の筒状部材からなり、その側壁部の一部に、前記素子側電極から離脱させて側方への引き抜きを可能とする開口部を形成したことを特徴とする。ここで、前記ギャップ長を規制する所定の長さとは、筒状部材の基端部を素子側電極に装着してその先端部を電線側電極に対して位置合わせした状態で、素子側電極の先端と筒状部材の先端部との離隔距離が前記ギャップ長となるように設定されていることを意味する。
【0013】
このギャップ調整ゲージを避雷装置の素子側電極に装着するだけで、放電ギャップにおけるギャップ長が小さい場合でも簡単にそのギャップ長を所定の規定値に設定することができる。このギャップ長の調整後は、ギャップ調整ゲージが着脱自在となっていることから、そのギャップ調整ゲージを素子側電極から取り外せばよい。
【0015】
このような構造とすることにより、ギャップ調整ゲージを避雷装置の素子側電極に装着した状態でその先端部を電線側電極に対して位置合わせするだけでギャップ長を所定の規定値に設定することができる。また、ギャップ長の調整後は、筒状部材の開口部を利用してギャップ調整ゲージを側方へ引き抜くことにより容易に取り外すことができる。なお、筒状部材の側壁部の反開口部側部位に、その筒状部材を側方へ引き抜くためのストラップを装着すれば、ギャップ調整ゲージの取り外しがより一層容易となる。
【0016】
このギャップ調整ゲージを使用した本発明方法は、電線を支持する碍子の接地側部位に避雷装置を取り付け金具を介して付設し、前記避雷装置の素子側電極を、前記電線に設けられた電線側電極に放電ギャップを介して対向配置するに際して、前記放電ギャップのギャップ長を規制する所定の長さを有する絶縁性の筒状部材からなるギャップ調整ゲージの基端部を、前記避雷装置の素子側電極にその素子側電極を抱持するように嵌合し、そのギャップ調整ゲージの先端部を電線側電極に対して位置合わせすることにより前記放電ギャップのギャップ長を規制した状態で避雷装置を位置決めし、その後、前記筒状部材の側壁部の一部に形成された開口部を介して前記ギャップ調整ゲージを素子側電極から離脱させて側方へ引き抜き除去することを特徴とする。
【0017】
本発明方法では、碍子に取り付け金具を介して装着された避雷装置の素子側電極にギャップ調整ゲージを予め取り付けておき、前記取り付け金具をスライドさせてギャップ調整ゲージの先端部を電線側電極に対して位置合わせする。これにより、避雷装置の素子側電極と送配電線の電線側電極との間のギャップ長を所定の規定値に設定することができ、その後、ギャップ調整ゲージを引き抜き除去すれば、避雷装置の取り付けが完了する。このギャップ調整ゲージを用いることにより、碍子などの寸法公差によるギャップ長の調整作業が不要となり、取り付け現場などにおいても、簡便な手段により所望の放電特性を有するように避雷装置を碍子に付設することが実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を以下に詳述する。なお、図8と同一部分には同一参照符号を付す。
【0019】
図1は本発明の実施形態において、高圧や特別高圧の送配電線1(絶縁被覆電線)を支持する碍子2に避雷装置4を付設した状態を例示する。送配電線1を支持する碍子2は、電柱の腕金9にボルト止め等により取り付けられており、この碍子2の下部にある接地側部位7に取り付け金具12を介して避雷装置4が取り付けられる。また、碍子2の上部はバインド線5により送配電線1に縛着されている。碍子2による送配電線1の支持部位近傍には、図2に示すようにその送配電線1の絶縁被覆部分17を突き破って芯線18と電気的に接続した電線側電極19が設けられている。この電線側電極19は、絶縁カバー10内に収納された構造を有し、その電線側電極19の下部に絶縁部材20が嵌着されてその絶縁部材20に放電孔21が形成されている。この放電孔21の下端部は素子側電極8との気中間隙に開口し、その上端奥部に電線側電極19が露呈して配置されている(図3参照)。
【0020】
前記避雷装置4は、サージ電圧に対しては低抵抗、送配電線の通常の対地電圧に対しては高抵抗を示す非直線性の電流電圧特性を有するZnO等の限流素子を絶縁外被体6で被覆し、その限流素子と電気的に接続された接地側電極7と素子側電極8とを前記絶縁外被体6の上下から導出した構造を具備し、その接地側電極7を、碍子2の接地側部位から延びる取り付け金具12の先端にねじ止め等により固着し、起立保持した状態で取り付けられる。
【0021】
この避雷装置4の素子側電極8は、絶縁部材20に形成された放電孔21を介して、絶縁カバー10内に収納された電線側電極19と対向するように配置されている。この避雷装置4の素子側電極8と電線側電極19との間では、素子側電極8の上端部と絶縁部材20の下端部との間の気中間隙の長さgと、その絶縁部材20の下端部から放電孔21を介して電線側電極19の下端部に達する長さg’とを加えた所定のギャップ長Gを有する放電ギャップ11が形成されている。
【0022】
前記碍子2の付近への落雷時、雷サージ等による過電圧が送配電線1に印加されると、その送配電線1に設けられた電線側電極19からフラッシュオーバーし、放電ギャップ11を介して避雷装置4の素子側電極8に捕捉される。その避雷装置4では、雷サージ等による過電圧でもって限流素子が低抵抗値となってこれを接地側電極7、取り付け金具12および腕金9を介して大地に逃がし、これに伴う続流が抑制遮断されるので続流アークによる断線などが防止される。なお、前記雷サージ等による過電圧が消滅すれば、限流素子が高抵抗値となって通常の対地電圧を遮断する。この弁作用により碍子2を含む周辺設備を雷サージ等から保護している。
【0023】
ここで、避雷装置4の素子側電極8と送配電線1の電線側電極19との間に形成された放電ギャップ11の放電電圧はギャップ長Gの大小により変動することから、碍子2を含む周辺設備を保護すべき点で、それら周辺設備の絶縁耐力との協調をとるためには、前述した雷サージ等による過電圧に対して迅速に動作して雷サージ等による過電圧を抑制できるようにギャップ長Gを可能なかぎり小さくする必要がある。
【0024】
そこで、ギャップ長Gが小さい場合でも、そのギャップ長Gを所定の規定値に設定することが容易なようにギャップ調整ゲージ13を使用する。このギャップ調整ゲージ13は、図1の破線で示すように避雷装置4の素子側電極8に着脱自在に装着され、前記避雷装置4の素子側電極8と送配電線1の電線側電極19との間に形成される放電ギャップ11のギャップ長Gを規制するものである。
【0025】
前記ギャップ調整ゲージ13は、例えば図4および図5(a)〜(c)に示すような構造を具備する。このギャップ調整ゲージ13は、避雷装置4の素子側電極8を抱持するようにその素子側電極8に着脱自在に嵌合される絶縁性の樹脂製円筒状部材14からなり、その側壁部の一部に、避雷装置4の素子側電極8から離脱させて側方への引き抜きを可能とする開口部15を形成した構造を具備する。また、この円筒状部材14の側壁部には、ストラップ16が取り付けられており、ギャップ調整後にはこのストラップ16を側方へ引っ張ることにより側壁部の開口部15からギャップ調整ゲージ13が離脱可能な構造となっている。
【0026】
ギャップ調整ゲージ13の基端部を避雷装置4の素子側電極8に装着した状態において、その素子側電極8の先端部と、絶縁カバー10の絶縁部材20の下端部に当接する円筒状部材14の先端部との離隔距離が気中間隙の長さgとなるように前記円筒状部材14の長さ寸法が規定されている。この円筒状部材14の長さ寸法を気中間隙の長さgから所定値に規定しておけば、絶縁部材20の下端部と電線側電極19の下端部との間で放電孔21の長さg’が予め規定されているため、気中間隙の長さgに放電孔21の長さg’を加えた所定のギャップ長Gが規定されることになる。
【0027】
このギャップ調整ゲージ13を使用して避雷装置4を碍子2に付設する取り付け要領は以下のとおりである。まず、避雷装置4の素子側電極8にギャップ調整ゲージ13の基端部を予め装着する。このギャップ調整ゲージ13は、図6に示すように避雷装置4の素子側電極8を抱持するように嵌め込まれ、その素子側電極8上に載置した状態でセッティングされる。このギャップ調整ゲージ13のセッティング後、取り付け金具12をスライドさせて避雷装置4を位置調整する。前記取り付け金具12は上下方向(図1の矢印s方向)にスライド可能な構造を有し、取り付け金具12の一部に上下方向に沿って形成された長穴を利用することにより、避雷装置4を上下方向に位置調整する。この位置調整により避雷装置4の素子側電極8に装着されたギャップ調整ゲージ13の先端部を送配電線1の絶縁カバー10の下部に設けられた絶縁部材20の下端部に当接させる。
【0028】
このようにギャップ調整ゲージ13の先端部を絶縁部材20の下端部に当接させるだけで、避雷装置4の素子側電極8と絶縁部材20の下端部との間の気中間隙の長さgが所定値に規定される。この気中間隙の長さgが所定値に規定されれば、絶縁部材20の下端部と電線側電極19との間で放電孔21の長さg’が予め規定されていることから、前記避雷装置4の素子側電極8と送配電線1の電線側電極19との間を、気中間隙の長さgと放電孔21の長さg’とを合計した所定のギャップ長Gの規定値に設定することができる。
【0029】
その後、図7に示すようにギャップ調整ゲージ13のストラップ16を側方へ引っ張ることによりギャップ調整ゲージ13を開口部15を介して素子側電極8から離脱させることができ、これにより、ギャップ調整ゲージ13によりギャップ長Gを所定の規定値に設定した状態で避雷装置4の取り付けが完了する。
【0030】
なお、前記碍子2への避雷装置4の取り付け、取り付け金具12による避雷装置4の位置調整、ギャップ調整ゲージ13の取り外しは間接活線工法により行われる。この間接活線工法は、配電線高圧活線作業で長尺な絶縁操作棒(間接活線工具)を用いることにより作業員が活線に直接的に触れることなく、所定の作業を実行することができる工法である。この間接活線工法を用いることにより、充電部などへの防護が不要となるため、作業時間の短縮化が図れ、また、活線から離れて作業ができるため、感電事故の発生がない安全な作業環境を確保でき、さらに保護具や防具の不要により作業員の疲労を軽減することができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、避雷装置を、その素子側電極を送配電線の電線側電極に放電ギャップを介して対向させた状態で碍子に付設するに際して、前記避雷装置の素子側電極に着脱自在に装着され、前記放電ギャップのギャップ長を規制するギャップ調整ゲージを用いることにより、放電ギャップにおけるギャップ長が小さい場合でも簡単にそのギャップ長の調整作業を実行することができ、しかも、碍子などの寸法公差によるギャップ長の調整作業が不要となり、取り付け現場などにおいても簡便な手段により所望の放電特性を有する避雷装置を碍子に付設することができて作業性が大幅に向上する。
【0032】
また、ギャップ長の調整が確実に行えることから、避雷装置の保護性能における信頼性も大幅に向上し、その避雷装置により碍子を含む周辺設備を保護する性能面でも大幅な向上が図れ、接触などによる不測の事故を未然に防止できて安全性の改善が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するためのもので、碍子に付設された避雷装置にギャップ調整ゲージを装着した状態を示す正面図である。
【図2】本発明の実施形態において、送配電線の絶縁カバー内の電線側電極と避雷装置の素子側電極との位置関係を説明するための一部断面部分を含む図1のX矢視図である。
【図3】図2の電線側電極と絶縁部材を示す一部断面部分を含む正面図である。
【図4】本発明で使用するギャップ調整ゲージを示す斜視図である。
【図5】(a)はギャップ調整ゲージを示す正面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図、(c)は(a)の背面図である。
【図6】ギャップ調整ゲージを避雷装置の素子側電極に装着した状態を示す要部拡大部分断面図である。
【図7】ギャップ調整ゲージを避雷装置の素子側電極から取り外した状態を示す要部拡大部分断面図である。
【図8】従来例を説明するためのもので、碍子に避雷装置を付設した状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 送配電線
2 碍子
4 避雷装置
7 接地側電極
8 素子側電極
11 放電ギャップ
12 取り付け金具
13 ギャップ調整ゲージ
14 円筒状部材
15 開口部
19 電線側電極
G ギャップ長

Claims (3)

  1. 電線を支持する碍子の接地側部位に取り付け金具を介して付設された避雷装置の素子側電極にその素子側電極を抱持するように着脱自在に嵌合され、前記避雷装置の素子側電極と前記電線に設けられた電線側電極との間に形成される放電ギャップのギャップ長を規制する所定の長さを有する絶縁性の筒状部材からなり、その側壁部の一部に、前記素子側電極から離脱させて側方への引き抜きを可能とする開口部を形成したことを特徴とするギャップ調整ゲージ。
  2. 前記筒状部材の側壁部の反開口部側部位に、その筒状部材を側方へ引き抜くためのストラップを装着したことを特徴とする請求項に記載のギャップ調整ゲージ。
  3. 電線を支持する碍子の接地側部位に避雷装置を取り付け金具を介して付設し、前記避雷装置の素子側電極を、前記電線に設けられた電線側電極に放電ギャップを介して対向配置するに際して、前記放電ギャップのギャップ長を規制する所定の長さを有する絶縁性の筒状部材からなるギャップ調整ゲージの基端部を、前記避雷装置の素子側電極にその素子側電極を抱持するように嵌合し、そのギャップ調整ゲージの先端部を電線側電極に対して位置合わせすることにより前記放電ギャップのギャップ長を規制した状態で避雷装置を位置決めし、その後、前記筒状部材の側壁部の一部に形成された開口部を介して前記ギャップ調整ゲージを素子側電極から離脱させて側方へ引き抜き除去することを特徴とする避雷装置の取付方法。
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