JP4656695B2

JP4656695B2 - Nursery bed feeder

Info

Publication number: JP4656695B2
Application number: JP2000163542A
Authority: JP
Inventors: 勝尾嶋; 哲加藤
Original assignee: Iseki and Co Ltd
Current assignee: Iseki and Co Ltd
Priority date: 2000-05-31
Filing date: 2000-05-31
Publication date: 2011-03-23
Anticipated expiration: 2020-05-31
Also published as: JP2001340008A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、苗床が収容された苗床枠からエアを利用して苗床を取り出して圃場に供給する苗床供給機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
水を入れていない乾田状態の水田に種子（種籾）を直播きする水稲の直播栽培において、若干芽の出かかった種子を播種すると、苗の成育が早く、苗立ち率（播種した種子数に対する実際に出芽した種子数の割合）が高いことが知られている。そこで、ポット状の小室が形成された苗床枠に培土と種子を入れて苗床を作り、数日たって種子から芽が出かかった状態にしてから、苗床枠から苗床を取り出し、これを圃場に供給して栽培する栽培方法の研究が進められている。
【０００３】
この栽培方法を実践するために、前記苗床枠の小室の底部に形成されている小孔からエアノズルで小室内にエアを吹き込んで横一列の苗床を小室の上面開口部側に取り出し、その取り出した苗床を横送りベルトによって横方向に搬送し、該搬送ベルトの搬送終端部に搬送されてくる苗床を１個づつ圃場に供給するように構成した苗床供給機が開発されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記苗床供給機に使用される苗床はまだ根が十分に張っておらず、苗床枠からの土離れが良くない。このため、小室内へエアが効率よく吹き込まれないと、苗床枠から苗床がうまく分離せず、苗床が取り出せなかったり、不適正な状態で苗床が取り出されたりする。そこで、苗床枠から苗床を確実に適正な状態で取り出せるようにし、圃場への苗供給が安定して行われるようにすることが本発明の課題である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明にかかる苗床供給機は、苗床が収容された苗床枠内に一方向からエアを吹き込んで反対方向に苗床を取り出し、その取り出した苗床を圃場に供給する苗床供給機において、前記苗床枠は複数の小室を縦横に備え、該苗床枠を苗床枠搬送台に沿って間欠的に搬送する送り爪を設けるとともに、苗床内にエアを吹き込むためのエアノズルを苗床枠の小室に対応して横方向に並列に複数個設け、該エアノズルを苗床枠に押し付ける押圧手段を設けて、該エアノズルが最大突出してから時間をおいてエアを噴出すように構成し、前記複数のエアノズルのうち最外側のエアノズルは、他のエアノズルとは別の摺動アームに取り付けて、前記送り爪による苗床枠の搬送とともに下動し、送り爪の送り作動中にエアを吹き出すように構成するとともに、最外側のエアノズルがエアを吹き出してから所定のタイマ設定時間が経過すると、外から２番目のエアノズルがエアを吹き出し、以下同様に所定のタイマ設定時間ごとに順番にエアを吹き出すように構成したことを特徴としている。
【０００６】
押圧手段によりエアノズルを苗床枠に押し付け、両者間に隙間がない状態にしてエアノズルで苗床枠内にエアを吹き込むことにより、エアが苗床枠内に効率よく供給され、苗床が良好に取り出される。また、エアノズルで苗床枠を押すことで苗床枠が撓み、苗床枠からの苗床の土離れが良くなる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、図面に表された実施の形態に基づき、本発明を具体的に説明する。
図１乃至図５は苗床供給機の一例を表している。この苗床供給機１は、次のように芽出し処理された種入りの苗床を使用する。
【０００８】
すなわち、図９に示すように、複数のポット状小室２，…が縦横に連設された苗床枠３に培土４を充填し、その上にカルパー（酸素発生剤）コーティングして催芽処理した種子５を４〜６粒入れ、さらにその上に培土４を覆土し鎮圧して苗床６を作る。このような複数の苗床を収容した苗床枠を約３０℃で３日間程度保持し、種子から芽が１０mm程度出た状態とする。そして、この芽出し処理された種子入りの苗床を苗床枠ごと苗床供給機１の後述する苗床供給部に装填する。小室２，…の底部には切れ目の付いた小孔２ａが形成されており、苗床供給部では、この小孔から小室内にエアを吹き込んで苗床枠から苗床を取り出し、それを土壌面に形成された播種床に供給する。苗床供給作業を行う前に培土に水を含ませておくと、苗床枠から苗床を取り出しやすい。
【０００９】
苗床供給機１は、機体の対地高さを決める基準となる左右一対の基準輪１０，１０、土壌面に播種床Ａを形成するための左右一対の土寄せディスク１１，１１と土掻上装置１２と鎮圧板１３、苗床枠３から苗床６を取り出して前記播種床に供給する苗床供給部１４、苗床供給後の播種床Ａを鎮圧する鎮圧輪１５、苗床受渡し位置の側条に施肥する施肥装置１６等を備えている。機体の前部には３点ヒッチ１７が設けられ、図６に示すように、該３点ヒッチにトラクタＴのトップリンクＬ１及び左右一対のロアリンクＬ２，Ｌ２の後端部を連結し、トラクタＴで牽引して使用される。使用時には、トラクタＴのＰＴＯ軸から苗床供給機１の中継ケース１８に動力が伝達され、該中継ケースから土掻上装置１２、苗床供給部駆動ケース１９、及びコンプレッサ７０ｂに伝動される。
【００１０】
基準輪１０，１０は、３点ヒッチ１７のロアリンク連結フレーム１７ａ，１７ａに上下取付高さ調節可能に取り付けた基準輪支持パイプ２０，２０の下端部に回転自在に支持されている。トラクタＴに苗床供給機１を連結した状態において、基準輪１０，１０が土壌面に接地して苗床供給機の機体重量の一部を受け、機体の進行に伴い土壌面上を転動するようになっている。基準輪支持パイプ２０には、基準輪１０の外周部に付着した土を除去するスクレーパ２０ａが取り付けられている。
【００１１】
土寄せディスク１１，１１は、基準輪１０，１０の外側位置に前端側の間隔が広くなるように平面視ハ字形に配置され、下端部が土壌中に潜った状態となる高さに支持されている。この土寄せディスク１１，１１は、機体の進行によって土を内側に寄せる作用をする。各土寄せディスク１１は左右フレーム２１、前後フレーム２２、及び上下フレーム２３を介してロアリンク連結フレーム２０に支持されており、これら各フレーム２１，２２，２３は長さを段階的に調節可能で、機体に対する土寄せディスク１１の左右位置、前後位置、及び上下位置を複数段階にそれぞれ複数段階に変更できるようになっている。
【００１２】
土掻上装置１２は、左右方向の回転軸２６ａに複数の耕耘爪２６ｂ，…を植設した土掻上ロータ２６を逆転方向（回転中心に対し耕耘爪の先端が下、前、上、後の順に移動）に回転させ、土壌表層部の土を掻き上げて砕土するようになっている。土掻上ロータ２６の前方から上方にかけてロータカバー２８が設けられ、土掻上ロータ２６によって掻き上げられた土はこのロータカバー２８の内側面に沿って後方に飛ばされる。ロータカバー２８の内側面には、ゴム板２９がスプリング３０を介して弾力的に支持される状態で設けられている。このゴム板２９を設けることにより、ロータカバー２８に直接土が付着することを防止すると共に、土が当たるときの衝撃を緩和している。ゴム板２９に土に当たると、ゴム板２９が振動して土が落とされる。また、ロータカバー２８の前端部と土壌面との間には、土掻上ロータ２６が掻き上げた土が前方に飛び出すのを規制するゴムカバー３１が設けられている。
【００１３】
鎮圧板１３は、下端部が後方に湾曲し、その下端部の下面に苗床供給条数分の作溝体３３，…が左右並列に等間隔で取り付けられた板で、土掻上装置１２の後方に上端を支点に回動自在に設けられ、鎮圧スプリング３４によって下端側が下向きに付勢されている。作業時には、土掻上装置１２によって後方に飛ばされる土を鎮圧板１３が受けて下方に落とし、その下方に落ちた土の上を鎮圧板１３の下端部が通過することにより、表面を均平に鎮圧して播種床Ａを形成すると共に８条の播種溝Ｂを形成する。鎮圧スプリング３４の張力を変更することにより、鎮圧力を調節する。
【００１４】
鎮圧板１３の前方には選別格子３５が設けられていて、前方から飛んでくる土のうち比較的大きな塊は選別格子３５の前方に落とし、細かく砕土化されたものだけが鎮圧板１３まで届くようになっている。これにより、播種床Ａの表面部は細かい土で被覆された状態となり、播種溝に供給された苗床の種子の出芽や苗の成育に好ましい環境が得られる。
【００１５】
苗床供給部１４は２条ごとで１ユニットとなっていて、各ユニットは、苗床枠搬送台３７に沿って苗床枠３を１ピッチづつ間欠的に搬送し、所定の取出位置Ｐで苗床取出装置３８により苗床枠から横一列の苗床を同時に後方に取り出し、その取り出した横一列の苗床を苗床搬送装置３９等により苗床ガイド４０に１個づつ供給し、それを苗床ガイド４０が播種溝Ｂに案内するようになっている。全ての苗床が取り出された空の苗床枠は苗床枠搬送台３７の搬送終端部に設けた回収部４１に回収される。
【００１６】
苗床枠搬送台３７には、取出位置Ｐの近傍で作用する左右一対の送り爪６０及び係止爪６１が設けられている。送り爪６０は、苗床枠搬送台３７に沿って上下に往復動し、下動するときには苗床枠３の左右端縁部に小室２のピッチと同ピッチで穿設された角孔に係合し、上動するときには角孔との係合が外れて次の角孔まで乗り越すように作動する。係止爪６１は、上記送り爪６０の動作と連動し、送り爪６０が下動する時には角孔から外れ、送り爪６０が上動するときには角孔に係合して苗床枠３を支えるように作動する。これら送り爪６０及び係止爪６１の作動により、苗床枠搬送台３７に沿って苗床枠３が１ピッチづつ間欠的に搬送される。
【００１７】
送り爪作動機構は、苗床供給部駆動ケース１９に設けた送り爪駆動軸６２に一体回転するように取り付けた駆動プレート６３と、送り爪６０に支持するクランクアーム６４とをロッド６５で連結し、苗床供給部駆動ケース１９内のカム（図示せず）の作用で送り爪６０が上動する方向に送り爪駆動軸６２を回動させると共に、トルクスプリング６６の作用で送り爪６０が下動する方向に送り爪駆動軸６２を回動させるようになっている。図２における符号６７は、駆動プレート６３に一体に取り付けられた手動送りレバーで、これを手動で前後に反復回動させて上記送り爪作動機構を作動させることにより、苗床供給作業終了時に苗床枠搬送台３７に残った苗床枠を取り出すことができる。
【００１８】
この苗床供給機１に使用される苗床は十分に根が張っておらず、苗床枠搬送台３７を搬送中に苗床枠から苗床が抜け落ちやすいので、苗床枠搬送台３７の後側に苗床の抜落ち防止カバー６８が設けられている。この抜落ち防止カバー６８は上下方向の帯状体６８ａを左右並列に並べたもので、図４に示すように、帯状体６８ａが苗床の左右縁部を後側から受け止めて、苗床枠から苗床が抜け落ちるのを防止する。各帯状体６８ａは苗床の中心部を避ける位置に設けられているので、苗床から出かかった芽や葉に障害を与えない。苗床枠搬送の抵抗とならないように、苗床枠搬送台３７と抜落ち防止カバー６８との間に３〜４mm程度の隙間を開けておくのがよい。
【００１９】
苗床取出装置３８は、苗床枠の横方向の小室に対し同数同ピッチで並列配置した複数個（図示例では１４個）のエアノズル７０を備えている。これらのエアノズル７０には２個づつで共用のバルブ７０ａでエアの吐出を制御しており、該バルブを後記エア吹出しスイッチ７０ｄの感知に基づき開閉することにより、コンプレッサ７０ｂからのエアをエアノズル７０から適宜タイミングで後方に吹き出すようになっている。
【００２０】
各エアノズル７０を支持する支持体７０ｃは、前後方向に摺動自在に支持されたスライド軸７１にスプリング７１ａを介して取り付けられている。スライド軸７１にはラック７２が形成されており、そのラック７２に扇形のピニオンギヤ７３が噛み合っている。また、ピニオンギヤ７３が取り付けられている軸７４には押圧作動アーム７５が一体回動するように取り付けられている。一方、苗床供給部駆動ケース１９に設けた押圧駆動軸７６には押圧駆動アーム７７が取り付けられ、この押圧駆動アーム７７と前記押圧作動アーム７５とがロッド７８を介して連結されている。
【００２１】
上記構成の押圧手段により、送り爪６０による送りが停止した時点で、エアノズル７０が後方に突出し、その先端が取出位置Ｐにある苗床枠３の小室２の底面に押し付けられる。スライド軸７１の余分なスライドはスプリング７１ａに吸収される。エアノズル７０に押されて苗床枠３が撓み、小室２の壁面部からの苗床６の分離が促進される。エアノズル７０が最大突出すると、スライド軸７１の後端部がエア吹出しスイッチ７０ｄを押して該スイッチがＯＮになり、それから若干時間（０．１〜０．２秒）が経過してからバルブ７０ａが開き、エアノズル７０からエアが後方に吹き出される。そのエアが小孔２ａから小室２内に吹き込まれて、該小室に収容されている横一列の苗床６を後方に取り出す。エアノズル７０の先端と小室２の底面とが密着しているので、エアノズル７０から吹き出されるエアが小室２内に効率的に供給され、苗床６の取り出しが良好に行われる。エアノズル７０の先端と小室２の底面とが確実に密着するように、前述の如く、エアノズル７０が最大突出してから少し時間をおいてエアを吹き出すようにしている。
【００２２】
取出位置Ｐにおける苗床枠搬送路の後側には、左右方向の支持棒７９ａに苗床枠３の小室と小室の左右間隔部に配置された複数の板状体７９ｂを取り付けてなる苗床枠押え７９が設けられている。この苗床枠押え７９が苗床取り出し時に苗床枠３を後側から押えることにより、エア吹き出し時にエアノズル７０の先端と小室２の底面との間に隙間が生じないようにしている。また、板体７９ｂがガイドの役目をし、後方に取り出される苗床が左右に乱れ飛ぶのを防いでいる。
【００２３】
苗床搬送装置３９は、駆動ローラ８０、従動ローラ８１及びテンションローラ８２に巻き掛けた左右一対の横送りベルト８３を備え、各横送りベルトの水平状の苗床搬送部がそれぞれ左右外側へ移動するようになっている。駆動ローラ軸８４は、苗床供給部駆動ケース１９から後方に突出する横送りベルト駆動軸８５より、伝動チェーン８６を介して駆動される。
【００２４】
各横送りベルト８３は、取出位置Ｐの直下に位置し、該取出位置で取り出される横一列の苗床６，…のうちの外側から２番目乃至７番目の苗床を受け取ることのできる左右長を有している。横送りベルト８３の外周部には苗床の左右位置を位置決めする突起が等間隔で形成されている。エアノズル７０の突出時には突起と突起の間隔部に苗床６が押し出されるが、エアノズル７０が後退し始める時には横送りベルト８３の移動に伴い内側の突起が苗床６を搬送方向に押してエアノズル７０と苗床６とを分離することにより、苗床６がエアノズル７０に付いて戻るのを防止している。
【００２５】
苗床取出装置３８によって取り出される横一列の苗床のうち最外側の１個は、横送りベルト８３の左右外側を通って落下し、苗床ガイド４０に直接供給される。残りの中央部１２個の苗床は、半分（６個）づつ左右の横送りベルト８３の上にそれぞれ取り出される。そして、これら６個の苗床は横送りベルト８３によって左右外側に搬送されて苗床ガイド４０に順に供給される。横送りベルト８３によって最後の苗床が苗床ガイド４０に供給されてから、適正なタイミングで苗床取出装置３８が次回の苗床取出し動作を開始する。これにより、前回の苗床取出し動作で取り出した苗床と今回の苗床取出し動作で取り出した苗床とが互いに干渉することなく、苗床ガイド４０に苗床が供給されるタイミングの間隔を常に一定することができる。
【００２６】
鎮圧輪１５は、全苗床供給条を同時に鎮圧し得る左右幅を有するローラ状の車輪で、上下に回動自在で鎮圧スプリング４２によって下向きに付勢された鎮圧輪支持アーム４３によって左右両端が回転自在に軸支されている。機体の進行に伴い鎮圧輪１５は播種後の播種床Ａの上面を転動し、播種床Ａを鎮圧すると共に、播種溝Ｂ，…を埋め戻す。鎮圧力調節ハンドル４４を操作して鎮圧輪１５の上下位置を変更することにより、播種溝の深さを調節する。また、鎮圧輪支持アーム４３には、鎮圧輪１５の外周面に付着した土を除去するスクレーパ４５が取り付けられている。
【００２７】
施肥装置１６は、肥料ホッパ４６内の粉粒状肥料を繰出器４７，…によって一定量づつ繰り出し、それを施肥パイプ４８，…を介して苗床受渡し位置の側条で、土掻上装置１２によって掻き上げられる土の下側に供給するようになっている。施肥装置の繰出器４７を駆動するモータ５０は、鎮圧板１３の角度を検出するセンサ５１の検出結果に応じて出力が制御され、鎮圧板１３が鎮圧作用を行っている時だけ繰出器４７が作動し、鎮圧板１３が鎮圧作用を行っていない時には繰出器４７の作動が停止するようになっている。符号５３は、肥料ホッパ４６への肥料補給作業等を行うために作業者が乗ることのできるステップである。
【００２８】
この苗床供給機１は以上の構成で、苗床供給部１４の苗床枠搬送台３７に苗床枠３を搭載すると共に施肥装置１６の肥料ホッパ４６に肥料を入れ、乾田状態の水田内をトラクタＴで苗床供給機１を牽引すると、土寄せディスク１１，１１、土掻上装置１２及び鎮圧板１３によって形成された播種床Ａの底部に肥料が供給されると共に、播種床Ａの播種溝Ｂ，…に苗床６が供給され、その後を鎮圧輪１５で播種床Ａの鎮圧及び播種溝Ｂ，…を埋め戻す。これらの作業は乾田状態で行われるので、肥料や苗床が水に流されることがなく、施肥深さ及び苗床の深さを一定に保つことができる。また、土掻上装置１２に先行して土寄せディスク１１，１１で土を内側に寄せておくことにより、鎮圧板１３に押された土が左右側方の離れた位置まで波及することがなく、圃場を往復して作業を行う場合に各行程の播種床の土の量を一定に維持できる。このように施肥及び播種作業を行った後、水田に水を入れて水稲を栽培する。
【００２９】
次に、図７及び図８は苗床供給部の異なる構成を表している。この苗床供給部の苗床取出装置３８′は、横一列の苗床を同時に取り出すのではなく、時間差を設けて１個づつ順に苗床を取り出すようになっている。各エアノズル７０はそれぞれ個別のバルブでエアの吐出が制御されるようになっていて、送り爪６０の送り作動が終了したことをエア吹出しスイッチ７０ｄが感知すると最初のエアノズル７０がエアを吹き出し、以下、予めタイマに設定されている時間ごとに順番にエアノズル７０がエアを吹き出す。この苗床供給部には苗床搬送装置３９が設けられておらず、１個づつ順番に取り出される苗床は漏斗状の苗床ガイド４０に案内されて圃場に供給される。上記のように、各苗床枠送り作動ごとに最初のエアノズル７０がエアを吹き出すタイミングを更新することにより、苗床枠送り作動と苗床取出作動との間に多少のタイミングのズレがあったとしても、それが蓄積されて大きくなることがなく、常に上記両作動の適正な関係を支持できる。
【００３０】
図示のものは、外側から内側へ順に苗床を取り出すようになっている。したがって、最内側の苗床の次は次列の最外側の苗床を取り出すのであるが、この取り出しの間隔を前記タイマに設定されているエアの吹出し時間と同じにするには、最外側のエアノズル７０が、送り爪６０の送り作動中或は送り作動終了後すぐにエア吹出し可能な状態となっている必要がある。そこで、最外側のエアノズル７０を次のように設けている。
【００３１】
すなわち、最外側のエアノズル７０には他のエアノズルとは別の押圧手段が設けられており、その押圧手段のスライド軸７１に摺動自在に連結された摺動アーム９９に最外側のエアノズル７０が取り付けられている。摺動アーム９９はスプリング９９ａによって上方に付勢され、外力が加わらない状態では最外側のエアノズル７０が他のエアノズルと同じ高さに保持されている。図の付勢手段では、エアノズル７０を必要以上に強く苗床枠に押し当てないための機構として、ロッド７８を押圧駆動アーム７７側の部分７８ａと押圧作動アーム７５側の部分７８ｂとに分割し両者をスプリングケース７８ｃを介して連結した伸縮可能な構成とし、エアノズル７０に一定以上の圧力がかかると、それをスプリングケース７０ｆ内のスプリングが吸収するようになっている。また、最外側のエアノズル７０の先端部には、苗床枠の小室底部に係合する凹状のパッド７０ａが取り付けられている。
【００３２】
横一列分の苗床を取り出している最中に、最外側のエアノズル７０が突出作動して小室の底面に押し当てられる。横一列分の最終の苗床の取り出しが終了すると、送り爪６０が送り作動して苗床枠が１ピッチ搬送される。このとき、苗床枠と共に最外側のエアノズル７０は下動する。パッド７０ａが苗床枠の小室底部に係合しているので、最外側のエアノズル７０の先端部が小室の底面から外れない。送り爪６０の送り作動が終了すると、直ちに最外側のエアノズル７０からエアが吹き出され、最外側の苗床が取り出される。また、他のエアノズル７０も突出作動して、小室の底面に押し当てられる。そして、最外側のエアノズル７０がエアを吹き出してから所定のタイマ設定時間が経過すると、外から２番目のエアノズル７０がエアを吹き出す。以下同様に、所定のタイマ設定時間ごとに順番にエアが吹き出される。最外側のエアノズル７０は、エアを吹き出したのち後退して小室の底面から離れ、スプリング９９ａの張力により他のエアノズルと同じ高さに戻される。
【００３３】
上記のように、送り爪６０の送り作動が終了してから最外側のエアノズル７０がエアを吹き出すように構成した場合は、送り爪６０の苗床枠送り作動の１サイクルを前記タイマ設定時間以下にする必要がある。送り爪６０の送り作動中に最外側のエアノズル７０がエアを吹き出すように構成すれば、送り爪６０の苗床枠送り作動の１サイクルをタイマ設定時間よりも長くすることができる。
【００３４】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明にかかる苗床供給機は、苗床枠内にエアを吹き込むためのエアノズルを苗床枠に押し付ける押圧手段を設け、かつエアノズルが最大突出してから時間をおいてエアを吹き出すので、エアノズルの先端と小室の底面とを確実に密着させてからエアを吹き出すことが可能となり、エアが苗床枠内に効率よく供給されると共に、エアノズルで苗床枠を押すことで苗床枠が撓み、苗床枠からの苗床の土離れが良くなるので、苗床枠から苗床を良好に取り出されるようになった。また、最外側のエアノズルが送り爪による苗床枠の搬送とともに下動し、該送り爪の作動中にエアを吹き出すので、送り爪の苗床枠送り作動の１サイクルをタイマ設定時間よりも長くすることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図１】苗床供給機の側面図である。
【図２】苗床供給部の要部の側面図である。
【図３】苗床供給部の要部の背面図である。
【図４】抜落ち防止カバーの要部を表す（ａ）側面図、及び（ｂ）背面図である。
【図５】苗床取出装置の平面図である。
【図６】図１に示す苗床供給機の使用状態を表す側面図である。
【図７】異なる苗床供給部の側面図である。
【図８】図７に示す苗床供給部における最外側のエアノズル押圧手段の平面図である。
【図９】苗床が収容された苗床枠の断面図である。
【符号の説明】
１苗床供給機
３苗床枠
６苗床
１４苗床供給部
３７苗床枠搬送台
３８苗床取出装置
３９苗床搬送装置
４０苗床ガイド
７０エアノズル
７１スライド軸（押圧手段）
８３横送りベルト[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a nursery bed feeder that takes out a nursery bed using air from a nursery frame in which the nursery bed is accommodated and supplies the seedbed to a farm field.
[0002]
[Prior art]
In direct sowing cultivation of paddy rice directly seeded with seeds (seeds) in a dry paddy field without water, seedlings with slightly sprouted seeds grow faster and the seedling establishment rate (actually relative to the number of seeds sowed) It is known that the ratio of the number of seeds budding in the Therefore, put the soil and seeds in the nursery frame in which the pot-shaped chamber is formed to create a nursery bed. After several days, the seeds are sprouting from the seed, and then the nursery bed is taken out from the nursery frame and supplied to the field. Research on cultivation methods for cultivation is underway.
[0003]
In order to practice this cultivation method, air was blown into the small chamber with an air nozzle from the small hole formed in the bottom of the small chamber of the nursery frame, and a row of nursery beds was taken out to the upper opening side of the small chamber, and then removed. There has been developed a nursery bed feeder configured to convey a nursery bed in a horizontal direction by a laterally feeding belt and to supply the nursery beds conveyed to the conveying terminal end of the conveying belt one by one to a farm field.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The nursery used in the nursery feeder does not have enough roots yet, and the soil separation from the nursery frame is not good. For this reason, if air is not efficiently blown into the small chamber, the nursery bed is not separated well from the nursery frame, and the nursery bed cannot be taken out or the nursery bed is taken out in an inappropriate state. Accordingly, it is an object of the present invention to ensure that the nursery bed can be taken out from the nursery frame in an appropriate state so that the seedling supply to the farm can be performed stably.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention is configured as follows. That is, nursery feeder according to the present invention, by blowing the air from one direction into the seedbed frame nursery is housed removed seedbed in the opposite direction, in nursery feeder supplies the extracted seedbed in the field, the seedbed The frame is provided with a plurality of small chambers vertically and horizontally, provided with feed claws for intermittently transporting the nursery frame along the nursery frame transport table, and an air nozzle for blowing air into the nursery bed corresponding to the small chambers of the nursery frame A plurality of the nozzles are arranged in parallel in the lateral direction, and a pressing means for pressing the air nozzle against the nursery frame is provided, and the air nozzle is configured to eject air at a time from when the air nozzle protrudes to the maximum. Outermost of the plurality of air nozzles The air nozzle is attached to a sliding arm different from the other air nozzles, and moves downward along with the transport of the nursery frame by the feed claw, and is configured to blow air during the feed claw feed operation. In addition, when a predetermined timer set time elapses after the outermost air nozzle blows out air, the second air nozzle from the outside blows out air, and similarly, the air is blown out in turn every predetermined timer set time. It is characterized by the construction .
[0006]
The air nozzle is pressed against the nursery frame by the pressing means, and air is blown into the nursery frame with the air nozzle in a state where there is no gap therebetween, whereby air is efficiently supplied into the nursery frame and the nursery bed is taken out well. In addition, the nursery frame is bent by pushing the nursery frame with the air nozzle, and the soil separation of the nursery from the nursery frame is improved.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on the embodiments shown in the drawings.
1 to 5 show an example of a nursery bed feeder. This nursery bed feeder 1 uses a seedbed containing seeds that have been sprouting as follows.
[0008]
That is, as shown in FIG. 9, seeds 4 are filled in a nursery frame 3 in which a plurality of pot-shaped chambers 2,... Are arranged vertically and horizontally, and seeds are sprouting by coating with a calper (oxygen generator). 4 to 6 grains of 5 are put, and further, the culture soil 4 is covered and pressed down to make a nursery 6. A nursery frame containing such a plurality of nurseries is held at about 30 ° C. for about 3 days, and the seeds are about 10 mm in length. Then, the seedbed containing the seeds that has been sprouting is loaded together with the seedbed frame into a seedbed supply unit (to be described later) of the seedbed supply machine 1. A small hole 2a with a notch is formed at the bottom of the small chambers 2,..., And in the nursery bed supply section, air is blown into the small chamber from the small holes to take out the nursery bed from the nursery frame and form it on the soil surface. To the sowing bed. It is easy to take out the nursery bed from the nursery frame if water is included in the soil before the nursery bed supply operation.
[0009]
The nursery bed feeder 1 includes a pair of left and right reference wheels 10 and 10 serving as a reference for determining the ground height of the machine body, a pair of left and right earthing disks 11 and 11 and a soil raising device 12 for forming the seeding bed A on the soil surface. And a pressure plate 13, a seed bed supply unit 14 that takes out the seed bed 6 from the seed bed frame 3 and supplies the seed bed 6 to the seed bed, a pressure wheel 15 that suppresses the seed bed A after the seed bed is supplied, and a fertilizer for fertilizing the side strips at the seed bed delivery position 16 etc. A three-point hitch 17 is provided at the front of the machine body. As shown in FIG. 6, the top link L1 of the tractor T and the rear end portions of the pair of left and right lower links L2, L2 are connected to the three-point hitch. Used by towing with T. In use, power is transmitted from the PTO shaft of the tractor T to the relay case 18 of the nursery bed feeder 1, and is transmitted from the relay case to the soil raising device 12, the nursery bed supply unit drive case 19, and the compressor 70b.
[0010]
The reference wheels 10 and 10 are rotatably supported by lower end portions of reference wheel support pipes 20 and 20 which are attached to the lower link connecting frames 17a and 17a of the three-point hitch 17 so that the vertical attachment height can be adjusted. In a state where the nursery bed feeder 1 is connected to the tractor T, the reference wheels 10 and 10 come into contact with the soil surface to receive a part of the weight of the nursery bed feeder and roll on the soil surface as the aircraft advances. It has become. A scraper 20 a is attached to the reference wheel support pipe 20 to remove soil adhering to the outer periphery of the reference wheel 10.
[0011]
The earth-shifting disks 11 and 11 are arranged in a square shape in plan view so that the front end side interval is wide at the outer position of the reference wheels 10 and 10, and are supported at a height at which the lower end portion is submerged in the soil. Yes. The earthing discs 11 and 11 act to bring the earth to the inside as the aircraft moves. Each earthing disk 11 is supported by the lower link connecting frame 20 via the left and right frames 21, the front and rear frames 22, and the upper and lower frames 23. The lengths of the frames 21, 22, and 23 can be adjusted in stages. The left-right position, the front-rear position, and the vertical position of the earthing disc 11 with respect to the airframe can be changed into a plurality of stages.
[0012]
The soil raising device 12 moves the earthing rotor 26 in which a plurality of tilling claws 26b,... Are planted on a rotation shaft 26a in the left-right direction in the reverse direction (the tip of the tilling claw is lower, front, upper, rear). Move in the order of), and the soil on the surface of the soil is scraped up and crushed. A rotor cover 28 is provided from the front to the top of the clay rotor 26, and the soil scraped up by the clay rotor 26 is blown rearward along the inner surface of the rotor cover 28. A rubber plate 29 is provided on the inner side surface of the rotor cover 28 in a state of being elastically supported via a spring 30. By providing the rubber plate 29, it is possible to prevent the soil from directly adhering to the rotor cover 28 and to reduce the impact when the soil hits. When the rubber plate 29 hits the soil, the rubber plate 29 vibrates and the soil is dropped. Further, a rubber cover 31 is provided between the front end portion of the rotor cover 28 and the soil surface to restrict the soil scraped up by the top rotor 26 from jumping forward.
[0013]
The pressure-reducing plate 13 is a plate in which a lower end portion is curved rearward, and grooves 33,... For the number of seedbed supply strips are attached to the lower surface of the lower end portion at equal intervals in the left-right direction. The rear end is pivotably provided with the upper end as a fulcrum, and the lower end side is urged downward by the pressure-reducing spring 34. During the work, the pressure-carrying plate 13 receives the soil blown rearward by the clay lifting device 12 and drops it downward, and the lower end of the pressure-carrying plate 13 passes over the soil that has fallen below, so that the surface is leveled. To form a sowing bed A and 8 sowing grooves B. The suppression pressure is adjusted by changing the tension of the suppression spring 34.
[0014]
A sorting grid 35 is provided in front of the crushing plate 13. A relatively large lump of soil flying from the front is dropped to the front of the sorting grid 35, and only the finely crushed soil reaches the crushing plate 13. It is like that. Thereby, the surface part of the sowing bed A is in a state covered with fine soil, and a favorable environment for budding seedlings and seedling growth supplied to the sowing groove is obtained.
[0015]
The nursery bed supply unit 14 is one unit for every two strips, and each unit intermittently conveys the nursery frame 3 by one pitch along the nursery frame conveyance stand 37, and at a predetermined extraction position P, the nursery bed extraction device 38, a horizontal row of nurseries is taken out from the nursery frame at the same time, and the horizontal rows of nurseries taken out are supplied one by one to the nursery guide 40 by the nursery transport device 39 and the like, and the nursery guide 40 guides it to the seeding groove B. It is supposed to be. The empty nursery frame from which all the nurseries have been taken out is collected by the collection unit 41 provided at the conveyance end portion of the nursery frame conveyance table 37.
[0016]
The nursery frame carrier 37 is provided with a pair of left and right feeding claws 60 and locking claws 61 that act in the vicinity of the take-out position P. The feed claw 60 reciprocates up and down along the seedbed frame carrier 37 and engages with square holes formed at the left and right end edges of the seedbed frame 3 at the same pitch as the pitch of the small chambers 2 when moving down. When moving up, the engagement with the square hole is disengaged, and it operates to get over to the next square hole. The locking claw 61 is interlocked with the operation of the feed claw 60 so that it is detached from the square hole when the feed claw 60 moves downward, and engages with the square hole to support the nursery frame 3 when the feed claw 60 moves up. Operates on. By the operation of the feed claw 60 and the locking claw 61, the nursery frame 3 is intermittently conveyed along the nursery frame conveyance table 37 by one pitch.
[0017]
The feed claw actuating mechanism is configured by connecting a drive plate 63 attached to a feed claw drive shaft 62 provided in the nursery bed supply unit drive case 19 and a crank arm 64 supported by the feed claw 60 with a rod 65. The feed claw drive shaft 62 is rotated in the direction in which the feed claw 60 moves upward by the action of a cam (not shown) in the seedbed supply unit drive case 19, and the feed claw 60 is moved downward by the action of the torque spring 66. The feed claw drive shaft 62 is rotated in the direction. Reference numeral 67 in FIG. 2 is a manual feed lever integrally attached to the drive plate 63, which is manually rotated repeatedly back and forth to operate the feed claw actuating mechanism so that the nursery bed frame is completed at the end of the nursery bed supply operation. The nursery frame remaining on the transfer table 37 can be taken out.
[0018]
The nursery bed used in the nursery bed feeder 1 is not sufficiently rooted, and the nursery bed is likely to fall out of the nursery frame while the nursery frame carrier carriage 37 is being conveyed. A fall prevention cover 68 is provided. The drop-off prevention cover 68 is composed of vertical strips 68a arranged side by side in the left-right direction. As shown in FIG. 4, the strips 68a receive the right and left edges of the nursery bed from the rear side, and the nursery bed is separated from the nursery frame. Prevent falling out. Since each band 68a is provided at a position that avoids the center of the nursery bed, it does not damage the buds and leaves that have come out of the nursery bed. It is preferable to leave a gap of about 3 to 4 mm between the seedbed frame transport table 37 and the drop-off prevention cover 68 so as not to cause resistance of the seedbed frame transport.
[0019]
The seedbed take-out device 38 includes a plurality (14 in the illustrated example) of air nozzles 70 arranged in parallel at the same number and pitch with respect to the small chambers in the lateral direction of the seedbed frame. Two of these air nozzles 70 control the discharge of air by a common valve 70a. By opening and closing the valves based on the detection of an air blowing switch 70d described later, the air from the compressor 70b is supplied from the air nozzle 70. It blows out backward at the appropriate timing.
[0020]
A support 70c that supports each air nozzle 70 is attached to a slide shaft 71 that is slidably supported in the front-rear direction via a spring 71a. A rack 72 is formed on the slide shaft 71, and a fan-shaped pinion gear 73 is engaged with the rack 72. Further, a pressing arm 75 is attached to a shaft 74 to which the pinion gear 73 is attached so as to rotate integrally. On the other hand, a pressing drive arm 77 is attached to the pressing drive shaft 76 provided in the seedbed supply unit driving case 19, and the pressing drive arm 77 and the pressing operation arm 75 are connected via a rod 78.
[0021]
When the feeding by the feeding claw 60 is stopped by the pressing means having the above configuration, the air nozzle 70 protrudes rearward, and the tip thereof is pressed against the bottom surface of the small chamber 2 of the nursery frame 3 at the extraction position P. Excess slide of the slide shaft 71 is absorbed by the spring 71a. The nursery frame 3 is bent by being pushed by the air nozzle 70, and the separation of the nursery bed 6 from the wall surface of the small chamber 2 is promoted. When the air nozzle 70 protrudes to the maximum, the rear end portion of the slide shaft 71 pushes the air blowing switch 70d to turn it on, and after a little time (0.1 to 0.2 seconds), the valve 70a opens. Then, air is blown out backward from the air nozzle 70. The air is blown into the small chamber 2 from the small hole 2a, and the row of nurseries 6 accommodated in the small chamber is taken out rearward. Since the tip of the air nozzle 70 and the bottom surface of the small chamber 2 are in close contact with each other, the air blown from the air nozzle 70 is efficiently supplied into the small chamber 2 and the seedbed 6 is taken out well. In order to ensure that the tip of the air nozzle 70 and the bottom surface of the small chamber 2 are in close contact with each other, as described above, the air is blown out after a short time from when the air nozzle 70 protrudes to the maximum.
[0022]
On the rear side of the nursery frame conveyance path at the take-out position P, a nursery frame holder 79 formed by attaching a plurality of plate-like bodies 79b arranged in the left and right spacing portions of the nursery frame 3 and the small chambers of the nursery frame 3 to the left and right support rods 79a. Is provided. The seedbed frame presser 79 presses the seedbed frame 3 from the rear side when taking out the seedbed, so that no gap is generated between the tip of the air nozzle 70 and the bottom surface of the small chamber 2 when air is blown out. Further, the plate body 79b serves as a guide to prevent the nursery bed taken out rearward from being disturbed to the left and right.
[0023]
The seedbed transport device 39 includes a pair of left and right lateral feed belts 83 wound around a driving roller 80, a driven roller 81, and a tension roller 82 so that the horizontal seedbed transport section of each lateral feed belt moves to the left and right outer sides, respectively. It has become. The drive roller shaft 84 is driven via a transmission chain 86 from a lateral feed belt drive shaft 85 that protrudes rearward from the seedbed supply unit drive case 19.
[0024]
Each lateral feed belt 83 is located immediately below the take-out position P, and has a left and right length that can receive the second to seventh nurseries from the outside of the horizontal row of nurseries 6 taken out at the take-out position. is doing. Protrusions for positioning the left and right positions of the seedbed are formed at equal intervals on the outer peripheral portion of the lateral feed belt 83. Although when the projection of the air nozzles 70 nursery 6 is pushed out to the spacing portion of the projection and the projection, the air nozzle 70 and the nursery 6 inner protrusions with the movement of the crossfeed belt 83 presses the seedbed 6 in the conveying direction when the air nozzle 70 begins to retract And the nursery bed 6 is prevented from returning to the air nozzle 70.
[0025]
The outermost one of the horizontal rows of nurseries taken out by the nursery takeout device 38 falls through the left and right outer sides of the lateral feed belt 83 and is directly supplied to the nursery guide 40. The remaining 12 nurseries in the central part are respectively taken out on the left and right lateral feed belts 83 by half (six). These six seed beds are conveyed to the left and right outer sides by the lateral feed belt 83 and are sequentially supplied to the seed bed guide 40. After the last nursery bed is supplied to the nursery guide 40 by the transverse feed belt 83, the nursery bed take-out device 38 starts the next nursery bed take-out operation at an appropriate timing. Thereby, the interval of the timing at which the nursery bed is supplied to the nursery bed guide 40 can be made constant without interfering between the nursery bed taken out by the previous nursery bed removing operation and the nursery bed taken out by the current nursery bed removing operation.
[0026]
The pressure-reducing wheel 15 is a roller-shaped wheel having left and right widths that can simultaneously repress the entire nursery bed supply line. Both right and left ends are rotated by a pressure-reducing wheel support arm 43 that is rotatable up and down and biased downward by a pressure-reducing spring 42. It is supported freely. As the airframe progresses, the pressure wheel 15 rolls on the upper surface of the sowing bed A after sowing to suppress the sowing bed A and backfill the sowing grooves B,. The depth of the sowing groove is adjusted by operating the pressure reducing handle 44 to change the vertical position of the pressure reducing wheel 15. In addition, a scraper 45 for removing soil adhering to the outer peripheral surface of the pressure wheel 15 is attached to the pressure wheel support arm 43.
[0027]
The fertilizer application device 16 feeds out the granular fertilizer in the fertilizer hopper 46 by a certain amount by the feeders 47,..., And scrapes it by the soil raising device 12 at the side of the nursery bed delivery position through the fertilizer pipes 48,. It is designed to be supplied below the raised soil. The output of the motor 50 that drives the feeder 47 of the fertilizer application is controlled according to the detection result of the sensor 51 that detects the angle of the pressure suppressor 13, and the feeder 47 is only applied when the pressure suppressor 13 is performing a pressure reducing action. In operation, the operation of the feeder 47 is stopped when the suppression plate 13 is not performing the suppression operation. Reference numeral 53 is a step that an operator can ride to perform a fertilizer supply operation to the fertilizer hopper 46.
[0028]
The nursery bed feeder 1 has the above-described configuration. The nursery bed frame 3 is mounted on the nursery frame carrier stand 37 of the nursery bed supply unit 14 and the fertilizer is put into the fertilizer hopper 46 of the fertilizer application apparatus 16. When the seedbed feeder 1 is pulled, fertilizer is supplied to the bottom of the sowing bed A formed by the earthing disks 11, 11, the soil lifting device 12, and the pressure plate 13, and the sowing grooves B,. The seedbed 6 is supplied, and then, the suppression of the sowing bed A and the sowing grooves B,... Since these operations are performed in a dry paddy field, the fertilizer and the seedbed are not washed away into the water, and the fertilization depth and the seedbed depth can be kept constant. In addition, the soil pushed in by the crushing discs 11, 11 prior to the soil raising device 12, the soil pushed by the pressure reducing plate 13 does not spill over to the left and right lateral positions, When the work is performed by reciprocating the field, the amount of soil on the sowing bed in each stroke can be maintained constant. Thus, after performing fertilization and sowing work, water is put into a paddy field and rice is grown.
[0029]
Next, FIG.7 and FIG.8 represents the different structure of the nursery bed supply part. This nursery bed take-out device 38 'of the nursery bed supply section does not take out the nursery beds in a horizontal row at the same time, but takes out the nursery beds one by one with a time difference. Each air nozzle 70 is controlled to discharge air by an individual valve, and when the air blowing switch 70d senses that the feeding operation of the feeding claw 60 has been completed, the first air nozzle 70 blows out the air. The air nozzle 70 blows out air in order for each time set in advance in the timer. This nursery bed supply unit is not provided with a nursery bed transport device 39, and the nursery beds taken out one by one are guided by a funnel-shaped nursery bed guide 40 and supplied to the field. As described above, by updating the timing at which the first air nozzle 70 blows out air for each nursery frame feeding operation, even if there is a slight timing difference between the nursery frame feeding operation and the nursery bed extracting operation, It is not accumulated and does not become large, and can always support the proper relationship between the two operations.
[0030]
The illustrated one is adapted to take out the nursery bed in order from the outside to the inside. Therefore, after the innermost nursery bed, the outermost nursery bed in the next row is taken out. In order to make the takeout interval the same as the air blowing time set in the timer, the outermost air nozzle 70 is used. However, it is necessary that air can be blown out during the feeding operation of the feeding claw 60 or immediately after the feeding operation is finished. Therefore, the outermost air nozzle 70 is provided as follows.
[0031]
That is, other is provided with a separate pressing means and the air nozzle, the outermost air nozzle 70 of the slide arm 99 which is connected slidably to the slide shaft 71 of the pressing means in the air nozzle 70 of the outermost It is attached. The sliding arm 99 is biased upward by a spring 99a , and the outermost air nozzle 70 is held at the same height as the other air nozzles when no external force is applied. In the urging means shown in the drawing, the rod 78 is divided into a portion 78a on the pressing drive arm 77 side and a portion 78b on the pressing operation arm 75 side as a mechanism for preventing the air nozzle 70 from being pressed against the nursery frame more than necessary. Are connected to each other via a spring case 78c, and when a pressure exceeding a certain level is applied to the air nozzle 70, the spring in the spring case 70f absorbs it. In addition, a concave pad 70 a that engages with the bottom of the nursery frame is attached to the tip of the outermost air nozzle 70.
[0032]
While taking out the nurseries for one horizontal row, the outermost air nozzle 70 projects and is pressed against the bottom surface of the small chamber. When the removal of the final nursery bed for one horizontal row is completed, the feed claw 60 feeds and the nursery frame is conveyed by one pitch. At this time, the outermost air nozzle 70 moves downward together with the nursery frame. Since the pad 70a is engaged with the bottom of the small chamber of the nursery frame, the tip of the outermost air nozzle 70 does not come off from the bottom of the small chamber. When the feeding operation of the feeding claw 60 is completed, air is immediately blown out from the outermost air nozzle 70, and the outermost nursery bed is taken out. Further, the other air nozzles 70 also project and are pressed against the bottom surface of the small chamber. When a predetermined timer set time elapses after the outermost air nozzle 70 blows out air, the second air nozzle 70 from the outside blows out air. In the same manner, air is blown in order at predetermined time intervals. The outermost air nozzle 70 recedes from the bottom of the small chamber after blowing out air, and is returned to the same height as other air nozzles by the tension of the spring 99a .
[0033]
As described above, when the outermost air nozzle 70 blows out air after the feeding operation of the feeding claw 60 is completed, one cycle of the nursery frame feeding operation of the feeding claw 60 is set to the timer set time or less. There is a need to. If the outermost air nozzle 70 blows air during the feeding operation of the feeding claw 60, one cycle of the nursery frame feeding operation of the feeding claw 60 can be made longer than the timer set time.
[0034]
【The invention's effect】
As described above, the nursery bed feeder according to the present invention is provided with a pressing means that presses an air nozzle for blowing air into the nursery frame against the nursery frame , and blows out air after a time from the maximum projection of the air nozzle. As a result, air can be blown out after the tip of the air nozzle and the bottom surface of the chamber are securely adhered, and air is efficiently supplied into the nursery frame, and the nursery frame is bent by pushing the nursery frame with the air nozzle. Since the seed bed is more easily separated from the nursery frame, the nursery bed can be satisfactorily taken out from the nursery frame. Moreover, since the outermost air nozzle moves down with the feeding claw being conveyed and blows air during the operation of the feeding claw, one cycle of the feeding claw nursery frame feeding operation should be longer than the timer set time. Can now.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a nursery bed feeder.
FIG. 2 is a side view of a main part of a seedbed supply unit.
FIG. 3 is a rear view of a main part of a seedbed supply unit.
4A is a side view and FIG. 4B is a rear view illustrating a main part of a drop-off prevention cover.
FIG. 5 is a plan view of the nursery bed take-out device.
6 is a side view showing a use state of the nursery bed feeder shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 7 is a side view of different nursery bed supply units.
FIG. 8 is a plan view of the outermost air nozzle pressing means in the nursery bed supply section shown in FIG.
FIG. 9 is a cross-sectional view of a nursery frame in which a nursery is accommodated.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Seed bed supply machine 3 Seed bed frame 6 Seed bed 14 Seed bed supply part 37 Seed bed frame conveyance stand 38 Seed bed take-out device 39 Seed bed conveyance device 40 Seed bed guide 70 Air nozzle 71 Slide shaft (pressing means)
83 Transverse belt

Claims

苗床が収容された苗床枠内に一方向からエアを吹き込んで反対方向に苗床を取り出し、その取り出した苗床を圃場に供給する苗床供給機において、前記苗床枠は複数の小室を縦横に備え、該苗床枠を苗床枠搬送台に沿って間欠的に搬送する送り爪を設けるとともに、苗床内にエアを吹き込むためのエアノズルを苗床枠の小室に対応して横方向に並列に複数個設け、該エアノズルを苗床枠に押し付ける押圧手段を設けて、該エアノズルが最大突出してから時間をおいてエアを噴出すように構成し、前記複数のエアノズルのうち最外側のエアノズルは、他のエアノズルとは別の摺動アームに取り付けて、前記送り爪による苗床枠の搬送とともに下動し、送り爪の送り作動中にエアを吹き出すように構成するとともに、最外側のエアノズルがエアを吹き出してから所定のタイマ設定時間が経過すると、外から２番目のエアノズルがエアを吹き出し、以下同様に所定のタイマ設定時間ごとに順番にエアを吹き出すように構成したことを特徴とする苗床供給機。In the nursery bed feeder that blows air from one direction into the nursery frame in which the nursery bed is housed to take out the nursery bed in the opposite direction and supplies the taken out nursery bed to the field, the nursery frame has a plurality of small chambers in the vertical and horizontal directions, A feed claw that intermittently conveys the nursery frame along the nursery frame conveyance table is provided, and a plurality of air nozzles for injecting air into the nursery bed are provided in parallel in the lateral direction corresponding to the small chambers of the nursery frame. A pressing means that presses the seedbed frame against the nursery frame, and the air nozzle is configured to eject air after a maximal protrusion of the air nozzle. The outermost air nozzle among the plurality of air nozzles is different from the other air nozzles. It is attached to the sliding arm and moved down along with the transport of the nursery frame by the feed claw, and it is configured to blow out air during the feed claw feed operation. When a predetermined timer setting time from out come elapses, seedbed characterized that you second air nozzle from the outside is blown air was configured similarly discharging air in order for each predetermined timer set time less Feeding machine.