JP4656093B2 - 車両用情報通信システムおよび、無線接続の確立方法 - Google Patents

車両用情報通信システムおよび、無線接続の確立方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両用情報通信システム、および、車両用情報通信システムにおける無線接続の確立方法に関する。
従来、車両に固定された固定設置機器と、車両の乗員が携帯可能な携帯無線通信端末との間の通信において、セキュリティの向上等の目的のため、両者の無線接続の確立の前段階として、固定設置機器側で無線接続相手機器の選択操作を行う作業、かつ、固定設置機器に正規の認証コードを入力する作業を、ユーザに求める技術が知られている。
例えば、特許文献1においては、車載ハンズフリーシステム(固定設置機器の一例に相当する)と携帯電話機(携帯無線通信端末の一例に相当する)との間のBluetoothによる無線接続の前段階の処理のために、車載ハンズフリーシステムが、選択操作および認証コードの入力操作を受け付けるキー入力部と、選択操作時に利用されるLCD表示部とを有している。
2003−198713号公報
上記のような、無線接続確立のために選択および認証の作業を必要とする技術を、複数の車両を運用する業者が利用することを考える。このような業者においては、どの車両にどの乗務員が乗り込むかの組み合わせが固定的でない場合がある。また、どの携帯無線通信端末をどの乗務員が所持するかの組み合わせも固定的でない場合がある。
したがって、乗員は、車両に乗り込む際に、現在所持している携帯型端末がどれであるかをその都度確認し、固定設置機器を操作して当該携帯型端末を手作業で選択し、さらに、当該車両に搭載された固定設置機器に対応する認証コードをその都度確認し、当該認証コードを手作業で入力しなければならない。このような作業を車両に乗り込む度に行うのは、乗務員にとって大きな負担である。しかし、負担が大きいからといって無線接続を常に無制限で許可することは、セキュリティ上好ましくない。
本発明は上記点に鑑み、車載の固定設置機器と携帯無線通信端末の間の無線接続確立のために選択および認証の作業を必要とする技術を改良することで、セキュリティ性をある程度維持しつつ、ユーザの作業負担を低減することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の特徴は、複数の車両のそれぞれに固定されると共に認証コードの送信元の無線通信機との無線接続を当該認証コードが自らにとって正規なものであれば許可し正規なものでなければ禁止する固定設置機器(3)を備え、さらに、上記複数の車両の複数の乗務員に携帯させるためものであると共に上記複数の固定設置機器と無線接続可能な複数の携帯無線通信端末(2)を備えた車両用情報通信システムについてのものである。
本発明の第1の特徴においては、当該複数の固定設置機器および当該複数の携帯無線通信端末のそれぞれは、複数の時間帯における、当該複数の携帯無線通信端末、当該複数の乗務員、当該複数の固定設置機器、および当該複数の正規な認証コードの組み合わせを示す接続スケジュールデータ(12a)を記録する。
そして、当該複数の携帯無線通信端末のそれぞれは、当該複数の乗務員のうち当該携帯無線通信端末を携帯している乗務員によって入力された当該乗務員の識別情報を記録する。これによって、携帯無線通信端末のそれぞれには、現在どの乗員が当該携帯無線通信端末を所持しているかの情報が記録されることになる。
そして、当該複数の携帯無線通信端末のうち1つ(以下、携帯無線通信端末Xという)から当該固定設置機器の1つ(以下、固定設置機器Yという)に接続要求が送信されたとき、当該固定設置機器Yは、現在の日時および当該固定設置機器Yの識別情報を、自らが記録している当該接続スケジュールデータに適用することで、現在自らと接続すべき携帯無線通信端末を決定し、さらに、当該携帯無線通信端末Xが当該接続すべき携帯無線通信端末である場合には、当該携帯無線通信端末Xに認証コードを要求し、また、当該携帯無線通信端末Xが当該接続すべき携帯無線通信端末でない場合には、当該携帯無線通信端末Xに認証コードを要求しない。
このようになっていることで、固定設置機器Yは、接続要求があったときに、接続スケジュールデータに照らして、接続要求の送信元が現在自らと接続すべき携帯無線通信端末であれば認証コードを要求し、そうでなければ認証コードを要求しない。このような固定設置機器Yの作動により、固定設置機器Yの無線接続の相手が自動的に選択される。したがって、乗務員が、固定設置機器を操作して無線接続の相手の携帯無線通信端末を選択する必要がなくなり、その結果、乗務員の作業負担が低減される。
また、当該携帯無線通信端末Xは、当該固定設置機器Yから当該認証コードの要求を受けたことに基づいて、現在の日時および自らが記録している乗務員の識別情報を、自らが記録している当該接続スケジュールデータに適用することで、自らが接続すべき固定設置機器にとって正規な認証コードを決定し、その決定した認証コードを、当該固定設置機器Yに送信する。
そして、当該固定設置機器Yは、当該携帯無線通信端末Xから送信された当該認証コードを受信したことに基づいて、当該携帯無線通信端末Xが自らとの無線接続を確立することを許可する。
このように、携帯無線通信端末Xが、認証コードの要求を受けたときに接続スケジュールデータを参照することで、自らが接続すべき固定設置機器にとって正規な認証コードを決定する。したがって、固定設置機器Yへの認証コードの入力が自動的に行われ、乗務員が、認証コードの手入力を行う必要がなくなる。その結果、乗務員の作業負担が低減される。
また、車両用情報通信システムは、当該複数の携帯無線通信端末に当該接続スケジュールデータを送信する運行管理センタ(1)を備え、当該複数の携帯無線通信端末のうち1つ(携帯無線通信端末Pという)は、運行管理センタから送信された接続スケジュールデータを受信して記録し、受信した接続スケジュールデータを、固定設置機器Yに渡すようになっていてもよい。
しかし、携帯無線通信端末から固定設置機器への接続スケジュールデータの受け渡しを実現するためには、携帯無線通信端末と固定設置機器Yとの間の無線接続を確立する必要があり、その一方で、上記のような手続きで無線接続を確立するためには、固定設置機器Yが接続スケジュールデータを有していなければならないという矛盾が生じる。
この矛盾を解消するためのしくみとして、携帯無線通信端末Pは、受信した接続スケジュールデータ、および、当該複数の固定設置機器すべてにとって正規な共通認証コードを、固定設置機器Yに送信し、当該固定設置機器Yは、その共通認証コードを受信したことに基づいて、携帯無線通信端末Pとの無線接続の禁止を解除して、当該携帯無線通信端末Pから送信された前記スケジュールデータを受信して記録するようになっていてもよい。
このように、当該複数の固定設置機器のうちいずれにとっても正規な共通認証コードを、接続スケジュールデータの受け渡しのために例外的に使用することで、携帯無線通信端末から固定設置機器Yへの接続スケジュールデータの受け渡しが実現する。なお、携帯無線通信端末Pは、携帯無線通信端末Xと同じであってもよいし異なっていてもよい。
また、本発明の第2の特徴が、第1の特徴と異なるのは、携帯無線通信端末Xが、接続すべき固定設置機器Yにとって正規な認証コードを決定するために、接続スケジュールデータに、自らが記録している乗務員の識別情報の代わりに、当該携帯無線通信端末Xの識別情報を適用することである。接続スケジュールデータには、複数の時間帯における、当該複数の携帯無線通信端末、当該複数の固定設置機器、および複数の正規な認証コードの組み合わせが示されているので、このようにしても、携帯無線通信端末Xは、接続スケジュールデータを参照することで、自らが接続すべき固定設置機器にとって正規な認証コードを決定することができる。
また、このようになっている場合、接続スケジュールデータには、乗務員の情報を含めることは必須ではなくなる。また、複数の携帯無線通信端末のそれぞれに、複数の乗務員のうち当該携帯無線通信端末を携帯している乗務員によって入力された当該乗務員の識別情報を記録させることも必須ではなくなる。
なお、本発明の第1の特徴および第2の特徴は、これら車両用情報通信システムにおける作動のステップを構成要素とする無線接続の確立方法としても実現可能である。
なお、上記特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について説明する。図1に、本実施形態に係る車両運行業者(例えばタクシー業者、運送業者)に配備された乗務員群、車両群、および携帯電話機群の一例を示す。車両運行業者は、これらの乗務員群、車両群、および携帯電話機群から1人の乗務員、1台の車両、および1台の携帯電話機の組み合わせからなるセットを複数セット分アレンジし、乗務員は、アレンジの結果に従い、自らと同じセットに属する携帯電話機を持って、自らと同じセットに属する車両に乗り込み、業務を遂行する。このアレンジは、日時によって柔軟に変化するようにスケジュールされているので、乗務員、車両、および携帯電話機の組み合わせは一定ではない。
各車両には、それぞれ1台の固定設置機器が固定的に搭載されている。固定設置機器は、近距離無線通信プロトコルの1つであるBluetooth(登録商標)による無線通信機能を有しており、当該固定設置機器が搭載された車両の内部および車両の外部の近傍は、この固定設置機器の無線通信可能エリアとなる。また、本実施形態における携帯電話機も、Bluetooth(登録商標)による無線通信機能を有している。
乗員が携帯電話機を所持して車両内に入ると、当該携帯電話機と当該車両内の固定設置機器とが無線接続を確立し、その結果、互いに通信可能となる。ただし、携帯電話機と固定設置機器とが無線接続を確立するためには、当該固定設置機器が当該携帯電話機を認証する必要があり、そのためには、携帯電話機が固定設置機器に正規の認証コードを送信する必要がある。
本実施形態においては、無線接続を確立する必要のある携帯電話機と固定設置機器との組み合わせが変化するが、このような状況において、固定設置機器における接続対象の携帯電話機の選択のための乗務員の作業負担、および、認証のための乗務員の作業負担を解消することができるようになっている。
以下、このような効果を実現するための車両用情報通信システムについて説明する。図2に、この車両用情報通信システム10の構成を概略的に示す。この車両用情報通信システム10は、車両運行業者の事業所等に設置された運行管理センタ1、運行管理センタ1と広域ネットワーク4を介して通信可能な携帯電話機2、および固定設置機器3から成る。なお、車両用情報通信システム10は、実際には携帯電話機および固定設置機器を複数有するが、簡単のため、図2にはそれぞれ1台ずつ携帯電話機および固定設置機器を代表的に表している。
運行管理センタ1は、上述のアレンジのスケジュールを示すデータ(以下、接続スケジュールデータという)を携帯電話機2に送信するための装置であり、広域ネットワーク4に接続するためのネットワークI/F11、メモリ12、およびCPU13を有している。また、メモリ12には、接続スケジュールデータ12aが記録されるようになっている。CPU13は、図示しないデータ入力手段(例えばキーボード、携帯型メモリ読取装置)を介して、車両運行業者の決定した接続スケジュールデータ12aを取得し、取得した接続スケジュールデータ12aをメモリ12に記録する。
図3に、接続スケジュールデータの一例を表形式で示す。この図に示すように、接続スケジュールデータは、複数のレコードから成り、各レコードは、(1)車両の運行日、(2)運行時間帯、(3)当該時期(すなわち運行日および時間帯)に車両に配置される乗務員の識別情報、(4)当該時期に当該乗務員が所持すべき携帯電話機、(5)当該時間帯に当該乗務員が乗り込むべき車両の識別情報、(6)当該車両に搭載されている固定設置機器の識別情報、および、(7)当該固定設置機器との無線接続に必要な、当該固定設置機器専用の認証コード(すなわち当該固定設置機器用に固有の正規な認証コード)、の組を有している。固定設置機器毎に、正規な認証コードが異なっている。
携帯電話機2は、広域ネットワーク4に無線接続するための広域無線通信I/F21、固定設置機器3とBluetoothによる通信を行うためのBluetoothI/F22、メモリ23、およびCPU24を有している。固定設置機器3は、携帯電話機2とBluetoothによる通信を行うためのBluetoothI/F31、車内LAN5を介して当該車両内の各種機器(マイク、スピーカ等)と通信するための車内LANI/F32、メモリ33、およびCPU34を有している。
固定設置機器3が携帯電話機2と通信することによって実現する機能は、どのようなものであってもよい、例えば、周知のハンズフリー機能を実現するようになっていてもよい。その場合、CPU34は、携帯電話機2の通話中に、BluetoothI/F31を用いて通話相手からの音声信号を取得し、取得した音声信号を車内LANI/F32を用いて車内のスピーカに出力すると共に、乗員の発した音声を、マイク、車内LAN5、車内LANI/F32を介して取得し、それを通話相手宛ての音声信号として、BluetoothI/F31を用いて携帯電話機2に送信するようになっていてもよい。
また、固定設置機器3は、車両に搭載された各種センサ・アクチュエータ(例えば、車外カメラ、車速センサ、GPS受信機、燃料噴射装置、エアバックアクチュエータ)から車内LAN5を介して各種車両の走行状況の情報(例えば、車外の風景、車外の交通量、自車両の車速、自車両の位置、燃料消費率、エアバックの作動・非作動)を取得し、取得した情報を記憶媒体に記録するドライブレコーダであってもよい。その場合、固定設置機器3が携帯電話機2と通信することによって実現する機能は、例えば、固定設置機器3が、取得した情報に基づいて、乗務員に対する運転操作アドバイスの内容を決定し、決定した内容を携帯電話機2に送信し、携帯電話機2がその内容を表示するようになっていてもよい。また例えば、固定設置機器3が、取得した情報に基づいて緊急事態(例えばエアバックの作動)を検出し、その旨を携帯電話機2に送信し、携帯電話機2は、広域無線通信I/F21を用いて緊急事態の発生を緊急管理センタ等の他の車外の通信装置に通知するようになっていてもよい。
なお、図2においては、複数の携帯電話機および複数の固定設置機器のうち、携帯電話機2(携帯電話機X、Pの一例に相当する)および固定設置機器3(固定設置機器Yの一例に相当する)をそれぞれ1台ずつ代表的に示しているが、他の携帯電話機および固定設置機器も、同様に運行管理センタ1から配信された接続スケジュールデータを取得・格納するようになっており、また、以下説明する携帯電話機2および固定設置機器3の作動と同じ作動を実現するようになっている。
以下、運行管理センタ1、携帯電話機2、固定設置機器3の作動について詳細に説明する。まず、運行管理センタ1が携帯電話機2に接続スケジュールデータ12aを送信し、携帯電話機2が固定設置機器3に当該接続スケジュールデータ12aを送信する。この作動における運行管理センタ1、携帯電話機2、固定設置機器3のシーケンスを、図4に示す。この作動において、まず、運行管理センタ1のCPU13は、メモリ12中の接続スケジュールデータ12aが作業者の操作によって変更される度に(ステップ102)、変更後の接続スケジュールデータに新たな版数(すなわちバージョン番号)を付与し、当該変更後の接続スケジュールデータおよび当該版数の情報を、携帯電話機2(および他の携携帯電話機)に、ネットワークI/F11を介して送信する(ステップ104)。
携帯電話機2のCPU24は、この送信された情報を広域無線通信I/F21を介して受信し(ステップ202)、受信した接続スケジュールデータおよびそれに対応する版数をメモリ23に記録する(ステップ204)。さらに、携帯電話機2が固定設置機器3を搭載する車両の近傍または当該車両内に入っているとき、CPU24は、メモリ23中の最新の(すなわち版数が最も新しい)接続スケジュールデータおよびそれに対応する版数の情報を、BluetoothI/F22を介して、固定設置機器3に送信する(ステップ206)。
そして、固定設置機器3のCPU34は、BluetoothI/F31を介して当該接続スケジュールデータおよびそれに対応する版数の情報を受信し(ステップ302)、受信したデータをメモリ33に記録する(ステップ304)。さらにCPU34は、接続スケジュールデータを受信した旨の通知を携帯電話機2に送信し(ステップ306)、携帯電話機2のCPU24は当該通知を運行管理センタ1に転送し、運行管理センタ1のCPU13は転送された当該通知を受信してメモリ12に記録する(ステップ106)。
このようにすることで、運行管理センタ1中の接続スケジュールデータ12aを、携帯電話機2および固定設置機器3も保持することができるようになる。なお、携帯電話機2−固定設置機器3間の接続スケジュールデータおよび対応する版数の無線通信による受け渡しを実現するためには、携帯電話機2と固定設置機器3との間に無線接続が確立することが必要である。このときの無線接続の確立方法については後述する。
次に、接続スケジュールデータのスケジュールに沿って携帯電話機と固定設置機器とを無線接続させるための作動の手順について説明する。図5においては、固定設置機器3を搭載する車両の内部または近傍に、携帯電話機2の一例としての携帯電話機B(携帯電話機Xの一例に相当する)、および他の携帯電話機A、Cが入っている状況が例示されている。そして、携帯電話機Bは、最新の接続スケジュールデータによれば、現在の日時において固定設置機器3と接続されるようアレンジされている。なお、携帯電話機A、Cのそれぞれは、携帯電話機2と同じ構成および作動を実現するもの、すなわち、本車両運行業者が有する携帯電話機であってもよし、他のBluetooth通信機能を有する携帯電話機であってもよいが、以下では、本車両運行業者が有する携帯電話機であるとして説明する。
まず、携帯電話機A〜Cのそれぞれに対して、それを所持する乗務員が、自己の乗務員識別情報を(例えば操作ボタンを操作して)入力する。そして、携帯電話機A〜CのそれぞれのCPU24は、入力された乗務員識別情報をメモリ23に記録する(ステップ211、212、213)。
続いて、携帯電話機A〜Cは、Bluetoothの通常の機能として、近傍の固定設置機器3に対して接続要求および自己に固有のBluetooth物理アドレスを送信する。また、固定設置機器3のCPU34は、Bluetoothの通常の機能として、BluetoothI/F31を用いて、接続要求があるか否かを常時検出している。
そして、固定設置機器3のCPU34は、定期的に接続スケジュール検索処理を実行する(ステップ312)。ある回における接続スケジュールデータ検索処理においては、前回の接続スケジュールデータ検索処理の後に接続要求を受けているか否かを判定し、受けていれば、現在の日時と固定設置機器3自らの識別情報の組(または、現在の日時と固定設置機器3を搭載する車両の識別情報の組)を、メモリ33中の最新の接続スケジュールデータに適用する。具体的には、当該組を有するレコードを接続スケジュールデータから探し出す。そしてその結果見つかったレコード中の携帯電話機の識別情報(具体的には当該携帯電話機のBluetooth物理アドレス)を、現在自機と接続されるべき携帯電話機として決定する。図5の例においては、接続相手の携帯電話機は、携帯電話機Bである。
さらにCPU34は、BluetoothI/F31を用いて、決定した接続相手の携帯電話機Bに対して、認証コードを要求する信号を送信する(ステップ316)。このようにして送信された認証コードを要求する信号は、宛先が携帯電話機BのBluetooth物理アドレスとなっているので、これを携帯電話機A、Cが受信することはない。したがって、結果的に、固定設置機器3は、現在の日時において接続すべき携帯電話機には認証コードを要求し、それ以外の携帯電話機には、認証コードを要求しない。
そして、携帯電話機BのCPU24は、この認証コードの要求をBluetoothI/F22を介して受信し(ステップ216)、その要求を受信したことに基づいて、接続スケジュールデータ検索処理を実行する(ステップ218)。この接続スケジュールデータ検索処理においては、現在の日時とステップ212で記録した乗務員識別情報の組を、メモリ23の最新の接続スケジュールデータに適用する。具体的には、当該組を有するレコードを接続スケジュールデータから探し出す。そしてその結果見つかったレコード中の認証コードを、現在自機と接続されるべき固定設置機器にとって固有に正規な認証コードとして決定する。
そして、CPU24は決定した認証コードを固定設置機器3に送信し、固定設置機器3のCPU34はその認証コードを受信することで、当該携帯電話機BとのBluetoothによる無線接続の確立を許可し、その後、固定設置機器3と携帯電話機Bとの間のBluetooth接続(すなわち、Bluetoothによる無線接続)が、通常のBluetoothの無線接続の手順により実現する。そしてその後、携帯電話機2と固定設置機器3との間で、上述したようなアプリケーションのための各種データがやりとりされる。
以上のように、運行業者が所有する複数の携帯電話機のそれぞれは、複数の乗務員のうち当該携帯電話機を携帯している乗務員によって入力された当該乗務員の識別情報を記録する(ステップ211〜213参照)。これによって、携帯電話機のそれぞれには、現在どの乗員が当該携帯電話機を所持しているかの情報が記録されることになる。
そして、当該複数の携帯電話機に属する携帯電話機B(および、場合によっては携帯電話機A、C)から当該固定設置機器の1つである固定設置機器3に接続要求が送信されたとき、固定設置機器3は、現在の日時および固定設置機器3の識別情報を、自らが記録している当該接続スケジュールデータに適用することで、現在自らと接続すべき携帯電話機を決定し(ステップ312参照)、さらに、携帯電話機A、B、Cのそれぞれについて、それが当該接続すべき携帯電話機である場合には、当該携帯電話機に認証コードを要求し(図5の例では携帯電話機Bがこの場合に相当する)、また、当該携帯電話機が当該接続すべき携帯電話機でない場合には、当該携帯電話機に認証コードを要求しない(図5の例では携帯電話機A、Cがこの場合に相当する)。
このようになっていることで、固定設置機器3は、接続要求があったときに、接続スケジュールデータに照らして、接続要求の送信元が現在自らと接続すべき携帯電話機であれば認証コードを要求し、そうでなければ認証コードを要求しない。このような固定設置機器3の作動により、固定設置機器3の無線接続の相手が自動的に選択される。したがって、乗務員が、固定設置機器3を操作して無線接続の相手の携帯電話機を選択する必要がなくなり、その結果、乗務員の作業負担が低減される。
また、携帯電話機Bは、固定設置機器3から認証コードの要求を受けたことに基づいて、現在の日時および自らが記録している乗務員の識別情報を、自らが記録している接続スケジュールデータに適用することで、現在の日時において自らが接続すべき固定設置機器3にとって正規な認証コードを決定し(ステップ218)、その決定した認証コードを、固定設置機器3に送信する。
そして、固定設置機器3は、当該携帯電話機Bから送信された当該認証コードを受信したことに基づいて、当該携帯電話機Bが自らとの無線接続を確立することを許可する。
このように、携帯電話機Bが、認証コードの要求を受けたときに接続スケジュールデータを参照することで、自らが接続すべき固定設置機器3にとって正規な認証コードを決定する。したがって、固定設置機器3への認証コードの入力が自動的に行われ、乗務員が、認証コードの手入力を行う必要がなくなる。その結果、乗務員の作業負担が低減される。
なお、既述の通り、携帯電話機2から固定設置機器3への接続スケジュールデータの受け渡しを実現するためには、携帯電話機2と固定設置機器3との間の無線接続を確立する必要がある。しかしその一方で、図5を用いて示したような手続きで無線接続を確立するためには、固定設置機器3が接続スケジュールデータを有していなければならないという矛盾が生じる。
この矛盾を解消するためのしくみとして、携帯電話機2は、受信した接続スケジュールデータを、固定設置機器3に、当該固定設置機器3にとって正規な認証コードを送信しないまま、送信するようになっていてもよい。そして、固定設置機器3は、図5のステップ312で示した接続スケジュールデータ検索処理において、自らのメモリ33が接続スケジュールデータを記録していない場合には、その記録していないことに基づいて、正規な認証コードを送信してこない携帯電話機2との無線接続の禁止を解除することで、携帯電話機2との無線接続を確立し、その上で、携帯電話機2から送信された当該スケジュールデータを受信して記録するようになっていてもよい。
このように、固定設置機器3が、接続スケジュールデータを有していない場合には正規な認証コードを受けなくても例外的に無線接続を許可することで、携帯電話機2から固定設置機器3への接続スケジュールデータの受け渡しが実現する。なお、接続スケジュールデータを固定設置機器3へ送信する携帯電話機と、図5において説明した手順で固定設置機器3と無線接続する携帯電話機は、同一の携帯電話機であってもよいし別の携帯電話機であってもよい。
また、固定設置機器3と携帯電話機2とのBluetoothによる無線接続が確立した後、携帯電話機2と固定設置機器3は、接続スケジュールデータのバージョンを一致させるための作動を実行する。この作動のために携帯電話機2および固定設置機器3が行う作動の手順を図6に示す。
この作動において、まず携帯電話機2のCPU24は、自機のメモリ23に記録された最新の接続スケジュールデータに対応する版数の情報を、固定設置機器3に送信し(ステップ221)、固定設置機器3のCPU34は、その版数の情報を受信する(ステップ321)。
続いてCPU34は、受信した版数と、メモリ33に記録された最新の接続スケジュールデータに対応する版数とを比較する(ステップ322)。そして、比較の結果、受信した版数の方が古い場合、メモリ33中の最新の接続スケジュールデータおよび対応する版数を携帯電話機2に送信し(ステップ324)、それを受信した携帯電話機2のCPU24は(ステップ222)、受信した接続スケジュールデータおよび対応する版数をメモリ23に記録する(ステップ224)。
また、比較の結果、受信した版数の方が新しい場合、CPU34は、接続スケジュールデータを要求する信号を携帯電話機2に送信し(ステップ327)、携帯電話機2のCPU24はその信号を受信すると(ステップ225)、メモリ23中の最新の接続スケジュールデータおよび対応する版数を固定設置機器3に送信し(ステップ226)、それを受信した固定設置機器3のCPU34は(ステップ327)、受信した接続スケジュールデータおよび対応する版数をメモリ33に記録する(ステップ329)。
このような作動により、携帯電話機2および固定設置機器3のいずれかが有する接続スケジュールデータのうち、最新の接続スケジュールデータを、携帯電話機2および固定設置機器3の両方が有することになる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態が第1実施形態と異なるのは、図5に示したような無線接続を実現させる前段階において接続スケジュールデータを携帯電話機2から固定設置機器3に渡すためのしくみの詳細部分である。
図7に、本実施形態における接続スケジュールデータの受け渡しのために固定設置機器3および(携帯電話機2の例としての)携帯電話機A、B、Cが行う作動の手順を示す。
まず、携帯電話機A〜Cのそれぞれに対して、それを所持する乗務員が、自己の乗務員識別情報を入力する。そして、携帯電話機A〜CのそれぞれのCPU24は、入力された乗務員識別情報をメモリ23に記録する(ステップ231、232、233)。
続いて、携帯電話機A〜Cは、Bluetoothの通常の機能として、近傍の固定設置機器3に対して接続要求および自己に固有のBluetooth物理アドレスを送信する。
そして、固定設置機器3のCPU34は、第1実施形態における図5のステップ312と同様の接続スケジュール検索処理を定期的に実行する(ステップ332)。ある回における接続スケジュールデータ検索処理においては、前回の接続スケジュールデータ検索処理の後に接続要求を受けているか否かを判定し、受けていれば、現在の日時と固定設置機器3自らの識別情報の組(または、現在の日時と固定設置機器3を搭載する車両の識別情報の組)を、メモリ33中の最新の接続スケジュールデータに適用する。具体的には、当該組を有するレコードを接続スケジュールデータから探し出そうとする。しかし、この場合においては、メモリ33中に接続スケジュールデータが記録されていない。このような場合、CPU34は、受けていた接続要求の送信元の携帯電話機A、B、Cのうちいずれか1つを選び(ステップ334)、選んだ携帯電話機(図7においては携帯電話機B)に、認証コードを要求する信号を送信する(ステップ335)。ここで、選ぶ対象の携帯電話機は、携帯電話機A、B、Cのうちいずれでもよい。例えば、携帯電話機A、B、Cのうち、最も先に接続要求を送信したものを選んでもよい。
携帯電話機BのCPU24は、この認証コード要求を受信すると(ステップ234)、第1実施形態における図5のステップ218と同様の接続スケジュールデータ検索処理を実行する(ステップ235)。そして、この接続スケジュールデータ検索処理においては、メモリ23中の接続スケジュールデータに照らして、受信した認証コード要求がスケジュール外であるか否かを判定し、スケジュール外である場合には、仮の認証コードを固定設置機器3に送信する。
ここで、当該認証コード要求がスケジュール外のものであるか否かは、現在の日時、ステップ232で記録した乗務員識別情報、および自機の識別情報の組を、メモリ23の最新の接続スケジュールデータに適用し、その結果該当するレコードが見つかったら、当該認証コード要求がスケジュール外のものでないと判定し、見つからなかったら、当該認証コード要求がスケジュール外のものであると判定する。なお、スケジュール外のものでないと判定した場合は、図5のステップ218の処理を実行する。
ここで送信される仮の認証コードとは、運行業者が有する複数の固定設置機器すべてにとって正規な共通認証コードである。このような認証コードは、車両用情報通信システムの構築時等にあらかじめ定められ、運行業者が有する複数の携帯電話機のすべてのメモリ23に記録されている。また、運行業者が有する複数の固定設置機器のそれぞれが、この共通認証コードを受信すると、そのコードの送信元の携帯電話機との無線接続を許可するようになっている。
固定設置機器3のCPU34は、このような仮の認証コードを受信すると(ステップ336)、上述の通りその送信元の携帯電話機Bとの無線接続を確立する。その後、CPU34は、携帯電話機Bに対して接続スケジュールデータを要求する信号を送信し(ステップ338)、携帯電話機BのCPU24は、その要求を受信すると(ステップ238)、その要求に応じて最新の接続スケジュールデータおよび対応する版数を送信する(ステップ239)。そして、固定設置機器3のCPU34は、この送信された最新の接続スケジュールデータおよび版数を受信してメモリ33に記録し(ステップ340)、その後携帯電話機Bとの無線接続を切断する(ステップ342)。
このように、携帯電話機B(携帯電話機Pの一例に相当する)は、受信した接続スケジュールデータ、および、当該複数の固定設置機器すべてにとって正規な共通認証コードを、固定設置機器3に送信し、当該固定設置機器3は、その共通認証コードを受信したことに基づいて、携帯電話機Bとの無線接続の禁止を解除して、当該携帯電話機Bから送信されたスケジュールデータを受信して記録する。このように、当該複数の固定設置機器のうちいずれにとっても正規な共通認証コードを、接続スケジュールデータの受け渡しのために例外的に使用することで、携帯電話機から固定設置機器への接続スケジュールデータの受け渡しが実現する。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。
例えば、上記実施形態においては、携帯電話機Bが、接続すべき固定設置機器3にとって正規な認証コードを決定するために、接続スケジュールデータに、自らが記録している乗務員の識別情報を適用するようになっているが、この乗務員の識別情報に代えて、当該携帯電話機Bの識別情報を適用するようになっていてもよい。図3に示す通り、接続スケジュールデータには、複数の時間帯における、当該複数の携帯電話機、当該複数の固定設置機器、および複数の正規な認証コードの組み合わせが示されているので、このようにしても、携帯電話機Bは、接続スケジュールデータを参照することで、自らが接続すべき固定設置機器3にとって正規な認証コードを決定することができる。
また、このようになっている場合、接続スケジュールデータには、乗務員の情報を含めることは必須ではなくなる。また、複数の携帯電話機のそれぞれに、複数の乗務員のうち当該携帯電話機を携帯している乗務員によって入力された当該乗務員の識別情報を記録させる処理(ステップ211〜213、231〜233参照)も必須ではなくなる。
なお、このような作動に対して、第1実施形態の作動には、携帯電話機2が自らのBluetooth物理アドレス等の自己の識別情報を参照することができない、またはそれらを参照することに何らかの困難がある場合に、特に有効であるという技術的意義がある。
また、固定設置機器3が、携帯電話機2から接続スケジュールデータを受けるようになっておらずともよいような、本発明の実現形態もある。例えば、固定設置機器3がポータブルな記憶媒体を読み取るインターフェースを有しており、作業者が、当該インターフェースに接続スケジュールデータを記憶する記憶媒体を挿入し、固定設置機器3が、当該接続スケジュールデータを読み出して記憶するようになっていてもよい。
同様に、携帯電話機2は、運行管理センタ1から接続スケジュールデータを受けるようになっておらずともよい場合がある。例えば、携帯電話機2がポータブルな記憶媒体を読み取るインターフェースを有しており、作業者が、当該インターフェースに接続スケジュールデータを記憶する記憶媒体を挿入し、携帯電話機2が、当該接続スケジュールデータを読み出して記憶するようになっていてもよい。このような場合には、運行管理センタ1は車両用情報通信システムにとって必須ではなくなる。
また、携帯電話機2と固定設置機器3との間の通信方式は、Bluetoothでなくとも、無線接続のために、接続相手の選択および認証コードのやりとりが必要な無線通信であれば、どのような方式であってもよい。
また、固定設置機器3と無線接続する対象である携帯無線通信端末は、携帯電話機に限らず、PDAであっても、ノート型パーソナルコンピュータであってもよい。
また、上記の実施形態において、運行管理センタ1のCPU13、携帯電話機2のCPU24、固定設置機器3のCPU34は、汎用のCPUであり、上記の作動のためのプログラムを実行することで、当該作動を実現するようになっているが、運行管理センタ1、携帯電話機2、固定設置機器3は、これらCPUに代えて、それらの機能を実現するための専用の回路構成を有する装置(例えばFPGA)を有するようになっていてもよい。
本発明の実施形態に係る車両運行業者に配備された乗務員群、車両群、および携帯電話機群の一例を示す図である。 実施形態に係る車両用情報通信システム10の構成を概略的に示す図である。 接続スケジュールデータの一例を示す図表である。 固定設置機器、携帯電話機、固定設置機器間の接続スケジュールデータの受け渡し手順を示すシーケンス図である。 携帯電話機と固定設置機器とを無線接続させるための作動の手順を示すシーケンス図である。 接続スケジュールデータのバージョンを一致させるために携帯電話機および固定設置機器が行う作動の手順を示すシーケンス図である。 第2実施形態における接続スケジュールデータの受け渡しのために携帯電話機および固定設置機器が行う作動の手順を示すシーケンス図である。
符号の説明
1…運行管理センタ、2…携帯電話機、3…固定設置機器、4…広域ネットワーク、
5…車内LAN、10…車両用情報通信システム、11…ネットワークI/F、
12、23、33…メモリ、12a…接続スケジュールデータ、
13、24、34…CPU、21…広域無線通信I/F、
22、31…BluetoothI/F、32…車内LANI/F。

Claims (5)

  1. 複数の車両のそれぞれに固定されると共に認証コードの送信元の無線通信機との無線接続を当該認証コードが自らにとって正規なものであれば許可し正規なものでなければ禁止する固定設置機器(3)、および、前記複数の車両の複数の乗務員に携帯させるためものであると共に前記複数の固定設置機器と無線接続可能な複数の携帯無線通信端末(2)を備えた車両用情報通信システムであって、
    前記複数の固定設置機器および前記複数の携帯無線通信端末のそれぞれは、複数の時間帯における、前記複数の携帯無線通信端末、前記複数の乗務員、前記複数の固定設置機器、および複数の正規な認証コードの組み合わせを示す接続スケジュールデータ(12a)を記録し、
    前記複数の携帯無線通信端末のそれぞれは、前記複数の乗務員のうち当該携帯無線通信端末を携帯している乗務員によって入力された当該乗務員の識別情報を記録し、
    前記複数の携帯無線通信端末のうち1つ(以下、携帯無線通信端末Xという)から前記固定設置機器の1つ(以下、固定設置機器Yという)に接続要求が送信されたとき、当該固定設置機器Yは、現在の日時および当該固定設置機器Yの識別情報を、自らが記録している前記接続スケジュールデータに適用することで、現在自らと接続すべき携帯無線通信端末を決定し、さらに、当該携帯無線通信端末Xが当該接続すべき携帯無線通信端末である場合には、当該携帯無線通信端末Xに認証コードを要求し、また、当該携帯無線通信端末Xが当該接続すべき携帯無線通信端末でない場合には、当該携帯無線通信端末Xに認証コードを要求せず、
    当該携帯無線通信端末Xは、当該固定設置機器Yから前記認証コードの要求を受けたことに基づいて、現在の日時および自らが記録している乗務員の識別情報を、自らが記録している前記接続スケジュールデータに適用することで、自らが接続すべき固定設置機器にとって正規な認証コードを決定し、その決定した認証コードを、当該固定設置機器Yに送信し、
    当該固定設置機器Yは、当該携帯無線通信端末Xから送信された前記認証コードを受信したことに基づいて、当該携帯無線通信端末Xが自らとの無線接続を確立することを許可することを特徴とする車両用情報通信システム。
  2. 前記複数の携帯無線通信端末に前記接続スケジュールデータを送信する運行管理センタ(1)を備え、
    前記複数の携帯無線通信端末のうち1つ(前記携帯無線通信端末Pという)は、前記運行管理センタから送信された前記接続スケジュールデータを受信して記録し、受信した前記接続スケジュールデータ、および、前記複数の固定設置機器すべてにとって正規な共通認証コードを、前記固定設置機器Yに送信し、
    当該固定設置機器Yは、前記共通認証コードを受信したことに基づいて、当該携帯無線通信端末Pとの無線接続の禁止を解除して、当該携帯無線通信端末Pから送信された前記スケジュールデータを受信して記録することを特徴とする請求項1に記載の車両用情報通信システム。
  3. 複数の車両のそれぞれに固定されると共に認証コードの送信元の無線通信機との無線接続を当該認証コードが自らにとって正規なものであれば許可し正規なものでなければ禁止する固定設置機器(3)、および、前記複数の車両の複数の乗務員に携帯させるためものであると共に前記複数の固定設置機器と無線接続可能な複数の携帯無線通信端末(2)を備えた車両用情報通信システムにおける無線接続の確立方法であって、
    前記複数の固定設置機器および前記複数の携帯無線通信端末のそれぞれが、複数の時間帯における、前記複数の携帯無線通信端末、前記複数の乗務員、前記複数の固定設置機器、および複数の正規な認証コードの組み合わせを示す接続スケジュールデータ(12a)を記録するステップと、
    前記複数の携帯無線通信端末のそれぞれが、前記複数の乗務員のうち当該携帯無線通信端末を携帯している乗務員によって入力された当該乗務員の識別情報を記録するステップと、
    前記複数の携帯無線通信端末のうち1つ(以下携帯無線通信端末Xという)から前記固定設置機器の1つ(以下、固定設置機器Yという)に接続要求が送信されたとき、当該固定設置機器Yが、現在の日時および当該固定設置機器Yの識別情報を、自らが記録している前記接続スケジュールデータに適用することで、現在自らと接続すべき携帯無線通信端末を決定し、さらに、当該携帯無線通信端末Xが当該接続すべき携帯無線通信端末である場合には、当該携帯無線通信端末Xに認証コードを要求し、また、当該携帯無線通信端末Xが当該接続すべき携帯無線通信端末でない場合には、当該携帯無線通信端末Xに認証コードを要求しないステップと、
    当該携帯無線通信端末Xが、当該固定設置機器Yから前記認証コードの要求を受けたことに基づいて、現在の日時および自らが記録している乗務員の識別情報を、自らが記録している前記接続スケジュールデータに適用することで、自らが接続すべき固定設置機器にとって正規な認証コードを決定し、その決定した認証コードを、当該固定設置機器Yに送信するステップと、
    当該固定設置機器Yが、当該携帯無線通信端末Xから送信された前記認証コードを受信したことに基づいて、前記携帯無線通信端末Xが自らとの無線接続を確立することを許可するステップとを備えた無線接続の確立方法。
  4. 複数の車両のそれぞれに固定されると共に認証コードの送信元の無線通信機との無線接続を当該認証コードが自らにとって正規なものであれば許可し正規なものでなければ禁止する固定設置機器(3)、および、前記複数の車両の複数の乗務員に携帯させるためものであると共に前記複数の固定設置機器と無線接続可能な複数の携帯無線通信端末(2)を備えた車両用情報通信システムであって、
    前記複数の固定設置機器および前記複数の携帯無線通信端末のそれぞれは、複数の時間帯における、前記複数の携帯無線通信端末、前記複数の固定設置機器、および複数の正規な認証コードの組み合わせを示す接続スケジュールデータ(12a)を記録し、
    前記複数の携帯無線通信端末のうち1つ(以下、携帯無線通信端末Xという)から前記固定設置機器の1つ(以下、固定設置機器Yという)に接続要求が送信されたとき、当該固定設置機器Yは、現在の日時および当該固定設置機器Yの識別情報を、自らが記録している前記接続スケジュールデータに適用することで、現在自らと接続すべき携帯無線通信端末を決定し、さらに、当該携帯無線通信端末Xが当該接続すべき携帯無線通信端末である場合には、当該携帯無線通信端末Xに認証コードを要求し、また、当該携帯無線通信端末Xが当該接続すべき携帯無線通信端末でない場合には、当該携帯無線通信端末Xに認証コードを要求せず、
    当該携帯無線通信端末Xは、当該固定設置機器Yから前記認証コードの要求を受けたことに基づいて、現在の日時および当該携帯無線通信端末Xの識別情報を、自らが記録している前記接続スケジュールデータに適用することで、自らが接続すべき固定設置機器にとって正規な認証コードを決定し、その決定した認証コードを、当該固定設置機器Yに送信し、
    当該固定設置機器Yは、当該携帯無線通信端末Xから送信された前記認証コードを受信したことに基づいて、前記携帯無線通信端末Xが自らとの無線接続を確立することを許可することを特徴とする車両用情報通信システム。
  5. 複数の車両のそれぞれに固定されると共に認証コードの送信元の無線通信機との無線接続を当該認証コードが自らにとって正規なものであれば許可し正規なものでなければ禁止する固定設置機器(3)、および、前記複数の車両の複数の乗務員に携帯させるためものであると共に前記複数の固定設置機器と無線接続可能な複数の携帯無線通信端末(2)を備えた車両用情報通信システムにおける無線接続の確立方法であって、
    前記複数の固定設置機器および前記複数の携帯無線通信端末のそれぞれが、複数の時間帯における、前記複数の携帯無線通信端末、前記複数の固定設置機器、および複数の正規な認証コードの組み合わせを示す接続スケジュールデータ(12a)を記録するステップと、
    前記複数の携帯無線通信端末のうち1つ(以下、携帯無線通信端末Xという)から前記固定設置機器の1つ(以下、固定設置機器Yという)に接続要求が送信されたとき、当該固定設置機器Yが、現在の日時および当該固定設置機器Yの識別情報を、自らが記録している前記接続スケジュールデータに適用することで、現在自らと接続すべき携帯無線通信端末を決定し、さらに、当該携帯無線通信端末Xが当該接続すべき携帯無線通信端末である場合には、当該携帯無線通信端末Xに認証コードを要求し、また、当該携帯無線通信端末Xが当該接続すべき携帯無線通信端末でない場合には、当該携帯無線通信端末Xに認証コードを要求しないステップと、
    当該携帯無線通信端末Xが、当該固定設置機器Yから前記認証コードの要求を受けたことに基づいて、現在の日時および当該携帯無線通信端末Xの識別情報を、自らが記録している前記接続スケジュールデータに適用することで、自らが接続すべき固定設置機器にとって正規な認証コードを決定し、その決定した認証コードを、当該固定設置機器Yに送信するステップと、
    当該固定設置機器Yが、当該携帯無線通信端末Xから送信された前記認証コードを受信したことに基づいて、前記携帯無線通信端末Xが自らとの無線接続を確立することを許可するステップを備えた無線接続の確立方法。
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