JP4654832B2 - 画像表示装置及び画像表示装置の制御方法 - Google Patents

画像表示装置及び画像表示装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像表示装置及び画像表示装置の制御方法、特に、画像信号に応じて変調されたレーザ光を走査させることで画像を表示する画像表示装置の技術に関する。
近年、画像を表示する画像表示装置として、レーザ光を走査させることで画像を表示するレーザプロジェクタが提案されている。レーザ光は、単色性及び指向性が高いことを特徴とする。このため、レーザプロジェクタは、色再現性の良い画像を得られるという利点を有する。レーザ光の走査により画像を表示する場合、画像を高解像度にするに従い、高い周波数でレーザ光を変調することが求められる。例えば、単独のレーザ光を走査させることにより1920×1080ピクセルのフルハイビジョンの画像を表示する場合、1フレーム期間を1/60秒とすると、約130メガヘルツという非常に高い周波数でレーザ光の変調を行う必要がある。さらに、レーザ光を点灯させるパルス幅を画像信号に応じて変化させるパルス幅変調(Pulse Width Modulation。以下、「PWM」という。)を用いる場合、nビットの階調表現を行うこととすると、さらに2n倍の変調周波数が必要となる。
レーザ光の走査により画像を表示する場合、画像を表示する画面が大きくなるに従い、レーザ光の出力を大きくする必要もある。例えば、60インチの画面において輝度500ニットで画像を表示するためには、5〜10ワットもの出力が必要となる。単独のレーザ光によりこのような高出力を賄う場合、非常に大型かつ高価なレーザ光源が必要となる。このように、単独のレーザ光を走査させることで画像を表示することは極めて困難であることから、複数のレーザ光を走査させることにより画像を表示する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。複数のレーザ光を走査させる場合、各レーザ光に走査領域を分担させることで、変調周波数を減少させることが可能となる。また、レーザ光の個数に反比例してレーザ光1つ当たりの出力を小さくすることが可能となる。
特開2003−172900号公報
複数のレーザ光を用いて画像を表示する場合、レーザ光源の個体差等の要因によるレーザ光の明るさの違いによって、画像にむらを生じる場合がある。特許文献1に提案される技術によると、複数のレーザ光を重ねて走査させ、複数のレーザ光による明るさを積分して認識させることで、レーザ光の明るさの違いを平準化させることが可能である。しかしながら、温度変化等の要因により複数のレーザ光の明るさが同じ傾向で変化した場合、複数のレーザ光の明るさを平準化させたとしても明るさむらが発生してしまう。複数のレーザ光の明るさが同様の傾向で変化することに対しては、オートパワーコントロール(Auto Power Control。以下、「APC」という。)を用いることで複数のレーザ光の明るさを調節することが考えられる。従来、APCは、光源から供給される光を測定し、明るさが略一定となるように測定結果をフィードバックすることにより行われる。この場合、電気的なノイズの発生等により生じるレーザ光の光量の大幅な変化や急激な変化に十分に対応することが困難であることから、明るさむらの補正が不十分なまま画像の表示が続行されてしまうことが考えられる。特に、レーザ光の高速な走査を行う場合には、明るさむらの補正の遅れがマイクロ秒オーダで生じたとしても数百から数千の画素において画像信号とは異なる階調で表示が行われるために、目立った明るさむらが生じ易いという問題がある。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、複数のビーム光を用いて明るさむらを十分に低減でき、高品質な画像を表示可能な画像表示装置、及び画像表示装置の制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、複数のビーム光を走査させることにより画像を表示する画像表示装置であって、ビーム光を供給する光源部と、光源部からのビーム光を、被照射領域において第1の方向と、第1の方向に略直交する第2の方向へ走査させる走査部と、を有し、光源部は、複数のビーム光を順次走査させることで階調表現するように駆動され、かつ、複数のビーム光のうち少なくとも一のビーム光の光量に応じて、一のビーム光とは異なる他のビーム光の光量を補正するように駆動されることを特徴とする画像表示装置を提供することができる。
複数のビーム光のうちのあるビーム光の光量が低下したとする。この場合、かかる光量低下を補うために、光量が低下したビーム光より後に走査する他のビーム光の光量を増加させる補正を行う。このようにして、ビーム光ごとの光量変化による明るさむらの発生を低減することができる。本発明では、複数のビーム光の明るさが同じ傾向で変化した場合であっても、ビーム光の光量を補正することで明るさむらの低減を図ることができる。また、ビーム光の光量の大幅な変化や急激な変化があった場合であっても、光量が低下したビーム光より後に他のビーム光が走査する時点で光量の補正を行えば良いことから、補正の遅れによる明るさむらを低減することも可能である。これにより、複数のビーム光を用いて明るさむらを十分に低減でき、高品質な画像を表示可能な画像表示装置を得られる。
また、本発明の好ましい態様によれば、光源部は、さらに、一のビーム光の光量を補正するように駆動されることが望ましい。光量が変化した一のビーム光についてもフィードバックにより光量を補正することで、さらに明るさむらを低減することができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、光源部は、他のビーム光のうち、一のビーム光に次いで走査するビーム光の光量を補正するように駆動されることが望ましい。これにより、簡易な構成により明るさむらを低減することができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、光源部は、他のビーム光のうち、一のビーム光に次いで走査するビーム光より後に走査するビーム光の光量を補正するように駆動されることが望ましい。一のビーム光の次のビーム光より後に走査するビーム光について光量の補正を行うことにより、補正を行うまでの時間を稼ぐことが可能である。これにより、ビーム光の光量の補正を確実に行うことができる。また、高速な光量制御を行うための高価な回路等を不要とし、製造コストの低減を図ることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、走査部は、第1の方向へビーム光を走査させる周波数が、第2の方向へビーム光を走査させる周波数に比べて高くなるように駆動され、光源部は、同色のビーム光のスポットを被照射領域において第2の方向へ並列させるように構成されることが望ましい。同色のビーム光とは、互いに略同一又は近似する波長領域を有するビーム光であるとする。スポットを並列させるように複数かつ同色のビーム光を供給することにより、複数のビーム光を順次走査させることで階調表現することができる。また、複数のビーム光に出力を分担させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、光源部は、第1の方向へビーム光を走査させる走査線の幅を単位として設定された間隔でスポットを並列させるように構成されることが望ましい。例えば、複数のビーム光を1行ごとに走査させるとする。走査線幅を単位として設定された間隔でスポットを並列させることにより、一のビーム光が走査した後次のビーム光が走査するまでの時間を稼ぐことが可能となる。これにより、次のビーム光が走査する時点での光量の補正を確実に行うことができる。また、高速な光量制御を行うための高価な回路等を不要とし、製造コストの低減を図ることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、被照射領域のうちの第1の領域において複数のビーム光を走査させるための第1光源部と、被照射領域のうちの第2の領域において複数のビーム光を走査させるための第2光源部と、を有し、第1の領域の一部と第2の領域の一部とは互いに重畳し、第1光源部及び第2光源部は、第1の領域と第2の領域とが重畳する部分において、第1光源部からのビーム光の光量が少なくなるに従い第2光源部からのビーム光の光量が多くなるような光量分布となるようにビーム光を供給することが望ましい。第1光源部からのビーム光、及び第2光源部からのビーム光により走査領域をそれぞれ分担させることで、ビーム光を変調する変調周波数を減少させることが可能となる。また、第1の領域と第2の領域とが重畳する部分で第1光源部からのビーム光の光量が少なくなるに従い第2光源部からのビーム光の光量が多くなるような光量分布とすることで、第1の領域と第2の領域との継目を目立たなくすることが可能となる。これにより、低い変調周波数により高品質な画像を表示することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、光源部は、複数のビーム光について、供給可能な最大光量より小さい光量により最大階調を表現するように駆動されることが望ましい。供給可能な最大光量より小さい光量を最大階調とすることで、補正のための光量の増加幅を多く確保することが可能となる。例えば、何らかのトラブルにより一のビーム光の供給が停止してしまった場合であっても、補正のための光量の増加幅を多く確保することで、他のビーム光により画像表示を続行することが可能となる。
さらに、本発明によれば、ビーム光を走査させることにより画像を表示する画像表示装置の制御方法であって、複数のビーム光を供給するビーム光供給工程と、ビーム光を、被照射領域において第1の方向と、第1の方向に略直交する第2の方向へ走査させる走査工程と、複数のビーム光のうち少なくとも一のビーム光の光量を検知する光量検知工程と、光量検知工程において検知された一のビーム光の光量に応じて、一のビーム光とは異なる他のビーム光の光量を補正する光量補正工程と、を含むことを特徴とする画像表示装置の制御方法を提供することができる。光量検知工程において一のビーム光の光量の変化が検知された場合に、光量補正工程において、他のビーム光の光量を補正する。このようにして、ビーム光ごとの光量変化による明るさむらの発生を低減することができる。本発明によると、複数のビーム光の明るさが同じ傾向で変化した場合であっても、ビーム光の光量を補正することで明るさむらの低減を図ることができる。また、ビーム光の光量の大幅な変化や急激な変化があった場合であっても、光量が低下したビーム光より後に他のビーム光が走査する時点で光量の補正を行えば良いことから、補正の遅れによる明るさむらを低減することも可能である。これにより、複数のビーム光を用いて明るさむらを十分に低減でき、高品質な画像を表示することができる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る画像表示装置100の概略構成を示す。画像表示装置100は、スクリーン110の一方の面にレーザ光を供給し、スクリーン110の他方の面から出射される光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるリアプロジェクタである。画像表示装置100は、複数のビーム光であるレーザ光を水平方向であるX方向、及び垂直方向であるY方向へ走査させることにより画像を表示する。
図2は、レーザ装置101の概略構成を示す。レーザ装置101は、ビーム光である赤色レーザ光(以下、「R光」という。)を供給するR光用光源部121Rと、ビーム光である緑色レーザ光(以下、「G光」という。)を供給するG光用光源部121Gと、ビーム光である青色レーザ光(以下、「B光」という。)を供給するB光用光源部121Bと、を有する。
各色光用光源部121R、121G、121Bは、それぞれ画像信号に応じて変調された同色かつ5つのレーザ光を供給する。画像信号に応じた変調は、振幅変調、パルス幅変調のいずれを用いても良い。レーザ装置101には、2つのダイクロイックミラー124、125が設けられている。ダイクロイックミラー124は、R光を透過し、G光を反射する。ダイクロイックミラー125は、R光及びG光を透過し、B光を反射する。R光用光源部121RからのR光は、ダイクロイックミラー124、125を透過した後、レーザ装置101から出射する。
G光用光源部121GからのG光は、ダイクロイックミラー124で反射することにより、光路が略90度折り曲げられる。ダイクロイックミラー124で反射したG光は、ダイクロイックミラー125を透過した後、レーザ装置101から出射する。B光用光源部121BからのB光は、ダイクロイックミラー125で反射することにより、光路が略90度折り曲げられる。ダイクロイックミラー125で反射したB光は、レーザ装置101から出射する。レーザ装置101は、このようにして、画像信号に応じて変調されたR光、G光、B光を供給する。
図1に戻って、レーザ装置101からのレーザ光は、照明光学系102を経た後走査部200へ入射する。走査部200からの光は、投写光学系103を経た後、反射部105に入射する。照明光学系102及び投写光学系103は、レーザ装置101からのレーザ光をスクリーン110上に結像させる。反射部105は、走査部200からのレーザ光をスクリーン110の方向へ反射する。筐体107は、筐体107内部の空間を密閉する。
スクリーン110は、筐体107の所定の一面に設けられている。スクリーン110は、画像信号に応じて変調されたレーザ光を透過させる透過型スクリーンである。反射部105からの光は、スクリーン110の、筐体107の内部側の面から入射した後、観察者側の面から出射する。観察者は、スクリーン110から出射する光を観察することで、画像を鑑賞する。
図3は、走査部200の概略構成を示す。走査部200は、反射ミラー202と、反射ミラー202の周囲に設けられた外枠部204とを有する、いわゆる二重ジンバル構造をなしている。外枠部204は、回転軸であるトーションばね206によって、不図示の固定部に連結されている。外枠部204は、トーションばね206の捩れと、元の状態への復元とを利用して、トーションばね206を中心として回動する。反射ミラー202は、トーションばね206に略直交する回転軸であるトーションばね207によって、外枠部204に連結されている。反射ミラー202は、レーザ装置101からのレーザ光を反射する。反射ミラー202は、高反射性の部材、例えばアルミニウムや銀等の金属薄膜を形成することにより構成できる。
反射ミラー202は、外枠部204がトーションばね206を中心として回動することにより、スクリーン110においてレーザ光をY方向(図1参照)へ走査させるように変位する。また、反射ミラー202は、トーションばね207の捩れと、元の状態への復元とを利用して、トーションばね207を中心として回動する。反射ミラー202は、トーションばね207を中心として回動することにより、反射ミラー202で反射したレーザ光をX方向へ走査するように変位する。このように、走査部200は、レーザ装置101からのレーザ光をX方向とY方向へ繰り返し走査させる。
図4は、走査部200を駆動させるための構成を説明するものである。反射ミラー202がレーザ光を反射させる側を表側とすると、第1の電極301、302は、外枠部204の裏側の空間であって、トーションばね206に関して略対称な位置にそれぞれが設けられている。第1の電極301、302に電圧を印加すると、第1の電極301、302と、外枠部204との間には、電位差に応じた所定の力、例えば静電力が発生する。外枠部204は、第1の電極301、302に交互に電圧を印加することにより、トーションばね206を中心として回動する。
トーションばね207は、詳細には、第1のトーションばね307と第2のトーションばね308とで構成されている。第1のトーションばね307と第2のトーションばね308との間には、ミラー側電極305が設けられている。ミラー側電極305の裏側の空間には、第2の電極306が設けられている。第2の電極306に電圧を印加すると、第2の電極306とミラー側電極305との間には、電位差に応じた所定の力、例えば静電力が発生する。第2の電極306のいずれにも同位相の電圧を印加すると、反射ミラー202は、トーションばね207を中心として回動する。走査部200は、このようにして反射ミラー202を回動させることで、レーザ光を二次元方向へ走査させる。走査部200は、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術により作成することができる。
走査部200は、例えば画像の1フレーム期間において、副走査方向であるY方向へ1回レーザ光を走査させる間に、主走査方向であるX方向について複数回レーザ光を往復させるように反射ミラー202を変位させる。X方向を第1の方向、Y方向を第1の方向に略直交する第2の方向とすると、走査部200は、第1の方向へレーザ光を走査する周波数が、第2の方向へレーザ光を走査する周波数に比べて高くなるように駆動される。なお、X方向へのレーザ光の走査を高速に行うために、走査部200は、トーションばね207を中心として反射ミラー202を共振動作させる構成とすることが望ましい。反射ミラー202を共振動作させることにより、反射ミラー202の変位量を増大させることができる。反射ミラー202の変位量を増大させることにより、走査部200は、少ないエネルギーで効率良くレーザ光を走査することができる。なお、反射ミラー202は、共振動作以外の動作により駆動することとしても良い。
走査部200は、電位差に応じた静電力によって駆動する構成に限られない。例えば、圧電素子の伸縮力や電磁力を用いて駆動する構成であっても良い。走査部200は、X方向にレーザ光を走査する反射ミラーと、Y方向にレーザ光を走査する反射ミラーとを設ける構成としても良い。さらに、走査部200は、ガルバノミラーを用いる構成に限らず、複数のミラー片を有する回転体を回転させるポリゴンミラーを用いても良い。
図5は、R光用光源部121Rからのレーザ光の光路を説明するものである。ここでは、各色光用光源部のうちR光用光源部121Rからのレーザ光を供給するための構成を代表例として説明することとし、また説明に不要な構成の図示を省略している。R光用光源部121Rは、5つのレーザ素子501を有している。レーザ素子501は、例えば、端面発光型半導体レーザである。各レーザ素子501は、それぞれ独立に変調されたレーザ光を供給する。
R光用光源部121Rと走査部200との間に設けられた照明光学系102は、凸レンズ502と凹レンズ503とを組み合わせて構成することができる。照明光学系102は、凸レンズ502の収束作用、及び凹レンズ503の拡散作用により、5つのレーザ光の間隔を調節する。走査部200とスクリーン110との間の投写光学系103は、R光用光源部121Rからのレーザ光をスクリーン110上に投写させる。照明光学系102及び投写光学系103を用いることにより、スクリーン110に高精細な画像を表示することができる。なお、5つのレーザ素子501は、全てを一体に配置する構成に限られず、レーザ光の所望の間隔に応じて互いに離して配置することとしても良い。
各レーザ素子501の内部には、レーザ素子501から供給されるレーザ光の光量を検出する不図示の検出器が設けられている。検出器により、各レーザ素子501から供給されるレーザ光の光量をモニタすることができる。検出器は、レーザ素子501の内部でレーザ光の光量を検出するものに限らず、レーザ素子501の外部でレーザ光を検出するものを用いても良い。
図6は、スクリーン110の被照射領域に形成される画素Pについて説明するものである。画像表示装置100は、画像信号に応じて変調されたレーザ光により、Y方向にn個、X方向にm個の画素Pが形成される。ここで、被照射領域の左上部を基準としてX方向の座標をi(=1〜m)、Y方向の座標をj(=1〜n)として任意の画素PをPijと表すとする。
図7及び図8は、画像表示装置100によるレーザ光の走査について説明するものである。画像表示装置100は、Y方向について画素Pと同じピッチでスポットSP1〜5を並列させ、5つのレーザ光を1行ごと走査させる。Y方向についての画素Pのピッチとは、言い換えるとX方向へレーザ光を走査させる走査線のピッチである。画素Pの一辺とスポットSPの径とが略同一であるとすると、スポットSPを隙間無く並列させるように各レーザ光の間隔が調節される。
図7において、X方向への第1回目のスキャンSC1では、スポットSP1〜5のうち下端のスポットSP1を1行目(i=1)の画素P上を左から右へ移動させる。次に、第2回目のスキャンSC2では、スポットSP1を2行目(i=2)の画素P上、スポットSP2を1行目の画素P上をそれぞれ右から左へ移動させる。かかる走査を繰り返した後、図8に示す第(n+3)回目のスキャンSC(n+3)では、スポットSP4をn行目(i=n)の画素P上、スポットSP5を(n−1)行目(i=n−1)の画素P上を左から右へ移動させる。そして、第(n+4)回目のスキャンSC(n+4)では、スポットSP5をn行目(i=n)の画素P上を右から左へ移動させる。
画像表示装置100は、このようにして、Y方向へレーザ光を1回走査させる間に、全ての画素Pに対して5つのレーザ光を順次走査させる。光源部は、5つのレーザ光を順次走査させることで階調表現するように駆動される。ここで、画像表示装置100が8ビットで階調表現する場合に、任意の画素Pijにおいて128階調を表示する場合を考える。光源部は、5つのレーザ光それぞれについて8ビットで光量を変化させ、5つのレーザ光の光量を合計させることで128階調の表示を行う。光源部の各レーザ素子501(図5参照)の出力差が無いものとすると、5つのレーザ光は、それぞれが画素Pij上を走査するタイミングで128階調に対応する略同じ光量に変調される。
例えば、レーザ素子501内の光検出器により、スポットSP1を形成するレーザ光が画素Pij上を走査するタイミングで120階調に対応する光量に低下したことが検出されたとする。この場合、画素Pijの階調は、以下に計算するように126.4階調に低下してしまう。
(120+128+128+128+128)/5=126.4(階調)
画素Pijの明るさ変化を低減するために、画像表示装置100は、スポットSP2を形成するレーザ光の光量を、例えば136階調に対応する光量に補正する。この場合、スポットSP1を形成するレーザ光が120階調に対応する光量に低下したとしても、以下に計算するように画素Pijを128階調で表示することが可能となる。
(120+136+128+128+128)/5=128(階調)
このように、画像表示装置100は、5つのレーザ光のうちの一のレーザ光の光量の変化に応じて、当該一のレーザ光とは異なる他のレーザ光の光量を補正するように光源部を駆動させる。さらに、スポットSP2を形成するレーザ光を136階調に対応する光量にできず、例えば134階調に対応する光量に補正されたとする。この場合、さらにスポットSP3を形成するレーザ光の光量を130階調に対応する光量に補正することで、画素Pijを128階調で表示することができる。このように、複数の段階に渡ってレーザ光の光量を補正することも可能である。
本発明では、複数のレーザ光の明るさが同じ傾向で変化した場合であっても、レーザ光の光量を補正することで明るさむらの低減を図ることができる。また、レーザ光の光量の大幅な変化や急激な変化があった場合であっても、光量が低下したレーザ光より後に他のレーザ光が走査する時点で光量の補正を行えば良いことから、補正の遅れによる明るさむらを低減することも可能である。これにより、複数のビーム光を用いて明るさむらを十分に低減でき、高品質な画像を表示することができるという効果を奏する。
複数のレーザ光を走査させる場合、レーザ光の個数に反比例してレーザ光1つ当たりの出力を小さくすることが可能である。このため、複数のレーザ光を走査させることで、小型かつ安価なレーザ素子を用いて明るい画像を表示することができる。
図9は、画像表示装置100を制御するためのブロック構成を示すものである。画像信号入力部711は、入力端子から入力された画像信号の特性補正や増幅等を行う。例えば、画像信号入力部711は、アナログ形式の画像信号をディジタル形式の光源変調用強度信号に変換して出力する。この他、画像信号入力部711は、ディジタル形式の画像信号をディジタル形式の光源変調用強度信号として出力する構成としても良い。同期/画像分離部712は、画像信号入力部711からの信号を、R光、G光、B光のそれぞれについての画像情報信号、垂直同期信号、水平同期信号に分離し、制御部713へ出力する。制御部713のうちの画像処理部721は、画像情報をフレームごとの情報に分けて、フレームメモリ714へ出力する。フレームメモリ714は、画像処理部721からの画像信号をフレーム単位で格納する。
制御部713のうちの走査制御部723は、垂直同期信号、水平同期信号に基づいて、走査部200を駆動させる駆動信号を生成する。走査駆動部715は、制御部713からの駆動信号に応答して走査部200を駆動させる。走査工程においては、かかる構成により、レーザ光を被照射領域においてX方向とY方向へ走査させる。水平角度センサ716は、スクリーン110にてレーザ光をX方向へ走査させる反射ミラー202(図3参照)の振り角を検出する。垂直角度センサ717は、スクリーン110にてレーザ光をY方向へ走査させる反射ミラー202の振り角を検出する。信号処理部718は、垂直角度センサ717の変位からフレーム開始信号F_Sync、水平角度センサ716の変位からライン開始信号L_Syncをそれぞれ生成し、制御部713へ出力する。
制御部713は、フレーム開始信号F_Sync、ライン開始信号L_Syncから演算された線速度、及び垂直同期信号、水平同期信号に基づいて、画素タイミングクロックを生成する。画素タイミングクロックは、レーザ光が各画素上を通るタイミングを知るための信号であって、画像信号に応じて変調されたレーザ光を正確な位置に入射させるためのものである。
R光源駆動部732Rは、光源制御部722からの光源駆動パルス信号に基づいて、R光用光源部121Rを駆動させる。R光源駆動部732Rは、光源駆動パルス信号に応じてR光用光源部121Rから供給する5つのレーザ光の点灯及び消灯を制御する。G光源駆動部732Gも、R光源駆動部732Rと同様にして、G光用光源部121Gを駆動させる。B光源駆動部732Bも、R光源駆動部732Rと同様にして、B光用光源部121Bを駆動させる。各色光用光源部121R、121G、121Bは、画像信号に応じてパルス幅が制御された駆動信号に応じて駆動される。ビーム光供給工程においては、かかる構成により、複数のレーザ光を供給する。
図10は、R光用光源部121Rからのレーザ光の光量を補正するための構成について説明するものである。画像処理部721で生成された画像情報信号は、R光源駆動部732Rを経て5つのレーザ素子501−1〜501−5へ入力される。検出部602−1〜602−5は、各レーザ素子501−1〜501−5にそれぞれ設けられている。第1補正部603−1は、第1レーザ素子501−1のレーザ光を検出する第1検出部602−1による検出結果に基づいて第2レーザ素子501−2からのレーザ光の光量を補正する。
第2補正部603−2は、第2レーザ素子501−2のレーザ光を検出する第2検出部602−2による検出結果に応じて第3レーザ素子501−3からのレーザ光の光量を補正する。第3補正部603−3は、第3レーザ素子501−3のレーザ光を検出する第3検出部602−3による検出結果に応じて第4レーザ素子501−4からのレーザ光の光量を補正する。第4補正部603−4は、第4レーザ素子501−4のレーザ光を検出する第4検出部602−4による検出結果に応じて第5レーザ素子501−5からのレーザ光の光量を補正する。
画像表示装置100は、かかる構成により、一のレーザ光の光量の変化に応じて、当該一のレーザ光に次いで走査するレーザ光の光量を補正するように光源部を駆動させることができる。一のレーザ光に次いで走査するレーザ光の光量を補正する構成とすることで各補正部603−1〜603−4の接続を簡易とすることが可能である。よって、簡易な構成により明るさむらを低減することができる。なお、本実施例の構成によると、5つのレーザ光のうち最後に走査される第5レーザ素子501−5からのレーザ光の光量変化に対して他のレーザ光の光量を補正することはできない。これに対しては、後述するように、第5レーザ素子501−5からのレーザ光の検出結果に基づくフィードバックによる光量の補正により明るさむらの低減を図ることが可能である。
図11は、本実施例の変形例1に係る画像表示装置について説明するものである。上記の画像表示装置100ではスポットSPを隙間無く並列させるのに対して、本変形例は、走査線1本分の幅に相当する間隔でスポットSPを並列させる点が異なる。走査線1本分の幅とは、Y方向についての画素Pのピッチと同じである。第1回目のスキャンSC1及び第2回目のスキャンSC2により、スポットSP1を形成するレーザ光のみがX方向について1往復する。次に、第3回目のスキャンSC3で、スポットSP2を1行目の画素P上、スポットSP1を3行目の画素P上をそれぞれ左から右へ移動させる。かかる走査を(n+9)回繰り返すことにより、全ての画素Pに対して5つのレーザ光を順次走査させる。
本変形例によると、上記の画像表示装置100と比較して、一のレーザ光が走査した後次のレーザ光が走査するまでの時間を稼ぐことが可能となる。これにより、次のレーザ光が走査する時点での光量の補正を確実に行うことができる。また、高速な光量制御を行うための高価な回路等を不要とし、製造コストの低減を図ることができる。なお、スポットSPの間隔は走査線1本分とする場合に限られず、走査線の幅を単位として設定されれば良く、走査線2本以上分としても良い。
画像表示装置100は、各色光について5つのレーザ光を供給する構成に限られず、各色光について複数のレーザ光を供給する構成であれば良い。また、1つの走査部200を用いて各色光を走査させる場合に限られず、例えば、色光ごと異なる走査部を用いることとしても良い。この場合、色光ごとにレーザ光の本数を異ならせることとしても良い。また、各色光用光源部としては、複数のレーザ素子501(図5参照)を設ける構成に限られず、面発光型半導体レーザ等、複数の発光部を備える構成としても良い。さらに、各色光用光源部は、スポットをY方向に並列させる構成とする場合に限らず、スポットSPをアレイ状に並列させる構成としても良い。
図12は、本実施例の変形例2に係る画像表示装置について説明するものであって、R光用光源部121Rからのレーザ光の光量を補正するための構成を示す。本変形例は、一のレーザ光の光量の変化に応じて、一のレーザ光に次いで走査するレーザ光の光量と、当該一のレーザ光の光量とを補正することを特徴とする。第1補正部603−1は、第1検出部602−1による検出結果に基づいて、第2レーザ素子501−2からのレーザ光の光量のほか、第1レーザ素子501−1からのレーザ光の光量の補正も行う。第1補正部603−1以外の他の補正部603−2〜603−5も、第1補正部603−1と同様に、各レーザ素子501−2〜502−5からのレーザ光の光量の補正を行う。このように、光量が変化した一のレーザ光についてもフィードバックにより光量を補正することで、さらに明るさむらを低減することができる。
図13は、本実施例の変形例3に係る画像表示装置について説明するものであって、R光用光源部121Rからのレーザ光の光量を補正するための構成を示す。本変形例は、一のレーザ光の光量の変化に応じて、一のレーザ光に次いで走査するレーザ光より後に走査するレーザ光の光量の補正を行うことを特徴とする。例えば、第1補正部603−1は、第1検出部602−1による検出結果に基づいて、第2レーザ素子501−2のほか、他の補正部603−2〜603−4を介して第3レーザ素子501−3、第4レーザ素子501−4、第5レーザ素子501−5の少なくとも1つからのレーザ光の光量の補正を行うことができる。この場合、第3レーザ素子501−3、第4レーザ素子501−4、第5レーザ素子501−5からの各レーザ光は、一のビーム光に次ぐビーム光より後に走査するレーザ光に該当する。
一のレーザ光に次ぐレーザ光より後に走査するレーザ光について光量の補正を行うことにより、補正を行うまでの時間を稼ぐことが可能である。これにより、レーザ光の光量の補正を確実に行うことができる。また、高速な光量制御を行うための高価な回路等を不要とし、製造コストの低減を図ることができる。
さらに、各色光用光源部は、複数のレーザ光について、供給可能な最大光量より小さい光量により最大階調を表現するように駆動されることが望ましい。供給可能な最大光量より小さい光量を最大階調とすることで、補正のための光量の増加幅を多く確保することが可能となる。例えば、何らかのトラブルにより一のレーザ光の供給が完全に停止してしまった場合であっても、補正のための光量の増加幅を多く確保することで、他のレーザ光により画像表示を続行することが可能となる。
図14は、本発明の実施例2に係る画像表示装置について説明するものである。本実施例の画像表示装置は、第1R光用光源部121Rからのレーザ光により第1の領域、第2R光用光源部1121Rからのレーザ光により第2の領域の走査をそれぞれ行うことを特徴とする。上記実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。図14に示すように、第2R光用光源部1121Rは、第1R光用光源部121Rと同様の構成を有し、かつ同様の構成を経てスクリーン110へレーザ光を供給する。第1R光用光源部121Rからの5つのレーザ光は、被照射領域のうちプラスY側の第1の領域を走査する。第2R光用光源部1121Rからの5つのレーザ光は、被照射領域のうちマイナスY側の第2の領域を走査する。なお、G光、B光についても、R光の場合と同様に、2つの光源部が設けられている。
図15は、第1の領域と第2の領域とについて詳細に説明するものである。図15において、被照射領域AR0は、第1の領域AR1のうち下側の一部AR12と、第2の領域AR2の上側の一部AR22とを互いに重畳させて形成されている。被照射領域AR0は、第1の領域AR1、第2の領域AR2の位置A−A、位置B−Bをそれぞれ一致させて形成されている。
第1の領域AR1のうち、第2の領域AR2と重畳させる部分AR12以外の部分AR11は、第1R光用光源部121Rからの5つのレーザ光のみにより階調表現を行う。部分AR12については、第1R光用光源部121Rからの5つのレーザ光と、第2R光用光源部1121Rからの5つのレーザ光とを用いて階調表現を行う。また、第1R光用光源部121Rは、部分AR12において、第2の領域AR2側である下側へ行くに従い光量が少なくなるように駆動される。
第2の領域AR2のうち、第1の領域AR2と重畳させる部分AR22以外の部分AR21は、第2R光用光源部1121Rからの5つのレーザ光のみにより階調表現を行う。部分AR22については、第2R光用光源部1121Rからの5つのレーザ光と、第1R光用光源部121Rからの5つのレーザ光とを用いて階調表現を行う。また、第2R光用光源部1121Rは、部分AR22において、第1の領域AR1側である上側へ行くに従い光量が少なくなるように駆動される。第1R光用光源部121R及び第2R光用光源部1121Rは、部分AR12、AR22において、第1R光用光源部121Rからのレーザ光の光量が少なくなるに従い第2R光用光源部1121Rからのレーザ光の光量が多くなるような光量分布となるようにレーザ光を供給する。
第1R光用光源部121Rからのレーザ光、及び第2R光用光源部1121Rからのレーザ光により走査領域をそれぞれ分担させることで、レーザ光を変調する変調周波数を減少させることが可能となる。また、第1の領域AR1と第2の領域AR2とが重畳する部分AR12、AR21で第1R光用光源部121Rからのレーザ光の光量が少なくなるに従い第2R光用光源部1121Rからのレーザ光の光量が多くなるような光量分布とすることで、第1の領域AR1と第2の領域AR2との継目を目立たなくすることが可能となる。これにより、低い変調周波数により高品質な画像を表示することができる。
図16は、本発明の実施例3に係る画像表示装置1700の概略構成を示す。画像表示装置1700は、観察者側に設けられたスクリーン1705にレーザ光を供給し、スクリーン1705で反射する光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるフロント投写型のプロジェクタである。上記実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。走査部200からのレーザ光は、投写光学系103を透過した後、スクリーン1705に入射する。本実施例の場合も、複数のビーム光を用いて明るさむらを十分に低減でき、高品質な画像を表示することができる。
なお、上記の実施例において、各色光用光源部は半導体レーザを用いる構成としているが、ビーム状の光を供給可能な構成であれば、これに限られない。例えば、各色光用光源部は、固体レーザ、発光ダイオード素子(LED)等の固体発光素子のほか、液体レーザやガスレーザを用いる構成としても良い。
以上のように、本発明に係る画像表示装置は、複数のビーム光を用いて画像を表示する場合に適している。
本発明の実施例1に係る画像表示装置の概略構成を示す図。 レーザ装置の概略構成を示す図。 走査部の概略構成を示す図。 走査部を駆動させるための構成を説明する図。 R光用光源部からのレーザ光の光路を説明する図。 スクリーンの被照射領域に形成される画素について説明する図。 画像表示装置によるレーザ光の走査について説明する図。 画像表示装置によるレーザ光の走査について説明する他の図。 画像表示装置を制御するためのブロック構成を示す図。 レーザ光の光量を補正するための構成について説明する図。 実施例1の変形例1に係る画像表示装置について説明する図。 実施例1の変形例2に係る画像表示装置について説明する図。 実施例1の変形例3に係る画像表示装置について説明する図。 本発明の実施例2に係る画像表示装置について説明する図。 第1の領域及び第2の領域について説明する図。 本発明の実施例3に係る画像表示装置の概略構成を示す図。
符号の説明
100 画像表示装置、101 レーザ装置、102 照明光学系、103 投写光学系、105 反射部、107 筐体、110 スクリーン、200 走査部、121R R光用光源部、121G G光用光源部、121B B光用光源部、124、125 ダイクロイックミラー、202 反射ミラー、204 外枠部、206 トーションばね、207 トーションばね、301、302 第1の電極、305 ミラー側電極、306 第2の電極、307 第1のトーションばね、308 第2のトーションばね、501 レーザ素子、502 凸レンズ、503 凹レンズ、P 画素、SP スポット、711 画像信号入力部、712 同期/画像分離部、713 制御部、714 フレームメモリ、715 走査駆動部、716 水平角度センサ、717 垂直角度センサ、718 信号処理部、721 画像処理部、722 光源制御部、723 走査制御部、732R R光源駆動部、732G G光源駆動部、732B B光源駆動部、501−1〜501−5 レーザ素子、602−1〜602−5 検出部、603−1〜603−5 補正部、1121R R光用光源部、AR0 被照射領域、AR1 第1の領域、AR2 第2の領域、1700 画像表示装置、1705 スクリーン

Claims (5)

  1. 複数のビーム光を走査させることにより画像を表示する画像表示装置であって、
    前記ビーム光を供給する光源部と、
    前記光源部からの前記ビーム光を、被照射領域において第1の方向と、前記第1の方向に略直交する第2の方向へ走査させる走査部と、を有し、
    前記走査部は、前記第1の方向へ前記ビーム光を走査させる周波数が、前記第2の方向へ前記ビーム光を走査させる周波数に比べて高くなるように駆動され、
    前記光源部は、
    同色の前記ビーム光のスポットを前記被照射領域において前記第2の方向へ並列させるように構成され、
    複数の前記ビーム光を順次走査させることで階調表現するように駆動され、かつ、複数の前記ビーム光のうち前記被照射領域を最後に走査するビーム光を除いた一のビーム光の光量の変化に応じて、前記一のビーム光に次いで走査するビーム光の光量を補正するように駆動され
    複数の前記ビーム光のうち前記被照射領域を最後に走査するビーム光の光量の変化を検出し、当該検出結果に基づき当該被照射領域を最後に走査するビーム光の光量を補正することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記光源部は、前記第1の方向へ前記ビーム光を走査させる走査線の幅を単位として設定された間隔で前記スポットを並列させるように構成されることを特徴とする請求項に記載の画像表示装置。
  3. 前記被照射領域のうちの第1の領域において複数の前記ビーム光を走査させるための第1光源部と、
    前記被照射領域のうちの第2の領域において複数の前記ビーム光を走査させるための第2光源部と、を有し、
    前記第1の領域の一部と前記第2の領域の一部とは互いに重畳し、
    前記第1光源部及び前記第2光源部は、前記第1の領域と前記第2の領域とが重畳する部分において、前記第1光源部からの前記ビーム光の光量が少なくなるに従い前記第2光源部からの前記ビーム光の光量が多くなるような光量分布となるように前記ビーム光を供給することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記光源部は、複数の前記ビーム光について、供給可能な最大光量より小さい光量により最大階調を表現するように駆動されることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  5. ビーム光を走査させることにより画像を表示する画像表示装置の制御方法であって、
    複数の前記ビーム光を供給するビーム光供給工程と、
    前記ビーム光を、被照射領域において第1の方向と、前記第1の方向に略直交する第2の方向へ走査させ、かつ、前記第1の方向へ前記ビーム光を走査させる周波数が、前記第2の方向へ前記ビーム光を走査させる周波数に比べて高くなるように走査させる走査工程と、
    複数の前記ビーム光のうち一のビーム光の光量を検知する光量検知工程と、
    前記光量検知工程において検知された複数の前記ビーム光のうち前記被照射領域を最後に走査するビーム光を除いた前記一のビーム光の光量に応じて、前記一のビーム光に次いで走査するビーム光の光量を補正する次ビーム光量補正工程と、
    前記光量検知工程において検知された前記被照射領域を最後に走査するビーム光の光量に応じて、当該被照射領域を最後に走査するビーム光の光量を補正する最終ビーム光量補正工程とを含み、
    前記光供給工程は、同色の前記ビーム光のスポットが前記被照射領域において前記第2の方向へ並列されるように複数の前記ビーム光を供給することを特徴とする画像表示装置の制御方法。
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