JP4651484B2 - アームレストのスライド機構 - Google Patents

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Description

本発明は、アームレストのスライド機構に関し、更に詳細には、車両内装部材の上面にスライド可能に配設されるアームレストのスライド機構に関するものである。
例えば、セダンタイプやステーションワゴンタイプ等の自動車では、図13に例示するように、車内に設置したフロントのシートS,S間のフロアに、車体前後方向へ延在する車両内装部材であるフロアコンソール10が配設されている。このフロアコンソール10は、合成樹脂製のコンソール本体12を主体とし、このコンソール本体12の後側内部には上方へ開口した物品収納部が設けられており、身辺小間物等を出し入れ可能に収納し得るようになっている。そして物品収納部の上部には、この物品収納部の上部開口部を開放可能に閉成するコンソールリッド14が配設されている。このコンソールリッド14は、前述したシートS,Sの側方に隣接しているため、これらシートS,Sに着座した乗員の使用に供されるアームレストAR1として機能するようになっている。このようなアームレストに関しては、例えば特許文献1に開示されている。
特開平10−287187号公報
ところで前述したシートS,Sは、図13に例示したように、乗員の体格や好みに合わせて車両の前後方向へスライド移動し得るようになっている。このため、フロアコンソール10のコンソールリッド14に配設されたアームレストAR1が、該コンソールリッド14に固定したタイプまたは一体化したタイプの場合、前後移動させたシートS,Sとの相対的な位置が変化して適切に機能しなくなる場合がある。そこで近年では、コンソールリッド14とは別体に形成され、該コンソールリッド14の上面に適宜のスライドユニットを介して配設され、シートS,Sのスライド方向と平行な方向へスライド可能としたアームレストAR1も提案されている。
しかしながら、アームレストAR1の前後方向のスライド操作は、その全スライド領域において、乗員自身が把持して自分の力で前方へ引き出すかまたは後方へ押し込むようになっており、例えば軽い力で操作を行ない得るようにする等のサポート機能が殆どなく、操作性に難点を有していた。また、適宜の位置で固定し得るようにする機能はあるものの、ラッチ、アーム、ロックピンおよびスプリング等の複数の部材からなる複雑な機構を必要とし、部品点数の増加および組立作業工数の増加により製造コストが大幅に嵩んでしまう欠点等を内在していた。
そこで本発明では、少ない部品からなる簡単な構成としてコスト低減を図ると共に、操作性向上を実現したアームレストのスライド機構を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
車両内装部材の上面に配設されるアームレストを、該車両内装部材に対して直線的なスライド移動可能に支持するスライド機構において、
前記車両内装部材の上面に設けられ、前記アームレストのスライド方向の一方から他方に向かうにつれて互いに離間または近接する関係で、該アームレストのスライド方向に対して斜めに夫々延在するように対向配置された一対の斜状案内面と、
前記アームレストのスライド方向と交差する方向に離間して対称な関係で、該アームレストの下面に前記斜状案内面に夫々臨むように配設され、対応する側の斜状案内面に対して接離するよう夫々移動可能に支持された一対の倣動部材と、
前記アームレストに配設され、前記一対の倣動部材を互いに離間するよう付勢して、各倣動部材を常には対応の斜状案内面へ弾力的に押し付けるバネを備え、
前記倣動部材は、前記アームレストの下面に回転自在に配設されたローラであり、該倣動部材の周面が前記バネによって前記斜状案内面に押し付けられて、該斜状案内面に接触したもとで倣動部材が転動するよう構成し、
前記バネの押付力によって前記倣動部材が前記斜状案内面に沿って一対の斜状案内面が互いに離間する側に案内されることで、前記アームレストを一対の斜状案内面が互いに離間する側に対応するスライド方向に付勢するよう構成したことを特徴とする。
従って、請求項1に係る発明によれば、アームレストをスライドさせる際のサポート機能が付加され、スライド操作性が大幅に向上する利点がある。また、サポート機能の実現が少ない部品で簡単に構成されるため、部品点数削減および組立作業工数低減が図られて製造コストが大幅に低減される利点もある。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記バネは、前記アームレストの下面に配設されたコイル状の巻回部と、この巻回部から揺動可能に延出する脚部とを有する捻りバネであり、該脚部の延出端に前記倣動部材が支持されることを要旨とする。
従って、請求項2に係る発明によれば、倣動部材を支持するための支持部材が不要とされ、部品点数の削減に有効である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、
前記斜状案内面には、前記倣動部材の一部が嵌合可能な陥凹状の保持部が1つ以上設けられ、倣動部材を保持部に嵌合することで該倣動部材が一時停止可能に構成されることを要旨とする。
従って、請求項3に係る発明によれば、アームレストを適宜位置で停止保持させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記斜状案内面は、前記車両内装部材の上部に設けた凹部の上下方向に立ち上がる壁面で構成されることを要旨とする
本発明に係るアームレストのスライド機構によれば、少ない部品からなる簡単な構成によりコスト低減が図られると共に、操作性向上が実現され得る等の有益な効果を奏する。
次に、本発明に係るアームレストのスライド機構につき、好適な実施例を挙げ、添付図面を参照しながら、以下に説明する。なお、図13に例示した既出の部材・部位と同一の部材・部位については、同一の符号を付して説明する。
(第1実施例)
図3は、第1実施例に係るアームレストのスライド機構を設けたフロアコンソールの概略斜視図である。また図1は、図3のI−I線断面図であって、アームレストを最後方位置に保持させた場合を例示しており、更に図2は、図3のI−I線と同一位置で破断した断面図であって、アームレストを最前方位置に保持させた場合を例示している。第1実施例のアームレストARが配設されるフロアコンソール10は、基本的には図13に例示したものと同一であって、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂素材からインジェクション成形されたコンソール本体12を主体とし、このコンソール本体12の後側内部には上方へ開口する物品収納部16が画成されていると共に、前側にはチェンジレバーやドリンクホルダ等の設置部18が設けられている。そして、コンソール本体12の後側上部には、物品収納部の上部開口部16Aを開放可能に閉成すると共に、スライドユニット40を介して第1実施例のアームレストARが取り付けられるコンソールリッド14が配設されている。
コンソールリッド14は、図1および図4等に例示するように、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂素材からインジェクション成形され、物品収納部16の上部開口部16Aを完全に閉成可能なサイズとされた矩形トレー形状のリッド本体20と、同じくポリプロピレン(PP)等の合成樹脂素材からインジェクション成形され、リッド本体20の下面に組付けられるリッドカバー22とから構成されている。そして、このリッド本体20の上面が、スライドユニット40を取り付けるための設置部24として機能するようになっている。このようなコンソールリッド14は、リッド本体20の後端部が、コンソール本体12の上面後端縁に対して図示省略したヒンジ部材により枢支され、前述した物品収納部16の上部開口部16Aを開閉するようになる。
アームレストARは、図1および図4に例示したように、前述したコンソールリッド14を完全に被覆し得るサイズとされたレスト本体30と、このレスト本体30の下面に取り付けられる逆トレー状のレストベース32とからなる。このレスト本体30は、ウレタン原料から発泡成形された軟質のウレタンフォーム材からなる芯材34と、この芯材34の外部上面を被覆する表皮材36とから構成されている。芯材34は、ウレタンフォームが具有する物性により適度の弾力性を具有しており、乗員が肘を載せると適度に弾力変形して触感向上に寄与するようになっている。また表皮材36は、合成樹脂製のシート材、合成皮革、本革、ファブリックやモケット等の織布または編布等からなり、質感向上および触感向上に寄与するようになっている。
スライドユニット40は、図4および図5に例示したように、前述したリッド本体20上面の設置部24に取着固定される第1ガイド部材42と、前述したレストベース32の下面に取着固定される第2ガイド部材44とから構成されている。第1ガイド部材42の両側外端縁には、該部材42の前後方向へ延在する凸状のガイドレール46,46が延設され、また第2ガイド部材44の両側内端縁には、該部材44の前後方向へ延在する凹状のガイド溝48,48が延設されている。これにより、これらガイドレール46,46とガイド溝48,48とを摺動可能に嵌合させることで、第1ガイド部材42に対し第2ガイド部材44がスライド可能となっている。従って、この第1ガイド部材42を、リッド本体20の設置部24に対して前後方向を合わせた状態で取着固定すると共に、第2ガイド部材44を、レストベース32の裏側に対して両者の前後方向を合わせた状態で取着固定することで、コンソールリッド14に対してアームレストARが取り付けられ、かつ該コンソールリッド14の上面において該アームレストARが前後方向へスライド移動するようになる。
そして第1実施例のアームレストARは、スライドサポートユニット50を備えており、コンソールリッド14(フロアコンソール10)に対し、前方向への積極的(自動的)なスライドが発現される「自動引出しタイプ」となっている。このスライドサポートユニット50は、図5に例示したように、コンソールリッド14の上面に設けられた斜状案内面56を有する倣動案内面52と、アームレストARの下面に回転自在に配設された倣動部材であるローラ60と、アームレストARに配設されてローラ60を倣動案内面52へ弾力的に押し付ける捻りバネ(付勢手段)62とから構成されている。そしてローラ60が、捻りバネ62の押付力により斜状案内面56に沿って移動することにより、コンソールリッド14に対して前方向へスライドする力が発現され得るようになっている。
倣動案内面52は、前述した第1ガイド部材42の上面に凹部を設けることで形成された左右両端の段差端面に左右対称となるよう2本が延在形成されており、前述したローラ60がこれに倣って移動(転動)するようになる。これら倣動案内面52,52は、第1ガイド部材42の後方側に位置して、アームレストARのスライド方向(ガイドレール46,46)と平行に延在する平行案内面54と、該第1ガイド部材42の前方側に位置して、アームレストARのスライド方向に対し適宜角度で斜めに延在する前述の斜状案内面56とから構成されており、折曲ポイントPで両案内面54,56が折曲している。すなわち斜状案内面56は、コンソールリッド14の前方に向かうに従い、転動する対応のローラ60から離間するよう延在している。換言すると、コンソールリッド14の前方に向かうに従い、捻りバネ62による押付け方向とは逆方向へ離間するよう延在している。なお、折曲ポイントPで区分される平行案内面54と斜状案内面56は、該斜状案内面56の延在長が長く設定されている。
捻りバネ62は、図5に例示したように、ピアノ線等のバネ線材を巻回成形したもので、巻回部64から略V字形に延出した2本の脚部66,66を有し、これら脚部66,66が相互に近接または離間する方向へ変位することで巻回部64に捻りが生じ、復帰弾力が発現されるようになっている。これら脚部66,66の先端は、直角に折曲されて前述したローラ60を回転自在に取付可能な軸支持部として機能するようになっており、捻りバネ62はローラ支持部材としての機能も併有している。ここで、これら脚部66,66に外力が加わっていない場合では、脚部先端間の距離(両脚部66,66の先端間の距離)L1が、各倣動案内面52,52の前端間距離(斜状案内面56,56の前端間の距離)L2と比較して、少なくともこれと同等かまたはそれ以上となるように設定されている。これにより、第1ガイド部材42に取り付けられた第2ガイド部材44が何れの位置に摺動したとしても、各脚部66,66に取り付けられた各ローラ60,60が対応の倣動案内面52,52に接触するに際し、常に該脚部66,66が相互に近接する方向へ適宜変形した状態となるから、倣動案内面52に対してローラ60を押し付ける押付け力が発現されるようになる。このような捻りバネ62は、巻回部64に貫通する支持棒72を有する取付部材70を利用して前述した第2ガイド部材44の下面に取り付けられ、この支持棒72に掛止された状態で保持される。
各ローラ60,60は、前述したように、捻りバネ62の各脚部66,66の先端支持部に回転自在に取り付けられており、第2ガイド部材44を第1ガイド部材42へ取り付けると対応の倣動案内面52,52に整合するようになる。そして各ローラ60,60は、前述したように、適宜弾性変形した捻りバネ62の復帰弾力により、常には倣動案内面52へ押し付けられた状態に保持されている。従って、第1ガイド部材42に対して第2ガイド部材44がスライド移動する際は、対応の倣動案内面52,52から離間することなく該倣動案内面52,52に倣って転動するようになる。
なお、図5中の符号74は、取付部材70に設けたガイドピン76が係合するガイド溝であり、第2ガイド部材44がスライドする際にガイドピン76がガイド溝74に沿って移動するようになり、第1ガイド部材42に対する該第2ガイド部材44のスライド量、すなわちアームレストARの前後方向へのスライド量Wを規定するためのものである。例えば、アームレストARが最後方位置に移動すると、図6(a)に例示するように、ガイドピン76がガイド溝74の後端に当接するため、第2ガイド部材44(該アームレストAR)の後方側への移動が規制される。また、アームレストARが最前方位置に移動すると、図6(b)に例示するように、ガイドピン76がガイド溝74の前端に当接するため、第2ガイド部材44(該アームレストAR)の前方側への移動が規制される。
そして、アームレストARを最後方位置に移動させた際には、図6(a)および図7に例示したように、各ローラ60,60が対応の倣動案内面52,52における平行案内面54に位置する。このときアームレストARは、捻りバネ62の各脚部66,66が、相互に近接する方向へ最大に弾性変形し、平行案内面54に向けてローラ60をかなり強い力で押し付けているものの、スライドする力が発現されないからこの最後方位置に停止した状態に保持される。
ここで、平行案内面54と斜状案内面56との折曲ポイントPは、図6(a)に例示したように、アームレストARが最後方位置にある場合でのローラ60と倣動案内面52との接触位置から、所定の間隔だけ離間した位置となっている。すなわち、平行案内面54の実質的な有効長はこの折曲ポイントPまでの距離と同一であり、ローラ60がこの部分に位置している場合、アームレストARは、前方へ引張るかまたは後方へ押さなければスライドせず、かつ手を離せばその位置で停止する。すなわち、最後方位置から折曲ポイントPまでの領域は、所謂「手動スライド区間MS」とされる。
一方、アームレストARを、手動スライド区間MSを越えるまで前方へ引き出すと、ローラ60は折曲ポイントPを通過して平行案内面54から斜状案内面56へ移動するようになる。これによりアームレストARは、捻りバネ62がローラ60,60を対応の斜状案内面56へ押し付けるため、図6(b)および図8に例示したように、前方へ引張ることを中止しても前方へ積極的(自動的)にスライドし、最前方位置まで移動するようになる。すなわち、折曲ポイントPから最前方位置までの領域は、所謂「自動スライド区間AS」とされる。
なお、最前方位置に停止しているアームレストARは、この状態でも捻りバネ62による押付け力が各ローラ60,60に作用しているため、この位置に保持されている。また、最後方位置へ移動させる場合は、アームレストARの前側を把持して後方側へ押し込むことにより、各ローラ60,60が倣動案内面52の斜状案内面56および平行案内面54を転動する過程で捻りバネ62が弾性変形し、該アームレストARのスライドが許容される。
ここで、具体的な設定寸法を例示すると、アームレストARのスライド量W=100mmに設定した場合、手動スライド区間MS=20mm程度、自動スライド区間AS=80mm程度に設定することが望ましい。このように設定すれば、最後方位置にあるアームレストARは、約20mmだけ前方へ引き出せば、後は最前方位置まで自動的にスライドするようになる。
このように構成された第1実施例のアームレストARでは、次のような作用効果を奏する。先ず、最後方位置にあるアームレストARを最前方位置へスライドする際は、手動スライド区間MSの距離だけを乗員が自身の力で前方へ引張るようにすればよく、自動スライド区間ASにおいてはアームレストARが自動的に前方へスライドするようになる。従って、アームレストARを前方へスライドさせる際のサポート機能が付加されるため、スライド操作性が大幅に向上する利点がある。また、サポート機能を実現させるスライドサポートユニット50が、第1ガイド部材42に形成された倣動案内面52、ローラ60および捻りバネ62からなる少ない部品(部材)で簡単に構成され、部品点数削減および組立作業工数低減が図られて製造コストが大幅に低減される利点もある。しかも、捻りバネ62を採用したことにより、ローラ60を支持するための支持部材が不要とされ、部品点数の削減に有効である。
なお、第1実施例のアームレストARでは、倣動案内面52における斜状案内面56の延在形態を変更することにより、自動スライド区間ASにおけるアームレストARの前進態様を様々に設定することが可能である。例えば、スライド方向に対する斜状案内面56の延在角度を変更することにより、自動スライド区間ASにおけるアームレストARの前進スピードを調整することが可能である。すなわち、スライド方向に対する斜状案内面56の延在角度を大きくする程に、アームレストARの前進スピードを速くすることができる。
また、前述した実施例の場合、斜状案内面56の延在形態を直線としたため、自動スライド区間ASにおけるアームレストARの前進スピードはその全域で略一定となるが、この斜状案内面56を適宜の曲線状とすれば、自動スライド区間ASにおけるアームレストARの前進スピードを加減速させることが可能である。例えば、図9に例示したような曲線形態に斜状案内面56を形成すれば、後方側から自動スライド区間ASまで引き出されたアームレストARを、最初は徐々に加速させ、中間では速度を一定とし、最後は徐々に減速させるようにできる。
(第1実施例の変更例)
図10は、第1実施例の変更例に係るアームレストARのスライドサポートユニット50を、概略的に例示した平面図である。この変更例に係るアームレストARは、図10(a)に例示したように、倣動案内面52の長手方向に沿い、ローラ60が一時的に停止可能な陥凹状の保持部80を、1つ以上(この変更例では4つ)設け、ローラ60が保持部80に整合した位置において、アームレストARを停止保持させ得るようにしたものである。すなわち保持部80は、アームレストARが最後方位置に到来した場合にローラ60と整合する位置、アームレストARが最前方位置に到来した場合にローラ60と整合する位置、およびこれら両位置間を三等分に区切った場合の二つの各境界位置に、夫々形成されている。これによりアームレストARは、図10(b)に例示したように、最後方位置、最後方位置から1/3だけ前進した位置、最後方位置から2/3前進した位置、および最前方位置の夫々において、一時的に停止保持させて使用することができる。なお、夫々の位置で停止保持されていたアームレストARは、前方へ引張るかまたは後方へ押すことで容易にスライド可能となる。
なお、前述した保持部80の設定数を増減することにより、その数に応じて停止ポイントを増減させることができる。従って、変更例に係るアームレストARによれば、前述した第1実施例のアームレストARが奏する作用効果に加え、更にアームレストARを適宜位置で停止保持させ得るという作用効果を奏する。しかも、このような停止保持機能は、倣動案内面52の所定位置に保持部80を追加形成するだけの簡単な構成で実現されるため、部品点数増加および作業工数増加も殆どなく、製造コストが嵩むことなく実施可能である。
(第2実施例)
図11は、第2実施例に係るアームレストARのスライドサポートユニット50を、概略的に例示した平面図である。この第2実施例に係るアームレストARは、図11(a)に例示したように、前述した第1実施例と比較すると、倣動案内面52の形態を変更したものであり、コンソールリッド14(フロアコンソール10)に対し、後方向への積極的(自動的)なスライドが発現される「自動引込みタイプ」となっている。すなわち倣動案内面52,52は、第1ガイド部材42の後方側に位置して、コンソールリッド14の前方に向かうに従い、ローラ60へ近接するよう延在する斜状案内面56と、該第1ガイド部材42の前方側に位置して、アームレストARのスライド方向(ガイドレール46,46)と平行に延在する平行案内面54とから構成されており、折曲ポイントPで両案内面56,54が折曲している。すなわち斜状案内面56は、コンソールリッド14の前方に向かうに従い、捻りバネ62による押付け方向とは逆方向へ近接するよう延在している。
これにより、アームレストARを最前方位置に移動させた際には、図11(a)に例示するように、各ローラ60,60が対応の倣動案内面52,52における平行案内面54に位置する。このときアームレストARは、捻りバネ62の各脚部66,66が、相互に近接する方向へ最大に弾性変形し、平行案内面54に向けてローラ60をかなり強い力で押し付けているものの、スライドする力が発現されないからこの最前方位置に停止した状態に保持される。
また、平行案内面54と斜状案内面56との折曲ポイントPは、図11(a)に例示したように、アームレストARが最前方位置にある場合でのローラ60と倣動案内面52との接触位置から、所定の間隔だけ離間した位置となっている。すなわち、平行案内面54の実質的な有効長はこの折曲ポイントPまでの距離と同一であり、ローラ60がこの間に位置している場合、アームレストARは、後方へ押すかまたは前方へ引張らなければスライドせず、かつ手を離せばその位置で停止する。すなわち、最前方位置から折曲ポイントPまでの領域は、所謂「手動スライド区間MS」とされる。
一方、アームレストARを、手動スライド区間MSを越えるまで後方へ押し込むと、ローラ60は折曲ポイントPを通過して平行案内面54から斜状案内面56へ移動するようになる。これによりアームレストARは、捻りバネ62がローラ60,60を対応の斜状案内面56へ押し付けるため、図11(b)に例示したように、後方へ押すことを中止しても後方へ積極的(自動的)にスライドし、最後方位置まで移動するようになる。すなわち、折曲ポイントPから最後方位置までの領域は、所謂「自動スライド区間AS」とされる。
なお、最後方位置に停止しているアームレストARは、この状態でも捻りバネ62による押付け力が各ローラ60,60に作用しているため、この位置に保持されている。また、最前方位置へ移動させる場合は、アームレストARの前側を把持して前方側へ引き出すことにより、各ローラ60,60が倣動案内面52の斜状案内面56および平行案内面54へ転動する過程で捻りバネ62が弾性変形し、該アームレストARのスライドが許容される。
このように構成された第2実施例のアームレストARでは、次のような作用効果を奏する。先ず、最前方位置にあるアームレストARを最後方位置へスライドする際は、手動スライド区間MSの距離だけを乗員が自身の力で後方へ押すようにすればよく、自動スライド区間ASにおいてはアームレストARが自動的に後方へスライドするようになる。従って、アームレストARを後方へスライドさせる際のサポート機能が付加されるため、スライド操作性が大幅に向上する利点がある。また、サポート機能を実現させるスライドサポートユニット50が、前述した第1実施例と同様に少ない部品(部材)から簡単に構成され、部品点数削減および組立作業工数低減が図られて製造コストが大幅に低減される利点もある。
また第2実施例のアームレストARでも、前述した第1実施例と同様に、倣動案内面52における斜状案内面56の延在形態を変更することにより、自動スライド区間ASにおけるアームレストARの後退態様を様々に設定することが可能である。更に、前述した第1実施例の変更例と同様に、倣動案内面52の長手方向に沿い、ローラ60が一時的に停止可能な陥凹状の保持部80を1つ以上設けるようにすれば、アームレストARを適宜位置で停止保持させ得るという作用効果を奏する。しかも、このような停止保持機能は、倣動案内面52の所定位置に保持部80を追加形成するだけの簡単な構成で実現されるため、部品点数増加および作業工数増加も殆どなく、製造コストが嵩むことなく実施可能である。
(第3実施例)
図12は、第3実施例に係るアームレストARのスライドサポートユニット50を、概略的に例示した平面図である。この第3実施例に係るアームレストARは、図12(a)に例示したように、更に倣動案内面52の延在態様を変更したものであり、コンソールリッド14(フロアコンソール10)に対し、前方向および後方向の両方向への積極的(自動的な)なスライドが発現される「自動引出し・引込みタイプ」となっている。すなわち倣動案内面52,52は、第1ガイド部材42の後方側に位置して、コンソールリッド14の前方に向かうに従いローラ60へ近接するよう延在する第1斜状案内面82と、第1ガイド部材42の前方側に位置して第1斜状案内面82に連設され、コンソールリッド14の前方に向かうに従いローラ60から離間するよう延在する第2斜状案内面84とから構成されており、折曲ポイントPで両斜状案内面82,84が折曲している。
そして、アームレストARを最後方位置に移動させた際には、図12(a)に例示するように、各ローラ60,60が対応の倣動案内面52,52における第1斜状案内面82に位置する。このとき、捻りバネ62の各脚部66,66による押付け力が各ローラ60,60に作用しているため、アームレストARはこの最後方位置に停止した状態に保持される。また、アームレストARを最前方位置に移動させた際には、図12(b)に例示するように、各ローラ60,60が対応の倣動案内面52,52における第2斜状案内面84に位置する。このとき、捻りバネ62の各脚部66,66による押付け力が各ローラ60,60に作用しているため、アームレストARはこの最前方位置に停止した状態に保持される。
そして、第1斜状案内面82と第2斜状案内面84との折曲ポイントPは、アームレストARが最後方位置にある場合でのローラ60と倣動案内面52との接触位置と、アームレストARが最前方位置にある場合でのローラ60と倣動案内面52との接触位置との中間、すなわちスライド量Wの略中央に位置している。従って、最後方位置から折曲ポイントPまでの後半分の領域が「第1自動スライド区間AS1」とされ、この折曲ポイントPから最前方位置までの前半分の領域が 「第2自動スライド区間AS2」とされる。これにより、各ローラ60,60が第1スライド区間AS1に位置している場合は、アームレストARは常に最後方位置の方向へ自動的に移動し、また各ローラ60,60が第2スライド区間AS2に位置している場合は、アームレストARは常に最前方位置の方向へ自動的に移動するようになる。
そして、最後方位置にあるアームレストARを最前方位置へ移動させる場合は、該アームレストARを約半分程度だけ前方へ引き出せば、後は最前方位置まで自動的にスライドするようになる。同様に、最前方位置にあるアームレストARを最後方位置へ移動させる場合は、該アームレストARを約半分程度だけ後方へ押し込めば、後は最後方位置まで自動的にスライドするようになる。
このように構成された第3実施例のアームレストARでは、次のような作用効果を奏する。先ず、最後方位置にあるアームレストARを最前方位置へスライドする際は、第1自動スライド区間AS1の距離だけを乗員が自身の力で前方へ引張るようにすればよく、第2自動スライド区間AS2においてはアームレストARが自動的に前方へスライドするようになる。また、最前方位置にあるアームレストARを最後方位置へスライドする際は、第2自動スライド区間AS2の距離だけを乗員が自身の力で後方へ押すようにすれば、第1自動スライド区間AS1においてはアームレストARが自動的に後方へスライドするようになる。従って、アームレストARを前方および後方の両方向へスライドさせる際のサポート機能が付加され、スライド操作性が大幅に向上する利点がある。しかも、サポート機能を実現させるスライドサポートユニット50が、前述した第1実施例および第2実施例と同様に簡単な構成とされ、部品点数削減および組立作業工数低減が図られて製造コストが大幅に低減される利点もある。
また第3実施例のアームレストARも、前述した第1実施例および第2実施例と同様に、倣動案内面52における第1斜状案内面82および/または第2斜状案内面84の延在態様を変更することにより、第1自動スライド区間AS1におけるアームレストARの後退態様および/または第2自動スライド区間AS2におけるアームレストARの前進態様を様々に設定することが可能である。更に、前述した第1実施例の変更例と同様に、倣動案内面52(第1斜状案内面82および第2斜状案内面84)の長手方向に沿い、ローラ60が一時的に停止可能な陥凹状の保持部80を1つ以上設けるようにすれば、アームレストARを適宜位置で停止保持させ得るという作用効果を奏する。
なお、前述した各実施例では、スライドサポートユニット50を構成する倣動案内面52、ローラ60および該ローラ60を支持する捻りバネ62を、スライドユニット40を構成する第1ガイド部材42または第2ガイド部材44に装着する場合を例示したが、このスライドサポートユニット50はスライドユニット40と別体として構成してもよい。また、第1ガイド部材42はリッド本体20と一体的に形成することが可能であり、同様に第2ガイド部材44はレストベース32と一体的に形成することも可能である。すなわち、ガイドレール46をリッド本体20に一体成形し、ガイド溝48をレストベース32に一体成形するようにしてもよい。
また、前述した各実施例では、付勢手段として捻りバネ62を例示し、この捻りバネ62でローラ60を支持すると共に該ローラ60を倣動案内面52へ押付けるようにした構成を例示したが、付勢手段はこの捻りバネに限定されるものではなく、例えば圧縮コイルバネや板バネ等も実施可能である。この場合、ローラ60を別の支持手段でスライド可能に支持し、この支持手段を圧縮コイルバネや板バネ等で付勢するようにすればよい。
本願のアームレストが装着される車両内装部材は、前述した各実施例に例示したフロアコンソールのコンソールリッドに限定されるものではなく、シートの側方に配設される車両内装部材(例えば、ドアパネル等)や、ベンチタイプのリアシート中央に配設されるアームレスト等も対象とされる。
本発明に係るアームレストのスライド機構は、車両内装部材の上面にスライド可能に配設されたアームレストに好適に実施可能である。
図3のI−I線断面図であって、アームレストを最後方位置に保持させた場合を例示している。 図3のI−I線と同一位置で破断した断面図であって、アームレストを最前方位置に保持させた場合を例示している。 第1実施例に係るアームレストを設けたフロアコンソールの概略斜視図。 コンソールリッドおよびアームレストの分解斜視図。 スライドサポートユニットを構成する倣動案内面、ローラおよび捻りバネを示した分解斜視図。 (a)は、アームレストが最後方位置に保持された際のスライドサポートユニットの状態説明図、(b)は、アームレストが最前方位置に保持された際のスライドサポートユニットの状態説明図。 アームレストが最後方位置に保持された際のスライドサポートユニットの正面図。 アームレストが最前方位置に保持された際のスライドサポートユニットの正面図。 倣動案内面を構成する斜状案内面の別形態を示した説明図。 第1実施例の変更例に係るアームレストのスライドサポートユニットを示した説明図。 第2実施例に係るアームレストのスライドサポートユニットを示した説明図。 第3実施例に係るアームレストのスライドサポートユニットを示した説明図。 車両のシートの側方に設置したフロアコンソールを構成するコンソールリッドに設けたアームレストを示した概略斜視図。
符号の説明
10 フロアコンソール,40 スライドユニット,56 斜状案内面,
60 ローラ(倣動部材),62 捻りバネ(付勢手段),80 保持部,
82 第1斜状案内面,84 第2斜状案内面,AR アームレスト,S シート

Claims (4)

  1. 車両内装部材(10)の上面に配設されるアームレスト(AR)を、該車両内装部材(10)に対して直線的なスライド移動可能に支持するスライド機構において、
    前記車両内装部材(10)の上面に設けられ、前記アームレスト(AR)のスライド方向の一方から他方に向かうにつれて互いに離間または近接する関係で、該アームレスト(AR)のスライド方向に対して斜めに夫々延在するように対向配置された一対の斜状案内面(56,56)と、
    前記アームレスト(AR)のスライド方向と交差する方向に離間して対称な関係で、該アームレスト(AR)の下面に前記斜状案内面(56)に夫々臨むように配設され、対応する側の斜状案内面(56,56)に対して接離するよう夫々移動可能に支持された一対の倣動部材(60,60)と、
    前記アームレスト(AR)に配設され、前記一対の倣動部材(60,60)を互いに離間するよう付勢して、各倣動部材(60)を常には対応の斜状案内面(56)へ弾力的に押し付けるバネ(62)とを備え、
    前記倣動部材(60)は、前記アームレスト(AR)の下面に回転自在に配設されたローラであり、該倣動部材(60)の周面が前記バネ(62)によって前記斜状案内面(56)に押し付けられて、該斜状案内面(56)に接触したもとで倣動部材(60)が転動するよう構成し、
    前記バネ(62)の押付力によって前記倣動部材(60)が前記斜状案内面(56)に沿って一対の斜状案内面(56,56)が互いに離間する側に案内されることで、前記アームレスト(AR)を一対の斜状案内面(56,56)が互いに離間する側に対応するスライド方向に付勢するよう構成した
    ことを特徴とするアームレストのスライド機構
  2. 前記バネ(62)は、前記アームレスト(AR)の下面に配設されたコイル状の巻回部(64)と、この巻回部(64)から揺動可能に延出する脚部(66)とを有する捻りバネであり、該脚部(66)の延出端に前記倣動部材(60)が支持される請求項1記載のアームレストのスライド機構
  3. 前記斜状案内面(56)には、前記倣動部材(60)の一部が嵌合可能な陥凹状の保持部(80)が1つ以上設けられ、倣動部材(60)を保持部(80)に嵌合することで該倣動部材(60)が一時停止可能に構成される請求項1または2記載のアームレストのスライド機構
  4. 前記斜状案内面(56)は、前記車両内装部材(10)の上部に設けた凹部の上下方向に立ち上がる壁面で構成される請求項1〜3の何れか一項に記載のアームレストのスライド機構
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