JP4650404B2 - 調光システム及びそれに用いられる調光操作器 - Google Patents

調光システム及びそれに用いられる調光操作器 Download PDF

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Description

本発明は、劇場やホール等の舞台照明に用いられる複数の照明負荷の点灯状態をシーン毎に設定して再生することができる調光システム及びそれに用いられる調光操作器に関する。
従来から、劇場やホール等の舞台照明では、舞台のシーンに応じて複数の照明負荷の明るさや色を変化させる照明演出が行われている。このような照明演出は、複数の照明負荷を調光する調光システムにおける調光操作器によって制御されている。
上記のような調光操作器は、一般に複数の照明負荷の夫々に接続された調光器に対して対応付けされたチャンネル毎に、所定の調光制御信号の出力レベルを設定する複数のフェーダ部を備えており、ユーザによるフェーダ部の操作によって設定された出力レベルを、シーン毎に識別番号を付して記憶して、照明演出時には、識別番号により指定されたシーンを読み出して、読み出されたシ一ンに応じた出力レベルを再生する(以下、シーン再生という)。
シーン再生が行われるとき、調光操作器は、フェーダ部に設定された出力レベルに関係なく、記憶したシ一ンの出力レベルに応じた調光制御信号を出力するため、フェーダ部により設定された出力レベルと実際に調光操作器から出力される調光制御信号の出力レベルとが不一致となることがある。
そして、シーン再生中に、ユーザが調光制御信号の出力レベルを修正しようとするとき、上記のような出力レベルの不一致があると、ユーザはフェーダ部を操作して所望の出力レベルに修正することができない不具合が生じる。このような不具合を解消するため、特許文献1に示される調光操作器は、出力レベルの修正時には、一時的にシーン再生中の出力レベルを遮断して、別途に設けられたフェーダ部を用いて出力レベルを設定する機能を有している。また、特許文献2に示される調光操作器は、フェーダ部の他に照明負荷の明るさを修正することができる調光スイッチを備え、この調光スイッチの操作により、シーン再生中の照明負荷の明るさをフェーダ部が示す出力レベルに追従させる機能を有する。
特開2004−127722号公報 特開2000−311791号公報
しかしながら、特許文献1に示される調光操作器は、シーン再生中の出力レベルを切り離して、出力レベルを修正するために別途のフェーダ部が設けられるので、調光操作器を構成する部品や制御回路を必要とし、機器が大型化し、高コストとなる。また、特許文献2に示される調光操作器は、シーン再生時における出力レベルをフェーダ部が示す出力レベルに一致させる手順を踏まえることが必要であり、ユーザが即座にシーン再生時の出力レベルを修正できないので、効率的ではない。また、シーン修正前の出力レベルとシーン修正後の出力レベルの差が大きいとき、これらの修正における出力レベルの変位が短時間に行われると、照明負荷等に対するストレスが大きくなるので、シーン修正における出力レベルの変位は緩やかに行われることが望ましい。
本発明は、上記課題を解決するものであり、シーン再生時において、実際に調光操作器から出力される調光制御信号の出力レベルとフェーダ部の設定による出力レベルとが不一致となったときに、ユーザが効率的に出力レベルを修正することができ、また、この出力レベルの修正において、出力レベルの変位が緩やかに行われる調光システム及びそれに用いられる調光システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は複数の照明負荷と、これらの照明負荷を調光操作するための調光制御信号を出力する調光操作器と、を備えた調光システムであって、前記調光操作器は、前記照明負荷の明るさを制御する調光制御信号の出力レベルを設定する複数のフェーダ部と、前記フェーダ部により設定された出力レベルがシーンデータとして記憶されており、この記憶されているシーンデータに応じた出力レベルを再生するシーン再生部と、前記シーン再生部が再生した出力レベルを前記フェーダ部の操作に基づいて修正するシーン修正モードとするシーン修正部と、前記シーン再生部を制御して、前記フェーダ部により設定された出力レベル又は前記シーン再生部が再生する出力レベルに応じた調光制御信号を出力する制御部と、を備え、前記制御部は、前記シーン修正モード時に、前記シーン再生部が再生する出力レベルと前記フェーダ部により設定される出力レベルとが一致するか否かを判定し、前記の出力レベルが不一致であるとき、前記シーン再生部が再生する出力レベルから前記フェーダ部によって設定される出力レベルへ緩やかに変位する調光制御信号を出力するものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の調光システムにおいて、前記制御部は、前記シーン修正モード時に、前記フェーダ部がユーザにより操作され、前記制御部から出力される調光制御信号が、前記シーン再生部が再生する出力レベルから前記フェーダ部によって設定される出力レベルへ変位している間に、前記フェーダ部が再操作されて前記フェーダ部により設定される出力レベルが変位したとき、再操作前のフェーダ部により設定される出力レベルから再操作後のフェーダ部により設定される出力レベルへ緩やかに変位する調光制御信号を出力するものである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の調光システムに用いられる調光操作器において、前記制御部は、前記シーン修正モードにおいて、前記フェーダ部により設定される出力レベルと前記シーン再生部が再生する出力レベルとが一致すると前記シーン修正モードを終了し、前記フェーダ部により設定される出力レベルに基づく調光制御信号を出力するものである。
請求項1の発明によれば、実際に制御部が出力する調光制御信号の出力レベルとフェーダ部により設定された出力レベルとが一致する。そのため、ユーザはフェーダ部を操作して、照明負荷の点灯状態を確認しながら、制御部から出力される調光制御信号の出力レベルを調整して、シーン修正を効率的に行うことができる。また、シーン修正のために、別途のフェーダ部等を設ける必要もないので、調光操作器を小型で安価とすることができる。また、シーン再生時の出力レベルとシーン修正モードにおいてユーザによって設定されたフェーダ部の出力レベルとが不一致であり、その差が大きいときでも、シーン修正モード時に、実際に制御部から出力される調光制御信号の出力レベルが、シーン修正開始時の出力レベルからフェーダ部の出力レベルへ緩やかに変位して、急激な出力レベルの変化がなくなるので、制御部や照明負荷等に対するストレスを小さくすることができる。
請求項2の発明によれば、制御部から出力される調光制御信号の出力レベルは、フェーダ部の出力レベルに追従することになるので、ユーザはシーン修正の度に修正スイッチを押してシーン修正モードとする必要がなく、フェーダ部を操作するだけで、適宜に制御部から出力される調光制御信号の出力レベルを調整して、シーン修正を行うことができる。
請求項3の発明によれば、シーン修正モード終了後はシーンの再生が行われないので、フェーダ部が操作されても、制御部から出力される調光制御信号の出力レベルとフェーダ部により設定される出力レベルとが一致したままとなり、ユーザはフェーダ部を操作して自在に照明負荷の調光を制御することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る調光システムについて、図1及び図2(a)(b)を参照して説明する。本実施形態の調光システム1は、複数の照明負荷2及びこれらの照明負荷2を調光操作するための調光操作器3を備える。照明負荷2は、夫々複数の調光器4と接続されており、調光操作器3は、これらの調光器4に対して照明負荷2を調光制御するための調光制御信号を出力する。なお、調光器4はスイッチング回路を有し、受信した調光制御信号に応じて高周波電力を発生させるものであり、調光システム1において、複数の照明負荷2の夫々に対応した複数の調光器4が調光盤5に収納されている。
調光操作器3は、調光器4へ出力される調光制御信号の出力レベルを設定する複数のフェーダ部6、フェーダ部6により設定された出力レベルをシーンデータとして記憶して、このシーンデータに応じた出力レベルを再生するシーン再生部7、シーン再生部7が再生する出力レベルを修正するシーン修正部8、及びシーン再生部7やシーン修正部8を制御すると共に、所定の調光制御信号を調光器4に対して出力する制御部9を備えている。
フェーダ部6は、調光器4の夫々に対して対応付けされたチャンネル毎に各照明負荷2の明るさを制御する調光制御信号出力レベルを設定するものであり、例えば、スライド式の可変抵抗器(フェーダ)が用いられる。なお、フェーダ部6は、上記のスライド式に限られず、調光操作器3の前面にエンコーダに連動したホイールの周面の一部を露出させ、そのホイールの回転によってレベルを設定するものや、ピアノスイッチをアップ/ダウンスイッチに用いてレベルを設定するもの等、チャンネル毎に出力レベルを設定できるものであれば、特に限定されるものではない。
シーン再生部7は、フェーダ部6によって設定された出力レベルをシーンデータとして記憶するシーン記憶部71、フェーダ部6によって設定された出力レベルに応じて照明負荷2の調光制御を行う調光制御モードから、シーンデータを記憶するシーン記憶モードへ切り替える記憶スイッチ72及びシーンデータの出力レベルを再生するシーン再生モードへ切り替えるシーンスイッチ73を備えている。シーンスイッチ73は、複数のシーンスイッチ(例えば、図2(a)に示されるシーン1スイッチ73a、シーン2スイッチ73b、シーン3スイッチ73c)から成る。また、シーン記憶部71には、RAMのような汎用の書き換え可能なメモリが用いられる。なお、上記の各モードにおける調光操作器3の動作については後述する。
シーン修正部8は、シーン再生部7が再生した出力レベルをフェーダ部6の操作に基づいて修正するシーン修正モードを設定する修正スイッチ81を備える。また、シーン修正部8は、修正スイッチ81が押された後の所定時間をカウントするタイマ(図示せず)を備え、このタイマがカウントを終えるまでにユーザによるフェーダ部6の操作がなかったときは、シーン修正モードを終了する。そのため、例えば、誤って修正スイッチ81が押されたときでも、フェーダ部6が操作されない限り、実際にシーン修正は行われない。
制御部9は、調光制御モードにおいては、フェーダ部6の出力レベルを検知して、検知した出力レベルに応じた調光制御信号を調光器4へ出力する。また、制御部9は、シーン記憶モードにおいては、記憶スイッチ72、フェーダ部6及びシーンスイッチ73の操作により、フェーダ部6が示す出力レベルをシーンデータとしてシーン記憶部71に記憶させる。更に、シーン再生モードにおいては、シーン記憶部71からシーンデータを読み出して、シーン再生部7の出力レベルに応じた調光制御信号を出力する。この制御部9は、汎用のマイクロコンピュータと調光信号発生器から成る(図示せず)。上記の調光信号発生器は、例えば、PWM信号といった調光制御対象となる照明器具及び調光器の種類に応じた調光制御信号を出力する。また、制御部9は、フェーダ部6に設定された出力レベルを一時的に記憶するメモリ91及び所定のクロック数をカウントするタイマ92を備える。
以下に、調光操作器3のシーン記憶モード、調光制御モード、シーン再生モード及びシーン修正モードの動作について、上述した図2(a)(b)に加えて、図3(a)(b)及び図4(a)(b)を参照して説明する。また、以下で説明する図面において、ユーザによって押されるスイッチ又は操作されるフェーダを点描パターンで塗りつぶして表示している。なお、調光操作器3において、記憶スイッチ72、シーンスイッチ73又は修正スイッチ81のいずれもが押されていないとき、調光操作器3は調光制御モードとなる。また、調光制御モードにおいて、制御部9は、フェーダ部6の各チャンネルに設定された出力レベルに応じた調光制御信号を調光器4に対して出力し、ユーザがフェーダ部6を操作すると、その操作に応じて出力される調光制御信号は変位する。
まず、図2(a)に示されるように、ユーザが記憶スイッチ72を押して、調光制御モードからシーン記憶モードに切り替えた後、複数のシーンスイッチ73のうちの何れかを選択して(図示の例ではシーン1スイッチ73a)、そのスイッチを押す。続いて、ユーザは、フェーダ部6を操作して、各チャンネルに対応する調光器4(照明負荷2)へ出力される調光制御信号の出力レベルを設定する。そして、ユーザが、再びシーンスイッチ73(シーン1スイッチ73a)を押すと、制御部9は、図2(b)に示されるように、フェーダ部6のチャンネル毎に設定された各々の出力レベルを読み込み(一時的にメモリ91に記憶させてもよい)、選択されたシーンスイッチに対応するシーンデータとしてシーン記憶部71に記憶させる。シーン記憶モード時、制御部9はフェーダ部6の出力レベルに応じた調光制御信号を調光器4へ出力する(図中の太線矢印)。また、シーンデータの記憶が完了すると、シーン記憶モードは自動的に終了して、調光制御モードへ戻る。なお、図2(a)では、シーン1スイッチ73aに対して、チャンネル1(CH1)のフェーダに対応する照明負荷2が50%調光となる出力レベル(図中の白抜き矢印)を設定した例を示している。
続いて、図3(a)に示されるように、ユーザがシーンスイッチ73(図示の例ではシーン1スイッチ72a)を押すと、調光制御モードからシーン再生モードに切り替わり、シーン再生部7は、シーン記憶部71に記憶されたシーンデータに応じた出力レベルを再生し、制御部9は、図3(b)に示されるように、フェーダ部6により設定された出力レベルではなく、シーン再生部7が再生した出力レベルに応じた調光制御信号を調光器4へ出力する。例えば、図2で示したようなシーンの記憶がなされているときは、シーン1スイッチ73aが押されると、上記のシーン記憶モードの終了後に、フェーダ部6が操作されて、例えば、図3(a)に示されるように、チャンネル1(CH1)のフェーダが90%調光に設定されていても、制御部9は、50%調光となる出力レベル(図中の白抜き矢印)の調光制御信号を出力する。
また、本実施形態の調光操作器3では、図4(a)に示されるように、修正スイッチ81が押されると、シーン修正モードとなり、制御部9は、シーン再生部7が再生する出力レベルとフェーダ部6により設定される出力レベルとが一致しているか否かを判定する。そして、ユーザがフェーダ部6を操作したことにより、これらの出力レベルが不一致であると判定されたとき、制御部9は、シーン再生部7が再生する出力レベルからフェーダ部6によって設定される出力レベルへ緩やかに変位する調光制御信号を出力する。すなわち、シーン修正開始直後、制御部9は、シーン記憶部71に記憶された出力レベルの調光制御信号を出力するが、徐々にフェーダ部6により設定された出力レベルの調光制御信号を出力する(図4(b)参照)。図4(a)の例では、シーン修正モードが設定された直後、制御部9は、シーン再生モード時の50%調光の出力レベル(図中の白抜き矢印)から徐々にフェーダ部6により設定された30%調光の出力レベルの調光制御信号を出力する。
次に、上記のシーン修正モードにおいて、制御部9が実行する出力レベルの制御処理について、図5乃至図7を参照して説明する。図中、フェーダレベルとは、フェーダ部6によって設定された出力レベルをいい、フェーダ部6が操作されるとフェーダレベルは変位する。また、制御部9は0.1秒ごとにフェーダレベルを検知し、検知したフェーダレベルをメモリ91に一時的に記憶させる。シーンレベルとは、シーン記憶部71に記憶された出力レベルをいい、新たなシーンレベルが記憶されるまで変位しない。また、ライブレベルとは、実際に調光操作器3から出力されている調光制御信号の出力レベルをいい、シーン修正開始直後はシーンレベルと一致しているが、制御部9により適宜に変位される。
シーン再生モード時に、修正スイッチ81が押されると、シーン修正モードとなり、制御部9は、図5に示されるように、まず、シーンレベルとフェーダレベルとが一致しているか否かを判定する(S1)。これらの出力レベルが、一致しているとき(S2)、制御部9はフェーダレベルをシーンレベルとして、シーン記憶部71に記憶させる(S3)と共に、シーン修正モードを終了する。
また、シーンレベルとフェーダレベルとが不一致であるとき、制御部9は、これらの差が最大出力レベルを100%としたときの10%未満であるか否かを判定する(S4)。そして、その差が10%未満であるとき、制御部9はフェーダレベルがシーンレベル以上であるか否かを判定する(S5)。フェーダレベルがシーンレベル以上であるとき、制御部9はフェーダレベルがシーンレベル以下であるかを判定する(S6)。ここで、フェーダレベルが上記S5及びS6の両方を満たしているとき、フェーダレベルとシーンレベルとは一致していることになる(S2)。一方、上記S5を満たすが、S6を満たさないとき、フェーダレベルはシーンレベルより大きく、その差は10%未満である。このように、フェーダレベルとシーンレベルとの差が10%未満であるとき、制御部9はライブレベルをフェーダレベルに一致させる(S7)。上記の差が10%未満と、比較的小さいときには、ライブレベルをシーンレベルからフェーダレベルへ一気に一致させても照明負荷等にかかるストレスは小さい。
一方、上記S5において、フェーダレベルがシーンレベル未満と判定されたとき、制御部9はフェーダレベルがシーンレベル以上であるか否かを判定する(S8)。ここで、フェーダレベルが上記S5及びS6の両方を満たさないとき、フェーダレベルとシーンレベルとは一致していることになる(S2)。一方、上記S5は満たさないが、S6を満たすとき、フェーダレベルはシーンレベルより小さく、その差は10%未満である。このときも、上記と同様に、制御部9はライブレベルをフェーダレベルに一致させる(S7)。上記のようにして、ライブレベルとフェーダレベルとが一致すると、制御部9はフェーダレベル(シーン修正モードにおいて変位した後のライブレベル)をシーンレベルとして、シーン記憶部71に記憶させ(S3)、シーン修正モードを終了する(S4)。
次に、シーンレベルとフェーダレベルとが不一致であり、これらの差が最大出力レベルを100%としたときの10%以上あるときは、図6に示されるように、まず、制御部9はフェーダレベルがシーンレベル以上であるか否かを判定する(S11)。フェーダレベルがシーンレベル以上であるとき、制御部9はフェーダレベルがシーンレベル以下であるかを判定する(S12)。ここで、フェーダレベルが上記S11及びS12の両方を満たすとき、フェーダレベルとシーンレベルとは一致していることになる(S13)。このとき、制御部9はフェーダレベルをシーンレベルとして、シーン記憶部71(図示せず)に記憶させ(S14)、シーン修正モードを終了する。
一方、フェーダレベルが上記S11を満たすが、S12を満たさないとき、フェーダレベルはシーンレベルより大きく、その差は10%以上である。このとき、制御部9はライブレベルを1%/0.1秒の速さで上げる(S15)。そして、制御部9は、ライブレベルをフェーダレベルに一致しているか否かを判定し(S16)、一致していないときはS15の作動を繰り返して、ライブレベルをフェーダレベルに緩やかに一致させる。
一方、上記S11において、フェーダレベルがシーンレベル未満と判定されたとき、制御部9は、フェーダレベルがシーンレベル以上であるかを判定する(S17)。ここで、フェーダレベルが上記S11及びS17の両方を満たさないとき、フェーダレベルとシーンレベルとは一致していることになる(S13)。一方、上記S11を満たさないが、S17を満たすとき、フェーダレベルはシーンレベルより小さく、その差は10%以上である。このときも、上記と同様に、制御部9はライブレベルを1%/0.1秒の速さで下げ(S18)、ライブレベルをフェーダレベルに緩やかに一致させる。
図7に示されるフローチャートは、上記の制御部9が実行する出力レベルの変位における変形例であり、ライブレベルを変位させたときに、変位後のライブレベルをシーンレベルとしてシーン記憶部71に記憶させ、フェーダレベルとシーンレベルとの対比を繰り返すことにより、図6のS16及びS19で示されたフェーダレベルとライブレベルが一致しているか否かを判定することなく、ライブレベルとフェーダレベルとを一致させる制御処理を示したものであるが、その説明については省略する。
上記のように、本実施形態の調光操作器3では、実際に制御部9が出力する調光制御信号の出力レベル(ライブレベル)とフェーダ部6により設定された出力レベル(フェーダレベル)とが一致することになる。そのため、ユーザはフェーダ部6を操作して、フェーダ部6のチャンネル毎に対応付けられた照明負荷2の点灯状態を確認しながら、制御部9から出力される調光制御信号の出力レベルを調整して、シーン修正を効率的に行うことができる。また、シーン修正のために、別途のフェーダ部等を設ける必要も無いので、調光操作器3を小型で安価とすることができる。
また、シーン再生時の出力レベル(シーンレベル)と、シーン修正モードにおいてユーザによって設定されたフェーダ部6の出力レベル(フェーダレベル)とが不一致であり、その差が大きいときでも、シーン修正モード時に、実際に制御部9から出力される調光制御信号の出力レベル(ライブレベル)が、シーン修正開始時の出力レベル(シーンレベル)から、フェーダ部6の出力レベル(フェーダレベル)へ緩やかに変位して、急激な出力レベルの変化がなくなるので、制御部9、調光器4及び照明負荷2に対するストレスを小さくすることができる。
また、制御部9は、タイマ92が所定時間をカウントする間は、フェーダ部6の出力レベル(フェーダレベル)を0.1秒ごとに検知し、フェーダレベルとシーンレベル及びライブレベルとを対比すると共に、ライブレベルをフェーダレベルに一致させる。従って、シーン修正開始時に、フェーダ部6がユーザにより操作され、制御部9から出力される調光制御信号(ライブレベル)が、シーン再生部7が再生する出力レベル(シーンレベル)からフェーダ部によって設定される出力レベル(ライブレベル)へ変位している間に、フェーダ部6が再操作されてフェーダ部6により設定される出力レベルが変位したとき、制御部9は、再操作前のフェーダ部6により設定される出力レベルから再操作後のフェーダ部6により設定される出力レベルへ緩やかに変位する調光制御信号を出力する。
つまり、制御部9から出力される調光制御信号の出力レベル(ライブレベル)は、所定時間は、常にフェーダ部6の出力レベル(フェーダレベル)に追従することになるので、ユーザはシーン修正の度に修正スイッチ81を押してシーン修正モードを起動することなく、所定時間はフェーダ部6を操作するだけで、適宜に制御部9から出力される調光制御信号の出力レベルを調整して、シーン修正を行うことができる。
また、制御部9は、シーン修正モードにおいて、フェーダ部6により設定される出力レベルとシーン再生部7が再生する出力レベルとが一致すると、シーン修正モードを終了し、フェーダ部6により設定される出力レベルに基づく調光制御信号を出力するようにしてもよい。すなわち、シーン修正モード終了後に、シーン再生モードに戻ると、フェーダ部6が操作されることにより、再び制御部9から出力される調光制御信号の出力レベル(ライブレベル)とフェーダ部6により設定される出力レベル(ライブレベル)とが不一致となることがある。しかし、シーン修正モード終了後は調光操作モードに切り替わるようにすると、シーン再生モードが設定されない限り、上記のような不一致が生じることがなく、ユーザはフェーダ部6を操作して自在に照明負荷2の調光を制御することができる。
なお、調光操作器3には、図8に示されるように、制御部9から出力される調光制御信号(図中、黒塗り矢印)がフェーダ部6により設定される出力レベルと一致したときに、ユーザに出力レベルの一致をLED等の点灯により報知する表示灯61が設けられてもよい。このような表示灯61は、ユーザが極めて微細な出力レベルの修正を要求するときに有用である。
また、本実施形態の調光システム1の主たる用途は、舞台調光システムとしての使用であり、例えば、調光操作器3は、舞台に対面する観客席の略中央部等に設置され、調光器4や調光盤5は舞台裏側や施設の内壁等に設置されることが想定されるが、必ずしも上記のような構成には限られない。例えば、調光器4及び調光盤5は、調光操作器3に内蔵されていてもよいし、調光器4及び調光盤5が無く、調光操作器3が直接的に照明負荷2を調光制御するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る調光操作器を用いた調光システムの概略図。 (a)はシーン記憶モードにおける上記調光操作器の構成を例示する図、(b)はシーン記憶モードにおける上記調光システムのブロック構成図。 (a)はシーン再生モードにおける上記調光操作器の構成を例示する図、(b)はシーン再生モードにおける上記調光システムのブロック構成図。 (a)シーン修正モードにおける上記調光操作器の構成を例示する図、(b)はシーン修正モードにおける上記調光システムのブロック構成図。 上記調光システムにおいて、制御部が行う出力レベルの修正処理において、フェーダレベルとシーンレベルとの差が10%未満であるときのフローチャート。 上記修正処理において、フェーダレベルとシーンレベルとの差が10%以上であるときのフローチャート。 上記修正処理の変形例を示すフローチャート。 上記調光操作器の変形例の構成図。
符号の説明
1 調光システム
2 照明負荷
3 調光操作器
6 フェーダ部
7 シーン再生部
8 シーン修正部
9 制御部

Claims (3)

  1. 複数の照明負荷と、これらの照明負荷を調光操作するための調光制御信号を出力する調光操作器と、を備えた調光システムであって、
    前記調光操作器は、
    前記照明負荷の明るさを制御する調光制御信号の出力レベルを設定する複数のフェーダ部と、
    前記フェーダ部により設定された出力レベルがシーンデータとして記憶されており、この記憶されているシーンデータに応じた出力レベルを再生するシーン再生部と、
    前記シーン再生部が再生した出力レベルを前記フェーダ部の操作に基づいて修正するシーン修正モードとするシーン修正部と、
    前記シーン再生部を制御して、前記フェーダ部により設定された出力レベル又は前記シーン再生部が再生する出力レベルに応じた調光制御信号を出力する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記シーン修正モード時に、前記シーン再生部が再生する出力レベルと前記フェーダ部により設定される出力レベルとが一致するか否かを判定し、前記の出力レベルが不一致であるとき、前記シーン再生部が再生する出力レベルから前記フェーダ部によって設定される出力レベルへ緩やかに変位する調光制御信号を出力することを特徴とする調光システム。
  2. 前記制御部は、前記シーン修正モード時に、前記フェーダ部がユーザにより操作され、前記制御部から出力される調光制御信号が、前記シーン再生部が再生する出力レベルから前記フェーダ部によって設定される出力レベルへ変位している間に、前記フェーダ部が再操作されて前記フェーダ部により設定される出力レベルが変位したとき、再操作前のフェーダ部により設定される出力レベルから再操作後のフェーダ部により設定される出力レベルへ緩やかに変位する調光制御信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の調光システム。
  3. 前記制御部は、前記シーン修正モードにおいて、前記フェーダ部により設定される出力レベルと前記シーン再生部が再生する出力レベルとが一致すると前記シーン修正モードを終了し、前記フェーダ部により設定される出力レベルに基づく調光制御信号を出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の調光システムに用いられる調光操作器。
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