JP4649721B2 - 顆粒状水和剤組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、農薬の顆粒状水和剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
農薬の顆粒状水和剤は、通常、水に希釈後、作物等に散布される。したがって、顆粒状水和剤は、水中において高い崩壊性と高い分散性が求められている。
また、該顆粒状水和剤は長期保存後においても十分な崩壊性と分散性とを有する保存安定性も求められている。
【0003】
また、これまでは農薬活性成分が液体、半固体であったり、粘稠性を有したりする場合、造粒が不可能であったり、製剤時の取り扱いが困難であったりするため、該農薬活性成分を有する良好な顆粒状水和剤を容易に得るのは困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、顆粒状水和剤組成物につき検討を重ねた結果、農薬有効成分、特定の分散剤の組み合せ、水膨潤性物質およびある種の水溶性担体を含有する顆粒状水和剤組成物が、その製造時の造粒性に優れ、優れた水中崩壊性、水中分散性を示すのみならず、長期保存後も十分な水中崩壊性および水中分散性を保持しているという優れた保存安定性をも有することを見出し、本発明に至った。
即ち本発明は、(a)下記成分(1)及び成分(2)からなり、成分(1)に対する成分(2)の重量比が1/9〜9である分散剤、(b)農薬有効成分、(c)水膨潤性物質および(d) 水溶性高分子、糖類、糖類の還元物、硫酸塩、炭酸塩、燐酸塩、縮合燐酸、縮合燐酸塩、固体の有機酸、固体の有機酸塩、蛋白質、アミノ酸類、および尿素からなる群から選ばれる少なくとも1種の水溶性担体を含有する顆粒状水和剤組成物(以下、本組成物と記す。)に関するものである。
成分(1) 下記i)及びii)から選ばれる少なくとも1種
i)無水マレイン酸−ジイソブチレン共重合物
ii) i)のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩またはアミン塩成分(2) 下記iii)及びiv)から選ばれる少なくとも1種
iii) ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸エステルまたはポリオキシエチレンアリールフェニルエーテルりん酸エステル
iv) iii)のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩またはアミン塩
尚、本発明においては、農薬活性成分が液体、半固体であったり、粘稠性を有したりする場合であっても、十分な顆粒状水和剤を得ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
本組成物における分散剤は、成分(1)及び成分(2)からなる。
成分(1)としては、無水マレイン酸−ジイソブチレン共重合物や、該共重合物のナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルトリメチルアンモニウム塩等のアンモニウム塩、トリエタノールアミン等のアミン塩等を挙げることができ、本組成物中にこれらの1種または2種以上を含有し得る。該共重合物の重量平均分子量は例えば500〜50000程度である。
【0006】
成分(2)としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸エステル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル;ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸エステル等のポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル硫酸エステル;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル燐酸エステル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸エステル;及びポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテルりん酸エステル、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル燐酸エステル等のポリオキシエチレンアリールフェニルエーテルりん酸エステルから選ばれる硫酸エステル類または燐酸エステル類を挙げることができ、また、これらの硫酸エステル類や燐酸エステル類が、硫酸モノエステル、燐酸モノエステルまたはリン酸ジエステルの場合には、前記硫酸エステル類または燐酸エステル類のナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン等のアミン塩等を挙げることもでき、本組成物中にそれらの1種または2種以上を含有し得る。ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル及びポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸エステルにおけるアルキル基としては、例えば、炭素数2〜25のアルキル基を挙げることができ、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル硫酸エステル及びポリオキシエチレンアリールフェニルエーテルりん酸エステルにおけるアリール基としては、例えば、炭素数6〜40のアリール基を挙げることができる。
成分(1)に対する成分(2)の重量割合は、1/9〜9である。
【0007】
分散剤は、本組成物中に通常、3〜30重量%含有される。好ましくは5〜20重量%、さらに好ましくは6〜15重量%含有される。
【0008】
構成成分(d)である水溶性担体としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の水溶性高分子;ぶどう糖、乳糖、果糖、麦芽糖、蔗糖、等の単糖および二糖類、ソルビトール、マルチトール、還元乳糖、等のような還元糖化物、デキストリン、可溶性でんぷん、酸化でんぷん等の可溶性化工でんぷん、等の糖類および糖類の還元物;ゼラチン、カゼイン、グルタミン酸ナトリウム、グリシン等の蛋白質およびアミノ酸類;クエン酸、琥珀酸、フマル酸、りんご酸、クエン酸ナトリウム、アスコルビン酸等の固体の有機酸および固体の有機酸塩;硫酸アンモニウム等の硫酸塩、炭酸ナトリウム等の炭酸塩、燐酸ナトリウム等の燐酸塩、ピロ燐酸、トリポリ燐酸等の縮合燐酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アミン塩等の縮合燐酸塩;ピロ燐酸、トリポリ燐酸等の縮合燐酸;尿素等が挙げられる。中でも糖類が好ましく、その中でも単糖類、二糖類がより好ましく、蔗糖がさらに好ましい。蔗糖のなかでは、200mesh篩全透過程度の微粉蔗糖が好ましい。該微粉蔗糖は、蔗糖粉を通常の粉砕機で粉砕することにより得られるが、ハイグレードパウダーシュガー(日新製糖製)のような市販品を用いることもできる。
これら水溶性担体の本組成物中の含有量は、通常、2〜90重量%、好ましくは10〜80重量%、更に好ましくは15〜60重量%である。
【0009】
水膨潤性物質は水の存在下で膨潤する物質である。 例えば、ザンサンガム、ラムザンガム等の発酵性の天然多糖類;結晶性セルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、等のセルロース誘導体;架橋型ポリビニルピロリドン等の水溶性合成高分子の架橋体;モンモリロナイト、サポナイト、バイデライト、ヘクトライト、ソーコナイト、ノントロナイト等のスメクタイトを主成分とするクレー等の水膨潤性クレー等が挙げられる。中でも水膨潤性クレーが好ましく、更に、水膨潤性クレーの中でもモンモリロナイトを主成分とするベントナイトが望ましい。ベントナイトは市販されており、例えば、豊順洋行(株)製のベントナイト富士、穂高、妙義、スーパークレー、クニミネ鉱業(株)製のクニゲル、三立鉱業(株)のベントナイト250SA−B、300SS−B、ネオライト興産(株)製のベントナイト、WKベントナイト、CKベントナイト、関東ベントナイト(株)製の利根等のベントナイトが挙げられる。
水膨潤性物質の本組成物中の含有量は、通常、0.1〜40重量%、好ましくは0.5〜30重量%、更に好ましくは1〜20重量%である。
本組成物における構成成分(d)水溶性担体が蔗糖である場合には、水膨潤性物質として水膨潤性クレーを用いることが特に好ましく、中でもベントナイトを用いることがさらに好ましい。
【0010】
農薬有効成分としては例えば殺虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤、昆虫成長制御剤等が挙げられるがこれに限られたものではない。例えば、下記化合物を挙げることができ、また、それらの幾何異性体、光学異性体等の異性体の1種または2種以上の混合物をも挙げることができる。
【0011】
O,O−ジメチルO−(3−メチル−4−ニトロフェニル)ホスホロチオエート、O,O−ジメチルO−(3−メチル−4−(メチルチオ)フェニル)ホスホロチオエート、O,O−ジエチル O−2−イソプロピル−6−メチルピリミジン−4−イルホスホロチオエート、O,O−ジエチル O−3,5,6−トリクロロ−2−ピリジルホスホロチオエート、O,S−ジメチルアセチルホスホラミドチオエート、S−2,3−ジヒドロ−5−メトキシ−2−オキソ−1,3,4−チアジアゾール−3−イルメチルO,O−ジメチルホスホロジチオエート、O,O−ジエチルS−2−エチルチオエチルホスホロジチオエート、2,2−ジクロロビニルジメチルホスフェート、O−エチルO−4−(メチルチオ)フェニルS−プロピルホスホロジチオエート、O−4−シアノフェニルO,O−ジメチルホスホロチオエート、2−メトキシ−4H−1,3,2−ベンゾジオキサホスホリン−2−スルフィド、O,O−ジメチル S−(N−メチルカルバモイルメチル)ジチオホスフェート、エチル2−ジメトキシホスフィノチオイルチオ(フェニル)アセテート、ジエチル(ジメトキシホスフィノチオイルチオ)サクシネート、ジメチル2,2,2−トリクロロ−1−ヒドロキシエチルホスホネート、S−3,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン−3−イルメチルO,O−ジメチルホスホロジチオエート、ジメチル−{(E)−1−メチル−2−(メチルカルバモイル)ビニル}ホスフェート、O,O,O′,O′−テトラエチル−S,S′−メチレンビス(ホスホロジチオエート)、O−2,6−ジクロロ−4−メチルフェニルO,O−ジメチルホスホロチオエート等の有機リン系化合物
【0012】
2−sec−ブチルフェニルメチルカーバメート、エチル N−{2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル(メチル)アミノチオ}−N−イソプロピル−β−アラニネート、2−イソプロポキシフェニル−N−メチルカーバメート、2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾ[b]フラニル N−ジブチルアミノチオ−N−メチルカーバメート、1−ナフチル−N−メチルカーバメート、S−メチル−N−(メチルカルバモイルオキシ)チオアセトイミデート、2−(エチルチオメチル)フェニルメチルカーバメート、2−メチル−2−(メチルチオ)プロピオンアルデヒド O−メチルカルバモイルオキシム、N,N−ジメチル−2−メチルカルバモイルオキシイミノ−2−(メチルチオ)アセトアミド、S−4−フェノキシブチル−N,N−ジメチルチオカーバメート等のカーバメート系化合物、
【0013】
2−(4−エトキシフェニル)−2−メチル−1−(3−フェノキシベンジル)オキシプロパン、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (RS)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレート、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (S)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレート、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、3−フェノキシベンジル (1RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1RS,3Z)−シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロプ−1−エニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)−シス−3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (RS)−2,2−ジクロロ−1−(4−エトキシフェニル)シクロプロパンカルボキシレート、α−シアノ−3−フェノキシベンジル N−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリル)−D−バリネート、2−メチル−3−フェニルベンジル (1RS,3Z)−シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、2−(4−ブロモジフルオロメトキシフェニル)−2−メチル−1−(3−フェノキシベンジル)メチルプロパン、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)−シス−3−(1,2,2,2−テトラブロモエチル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、(4−エトキシフェニル)−{3−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)プロピル}ジメチルシラン、3−フェノキシベンジル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート、5−ベンジル−3−フリルメチル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R,3Z)−シス−(2,2−ジメチル−3−{3−オキソ−3−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロピルオキシ)プロペニル}シクロプロパンカルボキシレート、(RS)−α−シアノ−4−フルオロ−3−フェノキシベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル (1RS,3Z)−シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミドメチル (1RS)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、(RS)−2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロペニル)−2−シクロペンテン−1−イル (1RS)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、(S)−2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロピニル)−2−シクロペンテン−1−イル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、(RS)−1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、2,5−ジオキソ−3−(2−プロピニル)イミダゾリジン−1−イルメチル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、5−(2−プロピニル)フルフリル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、5−(2−プロピニル)フルフリル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート等のピレスロイド系化合物、
N−ホスホノメチルグリシンおよび農薬学的に許容されるその塩、4−ヒドロキシメチルホスフィノイル−L−ホモアラニル−L−アラニン等のホスホリレイティドアミノアシッド系化合物
【0014】
3−イソプロピル−1H−2,1,3−ベンゾチアジアジン−4(3H)−オン2,2−ジオキサイド、2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フェニル−1,3,5−チアジアジン−4−オン等のチアジアジン誘導体、ニトロイミダゾリジン誘導体、S,S′−(2−ジメチルアミノトリメチレン)ビス(チオカーバメート)、N,N−ジメチル−1,2,3−トリチアン−5−イルアミン、S,S′−2−ジメチルアミノトリメチレンジ(ベンゼンチオスルフォネート)等のネライストキシン誘導体、N−シアノ−N′−メチル−N′−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)アセトアミジン等のN−シアノアミジン誘導体、6,7,8,9,10,10−ヘキサクロロ−1,5,5a,6,9,9a−ヘキサヒドロ−6,9−メタノ−2,4,3−ベンゾジオキサチエピンオキサイド、1,2,3,4,5,6−ヘキサクロロシクロヘキサン、1,1−ビス(4−クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタノ−ル等の塩素化炭化水素化合物、1−{3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)フェニル}−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア、1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア、1−{4−(2−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ)−2−フルオロフェニル}−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア等のベンゾイルフェニルウレア系化合物、N,N′−{(メチルイミノ)ジメチリジン}−ジ−2,4−キシリジン、N′−(4−クロロ−2−メチルフェニル)−N,N−ジメチルメチニミダミド等のホルムアミジン誘導体、N−(2,6−ジイソプロピル−4−フェノキシフェニル)−N′−t−ブチルカルボジイミド等のチオ尿素誘導体、N−フェニルピラゾール系化合物、
【0015】
5−メトキシ−3−(2−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−(3H)−オン、イソプロピル4,4′−ジブロモベンジレート、4−クロロフェニル 2,4,5−トリクロロフェニルスルホン、S,S−6−メチルキノキサリン−2,3−ジイルジチオカルボネート、2−(4−tert−ブチルフェノキシ)シクロヘキシルプロピ−2−イルスルファイト、ビス{トリス(2−メチル−2−フェニルプロピル)ティン}オキシド、(4RS,5RS)−5−(4−クロロフェニル)−N−クロロヘキシル−4−メチル−2−オキソ−1,3−チアゾリジン−3−カルボキサミド、3,6−ビス(2−クロロフェニル)−1,2,4,5−テトラジン、2−tert−ブチル−5−(4−tert−ブチルベンジルチオ)−4−クロロピリダジン−3(2H)−オン、tert−ブチル (E)−4−[(1,3−ジメチル−5−フェノキシピラゾール−4−イル)メチレンアミノオキシメチル]ベンゾエート、N−4−tert−ブチルベンジル)−4−クロロ−3−エチル−1−メチル−5−ピラゾールカルボキサミド、テトラナクチン、ジナクチン、トリナクチン、5−クロロ−N−[2−{4−(2−エトキシエチル)−2,3−ジメチルフェノキシ}エチル]−6−エチルピリミジン−4−アミン]、ミルベメクチン、アバメクチン、イバーメクチン、アザジラクチン[AZAD]、5−メチル[1,2,4]トリアゾロ[3,4−b]ベンゾチアゾール、メチル 1−(ブチルカルバモイル)ベンズイミダゾール−2−カーバメート、6−(3,5−ジクロロ−4−メチルフェニル)−3(2H)−ピリダジノン、1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタノン、(E)−4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)−N−〔1−(イミダゾール−1−イル)−2−プロポキシエチリデン〕アニリン、1−〔N−プロピル−N−〔2−(2,4,6−トリクロロフェノキシ)エチル〕カルバモイル〕イミダゾール、(E)−1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1−ペンテン−3−オール、1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペンタン−3−オール、(E)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1−ペンテン−3−オール、1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペンタン−3−オール、4−〔3−(4−tert−ブチルフェニル)−2−メチルプロピル〕−2,6−ジメチルモルホリン、2−(2,4−ジクロロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ヘキサン−2−オール、O,O−ジエチル O−2−キノキサリニル ホスホロチオエート、O−(6−エトキシ−2−エチル−4−ピリミジニル) O,O−ジメチル ホスホロチオエート、2−ジエチルアミノ−5,6−ジメチルピリミジン−4−イル ジメチルカーバメート、4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチル−5−ピラゾリル p−トルエンスルホナート、4−アミノ−6−(1,1−ジメチルエチル)−3−メチルチオ−1,2,4−トリアジン−5(4H)−オン、2−クロロ−N−〔(4−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−エトキシカルボニル−N−〔(4−クロロ−6−メトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−(2−クロロエトキシ)−N−〔(4−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕フェニルメタンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニル〕チオフェン−3−スルホンアミド、4−エトキシカルボニル−N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕−1−メチルピラゾール−5−スルホンアミド、2−〔4,5−ジヒドロ−4−メチル−4−(1−メチルエチル)−5−オキソ−1H−イミダゾール−2−イル〕−3−キノリンカルボン酸、5−エチル−5,8−ジヒドロ−8−オキソ[1,3]ジオキソロ[4,5−g]キノリン−7−カルボン酸、2−〔4,5−ジヒドロ−4−メチル−4−(1−メチルエチル)−5−オキソ−1H−イミダゾール−2−イル〕−5−エチル−3−ピリジンカルボン酸、メチル 6−(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソイミダゾリン−2−イル)−m−トルエート、メチル 2−(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソイミダゾリン−2−イル)−p−トルエート、2−(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソイミダゾリン−2−イル)ニコチン酸、N−(4−クロロフェニル)メチル−N−シクロペンチル−N’−フェニルウレア、(RS)−2−シアノ−N−[(R)−1(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−3,3−ジメチルブチルアミド、N−(1,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチルイソベンゾフラン−4−イル)−5−クロロ−1,3−ジメチルピラゾール−4−カルボキシアミド、N−[2,6−ジブロモ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−メチル−4−(トリフルオロメチル)−5−チアゾ−ルカルボキシアミド、2,2−ジクロロ−N−[1−(4−クロロフェニル)エチル]−3−メチルシクロプロパンカルボキシアミド、メチル(E)−2−2−6−(2−シアノフェノキシ)ピリミジン−4−イルオキシ−フェニル−3−メトキシアクリレイト、5−メチル−1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]ベンゾチアゾール、3−アリルオキシ−1,2−ベンゾイソチアゾール−1,1−ジオキシド、ジイソプロピル=1,3−ジチオラン−2−イリデン−マロネート、O,O−ジプロピル O−4−メチルチオフェニルホスフェート等。
【0016】
農薬有効成分の含有量は本組成物中に通常、1〜75重量%、好ましくは3〜60重量%、更に好ましくは5〜40重量%である。
【0017】
本組成物には、必要に応じ水不溶性担体、界面活性剤、溶剤等が含有されていても良い。
水不溶性担体としては、例えばトクシール(商品名、徳山曹達社製)、カープレックス(商品名、シオノギ社製)、Wessalon(商品名、Degussa社製)、Sipernat(商品名、Degussa社製)等の湿式法シリカ、アエロジル(商品名、Degussa社製)等の乾式法シリカ、カオリン、珪藻土、焼成珪藻土、タルク、炭酸カルシウム、酸性白土、アタパルジャイト等の鉱物質担体が挙げられる。
これらは単独で、あるいは2種以上が適宜組み合わされて使用され得る。本組成物中の含有量は通常、70重量%以下、好ましくは50重量%以下である。
【0018】
界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両イオン性界面活性剤あるいはこれらの混合物を挙げることができる。通常は非イオン性界面活性剤及び/またはアニオン性界面活性剤が使用される。
非イオン性界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンカルボン酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレントリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン等を挙げることができ、アニオン性界面活性剤としては、例えばジアルキルスルホカルボン酸エステル、アルキル硫酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ポリカルボン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸重縮合物金属塩、アルケニルスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、ジアルキルサクシスルホネート、リグニンスルホン酸塩等を挙げることができる。
界面活性剤は単独であるいは2種以上を混合して使用され得る。本組成物中の含有量は通常、40重量%以下、好ましくは20重量%以下、更に好ましくは10重量%以下である。
【0019】
溶剤としては、パラフィン系溶剤、芳香族系溶剤、極性溶剤、動植物油類等を挙げることができる。パラフィン系溶剤としては、ノルマルパラフィン、イソパラフィン、シクロパラフィン等が挙げられる。
芳香族系溶剤としては、キシレン、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、フェニルキシリルエタン、ジフェニルキシリルエタン等を挙げることができ、極性溶剤としては、シクロヘキサノン、ヘプタノン、オクタノン、ノナノン、N―メチル2―ピロリドン、アセトフェノン等のケトン類、酢酸ヘキシル、酢酸ベンジル、酢酸フェニルエチル、ベンジルベンゾエート、メチルベンゾエート、オレイン酸イソブチル、サリチル酸ベンジル、酢酸ブチルシクロヘキシル、酢酸メチルベンジル、オレイン酸メチル、ラウリン酸メチル、エチレン基数2から4の二塩基酸エステルからなる混合物、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジオクチル、アジピン酸ジイソデシル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸イソブチル等のアルキレンジカルボン酸モノまたはジエステル等のエステル類、エチレングリコール、プロピレングリコール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、ブチルシクロヘキサノール、フェニルオキシエタノール等のアルコール類等を挙げることができ、動植物油類としては、菜種油、大豆油、アマニ油等を挙げることができる。
【0020】
溶剤は単独で、あるいは2種以上の混合物で使用することができる。
中でも引火点が100℃以上の溶剤が好ましく、150℃以上の溶剤がさらに好ましい。
溶剤の含有量は、製造時の取り扱い性、低温保存時の結晶析出防止、効力調整等その目的により適宜決めることができる。
【0021】
農薬有効成分が常温で固体である場合、本組成物中の溶剤の含有量は通常40重量%以下、好ましくは30重量%以下、更に好ましくは20重量%以下である。
農薬有効成分が常温で液体または半固体である場合、溶剤の含有量は例えば製造時の取り扱い性、農薬有効成分の粘度調整、低温保存時の結晶析出防止、効力調整等その目的により適宜決めれば良く、通常は本組成物中50重量%以下、好ましくは30重量%以下、更に好ましくは20重量%以下である。
また、本組成物が溶剤を含有する場合や、本組成物に使用される農薬有効成分が常温で液体である場合等においては、前記した湿式法シリカ、乾式法シリカ、アタパルジャイト等の水不溶性担体を含有させると該水不溶性担体が本組成物中の液体分の支持体として作用するので好ましい。中でも吸油能力の高い水不溶性担体が好都合であり、例えばSIPERNAT50S(商品名、Degussa製湿式法シリカ)等のBET表面積が250m2/g以上のものが好ましい。この場合の含有量は、全液体分(溶剤および/または溶剤に溶解した有効成分の合計)100重量部に対し、通常10〜300重量部、好ましくは20〜170重量部である。
【0022】
また、本組成物の水への添加時における水中での沈降速度の調節や分散速度向上の目的で、疎水性物質や撥水性物質(以下、両者を総称して疎水・撥水性物質と記す)を含有させることもできる。
疎水・撥水性物質として具体的には、例えばカプリン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の通常は炭素数10以上の脂肪酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸バリウム等の脂肪酸金属塩、粉末状パラフィン、各種ワックス類、 Degussa社製アエロジルR972、アエロジルR974、アエロジルR976等の疎水性シリカ等の固体物質、カプロン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸等の通常は炭素数6から9の脂肪酸、オレイルアルコール、ステアリルアルコール等の高級アルコール、流動パラフィン、ナフテン、シリコーンオイルおよびその誘導体等の液体物質を挙げることができる。疎水・撥水性物質の本組成物中の含有量は例えば、通常10%以下である。疎水・撥水性物質の本組成物への添加は通常、他の成分と混合することにより行うことができるが、疎水・撥水性物質が液体である場合には、例えば水膨潤性物質や水不溶性担体等の粉末に吸着させた後、該疎水・撥水性物質吸着粉末を他の成分と混合する方法が実用的に有利である。
【0023】
本発明の顆粒状水和剤組成物中には、必要に応じ、防腐剤、結合剤、安定化剤、効力増強剤、着色料、香料、滑り剤等の添加剤を適宜加えることもできる。
【0024】
本組成物の製造法としては通常の造粒方法、例えば乾式造粒法、湿式押出し造粒法、噴霧乾燥法、流動層造粒法等を挙げることができ、湿式押出し造粒法、噴霧乾燥法及び流動層造粒法が好ましく、湿式押出し造粒法がさらに好ましい。湿式押出し造粒法の具体例として、例えば以下の方法を挙げることができる。
農薬有効成分が固体の場合には、農薬有効成分を、例えばピンミル、ハンマーミル、衝撃式粉砕機、ボールミル、ジェットオーマイザー等の乾式粉砕機で粉砕する。得られた粉砕物に、分散剤及び水溶性担体、水膨潤性物質、必要に応じ、溶剤、界面活性剤、水不溶性担体、その他の添加剤を加えて、例えばリボンミキサー、ナウタミキサー等の混合機で混合する。農薬有効成分以外の成分のうち一部または全部を前記粉砕前に農薬有効成分と予め混合しておいてもよい。得られた混合物に、例えば混合物に対し5〜30重量%程度の水を加え、例えば乳鉢、ナウターミキサー、ニーダー等を用いて混合・混練し、加水混練物を作製する。混合・混練時間は、加水混練物の量にもよるが、通常数10秒から1時間程度である。該加水混練物を、例えばバスケット型押出し機、横型押し出し機、ツインドームグラン等の押出し造粒機を用いて造粒し、顆粒状物を作製する。このとき加水混練物は混合・混練後すぐに造粒してもよいし、1から数時間後に造粒してもよい。造粒時に用いられるスクリーンの開口径は通常約0.3〜2mm程度であり、工業的生産の点からは0.5〜1.5mm程度が好ましい。得られる顆粒状物の粒径は、通常0.01〜3mm程度、工業的生産の点からは0.05〜2mm程度が好ましい。次いで、該顆粒状物を、例えば流動層乾燥機などの乾燥機を用いて室温〜150℃で乾燥することによって本組成物が製造できる。通常工業的製造においては、造粒から乾燥まで、あるいは加水混練から乾燥までを連続して生産のことが多いので、通常は造粒後直ちに乾燥に付されるが、ラボ実験の場合などにおいては、造粒後数分から数時間おいて乾燥されることもある。
【0025】
農薬有効成分が液体の場合、農薬有効成分単独または必要に応じて溶剤を添加して溶液とし、該農薬有効成分単独液または該溶液と水膨潤性物質や水不溶性担体とを、例えばリボンミキサー、ナウタミキサー等の混合機で混合し、ピンミル、ハンマーミル等の乾式粉砕機で粉砕する。添加する水膨潤性物質や水不溶性担体の量は該農薬有効成分単独または該溶液100重量部に対し通常、10重量部〜300重量部、好ましくは20〜170重量部である。得られた粉砕物に分散剤及び水溶性担体、必要に応じ、水膨潤性物質、溶剤、界面活性剤、水不溶性担体、その他の添加剤を加えて前記混合機で混合する。前記した粉砕前に混合する成分以外の成分の全部または一部を前記粉砕前に予め混合しておいてもよい。得られた混合物は、農薬有効成分が固体の場合と同様に混練、造粒、乾燥することにより本組成物とすることができる。
【0026】
農薬有効成分が半固体の場合、該農薬有効成分に溶剤を添加したり、加温したりして液体状とし、該液体状物を農薬有効成分が液体の場合と同様に処理することにより本組成物とすることができる。
【0027】
本組成物は、有害生物の防除、植物生長の調節等に用いられる。その施用方法としては、通常、本組成物を水に希釈した後、スプレーヤー等で作物や土壌等に施用する方法を挙げることができる。水への希釈倍率は、本剤中の農薬有効成分の種類や含有量、対象有害生物の種類・施用場面にもよるが、通常は10〜10000倍程度、好ましくは50〜8000倍程度、さらに好ましくは500〜4000倍程度である。
【0028】
本組成物の包装形態として、アルミ袋、紙袋、紙パック等通常の粒剤や水和剤で使用可能な容器を使用することができる。保存時の吸湿を避けるためには、アルミ袋や内装がアルミコーティングされた紙袋、ポリ袋等が好ましい。また水溶性パックに梱包したものを、これらの袋に充填することにより、保存時の吸湿防止、安全性の向上、希釈時の使用性の向上等も期待できる。
【0029】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
水中崩壊性試験
250ml容共栓付シリンダー中に農薬公定検査法に基づく3度硬水を250ml入れ、恒温水槽中で20℃にする。該シリンダー内に500mgの顆粒状水和剤を入れて1秒に1回の割合でシリンダーの反転を繰り返し、顆粒状水和剤が完全に崩壊、分散する回数を測定し、以下に従い評価する。
【0030】
表示方法
転倒回数 表示
10〜14回 ◎
15〜19回 ○
20〜24回 △
25〜29回 ×
30回以上 ××
【0031】
***保存試験
10〜30gの各顆粒状水和剤をアルミニウム袋中に密閉し、54±2℃の恒温器中で2週間保存する。
【0032】
実施例1
(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート9.2重量部およびフェニリルキシリルエタン(日本石油化学製有機溶剤、商品名:ハイゾールSAS−296)10重量部を約50℃に加温して混合溶液とした。ホワイトカーボン (Degussa社製、商品名:SIPERNAT 50S )10重量部に該混合溶液を添加してジューサーミキサーで均一混合および解砕して微粉末とする。該微粉末にジイソブチレンと無水マレイン酸共重合体およびポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル硫酸エステルのカリウム塩の混合物(ローディア日華製界面活性剤、商品名:Geropon SC−213)8重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部、ベントナイト10重量部、および乳糖50.8重量部を添加し、ジューサーミキサーで混合および解砕して混合粉末200gを得た。該混合粉末を乳鉢に入れ、粉末重量100重量部に対し14重量部のイオン交換水を入れて混合、混練した。混練物を0.5mm径スクリーンを付けたシングルドームグラン(不二パウダル製押出し造粒機)にて造粒した後、50℃で20分間乾燥、篩別し、粒径が300〜710μmの顆粒状水和剤を得た。
【0033】
比較例1
(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート9.4重量部およびフェニリルキシリルエタン(日本石油化学製有機溶剤、商品名:ハイゾールSAS−296)10重量部を約50℃に加温して混合溶液とした。ホワイトカーボン(Degussa社製、商品名:SIPERNAT 22S )18重量部、アルキルナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物のナトリウム塩5重量部、アルキルアリルスルホネート系界面活性剤(東邦化学社製、商品名:ソルポール5060)15重量部、ベントナイト10重量部、乳糖32.6重量部を袋中で混合した後、該混合物300gをハイスピードミキサーに入れ、攪拌しながら予め調整済の混合溶液を添加し5分間解砕した。得られた粉末を乳鉢に入れ粉末重量100重量部に対し15重量部の水を入れて混合、混練した。混練物を0.5mm径スクリーンを付けたシングルドームグラン(不二パウダル製押出し造粒機)にて造粒した後、50℃で10分間乾燥、篩別し、粒径が250〜1180μmの顆粒状水和剤を得た。
【0034】
比較例2
アルキルアリルスルホネートに代えてアルキルサルフェート系界面活性剤(東邦化学社製、商品名:ソルポール5029−O )を用いた以外は比較例1と同様の操作を行い、粒径が250〜1180μmの顆粒状水和剤を得た。
【0035】
比較例3
アルキルアリルスルホネート系界面活性剤(東邦化学社製、商品名:ソルポール5029−O)に代えてジオクチルスルホコハク酸エステル系界面活性剤(ローディア日華社製、商品名:Geropon SDS )を用いた以外は比較例1と同様の操作を行い、粒径が250〜1180μmの顆粒状水和剤を得た。
【0036】
試験例1
実施例1、比較例1、比較例2及び比較例3で得られた顆粒状水和剤を用い、水中崩壊試験を行った。また、その評価が◎または○のものについて***保存試験を行い、該保存試験後のサンプルについて水中崩壊試験を行った。
結果を表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】
実施例2
ベントナイトの量を20重量部、および乳糖の量を40.8重量部とした以外は実施例1と同様の操作を行い、粒径が300〜710μmの顆粒状水和剤を得た。
【0039】
比較例4
ベントナイトを使用せず、乳糖の量を60.8重量部とした以外は実施例2と同様の操作を行い、粒径が300〜710μmの顆粒状水和剤を得た。
【0040】
試験例2
実施例2及び比較例4で得られた顆粒状水和剤を用い、水中崩壊試験を行った。また、その評価が◎または○のものについて***保存試験を行い、該保存試験後のサンプルについて水中崩壊試験を行った。
結果を表2に示す。
【0041】
【表2】
【0042】
実施例3
乳糖に代えて蔗糖を用い、イオン交換水の量を9重量部とした以外は実施例1と同様の操作を行い、粒径が300〜710μmの顆粒状水和剤を得た。
【0043】
比較例5
ベントナイトを用いず、蔗糖の量を60.8gとし、イオン交換水の量を8gまたは12gとした以外は実施例3と同様の操作を行ったが、造粒不能であったため顆粒状水和剤は得られなかった。
【0044】
実施例4
蔗糖50.8重量部に代えて、ステアリン酸カルシウムを2重量部及び蔗糖を48.8重量部用いる以外は実施例3と同様の操作を行い、粒径が300〜710μmの顆粒状水和剤を得た。
【0045】
実施例5
(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートの量を9.4重量部とし、乳糖50.8重量部に代えてピロ燐酸カリウム15重量部及びカオリン35.6重量部とし、イオン交換水の量を13重量部とし、乾燥温度を60℃とした以外は実施例1と同様の操作を行い、粒径が300〜710μmの顆粒状水和剤を得た。
【0046】
比較例6
ベントナイトを使用せず、イオン交換水の量を28重量部とした以外は実施例8と同様の操作を行ったが、造粒不能であったので、さらに水を5重量部追加して実施例5と同様の操作を行ったが、造粒不能であったため顆粒状水和剤は得られなかった。
【0047】
試験例3
実施例3、試験例4及び実施例5で得られた顆粒状水和剤を用い、水中崩壊試験を行った。また、その評価が◎または○のものについて***保存試験を行い、該保存試験後のサンプルについて水中崩壊試験を行った。
結果を表3に示す。
【0048】
【表3】
【0049】
実施例6
0.5mm径スクリーンを付けたシングルドームグラン(不二パウダル製押出し造粒機)に代えて、0.7mm径スクリーンをつけた畑式造粒機(畑鉄工所製)を用い、造粒前の混合物重量が1.5kgとなるように各原料を添加した以外は実施例3と同様の操作を行い、粒径が300〜850μmの顆粒状水和剤を得た。
実施例7
実施例1のジイソブチレンと無水マレイン酸共重合体およびポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル硫酸エステルのカリウム塩の混合物(ローディア日華製界面活性剤、商品名:Geropon SC−213)8重量部に代えて、ジイソブチレンと無水マレイン酸共重合体(ローディア日華製界面活性剤、商品名:Geropon T−36)2重量部とポリオキシエチレンジ(1―フェニルエチル)フェニルエーテル硫酸エステルアンモニウム塩(ローディア日華製界面活性剤、商品名:Soprophor DSS−11)7重量部を用い、さらに、蔗糖の量を49.8重量部とした以外は実施例3と同様の操作を行い、粒径が300〜710μmの顆粒状水和剤を得ることができる。
実施例8
実施例1のジイソブチレンと無水マレイン酸共重合体およびポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル硫酸エステルのカリウム塩の混合物(ローディア日華製界面活性剤、商品名:Geropon SC−213)8重量部に代えて、ジイソブチレンと無水マレイン酸共重合体(ローディア日華製界面活性剤、商品名:Geropon T−36)8重量部とポリオキシエチレンジ(1―フェニルエチル)フェニルエーテル硫酸エステルアンモニウム塩(ローディア日華製界面活性剤、商品名:Soprophor DSS−7)2重量部を用い、さらに、蔗糖の量を48.8重量部とした以外は実施例3と同様の操作を行い、粒径が300〜710μmの顆粒状水和剤を得ることができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明の顆粒水和剤組成物は、水中崩壊性に優れ、かつ保存安定性も優れるので、長期保存時においても優れた水中崩壊性が維持され得る。
Claims (7)
- (a)下記成分(1)及び成分(2)からなり、成分(1)に対する成分(2)の重量比が1/9〜9である分散剤、
(b)農薬有効成分、
(c)水膨潤性クレー、および
(d) 糖類および縮合燐酸塩からなる群から選ばれる少なくとも1種の水溶性担体
を含有する顆粒状水和剤組成物。
成分(1) 下記i)及びii)から選ばれる少なくとも1種
i)無水マレイン酸−ジイソブチレン共重合物
ii) i)のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩またはアミン塩
成分(2) 下記iii)及びiv)から選ばれる少なくとも1種
iii) ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル硫酸エステルまたはポリオキシエチレンアリールフェニルエーテルりん酸エステル
iv) iii)のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩またはアミン塩 - 顆粒状水和剤組成物中の農薬有効成分の含有量が1〜75重量%、分散剤の含有量が3〜30重量%、水膨潤性クレーの含有量が0.1〜40重量%および水溶性担体の含有量が2〜90重量%である請求項1記載の顆粒状水和剤組成物。
- 水溶性担体が糖類である請求項1または2に記載の顆粒状水和剤組成物。
- 水溶性担体が蔗糖である請求項1または2に記載の顆粒状水和剤組成物。
- 水膨潤性クレーがベントナイトである請求項1〜4のいずれかに記載の顆粒状水和剤組成物。
- 成分(2)がポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル硫酸エステルのアルカリ金属塩である請求項1〜5のいずれかに記載の顆粒状水和剤組成物。
- 成分(1)における無水マレイン酸−ジイソブチレン共重合物の重量平均分子量が500〜50000である請求項1〜6のいずれかに記載の顆粒状水和剤組成物。
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