JP4649230B2 - リンク機構および可変容量圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転トルクを伝達しながら相対回転可能なリンク機構およびこれを用いた可変容量圧縮機に関する。
可変容量圧縮機は、駆動軸と、駆動軸に固定されて駆動軸と一体的に回転するロータと、駆動軸に摺動自在に取り付けられたヒンジボールに取り付けられヒンジボールを中心に傾動自在な斜板と、を備え、斜板の傾斜角を変化させることでピストンストロークを変化させることができるようになっている。ロータから斜板へトルクを伝達しながら斜板の傾斜角を変化させるため、ロータと斜板との間には、リンク機構を介在させてある(例えば特許文献1および特許文献2参照)。
図18は特許文献2に相当する従来のリンク機構である。
図18に示すように従来のリンク機構は、ロータ140から斜板141に向けて突設された対向する一対のロータアーム145、146と、斜板141からロータ140に向けて突設された一本の斜板アーム147と、これらの間に介在する一対のリンクアーム142A、142Bと、を備えている。これら5本のアーム145、142A、147、143B、146はトルクの伝達方向に積層されており、これによりロータ140の回転が斜板に伝達される。また、一対のリンクアーム142A、142Bは、その一端部が一対のロータアーム145、146に第1の連結ピン143で回転自在に連結され、その他端部が斜板アーム147に第2の連結ピン144で回転自在に連結されている。これにより、連結ピン143を中心としてロータアーム145、146に対してリンクアーム142A、142Bが回転し、且つ、連結ピン144を中心としてリンクアーム142A、142Bに対して斜板アーム147が回転し、結果、駆動軸(図示せず)に対して斜板141の傾斜角を変更できるようになっている。
特開2003−172417号公報 特開平10−176658号公報
圧縮機の作動時には、ロータアーム145とリンクアーム142Aとの当接面およびリンクアーム142Aと斜板アーム147との当接面は、トルク伝達面となるとともに回転摺動面となる。つまり、ロータアーム145とリンクアーム142Aとは大きな回転トルクによる面圧を受けながら相対的に摺動回転する。また、リンクアーム142Aと斜板アーム147とも大きな回転トルクFtによる面圧を受けながら相対的に摺動回転する。そのため、斜板141の傾斜角を変更させる際には、ロータアーム145とリンクアーム142Aとの当接面間の摺動抵抗が極めて大きく、またリンクアーム142Aと斜板アーム147との当接面間の摺動抵抗が極めて大きい。
また、圧縮機の作動時(駆動軸の回転時)には、斜板141は該斜板141に連結されたピストン(図示せず)からの圧縮反力Fpを受ける。この圧縮反力Fpは図20のようにリンク機構よりも回転方向前方にズレるため、斜板アーム147には図中Y方向に捻れ荷重が加わり、これにより斜板141とリンク142が2点(C、C)で“こじれ”るように食い込み合って、更に摺動抵抗が増大してしまう問題があった。
このような課題を解決すべく、特許文献1ではロータアームとリンクアームとの当接面間およびリンクアームと斜板アームとの当接面間にワッシャを介在させてあるが、このような構造にしてもやはり“こじれ”による問題は発生してしまう。
本発明はこのような従来技術をもとに為されたもので、その目的は、こじれによる摺動抵抗の増大を回避できるリンク機構およびこれを用いた可変容量圧縮機の提供である。
請求項1に記載の発明は、駆動軸に固定されて一体に回転する回転部材と、前記駆動軸に摺動自在に取り付けられるとともに前記駆動軸に対して傾斜自在に取り付けられた傾動部材と、を連結して前記傾動部材の傾動を許容しつつ前記回転部材の回転トルクを前記傾動部材に伝達するリンク機構であって、
前記回転部材から前記傾動部材に向けて突設されたアームと、前記傾動部材から前記回転部材に向けて突設されたアームと、前記回転部材のアームおよび前記傾動部材のアームとの間に介在するリンク部材と、を備え、
前記回転部材のアームまたは前記リンク部材の一端部の一方に他方を挿入するスリットを有して、該一方に該他方が挿入された状態でこれらが回転トルク方向に延在する第1の連結ピンにより互いに回転自在に連結され、
前記回転部材のアームと前記リンク部材との間に生じる最大傾斜角は、前記回転部材のアームと前記リンク部材の一端部を回転自在に軸支する前記第1の連結ピンと該第1の連結ピンの軸受孔との間のクリアランスにより生じる最大傾斜角であることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、駆動軸に固定されて一体に回転する回転部材と、前記駆動軸に摺動自在に取り付けられるとともに前記駆動軸に対して傾斜自在に取り付けられた傾動部材と、を連結して前記傾動部材の傾動を許容しつつ前記回転部材の回転トルクを前記傾動部材に伝達するリンク機構であって、
前記回転部材から前記傾動部材に向けて突設されたアームと、前記傾動部材から前記回転部材に向けて突設されたアームと、前記回転部材のアームと前記傾動部材のアームとの間に介在するリンク部材と、を備え、
前記傾動部材のアームまたは前記リンク部材の他端部の一方に他方を挿入するスリットを有して、該一方に該他方が挿入された状態でこれらが回転トルク方向に延在する第2の連結ピンにより互いに回転自在に連結され、
前記傾動部材のアームと前記リンク部材との間に生じる最大傾斜角は、前記傾動部材のアームと前記リンク部材の他端部を回転自在に軸支する前記第2の連結ピンと該第2の連結ピンの軸受孔との間のクリアランスにより生じる最大傾斜角であることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のリンク機構であって、前記第1の連結ピンは、前記回転部材のアームまたは前記リンク部材の一方に設けられた固定孔に固定されており且つ他方に設けられた前記軸受孔に軸支されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のリンク機構であって、前記第2の連結ピンは、前記傾動部材のアームまたは前記リンク部材の一方に設けられた固定孔に固定されており且つ他方に設けられた前記軸受孔に軸支されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載のリンク機構であって、前記連結ピンは、軸方向端部に、一定の曲率であるかまたは除々に曲率が大きくなるかまたは段階的に曲率が大きくなる縮径部を備えることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載のリンク機構であって、前記軸受孔は、軸方向端部に、一定の曲率であるかまたは除々に曲率が大きくなるかまたは段階的に曲率が大きくなる拡径部を備えることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載のリンク機構であって、前記回転部材のアームに前記スリットが設けられ該スリットに前記リンク部材の一端部が挿入されているとともに前記傾動部材のアームに前記スリットが設けられ該スリットに前記リンク部材の他端部が挿入されていることを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項7のに記載のリンク機構であって、前記回転部材のスリット(一対のアーム間)の幅寸法と前記傾動部材のスリット(一対のアーム間)の幅寸法とが同一に形成されていることを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れか1項に記載のリンク機構であって、前記第1の連結ピンと前記第2の連結ピンとは同径且つ同一長さであることを特徴とするものである。
請求項10に記載の発明は、駆動軸と、前記駆動軸に固定されて一体に回転する回転部材と、前記駆動軸に摺動自在に取り付けられるとともに前記駆動軸に対して傾斜自在に取り付けられた傾動部材と、前記回転部材と前記傾動部材とを連結して前記傾動部材の傾動を許容しつつ前記回転部材の回転トルクを前記傾動部材に伝達するリンク機構と、前記傾動部材の回転運動に伴ってシリンダボア内を往復動するピストンと、を備えた可変容量圧縮機であって、
前記リンク機構は、
前記回転部材から前記傾動部材に向けて突設されたアームと、前記傾動部材から前記回転部材に向けて突設されたアームと、前記回転部材のアームおよび前記傾動部材のアームとの間に介在するリンク部材と、を備え、
前記回転部材のアームまたは前記リンク部材の一端部の一方に他方を挿入するスリットを有して、該一方に該他方が挿入された状態でこれらが回転トルク方向に延在する第1の連結ピンにより互いに回転自在に連結され、
前記回転部材のアームと前記リンク部材との間に生じる最大傾斜角は、前記回転部材のアームと前記リンク部材の一端部を回転自在に軸支する前記第1の連結ピンと該第1の連結ピンの軸受孔との間のクリアランスにより生じる最大傾斜角であることを特徴とするものである。
請求項11に記載の発明は、駆動軸と、前記駆動軸に固定されて一体に回転する回転部材と、前記駆動軸に摺動自在に取り付けられるとともに前記駆動軸に対して傾斜自在に取り付けられた傾動部材と、前記回転部材と前記傾動部材とを連結して前記傾動部材の傾動を許容しつつ前記回転部材の回転トルクを前記傾動部材に伝達するリンク機構と、前記傾動部材の回転運動に伴ってシリンダボア内を往復動するピストンと、を備えた可変容量圧縮機であって、
前記リンク機構は、
前記回転部材から前記傾動部材に向けて突設されたアームと、前記傾動部材から前記回転部材に向けて突設されたアームと、前記回転部材のアームと前記傾動部材のアームとの間に介在するリンク部材と、を備え、
前記傾動部材のアームまたは前記リンク部材の他端部の一方に他方を挿入するスリットを有して、該一方に該他方が挿入された状態でこれらが回転トルク方向に延在する第2の連結ピンにより互いに回転自在に連結され、
前記傾動部材のアームと前記リンク部材との間に生じる最大傾斜角は、前記傾動部材のアームと前記リンク部材の他端部を回転自在に軸支する前記第2の連結ピンと該第2の連結ピンの軸受孔との間のクリアランスにより生じる最大傾斜角であることを特徴とするものである。
請求項12に記載の発明は、請求項10に記載の可変容量圧縮機であって、前記第1の連結ピンは、前記回転部材のアームまたは前記リンク部材の一方に設けられた固定孔に固定されており且つ他方に設けられた前記軸受孔に軸支されていることを特徴とするものである。
請求項13に記載の発明は、請求項11に記載の可変容量圧縮機であって、前記第2の連結ピンは、前記傾動部材のアームまたは前記リンク部材の一方に設けられた固定孔に固定されており且つ他方に設けられた前記軸受孔に軸支されていることを特徴とするものである。
請求項14に記載の発明は、請求項10〜13の何れか1項に記載の可変容量圧縮機であって、前記連結ピンは、軸方向端部に、一定の曲率であるかまたは除々に曲率が大きくなるかまたは段階的に曲率が大きくなる縮径部を備えることを特徴とするものである。
請求項15に記載の発明は、請求項10〜13の何れか1項に記載の可変容量圧縮機であって、前記軸受孔は、軸方向端部に、一定の曲率であるかまたは除々に曲率が大きくなるかまたは段階的に曲率が大きくなる拡径部を備えることを特徴とするものである。
請求項16に記載の発明は、請求項10〜15の何れか1項に記載の可変容量圧縮機であって、前記回転部材のアームに前記スリットが設けられ該スリットに前記リンク部材の一端部が挿入されているとともに前記傾動部材のアームに前記スリットが設けられ該スリットに前記リンク部材の他端部が挿入されていることを特徴とするものである。
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の可変容量圧縮機であって、前記回転部材のスリット(一対のアーム間)の幅寸法と前記傾動部材のスリット(一対のアーム間)の幅寸法とが同一に形成されていることを特徴とするものである。
請求項18に記載の発明は、請求項10〜17の何れか1項に記載の可変容量圧縮機であって、前記第1の連結ピンと前記第2の連結ピンとは同径且つ同一長さであることを特徴とするものである。
請求項1および10の発明によれば、回転部材のアームに対してリンク部材が最大限に傾斜した際に、スリットに挿入された部分はスリットの対向面の一方にのみ当接する。そのため、従来と異なり、スリットに挿入された部分が、スリットの対向面に2点で“こじれ”るように食い込み合うことがない。
請求項2および11の発明によれば、傾動部材のアームに対してリンク部材が最大限に傾斜した際に、スリットに挿入された部分がスリットの対向面の一方にのみ当接する。そのため、従来と異なり、スリットに挿入された部分が、スリットの対向面に2点で“こじれ”るように食い込み合うことがない。
請求項3および12の発明によれば、第1の連結ピンが回転部材のアームおよびリンク部材のそれぞれに設けられた軸受孔に軸支される構造とは異なり、リンク機構の設計が容易となる。
請求項4および13の発明によれば、第2の連結ピンが傾動部材のアームおよびリンク部材のそれぞれに設けられた軸受孔に軸支される構造とは異なり、リンク機構の設計が容易となる。
請求項5および14の発明によれば、連結ピンにクラウニングを施したと同等の作用が得られる。つまり、連結ピンが軸受孔との間のクリアランスの範囲内で傾斜した際に、連結ピンの軸方向端部に設けられた縮径部により、連結ピンと軸受孔とが局所的に当たりが防止される。
請求項6および15の発明によれば、連結ピンにクラウニングを施したのと同等の作用が得られる。つまり、連結ピンが軸受孔との間のクリアランスの範囲内で傾斜した際に、軸受孔の軸方向端部に設けられた拡径部により、連結ピンと軸受孔とが局所的に当たりが防止される。
請求項7および16の発明の構造は、言い換えると、回転部材から傾動部材に向けて突設され且つスリットを挟んで対向する一対のアームと、傾動部材から回転部材に向けて突設され且つスリットを挟んで対向する一対のアームと、互い対向配置された回転部材の一対のアームと傾動部材の一対のアームとの間に挿入されたリンク部材と、を備える構造である。そのため、従来はトルクの伝達方向に5本積層されていたアームが、本発明では3本のアーム(回転部材側では回転部材の一対のアームとその間に挿入されるリンク部材とにより構成される3本のアーム)(傾動部材側では傾動部材の一対のアームとその間に挿入されるリンク部材とにより構成される3本のアーム)で構成されることとなる。
これにより、リンク機構のトルク耐久性を向上させるべく各部材をそれぞれトルク伝達方向に厚肉化しても、リンク機構全体としては従来構造(例えば特許文献1、2)にくらべて大型化しない。逆に、装置小型化の要請に伴うレイアウト規制などによりリンク機構のトルク伝達方向のサイズを小さくしなければならない場合は、各部材のトルク伝達方向への肉厚を十分に確保したまま従来構造に比べてリンク機構を大幅に小型化できる。
請求項8および17の発明によれば、請求項6および14の効果に加え、回転部材のスリットの幅寸法と傾動部材のスリットの幅寸法とが同一に形成されているため、一端部が回転部材のスリットに挿入され且つ他端部が傾動部材のスリットに挿入されるリンク部材を、単純な矩形とすることができる。結果、リンク部材を製造する際に複雑な切削加工などが不要になるため、リンク部材の製造コストが大幅に低減される。例えば、リンク部材がアルミ製のなどの場合は押し出し成形などで製造できる。
請求項9および18の発明によれば、第1の連結ピンと第2の連結ピンとは同径且つ同一長さであるため、第1の連結ピンと第2の連結ピンを共用できる。このため、リンク機構の製造コストが低減される。例えば、第1の連結ピンの製造金型と第2の連結ピンの製造金型とを共用できるため、金型が減る。また、リンク機構の組立工程においては、第1の連結ピンと第2の連結ピンの収納位置を区別する必要がないため、組立作業員の負担が減る利点もある。
以下、本発明の実施形態にかかる可変容量圧縮機およびこれに用いるリンク機構を図面を参照しつつ説明する。
「可変容量圧縮機の全体構造」
図1は可変容量圧縮機の全体断面図である。
この実施形態の圧縮機1は、図1に示すように、斜板式の可変容量圧縮機である。この可変容量圧縮機1は、円周方向に複数の等間隔に配置されたシリンダボア3を有するシリンダブロック2と、該シリンダブロック2の前端面に接合され該シリンダブロック2との間にクランク室5を形成するフロントハウジング4と、シリンダブロック2の後端面にバルブプレート9を介して接合され吸入室7および吐出室8を形成するリアハウジング6と、を備えている。これらシリンダブロック2とフロントハウジング4とリアハウジング6とは、複数のスルーボルトBによって締結固定される。
バルブプレート9は、シリンダボア3と吸入室7とを連通する吸入孔(図示せぬ)と、シリンダボア3と吐出室8とを連通する吐出孔12と、を備えている。
バルブプレート9のシリンダブロック2側には、吸入孔11を開閉する図示せぬ弁機構が設けられ、一方、バルブプレート9のリアハウジング6側には、吐出孔12を開閉する図示せぬ弁機構が設けられている。バルブプレート9とリアハウジング6との間には図示せぬガスケットが介在し、吸入室7と吐出室8の密閉性が保持されている。
シリンダブロック2およびフロントハウジング4の中心の支持孔19、20には軸受17、18を介して駆動軸Sが軸支され、この駆動軸Sがクランク室5内で回転自在となっている。
クランク室5内には、前記駆動軸Sに固設された「回転部材」としてのロータ21と、駆動軸Sに摺動自在に装着されたヒンジボール22と、ヒンジボール22に傾動可能に装着された「傾動部材」としての斜板24と、が設けられている。斜板24は、ヒンジボール22に傾動および回動可能に装着されたハブ25と、このハブ25のボス部25aに固定された斜板本体26と、を備えてなる。
各シリンダボア3にはピストン29が摺動自在に収容されており、このピストン29は半球状の一対のピストンシュー30、30を介して斜板24に連結されている。
回転部材としてのロータ21と、傾動部材としての斜板24と、の間にはリンク機構40が介在しており、このリンク機構40により斜板24の傾角の変動を許容しつつロータ21の回転トルクを斜板24に伝達できるようになっている。リンク機構40については後に詳しく述べる。
斜板24の傾斜角は、ヒンジボール22がシリンダブロック2側に近接移動すると斜板24の傾斜角が減少し、一方、ヒンジボール22がシリンダブロック2から離れる方向に移動すると斜板24の傾斜角が増大する。
駆動軸Sが回転すると、駆動軸Sと一体でロータ21が回転し、このロータ21の回転がリンク機構40を介して斜板24に伝達される。斜板24の回転は、一対のピストンシュー30、30によってピストン29の往復動に変換され、ピストン29がシリンダボア3内を往復動する。このピストン29の往復動により、吸入室7内の冷媒がバルブプレート9の吸入孔11を通じてシリンダボア3内に吸入されたのちシリンダブロック3内で圧縮され、圧縮された冷媒がバルブプレート9の吐出孔12を通じて吐出室8へと吐出される。
「可変容量の制御」
冷媒の吐出容量を変化させるには、斜板24の傾斜角を変化させてピストンストロークを変化させる。より具体的には、ピストン29の後面側のクランク室圧Pcとピストン29の前面側の吸入室圧Psの差圧(圧力バランス)により、斜板24の傾角を変化させてピストンストロークを変化させる。そのため、この可変容量圧縮機には、クランク室5と吸入室7とを連通する抽気通路(図示せぬ)およびクランク室5と吐出室8とを連通する給気通路(図示せぬ)およびこの給気通路の途中に設けられ給気通路を開閉制御する制御弁33を有する圧力制御機構が設けられられている。なお、図2はフルストロークの斜板24の傾斜状態を示し、図3は中間ストロークの斜板24の傾斜状態を示し、図4はデストロークの斜板24の傾斜状態を示している。
「リンク機構」
次にリンク機構40について詳しく説明する。図5はリンク機構の斜視図。図6は図2中VI−VI断面を含むリンク機構の側面図、図7はリンク機構40の拡大断面図である。
図5、6に示すように、リンク機構40は、ロータ21から斜板24に向けて突設され且つスリット41sを挟んで回転トルク伝達方向に対向する一対のアーム41、41と、斜板24からロータ21に向けて突設され且つスリット43sを挟んで回転トルク伝達方向に対向する一対のアーム43、43と、ロータ21のスリット41s(一対のアーム41、41間)と斜板24のスリット43s(一対のアーム43、43間)に挿入されたリンク部材45と、を備えている。
リンク部材45の一端部45aは、回転トルク方向に延びる第1の連結ピン46によりロータ21の一対のアーム41、41に回転自在に連結されているとともに、リンク部材45の他端部45bは、回転トルク方向に延びる第2の連結ピン47により斜板24の一対のアーム43、43に回転自在に連結されている。
図6、7に示すように、ロータ21の一対のアーム41、41には、第1の連結ピン46を回転自在に軸支する軸受孔41aが設けられ、リンク部材45の一端部45aには、第1の連結ピン46を圧入により固定する固定孔45cが設けられている。また、斜板24の一対のアーム43、43には、第2の連結ピン47を回転自在に軸支する軸受孔43aが設けられ、リンク部材45の他端部45bには、第2の連結ピン47を圧入により固定する固定孔45dが設けられている。第1の連結ピン46と第2の連結ピン47とは同一径で同一長さである。
ロータ21のスリット41sの幅d1(つまりロータ21の一対のアーム41、41の内側面41d、41d間の幅)と、斜板24のスリット43sの幅d2(つまり斜板24の一対のアーム43、43の内側面43d、43d間の幅)と、は同一幅に形成されている。リンク部材45は矩形に形成されており、その外側面45e、45eは段差なく面一に形成されている。このリンク部材45の幅寸法d0(つまりリンク部材45の両外側面45e、45eの間の幅)は、ロータ21のスリット41sの幅d1および斜板24のスリット43の間隙d2よりも狭く設定されている。
この実施形態では、図7に示すようにロータ21のスリット41sとリンク部材45とのクリアランスΔd(=d1−d0)を所定値以上に設定している。これにより、ロータのアーム41、41とリンク部材45との間に生じる最大傾斜角は、第1の連結ピン46とその軸受孔41a、41aとの間のクリアランスΔd1(d21−d11)により許容される最大傾斜角となっている。言い換えると、図7に示すように第1の連結ピン46と軸受孔41a、41aとのクリアランスΔd1(d21−d11)で許容される範囲でロータ21のアーム41、41に対してリンク部材45が最大に傾いても、リンク部材45がスリット41sの対向面41d、41dの両方には当接せずに、一点(図7中の点C1)のみにしか当接しないようになっている。
また、この実施形態では、斜板24のスリット43sとリンク部材45とのクリアランスΔd(=d2−d0)を所定値以上に設定している。これにより、斜板のアーム43とリンク部材45との間に生じる最大傾斜角は、第2の連結ピン47とその軸受孔43a、43aとの間のクリアランスΔd2(=d22−d12)により許容される最大傾斜角となっている。言い換えると、図7に示すように第2の連結ピン47と軸受孔43a、43aとのクリアランスΔd2(=d22−d12)で許容される範囲で斜板のアーム43、43に対してリンク部材45が最大に傾いても、リンク部材45がスリット43sの対向面43d、43dの両方には当接せずに、一点(図7中の点C2)のみにしか当接しないようになっている。
「効果」
以上のような構成によりこの実施形態によれば以下のような効果がある。
(1)この第1実施形態によれば、回転部材21のアーム41またはリンク部材45の一端部45aの一方(この例では回転部材のアーム41)に他方(この例ではリンク部材の一端部45a)を挿入するスリット41sを有して、該一方のスリット41sに該他方45aが挿入された状態でこれらが回転トルク方向に延在する第1の連結ピン46により互いに回転自在に連結されている。そして、回転部材のアーム41とリンク部材45との間に生じる最大傾斜角は、第1の連結ピン46とその軸受孔41a、41aとの間のクリアランスΔd1(d21−d11)により生じる最大傾斜角となっている。言い換えると、第1の連結ピン46とその軸受孔41a、41aとの間のクリアランスΔd1(d21−d11)の許容範囲内において回転部材のアーム41に対してリンク部材45が最大限に傾斜しても、スリット41sに挿入された部分(この例ではリンク部材45の一端部45a)が、スリット41sの対向面の両面41d、41dに同時に当接することはなく、片面41dにのみに当接する。つまり、従来構造(例えば特許文献1および2)とは異なり、2点で“こじれ”るように食い込み合うことがない。
(2)この第1実施形態によれば、傾動部材25のアーム43またはリンク部材45の他端部45bの一方(この例では傾動部材のアーム43)に他方(この例ではリンク部材の他端部45b)を挿入するスリット43sを有して、該一方43に該他方45が挿入された状態でこれらが回転トルク方向に延在する第2の連結ピン47により互いに回転自在に連結されている。そして、傾動部材のアーム43とリンク部材45との間に生じる最大傾斜角は、第2の連結ピン47とその軸受孔43a、43aとの間のクリアランスΔd2(=d22−d12)により生じる最大傾斜角となっている。言い換えると、第2の連結ピン47とその軸受孔43a、43aとの間のクリアランスΔd2(=d22−d12)の許容範囲内において傾動部材のアーム43に対してリンク部材45が最大限に傾斜しても、スリット43sに挿入された部分(リンク部材45の他端部45b)が、スリット43sの対向面43d、43dの両面に同時に当接することはなく、スリット43sの対向面43d、43dの片面にのみに当接する。つまり従来構造(例えば特許文献1および2)とは異なり、2点で“こじれ”るように食い込み合うことがない。
(3)この第1実施形態によれば、第1の連結ピン46は、回転部材のアーム41またはリンク部材45の一方(この例ではリンク部材45)に設けられた固定孔45cに固定されており且つ他方(この例では回転部材のアーム41)に設けられた軸受孔41a、41aに軸支されている。そのため、例えば回転部材のアームおよびリンク部材のそれぞれに軸受孔を設けてこれら軸受孔に第1の連結ピンを軸支した構造とは異なり、一方が固定孔45cであるのでリンク機構の設計が容易となる。
(4)この第1実施形態によれば、第2の連結ピン47は、傾動部材のアーム43またはリンク部材45の一方(この例ではリンク部材45)に設けられた固定孔45dに固定されており且つ他方(この例は傾動部材のアーム43)に設けられた軸受孔43a、43aに軸支されている。そのため、例えば傾動部材のアームおよびリンク部材のそれぞれに軸受孔を設けてこれら軸受孔に第2の連結ピンを軸支した構造とは異なり、一方が固定孔45dであるのでリンク機構の設計が容易となる。
(5)この第1実施形態によれば、回転部材のアーム41にスリット41sが設けられ該スリット41sにリンク部材45の一端部45aが挿入されているとともに傾動部材のアーム43にスリット43sが設けられ該スリット43sにリンク部材45の他端部45bが挿入された構造である。言い換えると、回転部材21から傾角部材25に向けて突設され且つスリット41sを挟んで対向する一対のアーム43、43と、傾角部材25から回転部材21に向けて突設され且つスリット43sを挟んで対向する一対のアーム43、43と、回転部材の一対のアーム41、41と傾角部材の一対のアーム43、43との間に挿入されたリンク部材45と、を備える構造である。
そのため、従来構造(例えば特許文献1および2)ではトルクの伝達方向に5本積層されていたアームが、この実施形態では3本のアーム(回転部材側では回転部材の一対のアーム41、41とその間に挿入されるリンク部材45とにより構成される3本のアーム41、45、41)(傾角部材側では傾角部材の一対のアーム43、43とその間に挿入されるリンク部材45とにより構成される3本のアーム43、45、43)で構成されることとなる。
これにより、リンク機構40のトルク耐久性を向上させるべく各部材(41、43、45)をそれぞれトルク伝達方向に厚肉化しても、リンク機構40全体としては従来構造にくらべて大型化しない。逆に、レイアウト規制などによりリンク機構40のトルク伝達方向のサイズを小さくしなければならない場合は、各部材(41、43、45)のトルク伝達方向への肉厚を十分に確保したまま従来構造に比べてリンク機構40を大幅に小型化できる。
(6)この第1実施形態によれば、回転部材のアーム41、41のスリット41sの幅寸法d1と傾角部材のアーム43、43のスリット43sの幅寸法d2とが同一に形成されている。そのため、回転部材のアーム41、41のスリット41sの幅寸法d1と傾角部材のアーム43、43のスリット43sの幅寸法d2とが同一に形成されている。そのため、リンク部材45を、単純な矩形とすることができる。結果、リンク部材45を製造する際に複雑な切削加工などが不要になるため、リンク部材45の製造コストが大幅に低減される。例えば、リンク部材45がアルミ製のなどの場合は押し出し成形などで製造できる。
(7)この第1実施形態によれば、第1の連結ピン46と第2の連結ピン47とが同径且つ同一長さである。そのため、第1の連結ピン46と第2の連結ピン47を共用でき、リンク機構40の製造コストを低減できる。例えば、第1の連結ピン46の製造金型と第2の連結ピン47の製造金型とを共用できるため、金型が減る。また、リンク機構40の組立工程においては、作業台上の第1連結ピン46と第2連結ピン47の載置位置を区別する必要がないため、組立作業員の負担が減る利点などもある。
以下、第1実施形態の変形例および他の実施形態について説明する。なお、上述の第1実施形態と同一または類似の構成については同一の符号を付して構成およびその作用効果については説明を省略する。
第1実施形態の第1の変形例
図8〜図10は第1実施形態のリンク機構の第1の変形例を示すものである。
この第1の変形例では、連結ピン46、47の軸方向端部に、一定の曲率であるかまたは除々に曲率が大きくなるかまたは段階的に曲率が大きくなる縮径部60を備えている。つまり、連結ピン46、47にはクラウニングが施されている。なお、図10中の符号61は湾曲する縮径部60より先端側の直線部である。この変形例によれば、上述の構造により、連結ピン46、47が軸受孔41a、41aとの間のクリアランスの許容範囲内でリンク部材45が傾斜した際に、エッジ部分において、連結ピン46、47と軸受孔41a、41aとの接触面積が大きくなり、双方ががくいこみ合うことが防止される。なお、曲率半径は連結ピンおよびアームの材質や、連結ピンと軸受孔との間に生じる面圧などをもとに設定される。ただし曲率半径は連結ピン46、47の軸方向長さよりも大きいことが好ましい。
第1実施形態の第2の変形例
図11、12は第1実施形態のリンク機構の第2の変形例を示すものである。
この第2の変形例では、軸受孔41a、41aおよび43a、43aの軸方向端部に、一定の曲率であるかまたは除々に曲率が大きくなるかまたは段階的に曲率が大きくなる拡径部70を備えている。そのため、連結ピン46、47にクラウニングを施したのと同等の作用が得られる。この第2の変形例によれば、上述の構造により、連結ピン46、47が軸受孔41a、43aとの間のクリアランスの範囲内で傾斜した際に、エッジ部分において連結ピン46、47と軸受孔41a、43aとの接触面積が大きくなり、双方がくいこみ合うことが防止される。
第2実施形態
次に図13を参照しつつ本発明の第2実施形態について説明する。
この第2実施形態では、回転部材のアーム41、41に設けられた孔41a、41aが第1の連結ピン46を圧入固定する固定孔であり、リンク部材45に設けられた孔45cが第1連結ピン46を軸支する軸受孔である点で第1実施形態とは逆である。また、傾動部材のアーム43、43に設けられた孔43a、43aが第2の連結ピン47を圧入固定する固定孔であり、リンク部材45に設けられた孔45cが第2連結ピン47を軸支する軸受孔である点で第1実施形態とは逆である。その他の構造は第1実施形態と同様である。そのため、この第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
第2実施形態の変形例
図14、15は第2実施形態の変形例を示すものである。
この変形例では、リンク部材45に設けられた軸受孔45c、45dの軸方向端部に、一定の曲率であるかまたは除々に曲率が大きくなるかまたは段階的に曲率が大きくなる拡径部80を備えている。そのため、連結ピン46、47にクラウニングを施したのと同等の作用が得られる。つまり、この変形例によれば、連結ピン46、47が軸受孔45c、45dとの間のクリアランスの範囲内で傾斜した際に、エッジ部分において連結ピン46、47と軸受孔45c、45dとの接触面積が大きくなり、双方がくいこみ合うことが防止される。
なお、上述の実施形態ではロータ21のスリット41S(一対のアーム41、41間)の幅寸法d1と斜板24のスリッ43S(一対のアーム43、43間)の幅寸法d2とが同一に形成され、リンク部材45が矩形に形成された構造となっているが、本発明にあっては例えば図16、図17に示すようにロータ21のスリット41S(一対のアーム間)の幅寸法d1と斜板のスリット43S(一対のアーム間)の幅寸法d2とが異なり、リンク部材45B、45Cが凸字状に形成された構造であってもよい。
また、上述の実施形態ではロータ21のスリット41s(一対のアーム41、41間)および斜板のスリット43s(一対のアーム43、43の間)に矩形のリンク部材45が挿入された構造であるが、本発明にあっては例えば図18に示すように略H状に形成されたリンク部材45Dのスリット45s、45s内に、ロータ21から突設された一本のアーム41および斜板24から突設された一本のアーム43が挿入された構造であっても良い。また、例えば図19に示すように略Y状に形成されたリンク部材45Eの他端部45bのスリット45s内に斜板24から突設された一本のアーム43が挿入され、且つロータ21のスリット41s(一対のアーム41、41間)にリンク部材45の一端部45aが挿入された構造であってもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはない。
本発明では、軸受孔と連結ピンとの間のクリアランスで許容される範囲内においてリンクが最大限に傾いた際に、スリットの対向面のいずれか一方にのみにスリットに挿入される部分が接触する構造であれば、第1連結ピンが回転部材のアームおよびリンク部材のそれぞれに軸支されていてもよいし、また、第2連結ピンが回転部材のアームおよびリンク部材のそれぞれに軸支されていてもよい。
また、軸受孔は、有底の孔であってもいよい。
また、上述の実施形態では固定孔に対して連結ピンを圧入により固定した構造であるが、本発明では固定孔にネジ止めやその他の手段によって連結ピンを固定してもよい。
また、本発明では第1連結ピンが回転部材のアームまたはリンク部材のいずれか一方と一体成形されていてもよいし、また第2の連結ピンが傾動部材のアームまたはリンク部材のいずれか一方と一体成形されていてもよい。
また、上述の実施形態では別部材の斜板本体26とハブ25とを組み合わせて斜板24を構成しているが、本発明では例えば予め一体成形された斜板24であってもよい。
また、上述の実施形態では斜板24がスリーブ22を介して駆動軸10に装着されているが、本発明では例えばスリーブ無しで斜板24が直接駆動軸10に装着されたスリーブレス構造であってもよい。
また、上述実施形態ではスワッシュ式の斜板を用いているが本発明ではワブル式の斜板を用いてもよい。
また、本発明の技術的範囲に属する限りその他の種々の態様で本発明は実施し得る。
図1は本発明の第1実施形態にかかるリンク機構を有する可変容量圧縮機の断面図。 図2は同可変容量圧縮機の斜板のフルストローク状態を説明する図。 図3は同可変容量圧縮機の中間ストローク状態を説明する図。 図4は同可変容量圧縮機のデストローク状態を説明する図。 図5は同可変容量圧縮機のロータと斜板との連結構造を示す斜視図。 図6は同可変容量圧縮機のロータと斜板との連結構造を示す図2中VI−VI断面を含む側面図。 図7はリンク機構の拡大断面図。 図8は第1実施形態のリンク機構の第1変形例を示す断面図。 図9は図8に示すリンク機構のクラウニング付き連結ピンの側面図。 図10は図9中X部の拡大図。 図11は第1実施形態のリンク機構の第2変形例を示す断面図。 図12は図11のリンク機構のロータまたは斜板のアームの拡大断面図。 図13は第2実施形態のリンク機構を示す断面図。 図14は第2実施形態のリンク機構の変形例を示す断面図。 図15は図14に示すリンク機構のリンク部材の断面図。 図16は第1実施形態および第2実施形態のリンク機構の一変形例を示す図。 図17は第1実施形態および第2実施形態のリンク機構の一変形例を示す図。 図18は第1実施形態および第2実施形態のリンク機構の一変形例を示す図。 図19は第1実施形態および第2実施形態のリンク機構の一変形例を示す図。 図20は従来のリンク機構の一例を示す図。
符号の説明
1…可変容量圧縮機
21…ロータ(回転部材)
22…ヒンジボール
24…斜板(傾動部材)
29…ピストン
40…リンク機構
41、41…一対のアーム
43、43…一対のアーム
45…リンク
45a…一端部
45b…他端部
46…第1の連結ピン
47…第2の連結ピン
S…駆動軸
d0…リンク部材の幅
d1…スリットの幅(一対のアーム間の間隔)
d2…スリットの幅(一対のアーム間の間隔)

Claims (18)

  1. 駆動軸(S)に固定されて一体に回転する回転部材(21)と、前記駆動軸(S)に摺動自在に取り付けられるとともに前記駆動軸(S)に対して傾斜自在に取り付けられた傾動部材(24)と、を連結して前記傾動部材(24)の傾動を許容しつつ前記回転部材(21)の回転トルクを前記傾動部材(24)に伝達するリンク機構(40、40B、40C、40D、40E)であって、
    前記回転部材(21)から前記傾動部材(24)に向けて突設されたアーム(41)と、前記傾動部材(24)から前記回転部材(21)に向けて突設されたアーム(43)と、前記回転部材のアーム(41)および前記傾動部材のアーム(43)との間に介在するリンク部材(45)と、を備え、
    前記回転部材のアームまたは前記リンク部材の一端部の一方(41または45a)に他方(45aまたは41)を挿入するスリット(41sまたは45s)を有して、該一方に該他方が挿入された状態でこれらが回転トルク方向に延在する第1の連結ピン(46)により互いに回転自在に連結され、
    前記回転部材のアーム(41)と前記リンク部材(45)との間に生じる最大傾斜角は、前記回転部材のアームと前記リンク部材の一端部を回転自在に軸支する前記第1の連結ピン(46)と該第1の連結ピンの軸受孔(41aおよびまたは45c)との間のクリアランスにより生じる最大傾斜角であることを特徴とするリンク機構(40、40B、40C、40D、40E)。
  2. 駆動軸(S)に固定されて一体に回転する回転部材(21)と、前記駆動軸(S)に摺動自在に取り付けられるとともに前記駆動軸(S)に対して傾斜自在に取り付けられた傾動部材(24)と、を連結して前記傾動部材(24)の傾動を許容しつつ前記回転部材(21)の回転トルクを前記傾動部材(24)に伝達するリンク機構(40、40B、40C、40D、40E)であって、
    前記回転部材(21)から前記傾動部材(24)に向けて突設されたアーム(41)と、前記傾動部材(24)から前記回転部材(21)に向けて突設されたアーム(43)と、前記回転部材のアーム(41)および前記傾動部材のアーム(43)との間に介在するリンク部材(45)と、を備え、
    前記傾動部材のアームまたは前記リンク部材の他端部の一方(43また45b)に他方(45bまたは43)を挿入するスリット(41sまたは45s)を有して、該一方に該他方が挿入された状態でこれらが回転トルク方向に延在する第2の連結ピン(47)により互いに回転自在に連結され、
    前記傾動部材のアーム(43)と前記リンク部材(45)との間に生じる最大傾斜角は、前記傾動部材のアームと前記リンク部材の他端部を回転自在に軸支する前記第2の連結ピン(47)と該第2の連結ピンの軸受孔(43aおよびまたは45d)との間のクリアランスにより生じる最大傾斜角であることを特徴とするリンク機構(40、40B、40C、40D、40E)。
  3. 請求項1に記載のリンク機構(40、40B、40C、40D、40E)であって、
    前記第1の連結ピン(46)は、前記回転部材のアーム(41)または前記リンク部材(45)の一方に設けられた固定孔に固定されており且つ他方に設けられた前記軸受孔に軸支されていることを特徴とするリンク機構(40、40B、40C、40D、40E)。
  4. 請求項2に記載のリンク機構(40、40B、40C、40D、40E)であって、
    前記第2の連結ピン(47)は、前記傾動部材のアーム(43)または前記リンク部材(45)の一方に設けられた固定孔に固定されており且つ他方に設けられた前記軸受孔に軸支されていることを特徴とするリンク機構(40、40B、40C、40D、40E)。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のリンク機構(40、40B、40C、40D、40E)であって、
    前記連結ピン(46、47)は、軸方向端部に、一定の曲率であるかまたは除々に曲率が大きくなるかまたは段階的に曲率が大きくなる縮径部(60)を備えることを特徴とするリンク機構(40、40B、40C、40D、40E)。
  6. 請求項1〜4の何れか1項に記載のリンク機構(40、40B、40C、40D、40E)であって、
    前記軸受孔(41aまたは45c、43aまたは45d)は、軸方向端部に、一定の曲率であるかまたは除々に曲率が大きくなるかまたは段階的に曲率が大きくなる拡径部(70または80)を備えることを特徴とするリンク機構(40、40B、40C、40D、40E)。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載のリンク機構(40)であって、
    前記回転部材のアーム(41)に前記スリット(41s)が設けられ該スリット(41s)に前記リンク部材(45)の一端部(45a)が挿入されているとともに前記傾動部材のアーム(43)に前記スリット(43s)が設けられ該スリット(43s)に前記リンク部材(45)の他端部(45b)が挿入されていることを特徴とするリンク機構(40)。
  8. 請求項7に記載のリンク機構(40)であって、
    前記回転部材のスリット(41s)の幅寸法と前記傾角部材のスリット(43s)の幅寸法とが同一に形成されていることを特徴とするリンク機構(40)。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載のリンク機構(40)であって、
    前記第1の連結ピン(46)と前記第2の連結ピン(47)とは同径且つ同一長さであることを特徴とするリンク機構(40)。
  10. 駆動軸(S)と、前記駆動軸(S)に固定されて一体に回転する回転部材(21)と、前記駆動軸(S)に摺動自在に取り付けられるとともに前記駆動軸(S)に対して傾斜自在に取り付けられた傾動部材(24)と、前記回転部材(21)と前記傾動部材(24)とを連結して前記傾動部材(24)の傾動を許容しつつ前記回転部材(21)の回転トルクを前記傾動部材(24)に伝達するリンク機構(40、40B、40C、40D、40E)と、前記傾動部材(24)の回転運動に伴ってシリンダボア(3)内を往復動するピストン(29)と、を備えた可変容量圧縮機(1)であって、
    前記リンク機構(40、40B、40C、40D、40E)は、
    前記回転部材(21)から前記傾動部材(24)に向けて突設されたアーム(41)と、前記傾動部材(24)から前記回転部材(21)に向けて突設されたアーム(43)と、前記回転部材(21)のアーム(41)および前記傾動部材(24)のアーム(43)との間に介在するリンク部材(45)と、を備え、
    前記回転部材のアームまたは前記リンク部材の一端部の一方(41または45a)に他方(45aまたは41)を挿入するスリット(41sまたは45s)を有して、該一方に該他方が挿入された状態でこれらが回転トルク方向に延在する第1の連結ピン(46)により互いに回転自在に連結され、
    前記回転部材のアーム(41)と前記リンク部材(45)との間に生じる最大傾斜角は、前記回転部材のアームと前記リンク部材の一端部を回転自在に軸支する前記第1の連結ピン(46)と該第1の連結ピンの軸受孔(41aおよびまたは45c)との間のクリアランスにより生じる最大傾斜角であることを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
  11. 駆動軸(S)と、前記駆動軸(S)に固定されて一体に回転する回転部材(21)と、前記駆動軸(S)に摺動自在に取り付けられるとともに前記駆動軸(S)に対して傾斜自在に取り付けられた傾動部材(24)と、前記回転部材(21)と前記傾動部材(24)とを連結して前記傾動部材(24)の傾動を許容しつつ前記回転部材(21)の回転トルクを前記傾動部材(24)に伝達するリンク機構(40、40B、40C、40D、40E)と、前記傾動部材(24)の回転運動に伴ってシリンダボア(3)内を往復動するピストン(29)と、を備えた可変容量圧縮機(1)であって、
    前記リンク機構(40、40B、40C、40D、40E)は、
    前記回転部材(21)から前記傾動部材(24)に向けて突設されたアーム(41)と、前記傾動部材(24)から前記回転部材(21)に向けて突設されたアーム(43)と、前記回転部材(21)のアーム(41)および前記傾動部材(24)のアーム(43)との間に介在するリンク部材(45)と、を備え、
    前記傾動部材のアームまたは前記リンク部材の他端部の一方(43また45b)に他方(45bまたは43)を挿入するスリット(41sまたは45s)を有して、該一方に該他方が挿入された状態でこれらが回転トルク方向に延在する第2の連結ピン(47)により互いに回転自在に連結され、
    前記傾動部材のアーム(43)と前記リンク部材(45)との間に生じる最大傾斜角は、前記傾動部材のアームと前記リンク部材の他端部を回転自在に軸支する前記第2の連結ピン(47)と該第2の連結ピンの軸受孔(43aおよびまたは45d)との間のクリアランスにより生じる最大傾斜角であることを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
  12. 請求項10に記載の可変容量圧縮機(1)であって、
    前記第1の連結ピン(46)は、前記回転部材のアーム(41)または前記リンク部材(45)の一方に設けられた固定孔に固定されており且つ他方に設けられた前記軸受孔に軸支されていることを特徴とする可変容量圧縮機。
  13. 請求項11に記載の可変容量圧縮機(1)であって、
    前記第2の連結ピン(47)は、前記傾動部材のアーム(43)または前記リンク部材(45)の一方に設けられた固定孔に固定されており且つ他方に設けられた前記軸受孔に軸支されていることを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
  14. 請求項10〜13の何れか1項に記載の可変容量圧縮機(1)であって、
    前記連結ピン(46、47)は、軸方向端部に、一定の曲率であるかまたは除々に曲率が大きくなるかまたは段階的に曲率が大きくなる縮径部(60)を備えることを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
  15. 請求項10〜13の何れか1項に記載の可変容量圧縮機(1)であって、
    前記軸受孔(41aまたは45c、43aまたは45d)は、軸方向端部に、一定の曲率であるかまたは除々に曲率が大きくなるかまたは段階的に曲率が大きくなる拡径部(70または80)を備えることを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
  16. 請求項10〜15の何れか1項に記載の可変容量圧縮機(1)であって、
    前記回転部材のアーム(41)に前記スリット(41s)が設けられ該スリット(41s)に前記リンク部材(45)の一端部(45a)が挿入されているとともに前記傾動部材のアーム(43)に前記スリット(43s)が設けられ該スリット(43s)に前記リンク部材(45)の他端部(45b)が挿入されていることを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
  17. 請求項16に記載の可変容量圧縮機(1)であって、
    前記回転部材のスリット(41s)の幅寸法と前記傾角部材のスリット(43s)の幅寸法とが同一に形成されていることを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
  18. 請求項10〜17の何れか1項に記載の可変容量圧縮機(1)であって、
    前記第1の連結ピン(46)と前記第2の連結ピン(47)とは同径且つ同一長さであることを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
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