JP4648938B2 - 旋回駆動制御装置及びこれを用いた建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械の旋回機構の駆動制御を行う旋回駆動制御装置及びこれを用いた建設機械に関する。
従来より、建設機械の上部旋回体を旋回させるための旋回機構の動力源として電動機を備え、この電動機の力行運転で旋回機構を加速(駆動)するとともに、旋回機構を減速(制動)する際に回生運転を行い、発電される電力をバッテリに充電する建設機械が提案されている。
このような建設機械は、上部旋回体を機械的に停止させるためのメカニカルブレーキを備えるが、ブーム、アーム、又はバケットの作業時に生じる反力によるメカニカルブレーキの損傷を防止するために、旋回停止時であってもブーム、アーム、又はバケットの作業時にはメカニカルブレーキを解除し、電動発電機の回転軸の回転速度を零にするように制御を行う建設機械があった(例えば、特許文献1)。
特開2005−299102号公報
ところで、旋回停止時に反力を受けても電動発電機の回転軸の回転速度を零に制御するためには、反力によって生じる回転トルクに抗して駆動トルクを発生させる必要があり、反力が生じている間は常に駆動トルクを発生させるための電力を電動発電機に供給する必要がある。
このため、建設機械の作業中は、旋回停止時でも反力が生じている間は常に電力が消費されるという課題があった。
そこで、本発明は、旋回停止時の作業中における消費電力を低減した旋回駆動制御装置及びこれを用いた建設機械を提供することを目的とする。
本発明の一局面の旋回駆動制御装置は、下部走行体、前記下部走行体に旋回自在に搭載される上部旋回体、前記上部旋回体に取り付けられる作業要素、及び前記上部旋回体の旋回を機械的に停止させるメカニカルブレーキを含み、前記上部旋回体の駆動機構を電動発電機で駆動する建設機械において、前記旋回機構を駆動制御する旋回駆動制御装置であって、前記下部走行体、前記上部旋回体、又は前記作業要素の駆動操作を検出する駆動操作検出手段と、前記メカニカルブレーキの制動/解除を制御するブレーキ制御手段と、前記駆動操作検出手段によって前記作業要素又は前記下部走行体の駆動操作が検出され、かつ、前記ブレーキ制御手段によって前記メカニカルブレーキが解除されると、前記電動発電機を短絡状態に切り替える運転制御手段とを備える。
また、前記上部旋回体の旋回動作を検出する旋回動作検出手段をさらに備え、前記運転制御手段は、前記電動発電機が短絡状態であるときに、前記旋回動作検出手段によって前記旋回機構の旋回動作が検出されると、前記電動発電機を駆動状態に切り替え、前記電動発電機の回転速度を零にするための零速度指令で駆動制御してもよい。
また、この場合に、前記旋回動作検出手段は、前記電動発電機の回転速度を検出するように構成されており、前記運転制御手段は、前記旋回動作検出手段によって検出される回転速度が所定値以上になると、前記電動発電機の回転速度を零にするための零速度指令で前記電動発電機を駆動制御してもよい。
また、これらに代えて、前記電動発電機の回転位置を検出する回転位置検出手段をさらに備え、前記運転制御手段は、前記電動発電機が短絡状態であるときに、前記位置検出手段によって検出される回転位置の変化を検出すると、前記電動発電機を駆動状態に切り替え、前記電動発電機の回転位置を回転位置の変化の検出時の位置に復帰させるための位置指令で駆動制御してもよい。
また、この場合に、前記運転制御手段は、前記回転位置検出手段によって検出される回転位置の変化量が所定値以上になると、前記電動発電機の回転位置の変化の検出時の位置に復帰させるための位置指令で前記電動発電機を駆動制御してもよい。
また、前記運転制御手段は、前記駆動操作検出手段によって前記上部旋回体の旋回操作が検出されると、旋回速度を制御するための速度指令を用いて前記電動発電機を駆動制御してもよい。
また、前記電動発電機は三相駆動されるように構成されており、前記運転制御手段は、三相配線を短絡させることにより前記電動発電機を短絡状態に切り替えてもよい。
本発明の一局面による建設機械は、前記いずれかに記載の旋回駆動制御装置を含む。
また、前記メカニカルブレーキは、油圧制御によって制動/解除の切り替えが行われる油圧式ブレーキ、又は、電磁スイッチによって制動/解除の切り替えが行われる電磁式機械ブレーキであってもよい。
本発明によれば、旋回停止時の作業中における消費電力を低減した旋回駆動制御装置及びこれを用いた建設機械を提供できるという特有の効果が得られる。
以下、本発明の建設機械を適用した実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態1の旋回駆動制御装置を用いた建設機械を示す側面図である。
この建設機械の下部走行体1には、旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載されている。また、上部旋回体3には、ブーム4、アーム5、及びバケット6と、これらを油圧駆動するためのブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9に加えて、キャビン10及び動力源が搭載される。
「全体構成」
図2は、実施の形態1の旋回駆動制御装置を用いた建設機械の構成を表すブロック図である。この図2では、機械的動力系を二重線、高圧油圧ラインを実線、パイロットラインを破線、電気駆動・制御系を一点鎖線でそれぞれ示す。
エンジン11と電動発電機12は、ともに減速機13の入力軸に接続されている。また、この減速機13の出力軸には、メインポンプ14及びパイロットポンプ15が接続されている。メインポンプ14には、高圧油圧ライン16を介してコントロールバルブ17が接続されている。
コントロールバルブ17は、本実施の形態の建設機械における油圧系の制御を行う制御装置であり、このコントロールバルブ17には、下部走行体1用の油圧モータ1A(右用)及び1B(左用)、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9が高圧油圧ラインを介して接続される。
また、電動発電機12には、インバータ18を介してバッテリ19が接続されており、また、バッテリ19には、インバータ20とリレー21A及び21Bとを介して旋回用電動発電機21が接続されている。
旋回用電動発電機21の回転軸21aには、レゾルバ22、メカニカルブレーキ23、及び旋回減速機24が接続される。また、パイロットポンプ15には、パイロットライン25を介して操作装置26が接続される。
操作装置26には、油圧ライン27及び28を介して、コントロールバルブ17及び圧力センサ29がそれぞれ接続される。この圧力センサ29には、本実施の形態の建設機械の電気系の駆動制御を行うコントローラ30が接続されている。
このような本実施の形態の建設機械は、エンジン11、電動発電機12、及び旋回用電動発電機21を動力源とするハイブリッド型の建設機械である。これらの動力源は、図1に示す上部旋回体3に搭載される。以下、各部について説明する。
「各部の構成」
エンジン11は、例えば、ディーゼルエンジンで構成される内燃機関であり、その出力軸は減速機13の一方の入力軸に接続される。このエンジン11は、建設機械の運転中は常時運転される。
電動発電機12は、力行運転及び回生運転の双方が可能な電動機であればよい。ここでは、電動発電機12として、インバータ20によって交流駆動される電動発電機を示す。この電動発電機12は、例えば、磁石がロータ内部に埋め込まれたIPM(Interior Permanent Magnetic)モータで構成することができる。電動発電機12の回転軸は減速機13の他方の入力軸に接続される。
減速機13は、2つの入力軸と1つの出力軸を有する。2つの入力軸の各々には、エンジン11の駆動軸と電動発電機12の駆動軸が接続される。また、出力軸にはメインポンプ14の駆動軸が接続される。エンジン11の負荷が大きい場合には、電動発電機12が力行運転を行い、電動発電機12の駆動力が減速機13の出力軸を経てメインポンプ14に伝達される。これによりエンジン11の駆動がアシストされる。一方、エンジン11の負荷が小さい場合は、エンジン11の駆動力が減速機13を経て電動発電機12に伝達されることにより、電動発電機12が回生運転による発電を行う。電動発電機12の力行運転と回生運転の切り替えは、コントローラ30により、エンジン11の負荷等に応じて行われる。
メインポンプ14は、コントロールバルブ17に供給するための油圧を発生するポンプである。この油圧は、コントロールバルブ17を介して油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9の各々を駆動するために供給される。
パイロットポンプ15は、油圧操作系に必要なパイロット圧を発生するポンプである。この油圧操作系の構成については後述する。
コントロールバルブ17は、高圧油圧ラインを介して接続される下部走行体1用の油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9の各々に供給する油圧を運転者の操作入力に応じて制御することにより、これらを油圧駆動制御する油圧制御装置である。
インバータ18は、電動発電機12の力行運転に必要な電力をバッテリ19から電動発電機12に供給するとともに、電動発電機12の回生運転によって発電された電力をバッテリ19に充電するために電動発電機12とバッテリ19との間に設けられたインバータである。
バッテリ19は、電動発電機12及び旋回用電動発電機21の力行運転に必要な電力を供給すると共に、電動発電機12の回生運転及び旋回用電動発電機21の減速時における回生運転によって発電された電力を蓄積するための電源である。
インバータ20は、旋回用電動発電機21の旋回加速のための力行運転に必要な電力をバッテリ19から旋回用電動発電機21に供給するとともに、旋回用電動発電機21の減速に行う回生運転によって発電された電力をバッテリ19に充電するために旋回用電動発電機21とバッテリ19との間に設けられたインバータである。
ここで、旋回用電動発電機21の減速時における回生運転を第1回生運転と称し、後述する短絡状態における回生運転である第2回生運転と区別する。なお、旋回用電動発電機21の運転状態を表す場合に、第1回生運転と第2回生運転を特に区別しない場合は、単に「回生運転」と記す。
旋回用電動発電機21は、力行運転及び回生運転の双方が可能な電動機であればよく、上部旋回体3の旋回機構2を駆動するために設けられている。旋回用電動発電機21は、力行運転により上部旋回体3を加速させ、上部旋回体3の減速時に第1回生運転を行うように駆動制御される。ここでは、旋回用電動発電機21として、インバータ20によって交流駆動される電動発電機を示す。この旋回用電動発電機21は、例えば、磁石埋込型のIPMモータで構成することができる。
なお、バッテリ19の充放電制御は、バッテリ19の充電状態、電動発電機12の運転状態(力行運転又は回生運転)、旋回用電動発電機21の運転状態(力行運転又は第1回生運転)に基づき、コントローラ30によって行われる。
リレー21A及び21Bは、図3に示すように、インバータ20と旋回用電動発電機21との間の三相配線(U相、V相、W相)に配設される。リレー21Aは、U相とV相の間に配設されており、リレー21Bは、V相とW相の間に配設されている。リレー21A及び21Bが閉成されると、旋回用電動発電機21の三相配線が短絡状態となり、旋回用電動発電機21の運転状態は第2回生運転に切り替わる。
第2回生運転の状態で発電される電力は、旋回用電動発電機21の内部抵抗器で消費される。この第2回生運転の状態では、旋回用電動発電機21の内部抵抗器の抵抗値と回転軸21aの回転速度とによって定まる制動トルクが生じる。なお、このリレー21A及び21Bは、後述する旋回駆動制御装置40の主制御部60によって開閉制御が行われ、旋回用電動発電機21を速度指令により駆動制御するときには開放される。
レゾルバ22は、旋回用電動発電機21の回転軸21aの回転位置及び回転角度を検出するセンサであり、回転前の回転軸21aの回転位置と、左回転又は右回転した後の回転位置との差を検出することにより、回転軸21aの回転角度及び回転方向を検出するように構成されている。旋回用電動発電機21の回転軸21aの回転角度を検出することにより、旋回機構2の回転角度及び回転方向が導出される。
メカニカルブレーキ23は、機械的な制動力を発生させる制動装置であり、旋回用電動発電機21の回転軸21aを機械的に制止させる。このメカニカルブレーキ23は、電磁式に制動(オン)/解除(オフ)が切り替えられるように構成されており、この切り替えは、後述する旋回駆動制御装置40の主制御部60によって行われる。メカニカルブレーキ23が解除されるのは、旋回停止時において下部走行体1、ブーム4、アーム5、又はバケット6のうちのいずれかが操作された場合と、旋回用電動発電機21が操作される場合である。
旋回減速機24は、旋回用電動発電機21の回転軸21aの回転速度を減速して旋回機構2に機械的に伝達する減速機である。
旋回機構2は、旋回用電動発電機21のメカニカルブレーキ23が解除された状態で旋回可能となり、これにより、上部旋回体3が左方向又は右方向に旋回される。
操作装置26は、旋回用電動発電機21、下部走行体1、ブーム4、アーム5、及びバケット6を操作するための操作装置であり、レバー26A及び26Bとペダル26Cを含む。レバー26Aは、旋回用電動発電機21及びアーム5を操作するためのレバーであり、上部旋回体3の運転席近傍に設けられる。レバー26Bは、ブーム4及びバケット6を操作するためのレバーであり、運転席近傍に設けられる。また、ペダル26Cは、下部走行体1を操作するための一対のペダルであり、運転席の足下に設けられる。
この操作装置26は、パイロットライン25を通じて供給される油圧(1次側の油圧)を運転者の操作量に応じた油圧(2次側の油圧)に変換して出力する。操作装置26から出力される2次側の油圧は、油圧ライン27を通じてコントロールバルブ17に供給されるとともに、圧力センサ29によって検出される。
レバー26A及び26Bとペダル26Cの各々が操作されると、油圧ライン27を通じてコントロールバルブ17が駆動され、これにより、油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9内の油圧が制御されることによって、下部走行体1、ブーム4、アーム5、及びバケット6が駆動される。
なお、油圧ライン27は、油圧モータ1A及び1Bを操作するために1本ずつ(すなわち合計2本)、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダをそれぞれ操作するために2本ずつ(すなわち合計6本)設けられるため、実際には全部で8本あるが、説明の便宜上、1本にまとめて表す。
圧力センサ29では、レバー26A、レバー26B、及びペダル26Cの各々の操作による油圧ライン28内の油圧の変化が別個独立的に圧力センサ29で検出される。圧力センサ29は、レバー26A、レバー26B、及びペダル26Cの各々の操作により、旋回用電動発電機21、ブーム4、アーム5、バケット6、及び下部走行体1の各々を操作するための油圧の変化を検出し、各々の操作による油圧ライン28内の油圧を表す電気信号を出力する。これらの電気信号は、コントローラ30に入力される。
「コントローラ30」
コントローラ30は、本実施の形態の建設機械の駆動制御を行う制御装置であり、速度指令変換部31、駆動制御装置32、及び旋回駆動制御装置40を含む。
圧力センサ29から出力される電気信号のうち、旋回用電動発電機21の操作による油圧ライン28内の油圧の変化を表す電気信号は、速度指令変換部31に入力される。また、ブーム4、アーム5、バケット6、及び下部走行体1の各々の操作による油圧ライン28内の油圧の変化を表す電気信号は、旋回駆動制御装置40に入力される。
速度指令変換部31は、圧力センサ29から入力される信号を速度指令に変換する演算処理部である。これにより、レバー26Aの操作量は、旋回用電動発電機21を回転駆動させるための速度指令(rad/s)に変換される。この速度指令は、駆動制御装置32及び旋回駆動制御装置40に入力される。
駆動制御装置32は、電動発電機12の運転制御(力行運転又は回生運転の切り替え)、及び、バッテリ19の充放電制御を行うための制御装置であり、CPU(Central Processing Unit)及び内部メモリを含む演算処理装置で構成される。この駆動制御装置32は、エンジン11の負荷の状態とバッテリ19の充電状態に応じて、電動発電機12の力行運転と回生運転を切り替える。駆動制御装置32は、電動発電機12の力行運転と回生運転を切り替えることにより、インバータ18を介してバッテリ19の充放電制御を行う。
「旋回駆動制御装置40」
図4は、実施の形態1の建設機械の旋回駆動制御装置40の構成を示す制御ブロック図である。旋回駆動制御装置40は、旋回用電動発電機21を駆動するための駆動指令を生成する駆動指令生成部50、及び主制御部60を含む。
この旋回駆動制御装置40は、インバータ20を介して旋回用電動発電機21の駆動制御を行うための制御装置であり、CPU(Central Processing Unit)及び内部メモリを備える。旋回駆動制御装置40のCPUは、内部メモリに格納される駆動制御用のプログラムを実行することにより、レバー26Aの操作量に応じて旋回用電動発電機21を駆動制御するための駆動指令を演算する。
また、旋回駆動制御装置40は、レバー26Aの操作量に応じて、旋回用電動発電機21を駆動制御する際に、力行運転と回生運転(第1回生運転又は第2回生運転)の切り替え制御を行うと共に、インバータ20を介してバッテリ19の充放電制御を行う。
駆動指令生成部50には、速度指令変換部31から出力される速度指令が入力され、この駆動指令生成部50は速度指令に基づき駆動指令を生成する。駆動指令生成部50から出力される駆動指令はインバータ20に入力され、このインバータ20によって旋回用電動発電機21がPWM(Pulse Width Modulation)駆動される。
主制御部60は、CPU及び内部メモリを含み、旋回駆動制御装置40の制御処理に必要な周辺処理を行う制御部である。また、ブーム4、アーム5、バケット6、及び下部走行体1の各々の操作による油圧ライン28内の油圧の変化を表す電気信号は、圧力センサ29から主制御部60に入力される。また、このメカニカルブレーキ23の制動(オン)/解除(オフ)の切り替えは、主制御部60によって行われる。その他の主制御部60の具体的な処理内容については、関連箇所においてその都度説明する。
「駆動指令生成部50」
駆動指令生成部50は、減算器51、PI(Proportional Integral)制御部52、トルク制限部53、減算器54、PI制御部55、電流変換部56、及び旋回動作検出部57を含む。この駆動指令生成部50の減算器51には、レバー26Aの操作量に応じた旋回駆動用の速度指令(rad/s)が入力される。
減算器51は、レバー26Aの操作量に応じた速度指令の値(以下、速度指令値)から、旋回動作検出部57によって検出される旋回用電動発電機21の回転速度(rad/s)を減算して偏差を出力する。この偏差は、後述するPI制御部52において、旋回用電動発電機21の回転速度を速度指令値(目標値)に近づけるためのPI制御に用いられる。
PI制御部52は、減算器51から入力される偏差に基づき、旋回用電動発電機21の回転速度を速度指令値(目標値)に近づけるように(すなわち、この偏差を小さくするように)PI制御を行い、そのために必要なトルク電流指令を演算する。演算されたトルク電流指令は、トルク制限部53に入力される。
トルク制限部53は、PI制御部52から入力されるトルク電流指令値によって生じるトルクが旋回用電動発電機21の許容最大トルク値以下となるように、PI制御部52から入力されるトルク電流指令値を制限する。このトルク電流指令値の制限は、上部旋回体3の左方向及び右方向の双方向の回転に対して行われる。
ここで、トルク制限部53においてトルク電流指令値を制限するための上限値(左旋回用の最大値)及び下限値(右旋回用の最小値)は、このトルク制限部53によってトルク電流指令値の制限が行われても、傾斜地で、ブーム4、アーム5、及びブーム6が伸張されて上部旋回体3の慣性モーメントが大きい状態においても、ブーム4、アーム5、及びブーム6を斜面の上方に旋回させるための駆動トルクを発生できるような値に設定されている。なお、トルク電流指令値を制限するための特性を表すデータは、主制御部60の内部メモリに格納されており、トルク制限部53によって読み出される。
減算器54は、トルク制限部53から入力されるトルク電流指令値から、電流変換部56の出力値を減算して得る偏差を出力する。この偏差は、後述するPI制御部55及び電流変換部56を含むフィードバックループにおいて、電流変換部56から出力される旋回用電動発電機21の駆動トルクを、トルク制限部53を介して入力されるトルク電流指令値(目標値)によって表されるトルクに近づけるためのPI制御に用いられる。
PI制御部55は、減算器54から入力される偏差に基づき、この偏差を小さくするようにPI制御を行い、インバータ20に送る最終的な駆動指令となる電圧指令を生成する。インバータ20は、PI制御部55から入力される電圧指令に基づき、旋回用電動発電機21をPWM駆動する。
電流変換部56は、旋回用電動発電機21のモータ電流を検出し、これをトルク電流指令に相当する値に変換し、減算器54に入力する。
旋回動作検出部57は、レゾルバ22によって検出される旋回用電動発電機21の回転位置の変化(すなわち上部旋回体3の旋回)を検出するとともに、回転位置の時間的に変化から旋回用電動発電機21の回転速度を微分演算によって導出する。導出された回転速度を表すデータは、減算器51及び主制御部60に入力される。
次に、本実施の形態の建設機械の旋回駆動制御装置における旋回用電動発電機21の駆動制御について説明する。
図5は、実施の形態1の建設機械の旋回駆動制御装置40による旋回用電動発電機21の駆動制御(第2回生運転と零速度指令による運転)を実行するための処理手順を示す図である。なお、旋回用電動発電機21を駆動していない場合、及び、ブーム4、アーム5、及びバケット6を駆動していない状態では、メカニカルブレーキ23は制動(オン)状態となっている。
まず、旋回駆動制御装置40は、旋回操作があるか否かを判定する(ステップS1)。これは、レバー26Aの操作に基づく速度指令が速度指令変換部31から入力されたか否かに基づいて判定される。
旋回駆動制御装置40は、旋回操作がないと判定した場合は、作業用の操作(ブーム4、アーム5、バケット6、又は下部走行体1のいずれかの操作)があったか否かを判定する(ステップS2)。
旋回駆動制御装置40は、作業用の操作があったと判定した場合は、リレー21A及び21Bを閉成するとともに、メカニカルブレーキ23を解除する(ステップS3)。これにより、旋回用電動発電機21の回転軸21aに制動トルクが生じる。
次いで、旋回駆動制御装置40は、回転軸21aの回転速度の絶対値が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS4)。これは、反力により、上部旋回体3が左方向又は右方向に所定値以上の回転速度で旋回しているか否かを判定するための処理である。
旋回駆動制御装置40は、回転軸21aの回転速度の絶対値が所定値以上であると判定した場合は、速度指令変換部31に零速度指令を出力させ、この零速度指令で旋回用電動発電機21の回転軸21aの回転速度を零に制御する(ステップS5)。
ここで、零速度指令とは、上部旋回体3の旋回速度を零にするために、旋回用電動発電機21の回転軸21aの回転速度を零にするための速度指令であり、後述するPI制御では、回転軸21aの回転速度を零に近づけるための目標値として用いられる。
このステップS5の処理は、上部旋回体3に掛かる反力が比較的大きく、制動トルクでは回転軸21aを停止状態に保持できない場合に、零速度指令を用いて回転軸21aを停止状態に保持させるための処理である。
旋回駆動制御装置40は、ステップS5の処理が終了すると、処理手順をステップS1にリターンする。これにより、以上の処理が繰り返し実行される。
なお、旋回駆動制御装置40は、ステップS4において、回転軸の回転速度の絶対値が所定値未満であると判定した場合は、手順をステップS1にリターンする。これは、上部旋回体3に掛かる反力が比較的小さい場合に、制動トルクで回転軸21aを停止状態に保持する場合である。ステップS1にリターンすると、旋回駆動制御装置40は、再び旋回操作の有無を監視し、図5に示す手順を繰り返し実行する。
また、ステップS1において、旋回操作があったと判定した場合は、旋回駆動制御装置40は、ステップS6において旋回駆動制御を行う(ステップS6)。この旋回駆動制御は、レバー26Aに入力される旋回操作の方向と操作量に応じて旋回用電動発電機21を駆動する制御である。この制御には、例えば、速度指令を用いることができる。この旋回駆動制御が終わると、旋回駆動制御装置40は、処理手順をステップS1にリターンし、再び旋回操作の有無を監視し、図5に示す手順を繰り返し実行する。
以上のように、旋回駆動制御装置40により、旋回用電動発電機21の駆動制御が実行される。図5に示す処理は、本実施の形態の建設機械の運転中に繰り返し実行される。
「旋回停止中の作業時における動作」
以上より、実施の形態1の旋回駆動制御装置を用いた建設機械によれば、上部旋回体3の旋回操作が行われていない状態(旋回停止時)で、下部走行体1、ブーム4、アーム5、又はバケット6の少なくともいずれか一つが操作されてメカニカルブレーキ23が解除された状態において、上部旋回体3に反力が掛かって旋回用電動発電機21の回転軸21aに回転トルクが生じても、回転トルクが比較的小さい間は旋回用電動発電機21を第2回生運転(短絡状態)に保持する。これにより、回転軸21aは停止状態に保持される。
また、回転軸21aの回転速度が所定値以上になった場合は、零速度指令に切り替えることにより、上部旋回体3への反力によって生じる回転トルクに抗して、回転軸21aを停止状態に保持することができる。
以上のように、実施の形態1の旋回駆動制御装置を用いた建設機械によれば、上部旋回体3の旋回操作が行われていない状態(旋回停止時)で、下部走行体1、ブーム4、アーム5、又はバケット6の少なくともいずれか一つが操作されてメカニカルブレーキ23が解除された状態において、上部旋回体3に反力が掛かって旋回用電動発電機21の回転軸21aに回転トルクが生じても、回転トルクが比較的小さい間は旋回用電動発電機21を第2回生運転(短絡状態)に保持する。これにより、回転軸21aは停止状態に保持される。
零速度指令による旋回用電動発電機21の駆動制御を行う場合には、インバータ20を介して電力供給を行う必要があるが、旋回用電動発電機21を短絡状態にする場合は、旋回用電動発電機21に電力供給を行う必要がない。
このため、従来の建設機械のように、反力の度合いによらず、一律に零速度指令による駆動制御によって上部旋回体3を停止状態に保持する場合に比べて、短絡状態における第2回生運転を行う分だけ消費電力を低減することができる。
以上では、主制御部60が旋回駆動制御装置40に含まれる形態について説明したが、主制御部60は、旋回駆動制御装置40の外部に設けられていてもよい。
また、以上では、ブーム4、アーム5、バケット6、及び下部走行体1の各々の操作が圧力センサ29で検出される形態について説明したが、ブーム4、アーム5、バケット6、及び下部走行体1の各々の操作は、コントロールバルブ17又は油圧ライン27に設けられた圧力センサによって検出され、操作量に応じた電気信号が主制御部60に送られるように構成してもよい。
また、以上では、旋回用電動発電機21がインバータ20によってPWM駆動される交流モータであり、その回転速度を検出するために、レゾルバ22及び旋回動作検出部57を用いる形態について説明したが、旋回用電動発電機21は直流モータであってもよい。このように旋回用電動発電機21として直流モータを用いる場合は、直流モータに電力を供給する2本の電力供給線を短絡させるためのリレーを1つ設ければよい。このリレーを閉成すれば、直流モータの短絡制動によって回転軸に制動トルクが生じるため、交流モータの場合と同様に旋回停止状態を実現することができる。なお、旋回用電動発電機21として直流モータを用いる場合は、インバータ20、レゾルバ22及び旋回動作検出部57が不要となり、回転速度としては直流モータのタコジェネレータで検出される値を用いればよい。
また、以上では、トルク電流指令の演算にPI制御を用いる形態について説明したが、これに代えて、ロバスト制御、適応制御、比例制御、積分制御等を用いてもよい。
「実施の形態2」
図6は、実施の形態2の建設機械の旋回駆動制御装置の構成を示す制御ブロック図である。実施の形態2の建設機械の旋回駆動制御装置は、実施の形態1の旋回停止時における作業時の零速度指令により旋回用電動発電機21の回転軸21aを停止状態に制御する代わりに、基準位置に基づく位置指令を用いて旋回用電動発電機21の回転軸21aを停止状態に保持するものである。
このような制御処理を実現するために、実施の形態2の旋回駆動制御装置40は、位置保持部70、減算器71、PI制御部72、及び切替スイッチ73を含む点が実施の形態1の旋回駆動制御装置40とは異なる。
位置保持部70は、旋回停止時における作業時に旋回用電動発電機21に第2回生運転を行わせているときに、旋回用電動発電機21の回転軸21aの回転速度が所定値以上になると、そのときの回転軸21aの回転位置を記憶保持し、この回転位置を基準位置とする基準位置指令を出力する。なお、旋回用電動発電機21の回転軸21aの回転速度が所定値以上になったことを表す指令は、主制御部60から伝達され、位置保持部70は、この指令を受けると、そのときの回転位置を基準位置として記憶保持する。
減算器71は、基準位置指令によって表される回転位置(rad)からレゾルバ22によって検出された回転位置(rad)を減算して位置偏差を出力する。
PI制御部72は、減算器71から入力される位置偏差に基づき、旋回用電動発電機21の回転位置を位置保持部70から出力される基準位置を表す値(目標値)に近づけるように(すなわち、この偏差を小さくするように)PI制御を行い、そのために必要な速度指令を演算する。生成された速度指令は、2つの入力端子を有する切替スイッチ73の片方の入力端子に送られる。
切替スイッチ73は、主制御部60によって切り替えられる。2つの入力端子のうちの一方の入力端子は速度指令変換部31に接続されており、他方の入力端子はPI制御部72に接続されている。
この切替スイッチ73は、基準位置指令による旋回用電動発電機21の駆動制御を行う間は、PI制御部72と減算器51を接続するように切り替えられ、旋回用電動発電機21の運転状態が第2回生運転の場合と、左方向又は右方向の旋回駆動を行う場合は、速度指令変換部31と減算器51を接続するように切り替えられる。
実施の形態2の建設機械によれば、実施の形態1の建設機械が旋回停止時における作業時に零速度指令によって旋回用電動発電機21を駆動する代わりに、基準位置指令によって旋回用電動発電機21を駆動するので、上部旋回体3の旋回操作が行われていない状態(旋回停止時)で、下部走行体1、ブーム4、アーム5、又はバケット6の少なくともいずれか一つが操作されてメカニカルブレーキ23が解除された状態において、上部旋回体3に反力が掛かって旋回用電動発電機21の回転軸21aに回転トルクが生じても、回転トルクが比較的小さい間は旋回用電動発電機21を第2回生運転(短絡状態)に保持する。
基準位置指令による旋回用電動発電機21の駆動制御を行う場合には、インバータ20を介して電力供給を行う必要があるが、旋回用電動発電機21を短絡状態にする場合は、旋回用電動発電機21に電力供給を行う必要がない。
このため、従来の建設機械のように、反力の度合いによらず、一律に零速度指令による駆動制御によって上部旋回体3を停止状態に保持する場合に比べて、短絡状態における第2回生運転を行う分だけ消費電力を低減することができる。
「実施の形態3」
図7は、実施の形態3の建設機械の旋回用電動発電機21を駆動制御するためのインバータ20の構成を示す図である。インバータ20は、旋回用電動発電機21を三相駆動するために6つのトランジスタT1〜T6を含むブリッジ回路を有する。
この実施の形態3の建設機械は、実施の形態1で説明したリレー21A及び21Bを備える代わりに、インバータ20内のトランジスタの駆動状態によって旋回用電動発電機21を短絡状態にする点が実施の形態1の建設機械と異なる。その他の構成や旋回用電動発電機21の駆動制御方式は、実施の形態1の建設機械と同一であるため、その説明を省略する。
旋回駆動制御装置40が旋回用電動発電機21に力行運転又は第1回生運転(上部旋回体3を減速させる運転)を行わせる場合は、旋回駆動制御装置40は、T1とT5の対、T2とT6の対、又は、T3とT4の対を順次オンにする動作を繰り返し行う。
また、旋回駆動制御装置40は、旋回用電動発電機21に第2回生運転を行わせる場合は、トランジスタT1、T2及びT3を同時にオンにすることによって旋回用電動発電機21の三相配線を短絡させる。
このように、インバータ20内のトランジスタによって旋回用電動発電機21を短絡状態にすることによっても、実施の形態1の建設機械と同様に、上部旋回体3に反力が掛かって旋回用電動発電機21の回転軸21aに回転トルクが生じても、回転トルクが比較的小さい間は旋回用電動発電機21を第2回生運転(短絡状態)に保持するため、従来の建設機械のように、反力の度合いによらず、一律に零速度指令による駆動制御によって上部旋回体3を停止状態に保持する場合に比べて、第2回生運転(短絡状態)だけ消費電力を低減することができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態の旋回駆動制御装置及びこれを用いた建設機械について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
実施の形態1の建設機械を示す側面図である。 実施の形態1の建設機械の構成を表すブロック図である。 実施の形態1の建設機械における旋回用電動発電機に取り付けられるリレーを示す図である。 実施の形態1の旋回駆動制御装置の構成を表す制御ブロック図である。 実施の形態1の建設機械の旋回駆動制御装置による旋回用電動発電機の駆動制御を実行するための処理手順を示す図である。 実施の形態2の建設機械の旋回駆動制御装置の構成を示す制御ブロック図である。 実施の形態3の建設機械の旋回用電動発電機を駆動制御するためのインバータ20の構成を示す図である。
符号の説明
1 下部走行体
1A、1B 走行機構
2 旋回機構
3 上部旋回体
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10 キャビン
11 エンジン
12 電動発電機
13 減速機
14 メインポンプ
15 パイロットポンプ
16 高圧油圧ライン
17 コントロールバルブ
18 インバータ
19 バッテリ
20 インバータ
21 旋回用電動発電機
23 メカニカルブレーキ
24 旋回減速機
25 パイロットライン
26 操作装置
26A、26B レバー
26C ペダル
27 油圧ライン
28 油圧ライン
29 圧力センサ
30 コントローラ
31 速度指令変換部
32 駆動制御装置
40 旋回駆動制御装置
50 駆動指令生成部
51 減算器
52 PI制御部
53 トルク制限部
54 減算器
55 PI制御部
56 電流変換部
57 旋回動作検出部
60 主制御部
70 位置保持部
71 減算器
72 PI制御部
73 切替スイッチ

Claims (9)

  1. 下部走行体、前記下部走行体に旋回自在に搭載される上部旋回体、前記上部旋回体に取り付けられる作業要素、及び前記上部旋回体の旋回を機械的に停止させるメカニカルブレーキを含み、前記上部旋回体の駆動機構を電動発電機で駆動する建設機械において、前記旋回機構を駆動制御する旋回駆動制御装置であって、
    前記下部走行体、前記上部旋回体、又は前記作業要素の駆動操作を検出する駆動操作検出手段と、
    前記メカニカルブレーキの制動/解除を制御するブレーキ制御手段と、
    前記駆動操作検出手段によって前記作業要素又は前記下部走行体の駆動操作が検出され、かつ、前記ブレーキ制御手段によって前記メカニカルブレーキが解除されると、前記電動発電機を短絡状態に切り替える運転制御手段と
    を備える旋回駆動制御装置。
  2. 前記上部旋回体の旋回動作を検出する旋回動作検出手段をさらに備え、
    前記運転制御手段は、前記電動発電機が短絡状態であるときに、前記旋回動作検出手段によって前記旋回機構の旋回動作が検出されると、前記電動発電機を駆動状態に切り替え、前記電動発電機の回転速度を零にするための零速度指令で駆動制御する、請求項1に記載の旋回駆動制御装置。
  3. 前記旋回動作検出手段は、前記電動発電機の回転速度を検出するように構成されており、
    前記運転制御手段は、前記旋回動作検出手段によって検出される回転速度が所定値以上になると、前記電動発電機の回転速度を零にするための零速度指令で前記電動発電機を駆動制御する、請求項2に記載の旋回駆動制御装置。
  4. 前記電動発電機の回転位置を検出する回転位置検出手段をさらに備え、
    前記運転制御手段は、前記電動発電機が短絡状態であるときに、前記位置検出手段によって検出される回転位置の変化を検出すると、前記電動発電機を駆動状態に切り替え、前記電動発電機の回転位置を回転位置の変化の検出時の位置に復帰させるための位置指令で駆動制御する、請求項1に記載の旋回駆動制御装置。
  5. 前記運転制御手段は、前記回転位置検出手段によって検出される回転位置の変化量が所定値以上になると、前記電動発電機の回転位置の変化の検出時の位置に復帰させるための位置指令で前記電動発電機を駆動制御する、請求項4に記載の旋回駆動制御装置。
  6. 前記運転制御手段は、前記駆動操作検出手段によって前記上部旋回体の旋回操作が検出されると、旋回速度を制御するための速度指令を用いて前記電動発電機を駆動制御する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の旋回駆動制御装置。
  7. 前記電動発電機は三相駆動されるように構成されており、前記運転制御手段は、三相配線を短絡させることにより前記電動発電機を短絡状態に切り替える、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の旋回駆動制御装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の旋回駆動制御装置を含む建設機械。
  9. 前記メカニカルブレーキは、油圧制御によって制動/解除の切り替えが行われる油圧式ブレーキ、又は、電磁スイッチによって制動/解除の切り替えが行われる電磁式機械ブレーキである、請求項8に記載の建設機械。
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