JP4648846B2 - 位置入力装置、および、リモコン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、位置入力操作を行うための位置入力装置、および、この位置入力装置を備えたリモコン装置に関する。
従来、多くの家庭用電気製品において、遠隔操作装置(いわゆるリモコン装置)が利用されている(例えば、特許文献1参照。)。従来のリモコン装置の多くは、操作対象の機器が備える機能に対応して多数のキーを備えている。
特開平05−056484号公報(図2)
近年、DVDレコーダー等の家庭用電化製品においては多機能化が進んでおり、これに伴って、これら電化製品を操作するためのリモコン装置に搭載されるキー等の数も、著しく増加し、その操作が極めて煩雑になっている。このため、多機能化された製品の操作を簡易化する目的で、例えば階層構造のメニューを利用する等の試みがなされたが、リモコン装置のキーによりメニューの選択等を行う操作自体が、ユーザに対する負担が大きいという問題があった。このため、多機能化された各種機器を簡単に操作できるようにすることが求められていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、複数の機能を有する機器を簡単に操作できるようにすることを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は、検出面を有するセンス部と、このセンス部の検出面を覆う開閉可能な蓋と、前記蓋が閉じた状態で前記検出面に沿って移動可能に支持され、前記蓋の開閉時には前記蓋と一体となって移動するよう前記蓋に取り付けられた操作子と、前記検出面に対する前記操作子の位置を検出する位置検出手段と、を備え、前記位置検出手段は、前記蓋が開いた状態で、外部の位置指示器によって前記検出面に対する操作が行われた場合に、その操作位置を検出することを特徴としている。
この構成によれば、蓋を閉じた状態で操作子による操作が行われた場合に、操作子の位置が検出され、蓋を開いた状態で外部の位置指示器による操作が行われた場合には、その操作位置が検出される。このため、蓋を開閉することで、蓋に取り付けられた操作子による操作と、外部の位置指示器による操作とを切り替えて行うことが可能となる。これにより、ユーザは、自分が望む操作方法を選択し、或いは、所望の操作に適した方法を選択して操作を行うことができる。従って、位置入力操作を行うための位置入力装置の操作性を著しく高めることが可能となる。さらに、この位置入力装置を電子機器やコンピュータ等の各種機器における操作デバイスとして用いた場合には、これら各種機器に対する位置入力操作を手軽に行うことができ、複雑な機能を有する機器であっても簡単に操作できるので、操作性を大幅に向上させることができる。
本発明において、前記蓋には穴が形成され、この穴の内側において前記操作子が露出する構成としてもよい。この場合、ユーザは、穴の内側で操作子を移動させる操作を行えばよく、直感的な操作が可能になる。
また、本発明において、前記操作子は、前記検出面と略平行な平面を有する平板部と、この平板部に立設されて前記穴から突出する操作突起部とから構成されたものとしてもよい。この場合、操作突起部を移動させることで、より簡単に位置入力操作を行うことができる。
さらに、本発明において、前記位置検出手段は、前記位置指示器による操作位置および前記操作子の位置を、前記検出面において予め設定した検出領域に対する絶対位置として検出するものであり、前記蓋が開いた状態と前記蓋が閉じた状態とでは、前記検出面に対して異なる検出領域を設定する構成としてもよい。この場合、蓋を閉じた状態で操作子を移動可能な範囲と、蓋を開いた状態で外部の位置指示器による操作が可能な範囲とが一致していなくても、蓋の開閉状態に対応する検出領域が設定されるので、ユーザの操作に的確に対応した位置検出を行える。
本発明において、前記操作子を、前記検出面に沿って所定方向および当該所定方向に直交する方向にスライド可能に支持する支持機構を設けた構成としてもよい。この場合、支持機構により支持された操作子を任意の位置に移動させる操作を行うだけで、容易に位置入力操作を行える。
また、本発明において、前記位置検出手段は、前記蓋を開く操作および前記蓋を閉じる操作が行われる場合に、位置を検出する動作を所定時間停止するものとしてもよい。この場合、蓋を開閉する操作に伴って操作子が蓋とともに移動する際に、操作子の位置が検出されないので、ユーザが意図しない位置検出を行うことがなく、違和感を生じないという利点がある。
さらにまた、本発明において、前記センス部と前記操作子との各々にコイルを設け、前記位置検出手段は、前記センス部と前記操作子との各々が有するコイルの間に生じる電磁的結合に基づいて、前記操作子の位置を検出するものとしてもよい。この構成によれば、センス部の検出面に対する操作子の位置、および、位置指示器による操作位置を、確実かつ速やかに検出することができる。
また、本発明において、前記センス部のコイルは、前記センス部の検出面に沿って輪をなす複数のループコイルとしてもよい。この場合、センス部の検出面を薄型化することが容易になる上、操作子の位置を確実かつ正確に検出できる。
本発明において、前記位置検出手段は、前記センス部と前記操作子との間における静電結合状態に基づいて、前記検出面に対する前記操作子の位置を検出するものとしてもよい。あるいは、前記位置検出手段は、前記操作子から前記検出面に対して加わる押圧力を検出することにより、前記検出面に対する前記操作子の位置を検出するものとしてもよい。
また、上記目的を達成するために、本発明は、上記位置入力装置と、前記位置入力装置により検出された前記操作子の位置または前記位置指示器の操作位置を示す信号を無線送信する無線送信手段とを備えたことを特徴とするリモコン装置を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、上記リモコン装置と、表示画面に画像を表示する表示手段と、前記リモコン装置が備える無線送信手段により送信された信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された信号に基づいて前記表示画面における表示を変化させる制御手段とを備えた操作対象機器と、を備えて構成されることを特徴とする遠隔操作システムを提供する。
本発明によれば、操作子による操作と、外部の位置指示器による操作とを行うことが可能となり、ユーザが所望の操作方法を選択して操作を行うことができる。これにより、各種の機器に対する位置入力操作を手軽に行うことができ、複雑な機能を有する機器であっても簡単に操作できる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明を適用した第1の実施の形態に係るリモコン装置2の構成を示す外観斜視図である。
この図1に示すリモコン装置2は、後述するようにテレビ受像器やパーソナルコンピュータを遠隔操作する用途に用いられ、ユーザが片手で持って操作する際に好適なサイズおよび形状を有する。
図1に示すように、リモコン装置2は、リモコン装置本体21の上面に、位置入力操作部(位置入力装置)22、キースイッチ部24、電源スイッチ25、およびLED(Light Emitting Diode)26の各部が配設された構成を有する。
位置入力操作部22は、リモコン装置本体21の上面のほぼ中央に位置し、操作突起23(操作突起部)を有する。操作突起23は、例えば、ユーザがリモコン装置2を手に持った状態で、ユーザが親指で触れることが可能な位置にある。
位置入力操作部22において、リモコン装置本体21の上面を構成する表面板(蓋)211(図2)には略矩形の穴22Aが設けられ、この穴22Aから操作突起23が突出している。操作突起23は、穴22Aの内側でスライド移動させることが可能である。
キースイッチ部24は1または複数のスイッチを備える。電源スイッチ25は、リモコン装置2によって操作される対象の機器に対し、電源のON/OFFを指示するためのスイッチである。また、LED26は、リモコン装置2の動作状態を示すインジケータとして機能し、例えば、リモコン装置2の動作中に点灯し、一定時間リモコン装置2が操作されない状態が続くと消灯する。
図2は、位置入力操作部22の構成を詳細に示す要部断面図である。なお、操作突起23の断面は図3に詳細に示すこととし、図2では図示を省略する。
この図2に示すように、リモコン装置本体21は、表面板211を上面とし、裏板212を背面とする略箱形の断面形状を有する。リモコン装置本体21の一方側の側面は上側板213Aと下側板214Aとによって構成され、他方側の側面は上側板213Bと下側板214Bとで構成される。そして、これら表面板211、裏板212、上側板213A、213B、下側板214A、214Bで囲まれる空間に、センサ基板(センス部)218と、センサ基板218の上方に配設された平台座(平板部)231とが重ねて収容され、平台座231には操作突起23が立設される。
センサ基板218は複数層からなる基板であり、後述するループコイル群241、242(図5)が形成される。このセンサ基板218は裏板212に固定される。
また、平台座231は、センサ基板218と表面板211の裏面との間に挟まれるように位置する。表面板211に設けられた穴22Aはセンサ基板218よりも小さく、平台座231は、穴22Aより大きく、かつ、センサ基板218より小さいサイズとなっている。このため、平台座231は、センサ基板218の面に沿って任意の方向に移動させることが可能であり、かつ、穴22Aから脱落しない。
この平台座231とセンサ基板218との間には、支持板217が設けられる。支持板217は、上側板213Aと上側板213Bとに固定され、平台座231を裏板212側から、すなわち下方から支持する。支持板217は、後述するセンサ基板218による位置検出動作に支障を来さないものが望ましく、好ましい例としては合成樹脂等の絶縁体等が挙げられる。
このように、平台座231は、表面板211とセンサ基板218との間に配設され、支持板217によって、センサ基板218に平行な面に沿ってスライド移動可能に支持される。
平台座231と表面板211の裏面とが接触する面には、摩擦材219が貼り付けられる。摩擦材219は、所定の摩擦係数を有する材料により構成されたシートまたは板状部材である。平台座231が水平方向に移動する際には、摩擦材219により適度な摩擦が生じるので、操作突起23を移動させる操作時の安定感が増す効果がある。なお、平台座231の下方に位置する支持板217の表面に、摩擦材219と同様に所定の摩擦係数を有する膜等を配した構成とし、或いは、支持板217自体を所定の摩擦係数を有するものとして、平台座231の移動時に適度な摩擦を生じるようにしてもよい。
ここで、センサ基板218および平台座231の平面的形状については任意であり、円形、楕円形、矩形等のいずれの形状であってもよいが、本第1の実施の形態では、センサ基板218を矩形とした例について図示および説明を行う。
操作突起23は、平台座231に立設される略円柱状の軸部232と、この軸部232の上面を覆うように配設される接触面部233とを備える。接触面部233は上方に凹となる曲面として形成され、複数の滑り止め突起233Aが形成される。この接触面部233は、リモコン装置2の操作時にユーザの指が接触する面であり、滑り止め突起233Aを設けることで、操作時の滑りを防止して良好な操作性を実現できる。
図3は、操作突起23の詳細な構成を示す要部断面図であり、特に、軸部232および接触面部233の断面を示す。
図3に示すように、操作突起23の軸部232は中空となっており、この空間には、下から順に、タクトスイッチ240およびフェライトコア236が積み重ねて収容される。フェライトコア236の上端は、スペーサ239を介して当該空間の天面に接する。
タクトスイッチ240は、所定の押圧力に屈して変形するとともにONとなり、押圧力が除かれると復帰するスイッチである。タクトスイッチ240は、スペーサ239およびフェライトコア236を介して、軸部232内の空間の天面と底面とに挟まれているので、接触面部233が押圧されると、タクトスイッチ240に押圧力が加わってONとなる。このとき、タクトスイッチ240がクリック動作するので、接触面部233を操作したユーザの手にはクリック感が感じられる。
ここで、軸部232を構成する材料が、所定の押圧力により屈曲する程度の弾性を有するものであれば、操作突起23を押圧することで確実にタクトスイッチ240がONとなるので、好ましい。
また、略円柱形状のフェライトコア236の周囲にはコイル235が巻回される。このコイル235は、コンデンサ237(図5)と並列接続され、さらにIC238(図5)に接続される。なお、コンデンサ237およびIC238は、例えば、軸部232内の空間に配設された基板(図示略)に実装されている。
これらのコイル235、コンデンサ237およびIC238により、操作側回路234が構成される。この操作側回路234は、センサ基板218(図2)に設けられたループコイル群241、242(図5)との間で、後述するように電磁誘導作用を生じる。そして、この電磁誘導作用に基づいて、センサ基板218における操作側回路234の位置、すなわち、操作突起23の位置が検出される。
これにより、リモコン装置2を操作するユーザは、操作突起23を任意の位置にスライドさせることによって位置入力操作を行うことができる。
図2に示すように、リモコン装置本体21の一方側の側面を構成する上側板213Aと下側板214Aとは、ヒンジ215を介して回動可能に連結されている。また、リモコン装置本体21の他方側の側面を構成する上側板213Bと下側板214Bとは、係止片216を介して連結され、この係止片216は、下側板214Bに対して着脱可能である。
この構成により、下側板214Bから係止片216を外せば、ヒンジ215を中心として表面板211を回動させることができる。上述のように、支持板217は上側板213A、213Bに固定されているので、表面板211を回動させる際には、上側板213A、213B、操作突起23、平台座231、および支持板217が、表面板211と一体となって動く。
さらに、ヒンジ215の近傍において、上側板213Aと下側板214Aとの間にはスイッチ261Aが配設されている。このスイッチ261Aは上側板213Aと下側板214Aとが近接した状態でON、離隔するとOFFとなるスイッチであり、スイッチ261AのON/OFF状態に基づいて表面板211の開閉を検出できる。
図4は、表面板211を開いた状態を示す外観斜視図である。
この図4に示すように、ヒンジ215を中心として表面板211を回動させると、リモコン装置本体21の上面にセンサ基板218が露出する。この状態では、操作突起23がセンサ基板218から離れているため、操作突起23による位置入力操作は行えないが、露出したセンサ基板218に対して、入力ペン型の位置指示器27を用いて位置入力操作を行える。
位置指示器27は筆記具を模した形状の本体を有し、この本体の先端から芯271が突出している。また、位置指示器27の本体側面には、2個のスイッチ272、273が並べて配設される。
この位置指示器27は、後述する指示器側回路275(図5)を本体に内蔵しており、指示器側回路275の機能により、芯271に加わる押圧力(筆圧)、および、スイッチ273、274の操作状態を検出する。
位置指示器27による操作は、ユーザがペンを持つように位置指示器27の本体を手に持って、芯271をセンサ基板218に接触させ、或いは押し付けることで行われる。この操作により、センサ基板218において芯271が接触した位置(操作位置)が検出される。
そして、リモコン装置2の位置入力操作部22、操作突起23および位置指示器27による位置入力操作を検出するための位置検出回路(位置検出手段)20を備える。位置検出回路20は、例えばセンサ基板218の下方や側方に埋設される。この位置検出回路20について、以下、説明する。
図5は、位置検出回路20の構成を詳細に示す図である。なお、理解の便宜を図るため、図5には、センサ基板218(図2)に配設されたループコイル群241、242、操作突起23(図1)が内蔵する操作側回路234、および、位置指示器27(図4)が内蔵する指示器側回路275を位置検出回路20とともに図示する。
操作突起23が内蔵する操作側回路234は、上述したコイル235およびコンデンサ237が並列に接続され、さらにIC238が接続された構成を有する。また、位置指示器27が内蔵する指示器側回路275は、位置指示器27の本体の先端近傍に収容されたコイル276と、コンデンサ277とを並列に接続し、さらにIC278を接続した構成を有する。
センサ基板218においては、その横方向および縦方向に対応してX軸およびY軸からなるX−Y直交座標系が仮想的に設定され、このX−Y直交座標系に対応してループコイル群241、242が配設される。ここで、穴22Aはセンサ基板218と同様に略矩形に形成されているので、上記X−Y直交座標系は穴22Aの縦方向および横方向にも対応する。ループコイル群241は、上記Y方向に延びる複数のループコイルを上記X方向に沿って並べたものであり、ループコイル群242は、上記X方向に延びる複数のループコイルを上記Y方向に沿って並べたものである。ループコイル群241、242の各ループコイルは、導体からなる一または複数ターン(例えば、二ターン)のコイルであって、エッチング等の手法により形成される。
そして、これらループコイル群241、242の各ループコイルは、位置検出回路20に接続される。
位置検出回路20は、ループコイル群241、242の各ループコイルに接続され、これらループコイルから1のループコイルを選択する選択回路252と、選択回路252により選択されたループコイルに対して発振信号を送出する送信モード、および、選択回路252により選択されたループコイルによって信号を受信する受信モードを切り替える送受切替回路253を備える。
また、位置検出回路20は、位置検出回路20の各部を制御する制御回路251と、送受切替回路253から出力された信号を増幅する増幅回路254と、増幅回路254により増幅された信号について、所定周波数帯域の信号成分のみを通過させるBPF(帯域通過フィルタ)255と、BPF255を通過した信号成分を電圧値に変換する検波回路256と、この電圧値を所定時間保持するサンプルホールド回路257と、サンプルホールド回路257に保持された電圧値をデジタルデータに変換して制御回路251に出力するA/D変換回路258と、制御回路251の制御に従って所定周波数の発振信号を生成する信号発生回路259と、信号発生回路259により生成された発振信号を増幅して送受切替回路253に出力する増幅回路260と、を備える。
この位置検出回路20によって、操作突起23および位置指示器27による操作が、次のように検出される。
まず、制御回路251は、選択回路252を制御してループコイル群241、242から一のループコイルを選択させるとともに、送受切替回路253を制御して、動作モードを送信モードに切り替えさせる。
続いて、制御回路251は、信号発生回路259を制御して所定周波数の発振信号を生成させる。この発振信号は、増幅回路260により増幅されて送受切替回路253を介して選択回路252に入力され、選択回路252により選択されているループコイルから、操作側回路234、或いは指示器側回路275へ送信される。
ここで、操作突起23による操作が行われている場合、操作側回路234においては、センサ基板218のループコイルから送信された信号に基づいてコイル235に誘導電流が流れ、IC238が動作を開始する。IC238は、コイル235およびコンデンサ237に対して所定周波数の発振信号を生成し、この発振信号をコイル235からセンサ基板218へ送信させる。
また、位置指示器27による操作が行われている場合、指示器側回路275においては、センサ基板218のループコイルから送信された信号に基づいてコイル276に誘導電流が流れ、IC278が動作を開始する。IC278は、コイル276およびコンデンサ277に対して所定周波数の発振信号を生成し、この発振信号をコイル276からセンサ基板218へ送信させる。
一方、位置検出回路20の制御回路251は、上記送信モードの動作を所定時間継続した後に、送受切替回路253を制御して動作モードを受信モードに切り替える。この切り替えによって、信号発生回路259からの発振信号が選択回路252に出力されなくなる。
上記受信モードにおいては、コイル235またはコイル276から送信された発振信号が、選択回路252により選択されているループコイルにより受信され、増幅回路254によって増幅された後、BPF255によって所定周波数帯域の成分のみが検波回路256に出力される。この信号成分は検波回路256によって電圧値に変換され、サンプルホールド回路257に保持される。サンプルホールド回路257に保持された電圧値は、所定時間毎にA/D変換回路258によってデジタルデータに変換されて制御回路251へ出力される。
そして、制御回路251は、選択回路252によってループコイル群241、242のループコイルを順次選択させながら、A/D変換回路258から入力されるデジタルデータを演算処理することにより、操作突起23或いは芯271に近いループコイルを特定して、特定した位置の絶対座標を求める。
また、操作突起23により操作が行われている場合、操作側回路234のIC238は、コイル235に誘導電流が流れる間、タクトスイッチ240(図3)の操作状態(ON/OFF)を検出し、この操作状態に応じて、コイル235およびコンデンサ237に対する発振信号の送出タイミングや送出時間を変化させる。この送出タイミングや送出時間の変化は、サンプルホールド回路257に保持された電圧値をA/D変換回路258によってデジタルデータに変換する際に反映される。そして、制御回路251は、A/D変換回路258から入力されるデジタルデータを演算処理することにより、タクトスイッチ240の操作状態を取得する。
さらにまた、位置指示器27により操作が行われている場合、指示器側回路275のIC278は、コイル276に誘導電流が流れる間、芯271に加わる押圧力を検出するとともに、スイッチ273、274の操作状態を検出し、この操作状態に応じて、コイル276およびコンデンサ277に対する発振信号の送出タイミングや送出時間を変化させる。この送出タイミングや送出時間の変化は、サンプルホールド回路257に保持された電圧値をA/D変換回路258によってデジタルデータに変換する際に反映される。そして、制御回路251は、A/D変換回路258から入力されるデジタルデータを演算処理することにより、芯271に加わった押圧力およびスイッチ273、274の操作状態を取得する。
このように、制御回路251は、操作突起23或いは位置指示器27による操作時に、その操作位置や、タクトスイッチ240の操作状態、芯271に加わった押圧力、スイッチ273、274の操作状態等を取得する。
ところで、表面板211を閉じた状態(図1)で操作突起23による操作を行う場合、操作突起23を移動させることが可能な領域は、穴22Aの内側である。一方、表面板211を開いた状態(図4)で位置指示器27による操作を行う場合、位置指示器27により操作可能な領域は、リモコン装置本体21の上面に露出するセンサ基板218の全体である。従って、表面板211を閉じた状態と表面板211を開いた状態とでは、操作可能な領域のサイズが異なる。上述のように、位置検出回路20は操作突起23または位置指示器27による操作位置を、絶対位置として検出する。このため、操作可能な領域が異なることに対応して、絶対座標を求める基準となる領域を切り替えることが望ましい。
そこで、位置検出回路20は、スイッチ261A(図2)の状態(ON/OFF)に基づいて表面板211の開閉状態を検出する開閉検出回路261を備えている。
位置検出回路20は、開閉検出回路261によって表面板211が開いたことを検出すると、センサ基板218に対する操作が位置指示器27による操作であると判別し、センサ基板218において操作を検出する領域(検出エリア)を、表面板211が開いたときに露出するセンサ基板218の面積に対応した領域に設定する。
また、位置検出回路20は、開閉検出回路261によって表面板211が閉じたことを検出すると、センサ基板218に対する操作が操作突起23による操作であると判別し、センサ基板218において操作を検出する領域(検出エリア)を、操作突起23の可動範囲に対応した領域に設定する。
さらに、表面板211の開閉操作時には、操作突起23がセンサ基板218から離隔され、或いは接近するように移動する。この操作突起23の移動中に、位置検出回路20によって操作突起23の位置を検出すると、ユーザが意図しない操作突起23の動きが検出されてしまう。そこで、位置検出回路20は、表面板211が開閉動作される間は操作突起23の位置検出動作を停止する。
この表面板211の開閉に伴う一連の位置検出回路20の動作を、図6に示す。
図6は、表面板211の開閉時における位置検出回路20の動作を示すフローチャートである。この図6に示す動作は、表面板211の開閉、すなわち、開いた表面板211が閉じられる動作、および、閉じた表面板211が開かれる動作を開閉検出回路261(図5)が検出した場合に、開閉検出回路261から制御回路251へ入力される信号に基づいて実行される処理である。
制御回路251は、開閉検出回路261から入力される信号をもとに、表面板211を開く開操作の有無を判別する(ステップS11)。ここで、開操作が行われて、表面板211が閉じた状態から開いた状態となった場合(ステップS11;Yes)、制御回路251は、ループコイル群241、242を用いた位置検出動作を所定時間停止する(ステップS12)。この所定時間とは、ユーザが表面板211を開く動作を開始してから完了するまでの時間より長ければよく、詳細には、表面板211を開く動作の開始から、操作突起23がセンサ基板218により位置検出可能な領域よりも外に出るまでの時間より長ければよい。従って、ユーザが表面板211を開閉するために要すると思われる平均的な時間、或いは、この時間に余裕を持たせた時間(例えば、1秒から数秒程度)に予め設定しておけばよい。
続いて、制御回路251は、表面板211が開かれてセンサ基板218が露出することに対応して、センサ基板218上で位置検出を行う検出エリアを大きく設定する処理を行い(ステップS13)、位置検出動作を再開する(ステップS14)。
また、ステップS14で位置検出動作を再開した場合、または、ステップS11で表面板211の開操作を検出しなかった場合、制御回路251は、表面板211を閉じる閉操作の有無を判別する(ステップS15)。ここで、閉操作が行われて表面板211が開いた状態から閉じた状態となった場合(ステップS15;Yes)、制御回路251は、ループコイル群241、242を用いた位置検出動作を所定時間停止する(ステップS16)。ここで所定時間とは、上記のステップS12における所定時間と同様、ユーザが表面板211を閉じる動作を開始してから完了するまでの時間より長ければ好ましい。
続いて、制御回路251は、表面板211が閉じられて、操作突起23による操作が行われることに対応して、センサ基板218上で位置検出を行う検出エリアを小さく設定する処理を行い(ステップS17)、位置検出動作を再開する(ステップS18)。
上記の動作において、ステップS13で制御回路251が検出エリアを拡大すると、センサ基板218が備えるループコイル群241、242のうち、より多くのループコイル、好ましくはセンサ基板218に配設された全てのループコイルを用いた位置検出が行われるようになる。一方、ステップS17で制御回路251が検出エリアを縮小すると、センサ基板218が備えるループコイル群241、242のうち、操作突起23の移動可能な領域に重なるループコイルのみを用いて位置検出が行われるようになる。
そして、位置指示器27による位置入力操作を行う場合は、拡大された検出エリアにおける芯271の位置の絶対座標が求められ、操作突起23による位置入力操作を行う場合は、穴22Aのサイズに対応して縮小された検出エリアにおける操作突起23の位置の絶対座標が求められる。これにより、表面板211の開閉に伴って、有効なル検出エリアにおける絶対位置座標が求められるので、ユーザが位置指示器27および操作突起23のいずれを用いても、正確な位置入力操作を行うことができる。また、ユーザが意識する操作範囲と検出エリアとが良好に対応するので、操作時に違和感を生じない。
なお、図6には、制御回路251が所定時間毎にルーチンを繰り返し実行して、開閉検出回路261からの入力の有無を検出する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、開閉検出回路261からの入力信号に基づいて、制御回路251が割り込み処理を行うようにしてもよい。
以上のように構成されるリモコン装置2は、例えば、テレビ受像器やパーソナルコンピュータを遠隔操作する用途に好適である。この場合について、以下に説明する。
図7は、リモコン装置2を用いて遠隔操作可能なテレビ受像器3およびコンピュータ4を備えた遠隔操作システム1の概略構成を示す図である。
この遠隔操作システム1において、リモコン装置2は、テレビ受像器3、およびコンピュータ4に対する指示入力操作を行うために用いられ、図中符号Aで示したようにユーザの手に持って操作される。そして、リモコン装置2が操作されると、操作内容を示す信号がリモコン装置2からテレビ受像器3またはコンピュータ4へ無線送信される。
テレビ受像器3は、アンテナに接続されたチューナ部36(図8)を内蔵しており、地上波アナログ方法、地上波デジタル放送、衛星デジタル放送等の各種放送波を受信して、選局されたチャンネルの画像および音声を出力する機能を有する。このテレビ受像器3は、リモコン装置2から無線送信される信号に基づいて、受信可能な放送から特定のチャンネルを選択する動作や、メニュー画面の表示中におけるメニュー選択等を実行する。
コンピュータ4は、リモコン装置2から無線送信される信号を受信して、各種プログラムを実行するコンピュータである。このコンピュータ4は、実行したプログラムやリモコン装置2から受信した指示に係る各種画面を表示するための表示信号を生成して、テレビ受像器3に出力する。この場合、テレビ受像器3は、コンピュータ4から入力される表示信号に基づいて、表示画面35に各種画面を表示する。例えば、テレビ受像器3の表示画面35には、リモコン装置2における位置入力操作に応じて表示画面35の画面上を移動するポインタ30Aが表示される。
図8は、遠隔操作システム1を構成するリモコン装置2、テレビ受像器(操作対象機器)3、およびコンピュータ(操作対象機器)4の機能的構成を示すブロック図である。
リモコン装置2は、キースイッチ部24のスイッチの操作を検出するキー操作検出部202と、位置検出回路20と、これらキー操作検出部202および位置検出回路20により検出された操作に対応する信号を生成して符号化し、符号化した信号を発光部203に出力して発光させる制御部201と、制御部201から入力される信号に従って発光する赤外LED等を備えた発光部(無線送信手段)203とを備える。
また、テレビ受像器3は、上記した表示画面35の他、表示画面35に表示する映像の制御等を実行する制御部(制御手段)31、制御部31により実行される各種プログラムおよびデータを格納したROM(Read Only Memory)32、リモコン装置2から送信される赤外線信号を受光して復号し、制御部31に出力する受光部(受信手段)33、制御部31の制御に従って表示画面35に映像信号を出力する映像信号生成部(表示手段)34、および、外部接続されたアンテナから入力される放送信号に基づいて映像信号を生成するチューナ部36を備える。
制御部31は、ROM32に格納されたプログラムおよびデータを読み出して実行し、受光部33から入力される信号に基づいて、映像信号生成部34を制御し、所定の映像を表示画面35に表示させる。制御部31は、例えば、受光部33から入力された信号がチャンネルの切り替えを指示する信号であった場合、映像信号生成部34を制御して、指定されたチャンネルの放送信号から映像信号を生成させ、表示画面35に出力させる。
また、制御部31は、受光部33から入力される信号がメニュー画面の表示を指示する信号であった場合、映像信号生成部34に対してメニュー画面を表示するための表示情報を出力し、映像信号生成部34によって、表示画面35にメニュー項目(図示略)やアイコン(図示略)等を含むメニュー画面を表示させる。そして、表示画面35にメニュー画面が表示された状態で、位置検出回路20により検出された位置を示す信号が受光部33から入力された場合に、この操作情報と映像信号生成部34により出力された表示情報とに基づいて、位置入力操作による指示内容を判別し、判別した指示内容に対応する動作を行う。さらに、制御部31は、キースイッチ部24のスイッチの操作状態を示す信号が受光部33から入力された場合、その指示内容を判別し、判別した指示内容に対応する動作を行う。これにより、リモコン装置2によって、テレビ受像器3のメニュー画面に対する操作(メニュー画面中の項目の選択等)を行うことが可能となる。
また、テレビ受像器3が備える映像信号生成部34は、コンピュータ4から画面を表示するための信号が入力された場合に、この信号に基づいて表示情報を生成して表示画面35に出力し、表示画面35に、コンピュータ4の画面を表示させる。
コンピュータ4は、各種制御プログラムを実行することによりコンピュータ4の各部を制御するCPU(Central Processing Unit)41と、CPU(制御手段)41により実行される制御プログラム等を記憶するROM42と、CPU41により実行されるプログラムやデータ等を一時的に格納するワークエリアを形成するRAM(Random Access Memory)43と、CPU41により実行される制御プログラム、アプリケーションプログラム、および、これらプログラムに係るデータを記憶する記憶部44とを備える。
また、コンピュータ4は、リモコン装置2が有する発光部203から発せられる赤外光を受光して復号し、リモコン装置2における操作内容を示す信号を生成する受光部(受信手段)46と、この受光部46により生成された信号を取得してCPU41に出力する入力部45と、コンピュータ4の外部の各種機器(図示略)や通信回線等に接続可能なI/F部47と、CPU41により生成された画面表示用データを解析して、画面を表示するための信号を生成してテレビ受像器3に出力する表示部(表示手段)48とを備える。上記の各部はバス49により相互に接続される。
CPU41は、ROM42に記憶された基本制御プログラムを読み出して実行することにより、コンピュータ4の各部を制御するとともに、記憶部44に記憶されたアプリケーションプログラムを読み出してRAM43のワークエリアに展開して実行し、各種データの処理を行う。また、CPU41は、基本制御プログラムおよびアプリケーションプログラムの実行中に、当該プログラムに係る画面を表示するための画面表示用データを生成して表示部48に出力して、テレビ受像器3によって上記画面を表示させる。
また、CPU41は、リモコン装置2の位置検出回路20により検出された位置を示す信号が入力部45から入力された場合に、この操作情報と表示部48に出力した画面表示用データとに基づいて、位置入力操作による指示内容を判別し、判別した指示内容に対応する動作を行う。
さらに、CPU41は、リモコン装置2が有するキースイッチ部24のスイッチの操作状態を示す信号が入力部45から入力された場合に、キースイッチ部24の操作による指示内容を判別し、判別した指示内容に対応する動作を行う。
これにより、リモコン装置2によってコンピュータ4に対する位置入力操作を行うことが可能となる。
コンピュータ4の動作中には、コンピュータ4により実行中のアプリケーションプログラムに係る画面がテレビ受像器3の表示画面35に表示される。ここで、表示画面35には、各種メニュー画面やGUI(Graphical User Interface)画面が表示され、さらに、図7に例示したようにポインタ30Aが表示される。この状態では、ポインタ30Aを任意の位置に移動させて、さらにスイッチ等を操作することにより、メニューの選択操作や、GUIにおけるアイコンの選択操作等を行うことができる。このため、リモコン装置2の位置入力操作部22において、操作突起23を任意の位置に移動させる操作、或いは、位置指示器27によりセンサ基板218上の任意の位置を指定する操作により、実質的に、コンピュータ4の殆どの機能について指示操作を行うことができる。
以上のように、本発明を適用した第1の実施の形態によれば、開閉可能な表面板211を有するリモコン装置2において、表面板211を閉じた状態では、位置入力操作部22の操作突起23をスライドさせる操作を行うだけで、位置入力操作を行うことが可能である。また、表面板211を開いた状態では、位置指示器27によって位置入力操作を行うことができる。これにより、ユーザは、操作突起23による操作と位置指示器27による操作とのいずれか所望の方法で、位置入力操作を行える。
そして、このリモコン装置2によってテレビ受像器3およびコンピュータ4を操作すれば、例えば表示画面35に表示されたポインタ30Aを簡単な操作で自在に移動させて、メニュー画面の操作等を行うことができ、複雑な機能を有するテレビ受像器3およびコンピュータ4を簡単に操作することができる。
なお、上記第1の実施の形態においては、リモコン装置2は、発光部203から赤外光を発することによってコンピュータ4に対して信号を送信するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11規格やBluetooth規格に準じた無線通信方式等、比較的近距離において無線通信が可能な他の方式によって、リモコン装置2から信号を送信するようにしてもよい。
また、上記第1の実施の形態においては、表面板211がヒンジ215を中心として開閉可能な構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、表面板211がほぼ水平にスライドしてセンサ基板218が露出するような構成とすることも可能である。この場合について第2の実施の形態として説明する。
[第2の実施の形態]
図9は、本発明を適用した第2の実施の形態に係るリモコン装置2について、位置入力操作部2の構成を特に示す要部断面図である。
この第2の実施の形態に係るリモコン装置2は、上記第1の実施の形態に係るリモコン装置2と共通の構成部を有し、これら共通する構成部については同符号を付して図示および説明を省略する。
図9に示すリモコン装置2は、位置入力操作部22が有する平台座231のほぼ中央に、操作位置表示(操作子)281が設けられる。この操作位置表示281は、平台座231に印刷、塗布、または貼付等の方法によって、文字、記号または図柄を表示させたものである。この操作位置表示281は、ユーザがリモコン装置2を操作する際に指を接触させる位置となり、操作位置表示281の文字、記号または図柄は、ユーザに対して操作位置を明示するためのものである。
この操作位置表示281が形成された部分において、平台座231には操作側回路234(図5)が埋設されている。リモコン装置2は、センサ基板218における操作位置表示281の位置を検出することが可能であり、ユーザは、操作位置表示281に指を接触させて、平台座231をスライド移動させることにより、位置入力操作を行うことができる。
ここで、操作位置表示281は、平台座231の他の部分と同様の材料により構成されるものであってもよいし、平台座231の他の部分とは異なる触感を生じる材料により構成されるものであってもよい。さらに、操作位置表示281を、所定の摩擦を生じる材料で構成し、或いは、操作位置表示281に重ねて摩擦を生じやすい材料を塗布または付着させて、操作時の指の滑りを防止できるようにしてもよい。
本第2の実施の形態に係るリモコン装置2において、表面板211は、リモコン装置本体21の長手方向に沿ってスライド可能に配設されている。この表面板211をスライドさせた状態を、図10に示す。
図10に示すように、表面板211は、その下方に配設された平台座231を含めた部分が、リモコン装置本体21の長手方向端部から突出するようにスライドする。図10に示す状態では、センサ基板218がリモコン装置本体21の上面に露出しており、このセンサ基板218に対して位置指示器27による位置入力操作を行うことが可能である。
また、リモコン装置2には、表面板211のスライド移動を検出可能な位置に、スイッチ261A(図2)と同等のスイッチを設けてもよい。この場合、このスイッチを開閉検出回路261(図5)に接続すれば、位置検出回路20により、表面板211の開閉状態に応じて検出エリアを切り替える処理や、表面板211の開閉動作中の位置検出を停止する処理を行うことができる。
このように、本発明を適用した第2の実施の形態においては、表面板211を、リモコン装置本体21の長手方向に沿ってスライドする構成としたことで、位置入力操作部22における位置入力操作と、位置指示器27による位置入力操作との両方の操作を切り替えて行うことができ、上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、本第2の実施の形態に係るリモコン装置2を用いることで、操作突起23による操作と、位置指示器27による操作とを簡単に切り替えて行うことができる。また、位置入力操作部22において操作突起23を排した構成とすることで、リモコン装置本体21の厚み方向に突出する部分がなく、収納性に優れた形状のリモコン装置2を実現できるという利点がある。
[第3の実施の形態]
図11は、本発明を適用した第3の実施の形態に係るリモコン装置が有する位置入力操作部25の構成を示す要部断面図であり、図12は要部平面図である。
この図11および図12に示す位置入力操作部25は、上述した第1および第2の実施の形態における位置入力操作部22に代わる構成を有する。
この位置入力操作部25においては、ヒンジ215より上部の上側板213A、213Bの上に、スライド支持部材222、223により構成される枠が設けられ、この枠の内側に操作突起23が支持される。ここで、ワイヤ221およびスライド支持部材222、223は支持機構を構成する。
なお、本第3の実施の形態における位置入力操作部25は、ワイヤ221、スライド支持部材222、223を除く各部は、上記第1および第2の実施の形態における位置入力操作部22と共通である。これら共通の構成部については、同符号を付して説明を省略する。
スライド支持部材222、223は、その長手方向に沿って溝が形成された棒状部材である。図12に示すように、スライド支持部材223は、リモコン装置2の長手方向に沿って位置入力操作部25の両側端部に各々配設され、スライド支持部材222は、スライド支持部材223とは直交する向きに、位置入力操作部25の前端部および後端部に各々配設される。これらスライド支持部材222、223に形成された溝は位置入力操作部25の内側に向けて開口するよう配置される。隣接するスライド支持部材222、223の端部は接合または連結され、あるいは接触しているので、これら2本のスライド支持部材222と2本のスライド支持部材223とによって、位置入力操作部25を囲む四角形の枠が形成される。このスライド支持部材222、223により形成される枠は、表面板211により覆われる。
そして、上記のスライド支持部材222、223からなる枠の内側に、操作突起23がワイヤ221によって懸架される。図12に示すように、位置入力操作部25には、2本ずつ組となったワイヤ221が二組、計4本配設される。このうち一組のワイヤ221は、2本のスライド支持部材222に跨って配設され、もう一組のワイヤ221は、2本のスライド支持部材223に跨って配設される。上述のように、スライド支持部材222、223には溝が形成され、この溝は上記枠の内側を向いて開口している。この溝にワイヤ221の端部が収容され、二組のワイヤ221は、それぞれスライド支持部材222、223の溝に沿ってスライド移動可能である。
さらに、二組のワイヤ221は、いずれも操作突起23の軸部232に穿設された貫通孔232Aを貫通する。貫通孔232Aとワイヤ221とは固定されておらず、摺動自在である。また、軸部232においては二組のワイヤ221が直交する。
この構成によれば、ワイヤ221とスライド支持部材222、ワイヤ221とスライド支持部材223、および、ワイヤ221と軸部232とが摺動可能である。このため、操作突起23は、センサ基板218の表面に沿って、スライド支持部材222の長手方向、および、この方向に直交するスライド支持部材223の長手方向に自在に移動可能に支持されている。従って、操作突起23は、センサ基板218の表面に沿って自在に移動可能である。このとき、ワイヤ221は、貫通孔232A内を摺動しながらスライド支持部材222またはスライド支持部材223に沿ってスライド移動するので、操作突起23の移動を全く妨げない。
また、操作突起23は、ワイヤ221により、センサ基板218の表面から所定の距離だけ浮いた位置で支持されているので、軸部232の下面とセンサ基板218の表面との間の摩擦が生じない。このため、操作突起23は、非常に小さな力で容易に任意の位置へ移動させることが可能である。
さらに、スライド支持部材222、223は、上側板213A、213Bおよび表面板211と一体となって、ヒンジ215を中心として回動可能に構成され、このとき、操作突起23およびワイヤ221はスライド支持部材222、223と一体となって回動する。従って、位置入力操作部25は、上側板213A、213Bを含む各部を上方に移動させてセンサ基板218を露出させることが可能であり、この露出したセンサ基板218に対して、例えば位置指示器27(図4)による位置入力操作を行うことが可能である。
このように、本第3の実施の形態によれば、上述した第1および第2の実施形態と同様の効果が得られる。また、位置入力操作部25は、操作突起23がワイヤ221により懸架された単純な構成となっているので、低コストで容易に実現可能である。
上記構成において、ワイヤ221の太さおよび材料については任意に変更可能であり、ユーザの操作がない状態において操作突起23をセンサ基板218の上方で支持可能な程度の剛性を有するものであればよく、その数についても任意である。また、ワイヤ221に代えて、操作突起23をスライド支持部材222、223により支持させる作用を有するもの、例えば金属または樹脂製の棒体等を用いることも可能である。
なお、上述した各実施の形態は、本発明の一実施態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用可能であることは勿論である。
さらに、上記各実施の形態においては、操作側回路234のコイル235、および、指示器側回路275のコイル276と、センサ基板218に配設されたループコイル群241、242との間の電磁的作用に基づいて、操作突起23或いは芯271の位置を検出する構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、平台座231の特定の位置の下面または内部に導体片を設け、センサ基板218に互いに絶縁された複数の導線を敷設し、これら導線間の静電容量の変化を検出することで、操作突起23の位置を検出する静電容量方式を用いることも可能である。この場合、平台座231における導体片は、センサ基板213に対向する面に先細の突起として突出する構成とし、その突出した導体片がセンサ基板213に接するようにすれば、センサ基板213において導体片の位置が検出されるので、高い精度で位置入力操作を行うことができる。また、位置指示器27の芯271を導体により構成すれば、センサ基板218における芯271の位置を検出することが可能となる。なお、平台座231および芯271の導体片は露出する必要はなく、この導体片を樹脂等により覆った構成としてもよい。
また、押圧力に応じて電気抵抗値が変化する抵抗膜等をセンサ基板218に設けることにより、センサ基板218において押圧操作を検出するようにしてもよい。この場合、操作突起23を押圧する操作や、位置指示器27の芯271によってセンサ基板218を押圧する操作が行われたときに、この押圧操作が行われた位置を検出することができる。この場合、操作突起23の下面、すなわちセンサ基板213に対向する面に先細の突起を設けて、この突起の先端によりセンサ基板213を押圧するようにすれば、センサ基板213において当該突起の先端の位置が検出されるので、高い精度で位置入力操作を行うことができる。
これらのいずれも場合も、上記各実施の形態と同様の効果が得られる。
さらに、本発明は、リモコン装置2に限らず様々な電子機器に適用可能である。すなわち、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機等の携帯型電子機器において本発明を適用してもよいし、ノート型コンピュータに適用することも可能である。特に、携帯に適した小型の機器に位置入力操作部22を適用した場合には、限られたサイズの筐体においても搭載可能であり、かつ操作突起23を指で操作することで位置入力操作を行い、位置指示器27によって位置入力操作を行うことが可能となる。
本発明を適用した第1の実施の形態に係るリモコン装置の構成を示す外観斜視図である。 リモコン装置が有する位置入力操作部の構成を示す要部断面図である。 位置入力操作部における操作突起の構成を示す要部断面図である。 リモコン装置の表面板を開いた状態を示す外観斜視図である。 リモコン装置が有する位置検出回路の構成を示す図である。 位置検出回路の動作を示すフローチャートである。 リモコン装置を用いた遠隔操作システムの概略構成を示す図である。 遠隔操作システムの各部の機能的構成を示すブロック図である。 本発明を適用した第2の実施の形態に係るリモコン装置の構成を示す外観斜視図である。 第2の実施の形態に係るリモコン装置の表面板を開いた状態を示す外観斜視図である。 本発明を適用した第3の実施の形態に係るリモコン装置が有する位置入力操作部の構成を示す要部断面図である。 第3の実施の形態における位置入力操作部の要部平面図である。
符号の説明
1 遠隔操作システム
2 リモコン装置
3 テレビ受像器(操作対象機器)
4 コンピュータ(操作対象機器)
20 位置検出回路(位置検出手段)
21 リモコン装置本体
22、25 位置入力操作部(位置入力装置)
23 操作突起(操作突起部、操作子)
24 キースイッチ部
27 位置指示器
31 制御部(制御手段)
32 ROM
33 受光部(受信手段)
34 映像信号生成部(表示手段)
35 表示画面
36 チューナ部
41 CPU(制御手段)
42 ROM
43 RAM
44 記憶部
45 入力部
46 受光部(受信手段)
47 I/F部
48 表示部(表示手段)
201 制御部
202 キー操作検出部
203 発光部(無線送信手段)
211 表面板(蓋)
212 裏板
213A、213B 上側板
214A、214B 下側板
215 ヒンジ
216 係止片
217 支持板
218 センサ基板(センス部)
219 摩擦材
221 ワイヤ(支持機構)
222、223 スライド支持部材(支持機構)
231 平台座(平板部、操作子)
232 軸部
233 接触面
234 操作側回路
235 コイル
236 フェライトコア
237 コンデンサ
238 IC
239 スペーサ
240 タクトスイッチ
241、242 ループコイル群
261 開閉検出回路
261A スイッチ
271 芯
272、273 スイッチ
275 指示器側回路
276 コイル
277 コンデンサ
278 IC
281 操作位置表示(操作子)

Claims (10)

  1. 検出面を有するセンス部と、前記検出面に沿って移動可能に支持された操作子と、
    前記検出面に対する前記操作子の位置を検出する位置検出手段と、
    を備え、
    前記操作子と前記検出面とを接離可能に支持するとともに、外部の位置指示器による前記検出面に対する操作を検出可能にしたこと、
    を特徴とする位置入力装置。
  2. 前記検出面に対向自在に設けられた蓋を更に備え、
    前記操作子は、前記蓋に設けられて前記検出面と接離可能に構成された、
    ことを特徴とする請求項1記載の位置入力装置。
  3. 前記位置検出手段は、前記位置指示器による操作位置および前記操作子の位置を、前記検出面において予め設定した検出領域に対する絶対位置として検出するものであり、
    前記蓋が前記検出面と対向した状態と前記蓋が対向していない状態とでは、前記検出面に対して異なる検出領域を設定すること、
    を特徴とする請求項2記載の位置入力装置。
  4. 前記操作子は、前記検出面と略平行な平面を有する平板部と、この平板部に立設された操作突起部とから構成された、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の位置入力装置。
  5. 前記操作子は、前記平板部と前記操作突起部との間に、前記検出面に対し垂直方向に操作されて動作するスイッチ部を更に備えた、
    ことを特徴とする請求項4記載の位置入力装置。
  6. 前記操作子を、前記検出面に沿って所定方向および当該所定方向に直交する方向にスライド可能に支持する支持機構を設けた、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の位置入力装置。
  7. 前記センス部と前記操作子との各々にコイルを設け、
    前記位置検出手段は、前記センス部と前記操作子との各々が有するコイルの間に生じる電磁的結合に基づいて、前記操作子の位置を検出すること、
    を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の位置入力装置。
  8. 前記位置検出手段は、前記センス部と前記操作子との間における静電結合状態に基づいて、前記検出面に対する前記操作子の位置を検出する、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の位置入力装置。
  9. 前記位置検出手段は、前記操作子から前記検出面に対して加わる押圧力を検出することにより、前記検出面に対する前記操作子の位置を検出する、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の位置入力装置。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の位置入力装置と、
    前記位置入力装置により検出された前記操作子の位置または前記位置指示器の操作位置を示す信号を無線送信する無線送信手段と、
    を備えたことを特徴とするリモコン装置。
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