JP4646972B2 - 油圧ピストンポンプ - Google Patents

油圧ピストンポンプ

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Description

本発明は、油圧ピストンポンプに関する。
従来から、油圧ピストンポンプとしては、アキシャルピストンポンプを固定容量式のポンプあるいは可変容量式のポンプとして広く使用されている。
一般に油圧ピストンポンプでは、吸込み工程においてシリンダブロックに形成したシリンダボアのシリンダポートを介して、バルブプレートの吸込みポートからシリンダボア内に油が吸込まれる。また、吐出工程においてシリンダボア内の圧油が、シリンダポートを介してバルブプレートの吐出ポートに吐出される。吐出された圧油は、特定のシステム圧を有する液圧システムやアクチュエータ等に供給される。
シリンダポートが吸込みポートから吐出ポートに切換る領域では、シリンダポートがシリンダボア内におけるピストンの下死点に対応する位置にあるときまでは、シリンダボアのチャンバ圧は吸込み圧力になっている。そして、吸込みポートと吐出ポートとの間における予圧縮区間では、ピストンは下死点から上死点に向かって摺動し、シリンダボアのチャンバ圧は、加圧されてシステム圧近くまで圧力上昇する。その後、シリンダポートは吐出ポートに接続し、ピストンによる圧縮を伴いながらシリンダボア内の圧油を吐出ポートに吐出していく。
前記予圧縮区間において、シリンダボアのチャンバ圧が加圧される加圧量は一定となっている。このため、吐出ポートから圧油が供給されている液圧システム等におけるシステム圧が変化すると、吐出ポートでの油圧、即ち、システム圧が変化することになる。この状態のときにシリンダポートと吐出ポートとが接続すると、変化する前のシステム圧に対応していたシリンダボアのチャンバ圧と、変化した後のシステム圧との圧力差が大きくなり、シリンダボア内における圧力変化が激しくなる。これが、油圧ピストンポンプにおける振動、騒音の原因となっている。油圧ピストンポンプから発生する騒音や振動は、作業環境に対して悪影響を与えている。
これを防ぐ方法として、予圧縮区間を減少させる場合もあるが、この場合だとシステム圧がシリンダボア内に逆流して、シリンダボア内にエロージョンを発生させたり、キャビテーションを発生させ、騒音や振動の原因になっている。
また、予圧縮区間を減少させずに、振動や騒音を防ぐものとしては、吐出ポートから吸込みポートに切換る予膨張区間と予圧縮区間とにそれぞれ第1、第2コンジットを形成し、逆止弁を介して各コンジット間を連通させた油圧ポンプ(特許文献1参照。)や予圧縮区間に逆止弁タイミング装置を備えた低ノイズ油圧ポンプ(特許文献2参照。)などが提案されている。
図14に示すように特許文献1に記載された油圧ポンプは、バルブプレート40における予膨張区間θ1に第1コンジット44を形成し、予圧縮区間θ2に第2コンジット45を形成している。第1コンジット44の開口位置は、シリンダブロックに形成したシリンダボアのシリンダポート43が吸込みポート41に連通する直前において、同シリンダポート43が第1コンジット44に連通する部位に形成されている。
第2コンジット45の開口位置は、シリンダポート43が吸込みポート41から外れた直後において、シリンダポート43が第2コンジット45に連通する部位に形成されている。第1コンジット44、第2コンジット45は、それぞれ逆止弁46、47を介して蓄圧室50に連結している。逆止弁46は第1コンジット44側から蓄圧室50への流れを許容し、逆止弁47は蓄圧室50から第2コンジット45側への流れを許容するように構成されている。
シリンダポート43が吐出ポート42との連通を終え、予膨張区間θ1に入るとシリンダボア内のチャンバ圧は減圧していく。シリンダポート43が第1コンジット44に連通すると、予膨張区間θ1で減圧されたシリンダボア内の圧油が油路48、逆止弁46を経て蓄圧室50に流入する。シリンダボア内のチャンバ圧は更に減圧され、反対に蓄圧室50内の圧力はシリンダボア内のチャンバ圧まで昇圧される。これにより、シリンダボア内のチャンバ圧と吸込みポート41の吸込み圧力との圧力差を小さくすることができる。
シリンダポート43が吸込みポート41との連通を終え、ピストンが下死点に到達したときには、シリンダポート43は第2コンジット45に連通する。この時シリンダボア内のチャンバ圧は吸込み圧力になっているため、蓄圧室50内の圧油が油路49、逆止弁47、第2コンジット45を経てシリンダボア内に流入し、シリンダボア内のチャンバ圧を上昇させる。
これによりシリンダボア内のチャンバ圧と吐出ポート42のシステム圧力との圧力差が小さくなり、シリンダポート43が絞り通路42aに連通したときには、吐出ポート42からシリンダボア内に流入する流量が減少し、吐出流量による脈動を小さくすることができる。
特許文献2に記載された低ノイズ油圧ポンプは、図15に示すような構成として形成されている。図15には、吸込みポート61と吐出ポート62との間における予圧縮区間に連通孔64を形成し、同連通孔64内に逆止弁66を内蔵したバルブプレート60の一部破断斜視図を示している。連通孔64の下端側には逆止弁室65が形成されている。逆止弁室65内において逆止弁66が往復運動可能となるように、逆止弁室65の内径は逆止弁66の外形よりもわずかに大きく形成されている。
逆止弁室65は、油圧ポンプのバルブブロック68の合わせ面に形成された逆止弁ポケット67に開口している。逆止弁ポケット67は、逆止弁66がバルブブロック68の表面に沿って留まるように、逆止弁室65よりは小さく形成されている。逆止弁ポケット67に連通した圧油通路69は、バルブブロック68内に形成され、吐出ポート62と連通している。
逆止弁66は、円板の中心の孔71の周りに同心的に位置した複数の孔70を有する薄い円板により形成されている。これらの孔70、71は、それぞれ、逆止弁組立体63を通して、所望の流量が流れるように形成されている。
シリンダボアのシリンダポートが吸込みポート61から離れると、直ちにシリンダポートは連通孔64と連通する。シリンダポート内のチャンバ圧は、この位置において、吐出ポート62におけるシステム圧よりも低い圧力となっている。これにより、吐出ポート62内の圧油は通路69を通って流れ込み、バルブプレート60に逆止弁66を押し付ける。
このとき、同心状に形成した孔70は塞がれ、通路69を通って流れ込んだ圧油は中央の孔71を通ってシリンダボア内に導入される。これにより、連通孔64を介して導入された圧油によって、シリンダボア内のチャンバ圧を上昇させる。
シリンダブロックの回転に伴ってピストンが斜板等により押圧されて下降すると、シリンダボア内のチャンバ圧は上昇する。チャンバ圧が吐出ポート62におけるシステム圧を超えると、シリンダボア内の圧油は逆止弁66を下方に押圧する。このとき、シリンダボアから連通孔64を介して逆止弁室65に流入した圧油は、全ての孔70、71を通って、逆止弁ポケット67に流入することができる。
このようにして、大量の圧油を吐出ポート62に向かって流入させることができ、シリンダポートと吐出ポート62とが連通するときには、定常流量状態で、シリンダボア内のチャンバ圧をシステム圧に等しくしておくことができる。
特開平9−317627号公報 国際公開第97/22805号パンフレット
特許文献1に示した油圧ポンプでは、シリンダポート43が吐出ポート42に連通したときのチャンバ圧と吐出ポート42の圧力であるシステム圧との間において、両者間での圧力調整は行なわれていない。
このため、吐出ポート42のシステム圧が変更されたときには、チャンバ圧とシステム圧との間で圧力差が生じる。同圧力差によってシリンダボア内に吐出ポートから圧油が逆流して気泡を生じさせたり、圧力脈動や騒音を発生させたりする。
特許文献2に示した低ノイズ油圧ポンプでは、常に吐出ポート62の圧油が逆止弁組立体63を介してシリンダボア内に流入する構成である。このため、システム圧を高圧とした場合には、孔71から高圧の圧油がシリンダボア内に流入し、シリンダボア内におけるピストンの作動を阻害するとともに、シリンダボア内に微細な気泡を生成させたり、圧力脈動を発生させたりして、振動や騒音の発生原因となっている。
本願発明では、このような従来の問題点を解決するとともに、シリンダボア内における気泡の発生や油圧の脈動等を防止し、システム圧とシリンダボア内のチャンバ圧とを平衡状態としたうえで、シリンダポートを吐出ポートに連通させることのできる油圧ピストンポンプを提供することにある。
本願発明の課題は請求の範囲第1〜5項に記載された各発明により達成することができる。
即ち、本願第1発明では、ポンプケースの吸込み通路及び吐出通路にそれぞれ連通した吸込みポート及び吐出ポートを有するバルブプレートと、前記バルブプレートに摺接し、回転するシリンダブロックと、前記シリンダブロックに形成された複数のシリンダボアと、前記各シリンダボア内を摺動し、前記各シリンダボアの回転角に応じて行程運動するピストンと、を有する油圧ピストンポンプにおいて、前記バルブプレートにおける前記吸込みポートと前記吐出ポートの導油溝又は導油管又はタイミング孔との間に形成され、前記シリンダボア内のチャンバ圧を導く貫通孔と、前記チャンバ圧の圧油を前記貫通孔から導く第1の油路と、システム圧の圧油を前記吐出ポートから導く第2の油路と、前記第1の油路からの圧油を受ける一端面と、前記第2の油路からの圧油を受ける他端面とを有し、前記チャンバ圧と前記システム圧との差圧によって作動するフリーピストンからなるバランスピストンと、を備えてなり、
前記シリンダボアの底部に形成したシリンダポートが、前記吸込みポートと前記貫通孔とを連通する状態のとき、前記バランスピストンを摺動させるバランスバルブの第1圧力室の圧力は、前記吸込みポートの圧力にまで下がり、前記バランスピストンは、前記第1圧力室を縮小させる初期位置に戻ることを最も主要な特徴となしている。
また、本願第2発明では第1発明の構成に、バランスピストンの構成を特定したことを主要な特徴となしている。
更に、本願第3発明及び第4発明では第1発明又は第2発明の構成に、バランスピストンの戻し機構を特定したことをそれぞれ主要な特徴となしている。
更にまた、本願第5発明では第1発明乃至第4発明のいずれかの構成に、バランスピストンを収納するバランスバルブの各端面に、ダンパー機構を形成したことを主要な特徴となしている。
本願発明では、シリンダボアが吐出ポートの導油溝又は導油管又はタイミング孔と連通する前に、シリンダボア内のチャンバ圧と吐出ポートにおけるシステム圧との差圧に基づいてフリーピストンからなるバランスピストンを作動させている。このバランスピストンの作動によって、前記チャンバ圧をシステム圧に平衡させることができる。
しかも、シリンダボアが吐出ポートに連通したときには、チャンバ圧とシステム圧とが平衡状態となっているので、シリンダボアと吐出ポートとの間において圧油の脈動が発生するのを防止でき、油圧ピストンポンプにおける騒音や振動の発生を低減させることができる。
図1は、油圧ピストンポンプの断面図である。(実施例) 図2は、バルブプレートとシリンダブロックとの展開図である。(実施例1) 図3は、バルブプレートの要部平面図である。(実施例1) 図4は、バルブプレートの平面図である。(実施例1) 図5は、タイミング孔を形成したバルブプレートとシリンダブロックとの展開図である。(実施例1) 図6は、図5におけるバルブプレートの要部平面図である。(実施例1) 図7は、バルブプレートとシリンダブロックとの展開図である。(実施例2) 図8は、バランスバルブの変形例を示す概略断面図である。(実施例2) 図9は、バルブプレートの要部平面図である。(実施例2) 図10は、バルブプレートとシリンダブロックとの展開図である。(実施例3) 図11は、バルブプレートの要部平面図である。(実施例3) 図12は、チャンバ圧とシステム圧の関係を説明する図である。(説明例) 図13は、バルブプレートとシリンダブロックとの展開図である。(実施例4) 図14は、バルブプレートの作動を説明する図である。(従来例1) 図15は、バルブプレートの一部破断斜視図である。(従来例2)
符号の説明
4・・・シリンダボア、
4b・・・シリンダポート、
7・・・バルブプレート、
8・・・吸込みポート、
9・・・吐出ポート、
15・・・導油溝、
16・・・貫通孔、
17・・・タイミング孔、
20・・・バランスバルブ、
21・・・バランスピストン、
26・・・第1の油路、
27・・・第2の油路、
30・・・バランスバルブ、
31・・・バランスピストン、
33・・・バランスバルブ、
35・・・バランスピストン、
36・・・ダンパー機構、
37・・・ダンパー機構、
40・・・バルブプレート、
41・・・吸込みポート、
42・・・吐出ポート、
43・・・シリンダポート、
44・・・第1コンジット、
45・・・第2コンジット、
46、47・・・逆止弁、
60・・・バルブプレート、
61・・・吸込みポート、
62・・・吐出ポート、
63・・・逆止弁組立体、
65・・・逆止弁室、
66・・・逆止弁、
θ1・・・予膨張区間、
θ2・・・予圧縮区間。
本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて以下において具体的に説明する。以下の説明では、油圧ピストンポンプとして、斜板式アキシャル型油圧ピストンポンプを例にとって説明を行うが、斜軸式アキシャル型油圧ピストンポンプ等のポンプに対しても本願発明を好適に適用することができる。
本願発明に係わる油圧ピストンポンプ自体の構成は、本願発明の特徴をなすものではなく、従来から用いられている油圧ピストンポンプの構成を適宜採用することができる。また、本願発明の特徴をなす構成に関しても、以下で説明する構成以外にも本願発明の課題を解決することができる構成であれば、それらの構成を採用することができる。このため、本願発明は、以下に説明する実施例の構成に限定されるものではなく、多様な変更が可能である。
尚、本発明の特徴を理解し易くするため、各図における寸法の縦横比は実際のものとは異なり誇張して示している。
図1は、本願発明の特徴をなす構成を説明するために油圧ピストンポンプの構成を示している図であり、従来から用いられている斜板型アキシャルピストンポンプの1例を用いて示したものである。油圧ピストンポンプ1は、軸受を介してケーシング2に対して回転自在に支持された回転軸6とケーシング2に回転自在に支持されたシリンダブロック3とを有している。シリンダブロック3は、スプライン13又はキー溝等により回転軸6とともに一体回転する。
シリンダブロック3には、回転中心軸を中心とした同一円周上に複数個のシリンダボア4が形成され、各シリンダボア4内にはピストン5が摺動自在に嵌合している。シリンダブロック3の端面はバルブプレート7の面に摺接している。シリンダボア4内を摺動するピストン5の先端部にはシュー11が回動自在に取り付けられ、シュー11はリテーナ12によって摺動方向を規制されながら斜板10上を摺動することができる。シュー11が斜板10上を摺動することにより、ピストン5はシリンダボア4内を行程運動することになる。
ピストン5がシリンダボア4から最大に引き出され、シリンダ室4aの容積が最大になった状態がピストン5の行程運動における下死点となり、ピストン5がシリンダボア4内に引き込まれ、シリンダ室4aの容積が最小になった状態がピストン5の行程運動における上死点となっている。
バルブプレート7には、シリンダブロック3の回転時においてシリンダボア4の底部に形成したシリンダポート4bと選択的に連通可能な吸込みポート8及び吐出ポート9がそれぞれ円弧状に形成されている。吸込みポート8はケーシング2に形成した吸込み口8aと連通し、吸込み口8aは油圧タンク等に接続している。また、吐出ポート9はケーシング2に形成した吐出口9aと連通し、吐出口9aは油圧システムやアクチュエータ等に接続している。
図2は、バルブプレート7とシリンダブロック3とを展開した図にバランスバルブ20を接続した概要図を示している。5aの位置にあるピストン5は、吸込みポート8と連通した吸込み行程にあり、5bにあるピストン5は、予圧縮区間25内にあり、5c〜5dにあるピストンは吐出ポート9と連通した吐出行程にあることを示している。5bにあるピストン5は、シリンダポート4bの一部がタイミング孔17と貫通孔16とに連通した状態を示している。
シリンダブロック3が、図の左から右方向に移動することにより、5aの位置にあるピストン5は順次5b、5c、5dの位置に移動していく。またこのとき、5aの位置より左側にある図示せぬピストン5は、5aの位置から順次5b、5c、5dの位置に移動していくことになる。
貫通孔16は、バルブプレート7におけるシリンダブロック3の摺動面に開口した貫通孔で、他端部は第1の油路26を介してバランスバルブ20の一端面側と連通している。タイミング孔17は一端部が、シリンダブロック3の摺動面に開口し、他端部が吐出ポート9に連通している。
タイミング孔17は、予圧縮区間において加圧されたシリンダボア4内のチャンバ圧が急激に吐出ポートに流れ込まないようにするために形成された導油溝15又は導油管の先端に形成された孔であって、吐出ポート9に連通している。このため、所定のタイミングを持ってシリンダポート4bとタイミング孔17とが連通するように、タイミング孔17の形成位置が設定されている。
本願発明においては、タイミング孔17を形成することは、特に必要とされているものではない。しかし、タイミング孔17はキリ孔として形成することができるので、シリンダポート4bとのタイミングを取ることのできる正確な位置にタイミング孔を形成することが容易に行える。
これに対して、タイミング孔17を形成せずに導油溝15の先端位置をシリンダポート4bとのタイミング位置とした場合には、導油溝15の先端位置をシリンダポート4bとのタイミングをとる正確な位置に形成しなければならない。しかし、導油溝15を形成する溝切り加工時において、導油溝15の先端位置が少しでもズレた状態にて形成されると、シリンダポート4bと導通するタイミングがズレてしまう。
このため、導油溝15の先端位置を正確な位置に形成するのには、高度の加工技術が必要となる。これに対して、タイミング孔を形成した場合には、導油溝15を形成するのにそれほど高い加工精度を用いて形成しなくてすむ利点を有している。
バランスバルブ20には、フリーピストンとして構成されたバランスピストン21が摺動可能に内蔵されている。バランスバルブ20の他端側には第2の油路27を介して吐出ポート9側のシステム圧、即ち、吐出ポート9と接続している油圧システムやアクチュエータ等の負荷圧が作用している。システム圧は、吐出ポート9と接続している油圧システムやアクチュエータ等の負荷圧の変動により変化することになる。
尚、本発明におけるシステム圧とは、油圧ピストンポンプ1のポンプケースにおける吐出通路での油圧を意味するものとする。
ここで、仮に、予圧縮区間25においてシリンダボア4内のチャンバ圧Piが、吐出ポート9におけるシステム圧Poよりも高圧であると仮定すると、シリンダボア4内の圧油は貫通孔16、第1の油路26を通ってバランスバルブの第1圧力室20aに流入し、バランスピストン21の端部21aを押圧してバランスピストン21を図2の右方向に摺動させる。バランスピストン21の右方向への摺動により、第1圧力室20aの容積が増大し、シリンダボア4内のチャンバ圧Piを低減させることができる。
チャンバ圧Piとシステム圧Poとが平衡するまでバランスピストン21は摺動し、チャンバ圧Piとシステム圧Poとが平衡した状態でバランスピストン21の摺動は停止する。この状態でシリンダポート4bがタイミング孔17、導油溝15に連通することになり、シリンダボア4内から吐出ポート9への急激な圧油の流出が防止される。
図3(a)〜(c)は、点線で示したシリンダポート4bと吸込みポート8、貫通孔16、タイミング孔17、導油溝15及び吐出ポート9との位置関係を、シリンダポート4bの移動位置に対応して順次示したものである。図3(b)と図3(c)との間の状態が、図2におけるピストン5が5bの状態となっている。貫通孔16の形成部位としては、図3(a)〜(c)に示すようにシリンダポート4bが摺動する領域内に形成することができる。
図3(a)に示すように、シリンダポート4bが吸込みポート8と貫通孔16とを連通する状態に移動すると、図2におけるバランスバルブ20の第1圧力室20aの圧力は、吸込みポート8の圧力にまで下がる。これにより、バランスバルブ20のバランスピストン21は、第1圧力室20aを縮小させる位置に戻されることになり、この位置が初期位置となる。
図3(b)に示すようにシリンダポート4bと吸込みポート8との連通が絶たれ、シリンダボア4が予圧縮区間に入ると、シリンダボア4内のピストン5(図2参照。)は圧縮行程に入り、シリンダボア4内のチャンバ圧を上昇させる。このとき、貫通孔16はシリンダポート4bと連通するので、図2におけるバランスバルブ20の第1圧力室20aの圧力は前記チャンバ圧Piと等しい圧力となる。
ピストン5の圧縮行程によって、前記チャンバ圧Piが吐出ポート9のシステム圧Poより高い圧力となると、バランスバルブ20のバランスピストン21を図2の右方向に摺動させ、第1圧力室20aの圧力、即ちチャンバ圧Piと第2圧力室20bの圧力、即ちシステム圧Poとを平衡させることができる。
図3(c)に示すように、第1圧力室20aの圧力、即ちチャンバ圧Piと第2圧力室20bの圧力、即ちシステム圧Poとが平衡した状態で、シリンダポート4bがタイミング孔17や導油溝15に連通することになる。これにより、シリンダボア4内のチャンバ圧Piを、吐出ポート9内へ滑らかに流出させることができる。
図4は、貫通孔16、タイミング孔17、導油溝15及び吐出ポート9との位置関係を示したバルブプレート7の平面図を示している。点線で示したまゆ型形状のポートは、シリンダポート4bを示している。シリンダポート4bの形状としては、まゆ型形状以外にも楕円形状や円形状等とすることもできる。図示例では、7個のシリンダボア4がシリンダブロック3に形成された例を示しているが、シリンダボア4の形成数は、7個に限定されるものではなく適宜の数形成することができる。
貫通孔16の配設部位としては、予圧縮区間においてシリンダポート4bを介して導油溝15又はタイミング孔17の先端と連通可能なバルブプレートの部位に形成しておくことができる。例えば、導油溝15又はタイミング孔17の先端部に連通した部位に貫通孔16を形成することも、導油溝15又はタイミング孔17の先端から離間した部位に形成しておくこともできる。
シリンダポート4bを介して貫通孔16と導油溝15又はタイミング孔17の先端とを連通させておくことにより、シリンダポート4bが導油溝15又はタイミング孔17の先端に連通するまでに、シリンダボア4b内のチャンバ圧Piを吐出ポート9におけるシステム圧Poと平衡状態にしておくことができる。
図5、図6に示すように、導油溝15を形成する代わりに導油孔18を形成することもできる。導油孔18は、少なくとも1以上形成することができるものであって、図5、図6では、タイミング孔17を1個、導油孔18を2個形成した例を示している。タイミング孔17,導油孔18は、キリ孔等の形成によってバルブプレート7に形成することができる。導油孔18の下端部は連通溝等を介して吐出ポート9に連通している。
タイミング孔17を形成した場合の効果について上述したように、タイミング孔17を形成した場合においては、導油孔18の形成部位としては、図6に示すようにシリンダポート4bがタイミング孔17に連通した後において、シリンダポート4bが摺動するバルブプレート7の領域内に形成しておくことができる。
尚、タイミング孔17を形成しない場合における導油孔18の形成部位としては、シリンダポート4bと導油孔18とが所定のタイミングにて導通する位置に導油孔18を形成しておくことが必要である。
図12は、予圧縮区間において油圧回路で設定された圧力までシリンダボア4内のチャンバ圧Piを上昇させることができるとした場合についての説明図である。縦軸は、シリンダボア4内のチャンバ圧Pi及びシステム圧Poの圧力を示しており、横軸はシリンダボア4の回転角度位置を示している。
実線は本発明における貫通孔16及びバランスバルブ20を設けた場合におけるチャンバ圧Piとシリンダボア4の回転角度位置との関係を示しており、点線は貫通孔及びバランスバルブを設けなかった場合におけるチャンバ圧Piとシリンダボア4の回転角度位置との関係を示している。
通常、油圧ピストンポンプから吐出される最高圧力は、吐出ポート9と油圧システム、アクチュエータ等とを結ぶ油圧回路に配設したリリーフ弁により圧力制御されている。予圧縮区間において上昇するシリンダボア4内のチャンバ圧Piが最高圧力となる場合を例に挙げて、同状態を示している一番太い実線及び点線を例にして図12の説明を行う。
シリンダボア4のシリンダポート4bが吸込区間を通過して、予圧縮区間に入るとシリンダボア4内のピストン5(図2参照。)は圧縮行程に入り、シリンダボア4内のチャンバ圧Piは上昇する。このため、貫通孔16及びバランスバルブが設けられていなかった場合には、一番太い点線で示すようにシステム圧Poを超えたピーク圧状態にまでチャンバ圧Piは圧力上昇する。
シリンダボア4の圧力は、システム圧Poにタイミング孔17及び導油溝15等を通過するための圧力損失分が加わった圧力となる。従って、システム圧Poが高圧、中圧、低圧の場合は、それぞれの圧力に対して、タイミング孔17及び導油溝15等を通過するための圧力損失分を加えた圧力がシリンダボア4内に発生し、導油溝15の開口面積の増加とともに、シリンダボア4内の圧力がシステム圧Poに近づき、同一圧力となる。
これに対して、本発明では、貫通孔16及び図示せぬバランスバルブ20が設けられているので、一番太い実線で示すようにチャンバ圧Piはシステム圧Po3に漸近するように滑らかな曲線に従ってシステム圧Po3と同圧になることができる。
即ち、シリンダポート4bが、第1の油路26を介して図示せぬバランスバルブの一端面側と連通している貫通孔16に連通すると、シリンダボア4内のチャンバ圧Piはシステム圧Po3と平衡するように調整されることになる。
これにより、シリンダポート4bが導油溝15に連通したときには、シリンダボア4内のチャンバ圧Piとシステム圧Po3とが略同圧状態となり、シリンダボア4内と吐出ポート9との間でのピーク圧の発生を防止できる。従って、滑らかにシリンダボア4内の圧油を、吐出ポート9から流出させることができる。
油圧ピストンポンプの吐出圧力は、負荷圧により決まり、システム圧が中圧力の場合にはPo2、システム圧が低圧力の場合をPo1で示している。システム圧が中圧力又は低圧力の場合には、図12において二番目に太い実線及び点線又は一番細い実線及び点線で示す曲線のようになる。
この場合、チャンバ圧Piの立ち上がり曲線としてはそれぞれ同じ立ち上がり曲線を描くことになるが、貫通孔16及び図示せぬバランスバルブ20が設けられていないときには、点線で示すようにシステム圧に対してピーク圧が発生する。ピーク圧は、それぞれシリンダポート4bが導油溝15に連通する直前において発生する。
このように、貫通孔16及び図示せぬバランスバルブ20が設けられているときには、実線で示すように、シリンダボア4のシリンダポート4bが貫通孔16に連通したシリンダボア4の回転角度位置から、チャンバ圧Piを最高圧力のシステム圧Po3、中圧のシステム圧Po2又は低圧力のシステム圧Po1に滑らかに漸近しながらシステム圧と同圧になる。
即ち、バランスバルブ20におけるバランスピストン21が、チャンバ圧Piをシステム圧Poに平衡させるように摺動することで、チャンバ圧Piとシステム圧Poとを平衡させることができる。
このように、バランスバルブ20を用いていない従来技術のものでは、システム圧Poを前記最高圧力よりも低い中圧力、低圧力のときも最高圧力のときと同様に、図12の点線で示すようにチャンバ圧Piはそれぞれオーバーシュートしてピーク圧を発生してしまうことになる。
これに対して、本願発明では、図12の実線で示すように貫通孔16を介したバランスバルブ20によってシリンダボア4内のチャンバ圧Piをシステム圧Poと平衡状態とすることができるので、シリンダポート4bが導油溝15等に連通したときにおいても、オーバーシュートが発生せず、実線で示すようにシステム圧Poと等圧状態になることができる。
尚、貫通孔16は、タイミング孔17とは別体に形成することもできる。また、タイミング孔17を利用して貫通孔として形成することもできる。
このように、本願発明では、バランスピストン21の摺動によって、バランスピストン21の両端部側における各圧力室の容積を変更させ、チャンバ圧Piとシステム圧Poとの間に発生する差圧分の吸収を行うことができる。
このように、シリンダポート4bが導油溝15又はタイミング孔17を介して吐出ポート9に連通した状態において、シリンダボア4内のチャンバ圧Piを、吐出ポート9におけるシステム圧Poと平衡させておくことができる。これにより、吐出ポート9からシリンダボア4内への圧油の逆流やシリンダボア4内から吐出ポート9への急激な圧油の流入が発生するのを防止することができる。
従って、シリンダボア4と吐出ポート9との間での圧油の脈動が減少し、油圧ピストンポンプによる騒音や振動の発生を低減させることができる。
更に、バランスバルブ20を用いてシリンダボア4内のチャンバ圧Piと吐出ポート9におけるシステム圧Poとを平衡させているので、油圧システムやアクチュエータ等の操作により同油圧システムやアクチュエータ等が必要とするシステム圧Poが変更されたとしても、シリンダポート4bが導油溝15又はタイミング孔17とが連通したときには、チャンバ圧Piとシステム圧Poとが平衡状態となっている。
しかも、バランスピストン21の摺動によりバランスピストン21両端における各圧力室の容積を変化させることにより、前記差圧分の吸収を行っているので、シリンダブロック3が高速回転しても高速回転に追従して前記容積変化を行わせることができる。これにより、油圧ピストンポンプの回転数を変更しても、常にシリンダボア4内のチャンバ圧Piがシステム圧Poに対してオーバーシュートするのを防止することができる。
また、バランスバルブ20を油圧ピストンポンプの外部に配設することも、油圧ピストンポンプと一体に構成することもできる。バランスバルブ20を油圧ピストンポンプの外部に配設した場合には、バランスバルブ20の取り付け作業が簡便に行うことができ、バランスバルブ20の修理点検も容易に行うことができる。
図7は、バランスバルブのバランスピストンを初期位置に戻すためにバネを配設し、バルブプレート7にタイミング孔を形成しなかったときの構成図を示している。実施例2では、バランスバルブ20の変形例を示すものである。実施例2では、バランスピストンを初期位置に戻すためにバネをバランスバルブ20内に配設した構成において、実施例1におけるバランスバルブ20とは異なった構成となっている。
他の構成においては、バルブプレート7にタイミング孔を形成しなかった構成を除いて実施例1における構成と同様の構成となっている。以下では、バランスピストン21を初期位置に戻すバネを配設した構成についての説明を中心に行い、バランスバルブ20を除く他の構成部材の構成及び作動については、実施例1において用いた部材符号と同じ部材符号を用いることでその説明を省略するものとする。
図9(a)、(b)では、実施例2におけるバルブプレート7の平面上での、シリンダポート4bとバルブプレート7との要部における配置関係を示している。図9(a)に示すように、シリンダポート4bはシリンダブロック3の移動にともなって矢印の方向に移動する。このとき、シリンダポート4bは吸込みポート8だけとの連通状態から、貫通孔16と吸込みポート8とを連通させる状態に移動する。
このとき、第1圧力室20aの圧力は吸込みポート8の圧力となっている。尚、第2圧力室20bに作用するシステム圧Poと第1圧力室20aに作用する圧力とが平衡状態となっているときには、バランスピストン21の両端面間での圧力差とバネ23のバネ力によってバランスピストン21は、第1圧力室20aの容積を減少させる初期位置に戻すことができる。
シリンダブロック3が移動してシリンダポート4bが予圧縮区間25に入ると、シリンダボア4内の圧力は予圧縮工程によって上昇されたチャンバ圧Piとなる。図9(b)に示すように、吸込みポート8との連通が遮断されシリンダポート4bが予圧縮区間25に入り、シリンダポート4bが貫通孔16と連通すると、第1圧力室20aの圧力は上昇されたチャンバ圧Piになる。
第1圧力室20aに供給されるチャンバ圧Piが、システム圧Poとバネ23の付勢力との合力よりも大きくなると、バランスピストン21は、バネ23を圧縮しながら第2圧力室20bを縮小させる方向に摺動する。第1圧力室20aのチャンバ圧Piと第2圧力室20bのシステム圧Poとが平衡状態となると、バネ23のバネ力によってバランスピストン21は第1圧力室20aの容積を減少させる初期位置側に戻ることになる。
バネ23の付勢力としては、第1圧力室20aの圧力と第2圧力室20bのシステム圧Poとが平衡状態となっているときに、第1圧力室20aを縮小させる方向にバランスピストン21を摺動させるバネ力であればよく、特に高い付勢力を付与するバネ力に設定しておく必要はない。このため、バランスバルブ20におけるバランスピストン21の摺動によって、第1圧力室20aにおけるチャンバ圧Piをほぼシステム圧Poとなるように制御することができる。
第2圧力室20bに配設したバネ23と等しいバネ力を有するバネを、更に第1圧力室20aに配設しておくこともできる。このときには、バランスバルブ20の中間位置では、第1圧力室20aの圧力と第2圧力室20bのシステム圧Poとが平衡状態となっている。このときにおけるバランスバルブ20の中間位置を、バランスピストン21の初期位置として構成することもできる。
また、図8に示すように、バネ23を配設する代わりに、第1圧力室30aと第2圧力室30bにおけるバランスピストン31の受圧面積に面積差を設けた構成とすることもできる。図8では、第1圧力室30aにおけるバランスピストン31の受圧面積Aを第2圧力室30bにおける受圧面積Bよりも小さく構成し、第1圧力室30aと第2圧力室30bとの間に、タンクと連通した第3圧力室30cが構成されている。
この場合、予圧縮区間においてシリンダボア4内のチャンバ圧Piがシステム圧Poよりも高くなるとき、有効にバランスピストン31を作動させることができる。作動後に第1圧力室30aと第2圧力室30bとが平衡状態となったときに、第3圧力室30c内の圧力がタンク圧となっているので、第1圧力室30aと第2圧力室30bとにおける受圧面積段差によってバランスピストン31を第1圧力室30aの容積を減少させる初期位置に戻すことができる。
予圧縮区間25においてシリンダボア4内のチャンバ圧Piがシステム圧Poよりも低くなるときには、第1圧力室30aの受圧面積Aを第2圧力室30bにおける受圧面積Bよりも大きく構成しておくことができる。
図7における(2)の状態のように、シリンダポート4bが導油溝15と連通したときには、シリンダボア4内のチャンバ圧Piは、吐出ポート9におけるシステム圧Poと略等しい圧力となっている。このため、シリンダポート4bと吐出ポート9との間にピーク圧を発生させずに、滑らかにシリンダボア4内の圧油を、吐出ポート9から流出させることができる。
尚、実施例1で説明したように、導油溝15の代わりにタイミング孔17を形成しておくこともできる。
このように、シリンダポート4bが予圧縮区間を通り、シリンダポート4bが導油溝15又はタイミング孔17又は吐出ポート9に連通している状態において、バランスピストン21をシリンダボア4内のチャンバ圧Piと吐出ポート9におけるシステム圧Poとの差圧を解消するための作動開始位置である初期位置に戻しておくことができる。
図10は、ピストン5が下死点直前となったときのシリンダポート4bと連通することができる部位に貫通孔16を形成した例を示す構成図である。同配置関係をバルブプレート7の平面上で見たときに要部図としては、実施例2における図9と同様の図となるので図9を援用して使用する。
実施例2の図7で示すバランスバルブ20とは異なり、実施例3では図10に示すように、バランスバルブ20内にバネを配設しない構成となっている。即ち、実施例2においては、図7、図8に示すようにバランスピストン21を初期位置に戻すための構成として、バネ23を第2圧力室20bに配設した構成や第1圧力室20aと第2圧力室20bとのバランスピストン21の受圧面積に面積段差を設けた構成としている。
実施例3では、シリンダポート4bを介して貫通孔16を吸込みポート8と連通させることにより、第1圧力室20aの圧力を低下させバランスピストン21を初期位置に戻す構成となっている。
他の構成においては、実施例2における構成と同様の構成となっている。以下では、バランスピストン21を初期位置に戻す構成についての説明を中心に行い、実施例1及び実施例2において用いた部材符号と同じ部材符号を用いることでその部材に付いての説明を省略するものとする。
また、実施例3としては、導油溝15を形成した例を用いて説明を行うが、導油溝15に代えて導油管を形成しておくこともできる。タイミング孔を形成せずに導油管を形成する場合には、実施例1、実施例2の場合で説明したと同様に、導油管とシリンダポート4bとが所定のタイミングにて導通するように、導油管を形成しておくことが望ましい。
図9(a)に示すように、シリンダポート4bはシリンダブロック3の移動にともなって矢印の方向に移動する。このとき、シリンダポート4bは吸込みポート8だけとの連通状態から、貫通孔16と吸込みポート8とを連通させる状態に移動する。
貫通孔16と吸込みポート8とが連通することで、第1圧力室20aの圧力は吸込みポート8の圧力となる。これにより、第2圧力室20bに作用するシステム圧Poよりも低圧の吸込みポート8の圧力が第1圧力室20aに作用することになり、バランスピストン21を第1圧力室20aの容積を減少させる初期位置に戻すことができる。
シリンダブロック3が移動してシリンダポート4bが、図10に示す予圧縮区間25に入ると、シリンダボア4内の圧力は予圧縮工程におけるチャンバ圧Piとなる。図9(b)に示すように、吸込みポート8との連通が遮断されシリンダポート4bが予圧縮区間25に入り、シリンダポート4bが貫通孔16と連通したときには、第1圧力室20aの圧力は上昇したチャンバ圧Piになっている。
第1圧力室20aに供給されるチャンバ圧Piが、システム圧Poよりも大きいときには、バランスピストン21は、第2圧力室20bを縮小させる方向に摺動する。第1圧力室20aのチャンバ圧Piと第2圧力室20bのシステム圧Poとが平衡状態となると、バランスピストン21の摺動は停止する。これにより、第1圧力室20aの圧力、即ち、シリンダボア4aのチャンバ圧Piを第2圧力室20bのシステム圧Poに平衡させることができる。
予圧縮区間25においてシリンダボア4内のチャンバ圧Piが上昇しても、貫通孔16はシリンダポート4bと連通状態となっているので、上昇したチャンバ圧Piによって第1圧力室20aのバランスピストン21を摺動させ、チャンバ圧Piとシステム圧Poとの平衡状態を維持することができる。
この平衡状態を維持しながら、図10の(2)に示すようにシリンダポート4bは導油溝15に連通することができる。貫通孔16は、シリンダポート4bがタイミング孔17、導油溝15と連通するまでシリンダポート4bとの連通状態を維持しておくことができる。このため、シリンダポート4bから導油溝15、吐出ポート9への圧油の流出においてピーク圧を発生させることなく円滑に行うことができる。
尚、図9、図10では、タイミング孔17が形成されていない例を示している。この場合、図11に示すように、シリンダポート4bが導油溝15と連通するときにおいても貫通孔16とシリンダポート4bとが連通状態を維持している部位に貫通孔16を形成しておくことが必要である。
図13で示す実施例4では、バランスバルブ33の各端面にダンパー機構36,37を配設した構成となっている。ダンパー機構36,37を構成するため、バランスバルブ33の内周面には一対の環状溝34a、34bが形成されている。バランスバルブ33内を摺動するバランスピストン35によって、環状溝34aと第1圧力室33aとの連通及び遮断、環状溝34bと第2圧力室33bとの連通及び遮断が選択的に行われる。
環状溝34aは第1の油路26を介して貫通孔16に連通し、第1圧力室33aは、並列に配設したチェック弁36a及び絞り36bを介して第1の油路26に連通している。また、環状溝34bは第2の油路27を介して吐出ポート9に連通し、第2圧力室33bは、並列に配設したチェック弁37a及び絞り37bを介して第2の油路27に連通している。
環状溝34aとチェック弁36aと絞り36bとによって、第1圧力室33a側に配設したダンパー機構36が構成され、環状溝34bとチェック弁37aと絞り37bとによって、第2圧力室33b側に配設したダンパー機構37が構成されている。
次に、ダンパー機構36,37の作動について説明する。予圧縮区間25においてシリンダボア4のシリンダポート4bが貫通孔16に連通すると、チャンバ圧Piが第1圧力室33aに導入され、チャンバ圧Piと吐出ポート9におけるシステム圧Poとがバランスする向きにバランスピストン35は摺動する。
このとき、バランスピストン35が第2圧力室33bの容積を減少させる方向に摺動すると、第2圧力室33b内の圧油は、環状溝34bを介して吐出ポート9に流出する。バランスピストン35が更に摺動すると、バランスピストン35によって環状溝34bと第2圧力室33bとの連通状態が遮断される。環状溝34bと第2圧力室33bとの連通状態が遮断されると、第2圧力室33b内の圧油は、絞り37bを介して吐出ポート9に流出することになる。
即ち、絞り37bの作用によって、第2圧力室33b側でバランスピストン35に対するダンパー作用を奏することになる。
また、バランスピストン35が第2圧力室33bの容積を減少させる方向に摺動し始めたときに、バランスピストン35によって環状溝34aと第1圧力室33aとの連通状態が遮断されていたとしても、シリンダボア4のシリンダポート4bと第1圧力室33aとは、チェック弁36aを介して連通することができるので、バランスピストン35の作動を速やかに行わせることができる。
貫通孔16と吸込みポート8とが連通する場合には、第1圧力室33aの圧力は吸込みポート8の圧力となり、バランスピストン35は第1圧力室33aの容積を減少させる初期位置に戻すことができる。
このとき、バランスピストン35が第1圧力室33aの容積を減少させる方向に摺動して、バランスピストン35によって環状溝34aと第1圧力室33aとの連通状態が遮断されると、第1圧力室33a内の圧油は、絞り36bを通り貫通孔16を介して吸込みポート8に流出することになる。
これにより、絞り36bの作用によって、第1圧力室33a側においてバランスピストン35に対するダンパー作用を奏することができる。
また、バランスピストン35が第1圧力室33aの容積を減少させる方向に摺動し始めたときに、バランスピストン35によって環状溝34bと第2圧力室33bとの連通状態が遮断されていたとしても、吐出ポート9と第2圧力室33bとは、チェック弁37aを介して連通することができるので、バランスピストン35の作動を速やかに行わせることができる。

Claims (5)

  1. ポンプケースの吸込み通路及び吐出通路にそれぞれ連通した吸込みポート及び吐出ポートを有するバルブプレートと、
    前記バルブプレートに摺接し、回転するシリンダブロックと、
    前記シリンダブロックに形成された複数のシリンダボアと、
    前記各シリンダボア内を摺動し、前記各シリンダボアの回転角に応じて行程運動するピストンと、
    を有する油圧ピストンポンプにおいて、
    前記バルブプレートにおける前記吸込みポートと前記吐出ポートの導油溝又は導油管又はタイミング孔との間に形成され、前記シリンダボア内のチャンバ圧を導く貫通孔と、
    前記チャンバ圧の圧油を前記貫通孔から導く第1の油路と、
    システム圧の圧油を前記吐出ポートから導く第2の油路と、
    前記第1の油路からの圧油を受ける一端面と、前記第2の油路からの圧油を受ける他端面とを有し、前記チャンバ圧と前記システム圧との差圧によって作動するフリーピストンからなるバランスピストンと、
    を備えてなり、
    前記シリンダボアの底部に形成したシリンダポートが、前記吸込みポートと前記貫通孔とを連通する状態のとき、前記バランスピストンを摺動させるバランスバルブの第1圧力室の圧力は、前記吸込みポートの圧力にまで下がり、前記バランスピストンは、前記第1圧力室を縮小させる初期位置に戻ることを特徴とする油圧ピストンポンプ。
  2. 請求の範囲第1項記載の油圧ピストンポンプにおいて、
    前記バランスピストンは、前記システム圧と前記チャンバ圧とが平衡するように、前記一端面側から前記他端面側に摺動してなることを特徴とする。
  3. 請求の範囲第1項又は第2項記載の油圧ピストンポンプにおいて、
    前記バランスピストンの前記一端面と他端面との間に面積段差が形成され、前記面積段差は、第1の油路から導いたチャンバ圧と第2の油路から導いたシステム圧とが、平衡状態となっているときにバランスピストンを初期位置に戻す面積段差として構成され、前記一端面の受圧面積が、前記他端面の受圧面積よりも小さな受圧面積となるように形成されてなることを特徴とする。
  4. 請求の範囲第1項又は第2項記載の油圧ピストンポンプにおいて、
    前記第1の油路から導いたチャンバ圧と前記第2の油路から導いたシステム圧とが、平衡状態となっているときに前記バランスピストンを初期位置に戻すバネが配設され、同バネは前記バランスピストンを前記他端面側から一端面側に付勢してなることを特徴とする。
  5. 請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに記載の油圧ピストンポンプにおいて、
    前記バランスピストンを収納するバランスバルブの各端面に、ダンパー機構を形成してなることを特徴とする。
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