JP4249281B2 - 液圧操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遮断器の開路および閉路動作を行うための駆動源として使用される液圧操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電力需要の増大により、送電系統の大容量化ならびに超々高圧化などが実現されている。そのため、送電系統に設けられる遮断器の性能向上はめざましいものがある一方で、性能向上に対する要求も大きい。最近では、SF6 ガス絶縁方式によるガス遮断器が主流であり、その駆動源として気体や液体などの流体を利用したガス遮断器が存在している。
【0003】
このうち、気体(圧縮空気)を利用したガス遮断器においては、送電系統の大容量化や超々高圧化に伴い、駆動力が著しく大きくなって空気圧シリンダや空気タンクなどの設備が大型化するという欠点がある。また、操作時の給排気音が大きいため、消音装置も必要になる。
【0004】
一方、液体を利用した液圧操作装置は、空気に比べて高圧・大出力化が容易であるため、小型化が可能である。また、操作時の騒音を著しく軽減させることができると共に、液体の非圧縮性により応答性が優れているなどの利点を有する。そのため、遮断器の駆動源として、このような液圧操作装置の一層の性能向上が期待されている。
【0005】
このような遮断器の駆動源として使用する従来の液圧操作装置の一例を図11に示す。この図11において、遮断器の開閉部1は、例えば固定電極2と可動電極3からなり、可動電極3は、液圧操作装置10に接続されている。ここで、液圧操作装置10は、可動電極3を駆動する駆動部20、作動液を制御する液圧制御部30、駆動部20への高圧作動液を常時蓄積するアキュムレータ(蓄圧装置)40、高圧作動液を発生するポンプユニット50等から構成されている。各部の構成の詳細は次の通りである。
【0006】
まず、駆動部20は、駆動シリンダ21と、この駆動シリンダ21内に挿入された駆動ピストン22、および駆動ピストン22と可動電極3とを連結する駆動ロッド23を備えており、駆動シリンダ21本体端部における駆動ロッド23の貫通部には、液圧をシールするロッドシール部21aが設けられている。ここで、駆動シリンダ21内には、駆動ピストン22の両側、すなわち、駆動ロッド23側とその反対側に、第1の液室24と第2の液室25がそれぞれ形成されており、駆動ピストン22の周囲には、第1および第2の液室24,25間の液圧をシールするシール部22aが設けられている。
【0007】
そして、第2の液室25内には、開路動作終了時に駆動ピストン22を制動するために、駆動ピストン22の端部に突出するダンパ部26と、このダンパ部26の動作によって作動液を昇圧するダンパ室25aとが設けられている。ここで、ダンパ室25aを形成する隔壁には、ダンパ部26を挿入するオリフィス25bが設けられている。なお、ダンパ部26は、例えば、円筒や、円錐、曲面などにより構成される所定の形状の突出部であり、オリフィス25bは、ダンパ部26の最大直径よりわずかに大きい直径を持つ穴である。
【0008】
より詳細に、ダンパ室25aの作用は次の通りである。すなわち、開路動作終了時にダンパ部26がオリフィス25bに挿入されるに従い、ダンパ室25a内の圧液は、徐々にダンパ部26とオリフィス25bとの間隙を通って排出されるが、排出量が少ないと、ダンパ室25a内で圧縮されることになる。これにより、ダンパ室25a内の圧力が上昇し、駆動ピストン22に制動力が働くため、駆動ピストン22は停止することになる。
【0009】
なお、第1の液室24には高圧配管を経てアキュムレータ40が接続されており、第2の液室25には液圧制御部30が接続されている。この液圧制御部30は、管路33を介して第1の液室24とも接続されている。ここで、液圧制御部30は、作動液を制御する切換弁31と、この切換弁31を液圧で駆動するための電磁弁32を備えている。
【0010】
また、アキュムレータ40としては、一般的に可動式の隔壁で分離した容器内に高圧の窒素ガス40aを充填し、ガスの圧縮エネルギ−を利用して作動液を高圧に保持するものが利用されている。このアキュムレータ40には、高圧作動液を供給するポンプユニット50が、ポンプ配管を介して接続されている。このポンプユニット50としては、一般的に、高圧作動液を発生するポンプ51や電動機などを低圧タンク52内に一体収納したものが利用されている。ここで、低圧タンク52は、液圧制御部30から排出される作動液を回収し、低圧の作動液を所定量蓄積するために設けられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の液圧操作装置においては、近年の送電系統の大容量化ならびに超々高圧化などの実現に向けて、次のような問題点が生じている。
【0012】
一般に、送電系統の大容量化ならびに超々高圧化が進むとともに、ガス遮断器の接点部を開閉する液圧操作装置には、操作力の大容量化、高速化が求められるようになる。この場合、液圧操作装置は、駆動ピストンの径を大きくしたり、液圧操作装置のシステム圧力を上げて対応することになり、操作エネルギーの増大につながる。
【0013】
そして、このような操作エネルギーの増大は、遮断器の開閉動作、特に、開路動作終了時の制動力に大きく影響する。例えば、図11に示す液圧操作装置において、操作エネルギーが増大すると、より大きな制動力の発生が必要となり、制動力を大きくするためにダンパ室25aの圧力上昇を大きくする必要が生じる。しかし、ダンパ室25aは、駆動ピストン22の周囲に設けられた液室間の液室シール用のシール部22aと隣接しているため、制動のためにダンパ室25aの圧力上昇を大きくしすぎると、ダンパ室25aに隣接するシール部22aに過大な圧力が加わり、このシール部22aの損傷を招く恐れがある。
【0014】
また、開路動作の開始時点は、遮断器の遮断能力に大きく影響するため、高い遮断能力を確保するためには、より早く動作を開始することが望ましい。さらに、閉路動作についても、正確なタイミングで動作を開始することが望ましい。
【0015】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、小型・簡素な構造で動作信頼性および耐久性に優れた液圧操作装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明においては、ダンパ室周辺の構成を改良することにより、制動時にダンパ室の圧力上昇が大きくなった場合でも、駆動ピストン周囲に配置されたシール部に過大な圧力が加わることを防止するようにしたものである。
【0017】
すなわち、本発明の液圧操作装置はまず、次のような駆動部、液圧制御部、アキュムレータ、ポンプ、および低圧タンク部を有する。ここで、駆動部は、駆動シリンダと、その内部を摺動可能に設けられた駆動ピストンと、この駆動ピストンと遮断器の開閉部とを連結する駆動ロッドを備え、駆動シリンダ内における駆動ピストンの駆動ロッド側とその反対側に第1と第2の液室がそれぞれ形成される。この駆動部は、駆動ピストンの動作に応じて遮断器の開閉部をそれぞれ閉路または開路させるように構成される。また、液圧制御部は、駆動シリンダ内の第2の液室に対して作動流体の供給および排出の選択により液圧制御を行うように構成される。そして、アキュムレータは、駆動シリンダ内の第1の液室に対して供給される作動流体の圧力を保持するように構成され、ポンプは、作動流体を昇圧して得た高圧作動流体を前記アキュムレータに対して供給するように構成される。さらに、低圧タンク部は、第2の液室から排出した作動流体を回収すると共に昇圧前の低圧作動流体を蓄積するために設けられる。
【0018】
請求項1記載の発明は、以上のような基本的な液圧操作装置において、次のような特徴を有する。まず、第2の液室内には、開路動作終了時の制動のために、駆動ピストンから突出するダンパ部が設けられると共に、このダンパ部を挿入する挿入穴を持ち、ダンパ部の動作によって作動流体を昇圧するダンパ室が設けられる。そして、駆動ピストンには、その周囲における液圧シール用のシール部の第2の液室側に圧力封止リングが設けられると共に、このシール部と圧力封止リングとの間を起点とし、駆動ピストン内部を貫通して第2の液室に至る液道が設けられる。
【0028】
この構成によれば、駆動ピストン周囲のシール部とダンパ室との間に圧力封止リングを設けたことにより、開路動作終了時の制動の際にダンパ室の圧力上昇が大きくなった場合でも、駆動ピストン周囲のシール部に過大な圧力が直接加わることはない。すなわち、ダンパ室にダンパ部が挿入される場合には、その挿入容積分の液を挿入穴とダンパ部との間隙から排出しながらダンパ室内に圧力上昇が発生し、駆動ピストン動作を制動することになるが、この場合、昇圧した作動流体の大部分については、圧力封止リングによってブロックすることができる。また、昇圧した作動流体の一部は、圧力封止リングを通過してしまうが、このように圧力封止リングから漏れた作動流体については、圧力封止リングとシール部との間を起点とする液道を介して第2の液室に排出することができる。そのため、過大な圧力に起因するシール部の損傷を防止することができる。
【0029】
請求項記載の発明は、請求項記載の液圧操作装置において、駆動部に、開路動作終了時の制動の際にダンパ室が予め設定された圧力値以上に昇圧した場合にこのダンパ室から作動流体を流出させる流出路が設けられたことを特徴としている。
【0030】
この構成によれば、開路動作終了時において、ダンパ室内に一定以上の急激な圧力上昇が発生した場合には、流出路によってダンパ室から作動流体を流出させることができるため、圧力上昇による一定以上の急激な制動力の発生を防止することができ、安定した制動力が得られる。このことからまた、駆動ピストン周囲のシール部がダンパ室に隣接している場合でも、シール部に過大な圧力が直接加わることはないため、過大な圧力に起因するシール部の損傷を防止することができる。
【0031】
請求項記載の発明は、請求項記載の液圧操作装置において、駆動部に、閉路動作時に第2の液室内に作動流体を流入させる流入路が設けられ、この流入路が、開路動作終了時にダンパ室の圧力が連通する部分の圧力より高くなった場合に閉止するように構成されたことを特徴としている。
【0032】
この構成によれば、駆動部に設けた流入路によって、閉路動作開始時におけるダンパ室内への高圧の作動流体の供給を向上でき、駆動ピストンの動作を良好に開始させることができる。また、開路動作終了時には、ダンパ室の圧力が連通する管路や液室より高くなって流入路が閉止することにより、十分なダンパ室の圧力上昇が得られるため、制動力が低下することはない。
【0033】
請求項記載の発明は、請求項記載の液圧操作装置において、駆動ロッドに、閉路状態の位置を決定するストッパが設けられたことを特徴としている。
【0034】
この構成によれば、開路動作終了時の制動による衝撃を、駆動部の開閉接点側で受けることとなり、駆動シリンダにおける駆動ロッド貫通部付近の僅かなスペースで、十分な強度が得られる構造を取りやすくなる。また、駆動ピストンのダンパ部の先端面がダンパ室の端部に密着しないことから、閉路動作時には駆動ピストン背部全体に作動流体が流入しやすくなり、駆動ピストンの動作を良好に開始させることができる。
【0035】
請求項記載の発明は、前述したような基本的な液圧操作装置において、次のような特徴を有する。まず、第1の液室内には、閉路動作終了時の制動のために、駆動ピストンの先端部がダンパ部として形成されると共に、このダンパ部を挿入する挿入穴を持ち、ダンパ部の動作によって作動流体を昇圧するダンパ室が設けられる。そして、第1の液室とダンパ室とを区切る可動の隔壁部材が設けられ、この隔壁部材に挿入穴が設けられると共に、この隔壁部材をダンパ室の容積が最大となる側に付勢するバネが設けられる。さらに、駆動シリンダには、その本体端部の駆動ロッド貫通部における液圧シール用のシール部の第1の液室側に圧力封止リングが設けられると共に、このシール部と圧力封止リングとの間を起点とし、駆動シリンダ本体内部を貫通して第1の液室を含む高圧側の部分に至る液道が設けられる。
【0036】
この構成によれば、開路動作開始時において駆動ピストンの動作を良好に開始させることができる。すなわち、第1の液室とダンパ室とが固定の隔壁で単に区切られていると、開路動作開始直後に駆動ピストンが動作を開始する際には、駆動ピストンの第1の液室側からダンパ部が抜けるにつれてダンパ室の容積が大きくなるため、ダンパ室内の圧力が低下することになる。これに対して、請求項記載のように、可動の隔壁部材を設けることにより、ダンパ部の抜けに伴い、ダンパ室容積が小さくなる方向に隔壁部材を動作させることができる。そのため、開路動作開始時にはダンパ部をダンパ室から早く抜くことができ、駆動ピストンの動作を良好に開始させることができる。また、閉路動作終了時の制動時には、ダンパ室内の圧力が上昇するため、駆動ピストンに制動力が働くと同時に隔壁部材はダンパ室の容積が最大となる位置に保持される。
【0038】
また、駆動シリンダ本体端部における駆動ロッド貫通部のシール部と第1の液室との間に圧力封止リングを設けたことにより、閉路動作終了時の制動の際にダンパ室の圧力上昇が大きくなった場合でも、駆動ロッド部の液圧をシールするシール部に過大な圧力が直接加わることはない。すなわち、ダンパ室にダンパ部が挿入される場合には、その挿入容積分の液を挿入穴とダンパ部との間隙から排出しながらダンパ室内に圧力上昇が発生し、駆動ピストン動作を制動することになるが、この場合、昇圧した作動流体の大部分については、圧力封止リングによってブロックすることができる。また、昇圧した作動流体の一部は、圧力封止リングを通過してしまうが、このように圧力封止リングから漏れた作動流体については、圧力封止リングとシール部との間を起点とする液道を介して高圧側の部分に排出することができる。そのため、過大な圧力に起因するシール部の損傷を防止することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
[1.第1の実施の形態]
以下には、本発明による液圧操作装置を実施する場合の代表的な形態を、図1を参照して説明する。この図1は、圧操作装置の一つの形態を示す構成図である。
【0040】
[1−1.液圧操作装置の構成]
図1に示すように、遮断器の開閉部1は、固定電極2と可動電極3から構成されており、可動電極3は、液圧操作装置10に接続されている。なお、この開閉部1の構成は一例にすぎず、対向する2つの電極が相対的に運動する構成でも構わない。液圧操作装置10は、可動電極3を駆動する駆動部20、作動液を制御する液圧制御部30、駆動部20への高圧作動液を常時蓄積するアキュムレータ40、高圧作動液を供給するポンプユニット50等から構成されている。これらの構成要素のうち、液圧制御部30、アキュムレータ40、およびポンプユニット50については、図11に示した従来技術と同様に構成されているため、以下には、本発明に係る駆動部20の構成の特徴について説明する。
【0041】
まず、駆動部20は、駆動シリンダ21と、この駆動シリンダ21内に挿入された駆動ピストン22、および駆動ピストン22と可動電極3とを連結する駆動ロッド23を備えており、駆動シリンダ21端部における駆動ロッド23の貫通部には、液圧をシールするロッドシール部21aが設けられている。ここで、駆動シリンダ21内には、駆動ピストン22の両側、すなわち、駆動ロッド23側とその反対側に、第1の液室24と第2の液室25がそれぞれ形成されており、駆動ピストン22の周囲には、第1および第2の液室24,25間の液圧をシールするシール部22aが設けられている。
【0042】
そして、第2の液室25内には、開路動作終了時に駆動ピストン22を制動するために、駆動ピストン22の端部に突出するダンパ部26と、このダンパ部26の動作によって作動液を昇圧するダンパ室25aとが設けられており、ダンパ室25aを形成する隔壁には、ダンパ部26を挿入するオリフィス25bが設けられている。なお、ダンパ部26は、例えば、円筒や、円錐、曲面などにより構成される所定の形状の突出部であり、オリフィス25bは、ダンパ部26の最大直径よりわずかに大きい直径を持つ穴である。
【0043】
ここで、ダンパ室25aは、液室24,25間の液圧シールを行うシール部22aと隣接する位置ではなく、このシール部22aから離れた位置である駆動シリンダ21内の端部位置に配置されている。また、ダンパ部26の先端面には、ダンパ部26の直径より小さい円筒状または円錐状の凸部26aが設けられている。
【0044】
なお、第1の液室24には高圧配管を経てアキュムレータ40が接続されており、第2の液室25には液圧制御部30が接続されている。この液圧制御部30は、管路33を介して第1の液室24とも接続されている。
【0045】
[1−2.液圧操作装置の作用]
以上のような構成を有する本形態の液圧操作装置の作用は次の通りである。なお、図1は、開閉部1の開路動作の途中状態を示している。
【0046】
まず、図1に示すような開路動作時においては、アキュムレータ40が、窒素ガス40aの圧縮性を利用してポンプ51によって蓄液、蓄圧されており、駆動ピストン22の第1の液室24側の面にはアキュムレータ40からの高圧作動液が常時作用している。開閉動作は、液圧制御部30の電磁弁32の励磁により、切換弁31が動作し、第2の液室25内に高圧作動液を供給するか、もしくは、第2の液室25内の高圧作動液を低圧タンク52に排出することにより行われる。一般的には、高圧作動液を供給することにより閉路動作が行われ、高圧作動液を排出することにより開路動作が行われる。
【0047】
そして、開路動作終了時の制動は、次のようにして行われる。すなわち、開路動作終了時において、駆動ピストン22が移動するにつれ、その端部に設けられたダンパ部26がオリフィス25bに挿入され、このダンパ部26とオリフィス25bとの間のわずかな間隙を残してダンパ室25aが閉塞状態となり、ダンパ部26によって圧縮される。これにより、ダンパ室25a内の作動液が排出されにくくなってその圧力が上昇し、制動力が発生して開路動作速度を低下させ、制動が働く。このような制動の際にダンパ室25aの圧力上昇が大きくなった場合でも、ダンパ室25aとシール部22aとが隣接していないため、ダンパ室25aの圧力の上昇分が過大な圧力としてシール部22aに直接加わることはない。そのため、シール部22aに加わる圧力を十分に軽減することができ、過大な圧力に起因するシール部22aの損傷を防止することができる。
【0048】
なお、遮断器の開路状態では、第2の液室25側の圧力がほぼ大気圧に等しくなるため、第1の液室24との圧力差により開路状態が保持される。これに対して、閉路状態では、第2の液室25側と第1の液室24側の圧力が等しくなるため、受圧面積差により閉路状態が保持される。
【0049】
さらに、本形態の装置においては、ダンパ部26の先端面に凸部26aを設けたことにより、閉路動作開始時において駆動ピストン22の動作を良好に開始できるという作用も得られる。すなわち、ダンパ部26の先端面が単なる平面であると、遮断器の開路状態においてダンパ部26の先端がダンパ室25aの端部に密着する場合に、閉路動作開始時にこの密着部に作動液が侵入するまでの間、密着上体を解除することができず、動作開始のタイミングが遅れる可能性がある。これに対して、本形態の装置においては、ダンパ部26の先端面に凸部26aを設けたことにより、密着面積を小さくすると共に、閉路動作開始時には、密着隙間内に短時間で作動液を侵入させることができるため、駆動ピストン22の動作を良好に開始させることができる。
【0050】
[1−3.液圧操作装置の効果]
以上のように、本形態の液圧操作装置によれば、駆動ピストン26周囲のシール部22aとダンパ室25aとの位置関係により、開路動作終了時の制動の際にダンパ室25aの圧力上昇が大きくなった場合でも、シール部22aに過大な圧力が直接加わることはないため、シール部22aに加わる圧力を十分に軽減することができ、過大な圧力に起因するシール部22aの損傷を確実に防止することができる。したがって、開路動作時の動作信頼性および耐久性を向上できる。
【0051】
また、ダンパ部26の先端面に凸部26aを設けたことにより、ダンパ部26の先端がダンパ室25aの端部に密着する場合でも、閉路動作開始時には、ダンパ部26の先端部に短時間で作動液を侵入させることができるため、駆動ピストン22の動作を良好に開始させることができる。したがって、閉路動作時の動作信頼性を向上できる。
【0052】
[2.第2の実施の形態]
図2は、本発明による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を示す図であ。ここで、本形態の液圧操作装置は、前記第1の実施の形態に係る液圧操作装置において、ダンパ部26の先端面の形状のみを変更したものである。すなわち、図2に示すように、本形態の液圧操作装置において、ダンパ部26の先端面には、凸部26aの代わりに、一本もしくは複数本のスリット26bが設けられている。そして、この部分以外の構成は、前記第1の実施の形態と全く同様とされている。
【0053】
この構成によれば、前記第1の実施の形態と同様に、ダンパ部26の先端がダンパ室25aの端部に密着する場合でも、閉路動作開始時には、ダンパ部26の先端部に短時間で作動液を侵入させることができるため、駆動ピストン22の動作を良好に開始させることができる。なお、スリット以外の任意の形状の凹部を設けても、同等の効果が得られるものである。
【0054】
[3.第3の実施の形態]
図3は、本発明による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を示す図であ。ここで、本形態の液圧操作装置は、前記第1の実施の形態に係る液圧操作装置において、ダンパ部26の構成のみを変更したものである。すなわち、図3に示すように、本形態の液圧操作装置において、駆動ピストン22のダンパ部26内には、絞り流路26cが設けられている。
【0055】
この構成によれば、開路動作終了時の制動の際、ダンパ室25a内の高圧作動液が、ダンパ部26とオリフィス25bとの間隙からのみでなく、絞り流路26cからも排出される。この場合、ダンパ部26とオリフィス25bとの間の間隙より、絞り流路26cの方が、精度良く流路面積調整が可能である。すなわち、ダンパ部26とオリフィス25bとの間の間隙に比べて、絞り流路26cの加工精度を向上させることは容易であり、寸法管理も行いやすい。そのため、この絞り流路26cの絞りを調整して開路動作時の制動のためのダンパ室内の圧力上昇量を高い精度で微調整することができ、高い精度で目標の制動特性を得ることができる。したがって、開路動作時の動作信頼性をより向上できる。
【0056】
[4.第4の実施の形態]
図4は、本発明による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を示す図であ。ここで、本形態の液圧操作装置は、前記第1の実施の形態に係る液圧操作装置において、第2の液室25とダンパ室25aとを区切る隔壁を、円筒状のブッシュ(隔壁部材)25cによって可動に構成したことを特徴としている。このブッシュ25cは、挿入穴25bを含む隔壁部と、駆動シリンダ21の内周を摺動する円筒部とから形成されており、バネ25dによって、ダンパ室25aの容積が最大となる側に付勢されている。
【0057】
この構成によれば、開路動作終了時の制動時には、ダンパ室25a内の圧力が上昇するため、駆動ピストン22に制動力が働くと同時にブッシュ25cはダンパ室25aの容積が最大となる初期位置に保持される。また、閉路動作開始時には、駆動ピストン22の動作を良好に開始させることができる。すなわち、閉路動作開始直後には、ダンパ部26の抜けに伴い、ダンパ室25a内の容積が増大し、ダンパ室25a内の圧力が低下するため、ダンパ室25a内の容積が小さくなる方向にブッシュ25cが移動する。その結果、ダンパ室25a内の圧力降下が抑制され、駆動ピストン22がダンパ室25aから抜けやすくなる。そのため、閉路動作開始時には、ダンパ部26をダンパ室25aから早く抜くことができ、駆動ピストン22の動作を良好に開始させることができる。
【0058】
以下には、このような可動のブッシュ25cの作用についてより詳細に説明する。
まず、開路動作終了時に、ダンパ部26がブッシュ25cの挿入穴25bに挿入される際には、ダンパ部26の外径と挿入穴25bとの間に設定された隙間からダンパ部26の挿入された体積に等しい作動液を排出することになるが、この部分の隙間の設定でダンパ室25aの内部圧力が上昇し、駆動ピストン22に制動力が働くと同時にブッシュ25cはダンパ室25aの容積が最大となる初期位置に維持される。
【0059】
一方、閉路動作時において開路動作と逆方向に駆動ピストン22を駆動する際には、ダンパ室25aからのダンパ部26の抜出し量に相当する容積を補うだけの作動液をダンパ室25a内に供給する必要があるが、隙間の設定の関係から液流が絞られるため、ダンパ室25a内に圧力降下が生じ、この圧力降下によりブッシュ25cはダンパ室25a内へ向かって移動する。この結果として、ダンパ室25a内の圧力降下が少なくなり、制動力を低減でき、駆動ピストン22の動作速度を向上できる。
【0060】
仮に、ダンパ室25aにこのブッシュ25cのような可動部がなければ、ー色動作開始直後に駆動ピストン22が動作すると、そのダンパ部26の先端部が抜けるにつれてダンパ室25aの容積が大きくなるため、ダンパ室25a内の圧力が低下し、制動力が働くことになる。本形態は、この圧力降下を防ぐために、ダンパ室25aの容積が小さくなる方向にブッシュ25cが移動するように構成したものである。
【0061】
そして、このような構成により、前述したように、閉路動作開始時には、駆動ピストン22のダンパ部26がダンパ室25aから早く抜けるようになり、また、動きに伴う制動力の発生もなくなるため、駆動ピストン22の動作を良好に開始できるのである。したがって、閉路動作時の動作信頼性をより向上できる。
【0062】
[5.第5の実施の形態]
図5は、本発明による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を示す図であ。ここで、本形態の液圧操作装置は、前記第1の実施の形態に係る液圧操作装置において、駆動部20に、閉路動作時のみにダンパ室25aに作動液を供給する流入路27aが設けられたものである。この流入路27aは、開路動作終了時にダンパ室の圧力が連通する部分の圧力より高くなった場合に閉止するようになっている。
【0063】
この構成によれば、流入路27aによって、閉路動作開始時におけるダンパ室内への高圧の作動液の供給を向上でき、駆動ピストン22の動作を良好に開始させることができる。また、開路動作終了時には、ダンパ室25aの圧力が連通する管路や液室より高くなって流入路が閉止することにより、ダンパ室25aを十分に圧力上昇させることができるため、制動力が低下することはない。したがって、閉路動作時の動作信頼性をより向上できる。なお、この構造は、図11に示すような、駆動ピストン22のシール部22aとダンパ室25aとを隣接させた構成にも採用することができ、同等の効果が得られるものである。
【0064】
[6.第6の実施の形態]
図6は、本発明による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を示す図であ。ここで、本形態の液圧操作装置は、前記第1の実施の形態に係る液圧操作装置において、駆動ロッド23に、閉路状態の位置を決定するストッパ23aが設けられたものである。
【0065】
この構成によれば、開路動作終了時の制動による衝撃を、駆動部20の開閉接点側で受けることとなり、駆動シリンダ21における駆動ロッド23貫通部付近の僅かなスペースで、十分な強度が得られる構造を取りやすくなる。また、駆動ピストン22のダンパ部の先端面がダンパ室25aの端部に密着しないため、閉路動作開始時には駆動ピストン22の背部全体に作動液が流入しやすくなり、駆動ピストン22の動作を良好に開始させることができる。したがって、動作信頼性と耐久性をより向上できる。なお、この構造は、図11に示すような、駆動ピストン22のシール部22aとダンパ室25aとを隣接させた構成にも採用することができ、同等の効果が得られるものである。
【0066】
[7.第7の実施の形態]
図7は、本発明による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を示す図であ
【0067】
この図7に示すように、本形態の液圧操作装置において、第2の液室25内のダンパ室25aは、図11に示す従来の一般的な構成と同様に、駆動ピストン22周囲のシール部22aと隣接する位置に設けられている。そして、駆動ピストン22の周囲におけるシール部22aの第2の液室25側には、圧力封止リング22bが設けられている。さらに、圧力封止リング22bとシール部22aとの間を起点とし、駆動ピストン22内部を貫通して第2の液室25に至る液道22cが設けられている。より詳細には、液道22cは、駆動ピストン22とダンパ部26の内部を貫通してダンパ部26の先端面に開口している。
【0068】
この構成によれば、開路動作終了時の制動の際に、ダンパ室25aにダンパ部26が挿入される場合に、昇圧した作動液の大部分を、圧力封止リング22bによってブロックすることができる。また、昇圧した作動液の一部は、圧力封止リング22bを通過してしまうが、このように圧力封止リング22bから漏れた作動流体については、圧力封止リング22bとシール部22aとの間を起点とする液道22cを介して第2の液室25に排出することができる。そのため、シール部22aに加わる圧力を十分に軽減することができ、過大な圧力に起因するシール部22aの損傷を確実に防止することができる。したがって、開路動作時の動作信頼性および耐久性を向上できる。
【0069】
[8.第8の実施の形態]
図8は、本発明による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を示す図であ
【0070】
この図8に示すように、本形態の液圧操作装置において、第2の液室25内のダンパ室25aは、前記第7の実施の形態および図11に示す従来の構成と同様に、駆動ピストン22周囲のシール部22aと隣接する位置に設けられている。そして、駆動部20には、開路動作終了時の制動の際にダンパ室25aの圧力が予め設定された圧力値以上に過度に昇圧した場合にこのダンパ室25aから作動液を排出する流出路27bが設けられている。
【0071】
この構成によれば、開路動作終了時において、ダンパ室25a内に過度の急激な圧力上昇が発生した場合に、流出路27bによってダンパ室25aから作動液を排出することができるため、一定以上の急激な圧力上昇を抑制して急激かつ過大な制動力の発生を防止することができ、安定した制動力が得られる。このことからまた、駆動ピストン22周囲のシール部22aに過大な圧力が直接加わることがないため、シール部22aに加わる圧力を十分に軽減することができ、過大な圧力に起因するシール部22aの損傷を防止することができる。したがって、開路動作時の動作信頼性および耐久性を向上できる。なお、この構造は、前記第1〜第6の実施の形態のような、駆動ピストン22のシール部22aをダンパ室25aと隣接しない位置に配置した構成にも採用することができ、同等の効果が得られるものである。
【0072】
[9.第9の実施の形態]
図9は、本発明による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を示す図であ
【0073】
この図9に示すように、本形態の液圧操作装置において、第2の液室25内のダンパ室25aは、前記第7、第8の実施の形態および図11に示す従来の構成と同様に、駆動ピストン22周囲のシール部22aと隣接する位置に設けられている。
【0074】
そして、本形態においては、閉路動作終了時の制動のために、第1の液室24内にダンパ室24aが設けられている。このダンパ室24a用のダンパ部22dは、駆動ピストン22の駆動ロッド23側の先端部がダンパ部として形成されたものである。また、第1の液室24とダンパ室24aとを区切る隔壁は、挿入孔24bを含む円筒状のブッシュ(隔壁部材)24cによって可動に構成されている。このブッシュ24cは、前記第4の実施の形態において、第2の液室25側で使用したブッシュ25cと同様に、挿入穴24bを含む隔壁部と、駆動シリンダ21の内周を摺動する円筒部とから形成されており、バネ24dによって、ダンパ室24aの容積が最大となる側に付勢されている。
【0075】
この構成によれば、閉路動作終了時の制動時には、ダンパ室24a内の圧力が上昇するため、駆動ピストン22に制動力が働くと同時にブッシュ24cはダンパ室24aの容積が最大となる初期位置に保持される。また、開路動作開始時には、駆動ピストン22の動作を良好に開始させることができる。すなわち、開路動作開始直後には、ダンパ部22dの抜けに伴い、ダンパ室24a内の容積が増大し、ダンパ室24a内の圧力が低下するため、ダンパ室24a内の容積が小さくなる方向にブッシュ28が移動する。その結果、ダンパ室24a内の圧力降下が抑制され、駆動ピストン22がダンパ室24aから抜けやすくなる。そのため、開路動作開始時には、ダンパ部22dをダンパ室24aから早く抜くことができ、駆動ピストン22の動作を良好に開始させることができる。したがって、開路動作時の動作信頼性を向上できる。
【0076】
[10.第10の実施の形態]
図10は、本発明による液圧操作装置を実施する場合の他の形態を示す図であ。ここで、本形態の液圧操作装置は、前記第9の実施の形態に係る液圧操作装置において、駆動シリンダ21本体端部の駆動ロッド貫通部におけるロッドシール部21aの第1の液室24側には、圧力封止リング21bが設けられている。さらに、圧力封止リング21bとロッドシール部21aとの間を起点とし、駆動シリンダ21本体内部を貫通して管路33に連通する液道21cが設けられている。
【0077】
この構成によれば、閉路動作終了時の制動の際に、ダンパ室24aにダンパ部22dが挿入される場合に、昇圧した作動液の大部分を、圧力封止リング21bによってブロックすることができる。また、昇圧した作動液の一部は、圧力封止リング21bを通過してしまうが、このように圧力封止リング21bから漏れた作動流体については、圧力封止リング21bとロッドシール部21aとの間を起点とする液道21cを介して管路33に排出することができる。そのため、ロッドシール部21aに加わる圧力を十分に軽減することができ、過大な圧力に起因するロッドシール部21aの損傷を確実に防止することができ、したがって、閉路動作時の動作信頼性および耐久性をより向上できる。なお、この形態の変形例として、液道21cを、他の高圧側の部分、すなわち、第1の液室24や、アキュムレータ40、ポンプ50を連結する配管等と連通する構造としても、同等の効果が得られるものである。
【0078】
[11.他の実施の形態]
なお、本発明は、前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で他にも多種多様な形態を実施可能である。例えば、前記1〜10の実施の形態を適宜組み合わせること等も可能である。具体的には、可変のダンパ室として、第4の実施の形態におけるダンパ室25a、ブッシュ25c、およびバネ25dからなる構造と、第9、第10の実施の形態におけるダンパ室24a、ブッシュ24c、およびバネ24dからなる構造の両方を、同一の液圧操作装置内に組み込むことにより、開路動作時と閉路動作時の両方で制動性および動作開始時の始動性を向上させ得ることは明白であり、本発明の範囲内である。さらに、駆動シリンダ、駆動ピストン、駆動ロッド、液室、液道、ダンパ室、ダンパ部、隔壁部材等の各部の具体的な形状や寸法は適宜選択可能である。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、液圧操作装置の駆動部において、開路動作終了時の制動用のダンパ室を駆動ピストン周囲のシール部から離れた位置に配置したり、シール部の近傍に圧力封止リングを設けたり、ダンパ室から作動液を流出させる流出路を設けること等により、シール部の損傷を防止できるため、小型・簡素な構造で動作信頼性および耐久性に優れた液圧操作装置を提供することができる。
【0080】
また、開路動作終了時の制動用のダンパ室を可変に構成したり、ダンパ部の先端面の形状を工夫したり、ダンパ室内に作動液を供給する流入路を設けること等により、閉路動作開始時の始動性を向上させることができる。さらに、閉路動作終了時の制動のために駆動ロッド側に可変のダンパ室を設けることにより、開路動作開始時の始動性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液圧操作装置の第1の実施の形態を示す構成図である。
【図2】本発明による液圧操作装置の第2の実施の形態を示す構成図である。
【図3】本発明による液圧操作装置の第3の実施の形態を示す構成図である。
【図4】本発明による液圧操作装置の第4の実施の形態を示す構成図である。
【図5】本発明による液圧操作装置の第5の実施の形態を示す構成図である。
【図6】本発明による液圧操作装置の第6の実施の形態を示す構成図である。
【図7】本発明による液圧操作装置の第7の実施の形態を示す構成図である。
【図8】本発明による液圧操作装置の第8の実施の形態を示す構成図である。
【図9】本発明による液圧操作装置の第9の実施の形態を示す構成図である。
【図10】本発明による液圧操作装置の第10の実施の形態を示す構成図である。
【図11】従来の液圧操作装置の一般的な形態を示す構成図である。
【符号の説明】
1…開閉部
2…固定電極
3…可動電極
10…液圧操作装置
20…駆動部
21…駆動シリンダ
21a…ロッドシール部
21b,22b…圧力封止リング
21c…液道
22…駆動ピストン
22a…シール部
22c…液道
22d…ダンパ部
23…駆動ロッド
23a…ストッパ
24…第1の液室
24a,25a…ダンパ室
24b,25b…オリフィス
24c,25c…ブッシュ
24d,25d…バネ
25…第2の液室
26…ダンパ部
26a…凸部
26b…スリット
26c…絞り流路
27a…流入路
27b…流出路
30…液圧制御部
31…切換弁
32…電磁弁
33…管路
40…アキュムレータ
40a…窒素ガス
50…ポンプユニット
51…ポンプ
52…低圧タンク

Claims (5)

  1. 駆動シリンダと、その内部を摺動可能に設けられた駆動ピストンと、この駆動ピストンと遮断器の開閉部とを連結する駆動ロッドを備え、前記駆動シリンダ内における駆動ピストンの駆動ロッド側とその反対側に第1と第2の液室がそれぞれ形成され、前記駆動ピストンの動作に応じて前記遮断器の開閉部をそれぞれ閉路または開路させる駆動部と、前記駆動シリンダ内の第2の液室に対して作動流体の供給および排出の選択により液圧制御を行う液圧制御部と、前記駆動シリンダ内の第1の液室に対して供給される作動流体の圧力を保持するアキュムレータと、作動流体を昇圧して得た高圧作動流体を前記アキュムレータに対して供給するポンプと、前記第2の液室から排出した作動流体を回収すると共に昇圧前の低圧作動流体を蓄積する低圧タンク部を有する液圧操作装置において、
    前記第2の液室内には、開路動作終了時の制動のために、前記駆動ピストンから突出するダンパ部が設けられると共に、このダンパ部を挿入する挿入穴を持ち、ダンパ部の動作によって作動流体を昇圧するダンパ室が設けられ、
    前記駆動ピストンには、その周囲における液圧シール用のシール部の第2の液室側に圧力封止リングが設けられると共に、このシール部と圧力封止リングとの間を起点とし、駆動ピストン内部を貫通して第2の液室に至る液道が設けられたことを特徴とする液圧操作装置。
  2. 前記駆動部に、開路動作終了時の制動の際に前記ダンパ室が予め設定された圧力値以上に昇圧した場合にこのダンパ室から作動流体を流出させる流出路が設けられたことを特徴とする請求項記載の液圧操作装置。
  3. 前記駆動シリンダに、閉路動作時に前記ダンパ室内に作動流体を流入させる流入路が設けられ、この流入路が、開路動作終了時にダンパ室の圧力が連通する部分の圧力より高くなった場合に閉止するように構成されたことを特徴とする請求項記載の液圧操作装置。
  4. 前記駆動ロッドに、閉路状態の位置を決定するストッパが設けられたことを特徴とする請求項記載の液圧操作装置。
  5. 駆動シリンダと、その内部を摺動可能に設けられた駆動ピストンと、この駆動ピストンと遮断器の開閉部とを連結する駆動ロッドを備え、前記駆動シリンダ内における駆動ピストンの駆動ロッド側とその反対側に第1と第2の液室がそれぞれ形成され、前記駆動ピストンの動作に応じて前記遮断器の開閉部をそれぞれ閉路または開路させる駆動部と、前記駆動シリンダ内の第2の液室に対して作動流体の供給および排出の選択により液圧制御を行う液圧制御部と、前記駆動シリンダ内の第1の液室に対して供給される作動流体の圧力を保持するアキュムレータと、作動流体を昇圧して得た高圧作動流体を前記アキュムレータに対して供給するポンプと、前記第2の液室から排出した作動流体を回収すると共に昇圧前の低圧作動流体を蓄積する低圧タンク部を有する液圧操作装置において、
    前記第1の液室内には、閉路動作終了時の制動のために、前記駆動ピストンの先端部がダンパ部として形成されると共に、このダンパ部を挿入する挿入穴を持ち、ダンパ部の動作によって作動流体を昇圧するダンパ室が設けられ、
    前記第1の液室と前記ダンパ室とを区切る可動の隔壁部材が設けられ、
    この隔壁部材に前記挿入穴が設けられると共に、この隔壁部材をダンパ室の容積が最大となる側に付勢するバネが設けられ
    前記駆動シリンダには、その本体端部の前記駆動ロッド貫通部における液圧シール用のシール部の第1の液室側に圧力封止リングが設けられると共に、このシール部と圧力封止リングとの間を起点とし、駆動シリンダ本体内部を貫通して第1の液室を含む高圧側の部分に至る液道が設けられたことを特徴とする液圧操作装置。
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