JP4639810B2 - 半導体装置、基板製造方法および電子機器 - Google Patents

半導体装置、基板製造方法および電子機器 Download PDF

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Description

この発明は、基板内で光信号の伝送が可能な半導体装置よびそれを使用した電子機器に関する。詳しくは、この発明は、シリコン酸化膜上にシリコン単結晶膜を有する基板を備え、この基板のシリコン酸化膜は、第1および第2の傾斜部と、第1および第2の傾斜部の下端部を連結する連結部と、第1および第2の傾斜部の各上端部に接続した2つの接続部とを有し、この傾斜部分を光信号の通過路を構成する反射ミラーとして用いることによって、上面入射による基板内の光信号伝送を容易に行い得るようにした半導体装置等に係るものである。
従来、LSI等の半導体チップ間の信号伝送は、基板配線を介した電気信号によりなされている。しかし、昨今のMPU(Micro Processing Unit)の高機能化に伴い、半導体チップ間にて必要とされるデータ授受量は著しく増大し、結果として様々な高周波問題が浮上している。
それらの代表的なものとして、RC(Register and Capacitor)信号遅延、インピーダンスミスマッチング、EMC(ElectroMagnetic Comatibility)/EMI(ElectroMagnetic Interference)、クロストーク等がある。従来、これらの問題を解決するため、配線位置の最適化、新素材開発などが行われてきた。
しかし近年、上述の配線位置の最適化、新素材開発等の効果は物理的限界に阻まれつつあり、今後システムの高機能化を実現するためには、単純な半導体チップの実装を前提としたボード構造そのものを見直す必要が生じてきている。例えば、以下に簡単に説明する、マルチチップモジュール(MCM)化による微細配線結合、各種半導体チップのポリイミド樹脂などを用いた配線の二次元的な封止、一体化による電気配線結合、基板貼り合わせによる半導体チップの三次元結合などが開発されている。
・MCM化による微細配線結合
高機能チップを、セラミック・シリコンなどの精密実装基板上に実装し、マザーボード(多層プリント基板)上では形成不可能である微細配線結合を実現する。これによって、配線の狭ピッチ化が可能となり、バス幅を拡げることでデータ授受量が飛躍的に増大する。
・各種半導体チップの封止、一体化による電気配線結合
各種半導体チップをポリイミド樹脂などを用いて二次元的に封止し、一体化し、その一体化された基板上にて微細配線結合を行う。これによって、配線の狭ピッチ化が可能となり、バス幅を拡げることでデータ授受量が飛躍的に増大する。
・半導体チップの三次元結合
各種半導体チップに貫通電極を設け、それぞれを貼り合わせることで積層構造とする。これによって、異種半導体チップ間の結線が物理的に短絡化され、結果として信号遅延などの問題が回避される。ただし、積層化による発熱量増加、半導体チップ間の熱応力などの問題が生じる。
また、信号授受の高速化および大容量化を実現するために、光配線による光伝送結合技術が開発されている(例えば、非特許文献1、非特許文献2参照)。半導体チップ間の信号伝送を光信号で行うことで、電気配線におけるようなRC遅延の問題はなく、伝送速度を大幅に向上させることができる。また、半導体チップ間の信号伝送を光信号で行うことで、電磁波に関する対策を全く必要とせず、比較的自由な配線設計が可能となる。
半導体チップ間に対応する光配線技術には種々の方式がある。例えば、以下に簡単に説明する、アクティブインターポーザ方式、自由空間伝送方式、光コネクタ接続方式、光導波路埋め込み方式、表面実装方式などがある。
・アクティブインターポーザ方式(非特許文献1のp.125、図7参照)
これは、プリント配線基板(ボード)上に光導波路が実装されている。光素子は、トランシーバーモジュールの裏面に実装され、光導波路の45°全反射ミラーに対し、精密に位置決めされている。利点としては、既存のプリント配線基板の実装構造上に展開できることが挙げられる。また、懸案点としては、構造が大掛かりなため、コストが高いこと、光軸合わせが困難であること、また電気伝送経路の短縮が困難であり、高周波伝送に不向きであることが挙げられる。
・自由空間伝送方式(非特許文献1のp.123、図5参照)
これは、プリント配線基板の裏面に光配線基板(石英)を実装し、伝送基板内において光をジグザグに反射させ、信号を伝播させる。光素子アレイ+自由空間伝送により、原理的には数千レベルの多チャンネル化が可能である。また、光軸合わせを容易にするため、数枚のレンズを組み合わせたハイブリッド光学系を構成している。利点としては、原理的には数千チャネルの多重伝送が可能であること、またハイブリッド光学系を構成しているため、光軸合わせが容易であることが挙げられる。また、懸案点としては、光配線基板が高価であること、反射による信号伝播のため、波形が乱れ易く、伝播損失が大きいこと、また新規開発技術が数多く盛り込まれているため、信頼性に関する実績がほとんど無いことが挙げられる。
・光コネクタ接続方式(非特許文献1のp.122、図4参照)
これは、LSIチップの周囲に小型光コネクタを配置し、LSIチップを実装した後、自由に光路を設定できる光伝送モジュールシステムである。利点としては、コネクタにより精度が保証されており、コストのかかる光軸合わせ工程が不要であること、光ファイバーを用いているため、プリント配線基板間などの中距離伝送が可能であること、また既存のプリント配線基板の実装構造上に展開できることが挙げられる。また、懸案点としては、コネクタモジュールの小型化に限界があり、半導体チップとコネクタ間における電気配線の短縮化が困難であること、高周波伝送用としては不向きであること、伝送媒体として光ファイバーを採用しているため、多バス化に限界が有ること、また構成部品数が多く、バス当たりのコストダウンが困難であることが挙げられる。
・光導波路埋め込み方式(非特許文献1のp124、図6参照)
これは、光導波路をプリント配線基板に埋め込み、既存のプリント配線基板の実装構造の形態を維持しながら光配線を設ける方法である。光路結合にマイクロレンズを採用し、光軸ズレ許容量を一般実装精度レベルまで緩和させている。利点としては、発光素子をLSIチップの裏面に直接実装しているため、LSIチップと発光素子間の電気配線経路を極限まで短くできること、またコリメート光結合により、一般実装精度での光軸合わせが可能であることが挙げられる。また、懸案点としては、光配線をプリント配線基板内に設けるため、プリント配線基板の製造やコストダウンが困難であること、光素子の放熱対策が不明であること、またプリント配線基板が脆弱であるため、レンズと光導波路間の光結合損失が変動する可能性が有ることが挙げられる。
・表面実装方式(非特許文献2参照)
これは、光素子を、LSIチップの裏面に直接貼り付けて機能させ、また、光導波路をプリント配線基板上に直接実装する方式である。既存のプリント配線基板の構造をそのまま維持し、光配線の併設が可能である。利点としては、発光素子をLSIチップの裏面に直接実装しているため、LSIチップと発光素子間の電気配線経路を極限まで短くできること、構造がシンプルであり、コストダウンが可能であること、また既存のプリント配線基板の実装構造上に展開できることが挙げられる。また、懸案点としては、光素子をLSIチップに直接貼り付けるため、専用のLSIチップの開発が必要であること、また光素子が高温のLSIチップに直接貼り付けられているため、光素子の高温劣化が懸念されることが挙げられる。
日経エレクトロニクス、"光配線との遭遇"2001年12月3日の122頁〜125頁、図4〜図7 NTT R&D, vol.48, no.3, pp.271-280 (1999)
上述した各方式は、以下の第1〜第5の理由により、現状では決定力に欠けるものである。
第1に、既存のプリント配線基板の実装構造をそのまま利用できる構造ではないこと。すなわち、プリント配線基板上に光経路を直接積層する構造は、ベースとなるプリント配線基板自体が脆弱であるため、光軸ズレ等の問題が生じて現実的ではない。一方、これまで培われてきたプリント配線基板の構造に変更を加えると、性能、信頼性、高周波性能の確認などに膨大な労力を要する。従って、埋め込み型光導波路など、既存のプリント配線基板を流用できないシステム構造は望ましくない。
第2に、既存の実装プロセスをそのまま利用できる構造ではないこと。一般に、光導波路などの光モジュールは高温プロセスに弱い。上記したようなプリント配線基板と光配線部が一体化した方式では、光モジュールが、はんだリフロー、アンダーフィル樹脂封止などの高温プロセスに曝されることになり、現実には実施が困難である。また、高温プロセスを考慮した材料や部品を採用しなくてはならず、大きな制約条件となる。
第3に、大掛かりな構造物を排除した構造ではないこと。すなわち、プリント配線基板の剛性が低いため、大掛かりな部品による光路構造は、外部応力により光軸ズレを引き起こし易い。従って、上述したようなアクティブインターポーザ方式によるポスト構造は、避けるべきである。
第4に、高密度化が可能な光配線構造ではないこと。すなわち、プリント配線基板上の半導体チップ間の光配線に特化すると、高密度化が不可能な光ファイバーは採用すべきではないと考えられる。光ファイバーを用いた光コネクタ接続方式などは、装置間通信に向けたシステムとして限定されたものとなる。
第5に、LSIチップ−光素子間の配線長を短くできる構造ではないこと。即ち、LSIチップ−光素子間の電気配線長を短絡化できない構造では、高周波信号が光素子に到達する前に劣化し、光変換の効果がなくなる。従って、この距離を短くできるシステム構造を構築する必要がある。
この発明の目的は、上面入射による基板内の光信号伝送を容易に行い得る半導体装置等を提供することにある。
この発明に係る半導体装置は、シリコン単結晶の基板と、該基板内に、前記基板を上部のシリコン単結晶膜と下部のシリコン単結晶部とに分割するように形成されたシリコン酸化膜であって、前記基板の表面に対して45°傾斜し、対向して形成された第1および第2の傾斜部と、該第1および第2の傾斜部の下端部を連結する連結部と、前記第1および第2の傾斜部の各上端部に接続した2つの接続部とを有するシリコン酸化膜と、前記基板の表面から前記第1の傾斜部の下端部に貫通して形成された酸化シリコンの第1の光導波部と、前記基板の表面から前記第2の傾斜部の下端部に貫通して形成された酸化シリコンの第2の光導波部と、前記基板の上部に配置される発光手段と、該発光手段に装着されるコリメータレンズとを有し、前記第1の傾斜部と前記第2の傾斜部は、前記発光手段から照射される光信号の伝搬距離だけ隔てられており、前記光信号が、前記コリメータレンズ、前記第1の光導波部、前記第1の傾斜部、前記連結部、前記第2の傾斜部、および前記第2の光導波部の順に伝搬し、前記基板の表面に向かうように、前記コリメータレンズおよびこれらの各部が配置され、前記光信号は、前記第1の傾斜部において、該第1の傾斜部と前記下部のシリコン単結晶部との境界で反射して前記連結部に伝播し、前記第2の傾斜部において、該第2の傾斜部と前記下部のシリコン単結晶部との境界で反射して前記第2の光導波部に伝播するものである。
この発明に係る電子機器は、複数の電子部品と、該複数の電子部品に含まれる第1の電子部品と第2の電子部品が実装されたシリコン単結晶の基板と、該基板の上部に配置される発光手段と、該発光手段に装着されるコリメータレンズとを備え、前記基板内に、前記基板を上部のシリコン単結晶膜と下部のシリコン単結晶部とに分割するように形成されたシリコン酸化膜であって、前記基板の表面に対して45°傾斜し、対向して形成された第1および第2の傾斜部と、該第1および第2の傾斜部の下端部を連結する連結部と、前記第1および第2の傾斜部の各上端部に接続した2つの接続部とを有するシリコン酸化膜と、前記基板の表面から前記第1の傾斜部の下端部に貫通して形成された酸化シリコンの第1の光導波部と、前記基板の表面から前記第2の傾斜部の下端部に貫通して形成された酸化シリコンの第2の光導波部とを有し、前記第1の傾斜部と前記第2の傾斜部は、前記発光手段から照射される光信号の伝搬距離だけ隔てられており、前記光信号が、前記コリメータレンズ、前記第1の光導波部、前記第1の傾斜部、前記連結部、前記第2の傾斜部、および前記第2の光導波部の順に伝搬し、前記基板の表面に向かうように、前記コリメータレンズおよびこれらの各部が配置され、前記光信号が、前記第1の傾斜部において、該第1の傾斜部と前記下部のシリコン単結晶部との境界で反射して前記連結部に伝播し、前記第2の傾斜部において、該第2の傾斜部と前記下部のシリコン単結晶部との境界で反射して前記第2の光導波部に伝播することにより、前記第1の電子部品と前記第2の電子部品との間で前記光信号を用いた信号伝送が行われるものである。
この発明においては、シリコン酸化膜上にシリコン単結晶膜を有する基板、つまりSOI(Silicon On Insulator)基板を備えている。この基板のシリコン酸化膜は、第1の深さ部分、この第1の深さ部分より深い第2の深さ部分およびこれら第1、第2の深さ部分を接続する傾斜部分からなっている。ここで、傾斜部分とは、上記の基板の表面に対して45°傾斜し、対向して形成された第1および第2の傾斜部のことを指し、第1の深さ部分とは、上記の第1および第2の傾斜部の各上端部に接続した2つの接続部のことを指す。また、第2の深さ部分とは、上記の第1および第2の傾斜部の下端部を連結する連結部のことを指す。
例えば、この基板は、シリコン単結晶の基板に、第1の深さ部分(2つの接続部)に対応して半透膜が配置された状態で酸素をイオン注入し、その後の熱処理で、注入された酸素とシリコンとを反応させてシリコン酸化膜を形成することで得られる。また例えば、この基板は、シリコン単結晶の基板の表面を第1の深さ部分、第2の深さ部分(連結部)および傾斜部分(第1および第2の傾斜部)に対応した形状に加工し、その後にこの表面のシリコンを酸化させてシリコン酸化膜を形成し、さらにその後にこのシリコン酸化膜上にシリコン単結晶膜を生成しその表面を平坦化することで得られる。
シリコン酸化膜の傾斜部分を光信号の通過路を構成する反射ミラーとして用いるようにする。例えば、信号はシリコン酸化膜の傾斜部分の内表面で反射される。これにより、上面入射による基板内の光信号伝送を容易に行い得る。
例えば、基板に、光信号を出力する発光手段、例えば面発光レーザが実装される。この発光手段から出力される光信号は、上述したようにシリコン酸化膜の傾斜部分に上面から入射し、この傾斜部分で反射されて横方向に進んでいく。
例えば、基板の上面には、少なくとも発光手段の電極パッドおよび光信号出力部に対応する領域を除いて反射防止膜が設けられている。このように反射防止膜を設けることで、光信号の通過路に外光等の余分な光が入り込むことを防止でき、ノイズを抑制できる。
例えば、シリコン単結晶膜には、光信号を出力する発光手段を駆動するドライバ、このドライバに発光手段から出力される光信号に対応した電気信号を供給する信号出力回路(電子部品)、光信号を受光する受光手段で得られる電気信号が供給される信号入力回路(電子部品)、光信号を受光する受光手段で得られる電気信号としての電流信号を電圧信号に変換する電流/電圧変換アンプ、受光手段で得られる電気信号としての電流信号を電流/電圧変換アンプに供給する際にインピーダンスマッチングをとるためのトランスインピーダンスアンプ等が形成される。これにより、基板に実装すべきチップの個数を削減できる。
この発明によれば、シリコン酸化膜上にシリコン単結晶膜を有する基板を備え、この基板のシリコン酸化膜は、第1の深さ部分、この第1の深さ部分より深い第2の深さ部分およびこれら第1、第2の深さ部分を接続する傾斜部分からなり、この傾斜部分を光信号の通過路を構成する反射ミラーとして用いるものであり、上面入射による基板内の光信号伝送を容易に行い得る。
この発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態としての半導体装置100の構成を示している。
この半導体装置100は、シリコン酸化膜(SiO2)上にシリコン単結晶膜(Si)を有するSOI基板101を備えている。このSOI基板101は、シリコン単結晶膜(Si)101a、シリコン酸化膜(SiO2)101bおよびシリコン単結晶膜(Si)101cが順次積層された構成となっている。
シリコン酸化膜101bは、第1の深さ部分101b1(2つの接続部)、この第1の深さ部分101b1より深い第2の深さ部分101b2(連結部)およびこれら第1、第2の深さ部分101b1,101b2を接続する傾斜部分101b3(第1および第2の傾斜部)からなっている。傾斜部分101b3は、略45゜の傾斜角を持つようにされている。このSOI基板101の製造方法については、後述する。
SOI基板101の上面には、酸化シリコン膜(SiO2)および窒化シリコン膜(SiN)が交互に積層され、銅(Cu)配線102が各層に施されている多層配線層103が形成されている。また、SOI基板101のシリコン酸化膜101bの傾斜部分101b3に到達する、多層配線層103およびSOI基板101のシリコン単結晶膜101cを貫通したSiO2貫通孔104a,104bが形成されている。
上面に多層配線層103が形成されたSOI基板101に、面発光レーザ(VCSEL)チップ105が実装されている。チップ105の電極パッド105aと多層配線層103の電極パッド103aとの間にはんだバンプ106が介在されている。この場合、チップ105の光信号出力部105bが上述したSiO2貫通孔104aの入口に対向するようにされ、光信号出力部105bより出力される光信号がSiO2貫通孔104aを介してSOI基板101のシリコン酸化膜101bの傾斜部分101b3の内部に導かれるようにされる。
ここで、チップ105から出力される光信号の波長λは、例えば850nmである。この光信号はシリコン単結晶膜101cの中を伝導することができないことから、上述したSiO2貫通孔104a,104bが必要とされる。
ここで、面発光レーザチップ105は発光手段を構成しており、SiO2貫通孔104aは導波部を構成している。なお、チップ105の光信号出力部105bに対応して、このチップ105には、この光信号出力部105bから出力される光信号としての発散光を平行光にするためのコリメータレンズ107が装着されている。
また、上面に多層配線層103が形成されたSOI基板101に、フォトダイオードチップ(PDチップ)108が実装されている。PDチップ108の電極パッド108aと多層配線層103の電極パッド103aとの間にはんだバンプ106が介在されている。この場合、PDチップ108の光信号入力部108bが上述したSiO貫通孔104bの出口に対向するようにされ、SOI基板101のシリコン酸化膜101bの傾斜部分101b3の内部より出力される光信号がSiO貫通孔104bを介して光信号入力部108bに導かれるようにされる。
ここで、PDチップ108は受光手段を構成しており、SiO2貫通孔104bは導波部を構成している。なお、PDチップ108の光信号入力部108bに対応して、このPDチップ108には、SiO2貫通孔104bの出口から出力される光信号としての平行光を集光するための集光レンズ109が装着されている。
また、上面に多層配線層103が形成されたSOI基板101の上面には、少なくとも、面発光レーザチップ105の電極パッド105aおよび光信号出力部105bに対応する領域、並びにPDチップ108の電極パッド108aおよび光信号入力部108bに対応する領域を除いて、反射防止膜110が設けられている。このように反射防止膜110を設けることで、光信号の通過路に外光等の余分な光が入り込むことを防止でき、ノイズを抑制できる。なお、図2は、面発光レーザチップ105に対応した反射防止膜110の形成領域を示している。
SOI基板101のシリコン単結晶膜101cには、マスタブロック115、例えばCPU(Central Processing Unit)と、ドライバ116とが形成されている。ここで、マスタブロック115は、信号出力回路を構成している。マスタブロック115とドライバ116の接続、ドライバ116と面発光レーザチップ105の接続は、それぞれ、多層配線層103の銅配線102により行われている。ドライバ116は上述した面発光レーザチップ105を駆動する。マスタブロック115は、面発光レーザチップ105から出力される光信号に対応した電気信号をドライバ116に供給する。
また、SOI基板101のシリコン単結晶膜101cには、トランスインピーダンスアンプ117と、電流/電圧変換アンプ118と、サブブロック119、例えばメモリとが形成されている。ここで、サブブロック119は、信号入力回路を構成している。ここで、サブブロック119は信号入力部を構成している。PDチップ108とトランスインピーダンスアンプ117の接続、トランスインピーダンスアンプ117と電流/電圧変換アンプ118の接続、電流/電圧変換アンプ118とサブブロック119の接続は、それぞれ、多層配線層103の銅配線102により行われている。
電流/電圧変換アンプ118は、PDチップ108で得られる電気信号としての電流信号を電圧信号に変換して、サブブロック119、例えばメモリに供給する。トランスインピーダンスアンプ117は、PDチップ108で得られる電気信号としての電流信号を電流/電圧変換アンプ118に供給する際にインピーダンスマッチングをとるためのものである。すなわち、PDチップ108で得られる電気信号としての電流信号はトランスインピーダンスアンプ117を介して電流/電圧変換アンプ118に供給される。
図1に示す半導体装置100における、マスタブロック115からサブブロック119への信号伝送系を説明する。
マスタブロック115から出力される電気信号は多層配線層103の銅配線102を介してドライバ116に供給される。そして、このドライバ116から多層配線層103の銅配線102を介して面発光レーザチップ105にドライブ信号が供給される。これにより、面発光レーザチップ105の光信号出力部105bから、マスタブロック115から出力される電気信号に対応した光信号(進行方向を一点鎖線で図示)が出力される。
この光信号は、コリメータレンズ107により発散光から平行光とされた後、SiO2貫通孔104aを介して、シリコン酸化膜101bの傾斜部分101b3の内部に導かれる。そして、この光信号は傾斜部分101b3の内表面で反射され、その後、シリコン酸化膜101bの第2の深さ部分101b2を光導波路として導波されていく。
この光信号は、再びシリコン酸化膜101bの傾斜部分101b3の内表面で反射され、SiO2貫通孔104bを介してPDチップ108の光信号入力部108bに入力される。この場合、SiO2貫通孔104bから出力される光信号は、集光レンズ109により集光されて光信号入力部108bに入力される。
PDチップ108からは、光信号入力部108bに入力された光信号に対応した電気信号としての電流信号が得られる。この電流信号は多層配線層103の銅配線102を介してトランスインピーダンスアンプ117および電流/電圧変換アンプ118に供給され、電圧信号に変換される。そして、この電圧信号は、多層配線層103の銅配線102を介してサブブロック119に供給される。これにより、マスタブロック115からサブブロック119への信号伝送が行われる。
図3は、上述した信号伝送系を概略的に示している。マスタブロック115からの電気信号がドライバ116に供給され、このドライバ116によって面発光レーザチップ105が駆動される。そして、この面発光レーザチップ105から出力される光信号120は、光導波路130を介して、PDチップ108に入力される。このPDチップ108で得られる電流信号は、トランスインピーダンスアンプ117を介して電流/電圧変換アンプ118に供給され、電圧信号に変換される。そして、この電圧信号がサブブロック119に供給される。
上述したSOI基板101は、例えば、(1)3D−SIMOX(Silicon IMplanted OXide)法、(2)グレーマスク露光法、(3)ナノインプリント法などにより製造される。以下に、各方法を説明する。
(1)3D−SIMOX(Silicon IMplanted OXide)法
まず、図4Aに示すように、シリコンウェーハ(シリコン単結晶の基板)140に、第1の深さ部分101b1に対応して半透膜(Semi Transparent mask)141が配置された状態で、酸素イオン142を注入する。この場合、半透膜141が配置された部分では酸素イオンが浅く注入され、その他の部分では酸素イオンが深く注入される。
次に、図4Bに示すように、酸素イオンが注入されたシリコンウェーハ140に熱処理を施し、注入された酸素イオンとシリコンとを反応させてシリコン酸化膜(SiO2)を形成する。
この3D−SIMOX法は、例えば特開平8−167646号公報に記載されている。
(2)グレーマスク露光法
まず、図5Aに示すように、シリコンウェーハ(シリコン単結晶の基板)150の表面に塗布されたネガ型のフォトレジスト151に、マスク152を用いて、露光する。ここで、マスク152は、第1の深さ部分101b1に対応して光透過部m1を持ち、第2の深さ部分101b2に対応して光遮断部m2を持ち、傾斜部分101b3に対応して光透過部m1および光遮断部m2の間の光透過率を持つグレートーン部m3を持っている。
次に、図5Bに示すように、現像処理を行って、シリコンウェーハ150の表面に、第1の深さ部分101b1、第2の深さ部分101b2および傾斜部分101b3にそれぞれ対応したレジストパターン153を生成する。
なお、ネガ型のフォトレジスト151の代わりにポジ型のフォトレジストを用いると共に、マスク152とは光透過部m1と光遮断部m2の配置が逆とされたマスクを用いて露光を行い、その後に現像処理を行っても、シリコンウェーハ150の表面に、上述したレジストパターン153を生成できる。
次に、図5Cに示すように、レジストパターン153をマスクにしてエッチング処理を施すことで、シリコンウェーハ150の表面を第1の深さ部分101b1、第2の深さ部分101b2および傾斜部分101b3に対応した形状とする。なお、このエッチング処理が終了した後に、シリコンウェーハ150の表面からレジストパターン153を構成しているフォトレジストを除去する。
次に、図5Dに示すように、第1の深さ部分101b1、第2の深さ部分101b2および傾斜部分101b3に対応した形状とされたシリコンウェーハ150の表面を例えば熱酸化により酸化させてシリコン酸化膜154を形成する。
次に、図5Eに示すように、シリコン酸化膜154の上に、例えばエピタキシャル成長によりシリコン単結晶膜155を生成する。そして、図5Fに示すように、例えば化学的機械的研磨(CMP:Chemical Mechanical Polish)により、シリコン単結晶膜155の表面を平坦化する。
(3)ナノインプリント法
まず、図6Aに示すように、シリコンウェーハ(シリコン単結晶の基板)160の表面にレジスト161を塗布すると共に、金型162を用いたインプリント(スタンピング)により、図6Bに示すように、レジスト161に、第1の深さ部分101b1、第2の深さ部分101b2および傾斜部分101b3に対応した形状を転写する。
次に、図6Cに示すように、形状転写されたレジスト161を持つシリコンウェーハ160の表面にエッチング処理を施すことで、その表面を第1の深さ部分101b1、第2の深さ部分101b2および傾斜部分101b3に対応した形状とする。
次に、図6Dに示すように、第1の深さ部分101b1、第2の深さ部分101b2および傾斜部分101b3に対応した形状とされたシリコンウェーハ160の表面を例えば熱酸化により酸化させてシリコン酸化膜163を形成する。
次に、図6Eに示すように、シリコン酸化膜163の上に、例えばエピタキシャル成長によりシリコン単結晶膜164を生成する。そして、図6Fに示すように、例えば化学的機械的研磨(CMP:Chemical Mechanical Polish)により、シリコン単結晶膜164の表面を平坦化する。
図1に示す半導体装置100によれば、SOI基板101のシリコン酸化膜101bを第1の深さ部分101b1、第1の深さ部分101b2およびそれらを接続する傾斜部分101b3からなるものとし、この傾斜部分101b3を光信号の通過路を構成する反射ミラーとして用いるものであり、例えばSOI基板101に実装された面発光レーザチップ105からの上面入射による光信号の基板内伝送を容易に行うことができる。
また、図1に示す半導体装置100によれば、上面に多層配線層103が形成されたSOI基板101の上面には、少なくとも、面発光レーザチップ105の電極パッド105aおよび光信号出力部105bに対応する領域、並びにPDチップ108の電極パッド108aおよび光信号入力部108bに対応する領域を除いて、反射防止膜110が設けられているので、光信号の通過路に外光等の余分な光が入り込むことを防止でき、ノイズを抑制できる。
また、図1に示す半導体装置100によれば、SOI基板101のシリコン酸化膜101bの傾斜部分101b3に到達する、多層配線層103およびSOI基板101のシリコン単結晶膜101cを貫通したSiO2貫通孔104a,104bが形成されているので、面発光レーザチップ105から出力される光信号の波長λが例えば850μmであった場合に、光信号をシリコン酸化膜101bの傾斜部分101b3の内部に導くことができ、また傾斜部分101b3の内部からPDチップ108に光信号を導くことができる。
また、図1に示す半導体装置100によれば、SOI基板101のシリコン単結晶膜101cに、マスタブロック115、ドライバ116、トランスインピーダンスアンプ117、電流/電圧変換アンプ118およびサブブロック119を形成するものであり、SOI基板101には面発光レーザチップ105およびPDチップ108のみを実装すればよく、SOI基板101に実装すべきチップの個数を大幅に削減できる。
次に、この発明を応用可能な参考例について説明する。図7は、参考例としての半導体装置100Aの構成を示している。この図7において、図1と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
この半導体装置100Aにおいては、面発光レーザチップ105から出力される光信号の波長λは、例えば1.55μmである。この光信号はシリコン単結晶膜101cの中を伝導できることから、この半導体装置100Aにおいては、図1に示す半導体装置100におけるSiO2貫通孔104a,104bは設けられていない。この半導体装置100Aのその他は、図1に示す半導体装置100と同様に構成されている。
図7に示す半導体装置100Aにおける、マスタブロック115からサブブロック119への信号伝送系を説明する。
マスタブロック115から出力される電気信号は多層配線層103の銅配線102を介してドライバ116に供給される。そして、このドライバ116から多層配線層103の銅配線102を介して面発光レーザチップ105にドライブ信号が供給される。これにより、面発光レーザチップ105の光信号出力部105bから、マスタブロック115から出力される電気信号に対応した光信号(進行方向を一点鎖線で図示)が出力される。
この光信号は、コリメータレンズ107により発散光から平行光とされた後、多層配線層103およびシリコン単結晶膜101cを介して、シリコン酸化膜101bの傾斜部分101b3に照射される。そして、この光信号は傾斜部分101b3の外表面で反射され、その後、シリコン単結晶膜101cを光導波路として導波されていく。
この光信号は、再びシリコン酸化膜101bの傾斜部分101b3の外表面で反射され、シリコン単結晶膜101cおよび多層配線層103を介してPDチップ108の光信号入力部108bに入力される。ここで、多層配線層103から出力される光信号は、集光レンズ109により集光されて光信号入力部108bに入力される。
PDチップ108からは、光信号入力部108bに入力された光信号に対応した電気信号としての電流信号が得られる。この電流信号は多層配線層103の銅配線102を介してトランスインピーダンスアンプ117および電流/電圧変換アンプ118に供給され、電圧信号に変換される。そして、この電圧信号は、多層配線層103の銅配線102を介してサブブロック119に供給される。これにより、マスタブロック115からサブブロック119への信号伝送が行われる。
この図7に示す半導体装置100Aにおいても、上述の図1に示す半導体装置100と同様に、SOI基板101のシリコン酸化膜101bを第1の深さ部分101b1、第1の深さ部分101b2およびそれらを接続する傾斜部分101b3からなるものとし、この傾斜部分101b3を光信号の通過路を構成する反射ミラーとして用いるものであり、例えばSOI基板101に実装された面発光レーザチップ105からの上面入射による光信号の基板内伝送を容易に行うことができる。
また、この図7に示す半導体装置100Aによれば、面発光レーザチップ105から出力される光信号の波長λは例えば1.55μmであって、この光信号はシリコン単結晶膜101cの中を伝導できることから、図1に示す半導体装置100におけるSiO2貫通孔104a,104bは不要であり、光信号の通過路の構成が簡単となる利益がある。
なお、図1、図7に示す半導体装置100,100Aにおいては、面発光レーザチップ105の光信号出力部105bから出力される光信号を、コリメータレンズ107で発散光から平行光にした後に傾斜部分101b3に導くようにしたものである。しかし、コリメータレンズ107を設けずに、面発光レーザチップ105から出力される光信号を発散光のまま傾斜部分101b3に導き、この傾斜部分101b3の面を球面または非球面の反射レンズ形状とし、導波路への入射角を浅くして導波損失を低減するようにしてもよい。
また、図1、図7に示す半導体装置100,100Aにおいては、マスタブロック115、ドライバ116、トランスインピーダンスアンプ117、電流/電圧変換アンプ118およびサブブロック119の全てをSOI基板101のシリコン単結晶膜105cに形成したものであるが、これらの一部または全部をSOI基板101にチップとして実装する構成とすることもできる。
次に、上述した半導体装置100,100A(図1、図7参照)を実際に適用し得る電子機器の一例を簡単に説明する。
図8は、コンピュータシステム200の構成を示している。このコンピュータシステム200は、CPU(Central Processing Unit)201と、メモリコントローラとしてのノースブリッジ202と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)203と、I/Oコントローラとしてのサウスブリッジ204と、バス205と、ネットワークインタフェース(ネットワークI/F)206と、記憶装置207と、その他の入出力装置(I/O装置)208とを備えている。
ノースブリッジ202は、光配線211を介してCPU201に接続されている。また、サウスブリッジ204は、光配線212を介してノースブリッジ202に接続されていると共に、さらに光配線211を介してCPU201に接続されている。また、DRAM203は、光配線213を介してノースブリッジ202に接続されている。CPU201は、OS(Operating System)およびアプリケーションプログラムに基づいて各部を制御する。ノースブリッジ202は、メモリ203へのアクセスを統括制御する。
バス205は電気配線214を介してサウスブリッジ204に接続されている。また、ネットワークインタフェース206、記憶装置207およびその他のI/O装置208は、それぞれ、バス205に接続されている。記憶装置207は、HDD(Hard Disk Drive)、DVD(Digital Versatile Disk)ドライブ、CD(Compact Disc)ドライブなどである。I/O装置208は、ビデオ入出力装置、シリアルやパラレルのインタフェースなどである。
図9は、光配線210(光配線211〜213のそれぞれに対応している)の構成例を示している。この光配線210は、Nチャネル分の光伝送系220-1〜220-Nを有している。光伝送系220-1〜220-Nのそれぞれは、第1の回路(第1の電子部品)から第2の回路(第2の電子部品)に光信号を伝送する第1の伝送系221と、第2の回路から第1の回路に光信号を伝送する第2の伝送系222とからなっている。
ここで、第1、第2の回路と、上述した図1、図7に示す半導体装置100,100Aにおけるマスタブロック115、サブブロック119との対応関係は以下の通りである。すなわち、第1の伝送系221では、第1の回路がマスタブロック115に対応し、第2の回路がサブブロック119に対応する。また、第2の伝送系222では、第2の回路がマスタブロック115に対応し、第1の回路がサブブロック119に対応する。
第1の伝送系221は、パラレル/シリアル変換器(P/S変換器)221a、ドライバアンプ221b、発光素子としての半導体レーザ221c、光導波路221d、受光素子としてのフォトダイオード221e、トランスインピーダンスアンプ(TIA)221f、I/V変換アンプ(IVA)221gおよびシリアル/パラレル変換器(S/P変換器)221hを備えている。この場合、P/S変換器221a、ドライバアンプ221bおよび半導体レーザ221cは第1の回路側に配置され、フォトダイオード221e、TIA221f、IVA221gおよびS/P変換器221hは第2の回路側に配置され、光導波路221dは第1の回路と第2回路の間に配置される。
同様に、第2の伝送系221は、P/S変換器222a、ドライバアンプ222b、半導体レーザ222c、光導波路222d、フォトダイオード222e、TIA222f、IVA222gおよびS/P変換器222hを備えている。この場合、P/S変換器222a、ドライバアンプ222bおよび半導体レーザ222cは第2の回路側に配置され、フォトダイオード222e、TIA222f、IVA222gおよびS/P変換器222hは第1の回路側に配置され、光導波路222dは第2の回路と第1の回路の間に配置される。
ここで、S/P変換器221a,222aは、それぞれ、伝送すべきデータ、例えばb0〜b7の8ビットパラレルデータをシリアルデータに変換する。ドライバアンプ221b,222bは、それぞれ、S/P変換器221a,222aで得られたシリアルデータに基づいて半導体レーザ221c,222cを駆動し、この半導体レーザ221c,222cからシリアルデータに対応した光信号を発生させる。TIA221f,222fは、それぞれ、フォトダイオード221e,222eからの光電変換による電流信号を、後続のI/V変換アンプ221g,222gに供給する際に、インピーダンスマッチングをとる。IVA221g,222gは、それぞれ、TIA221f,222fの出力信号である電流信号を電圧信号に変換する。S/P変換器221h,222hは、それぞれ、IVA221g,222gの出力信号である、伝送されてきたシリアルデータをパラレルデータに変換する。
第1の回路から第2の回路にデータを伝送する際の動作について説明する。第1の回路側では、伝送すべき8ビットのパラレルデータはP/S変換器221aでシリアルデータに変換され、このシリアルデータはドライバアンプ221bに供給される。このドライバアンプ221bにより半導体レーザ221cが駆動され、この半導体レーザ221cからはシリアルデータに対応した光信号が発生される。そして、この光信号が光導波路221dを通って第2の回路側に伝送される。
第2の回路側では、光導波路221dで伝送されてきた光信号がフォトダイオード221eに照射される。このフォトダイオード221eからの光電変換による電流信号は、インピーダンスマッチング用のTIA221fを介してIVA221gに供給され、電圧信号に変換される。そして、このIVA221gの出力信号である、伝送されてきたシリアルデータはS/P変換器221hでパラレルデータに変換される。
このようにして、第1の回路から第2の回路にデータの伝送が行われる。なお、詳細説明は省略するが、第2の回路から第1の回路にデータを伝送する際の動作についても同様に行われる。図9に示す光配線210では、Nチャネル分の光伝送系220-1〜220-Nを有しているので、Nチャネル分のデータ送受信を並行して行うことができる。
上述コンピュータシステム200においては、CPU201、DRAM203等の基本構成電子部品としての半導体チップが図示しないSOI基板に実装され、あるいはその基本構成電子部品がそのSOI基板のシリコン単結晶膜に形成される。この場合、CPU201、ノースブリッジ202、DRAM203およびサウスブリッジ204の部分に、図1、図7に示す半導体装置100,100Aを適用でき、CPU201とノースブリッジ202の間、DRAM203とノースブリッジ202の間、ノースブリッジ202とサウスブリッジ204の間で、光信号を用いた信号伝送を良好に行うことができる。
図10は、ゲーム機300の構成を示している。このゲーム機300は、ゲームアプリケーションプログラム等の各種アプリケーションプログラムに基づいて信号処理や内部構成要素の制御を行うメインCPU301と、画像処理を行うグラフィックプロセッサ(GP)302と、インターネット等のネットワークとのインタフェースを行うためのネットワークインタフェース(ネットワークI/F)303と、インタフェース処理を行うIOプロセッサ(IOP)304と、DVDやCD等の光ディスク305の読み出し制御や当該読み出されたデータのデコードを行う光ディスク制御部306と、メインCPU301に接続されるメインメモリとしてのDRAM307と、IOプロセッサ304が実行する命令やデータを保持するためのIOPメモリ308と、主にオペレーティングシステム用のプログラムが格納されたOS−ROM309と、音声信号処理を行うサウンドプロセッサユニット(SPU)310と、圧縮波形データを格納するサウンドバッファ311とを基本構成として備えている。
メインCPU301とネットワークI/F303は、光配線312により接続されている。メインCPU301とグラフィックプロセッサ302は、光配線313により接続されている。メインCPU301とIOプロセッサ304は、SBUS314により接続されている。IOプロセッサ304と、光ディスク制御部306、OS−ROM309およびサウンドプロセッサユニット310は、SSBUS315により接続されている。
メインCPU301は、OS−ROM309に格納されたプログラムや、光ディスク305から読み出されてDRAM307にロードされたり、通信ネットワークを介してダウンロードされた、各種のゲームアプリケーションプログラム等を実行する。グラフィックプロセッサ302は、例えばビデオゲームにおけるレンダリング処理等を行い、ビデオ信号をディスプレイに出力する。
IOプロセッサ304には、コントローラ(図示せず)が接続されるコントローラポート321、メモリカード(図示せず)が装填されるメモリカードスロット322、USB接続端子323およびIEEE1394接続端子324が接続されている。これにより、IOプロセッサ304は、コントローラポート321を介して接続されたコントローラ、メモリカードスロット322を介して接続されたメモリカード、USB接続端子323を介して接続された図示しない携帯電話機やパーソナルコンピュータとの間でデータの送受や、プロトコル変換等を行う。
サウンドプロセッサユニット310は、サウンドバッファ311に格納されている圧縮波形データを、メインCPU301からの命令に基づいて所定のサンプリング周波数で再生することなどにより、様々なサウンドを合成し、オーディオ信号をスピーカに出力する。
なお、光配線312,313は、それぞれ、上述の図9に示すように構成されており、メインCPU301とネットワークI/F303の間、およびメインCPU301とグラフィックプロセッサ302の間では、光信号によってデータの送受信が行われる。
上述したゲーム機300においては、メインCPU301等の基本構成電子部品としての半導体チップが図示しないSOI基板に実装され、あるいはその基本構成電子部品がそのSOI基板のシリコン単結晶膜に形成される。この場合、メインCPU301、グラフィックプロセッサ302およびネットワークI/F303の部分に、図1、図7に示す半導体装置100,100Aを適用でき、メインCPU301とネットワークI/F303の間、メインCPU301とグラフィックプロセッサ302の間で、光信号を用いた信号伝送を良好に行うことができる。
図11は、サーバ400の構成を示している。このサーバ400は、CPU401,402と、チップセット403と、ネットワークインタフェース(ネットワークI/F)404と、メモリ405と、PCIブリッジ406と、ルータ407とを基本構成として備えている。
チップセット403には、光配線411,412を介してCPU401,402が接続されていると共に、光配線413を介して、ネットワークI/F404が接続されている。また、チップセット403には、電気配線により、メモリ405、PCIブリッジ406およびルータ407が接続されている。ネットワークI/F404は、ネットワークとのインタフェースを行う。チップセット403は、CPU401,402、ネットワークI/F404、メモリ405およびPCIブリッジ406などを制御する。
PCIブリッジ406には、PCIバス414を介して、記憶装置などのPCIデバイス415〜416が接続されている。ルータ407は、例えば、スイッチカード421およびラインカード422〜425から構成されている。ラインカード422〜425は、パケットの前処理を行うプロセッサであり、スイッチカード421はパケットの行き先をアドレスに従い切り替えるスイッチである。
なお、光配線411〜413は、それぞれ、上述の図9に示すように構成されており、CPU401,401とチップセット403の間、およびチップセット403とネットワークI/F404の間では、光信号によってデータの送受信が行われる。
上述したサーバ400においては、メインCPU401,402、チップセット403等の基本構成電子部品としての半導体チップが図示しないSOI基板に実装され、あるいはその基本構成電子部品がそのSOI基板のシリコン単結晶膜に形成される。この場合、CPU401,401、チップセット403、ネットワークI/F404の部分に、図1、図7に示す半導体装置100,100Aを適用でき、CPU401,401とチップセット403の間、およびチップセット403とネットワークI/F404の間で、光信号を用いた信号伝送を良好に行うことができる。
この発明は、上面入射による基板内の光信号伝送を容易に行い得るものであり、SOI基板に実装され、あるいはそのSOI基板のシリコン単結晶膜に形成される各電子部品の間の光信号伝送に適用できる。
第1の実施の形態としての半導体装置の構成を示す概略断面図である。 反射防止膜の形成領域を示す平面図である。 信号伝送系の構成を示すブロック図である。 3D−SIMOX法による基板製造方法の示す工程図である。 グレーマスク露光法による基板製造方法の示す工程図である。 ナノインプリント法による基板製造方法の示す工程図である。 本発明を応用可能な参考例としての半導体装置の構成を示す概略断面図である。 コンピュータシステムの構成を示すブロック図である。 光配線の構成例を説明するための図である。 ゲーム機の構成を示すブロック図である。 サーバの構成を示すブロック図である。
符号の説明
100,100A・・・半導体装置、101・・・SOI基板、101a,101c・・・シリコン単結晶膜、101b・・・シリコン酸化膜、101b1・・・第1の深さ部分、101b2・・・第2の深さ部分、101b3・・・傾斜部分、102・・・銅配線、103・・・多層配線層、103a,105a,108a・・・電極パッド、104a,104b・・・SiO2貫通孔、105・・・面発光レーザチップ、105b・・・光信号出力部、106・・・はんだバンプ、107・・・コリメータレンズ、108・・・フォトダイオードチップ、108b・・・光信号入力部、109・・・集光レンズ、110・・・反射防止膜、115・・・マスタブロック、116・・・ドライバ、117・・・トランスインピーダンスアンプ、118・・・電流/電圧変換アンプ、119・・・サブブロック、120・・・光信号、130・・・光導波路

Claims (10)

  1. シリコン単結晶の基板と、
    該基板内に、前記基板を上部のシリコン単結晶膜と下部のシリコン単結晶部とに分割するように形成されたシリコン酸化膜であって、前記基板の表面に対して45°傾斜し、対向して形成された第1および第2の傾斜部と、該第1および第2の傾斜部の下端部を連結する連結部と、前記第1および第2の傾斜部の各上端部に接続した2つの接続部とを有するシリコン酸化膜と、
    前記基板の表面から前記第1の傾斜部の下端部に貫通して形成された酸化シリコンの第1の光導波部と、
    前記基板の表面から前記第2の傾斜部の下端部に貫通して形成された酸化シリコンの第2の光導波部と、
    前記基板の上部に配置される発光手段と、
    該発光手段に装着されるコリメータレンズとを有し、
    前記第1の傾斜部と前記第2の傾斜部は、前記発光手段から照射される光信号の伝搬距離だけ隔てられており、
    前記光信号が、前記コリメータレンズ、前記第1の光導波部、前記第1の傾斜部、前記連結部、前記第2の傾斜部、および前記第2の光導波部の順に伝搬し、前記基板の表面に向かうように、前記コリメータレンズおよびこれらの各部が配置され
    前記光信号は、前記第1の傾斜部において、該第1の傾斜部と前記下部のシリコン単結晶部との境界で反射して前記連結部に伝播し、前記第2の傾斜部において、該第2の傾斜部と前記下部のシリコン単結晶部との境界で反射して前記第2の光導波部に伝播する、
    半導体装置。
  2. 前記基板の上面には、少なくとも前記発光手段の電極パッドおよび光信号出力部に対応する領域を除いて反射防止膜が設けられている、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記基板には、前記光信号を出力する前記発光手段を駆動するドライバが形成されている、
    請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記基板には、前記光信号を出力する前記発光手段を駆動する前記ドライバに該発光手段から出力される前記光信号に対応した電気信号を供給する信号出力回路が形成されている、
    請求項に記載の半導体装置。
  5. 前記基板には、前記光信号を受光する受光手段で得られる電気信号が供給される信号入力回路が形成されている、
    請求項1に記載の半導体装置。
  6. 前記基板には、前記光信号を受光する前記受光手段で得られる電気信号としての電流信号を電圧信号に変換する電流/電圧変換アンプが形成されている、
    請求項に記載の半導体装置。
  7. 前記基板には、前記光信号を受光する前記受光手段で得られる電気信号としての電流信号を前記電流/電圧変換アンプに供給する際にインピーダンスマッチングをとるためのトランスインピーダンスアンプが形成されている、
    請求項に記載の半導体装置。
  8. 前記半導体装置は、シリコン単結晶の基板に、前記2つの接続部に対応して半透膜が配置された状態で酸素をイオン注入し、その後の熱処理で、注入された酸素とシリコンとを反応させて前記シリコン酸化膜を形成することで得られる、
    請求項1に記載の半導体装置。
  9. 前記半導体装置は、シリコン単結晶の基板の表面を前記2つの接続部、前記第1および第2の傾斜部および前記連結部に対応した形状に加工し、その後に該表面のシリコンを酸化させて前記シリコン酸化膜を形成し、さらにその後に該シリコン酸化膜上にシリコン単結晶膜を生成しその表面を平坦化することで得られる、
    請求項1に記載の半導体装置。
  10. 複数の電子部品と、
    該複数の電子部品に含まれる第1の電子部品と第2の電子部品が実装されたシリコン単結晶の基板と、
    該基板の上部に配置される発光手段と、
    該発光手段に装着されるコリメータレンズとを備え、
    前記基板内に、
    前記基板を上部のシリコン単結晶膜と下部のシリコン単結晶部とに分割するように形成されたシリコン酸化膜であって、前記基板の表面に対して45°傾斜し、対向して形成された第1および第2の傾斜部と、該第1および第2の傾斜部の下端部を連結する連結部と、前記第1および第2の傾斜部の各上端部に接続した2つの接続部とを有するシリコン酸化膜と、
    前記基板の表面から前記第1の傾斜部の下端部に貫通して形成された酸化シリコンの第1の光導波部と、
    前記基板の表面から前記第2の傾斜部の下端部に貫通して形成された酸化シリコンの第2の光導波部とを有し、
    前記第1の傾斜部と前記第2の傾斜部は、前記発光手段から照射される光信号の伝搬距離だけ隔てられており、
    前記光信号が、前記コリメータレンズ、前記第1の光導波部、前記第1の傾斜部、前記連結部、前記第2の傾斜部、および前記第2の光導波部の順に伝搬し、前記基板の表面に向かうように、前記コリメータレンズおよびこれらの各部が配置され、
    前記光信号が、前記第1の傾斜部において、該第1の傾斜部と前記下部のシリコン単結晶部との境界で反射して前記連結部に伝播し、前記第2の傾斜部において、該第2の傾斜部と前記下部のシリコン単結晶部との境界で反射して前記第2の光導波部に伝播することにより、前記第1の電子部品と前記第2の電子部品との間で前記光信号を用いた信号伝送が行われる、
    電子機器。
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