JP4639550B2 - 食違い軸歯車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、食違い軸歯車、特に潤滑性能を向上させる食違い軸歯車に関するものである。食違い軸歯車としては、ウォームギヤ,ねじ歯車,鼓型ウォームギヤ,ハイポイドギヤ,フェースギヤ,円錐形ギヤ等が知られている。
【0002】
【従来の技術】
2つの歯車が噛合する際には、噛み合う歯面間に油膜を形成すべく潤滑油が供給される。潤滑油の作用は歯面間の摩擦を小さくし、スコーリング、ピッチング、摩耗の損傷を防ぐと共に、発生する熱を取り去って歯面や歯車本体を冷却することなどである。従って、油膜厚さが薄くなると潤滑性能が低下することになるので、油膜厚さを確保できるような歯面形状が潤滑性能を向上せしめるために重要な要素である。
【0003】
互いに噛合する2つの歯車の接触線と歯面間のすべり方向のなす角は、潤滑性能に関係していると考えられており、上記の角度が小さくなると潤滑性能が悪くなる。
【0004】
従来、2つの歯車の回転軸が互いに食違った角度で噛合する食違い軸歯車においては、接触線と相対速度の方向が垂直に近い程、潤滑性能が向上することが知られている。このことは、43巻373号(1977年)の日本機械学会論文集掲載の論文「軸角が90°でないインボリュートウオームギヤに関する研究」(広川純夫・酒井高男・牧充,共著)に示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の食違い軸歯車においては、潤滑性能を向上せしめるために接触線と相対速度の方向が垂直となるように一方の歯面を与えることが大きな課題であったが、その条件はこれまで未知であるので、実際の歯車に反映されていないという問題点があった。
【0006】
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、接触線と相対速度の方向が垂直となる条件式を求め、これを適用することにより食違い軸歯車の潤滑性能を向上させる食違い軸歯車を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明の食違い軸歯車は、2つの歯車の回転軸が互いに食違った角度で噛合する食違い軸歯車において、
前記2つの歯車の歯面の接触線軌跡面上の設計基準点における歯面の単位法線ベクトルNと、前記設計基準点における互いに直交する主曲率方向の単位接線ベクトルe,aと、前記eとN方向を含む法平面上の歯形の主曲率κと、前記aとN方向を含む法平面上の歯形の主曲率κ1aと、前記2つの歯車の相対角速度ωと、接触線に垂直な歯面接線ベクトルTと、相対速度に垂直な歯面接線ベクトルV を基にして接触線と相対速度Vの方向が垂直となる条件式 =κ( )( )+κ1a()( )+(×ω)・ =0 基づいて前記設計基準点において接触線と相対速度Vの方向が垂直となるように前記2つの歯車のうちの一方の歯車の歯面を与え、
この一方の歯車又はこの歯車と等価な創成歯車により他方の歯車の歯面を創成してなることを特徴とする食違い軸歯車である。
【0008】
したがって、条件式に基づいて設計基準点での接触線と相対速度Vの方向が垂直となるように一方の歯面が与えられるので、食違い軸歯車の潤滑性能が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0010】
図1を参照するに、この発明の第1実施の形態に係わる食違い軸歯車1は、一対の歯車3と歯車5が線接触で噛合している状態である。線接触の場合は、一般に一方の歯車3の歯面7は任意に与えることができるが、他方の歯車5の歯面(図示省略)は歯車3あるいはこの歯車3と等価な創成歯車により直接創成される。
【0011】
図1においては、歯車3と歯車5の噛合状態を説明するための部分的な斜視図的な線図で、歯車3の基礎円筒3Aと歯車5の基礎円筒5Aが図示されている。これらの基礎円筒3A,5Aは説明の便宜上、歯車構成のイメージを浮かびやすくするために図示したものであり、この第1の実施の形態を変形した具体的な例としては後述する第2の実施の形態〜第6の実施の形態に説明されている。
【0012】
図1においては、歯車3の回転軸はS,歯車5の回転軸はSであり、回転軸S,Sの共通垂線9と歯車3の回転軸Sの交点がOで,歯車3と歯車5との相対角速度がωである。
【0013】
また、歯車3と歯車5が回転されて噛合するときの接触線の軌跡面上の任意の点が設計基準点Pで示されており、歯面7が設計基準点Pを通るときの設計基準点Pにおける歯面7の単位法線ベクトルがで示されており、歯面7の主曲率方向の単位接線ベクトルが で示されている。より詳しくは、 aは設計基準点Pにおける歯面7の接平面上で互いに直交する単位接線ベクトルであり、 は設計基準点Pにおいて単位法線ベクトルに対して直交し、は設計基準点Pにおいて上記の に対して直交するものである。
【0014】
また、 方向を含む法平面がA平面で示されており,とN方向を含む法平面がA平面で示されている。上記の歯面7のA平面上の主曲率はκで、A平面上の主曲率はκ1aで示されている。
【0015】
上記の構成要素を基にして、設計基準点Pにおける接触線と相対速度の方向が垂直となるための条件式を求めるために、接触線に垂直な歯面接線ベクトルがベクトルで示され、歯車3と歯車5との相対角速度がωで示されている。なお、相対速度とベクトルは図示されていないが、いずれも設計基準点Pにおける歯面接線ベクトルである。
【0016】
ここで、のハミルトン関数である∇は次式(l)で表わすことができる。
【0017】
=κ +κ1a aa ……(l)
また、接触線に垂直なベクトルは、相対角速度ωとの関係式として次式で表わすことができる。
【0018】
=∇×ω ……(2)
この式(2)に式(1)を代入すれば、
=κ +κ1a×ω ……(3)
となる。
【0019】
ここで、相対速度に垂直な歯面接線ベクトルを
× ……(4)
とすれば、
接触線と相対速度方向が垂直な条件は、接触線に垂直な歯面接線ベクトルと、相対速度に垂直な歯面接線ベクトル とが垂直となることであり、 との内積がゼロとなることであるから、
Figure 0004639550
となる。
【0020】
設計基準点Pでの歯車3の歯面形状は、上記のκ,κ1aが与えられれば定まるので、この第1の実施の形態では歯面7が上記の条件式(5)を設計基準点Pで満足するように与えられる。
【0021】
例えば、A平面上歯形の主曲率がκである円弧,A平面上歯形の主曲率がκ1aであるような曲面を歯面7として与えることができる。ここで、κ,κ1aの一方は任意であるので、一方が定まれば他方も決定される。例えば、κ1aが与えられればκは上述した式(5)から、次式(6)により決定される。
【0022】
Figure 0004639550
以上のようにして歯車3の歯面7が形成されると、この歯車3又はこの歯車3と等価な創成歯車により歯車5の歯面(図示省略)が直接創成されることになるので、歯車3と歯車5の接触線と相対速度の方向がほぼ垂直となり、潤滑性能が向上する。
【0023】
次に、上述した式(5)から他の条件式を求め、この条件式に基づいて曲率を決定する方法について説明する。
【0024】
上記の歯車3の相対角速度ωと相対速度の相対速度方向成分をω’,とし、 と相対速度の角度をθとすれば、式(5)は、
κ−κ1aω/(cosθ・sinθ)=2ω/sin2θ ……(7)
となる。
【0025】
他方、相対速度方向の測地的捩率τ1Vは、
τ1V=(▽・V)・ /√
であるので、この式に式(1)を代入すれば、
Figure 0004639550
となる。
【0026】
この式(8)を式(5)に代入すれば、
=τ1V +(×ω)・ =0 ……(9)
この式をτ1Vの式に変形すれば、
τ1V=−(×ω)・ /√ =−ω’/ ……(10)
また、測地的捩率の性質より、 方向の測地的捩率をτ1VTとすれば、
τ1VT=−τ1V ……(11)
である。
【0027】
従って、歯車3の歯面7が条件式(5)が設計基準点で満足するように与えられる代わりに、条件式(10),(11)を満たすように与えられて歯車3の歯面7が決定されても構わない。また、接触線と相対速度の方向が垂直となる条件が略満たされるように歯面が与えられてもよい。この場合は、接触線と相対速度の方向が略垂直となる。
【0028】
以上のように、この第1の実施の形態では設計基準点Pでの接触線と相対速度の方向が略垂直となるように一方の歯面を与えることができる(ここでは歯車3の歯面7であるが、歯車5の歯面も同様にして与えられる)ので、食違い軸歯車1の潤滑性能を向上させることができる。
【0029】
図2を参照するに、この発明の第2実施の形態に係わる食違い軸歯車11は、前述した第1の実施の形態において、歯車3の歯面7がインボリュートヘリコイド系曲面とされたものである。
【0030】
インボリュートヘリコイド系曲面は基礎円筒3Aに接し、設計基準点Pを通るA平面と歯面7の交線であるA平面上の歯形が曲線であり、歯車3の回転軸Sに垂直な平面上の歯形がインボリュート歯形であるような曲面である。なお、A平面上歯形曲線が直線である場合の曲面はよく知られた歯面であるインボリュートヘリコイドとなる。
【0031】
ここで、各歯形の接線方向が主曲率方向となる。この第2の実施の形態では設計基準点PにおけるA平面上の歯形の接線方向が ,歯車3の回転軸Sに垂直な平面上の歯形の接線方向がで示されている。
【0032】
したがって、第1の実施の形態と同様にして設計基準点Pの接触線と相対速度の方向が垂直となる条件式が求められ、この条件式をほぼ満足するように設計基準点P近くの接触線と相対速度の方向が略垂直となるように曲率κ,κ1aが決定されて歯車3の歯面7が与えられる。なお、設計基準点Pを通るA平面上の曲率κ1aは設計基準点Pから、歯面法線と基礎円筒3Aの接点までの距離の逆数となる。
【0033】
以上のように、この第2の実施の形態では設計基準点Pでの接触線と相対速度の方向が略垂直となるように一方の歯面を与えることができるので、インボリュートヘリコイド系曲面を歯面7とする食違い軸歯車11の潤滑性能を向上させることができる。
【0034】
図3を参照するに、この発明の第3実施の形態に係わる食違い軸歯車13は、前述した第1の実施の形態において、歯車3の歯面7が球面インボリュート系曲面とされたものである。
【0035】
球面インボリュート系曲面は、基礎円錐3Aに接し設計基準点Pを通るA平面と歯面7の交線であるA平面上歯形が曲線であり、この曲線に垂直な方向に接する歯形が球面インボリュート歯形であるような曲面である。なお、A平面上の歯形曲線が直線である場合の曲面はかさ歯車でよく知られた球面インボリュートとなる。
【0036】
ここで、各歯形の接線方向が主曲率となる。この第3の実施の形態ではA平面上の歯形の接線方向が ,球面インボリュート歯形の接線方向がで示されている。
【0037】
したがって、第1の実施の形態と同様にして設計基準点Pを通る接触線と相対速度の方向が垂直となる条件式が求められ、この条件式をほぼ満足するように設計基準点P近くの接触線と相対速度の方向が略垂直となるように曲率κ,κ1aが決定されて歯車3の歯面7が与えられる。なお、設計基準点Pを通るA平面上の曲率κ1aは設計基準点Pから、歯面法線と基礎円錐3Aの接点までの距離の逆数となる。
【0038】
以上のように、この第3の実施の形態では設計基準点Pでの接触線と相対速度の方向が略垂直となるように一方の歯面を与えることができるので、球面インボリュート系曲面を歯面7とする食違い軸歯車13の潤滑性能を向上させることができる。
【0039】
図4を参照するに、この発明の第4実施の形態に係わる食違い軸歯車15は、前述した第1の実施の形態において、歯車3の歯面7が柱面とされたものである。
【0040】
柱面の母線に垂直で設計基準点Pを通るA平面と、A平面上の歯形に垂直なA平面を考える。
【0041】
ここで、各A平面及びA平面上の歯形の接線方向が主曲率となる。この第4の実施の形態ではA平面上の歯形の接線方向が ,A平面上歯形に垂直なA平面上の歯形の接線方向がで示されている。
【0042】
したがって、第1の実施の形態と同様にして設計基準点Pを通る接触線と相対速度の方向が垂直となる条件式が求められ、この条件式をほぼ満足するように設計基準点P近くの接触線と相対速度の方向が略垂直となるように曲率κ,κ1aが決定されて歯車3の歯面7が与えられる。なお、設計基準点Pを通るA平面上の主曲率κ1aは零である。
【0043】
以上のように、この第4の実施の形態では設計基準点Pでの接触線と相対速度の方向が略垂直となるように一方の歯面を与えることができるので、柱面を歯面7とする食違い軸歯車1の潤滑性能を向上させることができる。
【0044】
図5を参照するに、この発明の第5実施の形態に係わる食違い軸歯車17は、前述した第1の実施の形態において、歯車3の歯面7が回転面とされたものである。
【0045】
回転面の軸19を含み設計基準点Pを通るA平面と、A平面上の歯形に垂直なA平面を考える。
【0046】
ここで、各A平面及びA平面上の歯形の接線方向が主曲率となる。この第5の実施の形態ではA平面上の歯形の接線方向が ,A平面上歯形に垂直なA平面上の歯形の接線方向がで示されている。
【0047】
したがって、第1の実施の形態と同様にして設計基準点Pを通る接触線と相対速度の方向が垂直となる条件式が求められ、この条件式をほぼ満足するように設計基準点P近くの接触線と相対速度の方向が略垂直となるように曲率κ,κ1aが決定されて歯車3の歯面7が与えられる。なお、設計基準点Pを通るA平面上の主曲率κ1aは設計基準点Pから、歯面法線と回転軸Sの交点までの距離の逆数となる。
【0048】
以上のように、この第5の実施の形態では設計基準点Pでの接触線と相対速度の方向が略垂直となるように一方の歯面を与えることができるので、回転面を歯面7とする食違い軸歯車17の潤滑性能を向上させることができる。
【0049】
次に、第6の実施の形態について説明する。前述した第1〜第5の実施の形態における一対の線接触食違い軸歯車3,5をまず考慮し、各第1〜第5の実施の形態における設計基準点Pでの歯車3,5の接触線を仮想接触線と称することにする。
【0050】
ここで、第1〜第5の実施の形態で求めたように、設計基準点P近くの仮想接触線と相対速度の方向が略垂直となるように歯面7が与えられる。
【0051】
次に、歯車5と同一軸S,同一角速度を有し歯車5の歯面21に内接する歯面21Bを有する歯車5Bを考える。なお、上記の歯面21と歯面21Bは図示省略であるが、説明の便宜上符号を記している。この第6の実施の形態では上記の歯車3と歯車5Bとを一対の食違い軸歯車として考慮するものである。
【0052】
ここで、歯面21と歯面21Bの内接線は、設計基準点Pで歯車3と歯車5の接触線に接するように設定される。このとき、歯車3と歯車5Bは点接触食違い軸歯車となり、設計基準点Pでは瞬間的に線接触となるのである。
【0053】
なお、歯面21Bを考える代わり、上記の場合と同様にして歯面7に内接する歯面7Bを考慮しても構わない。
【0054】
以上のように、この第6の実施の形態では設計基準点Pでの仮想接触線と相対速度の方向が略垂直となるように一方の歯面を与えることができるので、点接触食違い軸歯車の潤滑性能を向上させることができる。
【0055】
なお、第2〜第6の実施の形態においても第1の実施の形態と同様に、歯車3の歯面7が創成されると、この歯車3又はこの歯車3と等価な創成歯車により歯車5の歯面(図示省略)が直接創成される。
【0056】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。前述した実施の形態において、ベクトル量を表す符号には下線を付してベクトル量であることを示してあるものである。
【0057】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、設計基準点での接触線と相対速度Vの方向が略垂直となるように一方の歯面を与えることができるので、食違い軸歯車の潤滑性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の食違い軸歯車の概略的な斜視図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態の食違い軸歯車の概略的な斜視図である。
【図3】この発明の第3の実施の形態の食違い軸歯車の概略的な斜視図である。
【図4】この発明の第4の実施の形態の食違い軸歯車の概略的な斜視図である。
【図5】この発明の第5の実施の形態の食違い軸歯車の概略的な斜視図である。
【符号の説明】
1 食違い軸歯車(第1実施の形態の)
3 歯車
3A 基礎円筒(歯車3の)
5 歯車
5A 基礎円筒(歯車5の)
7 歯面(歯車3の)
9 共通垂線
11 食違い軸歯車(第2の実施の形態の)
13 食違い軸歯車(第3の実施の形態の)
15 食違い軸歯車(第4の実施の形態の)
17 食違い軸歯車(第5の実施の形態の)
19 軸(歯面7としての回転面の)
回転軸(歯車3の)
回転軸(歯車5の)
O 交点
ω 相対角速度
設計基準点
単位法線ベクトル(歯面7の)
単位接線ベクトル(歯面7の)
A平面 方向を含む法平面
平面 方向を含む法平面
κ 主曲率(歯面7のA平面上の)
κ1a 主曲率(歯面7のA平面上の)
相対速度
ベクトル(接触線に垂直なベクトル)
τ1V 測地的捩率(相対速度方向の)
τ1VT 測地的捩率( 方向の)

Claims (1)

  1. 2つの歯車の回転軸が互いに食違った角度で噛合する食違い軸歯車において、
    前記2つの歯車の歯面の接触線軌跡面上の設計基準点における歯面の単位法線ベクトルNと、前記設計基準点における互いに直交する主曲率方向の単位接線ベクトルe,aと、前記eとN方向を含む法平面上の歯形の主曲率κと、前記aとN方向を含む法平面上の歯形の主曲率κ1aと、前記2つの歯車の相対角速度ωと、接触線に垂直な歯面接線ベクトルTと、相対速度に垂直な歯面接線ベクトルV を基にして接触線と相対速度Vの方向が垂直となる条件式 =κ( )( )+κ1a()( )+(×ω)・ =0 基づいて前記設計基準点において接触線と相対速度Vの方向が垂直となるように前記2つの歯車のうちの一方の歯車の歯面を与え、
    この一方の歯車又はこの歯車と等価な創成歯車により他方の歯車の歯面を創成してなることを特徴とする食違い軸歯車。
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