JP4638003B2 - 化粧板 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、床仕上げ用の床材の他、壁仕上げ材等として用いられる化粧板に関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅等の建築物における床仕上げ用の化粧板として、合板等の基材表面に化粧単板等の化粧層が貼着された床材が周知であるが、このような床材の合板基材を構成する単板は、その製造時に割れ(レースチェック)が生じることがある。例えば、合板基材の表面に位置する表面単板に割れが生じると、この割れが湿気の吸収及び放出により拡大するので、化粧層が木質単板により構成される場合には、その木質単板に割れ(ヒワレ)が発生し、美観を損なう恐れがある。また合板基材は、表面硬度が小さいため、床材表面に硬い物を落下させてしまった場合には、床材表面に凹み傷が形成されるようなこともある。
【0003】
そこで、上記のヒワレや凹み傷の発生を防止し得る床材として、図10及び図11に示すように合板製の基材本体(1a)の表面に、厚さ1〜3mm程度の中比重繊維板(MDF)からなる基材表面層(1b)が積層された複合板を基材(1)とし、この基材表面に化粧層(2)を設けた床材(3)が使用されることがある。この床材(3)は、基材表面層(1b)を構成するMDFが、方向性がなく、均質性に優れているため、ヒワレの発生を防止できるとともに、表面硬度も大きく、凹み傷の発生も防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような床材(3)は、通常、外周端面に本ざね等の接合用加工が施されており、周囲4辺のうち隣り合う2辺に雄ざね(3a)が形成されるとともに、残り2辺に雌ざね(3b)が形成されている。そして隣り合う床材間において、一方の床材(3)の雄ざね(3a)を他方の床材(3)の雌ざね(3b)に嵌合しつつ、図12に示すように、複数の床材(3)を、根太組等の床下地(5)に、接着剤と釘との併用により施工するものである。
【0005】
こうして施工された床材(3)は、隣り合う床材間において、雄ざね(3a)及び雌ざね(3b)の接合部よりも上方位置で接触しているが、この接触部(4)は、施工時のばらつき等により、強く接触している箇所と、弱く接触している箇所とが混在している。従って、施工後に、湿度が高い状態が続いて、吸湿により床材(3)に伸びが生じると、上記床材間の接触部(4)において強く接触している箇所が、より一層強く接触するようになる。
【0006】
また、隣り合う床材の接合部においては、雄ざね(3a)と、雌ざね(3b)との間には、板厚方向に0.1〜0.3mm程度の遊び(隙間S)が設けられている。このため、図12に示すように、床下地(5)の根太材(5a)(5a)間における床材同士が接合する領域(R)に、歩行等によって荷重が加わると、図11に示すように、荷重(F)が加わった方の床材(3)が、同図の実線に示すように雄ざね(3a)及び雌ざね(3b)間の隙間(S)の範囲内で下方に撓むとともに、荷重が取り除かれると、同図の想像線に示すように撓みが解消されて元の状態に戻る。このとき、床材間で接触部(4)が擦れ合い、特にその接触部(4)が上記したように強く接触していると、踏み鳴り、床鳴り音等の不快音が発生するという問題があった。
【0007】
一方、上記の床材(3)は、放湿により収縮するので、例えばこの床材(3)を、床暖房用として使用していたり、あるいは床材(3)上に電気カーペットが敷設されるような場合には、床材(3)が収縮して、床材間に1mm程度の隙間が形成されて、美観を損なうという問題も抱えている。
【0008】
以上は、化粧板を床材として用いる場合について説明したが、上記の床材(3)と同様な構成を有する壁仕上げ材においても、壁面施工後に、壁仕上げ材の一部を押し付けた際に、押し付け音等の不快音が発生するとともに、隣り合う壁仕上げ材間に放湿により隙間が形成される等、上記と同様な問題が発生する。
【0009】
この発明は、上記従来技術の問題を解消し、施工後において、踏み鳴り音や押し付け音等の不快音が発生するのを防止できるとともに、化粧板間に隙間が形成されるのを防止できて、良好な美観を維持することができる化粧板を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明者は、まず始めに、化粧板として床材を用いて、不快音の発生原因を詳細に分析した。すなわち合板等の木質板は、MDF等の木質繊維板に比べて、吸放湿による伸縮量が非常に小さいため、MDF等の基材表面層が設けられない合板製基材の床材においては、吸放湿による伸縮量が小さくて寸法変化も小さく、隣り合う床材間において、接触部における接触圧が小さくなる。しかも合板は外周端面が、緻密でなく凹凸が多くあり、MDFに比べて平滑性に劣っているため、隣り合う床材間における接触部の接触面積が小さくなる。このため、合板基材の床材においては、床材同士が擦れ合ったとしても、音が発生することはない。更に基材を構成する合板は、伸縮量が小さいため、収縮時においても、隣り合う床材間に、大きな隙間が形成されるようなこともない。
【0011】
これに対し、上記従来の図10に示す床材(3)のように、合板等の木質板製の基材本体(1a)上に、木質繊維板製の基材表面層(1b)が設けられた複合板を基材(1)とするものでは、吸湿伸長時に、基材表面層(1b)が大きく伸長し、その表面層(1b)の部分で、隣り合う床材同士が強く接触する。しかも、基材表面層(1b)を構成するMDF等の木質繊維板は、外周端面が緻密で平滑であるため、隣り合う床材間における接触面積が大きくなる。従ってこの床材(3)においては、隣り合う床材間で広い接触面積で強く接触した状態で、接触部(4)が擦れ合うことにより、踏み鳴り音等の不快音が発生するものである。
【0012】
このような知見を得た上で、引き続き、本発明者は、合板製基材本体(1a)の上面に木質繊維板(MDF)製の基材表面層(1b)が積層された複合板を基材する床材(3)に関し、伸縮時の挙動について、詳細な分析を行った。すなわち、図13に示すように、基材表面層(1b)は基材本体(1a)に接着固定されているため、伸縮量の大きい表面層(1b)は、伸縮量の小さい基材本体(1a)に拘束されており、吸湿伸長時においては、同図の想像線状態から実線状態に示すような挙動をとり、基材表面層(1b)は基材本体(1a)との接着面近傍では、伸長量が基材本体(1a)と同調する程度で小さく、基材本体(1a)との接着面から遠ざかるに従って、伸長量が基材本体(1a)に比べて大きくなる。また放湿収縮時においては、図14の想像線状態から実線状態に示すような挙動をとり、基材表面層(1b)は、基材本体(1a)との接着面近傍では、収縮量が基材本体(1a)と同調する程度で小さく、基材本体(1a)との接着面から遠ざかるに従って、収縮量が基材本体(1a)に比べて大きくなる。
【0013】
これらの分析結果を基に、本発明者は、綿密な研究を繰り返し行った結果、合板等の木質板上に木質繊維板が積層された複合板を基材とする床材において、基材表面層としての木質繊維板が、基材本体としての木質板に拘束されているため、基材表面層における外周端面の厚みを特定することにより、基材表面層の吸放湿による伸縮量を小さく抑制でき、床材施工後に、隣り合う床材同士の接触圧及び接触面積を小さくできるとともに、放湿時における基材表面層の収縮を小さくできることを見出し、本発明を成すに至った。
【0014】
すなわち本発明は、板状の基材と、その基材の表面に設けられた化粧層とを有し、外周端面が、隣り合う化粧板の外周端面に接触する態様に複数並べて施工される化粧板であって、前記基材が、木質板からなる基材本体の表面に、木質繊維板が積層された複合板をもって構成され、施工状態において、前記基材表面層における隣り合う化粧板の基材表面層に対する接触厚みが、0.5mm未満に調整されてなるものを要旨としている。
【0015】
この化粧板においては、施工状態において、基材表面層が、隣り合う化粧板の基材表面層に対し、接触厚みが0.5mm未満に調整されるものである。つまり、隣り合う化粧板間において、基材表面層同士の接触面積が小さくなる。
【0016】
また、基材表面層としての木質繊維板は、吸湿による伸びが大きいものではあるが、この基材表面層の外周端面は、基材本体との接着面から厚み方向に0.5mm未満の範囲に設定することができるので、この基材表面層は、吸湿時の伸びが小さい基材本体に拘束されることにより、吸湿時の伸びが基材本体と同程度に小さく抑制される。このため、施工後の吸湿によっても、基材表面層における隣り合う化粧板の基材表面層との接触圧が小さくなる。このように隣り合う化粧板間における基材表面層同士の接触面積が小さく、接触圧も小さくなるので、その状態で、化粧板同士が擦れ合ったとしても、不快音が生じることはない。
【0017】
また基材表面層は、放湿による収縮も大きいものではあるが、上記と同様に基材本体に拘束されることにより、収縮量が小さく抑制される。このため、施工後の放湿によっても、隣り合う化粧板における基材表面層間に、大きな隙間が形成されるようなことはなく、良好な美観を維持することができる。
【0018】
以下、本発明の化粧板を図面を用いて更に詳細に説明する。
【0019】
図1に示すように本発明の化粧板は、特に床仕上げ用の床材(10)に好適に採用することができる。この床材(10)は、複合板からなる板状の基材(20)と、その基材(20)の表面に設けられた化粧層(30)とを有している。
【0020】
基材(20)は、木質板からなる基材本体(21)上に、木質繊維板からなる基材表面層(22)が接着された複合板をもって構成されている。
【0021】
ここで、本発明において、基材本体(21)を構成する木質板としては、ラワン合板、針葉樹合板、ラワン材等の広葉樹材の単板と針葉樹材の単板が共に使用されている合板等を好適に使用できる他、幅方向あるいは長さ方向における寸法変化が木質繊維板よりも小さくて、合板とほぼ同等の木質材、例えばランバーコア合板、単板積層材、配向性・方向性の高い複数のストランド層がその方向性のある方向が互いに直交しているOSB(配向性ボード)等を使用することができる。
【0022】
また、基材表面層(22)を構成する木質繊維板としては、中質繊維板(MDF)、硬質繊維板(ハードファイバーボード:HDF)等を好適に使用することができる。ここで、木質繊維板は、方向性がなく、また合板用の単板と違って、裏割れがなく、平滑性に優れて、良好な化粧性を有しており、例えば化粧層として木質単板を用いた場合、ヒワレを防止することができる。更に木質繊維板は、硬質層が表層部にあり、耐凹み性に効果があるとされている。なお本発明においては、十分な耐凹み性を得るために、木質繊維板として、硬質表面層の比重が0.70以上のものを用いるのが好ましい。
【0023】
更に化粧層(30)としては、木質単板、合成樹脂含浸処理単板、化粧模様印刷紙、樹脂含浸化粧シートからなるものの他に、着色や、塗装により形成されるもの等を好適に使用することができる。
【0024】
また図1に示す床材(10)における基材本体(21)の外周端面には、本ざね加工が施されて、周囲4辺のうち隣り合う2辺に雄ざね(11)が形成されるとともに、残り2辺に雌ざね(12)が形成される。
【0025】
更に床材表面と外周端面との間のコーナー部は面取りされて、面取り部(13)が形成される。なお後に詳述するように、面取り部(13)は、必ずしも床材(10)の全周に設ける必要はない。
【0026】
本発明においては、複数の床材(10)を、隣り合う床材間において、一方の床材(10)の雄ざね(11)を他方の床材(10)の雌ざね(12)に嵌合しつつ、図示しない根太組等の床下地上に接着剤と釘とを併用して施工するものである。
【0027】
ここで、本発明においては、図2に示すように、基材表面層(22)における隣り合う床材(10)の基材表面層(22)に対する接触厚み(T)を、0.5mm未満に調整する必要があり、好ましくは0.45mm以下、より好ましくは0.3mm以下に調整するのが良い。すなわちこの接触厚み(T)が大きくなり過ぎる場合、隣り合う床材間において、基材表面層同士の接触面積が大きくなり、しかも基材表面層同士の接触部における基材本体(21)との接着面からの厚み方向の高さが高くなり過ぎて、吸湿時における基材表面層(22)の伸びを、基材本体(21)により十分に拘束することが困難になり、吸湿時に、隣り合う床材間において、基材表面層同士の接触圧が過度に大きくなる恐れがある。その結果、歩行により床材(10)が踏み込まれて、隣り合う床材(10)に対し擦れ合った際に、踏み鳴り音等の不快音が発生する恐れがある。更に放湿時においても、基材表面層(22)の収縮を基材本体(21)によって十分に拘束することができず、床材間に大きな隙間が形成される恐れがある。なお、後に詳述するが、本発明においては、上記の接触厚みが「0」、つまり基材表面層同士が接触しない構成も含むものである。
【0028】
参考までに、ナラ材等の導管孔のある厚さ0.5mm程度の化粧単板を合板製の基材に貼着した床材(化粧板)においては、接着剤は導管孔に浸透した状態に接着されており、この床材では、吸湿により膨潤して伸びたとしても、床材の外周端面において、化粧単板が基材端面に対し外方に突出するようなことはなく、合板基材と共に膨潤してその挙動(伸び)は合板と同調している。つまり、本発明においても、基材表面層(22)における基材本体(21)との接着面から厚み方向に0.5mmの位置に至る多数の微細孔、微小孔が設けられる場合には、基材本体(21)及び基材表面層(22)間の接着剤が、基材表面層(22)の微細孔、微小孔に浸透し、その状態で硬化することにより、基材表面層(22)の伸縮を基材本体(21)によって、より確実に拘束することができる。従って本発明においては、基材表面層(22)として、基材本体(21)との接着面から厚み方向に0.5mmの位置に至る部分に、多数の微細孔、微小孔が設けられるものを使用するのが好ましい。なお、基材表面層(22)における基材本体(21)との接着面から厚み方向に0.5mm以上の部分は、面取りされているため、隣り合う床材の基材表面層(22)とは接触していないので、床鳴り等への影響を及ぼすようなことはない。
【0029】
また本発明においては、面取り部(13)を形成することにより、隣り合う床材間における基材表面層同士の接触厚み(T)を特定範囲(0mm〜0.5mm未満)に調整するのみならず、床材間の接合部に形成される段差を目立たなくして、美観を向上できるとともに、立体感を付与することも可能である。つまり本発明においては、面取り部(13)の形成(溝付け)により、多数の効果を相乗的に得ることができる。
【0030】
ここで、通常の面取り部(13)は、幅1.5〜1mm程度、深さ1.5〜1mm程度が適当であるとされているが、言うまでもなく、本発明においては、面取り部(13)の幅や深さ等の大きさが制限されるものではなく、基材表面層同士の接触厚み(T)を特定範囲に調整できるように、面取り部の大きさを適宜設定すれば良い。
【0031】
更に面取り部(13)は、通常、その傾斜面の断面が直線状に形成されるが、本発明はそれだけに限られず、曲線状、円弧状に形成するようにしても良い。なお、本発明においては、面取り部(13)の形状は、隣り合う床材間において対応する面取り部によって、床材表面に形成される溝と同一又は類似するような形状に形成されるよう構成するのが好ましい。
【0032】
一方、本発明においては、接触厚み(T)を、上記の特定範囲内に調整する手段として、上記図1及び図2の床材(10)のように、特定範囲を越える厚みを有する基材表面層(22)を用いて、面取り部(13)を形成するようにしているが、その他にも、以下の手段を用いることもできる。
【0033】
すなわち図3及び図4に示す床材(10)は、面取り加工を施すことなく、基材表面層(22)として、厚みが特定範囲内のものを用いることにより、基材表面層(22)の外周端面(接触厚みT)を特定範囲内に調整するものである。
【0034】
この床材(10)のように、基材表面層(22)として厚さの薄いものを用いる場合、隣り合う床材間における基材表面層同士の接触厚さ(T)を特定範囲内に調整しつつ、基材表面層(22)の伸縮を、基材本体(21)によって、より確実に拘束することができる。更にこの床材において、全体の厚みを、例えば上記図1及び図2の床材と同程度に形成する場合には、基材表面層(22)の厚みが薄い分、基材本体(21)の厚みを厚く形成することができる。このように、基材表面層(22)を構成する木質繊維板よりも強度の強い木質板製の基材本体(21)を厚く形成できるので、曲げ強さが大きくなって、曲げたわみが小さくなり、床鳴り音等の不快音の発生を、より確実に防止することができる。
【0035】
ここで、基材表面層(22)としては、厚みが0.5mm未満のもの、好ましくは0.45mm以下のもの、より好ましくは0.3mm以下のものを使用するのが良い。すなわちこの厚みが0.5mm未満のものは、上記したように基材表面層(22)の伸縮を拘束できる他に、通常使用される化粧単板等の化粧層を同じ厚さとなるので、良好な柔軟性が得られて、化粧単板と同様に、基材(20)への貼り付け作業をスムーズに行うことができる。更に基材表面層(22)の厚みが0.3mm以下の場合には、より確実に基材表面層(22)の伸縮を拘束することができる。
【0036】
また、このような薄い基材表面層(22)としては、全面に表裏間を貫通する微細孔、微小孔が多数設けられるものを使用するのが好ましい。すなわちこの構成の基材表面層(22)を有する床材(10)においては、基材表面層(22)の柔軟性が向上し、また接着剤が微細孔、微小孔に浸透した状態に接着されていることにより基材表面層(22)の伸縮がより確実に拘束されるため、床材(10)の反りも生じ難くなる。
【0037】
ところで、化粧単板として通常利用されるマツ材等の針葉樹単板は、厚さが0.3mm程度であり、これは上記した厚さ0.3mm程度の基材表面層(22)と同様な形態である。更に化粧単板として通常利用されるナラ材等の単板は、厚さ0.3mm程度で、導管孔を有しており、これは上記したように、多数の微細孔、微小孔が設けられた厚さ0.3mm程度の基材表面層(22)と同様な形態である。ここで、マツ材やナラ材の化粧単板を、合板基材上に貼着した床材においては、吸湿しても表面の化粧単板が、合板基材の外周端面より外方に突出するように伸びるようなことはなく、また合板基材上に、厚さ0.6mm程度の化粧単板を貼着した床材においても、吸湿により、化粧単板が、合板基材の外周端面より外方に突出するように伸びることはない。従ってこれらの点から、合板等の木質板製基材本体(21)上に、薄い基材表面層(微細孔、微小孔が設けられるものを含む)が貼着された複合板においても、吸湿により基材表面層(22)が基材本体(21)の外周端面より外方に突出するように伸びるようなことはなく、更に複合板に化粧層を設けた床材(10)においても、基材表面層(22)が基材本体(21)の外周端面より外方に突出するようなことはなく、床鳴り音の発生を有効に防止できることが判る。
【0038】
以上のように、基材表面層(22)としての木質繊維板は、厚さ0.5mm未満の薄いものを使用するのが望ましいが、通常市販されている木質繊維板は、薄いものでも、2.7mm程度の厚さを有しており、これよりも薄いものを入手することは困難である。そこで、以下の第1及び第2の方法によって、薄い木質繊維板を入手するのが好ましい。
【0039】
第1の方法は、厚さ2.7mmの木質繊維板をローラー等の搬送手段により移動させながら、刃物により厚み方向に2分割、あるいは3分割以上に分割する。例えば2分割する際、1.35mm厚のものと1.35mm厚のものとに均等に分割しても良いし、例えば0.5mm未満の厚さのものと2.2mm厚のものとに不均等に分割しても良い。厚く分割された木質繊維板は、必要に応じて再分割すれば良い。更に均等に3分割する場合には、まず、1/3厚みのものと、2/3厚みのものに2分割し、2/3厚みの分割板を再度2分割することにより、均等に3分割することができる。また均等に4分割する場合には、均等に2分割した後、各分割板をそれぞれ2分割すれば良い。以下同様にして、均等に5分割以上することもできる。また、言うまでもなく、3分割以上する場合であっても、元の木質繊維板を、必ずしも均等な厚みに分割する必要はなく、不均等な厚みで分割するようにしても良い。更に、上記の均等厚み又は不均等厚みの各分割板から得られる最終製品(基材表面層)としての薄い木質繊維板は、必ずしも、同じ厚みに調整する必要はなく、異なる厚みに調整するようにしても良い。なお本発明においては、分割板から最終製品を得る場合、後述するように分割面に生じる若干の凹凸を考慮して、分割厚みの調整を行うのが望ましい。例えば3分割以上して、同じ厚みの薄い木質繊維板を得る場合には、両面が分割面となる分割板の厚さを、片面のみが分割面となる分割板の厚さよりも、厚くなるように分割するのが良い。
【0040】
上記のように分割された木質繊維板は、その分割面をサンディングして、分割面に生じている若干の凹凸を平坦化しつつ、所望の厚さの木質繊維板を得る。なお、木質繊維板搬送手段としては、突刺体を有するものを挙示できる。例えば長さ0.25〜1mmの針状の突刺体を全周に設けた突刺ローラーを用いても良く、この場合には、木質繊維板に、表裏間に貫通する微細孔、微小孔を形成することができる。また、ローラー以外の搬送手段としては、例えば先端が鋭角で高さが1〜3mm程度の三角形状の突刺体が外周に設けられた円板状の突刺ロールを、その軸心を回転軸に固定するようにして、複数枚並列に配置したものを用いても良い。この場合においても、上記と同様に、木質繊維板に微細孔、微小孔を形成することができる。、
第2の方法は、基材本体としての合板上に木質繊維板を貼着して複合材を形成し、複合板をローラーにより移動させながら、木質繊維板を刃物により厚み方向に2分割して、分割された木質繊維板のうち、合板に貼着されている側の木質繊維板を研削あるいは研磨することにより、本発明の複合板として使用することができる。なお、木質繊維板を分割する際、上記と同様に、均等に分割しても、不均等に分割しても良い。また分割された残りの木質繊維板は、他の床材の基材表面層として利用することもできる。
【0041】
本発明においては、基材表面層(22)として、厚みが0.5mm未満のものを用いる上更に、面取り部(13)を形成するようにしても良い。この場合例えば、図5及び図6に示すように、0.5mm未満の基材表面層(22)を用い、かつ床材表面から基材本体(21)の表面あるいは内層にまで至る面取り部(13)を形成することにより、隣り合う床材間における基材表面層同士を接触させないように、つまり接触厚みを「0」に調整することも可能である。
【0042】
この床材(10)においては、吸湿によって基材表面層(22)に伸びが生じたとしても、隣り合う床材間において、基材表面層同士が接触することがないので、床鳴り音の発生を、確実に防止することができる。
【0043】
また放湿時においても、基材表面層(22)が基材本体(21)に拘束されて基材本体(21)と同程度にしか収縮しないので、床材間に大きな隙間が形成されるようなことはない。
【0044】
また本発明において、基材表面層(22)として、厚みが0.5mm未満のものを用いる場合には、面取り部(13)を必ずしも床材(10)の全周に設ける必要はない。例えば図7ないし図9に示すように、床材(10)の長さ方向の両端部(10a)(10a)には面取り部(13)を形成せずに、床材(10)の幅方向の両端部(10b)(10b)のみに、換言すれば床材(10)の両側縁(10b)(10b)のみに、面取り部(13)を形成するようにしても良い。この場合、幅方向に隣合う床材間においては、上記したように基材表面層同士を接触しないように、つまり接触厚みを「0」にしておくのが好ましいが、もちろん接触厚みを所定量(0.5mm未満)確保するようにしても良い。
【0045】
また、図7ないし図9に示す床材(10)は、基材表面層(22)の厚みが0.5mm未満であるため、長さ方向に隣り合う床材間において表面基材層同士の接触厚みも0.5mm未満となる。このため、長さ方向に隣り合う床材間においても、踏み鳴り音や、押し付け音等の不快音を十分に防止することができる。
【0046】
なお、本発明は、上記の床材に適用する場合のみに限られるものではなく、壁仕上げ材等の他の化粧板にも適用することができる。
【0047】
【実施例】
以下、本発明に関連した実施例、本発明に関連のない比較例及び参考例について説明する。
【0048】
【表1】
Figure 0004638003
【0049】
<実施例1>
上表1に示すように、厚さ10.5mmの合板からなる基材本体上に、厚さ1.3mmの木質繊維板からなる基材表面層を貼着して基材を作製し、その基材上に、厚さ0.3mmのナラ材単板(化粧単板)からなる化粧層を貼着して、総厚み12.1mmの床材基板を作製した。更にその床材基板の外周に本ざね加工を施して、雄ざね及び雌ざねを構成するとともに、幅1.2mm、深さ1.2mmの面取り部を形成して、実施例1の床材を得た。
【0050】
一方、30mm厚さの合板の上に、303mm間隔に複数の根太材(45mm角)を配置固定して、根太組による床下地を準備した。
【0051】
そしてこの床下地上に、上記実施例1の床材を、隣り合う床材間において雄ざね及び雌ざねを嵌合させつつ、接着剤とスクリューネイルとを用いて複数固定して床面を形成した。このとき、隣り合う床材間における基材表面層同士の接触厚みは、0.4mmであった。
【0052】
こうした形成した床面に対し、床鳴り試験を行った。すなわち、床面を形成して、3日間放置した後、温度30℃、関係湿度90%の環境下で7日間放置した。その後、根太材間における床材同士の接合部において、雄ざね側の床材と雌ざね側の床材とを交互に踏み込んで、体重(荷重)を加えて、そのときの床鳴り音の発生の有無を調べた。
【0053】
その結果、かすかに音は発生したが、実使用上、問題となるような大きさではなく、良好な評価(○)を得ることができた。
【0054】
<実施例2>
同表に示すように、厚さ11.0mmの合板製基材本体上に、厚さ1.0mmの木質繊維板製基材表面層を貼着して基材を作製し、上記と同様に化粧層を形成して総厚み12.3mmの床材基板を作製し、その床材基板に、上記と同様に本ざね加工を施すとともに、幅1.0mm、深さ1.0mmの面取り部を形成して床材を得た。
【0055】
この床材を、上記と同様な床下地に同様に施工して、床面を形成した。このとき、隣り合う床材間における基材表面層同士の接触厚みは、0.3mmであった。
【0056】
そしてこの床面に対し、上記と同様に、床鳴り試験を行ったところ、かすかに音は発生したが、実使用上、問題となるような大きさではなく、良好な評価(○)を得ることができた。
【0057】
<実施例3>
同表に示すように、厚さ11.7mmの合板製基材本体上に、厚さ0.3mmの木質繊維板製基材表面層を貼着して基材を作製し、上記と同様に化粧層を形成して総厚み12.3mmの床材基板を作製し、上記と同様に、本ざね加工を施して床材を得た。なお、この床材においては、面取り部を形成しなかった。
【0058】
この床材を、上記と同様な床下地に同様に施工して、床面を形成した。このとき、隣り合う床材間における基材表面層同士の接触厚みは、0.3mmであった。
【0059】
そしてこの床面に対し、上記と同様に、床鳴り試験を行ったところ、かすかに音は発生したが、実使用上、問題となるような大きさではなく、良好な評価(○)を得ることができた。
【0060】
一方、この実施例3の床材に対し、放湿による隙間形成の有無を確認するため、加熱試験を行った。
【0061】
すなわち、上記の床鳴り試験と同様な床下地上に、上記と同様に床材を施工して床面を形成した。そして、3日間放置した後、床面に電気カーペットを敷設して、30日間連続で通電し、床材接合部における隙間の幅(mm)を測定した。
【0062】
その結果、隙間の幅は、0.34〜0.42mmと小さくて目立たず、美観を損なうようなことはなく、良好な評価(○)を得ることができた。
【0063】
<実施例4>
同表に示すように、厚さ11.7mmの合板製基材本体上に、厚さ0.3mmの木質繊維板製基材表面層を貼着して基材を作製し、上記と同様に化粧層を形成して総厚み12.3mmの床材基板を作製し、その床材基板に、上記と同様に本ざね加工を施すとともに、幅1.0mm、深さ1.0mmの面取り部を形成して床材を得た。
【0064】
この床材を、上記と同様な床下地に同様に施工して、床面を形成した。このとき、隣り合う床材間における基材表面層同士は接触しておらず、その接触厚みは、0mmであった。
【0065】
そしてこの床面に対し、上記と同様に、床鳴り試験を行ったところ、音の発生は認められず、最良の評価(◎)を得ることができた。
【0066】
またこの実施例4の床材を用いて、上記と同様に加熱試験を行ったところ、隙間の幅は、0.30〜0.40と非常に小さく、良好な評価(○)を得ることができた。
【0067】
<比較例1>
同表に示すように、厚さ10.5mmの合板製基材本体上に、厚さ1.3mmの木質繊維板製基材表面層を貼着して基材を作製し、上記と同様に化粧層を形成して総厚み12.1mmの床材基板を作製し、その床材基板に、上記と同様に本ざね加工を施すとともに、幅0.8mm、深さ0.5mmの面取り部を形成して床材を得た。
【0068】
この床材を、上記と同様な床下地に同様に施工して、床面を形成した。このとき、隣り合う床材間における基材表面層同士の接触厚みは、1.1mmであった。
【0069】
そしてこの床面に対し、上記と同様に、床鳴り試験を行ったところ、不快音が発生し、評価は不良(×)であった。
【0070】
<比較例2>
同表に示すように、厚さ9.0mmの合板製基材本体上に、厚さ2.7mmの木質繊維板製基材表面層を貼着して基材を作製し、上記と同様に化粧層を形成して総厚み12.0mmの床材基板を作製し、その床材基板に、上記と同様に本ざね加工を施すとともに、幅1.0mm、深さ1.0mmの面取り部を形成して床材を得た。
【0071】
この床材を、上記と同様な床下地に同様に施工して、床面を形成した。このとき、隣り合う床材間における基材表面層同士の接触厚みは、2.0mmであった。
【0072】
そしてこの床面に対し、上記と同様に、床鳴り試験を行ったところ、大きい不快音が発生し、評価は劣悪(××)であった。
【0073】
またこの比較例2の床材を用いて、上記と同様に加熱試験を行ったところ、0.7〜0.9mmと大きい幅の隙間が形成されて、美観が損なわれてしまい、評価は不良(×)であった。
【0074】
<比較例3>
同表に示すように、厚さ10.5mmの合板製基材本体上に、厚さ1.4mmの木質繊維板製基材表面層を貼着して基材を作製し、上記と同様に化粧層を形成して総厚み12.2mmの床材基板を作製し、その床材基板に、上記と同様に本ざね加工を施すとともに、幅1.0mm、深さ1.0mmの面取り部を形成して床材を得た。
【0075】
この床材を、上記と同様な床下地に同様に施工して、床面を形成した。このとき、隣り合う床材間における基材表面層同士の接触厚みは、0.7mmであった。
【0076】
そしてこの床面に対し、上記と同様に、床鳴り試験を行ったところ、不快音が発生し、評価は不良(×)であった。
【0077】
またこの比較例3の床材を用いて、上記と同様に加熱試験を行ったところ、0.5〜0.8mmと大きい幅の隙間が形成されて、美観が損なわれてしまい、評価は不良(×)であった。
【0078】
<参考例>
参考までに、木質繊維板が積層されない合板基材製の床材を作製した。すなわち、同表に示すように、厚さ12.0mmの合板基材上に、上記と同様に化粧層を形成して総厚み12.3の床材基板を作製し、その床材基板に、上記と同様に本ざね加工を施すとともに、幅1.0mm、深さ1.0mmの面取り部を形成して床材を得た。
【0079】
この床材を、上記と同様な床下地に同様に施工して、床面を形成した。このとき、言うまでもなく、隣り合う床材間における基材表面層(木質繊維板)同士は接触しておらず、接触厚みは、0mmであった。
【0080】
この床材を用いた床鳴り試験及び加熱試験においては、共に、良好な評価を得ることはできたが、基材表面に木質繊維板が設けられていないため、表面ヒワレの発生や、凹み傷の発生が懸念されるところである。
【0081】
<総合評価>
以上のように、本発明に関連した実施例の床材は、床鳴り試験及び加熱試験に対し、良好な評価を得ることができ、床鳴り音の発生、及び放湿時の隙間形成を防止できることを確認できた。これに対し、本発明の要旨を逸脱する比較例の床材は、床鳴り試験及び加熱試験に対し、良好な評価を得ることができず、床鳴り音の発生、及び放湿時の隙間形成を防止するのが困難であると思料される。
【0082】
【発明の効果】
以上のように、本発明の化粧板によれば、施工後において、踏み鳴り音や押し付け音等の不快音が発生するのを防止できるとともに、化粧板間に隙間が形成されるのを防止できて、良好な美観を維持することができるという効果がある。
【0083】
また本発明において、面取り部を形成したり、又は表面化粧材として薄いものを使用する場合には、上記の効果をより確実に得ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の化粧板に関連した床材における接合部の一例を示す断面図である。
【図2】図1の一点鎖線で囲まれる部分を拡大して示す断面図である。
【図3】この発明の化粧板に関連した床材における接合部の他の例を示す断面図である。
【図4】図3の一点鎖線で囲まれる部分を拡大して示す断面図である。
【図5】この発明の化粧板に関連した床材における更に別の例を示す断面図である。
【図6】図5の一点鎖線で囲まれる部分を拡大して示す断面図である。
【図7】この発明の変形例としての床材を示す平面図である。
【図8】図7のX−X線断面図である。
【図9】図7のY−Y線断面図である。
【図10】従来の床材における接合部を示す断面図である。
【図11】従来の床材における接合部を拡大して示す断面図である。
【図12】床材を用いて床仕上された床面を示す平面図である。
【図13】従来の床材において吸湿による伸長時の挙動を示す側面図である。
【図14】従来の床材における放湿による収縮時の挙動を示す側面図である。
【符号の説明】
10…床材(化粧板)
10b…幅方向端部
13…面取り部
20…基材
21…基材本体
22…基材表面層
30…化粧層
T…接触厚み

Claims (6)

  1. 板状の基材と、その基材の表面に設けられた化粧層とを有し、外周端面が、隣り合う化粧板の外周端面に接触する態様に複数並べて施工される化粧板であって、
    前記基材が、木質板からなる基材本体の表面に、基材表面層が積層された複合板をもって構成され、
    施工状態において、前記基材表面層における隣り合う化粧板の基材表面層に対する接触厚みが、0.5mm未満に調整され
    前記基材表面層が、比重0.7以上の木質繊維板を、厚さ方向に3分割以上して得られる分割板をもって構成されてなることを特徴とする化粧板。
  2. 化粧板表面と外周端面との間のコーナー部に面取り部が形成されてなる請求項1記載の化粧板。
  3. 前記基材表面層が、隣り合う化粧板の基材表面層に接触しないよう調整されてなる請求項2記載の化粧板。
  4. 前記基材表面層として、厚みが0.5mm未満のものが使用されてなる請求項1記載の化粧板。
  5. 化粧板表面と外周端面との間のコーナー部における少なくとも化粧板幅方向の両端部に面取り部が形成されてなる請求項4記載の化粧板。
  6. 前記基材表面層が、少なくとも化粧板幅方向に隣り合う化粧板の基材表面層に接触しないよう調整されてなる請求項5記載の化粧板。
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