JP4636873B2 - テーブル付椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば講堂、劇場等の椅子における背もたれを後面に、後席の人が使用するテーブルを折り畳み収納可能に装着してなるテーブル付椅子に関する。
背もたれを支持する背枠の後面にテーブルを折り畳み収納可能に設けているテーブル付椅子は、例えば特許文献1等に記載され、公知となっている。特許文献1に記載されているテーブル付椅子は、椅子の背枠の後面に取り付けられたテーブル収納部と、該テーブル収納部内に引き出し可能に収納されたテーブルとを備えている。そして、テーブルを使用する場合は、テーブル収納部内に収納されているテーブルを一度上方まで引き出し、その後、水平使用位置まで後方へ回転させて使用することができ、使用後は、上記と反対の動作をたどって再びテーブル収納部内に収納して折り畳む構造となっている。
特開2001−245750号公報
しかし、特許文献1に記載されているものでは、テーブルを使用するとき、テーブル収納部内に収納されているテーブルを、背枠の後面に沿って一度真っ直ぐ上方へ向かって、ヘッドレストの上端部を超える位置まで大きく引き出し、その後、後方へ回動させるので、テーブルの引き出し時に、前席の着座者の頭部にテーブルがぶつからないように注意をする必要があり、使い勝手が悪い。
本発明は、上述のような従来の課題を解決するためになされたものであって、テーブルが前席の着座者の頭部等に当たらないようにして、安全に使用することができるようにしたテーブル付椅子を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)後上部に開口部を設けて箱状に形成され、かつ椅子の背もたれの後面に取り付けられたテーブル収納部と、前記テーブル収納部内に前記開口部から引き出し可能に収納されたテーブルと、前記テーブル収納部内から前記テーブルが引き出されるのに伴って、前記テーブルが漸次後側に回転しながら水平使用位置まで倒れるように、前記テーブルの摺動及び回転を案内する案内手段とを有するテーブル装置を備え、前記開口部を、テーブル収納部における上面板の後部から後面板の上部にかけて切り欠いて形成し、前記テーブルを、前記後面板側における開口部の下縁に摺接しつつ、前記テーブル収納部内から斜め後上方に向かって引き出されるようにするとともに、テーブルがテーブル収納部内に収納された非使用位置にあるとき、前記テーブルの上端縁が、前記テーブル収納部における上面板の上面とほぼ同一面となるように構成する。
(2)上記(1)項において、案内手段を、背もたれの後面に沿って設けられ、かつテーブルの前端部を上下方向に摺動可能、かつ水平軸回りに回動可能として案内する上下方向を向くレールと、このレールの上部より後方に離間するようにしてテーブル収納部の後上部に設けられた開口部とにより形成する。
(3)上記(2)項において、レールを左右1対設けるとともに、テーブルの前端部に左右方向を向くスライド軸を設け、このスライド軸の各端部を、前記レールにそれぞれ摺動自在に嵌合する。
)上記(1)〜()項のいずれかにおいて、テーブル収納部の前後方向の厚みが下方へ向かうに従って漸次縮小するようにして、前記テーブル収納部の後面板を後方に傾斜させて設け、前記テーブル収納部が前記背もたれの後面から後方に向かって突出する量を、下方へ進むに従って漸次縮小するようにする。
)上記(2)もしくは(3)項、またはそれらに従属する(4)項において、テーブル収納部内におけるレールよりも上方に、テーブルが水平使用位置まで倒れた際に、前記テーブルの前端部表面と当接して、前記テーブルを水平使用位置に位置決めする位置決め部材を設ける。
)上記(1)〜()項のいずれかにおいて、テーブルを水平使用位置まで移動した際に、テーブル収納部の開口部内における前記テーブルと、テーブル収納部における上面板の下面との間の隙間を閉じる目隠し部材を、前記上面板の下面より垂設する。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(a)請求項1記載の発明によれば、テーブルがテーブル収納部の後部で、案内手段による案内でテーブル収納部より引き出され、かつ、上方に進むに従って、そのテーブル装置が装着された椅子の着座者(以下前席の着座者という)の頭部から離れる後側に漸次回転しながら水平使用位置まで倒れて使用状態になるので、テーブルが着座者の頭部に当たるといった危険が防止できる。
また、前席の着座者の頭部から離れ、かつ、後席の着座者に近い上面板の後部から後面板の上部にかけて、テーブル収納部に開口部を設けてあるので、テーブルを斜め後上方に向かって取り出し易く、また、後面板側の開口部の下縁を支点にして、テーブルを回動し易い。
さらに、テーブルがテーブル収納部内に収納された非使用位置にあるとき、テーブルの上端縁の高さが収納部の上端縁の高さとほぼ同一の高さのところで同一面となるので、美観が向上する。
(b)請求項2記載の発明によれば、テーブルの前端をレールにより、上下方向に摺動可能、かつ水平軸回りに回動可能として案内するとともに、テーブルの前端より後方の部分を、レールの上部より後方に離間させたテーブル収納部の後上部の開口部の下縁に載置して案内するようにしたので、テーブルを、単なる直線運動や回転運動のみでない、それらが複合した所望の軌跡に沿って、安定して、円滑に移動させることができる。
すなわち、テーブルは、レールに沿ってそのままの姿勢で上昇するのではなく、前端が上昇するのにつれて、全体が漸次後傾し、最終的に、前端がレールの上端部に達するのとほぼ同時に、水平使用位置となるのである。
(c)請求項3記載の発明によれば、テーブルに設けたスライド軸が、左右1対のレールと嵌合した状態でレールに沿って昇降するので、テーブルの昇降及び回転をさらにスムーズに行うことができる。
)請求項記載の発明によれば、テーブル収納部の厚みが、下方へ向かうに従って漸次縮小するようにして、前記テーブル収納部の後面板を後方に傾斜させて設けているので、後席の着座者の足元とテーブル収納部との間のスペースを大とすることができる。これにより、後席における着座者の足元にゆとりができ、座り心地の向上が図れる。
)請求項記載の発明によれば、レールよりも上方に、テーブルの前端部表面に当接する位置決め部材を設けており、テーブルの前端部表面がこの位置決め部材と当接することにより、その当接した位置をもって、テーブルが水平使用位置となるようにすることできるので、テーブルの水平状態が取り易い。
)請求項記載の発明によれば、テーブル収納部の開口部とテーブルとの隙間を隠す目隠し部材を設けているから、テーブルを使用状態としたときに、内部の機構が外部に露呈しないので、見栄えが良く、美観の向上が図れる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用したテーブル付椅子を示す側面図、図2は、要部分解斜視図である。
図1及び図2において、椅子(1)は、脚本体(2)と、該脚本体(2)に取り付けられたシート(3)及び背枠(4)と、該背枠(4)の前面に設けられた背もたれ(5)と、脚本体(2)に取り付けられた肘カバー(6)と、背枠(4)の後面に取り付けられたテーブル装置(7)等により構成されている。
また、背枠(4)の下部前面には、背枠(4)とシート(3)の後部との間に位置して、配線ダクト(8)が配設されている。その配線ダクト(8)は、内部が空洞であり、テーブル装置(7)の内部を通って下方に導かれて来る配線コード(9)が通され、この通された配線コード(9)を所定の位置へ向かってガイドするようになっている。
図3〜図5は、テーブル装置(7)を示すもので、図3はその上面図、図4はその背面図、図5は、図4のA−A線に沿う縦断側面図である。テーブル装置(7)を図3〜図5を加えてさらに説明すると、テーブル装置(7)は、箱状に形成されているテーブル収納部としてのテーブル収納箱(10)と、該テーブル収納箱(10)内に引き出し可能に配置されたテーブル(11)とを備えている。
テーブル収納箱(10)は、前側半体(10A)と、該前側半体(10A)の後部を塞いで取り付けられる後側半体(10B)とからなっている。
前側半体(10A)は、前面板(13a)と、該前面板(13a)の左右両端から後方に向かってほぼ直角に折り曲げられた左右1対の側面板(13b)(13b)とを一体に設けて、平面ほぼ後向きコ字状に形成されている。そして、前側半体(10A)は、左右1対の側面板(13b)(13b)が、それぞれ椅子(1)の上下方向を向くようにして背枠(4)の後面に前面板(13a)を当接させて配置し、図4に示ように、前面板(13a)を取付ねじ(12)をもって背枠(4)に固定して、取り付けられている。
また、前側半体(10A)の後上部には、図2に示しているように、両端が左右の側面板(13b)(13b)にそれぞれ固定され、断面ほぼ倒立L字状をなし、テーブル引き出し時にテーブル(11)の下面を受ける下側位置決め部材(14)が取り付けられている。
後側半体(10B)は、前側半体(10A)の前側開放部分を閉じる後面板(15a)と、該後面板(15a)の左右両端から前方に向かってほぼ直角に折り曲げられ、かつ、椅子(1)の上下方向へ平行に延びる左右1対の側面板(15b)(15b)を一体に有し、平面視ほぼ前向きコ字状に形成されている。
また、後側半体(10B)の前上部には、図2に示しているように、両端を左右の側面板(15b)(15b)にそれぞれ固定してなる上面板(16)が取り付けられ、上面板(16)の後部から後面板(15a)の上部にかけて、テーブル(11)を出し入れするための開口部(17)が形成されている。さらに、上面板(16)の一端側には、コンセント取付孔(18)が設けられている。
後側半体(10B)は、前側半体(10A)に、この前側半体(10A)の上面を上面板(16)が覆うとともに、前側半体(10A)の後面を後面板(15a)が覆い、かつ、前側半体(10A)の左右の側面板(13b)(13b)の外側に左右の側面板(15b)(15b)がそれぞれ重なるようにして取り付けられ、前側半体(10B)と共に箱状のテーブル収納箱(10)が形成されている。
このテーブル収納箱(10)は、図1及び図5に示すように、後面板(15a)が前面板(13a)に対して、上部が後方へ傾斜した状態に作られていて、前後方向の厚み寸法が、下方に向かうに従って漸次縮小する形をなし、テーブル収納箱(10)が背枠(4)から後方に突出する量を、下方へ進むに従って漸次縮小するようにして形成されている。
テーブル収納箱(10)内において、前面板(13a)の内面には、この前面板(13a)の左右方向のほぼ中央に位置して、左右1対のレール(19)(19)が、椅子(1)の上下方向に延ばされた状態にして、平行に配置されている。各レール(19)(19)は、図2に示すように、レール溝の開口を互いに内側へ向けた状態にして、断面逆L字状にして設けられている。
左右のレール(19)(19)間の上部には、テーブル引き出し時用の上側位置決め部材(20)が、椅子(1)の左右方向に延ばされた状態にして設けられ、左右のレール(19)(19)間の下部には、テーブル収納時にテーブル(11)を下側より受けるテーブル収納時用位置決め部材(21)が椅子(1)の左右方向に延ばされた状態にして設けられている。
同じく、テーブル収納箱(10)内において、前側半体(10A)の上部には、板状の目隠し部材(22)が取り付けられている。目隠し部材(22)は、図6に示すように、細長い1枚のプレートとして作られており、両端には取付孔(23)(23)が設けられている。目隠し部材(22)には、該目隠し部材(22)から下側に向かって突設した状態にして、1対の弾性プレート(24)(24)が左右に分かれて取り付けられている。
弾性プレート(24)(24)は、例えばゴム、プラスチック等、弾性変形可能な板材(弾性部材)により形成されており、後述するように、緩衝部材として作用する。
このように構成された目隠し部材(22)は、弾性プレート(24)(24)を前面板(13a)側に位置させた状態で、かつ、前側半体(10A)の左右両側に取り付けられている取付ブラケット(25)(25)に取付ねじ(27)をもって固定され、前側半体(10A)の上部に上面板(16)の下面より垂下するようにして取り付けられている。
テーブル(11)は、その上端縁側に、開口部(17)の蓋を兼ねる板状の把手プレート(28)が設けられている。また、テーブル(11)の下端側は、テーブル収納箱(10)内に開口部(17)から差し込まれていて、該開口部(17)を通してテーブル収納箱(10)内に出し入れ可能に配置される。
テーブル収納箱(10)内に収納されているときのテーブル(11)の前面(上面)の下部中央には、突片(29)が前方に突出した状態にして、取付ねじ(30)をもって固定されて設けられている。突片(29)には、スライド軸(31)が左ねじに挿通して設けられている。スライド軸(31)の両端は、レール(19)(19)に摺動並びに回動可能に係合されている。ここでのスライド軸(31)及びレール(19)(19)は、案内手段(32)を構成しているもので、この案内手段(32)は、テーブル(11)の下端側の摺動並びに回動を、レール(19)(19)とスライド軸(31)との係合によって案内する。
なお、後側半体(10B)は、テーブル(11)を開口部(17)から挿入させ、かつ、スライド軸(31)をレール(19)(19)に摺動並びに回動可能に係合させた状態で、前側半体(10A)に組み付け固定される。また、その組み付け時、後側半体(10B)のコンセント取付孔(18)に、コンセント(33)が取り付けられる。
コンセント(33)には、配線コード(9)が取り付けられている。配線コード(9)は、前側半体(10A)の前面板(13a)の後面に沿って、かつ片側のレール(19)の外側に沿って上下方向に延ばされた状態にして配線されている。配線コード(9)は、前側半体(10A)の下側で、かつ、前側半体(10A)に組み付けられた後側半体(10B)のコンセント取付孔(18)のほぼ真下に位置して、背枠(4)に設けられている切欠部(34)を通して、配線ダクト(8)内に導かれ、電源と電気結線される。
図7は、テーブル(11)の動作状態を示す図、図8〜図11は、弾性プレート(24)を設けた目隠し部材(22)の動作を示す図である。図7〜図11を用いて、テーブル(11)の作用を次に説明する。
テーブル(11)が使用されないとき、テーブル(11)は、テーブル収納箱(10)内に収納され、突片(29)の下端がテーブル収納時用位置決め部材(21)に当接して受けられている。テーブル(11)の把手プレート(28)は、上面板(16)と同一面となり、開口部(17)の上面を把手プレート(28)で閉じた状態になっている。図5及び図8は、この状態を示している。また、図1及び図7の二点鎖線も、この格納状態を示している。このテーブル収納箱(10)内に収納されているテーブル(11)は、後側半体(10B)の後面板(15a)とほぼ平行に配置されている。
テーブル(11)を使用する場合は、把手プレート(28)に指を掛けてテーブル(11)を持ち上げる。このとき、テーブル(11)は、後側半体(10B)の後面板(15a)と平行にテーブル収納箱(10)内を上昇しようとするが、スライド軸(31)は、前側半体(10A)の前面板(13a)の後面に取り付けられたレール(19)に沿って上昇する。後側半体(10B)の後面板(15a)と前側半体(10A)の前面板(13a)とは、上方に行くにしたがって互いに漸次離間するように取り付けられているので、テーブル(11)は、上昇するにつれて、下端が後面板(15a)から前方に離間し、かつスライド軸(31)を中心として漸次後方に倒れるように回動し、最終的に図1、図7及び図11に実線で示す水平使用位置に至る。
この水平使用位置では、突片(29)の上部が上側位置決め部材(20)に当接し、テーブル(11)の下面が下側位置決め部材(14)に当接し、テーブル(11)の上下面が両部材(14)(20)で受けられ、これによってテーブル(11)の水平状態が保たれ、テーブルとして使用可能になる。
テーブル(11)が格納位置から水平使用位置(使用可能位置)に回転移動されるとき、その移動途中において、テーブル(11)の前端部上面は、図9及び図10に示すように、目隠し部材(22)から垂れ下がるようにして取り付けられている緩衝部材としての弾性プレート(24)の下端と当接する。
さらに回転させられると、この弾性プレート(24)を徐々に弾性変形(屈曲)させながら回転する。従って、弾性プレート(24)を弾性変形させるときの反力が、テーブル(11)の回動抵抗として作用し、テーブル(11)の回転速度を低下させるように作用するので、テーブル(11)は水平使用位置まで緩やかに回転し、水平使用位置に達して、突片(29)が上側位置を決め部材(29)に当接したときは、そのときの当接時の衝撃を和らげる。
テーブル(11)が水平使用位置に達したときには、図11に示すように、上面板(16)の下面より垂設された状態にして取り付けられている目隠し部材(22)によって、テーブル(11)と上面板(16)との間の隙間が閉じられ、内部の機構が外部に露呈しないように隠される。
このようにして、水平使用位置まで引き出されたテーブル(11)は、その上に物を置くテーブルとして使用することができる。必要に応じ、コンセント(33)に電子機器等のプラグを接続すると、電源として使用することができる。
テーブル(11)の使用が済み、格納する場合は、テーブル(11)の把手プレート(28)を手で持ち上げ、引き出し時とは逆の操作を行うと、テーブル(11)は、後面板(15a)と平行にスライドされながら、テーブル収納箱(10)内に格納されて行き、再び格納することができる。
従って、このように構成されたテーブル付椅子(1)では、次の(i)〜(vii)のような効果が期待できる。
(i)テーブル(11)が前席の着座者より離れた位置となるテーブル収納箱(10)の後部より上方に向かって引き出され、しかも上方に進むに従って漸次後側に回転しながら、すなわち前席の着座者の頭から離れる方向に回転しながら、水平使用位置まで倒して使用することができるから、テーブル(11)が着座者の頭部に当たるという危険が防止できる。
(ii)テーブル収納箱(10)は、厚さが、下方へ向かうに従って漸次縮小するようにして、前記テーブル収納箱(10)の後面板(15a)を後方に傾斜させて設けているので、後席の着座者の足元とテーブル収納箱との間のスペースを大とすることができ、後席の着座者の足元にゆとりができる。なお、図1中に1点鎖線で描いてあるテーブル収納箱は、従来の構造の外形であり、実線で描いてあるテーブル収納箱は、本発明を適用した場合のテーブル収納箱の外形である。図1から明らかなように、本発明の方が、従来構造に比べて、足元において寸法Sだけ突出量が少なく、着座者の足元にゆとりができているのがわかる。
(iii)前席の着座者の頭部から離れ、かつ、後席の着座者に近い上面板(16)の後部から後面板(15a)の上部にかけて、テーブル収納箱(10)に開口部(17)を設けてあるので、テーブル(11)を取り出し易い。また、テーブル(11)を斜め後方に傾斜している後面板(15a)と平行にして収納し、かつ、平行に引き出すように構成してあるので、テーブル(11)を斜め後上方に向かって取り出し易い。
(iv)テーブル(11)の前端をレール(19)に取り付け、レール(19)の案内でテーブル(11)がレール(19)に沿って昇降し、かつ、回転する構造となっているので、テーブル(11)の昇降及び回転を、レール(19)の案内でスムーズに行うことができる。
(v)レール(19)よりも上方に、テーブル(11)の突片(29)に当接する上側位置決め部材(20)を設けており、これにテーブル(11)の突片(29)が当接することにより、その当接した位置をもって、テーブル(11)が水平使用位置となるようにすることができるので、テーブル(11)の水平状態が取り易い。なお、引き出し上端での位置決めは、突片(29)と上側位置決め部材(20)との当接に変えて、テーブル(11)の前端部表面と弾性プレート(24)との当接により行ってもよい。
(vi)テーブル収納箱(10)の開口部(17)とテーブル(11)との隙間を隠す目隠し部材(22)を設けてあるので、テーブル(11)を使用状態としたときに、内部の機構が外部に露呈することはなく、見栄えが良く、美観の向上が図れる。
(vii)テーブル(11)が、テーブル収納箱(11)内に収納された非使用位置(格納位置)にあるとき、テーブル(11)の上端縁の高さが、テーブル収納箱(10)の上面板(16)の高さとほぼ同一の高さとなるので、美観が向上する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上記各実施形態に種々の変形や変更を施すことも可能である。
本発明の一実施の形態であるテーブル付椅子の側面図である。 同上テーブル付椅子の要部分解斜視図である。 同上テーブル付椅子におけるテーブル装置の上面図である。 同上テーブル付椅子におけるテーブル装置の背面図である。 図4のV−V線に沿う縦断側面図である。 同上テーブル装置における弾性プレートを取り付けた目隠し部材の斜視図である。 同上テーブル付椅子におけるテーブルの動作図である。 テーブル格納時の状態を説明する図である。 弾性プレートを設けた目隠し部材の動作説明図である。 弾性プレートを設けた目隠し部材の動作説明図である。 弾性プレートを設けた目隠し部材の動作説明図である。
(1)椅子
(2)脚本体
(3)シート
(4)背枠
(5)背もたれ
(6)肘カバー
(7)テーブル装置
(8)配線ダクト
(9)配線コード
(10)テーブル収納箱(テーブル収納部)
(10A)前側半体
(10B)後側半体
(11)テーブル
(12)取付ねじ
(13a)前面板
(13b)側面板
(14)下側位置決め部材
(15a)後面板
(15b)側面板
(16)上面板
(17)開口部
(18)コンセント取付孔
(19)レール
(20)上側位置決め部材
(21)テーブル収納時用位置決め部材
(22)目隠し部材
(23)取付孔
(24)弾性プレート(緩衝部材、弾性材)
(25)取付ブラケット
(26)取付孔
(27)取付ねじ
(28)把手プレート
(29)突片
(30)取付ねじ
(31)スライド軸
(32)案内手段
(33)コンセント
(34)切欠部

Claims (6)

  1. 後上部に開口部を設けて箱状に形成され、かつ椅子の背もたれの後面に取り付けられたテーブル収納部と、前記テーブル収納部内に前記開口部から引き出し可能に収納されたテーブルと、前記テーブル収納部内から前記テーブルが引き出されるのに伴って、前記テーブルが漸次後側に回転しながら水平使用位置まで倒れるように、前記テーブルの摺動及び回転を案内する案内手段とを有するテーブル装置を備え、前記開口部を、テーブル収納部における上面板の後部から後面板の上部にかけて切り欠いて形成し、前記テーブルを、前記後面板側における開口部の下縁に摺接しつつ、前記テーブル収納部内から斜め後上方に向かって引き出されるようにするとともに、テーブルがテーブル収納部内に収納された非使用位置にあるとき、前記テーブルの上端縁が、前記テーブル収納部における上面板の上面とほぼ同一面となるように構成したことを特徴とするテーブル付椅子。
  2. 案内手段を、背もたれの後面に沿って設けられ、かつテーブルの前端部を上下方向に摺動可能、かつ水平軸回りに回動可能として案内する上下方向を向くレールと、このレールの上部より後方に離間するようにしてテーブル収納部の後上部に設けられた開口部とにより形成した請求項1記載のテーブル付椅子。
  3. レールを左右1対設けるとともに、テーブルの前端部に左右方向を向くスライド軸を設け、このスライド軸の各端部を、前記レールにそれぞれ摺動自在に嵌合した請求項2記載のテーブル付椅子。
  4. テーブル収納部の前後方向の厚みが下方へ向かうに従って漸次縮小するようにして、前記テーブル収納部の後面板を後方に傾斜させて設け、前記テーブル収納部が前記背もたれの後面から後方に向かって突出する量を、下方へ進むに従って漸次縮小するようにしてなる請求項1〜のいずれかに記載のテーブル付椅子。
  5. テーブル収納部内におけるレールよりも上方に、テーブルが水平使用位置まで倒れた際に、前記テーブルの前端部表面と当接して、前記テーブルを水平使用位置に位置決めする位置決め部材を設けた請求項2もしくは3、またはそれらに従属する4に記載のテーブル付椅子。
  6. テーブルを水平使用位置まで移動した際に、テーブル収納部の開口部内における前記テーブルと、テーブル収納部における上面板の下面との間の隙間を閉じる目隠し部材を、前記上面板の下面より垂設してなる請求項1〜のいずれかに記載のテーブル付椅子。
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