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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、生産現場等において、工業製品あるいは中間製品(ワーク)などを搬送するための搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のような搬送装置としてコンベアが使用されている。特に、ベルトコンベアあるいはローラコンベア等が汎用的に用いられている。また、チェーンやベルトなどの無端周回部材に搬送キャリアを間隔固定に取りつけ、各搬送キャリアに被搬送物を装着して搬送を行なうタイプのコンベアもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記いずれのコンベアも、搬送手段を構成する可動部が、固定的に配置されたベルトあるいはローラー群であり、例えば搬送経路の仕様変更や、破損時の搬送手段の交換等も面倒である。さらに、被搬送物の搬送間隔は、コンベアへの載置時に、手動あるいは別途設けた移送装置によりいちいち調整しなければならならず、種々の要因により乱れ等も生じやすい。また、被搬送物が可動部の上に載置される形になるので、精密な位置決めを要する工程を搬送経路上にて実施することが難しい欠点がある。他方、無端周回部材に搬送キャリアを間隔固定に取りつけたタイプのコンベアは、無端周回部材のたるみや伸びにより搬送間隔に狂いが生じやすく調整が難しい上、複雑な張力調整機構等も必要となる。さらに、搬送間隔を変更する等のための段取り替えは、無端周回部材への搬送キャリアの着脱を伴うので作業が煩雑で長時間を要し、能率が悪い。
【0004】
本発明の課題は、搬送経路あるいは搬送間隔等の仕様変更や段取り換えを非常に容易に行なうことができ、また、精密な位置決めを要する工程を搬送経路上にて問題なく実施することが可能な搬送装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記課題を解決するための本発明の搬送装置は、
それぞれ被搬送物が着脱可能に装着される複数の搬送キャリアと、
それら複数の搬送キャリアを、互いに隣接するもの同士が直接又は他部材を介して間接的に接触しつつ一列に整列した状態にて、所定の搬送路に沿って規制しつつ移動させるための該搬送路を形成するように、その搬送路幅方向への搬送キャリアの移動を規制する規制部材を有し、該規制部材の少なくとも一方は、搬送キャリアの搬送路幅方向への移動を規制する規制位置と、搬送キャリアの幅方向における着脱を許容する退避位置との間で移動可能とした搬送路形成部と、
搬送路内に並ぶ搬送キャリアの列の末尾に位置するものを基端側被押圧キャリアとして、該基端側被押圧キャリアに搬送方向の押圧力を付与する搬送押圧部とを有し、
基端側被押圧キャリアを搬送押圧部により押圧することにより、該基端側被押圧キャリアの搬送方向下流側に互いに接して並ぶ複数の搬送キャリアを、搬送路に沿って一体的に移動させるようにしたことを特徴とする。
【0006】
この構成によると、被搬送物は全て搬送キャリアに装着され、該搬送キャリアに装着された形で、搬送路形成部が形成する搬送路に一列に並んだ形で着脱可能に配置される。そして、搬送路上の搬送キャリアを互いに密に接した状態となして、その列の末尾に位置する基端側被押圧キャリアに搬送方向の押圧力を付与する。これにより、該基端側被押圧キャリアの搬送方向下流側に互いに接して並ぶ複数の搬送キャリアが順次押され、搬送路に沿って一体的に移動させることができる。
【0007】
これにより、次のような利点が生ずる。
▲1▼搬送手段を構成するベルトやチェーンなどの可動部がないので、搬送経路の仕様変更等も容易である。また、可動部の破損といった問題自体が根本的に生じないため、その交換等を考慮する必要が全くない。なお、搬送キャリアは長時間使用していればあるいは破損することもありえようが、その場合は、破損した搬送キャリアのみを新しいものと交換すれば事足りる。
▲2▼被搬送物の搬送間隔が、密接する搬送キャリアの寸法により決まってしまうので、搬送キャリアへの被搬送物の載置時に、搬送間隔調整を行なう必要性がなくなる。また、チェーンの場合のように、搬送間隔調整のための複雑な張力調整機構等も全く不要である。
▲3▼搬送キャリアの寸法に応じて搬送間隔が正確に定まり、無端周回部材を用いる場合のように、たるみや伸びによる狂いや乱れ等を生じない。
▲4▼搬送間隔を変更する等のための段取り替えは、例えば異なる寸法の搬送キャリアへの交換等により簡単に行なうことができ、無端周回部材への搬送キャリアの着脱といった面倒な作業を行なわなくて済む。
▲5▼被搬送物は、無端周回部材等の可動部上に載置されるのではなく、位置固定の搬送路形成部上に配置されるから、非搬送時であれば、搬送経路上にて精密な位置決めを要する工程も容易に実施することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の第一実施形態である搬送装置1の平面図及び側面断面図である。該搬送装置1は、それぞれ被搬送物Wが着脱可能に装着される複数の搬送キャリア2を有し、それら複数の搬送キャリア2は、搬送路形成部4に形成された搬送路3内に規制されながら、互いに隣り合うもの同士が接触しつつ一列に整列した状態にて、該搬送路3に沿って一方向に一体的に移動する。搬送路3内に並ぶ搬送キャリア2の列の末尾に位置するものは基端側被押圧キャリア2Sとされ、搬送押圧部5により該基端側被押圧キャリア2Sに搬送方向の押圧力が付与される。これにより、該基端側被押圧キャリア2Sの搬送方向下流側に互いに接して並ぶ複数の搬送キャリア2が、搬送路3に沿って一体的に移動することとなる。
【0009】
本実施形態において被搬送物Wは、図3(a)に示すように、中心電極CEと接地電極AEとを有し、それらの間に火花放電ギャップgが形成されるスパークプラグの中間製品ワーク(以下、ワークWという)であり、具体的には、搬送装置1への受入れ段階において、接地電極AEに対し、火花放電ギャップgを形成するための曲げ加工を施す前の状態のものである。搬送キャリア2は筒状に形成され、内側の保持孔2aにおいて、接地電極AEが上となるようにワークWを軸線方向に挿通することにより、これを保持するものである。そして、ワークWは、例えば該搬送キャリア2に保持された状態で、図1の搬送装置1の搬送路3内を搬送されつつ、接地電極AEの曲げ加工、それにより形成された火花放電ギャップgの微調整等の、スパークプラグの製造工程が順次施されてゆく。
【0010】
搬送装置1の搬送路形成部4は、搬送路3の搬送面を形成する基台16と、その基台16の上面の、搬送路3の幅方向両側に、各々搬送路3に沿って前記上面から立ち上がる形に設けられた規制部材13及び14とを有する。搬送キャリア2は、これら規制部材13及び14の互いに対向する内面間に配置され、搬送路3の幅方向への移動が規制される。なお、規制部材13及び14の少なくとも一方、ここでは規制部材13が、搬送キャリア2の搬送路幅方向への移動を規制する規制位置(図3(a)において実線にて示す)と、搬送キャリア2の該幅方向における着脱を許容する退避位置(図3(a)において破線で示す)との間で移動可能とされている。図3(b)に示すように、規制部材13を退避位置に移動させることにより、段取り替え等に伴う搬送路3に装着されている搬送キャリア2の取外し、同じく搬送路3への装着を容易に行なうことができる。
【0011】
また、搬送キャリア2は、円筒状の本体部2cと、その上下の端部にそれぞれ半径方向外向きに張出す形にて形成された、円形鍔状の張出部2b,2bを有する。そして、隣接する搬送キャリア2,2は、張出部2b,2bの外周面にて互いに接する形となる。他方、規制部材13及び14の内面には、下端側の張出部2bを収容して、搬送キャリア2の上下方向の浮き上がりを規制する溝13a及び14aが搬送路3に沿って形成されている。互いに接した搬送キャリア2を搬送路3上にてスムーズに移動させるためには、搬送キャリア2はなるべく軽量であることが望ましく、本実施形態では耐久性を考慮してアルミニウム(あるいはアルミニウム合金)が、その材質として選定されている。また、搬送路3の上面は鉄系材料にて構成されているが、該上面における各搬送キャリア2の滑り摩擦を低減するために、金属メッキ層3a(ここではクロムメッキ)が形成されている。なお、搬送キャリア2の移動を、搬送路3上の滑り摺動により行なわず、図12に示すように、搬送キャリア2の底に形成された車輪2eによる転がり摺動により行なう形態とすることもできる。また、搬送路3の搬送面には、搬送キャリア2の搬送を妨げるホコリ等の異物を、該搬送面から排除するための溝を形成しておくこともできる。
【0012】
図1に戻り、搬送路3は無端周回路(以下、無端周回路3ともいう)として形成されている。前述の基端側被押圧キャリア2Sの下流側に配列する複数の搬送キャリア2は、該無端周回路3に沿って移動した後、配列先頭に位置するもの2Eが基端側被押圧キャリア2Sの上流側に戻されるようになっている。この構成により、限られた数の搬送キャリア2を、無端周回路をなす搬送路3内にて巡回させることができ、それら搬送キャリア2により、順次装着されるワークWへの工程をエンドレスに繰り返すことができる。前記した規制部材13は、無端周回路をなす搬送路3の外側に位置し、規制部材14は同じく内側に位置するものとされている。
【0013】
次に、搬送押圧部5は、外周面20aの一部が搬送路3と重なる形で配置されるとともに、当該外周面20aに搬送キャリア2が着脱されるキャリア保持部6が形成された押圧回転体20と、該押圧回転体20を、搬送方向TDと一致する向きに周方向に回転駆動する駆動部301とを有している。そして、押圧回転体20の回転に伴い、搬送すべき搬送キャリア2をキャリア保持部6に受け入れて保持するとともに、該搬送キャリア2を保持した状態にてこれと一体的に回転しつつ、回転方向下流側の所定位置にてその保持した搬送キャリア2を搬送路3内に押し出しながら送出する。押圧回転体20の回転により、キャリア保持部6への搬送キャリア2の受入れと押圧・送出をスムーズに行なうことができる。また、次々とやってくる複数の搬送キャリア2の受入れ・押出を、押圧回転体20の単純な回転動作により効率的に行なうことができる。なお、本実施形態においては、押圧回転体20は外周面20aを有し、自身に一体化された回転軸9により回転駆動される。そして、搬送キャリア2の受入れ・押出をよりスムーズに行なうために、搬送キャリア2の、該外周面に形成されたキャリア保持部6への受入れ及び該キャリア保持部6からの送出が、押圧回転体20の回転接線方向になされるようにしている。従って、搬送路3も、押圧回転体20の外周面20aに対し、上記接線方向に連なる形となっている。
【0014】
次に、押圧回転体20は所定の角度単位にて間欠的に回転駆動される。これにより、搬送キャリア2の移動が間欠的に行なわれるので、その停止サイクルを利用して、ワークWの搬送キャリア2への着脱や、接地電極AE(図3(a))の曲げ加工といった工程実施をより簡単に行なうことができる。押圧回転体20を間欠駆動する機構としては、図2に示すように、例えばインデックス装置300と、駆動部301をなすシンクロナスモータ(以下、単にモータ301と記する)とを用いた構成とすることができる。該インデックス装置300は、押圧回転体20に自身の回転出力軸302が固定された円板状のターレット303と、該ターレット303の外周に複数のカムフォロア304が所定の角度間隔で放射状に突出して設けられたローラギヤカム305とを備えている。ローラギヤカム305の回転軸307には、該ローラギヤカム305の回転角度位置を検出するための角度センサとしてパルスジェネレータ310が接続されるとともに、クラッチ・ブレーキ機構311を介してモータ301が接続されている。ローラギヤカム305の外周にはその周方向に沿ってテーパーリブ306が形成されており、同図(b)に示すように、ローラギヤカム305は、隣接するカムフォロア304間に該テーパーリブ306を位置させた状態でターレット303と当接している。
【0015】
ローラギヤカム305のテーパーリブ306は、図2(c)にその展開形状を示すように、ローラギヤカム305の回転周方向において、B点とA点との間に当該周方向に沿う直線部306aが形成される。また、その直線部306aの先行側、すなわちA点からB点の間には、上記周方向と所定の角度で交差する螺旋部306bが形成されており、角度区間A−B−Aでローラギヤカム305を1周する。なお、直線部306aの後行側にも螺旋部306cが形成されているが、これは先の螺旋部306bと重なる角度区間に形成され、カムフォロア304に対する一種のガイドの役割を果たす。これにより、同図(b)に示すように、ローラギヤカム305が回転すると、カムフォロア304間に螺旋部306b(螺旋部306c)が位置する角度区間においてはターレット303が回転し、直線部306aが位置する角度区間においては、ターレット303は回転を停止する。
【0016】
上記機構の動作であるが、モータ301の駆動によりローラギヤカム305が回転して、その角度位置が直線部306a(B−A)から螺旋部306b(A−B)へ移行するとターレット303が回転し、これに連結された押圧回転体20も回転する。そして、さらにターレット303が回転して角度位置がB点に至ると直線部306aとなり、ターレット303及び押圧回転体20の回転は停止する。すなわち、ローラギヤカム305の1回転を1周期として押圧回転体20は、1周期につき角度区間A−Bに対応する一定の角度だけ回転し角度区間B−Aでは停止する間欠駆動パターンを繰り返すこととなる。
【0017】
ローラギヤカム305の角度位置が、直線部306aに対応する角度区間B−A内に入ると、その区間内に設定されたある一定位置の到来がパルスジェネレータ310により検出され、クラッチ・ブレーキ機構311のクラッチ及びブレーキが作動し、モータ301からローラギヤカム305への駆動が切り離されるとともに、押圧回転体20が上記旋回停止位置でブレーキにより制動保持される。この間、ローラギヤカム305が制動のために若干空回りしたとしても、直線部306aの働きでターレット303、すなわち押圧回転体20は静止状態に保持される。そして、押圧回転体20の停止時間は、各工程の所要時間を考慮して例えばタイマー等で計測される。そして、該時間が経過するとブレーキ制動が解除されてクラッチが接続され、モータ301の駆動が再びローラギヤカム305に伝達される。そして、ローラギヤカム305の角度位置が角度区間B−Aから同A−Bへ移行するに伴い、押圧回転体20は再び回転を開始する。以下は上記したものと同様の動作が繰り返される。
【0018】
図3(a)に示すように、複数の搬送キャリア2は、搬送方向TDにおいて互いに等しい寸法D(ここでは、隣接する搬送キャリア2,2同士の接触位置を与える張出部2bの外径に相当する)を有し、押圧回転体20を間欠的に回転駆動する角度単位(つまり、搬送キャリア2の送り量単位)は、該搬送キャリア2の寸法Dの整数倍、ここでは1倍に対応して設定されている(ただし、後述の遊動隙間LCが形成される場合も、整数倍になっているものとみなす)。搬送の1サイクルが、搬送キャリア2の寸法を単位として行なわれることで、ある位置を占めていた搬送キャリア2が移動した後、次の搬送キャリア2が必然的に同位置に位置決めされることとなり、互いに接して配置される搬送キャリア列の自発的な位置決め効果を最大限に引き出すことができる。特に、上記送り量単位を搬送キャリア2の寸法Dの1倍に設定しておくと、複数段階からなる工程実施を逐次的に行なう上で有利である。
【0019】
なお、押圧回転体20の外周面20aに沿って、キャリア保持部6は、所定の間隔、ここでは略等角度間隔で複数形成されている。その形成間隔は、上記搬送キャリア2の寸法Dと略等しくなるようにしてある。これにより、搬送キャリア2の受入れ及び送出をより効率よく行なうことが可能になる。また、押圧回転体20の周方向に複数の搬送キャリア2を貯留する形になるので、押圧回転体20は、一つの搬送キャリア2を受け入れた後、その搬送キャリア2を保持して、キャリア保持部6の形成数に対応した角度、具体的にはキャリア保持部6を1つ移動させるのに必要な角度を送り単位角度として、その送り単位角度の整数倍をなす所定角度だけ回転した後にこれを送出することとなる。従って、押圧回転体20の回転接線方向に搬送キャリア2を受入れ・送出する場合、受入位置と送出位置との角度位相の相違に応じて、その受入れ方向と送出方向とは互いに異なるものとなる。すなわち、このような押圧回転体20を用いれば、搬送キャリア2の列の受入れ・送出に際して、所望とする搬送路形状に応じて方向転換することが可能となる。
【0020】
本実施形態では、無端周回路3に沿って移動した搬送キャリア2の配列先頭2Eに位置するものが、回転する押圧回転体20のキャリア保持部6に受け入れられるようになっている。すなわち、押圧回転体20の回転動作により、搬送キャリア2の巡回移動動作を簡単に実現することができる。本実施形態では、図4に示すように、押圧回転体20に対する搬送キャリア2の受入位置ASと送出位置RSとの角度位相の相違が180゜となっている、つまり、両位置AS,RSは、回転軸線Oに関して対称な位置に形成されている。従って、搬送キャリア2の受入れ方向と送出方向とは互いに逆となる。なお、図11に示すように、受入位置ASにて受け入れた搬送キャリア2を、送出位置RSにおいて有端の搬送路3に送出した後、該搬送路3の末端にある出口にて、搬送キャリア2を搬送路3から排出する構成としてもよい。なお、ここでは、搬送キャリア2は、ガイド61により押圧回転体20の回転接線方向にガイドされつつ、エアシリンダ60により受入位置ASに向けて押圧・供給されるようにしている。また、図10に示すように、押圧回転体20に装着した搬送キャリア2を、その下流側に続く有端の搬送路3に送出した後、再び押圧回転体20に戻ってくる前に所定の個数ずつ(ここでは複数個ずつ)排出するようにしてもよい。
【0021】
図4に示すように、キャリア保持部6は、押圧回転体20の外周面に開放する半径方向の凹状部として形成されている。該凹部内にて搬送キャリア2を安定的に保持することができる。本実施形態では、図1に示すように、押圧回転体20の外周面周方向に沿って、凹部6内の搬送キャリア2が半径方向外側に離脱することを阻止する回転移動ガイド10が設けられている。押圧回転体20は、該凹部6が周方向に複数、一定角度間隔で形成されたスプロケット状の外観を呈するものとされている。また、凹部6は、図4に示すように円筒状の内面を有し、押圧回転体20の上下の端面にそれぞれ開放している。これにより、搬送キャリア2の上下の張出部2b,2bを凹部6の両端縁に係合させるとともに、本体部2cの円筒状の外周面を凹部6の内周面に密着させる形で安定的に保持することができる。
【0022】
図1に戻り、搬送路3の中間には補助送り回転部7が設けられている。該補助送り回転部7は、外周面7aの一部が搬送路3と重なる形で搬送方向TDに回転可能に配置される。また、その外周面7aには、搬送キャリア2が着脱されるキャリア保持部8が形成され、上流側の搬送路3Uから移動してくる搬送キャリア2をキャリア保持部8に受け入れて回転した後、これを下流側の搬送路3Lに送出する形で補助送りする。これにより、複数の搬送キャリア2の搬送をよりスムーズに行なうことができる。本実施形態では、補助送り回転部7は、搬送方向TDに遊転可能な遊転部材とされおり(符号15は遊転軸である)、構成の単純化が図られている。なお、補助送り回転部7をモータ等により押圧回転体20と同期回転駆動することも可能であり、搬送駆動部が複数分散して設けられる形にもなるので、搬送負荷の上限を引き上げることができ、一層スムーズで高パワーの搬送が可能となる。
【0023】
また、本実施形態では、補助送り回転部7は、キャリア保持部8に対する上流側搬送路3Uからの搬送キャリア2の受入れ方向と、該キャリア保持部8から下流側搬送路3Lへの送出方向とが互いに異なる搬送方向転換部としても機能している。図1のように、搬送路3を無端周回路として形成したり、有端の搬送路であっても、配置場所の制約により一直線の延ばしたレイアウトが不可能である場合、搬送路3を、方向変換により曲げたり屈曲させたりすることが必要である。押圧により直進しようとする搬送キャリア2が、このような方向転換部にさしかかったとき、搬送路3の幅方向両側に形成される規制部材との摩擦が大きくなり、スムーズな搬送が妨げられる。そこで、上記のように、補助送り回転部7を方向転換部として用いれば、キャリア保持部8に搬送キャリア2を保持した状態で該補助送り回転部7が必要な角度だけ回転することで、搬送の方向変換を極めてスムーズに行なうことができる。図1においては、搬送路3は、押圧回転体20から、搬送方向転換部として機能する補助送り回転部7を経て押圧回転体20へと戻る無端周回路として形成されている。これにより、補助送り回転部7の補助により、搬送キャリア2の巡回移動をスムーズに行なうことができる。
【0024】
本実施形態では、搬送路3は、押圧回転体20から補助送り回転部7へと向かう第一路(上流側搬送路)3Uと、補助送り回転部7から押圧回転体20へ戻る第二路(下流側搬送路)3Lとを有するものとして形成されている。つまり、搬送路3を略180゜方向変換する補助送り回転部7が一つのみ設けられ、全体として、細長い無端周回路が形成されている。また、図4に示すように、補助送り回転部7は、押圧回転体20と略同一形態のスプロケット状に形成され、押圧回転体20側と同様の回転移動ガイド11(図1参照)が設けられている。なお、方向変換用の補助送り回転部7は搬送路3の途中に複数設けてもよい。この場合、それら補助送り回転部7の全てを遊転させる構成としてもよいし、搬送力補強のため、全部、または補強の必要な要所に位置する一部のものを、駆動部により同期的に回転駆動するようにしてもよい。
【0025】
以下、搬送装置1の使用形態の一例につき、図6を用いて説明する。
図6(a)に示すように、搬送装置1の搬送路3に搬送キャリア2を密に並べ、押圧回転体20を間欠駆動することにより、上記搬送キャリア2の列が、1個単位で移動・停止を繰り返す。その停止サイクルを利用して、搬送路3上の所定のワーク装着位置K1にて、順次到来する搬送キャリア2にワークWを、図1のワークローダWLにより装着する。ワークローダWLは、図3(c)に示すように、エアシリンダ等の図示しないアクチュエータにより開閉駆動される搬送チャック17によりワークWを把持した後、図示しないリニアウェイ等により、ワーク装着位置K1にある搬送キャリア2の上方にこれを移送した後、搬送チャック17を下降させて把持解除することにより、保持孔2aに対し上部開口からワークWを軸線方向に挿入する形で装着する。装着が終了した搬送チャック17は、次のワークWの装着準備のためにもとの位置へ復帰する。
【0026】
そして、図6(b)に示すように、ワークWを一つ装着する毎に搬送キャリア2の列を1個分だけ前進させ、次のワークWの装着を行なう動作を繰り返す。これにより、ワークWの装着された搬送キャリア2の列が1つずつ、搬送方向下流側へと伸びてゆく。ここでは、ワーク装着位置K1は、図4に示す押圧回転体20の送出位置RSの1つ下流側に隣接する搬送キャリア2に対して設定され、ワーク装着済みのキャリア2は、搬送路3の第一路3U内に送出される。
【0027】
第一路3U内において、搬送キャリア2は常時互いに密接した状態を維持しており、押圧回転体20の間欠駆動により前進する距離も、搬送キャリア2の一個分の寸法Dに対応して略一定に定まる。また、全ての搬送キャリア2が同一寸法を有しているから、搬送を停止したときの個々の搬送キャリア2の位置も一定となる。従って、第一路3U内の搬送キャリア2の全てまたは一部に対応して、スパークプラグ製造工程の個々のステップを実施するための装置、例えば接地電極AEの曲げ装置や、火花放電ギャップの寸法を測定するための撮影装置などを配置しておけば、押圧回転体20の間欠駆動により、各搬送キャリア2はそれら各装置内に順次位置決めされつつ前進する形となる。そして、前記の停止サイクル時に、各装置内に位置決めされた搬送キャリア2内のワークに対し、それら装置による工程を実施することができる。
【0028】
工程実施後のワークW及び搬送キャリア2はさらに搬送され、図6(c)に示すように、第一路3Uの末端位置に到達する。該末端位置はワーク回収位置K2として定められており、ここに到達したワークWが、図6(d)に示すように、予め待機するワーク回収パレットPに移送され回収される。パレットPは、列をなす複数個のワークWを1単位として収納するもので、図5に示すように、ワーク回収位置K2に到来したワークWのうち、パレットPに収納される1単位分の個数のものを先頭側から搬送チャック17により把持し、搬送キャリア2から引き上げた後、パレットPへ移送する。パレットP内のワークWの配列間隔は略一定であり、搬送路3内の搬送キャリア2の配列間隔(すなわち、搬送キャリア2の寸法D)を、該パレットP内のワーク配列間隔に合わせ込んでおけば、ワーク把持→引上→移送→把持解除の単純な動作の繰り返しにより、ワークWのパレットPへの回収を簡単に行なうことができる。また、前記した通り、第一路3U内にて寸法一定の搬送キャリア2が密接配置されていることから、ワークWの搬送間隔に狂いが生じにくく、パレットPへの回収も常にスムーズに行なうことができる。ワークWが回収された後の空の搬送キャリア2は、補助送り回転部7にて方向変換された後、第二路3Lを通って押圧回転体20に戻され、再びワークWの搬送に供される。
【0029】
上記実施形態では、スキー場のリフトのように、第二路3Lが空の搬送キャリア2を戻す目的のためだけに利用されていたが、ワーク回収位置K2をさらに下流側に移動させれば、該第二路3L内の各搬送キャリア2の停止位置も、ワーク回収位置、さらには装置による工程実施位置として活用することができる。この場合、図4に示すように、第一路3Uにおいては、上記のごとく、押圧回転体20と補助送り回転部7との間に複数の搬送キャリア2を互いに密に接して配置する一方、第二路3Lにおいては、複数の搬送キャリア2を、互いに隣接するものの間に一定範囲の遊動隙間LCが形成可能となるように配置することができる。例えば、火花放電ギャップの間隔調整など、より精密なワーク位置決め精度が要求される工程を実施する場合、搬送キャリア2の寸法ばらつきにより生ずるワークWの位置決めの狂いが許容できない場合がある。そこで、図7(a)に示すように、そのような装置TAによる工程実施位置を、遊動隙間LCが形成される第二路3Lに設定すれば、同図(b)に示すように、遊動隙間LCを利用して、該第二路3L上にて搬送キャリア2(ひいてはワークW)の位置の微調整を簡単に行なうことができる。なお、遊動隙間LCの形成量は上記微調整が可能となる大きさであれば特に限定はされないが、あまり大きく設定しすぎると、押圧回転体20の受入位置ASと、ここに到来する後続の搬送キャリア2がとの間に大きな隙間が開きすぎて、押圧回転体20による搬送キャリア2の受入れをスムーズに行なえなくなるので、このような不具合が生じないように適宜上限が定められる。なお、図7(a)では、該工程の実施後、押圧回転体20を経てさらに第一路3U側に設定されたワーク回収位置K2(ワーク装着位置K1よりも上流側にある)に搬送キャリア2を戻し、そこでワークWをパレットPに回収するようにしている。第一路3U側では遊動隙間LCがなく、パレットPへの回収をスムーズに行なうことができる。
【0030】
なお、ワークWの寸法が段取り替えにより変更され、パレットPも対応するものに変更しなければならない場合、パレットPへの移送単位となる列内の、ワークWの配置間隔も当然異なるものとなる。このような場合は、搬送路3内の搬送キャリア2の配列間隔を変更することになる。このような変更は、搬送キャリア2を、所望の配列間隔を与える寸法のものに入れ替えることにより実施できる。図8はその一例を示しており、隣接する搬送キャリア2の外周面の当接位置に、スペーサ2j,2iを形成し、そのスペーサ2j,2iの突出寸法を調整することにより、該スペーサを含めた搬送キャリア2の寸法を、所望の値D’あるいはD”に調整できるようにしている。なお、押圧回転体20あるいは補助送り回転部7は、搬送キャリア2の寸法変更に伴い、キャリア保持部6,8の寸法及び/又は配列間隔の異なるものに交換する。ただし、上記スペーサ2j,2iを用いて寸法調整する場合のように、搬送キャリア2の本体部2c(図3)の寸法ひいてはキャリア保持部6,8の寸法に変更が生じない場合、搬送キャリア2の配列間隔を、該本体部2cの寸法の整数倍に変化させる態様とすれば、押圧回転体20あるいは補助送り回転部7は、搬送キャリア2をキャリア保持部6,8に対し所定の個数おきに断続的に装着すれば事足り、上記のような交換は不要となる。
【0031】
また、図9に示すように、ワークWの装着された搬送キャリア2を、停止サイクル中に所定の位置で搬送路3の外に一旦取り出し、所望の工程をワークWに施した後、搬送路3に戻し、以降の搬送サイクルで再び搬送を継続する方式とすることも可能である。この方法によると、製造工程に、搬送路3上では実行困難なステップが含まれていても、これを搬送路3外にて容易に実行できる利点が生ずる。本実施形態では、規制部材12の一部を切欠いて搬送キャリア2の出入口12aを形成し、ここで搬送路外工程を実施するためのワークWの取出及び搬送路3への復帰を行なうように構成している。
【0032】
(実施形態2)
図13は、本発明の第二実施形態である搬送装置100の平面模式図である。
該装置100においては、搬送路103は、末端部にて互いに交差する形で順次接続される複数の直線状路103aを有している。そして、それら直線状路103aに搬送キャリア102が複数配置されるとともに、それら直線状路103aの少なくとも1つのものに搬送キャリア102の1つ分以上の遊動隙間CLが形成される一方、各直線状路103aの交差位置SPに対応して搬送押圧部(本実施形態ではエアシリンダである)105が設けられている。図面左下の交差位置SP’に着目してみた場合、ここに配置された搬送押圧部105は、その下流側に位置する下流側直線状路103aLの先頭に遊動隙間CLが位置し、かつ交差位置SP’から遊動隙間CLの直前位置まで搬送キャリア102が密に配置した状態にて、交差位置SPの搬送キャリア102を基端側被押圧キャリア102Sとして下流側直線状路103aLに沿う向きに押圧することにより、当該下流側直線状路103aL内の搬送キャリア102を、先頭のものが遊動隙間CL内に押し出される形にて、一体的に押圧・移動させるものである。このように押出を行なえば、先頭の遊動隙間CLが搬送キャリア102により埋まる一方、押し出された搬送キャリア102の後尾(すなわち、上記交差位置SP’)に新たな遊動隙間CL’が生ずる(図では、この遊動隙間CL’が生じた直後の状態を示している)。そこで、交差位置SP’の上流側直線状路103aU内の配列先頭の搬送キャリア102Eを、図面左上の搬送押圧部105により押圧する。これにより、上流側直線状路103aU内の搬送キャリア102の列が移動して、遊動隙間CL’が埋まり、末尾に新たな遊動隙間が生ずる。このように遊動隙間を順に移動させる形で、各交差位置SPの搬送押圧部105を順次作動させることにより、複数の直線状路103aの組合せにて形成される無端周回路内の搬送キャリア102を、一方向に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の搬送装置を示す平面図及び側面断面図。
【図2】その押圧回転体の間欠駆動機構の一例を示す説明図。
【図3】搬送キャリアの一例と、搬送装置における使用方法とを示す説明図。
【図4】搬送装置の押圧回転体及び補助送り回転部の拡大説明図。
【図5】ワークをパレット移送する移送機構の作用説明図。
【図6】図1の搬送装置の作動説明図。
【図7】図1の搬送装置の別の使用形態を説明する図。
【図8】搬送キャリアの搬送路内の配列間隔をスペーサにより調整・変更する概念を説明する図。
【図9】図1の搬送装置の第一の変形例を示す平面図。
【図10】同じく第二の変形例を示す平面図。
【図11】同じく第三の変形例を示す平面図。
【図12】底部に車輪をつけた搬送キャリアの例を示す模式図。
【図13】本発明の第二実施形態の搬送装置を示す平面模式図。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a transport device for transporting industrial products or intermediate products (workpieces) at a production site or the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a conveyor is used as the above-described transport device. In particular, a belt conveyor or a roller conveyor is used for general purposes. There is also a type of conveyor in which a carrier is attached to an endless rotating member such as a chain or a belt at a fixed interval, and an object to be transported is attached to each carrier and conveyed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In any of the above conveyors, the movable part constituting the conveying means is a belt or a group of rollers that are fixedly arranged. For example, changing the specifications of the conveying path, exchanging the conveying means when damaged, etc. are troublesome. Furthermore, the conveyance interval of the object to be conveyed must be adjusted manually or separately by a transfer device provided separately at the time of placement on the conveyor, and is likely to be disturbed due to various factors. In addition, since the object to be transported is placed on the movable part, there is a drawback that it is difficult to carry out a process requiring precise positioning on the transport path. On the other hand, a conveyor of a type in which a carrier is attached to an endless rotating member with a fixed interval is likely to cause a deviation in the conveying interval due to slack or elongation of the endless rotating member, and is difficult to adjust, and requires a complicated tension adjusting mechanism. Furthermore, the setup change for changing the conveyance interval, etc. involves attachment / detachment of the conveyance carrier to / from the endless rotating member, so that the operation is complicated and takes a long time, and the efficiency is poor.
[0004]
The problem of the present invention is that it is possible to very easily change specifications and changeover of the transfer path or transfer interval, and to perform a process requiring precise positioning on the transfer path without any problem. It is to provide a transport device.
[0005]
[Means for solving the problems and actions / effects]
The conveying device of the present invention for solving the above problems is
A plurality of transport carriers each having a transported object detachably mounted thereon;
The transport for moving the plurality of transport carriers while being regulated along a predetermined transport path in a state where adjacent ones are in direct contact or indirectly in contact with each other and aligned in a line. Form a path As described above, there is a restriction member that restricts movement of the conveyance carrier in the conveyance path width direction, and at least one of the restriction members is a restriction position that regulates movement of the conveyance carrier in the conveyance path width direction, and the conveyance carrier. It is possible to move between the retracted position that allows attachment and detachment in the width direction A conveyance path forming unit;
A carrier pressing unit that applies a pressing force in the transport direction to the base-side pressed carrier as a base-side pressed carrier that is located at the end of a row of transport carriers arranged in the transport path,
A plurality of transport carriers arranged in contact with each other on the downstream side in the transport direction of the base-side pressed carrier are integrally moved along the transport path by pressing the base-side pressed carrier with the transport pressing unit. It is characterized by that.
[0006]
According to this configuration, all the objects to be transported are mounted on the transport carrier, and are detachably arranged in a form aligned with the transport path formed by the transport path forming unit while being mounted on the transport carrier. Then, the transport carriers on the transport path are brought into close contact with each other, and a pressing force in the transport direction is applied to the proximal-side pressed carriers positioned at the end of the row. Accordingly, the plurality of transport carriers arranged in contact with each other on the downstream side in the transport direction of the base-side pressed carrier can be sequentially pressed and moved integrally along the transport path.
[0007]
This produces the following advantages.
(1) Since there are no movable parts such as belts and chains constituting the conveying means, it is easy to change the specifications of the conveying path. Further, since the problem itself such as breakage of the movable part does not fundamentally occur, there is no need to consider the replacement. It should be noted that the transport carrier may be damaged if used for a long time, but in that case, it is sufficient to replace only the damaged transport carrier with a new one.
(2) Since the transport interval of the transported object is determined by the size of the transport carrier in close contact, it is not necessary to adjust the transport interval when the transported object is placed on the transport carrier. Further, as in the case of the chain, a complicated tension adjusting mechanism for adjusting the conveyance interval is completely unnecessary.
{Circle around (3)} The conveyance interval is accurately determined according to the size of the conveyance carrier, and there is no deviation or disorder due to sagging or stretching as in the case of using an endless rotating member.
(4) The setup change for changing the conveyance interval can be easily performed, for example, by changing to a conveyance carrier having a different size, and the troublesome work such as attachment / detachment of the conveyance carrier to / from the endless rotating member is not performed. I'll do it.
(5) The object to be transported is not placed on a movable part such as an endless rotating member, but is placed on a transport path forming part with a fixed position. In addition, a process that requires precise positioning can be easily performed.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a plan view and a side cross-sectional view of a
[0009]
In this embodiment, as shown in FIG. 3A, the conveyed object W has a center electrode CE and a ground electrode AE, and a spark plug intermediate product work in which a spark discharge gap g is formed therebetween. (Hereinafter, referred to as a workpiece W), specifically, in a state before the bending process for forming the spark discharge gap g is performed on the ground electrode AE at the stage of acceptance into the
[0010]
The transport
[0011]
Further, the
[0012]
Returning to FIG. 1, the
[0013]
Next, the
[0014]
Next, the
[0015]
As shown in FIG. 2C, the
[0016]
The operation of the above mechanism is that when the
[0017]
When the angular position of the
[0018]
As shown in FIG. 3A, the plurality of
[0019]
A plurality of
[0020]
In this embodiment, the
[0021]
As shown in FIG. 4, the
[0022]
Returning to FIG. 1, an auxiliary
[0023]
Further, in the present embodiment, the auxiliary
[0024]
In the present embodiment, the
[0025]
Hereinafter, an example of usage of the
As shown in FIG. 6 (a), the
[0026]
Then, as shown in FIG. 6B, every time one workpiece W is mounted, the row of the
[0027]
In the
[0028]
The work W and the
[0029]
In the above embodiment, the
[0030]
In addition, when the dimension of the workpiece W is changed by the setup change and the pallet P has to be changed to a corresponding one, the arrangement interval of the workpieces W in the row that is a transfer unit to the pallet P is naturally different. . In such a case, the arrangement interval of the
[0031]
Further, as shown in FIG. 9, the
[0032]
(Embodiment 2)
FIG. 13 is a schematic plan view of the
In the
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1A and 1B are a plan view and a side cross-sectional view illustrating a transport apparatus according to a first embodiment of the invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing an example of an intermittent drive mechanism for the pressing rotator.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing an example of a carrier and how to use the carrier.
FIG. 4 is an enlarged explanatory view of a pressing rotator and an auxiliary feed rotating unit of the transport device.
FIG. 5 is an operation explanatory view of a transfer mechanism for transferring a workpiece to a pallet.
FIG. 6 is an operation explanatory diagram of the transport device of FIG. 1;
FIG. 7 is a diagram illustrating another usage pattern of the transport device of FIG.
FIG. 8 is a diagram for explaining a concept of adjusting / changing an arrangement interval of conveyance carriers in a conveyance path using a spacer.
FIG. 9 is a plan view showing a first modification of the transport apparatus in FIG. 1;
FIG. 10 is a plan view showing a second modified example.
FIG. 11 is a plan view showing a third modified example.
FIG. 12 is a schematic diagram showing an example of a transport carrier with wheels on the bottom.
FIG. 13 is a schematic plan view showing a transport apparatus according to a second embodiment of the present invention.
Claims (13)
互いに隣り合うもの同士が直接又は他部材を介して間接的に接触する形にて、前記複数の搬送キャリア(2,102)を一列に整列した状態で、所定の搬送路(3,103)に沿って規制しつつ移動させるための該搬送路(3,103)を形成するように、その搬送路幅方向への前記搬送キャリア(2,102)の移動を規制する規制部材(13,14)を有し、該規制部材(13,14)の少なくとも一方は、前記搬送キャリア(2,102)の搬送路幅方向への移動を規制する規制位置と、搬送キャリア(2,102)の幅方向における着脱を許容する退避位置との間で移動可能とした搬送路形成部(4)と、
前記搬送路(3,103)内に並ぶ前記搬送キャリア(2,102)の列の末尾に位置するものを基端側被押圧キャリア(2S,102S)として、該基端側被押圧キャリア(2S,102S)に搬送方向の押圧力を付与する搬送押圧部(5,105)とを有し、
前記基端側被押圧キャリア(2S,102S)を前記搬送押圧部(5,105)により押圧することにより、該基端側被押圧キャリア(2S,102S)の搬送方向下流側に互いに接して並ぶ複数の搬送キャリア(2,102)を、前記搬送路(3,103)に沿って一体的に移動させるようにしたことを特徴とする搬送装置(1,100)。A plurality of transport carriers (2, 102) on which the objects to be transported (W) are detachably mounted;
Adjacent to each other directly or indirectly through other members, with the plurality of transport carriers (2, 102) aligned in a row, the predetermined transport path (3, 103) A regulating member (13, 14) that regulates the movement of the carrier (2, 102) in the width direction of the conveyance path so as to form the conveyance path (3, 103) for movement while being regulated along And at least one of the restricting members (13, 14) is a restricting position for restricting movement of the transport carrier (2, 102) in the transport path width direction, and a width direction of the transport carrier (2, 102). A transfer path forming section (4) that is movable between a retracted position that allows attachment and detachment at
The base-side pressed carrier (2S) is defined as a base-side pressed carrier (2S, 102S) that is located at the end of the row of the transport carriers (2, 102) arranged in the transport path (3, 103). , 102S) and a conveyance pressing portion (5, 105) for applying a pressing force in the conveyance direction,
The base-side pressed carriers (2S, 102S) are pressed by the transport pressing portion (5, 105), and are arranged in contact with each other on the downstream side in the transport direction of the base-side pressed carriers (2S, 102S). A transport apparatus (1, 100) characterized in that a plurality of transport carriers (2, 102) are moved integrally along the transport path (3, 103).
該搬送押圧部(105)は、前記交差位置(SP)の下流側に位置する下流側直線状路(103aL)の先頭に前記遊動隙間(CL)が位置し、かつ前記交差位置(SP)から前記遊動隙間(CL)の直前位置まで前記搬送キャリア(102)が密に配置した状態にて、前記交差位置(SP)の前記搬送キャリア(102)を前記基端側被押圧キャリア(102S)として前記下流側直線状路(103aL)に沿う向きに押圧することにより、当該下流側直線状路(103aL)内の搬送キャリア(102)を、先頭のものが前記遊動隙間(CL)内に押し出される形にて、一体的に押圧・移動させるものである請求項1又は2に記載の搬送装置(100)。The conveyance path (103) has a plurality of linear paths (103a) that are sequentially connected so as to cross each other at the end, and the conveyance carrier (102) is connected to the linear paths (103a). A plurality of arranged and at least one of the linear paths (103a) is formed with a clearance gap (CL) corresponding to one or more transport carriers (102), while the intersections of the linear paths (103a) are formed. The conveyance pressing part (105) is provided corresponding to the position (SP),
The conveyance pressing portion (105) has the floating clearance (CL) positioned at the head of the downstream linear path (103aL) located downstream of the intersection position (SP), and from the intersection position (SP). In a state where the transport carrier (102) is densely arranged up to a position immediately before the loose clearance (CL), the transport carrier (102) at the intersecting position (SP) is used as the proximal-side pressed carrier (102S). By pressing in the direction along the downstream linear path (103aL), the leading carrier carrier (102) in the downstream linear path (103aL) is pushed into the floating gap (CL). The conveying device (100) according to claim 1 or 2, wherein the conveying device (100) is integrally pressed and moved in a shape.
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