JP4633078B2 - カラー画像処理装置および画像メモリアクセス制御方法 - Google Patents

カラー画像処理装置および画像メモリアクセス制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4633078B2
JP4633078B2 JP2007059319A JP2007059319A JP4633078B2 JP 4633078 B2 JP4633078 B2 JP 4633078B2 JP 2007059319 A JP2007059319 A JP 2007059319A JP 2007059319 A JP2007059319 A JP 2007059319A JP 4633078 B2 JP4633078 B2 JP 4633078B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
color
bank
banks
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007059319A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008227638A (ja
Inventor
智之 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC AccessTechnica Ltd
Original Assignee
NEC AccessTechnica Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC AccessTechnica Ltd filed Critical NEC AccessTechnica Ltd
Priority to JP2007059319A priority Critical patent/JP4633078B2/ja
Publication of JP2008227638A publication Critical patent/JP2008227638A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4633078B2 publication Critical patent/JP4633078B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Memory System (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

本発明はデジタルカラー複写機やプリンタ等に使用されるカラー画像処理装置に係り、特にカラー画像データを格納する画像メモリに対するアクセス制御方法に関する。
デジタルカラー複写機やカラープリンタなどに使用されるタンデム式プリンタエンジンを一例として、従来の画像メモリアクセス方法について説明する。
図1はタンデム方式のカラーレーザプリンタエンジンを用いた一般的なカラー複写機の構成を示す概略的ブロック図である。ここでは、色データとしてC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)およびK(ブラック)の4色を用いるものとする。
CMYKの各色ごとに、画像書込部111(C〜K)、転写ドラム121(C〜K)、画像現像部131(C〜K)および1次転写部141(C〜K)からなる画像形成装置が一定の間隔で配置されている。画像書込み部111(C〜K)は、転写ドラム121(C〜K)上に対応するカラー画像の静電潜像を書き込み、その静電潜像を画像現像部131(C〜K)によってトナー現像することで転写ドラム121(C〜K)上に色つきトナー画像が形成される。この色つきトナー画像が1次転写部141(C〜K)によって中間転写ベルト151に順次タイミングを合わせながら転写され、1つのカラー(CMYK)画像が合成される。
記録紙は給紙経路152を通して2次転写部153の位置まで供給され、中間転写ベルト151上に合成されたカラートナー画像とタイミングを合わせて中間転写ベルト151と2次転写部153との間を通過することで、2次転写部153によってカラートナー画像が記録紙に再度転写される。そして、転写されたカラートナー画像は、定着部154で熱によりトナーを溶かすことで記録紙に定着し、こうしてカラー画像が記録された記録紙が排紙部155へ排出される。
原稿上の画像は、いわゆるカラースキャナである読取部156により読み取られ、その読取画像信号157がコントローラ158により画像処理されて、CMYKの各々に対応する画像書込信号202〜205が生成され、画像書込部111(C〜K)へそれぞれ供給される。その際、色ごとにトナー現像を行う方式では、4色に対応する転写ドラム121(C〜K)の位置をそれぞれずらせて配置せざるを得ないために、画像書込部111(C〜K)に供給される画像書込信号202〜205も1枚の画像に対して時間的にずらして出力する必要がある。
図2は、それぞれCMYKの色に対応する画像書込信号202〜205の時間的なずれを模式的に示すタイムチャートである。ここでは、書込みスタート信号201を基準として各色の画像書込信号202〜205が時間的にずれて順次出力される。
この場合、図2中のA点210に対応する時刻では、シアン(C)に対応する画像書込信号202は画像の後端付近、マゼンダ(M)に対応する画像書込信号203は画像の中央よりやや後端寄り、イエロー(Y)に対応する画像書込信号204は画像の中央よりやや先端より、ブラック(K)に対応する画像書込信号205は画像の先端より、のタイミングでそれぞれ出力される必要がある。このような異なるタイミングで出力するためには、CMYKの画像を一旦画像メモリに書き込んでおき、必要な時間差を設けて読み出す必要がある。すなわち、1ページの画像から4箇所に対応するCMYKの各濃度値を読み出す必要がある。
このような画像メモリへのアクセスを効率的に実現する方法としては、(1)CMYKの各々に対応する別々の画像メモリを用意して同時アクセスを実現する方法、(2)CMYKの読取画像信号をFIFOメモリなどに一旦蓄積してから順次出力する方法などが考えられる。このうち(1)の別々の画像メモリを用意する方法では、同時アクセスが容易であるが、物理的にメモリチップ数が増大すること、メモリインタフェースに関わるLSIの端子数が増大することなど、物理的な制約が強くなり、またコストアップにつながるという問題もある。
これに対して、(2)のFIFOメモリなどに一旦蓄積する方法では、物理的な制約は緩和される一方で、アクセス方法を工夫する必要がある。特に、画像メモリに同期式(Synchronous)DRAM(Dynamic Random Access Memory)を使用する場合、動作速度の点でいくつか解決すべき問題があった。以下、DDR-SDRAM(Double Data Rate - Synchronous DRAM)を例にとって説明する。
図3はDDR-SDRAMの読み出し動作を示すタイムチャートである。図3に示すように、1つの色に対して「活性化−リード−プリチャージ」という一連の読み出し動作が行われるが、この動作の所要時間301は短いとはいえない。このため、出力する画像信号の速度が上がるにつれて高速化のための対策が必要となる。一般に、次に示すようなバーストアクセスにより活性化・プリチャージの時間の割合を低下させる方法が採用されている(たとえば、特許文献1および2参照)。
図4はDDR-SDRAMのバーストリードコマンドによる一括読み出し動作を示すタイムチャートである。図4に示すように、バーストリードコマンドによる一括読み出しを行い、一度にリードまたはライトするデータ量を増やすことで、全体として活性化・プリチャージの時間の割合を低下させ高速化を図っている。
特開2002−117397号公報 特開2002−29105号公報 特開平10−294856号公報
しかしながら、上記バーストアクセス方法では、各色についてバーストアクセスしているので、その色については高速読み出しが可能となるが、他の3色のアクセス時間もバースト動作するのであるから、結局、1つの色に着目するとデータ読み出し時間間隔の最大値は大きくなる。また、バーストアクセスでは、FIFOメモリに大量のデータを詰め込む必要があるために、FIFOメモリのサイズが大きくなり、結果的にLSIのコストアップに繋がるという問題も出てくる。
さらに、特許文献3のように、画像データの回転処理等の編集のために画像メモリのメモリマッピングを特殊な形式で行い、走査線方向とは異なる方向への画像の順次アクセスが必要な場合、同一カラムアドレスではないアクセスがほとんどとなる。すなわち、小さなデータ量でのランダムアクセスが必要となる。このような画像編集を行う場合には、バーストアクセスでの効率アップは望めない。
本発明の目的は、デバイス量を増大させることなく色データの読み出し効率を向上させることができるカラー画像処理装置および画像メモリアクセス制御方法を提供することにある。
本発明によれば、カラー画像データを同期式DRAMに格納する際に、各色を同期式DRAMの各バンクに割り当て、1色=1バンクとすることを特徴とする。各色の画像データを同時にアクセスする際の活性化・プリチャージの時間を隠蔽することによって、画像メモリへのアクセス効率を向上させることができる。
本発明によるカラー画像処理装置は、内部に複数のバンクを有し、所定のメモリアクセス単位を有する同期式DRAM(Dynamic Random Access Memory)と、前記同期式DRAMの各バンクに前記カラー画像の1つの色成分を割り当て、前記同期式DRAMに対する各色成分の画像データの読出し/書込み制御を行う制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記同期式DRAMに対する指定アドレスに対して、前記複数のバンクをバンクごとに1クロック単位で順次ずらしながら活性化コマンドを発行し、それに続いて前記複数のバンクをバンクごとに1クロック単位で順次ずらしながら読出し/書込みコマンドを発行することを特徴とする。さらに、複数のバンクの互いに関係のない領域へのランダムアクセスも可能となる
本発明の一実施例によれば、内部に4つのバンクをもつ同期式DRAM(SDRAM、DDR−SDRAM、DDR2−SDRAMなどを含む。)の各バンクに対してプリンタエンジンのシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色に対応する画像メモリを割り当て、前記同期式DRAMに対する指定アドレスに対して、前記複数のバンクをバンクごとに1クロック単位で順次ずらしながら活性化コマンドを発行し、それに続いて前記複数のバンクをバンクごとに1クロック単位で順次ずらしながら読出し/書込みコマンドを発行することにより、1つの同期式DRAMインタフェースを用いてCMYKの異なる画像部分に対応する画像メモリアクセスを効率よく行うことができる。
本発明によれば、カラー画像データを同期式DRAMに格納する際に、各色を同期式DRAMの各バンクに割り当て、1色=1バンクとすることで、各色の画像データを同時にアクセスする際の活性化・プリチャージの時間を隠蔽することができ、画像メモリへのアクセス効率を向上させることができる。
特に、内部にバンクを4個含むSDRAMの各バンクは独立に動作することができるという特徴を活かすため、CMYKの画像データをSDRAMに格納する際に、CMYK各色をSDRAMの各バンクに割り当て1色=1バンクとする。CMYKの4色分の画像データを同時にアクセスする際に活性化・プリチャージの時間を隠蔽することによって、画像メモリへのアクセス効率を向上させる。
また、画像の回転処理などを実行するために同期式DRAMのメモリマッピングを特殊な形式で行う場合、小さなデータ量でのランダムアクセスであってもバス使用率の低下を抑制することができる。
まず、本発明によるカラー画像処理装置を適用可能なカラー複写機について簡単に説明し、そのカラー複写機を一例として本発明の実施形態について詳細に説明する。
図5は代表的なデジタルカラー複写機の画像処理系統の概略的構成を示すブロック図である。デジタルカラー複写機に搭載された読取部501は、CCDなどの光電変換デバイスからなるセンサアレイにより複写対象の原稿を読み取り、RGBの3原色に対応するアナログ信号をA/Dコンバータなどによって多値デジタル信号(例えば8ビット)に変換し、RGB画像信号として読取画像処理部502へ出力する。読取画像処理部502はRGB画像信号に対して補正処理(例えば濃度調整や画像の拡大縮小など)を行う。補正処理されたRGB画像信号は、画像管理部503により必要に応じてJPEGなどで圧縮され、画像記憶部504に一旦蓄積される。画像記憶部504はハードディスクや半導体メモリなどの書込み/読み出し可能な記録媒体である。
読み取られた画像がプリントされる場合、画像管理部503は、画像記憶部504に蓄積されたRGB画像信号を読み出し(圧縮を行っていた場合には元の形式に戻した上で)記録画像処理部505へ出力する。記録画像処理部505は、RGB画像信号をプリンタの記録特性にあわせて色の4原色シアン・マゼンダ・イエロー・ブラック(CMYK)の信号に変換するとともに、構造上の制約に合わせて画像特性の調整、出力タイミングの調整(図2参照)などの編集を行い、こうして得られたCMYK画像信号をプリンタ部506へ出力する。
プリンタ部506は、図1で述べたように、CMYKの各色の画像形成部を有し、記録画像処理部505から入力したCMYK画像信号202−205に基づいて中間転写ベルト151にカラートナー画像を形成し、2次転写部153で記録紙に再転写した後、画像が熱定着した記録紙を排紙部155に排出する。
1.実施形態
図6は、本発明によるカラー画像処理装置の一実施形態を適用した、図5に示すカラー複写機の記録画像処理部の概略的構成を示すブロック図である。記録画像処理部505は、色空間変換部601によりRGB画像信号をプリンタで使用する色空間CMYKの画像信号に変換する。CMYK画像信号は、画像処理部602によってプリンタエンジンの特性に合わせたγ特性の補正やスクリーンパターンへの変換処理などが行われた後、画像編集制御部603へ出力される。
画像編集制御部603は、一旦入力されたCMYK画像信号を画像メモリ604に画像イメージを保持したまま書き込みを行い、プリンタ部506からの要求に従って、図2で説明したように構造上の制約に合わせた画像出力タイミングの調整、複数画像の合成などの処理を行い、プリンタ部506へ出力する。
本実施形態において用いられる画像メモリ604は、内部に4つのバンク0−3をもつ同期式DRAMである。ここでいう「同期式DRAM」という用語は、SDRAM、DDR−SDRAM、DDR2−SDRAMなどを含む概念である。同期式RAMは、周知のように、アドレスデコーダ、メモリセルアレイ、センスアンプから構成される複数のバンクを有し、各バンクが独立して制御可能である。本実施形態では、同期式DRAM内の4つのバンクに対して、プリンタエンジンのシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色に対応する画像メモリをそれぞれ割り当てる。言い換えれば、1バンクに1色を割り当てる。各バンクが独立して制御可能であるから、各色の画像データの異なる画像部分に対して柔軟なアクセスが可能となり、CMYKの4色分の画像データを同時にアクセスする際に活性化・プリチャージの時間を隠蔽することができるために効率的なアクセスが可能となる。
なお、画像編集制御部603は、プログラム制御プロセッサ上で、次に具体的に説明するような機能を有する画像編集制御プログラムを実行することによりソフトウエアで実現することもできる。
次に、画像メモリ604にDDR−SDRAMを用いた画像編集制御部603のより詳細な構成および動作について図7〜図18および図19〜図20を参照しながら説明する。
2.第1実施例
図7は本発明の第1実施例によるカラー画像処理装置を用いた画像編集制御部のより詳細なブロック図である。画像編集制御部603は、DDR−SDRAMである画像メモリ604への書込み要求を生成するCMYK各々の画像書込み制御部701〜704と、画像メモリ604からの読出し要求を生成するCMYK各々の画像読み出し制御部705〜708と、を有する。データ書込み制御部709は、CMYK各々の書込み要求に基づいて画像メモリ604へのデータ書込み制御を行う。データ読出し制御部711は、CMYK各々からの読出し要求に基づいて画像メモリ604からのデータ読出し制御を行う。リフレッシュ制御部714は画像メモリ604のリフレッシュを行う。データ書込み制御部709、データ読出し制御部711およびリフレッシュ制御部714の動作は、調停回路710によって調停される。セレクタ712は、調停回路710からの選択信号に従って、データ書込み制御部709、データ読出し制御部711およびリフレッシュ制御部714からのSDRAM制御を選択し、SDRAMインタフェース713へ出力する。
次に、本実施例の動作を説明するために、まず画像メモリ604内の画像データの構造について説明する。
2.1)画像メモリ604内の画像データ
図8は画像メモリ604内に格納された画像データを模式的に示す図であり、図9は画像メモリのアドレス構成を模式的に示す図である。
図8に示すように、画像イメージのX軸の増加方向を主走査方向、Y軸の増加方向を副走査方向とし、CMYK1色あたりの1画素の画像データを4ビットの濃度値で表すものとする。また、画像の副走査方向y番目のラインにおける主走査方向x番目の画素の濃度値は『色(x,y)』の形式で表すものとする。例えば、シアン(C)の画像プレーンの左上隅の画像の濃度値は『C(0,0)』、マゼンタ(M)の画像プレーンの左上隅から主走査方向1番目の画像の濃度値は『M(1,0)』、イエロー(Y)の画像プレーンの副走査方向1番目のラインの左隅の画像の濃度値は『Y(0,1)』というように表現する。後述する画像書込み/読み出し制御ではCMYK4色について同じ制御を行うため、以下、シアン(C)を代表例として説明する。
また、入力される画像は1ライン単位に先頭画素から順次入力されるものとする。すなわち、シアンを例に取れば、C(0,0)、C(1,0)、C(2,0)、C(3,0)…C(Xm-1,0);C(0,1)、C(1,1)、C(2,1)、C(3,1)…C(Xm-1,1);C(0,2)、C(1,2)…;・・・;C(0,Ym-1)、C(1,Ym-1)…C(Xm-1,Ym-1)、の順序でラインごとに入力される。他の色の場合も同様である。ここで、XmおよびYmは画像の主走査方向および副走査方向の画素数であり、説明を簡単にするためにXmは16の倍数とする。
また、図9に示すように、画像メモリ604はワード長を32ビットとし、画像メモリ604内の画像はメモリの指定領域の若いアドレスから順に32ビット単位で入力画像順に格納されるものとする。また、アドレスの表記は8bit単位、すなわち、バイト単位とする。よって、ワード長単位でのアドレスは4飛びということになる。
2.2)画像書込み制御部
図10(A)は、図7における画像書込み制御部の動作を説明するための概略的なブロック図であり、図10(B)は一連の書込みコマンドのフォーマット図である。以下、シアンの画像書込み制御部701を例として説明するが、他の色も同様である。
画像書込制御部701に入力された4ビット画像データは、一旦FIFOメモリで構成される入力バッファ1001に蓄えられ、次段のコマンド生成部1004との時間調整が行われる。次段のコマンド生成部1004の準備ができたことを示すRDY信号を受けると、入力バッファ1001は1画素分の画像データをコマンド生成部1004へ出力する。
座標管理部1002は、次の画像書込み座標の管理を行い、書込み座標をアドレス変換部1003へ伝達する。アドレス変換部1003は、次の画像書込み座標から次の画像メモリ604上の画像書込みアドレスを算出する。ここでは図8および図9に定めた画像書込みアドレスと座標との関係から、次の画像書込みアドレスは次式で算出される:
画像書込みアドレスAddress=TOP+Y×(Xm/16)×2+X/2。
ここで、TOPは書き込もうとする画像メモリエリアの先頭アドレス(すなわち、C(0,0)を書き込むアドレス)、XおよびYはそれぞれ次の画像書込み座標の主走査方向、副走査方向の位置、Xmは書き込もうとする画像の主走査方向の画素数である。なお、実際には座標を管理するのではなく、特許文献3に記載されているように、アドレスとアドレスの増分を指定することで、座標管理部1002およびアドレス変換部1003を一体にしてアドレス管理部として実装することもできる。
コマンド生成部1004は入力バッファ1001から16画素分の画像データを引き取り、アドレス変換部1003からの次の画像書込みアドレスと組み合わせて、図10(B)に示すように一連の画像メモリ604への書込みコマンドを生成し、コマンドFIFO部1005へ出力する。ここまでの動作はCMYK各色単位で行う。
2.3)データ書込み制御部
図11は図7におけるデータ書込み制御部の動作を説明するための概略的なブロック図である。CMYKの画像書き込み制御部701〜704のコマンドFIFO部1005(図11ではそれぞれ参照番号1201〜1204とする。)からデータ有無信号を入力すると、シーケンサ1207は、調停回路710に要求信号REQを出力する。調停回路710からSDRAM604に対するアクセス権を獲得すると、応答信号ACKが有効となり、コマンドFIFO部1201〜1204の先頭データを使用してSDRAM604への書込みシーケンスを生成する。
調停回路710は、現在のSDRAMアクセス権がデータ書込み制御部709にあることを保持しており、セレクタ712に対してデータ書込み制御部709からのアドレス・制御信号をDDR-SDRAMインタフェース部713へ出力する。
図12は本実施例のデータ書込み動作を示すタイミングチャートである。ここでは、CMYKすべてのコマンドFIFO部1201〜1204の先頭に有効なデータがあるものとし、連続書込みする場合について説明する。
まず、図12のタイミングチャートの記号について説明する。図12上部のクロック1〜20の数値は、SDRAM604に与えるクロックの番号である。「対象色」は、SDRAM604に対して発行しているコマンドがCMYKのどの色に対応するものかを示す。「バンクアドレス」は、SDRAM604に対してActivateコマンドを発行する際のバンクアドレスを示す。「RA」はSDRAM604に対して与えるRowAddressであり、カッコ内にCMYKのどの色に対応するアドレスなのかを記載している。「CA」はSDRAM604に対して与えるColumnAddressであり、カッコ内にCMYKのどの色に対応するアドレスなのかを記載している。「ACT」はSDRAM604に対して与えるActivateコマンドを示している。「WRA」はSDRAM604に対して与えるオートプリチャージ付Writeコマンドを示している。それぞれのコマンドについては、一般的なSDRAMおよびDDR−SDRAMの仕様書・解説書などを参照されたい。
図12において、クロック1で、まずアドレスセレクタ1205は、シアンCに対応するバンクアドレス00およびRowAddressをSDRAM604へのアドレスとしてコマンドFIFO1201から選択して出力し、同時にACTコマンドを出力する。出力されたバンクアドレス、RowAddressおよびACTコマンドは、図7に示すセレクタ712およびDDR-SDRAM インタフェース713を通して画像メモリ604であるDDR-SDRAMへと出力される。
クロック2、3、4では、同様に、アドレスセレクタ1205は、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)に対応するバンクアドレス01、10、11とM,Y,Kに対応するRowAddressとを各色用コマンドFIFO1202〜1204からそれぞれ選択してSDRAM604へのアドレスとして出力し、同時にACTコマンドを出力する。
クロック5の時点では、クロック1で出力したバンクアドレス00に対するACTコマンドからtRCDに相当する期間が経過しているので、バンク00に対する新たなコマンドを発行可能となっている。したがって、アドレスセレクタ1205は、クロック5の時点で、シアンCに対応するColumnAddress をシアン用コマンドFIFO部1201から選択して出力し、同時にWRAコマンドを出力する。WRAコマンドに対応するタイミングでデータをC(シアン)用コマンドFIFO部1201から選択して出力する。同様にクロック6〜8のタイミングでM,Y,Kに対応するColumnAddressとWRAコマンドとを出力するとともに、各WRAコマンドに対応するタイミングでデータをコマンドFIFO部1202〜1204からそれぞれ選択して出力する。
クロック12のタイミングで、クロック5でのWRAコマンドに対するtWRとtRPが経過するため、CMYK各々の次のコマンドFIFO部に対応するデータの書込みをスタートする。シーケンスはクロック1と同様である。
2.4)画像読出し制御部
図13は、図7における画像読出し制御部の動作を説明するための概略的なブロック図である。以下、シアンの画像読出し制御部705を例として説明するが、他の色も同様である。
座標管理部1402は、次の画像読出し座標の管理を行い、読出し座標をアドレス変換部1403へ伝達する。アドレス変換部1403は、次の画像読出し座標から次の画像メモリ上の画像読出しアドレスを算出する。ここでは図8および図9に定めた画像読出しアドレスと座標との関係から、次の画像読出しアドレスを次式で算出する:
画像読出しアドレスAddress=TOP+Y×(Xm/16)×2+X/2
ここで、TOPは読み出そうとする画像メモリエリアの先頭アドレス(すなわち、C(0,0)を読み出すアドレス)、XおよびYはそれぞれ次の画像読出し座標の主走査方向、副走査方向の位置、Xmは読み出そうとする画像の主走査方向の画素数である。
コマンド生成部1404は、FIFOからなる出力バッファ1401のFIFO空き状況(十分なデータを受信できるかを示す)を受け取り、出力バッファ1401内に十分な空きがあれば、アドレス変換部1403からの次の画像読出しアドレスを用いて、画像メモリ604からの読出しコマンドを生成しコマンドFIFO部1405へ伝送する。
2.5)データ読出し制御部
図14は図7におけるデータ読出し制御部の動作を説明するための概略的なブロック図である。CMYKの画像読出し制御部705〜708のコマンドFIFO部1405(図14ではそれぞれ参照番号1501〜1504とする。)からデータ有無信号を入力すると、シーケンサ1506は、調停回路710に要求信号REQを出力する。調停回路710からSDRAM604に対するアクセス権を獲得すると、応答信号ACKが有効となり、コマンドFIFO部1501〜1504の先頭データを使用してSDRAM604からの読出しシーケンスを生成する。
図15は本実施例のデータ読出し動作を示すタイミングチャートである。ここでは、CMYKすべてのコマンドFIFO部1501〜1504の先頭に有効なデータがあるものとし、連続書込みする場合について説明する。
まず、図15の記号について説明する。「対象色」はSDRAM604に対して発行しているコマンドがCMYKのどの色に対応するものかを示すものである。「バンクアドレス」は、SDRAM604に対してActivateコマンドを発行する際のバンクアドレスを示す。「RA」はSDRAM604に対して与えるRowAddressであり、カッコ内にCMYKのどの色に対応するアドレスなのかを記載している。「CA」はSDRAM604に対して与えるColumnAddressであり、カッコ内にCMYKのどの色に対応するアドレスなのかを記載している。「ACT」はSDRAM604に対して与えるActivateコマンドのことを示している。「RDA」はSDRAM604に対して与えるオートプリチャージ付Readコマンドのことを示している。
クロック1では、アドレスセレクタ1505は、まずC(シアン)に対応するバンクアドレス00およびRowAddressをSDRAM604へのアドレスとしてコマンドFIFO部1501から選択して出力し、同時にACTコマンドを出力する。出力されたバンクアドレス、RowAddressおよびACTコマンドは、図7に示すセレクタ712およびDDR-SDRAMインタフェース713を通して画像メモリ604であるDDR-SDRAMへと出力される。
続いて、アドレスセレクタ1505は、クロック2、3、4で、同様にM(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)にそれぞれ対応するバンクアドレス01、10、11とM、Y、Kにそれぞれ対応するRowAddressとを各色用コマンドFIFO部から選択してSDRAM604へのアドレスとして出力し、同時にACTコマンドを出力する。
クロック5の時点で、クロック1で出力したバンクアドレス00に対するACTコマンドからtRCDに相当する期間が経過しているので、バンク00に対する新たなコマンドを発行可能となっている。クロック5の時点で、アドレスセレクタ1505は、シアンCに対応するColumnAddress をコマンドFIFO部1501から選択して出力し、同時にRDAコマンドを出力する。RDAコマンドに対応するタイミングでSDRAM604から読み出したデータをシアン用出力バッファ1401に出力する。
同様にクロック6〜8のタイミングで、M、Y、Kにそれぞれ対応するColumnAddressおよびRDAコマンドを出力するとともに、各RDAコマンドに対応するタイミングでSDRAM604から読み出したデータを各色用出力バッファ1401に出力する。
クロック12のタイミングで、クロック5でのRDAコマンドに対するtRPが経過するため、CMYK各々の次のコマンドFIFO部に対応するデータの読出しをスタートする。シーケンスはクロック1と同様である。
なお、CMYKすべてのコマンドFIFOの先頭に有効なデータが入っているとは限らない。図16および図17に示すように、有効データのないコマンドFIFOがあれば、その色に対応するコマンド発行は行われない。
図16は、CMKのコマンドFIFOのみ有効データがある場合のデータ読出し動作を示すタイミングチャートであり、図17は、同じくCMKのコマンドFIFOのみ有効データがある場合のデータ書込み動作を示すタイミングチャートである。このようにCMKのコマンドFIFOのみ有効データがある場合、Yに対応するコマンド発行を行わない。
図18は本実施例におけるデータ読出し/書込み動作の他の例を示すタイミングチャートである。この例では、クロック1〜クロック11でCMYKそれぞれに対応する読出し動作、クロック12〜22でCMYKそれぞれに対応する書き込み動作、クロック23〜33で2回目のCMYKそれぞれに対応する読出し動作、クロック34〜で2回目のCMYKそれぞれに対応する書込み動作を行っている。以下同様である。
2.6)効果
上述したように、本発明の第1実施例によれば、1つのチップ内のSDRAM604に対して、4つのバンクそれぞれに同時に画像データを入力または出力することができ、同じ量のデータの入出力を行う場合、その周期を短くすることができる。そのため、画像入出力速度を向上させることができ、したがって画像入出力バッファのサイズを小さくすることができる。SDRAMの4つのバンクにそれぞれ1つの色を割り当てることで、4つのバンクへのアクセスを平行して行うように画像書込み/データ書込み制御、画像読出し/データ読出し制御をスケジューリングすることができるからである。
例えば、画像を読み出しだけを行う場合、本方式をとらない場合には、図3で説明したようなアクセスとなり、1色あたり10クロックを要し、CMYK4色の同時アクセスが発生した場合にはC(シアン)の画像の画像メモリからの読出しのサイクルは40クロックとなる。
これに対して、本実施例によるアクセス方式をとる場合には、図15に示すように、C(シアン)の画像の画像メモリからの読出しのサイクルは12クロックとなる。したがって、メモリアクセスが1ワード32ビットで2バーストアクセスの場合の平均のデータ読出し速度は、本実施例によるアクセス方式をとらない場合には、64ビット/40クロック=1.6ビット/クロック、本方式による場合には64ビット/12クロック=約5.3ビット/クロックとなり、3倍以上の平均速度の向上が図れる。
また、本方式をとらずに従来のバーストアクセスを利用して速度向上を図ろうとすると、例えば図4のように1回のアクセスを8ワードに拡張した場合には、CMYK4色の同時アクセスが発生すると、C(シアン)の画像の画像メモリからの読出しのサイクルは1色あたり13×クロック4色=52クロックとなる。したがって平均のデータ読出し速度は256ビット/52クロック=約4.9ビット/クロックとなり、同程度の速度が得られるが、一度に256ビットのデータの授受を行えるだけの画像入出力バッファの大きさが必要となる。本実施例によるアクセス方式の場合には一度のデータ授受が64ビットで同程度の平均のデータ読出し速度が得られる。
特に、本発明においてはデータアクセスを小さな単位で行っているため、4つの領域内の各々に対して連続したアドレスでのアクセスではなく、ランダムアクセスを行う場合において特に大きな効果をもつ。
3.第2実施例
次に、本発明の第2実施例として、本発明を特許文献3に記載されている画像回転処理に適用した例を説明する。
特許文献3に記載された画像データ回転処理装置では、n×n個の画素データを記憶可能な画像メモリを用い、画像メモリ内の画像をk画素×kライン単位に区切ってこれをメモリのアクセス単位に割り当てた上で、画像メモリ内のk画素×kラインの画像を読出し、そのうちのk画素×1ライン、または、1画素×kラインの領域を置き換えて画像メモリに書き戻す処理を行うことで画像の回転処理を実現している。特許文献3ではモノクロの画像の回転処理を対象としているが、これをCMYKで構成されるカラー画像の回転処理に適用することができる。
3.1)画像回転処理部
図19は本発明の第2実施例によるカラー画像処理装置を用いた画像回転処理装置の詳細なブロック図である。本実施例においても、第1実施例と同様に、CMYKの画像データをSDRAMの画像メモリ604に格納する際に、CMYK各色をSDRAMの各バンクに割り当て、1色=1バンクとしてアクセス制御される。また、図7に示す第1実施例と基本的な機能が同じブロックには同じ参照番号を付し、詳細な説明は省略する。
なお、CMYK各々の画像データに対して画像回転処理を実行する画像回転処理部1601〜1604は同じブロック構成を有するので、シアン(C)用の画像回転処理部1601の構成および動作を代表例として説明する。
図19において、画像回転処理部1601は、入力部1701、エリア選択制御部1702および出力部1703を有し、入力部1701を通して入力画像データがk画素ごとに入力すると、エリア選択制御部1702は、選択した画像メモリ604の領域に入力画像データの各画素データを格納する。また、回転処理された画像データは、エリア選択制御部1702が選択した画像メモリ604の領域から読み出され、出力部1703を通してk画素ごとに出力される。
動作制御部1705は、原画像データのサイズや回転すべき角度の情報である回転モードデータをエリア選択制御部1702およびアドレス制御部1707に供給し、ラインカウンタ1706へカウントアップ開始指令となるライン情報を供給する。ラインカウンタ1706は、動作制御部1705からのライン情報に基づいて、回転処理すべきページの画像データ内で指定されたk本のラインの何番目のラインの画素を処理すべきか指定し、そのカウント値をエリア選択制御部1702およびアドレス制御部1707へ出力する。
アドレス制御部1707は、動作制御部1705、ページカウンタ1704およびラインカウンタ1706から入力した回転モードデータなどの各種情報に基づいて、原画像データのサイズや回転角度に応じて予め設定されている制御手順を選択し、選択された制御手順に従って画素の読出し/書込みを行うべき画像メモリ604のアドレスデータを更新してデータ書込み制御部709あるいはデータ読出し制御部711へ供給する。
エリア選択制御部1702は、動作制御部1705、ページカウンタ1704およびラインカウンタ1706から入力した回転モードデータなどの各種情報に基づいて、アドレスデータによって指定された画像メモリ604の領域から読み出されたk×k画素のうち、出力画像データを構成すべきk画素を、選択したk個のエリアから抽出し、そのk画素を出力画像データとして出力部1703へ出力すると共に、入力部1701から入力されるk画素の入力画像データを、選択された同一アドレスの同一エリアに書き込む。
このように、画像回転処理部1601〜1604が画像メモリ604内のk画素×kラインの画像を読出し、そのうちのk画素×1ライン、または、1画素×kラインの領域を置き換えて画像メモリ604に書き戻す処理を行うことで、CMYK各々の画像に対して回転処理が実行される。
また、CMYK各々のアドレス制御部1707およびエリア選択制御部1702からの画像メモリアクセスは、データ読出し制御部711およびデータ書込み制御部709が一旦まとめて整理することで、CMYKの各々に対して個別の画像メモリを用意することなく、それらのアクセスを実現することができる。
図20は本発明の第2実施例の動作を示すタイミングチャートである。まず、図20の記号について説明する。「対象色」は、SDRAMに対して発行しているコマンドがCMYKのどの色に対応するものかを示す。「バンクアドレス」は、SDRAMに対してActivateコマンドを発行する際のバンクアドレスを示す。「RA」はSDRAMに対して与えるRowAddressであり、カッコ内にCMYKのどの色に対応するアドレスなのかを示している。「CA」はSDRAMに対して与えるColumnAddressであり、カッコ内にCMYKのどの色に対応するアドレスなのかを示している。「ACT」はSDRAMに対して与えるActivateコマンドのことを示し、「RD」はSDRAMに対して与えるReadコマンドを示している。「WRA」はSDRAMに対して与えるオートプリチャージ付Writeコマンドのことを示している。なお、図20では、CMYKそれぞれの画像回転処理が動作しているものとして説明しているが、それぞれバラバラに動作していてもよいし、一部は動作していなくてもよい。一部が動作していない場合には、図16、図17で示されるように一部のコマンドの動作が抑制される。
図19においては、CMYK各々のアドレス制御部1707から出力されたアクセス要求アドレスに対して、データ読出し制御部711およびデータ書込み制御部709が第1実施例で説明した制御を実行する。ただし、読出しと書込みは同じアドレスで実行されるので、図20のようにクロック1〜11でCMYK各々が平行してデータ読出しを行い、クロック1、5、8で読み出されたデータをC(シアン)のエリア選択制御部1702へ、クロック2、6、9で読み出されたデータをM(マゼンダ)のエリア選択制御部1702へ、クロック3、7、10で読み出されたデータをY(イエロー)のエリア選択制御部1702へ、クロック4、8、11で読み出されたデータをK(ブラック)のエリア選択制御部1702へ、それぞれ転送する。エリア選択制御部1702で必要なビットが書き換えられた後、クロック12〜16で同じアドレスに書き戻しを行う。同じアドレスへの書き戻しであるので、クロック5〜8で発行される読出し用コマンドはプリチャージ無しのReadコマンドとし、次のACTコマンドを発行せずにクロック12〜15のWRAコマンドを発行ことができる。
3.2)効果
本発明の第2実施例によれば、画像メモリ内の画像をk画素×kライン単位に区切ってこれをメモリの一度のアクセスの単位に割り当てた上で、画像メモリ内のk画素×kラインの画像を読出し、そのうちのk画素×1ライン、または、1画素×kラインの領域を置き換えて画像メモリに書き戻す処理を行うことで画像の回転処理を実現する。本発明によるアクセス方式によって、より小さな単位で効率よく画像メモリにランダムアクセスができる。例えば、2値の画像を前提として、本実施例のアクセス方式のように64ビット単位でランダムアクセスする場合と、図4に示す256ビット単位でランダムアクセスする場合とを比較すると、64ビット単位でランダムアクセスする場合には64=8×8であるので12クロックで8画素、すなわち約0.66画素/1クロックで取り扱うことができるのに対し、従来では256=16×16であるので、52クロックで16画素、すなわち約0.31画素/クロックしか取り扱うことができない。したがって、実施例によるアクセス方式の方が小さな単位で効率よくアクセスすることができ、好ましいことがわかる。
なお、実施例には挙げていないが、図19に示す第2実施例と同様のブロック構成を用い、図8および図9のように画像メモリ内に画像を格納する場合、副走査方向(Y方向)に(例えばC(0,0)、C(0,1)、C(0,2)、C(0,3)、・・・・のような順序で)画像を入出力するには、上記図4を用いて説明した従来のアクセス方式では52クロックで1画素の画像読出ししかできないのに対して、本実施例によるアクセス方式では12クロックで1画素の読出しが可能となり、4倍以上の速度で画像データ読出しを実行することができる。
本発明は、同期式DRAMを用いたカラー画像処理装置あるいはカラープリンタエンジンに適用可能であり、特にCMYKタンデム方式のプリンタエンジンを使用するデジタルカラー複写機、プリンタなどに利用することができる。
タンデム方式のカラーレーザプリンタエンジンを用いた一般的なカラー複写機の構成を示す概略的ブロック図である。 それぞれCMYKの色に対応する画像書込信号202〜205の時間的なずれを模式的に示すタイムチャートである。 DDR-SDRAMの読み出し動作を示すタイムチャートである。 DDR-SDRAMのバーストリードコマンドによる一括読み出し動作を示すタイムチャートである。 代表的なデジタルカラー複写機の画像処理系統の概略的構成を示すブロック図である。 本発明によるカラー画像処理装置の一実施形態を適用した、図5に示すカラー複写機の記録画像処理部の概略的構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施例によるカラー画像処理装置を用いた画像編集制御部のより詳細なブロック図である。 画像メモリ604内に格納された画像データを模式的に示す図である。 画像メモリのアドレス構成を模式的に示す図である。 (A)は、図7における画像書込み制御部の動作を説明するための概略的なブロック図であり、(B)は一連の書込みコマンドのフォーマット図である。 図7におけるデータ書込み制御部の動作を説明するための概略的なブロック図である。 本実施例のデータ書込み動作を示すタイミングチャートである。 図7における画像読出し制御部の動作を説明するための概略的なブロック図である。 図7におけるデータ読出し制御部の動作を説明するための概略的なブロック図である。 本実施例のデータ読出し動作を示すタイミングチャートである。 CMKのコマンドFIFOのみ有効データがある場合のデータ読出し動作を示すタイミングチャートである。 CMKのコマンドFIFOのみ有効データがある場合のデータ書込み動作を示すタイミングチャートである。 本実施例におけるデータ読出し/書込み動作の他の例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施例によるカラー画像処理装置を用いた画像回転処理装置の詳細なブロック図である。 本発明の第2実施例の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
501 読取部
502 読取画像処理部
503 画像管理部
504 画像記憶部
505 記録画像処理部
506 プリンタ部
601 色空間変換部
602 画像処理部
603 画像編集制御部
604 画像メモリ(同期式DRAM)

Claims (8)

  1. 複数の色成分からなるカラー画像を画像処理するためのカラー画像処理装置において、
    内部に複数のバンクを有し、所定のメモリアクセス単位を有する同期式DRAM(Dynamic Random Access Memory)と、
    前記同期式DRAMの各バンクに前記カラー画像の1つの色成分を割り当て、前記同期式DRAMに対する各色成分の画像データの読出し/書込み制御を行う制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記同期式DRAMに対する指定アドレスに対して、前記複数のバンクをバンクごとに1クロック単位で順次ずらしながら活性化コマンドを発行し、それに続いて前記複数のバンクをバンクごとに1クロック単位で順次ずらしながら読出し/書込みコマンドを発行することを特徴とするカラー画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記複数のバンクの互いに関係のない領域へランダムアクセスすることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像処理装置。
  3. 前記同期式DRAMは4個のバンクを内部に含み、それぞれのバンクにC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)およびK(ブラック)の4色成分を割り当てることを特徴とする請求項1または2に記載のカラー画像処理装置。
  4. 内部に複数のバンクを有し、複数の色成分からなるカラー画像を格納する所定のメモリアクセス単位の同期式DRAM(Dynamic Random Access Memory)へのアクセス制御方法において、
    前記同期式DRAMの各バンクに前記カラー画像の1つの色成分を割り当て
    前記同期式DRAMに対する指定アドレスに対して、前記複数のバンクをバンクごとに1クロック単位で順次ずらしながら活性化コマンドを発行し、それに続いて前記複数のバンクをバンクごとに1クロック単位で順次ずらしながら読出し/書込みコマンドを発行することを特徴とするアクセス制御方法。
  5. 前記複数のバンクの互いに関係のない領域へランダムアクセスすることを特徴とする請求項に記載のアクセス制御方法。
  6. 内部に複数のバンクを有し、複数の色成分からなるカラー画像を格納する同期式DRAM(Dynamic Random Access Memory)へのアクセス制御をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、前記コンピュータに、
    前記同期式DRAMの各バンクに前記カラー画像の1つの色成分を割り当てる機能と、
    前記同期式DRAMに対する指定アドレスに対して、前記複数のバンクをバンクごとに1クロック単位で順次ずらしながら活性化コマンドを発行し、それに続いて前記複数のバンクをバンクごとに1クロック単位で順次ずらしながら読出し/書込みコマンドを発行する機能と、
    実現させることを特徴とするプログラム。
  7. 請求項1に記載のカラー画像処理装置を設けたことを特徴とするカラー複写機。
  8. 請求項1に記載のカラー画像処理装置を設けたことを特徴とするカラープリンタ。
JP2007059319A 2007-03-09 2007-03-09 カラー画像処理装置および画像メモリアクセス制御方法 Expired - Fee Related JP4633078B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007059319A JP4633078B2 (ja) 2007-03-09 2007-03-09 カラー画像処理装置および画像メモリアクセス制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007059319A JP4633078B2 (ja) 2007-03-09 2007-03-09 カラー画像処理装置および画像メモリアクセス制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008227638A JP2008227638A (ja) 2008-09-25
JP4633078B2 true JP4633078B2 (ja) 2011-02-16

Family

ID=39845760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007059319A Expired - Fee Related JP4633078B2 (ja) 2007-03-09 2007-03-09 カラー画像処理装置および画像メモリアクセス制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4633078B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5803184B2 (ja) 2010-11-19 2015-11-04 株式会社リコー 画像投影装置、メモリアクセス方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11352744A (ja) * 1998-06-11 1999-12-24 Minolta Co Ltd 画像形成装置
JP2001205860A (ja) * 2000-01-25 2001-07-31 Canon Inc 画像処理装置およびその方法
JP2005184275A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Murata Mach Ltd カラー画像処理装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11352744A (ja) * 1998-06-11 1999-12-24 Minolta Co Ltd 画像形成装置
JP2001205860A (ja) * 2000-01-25 2001-07-31 Canon Inc 画像処理装置およびその方法
JP2005184275A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Murata Mach Ltd カラー画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008227638A (ja) 2008-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7200287B2 (en) Method and apparatus for image processing, and a computer product
US10225425B2 (en) Information processing apparatus and method for controlling the same
US12032856B2 (en) Memory controller and method performed by the memory controller
US6774902B2 (en) Memory control apparatus and method
JP4633078B2 (ja) カラー画像処理装置および画像メモリアクセス制御方法
JP2007172254A (ja) メモリ制御回路
CN104052902B (zh) 存储器控制装置以及图像形成装置
JP6357804B2 (ja) 画像処理装置、集積回路、及び画像形成装置
JP6233287B2 (ja) メモリーアクセス装置、画像処理装置
US20050259294A1 (en) Image data rotation apparatus
US20100005271A1 (en) Memory controller
JP5567790B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、並びに、プログラム
US5559740A (en) Image memory apparatus
JP2001270161A (ja) カラー印刷装置及びそのビデオデータ出力方法
JP2007333892A (ja) メモリ制御装置、バス制御装置及び表示デバイス制御システム
JP7081477B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、およびプログラム
US5341471A (en) Controller for accessing an image data memory based on a state of a hard copy printer
JP5530823B2 (ja) メモリチェック方法および画像処理装置
JP2006247926A (ja) 画像形成装置
JP4132564B2 (ja) 画像入出力装置
JP5885780B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、並びに、プログラム
JP2000203103A (ja) プリンタの画像デ―タ処理装置
JP2002014867A (ja) 画像データ記憶装置及びその制御方法
JP2010181998A (ja) データ処理装置
JP3489316B2 (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees