JP4631275B2 - 積層ゴム免震支承装置の取付構造 - Google Patents

積層ゴム免震支承装置の取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、構造物を免震支持する積層ゴム免震支承装置を基礎又は構造物に取り付けるための取付構造に関する。
特開平10−306616号公報 特開平10−317715号公報 特開平11−153191号公報 特開平11−182091号公報 特開2001−98790号公報 特開2001−124142号公報
粘弾性層と剛性層とを互いに加硫接着して交互に積層してなる積層ゴム免震支承装置は、基礎と構造物との間に介装されて地震等による基礎の振動に対して構造物の振動を免震し構造物の損壊を防止する。
積層ゴム免震支承装置は、構造物の鉛直方向の荷重に対しては剛性を示し地震等による基礎の水平方向の振動に対しては弾性を示すようになっている結果、構造物を支持できて上述の通りの免震効果を発揮できるが、粘弾性層と剛性層とを互いに加硫接着してなる積層ゴムを用いるものであるから鉛直方向の引張り力に対してはそれ程大きな抵抗力を有していない。
ところで、近年で益々多く建築される超高層建物にも免震支承装置が用いられているが、超高層建物のアスペクト比(塔状比)が大きくなると、地震、風等による超高層建物の振動、横揺れの際に免震支承装置に大きな鉛直方向の引張り力が作用する場合があり、斯かる大きな鉛直方向の引張り力を生じさせる超高層建物に対して積層ゴム免震支承装置を用いるとその積層ゴムに損壊が生じたり粘弾性層にボイド等の内部欠陥が生じて免震機能が得られなくなる虞がある。
以上の問題点を解決しようとして特許文献1から6に記載の技術が提案されているが、いずれも構造が複雑であってコストアップを招来し取付構造としてそれ程満足し得るものではない。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、積層ゴム免震支承装置へ大きな鉛直方向の引張り力が作用することを防止できて大きな鉛直方向の引張り力に起因する積層ゴム免震支承装置の損壊の虞をなくし得、而して、アスペクト比の大きい構造物にも積層ゴム免震支承装置を用いることができる上に、構造が簡単であって安価に構成し得る積層ゴム免震支承装置の取付構造を提供することにある。
積層ゴム免震支承装置を基礎又は構造物に取り付けるための本発明の第一の態様の積層ゴム免震支承装置の取付構造では、積層ゴム免震支承装置の一方の端面に固着されている取付板は、当該積層ゴム免震支承装置の一方の端面への固着部よりも外側において基礎又は構造物の取付面に基礎又は構造物に固着された複数のボルトを介して水平方向に関して不動に係止されており、各ボルトが貫通する取付板の各貫通孔は、積層ゴム免震支承装置に一定以上の積層方向の引張り力が加えられる場合に、ボルトによる取付板の基礎又は構造物の取付面への係止部が積層ゴム免震支承装置の一方の端面の中央部を中心とした放射方向に移動できるように、当該放射方向に伸びる長孔となっている。
第一の態様の取付構造によれば、積層ゴム免震支承装置の一方の端面に固着されている取付板を基礎又は構造物の取付面に水平方向に関して不動に係止する各ボルトが貫通する各貫通孔は、ボルトによる取付板の基礎又は構造物の取付面への係止部が積層ゴム免震支承装置の一方の端面の中央部を中心とした放射方向に移動できるように、当該放射方向に伸びる長孔となっている結果、大きな力で構造物が基礎から離反するように浮き上がる際に、取付板の基礎又は構造物の取付面への係止部の放射方向への移動と共に取付板の積層ゴム免震支承装置の一方の端面への固着部と取付板の基礎又は構造物の取付面への係止部との間の部分に変形を生じさせることができ、而して、この変形により積層ゴム免震支承装置へ大きな鉛直方向の引張り力が作用することを防止でき、しかも、大きな鉛直方向の引張り力の積層ゴム免震支承装置への作用を取付板でもって防止できる結果、構造が簡単であって安価に構成し得る。
積層ゴム免震支承装置の一方の端面を例えば基礎に取り付けるために本発明の取付構造を適用する場合に、積層ゴム免震支承装置の他方の端面を構造物に取り付けるためにも本発明の取付構造を適用してもよく、この逆に、積層ゴム免震支承装置の一方の端面を例えば構造物に取り付けるために本発明の取付構造を適用する場合に、積層ゴム免震支承装置の他方の端面を基礎に取り付けるためも本発明の取付構造を適用してもよい。
本発明ではその第二の態様の取付構造のように、ボルトは膨大頭部を有しており、各貫通孔の周りの取付板は、ボルトの膨大部と基礎又は構造物の取付面との間に当該ボルトの膨大部と基礎又は構造物の取付面とに対して摺動自在となって介在していても、その第三の態様の取付構造のように、ボルトにはナットが螺合されており、各貫通孔の周りの取付板は、ナットと基礎又は構造物の取付面との間に当該ナットと基礎又は構造物の取付面とに対して摺動自在となって介在していてもよい。
取付板は、好ましくは本発明の第四の態様の取付構造のように、積層ゴム免震支承装置の一方の端面の外縁よりも外側において基礎又は構造物の取付面に複数のボルトを介して水平方向に関して不動に係止されている。
取付板は、本発明の第五の態様の取付構造のように他のボルトを介して積層ゴム免震支承装置の一方の端面に固着されていても、これと共に又はこれに代えて、本発明の第六の態様の取付構造のように積層ゴム免震支承装置の一方の端面に加硫接着されて固着されていてもよい。また取付板は、本発明の第七の態様の取付構造のように、積層ゴム免震支承装置の一方の端面の外縁の内側で当該積層ゴム免震支承装置の一方の端面に固着され、本発明の第八の態様の取付構造のように、積層ゴム免震支承装置に一定以上の積層方向の引張り力が加えられようとする場合に、少なくとも積層ゴム免震支承装置の一方の端面への固着部を除く部分で変形を生じて基礎又は構造物の取付面から離反するような剛性を有しているとよく、取付板の変形は弾性変形であることが好ましいが多少の塑性変形があってもよい。
長孔からなる各貫通孔は、本発明の第九の態様の取付構造のように放射方向において取付板の外縁に至る前で閉口又は取付板の外縁で開口している。
積層ゴム免震支承装置は、好ましい例では本発明の第十の態様の取付構造のように粘弾性層と剛性層とが互いに加硫接着されて交互に積層されている積層ゴムを有しており、好ましい他の例では本発明の第十一の態様の取付構造のように粘弾性層と剛性層とが互いに加硫接着されて交互に積層されていると共に積層方向に伸びた少なくとも一つの円柱状の中空部を有した積層ゴムと、この積層ゴムの中空部に充填された鉛プラグとを有している。
積層ゴム免震支承装置は、本発明の第十二の態様の取付構造のようにその他方の端面に固着された更に他の取付板を介して構造物又は基礎の取付面に固着されており、斯かる他の取付板は、本発明の第十三の態様の取付構造のようにボルト又は加硫接着を介して積層ゴム免震支承装置の他方の端面に固着されているとよく、ここで、第十又は第十一の態様の取付構造のように粘弾性層と剛性層とを互いに加硫接着して交互に積層してなる積層ゴムを積層ゴム免震支承装置が有している場合には、他の取付板は、積層ゴムの他方の端面の剛性層、好ましくは厚肉剛性層に螺着されたボルトを介して積層ゴム免震支承装置の他方の端面に固着されていても、積層ゴムの他方の端面の粘弾性層への加硫接着を介して積層ゴム免震支承装置の他方の端面に固着されていてもよい。
本発明によれば、積層ゴム免震支承装置へ大きな鉛直方向の引張り力が作用することを防止できて大きな鉛直方向の引張り力に起因する積層ゴム免震支承装置の損壊の虞をなくし得、而して、アスペクト比の大きい構造物にも積層ゴム免震支承装置を用いることができる上に、構造が簡単であって安価に構成し得る積層ゴム免震支承装置の取付構造を提供することができる。
次に本発明を、図に示す好ましい実施の形態の例を参照して更に詳細に説明する。なお、本発明はこれらの例に何等限定されないのである。
図1から図3において、積層ゴム免震支承装置1を基礎2又は構造物3、例えば基礎2に取り付けるための本例の取付構造4では、積層ゴム免震支承装置1の一方の端面、本例では下端面5に当該下端面5の環状の外縁6の内側で複数のボルト7を介して固着された取付板8は、積層ゴム免震支承装置1の下端面5への固着部(複数のボルト7の螺合部位)よりも外側であって外縁6よりも外側において基礎2の取付面9に基礎2に固着された複数のボルト、本例ではアンカーボルト10を介して水平方向Hに関して不動に係止されており、各アンカーボルト10が貫通する取付板8の各貫通孔11は、積層ゴム免震支承装置1に一定以上の積層方向の引張り力が加えられる場合に、アンカーボルト10による取付板8の基礎2の取付面9への各係止部(アンカーボルト10の周りの取付板8の部位)が積層ゴム免震支承装置1の下端面5の中央部を中心とした放射方向Rに移動できるように、当該放射方向Rに伸びる長孔となっている。
アスペクト比が大きい高層建築物からなる構造物3の鉛直方向の荷重を受けて当該構造物3を支持する積層ゴム免震支承装置1は、ゴム、高減衰ゴム等からなる複数の環状の粘弾性層21と鋼板等からなる複数の環状の剛性層22とが互いに加硫接着されて交互に積層されていると共に積層方向に伸びた円柱状の中空部23を有した積層ゴム24と、積層ゴム24の中空部23に充填された鉛プラグ25とを有しており、剛性層22は、下端面5側に配された環状の厚肉鋼板からなる剛性層26と、他方の端面である上端面27側に配された環状の厚肉鋼板からなる剛性層28と、剛性層26と剛性層28との間に配された複数枚の環状の薄肉鋼板からなる剛性層29とからなり、斯かる積層ゴム免震支承装置1において、取付板8は積層ゴム24の一方の端面でもある下端面5の剛性層26に螺着されたボルト7を介して積層ゴム免震支承装置1の下端面5に固着されている。
積層ゴム免震支承装置1は、その他方の端面である上端面27に固着された更に他の取付板31を介して構造物3の下面32に固着されており、構造物3に埋め込まれた複数のスタッドボルト33を介して構造物3に固着された円盤状の鋼板からなる取付板31は、ボルト又は加硫接着を介して、本例では複数のボルト34を介して積層ゴム免震支承装置1の上端面27に固着、より具体的には積層ゴム24の上端面27側の剛性層28に螺着された複数のボルト34を介して積層ゴム免震支承装置1の上端面27に固着されている。
円盤状の取付板8において長孔からなる各貫通孔11は、放射方向Rにおいて取付板8の外縁35に至る前で閉口しており、基礎2に埋設されているアンカーボルト10の夫々にはナット36が螺合されており、各貫通孔11の周りの取付板8は、ナット36と基礎2の取付面9との間に当該ナット36と基礎2の取付面9とに対して摺動自在となって介在している。
以上の取付構造4は、地震が生じて基礎2が水平方向Hに振動すると、斯かる基礎2の振動を積層ゴム24に伝達することになり、積層ゴム24はその粘弾性層21を介して水平方向Hに剪断変形して基礎2の水平方向Hの振動に拘わらず構造物3を免震して支持すると共に構造物3の水平方向Hの振動を鉛プラグ25の塑性変形で早期に減衰させる。
ところで、大きな地震又は風により構造物3が水平方向Hに振動すると共に構造物3のロッキングで基礎2から構造物3が浮き上がろうとして積層ゴム免震支承装置1の積層ゴム24に一定以上の積層方向の引張り力が加えられようとすると、図4に示すように、取付板8は、基礎2の取付面9への係止部(アンカーボルト10の周りの部位)の放射方向Rへの移動と共に積層ゴム24の下端面5への固着部(ボルト7の部位)及び基礎2の取付面9への係止部(アンカーボルト10の周りの部位)を除く環状の部分37で変形を生じて基礎2の取付面9から離反して積層ゴム免震支承装置1の積層ゴム24に一定以上の積層方向の引張り力が加えられられないようにする。
このように取付板8は、積層ゴム免震支承装置1に一定以上の積層方向の引張り力が加えられようとする場合、積層ゴム免震支承装置1の下端面5への固着部及び基礎2の取付面9への係止部を除く部分37で変形を生じて基礎2の取付面9から離反するような剛性を有している。
以上の取付構造4によれば、積層ゴム免震支承装置1に一定以上の積層方向の引張り力が加えられる場合に、積層ゴム免震支承装置1の下端面5に固着されている取付板8を基礎2の取付面9に水平方向Hに関して不動に係止する各アンカーボルト10が貫通する各貫通孔11は、アンカーボルト10による取付板8の基礎2の取付面9への係止部が積層ゴム免震支承装置1の下端面5の中央部を中心とした放射方向Rに移動できるように、当該放射方向Rに伸びる長孔となっていると共各貫通孔11の周りの取付板8は、ナット36と基礎2の取付面9との間に、当該ナット36と基礎2の取付面9とに対して摺動するように摺動自在となって介在している結果、大きな力で構造物3が基礎2から離反するように浮き上がろうとして積層ゴム免震支承装置1に一定以上の積層方向の引張り力が加えられる際に、取付板8の基礎2の取付面9への係止部の放射方向Rへの移動(摺動)と共に取付板8の積層ゴム免震支承装置1の下端面5への固着部と取付板8の基礎2の取付面9への係止部との間の部分37に変形を生じさせることができ、而して、この変形により積層ゴム免震支承装置1へ大きな鉛直方向の引張り力が作用することを防止でき、しかも、大きな鉛直方向の引張り力の積層ゴム免震支承装置1への作用を取付板8でもって防止できる結果、構造が簡単であって安価に構成し得る。
ところで取付構造4を用いる積層ゴム免震支承装置1としては、図5に示すような積層ゴム免震支承装置1でもよく、斯かる積層ゴム免震支承装置1は、鉛プラグ25を有しないで、ゴム、高減衰ゴム等からなる複数の円盤状の粘弾性層21と鋼板等からなる複数の円盤状の剛性層22とが互いに加硫接着されて交互に積層されている円柱状の積層ゴム24を有しており、剛性層22は、下端面5側に配された円盤状の厚肉鋼板からなる剛性層26と、他方の端面である上端面27側に配された円盤状の厚肉鋼板からなる剛性層28と、剛性層26と剛性層28との間に配された複数枚の円盤状の薄肉鋼板からなる剛性層29とからなる。
また、図5及び図6に示すように夫々が放射方向Rにおいて外縁35で開口している長孔からなる複数の貫通孔11を有した取付板8を用いて取付構造4を具体化してもよく、斯かる外縁35で開口している長孔からなる貫通孔11と外縁35で閉口している長孔からなる貫通孔11とが混在した取付板8を用いて取付構造4を具体化してもよい。
更に上記では貫通孔11の周りの取付板8をナット36と基礎2の取付面9との間に当該ナット36と基礎2の取付面9とに対して摺動自在となって介在させたが、これに代えて、膨大頭部を有したボルト10を用いて各貫通孔11の周りの取付板8をボルト10の膨大部と基礎2の取付面9との間に当該ボルト10の膨大部と基礎2の取付面9とに対して摺動自在となって介在させてもよい。
取付板8は、積層ゴム24の下端面5側が剛性層22に代えて粘弾性層21からなる場合には、斯かる粘弾性層21への加硫接着を介して積層ゴム免震支承装置1の下端面5に加硫接着されて固着されていてもよく、取付板31も同様であって、積層ゴム24の上端面27側が剛性層22に代えて粘弾性層21からなる場合には、粘弾性層21への加硫接着を介して積層ゴム免震支承装置1の上端面27に加硫接着されて固着されていてもよい。
また上記例では取付構造4を基礎2及び積層ゴム免震支承装置1の間に介在させたが、これに代えて若しくはこれと共に構造物3及び積層ゴム免震支承装置1の間に介在させてもよく、更に、上記では積層ゴム免震支承装置1並びに取付板8及び31の夫々を円柱状並びに円盤状に構成したが、本発明はこれらに限定されず角柱状並びに角板状(四角及び多角形を含む)に構成してもよい。
本発明の好ましい実施の形態の一例の断面図である。 図1に示すII−II線矢視断面説明図である。 図1に示す取付板の平面図である。 図1に示す例の動作説明図である。 本発明の好ましい実施の形態の他の例の断面図である。 図5に示す取付板の平面図である。
符号の説明
1 積層ゴム免震支承装置
2 基礎
3 構造物
4 取付構造
5 下端面
6 外縁
7 ボルト
8 取付板
9 取付面
10 アンカーボルト
11 貫通孔

Claims (11)

  1. 積層ゴム免震支承装置を基礎又は構造物に取り付けるための取付構造であって、積層ゴム免震支承装置の一方の端面に固着されている取付板は、当該積層ゴム免震支承装置の一方の端面への固着部よりも外側において基礎又は構造物の取付面に基礎又は構造物に固着された複数のボルトを介して水平方向に関して不動であって、且つ、少なくとも積層ゴム免震支承装置の一方の端面への固着部を除く部分で基礎又は構造物の取付面から離反できるように係止されており、各ボルトが貫通する取付板の各貫通孔は、積層ゴム免震支承装置に一定以上の積層方向の引張り力が加えられる場合に、ボルトによる取付板の基礎又は構造物の取付面への各係止部が積層ゴム免震支承装置の一方の端面の中央部を中心とした放射方向に移動できるように、当該放射方向に伸びる長孔となっており、ボルトは、膨大頭部を有しており、各貫通孔の周りの取付板は、ボルトの膨大部と基礎又は構造物の取付面との間に、積層ゴム免震支承装置に一定以上の積層方向の引張り力が加えられる場合に当該ボルトの膨大部と基礎又は構造物の取付面とに対して摺動するように摺動自在となって介在している積層ゴム免震支承装置の取付構造。
  2. 積層ゴム免震支承装置を基礎又は構造物に取り付けるための取付構造であって、積層ゴム免震支承装置の一方の端面に固着されている取付板は、当該積層ゴム免震支承装置の一方の端面への固着部よりも外側において基礎又は構造物の取付面に基礎又は構造物に固着された複数のボルトを介して水平方向に関して不動であって、且つ、少なくとも積層ゴム免震支承装置の一方の端面への固着部を除く部分で基礎又は構造物の取付面から離反できるように係止されており、各ボルトが貫通する取付板の各貫通孔は、積層ゴム免震支承装置に一定以上の積層方向の引張り力が加えられる場合に、ボルトによる取付板の基礎又は構造物の取付面への各係止部が積層ゴム免震支承装置の一方の端面の中央部を中心とした放射方向に移動できるように、当該放射方向に伸びる長孔となっており、ボルトにはナットが螺合されており、各貫通孔の周りの取付板は、ナットと基礎又は構造物の取付面との間に、積層ゴム免震支承装置に一定以上の積層方向の引張り力が加えられる場合に当該ナットと基礎又は構造物の取付面とに対して摺動するように摺動自在となって介在している積層ゴム免震支承装置の取付構造。
  3. 取付板は、積層ゴム免震支承装置の一方の端面の外縁よりも外側において基礎又は構造物の取付面に複数のボルトを介して水平方向に関して不動に係止されている請求項1又は2に記載の積層ゴム免震支承装置の取付構造。
  4. 取付板は、他のボルトを介して積層ゴム免震支承装置の一方の端面に固着されている請求項1からのいずれか一項に記載の積層ゴム免震支承装置の取付構造。
  5. 取付板は、積層ゴム免震支承装置の一方の端面に加硫接着されて固着されている請求項1からのいずれか一項に記載の積層ゴム免震支承装置の取付構造。
  6. 取付板は、積層ゴム免震支承装置の一方の端面の外縁よりも内側で当該積層ゴム免震支承装置の一方の端面に固着されている請求項1からのいずれか一項に記載の積層ゴム免震支承装置の取付構造。
  7. 長孔からなる各貫通孔は、放射方向において取付板の外縁に至る前で閉口又は取付板の外縁で開口している請求項1からのいずれか一項に記載の積層ゴム免震支承装置の取付構造。
  8. 積層ゴム免震支承装置は、粘弾性層と剛性層とが互いに加硫接着されて交互に積層されている積層ゴムを有している請求項1からのいずれか一項に記載の積層ゴム免震支承装置の取付構造。
  9. 積層ゴム免震支承装置は、粘弾性層と剛性層とが互いに加硫接着されて交互に積層されていると共に積層方向に伸びた少なくとも一つの円柱状の中空部を有した積層ゴムと、この積層ゴムの中空部に充填された鉛プラグとを有している請求項1からのいずれか一項に記載の積層ゴム免震支承装置の取付構造。
  10. 積層ゴム免震支承装置は、その他方の端面に固着された他の取付板を介して構造物又は基礎の取付面に固着されている請求項1からのいずれか一項に記載の積層ゴム免震支承装置の取付構造。
  11. 他の取付板は、ボルト又は加硫接着を介して積層ゴム免震支承装置の他方の端面に固着されている請求項10に記載の積層ゴム免震支承装置の取付構造。
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