JP4629502B2 - 無線lan端末、および、その無線lan端末の通信確立方法 - Google Patents

無線lan端末、および、その無線lan端末の通信確立方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線LAN端末、および、その無線LAN端末の通信確立方法に関する。
無線LAN端末は、所定のロジックを用いて通信を確立する無線アクセスポイントを決めて、該無線アクセスポイントを介して通信を行う端末である。この無線アクセスポイントを選択するに際し、第1の従来技術では、ビーコンが検知可能な距離にある無線アクセスポイントのうちで、受信強度が最も強い無線アクセスポイントを通信を確立する無線アクセスポイントとして選択する。
図11は、第1の従来技術における無線アクセスポイントの選択方式(通信確立方式)を説明する図である。図11では、無線LAN端末は無線アクセスポイントAP1から無線アクセスポイントAP2に向かって移動している。この場合、無線LAN端末が無線アクセスポイントAP1から無線アクセスポイントAP2に移動するに伴い、はじめは、無線アクセスポイントAP1から受信する電波強度の方が、無線アクセスポイントAP2から受信する電波強度より大きいが、そのうち、無線アクセスポイントAP2から受信する電波強度の方が、無線アクセスポイントAP1から受信する電波強度より大きくなる。そして、その差が図中「デルタS/N比」で示される値を超えたとき、無線LAN端末は、通信を確立する無線アクセスポイントを無線アクセスポイントAP1から無線アクセスポイントAP2に切り替える。
図12では、この図11に示す状況をそれぞれの無線アクセスポイントと現在通信を確立している他の無線LAN端末も含めて示している。
また、図13は、第2の従来技術における無線アクセスポイントの選択方式(通信確立方式)を説明する図である。この方式では、無線LAN端末に対して通信を確立する無線アクセスポイントを手動で切り替えている。
また、下記特許文献1では、携帯電話において、災害時でのデータ送信方法を非災害時と異ならせることで、災害時のデータ送信を効率よく行わせる技術が開示されている。
特開平2004−56730号公報 「携帯電話および携帯電話利用災害時情報ネットワーク」
しかし、図11〜図13に示される上述の方法を用いて、無線アクセスポイントの切替を行ったとしても、その無線アクセスポイントに他端末からのアクセスが集中しているような場合、データの送受信処理に時間がかかるという問題がある。
また、特許文献1の技術は、携帯電話を利用しているので、動画像などの大容量のデータを災害が発生した地域から管理装置あてに送信する場合には適用できない。
本発明の課題は、データ転送を効率的に行うことができる無線アクセスポイントの選択ロジックを有する無線LAN端末を提供することである。
本発明の別の課題は、災害発生時に、その災害の現場で災害状況を収集する端末からのデータを他端末からのデータに優先して収集することが可能な無線LAN端末を提供することである。
本発明の第1態様の無線LAN端末は、所定のロジックを用いて通信を確立する無線アクセスポイントを決めて、該無線アクセスポイントを介して通信を行う無線LAN端末において、通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も処理性能が高い無線アクセスポイントの1つを選択する選択部と、選択された無線アクセスポイントに通信を確立するためのパケットを送出する送出部とを備えることを特徴とする無線LAN端末である。
ここで、選択部によって、通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も処理性能が高い無線アクセスポイントの1つが選択され、送信部によって、その選択された無線アクセスポイントに通信を確立するためのパケットが送出されるので、データの処理性能が最も高い無線アクセスポイントの1つを介して、データ転送を効率的に行うことが可能となる。
本発明の第2態様の無線LAN端末は、所定のロジックを用いて通信を確立する無線アクセスポイントを決めて、該無線アクセスポイントを介して通信を行う無線LAN端末において、通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も受信強度が高い無線アクセスポイントの1つを選択する選択部と、選択された無線アクセスポイントに通信を確立するためのパケットを送出する送出部と、近くに位置する無線アクセスポイントから冗長性が付加されたデータを受信した場合でも対応可能なデータ受信部と、を備えることを特徴とする無線LAN端末である。
ここで、災害発生時には、例えば、非災害時より冗長性を有するビーコンを無線アクセスポイントから送信されるようにすれば、災害時には、その冗長性を持つデータに対応可能なデータ受信部を有する本発明の無線LAN端末のみが、その災害時のビーコンを認識できるので、災害発生時に、その災害の現場で災害状況を収集する際に、本発明の無線LAN端末を用いることで、その本発明の無線LAN端末からのデータを他の一般の端末からのデータに優先して収集することが可能となる。
本発明の第3態様の無線LAN端末は、所定のロジックを用いて通信を確立する無線アクセスポイントを決めて、該無線アクセスポイントを介して通信を行う無線LAN端末において、通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も処理性能が高い無線アクセスポイントの1つを選択する第1の選択部と、通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も受信強度が高い無線アクセスポイントの1つを選択する第2の選択部と、近くに位置する端末からの冗長性を持つデータが受信可能なデータ処理部と、前記データ処理部において冗長性を持つデータが受信されたと判定された場合に、前記第1の選択部による処理を起動する信号を生成するとともに、前記データ処理部において冗長性を持たないデータが受信されたと判定された場合に、前記第2の選択部による処理を起動する信号を生成する制御信号生成部と、前記第1または第2の選択部によって選択された無線アクセスポイントに通信を確立するためのパケットを送出する送出部とを備えることを特徴とする無線LAN端末である。
本発明によれば、通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も処理性能が高い無線アクセスポイントの1つが選択され、その選択された無線アクセスポイントに通信を確立するためのパケットが送出されるので、データの処理性能が最も高い無線アクセスポイントの1つを介して、データ転送を効率的に行うことが可能となる。
また、災害時には、その冗長性を持つデータに対応可能なデータ受信部を有する本発明の無線LAN端末のみが、その災害時のビーコンを認識できるので、災害発生時に、その災害の現場で災害状況を収集する際に、本発明の無線LAN端末を用いることで、その本発明の無線LAN端末からのデータを他の一般の端末からのデータに優先して収集することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の無線LAN端末の構成を示すブロック図である。図1に示すように、無線LAN端末10は、通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も処理性能が高い無線アクセスポイントの1つを選択する選択部11と、選択された無線アクセスポイントに通信を確立するためのパケットを送信するパケット送信部12を、を備える。
図2は、図1の無線LAN端末をスペクトラム拡散通信方式で実現した場合のより詳細な構成を示すブロック図である。
図2において、無線LAN端末は、送信するデータを変調部に出力するとともに、受信したデータに必要な処理を行うデータ処理部21、送信するデータに対してD/A変換処理、拡散処理などを施す変調部22、変調されたデータを所望とする周波数帯域まで変換してアンテナ24を介して送信先の無線アクセスポイントに送信する送信部23、無線アクセスポイントからビーコン等の信号をアンテナ24を介して受信し、その受信した信号をベースバンドの信号に変換する受信部25、受信部25からの信号に対して、A/D変換処理、逆拡散処理などを施す復調部26、を備える。切替スイッチ27は、データ送信時には上向きに、また、データ受信時には下向きになるように制御される。
図1の選択部11は、例えば図2のデータ処理部21内の選択処理を連携して行う複数のユニットの組み合わせに対応し、また、図1の送信部12は、例えば図2のデータ処理部21内の送信指示を行うユニットと送信部23との組み合わせに対応する。なお、図2は、スペクトラム拡散通信方式に本発明を適用した場合のブロック図であるが、データ処理部21の構成は、他の通信方式を適用した場合でも基本的には変わらない。
図3は、図2のデータ処理部の構成をより詳細に示すブロック図である。
図3において、データ処理部30は、無線LAN端末の近くに位置し、ビーコンが検知可能な無線アクセスポイント(この中には、通信を確立していない無線アクセスポイントの他に、通信を確立している無線アクセスポイントも含まれる)から受信したビーコンのS/N比(電波強度)を測定するS/N比測定部31、上述の無線LAN端末の近くに位置する通信を確立していない無線アクセスポイントに対して送出するテストパケットを生成するテストパケット生成部33、通信を確立している無線アクセスポイントに対して送出する(通常の)パケットを生成するパケット生成部34、生成されたテストパケット、または、(通常の)パケットに対してシーケンス番号を付加するシーケンス番号付加部35、無線アクセスポイントのデータ処理性能(データ伝送速度)を算出するデータ伝送速度算出部36、無線LAN端末の近くに位置し、ビーコンが検知可能な無線アクセスポイントのうちで、最大のデータ伝送速度を与える無線アクセスポイントを決定する最大データ伝送ポイント決定部37、最大データ伝送速度決定部37の決定結果が、十分に通信を確立できることを示す電波強度の閾値(安定接続閾値)より大きいかどうかを判定する判定部38、判定部38によって最大のデータ伝送速度を与える無線アクセスポイント(の1つ)に対する電波強度が安定接続閾値より大きいと判定された場合に、その最大のデータ伝送速度を与える無線アクセスポイントを、通信を確立すべき無線アクセスポイントとして接続の切替を行う接続切替部39、備える。処理部内の各部は例えば、ソフトウェアとして実現可能である。なお、(通常の)パケットによる通信への影響を最小限に抑えるために、テストパケットのサイズは一般に、(通常の)パケットのサイズより小さく設定される。また、テストパケットは、そのパケットがテストパケットであることを示すデータを保持する。
TCP/IPの規約によって、所定のシーケンス番号が付加されたテストパケットに対応する応答パケットが受信されるまでは、無線LAN端末から他のパケットが送信されることはなく、よって、そのテストパケットのビット数を、そのテストパケットが対応する無線アクセスポイントあてに送信されてから、その無線アクセスポイントからの応答パケットが受信されるまでの時間で割ることによって、単位ビット当たりの処理レート(bps、bit per second)が算出され、その無線アクセスポイントのデータの処理性能が定量的に算出できる。
図4は、無線アクセスポイント選択処理のフローチャートである。この処理は、例えば、図3のデータ処理部内の各部によって実行される。
図4において、ステップS101で、テストパケット生成部33によって生成され、シーケンス番号付加部35によって所定のシーケンス番号が付加されたテストパケットが、送信部を介して通信を確立していない無線アクセスポイントに対して送出される。この送出されたテストパケットに対してステップS102で、送信先の無線アクセスポイントから応答パケットが処理部内に受信される。
ステップS103で、このテストパケットの送信時刻と受信時刻との差を、この送信したテストパケットのビット数で割ることにより、このテストパケットに対する送信先の無線アクセスポイントで1ビットを処理する速度(データ伝送速度now)がデータ伝送速度算出部36によって算出される。なお、通常、通信を確立していない無線アクセスポイントは、無線LAN端末の近くに複数あるので、そのような無線LAN端末の近くにある複数の無線アクセスポイントのすべて、すなわち、無線LAN端末の近くにあって、無線LAN端末によってビーコンが検知可能なすべての無線アクセスポイントについて、図中のステップS101〜S109の処理が繰り返されることになる。
そして、ステップS104で、通信を確立していない複数の無線アクセスポイントのうちで、最大のデータ伝送速度を与えた無線アクセスポイントのデータ伝送速度maxと、今回送出したパケットに対するそのパケットの1ビットを処理するのに要した時間(データ伝送速度now)との比較が最大データ伝送ポイント決定部によって行われる。
上記比較の結果、パケットの1ビットを処理するのに要する時間が小さい方、すなわち、データ伝送速度が大きい方の無線アクセスポイントがパケットの処理性能が高い無線アクセスポイントと判定されることになる。
ステップS104で、データ伝送速度maxがデータ伝送速度nowより大きいと判定された場合、ステップS105で、そのデータ伝送速度nowを与えた、無線アクセスポイントについての情報が記憶手段内に保持される。そして、ステップS106で、データ伝送速度nowの値が変数「データ伝送速度max」に代入される。そして、ステップS107ので、無線LAN端末の近くにビーコンが検知可能な無線アクセスポイントがこれ以上ないかが判定される。ビーコンが検知できる無線アクセスポイントがこれ以上無線LAN端末の近くにないと判定された場合、ステップS110に進む。
一方、ビーコンが検知できる無線アクセスポイントが無線LAN端末の近くにまだあるとステップS107で判定された場合、ステップS101に戻る。ビーコンが検知可能な複数の無線アクセスポイントのうちで、未処理の無線アクセスポイントに対するテストパケットの送出処理が行われる。
また、ステップS104で、データ伝送速度maxがデータ伝送速度nowより大きいとは判定されなかった場合、続くステップS108で、データ伝送速度maxがデータ伝送速度nowに一致するかどうかの判定が最大データ伝送ポイント決定部37によって行われる。ステップS108で、データ伝送速度maxがデータ伝送速度nowに一致しないと判定された場合、すなわち、データ伝送速度nowがデータ伝送速度maxより小さい場合は、今回テストパケットを送出した無線アクセスポイントは最大のデータ伝送速度を与える無線LAN端末ではないことになる。この場合、ステップS107に進み、無線LAN端末の近くにビーコンが検知可能な無線アクセスポイントがこれ以上ないかが判定されることになる。
また、ステップS108で、データ伝送速度maxがデータ伝送速度nowに一致すると判定された場合、データ伝送速度が最大値を与える無線アクセスポイントが無線LAN端末の近く(ビーコンが検知可能な距離内)に2つあることになるが、この場合、この2つの無線アクセスポイントについての情報を記憶手段に保持する。そして、ステップS107に進み、無線LAN端末の近くにビーコンが検知可能な無線アクセスポイントがこれ以上ないかが判定される。
ステップS101〜S109の処理を経て、最大のデータ伝送速度を与える無線アクセスポイントについての情報(例えば、アクセスポイントのシリアル番号)が記憶手段に格納される。
ステップS110では、この最大のデータ伝送速度を与える無線アクセスポイント(このような無線アクセスポイントが複数ある場合はそのいずれか)に対して、テストパケットを送出することにより、その無線アクセスポイントから受信する信号の電波強度(S/N比)をS/N比測定部によって測定される。そして、ステップS111において、この測定結果が通信を確立する際の安定接続閾値より大きいかが判定部38によって判定される。
ステップS111において、最大のデータ伝送速度を与える無線アクセスポイントに対する電波強度の測定結果が安定接続閾値より大きいと判定されれば、その最大のデータ伝送速度を与える無線アクセスポイントを接続先の無線アクセスポイントとすべく、接続切替処理が接続切替部39によってステップS112で行われ、一連の処理を終了する。
一方、ステップS111において、最大のデータ伝送速度を与える無線アクセスポイントに対する電波強度の測定結果が安定接続閾値以下であると判定されれば、ステップS113において、記憶手段に格納された最大のデータ伝送速度を与える無線アクセスポイントについての情報が参照される。そして、この参照された情報に基づいて、ステップS114で、最大のデータ伝送速度を与える無線アクセスポイントが複数あると判定された場合、そのうちの、ステップS110のS/N比測定処理をまだ行っていない無線アクセスポイントに対して、ステップS110の処理が行われる。
一方、ステップS114で、最大のデータ伝送速度を与える無線アクセスポイントが複数存在しないと判定された場合、一連の処理を終了する。
なお、通信を確立する無線アクセスポイントとして、無線LAN端末の近くに位置し、ビーコンを検知可能な無線アクセスポイントのうちで、そのビーコンのS/N比(強度)が最も大きいものを通信を確立すべき無線アクセスポイントとして選択するという従来の無線アクセスポイントの選択ロジックに対して、データの処理性能が最も高い無線アクセスポイントの1つを通信を確立する無線アクセスポイントに設定するという本実施形態の無線アクセスポイントの選択ロジックは、災害時に被災地からの情報を無線アクセスポイントを介して担当部署のサーバ装置に蓄積する場合のように、ある回線の情報を他回線の情報に優先させて収集したいような場合に、その利点を発揮する。
本発明の選択ロジックを無線LANシステムへ適用するに際しては、常時、本実施形態の無線アクセスポイントの選択ロジックを用いるようにしてもよいし、災害時と非災害時とで選択ロジックを切り替えるようにしてもよい(非災害時は従来の選択ロジックを用い、災害時は本実施形態の選択ロジックを用いる)。
図5は、非災害時と災害時とで無線アクセスポイントの選択ロジックを切り替える構成を有するとともに、スペクトラム拡散通信方式を採用した無線LAN端末におけるデータ送信にかかわる各部の構成を示すブロック図である。
図5において、データ処理部41は、非災害時用の論理回路42と災害時用の論理回路43とを内蔵し、いずれか一方の論理回路がオンになるような制御信号が生成されることで、無線アクセスポイントの選択ロジックの切替が行われている。すなわち、非災害時には、非災害時用の論理回路42がオンになるとともに、災害時用の論理回路43がオフとなることで、非災害時用の論理回路42のロジックに従ってその非災害時用の論理回路42とCPU44とによって無線アクセスポイントの選択が行われ、災害時には、災害時用の論理回路43がオンになるとともに、非災害時用の論理回路42がオフとなることで、災害時用の論理回路43のロジックに従ってその災害時用の論理回路43とCPU44とによって無線アクセスポイントの選択が行われる。データ処理部41においてデータが受信されたことが、いずれの論理回路を用いるかを決めるトリガとなる。すなわち、データ処理部41は、受信したデータが冗長性を持つデータであるか冗長性を持たない(通常の)データであるかを判定するデータ種別判定部(不図示)を有し、このデータ種別判定部による判定結果に基づいて、使用する論理回路が切り替えられる。なお、データ種別判定部は、その冗長性を持つデータに対応可能なデータ受信部として機能する。
データ処理部41において動作がオンとなっている論理回路とCPU44とによって送信するデータが生成される。この生成されたデータは、変調部45内の符号変換部46を介して符号変換されるとともに、D/A変換部47に入力されディジタル値の信号からアナログ値の信号に変換される。アナログ値に変換された信号には、符号発生部48によって発生された拡散符号(PN符号)が拡散処理部49にて乗じられてスペクトラム拡散処理が施される。
この拡散処理が施された信号には、フィルタ51を介してフィルタ処理がなされ、送信部52に入力される。送信部52では、第1のローカル発振器(不図示)からの信号と第1のミキサ(不図示)で乗算(ミキシング)されることで、フィルタ処理された信号は、中間周波数帯域の信号に変換される。また、第2のローカル発振器(不図示)からの信号と第2のミキサ(不図示)で乗算(ミキシング)されることで、所望とする周波数帯域(2.4GHz)の信号に変換され、アンテナ53を介して送信される。
以下の説明では、非災害時と災害時とで無線アクセスポイントの選択ロジックを切り替える場合の無線LANシステムの動作を説明する。
まず、災害が発生すると、その災害が発生した地域内に位置する無線LAN基地局(無線LANアクセスポイント)に対して、管理装置(サーバ装置)は、ビーコンを非災害時の通常モードのビーコンから災害時の緊急モードのビーコンへ切り替えるように指示する信号を送信する。この切替指示信号を受信した、その災害エリア内に位置するそれぞれの無線アクセスポイントでは、この切替指示に従って、ビーコンを非災害時のビーコンから災害時のビーコンに切り替える。
図6は、災害時に無線アクセスポイントから送信されるビーコンのデータ構造を示す図である。図6に示すように、災害時用のビーコン60は、非災害時用のフレーム(通常の通信フレーム)61と、緊急時に被災地の情報収集を行う端末である緊急端末によって識別可能な付加フレーム62とから構成される。なお、非災害時用のフレームには、送信元の無線アクセスポイントのアドレス、やり取りされるデータ、などが含まれる。
図7(a)は、従来の無線アクセスポイントと端末との間の通信の様子を説明する図である。図7(a)においては、通常時(非災害時)、緊急時(災害時)にかかわらず、無線アクセスポイント73が、緊急用端末72と一般の端末71からのアクセスをともに受け付けている。このため、緊急時のように、被災地で情報収集を行っている緊急端末からの情報を管理装置側で他の(一般の)端末からの情報より優先して収集したい場合でも、その緊急端末用の回線を確実に確保できないという問題が生じている。
図7(b)は、本発明の無線アクセスポイントの選択ロジックを切り替える場合の無線アクセスポイントと端末との間の通信の様子を説明する図である。図7(b)においては、緊急時(災害時)においては、災害エリア内の無線アクセスポイント73からは、災害時用のビーコンしか送信されず、よって、そのビーコンはそのビーコンを処理可能な受信部を備える緊急端末72においてしかビーコンとして検知されなくなる。このため、緊急時のように、被災地で情報収集を行っている緊急端末72からの情報を管理装置側で他の(一般の)端末71からの情報より優先して収集したい場合、その緊急端末用の回線を確実に確保できる。
なお、図6の付加フレーム62に対し、無線アクセスポイントにおいて、所定の符号化処理が施されるようにしてもよい。その場合、緊急端末側でその付加フレームに対して復号を行う。
図8は、災害時における、緊急端末と、災害地域内の無線アクセスポイントとの通信の確立処理を示すシーケンス図である。
図8において、AP1は、災害が発生した地域内に設置される無線アクセスポイントである。この無線アクセスポイントAP1は、ビーコンを非災害時のビーコンから災害時のビーコンに切り替えるように指示する信号を管理装置から災害発生時に受信している。
無線LANクライアント1は緊急端末である。(1)のように、非災害時に通信を確立することもできるが、(2)のように、災害時に無線アクセスポイントAP1から災害時のビーコンを受信した場合でも、冗長性を持つデータを処理可能なデータ処理部を内蔵することから、その災害時のビーコンを認識できる。なお、ここでは、ビーコンの付加フレーム62に対し、予め符号化処理が施されているものとする。この場合、(3)で、受信したデータ中の付加フレームを復号することで、緊急端末であることが証明される。そして、(4)で、無線LANクライアント1側で、無線アクセスポイントAP1に対して所定の符号化処理を施した応答パケットを送信する。
無線LANクライアント1からの応答パケットを受信した無線アクセスポイントAP1は、(5)で、その受信した応答パケットを復号することで、その応答パケットを認証する。そして、(6)で、接続可能であることを示すテスト応答パケットをその応答パケットの送信元の無線LANクライアント1に、無線アクセスポイントAP1から送信し、(7)で、無線LANクライアント1と無線アクセスポイントAP1との間で通信が確立される。
一方、無線LANクライアント2は一般端末である。このため、(1’)のように、非災害時に通信を確立していても、(2’)で、災害時に、近くの無線アクセスポイントAP1からの災害時用のビーコン(冗長性を持つビーコン)を検知することができない。すなわち、このような冗長性を持つビーコンを受信しても、冗長性を持つデータを処理可能なデータ処理部を一般端末は持たないことから、それがビーコンであることを検知できない。
このように、本実施形態においては、災害時と非災害時を区別するために、無線アクセスポイントから送信されるビーコン変更したが、このことに伴い、災害時は災害時用のビーコンを検知可能な緊急端末のみが災害の発生地域内の無線アクセスポイントと通信を確立できるようになった。その上、災害時には、データ伝送処理の性能が最もよい無線アクセスポイントに接続する選択ロジックを採用したので、災害時において端末からの必要なデータ(被災地の状況を示す動画、静止画、など)の送信を一層効率よく行うことが可能となる。
例えば、図9では、無線アクセスポイント81と、無線アクセスポイント82はともに、緊急端末83の近くに位置し、ビーコンが検知可能である。無線アクセスポイント81の方が緊急端末83に近く、したがって、無線アクセスポイント81が送信するビーコンの方が無線アクセスポイント82が送信するビーコンより電波強度が緊急端末83では大きい。しかし、回線の使用状況は、無線アクセスポイント81の方が無線アクセスポイント82より混んでいて回線余剰が少ない。このような場合、本実施形態の選択ロジックに従い、緊急端末83は、通信を確立するアクセスポイントを無線アクセスポイント81から無線アクセスポイント82に切り替える。
図10は、緊急端末が近くに位置する無線アクセスポイントの回線の空き状況によって、接続先の無線アクセスポイントを切り替える処理を示すシーケンス図である。
図10において、無線LANクライアントは、(1)に示すように、初期の状態では、無線アクセスポイントAP1と通信を確立している。時間の経過に従い、無線アクセスポイントAP1の回線の空き状況が混み合い、回線余剰が少なくなってきた場合が図では想定されている。このような場合、無線LANクライアントの近くに位置する無線アクセスポイントAP2から、(2)で、災害時用のビーコンを無線LANクライアントは受信する。そして、(3)で、受信したビーコンの付加フレームを復号することで、緊急端末の証明処理を行い、(4)で、符号化した応答パケットをビーコンの送信元の無線アクセスポイントAP2に返信する。
無線LANクライアントからの応答パケットを受信した無線アクセスポイントAP2は、(5)で、その受信した応答パケットを復号することで、認証処理を行う。そして、(6)で、接続可能であることを示すテスト応答パケットをその応答パケットの送信元の無線LANクライアントに、無線アクセスポイントAP2から送信し、(7)で、無線LANクライアント側で、無線アクセスポイントAP1と無線アクセスポイントAP2では、いずれが、データ伝送速度が大きいかが判定される。この結果、図では、無線アクセスポイントAP2の方が、無線アクセスポイントAP1より大きいデータ伝送速度を持つと判定され、(8)で、無線LANクライアントと無線アクセスポイントAP2との間で通信が確立される。
なお、無線ポイントの選択ロジックとして本実施形態の選択ロジックを用いる場合において、そのロジックにより接続先候補が見つからない場合に、さらに、続けて従来の選択ロジックを起動して接続先候補を見つけるようにしてもよい。
また、受信データの電波強度が最も大きい無線アクセスポイントを選択するという従来の無線アクセスポイントの選択ロジックを無線アクセスポイントの選択ロジックとして用いた場合でも、災害時に無線アクセスポイントから送信される冗長性を持つビーコンに対応可能なデータ受信部を有する無線LAN端末であれば、災害時の優先的な回線確保が可能である。
(付記1) 所定のロジックを用いて通信を確立する無線アクセスポイントを決めて、該無線アクセスポイントを介して通信を行う無線LAN端末において、
通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も処理性能が高い無線アクセスポイントの1つを選択する選択部と、
選択された無線アクセスポイントに通信を確立するためのパケットを送出する送出部とを備えることを特徴とする無線LAN端末。
(付記2) 前記選択部は、通信を確立していないビーコンが検知可能な無線アクセスポイントに対してテストパケットを送出してビット当たりの処理レートを算出するとともに、その算出結果を通信を確立している無線アクセスポイントに対するビット当たりの処理レートと比較し、処理レートが大きい方の無線アクセスポイントを通信を確立する無線アクセスポイントとして選択することを特徴とする付記1記載の無線LAN端末。
(付記3) 前記選択部は、前記比較結果としての処理レートが大きい方の無線アクセスポイントからの信号の電波強度を、安定して通信を確立可能な電波強度の閾値と比較し、その処理レートが大きい方の無線アクセスポイントからの信号の電波強度がその閾値より大きい場合に、その処理レートが大きい方の無線アクセスポイントを通信を確立する無線アクセスポイントとして選択することを特徴とする付記2記載の無線LAN端末。
(付記4) 近くに位置する無線アクセスポイントから受信したデータの種別を判定するデータ種別判定部を備えることを特徴とする付記1の無線LAN端末。
(付記5) 所定のロジックを用いて通信を確立する無線アクセスポイントを決めて、該無線アクセスポイントを介して通信を行う無線LAN端末において、
通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も受信強度が高い無線アクセスポイントの1つを選択する選択部と、
選択された無線アクセスポイントに通信を確立するためのパケットを送出する送出部と、
近くに位置する無線アクセスポイントから冗長性が付加されたデータを受信した場合でも対応可能なデータ受信部と、を備えることを特徴とする無線LAN端末。
(付記6) 所定のロジックを用いて通信を確立する無線アクセスポイントを決めて、該無線アクセスポイントを介して通信を行う無線LAN端末において、
通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も処理性能が高い無線アクセスポイントの1つを選択する第1の選択部と、
通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も受信強度が高い無線アクセスポイントの1つを選択する第2の選択部と、
近くに位置する無線アクセスポイントから受信したデータの種別を判定するデータ種別判定部と、
前記データ種別判定部において第1種別のデータが受信されたと判定された場合に、前記第1の選択部による処理を起動する信号を生成するとともに、前記データ処理部において第2種別のデータが受信されたと判定された場合に、前記第2の選択部による処理を起動する信号を生成する制御信号生成部と、
前記第1または第2の選択部によって選択された無線アクセスポイントに通信を確立するためのパケットを送出する送出部とを備えることを特徴とする無線LAN端末。
(付記7) 前記データ種別判定部は、冗長性を持つデータを受信したかどうかにより、データ種別を判定し、
前記制御信号生成部は、前記データ種別判定部において冗長性を持つデータが受信されたと判定された場合に、前記第1の選択部による処理を起動する信号を生成するとともに、前記データ処理部において冗長性を持たないデータが受信されたと判定された場合に、前記第2の選択部による処理を起動することを特徴とする付記6記載の無線LAN端末。
(付記8) 所定のロジックを用いて通信を確立する無線アクセスポイントを決めて、該無線アクセスポイントを介して通信を行う無線LAN端末において、
通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も処理性能が高い無線アクセスポイントの1つを選択する第1の選択部と、
通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も受信強度が高い無線アクセスポイントの1つを選択する第2の選択部と、
前記第1の選択部の処理結果として選択すべき無線アクセスポイントが存在しない場合に、通信を確立する無線アクセスポイントを選択すべく前記第2の選択部に起動指示を出す制御部と、
前記第1または第2の選択部によって選択された無線アクセスポイントに通信を確立するためのパケットを送出する送出部とを備えることを特徴とする無線LAN端末。
(付記9) 近くに位置する無線アクセスポイントから受信したデータの種別を判定するデータ種別判定部を備えることを特徴とする付記8の無線LAN端末。
(付記10) 所定のロジックを用いて通信を確立する無線アクセスポイントを決めて、該無線アクセスポイントを介して無線LAN端末が通信を行う方法において、
通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も処理性能が高い無線アクセスポイントの1つを選択し、
選択された無線アクセスポイントに通信を確立するためのパケットを送出する、ことを特徴とする無線LAN端末の通信確立方法。
(付記11) 前記選択において、通信を確立していないビーコンが検知可能な無線アクセスポイントに対してテストパケットを送出してビット当たりの処理レートを算出するとともに、その算出結果を通信を確立している無線アクセスポイントに対するビット当たりの処理レートと比較し、その処理レートが大きい方の無線アクセスポイントを通信を確立する無線アクセスポイントとして選択することを特徴とする付記10記載の無線LAN端末の通信確立方法。
(付記12) 前記選択部は、前記比較結果としての処理レートが大きい方の無線アクセスポイントからの信号の電波強度を、安定して通信を確立可能な電波強度の閾値と比較し、その処理レートが大きい方の無線アクセスポイントからの信号の電波強度がその閾値より大きい場合に、その処理レートが大きい方の無線アクセスポイントを通信を確立する無線アクセスポイントとして選択することを特徴とする付記11記載の無線LAN端末の通信確立方法。
(付記13) 冗長性を持つデータが受信可能なデータ処理部によって、冗長性を持つデータが受信されたと判定された場合に、前記選択の処理が起動されることを特徴とする付記10記載の無線LAN端末の通信確立方法。
(付記14) 所定のロジックを用いて通信を確立する無線アクセスポイントを決めて、該無線アクセスポイントを介して無線LAN端末が通信を行う方法において、
通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も受信強度が高い無線アクセスポイントの1つを選択し、
選択された無線アクセスポイントに通信を確立するためのパケットを送出し、
近くに位置する無線アクセスポイントから冗長性を持つデータを受信した場合でも冗長性を持たないデータを受信した場合と同様に前記無線アクセスポイントの選択処理を起動する、ことを特徴とする無線LAN端末の通信確立方法。
(付記15) 所定のロジックを用いて通信を確立する無線アクセスポイントを決めて、該無線アクセスポイントを介して無線LAN端末が通信を行う方法において、
通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も処理性能が高い無線アクセスポイントの1つを選択し、
通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も受信強度が高い無線アクセスポイントの1つを選択し、
データ種別判定部において、近くに位置する無線アクセスポイントから第1種別のデータが受信されたと判定された場合に、前記第1の選択部による処理を起動する信号を生成し、
前記データ種別判定部において、近くに位置する無線アクセスポイントから第2種別のデータが受信されたと判定された場合に、前記第2の選択部による処理を起動する信号を生成し、
前記第1または第2の選択部によって選択された無線アクセスポイントに通信を確立するためのパケットを送出する、ことを特徴とする無線LAN端末の通信確立方法。
(付記16) 前記制御信号生成部は、前記データ種別判定部において冗長性を持つデータが受信されたと判定された場合に、前記第1の選択部による処理を起動する信号を生成するとともに、前記データ処理部において冗長性を持たないデータが受信されたと判定された場合に、前記第2の選択部による処理を起動することを特徴とする付記15記載の無線LAN端末の通信確立方法。
(付記17) 所定のロジックを用いて通信を確立する無線アクセスポイントを決めて、該無線アクセスポイントを介して無線LAN端末が通信を行う方法において、
通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も処理性能が高い無線アクセスポイントの1つを選択し、
通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も受信強度が高い無線アクセスポイントの1つを選択し、
前記第1の選択部の処理結果として選択すべき無線アクセスポイントが存在しない場合に、前記第2の選択部の処理結果を用いて通信を確立する無線アクセスポイントを選択し、
前記第1または第2の選択部によって選択された無線アクセスポイントに通信を確立するためのパケットを送出する、ことを特徴とする無線LAN端末の通信確立方法。
(付記18) データ種別判定部によって、近くに位置する無線アクセスポイントから受信したデータの種別を判定する、ことを特徴とする付記17記載の無線LAN端末の通信確立方法。
本発明の一実施形態の無線LAN端末の構成を示すブロック図である。 図1の無線LAN端末をスペクトラム拡散通信方式で実現した場合のより詳細な構成を示すブロック図である。 図2のデータ処理部の構成をより詳細に示すブロック図である。 無線アクセスポイント選択処理のフローチャートである。 非災害時と災害時とで無線アクセスポイントの選択ロジックを切り替える構成を有するとともに、スペクトラム拡散通信方式を採用した無線LAN端末におけるデータ送信にかかわる各部の構成を示すブロック図である。 災害時に無線アクセスポイントから送信されるビーコンのデータ構造を示す図である。 無線アクセスポイントと端末との間の通信の様子を説明する図であり、(a)は、従来の無線アクセスポイントと端末との間の通信の様子を、(b)は、本発明の無線アクセスポイントの選択ロジックを切り替える場合の無線アクセスポイントと端末との間の通信の様子をそれぞれ説明する図である。 災害時における、緊急端末と、災害地域内の無線アクセスポイントとの通信の確立処理を示すシーケンス図である。 災害時に緊急端末が通信を確立する無線アクセスポイントを切り替える様子を説明する図である。 緊急端末が近くに位置する無線アクセスポイントの回線の空き状況によって、接続先の無線アクセスポイントを切り替える処理を示すシーケンス図である。 第1の従来技術の無線アクセスポイントの選択方式を説明する図(その1)である。 第1の従来技術の無線アクセスポイントの選択方式を説明する図(その2)である。 第2の従来技術の無線アクセスポイントの選択方式を説明する図である。
符号の説明
10 無線LAN端末
11 選択部
12 パケット送信部
21、30、41 データ処理部
22、45 変調部
23、52 送信部
24、53 アンテナ
25 受信部
26 復調部
27 切替スイッチ
31 S/N比測定部
33 テストパケット生成部
34 パケット生成部
35 シーケンス番号付加部
36 データ伝送速度算出部
37 最大データ伝送ポイント決定部
38 判定部
39 接続切替部
42 非災害時用の論理回路
43 災害時用の論理回路
44 CPU
46 符号変換部
47 D/A変換部
48 符号発生部
49 拡散処理部
51 フィルタ
60 災害時用のビーコン
61 (通常の)通信フレーム
62 付加フレーム
71 一般端末
72、83 緊急端末
73、81、82 無線アクセスポイント

Claims (4)

  1. 所定のロジックを用いて通信を確立する無線アクセスポイントを決めて、該無線アクセスポイントを介して通信を行う無線LAN端末において、
    通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も処理性能が高い無線アクセスポイントの1つを選択する第1の選択部と、
    通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も受信強度が高い無線アクセスポイントの1つを選択する第2の選択部と、
    近くに位置する無線アクセスポイントから受信したデータの種別を判定するデータ種別判定部と、
    前記データ種別判定部において第1種別のデータが受信されたと判定された場合に、前記第1の選択部による処理を起動する信号を生成、前記データ種別判定部において第2種別のデータが受信されたと判定された場合に、前記第2の選択部による処理を起動する信号を生成する制御信号生成部と、
    前記第1または第2の選択部によって選択された無線アクセスポイントに通信を確立するためのパケットを送出する送出部とを備えることを特徴とする無線LAN端末。
  2. 近くに位置する無線アクセスポイントから冗長性が付加されたデータを受信した場合でも対応可能なデータ受信部を更に含み、
    前記データ種別判定部は、受信したデータが冗長性が付加されたデータである場合には第1の種別と判定することを特徴とする請求項1に記載の無線LAN端末。
  3. 前記第1の選択部の処理結果として選択すべき無線アクセスポイントが存在しない場合に、通信を確立する無線アクセスポイントを選択すべく前記第2の選択部に起動指示を出す制御部を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線LAN端末。
  4. 所定のロジックを用いて通信を確立する無線アクセスポイントを決めて、該無線アクセスポイントを介して無線LAN端末が通信を行う方法において、
    通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も処理性能が高い無線アクセスポイントの1つを選択する第1の選択ステップと、
    通信を確立することが可能な無線アクセスポイントのうちで、最も受信強度が高い無線アクセスポイントの1つを選択する第2の選択ステップと、
    近くに位置する無線アクセスポイントから受信したデータの種別を判定するデータ種別判定ステップと、
    前記データ種別判定ステップにおいて第1種別のデータが受信されたと判定された場合に、前記第1の選択ステップによる処理を起動する信号を生成し、前記データ種別判定ステップにおいてにおいて第2種別のデータが受信されたと判定された場合に、前記第2の選択ステップによる処理を起動する信号を生成する制御信号生成ステップと、
    前記第1または第2の選択ステップによって選択された無線アクセスポイントに通信を確立するためのパケットを送出する送出ステップと、を含むことを特徴とする方法。
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