JP4629389B2 - 化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧料に関し、詳しくはのびが軽くベタツキの無い密着感(付着性)が得られ、塗布膜が均一でツヤとツヤの持続性に優れる化粧料に関する。
従来、塗布膜のツヤに優れる化粧料は、リップグロスに代表されるように高粘度油剤を用いる方法が一般的であるが、のびが重くベタツキが強いなどの使用性上の欠点があった。この欠点を解消するために、様々な油剤や樹脂などの油性成分と油性ゲル化剤等を組み合わせて用いる検討がなされてきた。特定の有機シリコーン樹脂と低重合度シリコーン油剤と炭化水素系ワックスを組み合わせて用いる方法(例えば、特許文献1参照)や、ポリブテンとデキストリン脂肪酸エステルおよび/または12−ヒドロキシステアリン酸を用いる方法(例えば、特許文献2参照)、さらに、アクリル−シリコーン系グラフト共重合体と特定の融点を持つ固体油と分岐エステル油を組み合わせる方法が挙げられる。(例えば、特許文献3参照)
特許第2577588号公報 特開2002−3340号公報 特開2001−187712号公報
しかしながら、最近の市場ニーズは、ツヤとツヤの持続性に関して以前に比べかなり高いものが要求されるようになってきており、ベタツキを低減し、のびを軽くした特定の有機シリコーン樹脂と低重合度シリコーン油剤と炭化水素系ワックスとを組み合わせて用いる方法では、塗布直後のツヤは得られるがその持続性と密着感に欠けることがあった。また、ポリブテンとデキストリン脂肪酸エステルおよび/または12−ヒドロキシステアリン酸を用いる方法は、ツヤと密着感には優れるがベタツキが強く使用感の良いものは得られなかった。一方、アクリル−シリコーン系グラフト共重合体と特定の融点を持つ固体油と分岐エステル油を組み合わせる方法はツヤとツヤの持続性に優れるものであったが、ツヤの程度が最近求められているレベルに比べると劣るものであった。また、のびの軽さやベタツキの無さ及び密着感(付着性)に関しても優れるものではなかった。
そこで、のびが軽くベタツキが無いにもかかわらず密着感(付着性)が得られ、塗布膜が均一でツヤとツヤの持続性に優れる化粧料が求められていた。
かかる実情において、本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定のアクリル−シリコーン系グラフト共重合体と特定の構造のイソステアリン酸を含有するグリセライドおよび/またはジグリセライドを用いることにより、のびが軽くベタツキの無い密着感(付着性)が得られ、塗布膜が均一でツヤとツヤの持続性に優れる化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、次の成分(a)および(b);
(a)分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有するオルガノポリシロキサン化合物と炭素数12〜30のアルキル(メタ)アクリレートを主体とするラジカル重合性モノマーを共重合して得られるアクリル−シリコーン系グラフト共重合体
(b)下記化学式(1)に示すイソステアリン酸とグリセリンおよび/またはジグリセリンとのエステル化合物
を含有する化粧料を提供するものである。
本発明の化粧料は、のびが軽くベタツキが無いにもかかわらす密着感(付着性)が得られ、塗布膜が均一でツヤとツヤの持続性に優れるものである。
本発明に用いられる、成分(a)のアクリル−シリコーン系グラフト共重合体は、分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有するオルガノポリシロキサン化合物と炭素数12〜30のアルキル(メタ)アクリレートを主体とするラジカル重合性モノマーをラジカル重合することにより得られ、特開平3−162442号公報、特開平4−342513号公報等に記載されているものが例示される。例えば、分子鎖の片末端にラジカル重合性を有するオルガノポリシロキサン化合物は、下記化学式(2)

:メチル基又は水素原子
:場合によりエーテル結合1個又は2個で遮断されている直鎖状又は分岐状の炭素鎖を有する炭素原子1〜10個の2価の飽和炭化水素基
:メチル基またはブチル基
l:3〜300
で表されるものが挙げられる。
一方、炭素数12〜30のアルキル(メタ)アクリレートを主体とするラジカル重合性モノマーはラジカル重合性不飽和結合を分子中に1個有する化合物を意味し、使用される炭素数12〜30のアルキル(メタ)アクリレートとしては、ステアリル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレートを例示することができる。また、本発明におけるアルキル(メタ)アクリレートを主体とするラジカル重合性モノマーにおいて、上記したアクリレート及び/又はメタクリレート以外に必要に応じて種々の重合性モノマー化合物を使用することができる。これらの化合物としては、スチレン、置換スチレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸、マレイン酸エステル、フマル酸エステル、アクリロニトリル、N−ビニルピロリドン等を例示することができる。
分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有するオルガノポリシロキサン化合物(A)と炭素数12〜30のアルキル(メタ)アクリレートを主体とするラジカル共重合性モノマー(B)との共重合は、重合比率((A)/(B)):1/19〜2/1の範囲内で、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル等の通常のラジカル重合開始剤の存在下で行われ、溶液重合法、乳化重合法、懸濁重合法、バルク重合法のいずれの方法の適用も可能である。市販品としては、KP561、KP562(信越化学工業社製)等が例示できる。
これら成分は、何れも必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。
成分(a)の含有量は、特に限定されないが、1〜40質量%(以下、単に「%」と称す)が好ましく、特に、1〜30%がより好ましい。この範囲で含有させると、塗布膜の均一性とツヤ、およびツヤの持続性に特に優れるものとなる。
本発明に用いられる、成分(b)は、下記化学式(1)に示すイソステアリン酸とグリセリンおよび/またはジグリセリンとのエステル化合物である。下記化学式(1)に示すイソステアリン酸は側鎖を有するα−オレフィンを出発物質とするアルドール縮合反応で合成されるものであるが、(1)に示される構造を有するものであれば合成方法は限定されるものではない。
例えば、無触媒または触媒存在化、常圧溶剤還流もしくは減圧下において脱水反応することによりエステル化反応を行い、エステル化反応終了後、必要に応じて、反応混合物を脱色剤により脱色、脱臭精製するか、真空蒸留による精製を行うことによって得ることができる。
エステル化の度合いは特に限定されないが、トリエステルである、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリルが、のびの軽さやベタツキの無さ及び密着感(付着性)の点で特に好ましい。
市販品としては、前記化学式(1)に示すイソステアリン酸とグリセリンのトリエステルであるコスモール3318、前記化学式(1)に示すイソステアリン酸とジグリセリンのトリエステルであるコスモール43N(ともに日清オイリオグループ社製)等が挙げられる。
これら成分は、何れも必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。
成分(b)の含有量は、特に限定されないが、5〜90%が好ましく、特に、10〜70%がより好ましい。この範囲で含有させると、化粧持ちが良好で、ツヤに優れるものとなる。
本発明の化粧料には、上記必須成分以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、油性ゲル化剤を適宜配合できる。例えば、12−ヒドロキシステアリン酸、デキストリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、金属石鹸、および有機変性粘土鉱物等が挙げられる。
デキストリン脂肪酸エステルは、油溶性のもので炭素数8〜24(好ましくは14〜18)の直鎖または分岐鎖の飽和または不飽和脂肪酸と平均重合度10〜50(好ましくは20〜30)のデキストリンとのエステル化合物である。具体例としてはパルミチン酸デキストリン、パルミチン酸/2−エチルヘキサン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、パルミチン酸/ステアリン酸デキストリン、オレイン酸デキストリン、イソパルミチン酸デキストリン、イソステアリン酸デキストリン等が挙げられ、これらの1種または2種以上を用いることができる。市販品としてはパルミチン酸デキストリン(レオパールKL、レオパールTL)やパルミチン酸/2−エチルヘキサン酸デキストリン(レオパールTT)(いずれも千葉製粉(株)製)等が挙げられる。
また、ショ糖脂肪酸エステルとしては、ステアリン酸スクロースや酢酸ステアリン酸スクロース等があり、具体的には、シュガーワックスS−10E、DKエステルS−160、シュガーワックスA−10E(共に「第一工業製薬社製」)等が挙げられる。
さらに、金属石鹸としてはイソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウムなどが挙げられ、有機変性粘土鉱物としては、水膨潤性粘土鉱物を四級アルキルアンモニウム塩で処理したもの等が挙げられ、市販品の例としては、「ベントン38」、「ベントン27」(共に「NLインダストリー」社製)などが挙げられる。
また、本発明において、更に油剤を配合することにより、硬さや塗布時の感触を調整できる。ここで用いる油剤としては、通常化粧料に用いられる油分であれば特に制約なく使用することができ、動物油、植物油、合成油等の起源や、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等を利用することができる。具体的には、流動パラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン、セレシンワックス、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプシュワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライトワックス、エチレンプロピレンコポリマー等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油、モクロウ等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ、モンタンワックス等のロウ類、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、ホホバ油等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体等が挙げられる。
本発明の化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、前記必須成分以外の各種成分、例えば、粉体成分、水性成分、紫外線吸収剤、界面活性剤、水溶性高分子、保湿剤、皮膜形成剤、褪色防止剤、酸化防止剤、消泡剤、美容成分、防腐剤、ラメ剤、香料などを各種の効果を付与するために適宜配合することができる。
粉体としては、球状、板状、針状等の形状や煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、あるいは多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等を使用することがでる。具体的な粉体としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、スメクタイト、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素、二酸化珪素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等を例示することができる。これら粉体はその1種又は2種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。なお、これら粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の1種又は2種以上を用いて表面処理を施してあっても良い。
また、界面活性剤は粉体の分散性向上の目的で用いることができ、化粧品一般に用いられている界面活性剤であれば特に制約はなく、非イオン界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が使用される。更に、紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系等の紫外線吸収剤や、4−tert−ブチル−4'−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられ、保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられる。
更にまた、水性成分はモイスチャー効果を付与する目的で用いることができ、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。
また更に、酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等が、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等が、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等がそれぞれ挙げられる。
本発明の化粧料の剤型は、特に限定されないが水中油型乳化物、油中水型乳化物、油性物、含水油性物、粉末物等とすることができ、固形状、クリーム状、ゲル状、液状等の形状をとることができる。用途別の化粧料としては、メイクアップ、スキンケア、頭髪製品等種々の化粧料とすることが出来るが、例えば口紅、リップグロス、リップクリーム、口紅オーバーコート、アイシャドウ、フェイスカラー、マスカラ、アイライナー、アイブロウ、ハンドクリーム、ファンデーション、化粧下地、コントロールカラー、日焼け止め乳液、乳液、クリーム、美爪料等が挙げられる。
次に実施例をもって本発明をより詳細に説明する。本発明はこれらにより、何ら限定されるものではない。
(製造例1)
トリイソステアリン酸グリセリルの調製
前記化学式(1)で示すイソステアリン酸とグリセリンとを攪拌機、温度計、窒素ガス吹込管、水分離管を備えた4つ口フラスコに仕込み、触媒として塩化スズを、還流剤としてキシレンを一緒に加え、200〜250℃で15時間、反応させた。反応終了後、活性白土を用いて脱色し、常法にて脱臭を行い、トリイソステアリン酸グリセリルを分取した。
(製造例2)
トリイソステアリン酸ジグリセリルの調製
製造例1で用いたイソステアリン酸とジグリセリンを製造例1と同様にエステル化反応し、トリイソステアリン酸ジグリセリルを分取した。
(実施例1〜4及び比較例1〜3)
スティック状口紅の調製
表1に示す処方及び下記に示す製法により、スティック状口紅を製造した。得られた各スティック状口紅について、光沢計の測定値にてツヤを評価した。また、官能評価により、のびの軽さとベタツキの無さ、密着感、塗布膜の均一性、ツヤの持続性を評価した。その結果を表1にあわせて示す。
*1:KP−561(信越化学工業社製)
*2:KP−562(信越化学工業社製)
*3:トリイソステアリン酸ジグリセリル
下記化学式(3)に示すイソステアリン酸とジグリセリンとのエステル化合物
*4:AEROSIL R−976S(日本アエロジール社製)
*5:パーフルオロアルキルリン酸エステル塩5%処理(大東化成工業社製)
*6:ジメチコン3%処理(三好化成社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(11)を110〜120℃にて加熱溶解後、成分(12)〜(19)を加えて、均一混合する。
B.Aに成分(20)〜(22)を加えて均一に混合する。
C.Bに成分(23)を加えて加熱し、脱泡後、型に流し込み充填し、冷却して成型する。
(評価)
1.ツヤ
各スティック状口紅をローラー処理を2回行いペースト状にし、ガラス板上に10μm厚さで均一に塗布して測定サンプルとする。これを光沢計VG−1D(日本電色工業社製)にて、光沢度を測定した。その測定値を下記の基準により判断し、◎〜××の5段階にて判定した。
(光沢度) :(判定)
45.0以上 :非常に良好:◎
40.0以上45.0未満:良好 :○
35.0以上40.0未満:やや良好 :△
30.0以上35.0未満:不良 :×
30.0未満 :非常に不良:××
2.官能評価
(イ)ののびの軽さとベタツキの無さ、(ロ)の密着感、(ハ)の塗布膜の均一性、(ホ)のツヤの持続性について、専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対評価にて7段階に評価し評点を付け、各試料毎にパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。
なお、(ホ)のツヤの持続性については、各試料を唇に塗布し、パネルに通常の生活をしてもらい、3時間後のツヤについて評価した。
(絶対評価)
(評点):(評価)
6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
(判定基準)
(評点平均値) (判定)
5点を超える :非常に良好:◎
3点を超えて5点以下 :良好 :○
1点を超えて3点以下 :やや不良 :△
1点以下 :不良 :×
表1から明らかなごとく、本発明のスティック状口紅は、のびが軽くベタツキが無いにもかかわらず密着感(付着性)が得られ、塗布膜が均一でツヤとツヤの持続性に優れるものであった。これに対して成分(a)が含有されていない比較例1では、特にのびの軽さとベタツキの無さおよびツヤとツヤの持続性の点で、また、成分(b)を含有されていない比較例2では、特に密着感の点で、さらに、成分(b)の替わりに脂肪酸構造の異なるトリイソステアリン酸グリセリルを含有した比較例3では、特にツヤとツヤの持続性の点で満足いくものが得られなかった。
(実施例5)
リキッド状口紅
(成分) (%)
1.マイクロクリスタリンワックス 1
2.デキストリン脂肪酸エステル*7 5
3.煙霧状シリカ*8 3
4.トリイソステアリン酸グリセリル(製造例1) 10
5.トリイソステアリン酸ジグリセリル(製造例2) 40
6.アクリル−シリコーン系グラフト共重合体*1 15
7.トリオクタン酸グリセリル 15
8.フッ素変性シリコーン*9 5
9.紫外線吸収剤(パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル) 0.1
10.酸化防止剤(天然ビタミンE) 0.1
11.リンゴ酸ジイソステアリル 残量
12.酸化チタン被覆ガラス末*10 1
*7:レオパールKL(千葉製粉社製)
*8:AEROSIL300(日本アエロジール社製)
*9:KF−5002(信越化学工業社製)
*10:メタシャイン1080RC−R(日本板硝子社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(11)を110℃にて均一に加熱混合した後、成分(12)を加え、均一に混合分散する。
B.Aを90℃に加熱して脱泡し、アプリケーター容器に充填し、冷却して製品とする。
本実施例で得られたリキッド状口紅は、のびが軽くベタツキの無い密着感(付着性)が得られ、塗布膜が均一でツヤとツヤの持続性に優れるものであった。
(実施例6)
W/O型アイシャドウ
(成分) (%)
1.イヌリン脂肪酸エステル*11 5
2.12−ヒドロキシステアリン酸*12 1
3.有機変性ベントナイト*13 2
4.煙霧状シリカ*14 1
5.デカメチルシクロペンタシロキサン 5
6.トリイソステアリン酸ジグリセリル(製造例2) 20
7.アクリル−シリコーン系グラフト共重合体*2 5
8.PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン*15 4
9.酸化防止剤(ビタミンEアセテート) 0.1
10.トリオクタン酸グリセリル 10
11.雲母 5
12.赤色酸化鉄 0.5
13.酸化チタン 1
14.雲母チタン 10
15.精製水 残量
16.エタノール 10
17.防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.1
18.1,3−ブチレングリコール 2
19.香料 適量
*11:レオパールISK(千葉製粉社製)
*12:12−ヒドロキシステアリン酸(伊藤製油社製)
*13:ベントン27(NLインダストリー社製)
*14:キャボジルTS―530(キャボット社製)
*15:KF−6028(信越化学工業社製)
(製造方法)
A.成分(1)、(2)、(5)〜(10)を90℃にて均一に加熱混合溶解する。
B.Aに成分(3)、(4)、(11)〜(14)を加え、均一に分散する。
C.成分(15)〜(18)を均一に混合溶解する。
D.BにCを攪拌しながら加えて乳化し、成分(19)を加える。
E.Dを脱泡し、90℃に加熱してジャー容器に溶融充填し、冷却して製品とする。
本実施例で得られたW/O型アイシャドウは、のびが軽くベタツキの無い密着感(付着性)が得られ、塗布膜が均一でツヤとツヤの持続性に優れるものであった。
(実施例7)
油性固形ファンデーション
(成分) (%)
1.エチレンプロピレンコポリマー 1
2.オゾケライトワックス 3
3.ポリエチレンワックス 1
4.キャンデリラワックス 3
5.カルナウバワックス 3
6.トリイソステアリン酸グリセリル(製造例1) 30
7.トリイソステアリン酸ジグリセリル(製造例2) 5
8.アクリル−シリコーン系グラフト共重合体*1 5
9.煙霧状シリカ*16
10.紫外線吸収剤
(4−ターシャリーブチル−4‘−メトキシジベンゾイルメタン) 0.1
11.酸化防止剤(酢酸トコフェロール) 0.1
12.テトラオクタン酸ペンタエリスリチル 5
13.酸化チタン 10
14.雲母 20
15.タルク 残量
16.赤色酸化鉄 0.5
17.黄色酸化鉄 2.5
18.黒色酸化鉄 0.1
*16:タラノックス500(タルコ社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(12)を110℃にて均一に加熱混合する。
B.Aに成分(13)〜(18)を加え、均一に分散する。
C.Bを脱泡し、90℃に加熱して皿に流し込み充填し、冷却、成型して製品とする。
本実施例で得られた油性固形ファンデーションは、のびが軽くベタツキの無い密着感(付着性)があり、塗布膜が均一でツヤ、ハリのある仕上がりでかつその持続性に優れるものであった。
(実施例8)
O/W型マスカラ
(成分) (%)
1.ステアリン酸 2
2.セタノール 1
3.モノステアリン酸グリセリン 1
4.モノステアリン酸ソルビタン 1
5.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 2
6.ショ糖脂肪酸エステル 1
7.トリイソステアリン酸ジグリセリル(製造例2) 5
8.アクリル−シリコーン系グラフト共重合体*2 10
9.ロジン酸ペンタエリスリット 1
10.ミツロウ 1
11.マイクロクリスタリンワックス 2
12.多孔質シリカ*17 2
13.チタン・酸化チタン焼結物 5
14.雲母チタン 3
15.タルク 1
16.精製水 残量
17.ジプロピレングリコール 5
18.ナイロン繊維 2
19.トリエタノールアミン 1
20.防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.1
21.ポリ酢酸ビニルエマルション(固形分40%) 5
22.アクリル酸アルキル共重合体エマルション(固形分50%) 20
23.エタノール 3
*17:サイリシア550(冨士シリシア化学社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(11)を90℃にて均一に加熱混合溶解する。
B.Aに成分(12)〜(15)を加え、均一に分散する。
C.成分(16)〜(23)を均一に混合分散する。
D.80〜90℃に加熱溶解したBにC(80℃)を加え乳化し、攪拌しながら冷却して脱泡し、マスカラ容器に充填して製品とする。
本実施例で得られたO/W型マスカラは、のびが軽くベタツキの無い密着感(付着性)があり、塗布膜が均一でツヤとツヤの持続性に優れるものであった。
(実施例9)
O/W型ヘアクリーム
(成分) (%)
1.セタノール 0.8
2.ベヘニルアルコール 0.5
3.ミリスチン酸オクチルドデシル 0.5
4.モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 1.5
5.トリイソステアリン酸ジグリセリル(製造例2) 5
6.アクリル−シリコーン系グラフト共重合体*2 5
7.グリセリン 3
8.エタノール 5
9.カチオン化セルロース 0.5
10.防腐剤(パラオキシ安息香酸エチル) 0.2
11.精製水 残量
12.香料 0.1
(製造方法)
A.成分(1)〜(6)を80℃にて均一に加熱混合溶解する。
B.成分(7)〜(11)を均一に混合し、70℃に加熱した後、Aを加えて乳化する。
C.Bを冷却、脱泡し、成分(12)を加えてチューブ容器に充填して製品とする。
本実施例で得られたO/W型ヘアクリームは、のびが軽くベタツキの無い密着感(付着性)があり、塗布膜が均一でツヤとツヤの持続性に優れるものであった。

Claims (1)

  1. 次の成分(a)および(b);
    (a)分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有するオルガノポリシロキサン化合物と炭素
    数12〜30のアルキル(メタ)アクリレートを主体とするラジカル重合性モノマー
    を共重合して得られるアクリル−シリコーン系グラフト共重合体 1〜40質量%
    (b)下記化学式(1)に示すイソステアリン酸とグリセリンおよび/またはジグリセリ
    ンとのトリエステル化合物 5〜90質量%
    を含有することを特徴とする口紅、リップグロス、リップクリームおよび口紅オーバーコートから選ばれる化粧料。
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