JP4626507B2 - 画像形成装置及び画像生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿画像の無断コピーを防止する技術に関する。
近年、パーソナルコンピュータやプリンタ、複写機など、複写機能を持つ画像形成装置の普及により、書類を複製することが極めて簡単になっている。このような状況においては、著作権が付与された原稿、あるいは“コピー禁止”、“複製厳禁”、“マル秘”などといった無断複製の禁止が要求される原稿(以下まとめて“機密原稿”ともいう)に対しても容易にコピーが行われてしまうという欠点がある。換言すれば、文字列、図形、表、グラフなどを含む原稿画像であって、重要情報が漏洩することを防止する必要がある、いわゆる“機密原稿”の印刷出力(プリントアウト)の不正複製による重要情報(機密内容)の漏洩ということが問題となってきている。したがって、複写機能を持つ画像形成装置には、機密原稿の悪用複製を防止する機能を持たせることが必要である。
例えば、特許文献1では、複写禁止情報(コピー禁止とするか否か)、複写許可条件情報(条件が合致する場合にはコピーを許可するための情報)、潜像情報(コピーすると浮き上がる潜像に関する情報)等の付加情報を画像データの背景地紋パターンとして記録しておいて、コピー可能なユーザを制限する技術を開示している。
また、特許文献2では、原稿を複写する場合に、複写に先立って、原稿に埋め込まれた付加情報を読み込んで解析し、付加情報により利用者制限が設定されていた場合には、ユーザの認証を行う技術が開示されている。
特開2003−280469号公報 特開2004−072343号公報
しかしながら、利用者制限情報が付加された原稿の複写を行う場合には、読み込んだ原稿1ページごとに認証を行わなければならないため、認証作業に時間がかかるという課題がある。例えば、ADF(Auto Document Feeder)を用いて複数原稿の読み込みを行う場合、1ページ分の原稿が読み込まれるごとに埋め込まれた利用者制限情報を解析して、認証を行わなければならない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、機密性を維持しつつ、認証作業にかかる時間を軽減して複写の生産性を向上させた画像形成装置及び画像生成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の画像形成装置は、複数頁を有する原稿の第1頁目には、該第1頁目の複写を許可する条件を示し、条件に合致する場合に複写を許可する情報である複写許可情報と、前記原稿の第2頁目の複写を許可する条件を示し、条件に合致する場合に複写を許可する情報である複写許可情報とを含む第1の複写許可条件情報が制限コードとして記録され、前記原稿の第2頁目以降の各頁には、該各頁の複写を許可されたユーザを識別する識別情報と、前記各頁の次頁の複写を許可する条件を示す複写許可情報とを含む第2の複写許可条件情報が制限コードとして記録された前記原稿の画像を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた前記原稿の画像データを記憶する第1記憶手段と、前記読取手段により読み取られた前記原稿の画像データから、制限コードとして記録された情報を検出する検出手段と、前記検出手段により検出される情報を使用した認証を行う認証手段と、前記検出手段により検出される情報を記憶する第2記憶手段と、操作者からの操作情報の入力を受け付ける受付手段と、前記読取手段により読み取られ、前記第1記憶手段に記憶された画像データの画像を形成する画像形成手段と、前記各手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記検出手段により、前記読取手段により読み取られた画像データから前記第1の複写許可条件情報を検出した場合に、前記第1の複写許可条件情報に含まれる前記第1頁目の複写許可情報に対応する識別情報の入力を要求し、前記受付手段で識別情報の入力を受け付けた場合に、受け付けた前記識別情報と前記第1頁目の複写許可情報とに基づく認証を前記認証手段で行って、前記第1頁目が認証されない場合には、前記第1記憶手段に記憶している前記原稿の全頁の画像データを破棄し、又前記第1頁目が認証された場合には、前記第1の複写許可条件情報に含まれる前記第2頁目の複写許可情報を前記第2記憶手段に記憶させると共に前記検出手段により前記原稿の第2頁目の画像データから前記第2の複写許可条件情報を検出させ、検出した前記第2の複写許可条件情報に含まれる前記識別情報と前記第2記憶手段に記憶させた複写許可情報とに基づく認証を前記認証手段で行って、前記第2頁目が認証されない場合には、前記第1記憶手段に記憶している前記原稿の全頁の画像データを破棄し、又前記第2頁目が認証された場合には、前記第2頁以降の各頁に記録され、前記検出手段により検出される識別情報と、前記各頁の1つ前の頁に記録され、前記検出手段により検出され前記第2記憶手段に記憶されている複写許可情報とに基づく認証を前記原稿の全頁で順次行って、前記原稿の全頁が認証された場合には、前記読取手段で読み取られた全頁の画像データを前記画像形成手段に送って前記原稿に対する複写を許可することを特徴としている。
本発明によれば、原稿の第1頁目に記録され、検出手段で検出される複写許可情報と、ユーザによって入力される識別情報とに基づく認証を認証手段で行って第1頁目が認証されると、第2頁目以降の頁の認証の際には、第2頁目以降の当該頁には識別情報が記録され、当該頁の1つ前の頁には当該頁の複写許可情報が記録されているので、読取手段で正しい頁順に原稿が読み込まれれば、ユーザからの識別情報の入力がなくても認証が行われる。従って、原稿の各頁が読取手段で読み取られるごとにユーザが識別情報を入力する必要がなく、認証にかかる時間を短縮して、複写の生産性を向上させることができる。また、原稿の各頁が頁順に読み込まれなければ、各頁が認証されることがないので、原稿の複写の際の機密性を維持することができる。
本発明の画像生成装置は、複数頁を有する原稿の各頁の画像データに、該各頁の画像データの複写を制限する制限コードを合成する合成手段と、前記合成手段で合成した制限コード付きの画像データの画像を形成する画像形成手段とを有し、前記合成手段は、前記原稿の第1頁目には、該第1頁目の複写を許可する条件を示し、条件に合致する場合に複写を許可する情報である複写許可情報と、前記原稿の第2頁目の複写を許可する条件を示し、条件に合致する場合に複写を許可する情報である複写許可情報とを含む第1の複写許可条件情報を制限コードとして前記原稿の第1頁目の画像データに合成し、前記原稿の第2頁目以降の各頁には、該各頁の複写を許可されたユーザを識別する識別情報と、前記各頁の次頁の複写を許可する条件を示し、条件に合致する場合に複写を許可する情報である複写許可情報とを含む第2の複写許可条件情報とを含む第2の複写許可条件情報を制限コードとして前記原稿の第2頁目以降の各頁の画像データに合成することを特徴としている。
本発明は、機密性を維持しつつ、認証作業にかかる時間を軽減して複写の生産性を向上させることができる。
添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例を説明する。
まず初めに、本実施例で作成する制御コードについて説明する。
本実施例では、複写を制御する制御コードを背景地紋画像として画像中に埋め込む。制御コードには以下のものがある。
(A)・・・複写禁止情報(コピー禁止とするか否か)
(B)・・・複写許可条件情報(条件が合致する場合にはコピーを許可するための情報)や、制御コードの有効期限を示す情報
例えば、暗証番号、複写を許可するユーザID番号(社員番号等)、複写禁止を解除する日時、複写を許可する複写機の機械番号
(C)・・・潜像情報(コピーすると浮き上がる潜像に関する情報)
例えば、潜像の文字列、フォント種類、フォントサイズ、潜像文字列の方向(角度)、背景地紋画像色
ここで、背景地紋画像について図3を参照しながら詳細に説明する。背景地紋画像は、潜像画像IPと、出力画像Oの全面にわたる背景パターンPBとから構成される。
背景パターンPBと潜像画像IPとは、それぞれを構成するパターンが異なる。しかし、人間の目には全面均一のグレイ背景として見える様に、単位面積あたりの画素面積及び画素色が同一なパターンにより出力画像Oを形成する。
潜像画像IPは、複写された文書において、潜像画像IPが人間の目で識別できる程度に画像が浮かびあがるよう、他の部分のよりも細かいドットで構成されている。
背景パターンPBは、コードから構成される。コードは、任意のコードデータを表す条件コードCDと、複写を制限する禁複写コードCPとから構成される。
コードは、任意のコードデータを表す斜線パターンPSから構成される。斜線パターンPSは、走査方向Dに対し反時計回りに45度傾いた半直線で表されるものがコードデータのビット0を、135度傾いたものがコードデータのビット1を表す。
禁複写コードCPは、全斜線パターンPSがビット0を表すものとビット1を表すものとから構成される。禁複写コードCPは、2種類の禁複写コードCPを所定個数以上検出した場合に、複写が制限された原稿であると判断する為に使用される。
条件コードCDは、同期コード領域ASとデータコード領域ACとから構成される。
同期コード領域ASとは、データコード領域ACを囲む所定サイズの矩形領域の外周がすべてビット1を表す斜線パターンPS1で構成されているコード領域を言う。
データコード領域には、暗証番号、複写を許可するユーザID番号(社員番号等)、複写禁止を解除する日時、複写を許可する複写機の機械番号等が符号化され、条件コードCDとして埋め込まれている。
次に、このような背景地紋画像を生成する画像生成装置と、画像生成装置で生成された画像を印刷する画像形成装置の構成を説明する。本実施例では、PC1と、画像形成装置30とをLAN等のネットワークケーブルで接続した構成を備えている。
PC1は、キーボードやマウス等の入力デバイスからなる操作/入力部6、各種情報の表示を行う表示部7、PC1の全体制御を行う制御部2、各種情報を記憶する記憶部4、ネットワークとのインターフェースを司るネットワーク・インターフェース5、画像形成装置30に印刷ジョブを送出して印刷動作をおこなうプリンタドライバ3から構成される。
このシステムは、PC1上で各種アプリケーションにより作成された文書情報(ファイルデータ等)に対する描画命令を与えることにより、PC1とネットワーク接続される画像形成装置30とが協同し、印刷対象の文書情報に基づき画像を印刷出力する。
図2には、プリンタドライバ3の構成を示す。プリンタドライバ3は、アプリケーションから印刷ジョブを受信すると、それを印刷ジョブ解析部21で解析する。印刷ジョブ解析部21は、解析によって、以下の情報を取り出す。
まず、文字、グラフィック、イメージ等の構成要素や、その位置、大きさ等の情報が取り出される。
次に、複写禁止情報(コピー禁止とするか否か)、複写許可条件情報(条件が合致する場合にはコピーを許可するための情報)、潜像情報(コピーすると浮き上がる潜像に関する情報)等の付加情報が取り出される。
さらに、画像を印刷するプリンタを指定する情報が取り出される。
ジョブ制御コマンド生成部22は、印刷ジョブの解析結果を用いて、ファイルデータを印刷するために必要な制御コマンド(描画命令)を生成し、この制御コマンドをPDLコマンド生成部23に渡す。
PDLコマンド生成部23は、ジョブ制御コマンド生成部22で生成された制御コマンドを用いて、どの構成要素をどこにどのように印刷するか等をPDLで形式で記述したPDLコマンドを生成し、PDLコマンドを印刷ジョブとして画像形成装置10に送出する。
図1に戻り、画像形成装置10の構成について説明する。図1に示すように画像形成装置10は、ネットワークI/F11、制御部12、背景地紋画像生成部13、背景地紋画像バッファ14、文書画像生成部15、文書画像バッファ16、画像合成部17、プリンタ部18を備えている。
制御部12は、ネットワーク経由でPDLデータを受信する。受信したPDLデータは、制御部12の内部のメモリに格納する。
次に、制御部12は、受信したPDLデータのヘッダー部に、付加情報(背景地紋画像に埋め込む情報)が付加されているか否かを調べる。
制御部12は、ヘッダーに付加情報が付加されている場合は、付加情報を抽出して、背景地紋画像生成部13へ通知し、背景地紋画像生成処理を行わせる。背景地紋画像データは、600dpi、2値の画像データとして生成される。生成された背景地紋画像データは背景地紋画像バッファ14へ格納される。
また、制御部12は、PDLデータを文書画像生成部15へ出力し、文書画像の描画・生成処理を行わせる。文書画像データは、例えば600dpi、2値、YMCKフルカラーの画像データとして生成される。YMCK2値の画像の描画処理は公知の方法によって処理が行われる。生成された文書画像データは、文書画像バッファ16へ格納される。
また、制御部12は、文書画像データと背景地紋画像データの合成を行うよう画像合成部17を制御する。この時、背景地紋画像を、文書画像のYMCKプレーンのいずれかのプレーンに合成するかを設定する。
制御部12は、プリンタ部18にプリント出力動作を開始するように制御する。プリンタ部18の動作に同期して、画像合成部17は文書画像バッファ16から文書画像データを読み出してプリンタ部18へ出力する。もし、背景地紋画像を合成するように設定されている場合、文書画像データの読み出しに同期して背景地紋画像バッファ14から背景地紋画像データを読み出して、文書画像データの所定の色プレーンに論理和(OR)合成を行い、合成画像データをプリンタ部33へ出力する。
プリンタ部33において、合成画像データが用紙上に印字記録されて出力される。
以上の手順によって生成される本実施例の原稿画像には、原稿画像の各頁に、次頁の複写を許可するための認証情報を制御コードとして含ませている。
原稿画像の各頁に、次頁の複写を許可するための認証情報を制御コードとして含ませることで、各頁が読み込まれるごとに認証を行う必要がなくなり、認証に要する手間を省くことができる。
図4には、画像形成装置によって生成される原稿画像の構成が示されている。
図4に示すように本実施例では、原稿の1頁目には、複写許可条件情報として、この一頁目の原稿の複写を許可する条件を示す複写許可情報Aと、2頁目の原稿の複写を許可する条件を示す複写許可情報Bとを記録している。また、2頁目の原稿には、2頁目の原稿の複写を許可するユーザを識別する識別情報Bと、3頁の原稿の複写を許可する条件を示す複写許可情報Cとが記録されている。同様にして、3頁目の原稿には、3頁目の原稿の複写を許可するユーザを識別する識別情報Cと、4頁の原稿の複写を許可する条件を示す複写許可情報Dとが記録されている。
1頁目の原稿には、1頁目と2頁目の複写許可情報が記録されており、識別情報は記録されていない。1頁目の画像データを読み込んだ制御部36は、識別情報が記録されていないので、ユーザに対して識別情報Aの入力を要求する。
ユーザから識別情報Aが入力されると、制御部36は、1頁目の画像データに含まれる複写許可情報Aと識別情報Aとを元に認証を行う。認証が成功すると、制御部36は、2頁目の複写許可情報Bを取り出しメモリに格納する。そして、2頁目の複写許可条件情報を解析する。上述したように2頁目の複写許可条件情報には、2頁目の原稿の複写を許可するユーザを識別する識別情報Bが記録されているので、この識別情報Bとメモリに格納した複写許可情報Bとを比較して認証を行う。認証に成功すると、制御部36は、3頁目の複写許可情報Bを取り出しメモリに格納する。このような手順を繰り返し、最終頁までの認証が成功すると、複写を許可し、プリントデータをプリント部39に出力する。
このように本実施例は、識別情報を一度だけ入力すれば、全ての原稿頁で自動的に認証をおこなってくれるので、認証に要する手間と時間を削減することができる。
ここで、制御コードが付加された画像データを読み込み、制御コードに従って、複写を制御する画像形成装置の構成を説明する。図6には、この画像形成装置30の構成が示されている。図6に示す画像形成装置30は、スキャナ部31と、スキャン画像処理部32と、画像蓄積部33と、複写禁止情報検出部34と、複写許可条件情報検出部35と、制御部36と、背景地紋画像生成部37と、画像合成部38と、プリント部39と、ユーザインターフェース部40とを備えている。
スキャナ部31は、プラテンガラス上に置かれた原稿を読み取り、読み取った画像データをスキャン画像処理部32に出力する。
スキャン画像処理部32は、入力した画像データに対して、色補正、色空間変換、スクリーン処理等を行い、画像処理後の画像データを画像蓄積部33に蓄積する。
画像合成部38は、画像蓄積部33から画像データを読み出してプリント部39に出力する。また、制御部36によって背景地紋画像を合成するように設定されている場合、画像蓄積部33からの画像データの読み出しに同期して、画像合成部38内のメモリに蓄積された背景地紋画像データを読み出して、画像データの所定の色プレーンに論理和(OR)合成を行い、合成画像データをプリント部39へ出力する。プリント部39は、画像合成部38から出力される合成画像データ、または画像データを用紙上に記録する。
複写禁止情報検出部34は、スキャナ部31によって読み込まれた原稿画像から複写禁止情報を検出して制御部36に出力する。同様に複写許可条件情報検出部35は、スキャナ部31によって読み込まれた原稿画像から複写禁止情報を検出して制御部36に出力する。なお、これら検出部34、35の詳細は、上述した特許文献1に開示されている。
また、背景地紋画像生成部37は、制御部36から付加情報(複写禁止情報、条件情報、潜像情報)を入力して、複写禁止情報と複写許可条件情報とを示す制御コードと、潜像情報とを生成し、画像合成部38に出力する。この背景地紋画像生成部37の詳細についても特許文献1に詳しい。
図7に示すフローチャートを参照しながら本実施例の動作手順を説明する。原稿画像のスキャンが開始されると(ステップS1/YES)、スキャナ部31で読み込んだ画像データを複写禁止情報検出部34、複写許可条件情報検出部35に出力する。複写禁止情報検出部34は、画像データ中に複写禁止情報があるか否かを判定して、判定結果を制御部36に出力する。複写許可条件情報検出部34は、画像データから複写許可条件情報を検出して制御部36に出力する。複写禁止情報があるか否かの情報と、複写許可条件情報とは、各頁ごとに対応付けてメモリに格納される。
制御部36は、まず、1頁目の原稿画像中に複写禁止情報が埋め込まれているか否かを判定する(ステップS2)。複写禁止情報が設定されていなかった場合には、複写制限のかけられた原稿ではないと判定し、原稿の複写を許可する(ステップS3)。また複写禁止情報が設定されている場合(ステップS2/YES)、制御部36は、複写許可条件情報が設定されているか否かを判定する。複写禁止情報が設定されており、複写許可条件情報が設定されていない場合(ステップS4/NO)、原稿の複写を禁止した複写禁止原稿であるので、複写禁止判定を行う(ステップS5)。
また、複写許可条件情報が設定されている場合(ステップS4/YES)、この複写許可条件情報を解析する(ステップS6)。図4に示すように複写許可条件情報に識別情報が記録されていない場合(ステップS7/NO)、その複写許可条件情報は1頁目のものであると判定できるので、制御部36は、ユーザインターフェース部40よりユーザに識別情報の入力を要求する(ステップS8)。所定時間内にユーザから識別情報の入力がないと(ステップS10/YES)、制御部36は、原稿の読み込み動作とプリント動作を中止し、複写を行わずに読み込んだ原稿画像を破棄する。また、所定時間内に、ユーザから識別情報の入力があると(ステップS9/YES)、入力された識別情報と、原稿画像中に埋め込まれた複写許可情報とを元に認証を行う(ステップS11)。
認証に成功せず、複写権限を有しないユーザであると判定すると(ステップS12/NO)、制御部36は、原稿の読み込み動作とプリント動作を中止し、複写を行わずに読み込んだ原稿画像を破棄する(ステップS13)。
また、ステップS7において、複写許可条件情報に識別情報が含まれてい場合には(ステップS7/YES)、その複写許可条件情報は2頁目以降のものであると判定し、制御部36は、メモリに格納された複写許可情報と、複写許可条件情報に含まれている識別情報とを元に認証を行う。複写許可情報に識別情報が含まれている場合には、複写権限ありと判定する(ステップS12)。
次に、制御部36はメモリに格納している全頁の認証を終了しているか否かを判定する(ステップS15)。全頁の認証を終了していない場合には(ステップS15/NO)、次頁の複写許可情報を取り出してメモリに格納する(ステップS16)。そして、上述したステップS4からの手順を繰り返す。また、メモリに格納している全頁の認証を終了すると(ステップS15/YES)、全原稿のスキャンを終了しているか否かを判定する(ステップS17)。全原稿のスキャンが終了していない場合には(ステップS17/NO)、上述したステップS1からの手順を繰り返す。また全原稿のスキャンが終了した場合には(ステップS17/YES)、複写権限ありと判定し、複写を許可する(ステップS18)。
このように本実施例は、原稿画像の各頁に、次頁の複写を許可するための認証情報を制御コードとして含ませている。従って、各頁が読み込まれるごとに認証を行う必要がなくなり、認証に要する手間を省くことができる。
なお、上述した実施例の変形例として、スキャナで画像を読み込んでから複写を再度認証することなく許可する時間を制御コードとして原稿画像に記録しておくこともできる。制御コードを読み込んだ制御部36は、設定された時間内であれば画像蓄積部33に蓄積した画像を出力する。
また、上述した実施例では、原稿のすべての頁で認証を行っていたが、認証に要する時間を短縮するため、例えば、奇数頁だけ、偶数頁だけ、10頁ごといったように選択した頁にだけ認証情報を埋め込んでもよい。この場合、制御コードを埋め込む原稿には、後続する制御コードが埋め込まれていない頁の複写を許可する許可情報が埋め込まれる。また、画像形成装置側では、制御コードを検出した頁の認証だけを行い、認証を行った頁の後に続く所定頁については認証を行わないようにする。
また、原稿中に、制御コードの有効期間の情報を含ませておいて、この期間内だけ認証を行った後に画像の印刷を許可するようにしてもよい。
上述した実施例は本発明の好適な実施例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
背景地紋画像を示す図である。 画像生成装置の構成を示す図である。 プリンタドライバの構成を示す図である。 原稿に埋め込まれた制御情報を示す図である。 本実施例の処理手順を説明するための図である。 画像形成装置の構成を示す図である。 処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
2 制御部
3 プリンタドライバ
4 記憶部
5 ネットワークI/F
6 操作/入力部
7 表示部
10 画像形成装置
11 ネットワークI/F
12 制御部
13 背景地紋画像生成部
14 背景地紋画像バッファ
15 文書画像生成部
16 文書画像バッファ
17 画像合成部
18 プリンタ部

Claims (2)

  1. 複数頁を有する原稿の第1頁目には、該第1頁目の複写を許可する条件を示し、条件に合致する場合に複写を許可する情報である複写許可情報と、前記原稿の第2頁目の複写を許可する条件を示し、条件に合致する場合に複写を許可する情報である複写許可情報とを含む第1の複写許可条件情報が制限コードとして記録され、前記原稿の第2頁目以降の各頁には、該各頁の複写を許可されたユーザを識別する識別情報と、前記各頁の次頁の複写を許可する条件を示し、条件に合致する場合に複写を許可する情報である複写許可情報とを含む第2の複写許可条件情報が制限コードとして記録された前記原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた前記原稿の画像データを記憶する第1記憶手段と、
    前記読取手段により読み取られた前記原稿の画像データから、制限コードとして記録された情報を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出される情報を使用した認証を行う認証手段と、
    前記検出手段により検出される情報を記憶する第2記憶手段と、
    操作者からの操作情報の入力を受け付ける受付手段と、
    前記読取手段により読み取られ、前記第1記憶手段に記憶された画像データの画像を形成する画像形成手段と、
    前記各手段を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記検出手段により、前記読取手段により読み取られた画像データから前記第1の複写許可条件情報を検出した場合に、前記第1の複写許可条件情報に含まれる前記第1頁目の複写許可情報に対応する識別情報の入力を要求し、前記受付手段で識別情報の入力を受け付けた場合に、受け付けた前記識別情報と前記第1頁目の複写許可情報とに基づく認証を前記認証手段で行って、前記第1頁目が認証されない場合には、前記第1記憶手段に記憶している前記原稿の全頁の画像データを破棄し、又前記第1頁目が認証された場合には、前記第1の複写許可条件情報に含まれる前記第2頁目の複写許可情報を前記第2記憶手段に記憶させると共に前記検出手段により前記原稿の第2頁目の画像データから前記第2の複写許可条件情報を検出させ、検出した前記第2の複写許可条件情報に含まれる前記識別情報と前記第2記憶手段に記憶させた複写許可情報とに基づく認証を前記認証手段で行って、前記第2頁目が認証されない場合には、前記第1記憶手段に記憶している前記原稿の全頁の画像データを破棄し、又前記第2頁目が認証された場合には、前記第2頁以降の各頁に記録され、前記検出手段により検出される識別情報と、前記各頁の1つ前の頁に記録され、前記検出手段により検出され前記第2記憶手段に記憶されている複写許可情報とに基づく認証を前記原稿の全頁で順次行って、前記原稿の全頁が認証された場合には、前記読取手段で読み取られた全頁の画像データを前記画像形成手段に送って前記原稿に対する複写を許可することを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数頁を有する原稿の各頁の画像データに、該各頁の画像データの複写を制限する制限コードを合成する合成手段と、
    前記合成手段で合成した制限コード付きの画像データの画像を形成する画像形成手段とを有し、
    前記合成手段は、前記原稿の第1頁目には、該第1頁目の複写を許可する条件を示し、条件に合致する場合に複写を許可する情報である複写許可情報と、前記原稿の第2頁目の複写を許可する条件を示し、条件に合致する場合に複写を許可する情報である複写許可情報とを含む第1の複写許可条件情報を制限コードとして前記原稿の第1頁目の画像データに合成し、前記原稿の第2頁目以降の各頁には、該各頁の複写を許可されたユーザを識別する識別情報と、前記各頁の次頁の複写を許可する条件を示し、条件に合致する場合に複写を許可する情報である複写許可情報とを含む第2の複写許可条件情報を制限コードとして前記原稿の第2頁目以降の各頁の画像データに合成することを特徴とする画像生成装置。
JP2005361104A 2005-12-14 2005-12-14 画像形成装置及び画像生成装置 Expired - Fee Related JP4626507B2 (ja)

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