JP4625850B2 - 無線通信システム、基地局、移動局および無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、基地局、移動局および無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線による通信が可能な無線通信システム、基地局、移動局および無線通信方法に関する。
近年、PHS(Personal Handy phone System)や携帯電話等の無線端末が普及し、無線端末の小型化、軽量化と共に通信品質および通信レートの向上が求められている。例えば、通信品質を維持しつつ、通信環境の変化に応じて適応的に変調方式を変え通信レートを向上させる適応変調が採用されつつある。
かかる適応変調は、移動局から基地局に送信される上り送信データの信号対干渉雑音比(SINR:Signal to Interference and Noise Ratio)やビットエラーレートに基づいて移動局と基地局との間の通信環境を推測し、より良い通信環境の下ではより高い通信レートを有する変調方式を選択し、通信環境の悪い状況下では低い通信レートを有する変調方式を選択して、安定した無線通信を実施する方式である。
例えば、特許文献1においては、基地局の制御手段が上りリンクの信号の品質を決定し、この品質に関する情報に基づいて、下りリンクで伝送される信号が変調されている。
特表2000−513899号公報
しかし、上述した適応変調を用いた技術においては、移動局との信号の品質に基づいてあくまで基地局が変調方式を決めているので、移動局側で変調方式を制御する手段が存在せず、ユーザの所望する通信状態を反映することができなかった。
また、同様にCDMA(Code Division Multiple Access)やTDMA(Time Division Multiple Access)といった伝送方式も基地局に一方的に決定され、また、どの程度リソースが空いている基地局を選択するかや、どの程度電界強度が劣化したらハンドオーバを実行するかは無線通信システム自体の取り決めであって、やはり、ユーザがその通信状態を変更することができなかった。
しかし、ここで、ユーザが伝送方式や変調方式を自由に選択できるとすると、基地局の許容範囲を超えた変更要求が殺到するだけでなく、無線通信システムの総合的な制御バランスが崩れ、従来では安定していた通信も不安定になりかねない。
本発明は、このような課題に鑑み、無線通信システムの総合的なバランスを崩すことなく、優先項目の選択といった簡単な構成のみによって、ユーザの所望する通信状態を容易に実現することが可能な、無線通信システム、基地局、移動局および無線通信方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の代表的な構成は、複数の基地局と、基地局と無線通信可能な移動局とを含む無線通信システムであって、基地局は、対応可能な伝送方式、対応可能な変調方式、リソース空き情報、位置情報の群から選択された1または2以上の基地局情報を移動局に送信する情報送信部と、移動局からの通信状態の変更要求を受信する要求受信部と、変更要求に示される通信状態による移動局との通信を実行する要求実行部と、を備え、移動局は、基地局から基地局情報を受信する情報受信部と、ユーザ設定または通信環境の変化に応じて通信品質優先または接続性優先のいずれかの優先項目を選択する優先項目選択部と、基地局情報に基づいて、選択された優先項目を達成するために必要な通信状態を導出する状態導出部と、導出された通信状態と基地局との実際の通信状態との差分を変更要求として基地局に送信する変更要求送信部と、通話相手からの音声を形態素に分解、抽出し、その文言の意味を解析する音声解析部と、を備え、文言が通話困難である旨の意味を示すとき、優先項目選択部は通信品質優先を選択することを特徴とする。ここで、通信状態は、実行している無線通信の伝送方式、変調方式、無線通信を確立している基地局等を示す。
かかる構成により、ユーザは、通信品質(通話の場合音質、データ通信の場合伝送速度)優先か接続性優先かを容易に選択することができ、お客様からの大切な通話や大容量のデータを早期に受信しなければならない、または、移動速度が高いので接続性を確保したい等そのときの状況に応じて所望する通信状態を容易に実現することができる。また、本発明では予め複数の基地局から基地局情報を収集しているので、無線通信システムの総合的なバランスを崩すことなく、基地局の許容最大の通信品質または接続性を受けることが可能となる。
特に、移動局が通話相手からの音声を形態素に分解、抽出し、解析した文言が通話困難である旨の意味を示すときに通信品質優先を選択することにより、通話困難であることを検知して自動的に通信品質優先即ち音質優先とすることができる。従って、通話相手に対しても、所望する通信品質による無線通信を遂行することが可能となる。
基地局情報に、対応可能な伝送方式が含まれる場合に、状態導出部は、通信品質優先が選択されているとき近距離用の伝送方式を導出し、接続性優先が選択されているとき遠距離用の伝送方式を導出してもよい。かかる構成により、ユーザが所望する伝送方式、例えば通信品質を優先したい場合、TDMA等の近距離伝送方式で、接続性を優先したい場合、CDMA等の遠距離伝送方式で無線通信を遂行することが可能となる。
基地局情報に、対応可能な変調方式が含まれる場合に、状態導出部は、通信品質優先が選択されているとき伝送速度が最も高い変調方式を導出し、接続性優先が選択されているとき伝送速度が最も低い変調方式を導出してもよい。かかる構成により、ユーザが所望する変調方式、例えば通信品質を優先したい場合、基地局の許容範囲内の256QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM、16QAM、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、BPSK(Binary PSK)の上位の変調方式で、接続性を優先したい場合、下位の変調方式で無線通信を遂行することが可能となる。
基地局情報にリソース空き情報が含まれかつ通信品質優先が選択されている場合に、状態導出部は、複数の基地局のリソース空き情報を比較し、空きリソースが最も多い基地局へのハンドオーバの実行を導出してもよい。このように空きリソースが多い基地局に強制的にハンドオーバすることで、ユーザは所望する通信品質による無線通信を遂行することが可能となる。
基地局情報に位置情報が含まれかつ通信品質優先が選択されている場合に、状態導出部は、複数の基地局の位置情報と、GPS信号または複数の基地局からの電波信号による3点測位に基づいた当該移動局の位置情報とに基づいて距離が最も近い基地局へのハンドオーバの実行を導出してもよい。このように近距離の基地局に強制的にハンドオーバすることでユーザは所望する通信品質による無線通信を遂行することが可能となる。
移動局は、音声を取得する音声入力部をさらに備え、音声のノイズレベルが所定ノイズレベルを超えたとき、優先項目選択部は通信品質優先を選択してもよい。かかる音声入力部の構成により通信環境の変化、特にノイズレベルの変化を検知することが可能となり、所定ノイズレベルを超えたときに通信品質優先即ち音質優先とすることで、ユーザは所望する通信品質による無線通信を遂行することが可能となる。
移動局は、自体の移動速度を導出する速度導出部をさらに備え、移動速度が所定速度を超えたとき、優先項目選択部は接続性優先を選択してもよい。移動速度は、速度計、加速度計、ハンドオーバにおける基地局の位置とハンドオーバの回数によって導出される。かかる構成により移動速度の変化、とりわけ移動速度の高速化にも拘わらず、ユーザは所望する接続性による無線通信を遂行することができる。
移動局は、現行の通信チャネルにおける干渉波を検知する干渉波検知部をさらに備え、干渉波が検知されたとき、優先項目選択部は接続性優先を選択することもできる。このように接続性を優先させることで干渉波を回避し、ユーザは所望する接続性による無線通信を遂行することが可能となる。
移動局は、通信相手の移動局が通信している伝送方式または変調方式の取得を要求する相手情報取得要求部をさらに備え、状態導出部は、変調方式取得の要求に応じて取得した伝送方式または変調方式を導出してもよい。各移動局の伝送方式または変調方式が相異する場合、一方がボトルネックとなり快適な無線通信を阻害する。本発明では、通信相手の移動局と伝送方式または変調方式を合わせることで、アンダーおよびオーバースペックのない最適な無線通信を遂行することが可能となる。
移動局は、通信相手の移動局において選択されている優先項目の取得を要求する優先項目取得要求部をさらに備え、状態導出部は、優先項目取得の要求に応じて取得した優先項目を達成するために必要な通信状態を導出してもよい。本発明では、通信相手の移動局と優先項目を合わせることができ、通信品質または接続性が両者において優先され、最適な無線通信を遂行することが可能となる。
移動局は、通信相手が通信網と有線で接続されているか否かを判定する有線判定部をさらに備え、有線と判定された場合、状態導出部は、有線の通信帯域を導出してもよい。有線接続における通信帯域(ダイナミックレンジ)は例えば32kHzであり、無線通信もかかる通信帯域に合わせることで、アンダーおよびオーバースペックのない最適な無線通信を遂行することが可能となる。
本発明にかかる他の代表的な構成は、基地局と無線通信可能な移動局であって、対応可能な伝送方式、対応可能な変調方式、リソース空き情報、位置情報の群から選択された1または2以上の基地局情報を基地局から受信する情報受信部と、ユーザ設定または通信環境の変化に応じて通信品質優先または接続性優先のいずれかの優先項目を選択する優先項目選択部と、基地局情報に基づいて、選択された優先項目を達成するために必要な通信状態を導出する状態導出部と、導出された通信状態と基地局との実際の通信状態との差分を変更要求として基地局に送信する変更要求送信部と、通話相手からの音声を形態素に分解、抽出し、その文言の意味を解析する音声解析部と、を備え、文言が通話困難である旨の意味を示すとき、優先項目選択部は通信品質優先を選択することを特徴とする。
本発明にかかる他の代表的な構成は、複数の基地局と、基地局と無線通信可能な移動局とを用いた無線通信方法であって、基地局は、対応可能な伝送方式、対応可能な変調方式、リソース空き情報、位置情報の群から選択された1または2以上の基地局情報を移動局に送信し、移動局は、基地局から基地局情報を受信し、ユーザ設定または通信環境の変化に応じて通信品質優先または接続性優先のいずれかの優先項目を選択し、通話相手からの音声を形態素に分解、抽出し、その文言の意味を解析して、該文言が通話困難である旨の意味を示すとき、優先項目選択部は通信品質優先を選択し、基地局情報に基づいて、選択された優先項目を達成するために必要な通信状態を導出し、導出された通信状態と基地局との実際の通信状態との差分を変更要求として基地局に送信し、基地局は、移動局からの変更要求を受信し、変更要求に示される通信状態による移動局との通信を実行することを特徴とする。
上述した無線通信システムにおける技術的思想に対応する構成要素やその説明は、当該基地局、移動局、無線通信方法にも適用可能である。
以上説明したように本発明は、無線通信システムの総合的なバランスを崩すことなく、優先項目の選択といった簡単な構成のみによって、ユーザの所望する通信状態を容易に実現することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
PHS端末や携帯電話等に代表される移動局は、所定間隔をおいて固定配置される基地局と無線で通信を行う無線通信システムを構築する。ここでは、理解を容易にするため無線通信システム全体を説明し、その後、移動局としてのPHS端末および基地局の具体的構成を説明する。また、ここでは、移動局としてPHS端末を挙げているが、かかる場合に限らず、携帯電話、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、音楽プレイヤー、カーナビゲーション、ポータブルテレビ、ゲーム機器、DVDプレイヤー、リモートコントローラ等無線通信可能な様々な電子機器を移動局として用いることもできる。
(無線通信システム100)
図1は、無線通信システム100の概略的な接続関係を示した説明図である。当該無線通信システム100は、PHS端末110(110A、110B)と、基地局120(120A、120B、120C)と、ISDN(Integrated Services Digital Network)回線、インターネット、専用回線等で構成される通信網130と、中継サーバ140とを含んで構成される。
上記無線通信システム100において、ユーザが自身のPHS端末110Aから他のPHS端末110Bへの通信回線の接続を行う場合、PHS端末110Aは、通信可能範囲内にある基地局120Aに無線接続要求を行う。無線接続要求を受信した基地局120Aは、通信網130を介して中継サーバ140に通信相手との通信接続を要求し、中継サーバ140は、他のPHS端末110Bの位置登録情報を参照し、他のPHS端末110Bの無線通信範囲内にある基地局120Bを選択して基地局120Aと基地局120Bとの通信経路を確保し、PHS端末110AとPHS端末110Bの通信を確立する。
ここで、通信相手先となるPHS端末110Bが移動すると、PHS端末110Bと基地局120Bとの距離が大きくなり、最終的に基地局120Bとの無線通信が困難になる。PHS端末110Bは、かかる基地局120Bからの信号の電界強度の減衰により無線通信が困難になることを予測し、改めてキャリアセンスを行って電界強度の高い基地局120Cとの無線通信を基地局120Bに要求する。基地局120Bは、その旨中継サーバ140に伝達すると、中継サーバ140は、基地局120Bから基地局120Cへのハンドオーバを遂行する。
また、このような無線通信システム100においては、PHS端末110と基地局120との通信品質を維持しつつ、通信環境の変化に応じて適応的に変調方式を変え通信レートを向上させる適応変調を用いることができる。
(PHS端末110)
図2は、PHS端末110のハードウェア構成を示した機能ブロック図であり、図3は、PHS端末110の外観を示した斜視図である。PHS端末110は、端末制御部210と、端末メモリ212と、表示部214と、操作部216と、音声入力部218と、音声出力部220と、端末無線通信部222とを含んで構成される。
端末制御部210は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路によりPHS端末110全体を管理および制御する。また、端末制御部210は、端末メモリ212のプログラムを用いて、通話機能、メール送受信機能、撮像機能、音楽再生機能、TV視聴機能も遂行する。端末メモリ212は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成され、端末制御部210で処理されるプログラムや音声データ等を記憶する。
表示部214は、液晶ディスプレイ、EL(Electro Luminescence)等で構成され、端末メモリ212に記憶された、または通信網130を介してアプリケーション中継サーバ(図示せず)から提供される、WebブラウザやアプリケーションのGUI(Graphical User Interface)を表示することができる。操作部216は、キーボード、十字キー、ジョイスティック等のスイッチから構成され、ユーザの操作入力を受け付ける。
音声入力部218は、マイク等の音声認識手段で構成され、通話時に入力されたユーザの音声をPHS端末110内で処理可能な電気信号に変換する。音声出力部220は、スピーカで構成され、PHS端末110で受信した通話相手の音声信号を音声に変えて出力する。また、着信音や、操作部216の操作音、アラーム音等も出力できる。
端末無線通信部222は、通信網130における基地局120との無線通信を行う。端末無線通信部222は、PHS端末110から基地局に送信される上り送信データの信号対干渉雑音比やビットエラーレートに基づいてPHS端末110と基地局120との間の通信環境を推測し、より良い通信環境の下ではより高い通信レートを有する変調方式を選択し、通信環境の悪い状況下では低い通信レートを有する変調方式を選択して、安定した無線通信を実施する適応変調による無線通信が可能である。
また、端末制御部210は、優先項目選択部230、音声解析部232、速度導出部234、干渉波検知部236、情報受信部238、状態導出部240、相手情報取得要求部242、優先項目取得要求部244、有線判定部246、変更要求送信部248として機能する。
優先項目選択部230は、ユーザの設定に応じて通信品質優先または接続性優先のいずれかの優先項目を選択する。通信品質優先は、通話においては音質をデータ通信においては伝送速度を接続性より優先することであり、接続性優先は、通信品質よりPHS端末110と基地局120との通信接続の継続を優先することである。また、かかる選択は、通話やデータ通信毎に行ってもよいし、予めPHS端末110内に設定しておき常にそのような選択をするように設定してもよい。さらに、通信サービス事業者のサービスとして、通信サービス事業者が有するサーバに登録させ常にそのような選択をさせてもよい。
また、優先項目選択部230は、PHS端末110のおかれた通信環境の変化に応じて通信品質優先または接続性優先のいずれかの優先項目を選択することもできる。例えば、上述した音声入力部218に入力された音声のノイズレベルが所定ノイズレベルを超えたとき、優先項目選択部230は通信品質優先を選択する。このように音声のノイズレベルが所定ノイズレベルを超えたときに音質を優先することで、ユーザは所望する通信品質(音質)による無線通信を遂行することが可能となる。
音声解析部232は、通話相手からの音声を形態素に分解、抽出し、その文言の意味を解析する。そして、解析した文言が通話困難である旨の意味を示すとき、優先項目選択部230は通信品質優先を選択する。例えば、通話相手が「えっ」「聞こえない」「騒がしい」等の通話困難である旨の文言を話したとき、本実施形態ではそれを検知して自動的に通信品質優先即ち音質優先とする。従って、通話相手に対しても、所望する通信品質による無線通信を遂行することが可能となる。
速度導出部234は、速度計、加速度計、ハンドオーバにおける基地局の位置とハンドオーバの回数に基づいて、PHS端末110自体の移動速度を導出する。そして、移動速度が所定速度を超えたとき、優先項目選択部230は接続性優先を選択する。かかる構成により移動速度の変化、とりわけ移動速度の高速化にも拘わらず、ユーザは所望する接続性による無線通信を遂行することができる。
干渉波検知部236は、端末無線通信部222を通じて、現行の通信チャネルにおける干渉波を検知する。干渉波が検知されたとき、優先項目選択部230は接続性優先を選択する。このように接続性を優先させることでPHS端末110への干渉波を回避し、ユーザは所望する接続性による無線通信を遂行することが可能となる。
情報受信部238は、端末無線通信部222を通じて、実際に通信している基地局120および通信可能な周囲の基地局120から、当該基地局120が対応可能な伝送方式、対応可能な変調方式、その基地局120のリソース空き情報、基地局120の位置情報の群から選択された1または2以上の基地局情報を受信する。ここで、伝送方式は、CDMA(マクロセル方式)やTDMA(マイクロセル方式)等の通信形式そのものを指す。変調方式には、その伝送速度の高い順に256QAM、64QAM、16QAM、QPSK、BPSKが準備されているが、電波の伝達距離は伝送速度が低いほど長くなる。空きスロットは、例えば他のPHS端末に占有されていないスロットの数を指し、1スロットにおける伝送速度を32kbpsとすると、4スロットで128kbpsのデータ通信が可能となる。位置情報は、固定された基地局120の緯度経度といった絶対位置または所定地点からの相対的位置を示す。
状態導出部240は、上述した伝送方式、変調方式、リソース空き情報、位置情報からなる基地局情報に基づいて、優先項目選択部230に選択された優先項目を達成するために必要な通信状態を導出する。
例えば、基地局情報に、対応可能な伝送方式が含まれる場合に、状態導出部240は、通信品質優先が選択されているとき、TDMA等近距離用の伝送方式を導出し、接続性優先が選択されているときCDMA等遠距離用の伝送方式を導出する。かかる構成により、ユーザが所望する優先項目に適した伝送方式に基づく無線通信を遂行することができる。
図4は、伝送方式の導出を説明するための説明図である。ここでは、TDMA方式による通信領域の小さい複数のマイクロセル260と、マイクロセル260より通信可能範囲の大きいCDMA方式によるマクロセル262の2種類のセルがオーバラップし、アンブレラ構造が構成されている。ただし、2種類のセルは、同一の無線通信システム100において同一の中継サーバ140により管理されている。
従って、例えば、マイクロセル260に属している基地局120Dの通信可能範囲に在るPHS端末110は、基地局120D以外にもマクロセル262に属している基地局120Eとの無線通信を選択することができ、基地局120Dと基地局120Eとの間で自由にハンドオーバすることも可能である。マイクロセル260とマクロセル262は、それぞれその通信可能範囲の大きさに応じて以下の利点を有す。
例えば、マイクロセル260では、(1)PHS端末110と基地局120Dとの距離が短いので(例えば、500m以内)、PHS端末110の送信電力を抑えることができ、消費電力の削減によるバッテリーの長時間利用が可能となる。(2)同様に基地局120Dの送信電力も小さくすることができるので、マイクロセル基地局120の小型化、軽量化を図ることができ、小さな占有領域への設置が可能となる。(3)周波数の利用効率を改善できるので、単位面積あたりの無線容量を大きくすることが可能となる。また、マクロセル262では、PHS端末110との通信許容範囲が広いので、PHS端末110が高速移動した場合においても通信対象となる基地局120Eを頻繁に変更することを要さず、ハンドオーバ量の著しい削減が可能となる。PHS端末110は、通信環境や自体の移動状態に応じていずれかのセルを選択することとなる。
このように伝送方式を使い分けることで、例えば、自動車や電車等に乗車するとき、予め優先項目として接続性優先を選択することができ、ファイルのダウンロード中に通信が途切れるといった問題が生じ難くなる。
また、基地局情報に、対応可能な変調方式が含まれる場合に、状態導出部240は、通信品質優先が選択されているとき伝送速度が最も高い変調方式を導出し、接続性優先が選択されているとき伝送速度が最も低い変調方式を導出する。
図5は、変調方式の導出を説明するための説明図である。図5では、基地局120を中心に各変調方式の通信可能範囲が示されている。本実施形態では、通信可能範囲が小さい順に256QAM、64QAM、16QAM、QPSK、BPSKが示されるが、これは同時に伝送速度の高い順を示す。例えば、PHS端末110が図5に示す位置にある場合、通信可能な変調方式は、16QAM、QPSK、BPSKとなり、現行QPSKで通信を行っているとすれば、通信品質を優先する場合には16QAMに、接続性を優先する場合にはBPSKに変調方式を変更することができる。
同様に、基地局120が目視できる程度に近くに設置されている状況下において、通話がBPSKで接続されている場合、ユーザはPHS端末110上の操作部216を操作することで、QPSKによる通話に接続切換することができる。
また、基地局情報にリソース空き情報が含まれかつ通信品質優先が選択されている場合に、状態導出部240は、複数の基地局120のリソース空き情報を比較し、空きリソースが最も多い基地局120へのハンドオーバの実行を導出する。
図6は、リソース空き情報による基地局120のハンドオーバを説明するための説明図である。図6においてPHS端末110が基地局120Aと無線通信を行っているときに、通信品質優先が選択された場合、PHS端末110は、周囲の基地局120A、120B、120Cからリソース空き情報を取得し、空きスロットが多い基地局120Cとのハンドオーバを試みる。このように空きリソースが多い基地局120に強制的にハンドオーバすることで、ユーザは所望する通信品質による無線通信を遂行することが可能となり、例えば、データ通信においてさらにデータ伝送速度を上げたいといった場合にリソースの多い基地局120を選択することができる。
また、基地局情報に位置情報が含まれかつ通信品質優先が選択されている場合に、状態導出部240は、複数の基地局の位置情報と、GPS衛星290(図2参照)からのGPS信号または複数の基地局からの電波信号による3点測位に基づいた当該PHS端末110の位置情報とに基づいて距離が最も近い基地局120へのハンドオーバの実行を導出する。
図7は、位置情報による基地局120のハンドオーバを説明するための説明図である。図7においてPHS端末110が基地局120Aと無線通信を行っている場合に、通信品質優先が選択された場合、PHS端末110は、周囲の基地局120A、120B、120Cから位置情報を取得し、現行の基地局120Aより近い基地局120Bとのハンドオーバを試みる。このように近距離の基地局120に強制的にハンドオーバすることでユーザは所望する通信品質による無線通信を遂行することが可能となる。
相手情報取得要求部242は、基地局120に対して通信相手のPHS端末が実際に通信している伝送方式または変調方式の取得を要求する。基地局120は中継サーバ140を通じて通信相手のPHS端末を収容している基地局120を取得し、PHS端末110に送信する。状態導出部240は、変調方式取得の要求に応じて基地局120から取得した伝送方式または変調方式をそのまま通信状態として導出する。各PHS端末110の伝送方式または変調方式が相異する場合、一方がボトルネックとなり快適な無線通信を阻害する。ここでは、通信相手のPHS端末110と伝送方式または変調方式を合わせることで、アンダーおよびオーバースペックのない最適な無線通信を遂行することが可能となる。
優先項目取得要求部244は、基地局120に対して通信相手のPHS端末において選択されている優先項目の取得を要求する。基地局120は中継サーバ140を通じて通信相手のPHS端末に設定されている優先項目を取得し、PHS端末110に送信する。状態導出部240は、優先項目取得の要求に応じて取得した優先項目を達成するために必要な通信状態を導出する。ここでは、通信相手のPHS端末と優先項目を合わせることができ、通信品質または接続性が両者において優先され、最適な無線通信を遂行することが可能となる。
有線判定部246は、通信相手が通信網と有線で接続されているか否かを判定する。有線と判定された場合、状態導出部240は、有線の通信帯域を導出してもよい。有線接続における通信帯域(ダイナミックレンジ)は例えば32kHzであり、無線通信もかかる通信帯域に合わせることで、アンダーおよびオーバースペックのない最適な無線通信を遂行することが可能となる。
変更要求送信部248は、状態導出部240により導出された通信状態と、基地局120との実際の通信状態との差分、例えば、相違する伝送方式、相違する変調方式、相違する基地局を変更要求として基地局120に送信する。
(基地局120)
図8は、基地局120の概略的な構成を示したブロック図である。基地局120は、基地局制御部310と、基地局メモリ312と、基地局無線通信部314と、基地局有線通信部316とを含んで構成される。
基地局制御部310は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路により基地局120全体を管理および制御する。また、基地局制御部310は、基地局メモリ312のプログラムを用いて、PHS端末110の通信網130や他のPHS端末110への通信接続を制御する。基地局メモリ312は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、基地局制御部310で処理されるプログラムや時刻情報等を記憶する。
基地局無線通信部314は、PHS端末110との通信を確立し、PHS端末110の通信品質に応じて、変調方式やコーデックを適応的に変更することもできる。基地局有線通信部316は、通信網130を介して中継サーバ140を含む様々なサーバと接続することができる。
また、基地局制御部310は、情報送信部330、要求受信部332、要求実行部334としても機能する。
情報送信部330は、当該基地局120で対応可能な伝送方式、対応可能な変調方式、リソース空き情報、位置情報の群から選択された1または2以上の基地局情報をPHS端末110に送信する。
要求受信部332は、PHS端末110で生成された変更要求を受信する。要求実行部334は、変更要求に示される通信状態によるPHS端末110との通信を実行する。
かかるPHS端末110および基地局120の構成により、ユーザは、通信品質(通話の場合音質、データ通信の場合伝送速度)優先か接続性優先かを容易に選択することができ、お客様からの大切な通話や大容量のデータを早期に受信しなければならない、または、移動速度が高いので接続性を確保したい等そのときの状況に応じて所望する通信状態を容易に実現することができる。
また、本実施形態では予め複数の基地局120から基地局情報を収集しているので、無線通信システム100の総合的なバランスを崩すことなく、基地局120の許容最大の通信品質または接続性を受けることが可能となる。以下、上述したPHS端末110と基地局120とを通じてユーザの所望する優先項目による無線通信が可能な無線通信方法について説明する。
(無線通信方法)
図9は、無線通信方法の具体的な処理を示したシーケンス図である。PHS端末110は、基地局120との通信を開始すると(S400)、通信可能な基地局120全てから所定期間毎に基地局情報を取得する(S402)。
そして、PHS端末110は、ユーザが通信品質優先または接続性優先のいずれかの優先項目を選択している場合、または、通信環境の変化に応じて自動的にいずれかの優先項目が選択された場合(S404)、各基地局120からの基地局情報に基づいて、選択された優先項目を達成するために必要な通信状態を導出し(S406)、導出された通信状態と基地局120との実際の通信状態との差分を変更要求として基地局120に送信する(S408)。
基地局120は、PHS端末110からの変更要求を受信すると、変更要求に示される通信状態によるPHS端末110との無線通信が可能か否か判断し(S410)、可能であればその通信状態による無線通信を実行する(S412)。
このような無線通信方法により、上述した無線通信システム100同様、無線通信システム100の総合的なバランスを崩すことなく、優先項目の選択といった簡単な構成のみによって、ユーザの所望する通信状態を容易に実現することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本明細書の無線通信方法における各工程は、必ずしもシーケンス図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
本発明は、無線による通信が可能な無線通信システム、基地局、移動局および無線通信方法に利用することができる。
無線通信システムの概略的な接続関係を示した説明図である。 PHS端末のハードウェア構成を示した機能ブロック図である。 PHS端末の外観を示した斜視図である。 伝送方式の導出を説明するための説明図である。 変調方式の導出を説明するための説明図である。 リソース空き情報による基地局のハンドオーバを説明するための説明図である。 位置情報による基地局のハンドオーバを説明するための説明図である。 基地局の概略的な構成を示したブロック図である。 無線通信方法の具体的な処理を示したシーケンス図である。
符号の説明
100 …無線通信システム
110 …PHS端末(移動局)
120 …基地局
218 …音声入力部
230 …優先項目選択部
232 …音声解析部
234 …速度導出部
236 …干渉波検知部
238 …情報受信部
240 …状態導出部
242 …相手情報取得要求部
244 …優先項目取得要求部
246 …有線判定部
248 …変更要求送信部
260 …GPS衛星
330 …情報送信部
332 …要求受信部
334 …要求実行部

Claims (13)

  1. 複数の基地局と、該基地局と無線通信可能な移動局とを含む無線通信システムであって、
    前記基地局は、
    対応可能な伝送方式、対応可能な変調方式、リソース空き情報、位置情報の群から選択された1または2以上の基地局情報を前記移動局に送信する情報送信部と、
    前記移動局からの通信状態の変更要求を受信する要求受信部と、
    前記変更要求に示される通信状態による前記移動局との通信を実行する要求実行部と、
    を備え、
    前記移動局は、
    前記基地局から前記基地局情報を受信する情報受信部と、
    ユーザ設定または通信環境の変化に応じて通信品質優先または接続性優先のいずれかの優先項目を選択する優先項目選択部と、
    前記基地局情報に基づいて、前記選択された優先項目を達成するために必要な通信状態を導出する状態導出部と、
    前記導出された通信状態と前記基地局との実際の通信状態との差分を変更要求として前記基地局に送信する変更要求送信部と、
    通話相手からの音声を形態素に分解、抽出し、その文言の意味を解析する音声解析部と、を備え、
    前記文言が通話困難である旨の意味を示すとき、前記優先項目選択部は通信品質優先を選択することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記基地局情報に、対応可能な伝送方式が含まれる場合に、前記状態導出部は、通信品質優先が選択されているとき近距離用の伝送方式を導出し、接続性優先が選択されているとき遠距離用の伝送方式を導出することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記基地局情報に、対応可能な変調方式が含まれる場合に、前記状態導出部は、通信品質優先が選択されているとき伝送速度が最も高い変調方式を導出し、接続性優先が選択されているとき伝送速度が最も低い変調方式を導出することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システム。
  4. 前記基地局情報にリソース空き情報が含まれかつ通信品質優先が選択されている場合に、前記状態導出部は、複数の基地局のリソース空き情報を比較し、空きリソースが最も多い基地局へのハンドオーバの実行を導出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  5. 前記基地局情報に位置情報が含まれかつ通信品質優先が選択されている場合に、前記状態導出部は、複数の基地局の位置情報と、GPS信号または複数の基地局からの電波信号による3点測位に基づいた当該移動局の位置情報とに基づいて距離が最も近い基地局へのハンドオーバの実行を導出することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  6. 前記移動局は、音声を取得する音声入力部をさらに備え、該音声のノイズレベルが所定ノイズレベルを超えたとき、前記優先項目選択部は通信品質優先を選択することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 前記移動局は、自体の移動速度を導出する速度導出部をさらに備え、該移動速度が所定速度を超えたとき、前記優先項目選択部は接続性優先を選択することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の無線通信システム。
  8. 前記移動局は、現行の通信チャネルにおける干渉波を検知する干渉波検知部をさらに備え、干渉波が検知されたとき、前記優先項目選択部は接続性優先を選択することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の無線通信システム。
  9. 前記移動局は、通信相手の移動局が通信している伝送方式または変調方式の取得を要求する相手情報取得要求部をさらに備え、前記状態導出部は、該変調方式取得の要求に応じて取得した伝送方式または変調方式を導出することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の無線通信システム。
  10. 前記移動局は、通信相手の移動局において選択されている優先項目の取得を要求する優先項目取得要求部をさらに備え、前記状態導出部は、該優先項目取得の要求に応じて取得した優先項目を達成するために必要な通信状態を導出することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の無線通信システム。
  11. 前記移動局は、通信相手が通信網と有線で接続されているか否かを判定する有線判定部をさらに備え、有線と判定された場合、前記状態導出部は、有線の通信帯域を導出することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  12. 基地局と無線通信可能な移動局であって、
    対応可能な伝送方式、対応可能な変調方式、リソース空き情報、位置情報の群から選択された1または2以上の基地局情報を前記基地局から受信する情報受信部と、
    ユーザ設定または通信環境の変化に応じて通信品質優先または接続性優先のいずれかの優先項目を選択する優先項目選択部と、
    前記基地局情報に基づいて、前記選択された優先項目を達成するために必要な通信状態を導出する状態導出部と、
    前記導出された通信状態と前記基地局との実際の通信状態との差分を変更要求として前記基地局に送信する変更要求送信部と、
    通話相手からの音声を形態素に分解、抽出し、その文言の意味を解析する音声解析部と、を備え、
    前記文言が通話困難である旨の意味を示すとき、前記優先項目選択部は通信品質優先を選択することを特徴とする移動局。
  13. 複数の基地局と、該基地局と無線通信可能な移動局とを用いた無線通信方法であって、
    前記基地局は、対応可能な伝送方式、対応可能な変調方式、リソース空き情報、位置情報の群から選択された1または2以上の基地局情報を前記移動局に送信し、
    前記移動局は、
    前記基地局から前記基地局情報を受信し、
    ユーザ設定または通信環境の変化に応じて通信品質優先または接続性優先のいずれかの優先項目を選択し、
    通話相手からの音声を形態素に分解、抽出し、その文言の意味を解析して、該文言が通話困難である旨の意味を示すとき、前記優先項目選択部は通信品質優先を選択し、
    前記基地局情報に基づいて、前記選択された優先項目を達成するために必要な通信状態を導出し、
    前記導出された通信状態と前記基地局との実際の通信状態との差分を変更要求として前記基地局に送信し、
    前記基地局は、
    前記移動局からの変更要求を受信し、
    前記変更要求に示される通信状態による前記移動局との通信を実行することを特徴とする無線通信方法。
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