JP4625361B2 - 受信処理方法及び受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、受信処理方法及び受信装置に関し、特に、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)アクセス方式のように、ガードインターバルと呼ばれるマルチパス干渉対策技術を採用する通信システムに用いて好適な技術に関する。
次世代(第4世代)移動通信システムでは、アクセス方式としてOFDMが有望視されている。OFDMは、地上波デジタルテレビジョン放送、ADSL(Asynchronous Digital Subscriber Line)、高速無線LAN(Local Area Network)などのネットワークを実現する通信アプリケーションに採用され始めている。
OFDMは、中心周波数が異なる複数のサブキャリア(搬送波)利用することで、高い周波数効率を実現している。即ち、送信データをシリアル/パラレル(S/P)変換して細かく分割し、変調によりI,Q成分に複素変調した複数のサブキャリア信号(副搬送波)にのせ、逆高速フーリエ変換(IFFT)処理して並列に伝送する方法である。このようにデータを分割することで、1搬送波あたりのシンボル伝送速度をシリアル転送する場合よりも遅くすることができる。
このため、全体としてフェージング(無線通信において信号の強度等が時間的・空間的に大きく変化する現象)の影響を小さくすることができる。また、隣り合う副搬送波の帯域が重なり合うほど近接させても干渉することがないよう、互いに「直交」させて送信が行なわれる。
加えて、OFDMでは、マルチパス干渉に対する耐性を高めるために、データを時間的に一部重複させて送信する「ガードインターバル(GI)」を用いるのが通常であり、乱反射などによって受信地点に時間的にズレをもった信号(ゴースト)が到来しても、マルチパス干渉の影響を受けにくいシステムを実現できる。
ガードインターバル(GI)は、例えば図18に示すように、有効シンボル部100の後半(最後尾)部分101を複写(コピー)して先頭に付加した部分である。つまり、OFDM1シンボル長をマルチパス波(遅延波)の遅延時間を考慮したガードインターバル101分だけ長くするのである。
ここで、OFDM信号の受信側では、上述した送信側と逆のプロセスが行なわれる。即ち、受信信号からガードインターバル101が削除され、高速フーリエ変換(FFT)により複数のサブキャリア信号が再生され、復調により受信データが復調され、パラレル/シリアル(P/S)変換により受信信号としてのデータが得られる。
ガードインターバル101を用いることにより、例えば図19に示すように、主波に対して遅延波の遅延量がガードインターバル長(期間)以下の場合(遅延波“1”,“2”参照)、有効シンボル部100のみをFFTウィンドウ区間(FFT対象時間範囲)に収めることがことができるので、遅延波“1”,“2”がもたらす特性劣化を大きく低減することができる(実質的に無視できる)。したがって、ガードインターバル長を長くすれば、移動端末の受信信号に含まれる遅延波の遅延量が大きくてもマルチパス干渉を回避することができる。
しかし、ガードインターバル長を遅延波が超えた場合(遅延波“3”参照)は、前シンボルの成分が自シンボルの成分に混入し、シンボル間干渉が発生し受信特性劣化を招く。また、セル半径が大きくなるほど、信号伝搬距離の増加に起因して遅延波の遅延量も大きくなる傾向がある。
そのため、セル半径が大きくなるほど、そのセルの無線区間で伝送するOFDM信号に挿入すべきガードインターバル長を長くする必要がある。しかし、ガードインターバル101は遅延波対策に用いるので、遅延波の影響を受けている可能性のあるガードインターバル101は、受信FFT対象とはならず受信信号から上述したごとく削除されるのが通常である(図20参照)。
ただし、セルラーシステムではセル半径が数10kmの環境も存在し、セル端に、またはそれに準ずるガードインターバル101を設定した場合に、セル近傍などでは遅延波としては短いために、ガードインターバル101を単純に切り捨ててしまうと長いガードインターバル101が無駄となり、伝送効率の劣化につながる。
そこで、例えば下記特許文献1においても記載されているように、図21に示すごとく、ガードインターバル101のうち遅延波の影響を受けていない(他シンボルと干渉していない)部分1010を検出し、この部分1010のみを受信シンボル(有効シンボル部100)に合成することも提案されている。このように、ガードインターバル101の他シンボルと干渉していない部分1010を有効利用することで、フェージング等によるレベル変動があった場合でも、良好な受信が可能となる。
特開2000−151542号公報
しかしながら、上述した従来技術では、他シンボルと干渉していない部分1010を検出するために特別な検出手段(シンボル間干渉検出回路)が必要になるため、装置規模やコストが増大するという課題がある。また、上述した特許文献1の技術では、送信データについての送信条件(変調方式や符号化率等)を一切考慮に入れずにガードインターバルの部分合成を行なっているため、必ずしも最適な受信特性が得られているとはいえない。
本発明は、以上のような課題に鑑み創案されたもので、装置規模やコストの増大を抑制しつつ、ガードインターバルの有効利用を図って、より効率良く受信特性を向上できるようにした、受信処理方法及び受信装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、以下の受信処理方法及び受信装置を要旨としている。
(1)マルチパス干渉に対する耐性を高めるためにデータの有効シンボルの一部をガードインターバルとして時間的に重複して送信する機能を有する通信システムの受信側の処理であって、該データを受信し、少なくとも該データに関する送信条件に基づいて該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かを判断し、合成すると判断した場合に、当該データの該ガードインターバルのすべてを該有効シンボルに合成すること特徴とする、受信処理方法。
)より好ましくは、該通信システムが、該データの変調方式に関する変調方式情報を該送信条件として受信側に通知する機能を有し、該変調方式情報に基づいて該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かを判断し、合成すると判断した場合に、該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するのがよい。
)また、該通信システムが、該データの符号化率に関する符号化率情報を該送信条件として受信側に通知する機能を有し、該符号化率情報に基づいて該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かを判断し、合成すると判断した場合に、該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するようにしてもよい。
)マルチパス干渉に対する耐性を高めるためにデータの有効シンボルの一部をガードインターバルとして時間的に重複して送信する機能を有する通信システムの受信装置であって、該データを受信する受信手段と、少なくとも該データに関する送信条件に基づいて該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かを判断する合成判断手段と、該合成判断手段で合成すると判断した場合に、該受信手段で受信した該データの該ガードインターバルのすべてを該有効シンボルに合成するガードインターバル合成手段とをそなえたこと特徴とする、受信装置。
上記本発明によれば、受信信号のガードインターバルのすべてを、遅延波の影響の有無に依存しないで、有効シンボル部に合成することで有効利用できるので、従来のシンボル間干渉検出のための特別な回路を要することなく、即ち、装置規模やコストを増大させることなく、受信特性の向上を図ることができる。
〔1〕第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態としてのOFDM受信装置の要部構成を示すブロック図で、この図1に示すOFDM受信装置は、例えば、受信アンテナ10,受信部20,ガードインターバル(GI)合成部30,FFT処理部40,パイロット信号抽出部50,データチャネル(CH)復調・復号部60および制御チャネル復調・復号部70などをそなえて構成されている。
ここで、受信部(受信手段)20は、受信アンテナ10で受信された無線(RF)信号(OFDM信号)を受信して中間周波数(IF)信号へのダウンコンバートやA/D変換、直交復調などの所要の処理機能を有するものであり、GI合成部(ガードインターバル合成手段)30は、例えば図2に示すごとく、受信信号のガードインターバル101のすべてを、遅延波の影響(他シンボルとの干渉)の有無に関わらず、FFT40での受信FFT対象の受信シンボル(有効シンボル部100)に単純に合成するもので、例えば、受信ガードインターバル101を有効シンボル期間だけ遅延させれば、ガードインターバル複写元の有効シンボル部100との合成が可能となる。なお、GI合成部30でのガードインターバル101の有効シンボル部100との合成方法については、例えば図2に示すごとく単純な加算方法を適用してもよいし、例えば図3に示すごとく加算平均方法を適用してもよい。つまり、GI合成部30は、単純加算部及び加算平均部のいずれとして構成してもよい(以下、同様)。
FFT処理部40は、GI合成部30によりガードインターバル101を合成された有効シンボル部100についてFFT処理を施すものであり、パイロット信号抽出部50は、このFFT処理部40によりFFT処理された受信信号に含まれるパイロット信号を抽出するものである。
制御チャネル復調・復号部70は、このパイロット信号抽出部50により抽出されたパイロット信号に基づいて、受信信号の制御チャネル復調理及び復号を行なうものであり、データチャネル復調・復号部60は、パイロット信号抽出部50により抽出されたパイロット信号および制御チャネル復調・復号部70により復調・復号された制御チャネルの情報(送信側の変調方式や符号化率、データチャネルの復調・復号タイミングに関する情報等が含まれる)に基づいて、受信信号のデータチャネルの復調及び復号を行ない、受信データを上位層(デインターリーブ処理,誤り訂正処理など)に送出するものである。
つまり、本例における通信システムは、送信側でのデータの送信条件として変調方式や符号化率に関する情報を制御チャネルにより受信側に通知する機能を有しているのである。なお、上記各復調・復号部60,70では、それぞれ、送信側(OFDM送信装置)で用いている変調方式(QPSK(Quadrature Phase Shift Keying),16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)等)、符号化方式(ターボ符号化等)に応じた復調処理、復号処理が施される。
上述のごとく構成された本実施形態のOFDM受信装置では、受信アンテナ10を通じて無線信号(OFDM信号)が受信部20で受信され、この受信部20にて受信信号についてダウンコンバートやA/D変換、直交復調などの所要の処理が施された後、GI合成部30に入力される。
GI合成部30では、図2(又は図3)により上述したごとく受信信号のガードインターバル101のすべてが有効シンボル部100に合成(単純加算又は加算平均)された後、FFT処理部40に入力されてFFT処理が施される。そして、FFT処理部40によるFFT処理後の受信信号からパイロット信号がパイロット信号抽出部50により抽出され、当該パイロット信号に基づいて、制御チャネル復調・復号部70にて受信信号の制御チャネルが復調及び復号され、当該制御チャネル及び上記パイロット信号に基づいて、データチャネル復調・復号部60にて受信信号のデータチャネルが復調・復号されて、受信データが上位層へ送出される。
このように、本実施形態のOFDM受信装置によれば、受信信号のガードインターバル101のすべてを、遅延波の影響の有無に依存しないで、単純に有効シンボル部100に合成して有効利用するので、従来のシンボル間干渉検出のための特別な回路を要することなく、即ち、装置規模やコストを増大させることなく、受信特性の向上を図ることができる。
〔2〕第2実施形態の説明
図4は本発明の第2実施形態としてのOFDM受信装置の要部構成を示すブロック図で、この図4に示すOFDM受信装置は、図1により上述した装置に比して、GI合成部30に代えてGI処理部30′をそなえるとともに、合成判断部80Aが付加されている点が異なる。なお、以下において、同一符号を付して説明するものは、特に断らない限り、既述のものと同一若しくは同様のものである。
ここで、GI処理部30′は、合成判断部80Aでの判断結果(合成又は除去指示)に応じて、受信信号のガードインターバル101のすべてを有効シンボル部100に選択的に合成するもので、合成指示を受けた場合は第1実施形態と同様に、ガードインターバル101のすべてを有効シンボル部100に合成(単純加算又は加算平均)し、除去指示を受けた場合は、当該ガードインターバル101を受信FFT対象には含めず除去するものである。なお、合成又は除去指示を合成判断部80Aから受けるまで(つまり、制御チャネル復調・復号部70で制御チャネルが復調及び復号されるまで)の間、GI処理部30′は受信信号をバッファ等に蓄積しておきガードインターバル101の合成又は除去処理については待機するようになっている。
合成判断部80Aは、制御チャネル復調・復号部70で復調、復号された制御チャネルに含まれる送信側の変調方式(QPSK,16QAM,64QAM等)に関する情報(変調方式情報)を受けて、当該変調方式情報に基づいてガードインターバル101のすべてを有効シンボル部100に合成(単純加算又は加算平均)するか否か(除去するか)を判断して、その判断結果(合成又は除去)をGI処理部30′に通知(指示)するもので、例えば、QPSK及び16QAMの場合は合成指示を、64QAMの場合は除去指示をGI処理部30′に通知するようになっている。
つまり、本例の合成判断部80A及びGI処理部30′は、少なくとも送信データに関する送信条件(変調方式)に基づいてガードインターバル101を有効シンボル部100に合成するか否かの判断機能を有するガードインターバル選択合成手段としての機能を果たしているのである。
このため、上記合成判断部80Aは、例えば図5に示すように、制御チャネル復調・復号部70からの変調方式情報を入力情報として受ける入力部801と、図6に示すような入力情報に対する出力情報を保持する判断テーブル802Aと、当該判断テーブル802Aの出力情報をGI処理部30′に出力する出力部803とをそなえて構成され、上述したごとく、変調方式情報が、QPSK及び16QAMの場合はいずれも合成指示が、64QAMの場合は除去指示がそれぞれ判断テーブル802Aから出力部803を通じてGI処理部30′に与えられるようになっている。なお、上記判断テーブル802Aは、テーブル形式のデータとして例えばRAMやCAM(content-addressable memory)等の所要の記憶媒体に格納されて実現される。この点は、以降の実施形態についても同様である。
上述のごとく構成された本実施形態のOFDM受信装置では、受信アンテナ10を通じて無線信号(OFDM信号)が受信部20で受信され、この受信部20にて受信信号についてダウンコンバートやA/D変換、直交復調などの所要の処理が施された後、GI処理部30′に入力される。
GI処理部30′では、合成判断部80Aからの合成又は除去指示があるまで、受信信号をバッファ等に蓄積しつつ当該受信信号をFFT処理部40へ出力する。FFT処理後の受信信号は、パイロット信号抽出部50に入力され、当該パイロット信号抽出部50にてパイロット信号が抽出されて制御チャネル復調・復号部70へ入力される。
制御チャネル復調・復号部70では、当該パイロット信号に基づいて、制御チャネル復調・復号部70にて受信信号の制御チャネルを復調及び復号し、当該制御チャネルに含まれる変調方式情報を合成判断部80Aに出力する。合成判断部80Aは、この変調方式情報に基づいてGI処理部30′でのガードインターバル101の合成又は除去を判断する。即ち、上述したごとく判断テーブル802Aの内容(予め決められた規則)に従ってGI処理部30′に合成(QPSK及び16QAMの場合)又は除去(64QAMの場合)指示を与える。
GI処理部30′は、この合成判断部80Aからの指示が合成指示であれば、蓄積していた受信信号についてガードインターバル101のすべてを有効シンボル部100に合成(単純加算又は加算平均)し、除去指示であれば当該合成処理は行なわずにガードインターバル101を除去する。
以降は、第1実施形態と同様に、FFT処理部40によるFFT処理後の受信信号から抽出されたパイロット信号に基づいて制御チャネル復調・復号部70にて制御チャネルが復調及び復号され、当該制御チャネル及び上記パイロット信号に基づいて、データチャネル復調・復号部60にて受信信号のデータチャネルが復調・復号されて、受信データが上位層へ送出される。
このように、本実施形態のOFDM受信装置によれば、送信側の変調方式によってガードインターバル101を有効シンボル部100に合成するか否かを判断し、合成すると判断した場合にはガードインターバル101のすべてを有効シンボルに対して合成する一方、合成しない(除去する)と判断した場合には、ガードインターバル101を除去するので、第1実施形態と同様の効果ないし利点が得られるほか、送信データについての送信条件(変調方式)によって受信特性をより向上することが可能となる。
〔3〕第3実施形態の説明
図7は本発明の第3実施形態としてのOFDM受信装置の要部構成を示すブロック図で、この図7に示すOFDM受信装置は、図により上述した合成判断部80Aに代えて、合成判断部80Bをそなえている点が異なる。
この合成判断部80Bは、制御チャネル復調・復号部70で復調、復号された制御チャネルに含まれる送信側での符号化率(1/3,1/2,3/4等)に関する情報(符号化率情報)を受けて、当該符号化率情報に基づいてガードインターバル101のすべてを有効シンボル部100に合成(単純加算又は加算平均)するか否か(除去するか)を判断して、その判断結果(合成又は除去)をGI処理部30′に通知(指示)するもので、例えば、符号化率=1/3及び1/2の場合は合成指示を、符号化率=3/4の場合は除去指示をGI処理部30′に通知するようになっている。
つまり、本例の合成判断部80B及びGI処理部30′は、少なくとも送信データに関する送信条件(符号化率)によってガードインターバル101を選択的に有効シンボル部100に合成するガードインターバル選択合成手段としての機能を果たしているのである。
このため、上記合成判断部80Bは、例えば図8に示すように、制御チャネル復調・復号部70からの符号化率情報を入力情報として受ける入力部801と、図9に示すような入力情報に対する出力情報を保持する判断テーブル802Bと、当該判断テーブル802Bの出力情報をGI処理部30′に出力する出力部803とをそなえて構成され、上述したごとく、符号化率情報が、1/3及び1/2の場合はいずれも合成指示が、3/4の場合は除去指示がそれぞれ判断テーブル802Bから出力部803を通じてGI処理部30′に与えられるようになっている。
上述のごとく構成された本実施形態のOFDM受信装置では、受信アンテナ10を通じて無線信号(OFDM信号)が受信部20で受信され、この受信部20にて受信信号についてダウンコンバートやA/D変換、直交復調などの所要の処理が施された後、GI処理部30′に入力される。
GI処理部30′では、合成判断部80Bからの合成又は除去指示があるまで、受信信号をバッファ等に蓄積しつつ当該受信信号をFFT処理部40へ出力する。FFT処理後の受信信号は、パイロット信号抽出部50に入力され、当該パイロット信号抽出部50にてパイロット信号が抽出されて制御チャネル復調・復号部70へ入力される。
制御チャネル復調・復号部70では、当該パイロット信号に基づいて、制御チャネル復調・復号部70にて受信信号の制御チャネルを復調及び復号し、当該制御チャネルに含まれる符号化率情報を合成判断部80Bに出力する。合成判断部80Bは、この符号化率情報に基づいてGI処理部30′でのガードインターバル101の合成又は除去を判断する。即ち、上述したごとく判断テーブル802の内容(予め決められた規則)に従ってGI処理部30′に合成(符号化率=1/3及び1/2の場合)又は除去(符号化率=3/4の場合)指示を与える。
GI処理部30′は、この合成判断部80Bからの指示が合成指示であれば、蓄積していた受信信号についてガードインターバル101のすべてを有効シンボル部100に合成(単純加算又は加算平均)し、除去指示であれば当該合成処理は行なわずにガードインターバル101を除去する。
以降は、第1及び第2実施形態と同様に、FFT処理部40によるFFT処理後の受信信号から抽出されたパイロット信号に基づいて制御チャネル復調・復号部70にて制御チャネルが復調及び復号され、当該制御チャネル及び上記パイロット信号に基づいて、データチャネル復調・復号部60にて受信信号のデータチャネルが復調・復号されて、受信データが上位層へ送出される。
このように、本実施形態のOFDM受信装置によれば、送信側の符号化率によってガードインターバル101を有効シンボル部100に合成するか否かを判断し、合成すると判断した場合にはガードインターバル101のすべてを有効シンボルに対して合成する一方、合成しない(除去する)と判断した場合には、ガードインターバル101を除去するので、第1実施形態と同様の効果ないし利点が得られるほか、送信データについての送信条件(符号化率)によって受信特性をより向上することが可能となる。
〔4〕第4実施形態の説明
図10は本発明の第4実施形態としてのOFDM受信装置の要部構成を示すブロック図で、この図10に示すOFDM受信装置は、図4又は図7により上述した装置に比して、合成判断部80A又は80Bに代えて、合成判断部80Cをそなえている点が異なる。
この合成判断部80Cは、制御チャネル復調・復号部70で復調、復号された制御チャネルに含まれる送信側での変調方式(QPSK,16QAM,64QAM等)及び符号化率(1/3,1/2,3/4等)に関する情報〔MCS(Modulation and Coding Scheme)情報〕を受けて、当該MCS情報に基づいてガードインターバル101のすべてを有効シンボル部100に合成(単純加算又は加算平均)するか否か(除去するか)を判断して、その判断結果(合成又は除去)をGI処理部30′に通知(指示)するもので、例えば、「変調方式=QPSK,符号化率=1/3」、「変調方式=QPSK,符号化率=1/2」及び「変調方式=16QAM,符号化率=1/3」の場合は合成指示を、「変調方式=QPSK,符号化率=3/4」、「変調方式=16QAM,符号化率=1/2」及び「変調方式=16QAM,符号化率=3/4」の場合は除去指示をGI処理部30′に通知するようになっている。
つまり、本例の合成判断部80C及びGI処理部30′は、少なくとも送信データに関する送信条件(変調方式及び符号化率)によってガードインターバル101を選択的に有効シンボル部100に合成するガードインターバル選択合成手段としての機能を果たしているのである。
このため、上記合成判断部80Cは、例えば図11に示すように、制御チャネル復調・復号部70からのMCS情報を入力情報として受ける入力部801と、図12に示すような入力情報に対する出力情報を保持する判断テーブル802Cと、当該判断テーブル802Cの出力情報をGI処理部30′に出力する出力部803とをそなえて構成され、上述したごとく、MCS情報が、「変調方式=QPSK,符号化率=1/3」、「変調方式=QPSK,符号化率=1/2」及び「変調方式=16QAM,符号化率=1/3」を示す場合はいずれも合成指示が、「変調方式=QPSK,符号化率=3/4」、「変調方式=16QAM,符号化率=1/2」及び「変調方式=16QAM,符号化率=3/4」を示す場合は除去指示がそれぞれ判断テーブル802Cから出力部803を通じてGI処理部30′に与えられるようになっている。
上述のごとく構成された本実施形態のOFDM受信装置では、受信アンテナ10を通じて無線信号(OFDM信号)が受信部20で受信され、この受信部20にて受信信号についてダウンコンバートやA/D変換、直交復調などの所要の処理が施された後、GI処理部30′に入力される。
GI処理部30′では、合成判断部80Cからの合成又は除去指示があるまで、受信信号をバッファ等に蓄積しつつ当該受信信号をFFT処理部40へ出力する。FFT処理後の受信信号は、パイロット信号抽出部50に入力され、当該パイロット信号抽出部50にてパイロット信号が抽出されて制御チャネル復調・復号部70へ入力される。
制御チャネル復調・復号部70では、当該パイロット信号に基づいて、制御チャネル復調・復号部70にて受信信号の制御チャネルを復調及び復号し、当該制御チャネルに含まれるMCS情報を合成判断部80Cに出力する。合成判断部80Cは、このMCS情報に基づいてGI処理部30′でのガードインターバル101の合成又は除去を判断する。即ち、上述したごとく判断テーブル802Cの内容(予め決められた規則)に従ってGI処理部30′に合成(「変調方式=QPSK,符号化率=1/3」、「変調方式=QPSK,符号化率=1/2」及び「変調方式=16QAM,符号化率=1/3」の場合)又は除去(「変調方式=QPSK,符号化率=3/4」、「変調方式=16QAM,符号化率=1/2」及び「変調方式=16QAM,符号化率=3/4」の場合)指示を与える。
GI処理部30′は、この合成判断部80Cからの指示が合成指示であれば、蓄積していた受信信号についてガードインターバル101のすべてを有効シンボル部100に合成(単純加算又は加算平均)し、除去指示であれば当該合成処理は行なわずにガードインターバル101を除去する。
以降は、第1〜第3実施形態と同様に、FFT処理部40によるFFT処理後の受信信号から抽出されたパイロット信号に基づいて制御チャネル復調・復号部70にて制御チャネルが復調及び復号され、当該制御チャネル及び上記パイロット信号に基づいて、データチャネル復調・復号部60にて受信信号のデータチャネルが復調・復号されて、受信データが上位層へ送出される。
このように、本実施形態のOFDM受信装置によれば、送信側の変調方式及び符号化率の組み合わせ(MSC情報)によってガードインターバル101を有効シンボル部100に合成するか否かを判断し、合成すると判断した場合にはガードインターバル101のすべてを有効シンボル部100に対して合成する一方、合成しない(除去する)と判断した場合には、ガードインターバル101を除去するので、第1実施形態と同様の効果ないし利点が得られるほか、送信データについての送信条件(変調方式及び符号化率の組み合わせ)によって受信特性をより向上することが可能となる。
例えば、図13に「変調方式=QPSK,符号化率=1/3」の場合、図14に「変調方式=16QAM,符号化率=1/3」の場合、図15に「変調方式=16QAM,符号化率=3/4」の場合について、それぞれ、従来技術(ガードインターバル101を単純に削除する場合及び前記特許文献1の技術)での受信特性〔電力密度対雑音電力密度比(Eb/No)に対するBLER(ブロックエラー)特性〕のシミュレーション結果と、本実施形態〔ガードインターバル101を有効シンボル100に合成(単純加算又は加算平均)する場合〕での受信特性(Eb/Noに対するBLER特性)のシミュレーション結果とを比較して示す。
図13に示すように、「変調方式=QPSK,符号化率=1/3」では、ガードインターバル101を単純に削除する場合(特性201参照)や、前記特許文献1の技術の場合(特性204参照)よりも、本実施形態のようにガードインターバル101のすべてを有効シンボル部100に加算する場合(特性203参照)や、加算平均する場合(特性202参照)の方が、BLER特性が向上することが分かる。
同様に、図14に示すように、「変調方式=16QAM,符号化率=1/3」においても、ガードインターバル101を単純に削除する場合(特性201参照)や、前記特許文献1の技術の場合(特性204参照)よりも、本実施形態のようにガードインターバル101のすべてを有効シンボル部100に加算する場合(特性203参照)や、加算平均する場合(特性202参照)の方が、BLER特性が向上することが分かる。
これに対して、図15に示すように、「変調方式=16QAM,符号化率=3/4」では、ガードインターバル101を単純に削除する場合(特性201参照)や、前記特許文献1の技術の場合(特性204参照)の方が、ガードインターバル101のすべてを有効シンボル部100に加算する場合(特性203参照)に対しては、上述したごとくGI処理部30′での合成処理は行なわないことになる。一方、加算平均する場合(特性202参照)は、ガードインターバル101を単純に削除する場合(特性201参照)よりも、BLER特性が良くなる。
〔5〕第5実施形態の説明
図16は本発明の第5実施形態としてのOFDM受信装置の要部構成を示すブロック図で、この図16に示すOFDM受信装置は、図10により上述した第4実施形態の装置に比して、合成判断部80Cに代えて合成判断部80Dをそなえるとともに、遅延プロファイル測定部90が付加されている点が異なる。なお、他の既述の符号を付して説明するものは、特に断らない限り、既述のものと同一若しくは同様のものである。
ここで、遅延プロファイル測定部90は、受信信号を基に、無線伝搬路上で発生する多重反射波(マルチパス)の到来遅延時間特性(遅延プロファイル)を測定するものであり、合成判断部80Dは、上記遅延プロファイル測定部90で測定された遅延プロファイルと第4実施形態にて前述したMCS情報とに基づいて、GI処理部30′にてガードインターバル101を有効シンボル部100に合成(単純加算又は加算平均)するか否か(除去するか)を判断するものである。
例えば、この合成判断部80Dは、第4実施形態と同様にしてMCS情報を基にガードインターバル101の合成の要否を判断した後、遅延プロファイルの測定結果を基にさらにガードインターバル101の合成の要否を判断するようになっている。つまり、本実施形態の合成判断部80Dは、第4実施形態のMCS情報に基づく判断条件に加えて、遅延プロファイルの状態をも加味して、ガードインターバル101の合成の要否の判断を行なうのである。なお、MCS情報による判断自体については、第4実施形態と同様にして行なえばよいので、合成判断部80Dは、図11及び図12と同様の構成を有していればよい。
上述のごとく構成された本実施形態のOFDM受信装置では、受信アンテナ10を通じて無線信号(OFDM信号)が受信部20で受信され、この受信部20にて受信信号についてダウンコンバートやA/D変換、直交復調などの所要の処理が施された後、GI処理部30′に入力される。
GI処理部30′では、合成判断部80Dからの合成又は除去指示があるまで、受信信号をバッファ等に蓄積しつつ当該受信信号をFFT処理部40へ出力する。FFT処理後の受信信号は、パイロット信号抽出部50に入力され、当該パイロット信号抽出部50にてパイロット信号が抽出されて制御チャネル復調・復号部70へ入力される。
制御チャネル復調・復号部70では、当該パイロット信号に基づいて、制御チャネル復調・復号部70にて受信信号の制御チャネルを復調及び復号し、当該制御チャネルに含まれるMCS情報を合成判断部80Dに出力する。
合成判断部80Dは、このMCS情報に基づいてGI処理部30′でのガードインターバル101の合成又は除去を判断する。即ち、判断テーブル802Cの内容(予め決められた規則)に従ってGI処理部30′に合成(「変調方式=QPSK,符号化率=1/3」、「変調方式=QPSK,符号化率=1/2」及び「変調方式=16QAM,符号化率=1/3」の場合)又は除去(「変調方式=QPSK,符号化率=3/4」、「変調方式=16QAM,符号化率=1/2」及び「変調方式=16QAM,符号化率=3/4」の場合)の判断を行なう(図17のステップS1及びS2)。
その結果、合成しないと判断した場合は、除去指示をGI処理部30′に与えることによってガードインターバル101の有効シンボル部100への合成は行なわない(図17のステップS2のNルート)。これに対し、合成すると判断した場合、合成判断部80Dは、遅延プロファイル測定部90による遅延プロファイルの測定結果が所定の閾値以上か否かを判断し(図17のステップS3及びS4)、閾値未満であればGI処理部30′へ合成指示を与えることによってGI処理部30′でガードインターバル101を有効シンボル部100に合成する(図17のステップS4のNルートからステップS5)。
一方、遅延プロファイル測定結果が閾値以上であれば、合成判断部80Dは、MCS情報からは合成すると判断していた場合であっても、除去指示をGI処理部30′に与えることによって、GI処理部30′によるガードインターバル101の有効シンボル部100への合成は行なわせない(図17のステップS4のYルート)。
以降は、第1〜第4実施形態と同様に、FFT処理部40によるFFT処理後の受信信号から抽出されたパイロット信号に基づいて制御チャネル復調・復号部70にて制御チャネルが復調及び復号され、当該制御チャネル及び上記パイロット信号に基づいて、データチャネル復調・復号部60にて受信信号のデータチャネルが復調・復号されて、受信データが上位層へ送出される。
なお、上記閾値は、遅延プロファイル(受信環境)によってはガードインターバル101を有効シンボル部100に合成してしまうとかえって受信特性が悪化してしまうような境界値に設定することができる。例えば、遅延プロファイル測定結果が大きいほど遅延波の影響が大きいと考えられるので、ガードインターバル101の合成は行なわないと判断する傾向とし、逆に、遅延プロファイル測定結果が小さいほど遅延波の影響が小さいと考えられるので、ガードインターバル101の合成を行なうと判断する傾向とすることができる。
このように、本実施形態のOFDM受信装置によれば、送信側の変調方式及び符号化率の組み合わせ(MSC情報)と受信信号の遅延プロファイルとに基づいてガードインターバル101を有効シンボル部100に合成するか否かを判断するので、第1実施形態と同様の効果ないし利点が得られるほか、ガードインターバル101の合成要否の判断条件に遅延プロファイル(受信環境)を加味することで、より効率良く受信特性を向上することが可能となる。
〔6〕その他
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、OFDM方式を採用した通信システムに本発明を適用した場合について説明したが、GI又はこれに相当する技術、即ち、マルチパス干渉の耐性を高めるためにデータを時間的に一部重複して送信する技術を採用する通信システムであれば同様に適用され、上述した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、上述した各実施形態で示した方法を組み合わせて、システムに最も適した最適な方法を切り替えるようにすることもできる。
〔7〕付記
(付記1)
マルチパス干渉に対する耐性を高めるためにデータの有効シンボルの一部をガードインターバルとして時間的に重複して送信する機能を有する通信システムの受信側の処理であって、
該データを受信し、
当該データの該ガードインターバルのすべてを該有効シンボルに合成すること特徴とする、受信処理方法。
(付記2)
少なくとも該データに関する送信条件に基づいて該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かを判断することを特徴とする、付記1記載の受信処理方法。
(付記3)
該通信システムが、該データの変調方式に関する変調方式情報を該送信条件として受信側に通知する機能を有し、
該変調方式情報に基づいて該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かを判断し、
合成すると判断した場合に、該ガードインターバルを該有効シンボルに合成することを特徴とする、付記2記載の受信処理方法。
(付記4)
該通信システムが、該データの符号化率に関する符号化率情報を該送信条件として受信側に通知する機能を有し、
該符号化率情報に基づいて該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かを判断し、
合成すると判断した場合に、該ガードインターバルを該有効シンボルに合成することを特徴とする、付記2記載の受信処理方法。
(付記5)
該通信システムが、該データの変調方式及び符号化率に関する情報を受信側に通知する機能を有し、
該データの変調方式及び符号化率に関する情報に基づいて該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かを判断し、
合成すると判断した場合に、該ガードインターバルを該有効シンボルに合成することを特徴とする、付記2記載の受信処理方法。
(付記6)
該受信データの遅延プロファイルを測定し、
その測定結果を、該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かの判断条件に加えて上記判断を行なうことを特徴とする、付記3〜5のいずれか1項に記載の受信処理方法。
(付記7)
該ガードインターバルを該有効シンボルに合成する場合には、単純加算方法を適用することを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載の受信処理方法。
(付記8)
該ガードインターバルを該有効シンボルに合成する場合には、加算平均方法を適用することを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載の受信処理方法。
(付記9)
該ガードインターバルを該有効シンボルに合成しないと判断した場合には、該ガードインターバルを除去することを特徴とする、付記3〜6のいずれか1項に記載の受信処理方法。
(付記10)
マルチパス干渉に対する耐性を高めるためにデータの有効シンボルの一部をガードインターバルとして時間的に重複して送信する機能を有する通信システムの受信装置であって、
該データを受信する受信手段と、
該受信手段で受信した該データの該ガードインターバルのすべてを該有効シンボルに合成するガードインターバル合成手段とをそなえたこと特徴とする、受信装置。
(付記11)
該ガードインターバル合成手段が、
少なくとも該データに関する送信条件に基づいて該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かの判断機能を有するガードインターバル選択合成手段として構成されたことを特徴とする、付記10記載の受信装置。
(付記12)
該通信システムが、該データの変調方式に関する変調方式情報を該送信条件として受信側に通知する機能を有するとともに、
該ガードインターバル選択合成手段が、
該変調方式情報に基づいて該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かを判断する合成判断部と、
該合成判断部で合成すると判断された場合に、該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するガードインターバル合成処理部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記11記載の受信装置。
(付記13)
該通信システムが、該データの符号化率に関する符号化率情報を該送信条件として受信側に通知する機能を有するとともに、
該ガードインターバル選択合成手段が、
該符号化率情報に基づいて該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かを判断する合成判断部と、
該合成判断部で合成すると判断された場合に、該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するガードインターバル合成処理部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記11記載の受信装置。
(付記14)
該通信システムが、該データの変調方式及び符号化率に関する情報を受信側に通知する機能を有するとともに、
該ガードインターバル選択合成手段が、
該データの変調方式及び符号化率に関する情報に基づいて該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かを判断する合成判断部と、
該合成判断部で合成すると判断された場合に、該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するガードインターバル合成処理部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記11記載の受信装置。
(付記15)
該受信データの遅延プロファイルを測定する遅延プロファイル測定手段をさらにそなえ、
該合成判断部が、該遅延プロファイル測定手段による測定結果を、該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かの判断条件に加えて上記判断を行なうように構成されたことを特徴とする、付記12〜14のいずれか1項に記載の受信装置。
(付記16)
該ガードインターバル合成処理部が、単純加算方法により該ガードインターバルを該有効シンボルに合成する単純加算部として構成されたことを特徴とする、付記12〜15のいずれか1項に記載の受信装置。
(付記17)
該ガードインターバル合成処理部が、加算平均方法により該ガードインターバルを該有効シンボルに合成する加算平均部として構成されたことを特徴とする、付記12〜15のいずれか1項に記載の受信装置。
(付記18)
該ガードインターバル合成処理部が、
該合成判断部にて該ガードインターバルを該有効シンボルに合成しないと判断された場合には、該ガードインターバルを除去するように構成されたことを特徴とする、付記12〜17のいずれか1項に記載の受信装置。
本発明の第1実施形態としてのOFDM受信装置の要部構成を示すブロック図である。 図1に示すガードインターバル(GI)合成部での処理(単純加算方法)を説明するための模式図である。 図1に示すガードインターバル(GI)合成部での処理(加算平均方法)を説明するための模式図である。 本発明の第2実施形態としてのOFDM受信装置の要部構成を示すブロック図である。 図4に示す合成判断部の構成例を示すブロック図である。 図5に示す合成判断部で用いる判断テーブルの内容例を示す図である。 本発明の第3実施形態としてのOFDM受信装置の要部構成を示すブロック図である。 図7に示す合成判断部の構成例を示すブロック図である。 図8に示す合成判断部で用いる判断テーブルの内容例を示す図である。 本発明の第4実施形態としてのOFDM受信装置の要部構成を示すブロック図である。 図10に示す合成判断部の構成例を示すブロック図である。 図11に示す合成判断部で用いる判断テーブルの内容例を示す図である。 図10に示すOFDM装置の受信特性を従来技術と比較して示す図である。 図10に示すOFDM装置の受信特性を従来技術と比較して示す図である。 図10に示すOFDM装置の受信特性を従来技術と比較して示す図である。 本発明の第5実施形態としてのOFDM受信装置の要部構成を示すブロック図である。 図16に示すOFDM受信装置の動作を説明するためのフローチャートである。 ガードインターバルを説明すべくOFDM1シンボルの構成を示す図である。 OFDM方式における遅延波の影響(マルチパス干渉)を説明するための模式図である。 従来技術を説明すべくOFDM1シンボルを示す図である。 他の従来技術を説明するための模式図である。
符号の説明
10 受信アンテナ
20 受信部
30 ガードインターバル(GI)合成部
30′ ガードインターバル(GI)処理部
40 FFT処理部
50 パイロット信号抽出部
60 データチャネル復調・復号部
70 制御チャネル復調・復号部
80A,80B,80C,80D 合成判断部
801 入力部
802 出力部
802A,802B,802C 判断テーブル
90 遅延プロファイル測定部
100 有効シンボル部
101 ガードインターバル(GI)

Claims (4)

  1. マルチパス干渉に対する耐性を高めるためにデータの有効シンボルの一部をガードインターバルとして時間的に重複して送信する機能を有する通信システムの受信側の処理であって、
    該データを受信し、
    少なくとも該データに関する送信条件に基づいて該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かを判断し、
    合成すると判断した場合に、当該データの該ガードインターバルのすべてを該有効シンボルに合成すること特徴とする、受信処理方法
  2. 該通信システムが、該データの変調方式に関する変調方式情報と該データの符号化率に関する符号化率情報の両方またはいずれか一方を該送信条件として受信側に通知する機能を有し、
    該通知された送信条件に基づいて該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かを判断し、
    合成すると判断した場合に、該ガードインターバルを該有効シンボルに合成することを特徴とする、請求項記載の受信処理方法。
  3. 該受信データの遅延プロファイルを測定し、
    その測定結果を、該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かの判断条件に加えて上記判断を行なうことを特徴とする、請求項記載の受信処理方法。
  4. マルチパス干渉に対する耐性を高めるためにデータの有効シンボルの一部をガードインターバルとして時間的に重複して送信する機能を有する通信システムの受信装置であって、
    該データを受信する受信手段と、
    少なくとも該データに関する送信条件に基づいて該ガードインターバルを該有効シンボルに合成するか否かを判断する合成判断手段と、
    該合成判断手段で合成すると判断した場合に、該受信手段で受信した該データの該ガードインターバルのすべてを該有効シンボルに合成するガードインターバル合成手段とをそなえたこと特徴とする、受信装置。
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