JP4624753B2 - Vリブドベルト - Google Patents

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Description

本発明は動力伝動に用いられるVリブドベルトに関する。
動力伝動に用いられるVリブドベルトにおいて、オゾン雰囲気下、高温雰囲気下でのゴムの劣化が問題視されており、従来の天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴムなどから構成されているベルトではこのゴム劣化によって早期にクラックが生じることが指摘されている。また、クロロプレンなどのハロゲンを含んだゴムはダイオキシンの発生につながることから、環境負荷物質であるハロゲンを含有しないゴムで製造されたベルトが近年求められている。
このような要求に対して、最近ではエチレン−プロピレン系ゴム(EPR)あるいはエチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)等のエチレン・α−オレフィンゴムが、優れた耐オゾン性、耐熱性、耐寒性を有しているとともに比較的に安価なポリマーであり、脱ハロゲンという要求を満たしていることからも有望視されている。具体的には、α,β−不飽和有機酸の金属塩で補強されたエチレン・α−オレフィンエラストマーを伝動ベルトに使用することが提案されている。(例えば特許文献1参照)
特開平9−500930号公報
しかしながら、エチレン−プロピレン系ゴムをはじめとするエチレン・α−オレフィンゴムで構成したVリブドベルトは、クロロプレンゴムに比べると水濡れ性に劣ることから、注水時に伝達性能が低下したり、スリップによる異音が発生するといった問題があった。
またエチレン・α−オレフィンゴムは引き裂き力が低く、パーオキサイド架橋系を用いると、更に引き裂き力が低下するという問題があった。一方、硫黄架橋系を用いたものは、加硫度を十分に上げるのが困難であるため、走行時に摩耗が多くなるという問題があった。尚、加硫度を上げるために、分子内の二重結合量の極めて多いEPDMを用いると、粘着摩耗はある程度改善できるが、耐熱性が低下するという不具合が発生した。更に、引き裂き力が弱いということと併せてエチレン・α−オレフィンゴムの接着性が低く、特に繊維との接着性に関しては問題となっていた。
本発明はこのような問題点を解決するものであり、注水時でも優れた伝達性、静音性を有すると共に通常時との伝達性能との差が少なく、また耐屈曲疲労性、耐熱性、耐寒性、耐磨耗性、そして耐粘着磨耗性を備えたVリブドベルトを提供することを目的とする。
本発明は、伸張部とベルト周方向に延びる複数のリブを有する圧縮部を有し、ベルト長手方向に沿って心線を埋設したVリブドベルトにおいて、少なくとも圧縮部の表層が、ゴム成分としてエチレン−ビニルエステル共重合体及び/又はエチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体とエチレン・α−オレフィンゴムを重量割合で5/95〜100/0含有し、架橋剤として有機過酸化物が配合されると共に、ゴム成分100重量部に対してN,N’−m−フェニレンジマレイミド及び/又はキノンジオキシム類が0.5〜13重量部配合されたゴム組成物で構成されることを特徴としたVリブドベルトである。
本発明はまた、ゴム成分としてエチレン−ビニルエステル共重合体及び/又はエチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体とエチレン・α−オレフィンゴムを重量割合で10/90〜60/40含有する;エチレン−ビニルエステル共重合体が、エチレン−酢酸ビニル共重合体である;エチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体が、エチレン−アクリル酸エチル共重合体である;エチレン−ビニルエステル共重合体のビニルエステル含有量が30〜70重量%である 発明である。
本発明では、少なくとも圧縮ゴム層の表層を特定組成のゴム組成物で構成することで、プーリ接触面の水濡れ性を高くし、注水時における伝達性、静音性を向上させると共に、耐引き裂き性、屈曲性、耐熱性、耐寒性、耐磨耗性、そして耐粘着磨耗性に優れるVリブドベルトベルトが得られる。またエチレン−ビニルエステル共重合体、エチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体、そしてエチレン・α−オレフィンゴムはハロゲンを含有しないため環境に負荷を与えない。
そして、エチレン−ビニルエステル共重合体及び/又はエチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体とエチレン・α−オレフィンゴムの割合を特定範囲とすることで、ゴム硬度を低下させず、注水時と乾燥時の伝達性能の差が少ないVリブドベルトが得られる。またビニルエステル含有量が特定範囲にあるエチレン−ビニルエステル共重合体を選択することで、耐摩耗性と破断強度のバランスそして伝達性能のバランスがより優れた構成とすることができる。
図1は、本発明に係るVリブドベルトの断面斜視図である。Vリブドベルト1は、カバー帆布5からなる伸張部2と、コードよりなる心線3を埋設した接着層4、その下側に弾性体層である圧縮部6からなっている。この圧縮部6は、ベルト長手方向に延びる断面略三角形である台形の複数のリブを有している。
本発明の必須構成としては、ベルト本体の少なくとも圧縮部6の表層を、ゴム成分としてエチレン−ビニルエステル共重合体及び/又はエチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体とエチレン・α−オレフィンゴムを重量割合で5/95〜100/0、更に好ましくは10/90〜60/40含有するゴム組成物で構成することにある。このとき、ベルトサイズにより異なるが、圧縮部表面から少なくとも0.5mm以上を該ゴム組成物で構成することが望ましい。尚、ゴム成分としてエチレン−ビニルエステル共重合体及び/又はエチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体とエチレン・α−オレフィンゴムを100/0含有するとは、エチレン−ビニルエステル共重合体及び/又はエチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体を含有し、エチレン・α−オレフィンゴムを含有しない状態を示す。
一般的に、エチレン・α−オレフィンゴム(例えばエチレン−プロピレン−ジエン共重合体)のSP値は、約8.0[cal1/2・cm−3/2]であるのに対して、エチレン−ビニルエステル共重合体(例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体)、エチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体(例えばエチレン−アクリル酸エチル共重合体)はSP値が約8.3[cal1/2・cm−3/2]以上と高い。そのため圧縮部6の表層、即ちプーリ接触面をゴム成分としてエチレン−ビニルエステル共重合体及び/又はエチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体を含有するゴム組成物、もしくは前記ポリマーに加えてエチレン・α−オレフィンゴムを含有するゴム組成物で構成すると、エチレン・α−オレフィンゴムのみで構成された従来のベルトよりも水濡れ性が高くなり、注水時のスリップや発音を抑制する効果がある。尚、SP値は、凝集エネルギー密度CED(1ccのものを蒸発させるのに要するエネルギー量)の平方根で定義される溶解性パラメーターである。また、エチレン−ビニルエステル共重合体,エチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体において、エステルの炭化水素が長くなるとエステル結合の相対量が下がり、極性が低くなるため、できるだけ短い炭化水素のものを選択することが望ましい。
エチレン−ビニルエステル共重合体のビニルエステルとしては、プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、ラウリル酸ビニル、そしてステアリン酸ビニルなどが挙げられるが、なかでも酢酸ビニル、すなわちエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)が好ましい。またビニルエステル含有量が30〜70重量%であるエチレン−ビニルエステル共重合体を選択すると、ゴム物性とベルト伝達性能のバランスに優れた構成とすることができる。30重量%未満では、注水時の伝達性が充分ではなく、70重量%を超えるとゴムとしての弾性が損なわれ、ベルト変形が大きくなり、寸法変化が大きくなり、ベルト寿命が低下する。
エチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体のα,β−不飽和カルボン酸エステルとしては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチルなどが例示できるが、なかでもアクリル酸エチル、すなわちエチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)が好ましい。尚、これら共重合体は一種に限らず、併用することができる。但し、伝達性能やモジュラスを考慮すると、エチレン−ビニルエステル共重合体を選択することが望ましい。
エチレン・α−オレフィンゴムとしては、エチレンとα−オレフィン(プロピレン、ブテン、ヘキセン、オクテンなど)の共重合体、あるいは、エチレンと上記α−オレフィンと非共役ジエンの共重合体であり、具体的にはエチレン−プロピレンゴム(EPM)やエチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)などのゴムをいう。上記ジエン成分としては、エチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、シクロオクタジエン、メチレンノルボルネンなどの炭素原子数5〜15の非共役ジエンが挙げられる。
また、上記ゴム組成物には、架橋剤として有機過酸化物が配合されることが望ましい。有機過酸化物としては、例えばジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−モノ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン等を挙げることができる。この有機過酸化物は、単独もしくは混合物として、ゴム100重量部に対して0.5〜8重量部の範囲で好ましく使用される。
更に、前記ゴム組成物は、ゴム成分100重量部に対して、N,N’−m−フェニレンジマレイミド及び/又はキノンジオキシム類を好ましくは0.5〜13重量部配合することができる。N,N’−m−フェニレンジマレイミド及び/又はキノンジオキシム類は共架橋剤として作用し、0.5質量部未満では添加による効果が顕著でなく、13質量部を超えると引裂き力並びに接着力が急激に低下する。このとき、共架橋剤としてN,N’−m−フェニレンジマレイミドを選択した場合、架橋密度が高くなり、耐摩耗性が高く、また注水時と乾燥時の伝達性能の差が少ないといった特徴がある。またキノンジオキシムを選択した場合は、繊維基材との接着性に優れるといった特徴がある。
キノンジオキシム類としては、p−ベンゾキノンジオキシム、p,p’−ジベンゾキノンジオキシム、テトラクロロベンゾキノンポリ(P−ジニトロベンゾキノン)等が挙げられる。接着性や架橋密度を考慮すると、p−ベンゾキノンジオキシムやp,p’−ジベンゾキノンジオキシムなどのベンゾキノンジオキシム類が好ましい。
そして、それ以外に必要に応じてカーボンブラック、シリカのような増強剤、炭酸カルシウム、タルクのような充填剤、可塑剤、安定剤、加工助剤、着色剤のような通常のゴム配合物に使用されるものが使用される。
尚、ベルト本体の少なくとも圧縮部6の表層を上述の如きゴム組成物で構成することを本発明の必須条件としてあげているが、いうまでもなくベルト本体を構成するゴム組成物全てを該ゴム組成物で構成することが可能である。また圧縮部6全体を該ゴム組成物、接着層4を別のゴム組成物で構成してもよい。尚、心線3が埋設されるゴム層、例えば接着層4を、ゴム成分としてエチレン−ビニルエステル共重合体及び/又はエチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体とエチレン・α−オレフィンゴムを重量割合で5/95〜100/0、更に好ましくは10/90〜60/40含有し、架橋剤として有機過酸化物が配合されると共に、ゴム成分100重量部に対してN,N’−m−フェニレンジマレイミド及び/又はキノンジオキシム類が0.5〜13重量部配合されたゴム組成物で構成すると心線との接着性に優れるといった効果がある。
Vリブドベルト本体に上記ゴム組成物以外のゴム組成物を使用する場合は、例えばゴム成分としてエチレン・α−オレフィンゴム単独またはその他の種類ゴムからなる相手ゴムを混ぜ合わせたブレンドゴムが好ましく使用される。エチレン・α−オレフィンゴムにブレンドする相手ゴムとしては、ブタジエンゴム(BR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(H−NBR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、天然ゴム(NR)などの少なくとも一種のゴムを挙げることができる。水素化ニトリルゴムは水素添加率80%以上であり、耐熱性及び耐オゾン性の特性を発揮するために、好ましくは90%以上が良い。水素添加率80%未満の水素化ニトリルゴムは、耐熱性及び耐オゾン性は極度に低下する。耐油性及び耐寒性を考慮すると、結合アクリロニトリル量は20〜45%の範囲が好ましい。
圧縮部6には、ナイロン6、ナイロン66、ポリエステル、綿、アラミドなどからなる短繊維を混入して圧縮部6の耐側圧性を向上させるとともに、プーリと接する面になる圧縮部6の表面に該短繊維を突出させ、圧縮部の摩擦係数を低下させて、ベルト走行時の騒音を軽減させることができる。アラミド繊維は分子構造中に芳香環をもつ、例えば商品名コーネックス、ノーメックス、ケブラー、テクノーラ、トワロン等が例示できる。
前記短繊維は、繊維長さは1〜20mmで、その添加量はゴム100質量部に対して5〜50質量部であることが望ましい。尚、短繊維の添加量が1質量部未満の場合には、圧縮部6のゴムが粘着しやすくなって摩耗する欠点があり、また一方40質量部を越えると、短繊維がゴム中に均一に分散し難い。
上記短繊維は圧縮部6のゴムとの接着を向上させるためにも、該短繊維をエポキシ化合物やイソシアネート化合物などを含有する処理液によって接着処理されることが好ましい。
心線3は、ポリエステル繊維、ポリトリメチレンテレフタレート繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維、ガラス繊維、アラミド繊維などを材料とする撚コードが使用できる。ガラス繊維の組成は、Eガラス、Sガラス(高強度ガラス)のいずれでもよく、フィラメントの太さ及びフィラメントの集束本数及びストランド本数に制限されない。
前記心線3は接着処理を施されることが望ましく、例えば(1)未処理コードをエポキシ化合物やイソシアネート化合物から選ばれた処理液を入れたタンクに含浸してプレディップした後、(2)160〜200℃に温度設定した乾燥炉に30〜600秒間通して乾燥し、(3)続いてRFL液からなる接着液を入れたタンクに浸漬し、(4)210〜260℃に温度設定した延伸熱固定処理器に30〜600秒間通し−1〜3%延伸して延伸処理コードとする、ことができる。
この前処理液で使用するイソシアネート化合物としては、例えば4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレン2,4−ジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ポリアリールポリイソシアネート(例えば商品名としてPAPIがある)等がある。このイソシアネート化合物はトルエン、メチルエチルケトン等の有機溶剤に混合して使用される。
また、上記イソシアネート化合物にフェノール類、第3級アルコール類、第2級アルコール類等のブロック化剤を反応させてポリイソシアネートのイソシアネート基をブロック化したブロック化ポリイソシアネートも使用可能である。
エポキシ化合物としては、例えばエチレングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール等の多価アルコールや、ポリエチレングリコール等のポリアルキレングリコールとエピクロルヒドリンのようなハロゲン含有エポキシ化合物との反応生成物や、レゾルシン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジメチルメタン、フェノール.ホルムアルデヒド樹脂、レゾルシン.ホルムアルデヒド樹脂等の多価フェノール類やハロゲン含有エポキシ化合物との反応生成物などである。上記エポキシ化合物はトルエン、メチルエチルケトン等の有機溶剤に混合して使用される。
RFL処理液はレゾルシンとホルムアルデヒドの初期縮合物をゴムラテックスと混合したものであり、この場合レゾルシンとホルムアルデヒドのモル比は1:2〜2:1にすることが接着力を高める上で好適である。モル比が1/2未満では、レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂の三次元化反応が進み過ぎてゲル化し、一方2/1を超えると、逆にレゾルシンとホルムアルデヒドの反応があまり進まないため、接着力が低下する。
ゴムラテックスとしては、スチレン−ブタジエン−ビニルピリジン三元共重合体、水素化ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴムなどがあげられる。
また、レゾルシン−ホルムアルデヒドの初期縮合物と上記ゴムラテックスの固形分質量比は1:2〜1:8が好ましく、この範囲を維持すれば接着力を高める上で好適である。上記の比が1/2未満の場合には、レゾルシン−ホルムアルデヒドの樹脂分が多くなり、RFL皮膜が固くなり動的な接着が悪くなり、他方1/8を超えると、レゾルシン−ホルムアルデヒドの樹脂分が少なくなるため、RFL皮膜が柔らかくなり、接着力が低下する。
更に、上記RFL液には加硫促進剤や加硫剤を添加してもよく、添加する加硫促進剤は、含硫黄加硫促進剤であり、具体的には2−メルカプトベンゾチアゾール(M)やその塩類(例えば、亜鉛塩、ナトリウム塩、シクロヘキシルアミン塩等)ジベンゾチアジルジスルフィド(DM)等のチアゾール類、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド(CZ)等のスルフェンアミド類、テトラメチルチウラムモノスルフィド(TS)、テトラメチルチウラムジスルフィド(TT)、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド(TRA)等のチウラム類、ジ−n−ブチルジチオカルバミン酸ナトリウム(TP)、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛(PZ)ジエチルジメチルジチオカルバミン酸亜鉛(EZ)等のジチオカルバミン酸塩類等がある。
また、加硫剤としては、硫黄、金属酸化物(酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化鉛)、過酸化物等があり、上記加硫促進剤と併用する。
上記心線3を用いたVリブドベルトは、Vリブドベルトを2%伸張させるのに必要な引張力が100〜250N/リブ、更に好ましくは130〜210N/リブとすることが好ましく、このような引張力であると、たとえリブゴム磨耗等によりベルト伸びが発生した場合でも、急激な張力低下を引き起こすことなく、安定した張力が維持できる。250N/リブを超えるとベルト伸び時に急激な張力低下が見られ、100N/リブ未満であると心線伸びによるベルト張力低下が大きくなる。
またベルトに147N/5本コードの初荷重をかけ、100℃雰囲気下30分放置した後に発生したベルト乾熱時収縮力が50〜150N/5本コードである特性を付与すると、ベルト伸びが発生しても張力を自己調整可能であり、オートテンショナーを設置しなくともベルトスリップ率が小さくてベルト寿命が長いものを得ることができる。ベルト乾熱時収縮力が50N未満の場合には、ベルト張力を調整する性能に乏しく、スリップ率が高くなる傾向がある。また、ベルト乾熱時収縮力が150Nを越える場合には、ベルト長さの経時収縮が大きくなる傾向がある上に、スリップ率が小さくなる効果は小さい。
カバー帆布5は、織物、編物、不織布などから選択される繊維基材である。構成する繊維素材としては、公知公用のものが使用できるが、例えば綿、麻等の天然繊維や、金属繊維、ガラス繊維等の無機繊維、そしてポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリフロルエチレン、ポリアクリル、ポリビニルアルコール、全芳香族ポリエステル、アラミド等の有機繊維が挙げられる。織物の場合は、これらの糸を平織、綾織、朱子織等することにより製織される。
上記カバー帆布5は、公知技術に従ってレゾルシン−ホルムアルデヒド−ラテックス液(RFL液)に浸漬することが好ましい。またRFL液に浸漬後、未加硫ゴムをカバー帆布5に擦り込むフリクションを行ったり、ゴムを溶剤に溶かしたソーキング液に浸漬処理することができる。尚、RFL液には適宜カーボンブラック液を混合して処理反を黒染めしたり、公知の界面活性剤を0.1〜5.0質量%加えてもよい。
尚、Vリブドベルトは、図1のような構成に限定されず、例えば接着層を配置しないVリブドベルトや、圧縮部を2層構成にしたVリブドベルト、背面にカバー帆布を貼着せずゴムを露出させたVリブドベルトなども本発明の技術範囲に属する。以下、これらの実施形態を図面をもとに説明する。
図2に示すVリブドベルト21は、背面が短繊維を含有するゴム組成物で形成された伸張部25と、該伸張部25の下層に圧縮部26を配置した構成を有する。心線23は、ベルト長手方向に沿って本体内に埋設されてなり、その一部が伸張部25に接し、残部が圧縮部26に接した状態となっている。そして、前記圧縮部25にはベルト長手方向に伸びる断面略三角形の複数のリブが設けられており、該リブ表面には短繊維が植毛されている。ここで、伸張部25に含有される短繊維はベルト幅方向に配向している。
図3に示すVリブドベルト31は、背面が短繊維を含有するゴム組成物で形成された伸張部35と、該伸張部35の下層に接着層34が配設され、更にその下層に圧縮部36を配置した構成を有する。心線33は、ベルト長手方向に沿って本体内に埋設されてなり、その一部が伸張部35に接し、残部が接着層34に接した状態となっている。そして前記圧縮部36はベルト長手方向に伸びる断面略三角形の複数のリブが設けられており、この圧縮部36が該ゴム組成物で構成される。ここで、伸張部35に含有される短繊維はベルト幅方向に配向しており、また圧縮部36に含有される短繊維はリブ形状に沿った流動状態を呈し、表面近傍の短繊維はリブ形状に沿って配向している。
図2,3では、伸張部をカバー帆布で構成せず、短繊維を含有するゴム組成物で形成した構成を示したが、この際、背面駆動時の異音を抑制すべく、背表面に凹凸パターンを設けることができる。凹凸パターンとしては、編布パターン、織布パターン、スダレ織布パターンなどを挙げることができるが、最も好ましくは織物パターンである。また短繊維としては、ポリエステル、アラミド、ナイロン、綿などを所望に応じて配合することができ、好ましくはベルト幅方向に配向させることが望ましい。伸張部や圧縮部や接着層を構成するゴム組成物、心線などは上述と同様のものが使用できる。
尚、図2のように接着層を配置しない構成の場合、心線23は伸張部25と圧縮部26の境界領域でベルト本体に埋設されることになる。この時、心線23とベルト本体との接着性を考慮すると、圧縮部は短繊維を含有しないゴム組成物で構成することが望ましい。また図2では圧縮部表面に植毛を施した構成を示したが、圧縮部を表層と内層の2層とし、表層のみ短繊維を混入した構成としてもよい。
また図3では圧縮部6に含有される短繊維はリブ形状に沿った流動状態を呈しているが、短繊維が幅方向に配向した構成としてもかまわない。
次に、これらVリブドベルトの製造方法を説明する。製造方法としては限定されるものではないが例えば以下のような方法がある。
第1の方法としては、まず、円筒状の成形ドラムの周面に伸張部を構成する部材と接着層を構成する接着ゴムシートとを巻き付けた後、この上にコードからなる心線を螺旋状にスピニングし、更に圧縮部(動力伝動部)を構成する圧縮ゴムシートを順次巻き付けて未加硫スリーブを形成した後、加硫して加硫スリーブを得る。次に、加硫スリーブを駆動ロールと従動ロールに掛架され所定の張力下で走行させ、更に回転させた研削ホイールを走行中の該加硫スリーブに当接するように移動してスリーブの圧縮部表面に3〜100個の複数の溝状部を一度に研磨して摩擦伝動面を形成する。このようにして得られたスリーブを駆動ロールと従動ロールから取り外し、該スリーブを他の駆動ロールと従動ロールに掛架して走行させ、カッターによって所定に幅に切断して個々のVリブドベルトに仕上げる。
第2の方法としては、周面にリブ刻印を設けた円筒状の成形ドラムに、圧縮部を構成する圧縮ゴムシート、接着層を構成する接着ゴムシートを巻き付けた後、心線をスピニングし、伸張部を構成する部材を巻き付けて未加硫スリーブを配置する。その後、該未加硫スリーブを成形ドラムに押圧しながら加硫することで、圧縮部にリブを型付けする。得られた加硫スリーブにはリブが形成されてなるが、必要に応じてリブ表面を研磨し、所定幅に切断して個々のVリブドベルトとする。
第3の方法としては、円筒状の成形ドラムに装着された可撓性ジャケットの上に伸張部を構成する部材、接着層を構成する接着ゴムシートを巻き、その上に心線をスピニングした後、さらに圧縮部を構成する圧縮ゴムシートを順次無端状に捲き付けて未加硫スリーブを形成する。そして、可撓性ジャケットを膨張させて、未加硫スリーブをリブ部に対応した刻印を有する外型に押圧して加硫成形する。得られた加硫スリーブにはリブが形成されてなるが、必要に応じてリブ表面を研磨し、所定幅に切断して個々のVリブドベルトとする。
第4の方法としては、円筒状の成形ドラムに装着された可撓性ジャケットの上に圧縮部を構成する圧縮ゴムシートを配置した第1未加硫スリーブを形成した後、可撓性ジャケットを膨張させて、該第1未加硫スリーブをリブ部に対応した刻印を有する外型に押圧して、リブ部を有する予備成型体を作製する。そして、前記予備成型体を密着させた外型から、内型を離間させ、次いで、内型に伸張部を構成する部材、接着層を構成する接着ゴムシートを配置し、心線をスピニングして第2未加硫スリーブを形成する。そして、可撓性ジャケットを膨張させて、前記予備成型体を密着させた外型に、該第2未加硫スリーブを内周側から押圧して予備成型体と一体的に加硫する。得られた加硫ベルトスリーブにはリブが形成されてなるが、必要に応じてリブ表面を研磨し、所定幅に切断して個々のVリブドベルトとする。
尚、Vリブドベルトの圧縮部を表層と内層の2層からなる構成とする場合、表層と内層の2層構成を有する圧縮ゴムシートを巻き付ける、もしくは表層用圧縮ゴムシートと内層用圧縮ゴムシートを順次巻き付けるなどにより、表層と内層の2層構成を有する圧縮部を配置した未加硫スリーブを形成する必要がある。このとき、第1の方法では研磨によりリブを形成するため、得られたVリブドベルトのリブ山には表層が存在するがリブ側面やリブ底には内層が露出することが考えられる。そのため、表層と内層の2層からなるVリブドベルトは、第2の方法、第3の方法、もしくは第4の方法で製造することが望ましい。
また図2のような接着層を配置しないVリブドベルトは、上記方法において接着ゴムシートを配置せずに製造することで得ることができる。更に図3のように圧縮部6に含有される短繊維はリブ形状に沿った流動状態を呈しているVリブドベルトは、例えば第2の方法、第3の方法、もしくは第4の方法で製造することで得られる。そして、圧縮部6に含有される短繊維が幅方向に配向したVリブドベルトは、例えば第1の方法で製造することで得られる。
以下本発明のVリブドベルトを、具体的な実施例を伴って説明する。
本実施例で製造したVリブドベルトでは、ポリエステル繊維のロープからなる心線を接着層内に埋設し、その上側に伸張部としてゴム付綿帆布を2プライ積層し、他方接着層の下側に設けた圧縮部に3個のリブをベルト長手方向に配したものである。
ここで圧縮部を表1に示すゴム組成物から調製し、バンバリーミキサーで混練後、カレンダーロールで圧延したものを用いた。圧縮部には短繊維が含まれ、ベルト幅方向に配向している。接着層は表1に示すゴム組成物からカット糸を除去したゴム配合で調製したゴム組成物である。
Figure 0004624753
ベルトの製造方法は公知の方法であり、まずフラットな円筒モールドに2プライのゴム付綿帆布を巻いた後、接着層を構成する接着ゴムシートを巻き付けて心線をスピニングする。そして圧縮ゴム層を構成する圧縮ゴムシートを配置した後、該圧縮ゴムシートの上に加硫用ジャケットを挿入する。次いで、成形モールドを加硫缶内に入れ、加硫した後、筒状の加硫スリーブをモールドから取り出し、該スリーブの圧縮ゴム層をグラインダーによってリブに成形し、成形体から個々のベルトに切断する工程からなっている。
このようにして得られたVリブドベルトの物性、並びに耐熱屈曲性試験、粘着摩耗走行試験、および伝達性能走行試験の結果を表2に示す。尚、表中のMDとは列理平行、CMDとは列理直角を意味する。
耐熱屈曲性試験の評価に用いた走行試験機は、駆動プーリ(直径60mm)、アイドラープーリ(直径50mm)、従動プーリ(直径50mm)、テンションプーリ(直径50mm)、そしてアイドラープーリ(直径50mm)とを順に配置したものである。試験機の各プーリにVリブドベルトを掛架し、ベルトのアイドラープーリへの巻き付け角度を90°にし、雰囲気温度130℃、駆動プーリの回転数が3300rpm、ベルト張力が800N/リブになるように駆動プーリに荷重を付与した後、走行させ、心線に達する亀裂が6個発生するまでの時間を調べた。尚、試験は400時間で打ち切りとした。
粘着摩耗走行試験では、各Vリブドベルトを室温下で駆動プーリ(直径120mm)従動プーリ(直径120mm)これにアイドラープーリ(直径45mm)に設置し、従動プーリに負荷12馬力、アイドラープーリの取付け荷重8.3kgf、回転数800rpmで48時間走行させた後、ベルト磨耗率を測定すると共に、ベルト表面に生じる粘着摩耗の有無を目視で確認した。磨耗率は、走行試験前後のベルト重量を測定し、ベルト重量減量(走行前ベルト重量−走行後ベルト重量)を走行前ベルト重量で除したものを、摩耗率として算出した。
更に、伝達性能試験では、各Vリブドベルトを室温下で駆動プーリ(直径80mm)従動プーリ(直径110mm)に設置し、15kgfの荷重を掛け、従動プーリの負荷を0から増加させてベルトが2%スリップするときのトルクを測定した。この伝達性能試験では、乾燥時の伝達性能及び水を60cc/min垂らした注水時の伝達性能の評価を行った。
Figure 0004624753
表2の走行試験の結果から明らかなように、EVA、EEAを含有せず、EPDMのみで圧縮部を構成した比較例1は、乾燥時の伝達トルクは高いものの注水時の伝達トルクが極端に低く、注水による伝達性能の著しい低下が知見された。また、クロロプレンゴムのみで構成された比較例2は、耐熱屈曲性試験において早期に故障が発生し、耐熱屈曲性に問題があることが判る。また磨耗率が高く、走行試験後のベルト表面には粘着磨耗の発生が確認された。また共架橋剤が多量配合された比較例3では破断伸度や破断強度が低下し、耐熱屈曲性にも問題があることが判る。更に共架橋剤としてTAICを用いた比較例4では破断伸度や破断強度が極端に低い。一方、実施例においては、耐熱屈曲性、耐磨耗性は実使用上の要求を満足しており、注水時においても伝達性能の低下が少ないVリブドベルトであることが判明した。なかでもエチレン含量が適量のEVAを用いた実施例では、耐摩耗性及び伝達性能と、破断強度とのバランスに優れた構成となった。またキノンジオキシムとしてp,p’−ジベンゾキノンジオキシムを選択すると破断強度、破断伸度が比較的高く、ポリ−p−ジニトロソベンゼンを選択すると耐摩耗性、伝達性能が比較的高いことが判った。
本発明にかかるVリブドベルトは自動車用あるいは一般産業用の駆動装置などに装着できる。
本発明に係るVリブドベルトの断面斜視図である。 本発明に係る別のVリブドベルトの断面図である。 本発明に係る更に別のVリブドベルトの断面図である。
符号の説明
1 Vリブドベルト
2 伸張部
3 心線
4 接着層
5 カバー帆布
6 圧縮部

Claims (5)

  1. 伸張部とベルト周方向に延びる複数のリブを有する圧縮部を有し、ベルト長手方向に沿って心線を埋設したVリブドベルトにおいて、少なくとも圧縮部の表層が、ゴム成分としてエチレン−ビニルエステル共重合体及び/又はエチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体とエチレン・α−オレフィンゴムを重量割合で5/95〜100/0含有し、架橋剤として有機過酸化物が配合されると共に、ゴム成分100重量部に対してN,N’−m−フェニレンジマレイミド及び/又はキノンジオキシム類が0.5〜13重量部配合されたゴム組成物で構成されることを特徴としたVリブドベルト。
  2. ゴム成分としてエチレン−ビニルエステル共重合体及び/又はエチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体とエチレン・α−オレフィンゴムを重量割合で10/90〜60/40含有する請求項1記載のVリブドベルト。
  3. エチレン−ビニルエステル共重合体が、エチレン−酢酸ビニル共重合体である請求項1または2記載のVリブドベルト。
  4. エチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体が、エチレン−アクリル酸エチル共重合体である請求項1または2記載のVリブドベルト。
  5. エチレン−ビニルエステル共重合体のビニルエステル含有量が30〜70重量%である請求項1〜3のいずれか1項に記載のVリブドベルト。
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