JP4623220B2 - 電源回路 - Google Patents

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Description

本発明は、インバータモータを備える空気調和機の電源回路に関する。
圧縮機、熱源側熱交換器、膨張弁、および利用側熱交換器が配管接続された冷媒回路に冷媒を循環させて冷凍サイクルを実行する空気調和機の電源回路は、当該電源回路に接続され圧縮機等を駆動するインバータモータへの通電を遮断し、当該インバータモータを停止するために、当該電源回路の電流経路にメインリレーを備えている。従来、当該メインリレーは、前記電源回路において、外部電源と交流電力を整流する整流回路との間の電流経路上に設けられていた(例えば特許文献1参照(空気調和機メインスイッチ21))。
特開2001−45679号公報
特許文献1に示すような、前記メインリレーが交流電流経路上に設けられている電源回路の場合、外部電源に接続される各相の交流電源線各々に当該メインリレーが必要となるので、当該電源回路のサイズアップやコストアップを招く。
前記メインリレーを、整流回路と平滑部との間の直流電流経路上に設けるようにすれば、各相の交流電源線にメインリレーを設ける必要がなくなり、電源回路のサイズダウンやコストダウンが可能となる。しかしながら、この場合には、以下の理由によりメインリレーの劣化や溶着の可能性が増加する。
前記電源回路にはインバータモータが接続されているので、当該インバータモータの駆動時には、当該電源回路内の前記電流経路に大電流が流れる。したがって、例えば冷凍サイクルの異常発生時に、駆動中の当該インバータモータを停止させるために前記メインリレーを開放する場合、通電状態で当該メインリレーを開放すると、当該メインリレーの接点に大きな負担がかかり、当該メインリレーの接点が劣化したり、溶着したりするおそれがある。
前記メインリレーが、交流電流経路上に設けられている電源回路では、前記外部電源から供給される交流電力のゼロクロスポイントで当該メインリレーを開放することで、非通電状態で当該メインリレーを開放し、当該メインリレーの接点の劣化や溶着を防ぐことができる。
一方、前記メインリレーが、直流電流経路上に設けられている電源回路では、ゼロクロスポイントで当該メインリレーを開放することができないため、メインリレーの劣化や溶着の可能性が増加するのである。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、冷凍サイクルの異常発生時に、空気調和機が備えるインバータモータを確実に停止できるとともに、メインリレーの接点の劣化および溶着を防止できる電源回路を、低コストで提供することを目的とする。
本発明の一の局面に係る空気調和機の電源回路は、圧縮機、熱源側熱交換器、膨張弁、および利用側熱交換器が配管接続された冷媒回路に冷媒を循環させて冷凍サイクルを実行する空気調和機の電源回路であって、
外部電源から供給される交流電力を整流する整流回路(RC)と、
前記整流回路(RC)の出力を平滑化する平滑部(C)と、
前記整流回路(RC)と前記平滑部(C)との間の電流経路上に設けられたメインリレー(10)と、
前記平滑部(C)と負荷であるインバータモータ(M)との間に接続され、当該インバータモータ(M)に供給する交流電力を生成するインバータ回路(30)と、
前記メインリレー(10)に開閉を指示する開閉制御信号を出力するメインリレー開閉制御部(120)、前記インバータ回路(30)に駆動信号を出力するインバータ回路制御部(110)、前記空気調和機の異常を検知する異常検知部(200)が当該異常検知時に出力する異常信号が入力されたときに自動的に駆動信号出力をハイインピーダンスとするハードウェアであって前記インバータ回路制御部(110)を電気的に遮断する波形強制遮断部(130)、および前記メインリレー開閉制御部(120)とは別個に、前記波形強制遮断部(130)に前記異常信号が入力された場合に前記メインリレー(10)を開状態とする制御信号である遮断信号を当該メインリレー(10)に出力する遮断信号出力部(140)とを有し、前記メインリレー(10)の開閉動作および前記インバータ回路(30)の動作を制御するマイコン(100)と、
前記遮断信号出力部(140)と前記メインリレー(10)を繋ぐ配線上に設けられて前記遮断信号が入力され、当該入力から予め定められた時間の後に、当該遮断信号を前記メインリレー(10)に出力する遅延回路(40)を備え、
前記メインリレー(10)が閉状態の場合であって、前記異常信号が前記波形強制遮断部(130)に入力されたときに、前記波形強制遮断部(130)は、前記インバータ回路制御部(110)を電気的に遮断し、前記遮断信号出力部(140)から出力された前記遮断信号は前記遅延回路(40)を介して前記メインリレー(10)に入力され、当該メインリレー(10)は当該遮断信号の入力により開状態となる。
この構成によれば、前記メインリレーは、前記整流回路と前記平滑部との間の直流電流経路上に設けられ、当該電流経路を開閉する。そのため、外部電源に接続される各相の交流電源線各々に前記メインリレーが必要となる前記メインリレーが整流回路よりも外部電源側の交流電源線上に設けられる場合とは異なり、各相の交流電源線に前記メインリレーを設ける必要がなくなるので、電源回路のサイズダウンやコストダウンが可能となる。
さらに、この構成によれば、冷凍サイクルの異常発生時に前記メインリレーが閉状態の場合であって、前記異常信号が前記波形強制遮断部に入力されたときに、前記波形強制遮断部が前記インバータ回路制御部を電気的に遮断することで前記インバータモータを停止する。そのため、冷凍サイクルの異常発生時に当該インバータモータを確実に停止することができる。しかも、前記波形強制遮断部への前記異常信号の入力をうけて、前記遮断信号出力部から出力された前記遮断信号は、前記遅延回路を介して前記メインリレーに入力されるので、前記インバータモータが停止した後に、すなわち当該メインリレーに通電していない状態で、当該メインリレーが開放される。したがって、冷凍サイクルの異常発生時に前記メインリレーを開放する場合に、メインリレーの接点の劣化および溶着を防止することができる。
上記構成において、前記インバータ回路が接続される前記インバータモータは、前記圧縮機を駆動するインバータモータであることが好ましい。この構成によれば、冷凍サイクルの異常発生時に前記圧縮機が停止するので、異常が生じている冷凍サイクルを停止させることができる。
上記構成において、前記異常検知部を、前記冷凍サイクルの高圧圧力の異常上昇を検出する高圧圧力スイッチとし、前記異常信号を、前記高圧圧力スイッチが前記冷凍サイクルの高圧圧力の異常上昇時に出力する高圧異常信号とすることができる。
この構成によれば、前記冷凍サイクルの高圧圧力の異常上昇時に、確実に圧縮機を停止させて冷凍サイクルを停止させることができるので、空気調和機の安全性を向上させることができる
本発明に係る空気調和機の電源回路によれば、冷凍サイクルの異常発生時に、空気調和機が備えるインバータモータを確実に停止することができ、かつ、メインリレーの接点の劣化および溶着を防止することができる。したがって、空気調和機の安全性の向上と前記メインリレーの長寿命化とが可能となる。
本発明の実施形態1に係る電源回路を示す回路図である。 本発明の実施形態1に係る電源回路の動作を示すタイムチャートである。(A)は高圧異常信号の状態、(B)は駆動信号の状態、(C)は電源回路から出力される電流の波形出力の状態、(D)は電磁接触器の開閉状態、の経時変化をそれぞれ示す。 本発明の実施形態2に係る電源回路を示す回路図である。 本発明の実施形態2に係る電源回路の動作を示すタイムチャートである。(A)は高圧異常信号の状態、(B)は駆動信号の状態、(C)は電源回路から出力される電流の波形出力の状態、(D)は電磁接触器の開閉状態、の経時変化をそれぞれ示す。 本発明の実施形態3に係る電源回路を示す回路図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態1〜3に係る電源回路につき詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る電源回路を示す回路図である。電源回路1は、例えば図略の空気調和機に備えられる圧縮機のインバータモータMを駆動する電源装置であり、整流回路RCと、コイルLと、メインリレー10と、コンデンサC(平滑部)と、電圧検出回路20と、シャント抵抗R3と、インバータ回路30と、遅延回路40と、マイコン100とを備えて構成されている。
整流回路RCは、例えばダイオードブリッジ回路からなり、例えば商用電源である外部電源Eの出力端子T1〜T3に接続され、外部電源Eから出力される交流電力を整流する。
コイルL、メインリレー10、およびコンデンサCは直列に接続されている。この直列回路の両端子は、整流回路RCの各出力端子にそれぞれ接続されている。コンデンサCは、平滑回路を構成し、整流回路RCの出力を平滑化する。コイルLは、インバータ回路30の力率改善のために設けられたリアクトルである。
メインリレー10は、電磁接触器11(52C)と図略のサーマルリレーを備える。メインリレー10、より正しくは電磁接触器11は、整流回路RCとコンデンサCとの間の電流経路上に設けられ、当該電流経路を開閉する。ここで、メインリレー10を、整流回路RCよりも外部電源E側の交流電源線上に設ける場合を想定する。この場合、外部電源Eに接続される各相の交流電源線各々にメインリレー10が必要となるので、電源回路1のサイズアップやコストアップを招く。一方、本実施形態では、メインリレー10は、整流回路RCとコンデンサCとの間の電流経路上、すなわち直流側に設けられているので、各相の交流電源線にメインリレー10を設ける必要がなくなる。そのため、電源回路のサイズダウンやコストダウンが可能となる。
電圧検出回路20は、コンデンサCの両極間の電圧を検出するために、2つの分圧抵抗R1およびR2がコンデンサCの両極間に直列に接続された回路である。分圧抵抗R1と分圧抵抗R2との接続点は、信号線L11を介してマイコン100が備えるインバータ回路制御部110と接続され、当該接続点における電圧値がインバータ回路制御部110に出力される。
シャント抵抗R3は、インバータモータMを駆動するための電流をモニタするためにコンデンサCとインバータ回路30との間の電流経路上に接続され、シャント抵抗R3を通過後の電流値が、信号線L12を介してインバータ回路制御部110に出力される。
インバータ回路30は、例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor、IGBT)であるスイッチング素子やダイオード等から構成され、コンデンサCから出力された直流電力を予め定められた周波数を有する交流電力に変換してインバータモータMを駆動させる。インバータ回路30は、インバータ回路制御部110から出力され、信号線L15を介してインバータ回路30に入力されるPWM信号である駆動信号を受けて、前記IGBTをオンオフさせることで、前記の直流電力から交流電力への変換を行う。
マイコン100は、圧縮機を駆動するインバータモータMおよびファンモータの駆動や空気調和機が備える複数の電動弁の開度を制御することで当該空気調和機の運転を制御する。マイコン100は、インバータ回路制御部110、メインリレー開閉制御部120、波形強制遮断部130、および遮断信号出力部140を備える。
インバータ回路制御部110は、信号線L11を介して分圧抵抗R1とR2との接続点と接続され、信号線L12を介してシャント抵抗R3と接続され、信号線L13を介してインバータ回路30と接続され、信号線L11〜L13を介して送出される種々の電気信号をモニタリングする。当該電気信号に応じて、インバータ回路制御部110は、インバータモータMの駆動周波数が予め定められた値となるように、信号線L15を介してインバータ回路30にPWM信号である駆動信号を出力し、インバータ回路30を制御する。
メインリレー開閉制御部120は、信号線L16を介して電磁接触器11の開閉を指示する開閉制御信号をメインリレー10に出力し、整流回路RCとコンデンサCとの間の電流経路上に設けられた電磁接触器11を開閉する。空気調和機の運転開始時や異常解消後の復帰時に、メインリレー開閉制御部120は電磁接触器11を閉状態とする。このとき前記電流経路は導通状態となり、整流回路RCからの出力がコンデンサCやインバータ回路30に供給され、インバータモータMは駆動を開始する。一方、空気調和機の運転停止時や異常検知時に、メインリレー開閉制御部120は電磁接触器11を開状態とする。このとき前記電流経路は遮断され、整流回路RCからの出力がコンデンサCやインバータ回路30に供給されず、インバータモータMは停止する。
波形強制遮断部130には、冷凍サイクルの高圧圧力の異常上昇を検出する高圧圧力スイッチ200(異常検知部)が当該高圧圧力の異常上昇を検知した場合に出力する高圧異常信号が、信号線L14を介して入力される。波形強制遮断部130は、いわゆるPOE(Port Output Enable)であり、当該高圧異常信号の入力時に、インバータ回路制御部110による信号線L15からの駆動信号出力を自動的にハイインピーダンスにすることで、インバータ回路制御部110を電気的に遮断する。
遮断信号出力部140は、波形強制遮断部130に前記高圧異常信号が入力された場合に、電磁接触器11を開状態とする制御信号である遮断信号を、信号線L17を介してメインリレー10に出力する。
遅延回路40は、信号線L17に設けられた、例えば抵抗とコンデンサとから構成されるRC回路である。遮断信号出力部140が出力する前記遮断信号は、遅延回路40に入力され、当該入力から予め定められた時間の後に、遅延回路40は、当該遮断信号をメインリレー10に出力する。
次に、図2に示すタイムチャートに基づいて、電磁接触器11が閉状態の場合であって、前記高圧異常信号が波形強制遮断部130に入力されたときの電源回路1の動作を説明する。図2(A)は高圧異常信号の状態、図2(B)は駆動信号の状態、図2(C)は電源回路1から出力される電流の波形出力の状態、図2(D)は電磁接触器11(52C)の開閉状態、の経時変化をそれぞれ示す。
電磁接触器11が閉状態の場合に(図2(D))、前記高圧異常信号が波形強制遮断部130に入力されると(図2(A))、波形強制遮断部130がインバータ回路制御部110を電気的に遮断するので、インバータ回路制御部110からの駆動信号の出力が停止する(図2(B))。そのため、電源回路1からの波形出力が停止し(図2(C))、インバータモータMの駆動も停止する。このとき、遮断信号出力部140は、前記遮断信号をメインリレー10に出力するが、当該遮断信号は遅延回路40を介してメインリレー10に入力されるので、電源回路1からの波形出力が停止した後、すなわち非通電状態で電磁接触器11は開放される(図2(D))。なお、電源回路1からの波形出力停止後に再び出力されている波形は、安全のためにコンデンサCに帯電していた電力をインバータモータMに出力して放電するコンデンサ放電による波形である(図2(D))。
インバータモータMの駆動時には、電磁接触器11に大電流が流れる。したがって、メインリレー10を整流回路RCよりも外部電源E側の交流電源線上に設けた電源回路において、電磁接触器11を開放することで駆動中のインバータモータMを停止させる場合、外部電源Eから供給される交流電力のゼロクロスポイントで電磁接触器11を開放しなければ、電磁接触器11の接点に大きな負担がかかり、電磁接触器11の接点が劣化したり、溶着したりするおそれがある。しかし、前記ゼロクロスポイントを検出するためには、ある程度の時間が必要である。そのため、この構成では、冷凍サイクルの高圧圧力の異常上昇時に電磁接触器11を即時に開放してインバータモータMを停止させることが困難である。
一方、電源回路1においては、波形強制遮断部130がインバータ回路制御部110を電気的に遮断することでインバータモータMを停止する。そのため、冷凍サイクルの高圧圧力の異常上昇時にインバータモータMを即時に停止させて冷凍サイクルを停止させることができる。
しかも、波形強制遮断部130はマイコン100で実行されている制御プログラムから独立して機能するハードウェアであるから、当該制御プログラムのエラー発生時に高圧圧力の異常上昇が発生した場合にも、インバータモータMを確実に停止させて冷凍サイクルを停止させることができる。したがって、空気調和機に電源回路1を用いることによって、空気調和機の安全性を向上させることができる。
さらに電源回路1によれば、波形強制遮断部130への前記高圧異常信号の入力をうけて、遮断信号出力部140から出力された前記遮断信号は、遅延回路40を介してメインリレー10に入力される。そのため、インバータモータMが停止した後に、すなわち電磁接触器11に通電していない状態で、電磁接触器11が開放される。したがって、冷凍サイクルの高圧圧力の異常上昇時に電磁接触器11を開放する場合に、電磁接触器11の接点の劣化および溶着を防止することができる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2に係る電源回路2について以下に説明する。なお、実施形態1に係る電源回路1と相違のない点については、必要がない限り説明を省略する。図3は、電源回路2を示す回路図である。電源回路1と同一の構成については同一の符号を付している。電源回路2は、電源回路1から遮断信号出力部140と遅延回路40とを除いた構成とされている。そのため、電源回路2が備えるマイコン100Aは、インバータ回路制御部110、メインリレー開閉制御部120、および波形強制遮断部130を備え、電源回路1が備えるマイコン100から遮断信号出力部140を除いた構成となる。
このように、電源回路2は電源回路1と構成が異なるため、図4に示すタイムチャートに基づいて以下に説明する通り、電磁接触器11が閉状態の場合であって、前記高圧異常信号が波形強制遮断部130に入力されたときの電源回路2の動作は、電源回路1とは異なる。なお、図4(A)は高圧異常信号の状態、図4(B)は駆動信号の状態、図4(C)は電源回路2から出力される電流の波形出力の状態、図4(D)は電磁接触器11(52C)の開閉状態、の経時変化をそれぞれ示す。
電磁接触器11が閉状態の場合に(図4(D))、前記高圧異常信号が波形強制遮断部130に入力されると(図4(A))、波形強制遮断部130がインバータ回路制御部110を電気的に遮断するので、インバータ回路制御部110からの駆動信号の出力が停止する(図4(B))。そのため、電源回路2からの波形出力が停止する(図4(C))。このとき、メインリレー開閉制御部120は、前記開閉制御信号をメインリレー10に出力することなく、電磁接触器11を閉状態に維持する(図4(D))。すなわち、電磁接触器11が閉状態の場合に、前記高圧異常信号が波形強制遮断部130に入力されても、電磁接触器11が閉状態を維持する点で電源回路2は電源回路1と相異する。
このように、電源回路2においては、冷凍サイクルの高圧圧力の異常上昇時にメインリレー開閉制御部120は電磁接触器11を閉状態に維持するので、電磁接触器11が通電時に開放されることで発生する電磁接触器11の接点の劣化および溶着を防止することができる。
しかも、電磁接触器11が閉状態であるので、インバータモータMとともに電源回路3に接続されている図略の熱交換器のファンモータの駆動は可能である。そのため、熱交換器における冷媒と室内空気および室外空気との熱交換効率が低下しないので、電磁接触器11を開放する場合と比較して、空気調和機の高圧圧力異常からの復帰が速くなる。
電源回路2のその他の効果は、電源回路1と同様である。
<実施形態3>
本発明の実施形態3に係る電源回路3について以下に説明する。なお、実施形態1および2と相違のない点については、必要がない限り説明を省略する。図3は、電源回路3を示す回路図である。電源回路1および2と同一の構成については同一の符号を付している。電源回路3は、インバータ回路30Bが駆動にゲートIC101を必要とし、冷凍サイクルの高圧圧力の異常上昇時に、ゲートIC101がインバータ回路30Bに出力する駆動信号を遮断することで、インバータモータMを停止させる点で、電源回路2と相異する。
電源回路3は、整流回路RCと、コイルLと、メインリレー10と、コンデンサC(平滑部)と、電圧検出回路20と、シャント抵抗R3と、インバータ回路30Bと、マイコン100Bと、ゲートIC101とを備えて構成されている。整流回路RC、コイルL、メインリレー10、コンデンサC、電圧検出回路20、シャント抵抗R3、およびインバータ回路30Bの、それぞれの回路上での互いの接続関係は電源回路1および2と同様である。
インバータ回路30Bは、電源回路1および2と同様に、IGBT(スイッチング素子)やダイオード等から構成され、コンデンサCから出力された直流電力を予め定められた周波数を有する交流電力に変換してインバータモータMを駆動させる。インバータ回路30Bは、ゲートIC101が備える駆動信号出力部170から出力され、信号線L15B2を介してインバータ回路30Bに入力されるPWM信号である駆動信号を受けて、前記IGBTをオンオフさせることで、前記の直流電力から交流電力への変換を行う。
マイコン100Bは、電源回路1および2と同様に、圧縮機を駆動するインバータモータMおよびファンモータの駆動や空気調和機が備える複数の電動弁の開度を制御することで当該空気調和機の運転を制御する。マイコン100Bが、インバータ回路制御部110に換えてゲートIC制御部150を備え、波形強制遮断部130は、マイコン100BではなくゲートIC101に設けられている点で電源回路2のマイコン100Aと相異する。
ゲートIC制御部150は、信号線L11を介して分圧抵抗R1とR2との接続点と接続され、信号線L12を介してシャント抵抗R3と接続され、信号線L13を介してインバータ回路30と接続され、信号線L11〜L13を介して送出される種々の電気信号をモニタリングする。当該電気信号に応じて、ゲートIC制御部150は、インバータモータMの駆動周波数が予め定められた値となるように、信号線L15B1を介してゲートIC101に制御信号を出力し、ゲートIC101を制御する。
ゲートIC101は、制御信号入力部160、駆動信号出力部170、および波形強制遮断部130を備える。制御信号入力部160には、ゲートIC制御部150が出力した制御信号が信号線L15B1を介して入力される。駆動信号出力部170は、制御信号入力部160に入力された前記制御信号に応じたPWM信号を駆動信号として生成し、信号線L15B2を介して当該駆動信号をインバータ回路30に出力する。
電磁接触器11が閉状態の場合であって、前記高圧異常信号が波形強制遮断部130に入力されたときの、電源回路3における、高圧異常信号の状態、駆動信号の状態、電源回路3から出力される電流の波形出力の状態、および電磁接触器11の開閉状態、のそれぞれの経時変化は、タイムチャート図4に示す電源回路2の場合と同様である。
空気調和機に電源回路3を用いることによって、実施形態2と同様の効果が得られる。
以上、本発明の実施形態1〜3に係る電源回路1〜3について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば次のような変形実施形態を取ることもできる。
(1)上記実施形態3に係る電源回路3において、インバータ回路として駆動にゲートIC101を必要とするインバータ回路30Bを用いているが、インバータ回路30Bに換えて、制御信号入力部160、駆動信号出力部170、および波形強制遮断部130を有するゲートICの機能を備える、いわゆるインテリジェントパワーモジュールをインバータ回路として用いることができる。インテリジェントパワーモジュールを用いることで、電源回路の小型化と、部品点数の削減によるコストダウンが可能となる。
(2)上記実施形態1〜3では、メインリレー10は電源回路内に1つのみ設けられているが、大容量の電源回路の場合には、メインリレーを並列に複数設けるようにしてもよい。これにより、大容量用のメインリレーを使用する必要がなくなるので、メインリレーの調達が容易となり、コストダウンも可能となる。
C コンデンサ(平滑部)
E 外部電源
M インバータモータ
RC 整流回路
1〜3 電源回路
10 メインリレー
11 電磁接触器
30、30B インバータ回路
40 遅延回路
100、100A、100B マイコン
101 ゲートIC
110 インバータ回路制御部
120 メインリレー開閉制御部
130 波形強制遮断部
140 遮断信号出力部
150 ゲートIC制御部
160 制御信号入力部
170 駆動信号出力部
200 高圧圧力スイッチ(異常検知部)

Claims (3)

  1. 圧縮機、熱源側熱交換器、膨張弁、および利用側熱交換器が配管接続された冷媒回路に冷媒を循環させて冷凍サイクルを実行する空気調和機の電源回路であって、
    外部電源から供給される交流電力を整流する整流回路(RC)と、
    前記整流回路(RC)の出力を平滑化する平滑部(C)と、
    前記整流回路(RC)と前記平滑部(C)との間の電流経路上に設けられたメインリレー(10)と、
    前記平滑部(C)と負荷であるインバータモータ(M)との間に接続され、当該インバータモータ(M)に供給する交流電力を生成するインバータ回路(30)と、
    前記メインリレー(10)に開閉を指示する開閉制御信号を出力するメインリレー開閉制御部(120)、前記インバータ回路(30)に駆動信号を出力するインバータ回路制御部(110)、前記空気調和機の異常を検知する異常検知部(200)が当該異常検知時に出力する異常信号が入力されたときに自動的に駆動信号出力をハイインピーダンスとするハードウェアであって前記インバータ回路制御部(110)を電気的に遮断する波形強制遮断部(130)、および前記メインリレー開閉制御部(120)とは別個に、前記波形強制遮断部(130)に前記異常信号が入力された場合に前記メインリレー(10)を開状態とする制御信号である遮断信号を当該メインリレー(10)に出力する遮断信号出力部(140)とを有し、前記メインリレー(10)の開閉動作および前記インバータ回路(30)の動作を制御するマイコン(100)と、
    前記遮断信号出力部(140)と前記メインリレー(10)を繋ぐ配線上に設けられて前記遮断信号が入力され、当該入力から予め定められた時間の後に、当該遮断信号を前記メインリレー(10)に出力する遅延回路(40)を備え、
    前記メインリレー(10)が閉状態の場合であって、前記異常信号が前記波形強制遮断部(130)に入力されたときに、前記波形強制遮断部(130)は、前記インバータ回路制御部(110)を電気的に遮断し、前記遮断信号出力部(140)から出力された前記遮断信号は前記遅延回路(40)を介して前記メインリレー(10)に入力され、当該メインリレー(10)は当該遮断信号の入力により開状態となる電源回路(1)。
  2. 前記インバータ回路(30)が接続される前記インバータモータは、前記圧縮機を駆動するインバータモータ(M)である請求項1に記載の電源回路(1)。
  3. 前記異常検知部は、前記冷凍サイクルの高圧圧力の異常上昇を検出する高圧圧力スイッチ(200)であり、
    前記異常信号は、前記高圧圧力スイッチ(200)が前記冷凍サイクルの高圧圧力の異常上昇時に出力する高圧異常信号である請求項2に記載の電源回路。
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