JP4621401B2 - 安定化されたイソチアゾロン組成物およびイソチアゾロンの安定化方法 - Google Patents

安定化されたイソチアゾロン組成物およびイソチアゾロンの安定化方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4621401B2
JP4621401B2 JP2001549497A JP2001549497A JP4621401B2 JP 4621401 B2 JP4621401 B2 JP 4621401B2 JP 2001549497 A JP2001549497 A JP 2001549497A JP 2001549497 A JP2001549497 A JP 2001549497A JP 4621401 B2 JP4621401 B2 JP 4621401B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
isothiazolone
isothiazolin
substituted
group
methyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001549497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003519161A (ja
Inventor
スーン−ジョン ハン,
ジン−マン キム,
キ−ション チョイ,
サン−ファン キム,
ジュン−ホ パク,
ジャ−ミン ハ,
ジ−バイ キム,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SK Chemicals Co Ltd
Original Assignee
SK Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SK Chemicals Co Ltd filed Critical SK Chemicals Co Ltd
Publication of JP2003519161A publication Critical patent/JP2003519161A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4621401B2 publication Critical patent/JP4621401B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/48Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/72Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms
    • A01N43/80Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms five-membered rings with one nitrogen atom and either one oxygen atom or one sulfur atom in positions 1,2

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

発明の背景
(a) 発明の分野
本発明は、安定化されたイソチアゾロン組成物およびイソチアゾロンの安定化方法に関し、より詳細には、(a)下記の化学式1、
【0001】
【化4】
Figure 0004621401
【0002】
式中、R1およびR2は、各々互いに同一であるかまたは異なるものであって、水素原子、ハロゲン原子またはC1乃至C4のアルキル基であるか、またはR1およびR2が環化されたアリル基であり;R3は、水素原子;ハロゲン原子、ヒドロキシ基に置換されるかまたは置換されていないC1乃至C10アルキル基;ハロゲン原子で置換されているかまたは置換されていないC2乃至C10アルケニル基;ハロゲン原子で置換されているかまたは置換されていないC2乃至C10のアルキニル基;または、C1乃至C10アルキル基;または、C2乃至C9アルコキシ基で置換されているか置換されていないアラルキル基である、化学式で表わされるイソチアゾロン化合物、(b)硫酸、および(c)溶媒を含む、安定化されたイソチアゾロン溶液に関する。 また、本発明は、前記化学式1のイソチアゾロンを安定化させる方法に関する。
【0003】
(b) 関連技術の説明
イソチアゾロン化合物は、1965年に開発されて以来、染料、化粧品、繊維、合成樹脂などの様々な産業分野において、産業用殺菌剤として広く用いられている。 しかしながら、イソチアゾロン化合物は、非常に不安定であり、大気中の湿気、熱および紫外線などによって容易に分解されるため、イソチアゾロン化合物を添加した製品の保管時にイソチアゾロン成分が破壊されて、その殺菌効果が減少するという問題点があった。
【0004】
イソチアゾロン化合物の安定性を向上させるための様々な方法が研究開発されており、現在多用されている方法は、金属塩安定化剤を用いるものである。
【0005】
かような例として、米国特許第3,870,795号および米国特許第4,067,878号では、金属亜硝酸塩または金属硝酸塩を添加することでイソチアゾロン化合物の安定化を試みているが、このような金属塩安定化剤は、ポリマーが分散しているラテックスエマルジョン水溶液でエマルジョン成分と反応して沈殿物を発生させる問題点があり、また、金属塩に結合している塩素イオンによってシステムの腐蝕を誘発するだけでなく、安定化剤として用いられる金属イオンが水の硬度を高めてスケールの発生を誘発するなどの問題点があるために、このようなシステムでの金属塩の使用は好ましくない。
【0006】
また、製品状態では安定に殺菌効果を奏し、しかも、殺菌力を消耗した後に河川に放流されても短期間の内に分解せずに2次的な環境問題も招かない安定化剤の開発が、切実に待望されているのが実情である。
【0007】
発明の要旨
上記従来技術での問題点を解決するために、本発明では、殺菌剤および抗微生物剤として有用で、安定性が優れており、しかも有効性分を高濃度に含有できる安定化されたイソチアゾロン溶液を提供することを目的としている。
【0008】
また、本発明は、従来より一般的に使用されている鉄塩安定化剤に比べてイソチアゾロンを長期間安定化させることができ、ニトロサミン(Nitrosamine)の形成を根源的に防止し、沈殿発生も皆無で、自然環境中への重金属の放出を根本的に防止し、しかも、マグネシウムイオン(Mg2+)のようなイオンが、工業用水などに含まれるPO4 3-、CO3 2-などのイオンと結合してハードスケール(Hard Scale)を形成することを根本的に防止する可能な、鉄塩安定化剤を使用しないイソチアゾロンの安定化方法の提供を目的とする。
【0009】
前記目的を達成するために本発明は、(a)下記化学式1、
【0010】
【化5】
Figure 0004621401
【0011】
式中、R1およびR2は、各々互いに同一であるかまたは異なるものであって、水素原子、ハロゲン原子またはC1乃至C4のアルキル基であるか、またはR1およびR2が環化されたアリル基であり;R3は、水素原子;ハロゲン原子、ヒドロキシ基に置換されるかまたは置換されていないC1乃至C10アルキル基;ハロゲン原子で置換されているかまたは置換されていないC2乃至C10アルケニル基;ハロゲン原子で置換されているかまたは置換されていないC2乃至C10のアルキニル基;または、C1乃至C10アルキル基;または、C2乃至C9アルコキシ基で置換されているか置換されていないアラルキル基である、化学式で表わされるイソチアゾロン化合物、(b)硫酸、および(c)溶媒とを含む安定化されたイソチアゾロン組成物を提供する。
【0012】
また、本発明は、イソチアゾロンに安定化剤を混合してイソチアゾロンを安定化させるイソチアゾロンの安定化方法において、前記イソチアゾロンが、化学式1で示される化合物であり、前記安定化剤を硫酸とするイソチアゾロンの安定化方法も提供する。
【0013】
また、本発明は、細菌および/または黴および/または藻類による汚染可能性があるかまたは汚染された領域に殺菌剤組成物を投入して細菌および/または黴および/または藻類を死滅や成長抑制する殺菌方法において、(a)化学式1で表わされるイソチアゾロン化合物、(b)硫酸および(c)溶媒を含む安定化されたイソチアゾロン溶液を投入する、工程を含む殺菌方法を提供する。
【0014】
詳細な説明および好ましい実施態様
本発明者らは、前述した従来のイソチアゾロンの安定化方法で認められていた諸般の問題点を解決すべく鋭意努力した結果、イソチアゾロン化合物を含有した組成物に硫酸を安定化剤として添加することで、イソチアゾロンの分解を防止できることを知見するに至り、本発明を完成したものである。
【0015】
本発明の安定化されたイソチアゾロン溶液は、前記化学式1で表されるイソチアゾロン化合物、安定化剤として作用する硫酸、および溶媒を含むことを特徴とする。
【0016】
前記イソチアゾロン化合物は、前記化学式1で表される化合物の中から選択された1種または2種以上の混合物であり、好ましくは、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オンおよびベンゾイソチアゾリン−3−オンからなるグループから選択される1種または2種以上の混合物とする。
【0017】
より好ましくは、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと4、5−ジクロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを個別単独に使用したり、または、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンとの混合物を用いるのが良い。 5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンとを混合物の形態で使用する場合の好ましい混合比は、重量比として50:50乃至99:1であり、より好ましい混合比は、重量比として60:40乃至95:5である。
【0018】
また、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを主成分とし、かつ5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンが少量混合されてなる混合物も好ましく、このような場合の好ましい混合比は、重量比として99.5:0.5乃至90:10であり、より好ましい混合比は、重量比として98:2乃至96:4である。
【0019】
また、本発明の安定化されたイソチアゾロン溶液においては、安定化剤として用いられる硫酸の純度が高いほど好ましい。
【0020】
また、本発明の安定化されたイソチアゾロン溶液は、溶媒を含み、この溶媒は、前記イソチアゾロン化合物と硫酸を効果的に分散させることができる溶媒ならばいずれでも使用可能である。 好ましくは、前記溶媒を水とする。 本発明にあっては、前記溶媒の使用量を、安定化されたイソチアゾロン溶液の用途によって弾力的に変化させることができ、また、保管のみを目的とする場合には前記溶媒を使わないこともある。
【0021】
本発明による安定化されたイソチアゾロン溶液は、用途によって濃縮溶液または希釈溶液とすることができ、大量のイソチアゾロン溶液を船舶輸送するなどの特殊用途の場合には、高度に濃縮された溶液を用いることができる。 前記イソチアゾロン溶液における前記構成成分の含有量は、前記化学式1で表わされるイソチアゾロン化合物の中から選択された1種または2種以上の混合物が0.00001乃至99重量%、安定化剤が0.00001乃至99重量%、そして溶媒が99.99998重量%以下である。 好ましい組成比は、前記化学式1で表わされるイソチアゾロン化合物の中から選択された1種または2種以上の混合物が0.1乃至40重量%、安定化剤が0.1乃至99重量%、溶媒が99.8重量%以下である。 最も好ましい組成比は、前記化学式1で表わされるイソチアゾロン化合物の中から選択された1種または2種以上の混合物が1乃至30重量%、安定化剤が5乃至99重量%、溶媒が94重量%以下である。 従来の金属塩安定化剤を使用するイソチアゾロン溶液が、有効成分であるイソチアゾロンの含量を最大で14重量%まで含有できるのに対して、本発明の安定化されたイソチアゾロン溶液は、イソチアゾロンの含量を最大で40重量%まで含有することが可能である。
【0022】
本発明による安定化剤の使用量は、使用条件および混合物内のイソチアゾロン濃度によって変化させることができ、前記安定化剤は、前記化学式1で表わされるイソチアゾロン1重量部に対して0.01乃至1000重量部混合するのが、安定性および経済的観点からして好ましい。 濃縮溶液の場合、安定化剤はイソチアゾロンに対して1:0.02乃至1:50の重量比に混合されるのが好ましく、それ以上の安定化剤を用いることもできるが、これは非経済的である。 非常に希釈されたイソチアゾロン溶液(溶媒内約1ppm乃至1重量%程度の濃度)の場合、安定化剤は、好ましくは、イソチアゾロンに対して1:0.1乃至1:20の重量比、より好ましくは1:0.1乃至1:10の重量比の量とする。
【0023】
本発明の安定化されたイソチアゾロン溶液は、既存の金属塩安定化剤を使用した製品と比較して、大気中でも非常に安定であり、比較的に長時間保管しても活性成分が維持され、沈殿発生も少なく、本発明の安定化されたイソチアゾロン溶液の有効量を、微生物によって汚染されたり、汚染されやすい領域に適用した際に優れた抗菌力を示し、製品によるハードスケール(Hard Scale)の形成要因が除去でき、特に、使用後に環境中に排出しても、既存の金属塩安定化剤を使用した製品で認められる金属塩安定化剤の分解による2次環境汚染の誘発を招かない、という長所をも兼ね備えている。
【0024】
このように、本発明の安定化されたイソチアゾロン溶液は、殺菌剤、衛生剤、清浄剤、脱臭剤、液体石鹸および粉石鹸、オイルおよびグリス除去剤、食品処理用化学製品、日用化学製品、食品保存剤、動物飼料用保存剤、木材保存剤、染料、ラジュル(lazures)、香料、病院用を含む医療用防腐剤、金属用剤、染色液、冷却水、空気清浄剤、製油所、紙処理、製紙工場でのスライム防止剤、石油製品、接着剤、繊維、顔料スラリー、ラテックス、皮革処理剤、石油燃料、洗濯消毒剤、農業用配合飼料、インク、採鉱品、不織布、石油貯蔵所、糊材、ゴム、製糖品、タバコ、プール、化粧品、お手洗用品、ペースト、プラスチック、カードボード、医薬品、トイレットペーパー、家庭洗濯物、ディーゼル燃料添加剤、ワックス、コルク、潤滑剤、建築用品、コンクリート配合剤または光沢剤などに広く使用でき、または前述した形態に製造加工でき、さらには、細菌および/または黴および/または藻類による汚染可能性がある領域、汚染された領域およびその他の好ましくない微生物の成長を許容する環境と接触する有機物および水分の存在する領域のいずれでも使用が可能である。
【0025】
以下に、本発明の実施例を記載するが、以下の実施例は、本発明の例示目的に過ぎず、本発明が以下の実施例の開示によって限定的に解釈されるべきでない。
【0026】
以下の実施例および比較例で製造したイソチアゾロン溶液は、それぞれ65℃の恒温槽に放置した後に熱安定性を測定し、熱安定性測定時での分解度を、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)で測定した。 本実施例では、65℃での熱安定性を測定しているが、一般に、65℃の温度下での一週間は、25℃の温度下での7ヶ月間に相当する。
【0027】
実施例1
金属塩が全く添加されていない5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの塩酸塩と2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの塩酸塩との混合物25重量%と、硫酸98重量%を含有している硫酸水溶液75重量%とを混合して安定化されたイソチアゾロン溶液を製造し、製造された溶液の時間経過による沈殿物形成の有無を肉眼で観察した。 時間経過による残留含量(%)と沈殿物形成に関する実験結果を以下の表1に示した。
【0028】
【表1】
Figure 0004621401
【0029】
実施例2
金属塩が全く添加されていない4,5−ジクロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン25重量%と、硫酸を98重量%含有する硫酸水溶液75重量%とを混合して安定化されたイソチアゾロン溶液を製造し、製造された溶液の時間経過による沈殿物形成の有無を肉眼で観察した。 時間経過による残留含量(%)と沈殿物形成に関する実験結果を、以下の表2に示した。
【0030】
【表2】
Figure 0004621401
【0031】
実施例3
金属塩が全く添加されていない5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾロン−3−オンの塩酸塩と2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの塩酸塩との混合物25重量%と、硫酸98重量%を含有する硫酸水溶液65重量%と脱イオン水10重量%とを混合して安定化されたイソチアゾロン溶液を製造し、時間経過による残留含量(%)に関する実験結果を、以下の表3に示した。
【0032】
【表3】
Figure 0004621401
【0033】
実施例4
金属塩が全く添加されていない5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの塩酸塩と2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの塩酸塩との混合物25重量%と、硫酸98重量%を含有する硫酸水溶液52重量%とリン酸23重量%とを混合して安定化されたイソチアゾロン混合物を製造し、時間経過による残留含量(%)に関する実験結果を、以下の表4に示した。
【0034】
【表4】
Figure 0004621401
【0035】
実施例5
高濃度イソチアゾロン溶液の安定性を測定するために、金属塩が全く添加されていない5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの塩酸塩と2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの塩酸塩との混合物32重量%と、硫酸98重量%を含有した硫酸水溶液68重量%とを混合してイソチアゾロン混合物を製造し、製造された溶液の時間経過による沈殿物形成の有無を肉眼で観察した。 時間経過による活性成分の含量(%)と沈殿物形成に関する実験結果を、以下の表5に示した。
【0036】
【表5】
Figure 0004621401
【0037】
表5から明らかなように、本発明の安定化されたイソチアゾロン溶液は、活性成分を18重量%以上含有しても非常に安定である。 表5での当初値よりも、14日乃至28日の間に活性成分の重量%が高い理由は、本実施例の安定性実験が65℃の恒温槽で行われたために水分が蒸発してしまい、相対的に活性成分の含量が高くなったことを示したものである。
【0038】
実施例6
金属塩が全く添加されていない5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの塩酸塩と2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの塩酸塩との混合物2重量%と、硫酸98重量%を含有した硫酸水溶液2重量%および脱イオン水96%を混合してイソチアゾロン混合物を製造し、50℃熱安定性条件で時間経過による残留含量(%)に関する実験結果を、以下の表6に示した。
【0039】
【表6】
Figure 0004621401
【0040】
実施例7
金属塩が全く添加されていない5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの塩酸塩と2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの塩酸塩との混合物10重量%と、硫酸98重量%を含有した硫酸水溶液30重量%および脱イオン水60重量%とを混合してイソチアゾロン混合物を製造し、50℃熱安定性条件で時間経過による残留含量(%)に対する実験結果を、以下の表7に示した。
【0041】
【表7】
Figure 0004621401
【0042】
比較例1
5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの塩酸塩と2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの塩酸塩とが約3:1重量比に混合されたイソチアゾロン混合物14重量%、安定化剤として金属硝酸塩が10重量%含まれているイソチアゾロン溶液を製造し、時間経過による残留含量(%)の実験結果を、以下の表8に示した。
【0043】
【表8】
Figure 0004621401
【0044】
表1乃至8の結果から、本発明による安定化されたイソチアゾロン溶液と従来の金属塩安定化剤を使用したイソチアゾロン溶液の双方が、相当期間にわたって安定した形態で存在することがうかがえた。 しかしながら、従来の金属塩安定化剤を使用したイソチアゾロン溶液は、活性イソチアゾロンを最大14重量%までしか含有できないのに対して、本発明にあっては、実施例5に示されているように18重量%以上のイソチアゾロンを含有する溶液を製造することが可能であった。
【0045】
実験1:解離実験
本発明の安定化されたイソチアゾロン溶液の水中での解離速度を確認するために、実施例1によって製造されたイソチアゾロン溶液と比較例1のイソチアゾロン溶液を、活性成分のイソチアゾロンの濃度が100ppmになるように脱イオン水に投入した後に、時間経過による残留濃度(ppm)を測定した。 本実験の結果を、以下の表9に示した。
【0046】
【表9】
Figure 0004621401
【0047】
表9から明らかなように、本発明の安定化されたイソチアゾロン溶液は、金属塩を安定化剤として用いた比較例のイソチアゾロン溶液に比べて水中での解離度が非常に優れている。 この結果は、本発明のイソチアゾロン溶液が水中で一定の時間の間だけ薬効を呈した後に、ほどなく解離されることを示すものであって、環境汚染を起こす可能性が、比較例に比べて極めて少ないということを意味するものにほかならない。
【0048】
実験2:微生物に対するMIC実験
本発明の安定化されたイソチアゾロン溶液の効能を確認するために、実施例1によって製造されたイソチアゾロン溶液と比較例1のイソチアゾロン溶液を、活性成分のイソチアゾロンの濃度が脱イオン水中で14重量%になるように調製した後、微生物に対するMIC(minimum inhibitory concentration:最小阻害濃度)実験を実施し、本実験の結果を、下記の表10に示した。
【0049】
MIC試験は、96マルチウェルプレートを利用して、殺菌剤を2倍連続希釈法によって希釈した後、104CFU/mlの濃度で微生物を接種し、30℃で48時間培養した後に、微生物の成長の有無を濁度を基準にして肉眼判定する方法によってで実施した。 培地は、細菌の場合、ディフコ社のトリプチックソイブロス(Tryptic Soy Broth、Difco Co.)を使用して濁度を観察し、黴の場合には、ポテトデキストロースブロス(Potato Dextrose Broth、Difco Co.)を利用した。
【0050】
本実験では、菌株として、Staphylococcus aureus ATCC 6538、Escherichia coli ATCC 11229、Pseudomonas aeruginasa ATCC 15442、Pseudomonas oleoverans ATCC 8062、Aspergillus niger ATCC 9642、Rhizopus oryzae ATCC 10404、Pullularia pullulans ATCC 9384を使用した。
【0051】
【表10】
Figure 0004621401
【0052】
表10の結果は、本発明の安定化されたイソチアゾロン溶液と従来のイソチアゾロン溶液の双方が、全ての試験微生物に対して優れた殺菌力を呈していること、それに、その程度が同等な水準であることを指し示すものである。
【0053】
前述したように、本発明は従来技術の金属塩安定化剤と比較して、沈殿発生がなく、有効性分を長期間安定化させ、必要時に高濃度の安定化されたイソチアゾロン溶液を製造することができる長所を有しており、従来技術の金属塩安定化剤では、酸性条件下で使用する場合に、金属硝酸イオンに由来する亜硝酸イオンによって製品内にニトロサミン(Nitrosamine)が形成されるが、本発明はかような金属塩安定化剤を全く使用せずにイソチアゾロン溶液を安定化できるので、製品中のニトロサミンの形成を根絶できるのである。
【0054】
また、本発明によって製造されたイソチアゾロン溶液は、金属イオンを全く含有しないので、従来のイソチアゾロン溶液と違って、Cu2+のような重金属イオンの自然環境内への放出を完全に防止でき、また、Mg2+のような金属イオンが工業用水中のPO4 3-、CO3 2-などのイオンと結合してハードスケール(Hard Scale)を形成することも完全に防止するなど、2次的な環境汚染を招かないだけでなく、ハードスケールが深刻な問題となる水処理分野において、より効率的に使用できるという長所をも兼ね備えているのである。

Claims (8)

  1. (a) 0.1乃至40重量%の以下の化学式、すなわち、
    Figure 0004621401
    で表されるイソチアゾロン化合物
    (b) 0.1乃至99.9重量%の硫酸、および、
    (c) 99.8重量%以下の溶媒からなる安定化されたイソチアゾロン組成物であって、
    当該式中、RおよびRは、各々互いに同一であるかまたは異なるものであって、水素原子、ハロゲン原子またはC乃至Cのアルキル基であるか、または、RおよびRが環化されたアリル基であり;Rは、水素原子;ハロゲン原子、ヒドロキシ基に置換されるかまたは置換されていないC乃至C10アルキル基;ハロゲン原子で置換されているかまたは置換されていないC乃至C10アルケニル基;ハロゲン原子で置換されているかまたは置換されていないC乃至C10のアルキニル基;または、C乃至Cアルコキシ基で置換されているか置換されていないアラルキル基である、ことを特徴とする安定化されたイソチアゾロン組成物。
  2. 前記イソチアゾロン化合物が、5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、4,5-ジクロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、5-クロロ-2-n-オクチル-4-イソチアゾリン-3-オン、4,5-ジクロロ-2-n-オクチル-4-イソチアゾリン-3-オン、ベンゾイソチアゾリン-3-オン、および、これらの組み合わせからなるグループから選択される請求項1に記載のイソチアゾロン組成物。
  3. 前記イソチアゾロン化合物が、5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オンと2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オンとを、重量比50:50乃至99:1で、混合してなる混合物である請求項1に記載のイソチアゾロン組成物。
  4. イソチアゾロンに安定化剤を混合してイソチアゾロンを安定化させる方法であって、当該イソチアゾロンが、以下の化学式、すなわち、
    Figure 0004621401
    式中、RおよびRは、各々互いに同一であるかまたは異なるものであって、水素原子、ハロゲン原子またはC乃至Cのアルキル基であるか、または、RおよびRが環化されたアリル基であり;Rは、水素原子;ハロゲン原子、ヒドロキシ基に置換されるかまたは置換されていないC乃至C10アルキル基;ハロゲン原子で置換されているかまたは置換されていないC乃至C10アルケニル基;ハロゲン原子で置換されているかまたは置換されていないC乃至C10のアルキニル基;または、C乃至Cアルコキシ基で置換されているか置換されていないアラルキル基である化学式で表されるイソチアゾロン化合物であり、および、
    当該安定化剤が、硫酸である、ことを特徴とするイソチアゾロン安定化させる方法。
  5. 前記イソチアゾロン化合物が、5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、4,5-ジクロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、5-クロロ-2-n-オクチル-4-イソチアゾリン-3-オン、4,5-ジクロロ-2-n-オクチル-4-イソチアゾリン-3-オン、ベンゾイソチアゾリン-3-オン、および、これらの組み合わせからなるグループから選択される請求項に記載の方法。
  6. 前記イソチアゾロン化合物が、5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オンと2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オンとを、重量比50:50乃至99:1で、混合してなる混合物である請求項に記載の方法。
  7. 前記硫酸の量が、前記イソチアゾロン化合物1重量部に対して0.01乃至1000重量部である請求項に記載の方法。
  8. 細菌および/または黴および/または藻類による汚染可能性があるかまたは汚染された領域に殺菌剤組成物を投入して、細菌および/または黴および/または藻類を死滅や成長抑制する殺菌方法において、
    (a)以下の化学式、すなわち、
    Figure 0004621401
    式中、RおよびRは、各々互いに同一であるかまたは異なるものであって、水素原子、ハロゲン原子またはC乃至Cのアルキル基であるか、または、RおよびRが環化されたアリル基であり;Rは、水素原子;ハロゲン原子、ヒドロキシ基に置換されるかまたは置換されていないC乃至C10アルキル基;ハロゲン原子で置換されているかまたは置換されていないC乃至C10アルケニル基;ハロゲン原子で置換されているかまたは置換されていないC乃至C10のアルキニル基;または、C乃至Cアルコキシ基で置換されているか置換されていないアラルキル基である化学式で表わされるイソチアゾロン化合物、
    (b)硫酸、および、
    (c)溶媒、を含む安定化されたイソチアゾロン溶液を投入する、工程を含むことを特徴とする殺菌方法。
JP2001549497A 1999-12-31 2000-05-24 安定化されたイソチアゾロン組成物およびイソチアゾロンの安定化方法 Expired - Fee Related JP4621401B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR19990067757 1999-12-31
KR1999/67757 1999-12-31
KR2000/27455 2000-05-22
KR10-2000-0027455A KR100385714B1 (ko) 1999-12-31 2000-05-22 안정화된 이소티아졸론 용액 및 이소티아졸론의 안정화 방법
PCT/KR2000/000526 WO2001049119A1 (en) 1999-12-31 2000-05-24 A stabilized isothiazolone composition and a method of stabilization of isothiazolone

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003519161A JP2003519161A (ja) 2003-06-17
JP4621401B2 true JP4621401B2 (ja) 2011-01-26

Family

ID=36129242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001549497A Expired - Fee Related JP4621401B2 (ja) 1999-12-31 2000-05-24 安定化されたイソチアゾロン組成物およびイソチアゾロンの安定化方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6534076B1 (ja)
EP (1) EP1244358B1 (ja)
JP (1) JP4621401B2 (ja)
KR (1) KR100385714B1 (ja)
CN (1) CN1216532C (ja)
AT (1) ATE318517T1 (ja)
AU (1) AU4622800A (ja)
DE (1) DE60026292D1 (ja)
WO (1) WO2001049119A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100385714B1 (ko) * 1999-12-31 2003-05-27 에스케이케미칼주식회사 안정화된 이소티아졸론 용액 및 이소티아졸론의 안정화 방법
AU2003232654B2 (en) * 2002-05-29 2007-05-17 Sk Chemicals Co., Ltd. Isothiazolone composition and method for stabilizing isothiazolone
KR20030093086A (ko) * 2002-05-29 2003-12-06 에스케이케미칼주식회사 이소티아졸론 조성물 및 이소티아졸론의 안정화 방법
US6946023B2 (en) * 2002-06-06 2005-09-20 Avery Dennison Corporation Smear-resistant ink compositions
DE10237264A1 (de) * 2002-08-14 2004-03-04 Schülke & Mayr GmbH Wässrige Dispersion mit fungizider und algizider Wirkung
US20070166739A1 (en) * 2005-12-23 2007-07-19 Perkinelmer Las, Inc. Comparative genomic hybridization on encoded multiplex particles

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3870795A (en) 1973-02-28 1975-03-11 Rohm & Haas Stabilization of solutions of 3-isothiazolones employing certain metal nitrates and nitrites
US4173643A (en) * 1973-12-20 1979-11-06 Rohm And Haas Company Synergistic microbiocidal compositions
US4067878A (en) 1976-03-05 1978-01-10 Rohm And Haas Company Stabilization of solutions of 3-isothiazolones
IN166820B (ja) * 1987-03-04 1990-07-21 Takeda Chemical Industries Ltd
JP2851611B2 (ja) * 1987-10-26 1999-01-27 株式会社片山化学工業研究所 工業的殺菌方法
JPH02142706A (ja) * 1989-07-13 1990-05-31 Ichikawa Gosei Kagaku Kk 養殖用魚網の海中生物付着防止剤
CA2027241A1 (en) * 1989-10-24 1991-04-25 Andrew B. Law Stabilized metal salt/3-isothiazolone combinations
CA2056711A1 (en) * 1990-12-11 1992-06-12 Ramesh B. Petigara Process for 3-isothiazolone compounds
JP3176676B2 (ja) * 1991-12-24 2001-06-18 ローム アンド ハース カンパニー 殺菌組成物
US5869510A (en) * 1993-01-15 1999-02-09 Rohm And Haas Company Iron stabilizers for 3-isothiazolones
US5559083A (en) * 1994-04-04 1996-09-24 Takeda Chemical Industries, Ltd. Composition comprising an isothiazolone compound
JPH08301704A (ja) * 1995-05-10 1996-11-19 Mitsubishi Corp 工業用防腐防カビ剤組成物及び水中防汚剤組成物
US5922745A (en) * 1997-11-03 1999-07-13 Nalco Chemical Company Composition and method for inhibiting the growth of microorganisms including stabilized sodium hypobromite and isothiazolones
JP2000128716A (ja) * 1998-10-20 2000-05-09 Kurita Water Ind Ltd 抗菌性組成物
JP3692835B2 (ja) * 1999-06-08 2005-09-07 栗田工業株式会社 抗菌剤組成物
KR100385714B1 (ko) * 1999-12-31 2003-05-27 에스케이케미칼주식회사 안정화된 이소티아졸론 용액 및 이소티아졸론의 안정화 방법
KR100383098B1 (ko) * 2000-05-10 2003-05-12 에스케이케미칼주식회사 이소티아졸론 용액의 침전형성 방지방법 및 그 조성물

Also Published As

Publication number Publication date
EP1244358A1 (en) 2002-10-02
KR100385714B1 (ko) 2003-05-27
US6534076B1 (en) 2003-03-18
CN1216532C (zh) 2005-08-31
CN1424874A (zh) 2003-06-18
KR20000054080A (ko) 2000-09-05
ATE318517T1 (de) 2006-03-15
EP1244358A4 (en) 2003-01-15
JP2003519161A (ja) 2003-06-17
EP1244358B1 (en) 2006-03-01
WO2001049119A1 (en) 2001-07-12
AU4622800A (en) 2001-07-16
DE60026292D1 (de) 2006-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5286871A (en) Stabilized aqueous solutions of 3-isothiazolones
EP0910951B1 (en) Stable microbicide formulation
KR100756456B1 (ko) 안정화된 살균 배합물
JP4382174B2 (ja) 安定な殺微生物剤配合物
JP4567141B2 (ja) 安定な殺微生物剤組成物
JP4382176B2 (ja) 安定な殺微生物剤配合物
US4980176A (en) Preservative compositions and uses thereof
JP4621401B2 (ja) 安定化されたイソチアゾロン組成物およびイソチアゾロンの安定化方法
JP2001089306A (ja) 殺生物組成物
EP0236119B1 (en) Preservative compositions and uses thereof
EP1450823B1 (en) Biocidal mixture of 2-propenal-releasing polymer and isothiazolones
KR100383098B1 (ko) 이소티아졸론 용액의 침전형성 방지방법 및 그 조성물
JP2981865B2 (ja) 安定化されたイソチアゾロン溶液
KR100975373B1 (ko) 이소티아졸론 조성물 및 이소티아졸론의 안정화 방법
JP3558368B2 (ja) 3−イソチアゾロンおよび安定剤を含有する水性組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100802

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100809

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100910

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100917

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101026

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101101

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4621401

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees