JP4620965B2 - 映像フォーマット変換装置、および、映像フォーマット変換プログラム - Google Patents

映像フォーマット変換装置、および、映像フォーマット変換プログラム Download PDF

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Description

本発明は、斜方格子画素構造を有する三原色形式の映像信号を輝度・色差形式の映像信号に変換する映像フォーマット変換装置および映像フォーマット変換プログラムに関する。
一般に、映像信号の斜方格子サンプリングは、表示される映像の斜め方向の解像度を低下させながらも、水平方向および垂直方向の解像度(水平解像度および垂直解像度)を維持するための技術として知られている。例えば、4000本級映像の撮影、表示システム(非特許文献1参照)では、斜方格子サンプリング構造の緑色信号と、この緑色信号の半分の画素数で正方格子サンプリング構造の青色信号と、同じく緑色信号の半分の画素数で正方格子サンプリング構造の赤色信号とが使用されている。
なお、緑色信号と、青色信号および赤色信号とについて、サンプリング構造が違う理由は、人間の視覚特性を考慮して、緑色信号の解像度を高めながら、より少ない画素数で映像信号を表現しようとしたからである。
ところで、従来、緑色、青色、赤色の三原色の三原色信号は、正方格子サンプリングされた輝度信号と色差信号とで表現される映像信号に変換することがよく行われている。この変換は、輝度信号の帯域に比べ、色差信号の帯域を狭くしても検知されにくいという人間の視覚特性を利用して、伝送帯域や記録帯域を節約するために行われるものである。
また、映像信号のデジタル圧縮符号化においても、輝度信号と色差信号とで表現される映像信号が符号化映像フォーマットとして用いられることが多い。
従来、正方格子サンプリングされた輝度信号と色差信号とで表現される映像信号を処理する映像処理装置によって、斜方格子サンプリング構造の緑色信号を含む三原色映像信号を処理するためには、当該三原色映像信号の各画素を補間して、正方格子サンプリング構造に変換することが一般的に行われている(非特許文献2参照)。
技研R&D NHK(日本放送協会) 2004年1月(通巻第83号)、「走査線4000本級4板式超高精細動画カメラ」(ページ44〜51)、「超高精細ディスプレイの開発」(ページ36〜43) 吹抜敬彦著 「TV画像の多次元信号処理」(ISBN4−526−02441−04) 図3.34 オフセット標本化帯域圧縮における画像の変換(昭和63年11月15日初版、日刊工業新聞社、ページ110)
しかしながら、斜方格子サンプリング構造の緑色信号を含む三原色映像信号の各画素を補間して、正方格子サンプリング構造に変換する場合、画素レート(単位画面(1フレーム)当たりの総画素数)が倍増し、この画素レートの映像信号を処理するためにハードウェア規模が倍増してしまうという問題がある。
また、画素レートを変更せずに、斜方格子サンプリング構造の緑色信号を、正方格子サンプリング構造の緑色信号に変換しようとすると、水平解像度および垂直解像度を低下させざるを得ず、本来、水平解像度および垂直解像度を維持するために用いられている斜方格子サンプリング構造の目的が損なわれてしまうという問題がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、画素レートを増加させることなく、斜方格子サンプリング構造の緑色信号を含む三原色映像信号の水平解像度および垂直解像度を維持しつつ、従来の正方格子サンプリングされた輝度信号と色差信号とで表現される映像信号を処理する映像処理装置で処理可能にすることができる映像フォーマット変換装置、および、映像フォーマット変換プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1記載の映像フォーマット変換装置は、斜方格子画素構造を有する緑色信号と正方格子画素構造を有する赤色信号および青色信号とからなり、単位領域当たり前記緑色信号の画素である第一緑色画素と第二緑色画素の2画素と、前記赤色信号の画素である赤色画素1画素および前記青色信号の画素である青色画素1画素からなる三原色形式の映像信号を、輝度・色差形式の映像信号に変換する映像フォーマット変換装置であって、第一輝度画素生成手段と、第二輝度画素生成手段と、青色色差画素生成手段と、赤色色差画素生成手段と、走査変換手段と、青色色差画素走査変換手段と、赤色色差画素走査変換手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、映像フォーマット変換装置は、第一輝度画素生成手段によって、単位領域内の第一緑色画素と赤色画素および青色画素とから第一輝度画素を生成する。なお、単位領域とは、2つの緑色画素と、1つ青色画素と、1つの赤色画素とから構成される、光の三原色を用いて様々な色を表現する最小領域である。続いて、映像フォーマット変換装置は、第二輝度画素生成手段によって、単位領域内の第二緑色画素と赤色画素および青色画素とから第二輝度画素を生成する。これら第一輝度画素および第二輝度画素の生成は、第一輝度画素生成手段および第二輝度画素生成手段のそれぞれに、予め設定されている変換式に基づいて行われる。
また、映像フォーマット変換装置は、青色色差画素生成手段によって、第一緑色画素および第二緑色画素の緑色画素2画素と、赤色画素および青色画素とから、輝度・色差形式の映像信号における青色色差画素を生成し、赤色色差画素生成手段によって、第一緑色画素および第二緑色画素の緑色画素2画素と、赤色画素および青色画素とから、輝度・色差形式の映像信号における赤色色差画素を生成する。これら青色色差画素および赤色色差画素の生成は、青色色差画素生成手段および赤色色差画素生成手段のそれぞれに、予め設定されている変換式に基づいて行われる。
そして、映像フォーマット変換装置は、走査変換手段によって、第一輝度画素生成手段で生成された第一輝度画素と、第二輝度画素生成手段で生成された第二輝度画素とを走査変換して、輝度・色差形式の映像信号の輝度画素を生成する。なお、走査変換とは画素を走査する順序を変えることであり、この走査変換手段による走査変換は、第一輝度画素と第二輝度画素を画素毎に交互に読み出している。
つまり、この映像フォーマット変換装置では、緑色画素(元のG画素)の単位領域内の位置に対して輝度画素(Y画素)を、青色画素(元のB画素)の単位領域内の位置に対して青色色差画素(Cb画素)を、赤色画素(元のR画素)の単位領域内の位置に対して赤色色差画素(Cr画素)をそれぞれ生成する。なお、第一輝度画素、第二輝度画素の状態では、斜方格子画素構造(斜方格子サンプリング構造)の画素構造を有しているが、斜方格子画素構造(斜方格子サンプリング構造)の(斜め方向に隣接している)第一輝度画素、第二輝度画素を、走査変換手段によって走査変換する際に、第一輝度画素と第二輝度画素が水平に配置されているものとして、第一輝度画素と第二輝度画素を画素毎に交互に読み出して走査変換し、正方格子画素構造(正方格子サンプリング構造)の輝度・色差形式の映像信号の映像フォーマットに変換している。
かかる構成によれば、映像フォーマット変換装置は、青色色差画素走査変換手段によって、青色色差画素を走査変換し、赤色色差画素走査変換手段によって、赤色色差画素を走査変換する。なお、ここでは、走査変換手段は、輝度画素(第一輝度画素、第二輝度画素)が垂直に配置されているものとして走査変換している。すなわち、第一輝度画素を1ライン分読み出して1ラインとし、次いで第二輝度画素を1ライン分読み出しで次ラインとするというように、ライン毎に交互に読み出している。そして、この輝度画素の走査変換に対応させて、青色色差画素走査変換手段および赤色色差画素走査変換手段は、青色色差画素および赤色色差画素それぞれの隣り合う2画素が垂直に配置されているものとして走査変換している。すなわち、1画素おきに2つのラインに振り分けている。これによって、正方格子サンプリング構造の輝度・色差形式の映像信号の映像フォーマットに変換している。
請求項記載の映像フォーマット変換装置は、請求項に記載の映像フォーマット変換装置において、前記青色画素を補間する青色画素補間手段と、前記赤色画素を補間する赤色画素補間手段とを備え、補間された前記青色画素および前記赤色画素が、前記第一輝度画素生成手段、前記第二輝度画素生成手段、前記青色色差画素生成手段および前記赤色色差画素生成手段に入力されることを特徴とする。
かかる構成によれば、映像フォーマット変換装置は、青色画素補間手段によって青色画素を補間し、赤色画素補間手段によって赤色画素を補間している。つまり、青色画素補間手段および赤色画素補間手段は、青色画素および赤色画素に対して、水平に隣り合う青色画素および赤色画素を、互いに垂直にオフセットするように補間する。そして、映像フォーマット変換装置は、青色色差画素生成手段および赤色色差画素生成手段によって、オフセットした青色画素および赤色画素の単位領域内の位置に対して、青色色差画素および赤色色差画素とをそれぞれ生成する。そしてまた、映像フォーマット変換装置は、走査変換手段によって、斜め方向に隣接する輝度画素が垂直に配置されているものとして、第一輝度画素を1ライン分読み出して1ラインとし、次いで第二輝度画素を1ライン分読み出しで次ラインとするというように、ライン毎に交互に読み出して走査変換している。また、青色色差画素走査変換手段および赤色色差画素走査変換手段によって、斜め方向に隣接する青色色差画素および赤色色差画素がそれぞれ垂直に配置されているものとして、1画素おきに2つのラインに振り分けているように走査変換している。これらよって、正方格子サンプリング構造の輝度・色差形式の映像信号に変換している。また、ここでは、青色画素補間手段および赤色画素補間手段によって、輝度画素を生成する際に、補間された後の青色画素および赤色画素を使用している。
請求項記載の映像フォーマット変換装置は、請求項に記載の映像フォーマット変換装置において、前記第一輝度画素生成手段および前記第二輝度画素生成手段には、前記青色画素補間手段および前記赤色画素補間手段で補間される前の青色画素および赤色画素が入力されることを特徴とする。
かかる構成によれば、映像フォーマット変換装置は、請求項に記載の映像フォーマット変換装置における青色画素補間手段および赤色画素補間手段により青色画素および赤色画素が補間される前の青色画素および赤色画素を使用して、第一輝度画素生成手段および第二輝度画素生成手段によって、第一輝度画素および第二輝度画素を生成することになる。
請求項記載の映像フォーマット変換プログラムは、斜方格子画素構造を有する緑色信号と正方格子画素構造を有する赤色信号および青色信号とからなり、単位領域当たり前記緑色信号の画素である第一緑色画素と第二緑色画素の2画素と、前記赤色信号の画素である赤色画素1画素および前記青色信号の画素である青色画素1画素からなる三原色形式の映像信号を、輝度・色差形式の映像信号に変換する装置を、第一輝度画素生成手段、第二輝度画素生成手段、青色色差画素生成手段、赤色色差画素生成手段、走査変換手段、青色色差画素走査変換手段、赤色色差画素走査変換手段、として機能させる構成とした。
かかる構成によれば、映像フォーマット変換プログラムは、第一輝度画素生成手段によって、単位領域内の第一緑色画素と赤色画素および青色画素とから第一輝度画素を生成する。また、映像フォーマット変換プログラムは、第二輝度画素生成手段によって、単位領域内の第二緑色画素と赤色画素および青色画素とから第二輝度画素を生成する。そして、映像フォーマット変換プログラムは、走査変換手段によって、第一輝度画素生成手段で生成された第一輝度画素と、第二輝度画素生成手段で生成された第二輝度画素とを走査変換して、輝度・色差形式の映像信号の輝度画素を生成する。また、映像フォーマット変換プログラムは、青色色差画素生成手段によって、第一緑色画素および第二緑色画素と赤色画素および青色画素とから、輝度・色差形式の映像信号の青色色差画素を生成し、赤色色差画素生成手段によって、第一緑色画素および第二緑色画素と赤色画素および青色画素とから、輝度・色差形式の映像信号の赤色色差画素を生成する。
請求項1、に記載の発明によれば、斜方格子画素構造の緑色画素の単位領域内の位置に対して輝度画素、青色画素の単位領域内の位置に対して青色色差画素、赤色画素の単位領域内の位置に対して赤色色差画素それぞれを生成し、斜方格子画素構造の第一輝度画素、第二輝度画素を、走査変換手段によって走査変換する際に、第一輝度画素と第二輝度画素が水平に配置されているものとして走査変換し、正方格子画素構造の輝度・色差形式の映像信号の映像フォーマットに変換しているので、画素レートを増加させることなく、斜方格子画素構造の緑色信号を含む三原色形式映像信号の水平解像度および垂直解像度を維持しつつ、従来の正方格子画素構造の輝度信号と色差信号とで表現される映像信号としてハードウェアの規模を増大させることなく処理することができる。
請求項1、に記載の発明によれば、輝度画素の走査変換に対応させて、青色色差画素走査変換手段および赤色色差画素走査変換手段が、隣り合う2画素(青色色差画素、赤色色差画素)を、この2画素が垂直に配置されているものとして走査変換し、これによって、正方格子画素構造の輝度・色差形式の映像信号に変換しているので、画素レートを増加させることなく、水平解像度および垂直解像度を維持しつつ、従来の映像処理装置で処理することができる。
請求項に記載の発明によれば、青色画素補間手段および赤色画素補間手段が、青色画素および赤色画素に対して、水平に隣り合う青色画素および赤色画素を、互いに垂直にオフセットするように補間し、青色色差画素生成手段および赤色色差画素生成手段によって、オフセットした青色画素および赤色画素の単位領域内の位置に対して、青色色差画素および赤色色差画素とをそれぞれ生成する。そして、斜方格子画素構造の輝度画素、青色色差画素および赤色色差画素の斜めに隣接する2画素がそれぞれ垂直に配置されているものとして走査変換し、正方格子画素構造の輝度・色差形式の映像信号に変換しているので、画素レートを増加させることなく、水平解像度および垂直解像度を維持しつつ、従来の映像処理装置で処理することができる。
請求項に記載の発明によれば、青色画素補間手段および赤色画素補間手段により青色画素および赤色画素が補間される前の青色画素および赤色画素を使用して、第一輝度画素生成手段および第二輝度画素生成手段によって、第一輝度画素および第二輝度画素を生成する。そして、斜方格子画素構造の輝度画素、青色色差画素および赤色色差画素の斜めに隣接する2画素がそれぞれ垂直に配置されているものとして走査変換し、正方格子画素構造の輝度・色差形式の映像信号に変換しているので、画素レートを増加させることなく、水平解像度および垂直解像度を維持しつつ、従来の映像処理装置で処理することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。
映像フォーマット変換装置に関しては、第一実施形態から第四実施形態までの4つの実施形態について説明し、映像フォーマット逆変換装置に関しては、第一実施形態から第三実施形態までの3つの実施形態について説明する。まず、映像フォーマット変換装置および映像フォーマット逆変換装置の構成を説明し、その後、映像フォーマット変換装置および映像フォーマット逆変換装置の動作を説明する。
〈映像フォーマット変換装置の構成、第一実施形態〉
図1は映像フォーマット変換装置(第一実施形態)のブロック図である。この図1に示すように、映像フォーマット変換装置1(1A)は、入力された三原色信号(G(G1[第一緑色画素]、G2[第二緑色画素])、B[青色画素]、R[赤色画素])の映像信号を、輝度信号Yと色差信号Cb、Crとによる4:2:2形式の映像信号に変換するもので、第一輝度画素生成手段3と、第二輝度画素生成手段5と、青色色差画素生成手段7と、赤色色差画素生成手段9と、走査変換手段11とを備えている。
映像フォーマット変換装置1(1A)に入力される三原色信号は、斜方格子画素構造の緑色信号である緑色画素G(第一緑色画素G1[G11,G31,・・・,G13,G33,・・・]、第二緑色画素G2[G22,G42,・・・,G24,G44,・・・])と、正方格子画素構造の青色信号である青色画素B(B12,B32,・・・,B14,B34,・・・)および赤色信号である赤色画素R(R21,R41,・・・,R23,R43,・・・)とからなる映像信号であり、これらの空間的な画素配置を図2に示す(以下、このような図を空間的画素配置図という)。
斜方格子画素構造(斜方格子サンプリング構造)は、空間的な画素配置において、単位領域内に隣接する画素が斜め方向に並んでいる構造を指すものである。
正方格子画素構造(正方格子サンプリング構造)は、空間的な画素配置において、単位領域内に隣接する画素が格子状(縦横方向)に並んでいる構造を指すものである。
この図2に示すように、緑色信号の画素である緑色画素G(G1、G2)の数は、青色信号の画素である青色画素Bの数の2倍であり、且つ、赤色信号の画素である赤色画素Rの数の2倍であり、青色画素Bおよび赤色画素Rは、斜めに隣接する緑色画素G(G1、G2)に対して1画素ずつある。ここで、緑色画素G(G1、G2)、青色画素Bおよび赤色画素Rで様々な色(色彩)が表現される領域を単位領域と呼称することとする(図2において、太線で囲った領域)。
図1に戻って、映像フォーマット変換装置1(1A)(第一実施形態)の構成の説明を続ける。
第一輝度画素生成手段3は、第一緑色画素G1と、青色画素Bと、赤色画素Rとに基づいて、第一輝度画素Y1を生成し、走査変換手段11に出力するものである。なお、この第一輝度画素生成手段3では、後記する変換式の数式(1)の中のY1の式が採用されて、第一輝度画素Y1が求められている。
第二輝度画素生成手段5は、第二緑色画素G2と、青色画素Bと、赤色画素Rとに基づいて、第二輝度画素Y2を生成し、走査変換手段11に出力するものである。なお、この第二輝度画素生成手段5では、後記する変換式の数式(1)の中のY2の式が採用されて、第二輝度画素Y2が求められている。
青色色差画素生成手段7は、第一緑色画素G1と、第二緑色画素G2と、青色画素Bと、赤色画素Rとに基づいて、青色色差画素Cbを生成するものである。なお、この青色色差画素生成手段7では、後記する変換式の数式(1)の中のCbの式が採用されて、青色色差画素Cbが求められている。
赤色色差画素生成手段9は、第一緑色画素G1と、第二緑色画素G2と、青色画素Bと、赤色画素Rとに基づいて、赤色色差画素Crを生成するものである。なお、この赤色色差画素生成手段9では、後記する変換式の数式(1)の中のCrの式が採用されて、赤色色差画素Crが求められている。
なお、これら第一輝度画素生成手段3、第二輝度画素生成手段5、青色色差画素生成手段7および赤色色差画素生成手段9は、三原色信号(G[G1,G2]BR)を輝度信号および色差信号に変換する変換マトリクスである。
Figure 0004620965
なお、この数式(1)において、係数g、b、rは、HDTVの輝度・色差信号方程式を参照してg=0.7152、b=0.0722、r=0.2126としているが、これに限定されるものではない。
すなわち、第一輝度画素生成手段3では、同じ単位領域内の第一緑色画素G1と、青色画素Bと、赤色画素Rとから第一輝度画素Y1を生成し、第二輝度画素生成手段5では、同じ単位領域内の第二緑色画素G2と、青色画素Bと、赤色画素Rとから第二輝度画素Y2を生成し、青色色差画素生成手段7では、同じ単位領域内の第一緑色画素G1と、第二緑色画素G2と、青色画素Bと、赤色画素Rとから青色色差画素Cbを生成し、赤色色差画素生成手段9では、同じ単位領域内の第一緑色画素G1と、第二緑色画素G2と、青色画素Bと、赤色画素Rとから赤色色差画素Crを生成している。
これらの変換マトリクス(第一輝度画素生成手段3、第二輝度画素生成手段5、青色色差画素生成手段7および赤色色差画素生成手段9)における単位領域内の演算を例示すると、数式(2)のように表される。
Figure 0004620965
この数式(2)によって、図2に示した三原色信号は、図3の空間的画素配置図で示される輝度、色差信号に変換される。
この図3に示すように、変換マトリクスによって、緑色信号である緑色画素G(G1、G2)の画素構造(画素配列)と同じ構造(同じ配列)の輝度信号である輝度画素(第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2)と、青色信号である青色画素Bおよび赤色信号である赤色画素Rの画素構造(画素配列)と同じ構造(同じ配列)の色差信号(青色色差信号である青色色差画素Cb、赤色色差信号である赤色色差画素Cr)とが生成されることになる。
なお、数式(2)において、青色色差画素Cbおよび赤色色差画素Crを生成する際に、単位領域内の緑色画素G(G1、G2)の平均値(G1+G2)/2を用いることとしているが、隣接する複数の単位領域の緑色画素G(G1、G2)からなる緑色信号から補間した緑色信号(緑色信号である緑色画素)を用いてもよい。
図1に戻って、映像フォーマット変換装置1(1A)(第一実施形態)の構成の説明を続ける。
走査変換手段11は、第一輝度画素生成手段3で生成された第一輝度画素Y1と、第二輝度画素生成手段5で生成された第二輝度画素Y2とを、輝度画素Yに走査変換するものである。
この走査変換手段11によって、図3に示した斜め方向に隣接する第一輝度画素Y1および第二輝度画素Y2を、これらが水平方向に隣接しているものとして、図4に示すように単位領域内の第一輝度画素と第二輝度画素を水平方向に交互に配置するよう走査変換する。
なお、この第一実施形態の映像フォーマット変換装置1(1A)では、青色色差画素Cbとなる青色色差信号および赤色色差画素Crとなる赤色色差信号については走査変換を要していない。
この映像フォーマット変換装置1(1A)によって変換した輝度・色差形式の映像信号に対し、圧縮符号化、伝送、記録等の処理が行われる。つまり、斜方格子画素構造の緑色信号を含む三原色形式の映像信号を、正方格子画素構造の輝度・色差形式の映像信号として表現(変換)することで、圧縮符号化、伝送、記録等の処理を容易に行うことができ、汎用的に取り扱うことができる。
より具体的に述べると、図4に示した正方格子画素構造の4:2:2形式の輝度、色差信号の空間的画素配置図では、図2に示した斜方格子画素構造の三原色信号の空間的画素配置図に比べ、見かけ上は、輝度信号Yの垂直解像度は緑色信号Gの1/2になっているが、信号自体は、図3に示したように元の解像度を保持している。また、輝度信号Yと色差信号Cb、Crとを合わせた総画素数は、図2に示したように元の三原色形式の映像信号と変わらない。このため、映像フォーマット変換装置1(1A)によれば、画素レートを増加させることなく、斜方格子画素構造の緑色信号を含む三原色形式映像信号の水平解像度および垂直解像度を維持しつつ、正方格子画素構造の輝度信号と色差信号とで表現される4:2:2形式の映像信号を処理する従来の映像処理装置で処理することができる。
〈映像フォーマット変換装置の構成、第二実施形態〉
図5は映像フォーマット変換装置(第二実施形態)のブロック図である。この図5に示すように、映像フォーマット変換装置1(1B)は、入力された三原色信号(G1[第一緑色画素]、G2[第二緑色画素]、B[青色画素]、R[赤色画素])を、輝度信号Yと色差信号Cb、Crとによる4:2:2形式の映像信号に変換するもので、第一輝度画素生成手段3と、第二輝度画素生成手段5と、青色色差画素生成手段7と、赤色色差画素生成手段9と、走査変換手段11B(第1実施形態とは動作が異なる)と、青色色差画素走査変換手段13と、赤色色差画素走査変換手段15とを備えている。なお、図1に示した映像フォーマット変換装置1(1A)で説明した構成と同一のものは、同じ符号を付してその説明を省略する。
青色色差画素走査変換手段13は、青色色差画素生成手段7で生成された青色色差画素Cbを走査変換して出力するものである。
赤色色差画素走査変換手段15は、赤色色差画素生成手段9で生成された赤色色差画素Crを走査変換して出力するものである。
この映像フォーマット変換装置1(1B)の走査変換手段11Bは、図3に示した斜め方向に隣接する第一輝度画素Y1および第二輝度画素Y2を、これらが垂直方向に隣接しているものとして、図6に示すように垂直方向に交互に配置されるよう走査変換する。
また、この映像フォーマット変換装置1(1B)の青色色差画素走査変換手段13は、図3に示した正方格子画素構造の青色色差画素Cbを、水平に隣接している2画素の青色色差画素Cbが垂直方向に隣接しているものとして、図6に示すように垂直方向に交互に配置されるよう走査変換する。また、この映像フォーマット変換装置1(1B)の赤色色差画素走査変換手段15は、図3に示した正方格子画素構造の赤色色差画素Crを、水平に隣接している2画素の赤色色差画素Crが垂直方向に隣接しているものとして、図6に示すように垂直方向に交互に配置されるよう走査変換する。
この映像フォーマット変換装置1(1B)によって変換した輝度・色差形式の映像信号に対し、圧縮符号化、伝送、記録等の処理が行われる。つまり、斜方格子画素構造の緑色信号を含む三原色形式の映像信号を、正方格子画素構造の輝度・色差形式の映像信号として表現(変換)することで、圧縮符号化、伝送、記録等の処理を容易に行うことができ、汎用的に取り扱うことができる。
より具体的に述べると、図6に示した正方格子画素構造の4:2:2形式の輝度、色差信号の空間的画素配置図では、図4に示した正方格子画素構造の4:2:2形式の輝度、色差信号の空間的画素配置図に比べ、輝度信号Yと色差信号Cb、Crとを合わせた総画素数は変わらないが、水平画素数が1/2倍、垂直画素数が2倍になっている。
また、図6に示した正方格子画素構造の4:2:2形式の輝度、色差信号の空間的画素配置図では、図2に示した斜方格子画素構造の三原色信号の空間的画素配置図に比べ、見かけ上は、輝度信号Yの水平解像度が1/2倍に、色差信号CbおよびCrの水平解像度が1/2倍に、垂直解像度が2倍なっているが、信号自体は、図3に示したように元の解像度を保持している。また、輝度信号と色差信号とを合わせた総画素数は、図2に示したように元の三原色形式の映像信号と変わらない。このため、映像フォーマット変換装置1(1B)によれば、画素レートを増加させることなく、斜方格子画素構造の緑色信号を含む三原色映像信号の水平解像度および垂直解像度を維持しつつ、正方格子画素構造の輝度信号と色差信号とで表現される4:2:2形式の映像信号を処理する従来の映像処理装置で処理することができる。
〈映像フォーマット変換装置の構成、第三実施形態〉
図7は映像フォーマット変換装置(第三実施形態)のブロック図である。この図7に示すように、映像フォーマット変換装置1(1C)は、入力された三原色信号(G1[第一緑色画素]、G2[第二緑色画素]、B[青色画素]、R[赤色画素])を、輝度信号Yと色差信号Cb、Crとによる4:2:2形式の映像信号に変換するもので、第一輝度画素生成手段3と、第二輝度画素生成手段5と、青色色差画素生成手段7と、赤色色差画素生成手段9と、走査変換手段11B(第二実施形態と同じ動作)と、青色色差画素走査変換手段13C(第二実施形態と異なる動作)と、赤色色差画素走査変換手段15C(第二実施形態と異なる動作)と、青色画素補間手段17と、赤色画素補間手段19とを備えている。なお、図1に示した映像フォーマット変換装置1(1A)および図5に示した映像フォーマット変換装置1(1B)で説明した構成と同一のものは、同じ符号を付してその説明を省略する。
青色画素補間手段17は、入力された青色画素Bを単位領域内で垂直方向に補間するものである。
赤色画素補間手段19は、入力された赤色画素Rを単位領域内で垂直方向に補間するものである。
この青色画素補間手段17および赤色画素補間手段19で垂直方向に補間された画素構造を図8に示す。
ここで、青色画素補間手段17および赤色画素補間手段19による垂直方向の補間は、例えば、次に示す数式(3)に従って行う。
Figure 0004620965
また、この映像フォーマット変換装置1(1C)の第一輝度画素生成手段3と、第二輝度画素生成手段5と、青色色差画素生成手段7と、赤色色差画素生成手段9とは、緑色画素G(G1、G2)と、補間(補間生成)された青色画素Bおよび赤色画素Rとに基づいて、次に示す数式(4)に従い、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2、青色色差画素Cbおよび赤色色差画素Crを生成(変換)する。
Figure 0004620965
この数式(4)によって生成される青色色差画素Cbおよび赤色色差画素Crは、図9に示すように隣接する画素(隣接画素)の空間配置がオフセットされた構造となる。なお、この図9に示すように、第一輝度画素Y1および第二輝度画素Y2は、第二実施形態と同様に斜め方向に隣接している。また、これら第一輝度画素Y1および第二輝度画素Y2を、第二実施形態と同様に走査変換手段11Bによって、これらが垂直方向に隣接しているものとして、垂直方向に交互に配置されるよう走査変換し、図10に示される輝度信号の画素配置に変換する。
また、この図9において、映像フォーマット変換装置1(1C)は、青色色差画素Cbについては、青色色差画素走査変換手段13Cによって、水平斜めに隣接している2画素が垂直方向に隣接しているものとして、図10に示すように垂直方向に交互に配置されるよう走査変換する。
また、赤色色差画素Crについては、赤色色差画素走査変換手段15Cによって、水平斜めに隣接している2画素が垂直方向に隣接しているものとして、図10に示すように垂直方向に交互に配置されるよう走査変換する。
この映像フォーマット変換装置1(1C)によって変換した輝度・色差形式の映像信号に対し、圧縮符号化、伝送、記録等の処理が行われる。つまり、斜方格子画素構造の緑色信号を含む三原色形式の映像信号を、正方格子画素構造の輝度・色差形式の映像信号として表現(変換)することで、圧縮符号化、伝送、記録等の処理を容易に行うことができ、汎用的に取り扱うことができる。
より具体的に述べると、図10に示した正方格子画素構造の4:2:2形式の輝度、色差信号の空間的画素配置図では、図4に示した正方格子画素構造の4:2:2形式の輝度、色差信号の空間的画素配置図に比べ、輝度信号Yと色差信号Cb、Crとを合わせた総画素数は変わらないが、水平画素数が1/2倍、垂直画素数が2倍になっている。
また、図10に示した正方格子画素構造の4:2:2形式の輝度、色差信号の空間的画素配置図では、図9に示した正方格子画素構造の4:2:2形式の輝度、色差信号の空間的画素配置図に比べ、見かけ上は、輝度信号Yの水平解像度が1/2倍に、色差信号Cb、Crの水平解像度が1/2倍に、垂直解像度が2倍なっているが、信号自体は、図9に示したように元の解像度を保持している。また、輝度信号と色差信号とを合わせた総画素数は、図2に示した元の三原色形式の映像信号と変わらない。このため、映像フォーマット変換装置1(1C)によれば、画素レートを増加させることなく、斜方格子画素構造の緑色信号を含む三原色映像信号の水平解像度および垂直解像度を維持しつつ、正方格子画素構造の輝度信号と色差信号とで表現される4:2:2形式の映像信号を処理する従来の映像処理装置で処理することができる。
〈映像フォーマット変換装置の構成、第四実施形態〉
図11は映像フォーマット変換装置(第四実施形態)のブロック図である。この図11に示すように、映像フォーマット変換装置1(1D)は、入力された三原色信号(G1[第一緑色画素]、G2[第二緑色画素]、B[青色画素]、R[赤色画素])の映像信号を、輝度信号Yと色差信号Cb、Crとによる4:2:2形式の映像信号に変換するもので、第一輝度画素生成手段3と、第二輝度画素生成手段5と、青色色差画素生成手段7と、赤色色差画素生成手段9と、走査変換手段11B(第三実施形態と同じ)と、青色色差画素走査変換手段13C(第三実施例と同じ)と、赤色色差画素走査変換手段15C(第三実施例と同じ)と、青色画素補間手段17D(第三実施形態とは動作が異なる)と、赤色画素補間手段19D(第三実施形態とは動作が異なる)とを備えている。なお、図1に示した映像フォーマット変換装置1(1A)、図5に示した映像フォーマット変換装置1(1B)および図7に示した映像フォーマット変換装置1(1C)で説明した構成と同一のものは、同じ符号を付してその説明を省略する。
なお、この映像フォーマット変換装置1(1D)の各構成は、映像フォーマット変換装置1(1C)とほぼ同じであるが、輝度画素の生成には、青色画素Bおよび赤色画素Rが青色画素補間手段17Dおよび赤色画素補間手段19Dで補間されることなく、そのまま第一輝度画素生成手段3および第二輝度画素生成手段5に入力され、一方、色差画素の生成には、補間した青色画素および赤色画素を使用している。
ここで、青色画素補間手段17Dおよび赤色画素補間手段19Dにより垂直方向に補間された画素構造を図12に示す。
この図12に示すように、青色画素補間手段17Dによって図2に示した左上の青色画素B12が当該左上の単位領域内で上方にずれた青色画素B^21に、右上の青色画素B32が当該右上の単位領域内で下方にずれた青色画素B^42に、左下の青色画素B14が当該左下の単位領域内で上方にずれた青色画素B^23に、右下の青色画素B34が当該右下の単位領域内で下方にずれた青色画素B^44に補間される。
また、この図12に示すように、赤色画素補間手段19Dによって、図2に示した左上の赤色画素R21が当該左上の単位領域内で上方にずれた赤色画素R^11に、右上の赤色画素R41が当該右上の単位領域内で下方にずれた赤色画素R^32に、左下の赤色画素R23が当該左下の単位領域内で上方にずれた赤色画素R^13に、右下の赤色画素R43が当該右下の単位領域内で下方にずれた赤色画素R^34に補間される。
ここで、青色画素補間手段17Dおよび赤色画素補間手段19Dによる垂直方向の補間は、例えば、次に示す数式(5)に従って行う。
Figure 0004620965
また、この映像フォーマット変換装置1(1D)の第一輝度画素生成手段3と、第二輝度画素生成手段5とは、緑色画素G(G1、G2)と、青色画素Bおよび赤色画素Rとに基づいて、また、青色色差画素生成手段7と、赤色色差画素生成手段9とは、緑色画素G(G1、G2)と、補間(補間生成)された青色画素Bおよび赤色画素Rとに基づいて、次に示す数式(6)に従い、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2、青色色差画素Cbおよび赤色色差画素Crを生成(変換)する。
Figure 0004620965
この数式(6)によって生成される青色色差画素Cbおよび赤色色差画素Crは、隣接する画素(隣接画素)の空間配置がオフセットされた構造となり、この場合の輝度、色差信号の空間的画素配置は図9と同様になる。この数式(6)における係数g,b,rは、数式(1)で用いたものと同様である。
第一輝度画素Y1および第二輝度画素Y2は、第二実施形態と同様に斜め方向に隣接している。映像フォーマット変換装置1(1D)は、これら第一輝度画素Y1および第二輝度画素Y2を、第二、第三実施形態と同様に走査変換手段11Bによって、これらが垂直方向に隣接しているものとして、垂直方向に交互に配置されるよう走査変換し、図10に示される輝度信号の画素配置に変換する。
また、映像フォーマット変換装置1(1D)は、青色色差画素Cbについては、第三実施形態と同様に、青色色差画素走査変換手段13Cによって、水平斜めに隣接している2画素が垂直方向に隣接しているものとして、図10に示したのと同様に垂直方向に交互に配置されるよう走査変換する。
また、赤色色差画素Crについては、第三実施形態と同様に、赤色色差画素走査変換手段15Cによって、水平斜めに隣接している2画素が垂直方向に隣接しているものとして、図10に示したのと同様に垂直方向に交互に配置されるよう走査変換する。
この映像フォーマット変換装置1(1D)によって変換した輝度・色差形式の映像信号に対し、圧縮符号化、伝送、記録等の処理が行われる。つまり、斜方格子画素構造の緑色信号を含む三原色形式の映像信号を、正方格子画素構造の輝度・色差形式の映像信号として表現(変換)することで、圧縮符号化、伝送、記録等の処理を容易に行うことができ、汎用的に取り扱うことができる。
より具体的に述べると、図10に示した正方格子画素構造の4:2:2形式の輝度、色差信号の空間的画素配置図では、図4に示した正方格子画素構造の4:2:2形式の輝度、色差信号の空間的画素配置図に比べ、輝度信号Yと色差信号Cb、Crとを合わせた総画素数は変わらないが、水平画素数が1/2倍、垂直画素数が2倍になっている。
また、図10に示した正方格子画素構造の4:2:2形式の輝度、色差信号の空間的画素配置図では、図9に示した正方格子画素構造の4:2:2形式の輝度、色差信号の空間的画素配置図に比べ、見かけ上は、輝度信号Yの水平解像度が1/2倍に、色差信号Cb、Crの水平解像度が1/2倍に、垂直解像度が2倍なっているが、信号自体は、図9に示したように元の解像度を保持している。また、輝度信号と色差信号とを合わせた総画素数は、図2に示した元の三原色形式の映像信号と変わらない。このため、映像フォーマット変換装置1(1D)によれば、画素レートを増加させることなく、斜方格子画素構造の緑色信号を含む三原色映像信号の水平解像度および垂直解像度を維持しつつ、正方格子画素構造の輝度信号と色差信号とで表現される4:2:2形式の映像信号を処理する従来の映像処理装置で処理することができる。
〈映像フォーマット逆変換装置の構成、第一実施形態〉
図13は映像フォーマット逆変換装置(第一実施形態)のブロック図である。この図13に示すように、映像フォーマット逆変換装置21(21A)は、入力された輝度信号Yと色差信号Cb、Crとによる4:2:2形式の映像信号を、三原色信号(G1[第一緑色画素]、G2[第二緑色画素]、B[青色画素]、R[赤色画素])に変換するもので、走査変換手段23と、第一緑色画素生成手段25と、第二緑色画素生成手段27と、青色画素生成手段29と、赤色画素生成手段31とを備えている。
走査変換手段23は、図4の輝度信号について、輝度画素Yを走査変換して、第一輝度画素Y1と第二輝度画素Y2とを出力するものである。この走査変換手段23で輝度画素Yが走査変換されることによって、図3の輝度信号の空間的画素位置に示した画素構造に変換される。
第一緑色画素生成手段25は、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2、青色色差画素Cbおよび赤色色差画素Crに基づいて、第一緑色画素G1を生成するものである。なお、この第一緑色画素生成手段25では、後記する変換式の数式(7)の中のG1の式が採用されて、第一緑色画素G1が求められている。
第二緑色画素生成手段27は、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2、青色色差画素Cbおよび赤色色差画素Crに基づいて、第二緑色画素G2を生成するものである。なお、この第二緑色画素生成手段27では、後記する変換式の数式(7)の中のG2の式が採用されて、第二緑色画素G2が求められている。
青色画素生成手段29は、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2および青色色差画素Cbに基づいて、青色画素Bを生成するものである。なお、この青色画素生成手段29では、後記する変換式の数式(7)の中のBの式が採用されて、青色画素Bが求められている。
赤色画素生成手段31は、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2および赤色色差画素Crに基づいて、赤色画素Rを生成するものである。なお、この赤色画素生成手段31では、後記する変換式の数式(7)の中のRの式が採用されて、赤色画素Rが求められている。
第一緑色画素生成手段25、第二緑色画素生成手段27、青色画素生成手段29および赤色画素生成手段31は、輝度信号、色差信号で表される映像信号を、緑色信号、青色信号および赤色信号で表される映像信号に変換する、いわゆる変換マトリクスである。
Figure 0004620965
また、単位領域内について演算した例を次の数式(8)に示す。
Figure 0004620965
この数式(8)で求めたように、第一緑色画素生成手段25、第二緑色画素生成手段27、青色画素生成手段29および赤色画素生成手段31が単位領域内について演算していくと、輝度・色差形式の映像信号を、図2によって示した三原色形式の映像信号が復元(逆変換)されることになる。
〈映像フォーマット逆変換装置の構成、第二実施形態〉
図14は映像フォーマット逆変換装置(第二実施形態)のブロック図である。この図14に示すように、映像フォーマット逆変換装置21(21B)は、入力された輝度信号Yと色差信号Cb、Crとによる4:2:2形式の映像信号を、三原色信号(G1[第一緑色画素]、G2[第二緑色画素]、B[青色画素]、R[赤色画素])の映像信号に変換するもので、走査変換手段23B(逆変換装置の第一実施形態とは異なる動作)と、第一緑色画素生成手段25と、第二緑色画素生成手段27と、青色画素生成手段29と、赤色画素生成手段31と、青色色差画素走査変換手段33と、赤色色差画素走査変換手段35とを備えている。なお、図13に示した映像フォーマット逆変換装置21(21A)で説明した構成と同一のものは、同じ符号を付してその説明を省略する。
走査変換手段23Bは、図6の輝度信号について、輝度画素Yを走査変換して、第一輝度画素Y1と第二輝度画素Y2とを出力するものである。第一ラインの輝度画素を第一輝度画素に、第二ラインの輝度画素は第二輝度画素にそれぞれこの走査変換手段23Bで輝度画素Yが走査変換されることによって、図3の輝度信号の空間的画素位置に示した画素構造に変換される。
青色色差画素走査変換手段33は、入力された図6に示される青色色差信号の青色色差画素Cbの画素配置を、図3に示される青色色差画素の空間的画素配置に走査変換するものである。
赤色色差画素走査変換手段35は、入力された図6に示される赤色色差信号の赤色色差画素Crの画素配置を、図3に示される赤色色差画素の空間的画素配置に走査変換するものである。
これら走査変換手段23B、青色色差走査変換手段33および赤色色差画素走査変換手段35で輝度画素Y、青色色差画素Cbおよび赤色色差画素Crが走査変換されることによって、図3の輝度、色差信号の空間的画素位置に示した画素構造に変換される。
そして、第一緑色画素生成手段25、第二緑色画素生成手段27、青色画素生成手段29および赤色画素生成手段31が単位領域内について演算していくと、輝度・色差形式の映像信号を、図2によって示した三原色形式の映像信号が復元(逆変換)されることになる。
〈映像フォーマット逆変換装置の構成、第三実施形態〉
図15は映像フォーマット逆変換装置(第三実施形態)のブロック図である。この図15に示すように、映像フォーマット逆変換装置21(21C)は、入力された輝度信号Yと色差信号Cb、Crとによる4:2:2形式の映像信号を、三原色信号(G1[第一緑色画素]、G2[第二緑色画素]、B[青色画素]、R[赤色画素])の映像信号に変換するもので、走査変換手段23B(逆変換装置の第二実施形態と同じ)と、第一緑色画素生成手段25と、第二緑色画素生成手段27と、青色画素生成手段29と、赤色画素生成手段31と、青色色差画素走査変換手段33C(逆変換装置の第二実施形態とは動作が異なる)と、赤色色差画素走査変換手段35C(逆変換装置の第二実施形態とは動作が異なる)と、青色画素補間手段37と、赤色画素補間手段39とを備えている。なお、図13に示した映像フォーマット逆変換装置21(21A)および図14に示した映像フォーマット逆変換装置21(21B)で説明した構成と同一のものは、同じ符号を付してその説明を省略する。
青色画素補間手段37は、青色画素生成手段29で生成された青色画素Bを補間するものである。
赤色画素補間手段39は、赤色画素生成手段39で生成された赤色画素Rを補間するものである。
まず、この映像フォーマット逆変換装置21(21C)では、図10の4:2:2形式の輝度・色差信号に対し、走査変換手段23B、青色色差走査変換手段33Cおよび赤色色差画素走査変換手段35Cで輝度画素Y、青色色差画素Cbおよび赤色色差画素Crが走査変換されることによって、図9の輝度、色差信号の空間的画素位置に示した画素構造に変換される。
続いて、この映像フォーマット逆変換装置21(21C)では、数式(9)を用いて、第一緑色画素生成手段25、第二緑色画素生成手段27、青色画素生成手段29および赤色画素生成手段31が演算していくと、4:2:2形式の映像信号が、図16によって示す三原色形式の映像信号に復元(逆変換)されることになる。
この図9の輝度、色差信号の空間的画素位置に示した単位領域内について演算した例を数式(9)に示す。
Figure 0004620965
そして、この映像フォーマット逆変換装置21(21C)は、青色画素補間手段37および赤色画素補間手段39によって、青色画素Bおよび赤色画素Rの垂直方向の補間を、例えば、数式(10)を用いて行う。
Figure 0004620965
この数式(10)を用いて、青色画素B(B21、B42、B23、B44)および赤色画素R(R11、R32、R13、R34)を垂直方向に補間することによって、図16に示した三原色信号の空間的画素配置が図17に示した空間的画素配置(B、R信号の補間)で示される画素構造(青色画素B(B^12、B^32、B^14、B^34)、赤色画素R(R^21、R^41、R^23、R^43))に変換されることになる。
〈映像フォーマット変換装置の動作、第一実施形態〉
次に、図18に示すフローチャートを参照して、映像フォーマット変換装置1(1A)の動作について説明する(適宜、図1参照)。
映像フォーマット変換装置1(1A)は、第一輝度画素生成手段3によって、入力された第一緑色画素G1、青色画素Bおよび赤色画素Rから第一輝度画素Y1を生成する(ステップS1)。また、映像フォーマット変換装置1(1A)は、第二輝度画素生成手段5によって、入力された第二緑色画素G2、青色画素Bおよび赤色画素Rから第二輝度画素Y2を生成する(ステップS2)。
そして、映像フォーマット変換装置1(1A)は、走査変換手段11によって、第一輝度画素Y1および第二輝度画素Y2を走査変換し、輝度画素Yを生成する(ステップS5)
また、映像フォーマット変換装置1(1A)は、青色色差画素生成手段7によって、一方の緑色画素G1、他方の緑色画素G2、青色画素Bおよび赤色画素Rから青色色差画素Cbを生成する(ステップS3)。
また、映像フォーマット変換装置1(1A)は、赤色色差画素生成手段9によって、一方の緑色画素G1、他方の緑色画素G2、青色画素Bおよび赤色画素Rから赤色色差画素Crを生成する(ステップS4)。
なお、輝度画素Yを生成するステップS1、ステップS2およびステップS5のステップ群と、青色色差画素Cbを生成するステップS3と、赤色色差画素Crを生成するステップS4とは、映像フォーマット変換装置1(1A)において並列処理される。
〈映像フォーマット変換装置の動作、第二実施形態〉
次に、図19に示すフローチャートを参照して、映像フォーマット変換装置1(1B)の動作について説明する(適宜、図5参照)。
映像フォーマット変換装置1(1B)は、第一輝度画素生成手段3によって、入力された第一緑色画素G1、青色画素Bおよび赤色画素Rから第一輝度画素Y1を生成する(ステップS11)。また、映像フォーマット変換装置1(1B)は、第二輝度画素生成手段5によって、入力された第二緑色画素G2、青色画素Bおよび赤色画素Rから第二輝度画素Y2を生成する(ステップS12)。
そして、映像フォーマット変換装置1(1B)は、走査変換手段11Bによって、第一輝度画素Y1および第二輝度画素Y2を走査変換し、輝度画素Yを生成する(ステップS15)。
また、映像フォーマット変換装置1(1B)は、青色色差画素生成手段7によって、第一緑色画素G1、第二緑色画素G2、青色画素Bおよび赤色画素Rから青色色差画素Cbを生成する(ステップS13)。
そして、映像フォーマット変換装置1(1B)は、青色色差画素走査変換手段13によって、青色色差画素生成手段7で生成された青色色差画素Cbを走査変換して出力する(ステップS16)。
また、映像フォーマット変換装置1(1B)は、赤色色差画素生成手段9によって、第一緑色画素G1、第二緑色画素G2、青色画素Bおよび赤色画素Rから赤色色差画素Crを生成する(ステップS14)。
そして、映像フォーマット変換装置1(1B)は、赤色色差画素走査変換手段15によって、赤色色差画素生成手段9で生成された赤色色差画素Crを走査変換して出力する(ステップS17)。
なお、輝度画素Yを生成するステップS11、ステップS12およびステップS15のステップ群と、青色色差画素Cbを生成し走査変換するステップS13およびステップS16のステップ群と、赤色色差画素Crを生成し走査変換するステップS14およびステップS17のステップ群とは、映像フォーマット変換装置1(1B)において並列処理される。
〈映像フォーマット変換装置の動作、第三実施形態〉
次に、図20に示すフローチャートを参照して、映像フォーマット変換装置1(1C)の動作について説明する(適宜、図7参照)。
まず、映像フォーマット変換装置1(1C)は、青色画素補間手段17によって、青色画素Bを補間し(ステップS21)、赤色画素補間手段19によって、赤色画素Rを補間する(ステップS22)。なお、このステップS21およびステップS22は、映像フォーマット変換装置1(1C)において並列処理される。
続いて、映像フォーマット変換装置1(1C)は、第一輝度画素生成手段3によって、入力された第一緑色画素G1、補間された青色画素Bおよび補間された赤色画素Rから第一輝度画素Y1を生成する(ステップS23)。また、映像フォーマット変換装置1(1C)は、第二輝度画素生成手段5によって、入力された第二緑色画素G2、補間された青色画素Bおよび補間された赤色画素Rから第二輝度画素Y2を生成する(ステップS24)。
そして、映像フォーマット変換装置1(1C)は、走査変換手段11Bによって、第一輝度画素Y1および第二輝度画素Y2を走査変換し、輝度画素Yを生成する(ステップS27)。
また、映像フォーマット変換装置1(1C)は、青色色差画素生成手段7によって、第一緑色画素G1、第二緑色画素G2、補間された青色画素Bおよび補間された赤色画素Rから青色色差画素Cbを生成する(ステップS25)。
そして、映像フォーマット変換装置1(1C)は、青色色差画素走査変換手段13Cによって、青色色差画素生成手段7で生成された青色色差画素Cbを走査変換して出力する(ステップS28)。
また、映像フォーマット変換装置1(1C)は、赤色色差画素生成手段9によって、第一緑色画素G1、第二緑色画素G2、補間された青色画素Bおよび補間された赤色画素Rから赤色色差画素Crを生成する(ステップS26)。
そして、映像フォーマット変換装置1(1C)は、赤色色差画素走査変換手段15Cによって、赤色色差画素生成手段9で生成された赤色色差画素Crを走査変換して出力する(ステップS29)。
なお、輝度画素Yを生成するステップS23、ステップS24およびステップS27のステップ群と、青色色差画素Cbを生成し走査変換するステップS25およびステップS28のステップ群と、赤色色差画素Crを生成し走査変換するステップS26およびステップS29のステップ群とは、映像フォーマット変換装置1(1C)において並列処理される。
〈映像フォーマット変換装置の動作、第四実施形態〉
次に、図21に示すフローチャートを参照して、映像フォーマット変換装置1(1D)の動作について説明する(適宜、図11参照)。
映像フォーマット変換装置1(1D)は、第一輝度画素生成手段3によって、入力された第一緑色画素G1、青色画素Bおよび赤色画素Rから第一輝度画素Y1を生成する(ステップS33)。また、映像フォーマット変換装置1(1D)は、第二輝度画素生成手段5によって、入力された第二緑色画素G2、青色画素Bおよび赤色画素Rから第二輝度画素Y2を生成する(ステップS34)。
そして、映像フォーマット変換装置1(1D)は、走査変換手段11Bによって、第一輝度画素Y1および第二輝度画素Y2を走査変換し、輝度画素Yを生成する(ステップS37)。
また、映像フォーマット変換装置1(1D)は、青色画素補間手段17Dによって、青色画素Bを補間し(ステップS31)、赤色画素補間手段19Dによって、赤色画素Rを補間する(ステップS32)。なお、このステップS31およびステップS32は、映像フォーマット変換装置1(1D)において並列処理される。
そして、映像フォーマット変換装置1(1D)は、青色色差画素生成手段7によって、第一緑色画素G1、第二緑色画素G2、補間された青色画素Bおよび補間された赤色画素Rから青色色差画素Cbを生成する(ステップS35)。
そして、映像フォーマット変換装置1(1D)は、青色色差画素走査変換手段13Cによって、青色色差画素生成手段7で生成された青色色差画素Cbを走査変換して出力する(ステップS38)。
また、映像フォーマット変換装置1(1D)は、赤色色差画素生成手段9によって、第一緑色画素G1、第二緑色画素G2、補間された青色画素Bおよび補間された赤色画素Rから赤色色差画素Crを生成する(ステップS36)。
そして、映像フォーマット変換装置1(1D)は、赤色色差画素走査変換手段15Cによって、赤色色差画素生成手段9で生成された赤色色差画素Crを走査変換して出力する(ステップS39)。
なお、輝度画素Yを生成するステップS33、ステップS34およびステップS37のステップ群と、青色画素Bおよび赤色画素Rを補間した後、青色色差画素Cbおよび赤色色差画素Crを生成し走査変換するステップS31、ステップS32、ステップS35、ステップS36、ステップS38およびステップ39のステップ群とは、映像フォーマット変換装置1(1D)において並列処理される。
〈映像フォーマット逆変換装置の動作、第一実施形態〉
次に、図22に示すフローチャートを参照して、映像フォーマット逆変換装置21(21A)の動作について説明する(適宜、図13参照)。
まず、映像フォーマット逆変換装置21(21A)は、走査変換手段23によって、輝度画素Yを走査変換し、第一輝度画素Y1および第二輝度画素Y2を生成する(ステップS41)。
続いて、映像フォーマット逆変換装置21(21A)は、第一緑色画素生成手段25によって、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2、青色色差画素Cbおよび赤色色差画素Crから第一緑色画素G1を生成し(ステップS42)、第二緑色画素生成手段27によって、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2、青色色差画素Cbおよび赤色色差画素Crから第二緑色画素G2を生成する(ステップS43)。
また、映像フォーマット逆変換装置21(21A)は、青色画素生成手段29によって、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2および青色色差画素Cbから青色画素Bを生成する(ステップS44)。
また、映像フォーマット逆変換装置21(21A)は、赤色画素生成手段31によって、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2および赤色色差画素Crから赤色画素Rを生成する(ステップS45)。なお、これらステップS42からステップS45までは、映像フォーマット逆変換装置21(21A)において並列処理される。
〈映像フォーマット逆変換装置の動作、第二実施形態〉
次に、図23に示すフローチャートを参照して、映像フォーマット逆変換装置21(21B)の動作について説明する(適宜、図14参照)。
映像フォーマット逆変換装置21(21B)は、走査変換手段23Bによって、輝度画素Yを走査変換し、第一輝度画素Y1および第二輝度画素Y2を生成する(ステップS51)。
また、映像フォーマット逆変換装置21(21B)は、青色色差画素走査変換手段33によって、青色色差画素Cbを走査変換して出力し(ステップS52)、赤色色差画素走査変換手段35によって、赤色色差画素Crを走査変換して出力する(ステップS53)。なお、これらステップS51からステップS53までは、映像フォーマット逆変換装置21(21B)において並列処理される。
そして、映像フォーマット逆変換装置21(21B)は、第一緑色画素生成手段25によって、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2、青色色差画素Cbおよび赤色色差画素Crから第一緑色画素G1を生成し(ステップS54)、第二緑色画素生成手段27によって、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2、青色色差画素Cbおよび赤色色差画素Crから第二緑色画素G2を生成する(ステップS55)。
また、映像フォーマット逆変換装置21(21B)は、青色画素生成手段29によって、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2および青色色差画素Cbから青色画素Bを生成する(ステップS56)。
また、映像フォーマット逆変換装置21(21B)は、赤色画素生成手段31によって、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2および赤色色差画素Crから赤色画素Rを生成する(ステップS57)。なお、これらステップS54からステップS57までは、映像フォーマット逆変換装置21(21B)において並列処理される。
〈映像フォーマット逆変換装置の動作、第三実施形態〉
次に、図24に示すフローチャートを参照して、映像フォーマット逆変換装置21(21C)の動作について説明する(適宜、図15参照)。
映像フォーマット逆変換装置21(21C)は、走査変換手段23Bによって、輝度画素Yを走査変換し、第一輝度画素Y1および第二輝度画素Y2を生成する(ステップS61)。
また、映像フォーマット逆変換装置21(21C)は、青色色差画素走査変換手段33Cによって、青色色差画素Cbを走査変換して出力し(ステップS62)、赤色色差画素走査変換手段35Cによって、赤色色差画素Crを走査変換して出力する(ステップS63)。なお、これらステップS61からステップS63までは、映像フォーマット逆変換装置21(21C)において並列処理される。
そして、映像フォーマット逆変換装置21(21C)は、第一緑色画素生成手段25によって、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2、青色色差画素Cbおよび赤色色差画素Crから第一緑色画素G1を生成し(ステップS64)、第二緑色画素生成手段27によって、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2、青色色差画素Cbおよび赤色色差画素Crから第二緑色画素G2を生成する(ステップS65)。
また、映像フォーマット逆変換装置21(21C)は、青色画素生成手段29によって、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2および青色色差画素Cbから青色画素Bを生成する(ステップS66)。
そして、映像フォーマット逆変換装置21(21C)は、青色画素補間手段37によって、青色画素Bを補間して出力する(ステップS68)。
また、映像フォーマット逆変換装置21(21C)は、赤色画素生成手段31によって、第一輝度画素Y1、第二輝度画素Y2および赤色色差画素Crから赤色画素Rを生成する(ステップS67)。
そして、映像フォーマット逆変換装置21(21C)は、赤色画素補間手段39によって、赤色画素Rを補間して出力する(ステップS69)。
なお、第一緑色画素G1を生成するステップS64と、第二緑色画素G2を生成するステップS65と、青色画素Bを生成し補間するステップS66およびステップS68のステップ群と、赤色画素Rを生成し補間するステップS67およびステップS69のステップ群とは、映像フォーマット逆変換装置21(21C)において並列処理される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、本実施形態では、映像フォーマット変換装置1(1A、1B、1C、1D)および映像フォーマット逆変換装置21(21A、21B、21C)として説明したが、各装置の構成の処理を汎用または特殊なコンピュータ言語で記述した映像フォーマット変換プログラムおよび映像フォーマット逆変換プログラムとみなすことができる。これらの場合、映像フォーマット変換装置1(1A、1B、1C、1D)および映像フォーマット逆変換装置21(21A、21B、21C)と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施形態に係る映像フォーマット変換装置(第一実施形態)のブロック図である。 三原色信号の空間的画素配置を示した図である。 第一実施形態の映像フォーマット変換装置による映像信号の輝度信号、色差信号の空間的画素配置(途中経過)を示した図である。 第一実施形態の映像フォーマット変換装置による映像信号の輝度信号、色差信号の空間的画素配置を示した図である。 本発明の実施形態に係る映像フォーマット変換装置(第二実施形態)のブロック図である。 第二実施形態の映像フォーマット変換装置による映像信号の輝度信号、色差信号の空間的画素配置を示した図である。 本発明の実施形態に係る映像フォーマット変換装置(第三実施形態)のブロック図である。 第三実施形態の映像フォーマット変換装置によって、青色信号、赤色信号を補間した際の空間的画素配置を示した図である。 第三実施形態の映像フォーマット変換装置による映像信号の輝度信号、色差信号の空間的画素配置(途中経過)を示した図である。 第三実施形態の映像フォーマット変換装置による映像信号の輝度信号、色差信号の空間的画素配置を示した図である。 本発明の実施形態に係る映像フォーマット変換装置(第四実施形態)のブロック図である。 第四実施形態の映像フォーマット変換装置によって、青色信号、赤色信号を補間した際の空間的画素配置を示した図である。 映像フォーマット逆変換装置(第一実施形態)のブロック図である。 映像フォーマット逆変換装置(第二実施形態)のブロック図である。 映像フォーマット逆変換装置(第三実施形態)のブロック図である。 第三実施形態の映像フォーマット逆変換装置による三原色信号の空間的画素配置を示した図である。 第三実施形態の映像フォーマット逆変換装置によって、青色信号、赤色信号を補間した際の空間的画素配置を示した図である。 図1に示した映像フォーマット変換装置(第一実施形態)の動作を説明したフローチャートである。 図5に示した映像フォーマット変換装置(第二実施形態)の動作を説明したフローチャートである。 図7に示した映像フォーマット変換装置(第三実施形態)の動作を説明したフローチャートである。 図11に示した映像フォーマット変換装置(第四実施形態)の動作を説明したフローチャートである。 図13に示した映像フォーマット逆変換装置(第一実施形態)の動作を説明したフローチャートである。 図14に示した映像フォーマット逆変換装置(第二実施形態)の動作を説明したフローチャートである。 図15に示した映像フォーマット逆変換装置(第三実施形態)の動作を説明したフローチャートである。
符号の説明
1(1A、1B、1C、1D) 映像フォーマット変換装置
3 第一輝度画素生成手段
5 第二輝度画素生成手段
7 青色色差画素生成手段
9 赤色色差画素生成手段
11、11B、23、23B 走査変換手段
13、13C 青色色差画素走査変換手段
15、15C 赤色色差画素走査変換手段
17、17D、37 青色画素補間手段
19、19D、39 赤色画素補間手段
21(21A、21B、21C) 映像フォーマット逆変換装置
25 第一緑色画素生成手段
27 第二緑色画素生成手段
29 青色画素生成手段
31 赤色画素生成手段
33、33C 青色色差画素走査変換手段
35、35C 赤色色差画素走査変換手段

Claims (4)

  1. 斜方格子画素構造を有する緑色信号と正方格子画素構造を有する赤色信号および青色信号とからなり、単位領域当たり前記緑色信号の画素である第一緑色画素と第二緑色画素の2画素と、前記赤色信号の画素である赤色画素1画素および前記青色信号の画素である青色画素1画素からなる三原色形式の映像信号を、輝度・色差形式の映像信号に変換する映像フォーマット変換装置であって、
    前記単位領域内の第一緑色画素と前記赤色画素および前記青色画素とから第一輝度画素を生成する第一輝度画素生成手段と、
    前記単位領域内の第二緑色画素と前記赤色画素および前記青色画素とから第二輝度画素を生成する第二輝度画素生成手段と、
    前記第一緑色画素および第二緑色画素と、前記赤色画素および前記青色画素とから、前記輝度・色差形式の映像信号における青色色差画素を生成する青色色差画素生成手段と、
    前記第一緑色画素および第二緑色画素と、前記赤色画素および前記青色画素とから、前記輝度・色差形式の映像信号における赤色色差画素を生成する赤色色差画素生成手段と、
    前記第一輝度画素生成手段で生成された第一輝度画素と、前記第二輝度画素生成手段で生成された第二輝度画素とを取得して、前記各単位領域内の前記第一輝度画素と前記第二輝度画素とが垂直方向で隣接するように走査変換して、前記輝度・色差形式の映像信号の輝度画素を生成する走査変換手段と、
    前記青色色差画素生成手段で生成された青色色差画素を取得して、水平方向で隣接する前記青色色差画素の組を生成し、前記組を構成する2つの前記青色色差画素が垂直方向で隣接するように走査変換する青色色差画素走査変換手段と、
    前記赤色色差画素生成手段で生成された赤色色差画素を取得して、水平方向で隣接する前記赤色色差画素の組を生成し、前記組を構成する2つの前記赤色色差画素が垂直方向で隣接するように走査変換する赤色色差画素走査変換手段と、
    を備えることを特徴とする映像フォーマット変換装置。
  2. 前記青色画素を前記単位領域内で補間する青色画素補間手段と、
    前記赤色画素を前記単位領域内で補間する赤色画素補間手段とを備え、
    補間された前記青色画素および前記赤色画素が、前記第一輝度画素生成手段、前記第二輝度画素生成手段、前記青色色差画素生成手段および前記赤色色差画素生成手段に入力されることを特徴とする請求項1に記載の映像フォーマット変換装置。
  3. 前記第一輝度画素生成手段および前記第二輝度画素生成手段には、前記青色画素補間手段および前記赤色画素補間手段で補間される前の青色画素および赤色画素が入力されることを特徴とする請求項2に記載の映像フォーマット変換装置。
  4. 斜方格子画素構造を有する緑色信号と正方格子画素構造を有する赤色信号および青色信号とからなり、単位領域当たり前記緑色信号の画素である第一緑色画素と第二緑色画素の2画素と、前記赤色信号の画素である赤色画素1画素および前記青色信号の画素である青色画素1画素からなる三原色形式の映像信号を、輝度・色差形式の映像信号に変換する装置を、
    前記単位領域内の第一緑色画素と前記赤色画素および前記青色画素とから第一輝度画素を生成する第一輝度画素生成手段、
    前記単位領域内の第二緑色画素と前記赤色画素および前記青色画素とから第二輝度画素を生成する第二輝度画素生成手段、
    前記第一緑色画素および第二緑色画素と、前記赤色画素および前記青色画素とから、前記輝度・色差形式の映像信号における青色色差画素を生成する青色色差画素生成手段、
    前記第一緑色画素および第二緑色画素と、前記赤色画素および前記青色画素とから、前記輝度・色差形式の映像信号における赤色色差画素を生成する赤色色差画素生成手段、
    前記第一輝度画素生成手段で生成された第一輝度画素と、前記第二輝度画素生成手段で生成された第二輝度画素とを取得して、前記各単位領域内の前記第一輝度画素と前記第二輝度画素とが垂直方向で隣接するように走査変換して、前記輝度・色差形式の映像信号における輝度画素を生成する走査変換手段、
    前記青色色差画素生成手段で生成された青色色差画素を取得して、水平方向で隣接する前記青色色差画素の組を生成し、前記組を構成する2つの前記青色色差画素が垂直方向で隣接するように走査変換する青色色差画素走査変換手段、
    前記赤色色差画素生成手段で生成された赤色色差画素を取得して、水平方向で隣接する前記赤色色差画素の組を生成し、前記組を構成する2つの前記赤色色差画素が垂直方向で隣接するように走査変換する赤色色差画素走査変換手段、
    として機能させることを特徴とする映像フォーマット変換プログラム。
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