JP4618950B2 - 密閉型圧縮機の解体支援システムおよびリサイクル方法 - Google Patents

密閉型圧縮機の解体支援システムおよびリサイクル方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は冷凍空調装置等に用いられる密閉型圧縮機の解体を含めたリサイクル作業に際し、リサイクル業者等がこれらを効率的、経済的にかつ安全に施行できるような密閉型圧縮機の解体支援システム及び該解体支援システムを使った密閉型圧縮機のリサイクル方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、密閉型圧縮機の解体処理を効率的に施行できることを目的とした事例として、特開2000−104661号公報や特開2000−303960号公報がある。特開2000−104661号公報では、図4(図4(a)横断面図、図4(b)縦断面図)で示すように、密閉型圧縮機の密閉容器1側面の内部に収納された潤滑油を排出するのに相応しい位置に、閉塞栓11を予め設けておき、解体処理時にはこの閉塞栓11を外したり、叩き壊したりすることで、密閉容器1内と外部とを連通させ、潤滑油の排出を容易にできるようにするものである。
【0003】
また図5に示す特開2000−303960号公報では、外部からは密閉容器1内のどこに何が配置されているか判別不能である密閉型圧縮機に対して、密閉容器1を切断し、内部の圧縮機構部2や電動機部3を取り出すにあたって、適切な切断位置を示すマーキング9を、予め密閉容器1の外周面に施したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の密閉型圧縮機の解体処理を効率的に施行できることを目的とした前記の事例では、いずれも密閉型圧縮機の本体に新しい部品を設置したり、あるいは製造工程を追加したりしており、密閉型圧縮機のコストが上昇してしまう問題点があった。
【0005】
また、これらの新しい部品の設置や製造工程の追加によって得られる機能は、純粋に密閉型圧縮機の解体時にのみ適用されるもので、冷凍空調装置から要求されている圧縮機の本質的な機能とは全く関係がなく、それなのにコストが上昇し、場合によっては圧縮機の重量が増加したり、装置側の配管取回しを変更したりしなければならない事態が生じたりして、該密閉型圧縮機を使用する冷凍空調装置メーカにとっては、設計変更を余儀なくされる可能性がある。
【0006】
また油抜き閉塞栓や切断位置マーキングは、それぞれ単独の機能として満足でき、その作業においては効率的な作業が施行可能となるが、密閉型圧縮機を解体し、再資源化するまでのリサイクル作業全般の過程を効率的に運用できるようにするためには、リサイクル業者に更にもっと多くの情報が伝達されなければならないという課題がある。
【0007】
この発明は上記の問題点を解消するためになされたもので、密閉型圧縮機のコスト上昇を招かず、かつリサイクル業者が密閉型圧縮機を解体し、再資源化するまでのリサイクル作業全般の過程を効率的に運用できるようなシステム及びこのシステムを使用したリサイクル方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明に係わる請求項1に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムは、密閉型圧縮機の製造業者により提供される、圧縮機型名や製造番号等の製品識別コードに関連付けて蓄積された前記密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報、及び該情報を管理するシステム管理プログラムを有するサーバコンピュータと、リサイクル業者側の端末装置と、ネットワ−クで接続され、相互に情報の送信、受信を可能とする、前記サーバコンピュータ及び前記端末装置の送受信装置とを備え、前記サーバコンピュータは前記リサイクル業者に対する認証手段を有し、前記端末装置には、前記リサイクル業者がリサイクルに関連する情報を要求する前記製品識別コードを入力する入力装置と、前記要求に応えて前記サーバコンピュータから送信される前記製品識別コードに該当する密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報を画面表示する表示装置とを備え、リサイクル業者の端末装置の表示装置の画面上に、密閉型圧縮機の主要部品を明示した密閉型圧縮機の全体断面図を表示し、主要部品を選択することにより、付属する小部品を表示するように複数段に階層表示して、それぞれ部品名、材料名、重量を表示するシステムである。
【0009】
また、この発明に係わる請求項2に記載の解体支援システムにおいては、表示装置画面上の密閉型圧縮機全体断面図には密閉型圧縮機の密閉容器の切断情報である切断位置を表示し、密閉容器の切断と主要部品との関連付けがわかるようにしたシステムである。
【0010】
また、この発明に係わる請求項3に記載の解体支援システムは、上記のネットワークとしてインターネットを利用したものである。
【0011】
また、この発明に係わる請求項4に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムは、密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報を要求する圧縮機型名や製造番号等の前記密閉型圧縮機の製品識別コードをリサイクル業者に入力させるための入力画面を表示し、入力された製品識別コ−ドに該当する密閉型圧縮機のリサイクルに関する情報を前記リサイクル業者に閲覧させる閲覧画面を表示する表示装置を有する前記リサイクル業者側の端末装置を備え、リサイクル業者の端末装置の表示装置の画面上に、前記密閉型圧縮機の主要部品を明示した密閉型圧縮機の全体断面図を表示し、前記主要部品を選択することにより、付属する小部品を表示するように複数段に階層表示して、それぞれ部品名、材料名、重量を表示するシステムである。
【0012】
また、この発明に係わる請求項5に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムにおいては、表示装置画面上の密閉型圧縮機全体断面図には前記密閉型圧縮機の密閉容器の切断情報である切断位置を表示し、密閉容器の切断と前記主要部品との関連付けがわかるようにしたシステムである。
【0013】
また、この発明に係わる請求項6に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムにおいては、前記密閉型圧縮機のリサイクルに関する情報が、前記密閉型圧縮機の解体・回収手順情報であり、前記潤滑油の排出・回収、次いで前記密閉容器の切断・解体、次いで部品の取外し・回収の手順情報及びそれぞれの手順の詳細情報である。
【0014】
また、この発明に係わる請求項7に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムにおいては、前記密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報が、前記潤滑油を前記密閉容器から効率的に排出する方法に関する情報であって、リサイクル業者が前記密閉容器に設ける排出穴の好適位置及び直径、排出時の前記密閉型圧縮機の姿勢である。
【0015】
また、この発明に係わる請求項に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムにおいては、密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報が、前記潤滑油の種類および油量である。
【0016】
また、この発明に係わる請求項9に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムにおいては、密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報が、前記密閉容器を切断するのに際して、該密閉容器切断後の解体工程が円滑に進むような、該密閉容器外周面の好適な切断位置と切断順序である。
【0017】
また、この発明に係わる請求項10に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムにおいては、密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報が、前記密閉型圧縮機を構成する各部品の材料名および各材料の使用重量である。
【0018】
また、この発明に係わる請求項11に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムにおいては、密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報が、前記密閉容器の材料名と板厚、および前記密閉型圧縮機の全体重量である。
【0021】
また、この発明に係わる請求項12に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムにおいては、電動機部が、前記駆動軸に嵌着固定される回転子に永久磁石が使用される直流ブラシレスモータで構成される密閉型圧縮機であって、前記密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報が、該永久磁石の脱磁方法である。
【0023】
また、この発明に係わる請求項1に記載の密閉型圧縮機のリサイクル方法は、前記請求項1から請求項1のいずれかに記載の密閉型圧縮機の解体支援システムにより、密閉型圧縮機のリサイクル作業を行うものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下この発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態を示すシステム構成図である。
図1に示す密閉型圧縮機のリサイクル支援システムは、サーバコンピュータ(処理装置)であるサーバパソコン10と複数の端末装置であるクライアントパソコン20及びこれらを接続可能とするネットワークとによって構成される。サーバパソコン10は、電話回線等の通信回線を通じてネットワークであるインターネットに接続されている。そしてサーバパソコン10とクライアントパソコン20とは、それぞれ、送受信装置を有し相互に情報の送信受信を可能とする。またサーバパソコン10は、記憶装置であるハードディスク10aを有し、このハードディスク10aには、冷凍空調装置等に用いられる密閉型圧縮機の解体を主体としたリサイクルに関する情報が、密閉型圧縮機の製造業者から提供されその密閉型圧縮機の製品識別コードに関連付けられて、蓄積されている。すなわちハードディスク10aには、密閉型圧縮機のリサイクルに関する各種のデータベースが構築されている。
【0025】
前記した製品識別コードは、その密閉型圧縮機の仕様が識別できるためのもので、例えば圧縮機の型名や製造番号などアルファベットや数字で構成された単一の文字列で対応させる。但し圧縮機の仕様は同一の型名でも、生産時期によっては部分的に仕様が異なる場合があり得るため、圧縮機型名と製造ロット番号や、圧縮機型名と製造年月日などといったいくつかの文字列の組み合わせで対応させてもよい。
【0026】
またサーバパソコン10は内部に記憶装置であるメモリ10bを有し、このメモリ10bには、前記したハードディスク10aのリサイクルに関するデータベースを含め、本密閉型圧縮機リサイクル支援システムの全体を管理するシステム管理プログラムが記憶されている。さらにサーバパソコン10は、インターネット上でサーバパソコンとして動作するためのWWWサーバを有しており、前記システム管理プログラムは、インターフェイスを介してWWWサーバと連結され、インターネット上に接続可能となっている。そして外部のWWWブラウザからアクセス可能なようにプログラムされている。
【0027】
複数のクライアントパソコン20は、それぞれ密閉型圧縮機を解体しリサイクル処理するリサイクル業者が保有する。クライアントパソコン20はメモリ20aを有し、該メモリ20aには、インターネットに接続するためのWWWブラウザが記憶されている。またクライアントパソコン20は、サーバパソコン10からインターネットを経由して送受信する情報を表示する表示装置20bの画面(入力画面閲覧画面)を有し、また本システムに必ずしも必要というわけではないが、サーバパソコン10からインターネットを経由して送信される情報を印刷出力する出力装置であるプリンタ20c、あるいはその情報を記憶させる、ハードディスクやCD−R、フロッピー(登録商標)ディスクに代表される記憶媒体を用いた外部記憶装置のような記憶装置20dを備える。
【0028】
本密閉型圧縮機のリサイクル支援システムの処理の流れを以下に示す。最初にリサイクル業者がクライアントパソコン20を起動させ、WWWブラウザを通じてサーバパソコン10にアクセスし、メモリ10bのシステム管理プログラムを起動させる。これよりシステム管理プログラムがスタートする。図2はこのシステム管理プログラムの概略を示すフローチャートである。
S301:サーバパソコン10がクライアントパソコン20のWWWブラウザに対して初期画面を送信し、表示装置20bの画面に初期画面が表示される。この初期画面にはパスワード入力欄が表示され、この時点でパスワードが入力可能な状態になっている。なおこのパスワードは、リサイクル関連情報を提供する密閉型圧縮機の製造業者に対して、密閉型圧縮機のリサイクル業者がその情報を第三者へ漏洩をしないという秘密保持契約を結ぶことにより、密閉型圧縮機製造業者から密閉型圧縮機リサイクル業者へ与えられるものであり、この時点でリサイクル業者は本システムの登録者となる。
【0029】
S302:リサイクル業者(本システムのオペレータ)は、本システムへのログイン処理として、クライアントパソコン20のキーボードをから特定のパスワードを入力する。そしてこのパスワード情報はサーバパソコン10に送信される。
S303:サーバパソコン10のハードディスク10aには、前記した秘密保持契約を結んだ本システムの登録者(リサイクル業者)の情報が、登録者情報として、前記パスワードに関連付けて格納されている。そしてシステム管理プログラムは、クライアントパソコン20で入力されたパスワード情報から、ハードディスク10a内の登録者情報を検索し、該パスワード情報に関連付けられて登録された登録者が存在するかどうか、すなわちパスワードを送信してきたクライアントパソコン20のオペレータが本システムの登録者であるか否かの認証処理を実施する。即ちサーバパソコン10及びクライアントパソコン20はリサイクル業者に対する認証手段を有している。
S304:認証処理によりパスワードを送信してきたオペレータが本システムの登録者であると認証できた場合には、システム管理プログラムは次のステップである対象圧縮機の製品識別コードの入力画面をクライアントパソコン20の表示装置20bの画面へ表示させる。
S305:前記の認証処理でパスワードの送信者が本システムの登録者でないと判断された場合には、クライアントパソコン20の表示装置20bの画面に登録情報なしといった内容のメッセージを表示させ、オペレータの選択に応じて、登録者となるための案内を段階的に表示させるか、システムを終了させる。なおパスワードの入力ミスの場合もあり得るので、そのパスワード情報から該当登録者が確認できなくても、1回の認証処理で登録者でないと判断しないで、パスワード入力を2〜4回繰り返し実施できるようにしてもよい。このように秘密保持契約を結んだ特定のリサイクル業者(登録者)だけしか、本システムへのアクセス、すなわち密閉型圧縮機のリサイクル関連情報の閲覧ができないようになるので、密閉型圧縮機の製造業者は、第三者への情報漏洩の危険から回避される。
【0030】
S306:製品識別コードの入力画面に対して、クライアントパソコン20のオペレータは、入力装置であるキーボードを使って、情報を要求する密閉型圧縮機の製品識別コードを入力する。
ここで、製品識別コードについて詳細に述べる。一般的に冷凍空調装置に使用される密閉型圧縮機は、アルファベットと数字が組み合わされた文字列で表記される型名を有している。この型名が異なると、内部の仕様が当然異なることになるため、1つの手段として、この型名を製品識別コードとすることが考えられる。また型名とは別に製品個々に独立した製品番号または製造番号(一般的には通し番号として)を付す場合がある。この場合には製造業者はその番号から、圧縮機の型名や製造工場と製造日、場合によっては出荷日や出荷先までの情報が把握可能であるので、この製品番号または製造番号を製品識別コードとすることができる。
【0031】
なお、前記した型名についてであるが、同一の型名であっても製造年月によっては微妙に内部の仕様が異なる場合がある。例えば製造業者は、新規圧縮機の開発とともに、現在生産中の圧縮機の原価低減活動も続けており、この原価低減活動の成果を製品(圧縮機)に反映する時には、その圧縮機の用途や機能は変更されるわけではないので、内部の仕様を部分的に変更したとしても型名を変更しない場合がある。よって型名だけでは確実にその仕様を特定できない場合が出てくる。製品個々に独立した番号のない密閉型圧縮機には、型名以外に製造ロット番号や製造年月あるいは製造年月日が付されている。そこで製品識別コードを、型名とその製造ロット番号、あるいは型名と製造年月または型名と製造年月日という2つの文字列で対応させ、この2つの文字列情報をクライアントパソコン20のオペレータに入力させるようにすれば、製造業者は確実にその圧縮機の仕様が特定できる。
【0032】
なお、前記した型名や製造ロット番号等を用いる製品識別コードは、リサイクル業者がその圧縮機を見ただけで判別できなければならない。そのため密閉型圧縮機の容器外表面にスタンプで印すのが適切である。その場所は上面であっても側面であっても構わない。また、製品識別コードを記載したラベルを容器外表面に貼り付けてもよい。さらには、製品識別コードを表すバーコードを容器外表面に貼り付け、リサイクル業者がそのバーコードを光学式読み取り器で読みとることで、製品識別コードが入力されるようなシステムとしてもよい。
【0033】
S307:システム管理プログラムは、クライアントパソコン20から送信されてきた製品識別コードから、ハードディスク10a内の製品識別コードを検索する。ハードディスク10a内には、リサイクル関連情報が製品識別コードに関連付けられて保存されており、リサイクル関連情報の先頭たる製品識別コードの情報を検索し、クライアントパソコン20から送信されてきた製品識別コードに該当する情報がハードディスク10a内にあるかどうか、すなわち同一の製品識別コードがあるかどうかといった製品識別コード検索処理を実施する。
【0034】
S308:システム管理プログラムが該当する製品識別コードをハードディスク10a内に検索できなかった場合は、該当機種がない旨の内容を、クライアントパソコン20の表示装置20bの画面に表示させ、クライアントパソコン20のオペレータの選択に応じて、再度製品識別コードの入力画面を表示させるか、システムを終了させる。
【0035】
S309:該当する製品識別コードがハードディスク10a内に検索できた場合には、サーバパソコン10のシステム管理プログラムは、次ステップとして、クライアントパソコン20のオペレータがどのような情報を要求するのかを判別するために、情報選択画面をクライアントパソコンの表示装置20bの画面に表示させる。これは、リサイクル関連情報の内容をいくつかに分類しておき、それらの情報分野ごとの名前をつけ、簡単な内容説明を併記しておき、それら分類の名前をアイコン化させ、クライアントパソコン20のオペレータに該アイコンをクリックさせることで、オペレータの要求している情報分類を判別するものである。
なお、オペレータがキーボード入力にて、要求する情報を選択する方法であっても構わない。そのためハードディスク10a内のリサイクル関連情報は、製品識別コード毎に分類されるとともに、その下の階層で、上記のアイコンで示される情報内容毎に分類されている。各情報分野の中身についての詳細は後述する。
【0036】
S310:情報選択画面に対して、クライアントパソコン20のオペレータは、マウスやキーボードを使って要求する情報の情報分野を選択する。マウスを使ってアイコンをクリックすれば、簡単に入力できる。
S311:システム管理プログラムは、ハードディスク10aからクライアントパソコン20のオペレータの要求に対応する情報をセレクトし、クライアントパソコン20の表示装置20bの画面(閲覧画面)に表示させる。情報はハードディスク10a内ですでに情報内容に分類され保存されているので、表示装置20bの画面(閲覧画面)への表示までに短時間の処理で対応可能となる。
なお、情報の表示は1回だけなく、オペレータの選択に応じて、段階的に表示させればよく、また段階を追うごとに、情報が細部に至るような階層的な表示をすれば、より詳細な情報をリサイクル業者に提供できる。
【0037】
クライアントパソコン20のオペレータは、表示装置20bの閲覧画面に表示されたリサイクル関連情報を、クライアントパソコン20のある場所と離れた場所のリサイクル作業場に情報を伝えるために、プリンタ20cにより印刷してもよいし、異なる日時に情報を閲覧するために、クライアントパソコン20のハードディスクや、CD−Rやフロッピー(登録商標)ディスクに代表されるような記憶媒体を用いて、外部記憶装置により情報を記憶させてもよい。但し印刷された情報や記憶された情報も、情報漏洩を禁じた秘密保持契約の対象であることは言うまでもない。
【0038】
システム管理プログラムは、画面表示による情報の提供が完了すると、最後にクライアントオペレータ20のオペレータの選択に応じて本システムを終了させるか、またはオペレータの希望する画面に戻し、再度情報要求を受けつける状態に戻す。
【0039】
このようにネットワークとしてインターネットを利用することで、特別な通信網を形成することなく、密閉型圧縮機の製造業者からリサイクル業者へ、安価に密閉型圧縮機に関するリサイクル関連情報が提供できる。
そして秘密保持契約を締結したリサイクル業者だけがアクセス可能なようにパスワードを使った認証手段を実行するので、インターネットを使用しても密閉型圧縮機の製造業者は、第三者への情報漏洩を防止できる。
なお、リサイクル業者がクライアントパソコン20からサーバパソコン10へ、密閉型圧縮機のリサイクル処理における感想や不満、あるいは意見、提案を送信できるようにすることで、製造業者はそれらの情報を把握し、製品のリサイクル設計へ反映できるメリットが生じる。即ちリサイクル業者からの要求を密閉型圧縮機の設計にフィードバックできるので、よりリサイクルしやすい密閉型圧縮機の開発が加速できる。
また情報要求のあった製品識別コードから、製造業者はその製品のライフサイクルを把握でき、場合によっては統計処理ができる。
【0040】
次に、上記した情報分野について詳細を述べる。
情報分野の1つとして、まず圧縮機の潤滑油排出方法というタイトルで表される情報分野を取り上げる。密閉型圧縮機は、図3に示すように密閉容器1に該密閉容器1内部と連通する冷媒ガスの吸入管7と吐出管8を備え、冷媒ガスを吸入し、圧縮し、吐出する圧縮機構部2と、この圧縮機構部2を駆動する電動機部3と、圧縮機構部2と電動機部3を連結する駆動軸4と、密閉容器1内の底部に形成された油ため5に貯留された潤滑油を有す。電動機部3は、密閉容器1に焼嵌め固定された固定子3aと駆動軸4に焼嵌め固定され、駆動軸4と同期回転する回転子3bから構成される。また潤滑油は、給油手段によって圧縮機構部2や駆動軸4の複数の摺動箇所へ供給され、これら摺動箇所の潤滑を行うものである。なお給油手段は、図3に示すようなポンプ機構を用いるものもあれば、差圧や遠心力を利用した方法もある。
【0041】
この密閉容器1内部に貯留された潤滑油は、環境汚染の観点から当然そのまま廃却することはできないし、圧縮機解体または破砕時に潤滑油が燃焼する危険性がある。また潤滑油は燃料等の再利用が可能である。そのため密閉型圧縮機の解体処理前に、密閉容器1内に貯留されている潤滑油を密閉容器1から排出して、回収する必要がある。上記したように、密閉型圧縮機の密閉容器1内部には、圧縮機構部2や電動機部3が収納されているので、それらの配置の関係から、単純に吸入管7や吐出管8から排出できない場合があったり、排出できても全油量の排出までに時間がかかったりする。そこでこの情報分野を選択した場合、この潤滑油の排出に最も効果的、すなわち短時間で排出できる排出穴を設置する位置が、密閉型圧縮機の外形図や鳥瞰図(立体図)に明示される。このとき、図には寸法が示されていると、より詳細に排出穴の最適位置の情報がリサイクル業者に伝達できる。さらには、この排出穴の最適な直径や、例えば排出穴を下にして圧縮機を約45度傾斜させるというような、効果的に排出できる圧縮機の排出時の姿勢も図を併記してクライアントパソコン20の表示装置20bの画面に表示させる。
この情報によりリサイクル業者は、不要な排出穴を設けてしまったり、潤滑油の排出に時間をかけたりしないで済み、リサイクルコスト削減と時間の短縮が図れ、かつ解体時の潤滑油燃焼の危険が回避できる。また製造業者は、従来例のように圧縮機に閉塞栓を設けたり、排出に最適な位置をマーキングしたりといったような密閉型圧縮機の本体に新しい部品を設置したり、あるいは製造工程を追加したりすることなく、すなわち密閉型圧縮機のコストを上昇させることなく、リサイクル業者に潤滑油の効果的な排出方法の情報を伝達できる。またこの情報を参考として、リサイクル業者が潤滑油を排出することで、潤滑油はリサイクル業者によって確実に回収されるので、環境汚染の防止につながる。
【0042】
次に取り上げる情報分野は、潤滑油情報である。排出後の潤滑油を再利用する際、その潤滑油がどのような種類のものであるかという情報が、リサイクル業者には必要である。この情報分野ではこのような情報をクライアントパソコン20の表示装置20bの画面に表示させる。
種類は例えば、ポリオールエステル油というようなものであり、さらにはその潤滑油のもっと詳細な各物性値や成分、添加剤の種類を表示させることで、リサイクル業者は、それら情報をもとにより効果的な再利用方法が検討できる。このためには潤滑油メーカの情報協力が必要である。また同時に製造業者がその圧縮機を出荷した際の封入量の情報も提供される。この情報は、リサイクル業者が潤滑油を回収する際に、排出が完了したかどうかの量的な目安となり、必要以上に排出に時間をかけてしまう損失を防止できる。
【0043】
従来的な情報伝達方法としては、これらの情報をラベルに記載し、密閉型圧縮機の密閉容器1外表面に、そのラベルを貼り付けることが考えられるが、ラベルでは伝えられる情報量に限界があるし、またラベルの材料コストやそれを貼り付ける工程の追加が生じる。
本システムにより、圧縮機のコストを上昇させることなく、またラベル貼り付けでは対応できないような大量の潤滑油に関する情報を、リサイクル業者に伝えることができる。
【0044】
次の情報分野は、密閉容器切断位置情報である。密閉型圧縮機は外見から密閉容器1の内部は全く判別できない。上記したように電動機固定子3aは、密閉容器1内側に焼嵌め固定されているので、内部の圧縮機構部2や電動機部3を取り出すための密閉容器1の切断を適切な位置で行わないと、例えば切断位置が固定子3aの焼嵌め範囲であった場合には、せっかく密閉容器1を切断しても、取り出せないことになる。
そこでこの密閉容器切断位置情報をクライアントパソコン20のオペレータが選択すると、最小限の切断回数および切断距離で効果的に内部の要素を取り出せる位置を、寸法とともに、密閉型圧縮機の外形図や鳥瞰図(立体図)で明示し、かつ、その切断順序を情報として、クライアントパソコン20の画面20bに表示させる。
これによりリサイクル業者は、不要な切断をしてしまう無駄が解消され、また手順通りに行うことで、安全に圧縮機機構部2や電動機部3を取り出せる。密閉型圧縮機の製造業者は、切断位置を密閉容器1外表面にマーキングする必要がなく、マーキング工程の追加による圧縮機のコスト上昇をさせることなく、リサイクル業者に最適な密閉容器切断位置に関する情報を伝達できる。さらに切断位置だけでなく、マーキングで表現が難しい切断順序も伝達可能となる。
【0045】
続いての情報分野は、部品情報である。この情報分野をクライアントパソコン20のオペレータが選択すると、各部品の材料名とその重量の情報が提供される。部品情報が選択されると、システム管理プログラムはまずクライアントパソコン20の表示装置20bの画面に、その密閉型圧縮機の断面図を表示させる。この断面図には代表部品(主要部品)にのみ、引き出し線で部品名称が明示されている。この名称部分をクライアントパソコン20のオペレータがクリックすると、この代表部品の拡大図が表示される。その拡大図にはその代表部品に付随する小部品までも図示され、それぞれに引き出し線で部品名称が明示される。クライアントパソコン20のオペレータにこれらをクリックさせることで、その部品の材料名とその重量を表示装置20bの画面に表示する。
【0046】
例えば、図3の固定スクロール12が代表部品として最初の断面図で名称が表示されていて、これをクリックすると、次の画面では固定スクロール12の拡大図となり、これには固定スクロール12に付属するチップシール13、吐出弁14a、吐出弁押さえ14b、固定ボルト14cおよび締結ボルト15も描かれ、固定スクロール12と合わせてそれぞれの部品に引き出し線で名称が明示される。そして、この名称部分をクリックすると、それぞれ材料名と重量が表示される。
具体例を挙げると、固定スクロールを選択した場合には、材料名:ねずみ鋳鉄FC250、重量:2.2kg、チップシールを選択した場合には、材料名:PPS(ポリフェニレンサルファイド)、重量:0.002kg、締結ボルトの場合には、材料名:SCM(クロムモリブデン鋼)435、黒色酸化皮膜付き、重量:0.04*6本となる。
部品名称は分解可能な範囲で表示する。例えば電動機回転子3bは、インダクションモータの場合、積層された鋼板とダイキャストアルミニウムが一体に形成されている。このためこのような場合では、1つの部品名称に対して、材料名と重量が複数表示される。なお部品名称を表示せず、直接部品図をクリックさせるようにしてもよい。この場合には、選択した後に部品名称が材料名などとともに表示される。
なお、上記の密閉圧縮機の全体断面図には、密閉圧縮機切断情報である切断位置を表示し密閉圧縮機の切断位置と部品との関連付けがわかるようにすることで、密閉容器の切断場所により回収部品が判明し、部品の回収が容易となる。
【0047】
リサイクル業者はこの情報により、密閉型圧縮機解体後の部品を材料別に詳細に分別でき、また重量も把握できるので、資源価値の判断が容易に行え、効率のよい再資源化が実施できる。なお製造業者にとって、従来的な情報伝達方法としては、これらの情報をラベルに記載し、密閉型圧縮機の密閉容器1外表面に、そのラベルを貼り付けることが考えられるが、ラベルでは伝えられる情報量に限界があるし、またラベルの材料コストやそれを貼り付ける工程の追加が生じる。またラベルでは製造業者固有の設計情報でもある部品の材料や重量を不用意に第三者へ明示してしまうことになる。本システムにより、圧縮機のコストを上昇させることなく、またラベル貼り付けでは対応できないような大量のリサイクルに有用な部品情報をリサイクル業者に伝えられ、かつ部品情報のような固有の設計情報を第三者へ明示することが回避できる。
【0048】
次に取り上げる情報分野は、破砕関連情報である。最近密閉型圧縮機のリサイクル方法として、潤滑油を取り出した後の圧縮機を冷却し、冷却により密閉容器1を脆化させ、大型のカッターが装備された破砕機で、圧縮機をまるごとそのカッターで破砕して、その後で破砕後の破断片を材料別に分別し、再利用する方法が考えられている。常温では密閉容器1の剛性が極めて高いために破砕機のカッターのダメージが大きいと言う欠点を、冷却して密閉容器1を脆化させることで、カッターで砕けやすくする方法である。
このためこの情報分野では、上記のような冷却による圧縮機脆性破砕をリサイクル業者が実施するために必要な情報を提供するものである。その情報の具体例としては、密閉容器1の材料名および密閉容器1の厚さ(板厚)であり、さらには密閉型圧縮機の全重量である。これらの情報をクライアントパソコン20の表示装置20bの画面に表示させる。破砕の前に潤滑油は回収されるので、全重量は潤滑油を除いた場合の重量である。これらの情報により、リサイクル業者は、自分が保有する破砕機の能力と照らし合わせて、どの程度圧縮機を冷却すればよいか、破砕機への1回の投入量をどの程度にしたら良いかを検討できる。よって必要以上に冷却してしまうエネルギー損失や、投入量の過多による破砕機の故障などが防止できる。
【0049】
上記と同じように従来的な情報伝達方法からは、これらの情報をラベルに記載し、密閉型圧縮機の密閉容器1外表面に、そのラベルを貼り付けることが考えられるが、ラベルの材料コストやそれを貼り付ける工程の追加が生じる。またラベルでは、製造業者固有の設計情報でもある密閉容器材料名や板厚を不用意に第三者へ明示してしまうことになる。本システムにより、圧縮機のコストを上昇させることなく、破砕に関する情報を、リサイクル業者に伝えられ、かつ固有の設計情報を第三者へ明示することが回避できる。
【0050】
最後の情報分野は、直流ブラシレスモータの脱磁方法である。近年密閉型圧縮機の高効率化を目的に、一部でモータ効率の高い直流ブラシレスモータが密閉型圧縮機の電動機として採用されている。この直流ブラシレスモータの場合、電動機回転子には永久磁石が備えられている。この永久磁石の磁力は極めて強力で、この磁力によって、解体後に回転子が他部品や解体設備や治工具に吸着し取外し難くなったり、吸着時の勢いが強いため、回転子と吸着物の間に指などを挟んで負傷したりするという問題が生じる。
また上記した破砕機により密閉型圧縮機を破砕する時にも、カッターや破砕機の内壁に永久磁石の破砕片が吸着して取れなくなる問題がある。そのため解体または破砕の前に、永久磁石の磁力をなくす必要があり、この情報分野が選択されると、直流ブラシレスモータの脱磁方法についての情報を提供する。
脱磁方法については、電気的な方法や熱的な方法などがあり、リサイクル業者の保有設備にも違いがあるので、いずれの方法も表示させるが、最も効果的な方法を推奨方法として表示させる。
【0051】
この情報によりリサイクル業者は、直流ブラシレスモータ搭載の密閉型圧縮機を解体または破砕する前に電動機回転子の永久磁石の磁力を脱磁できるので、以降の作業を効率的かつ安全に遂行でき、また設備や治工具の損害を防止できる。
なお、製造業者にとって、従来的な情報伝達方法としては、これらの情報をラベルに記載し、密閉型圧縮機の密閉容器外表面に、そのラベルを貼り付けることが考えられるが、ラベルの材料コストやそれを貼り付ける工程の追加が生じる。本システムにより、圧縮機のコストを上昇させることなく、直流ブラシレスモータの脱磁方法に関する情報を、リサイクル業者に伝えられる。
【0052】
実施の形態2.
本実施の形態では、実施の形態1の図2のシステムプログラムのフロ−チャ−トにおいて、S309で、クライアントパソコン画面に表示する情報分野選択画面に、密閉圧縮機の解体・回収手順情報を追加する。
本情報の内容は、密閉圧縮機のリサイクルに当たり、密閉圧縮機の解体・回収手順であり、まず潤滑油の排出・回収を行い、次いで密閉容器の切断・解体を行い、その後部品の取外し・回収を行うという手順情報及びそれぞれの手順の詳細情報を含むものである。
なお、上記のそれぞれの手順の詳細情報は、実施の形態1に記載の潤滑油の排出方法、潤滑油情報、密閉容器切断位置情報及び部品情報の各情報分野と同様な情報であるが、これらの情報分野を選択、参照するように画面上で明示するようにしてもよい。
本手順情報は、密閉圧縮機のリサイクルに不慣れなリサイクル業者には有用な情報であり、密閉型圧縮機のリサイクルに際し事前に密閉型圧縮機の解体・回収手順情報を閲覧、入手することにより、正しい手順で密閉圧縮機の解体・部品等の回収ができるので、手順を間違うことによる密閉圧縮機に特有な潤滑油をこぼす等の不測の事態をまねくことがなく安全で効率的な密閉圧縮機の解体回収が可能となる。
その他の点は実施の形態1と同じである。
【0053】
本実施の形態1、2に記載のシステムでは、リサイクル業者がクライアントパソコン20からサーバパソコン10へ、密閉型圧縮機のリサイクル処理に感想や不満、あるいは意見、提案を送信できるようにすることも可能とすることを先に述べたが、この方法によりリサイクル業者が、より効率的でかつ安全なリサイクル方法を追求するために新しい情報提供を要求することで、製造業者が提供する情報分野は拡大していくものである。なおネットワークとしてインターネットを利用したが、それに限るものではない。
【0054】
【発明の効果】
請求項1に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムを構築したことにより、密閉型圧縮機のリサイクル業者は、密閉型圧縮機の製造業者が提供する、正確でかつ大量のリサイクル関連情報を、ネットワークを通じて簡単に入手することができる。しかもこれら情報は製品識別コードにより、その密閉型圧縮機に密着した固有の情報が含まれるため、これらの情報から、リサイクル業者はその密閉型圧縮機のリサイクル作業を極めて効率的にかつ安全に遂行できる。また密閉型圧縮機の製造業者は本支援システムにより、密閉型圧縮機のコストを上昇させることなく、正確なリサイクル関連情報をリサイクル業者に提供でき、循環型社会の形成に大きく貢献できる。そして情報の第三者への漏洩を禁じる秘密保持契約を結んだ特定のリサイクル業者だけが、認証手段により本システムへのアクセスが可能となるので、製造業者は設計情報の流出や不用意な公開を防止できる。また、前記端末装置の表示装置の画面上に、前記密閉型圧縮機の主要部品を明示した密閉型圧縮機の全体断面図を表示し、前記主要部品を選択することにより、付属する小部品を表示するように複数段に階層表示して、それぞれ部品名、材料名、重量を表示するようにしたので、前記の密閉型圧縮機の部品情報が提供または入手により部品構成、材料名及び重量等が明確になり、密閉型圧縮機の解体及び部品、材料の回収が容易となる。
【0055】
また、この発明に係わる請求項2に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムにおいては、前記表示装置画面上の密閉型圧縮機全体断面図には前記密閉型圧縮機の密閉容器の切断情報である切断位置を表示し、密閉容器の切断と前記主要部品との関連付けがわかるようにしたので、本情報の提供または入手により、密閉容器の切断場所により回収部品が判明し、部品の回収が容易となる。
【0056】
また、請求項3に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムでは、ネットワークとしてインターネットを利用したので、多額の投資により新しく通信網を整備することなく、解体支援システムを安価に構築できる。
【0057】
また、請求項4に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムでは、密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報を要求する圧縮機型名や製造番号等の密閉型圧縮機の製品識別コードをリサイクル業者に入力させるための入力画面を表示し、入力された製品識別コ−ドに該当する密閉型圧縮機のリサイクルに関する情報を前記リサイクル業者に閲覧させる閲覧画面を表示する表示装置を有する前記リサイクル業者側の端末装置を備えたので、リサイクル業者は端末装置の表示装置に情報を入手したい密閉型圧縮機の製品識別コードを入力し閲覧画面から該当する密閉型圧縮機の解体・回収手順情報、密閉型圧縮機の密閉容器の切断情報、潤滑油に関する情報及び密閉型圧縮機の部品情報についてのリサイクルに関する情報を得ることができ、密閉型圧縮機のリサイクル作業を効率的かつ安全に遂行できる。また、前記端末装置の表示装置の画面上に、前記密閉型圧縮機の主要部品を明示した密閉型圧縮機の全体断面図を表示し、前記主要部品を選択することにより、付属する小部品を表示するように複数段に階層表示して、それぞれ部品名、材料名、重量を表示するようにしたので、前記の密閉型圧縮機の部品情報が提供または入手により部品構成、材料名及び重量等が明確になり、密閉型圧縮機の解体及び部品、材料の回収が容易となる。
【0058】
また、この発明に係わる請求項5に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムにおいては、前記表示装置画面上の密閉型圧縮機全体断面図には前記密閉型圧縮機の密閉容器の切断情報である切断位置を表示し、密閉容器の切断と前記主要部品との関連付けがわかるようにしたので、本情報の提供または入手により、密閉容器の切断場所により回収部品が判明し、部品の回収が容易となる。
【0059】
また、請求項6に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムでは、密閉型圧縮機のリサイクルに関する情報として、前記密閉型圧縮機の解体・回収手順情報であり、前記潤滑油の排出・回収、次いで前記密閉容器の切断・解体、次いで部品の取外し・回収の手順情報及びそれぞれの手順の詳細情報を提供するようにしたので、密閉型圧縮機のリサイクルに際し、事前に密閉型圧縮機の解体・回収手順情報の提供または入手が可能となり、正しい手順でリサイクル作業を実施できるので、密閉型圧縮機に特有な潤滑油をこぼす等の不測の事態をまねくことがなく安全で効率的な密閉型圧縮機の解体、回収が可能となる。
【0060】
また、請求項7に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムでは、密閉型圧縮機のリサイクルに関する情報として、潤滑油を密閉容器から効率的に排出する方法に関する情報を提供するようにしたので、密閉型圧縮機のリサイクル業者は、不要な排出穴を設けてしまったり、潤滑油の排出に時間をかけたりしないで済み、リサイクルコスト削減と時間の短縮が図れ、かつ解体時の潤滑油燃焼の危険が回避できる。また密閉型圧縮機の製造業者は、密閉容器への栓取り付けやマーキングによる密閉型圧縮機のコストを上昇させることなく、リサイクル業者に潤滑油の効果的な排出方法の情報を伝達できる。またこの情報を参考として、リサイクル業者が潤滑油を排出することで、潤滑油はリサイクル業者によって確実に回収されるので、環境汚染の防止につながる。
【0061】
また、請求項8に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムでは、密閉型圧縮機のリサイクルに関する情報として、潤滑油の種類や物性値、添加剤等の詳細な潤滑油特性および油量を提供するようにしたので、密閉型圧縮機のリサイクル業者は回収した潤滑油の適切な再利用を実施できる。また密閉型圧縮機の製造業者はそれらを表示するためのラベルや銘板による密閉型圧縮機のコストを上昇させることなく、リサイクル業者に潤滑油の特性情報を伝達できる。またこの情報を参考として、リサイクル業者が回収した潤滑油のより効果的な再利用を実施することで、循環型社会の形成に貢献できる。
【0062】
また、請求項9に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムでは、密閉型圧縮機のリサイクルに関する情報として、密閉型圧縮機解体時に密閉容器を切断する際の最適な切断位置と切断順序を提供するようにしたので、密閉型圧縮機のリサイクル業者は不要な切断をしないで済み、リサイクルコスト削減と時間の短縮が図れ、かつ手順通りに行うことで安全に解体作業が遂行できる。また密閉型圧縮機の製造業者は、密閉容器へのマーキングによる密閉型圧縮機のコストを上昇させることなく、リサイクル業者に最適な密閉容器切断位置と切断順序に関する情報を伝達できる。
【0063】
また、請求項10に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムでは、密閉型圧縮機のリサイクルに関する情報として、密閉型圧縮機を構成する各部品の材料名および各材料の使用重量を提供するようにしたので、密閉型圧縮機のリサイクル業者は解体後の部品を材料別に詳細に分別でき、また重量も把握できるので、資源価値の判断が容易に行え、効率のよい再資源化が実施できる。また密閉型圧縮機の製造業者は、それらを表示するためのラベルや銘板による密閉型圧縮機のコストを上昇させることなく、リサイクル業者に部品情報を伝達できる。
【0064】
また、請求項11に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムでは、密閉型圧縮機のリサイクルに関する情報として、密閉型圧縮機の密閉容器の材料名および板厚、さらに密閉型圧縮機の全体重量を提供するようにしたので、密閉型圧縮機のリサイクル業者は、密閉型圧縮機全体を破砕機により破砕する際、自分が保有する破砕機の能力と照らし合わせて、圧縮機冷却時間や投入量をどの程度にしたら良いか検討でき、必要以上に冷却してしまうエネルギー損失や、投入量の過多による破砕機の故障などが防止できる。また密閉型圧縮機の製造業者は、それらを表示するためのラベルや銘板による密閉型圧縮機のコストを上昇させることなく、リサイクル業者に部品情報を伝達できる。
【0067】
また、請求項12に記載の密閉型圧縮機の解体支援システムでは、密閉型圧縮機のリサイクルに関する情報として、密閉型圧縮機に搭載される直流ブラシレスモータの脱磁方法を提供するようにしたので、密閉型圧縮機のリサイクル業者は、直流ブラシレスモータ搭載の密閉型圧縮機を解体または破砕する前に電動機回転子の永久磁石の磁力を脱磁できるので、以降の作業を効率的かつ安全に遂行でき、また設備や治工具の損害を防止できる。また密閉型圧縮機の製造業者は、それらを表示するためのラベルや銘板による密閉型圧縮機のコストを上昇させることなく、リサイクル業者に直流ブラシレスモータの脱磁方法の情報を伝達できる。
【0069】
また、この発明に係わる請求項13に記載の密閉型圧縮機のリサイクル方法は、前記請求項1から請求項12のいずれかに記載の密閉型圧縮機の解体支援システムにより、密閉型圧縮機のリサイクル作業を行うので、密閉型圧縮機に関する所望のリサイクル情報を正確に、かつ迅速に提供または入手でき、密閉型圧縮機の解体、再資源化等のリサイクル作業またはリサイクル作業全般を極めて効率的に運用可能としたので、循環型社会の形成に大きく貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を示すシステム構成図である。
【図2】 この発明のシステム管理プログラムの概略を示すフローチャートである。
【図3】 密閉型圧縮機の断面図である。
【図4】 潤滑油排出用の栓を設けた従来の密閉型圧縮機の外観図である。
【図5】 密閉容器切断位置をマーキングした従来の密閉型圧縮機の外観および断面図である。
【符号の説明】
1 密閉容器、2 圧縮機構部、3 電動機部、4 駆動軸、10 サ−バコンピュ−タ(処理装置)、10a、10b 記憶装置、20 端末装置、20b表示装置、20c 出力装置、20d 記憶装置。

Claims (13)

  1. 冷凍空調装置等に用いられ、冷媒ガスを吸入、圧縮し、吐出する圧縮機構部と、該圧縮機構部を駆動する電動機部と、前記圧縮機構部と前記電動機部を連結する駆動軸と、前記圧縮機構部や前記駆動軸の複数の摺動箇所に供給され、これら摺動箇所の潤滑を行う潤滑油とを密閉容器内に収納した密閉型圧縮機の解体支援システムであって、
    前記密閉型圧縮機の製造業者により提供される、圧縮機型名や製造番号等の製品識別コードに関連付けて蓄積された前記密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報、及び該情報を管理するシステム管理プログラムを有するサーバコンピュータと、
    リサイクル業者側の端末装置と、
    ネットワ−クで接続され、相互に情報の送信、受信を可能とする、前記サーバコンピュータ及び前記端末装置の送受信装置とを備え、
    前記サーバコンピュータは前記リサイクル業者に対する認証手段を有し、
    前記端末装置には、前記リサイクル業者がリサイクルに関連する情報を要求する前記製品識別コードを入力する入力装置と、
    前記要求に応えて前記サーバコンピュータから送信される前記製品識別コードに該当する密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報を画面表示する表示装置とを備え、
    前記リサイクル業者の端末装置の表示装置の画面上に、前記密閉型圧縮機の主要部品を明示した密閉型圧縮機の全体断面図を表示し、前記主要部品を選択することにより、付属する小部品を表示するように複数段に階層表示して、それぞれ部品名、材料名、重量を表示することを特徴とする密閉型圧縮機の解体支援システム。
  2. 前記表示装置画面上の密閉型圧縮機全体断面図には前記密閉型圧縮機の密閉容器の切断情報である切断位置を表示し、密閉容器の切断と前記主要部品との関連付けがわかるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機の解体支援システム。
  3. 前記ネットワークがインターネットであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の密閉型圧縮機の解体支援システム。
  4. 冷凍空調装置等に用いられ、冷媒ガスを吸入、圧縮し、吐出する圧縮機構部と、該圧縮機構部を駆動する電動機部と、前記圧縮機構部と前記電動機部を連結する駆動軸と、前記圧縮機構部や前記駆動軸の複数の摺動箇所に供給され、これら摺動箇所の潤滑を行う潤滑油とを密閉容器内に収納した密閉型圧縮機の解体支援システムであって、
    前記密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報を要求する圧縮機型名や製造番号等の前記密閉型圧縮機の製品識別コードをリサイクル業者に入力させるための入力画面を表示し、入力された製品識別コ−ドに該当する密閉型圧縮機のリサイクルに関する情報を前記リサイクル業者に閲覧させる閲覧画面を表示する表示装置を有する前記リサイクル業者側の端末装置を備え、
    前記リサイクル業者の端末装置の表示装置の画面上に、前記密閉型圧縮機の主要部品を明示した密閉型圧縮機の全体断面図を表示し、前記主要部品を選択することにより、付属する小部品を表示するように複数段に階層表示して、それぞれ部品名、材料名、重量を表示することを特徴とする密閉型圧縮機の解体支援システム。
  5. 前記表示装置画面上の密閉型圧縮機全体断面図には前記密閉型圧縮機の密閉容器の切断情報である切断位置を表示し、密閉容器の切断と前記主要部品との関連付けがわかるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の密閉型圧縮機の解体支援システム。
  6. 前記密閉型圧縮機のリサイクルに関する情報が、前記密閉型圧縮機の解体・回収手順情報であり、前記潤滑油の排出・回収、次いで前記密閉容器の切断・解体、次いで部品の取外し・回収の手順情報及びそれぞれの手順の詳細情報であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の密閉型圧縮機の解体支援システム。
  7. 前記密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報が、前記潤滑油を前記密閉容器から効率的に排出する方法に関する情報であって、リサイクル業者が前記密閉容器に設ける排出穴の好適位置及び直径、排出時の前記密閉型圧縮機の姿勢であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の密閉型圧縮機の解体支援システム。
  8. 前記密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報が、前記潤滑油の種類および油量であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の密閉型圧縮機の解体支援システム。
  9. 前記密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報が、前記密閉容器を切断するのに際して、該密閉容器切断後の解体工程が円滑に進むような、該密閉容器外周面の好適な切断位置と切断順序であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の密閉型圧縮機の解体支援システム。
  10. 前記密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報が、前記密閉型圧縮機を構成する各部品の材料名および各材料の使用重量であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の密閉型圧縮機の解体支援システム。
  11. 前記密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報が、前記密閉容器の材料名と板厚、および前記密閉型圧縮機の全体重量であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の密閉型圧縮機の解体支援システム。
  12. 前記電動機部が、前記駆動軸に嵌着固定される回転子に永久磁石が使用される直流ブラシレスモータで構成される密閉型圧縮機であって、前記密閉型圧縮機のリサイクルに関連する情報が、該永久磁石の脱磁方法であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の密閉型圧縮機の解体支援システム。
  13. 前記請求項1から請求項12のいずれかに記載の密閉型圧縮機の解体支援システムにより、密閉型圧縮機のリサイクル作業を行うことを特徴とする密閉型圧縮機のリサイクル方法。
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