JP4618737B2 - 路面排水処理槽 - Google Patents

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この発明は、車道の側溝に設置する路面排水中に含まれる沈殿物を分離除去する路面排水処理槽に関する。
国道その他の自動車道の路面上には、土砂や、粉塵や、空気中の浮遊物質や、水中に浮遊する粒子状物質いわゆるSSや、自動車のタイヤや舗装アスファルトの摩耗くずや、事故時の車の燃料等の汚濁物質など様々のものが堆積している。これらの汚濁物質は雨天時に路面上から排水施設をとおり、河川や湖沼や沿岸海域などの公共用の水域やあるいは河川や湖沼の周辺の田畑へ流出し、水質汚濁を引き起こす原因のひとつになっている。
路面に堆積した汚濁物質は、降雨時の主に初期の雨水による路面排水となり流出するが、通常、この路面排水には降雨の状態により三つのパターンがあるといわれている。
先ず、第1のパターンは、一定の降雨強度の降水が続く場合である。この場合は、降雨初期には汚濁濃度が高くなっている。しかし、降雨開始の2時間後には汚濁濃度は収束する。
第2のパターンは、初期降雨が少なく、その後、急激に降雨が増加する場合である。この場合は、降雨初期に汚濁濃度が高く、一旦汚濁は減少に向かうものの、降雨強度が強くなると再び汚濁は高濃度に上昇する。
第3のパターンは、雨が降ったり止んだりする場合である。この場合は、初期降雨時間が短く、最も雨量が少量であるが、次の降雨時では雨量が多くなる。この場合は、路面上の汚濁物質が流出するのにある程度の降雨水量が必要であるから、初期汚濁濃度よりも次降雨時の汚濁濃度が高くなる。
ところで、上記の三つのパターンがあるものの、路面汚濁物質の大部分は上記の第1ないしは第2のパターンの降雨初期の2時間のファーストフラッシュ水によってその多くが流れだす。その中の特に路面排水中に浮游する粒子状物質であるSS物質は路面汚濁の最も大きな要因となっているものである。そこで、これらのファーストフラッシュ水を選択的に処理して浄化することにより、路面排水の汚濁物質による負荷を大幅に削減して、排水することができる。
このような路面排水のファーストフラッシュ水のみを選択的に貯留して浄化枡に導く装置が開発されている。これは車道側の側溝に設置の既設の排水枡に集水トラフを設け、隣接する歩道の下に貯留・浄化枡を設置し、この貯留・浄化枡に装入した土壌によるろ過・吸着作用によりSS物質の粒子状物質だけでなく、難分解性CODを示す溶存性物質を除去するものである。ろ過した排水は貯留・浄化枡の底部の排水パイプにより排水し、既設の排水管に返送、または地下浸透するものである(例えば、非特許文献1参照。)。
さらに、車道の路面に降った雨を路面を経由して側溝に入れ、側溝から側溝脇の沈殿槽に集めて大きなゴミを沈殿除去し、次いでこの排水を隣接の処理槽に入れ、処理槽で排水を一旦下部に落とし、発泡ポリプロピレン粒子のろ材の中を上向きに流して汚濁物質をろ過吸着して除去し、浄化した排水を隣接の排水枡から車道の排水溝へ排出する。処理量を超える排水は、処理を行わずオーバーフロー水として側溝などの排水施設へ排出する(例えば、非特許文献2参照。)。
しかし、これらは都市の車道における降雨の対策に必ずしも優れておらず、また都市型のヒートアイランド現象や都市型洪水に対応するものではなかった。
そこで、発明者らは、上記した降雨初期のファーストフラッシュの2時間以内の路面排水のファーストフラッシュ水のみを的確に一時貯留しかつ処理して、路面排水のファーストフラッシュ水に含有されている土砂や、粉塵や、空気中の浮遊物質や、水中に浮遊する粒子状物質いわゆるSSや、自動車のタイヤや舗装アスファルトの摩耗くずや、事故時の車の燃料等の汚濁物質を除去して浄化した処理水を流出するか、または浄化した処理水を下水に流出するようにし、一時貯留により都市のヒートアイランド現象を緩和し、さらに都市型の洪水に備えた自動車の走行する車道側の側溝に敷設する路面排水処理槽を開発している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−28843号公報 「FFクリーナー」滋賀県、財団法人琵琶湖・淀川水質安全機構、東レエンジニアリング株式会社、発行、パンフレット 「路面排水処理システム」株式会社ホクコン、2003/01/15発行、パンフレット
本発明が解決しようとする課題は、上記した降雨初期のファーストフラッシュの2時間以内の路面排水のファーストフラッシュ水のみを的確に一時貯留しかつ処理して、路面排水のファーストフラッシュ水に含有されている土砂や、粉塵や、空気中の浮遊物質や、水中に浮遊する粒子状物質いわゆるSSや、自動車のタイヤや舗装アスファルトの摩耗くずや、事故時の車の燃料等の汚濁物質を除去して浄化した処理水を浸透機能を有する路面排水処理槽において、路面排水処理槽内での槽構造に付随する汚染物質の再撹拌を防止し、さらに流入水により発生する渦流の勢いを抑制することで槽底部に沈殿した汚濁物質の際撹拌を防止しうる路面排水処理槽を提供することである。
上記の課題を解決するための本発明の手段は、請求項1の発明では、車道側の側溝2に接続され側溝2の上面2cを表面高さとする上面蓋5と、上流側の側溝2から路面排水を流入する流入口10aと、流入された路面排水を側溝2の底面3より低い位置にあるオーバーフロー通路14から下流側の側溝2へ排出する排出口10bと、側溝2の底面3より低位にそれぞれ開口する底口7aおよび底口7bを有する路面排水の上流側の流入部6aおよび路面排水の下流側の流入部6bの各底壁9a、9bと、流入口10aおよび排出口10bより低位でかつ反対側の流出路11aより高い堰11cを経てオーバーフロー通路14の下を横切る下水管への流出路11aと、および該流出路11aの反対側へより低位で延びる地下貯留槽13への流出路11bとを有する底壁の中央に開口の中央口12を設けた上部槽4を形成している。さらに、この上部槽4の下部に円形槽からなる下部槽15を形成して有する。従って、下部槽15は、この上部槽4の底壁である下部槽15の天井壁16と、上部槽4の底口7aおよび底口7bに連通する天井壁16の下面の出口8aおよび出口8bと、底壁の中央口12である天井壁16の中央に開口の流出口19と、下部槽15の流出口19から槽下部へ配設のすそ広がり状に拡径する外側センターコーン20と、外側センターコーン20の内側に離間して中心上部に円形開口を有し、かつ、下部槽15の槽下部へすそ広がり状に拡径する内側センターコーン21を有し、外側センターコーン20の円形下端と内側センターコーン21の円形下端の間に等間隔に離間して渦巻き状に配置されて内側センターコーン21を下端から支持する複数の立板からなる渦流制御板22と、路面排水に含有の汚濁物の沈殿物貯留部17とする下部槽15の底壁18から形成されている。このように請求項1の手段の路面排水処理槽1は上記の構造から形成されていることを特徴とするものである。
請求項2の発明では、路面排水処理槽1はコンクリートブロック23から形成され、上部槽4の上部に配置の上面蓋5を形成する上面蓋コンクリートブロック26と、上部槽4を形成する上部コンクリートブロック25と、該上部コンクリートブロック25の下側に配置の下部槽15を形成する下部コンクリートブロック24から形成され、下部コンクリートブロック24上に上部コンクリートブロック25を積載して互いに連結し、下部槽15内の外側センターコーン20および内側センターコーン21をステンレス板あるいはFRP板から形成し、かつ外側センターコーン20および内側センターコーン21を下部で支持連結する複数の渦巻き状の立板からなる渦流制御板22をステンレス板あるいはFRP板から形成していることを特徴とする請求項1の手段の路面排水処理槽1である。
本発明は、車道側の側溝に接続された下部槽を内部に有する路面排水処理槽を車道脇の歩道の下に埋設し、降雨による路面排水を集水枡である下部槽に流下し、さらに、この流下した路面排水に含有される土砂や、粉塵や、空気中の浮遊物質や、雨水中に浮遊する粒子状物質や、タイヤや舗装アスファルトの摩耗くずや、事故時の車の燃料等の汚濁物質を下部槽内で路面排水とともに旋回させて沈殿物質として分離除去し、沈殿物質を除去して軽量となった路面排水を上部槽から隣接の地下貯留槽に一時貯留し、一方、路面排水処理槽の許容流入量以下の路面排水でありながら、隣接の地下貯留槽が満杯である場合には、この余分の処理水を流出路の堰を越えさせて下水管に流出し、路面排水の浄化に加えて一時貯留による処理水により都市のヒートアイランド対策および都市型洪水の対策を可能とし、さらに路面排水処理槽の許容流入量を超えた降雨から発生する路面排水は下部槽を経ることなくオーバーフロー通路によりバイパスして下流の側溝に流出させて、降雨初期のファーストフラッシュ水に含有される路面汚染物質を的確に分離除去可能とするなど、本発明は優れた効果を奏する路面排水処理槽である。
さらに、本発明の路面排水処理槽は、外側センターコーンの内部に相似形に内側センターコーンを配設し、かつ、これらセンターコーンの下端に渦流制御板を設け、渦流を乱れることなく長時間旋回するものとして汚濁物質の槽内での再撹拌を抑制して沈殿効果を高め、さらに路面排水処理槽をコンクリートブロックから分割して形成することで、形状を単純化して成型を容易なものとし、かつ各ブロックに分割して小型化したことで搬送を容易とし、かつ、現場での敷設の際の取り扱いを容易とし、さらに外側センターコーン、内側センターコーンおよび渦流制御板をステンレス板あるいはFRP板とすることで、これら構造物の肉厚を薄くして処理槽内の占有箇所を小さくして槽効率を高め、さらに強度および耐食性の有るものとして耐久性を高めるなど、本発明は優れた効果を奏するものである。
本発明の実施の最良の形態を以下、図面を参照して説明する。図1〜図4は本発明の実施の形態の路面排水処理槽1を示す。本発明の路面排水処理槽1は、国道その他の自動車の走行する市街地の歩道を有する車道側の側溝2の地下に敷設し側溝2に接続されている。この路面排水処理槽1は剛性で耐久性のある素材から形成されるが、一般的にはコンクリートブロック23から形成される。すなわち路面排水処理槽1の下部槽15を構成する下部コンクリートブロック24と上部槽4を構成する上部コンクリートブロック25と上部槽4の蓋体を構成する上面蓋コンクリートブロック26から形成される。この場合、上面蓋コンクリートブロック26からなる上部槽4の上面蓋5は側溝2の上面2cの高さ位置に設置されている。この路面排水処理槽1には、上流の側溝2aの路面排水が受け入れられる。ところで上面蓋コンクリートブロック26はグレーチング27を嵌合して有し、歩道に流れる路面排水をこのグレーチング27から直接に上部槽4に有する流入部6に受け入れるものとしている。さらに、上部槽4の流入部6には、側溝2の底面3より低位の位置に開口する底口を有している。すなわち、上部槽4は路面排水の上流側の流入部6aの底口7aおよび路面排水の下流側の流入部6bの底口7bを開口するそれぞれ底壁9a、底壁9bを一体的に有する。
さらに上部槽4は、上流側の側溝2から路面排水を流入する流入口10aを有し、この流入された路面排水を側溝2の底面3と同高さで下部槽15を経ることなく底壁の上を通るオーバーフロー通路14から下流側の側溝2へ排出する排出口10bを有する。一方、上部槽4は底壁の中央に開口の中央口12を有し、この中央口12を始点とする流出路を有する。この流出路は、その一方側が流入口10aおよび排出口10bより低位で、流出路より高い堰11cを乗り越えてオーバーフロー通路14の下を直角に横切って車道に埋設の下水管へ通じる流出路11aであり、その他方側が流出路11aの反対側へ延びて地下貯留槽13へ通じる底壁9cからなる流出路11bである。この底壁9cの最高高さ位置は、この路面排水処理槽1の常時水面の位置であり、上部槽4はこれらの構成からなっている。
上部槽4の下部には、円形槽からなる下部槽15が一体化されて配置されており、上部槽4の底壁は下部槽15の天井壁16を形成している。この天井壁16の下面には、上部槽4の底口7aおよび底口7bから連通する出口8aおよび出口8bを有する。この出口8aおよび出口8bは塩ビ管などのL型エルボーで形成されている。この出口8aおよび出口8bはそれぞれ円形槽の円と同心円上の左周り方向に向けられている。さらに天井壁16の下面には、上部槽4の底壁の中央口12に連通する天井壁16の中央に開口の流出口19を有する。この下部槽15からの流出口19に中央の円形開口20aで接続され、この円形開口20aから下部槽15の下部へすそ広がり状に拡径して延びる外側センターコーン20を有する。さらに、この外側センターコーン20の内部には、外側センターコーン20と離間して、中央の円形開口21aで接続され、同心円状に下部槽15の下部へすそ広がり状に拡径する内側センターコーン21を有する。これらの外側センターコーン20の円形下端と内側センターコーン21の円形下端の間には、等間隔に離間して渦巻き状に配置した複数枚からなる多数の穴空きの立板、例えば8枚からなる渦流制御板22を有し、内側センターコーン21を下端から支持している。さらに、下部槽15の底壁18は路面排水に含有の汚濁物の沈殿物貯留部17となっている。一方、下部槽15の底壁18の沈殿物貯留部17の沈殿物は定期的に保守管理のためバキュームカーの吸い出しパイプが挿入されて吸い出されて除去される。
次いで、本発明の路面排水処理槽1の作用について説明する。この路面排水処理槽1では、上流の側溝2aに上流側の流入部6aの流入口10aが配設されている。この流入部6aの底口7aには、上流の側溝2aから流入した路面排水が天井壁16の出口8aから下部槽15に流入する。一方、上部槽4内に流入された路面排水が下部槽15の許容流入量を超えるときには、下部槽15に入りきれない路面排水は、上流側の流入部6aの上部のオーバーフロー通路14を経て流出路11aへ流出され、それでも流出しきれない場合は、排出口10bから下流の側溝2bへ処理されることなく排出される。
さらに、歩道を流れる路面排水は上面蓋5のグレーチング27から直接に上部槽4の上流側の流入部6aおよび下流側の流入部6bに受け入れられ、底口7aおよび底口7bから下部槽15の天井壁16の出口8aおよび出口8bより下部槽15に流出される。このように天井壁16の出口8aおよび出口8bから流出された路面排水は、すそ広がりの外側センターコーン20の壁面を落下しながら、地球の北半球では、地球の自転に伴う左周りに旋回しながら槽下部へ時間を掛けて落下する。この間に路面排水に含有される汚濁物質は比重分離されて下部槽15の底壁18上に沈殿される。この場合、この路面排水の汚濁物質を除去した後の処理水は外側センターコーン20の下端に取り付けられた小孔を前面に有する渦流制御板22により渦流の勢いがそがれ、緩やかに旋回されることで、一旦沈殿した汚濁物質が再撹拌されることが防止される。このように路面排水は汚濁物質を除去して軽い処理水となって、外側センターコーン20の内側へ入り、外側センターコーン20と内側センターコーン21の間および内側センターコーン21の内側から上方に浮上する。下部槽15を浮上した処理水は下部槽15の天井壁16の中心部の流出口19から上部槽4の底壁の中央口12から上部槽4へ流入される。上部槽4の底壁の中央口12から上部槽4へ流入された処理水は、流出路から路面排水処理槽1の槽外へ排出される。この場合、路面排水処理槽1の流入量が、例えば1.0リットル/sec以下の許容流入量である場合には、下部槽15で処理されて中央口12から上部槽4へ出された処理水は、図4で右側の流出路11bを経て路面排水処理槽1に隣接して設置の、例えば、歩道の地下の、地下貯留槽13に流れ込み、再利用のために貯留される。
一方、仮に、流入量が例えば1.0リットル/sec以下の許容流入量以下であっても、地下貯留槽13が既に処理水で満杯である場合には、下部槽15で処理されて中央口12から上部槽4へ出された処理水は、図4で左側の堰11cを乗り越えて流出路11aを流れて路面排水処理槽1の槽外にある図示しない下水管へ放流される。
本発明の実施の形態では、上記したように路面排水処理槽1のその筐体がコンクリートブロック23から形成されている。すなわち、下部コンクリートブロック24の下部槽15と、上部コンクリートブロック25の上部槽4と、上面蓋コンクリートブロック26から形成されている。このように本発明のコンクリートブロック23は上面蓋コンクリートブロック26と、上部コンクリートブロック25と、下部コンクリートブロック24にそれぞれ分割して製造することができるので、形状を一体型としたコンクリートブロックに比して、単純化して製造が容易となる利点を有する。すなわち形状が単純化されているので、本発明のコンクリートブロック23は成型が容易である。さらに下部コンクリートブロック24、上部コンクリートブロック25、上面蓋コンクリートブロック26に分割したことにより、それぞれの下部コンクリートブロック24、上部コンクリートブロック25、上面蓋コンクリートブロック26の大きさが小型化できるので、取り扱いが容易となり、例えば現場への搬送や現場での敷設が容易となる。さらに、下部コンクリート24を図4の中央部で縦方向で左右に分割することもでき、製造がより容易となる。もちろん、請求項1の手段の路面排水処理槽1は、これらのコンクリートブロック以外の素材、例えば鋳鉄等の十分な剛性と耐久性を有する製品から形成できることは言うまでもない。
側溝の水路と該水路に並設の本発明の路面排水処理槽を分解して示す斜視図である。 本発明の実施の形態の路面排水処理槽の平面図で、図2のA−A矢視図である。 本発明の実施の形態の路面排水処理槽の正面縦断面図で、図1のB−B矢視図である。 本発明の実施の形態の路面排水処理槽の側面縦断面図で、図1のC−C矢視図である。
符号の説明
1 路面排水処理槽
2 側溝
2a 上流の側溝
2b 下流の側溝
2c 上面
3 底面(側溝の)
4 上部槽
5 上面蓋
6a 流入部(上流側の)
6b 流入部(下流側の)
7a 底口
7b 底口
8 出口(天井壁から下部槽への)
8a 出口
8b 出口
9a 底壁
9b 底壁
9c 底壁
10a 流入口
10b 排出口
11a 流出路
11b 流出路
11c 堰
12 中央口(上部槽の)
13 地下貯留槽
14 オーバーフロー通路
15 下部槽
16 天井壁
17 沈殿物貯留部
18 底壁(下部槽の)
19 流出口(天井壁の)
20 外側センターコーン
20a 円形開口
21 内側センターコーン
21a 円形開口
22 渦流制御板
23 コンクリートブロック
24 下部コンクリートブロック
25 上部コンクリートブロック
26 上面蓋コンクリートブロック
27 グレーチング

Claims (2)

  1. 車道側の側溝(2)に接続され側溝(2)の上面(2c)を表面高さとする上面蓋(5)と、上流側の側溝(2)から路面排水を流入する流入口(10a)と、流入された路面排水を側溝(2)の底面(3)より低い位置にあるオーバーフロー通路(14)から下流側の側溝(2)へ排出する排出口(10b)と、側溝(2)の底面(3)より低位にそれぞれ開口する底口(7a)および底口(7b)を有する路面排水の上流側の流入部(6a)および路面排水の下流側の流入部(6b)の各底壁(9a)、(9b)と、流入口(10a)および排出口(10b)より低位でかつ反対側の流出路(11b)より高い堰(11c)を経てオーバーフロー通路(14)の下を横切る下水管への流出路(11a)および該流出路(11a)の反対側へ延び地下貯留槽(13)への上記の流出路(11b)を有する底壁(9c)の中央に開口の中央口(12)を設けた上部槽(4)を形成し、上部槽(4)の下部に円形槽からなる下部槽(15)を形成し、上部槽(4)の底壁である下部槽(15)の天井壁(16)と、上部槽(4)の底口(7a)および底口(7b)に連通する天井壁(16)の下面の出口(8a)および出口(8b)と、底壁の中央口(12)である天井壁(16)の中央に開口の流出口(19)と、下部槽(15)の流出口(19)から槽下部へ配設のすそ広がり状に拡径する外側センターコーン(20)と、外側センターコーン(20)の内側に離間し、中心上部に円形開口(21a)を有して、下部槽(1)の槽下部へすそ広がり状に拡径する内側センターコーン(21)を有し、外側センターコーン(20)の円形下端と内側センターコーン(21)の円形下端の間に等間隔に離間して渦巻き状に配置されて内側センターコーン(21)を下端から支持する複数の立板からなる渦流制御板(22)と、路面排水に含有の汚濁物の沈殿物貯留部(17)とする下部槽(15)の底壁(18)から形成したことを特徴とする路面排水処理槽(1)
  2. 路面排水処理槽(1)はコンクリートブロック(23)から形成され、上部槽(4)の上部に配置の上面蓋(5)を形成する上面蓋コンクリートブロック(26)と、上部槽(4)を形成する上部コンクリートブロック(25)と、該上部コンクリートブロック(25)の下側に配置の下部槽(15)を形成する下部コンクリートブロック(24)から形成され、下部コンクリートブロック(24)上に上部コンクリートブロック(25)を積載して互いに連結し、下部槽(15)内の外側センターコーン(20)および内側センターコーン(21)をステンレス板あるいはFRP板から形成し、かつ外側センターコーン(20)および内側センターコーン(21)を下部で支持連結する複数の渦巻き状の立板からなる渦流制御板(22)をステンレス板あるいはFRP板から形成していること特徴とする請求項1に記載の路面排水処理槽(1)
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