JP4618415B2 - Icチップおよび非接触icカードの製造方法 - Google Patents

Icチップおよび非接触icカードの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、薄板同士の接着方法、ICチップおよび非接触ICカードの製造方法、ならびに接着装置に関し、特に非接触ICカードの製造ステップにおいて、薄化されたウエハを補強板に接着する方法に関する。
非接触ICカードは、鉄道の出改札などの用途を中心に様々な分野で利用され、今後も多くの分野への適用が期待されている。非接触ICカードは、通信用アンテナおよび半導体チップ(ICチップ)を所定のシートで挟み込んで構成されている。ICチップは、シリコン等の基板上に回路を構成する積層膜が成膜されたチップ本体が、通常ステンレス鋼でできた補強板に支持されて構成されている。補強板はチップ本体が過度の変形を受けないようにチップ本体を保護するとともに、チップ本体からの発熱を吸収するヒートシンクとしての機能を有している。
ICチップの製造方法としては種々のものが提案されているが、その一つとして、まず、チップ本体が多数形成されたウエハの裏面を薄化し、次に、薄化されたウエハを補強板に接着し、その後、チップ本体を補強板ごとダイシングして個々のICチップに分離する方法がある。ウエハの厚みは最終製品である非接触ICカードの厚さに影響し、また、非接触ICカードの使用中に受ける曲げに対する柔軟性を確保する目的もあって、ウエハはできるだけ薄化することが望ましく、現在では0.1mm以下のものもある。
このうち、薄化されたウエハを補強板に接着するステップは以下のようにおこなわれる。まず補強板を、たとえばゴム製、ウレタン製等の粘着力のある治具で保持し、補強板の表面に接着剤をスクリーン印刷技術等によって塗布する。接着剤としては、エポキシレジン等の熱硬化性接着剤が使われることが多い(特許文献1参照)。エポキシレジンは常温では液状なので、比較的均一に塗布される。
次に、ウエハを同じくゴム製等の治具で保持し、補強板とウエハとを対向させ、互いに密着させる。このとき、接着剤に空気が混入した状態でそのまま補強板とウエハとを密着させると、接着剤中の気泡が硬化した接着剤中に残留し、接着力の低下や接着の不良を生じる可能性がある。そこで、接着剤中の気泡を真空で引いて脱泡してから接着をおこなうことがある(特許文献2,3参照)。
次に、密着させた状態で加熱してエポキシレジンを硬化させ、補強板とウエハとを接着させる。その後両方の治具をはずし、接着ステップが終了する。加熱は例えば120℃で2時間おこなわれる。
特開平6−151657号公報 特開2001−127026号公報 特開平6−151265号公報
しかしながら、従来技術では以下のような問題点があった。まず、特許文献2,3に開示されている装置では、補強板とウエハの密着と、接着剤の硬化とを同一の装置でおこなっているが、接着剤の硬化には長時間を要するため、1台の装置で処理できるウエハの枚数が制限され、作業効率が悪化してしまう。そこで、熱硬化性接着剤を用いる際には、補強板とウエハとの結合体を密着状態でそのまま装置から取出し、複数個の結合体をまとめて高温炉に入れて硬化させることも考えられる。しかし、この時点では接着剤はまだ硬化しておらず、また、ウエハは薄化されて極めて脆弱な状態になっているため、治具から取外す際に粘着力のある治具から受ける力によって、ウエハ自体が補強板から引き離され、破損してしまう可能性がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされ、薄板の破損を防ぎつつ、効率的に薄板同士を接着する方法等を提供することを目的とする。
本発明のICチップの製造方法は、チップ本体の一面が補強板に接着されて構成されるICチップの製造方法である。本発明のICチップの製造方法は、基板上に複数のチップ本体が2次元状に配列されたウエハを形成するステップと、ウエハを薄化するステップと、補強板とウエハの各々についてあらかじめ定められた中心同士を一致させ、かつ補強板とウエハとをあらかじめ定められた相対角度で重ねたときに、各チップ本体が、溝によって区分された対応する各区画に包含されるように、補強板に溝を2次元状に形成するステップと、ウエハと補強板との中心同士を一致させて、ウエハと補強板との相対角度を各チップ本体が各区画に包含される角度に合せて、ウエハと補強板とを接着する接着ステップと、接着されたウエハと補強板との結合体を、溝に沿って切断し、個々のICチップに分離するステップと、を有している。接着ステップは、薄化されたウエハのチップ本体が形成された面を第1の裏面、第1の裏面の反対面を第1の接着面、溝の形成された補強板の面を第2の接着面、第2の接着面の反対面を第2の裏面として、第1、第2の接着面の間に接着剤を挟んでウエハと補強板とを接着させる接着ステップであって、補強板の第2の接着面に、接着剤を塗布するステップと、第1の裏面に負圧を作用させ、第1の接着面を下方に向けて、ウエハを第1の裏面で支持するステップと、第2の裏面に負圧を作用させ、第2の接着面を上方に向けて、補強板を第2の裏面で支持するステップと、その後に、接着剤を介して第1、第2の接着面同士を接触させて仮接着させる仮接着ステップと、その後に、接着剤を硬化させて、ウエハ補強板とを接着させるステップとを有している。仮接着ステップは、接着剤を介して第1、第2の接着面同士を接触させる前に、ウエハと補強板とを貫通する光を投射し、それによって生じる補強板の溝を透過する透過光と、チップ本体の影とを確認しながら、ウエハと補強板との相対角度を調整するステップを含んでいる。
このように、第1の裏面と第2の裏面とに負圧をかけることで、第1の薄板および第2の薄板が、第1、第2の接着面同士を接触させた状態で負圧によって保持され、これらの負圧を開放すれば、その保持力が解除される。このため、保持力が解除される際に接着剤の硬化が不十分な場合でも、第1の薄板および第2の薄板に不要な力がかかることが防止される。
仮接着ステップは、第1,第2の接着面に、第1、第2の裏面に作用している負圧よりも低い真空度の負圧を作用させるステップを有していてもよい。これによって、接着剤への気泡の混入が防止され、しかも第1の薄板および第2の薄板の負圧による保持も可能となる。
ここで、第2の接着面に作用する負圧と、第1、第2の裏面に作用する負圧との差圧は6700Pa以上とすることが望ましい。
仮接着ステップは、接着剤が半硬化状態になってから両接着面同士を接触させるステップを含んでもよい。
本発明の非接触ICカードの製造方法は、上記の方法によってICチップを製造するステップと、ICチップを通信用アンテナとともにアンテナ基板上に搭載するステップと、アンテナ基板上に、ICチップおよび通信用アンテナを被覆する保護膜を形成し、保護膜とアンテナ基板とを外装シートで覆うステップとを有している。
以上説明したように、本発明の薄板同士の接着方法等によれば、薄化されたウエハ等の薄板を負圧によって保持するので、薄板の破損を防ぎつつ、効率的に薄板同士を接着することができる。さらに、接着面にも負圧を作用させることによって、接着剤への気泡の混入が防止され、高い接着強度を実現することができる。
以下、図面を参照して、本発明の薄板同士の接着方法を、非接触ICカードの製造方法を例に説明する。なお、本明細書においては、薄板とは、フィルム状あるいは薄膜状のものも含むものとする。図1は、本発明に用いる接着装置の概念的側方断面図である。接着装置1は、気密性のある透明なチャンバ2を有し、その内部に互いに対向して設けられた上部治具3と下部治具4とを有している。チャンバ2の上部には取外し可能な蓋23が設けられており、上部治具3は蓋23に取り付けられている。蓋23には上部軸5を中心とする仮想円上にほぼ均等な角度で3箇所の覗き窓24が設けられている。覗き窓24の開口はガラスで覆われているので、チャンバ2の気密性には影響しない。上部治具3および下部治具4は透明ガラス製で、開口部33,34が互いに対向して設けられ、開口部33,34が各々ウエハW、補強板Hに覆われることによって閉空間が形成される凹部31,32を各々備えている。ウエハWが取り付けられる凹部31の深さは、ウエハWの負圧破壊を防止するため、0.02mm以下である。凹部31,32には各々、上部軸5と下部軸6が接続している。上部軸5と下部軸6は各々、上部治具3、下部治具4の中心位置に設けられ、鉛直に延び、同軸に揃えられている。凹部31,32の内部には、ウエハWと補強板Hとが上部治具3、下部治具4に均一に密着されるように、適宜に仕切り板を設けてもよい。また、凹部31,32の開口部を、微細な穴が多数設けられたカバーで覆ってもよい。上部軸5は、駆動機構(図示せず)によって、軸線方向に沿った上下運動と、軸周りの回転運動が可能であり、下部軸6は固定されている。ただし、上部軸5を固定式、下部軸6を可動式に、または、両方を可動式にしてもよい。上部軸5および下部軸6は、適宜のシール手段(図示せず)によってチャンバ2の上板および底板を貫通し、内部に各々が凹部31,32に接続された空気流路51,52を有している。
接着装置1はまた、チャンバ2の外側に真空ポンプ7,8,9を有している。真空ポンプ7,8,9は、一般的なロータリー式の真空ポンプを用いることができ、高真空を実現できる高性能ポンプである必要はない。真空ポンプ9はチャンバ2の側壁に直接接続されている。真空ポンプ7,8は各々、空気流路51,52に接続している。
チャンバ2には、弁22の開閉によって大気開放可能なベント管21が接続されている。空気流路51,52には各々、弁55,56の開閉によって大気開放可能なベント管53,54が接続している。
チャンバ2にはさらに、下部治具4の背面側(下方)に、下部治具4に向かって光を発光する光源11が設けられている。光源11が放出する光は自然光と同様な可視光成分を有する光でもよく、透過性に優れた赤外線でもよい。また、チャンバ2を暗室にして自然光を遮断するようにすれば、光の選択幅を広げることもできる。
次に、本装置を用いた非接触ICカードの製造方法について説明する。ICカードの製造方法については、チップ本体が多数形成されたウエハを薄化後、個々のチップ本体に分離切断し、その後に補強板を接着する方法も考えられる。しかしこの方法では、分離されたチップ本体の裏面研削、裏面洗浄が個々に必要となる。また、薄化されたウエハは、切断の際にばりやチッピングが発生しやすいため、切断する前にあらかじめ補強テープを貼り付け、補強された状態で切断後、補強テープを剥離させる工程が必要である。これらのことから、上記の方法では生産性の向上が困難である。
これに対し、以下に述べる製造方法は、ウエハを薄化後、あらかじめ補強板に接着し、その後に補強板ごと切断して、個々のICチップに分離することを特徴としている。このため、洗浄の際もウエハの状態で一括して洗浄することが可能となる。また、ウエハの切断の前に補強板を接着するため、補強板が補強テープとしての機能を兼ねることが可能となり、切断のために補強テープを貼り付けたり剥離させる工程が不要となる。さらに、後述するように、補強板上に、直交する2方向にあらかじめ溝を形成し、溝で囲まれた区画にチップ本体が載置されるように相互の位置を合せて接着するので、切断する際にも、溝に沿って切断すればよく、切断工程の合理化が図られる。このような理由により、大幅な生産性の向上が可能となる。なお、あらかじめ溝が形成されており切断量が少ないことから、切削時の機械歪や熱によるチップ本体への悪影響も最小限に抑えることができるというメリットも期待できる。以下では、この製造方法の詳細を、図2のフロー図に基づいて説明する。
(ステップ61)まず、円形のシリコン基板K上にチップ本体Cが多数形成されたウエハWを製作し、次に、必要に応じてウエハWの受入れ検査をおこない、不良のウエハWを選別する。図3にはウエハの平面図を示す。チップ本体Cは円形のシリコン基板K上に2次元状に配列されて形成され、チップ本体C1つあたりの寸法は一例では約4mm×5mm、チップ本体C同志の中心間距離は約5.08mm×6.08mmである。この中心間距離は補強板Hの区画B同士の中心間距離(後述)にあらかじめ合わされており、この結果、後述するようにウエハWと補強板Hとの位置あわせをした際に、各チップ本体Cが各区画Bに包含される。なお、ウエハWが補強板Hと接着する接着面W1はチップ本体Cの形成されていない、ウエハWの裏面となる。
(ステップ62)次に、ウエハWの接着面W1である裏面を研磨する。ウエハWは一例では0.65mm程度の厚さを有しているが、例えば機械研磨で厚さをある程度落として、最終的にケミカルエッチングによって仕上げ、一例では0.05mm程度まで薄化する。
(ステップ63)次に、補強板Hに接着剤を塗布し、補強板Hを接着装置1の下部治具4に装着する。図4には補強板の平面図を示す。補強板Hはステンレス鋼製の円形の薄板で、直径はウエハWの直径と同程度、厚さは0.1〜0.2mm程度であるが、厚さの違いによる影響は小さい。補強板Hの一方の表面には幅約0.08mmの溝Gが縦横に形成されている。幅は後述するように、切断時の切り代に余裕を取って定められる。溝Gによって仕切られた区画Bの寸法は約5mm×6mmであり、したがって、区画B同士の中心間距離は約5.08mm×6.08mmである。
図5,6には溝の詳細な構造を示す。溝Gは、補強板Hを貫通する切れ目を有する溝G1と、溝となる部分が周囲に対して減肉された溝G2のいずれでもよい。溝G1は、図5に詳細を示すように、区画Bの各辺に、補強板Hを厚さ方向に貫通する切れ目81と、隣接する区画Bと連結された2箇所のブリッジ部82とが設けられて構成されており、各ブリッジ部82の厚さは補強板Hの厚さと同一であり、幅83は0.2〜0.5mm程度である。なお、図5(a)は溝G1の平面図を、同図(b)、(c)は各々、同図(a)中、b−b線、c−c線に沿った断面図を示す(図6も同様)。溝G2は、図6に詳細を示すように、区画Bの各辺の周囲が補強板Hの肉厚より小さくなっている。溝G2の肉厚84は0.03mm以下とするのが望ましい。これは、ステンレス自体が極めて切削性が悪く、ばりが出やすいことと、砥石の減りや破損を防止する必要性から、できるだけ肉厚84を抑えるためである。さらに、溝G1の変形例として、ブリッジ部が多数個断続的にミシン目状に設けられた構成でもよい。この場合、ミシン目を構成するブリッジ部の幅は0.15mm、好ましくは0.08mm以内とするのがよい。溝G1,G2を設けることによって溝の切断量が抑えられ、切断速度を向上させることができる。
このステップは、より詳細には以下のサブステップでおこなわれる。まず、スクリーン印刷技術によって、補強板Hの接着面H1に接着剤を塗布する。塗布厚は補強板Hの厚さにもよるが、例えば0.005〜0.04mm程度である。エポキシレジンは常温で液状であるため、スクリーン印刷によって均一な塗布面が得られる。このとき、接着剤が半硬化状態になるように、エポキシレジンの塗布面を一定時間放置する。接着剤を半硬化状態とすることによって、接着剤の接着力が高められる。この接着力は、硬化によって得られる最終的な接着力よりは小さいが、塗布した直後の接着力よりも大きい。この結果、ウエハWと補強板Hとの結合体を、仮接着したまま、チャンバ2から取り出せる程度の接着力が得られる。
なお、半硬化状態になったことを確認するために、チップ本体の接着に関係のないウエハの周縁部などにチップ本体と同様のダミーの薄膜を貼り付け、薄膜を動かしたり、接着剤の動きを見て接着力を確認するようにしてもよい。
また、溝G1を有する補強板Hを用いる場合には、粘性と表面張力の大きな接着剤を用いることが望ましい。この場合、接着剤は溝G1を含めた補強板Hの接着面H1の全面に塗布されるが、接着剤は、粘性と表面張力によって、溝G1から下方に滴下することなく、隣接する区画Bの間にブリッジを構成し、溝G1を塞ぐことができる。この結果、後述するように補強板Hの接着面H1の裏面に有効に負圧をかけることができる。粘性は25℃で粘度35000mPa・s以上が好ましい。なお、接着剤が裏面に流出しても、完全には硬化していないので、チャンバ2に入れる前、またはチャンバ2から取り出した後に、アルコール系、ケトン系の一般的な溶剤で容易に拭き落とすことができる。また、ブリッジ部が設けられた部分以外の側面は切断の際に砥石にこすられるので、側面に付着した接着剤はこのときにもクリーニングされる。
次に、チャンバ2の蓋23を開け、接着剤が塗布された補強板Hをチャンバ2内に入れる。補強板Hは下部治具4にセットされる。溝G2の設けられた補強板Hを用いる場合は、溝G2の形成された面がウエハWとの接着面H1として、上側に向けられる。溝G1の設けられた補強板Hを用いる場合は、どちらを向けても溝G1の形成された面が上側に向けられるので、向きは問わない。
次に、ウエハWのチップ本体Cが形成された面が上部治具3に面する向きで、上部治具3にウエハWを取り付ける。補強板Hとの相対角度は、ウエハWに設けられたオリエンテーションフラット(ウエハの外周の一部に設けられた直線部)を利用して、概略合せられる。
次に、弁55,56を閉め、真空ポンプ7,8を起動し、空気流路51,52を経由して凹部31,32内の空気を引く。これによって、ウエハWは上部治具3に、補強板Hは下部治具4に各々吸着されて支持される。
(ステップ64)次に、ウエハWを補強板Hに接着する。まず、ウエハWが上部治具3に保持された状態で蓋23をチャンバ2にセットする。蓋23はチャンバ2に対して正確に位置決めされるので、ウエハWと補強板Hは互いに中心を合せて向合う。次に蓋23を閉め、ウエハWと補強板Hとの相対角度を調整する。具体的には、まず光源11を点灯し、下部治具4の背面から光を照射する。下部治具4は比較的厚いが、ガラス製であるので、光を透過させる。下部治具4の上部にある補強板Hは一般部は光を十分には通さないが、溝G1から透過光の一部を透過させる(溝G2の場合も溝は薄化されているので、溝G2から透過光の一部を透過させる。)。補強板Hの上にあるエポキシレジンの接着剤も光透過性であるので光を透過させる。その上部に空間をへだてて存在するウエハWは0.05mm程度に薄化されているので透過光の一部を透過させるが、チップ本体Cの形成されている部分は周囲より多少厚いため、光を受けると影になる。さらに上部治具3は下部治具4と同様に光を透過させる。この結果、覗き窓24から光源11のほうを見ると、図7Aに示すように、補強板Hの溝Gが光り、チップ本体Cの形が影となって、これらが互いに重なり合った様子が観察される。このとき、ウエハWと補強板Hとの相対角度θは通常、0以外の角度となっている。なお、実際に覗き窓24から見えるのは、図中丸で示した部分だけであるが、覗き窓24の直径を区画Bの大きさよりも十分大きくすることによって、どの覗き窓24からも、少なくとも1つの区画Bを完全に見ることができ、かつ、少なくとも3箇所の覗き窓24で確認しているので、相対角度θを正しく認識することができる。
次に、上部治具3を下方に下ろし、ウエハWと補強板Hとの間にわずかなギャップが残る位置で止める。上部治具3を上部軸5周りに回転させ、ウエハWと補強板Hとの相対角度θを調整する。具体的には、補強板Hの溝Gの向きとチップ本体Cの向きとを観察しながら、上部治具3を回転させ、各チップ本体Cが対応する各区画Bに包含、すなわちチップ本体Cの全体が区画Bに入るような角度まで上部治具を回転させる。このように、光を使ってウエハWと補強板Hの相対角度を調整するので、光源11と覗き窓24以外に特別な装置を必要とせず、非常に安価である。また、ウエハWと補強板Hの相対角度を直接確認しながら調整できるので、視覚的かつ直接的な感覚で調整でき、調整の精度も高い。
図7Bには、両者の角度を正確に調整し、相対角度θが0となったときの状態を示す。この際、ウエハWを各ICチップに切断する際の切り代は、例えば0.03mm幅の砥石を用いると実際の切り代として0.04〜0.05mm程度となる。これに対して溝Gの幅は0.08mm程度であるので、切り代の両側には0.015〜0.02mm程度の余裕が存在する。相対角度θは、この余裕の範囲で調整すればよいので、あまり厳密な調整をおこなう必要はない。したがって、図7C、7Dに示すように、相対角度θが0以外の角度に多少ずれていてもよい。
なお、ウエハWと補強板Hはここでは円形として説明しているが、円形以外の形状でも構わない。すなわち、補強板とウエハの各々についてあらかじめ中心点を定めておき、中心点同志を一致させ、かつ補強板とウエハとをあらかじめ定められた相対角度で重ねたときに、各チップ本体の投影面が、溝によって区分された対応する各区画に包含される関係にあればよい。
次に、弁22を閉め、真空ポンプ9を起動し、チャンバ2内を減圧する。この作業は、接着剤の表面の微細な凹凸による空気の混入を防ぐことと第一の目的としておこなわれる。すなわち、接着剤にはスクリーン印刷の際のメッシュの目が凹凸状に残っており、完全な平坦面にはなっていない。この状態でウエハWを接触させると、凹部に滞留した空気が抜けることができなくなり、ウエハWとの接着面に気泡が残り、接着力に大きな影響が生じる。負圧とすることによってこの凹部の空気が抜けるため、気泡が残存しにくくなる。また、この作業は接着剤に混入した空気を負圧によって脱泡するためにもおこなわれる。接着剤は半硬化状態にあるが、負圧にすることによって脱泡は可能である。
その後、上部治具3をさらに降下させ、ウエハWと補強板Hとを接触させる。これによって、ウエハWと補強板Hとは、脱泡され、かつある程度の接着力を有する接着剤によって仮接着される。
次に、真空ポンプ7,8,9を停止し、弁22,55,56を開いてベント管21,53,54を大気開放し、チャンバ2内および凹部31,32の気圧を大気圧に戻す。これによってウエハWと上部治具3、および補強板Hと下部治具4との間の吸着力が喪失し、ウエハWおよび下部治具4はこれらの治具から開放される。一方、ウエハWと補強板Hは接着剤によって仮接着された状態にあるので、仮接着状態を保ってチャンバ2から取り出すことが可能となる。この際、ウエハWの吸着力は、負圧を開放することによって解除されるので、上部治具3からウエハWに対して不要な力がかかることはない。
次に、仮接着された状態のウエハWと補強板Hとの結合体を高温炉に入れ、所定の時間、温度で加熱する。一例では120℃で2時間程度加熱すると、十分な接着力が発生することが確認された。
(ステップ65)次に、接着されたウエハWと補強板Hとの結合体を、補強板Hの溝Gに沿って縦横に切断する。切断する際には、結合体をあらかじめ切断用基板に保持させるようにしてもよい。前述のとおり、補強板Hには溝Gが設けられているので、切断量が少なくてすみ、切断速度が向上するとともに、砥石の寿命も延びる。これによって、ウエハWと補強板Hとの結合体は、補強板を備えた一つ一つのICチップに分離される。
(ステップ66)その後、ICチップを洗浄し、切断用基板を外し、外観検査をおこなう。
(ステップ67)その後、完成したICチップを通信用アンテナとともにアンテナ基板状に搭載し、アンテナ基板上に、ICチップおよび通信用アンテナを被覆する保護膜を形成し、保護膜とアンテナ基板とを外装シートで覆って、非接触ICカードが完成する。
ここで、接着剤を半硬化状態にするための条件について補足する。半硬化状態を経由したことによって、最終的な接着力が不十分となってはならず、その後の硬化ステップにおいて十分な接着力が発生することが必要である。ここでは、その条件を、半硬化状態の後に120℃、2時間の加熱条件で十分な最終接着力が得られることと定義し、どのような条件でこの条件が満足されるかを検討した。この結果、半硬化状態は加熱温度と加熱時間との様々な組合せを選択することができることがわかった。一例としては、120℃で15分、100℃で20分、90℃で30分、80℃で45分各々加熱することで、上記の条件が満足される。また、常温の25℃で300分放置しても上記の条件は満足される。
次に、必要とされる圧力(真空度)について補足する。まずチャンバ2の真空引きは前述の通り接着剤の気泡を逃がすためにおこなわれる。したがって、必要な負圧は、絶対圧力(以下同じ。)で48KPa程度(400mmHg程度の真空度)で十分であり、実施例においては14.7KPa程度(650mmHg程度の真空度)とした。また、凹部31,32の真空引きは、ウエハWと補強板Hの上部治具3、下部治具4への固定のためにおこなわれる。そのために必要な圧力はチャンバ2の圧力との相対値で決まり、チャンバ2の圧力に対して約6700Pa程度(50mmHg)の差圧があれば十分である。このため、実施例においては8KPa程度(700mmHg程度の真空度)とした。このように真空度はそれほど高くする必要はないので、真空ポンプ6の性能、容量や、チャンバ2の容積、気密性との関係上、真空度が上がりすぎる場合には、弁22を部分開放しながら運転してもよい。また真空ポンプ7,8はチャンバ2との差圧形成が目的であるので、最初に真空ポンプ7,8を起動する際には低めの真空度とし、真空ポンプ6の起動に伴い、凹部31,32の真空度を徐々に上げていくような運転方法でもよい。
本発明の効果をまとめると以下の通りである。
まず、薄化したウエハを補強板に接着する際、ウエハを負圧によって治具に固定しながら、接着剤の真空脱泡および相互接触をおこなうので、接触後にウエハに無理な力がかかる可能性が減り、ウエハの損傷のおそれが低下する。負圧で固定するので、ウエハの薄化の際のストレスでウエハに反りが生じた場合でも、平坦な形状で保持することができる。また、接触の前に、接着剤を一定時間放置して半硬化状態にするので、接着剤を加熱硬化させる前にある程度の接着力が得られ、ウエハと補強板の結合体を仮接着状態で移動させることができる。このため、上述の効果と相まって、ウエハと補強板の結合体を別の高温炉に入れて、高温硬化をさせることができ、作業の効率が高まる。
また、接着時におけるウエハと補強板との位置決めを、ウエハと補強板との相対角度の調整だけでおこなうことができる。補強板にあらかじめ溝を入れる場合、x、y2方向の位置決めが必要となるが、相互の中心軸を合せることによって、相対角度だけを合せればよいので、調整の手間が減り、装置自体も安価となる。
以上、本発明を薄化したウエハを補強板に接着する製造方法に適用した場合について詳細に説明したが、本発明は、薄化したウエハを他の任意の板状平面に接着する場合にも広く適用することができる。例えば、上述したような、ウエハの薄化後、ウエハをまず各チップ本体に分離して、その後各チップ本体を補強板に固定する手順を採用する場合、薄化されたウエハを切断するために、補強テープをあらかじめウエハに貼り付けることが必要となる。この場合、補強テープは上述した補強板と比べて薄いが、上述と同様の方法で、補強テープをウエハに貼り付けることができる。さらに、本発明は、IC同士を接着するハイブリッドICの製造にも応用することができる。
本発明の接着装置の概念的側方断面図である。 本発明の薄板同士の接着方法の手順を示すフロー図である。 ウエハの平面図である。 補強板の平面図である。 補強板の溝の部分詳細図である。 補強板の溝の部分詳細図である。 ウエハと補強板との相対角度を調整する際の視認画像である。 ウエハと補強板との相対角度を調整する際の視認画像である。 ウエハと補強板との相対角度を調整する際の視認画像である。 ウエハと補強板との相対角度を調整する際の視認画像である。
符号の説明
1 接着装置
2 チャンバ
3 上部治具
4 下部治具
5 上部軸
6 下部軸
7,8,9 真空ポンプ
11 光源
31,32 凹部
33,34 開口部
W ウエハ
K シリコン基板
C チップ本体
W1 接着面
H 補強板
G 溝
B 区画
H1 接着面

Claims (5)

  1. チップ本体の一面が補強板に接着されて構成されるICチップの製造方法であって、
    基板上に複数の前記チップ本体が2次元状に配列されたウエハを形成するステップと、
    前記ウエハを薄化するステップと、
    前記補強板と前記ウエハの各々についてあらかじめ定められた中心同士を一致させ、かつ該補強板と該ウエハとをあらかじめ定められた相対角度で重ねたときに、前記各チップ本体が、溝によって区分された対応する各区画に包含されるように、該補強板に該溝を2次元状に形成するステップと、
    前記ウエハと前記補強板との中心同士を一致させて、該ウエハと該補強板との相対角度を前記各チップ本体が前記各区画に包含される角度に合せて、該ウエハと該補強板とを接着する接着ステップと、
    接着された前記ウエハと前記補強板との結合体を、前記溝に沿って切断し、個々のICチップに分離するステップと、
    を有し、
    前記接着ステップは、薄化された前記ウエハの前記チップ本体が形成された面を第1の裏面、該第1の裏面の反対面を第1の接着面、前記溝の形成された前記補強板の面を第2の接着面、前記第2の接着面の反対面を第2の裏面として、前記第1、第2の接着面の間に接着剤を挟んで前記ウエハと前記補強板とを接着させる接着ステップであって、
    前記補強板の前記第2の接着面に、前記接着剤を塗布するステップと、
    前記第1の裏面に負圧を作用させ、該第1の接着面を下方に向けて、前記ウエハを該第1の裏面で支持するステップと、
    前記第2の裏面に負圧を作用させ、該第2の接着面を上方に向けて、前記補強板を該第2の裏面で支持するステップと、
    その後に、前記接着剤を介して前記第1、第2の接着面同士を接触させて仮接着させる仮接着ステップと、
    その後に、前記接着剤を硬化させて、前記ウエハと前記補強板とを接着させるステップと、を有し、
    前記仮接着ステップは、前記接着剤を介して前記第1、第2の接着面同士を接触させる前に、前記ウエハと前記補強板とを貫通する光を投射し、それによって生じる前記補強板の前記溝を透過する透過光と、前記チップ本体の影とを確認しながら、前記ウエハと前記補強板との相対角度を調整するステップを含む、ICチップの製造方法。
  2. 前記仮接着ステップは、前記第1,第2の接着面に、前記第1、第2の裏面に作用している負圧よりも低い真空度の負圧を作用させるステップを有する、請求項1に記載のICチップの製造方法。
  3. 前記第2の接着面に作用する負圧と、前記第1、第2の裏面に作用する負圧との差圧は6700Pa以上である、請求項2に記載のICチップの製造方法。
  4. 前記仮接着ステップは、前記接着剤が半硬化状態になってから前記両接着面同士を接触させるステップを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載のICチップの製造方法。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の方法によってICチップを製造するステップと、
    前記ICチップを通信用アンテナとともにアンテナ基板上に搭載するステップと、
    前記アンテナ基板上に、前記ICチップおよび前記通信用アンテナを被覆する保護膜を形成し、該保護膜と該アンテナ基板とを外装シートで覆うステップと
    を有する、非接触ICカードの製造方法。
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