JP4616767B2 - パワ−ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧式のパワーステアリング装置に関する。
従来、特許文献1に開示されるパワ−ステアリング装置にあっては、電動モ−タで駆動される可逆式ポンプからの液圧をパワ−シリンダの左右のシリンダにそれぞれ選択的に供給することにより操舵アシスト力を得ている。
例えば、右側シリンダに液圧を供給する場合、とりわけハンドル突き当て状態においては右側油路内の圧力が上昇するため、この右側油路が膨張する。この膨張による配管内容積の増大に伴う作動油の不足分はチェック弁を介してリザ−バタンクから補充される。
また、右側の油路に供給された液圧はリタ−ンチェック弁にも供給され、左側通路のリタ−ンチェック弁を開弁することにより、左側通路とリザ−バタンクとを連通させる。その後右側シリンダへの液圧供給が停止すると、右側シリンダの作動油が左側通路へ流入する。
特開2005−47296号公報
しかしながら上記従来技術にあっては、左側通路へ流入した作動油のうち、右側通路の膨張による増加分は右側通路の収縮に伴いリタ−ンチェック弁を介してリザ−バタンクに排出されるが、右側通路の液圧低下に伴い左側通路のリタ−ンチェック弁が閉弁すると、左側通路からリザ−バタンクへ排出されていた作動油の流れは急激に遮断される。このとき流れを遮断された作動油の油撃により異音が生じるという問題があった。
本発明は上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、油撃音の発生を回避したパワ−ステアリング装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明では、転舵輪に連結された操舵機構の操舵力を補助すると共に、第1シリンダおよび第2シリンダから構成される一対の圧力室を有するパワシリンダと、前記パワシリンダの前記一対の圧力室に対し選択的に油圧を供給し、一対の吐出口を有する双方向ポンプと、前記パワシリンダの前記一対の圧力室と前記双方向ポンプの前記一対の吐出口とをそれぞれ接続する第1油路および第2油路と、前記双方向ポンプを駆動する電動機と、前記転舵輪に与える操舵アシスト力に応じて、前記電動機に駆動信号を出力する電動機制御手段と、作動油を貯留するリザバタンクと、前記第1油路と前記リザバタンクとを接続する第1バイパス路と、前記第2油路と前記リザバタンクとを接続する第2バイパス路と、前記第1バイパスに設けられ、前記双方向ポンプから前記第2シリンダに油圧が供給されるとき前記第2シリンダに供給される油圧に基づき開弁することにより前記第1油路と前記リザーバタンクとを連通させ、前記双方向ポンプから前記第2シリンダに油圧が供給されないとき閉弁することにより前記第1油路と前記リザーバタンクとの連通を遮断する第1バイパスバルブと、前記第2バイパスに設けられ、前記双方向ポンプから前記第1シリンダに油圧が供給されるとき前記第1シリンダに供給される油圧に基づき開弁することにより前記第2油路と前記リザーバタンクとを連通させ、前記双方向ポンプから前記第1シリンダに油圧が供給されないとき閉弁することにより前記第2油路と前記リザーバタンクとの連通を遮断する第2バイパスバルブと、前記第1バイパスバルブに設けられ、前記第1油路および前記第2油路よりも小さい直径を有すると共に前記第1バイパス路の単位時間あたりの流量を減少させる第1オリフィスと、前記第2バイパスバルブに設けられ、前記第1油路および前記第2油路よりも小さい直径を有すると共に前記第2バイパス路の単位時間あたりの流量を減少させる第2オリフィスとを有することとした。
よって、作動油の流れを緩やかにし、油撃音の発生を回避したパワ−ステアリング装置を提供できる。
以下、本発明のパワ−ステアリング装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
[パワ−ステアリング装置のシステム構成]
実施例1につき図1ないし図17に基づき説明する。図1は、本願パワ−ステアリング装置のシステム構成図である。運転者がステアリングホイ−ルSW(操舵輪)を操舵すると、シャフト2を介してピニオン4が駆動され、所謂ラック&ピニオン機構(操舵機構)によりラック軸5が軸方向に移動し、前輪を操舵する。シャフト2には、運転者の操舵トルクを検出するトルクセンサTSが設けられ、コントロールユニット7(電動機制御手段)に対しトルク信号を出力する。
ラック軸5には、運転者の操舵トルクに応じてラック軸5の移動をアシストするパワ−ステアリング機構が設けられている。このパワ−ステアリング機構は、モ−タM(電動機)により駆動する可逆式のポンプ3と、ラック軸5を左右に移動させるパワーシリンダ8が設けられている。
このポンプ3は第1吸入、吐出ポート311,312および第2吸入、吐出ポート321,322(一対の吐出口)が設けられ(図3参照)、パワーシリンダ8の内部には軸方向移動可能なピストン8cが設けられ、このピストン8cにより第1シリンダ8a及び第2シリンダ8b(一対の圧力室)が画成される。
第1シリンダ8aは第1油路21と接続し、第1油路21とポンプ3とは第3油路23を介して接続されている。また、第2シリンダ8bは第2油路22と接続し、第2油路22とポンプ3は第4油路24を介して接続されている。第3、第4油路23、24にはそれぞれ第1、第2供給油路61,62が設けられ、それぞれリザ−バタンク9と接続する。
第1、第2供給油路61,62にはそれぞれ吸入チェックバルブ41,42が設けられてリザ−バタンク9への作動油の逆流を防止するとともに、第1、第2油路21,22における作動油が不足した場合にはリザ−バタンク9から作動油を補給可能な構成となっている。また、ポンプ3のリ−ク油は油路50aを介してリザ−バ9に導入される(図5参照)。
また、第1、第2油路21,22はそれぞれ第1、第2連通路25,26と接続し、第1、第2連通路25,26は接続部27において互いに接続する。また、第1、第2連通路25,26にはそれぞれ接続部27側への流れのみを許容するチェックバルブ43,44が設けられている。さらに、接続部27は電磁切換弁40が設けられたドレン油路28を介してリザ−バタンク9と接続し、接続部27は電磁切換弁40によりリザ−バタンク9と連通/遮断される。
第1、第2油路21,22であってポンプ3とパワーシリンダ8との間にはバイパスバルブ1が設けられている。このバイパスバルブ1は第1油路21と接続する第1バイパスバルブ100と、第2油路22と接続する第2バイパスバルブ200から形成される。
この第1バイパスバルブ100は第1油路21のポンプ側油路21aとシリンダ側油路21bと接続し、第1油路21とリザーバタンク9の連通/遮断を行う。同様に、第2バイパスバルブ200は第2油路22のポンプ側、シリンダ側油路22a,22bと接続して第2油路22とリザーバタンク9の連通/遮断を行う。
また、第1、第2バイパスバルブ100,200はそれぞれ第1、第2バイパス油路51,52を有するバイパス油路50を介してリザ−バタンク9と接続する。第1油路21と第1バイパス油路51とが連通されているときは第2油路22と第2バイパス油路52とは遮断され、第2油路22と第2バイパス油路52とが連通されているとき第1油路21と第1バイパス油路51とは遮断される構成となっている。
バイパス油路50にはバイパスバルブ1からリザ−バタンク9への流れのみを許容する背圧弁45が設けられ、リザ−バタンク9からの逆流を防止している。この背圧弁45を設けることにより、背圧弁45上流側(ポンプ側)の圧力低下をさらに抑制する。
コントロールユニット7には、トルクセンサTSからのトルク信号、および変速機信号を受信する変速機信号受信部7aに加え、イグニッションスイッチからのスイッチ信号、エンジン回転数センサからのエンジン回転数信号、車速センサからの車速信号等が入力され、これら各種信号に基づいて操舵アシスト力を決定し、モ−タM及び電磁切換弁40に対し指令信号を出力する。常開の電磁切換弁40は通常時においては遮断され、フェイル時に開弁されてマニュアルステアを確保する構成となっている。
[ポンプの詳細]
図2は第2ハウジング12を取り去ったポンプ3の上面図、図3は第1ハウジング11の上面図である。なお、図2、3においては図面の法線方向をz軸とする。また、図2、3では第1ハウジング11のみ図示するが、第1ハウジング11を取り去ったポンプ3の下面図にあっても図2と同様であり、カムリング35等を収装する部分の形態は第1、第2ハウジング11,12は同様であるため、第2ハウジング12についての説明は省略する。
ポンプ3はいわゆる双方向ポンプであり、第1、第2ハウジング11,12、アウタロータ33、インナロータ34、カムリング35、及び駆動軸36を有する。内周側から順にインナロータ34、アウタロータ33、カムリング35の順に配置され、軸方向から第1、第2ハウジング11,12により挟持されて収装される。
アウタロータ33は内周に内歯歯車331を有し、外周面332においてカムリング35に回転自在に収装される。また、アウタロータ33の内周には外歯歯車341を備えたインナロータ34が収装される。この内歯歯車331と外歯歯車341は同ピッチで設けられ、また内歯歯車331の歯数は外歯歯車341の歯数よりも1つ多く設けられている。
図3に示すように、第1ハウジング11のz軸正方向面11aであってI−I直線よりもx軸負方向の領域には第1吸入ポート311が設けられ、x軸正方向の領域には第1吐出ポート312が設けられている。この第1吸入ポート311及び第1吐出ポート312は、アウタロータ33に設けられた内歯歯車331と、インナロータ34に設けられた外歯歯車341に対応する位置にそれぞれ三日月状に開口して設けられ、I−I直線近傍において開口を閉塞し、かつI−I直線に対し対称に設けられている(図4参照)。
なお、第2ハウジング12にも内歯歯車331と外歯歯車341に対応する位置に三日月状の第2吸入ポート321及び第2吐出ポート322が設けられ、I−I直線近傍において開口を閉塞する。
収装時には内歯歯車331と外歯歯車341が噛合うよう収装されるが、内歯歯車331の歯数は外歯歯車341の歯数よりも1つ多いため、内歯歯車331と外歯歯車341が噛合う際互いに偏心して噛合うこととなる。偏心により内歯歯車331と外歯歯車341により隔成されたポンプ室360が形成される。
アウタロータ33とインナロータ34の偏心により、内歯歯車331と外歯歯車341はそれぞれy軸正方向へ向かうほど密に噛合い、y軸正方向端部Aにおいて完全に噛合ってポンプ室360は最小容積となる。また、y軸負方向へ向かうほど噛合を解かれ、y軸負方向端部Bにおいて完全に噛合を解かれて最大ポンプ容積となる。なお、y軸負方向端部Bにおける内歯歯車331と外歯歯車341のクリアランスは、接触を回避しつつ略ゼロとなるよう設けられている。
すなわち、インナロータ34及びアウタロータ33が反時計回りに回転されると、ポンプ室360におけるI−I直線に対しx軸負方向側領域(第1、第2吸入ポート311,321に対応)では回転に伴って容積が増加する吸入領域361となり、x軸正方向側領域(第1、第2吐出ポート312,322に対応)では回転に伴って容積が減少する吐出領域362となる。
z軸と平行に設けられた駆動軸36は、図1に示すモ−タMに接続されてインナロータ34を駆動する。インナロータ34とアウタロータ33の噛み合いにより、駆動軸36の回転に伴ってインナロータ34及びアウタロータ33は回転駆動される。この駆動軸36が正逆回転を行うことでポンプ3は双方向ポンプとして機能する。
ここで、コントロールユニット7は、第1、第2バイパスバルブ100,200における単位時間あたりの流量を抑制する方向にモータMの駆動信号を増加補正する。モータMの駆動信号を第1、第2バイパスバルブ100,200における流量を抑制する方向に増加補正することにより、第1、第2バイパスバルブ100,200における単位時間あたりの流量を抑制する。
また、コントロールユニット7は、ラック軸5とピニオン4の切り込み状態が終了するとき、モータMの駆動信号を増加補正する。ラック軸5とピニオン4の切り込み状態が終了するとき、切り込み側とは反対側へ急激に作動油が流れ込み、第1、第2バイパスバルブ100,200における単位時間あたりの流量が増大する。このとき、モータMの切り込み方向にモータMの駆動信号を増加補正することにより、第1、第2バイパスバルブ100,200の単位時間あたりの流量増大を抑制する。
また、コントロールユニット7は、パワーシリンダ8のロック状態のとき、すなわちラック軸5とピニオン4が突き当て状態のとき、モータMの駆動信号を増加補正する。
パワーシリンダ8のロックにより操舵機構の切り込み状態が終了するときには、切り込み側圧力室の圧力が過大となり、切り込み側配管もこの圧力により膨張している。この膨張による作動油の不足を補うことにより一時的に配管内油量が増加するが、圧力低下に伴い配管が元のサイズに収縮し、増加した分の作動油が第1、第2バイパスバルブ100,200から排出される。
このとき、第1、第2バイパスバルブ100,200における単位時間あたりの流量が増大するが、モータMの切り込み方向にモータMの駆動信号を増加補正することにより、第1、第2バイパスバルブ100,200の単位時間あたり流量が増大することを抑制する。
また、ラック軸5とピニオン4の切り込み方向へ付勢するセルフアライニングトルクが発生するとき、パワーシリンダ8がロック状態であると判断する。切り込み方向のセルフアライニングトルクにより戻り方向へのパワーシリンダ8の移動が抑制されるため、この状態をロック状態と判断する。
また、車両の変速機が前進状態であるか後退状態であるかの信号を受信する信号受信部7aからの信号に基づき、コントロールユニット7は、信号受信部7aの受信する信号に基づきパワーシリンダ8を切り込み方向へ付勢するセルフアライニングトルクが発生しているか否かを判断する。
車両の特性により前進方向で切り込み方向へセルフアライニングトルクがかかるものと、後退方向で切り込み方向へセルフアライニングトルクがかかるものとが存在する。この車両の特性および変速機のポジションに基づき、車両が切り込み方向へセルフアライニングトルクがかかっているか否かを判断する。
[ポンプ装置の構成]
図4は、図2及び図3のII−II直線におけるポンプ装置の軸方向断面図である。第1ハウジング11はz軸負方向から、第2ハウジング12はz軸正方向からアウタロータ33、インナロータ34及びカムリング35を挟持する。
また、上述のように第1ハウジング11のz軸正方向面11a及び第2ハウジング12のz軸負方向面12aであって、I−I直線に対しx軸負方向にはそれぞれ第1、第2吸入ポート311,321が設けられ、x軸正方向にはそれぞれ第1、第2吐出ポート312,322が設けられている。
第1ハウジング11内部には油路21a,22aが設けられ、パワ−ステアリング装置の油圧回路と第1吸入、吐出ポート311,312とを接続し、油圧回路に作動油を供給する。また、第1ハウジング11のz軸負方向側にはモ−タMが設けられ、駆動軸36と接続する。
第2ハウジング12のz軸正方向側にはリザ−バタンク9が設けられている。また、第2ハウジング12内には第1、第2供給油路61,62が設けられ、リザ−バタンク9と第2供給、吐出ポート321,322を接続する。
(バイパスバルブ付近の詳細)
図5は、図2及び図3に示すI−I断面図、図6は図4、5のIII−III断面図である。第1ハウジング11内のバルブ挿入孔11bにはバイパスバルブ1が設けられ、y軸負方向側には電磁切換弁40が設けられている。
電磁切換弁40とバイパスバルブ1は第1ハウジング11内に設けられた第1、第2油路21,22及び第1、第2連通路25,26により接続されている。第1、第2バイパスバルブ100,200はポンプ側開口部101,102において第1、第2油路21,22と連通する。
また、第2ハウジング12内において互いに連通する第1、第2バイパス油路51,52により、バイパス油路50が形成される。バイパス油路50はリザ−バタンク9に開口する。第1、第2バイパス油路51,52はバイパス油路開口部105,106においてバイパスバルブ1と接続する。
[バイパスバルブの詳細]
図7はバイパスバルブ1のz軸正方向正面図、図8は図7のIV−IV断面図(非アシスト時)、図9はV−V断面図である。以下、第1バイパスバルブ100のx軸正方向側および第2バイパスバルブ200のx軸負方向側をx軸方向内側と定義し、第1バイパスバルブ100のx軸負方向側および第2バイパスバルブ200のx軸正方向側をx軸方向外側と定義する。
上述のようにバイパスバルブ1は第1、第2バイパスバルブ100,200から形成される。第1、第2バイパスバルブ100,200はそれぞれx軸方向外側からから順に蓋部材110,210、バルブ本体120,220、弁座130,230を有し、各バイパスバルブ100,200はx軸方向に摺動可能な隔成部材500により隔成されている。
また、第1、第2バイパスバルブ100,200には、作動油の流量を制限するオリフィス410〜440(第1、第2流量制限手段)が設けられている。ポンプ油路オリフィス410,420(第1、第2圧力降下抑制手段)は第1、第2ポンプ側通路21a,22aと接続するポンプ側開口部101,102付近に設けられ、バイパス油路オリフィス430,440は第1、第2バイパス油路51,52と接続するバイパス油路開口部105,106付近に設けられる。
このオリフィス410〜440の直径は、第1油路21および第2油路22の直径よりも小さいこととする。これにより、第1、第2バイパスバルブ100,200における単位時間あたりの流量を減少させる。
なお、このオリフィス410〜440は第1、第2ポンプ側油路21a,22aからバイパス油路50への流れを抑制するものであればよく、バイパスバルブ100,200上流の第1、第2ポンプ側油路21a,22aに設けてもよいし、本実施例1のようにバイパスバルブ100,200中に設けてもよい。また、バイパスバルブ100,200下流のバイパス油路50上に設けてもよい。
(蓋部材)
蓋部材110,210は略カップ形状であり、外側底部111,211をx軸方向外側に向けて第1ハウジング11のバルブ挿入孔11bに嵌合固定される。この蓋部材110,210の開口部118,218は弁座130,230と液密に当接する。
また、蓋部材110,210の外周面113,213は、x軸方向外側の外側底部外周面111a,211a、およびx軸方向略中央部の突出部113a,213aにおいて全周にわたって外径方向に突出し、バルブ挿入孔11bと液密に当接する。
外側底部外周面111a,211aおよび突出部113a,213aが外径方向に突出することにより、蓋部材外周面113,213には突出部113a,213aを挟んでx軸方向外側の凹部114,214およびx軸方向内側の凹部115,215が形成される。
外側底部外周面111a,211a、および突出部113a,213aは外周面113,213全周にわたって外径方向に突出するため、各凹部114,214および115,215も全周にわたって凹みを形成することとなる。
x軸方向外側凹部114,214のx軸方向位置は第1、第2ポンプ側油路21a,22aおよび第1、第2シリンダ側油路21b,22bと重なる。これにより第1、第2ポンプ側開口部101,102および第1、第2シリンダ側開口部103,104と連通する第1、第2油室D1,D2が外周面113,213全周にわたって形成される。
また、x軸方向内側凹部115,215のx軸方向位置は第1、第2バイパス油路51,52と重なり、第1、第2バイパス油路開口部105,106と連通する第9、第10油室D9,D10が形成される。さらに、このx軸方向内側凹部115,215の内径部115a,215aは突出部113a,213aの内径よりも大径に設けられ、内径部115a,215aとバルブ本体120,220の外周面121,221との間には間隙が形成される。
(バルブ本体)
バルブ本体120,220は円筒形状の部材であり、円筒内周であるx軸方向の貫通孔124,224が設けられている。このバルブ本体120,220は蓋部材110,210の内周部116,216に挿入される。
バルブ本体120,220の外周面121,221にはシール材126,226(第1、第2弁移動抑制手段)が設けられ、蓋部材内周部116,216に対し液密を保ったままx軸方向摺動可能である。
バルブ本体120,220のx軸方向外側には同一弾性係数を有するスプリング140,240が設けられ、第3、第4油室D3,D4を形成する。このスプリング140,240は蓋部材内側底部117,217とバルブ本体120,220のx軸方向外側端部122,222に係止されてバルブ本体120,220をx軸方向内側へ付勢する。
また、バルブ本体120,220はx軸方向内側端部125,225の外径側に設けられた当接部123,223において弁座130,230のバルブ本体係止部131,231と当接し、x軸方向内側移動を係止される。さらに、バルブ本体当接部123,223と弁座バルブ本体係止部131,231が当接する際は、スプリング140,240の付勢力により液密を保って当接する。
これにより、蓋部材110,210のx軸方向内側凹部内径部115a,215aとバルブ本体外周面121,221との間に形成される間隙は、バルブ本体120,220と弁座130,230との当接により隔成され、第7、第8油室D7,D8を形成する。
(弁座)
弁座130,230は略円環状部材である。上述のように、弁座130,230はバルブ本体係止部131,231においてバルブ本体120,220のx軸方向内側を係止するとともに、蓋部材嵌合部132,232において蓋部材110,210におけるx軸方向内側の開口部118,218と嵌合する。この蓋部材嵌合部132,232は、バルブ本体係止部131,231の外周側かつx軸方向内側に設けられた段部であり、液密を保って嵌合する。
また、弁座130,230はx軸方向内側のテーパ面133,233においてバルブ挿入孔11bの弁座係止部11cと当接する。弁座係止部11cはバルブ挿入孔11bに設けられたテーパ状の段部であり、バルブ挿入孔11bにおいて弁座係止部11cよりもx軸方向内側の小径部11dは、弁座係止部11cよりもx軸方向外側の蓋部材挿入部11eよりも小径に設けられている。
したがって、弁座130,230を小径部11dよりも大径とすることにより、弁座130,230はテーパ面133,233において弁座係止部11cと当接し、x軸方向内側を係止される。弁座130,230は蓋部材110,210の嵌合固定力により弁座係止部11cに押しつけられ、液密に当接する。
(隔成部材)
隔成部材500は両端に段部501,502を有する略円柱状部材であり、両端の小径部510,520と中央の大径部530を有する。小径部510,520は弁座130,230の内径よりも小径に設けられ、弁座内径部134,234に延在して挿入される。
ここで、バルブ本体120,220の当接部123,223と弁座130,230のバルブ本体係止部131,231とが液密に当接することにより、バルブ本体120,220のx軸方向内側端部125,225、弁座内径部134,234、および小径部510,520に隔成された第5、第6油室D5,D6が形成される。
この第5、第6油室D5,D6はバルブ本体120,220のx軸方向内側端部125,225に面し、隔成部材500の小径部510,520の外周および溝512,522内部にわたって介在する。そのため、バルブ本体120,220に設けられた貫通孔124,224を介して常時第3、第4油室D3,D4と連通する。
また、弁座テーパ面133,233とバルブ挿入孔11bの弁座係止部11cとはスプリング140,240の付勢力によって液密に当接するため、弁座130,230のx軸方向外側かつ外径側に形成される第9、第10油室D9,D10と第5、第6油室D5,D6は液密に隔成される。
小径部510,520のx軸方向外側端部511,521はy軸方向に貫通する溝512,522を有する。この溝512,522の溝幅はバルブ本体120,220の貫通孔124,224の径と同一に設けられ、貫通孔124,224がバルブ本体120,220のx軸方向内側端部125,225に開口することで、溝512,522と貫通孔124,224がそれぞれ連通する。
なお、溝512,522は貫通孔124,224と連通するものであればよく、y軸方向貫通溝でなくともよい。
大径部530は外周531においてバルブ挿入孔11bの小径部11dに液密に当接するとともに、x軸方向摺動可能に設けられている。これにより、第1、第2バイパスバルブ100,200は互いに液密に隔成される。
(オリフィス)
ポンプ油路オリフィス410,420は第1、第2ポンプ側通路21a,22aと接続するポンプ側開口部101,102付近に設けられる。本願実施例1では、蓋部材110,210におけるx軸方向外側凹部114,214のz軸正方向側部に小径の貫通孔を設けることで形成される。
同様に、x軸方向内側の凹部115,215のz軸正方向側に小径の貫通孔を設けることで、バイパス油路開口部105,106付近に設けられるバイパス油路オリフィス430,440を形成する。
[各油室間の関係]
(第1−第3油室および第2−第4油室)
第1、第2油室D1,D2は蓋部材110,210全周にわたって形成されているため、第1油室D1は蓋部材110のy軸正方向側に設けられた第1オリフィス410と常時連通する。同様に第2油室D2も第2オリフィス420と常時連通状態にある。
したがって第1、第2油室D1,D2はそれぞれ第1、第2オリフィス410,420を介して第3、第4油室D3,D4と常時連通状態にある。
ここで、オリフィス410,420の管路抵抗は各油路21,22の管路抵抗に比べ著しく大きい。そのため、作動油は第1、第2油室D1,D2から第3、第4油室D3,D4へはほとんど流入しない。
(第3−第5油室および第4−第6油室)
上述のように、バルブ本体120の貫通孔124により第3、第5油室D3,D5は常時連通状態にある。同様に、第4、第6油室D4,D6も貫通孔224により常時連通する。
(第5−第7油室および第6−第8油室)
隔成部材500の溝512,522はx軸方向外側端部511,521の径方向外周側に開口する。そのためバルブ本体120,220のx軸方向内側端部125,225と隔成部材500のx軸方向外側端部511,521とが当接する場合であっても、小径部510,520の外周および溝512,522は連通状態にある。
したがって第5、第6油室D5,D6は常時x軸方向外側端部511,521の径方向外周側と溝512,522を連通する。よって、隔成部材500の位置にかかわらず、バルブ本体120,220の当接部123,223と弁座130,230のバルブ本体係止部131,231とが離間することにより、第5、第6油室D5,D6は第7、第8油室D7,D8と連通する。
バルブ本体120,220と弁座130,230の当接の際、バルブ本体120,220の外周に設けられたシール材126,226の摩擦抵抗によりバルブ本体120,220のx軸方向移動速度が低下し、バルブ本体120,220と弁座130,230は急激に当接することはない。
このため第5、第7油室D5,D7および第6、第8油室D6,D8が急激に遮断されることが回避され、第5、第6油室D5,D6は第7、第8油室D7,D8へ至る流れは急激に遮断されることなく、徐々に遮断される。したがって流れの急断による油撃を回避するものである。
なお、バルブ本体120,220のx軸方向移動速度を低下させるものであればシール材126,226でなくともよく、例えばスプリング140,240の弾性力を小さくして移動速度を低下させてもよい。
(第7−第9油室および第8−第10油室)
蓋部材110,210におけるx軸方向内側の凹部115,215のz軸正方向側にバイパス油路オリフィス430,440を設けることにより、第7、第9油室D7,D9および第8、第10油室D8,D10は常時連通される。
[アシスト時における作動油の流れ]
図10は第1シリンダ8aの増圧アシスト時、図11は第2シリンダ8bの増圧アシスト時におけるバイパスバルブ1のIV−IV断面図(図7参照)である。作動油の流れは一点鎖線で示し、第3油室D3から第5油室D5を介して第1バイパス油路51へ至る流れをS1、第4油室D4から第6油室D6を介して第2バイパス油路52へ至る流れをS2とする。
(第1シリンダ増圧時)
ポンプ3により第1油路21へ吐出された作動油は第1ポンプ側油路21aを介して第1油室D1へ供給され、第1シリンダ側油路21bおよび第3油室D3へ流入する。述のように第1油室D1は第3油室D3と常時連通状態にあるが、第1オリフィス410の管路抵抗により第1油室D1から第3油室D3への作動油の流れは制限される。
第3油室D3に導入された作動油はバルブ本体120の貫通孔124を介して第5油室D5へ供給され、隔成部材500をx軸正方向側に付勢する。これにより隔成部材500はx軸正方向に移動し、第1バルブ本体120と隔成部材500とは当接しない位置関係となる。
第1バルブ本体120は第1スプリング140によりx軸正方向に付勢されて第1弁座130と当接する。これにより第5油室D5と第7油室D7は遮断され、ポンプ吐出圧は第1バイパス油路51には導入されない。
一方、第2パワーシリンダ8b内の作動油はポンプ3により汲み出される。第2バイパスバルブ200においてもシリンダ側油路22bとポンプ側油路22aは第2油室D2を介して連通するため、第2シリンダ8bからの作動油は第2油室D2を介してポンプ側油路22aへ導入される。また、シリンダ側油路22bの作動油は第2ポンプ油路オリフィス420を介して第4油室D4に供給される。
ここで、x軸正方向に移動した隔成部材500は第2バルブ本体x軸方向内側端部225に当接し、第2バルブ本体220をx軸正方向に付勢する。隔成部材500によるx軸正方向への付勢力が第2スプリング240のx軸負方向への付勢力よりも大きくなれば、第2バルブ本体220は第2スプリング240の付勢力に抗してx軸正方向へ移動する。
したがって第2弁座230と第2バルブ本体220とが離間し、第6、第8油室D6,D8が連通する。よって、バイパス油路オリフィス440を介して第8油室D8から第10油室D10へ作動油が導入され、第2シリンダ8bの作動油は第2バイパス油路52へ排出されて流れS2が形成される。
(第2シリンダ増圧時)
第2パワーシリンダ8b増圧時においても、第1パワーシリンダ8a増圧時と同様である。ポンプ3の吐出圧は第2ポンプ側油路22a、第2バイパスバルブ200の第2油室D2、および第2シリンダ側油路22bを介して第2パワーシリンダ8bへ供給される。
また、第2油室D2および第2ポンプ油路オリフィス420を介してポンプ吐出圧が第4、第6油室D4,D6に作用することにより、隔成部材500をx軸負方向へ付勢/移動させる。これにより隔成部材500と第2バルブ本体220とが離間し、第2バルブ本体220は第2スプリング240の付勢力によりx軸負方向へ移動して第2弁座230と当接する。
したがって第6、第8油室D6,D8の連通は遮断され、第2油室D2から第2バイパス油路52へ導入されていた流れS2は、アシスト方向を第1パワーシリンダ8a増圧から第2パワーシリンダ8b増圧に切り替えることにより、第6油室D6において遮断される。
隔成部材500の移動に伴って第1バルブ本体120もx軸負方向へ移動し、第1バイパスバルブ100の第5、第7油室D5,D7が連通する。したがって第1シリンダ8aから汲み出された作動油は第1油室D1を介して第1ポンプ側油路21aに導入されるとともに、第3、第5、第7、第9油室D3,D5,D7,D9を介して第1バイパス油路51へ排出されて流れS1が形成される。
この流れS1においても、第5、第7油室D5,D7の連通遮断に伴って遮断される。すなわち、S2と同様にアシスト方向を第2パワーシリンダ8b増圧から第1パワーシリンダ8a増圧に切り替えることにより、第5油室D5において遮断される。
[バイパス油路オリフィスによる排出流量低減]
第1バイパス油路オリフィス430によって第7、第9油室D7,D9間の流量は低減される。同様に、第2バイパス油路オリフィス440によって第8、第10油室D8,D10間の流量も低減される。
そのため、第1、第2シリンダ8a,8bからバイパス油路50へ至る流れS1,S2は単位時間あたりの流量が小さく、緩やかな流れとなる。したがって元々の流量が小さいため、アシスト方向を切り替える際にS1,S2が急激に遮断された場合であっても油撃現象が発生するおそれはない。
[従来例における作動油の流れ]
図12は従来例におけるバイパスバルブ1'のz軸正方向正面図、また、図13、図14はx−z平面断面図である。図13は第1パワーシリンダ8aの増圧アシスト時における作動油の流れ、図14はアシスト方向を第1パワーシリンダ8aから第2パワーシリンダ8bに切り替えた直後の作動油の流れを示す。説明のため、第2油路22'における作動油のみ太線で示す。
従来例の蓋部材110',210'にあっては、x軸方向外側凹部114,214のz軸負方向側に作動油の排出孔610,620が設けられている。この排出孔610,620は、第1、第2シリンダ8a,8bの容積減少時にバイパスバルブ100,200を介して作動油をバイパス油路50に排出するための孔であり、管路抵抗を抑制するため各オリフィス410〜440よりも大径に設けられている。これにより第1、第2油室D1,D2を介して第1、第2シリンダ側油路21b,22bと蓋部材110,210の内周側が連通される。
また、本願(図10、図11)と同様、従来例においても第1パワーシリンダ8a増圧アシスト時においてポンプ吐出圧は第1ポンプ側油路21a、第1油室D1',第1シリンダ側油路21bに供給されるとともに、第3、第5油室D3',D5'に作用する。その際スプリング140により第1バルブ本体120'と第1弁座130'が当接して第5、第7油室D5'、D7'が遮断される。
第2シリンダ8bから汲み出された作動油は第2シリンダ側油路22b、第2油室D2'、第2ポンプ側油路22aに導入されるとともに、第4、第6、第8、第10油室D4',D6',D8'、D10'を介して第2バイパス油路52に排出され、流れS2'が形成される。
また、従来例の蓋部材110',210'におけるx軸方向内側凹部115',215'のz軸正方向側には、第1、第2シリンダ8a,8bからの作動油をバイパス油路51,52に排出する排出孔430'、440'が設けられている。さらに、x軸方向外側凹部114',214'のz軸正方向側には、第1、第3油室D1',D3'および第2、第4油室D2',D4'を連通する連通孔410'、420'が設けられている。
これらの排出孔430'、440'および連通孔410'、420'はほぼ同一径に設けられ、作動油をスムーズに通過させるため大径となっている。
[従来例と本願実施例におけるアシスト方向切替時の対比]
排出孔430'、440'は作動油をスムーズに排出するため大径に設けられ、管路抵抗は小さいものとなっている。そのため、第1、第2シリンダ8a,8bから第1、第2バイパス油路51,52に排出される作動油の流れS1,S2の流量は大きくなる。
したがってアシスト方向切り替え時に第5、第7油室D5,D7および第6、第8油室D6,D8の連通が遮断されることにより、大流量の流れS1,S2が急激に遮断されて油撃が発生する。
例えば、第1シリンダ8a増圧から第2シリンダ8b増圧へとアシスト方向を切り替えた場合、第6、第8油室D6,D8の連通が遮断される。一方、第2バルブ本体220'の貫通孔224'内には第2油室D2'からポンプ吐出圧が供給されるため、貫通孔224'内をx軸負方向へ流れていた流れS2'は逃げ場を失って油撃が発生する。
これに対し本願実施例では、第1、第2バイパス油路オリフィス430,440によって流れS1,S2は単位時間あたり流量が小さく、緩やかな流れとなっている。そのため、従来例のようにアシスト方向を切り替える際、油撃現象が発生するおそれはない。
[バイパスバルブ上流側圧力の対比]
連通孔410'、420'も、排出孔430'、440'と同様に大径に設けられ、ポンプ側油路21a,22aおよびシリンダ側油路21b,22bをスムーズに連通している。
ポンプ側油路21a,22aともにポンプ圧は速やかにシリンダ側油路21b,22bへ供給されるが、供給が速やかであるため圧も抜けやすい。そのため、例えば第1シリンダ8a増圧時には第2ポンプ側油路22aの圧は上昇しにくく、第1シリンダ8a増圧から第2シリンダ8b増圧に切り替えてから第2ポンプ側油路22aの液圧上昇が開始されるまでタイムラグが生じ、操舵アシストが遅れてしまう。
そのため本願実施例では、第1、第2蓋部材110、210におけるx軸方向外側凹部114,214のz軸正方向側に第1、第2オリフィス410,420を設ける。したがって第1、第2油室D1,D2から第3、第4油室D3,D4への作動油の流れは制限される。
このように、第1、第2ポンプ側油路21a,22aから第3、第4油室D3,D4への作動油の流れを抑制し、アシスト方向切り替え後の圧力上昇を早めるものである。
第1、第2ポンプ側油路オリフィス410,420は第1、第2ポンプ側油路21a,22aからバイパス油路50への流れを抑制するものであれば第1、第2ポンプ側油路21a,22aの圧力降下を低減できるため、バイパスバルブ100,200上流の第1、第2ポンプ側油路21a,22aに設けてもよいし、本実施例1のようにバイパスバルブ100,200中に設けてもよい。バイパスバルブ100,200下流のバイパス油路50上に設けてもよい。
[アシスト制御経時変化の対比]
(圧力応答の対比)
図15は低操舵角速度領域におけるアシスト制御のタイムチャートの対比である。(a)は本願、(b)は従来例を示す。縦軸は操舵トルク、アシスト圧力、舵角である。
圧力応答の差は低操舵角速度領域で顕著であるため、低操舵角速度領域でのみ説明する。なお、太実線は操舵トルク、アシスト圧力は太一点鎖線、舵角は細線、第1、第2シリンダ8a,8bの圧力をそれぞれ細一点鎖線、細破線で示す。
(時刻t1)
時刻t1において従来例、本願ともにアシスト方向が第1シリンダ8aから第2シリンダ8bへ切り替わる。
(時刻t2)
時刻t2において本願ではアシスト圧力が第1シリンダ8aから第2シリンダ8bへ切り替わる。従来例では連通孔410'、420'が大径であるため圧が抜けやすく、第1シリンダ8a増圧から第2シリンダ8b増圧に切り替えてから第2ポンプ側油路22aの液圧上昇が開始されるまでタイムラグが生じ、本願に比べアシスト方向の切り替えが遅れてしまう。
(時刻t3)
時刻t3において従来例のアシスト圧力が切り替わる。
(時刻t4)
時刻t4において、本願では操舵トルク方向が第1シリンダ8aから第2シリンダ8bへ切り替わる。従来例では時刻t2〜t3間の応答遅れが影響し、操舵トルクは未だ切り替わっていない。
(時刻t5)
時刻t5において、従来例の操舵トルク方向が第1シリンダ8aから第2シリンダ8bへ切り替わる。
(時刻t6)
時刻t6において本願ではアシスト圧力が第2シリンダ8bから第1シリンダ8aへ切り替わる。時刻t2と同様、従来例では本願に比べアシスト方向の切り替えが遅れている。
(時刻t7)
時刻t7においておいて従来例のアシスト圧力が切り替わる。本願の応答遅れ時間α(t4〜t6の時間)よりも従来例の応答遅れ時間β(t5〜t7の時間)のほうが大きくなっている(α<β)。
(アシスト力の対比)
図16、図17は高操舵角速度領域におけるアシスト制御のタイムチャートである。図16は本願実施例、図17は従来例である。縦軸は操舵トルク、アシスト圧力、舵角である。アシスト力の差は高操舵角速度領域で顕著であるため、高操舵角速度領域でのみ説明する。
なお、縦軸(操舵トルク)の等間隔aごとに破線を付す。また、+方向は第1シリンダ8aアシスト方向、−方向は第2シリンダ8bアシスト方向である。
第1シリンダ8a方向のアシスト圧力については、本願の極大値X1,X2と従来例の極大値X1',X2'でほぼ同じである。しかし、操舵トルクについては、本願の極大値A1,A2の値はともに5a以下であるが、従来例の極大値A1',A2'はともに5aを超過している。
同様に、第2シリンダ8b方向のアシスト圧力についても、本願の極小値Y1,Y2と従来例の極小値Y1',Y2'でほぼ同じである。しかし、操舵トルクについては、本願の極小値B1,B2の値はともに−5a以上であるが、従来例の極小値B1',B2'はともに−5aを下回っている。
すなわち、同一アシスト圧力を発生させるためには、従来例のほうが大きな操舵トルクを必要とする。したがって、従来例は本願に比べ運転者の操舵入力に対するアシスト力の追従性に劣り、運転者に対する負担は従来例のほうが大きい。
[本願実施例の効果]
本願実施例1では、転舵輪6a,6bに連結された操舵機構の操舵力を補助するパワーシリンダ8と、パワーシリンダ8の両圧力室に対し選択的に油圧を供給し、一対の吐出口を有するポンプ3と、パワーシリンダ8の両圧力室とポンプ3の一対の吸入、吐出ポート311,321および312,322とをそれぞれ接続する第1油路および第2油路と、ポンプ3を駆動するモータMと、転舵輪6a,6bに与える操舵アシスト力に応じて、モータMに駆動信号を出力するコントロールユニット7と、作動油を貯留するリザ−バタンク9と、第1油路21とリザーバタンク9とを接続する第1バイパス油路51と、第2油路22とリザーバタンク9とを接続する第2バイパス路52と、第1バイパス油路51を開閉制御する第1バイパスバルブ100と、第2バイパス油路52を開閉制御する第2バイパスバルブ200と、第1バイパス油路51に設けられ、この第1バイパス油路51の単位時間あたりの流量を減少させる第1バイパス油路オリフィス41,430と、第2バイパス油路52に設けられ、この第2バイパス路の単位時間あたりの流量を減少させる第2バイパス油路オリフィス420,440とを有することとした。
これにより、リザーバタンク9への作動油の流れが緩やかとなり、バイパスバルブ1にける油撃音を抑制することができる。
また、第1バイパス油路51に設けられ、第1バイパスバルブ100上流側の圧力降下速度を低下させる第1バイパス油路オリフィス410,430と、第2バイパス油路52に設けられ、第2バイパスバルブ200上流側の圧力降下速度を低下させる第2バイパス油路オリフィス420,440と、を有することとした。
これにより、バイパス油路50を通ってリザーバタンク9へ導入される作動油の流れが緩やかとなり、バイパスバルブ1にける油撃音を抑制することができる。
また、第1バイパスバルブ100に設けられ、この第1バイパスバルブ100の単位時間あたりの移動速度を低下させるシール材126と、第2バイパスバルブ200に設けられ、この第2バイパスバルブ200の単位時間あたりの移動速度を低下させるシール材226と、を有することとした。
これにより、蓋部材110,210の内周部116,216と液密に摺動するバルブ本体120,220のx軸方向移動速度が低下し、第5、第7油室D5,D7および第6、第8油室D6,D8が急激に遮断されることが回避される。よって、流れS1,S2の急遮断による油撃を回避することができる。
(他の実施例)
以上、本発明を実施するための最良の形態を実施例1に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
本願パワ−ステアリング装置のシステム構成図である。 第2ハウジングを取り去ったポンプ装置の上面図である。 第1ハウジングの上面図である。 図2及び図3のII−II直線におけるポンプ装置の軸方向断面図である。 図2及び図3のI−I断面図である。 図5のIII−III断面図である。 バイパスバルブのz軸正方向正面図である。 図7のIV−IV断面図である。 図7V−V断面図である。 第1シリンダの増圧アシスト時におけるバイパスバルブのIV−IV断面図である。 第2シリンダの増圧アシスト時におけるバイパスバルブのIV−IV断面図である。 従来例におけるバイパスバルブのz軸正方向正面図である。 従来例におけるバイパスバルブのx−z平面断面図である。 従来例におけるバイパスバルブのx−z平面断面図である。 従来例と本願実施例におけるアシスト制御(低操舵角速度領域)のタイムチャートの対比である。 本願実施例におけるアシスト制御(高操舵角速度領域)のタイムチャートである。 従来例におけるアシスト制御(高操舵角速度領域)のタイムチャートである。
符号の説明
1 バイパスバルブ
2 シャフト
3 ポンプ
4 ピニオン
5 ラック軸
6a,6b 転舵輪
7 コントロールユニット
7a 変速機信号受信部
8 パワーシリンダ
8a,8b 第1、第2シリンダ
8c ピストン
9 リザーバタンク
11,12 第1、第2ハウジング
11a z軸正方向面
11b バルブ挿入孔
11c 弁座係止部
11d 小径部
11e 蓋部材挿入部
12 第2ハウジング
12a z軸負方向面
21,22 第1、第2油路
21a,22a ポンプ側油路
21b,22b シリンダ側油路
23,24 油路
25,26 連通路
27 接続部
28 ドレン油路
33 アウタロータ
34 インナロータ
35 カムリング
36 駆動軸
40 電磁切換弁
41,42 吸入チェックバルブ
43,44 チェックバルブ
45 背圧弁
50 バイパス油路
50a 油路
51,52 第1、第2バイパス
61,62 供給油路
100,200 第1、第2バイパスバルブ
101,102 ポンプ側開口部
103,104 シリンダ側開口部
105,106 バイパス油路開口部
110,210 第1、第2蓋部材
111,211 外側底部
111a,211a 外側底部外周面
113,213 外周面
113a,213a シール部
114,214 x軸方向外側凹部
115,215 x軸方向内側凹部
115a,215a x軸方向内側凹部内径部
116,216 内周部
117,217 内側底部
118,218 開口部
120,220 第1、第2バルブ本体
121,221 外周面
122,222 x軸方向外側端部
123,223 当接部
124,224 貫通孔
125,225 x軸方向内側端部
126,226 第1、第2シール材
130,230 第1、第2弁座
131,231 バルブ本体係止部
132,232 蓋部材嵌合部
133,233 テーパ面
134,234 内径部
140,240 スプリング
311,321 第1、第2吸入ポート
312,322 第1、第2吐出ポート
331 内歯歯車
341 外歯歯車
360 ポンプ室
361 吸入領域
362 吐出領域
410,420 第1、第2ポンプ油路オリフィス
430,440 第1、第2バイパス油路オリフィス
500 隔成部材
501,502 段部
510,520 第1、第2小径部
511,521 第1、第2軸方向外側端部
512,522 第1、第2溝
530 大径部
531 外周
610,620 第1、第2排出孔

Claims (2)

  1. 転舵輪に連結された操舵機構の操舵力を補助すると共に、第1シリンダおよび第2シリンダから構成される一対の圧力室を有するパワシリンダと、
    前記パワシリンダの前記一対の圧力室に対し選択的に油圧を供給し、一対の吐出口を有する双方向ポンプと、
    前記パワシリンダの前記一対の圧力室と前記双方向ポンプの前記一対の吐出口とをそれぞれ接続する第1油路および第2油路と、
    前記双方向ポンプを駆動する電動機と、
    前記転舵輪に与える操舵アシスト力に応じて、前記電動機に駆動信号を出力する電動機制御手段と、
    作動油を貯留するリザバタンクと、
    前記第1油路と前記リザバタンクとを接続する第1バイパス路と、
    前記第2油路と前記リザバタンクとを接続する第2バイパス路と、
    前記第1バイパスに設けられ、前記双方向ポンプから前記第2シリンダに油圧が供給されるとき前記第2シリンダに供給される油圧に基づき開弁することにより前記第1油路と前記リザーバタンクとを連通させ、前記双方向ポンプから前記第2シリンダに油圧が供給されないとき閉弁することにより前記第1油路と前記リザーバタンクとの連通を遮断する第1バイパスバルブと、
    前記第2バイパスに設けられ、前記双方向ポンプから前記第1シリンダに油圧が供給されるとき前記第1シリンダに供給される油圧に基づき開弁することにより前記第2油路と前記リザーバタンクとを連通させ、前記双方向ポンプから前記第1シリンダに油圧が供給されないとき閉弁することにより前記第2油路と前記リザーバタンクとの連通を遮断する第2バイパスバルブと、
    前記第1バイパスバルブに設けられ、前記第1油路および前記第2油路よりも小さい直径を有すると共に前記第1バイパス路の単位時間あたりの流量を減少させる第1オリフィスと、
    前記第2バイパスバルブに設けられ、前記第1油路および前記第2油路よりも小さい直径を有すると共に前記第2バイパス路の単位時間あたりの流量を減少させる第2オリフィス
    を有することを特徴とするパワステアリング装置。
  2. 転舵輪に連結された操舵機構の操舵力を補助すると共に、第1シリンダおよび第2シリンダから構成される一対の圧力室を有するパワシリンダと、
    前記パワシリンダの前記一対の圧力室に対し選択的に油圧を供給し、一対の吐出口を有する双方向ポンプと、
    前記パワシリンダの前記一対の圧力室と前記双方向ポンプの前記一対の吐出口とをそれぞれ接続する第1油路および第2油路と、
    前記双方向ポンプを駆動する電動機と、
    前記転舵輪に与える操舵アシスト力に応じて、前記電動機に駆動信号を出力する電動機制御手段と、
    作動油を貯留するリザバタンクと、
    前記第1油路と前記リザバタンクとを接続する第1バイパス油路と、
    前記第2油路と前記リザバタンクとを接続する第2バイパス油路と、
    前記第1バイパスに設けられ、前記双方向ポンプから前記第2シリンダに油圧が供給されるとき前記第2シリンダに供給される油圧に基づき開弁することにより前記第1油路と前記リザーバタンクとを連通させ、前記双方向ポンプから前記第2シリンダに油圧が供給されないとき閉弁することにより前記第1油路と前記リザーバタンクとの連通を遮断する第1バイパスバルブと、
    前記第2バイパスに設けられ、前記双方向ポンプから前記第1シリンダに油圧が供給されるとき前記第1シリンダに供給される油圧に基づき開弁することにより前記第2油路と前記リザーバタンクとを連通させ、前記双方向ポンプから前記第1シリンダに油圧が供給されないとき閉弁することにより前記第2油路と前記リザーバタンクとの連通を遮断する第2バイパスバルブと、
    前記第1バイパスバルブに設けられ、前記第1バイパスバルブの摺動抵抗を増大させることにより前記第1バイパスバルブの単位時間あたりの移動速度を低下させる第1摩擦部材と、
    前記第2バイパスバルブに設けられ、前記第2バイパスバルブの摺動抵抗を増大させることにより前記第2バイパスバルブの単位時間あたりの移動速度を低下させる第2摩擦部材と、
    を有することを特徴とするパワステアリング装置。
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