JP4616504B2 - 吸気弁の取付方法、吸気弁装置および管継手 - Google Patents

吸気弁の取付方法、吸気弁装置および管継手 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内圧の低下により吸気する吸気弁を通気管に取り付ける吸気弁の取付方法、吸気弁装置および管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の吸気弁装置としては、例えば図10に示す構成が知られている。
【0003】
そして、この図10に示す吸気弁装置は、建物1の室2内に設置された排水設備3を備えており、この排水設備3は、図示しないトラップを有している。また、この排水設備3のトラップには、排水口4が設けられており、この排水口4には、排水設備3から排出される排水を建物1の外部へと排出する排水管5が接続されている。この排水管5は、建物1の床下6に配管された後、この建物1の内壁面7に形成されたパイプシャフト8内に配管されている。
【0004】
さらに、建物1の床下6からパイプシャフト8内へと屈曲されて配管された排水管5の屈曲部には、T字状のチーズ9が取り付けられており、このチーズ9の上端に通気管10が塩ビ管により接続されている。この通気管10は、建物1のパイプシャフト8内で上方に向けて立ち上げられた後、複数のエルボ11にて屈曲されてこの建物1の天上裏12へと配管されている。
【0005】
また、この通気管10の先端には、排水設備3のトラップの封水を保護する吸気弁13が取り付けられている。この吸気弁13は、L字状のエルボ14を介して建物1の天井裏12に設置されている。さらに、この吸気弁13は、内部の気圧が大気圧より低下すると上方に向けて押し上げられて、外気を吸気する図示しない弁体を備えている。
【0006】
そして、排水設備3からの排水の流れによって排水管5の内部の気圧が大気圧より低下すると、吸気弁13の周囲の大気圧と排水管5内の気圧との均衡が崩れることにより、この吸気弁13の弁体が押し上げられる。これにより、吸気弁13の周囲の外気がこの吸気弁13から排水管5内へと流れ込み、この排水管5内の気圧の低下が解消される。したがって、排水設備3のトラップの封水が吸引されずに保護され、この排水設備3から臭気が室内などに侵入しなくしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の吸気弁装置では、建物1の内壁面7に形成されたパイプシャフト8内に通気管10を配管しているが、この通気管10は排水設備3のトラップの封水の吸引を保護するためにある程度の口径が必要であるとともに、この通気管10は塩ビ管にて配管されているため、この通気管10をエルボ11などで屈曲させなければならない。
【0008】
そして、一般的に建物1の最上階には、パイプシャフト8が設けられていない。このため、建物1の最上階に向けて通気管10を配管するために、新たにパイプシャフト8を設けることなく、この建物1の外壁15と内壁16との間の壁内17に通気管を配管することもできるが、一般に建物1の壁内17は狭く、この壁内17には図示しない梁や横木などが取り付けられている。このため、この通気管10を建物1の壁内17に配管することは困難である。そこで、建物1の壁内17の梁や横木などを削って通気管10を配管することも考えられるが、この通気管10の配管作業により手間が掛かる。
【0009】
さらに、建物1の外壁15と内壁16との間である壁内17は幅が比較的広いが、建物1の各部屋を仕切る図示しない間仕切の部分はより幅が狭い。このため、この間仕切に通気管10を配管する場合には、この間仕切にはさらに図示しない垂木などが打ち付けられているので、この通気管10の配管がより困難となるという問題を有している。
【0010】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、通気管の配管を容易にできる吸気弁の取付方法、吸気弁装置および管継手を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の吸気弁の取付方法は、排水設備のトラップに排水管を接続し、この排水管の所定の位置に複数本のフレキシブルな通気管を分岐して接続し、これら複数本の通気管それぞれを一つの吸気弁の嵌合口に接続するものである。
【0012】
そして、この構成では、排水設備のトラップに接続された排水管の所定の位置に複数本のフレキシブルな通気管を分岐して接続する。次いで、排水管の内圧の低下で吸気する吸気弁の嵌合口をこれら複数本の通気管に接続する。この結果、狭く障害物などが存在する場所であっても、複数本の通気管がフレキシブルであるので、これら通気管を適宜屈曲させることにより、通気管が容易に配管可能となるから、通気管の配管作業が容易になる。
【0013】
請求項記載の吸気弁の取付方法は、請求項1記載の吸気弁の取付方法において、通気管の横断面の合計面積を、吸気弁の嵌合口の横断面積と略等しくするものである。
【0014】
そして、この構成では、通気管の横断面の合計面積を吸気弁の嵌合口の横断面積と略等しくしたので、通気管を複数本にしても、通気管の断面積が確保される。よって、これら複数の通気管による空気の通気量が確保されるので、通気管に取り付けられる吸気弁による安定した吸気が可能となる。
【0015】
請求項記載の吸気弁装置は、排水設備のトラップに接続された排水管に接続されて配管されたフレキシブルな通気管と、通気管に取り付けられ、内圧の低下により吸気する吸気弁とを具備しているものである。
【0016】
そして、この構成では、排水設備のトラップに排水管を接続し、この排水管にフレキシブルな通気管を接続する。次いで、内圧の低下で吸気する吸気弁を通気管に取り付ける。この結果、狭い場所や障害物などが存在する場所であっても、通気管がフレキシブルであるので、通気管を適宜屈曲させることにより、通気管が容易に配管可能となるから、通気管の配管作業が容易になる。
【0017】
請求項記載の管継手は、内圧の低下で吸気する吸気弁が取り付け可能な取付口と、この取付口にそれぞれが連通し、通気管の端部がそれぞれ接続可能な複数の接続口とを具備しているものである。
【0018】
そして、この構成では、複数の接続口に通気管の端部をそれぞれ接続した後、これら複数の各接続口それぞれに連通した取付口に、吸気弁を取り付ける。この結果、例えば建物の壁内などの狭く障害物が存在する場所であっても、吸気弁による吸気量を複数の通気管で確保しつつ、通気管による配管が容易になる。
【0019】
請求項記載の管継手は、請求項5記載の管継手において、取付口の横断面積は、複数の各接続口の横断面の合計面積と略等しいものである。
【0020】
そして、この構成では、取付口の横断面積を複数の各接続口の横断面の合計面積と略等しくしたので、これら複数の各接続口に接続される通気管が複数であっても、これら複数の通気管による断面積が確保される。よって、これら複数の通気管による空気の通気量が確保されるので、取付口に取り付けられる吸気弁による安定した吸気が可能となる。
【0021】
請求項記載の管継手は、請求項または記載の管継手において、通気管は、フレキシブルであるものである。
【0022】
そして、この構成では、通気管をフレキシブルにすることにより、通気管が適宜な位置で屈曲可能となる。よって、例えば建物の壁内などの狭く障害物がある場所であっても、通気管の配管作業が容易になる。
【0023】
請求項記載の管継手は、請求項ないしいずれか記載の管継手において、被接続面に位置決め固定可能な止め座を具備しているものである。
【0024】
そして、この構成では、止め座を被接続面に位置決め固定することにより、取付口に取り付けた吸気弁を位置決め固定できるとともに、各接続口に接続した通気管の先端を位置決め固定できる。
【0025】
請求項記載の管継手は、請求項ないしいずれか記載の管継手において、取付口に取り付けた吸気弁を抜け止め保持する抜止手段を具備しているものである。
【0026】
そして、この構成では、抜止手段で取付口に取り付けた吸気弁を抜け止め保持することにより、各接続口に接続した通気管内の気圧が大気圧より上昇した際における取付口に対する吸気弁の抜けが防止される。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の吸気弁装置の第1の実施の形態の構成を図1ないし図7を参照して説明する。
【0028】
図1ないし図7において、21は吸気弁装置で、この吸気弁装置21は、図1に示すように、建物22の室23内に設置された、例えばトイレなどの図示しない封水手段としてのトラップを有する排水設備24の封水の吸引を防止する。
【0029】
また、この吸気弁装置21は、排水設備24のトラップの下端部に設けられた排水口25に上流端が接続された排水管31を備えている。この排水管31は、排水設備24の排水口25に上流端が接続された状態で、建物22の床下26に水平に配管された後、エルボ32およびチーズ33を順次介して建物22の外壁27と内壁28との間、すなわち壁内29に形成されたパイプシャフト30内において垂直に下方に向けて配管されている。
【0030】
さらに、この排水管31のチーズ33の上側に位置する接続口34には、この接続口34の口径を径小にする異形継手35が取り付けられている。そして、この異形継手35の上流側に位置する接続口36には、図7に示すように、この接続口36を複数、例えば2つの接続口に分岐する継手体としての分岐ソケット41が取り付けられている。この分岐ソケット41は、図1に示すように、建物22の床下26に設置されている。さらに、この分岐ソケット41は、図7に示すように、内部が中空な継手本体42を備えている。この継手本体42の一端には、異形継手35の接続口36に嵌合可能な下流嵌合口43が開口されている。
【0031】
そして、この下流嵌合口43に対向する継手本体42の他端には、この下流嵌合口43に連通した複数、例えば2つの上流嵌合口44a,44bが開口されている。これら上流嵌合口44a,44bは、開口端面が面一であり、下流嵌合口43の軸方向に沿った軸方向をそれぞれ有している。さらに、これら上流嵌合口44a,44bそれぞれの横断面積を合計した断面積は、下流嵌合口43の横断面積と略等しい。また、これら上流嵌合口44a,44bそれぞれの基端側の開口外縁には、これら上流嵌合口44a,44bそれぞれの周方向に沿って突出した円環状のフランジ45a,45bが形成されている。これらフランジ45a,45bそれぞれは、各上流嵌合口44a,44bに対する後述するフレキシブル管46a,46bの的確な嵌合量を定める。
【0032】
また、これら各上流嵌合口44a,44bそれぞれには、図1および図7に示すように、フレキシブルな通気管としての曲げ可能管である、例えば蛇腹管などのフレキシブル管46a,46bの一端が外嵌合にて接続されている。これらフレキシブル管46a,46bそれぞれは、軸方向における任意の位置で屈曲可能である。さらに、これらフレキシブル管46a,46bそれぞれは、建物22の壁内29にて上方に向けて立ち上げられて配管された後、この壁内29から建物22の天井裏47に沿って水平に配管されて、さらに屈曲されて他端が上方に向けて配管されている。ここで、これら各フレキシブル管46a,46bの横断面積は、後述する吸気弁71の嵌合口75の横断面積の約1/2程度である。この結果、これらフレキシブル管46a,46bそれぞれの横断面積を合計した断面積は、吸気弁71の嵌合口75の横断面積と略等しい。
【0033】
さらに、図1ないし図7に示すように、これらフレキシブル管46a,46bそれぞれの他端は、これらフレキシブル管46a,46bを合流させる管継手としての合流ソケット51に接続されている。この合流ソケット51は、建物22の天井裏47に設置されており、内部が中空な継手本体52を備えている。
【0034】
また、この継手本体52の軸方向における一端には、図3に示すように、複数、例えば2つの接続口53a,53bが開口されている。これら接続口53a,53bそれぞれの開口端面は面一である。また、これら接続口53a,53bには、フレキシブル管46a,46bの他端がそれぞれ外嵌合により接続される。さらに、これら接続口53a,53bの外周面の基端側には、周方向に沿って径方向に向けて突出する円環状のフランジ54a,54bがそれぞれ設けられている。これらフランジ54a,54bは、各接続口53a,53bに対するフレキシブル管46a,46bの的確な嵌合量を定める。
【0035】
そして、各接続口53a,53bに対向する継手本体52の軸方向における他端には、これら各接続口53a,53bそれぞれに連通した取付口55が開口されている。この取付口55は、各接続口53a,53bそれぞれの軸方向に沿った軸方向を有している。また、この取付口55の横断面積は、各接続口53a,53bの横断面積を合計した断面積と略等しい。さらに、この取付口55には、後述する吸気弁71の嵌合口75が内嵌合される。
【0036】
また、合流ソケット51の継手本体52には、図2ないし図7に示すように、この合流ソケット51を任意な位置、例えば建物22の天井裏47の垂木などに位置決め固定させる一対の止め座56a,56bが設けられている。これら止め座56a,56bそれぞれは、継手本体52から互いに対向する方向に向けて突出している。また、これら止め座56a,56bは、接続口53a,53bおよび取付口55それぞれの軸方向に対して直交する方向に突出している。
【0037】
さらに、これら止め座56a,56bそれぞれの一側面には、建物22の外壁27や内壁28などに当接させる取付片57a,57bがそれぞれ形成されている。これら取付片57a,57bは、互いに面一であり、継手本体52の一側部より外方に位置している。また、これら取付片57a,57bそれぞれには、図示しないねじ体などを挿通させて、これら取付片57a,57bを、例えば建物22の天井裏47の被接続面としての壁面48に位置決め固定させるねじ挿通孔としての取付孔58がそれぞれ穿設されている。この取付孔58は、取付片57a,57bそれぞれに複数、例えば2つずつ形成されており、接続口53a,53bおよび取付口55それぞれの軸方向に沿って離間されて設けられている。
【0038】
また、一対の止め座56a,56b間には、図4ないし図6に示すように、これら止め座56a,56bそれぞれを補強して、これら止め座56a,56bの弾性変形などを防止し、継手本体52に対するこれら一対の止め座56a,56bの取付位置を正確にするための補強片59が設けられている。この補強片59は、一対の止め座56a,56bが互いに対向して突出した方向に沿って継手本体52の取付口55の基端部に設けられている。
【0039】
さらに、一対の止め座56a,56bに対向する側の取付口55の開口縁には、図2および図6に示すように、この取付口55に嵌合接続された後述する吸気弁71を抜け止め保持する略棒状の抜止手段としての保持片であるストッパ61が突設されている。このストッパ61は、取付口55の軸方向に沿って突出している。また、このストッパ61の先端内側には、取付口55に嵌合接続した後述する吸気弁71のフランジ部76に係合する係合爪62が突設されている。この係合爪62の上端面63は、基端から先端に向けて下方に傾斜している。また、この係合爪62の下端面64は、取付口55の開口面に沿っている。
【0040】
そして、この合流ソケット51の取付口55には、図1ないし図5および図7に示すように、内圧の低下で吸気する吸気弁71が取り付けられている。この吸気弁71は、ポリ塩化ビニル樹脂などの合成樹脂などにより成形されている。また、この吸気弁71は、両側下部に複数、例えば2つの吸気口72a,72bが離間されて開口された弁室73を備えている。そして、この弁室73の各吸気口72a,72bには、弁体74a,74bが上下方向に向けて昇降可能に取り付けられて、これら弁体74a,74bにより各吸気口72a,72bが開閉可能とされている。ここで、これら弁体74a,74bは、排水設備24からの排水の流れによって排水管31内の気圧が大気圧より低下すると、大気圧と排水管31内の気圧との均衡が崩れることによ大気圧が弁体74a,74bを押し上げて、弁室73の各吸気口72a,72bを開口させ、これら吸気口72a,72bから外部の空気を流入する。
【0041】
さらに、この吸気弁71の各吸気口72a,72b間の基端側には、これら各吸気口72a,72bと連通した円筒状の嵌合口75が開口形成されている。この嵌合口75は、合流ソケット51の取付口55に内嵌合されて、この合流ソケット51に取り外し可能に取り付けられる。さらに、この嵌合口75は、弁室73の各吸気口72a,72bの軸方向に沿った軸方向を有している。
【0042】
そして、この嵌合口75の外周面には、この嵌合口75における周方向に沿って形成された断面略凹弧状のパッキン保持溝部77が設けられている。このパッキン保持溝部77には、弾性を有する円環状のパッキン78が保持されている。このパッキン78は、吸気弁71のパッキン保持溝部77に取り付けられた状態で、合流ソケット51の取付口55に内嵌合された際に、この取付口55と嵌合口75との気密性を確保する。
【0043】
また、吸気弁71の弁室73の外周面には、図2および図3に示すように、この弁室73の周方向に沿って断面略凸弧状に突出した環状のフランジ部76が設けられている。このフランジ部76には、吸気弁71の嵌合口75を合流ソケット51の取付口55に内嵌合させた際に、この合流ソケット51のストッパ61の係合爪62が係合して、この合流ソケット51に対する吸気弁71の抜けを防止する。
【0044】
次に、上記第1の実施の形態の吸気弁の取付方法を説明する。
【0045】
まず、建物22に内壁28を形成する以前の状態で、この建物22の室23内に設置した排水設備24のトラップの排水口25に排水管31の上流端を接続する。
【0046】
この後、エルボ32およびチーズ33を順次介してこの排水管31を建物22の床下26に沿って水平に配管した後、パイプシャフト30を挿通させて下方へと配管する。
【0047】
次いで、排水管31のチーズ33の上端に位置する接続口34に異形継手35を内嵌合させて接着固定した後、この異形継手35に分岐ソケット41の下流嵌合口43を内嵌合させて接着する。
【0048】
そして、この分岐ソケット41の上流嵌合口44a,44bそれぞれにフレキシブル管46a,46bの端部をそれぞれ外嵌合させて、図示しないホースバンドなどにより締め付け固定または接着固定した後、これらフレキシブル管46a,46bを壁内29の形状に合わせて適宜に屈曲させて、これらフレキシブル管46a,46bの他端を建物22の天井裏47へと配管する。
【0049】
この後、これらフレキシブル管46a,46bそれぞれの他端を合流ソケット51の接続口53a,53bにそれぞれ外嵌合させて、図示しないホースバンドにより締め付け固定または接着固定する。
【0050】
次いで、この合流ソケット51の止め座56a,56bそれぞれの取付孔58に図示しないねじ体を挿通させて、これらねじ体を建物22の任意な位置にねじ止め固定して、この合流ソケット51を建物22に位置決め固定させる。
【0051】
さらに、この合流ソケット51の取付口55に吸気弁71の嵌合口75を内嵌合させて、この合流ソケット51のストッパ61の係合爪62を吸気弁71のフランジ部76に係合させる。
【0052】
すると、排水設備24から排水を急激に排水させた際に、排水管31の内部の気圧が大気圧より低下することにより、吸気弁71の弁体74a,74bそれぞれが上方に向けて移動して、この吸気弁71の各吸気口72a,72bが開口し、これら各吸気口72a,72bから外部の空気が流入されて、この空気が各フレキシブル管46a,46b内に流入し、排水管31内の気圧の低下を防ぎ、排水設備24のトラップの封水を保護できる。
【0053】
そして、排水管31の内部の気圧が大気圧と略等しくなると、吸気弁71の弁体74a,74bそれぞれの自重により、吸気弁71の各吸気口72a,72bが閉塞される。
【0054】
上述したように、上記第1の実施の形態では、排水設備24の排水口25に接続された排水管31と吸気弁71とをフレキシブル管46a,46bで接続したことにより、狭く障害物などが多数存在する場所、例えば梁や横木などが取り付けられた建物22の壁内29であっても、これらフレキシブル管46a,46bを適宜な位置で屈曲させることにより、梁や横木などをくぐらせてこれらフレキシブル管46a,46bを建物22の天井裏47へと配管できる。
【0055】
よって、建物22の内壁28面にパイプシャフト30を形成することなく、排水設備24の排水口25に接続された排水管31と吸気弁71とを連通させるフレキシブル管46a,46bを建物22の壁内29に配管する際における配管作業を容易にできる。
【0056】
また、排水管31に分岐ソケット41を接続するとともに、吸気弁71に合流ソケット51を取り付けて、これら排水管31と吸気弁71とを複数、例えば2本のフレキシブル管46a,46bで接続することにより、これらフレキシブル管46a,46bそれぞれの径寸法を小さくできるから、より狭く障害物が多数存在する場所であっても、これらフレキシブル管46a,46bを適宜な位置で屈曲させることにより、これらフレキシブル管46a,46bをより容易に所望する位置へと配管できる。
【0057】
さらに、各フレキシブル管46a,46bの横断面の合計面積を吸気弁71の嵌合口75の横断面積と略等しくし、分岐ソケット41の下流嵌合口43の横断面の合計面積をこの分岐ソケット41の上流嵌合口44a,44bの横断面積と略等しくするとともに、合流ソケット51の取付口55の横断面積をこの合流ソケット51の接続口53a,53bの横断面の合計面積と略等しくすることにより、吸気弁71から吸気される空気の通気量を十分に確保できる。よって、これらフレキシブル管46a,46bに接続された吸気弁71により安定した吸気ができる。
【0058】
また、合流ソケット51に止め座56a,56bを設けたことにより、この止め座56a,56bにて合流ソケット51を建物22の適宜な位置に位置決め固定できるから、この止め座56a,56bにて合流ソケット51を建物22の適宜な位置に位置決め固定すれば、この合流ソケット51に嵌合される吸気弁71および各フレキシブル管46a,46bそれぞれの端部を容易に位置決め固定できる。
【0059】
さらに、合流ソケット51の取付口55に吸気弁71の嵌合口75を嵌合させた際に、この合流ソケット51のストッパ61の係合爪62が吸気弁71のフランジ部76に係合するので、この合流ソケット51のストッパ61の係合爪62を吸気弁71のフランジ部76に係合させることにより、この合流ソケット51に対して吸気弁71を抜け止め保持できる。よって、排水管31の内部の気圧が大気圧より上昇した際における合流ソケット51からの吸気弁71の抜けを防止できる。
【0060】
次に、本発明の第2の実施の形態を図8および図9を参照して説明する。
【0061】
この図8および図9に示す吸気弁装置21は、基本的には図1ないし図7に示す吸気弁装置21と同様であるが、建物22の壁内29が狭く、フレキシブル管46a,46bを建物22の天井裏47などまで立ち上げることができない場合に、この壁内29に吸気弁71を取り付けたものである。
【0062】
また、この吸気弁71は、建物22の壁内29に配設されたカバー体81内に収容されている。さらに、この吸気弁71は、カバー体81を建物22の内壁28などに取り付けることにより位置決め固定されている。
【0063】
そして、このカバー体81は、内部に吸気弁71が収容される横断面コ字状の収容部82を備えている。この収容部82の下面略中央には、この収容部82に収容される吸気弁71の嵌合口75が内嵌合する略円筒状の嵌合筒部83が形成されている。また、この嵌合筒部83の下端からは、合流ソケット51の取付口55がパッキング88を介して取り外し可能に嵌合されて、この合流ソケット51の取付口55が嵌合筒部83の上端から嵌合された吸気弁71の嵌合口75に嵌合される。
【0064】
さらに、この収容部82の一側は開口されている。また、この収容部82内における上部には、吸気弁71を収容部82内に収容させて、この収容部82の嵌合筒部83に吸気弁71の嵌合口75を嵌合させた状態で、この嵌合筒部83に対して吸気弁71を抜け止め保持する保持体85が取り付けられている。この保持体85は、収容部82の開口された一側からこの収容部82の上面に対して係合させることにより取り外し可能に取り付けられている。
【0065】
また、この収容部82の開口された一側には、この一側を閉塞するカバー片86がねじ止め固定により取り付けられている。このカバー片86は、収容部82の開口された一側に相当する内壁28の一部に開口された開口部84に取り付けられる。また、このカバー片86は、建物22の内壁28を介して収容部82にねじ止めされた際に、これらカバー片86と収容部82とにより建物22の内壁28を締め付け固定して、これらカバー片86および収容部82を建物22の内壁28に位置決め固定されている。
【0066】
このカバー片86には、収容部82に収容した吸気弁71が吸気する際に外気を吸気させる吸気口87が設けられている。また、このカバー片86は、収容部82を内壁28内に取り付けた状態で、この内壁28の外部から取り付けられる。
【0067】
この結果、この図8および図9に示す吸気弁装置21は、吸気弁71と排水管31とを2本のフレキシブル管46a,46bで接続しているので、図1ないし図7に示す吸気弁装置21と同様の作用効果を奏することができる。
【0068】
さらに、吸気弁71をカバー体81の収容部82に収容させて、建物22の室23内からこの収容部82にカバー片86をねじ止め固定することにより、これら収容部82およびカバー片86にて建物22の内壁28を締め付け固定して、これら収容部82およびカバー片86を建物22の内壁28に位置決め固定できる。よって、建物22の壁内29に吸気弁71を見た目良く設置できる。
【0069】
また、カバー体81の収容部82の嵌合筒部83に嵌合させた吸気弁71を保持体85で抜け止め保持できるので、排水管31の内部の気圧が大気圧より上昇した際における嵌合筒部83からの吸気弁71の抜けを防止できる。
【0070】
なお、上記各実施の形態では、合流ソケット51に止め座56a,56bおよびストッパ61を設けたが、これら止め座56a,56bおよびストッパ61は適宜必要に応じて設ければ良い。そして、合流ソケット51に止め座56a,56bを設けない場合には、他の取付手段にて合流ソケット51を建物の所望する位置に取り付ければ良い。
【0071】
さらに、合流ソケット51に止め座56a,56bおよびストッパ61を設けずに、この合流ソケット51を分岐ソケット41と同一の形状にすることもできる。すると、これら合流ソケット51および分岐ソケット41が兼用品となるので、これら合流ソケット51および分岐ソケット41の製造性を向上できる。
【0072】
また、2本のフレキシブル管46a,46bを介して吸気弁71を排水管31に取り付けたが、配管するスペースおよび障害物に合わせて何本のフレキシブル管46a,46bにより排水管31に吸気弁71を接続してもよい。
【0073】
さらに、吸気弁71を収容部82に収容させずに、この吸気弁71を建物22の外壁27や内壁28などに位置決め固定して、この吸気弁71が相当する内壁28の一部に、この吸気弁71の吸気口となる開口部を開口し、この開口部にカバー片86を取り付けても、上記第2の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0074】
【発明の効果】
請求項1記載の吸気弁の取付方法によれば、排水設備のトラップに接続された排水管の所定の位置に分岐して接続され、かつ吸気弁の嵌合口に接続された複数本の通気管がフレキシブルであるので、これら通気管を適宜屈曲させることにより、狭く障害物などが存在する場所であっても、通気管を容易に配管できるから、通気管の配管作業を容易にできる。
【0075】
請求項記載の吸気弁の取付方法によれば、請求項1記載の吸気弁の取付方法の効果に加え、通気管の横断面の合計面積を吸気弁の嵌合口の横断面積と略等しくすれば、通気管を複数本にしても、通気管の断面積を確保できるので、これら複数の通気管による空気の通気量を確保でき、吸気弁にて安定した吸気ができる。
【0076】
請求項記載の吸気弁装置によれば、排水設備のトラップに接続した排水管に複数本のフレキシブルな通気管を接続し、通気管に内圧の低下で吸気する吸気弁を取り付けたので、狭い場所や障害物などが存在する場所でも、通気管を適宜に屈曲させることにより、通気管を容易に配管できるから、通気管の配管作業を容易にできる。
【0077】
請求項記載の管継手によれば、複数の接続口に通気管の端部をそれぞれ接続し、これら複数の各接続口それぞれに連通した取付口に吸気弁を取り付けることにより、狭く障害物が存在する場所でも、吸気弁による吸気量を複数の通気管で確保しつつ、通気管の配管を容易できる。
【0078】
請求項記載の管継手によれば、請求項記載の管継手の効果に加え、取付口の横断面積を複数の各接続口の横断面の合計面積と略等しくしたので、これら複数の各接続口に接続される通気管が複数であっても、これら複数の通気管による断面積を確保できるから、これら複数の通気管による空気の通気量を確保でき、取付口に取り付けた吸気弁にて安定した吸気ができる。
【0079】
請求項記載の管継手によれば、請求項または記載の管継手の効果に加え、通気管をフレキシブルにすることにより、通気管を適宜な位置で屈曲させることができるので、狭く障害物がある場所でも、通気管の配管作業を容易にできる。
【0080】
請求項記載の管継手によれば、請求項ないしいずれか記載の管継手の効果に加え、止め座を被接続面に位置決め固定することにより、取付口に取り付けた吸気弁を位置決め固定できるとともに、各接続口に接続した通気管の先端を位置決め固定できる。
【0081】
請求項記載の管継手によれば、請求項ないしいずれか記載の管継手の効果に加え、抜止手段で取付口に取り付けた吸気弁を抜け止め保持することにより、各接続口に接続した通気管内の気圧が大気圧より上昇した際における取付口に対する吸気弁の抜けを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の吸気弁装置の第1の実施の形態の施工状態を示す説明図である。
【図2】 同上吸気弁装置の管継手に吸気弁を嵌合させた状態を示す側面図である。
【図3】 同上管継手に吸気弁を嵌合させた状態を示す正面図である。
【図4】 同上管継手に吸気弁を嵌合させた状態を示す説明図である。
【図5】 同上管継手に吸気弁を嵌合させた状態を示す底面図である。
【図6】 同上管継手の正面図である。
【図7】 同上吸気弁装置を示す正面図である。
【図8】 本発明の第2の実施の形態の吸気弁装置の一部を示す一部を切り欠いた側面図である。
【図9】 同上吸気弁装置の一部を示す一部を切り欠いた正面図である。
【図10】 従来の吸気弁装置の施工状態を示す説明図である。
【符号の説明】
21 吸気弁装置
24 排水設備
31 排水管
46a,46b 通気管としてのフレキシブル管
48 被接続面としての壁面
51 管継手としての合流ソケット
53a,53b 接続口
55 取付口
56a,56b 止め座
61 抜止手段としてのストッパ
71 吸気弁
75 嵌合口

Claims (8)

  1. 排水設備のトラップに排水管を接続し、
    この排水管の所定の位置に複数本のフレキシブルな通気管を分岐して接続し、
    これら複数本の通気管それぞれを一つの吸気弁の嵌合口に接続する
    ことを特徴とする吸気弁の取付方法。
  2. 通気管の横断面の合計面積を、吸気弁の嵌合口の横断面積と略等しくする
    ことを特徴とする請求項1記載の吸気弁の取付方法。
  3. 排水設備のトラップに接続された排水管に分岐して接続されて配管された複数本のフレキシブルな通気管と、
    これら複数本の通気管が接続され、内圧の低下により吸気する吸気弁と
    を具備していることを特徴とした吸気弁装置。
  4. 内圧の低下で吸気する吸気弁が取り付け可能な取付口と、
    この取付口にそれぞれが連通し、複数本の通気管の端部がそれぞれ接続可能な複数の接続口と
    を具備していることを特徴とした管継手。
  5. 取付口の横断面積は、複数の各接続口の横断面の合計面積と略等しい
    ことを特徴とした請求項記載の管継手。
  6. 通気管は、フレキシブルである
    ことを特徴とした請求項または記載の管継手。
  7. 被接続面に位置決め固定可能な止め座を具備している
    ことを特徴とした請求項ないしいずれか記載の管継手。
  8. 取付口に取り付けた吸気弁を抜け止め保持する抜止手段を具備している
    ことを特徴とした請求項ないしいずれか記載の管継手。
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