JP3069532U - 取付管用継手 - Google Patents

取付管用継手

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JP3069532U
JP3069532U JP1999009343U JP934399U JP3069532U JP 3069532 U JP3069532 U JP 3069532U JP 1999009343 U JP1999009343 U JP 1999009343U JP 934399 U JP934399 U JP 934399U JP 3069532 U JP3069532 U JP 3069532U
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Inventor
俊夫 束田
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ミヤコ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】排水管の切断やクランプ等の取り外し作業、さ
らには排水管の切断端の間隔を相互に開くように操作す
るを必要とすることなく、排水管の中間部に容易、迅速
に配設できると共に、簡単かつ安価に得られる取付管用
継手を提供することである。 【解決手段】取付管用継手1は、配水管7の中間部に通
気管8を取り付けるための継手において、配水管7の側
周面に沿った内面形状を有する座部2と、この座部2面
に貫通孔3を設けると共に、この貫通孔3縁から座部2
の外面方向に連設した継手パイプ部4とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、排水管等の配管の中間部に通気管等の取付管を取り付けるための継 手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一戸建て住宅やマンション等の建物における排水の流水状態を良好にす るために、排水管の中間部に通気管を後工事で追加することがよく行なわれてき た。これは、一戸建て住宅では、設計時に、排水管に対して通気管を適当に設け るようにされているが、施行上の都合により設計通りに設けられない場合がある からである。 このような通気管の後工事による追加は、図5に示すように、排 水管16の中間部分16aを切断により排除し、この排除部分にチーズ19を連 設し、このチーズ19を介して通気管20を接続する方法が一般的に行なわれて いた。この場合、図6に示すように、排水管16の両切断端17をチーズ19の 接続パイプ部19a内に挿設するために、一時的に、排水管16の両切断端17 の間隔を相互に拡げた状態となるように操作される。
【0003】 また、排水管16は、一般に、多数のクランプ18等によって建物の壁部に支 持されている。このため、排水管16の切断端17の間隔を相互に開くように操 作するには、排水管16の切断端17のいずれか一方又は双方のクランプ等を順 に取り外す必要がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、排水管16などの配管は、通常、外部からは見えない建物の壁 部間等にクランプ18等によって固定された状態で設置されていることが多いの で、チーズ19等の継手の設置に際して、クランプ18等を順に取り外す作業が 困難であるのに加えて、関連するクランプ18等を全て取り外したとしても、設 置した壁間に、排水管16の切断端17の間隔を相互に拡げるように操作する余 裕がないような場合もある。
【0005】 特に、最近建築される3階建ての一戸建て住宅では、排水管16等の系統はよ り複雑かつ多岐に渡るものとなっている。このため、上記したクランプ18等の 取り外しや排水管16の切断端17の間隔を開かせる作業は、益々困難となって いる。従って、このような作業を必要としないで、継手を配設できる方法が望ま れるところである。
【0006】 このような要望に応える構成として、従来、チーズの接続パイプ部をスライド 構造としたものがある。しかし、このようなチーズのスライド構造は、その複雑 な構成から高価なものとなるのに加え、チーズが大型なものとなるため、その使 用範囲が限定される、という欠点がある。
【0007】 そこで、本考案は、排水管の切断やクランプ等の取り外し作業、さらには排水 管の切断端の間隔を相互に拡げるように操作するを必要とすることなく、排水管 の中間部に容易、迅速に配設できると共に、簡単かつ安価に得られる取付管用継 手を提供することを目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本考案の取付管用継手は、配管の中間部に取付 管を取り付けるための継手において、前記配管の側周面に沿った内面形状を有す る座部と、この座部面に貫通孔を設けると共に、この貫通孔縁から前記座部の外 面方向に連設した継手パイプ部とからなり、前記配管の中間部に設けた穿孔に前 記貫通孔に合わせた状態で、前記座部の内面を前記配管面に固定するようにした ことを特徴とする。
【0009】 上記した本考案の取付管用継手によれば、対象とする配管の中間部に穿孔を設 け、この穿孔に取付管用継手の貫通孔に合わせて、その座部を配管面に固定する だけで設置することができる。
【0010】 次に、本考案の取付管用継手は、貫通孔縁から内面方向に突設した突設部を設 けてなり、この突設部を配管の中間部に設けた穿孔内に嵌め入れるようにした構 成も含まれる。
【0011】 上記した取付管用継手の構成によれば、この取付管用継手を配管の中間部に設 置する際に、前記突設部を配管の中間部に設けた穿孔内に嵌め入れた状態で行な うことができる。従って、この配管の穿孔に対する上記の貫通孔の位置が機械的 に定まると共に、取付管用継手の座部が配管の軸線方向に沿ってずれるのを阻止 するように作用する。
【0012】 また、本考案の取付管用継手は、その座部の内面側で接着剤を介して配管の外 周面上に固定することができる。この場合、取付管用継手の座部の内面は、この 取付管用継手を強固に配管の外周面に接着固定できる面積を備えている。また、 取付管用継手の全体あるいは少なくとも座部を透明乃至半透明材で形成すること ができる。この場合には、接着剤によって座部が固定されるとき、その接着状態 を外方から透視することが可能となる。
【0013】 また、上記した配管への本考案の取付管用継手の固定状態を補強するため、さ らに固定ベルトを取付管用継手の座部の外面に渡るように配管を取り巻いた状態 で設けてもよい。これにより、取付管用継手の座部の接着面に垂直な向きへの応 力に対してその固定状態を保持するように作用させることができる。
【0014】 次に、本考案の取付管用継手は、その座部の外面上に、固定した配管の外周面 に沿った向きにベルト用凹溝を1又は2以上設けてなる構成を含む。
【0015】 上記した構成の取付管用継手によれば、取り巻いた固定ベルト部分をベルト用 凹溝内に嵌め込んだ状態とすることができるから、取付管用継手の座部の接着面 に垂直な向きへの応力に対するだけでなく、取付管用継手に配管の軸線方向への 応力に対しても、取付管用継手の固定状態を補強することが可能となる。
【0016】 このように、配管の中間部に固定される取付管用継手に対し、その継手パイプ 部に取付管を挿設等することにより取り付けることができる。本考案が対象とす る配管としては、前記した排水管のほか、通気管や配線管等の各種のものが含ま れる。従って、配管が排水管に通気管を配設する場合、また、配線管に配線の枝 管などを設ける場合に、本考案の取付管用継手を利用できる。
【0017】 また、本考案の取付管用継手の利用は、上記したような通気管や枝管を配設す る場合だけに限られず、その他多様な利用が可能である。例えば、本考案の取付 管用継手の継手パイプ部端をキャップ等による閉止した構成とし、これを配管の 破損部に対する補修用として利用することもできる。
【0018】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。図1及び図2に示すよう に、本考案の実施の形態の取付管用継手1は、配水管7の中間部に通気管8を取 り付けるための継手において、配水管7の側周面に沿った内面形状を有する座部 2と、この座部2面に貫通孔3を設けると共に、この貫通孔3縁から座部2の外 面方向に連設した継手パイプ部4とからなる。
【0019】 また、貫通孔3縁に沿っては、この取付管用継手1の内面方向に突設した突設 部5を設けると共に、座部2の外面上に、固定した配水管7の外周面に沿った向 きにベルト用凹溝6が並列的に設けられている。
【0020】 図3には、取付管用継手1を排水管7の中間部に固定した状態を示した。この 取付管用継手1の固定操作は、次のとおりである。先ず、排水管7の中間部にホ ールソー等により穿孔10を設ける。次いで、予め、座部2の内面側全体に接着 剤11を塗布しておき、穿孔10内に突設部5を挿設し、さらに座部2を排水管 7面に押し付けることによって、座部2を接着剤11を介して排水管7の外面上 に接着する。この際、突設部5と穿孔10縁とが係合する状態となる。従って、 穿孔10に貫通孔3を機械的に一致させることができると共に、上記した突設部 5と穿孔10縁との係合により、座部2の接着位置が排水管7の軸線に沿った向 きにずれるのが阻止される。このように座部2の内面側の全体が接着剤11によ り接着されることによって、取付管用継手1は排水管7に強固に固定される。
【0021】 また、このように固定された取付管用継手1については、さらに座部2から排 水管7に渡り固定ベルト12を取り巻いて締結することにより、排水管7に対す る固定状態を補強することができる。この場合、図3に示すように、固定ベルト 12をベルト用凹溝6内に配することができる。この固定ベルト12の配設構成 によって、排水管7の軸線に垂直な向きへの応力だけでなく、排水管7の軸線に 沿った向きへの応力に対しても、排水管7に固定された座部2に対する補強作用 が発揮される。即ち、排水管7の軸線に沿った向きの応力に対しては、固定ベル ト12がベルト用凹溝6内で座部2を係止することになるからである。
【0022】 このように排水管7の中間部に固定された取付管用継手1に対しては、その継 手パイプ4の端部側から通気管8を挿設することにより、排水管7の中間部に対 し通気管8を追加施行することができる。
【0023】 また、この排水管7の中間部に固定された取付管用継手1に対し、図4に示す ように、その継手パイプ部4端をキャップ13で閉じた形態で利用することもで きる。キャップ13は、その内面に設けた嵌合溝14に継手パイプ部4の端縁部 を嵌め込んだ状態で配設されると共に、さらに嵌合溝14と継手パイプ部4との 間は接着剤15により固定されている。
【0024】 この利用法は、排水管7の中間部に亀裂等の破損が生じた場合、その破損に対 する補修用として用いることを可能とするものである。即ち、排水管7の破損部 を含むように穿孔10を設けて、この穿孔10に対し前記同様に取付管用継手1 を固定するものである。この構成によれば、排水管7の破損が生じていた部分が キャップ13を含む取付管用継手1の全体で遮蔽されることになる。
【0025】
【考案の効果】
上述したように本考案は構成されるから、次のような効果を奏する。先ず、配 管の中間部に取付管を取り付けるための継手において、前記配管の側周面に沿っ た内面形状を有する座部と、この座部面に貫通孔を設けると共に、この貫通孔縁 から前記座部の外面方向に連設した継手パイプ部とからなり、前記配管の中間部 に設けた穿孔に前記貫通孔に合わせた状態で、前記座部の内面を前記配管面に固 定するようにしたことから、配管の切断やクランプ等の取り外し、さらには配管 の切断端間の間隔を拡縮するような作業を要することなく、取付管用継手を配管 の中間部に固定する作業を容易かつ迅速に行なうことが可能である。
【0026】 また、上記したように、本考案の取付管用継手は、座部と継手パイプ部とから 構成される極めて簡単な構成によってなるから、安価に提供することができると 共に、継手パイプ端にキャップ等を配することによって、多様な用法を可能とす る。
【0027】 また、配管に座部の内面を接着剤で固定する場合、取付管用継手の全体あるい は少なくとも座部を透明乃至半透明材で形成することができる。この場合に配管 に座部の内面を接着剤で固定するときには、接着剤による接着状態を外方から透 視することが可能となるから、座部における固定状態を視覚によって確認するこ とができる。。
【0028】 また、本考案の取付管用継手が、貫通孔縁から内面方向に突設した突設部を設 けてなり、この突設部を配管の中間部に設けた穿孔内に嵌め入れるように構成さ れている場合には、配管に設けた穿孔に対する貫通孔の位置合わせが容易となる と共に、特に配管の軸線方向に沿った応力に対しても座部の固定状態を維持する 効果が発揮される。
【0029】 また、座部の外面上に、固定した配管の外周面に沿った向きにベルト用凹溝を 1又は2以上設けてなるように構成される場合には、取り巻いた状態で締結され た固定ベルトによる座部に対する固定状態をより十分に補強する効果が発揮され る。これにより、取付管用継手について、配管に対するより安定した固定状態を 確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る取付管用継手の正面図である。
【図2】本考案の取付管用継手の横断面平面図である。
【図3】本考案の取付管用継手の配水管の中間部に固定
した状態を説明する部分断面斜視図である。
【図4】本考案の取付管用継手の他の利用形態を説明す
る横断面平面図である。
【図5】従来の取付管を取り付ける過程を説明する中央
縦断面図である。
【図6】従来の取付管の取り付け状態を説明する中央縦
断面図である。
【符号の説明】
1 取付管用継手 2 座部 3 貫通孔 4 継手パイプ部 5 突設部 6 ベルト用凹溝 7 排水管 8 通気管 10 穿孔 11 接着剤 12 固定ベルト 13 キャップ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】配管の中間部に取付管を取り付けるための
    継手において、前記配管の側周面に沿った内面形状を有
    する座部と、この座部面に貫通孔を設けると共に、この
    貫通孔縁から前記座部の外面方向に連設した継手パイプ
    部とからなり、前記配管の中間部に設けた穿孔に前記貫
    通孔に合わせた状態で、前記座部の内面を前記配管面に
    固定するようにしたことを特徴とする取付管用継手。
  2. 【請求項2】貫通孔縁から内面方向に突設した突設部を
    設けてなり、この突設部を配管の中間部に設けた穿孔内
    に嵌め入れるようにした請求項1に記載の取付管用継
    手。
  3. 【請求項3】座部の外面上に、固定した配管の外周面に
    沿った向きにベルト用凹溝を1又は2以上設けてなる請
    求項1又は2に記載の取付管用継手。
JP1999009343U 1999-12-09 1999-12-09 取付管用継手 Expired - Lifetime JP3069532U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101467576B1 (ko) * 2008-09-24 2014-12-01 주식회사 케이티 분기관 및 이의 설치 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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