JP4613665B2 - スイッチの押圧構造 - Google Patents

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本発明は、筺体の内部に設けられ、筺体に設けた小孔から挿入される細い工具等の先端によって押圧されることによりオンするスイッチの押圧構造に関するものである。
この種のスイッチにおいては、筺体に設けた小孔から侵入する静電気がスイッチを破壊したり誤動作を起こさせる等の悪影響を及ぼすおそれがあるため、静電対策が施されている。従来はプリント基板に実装されたスイッチと、このスイッチを囲むように設けられ押圧部がケースの孔から外側に突出するスイッチ押しボタンとからなり、スイッチの押圧時にケースの孔から侵入する静電気がスイッチ押しボタンによってシールドされるため、スイッチの静電気による破壊または誤動作を規制するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−250953号公報(段落「0027」〜「0032」、図1)
上述した従来のスイッチの押圧構造においては、静電対策のためにスイッチに専用のスイッチ押しボタンを設ける構造であるため、部品点数が増加するといった問題があった。また、新たな部品を追加することなく静電対策を施すものとして、ケースの孔とスイッチとの距離を長くし、部材の面に沿って静電気が流れる距離、いわゆる縁面距離を長くする構造のものも提案されている。しかし、この構造のものでは、スイッチを押圧する際の操作性が悪くなったり、筺体内に無用な空間が発生するというように新たな問題が生じる。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、部品点数を増加させることなく静電対策を施すことにある。
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、針状体が挿入可能な孔が設けられた筺体と、この筺体の裏面に対向するように設けられプラスチックによって形成されたブラケットと、このブラケットの裏側に設けられたスイッチとを備え、前記ブラケットの前記孔に対向した部位に弾性変形が可能で弾性変形させることにより前記スイッチをオンする舌片状に形成された押圧片を一体に設けたスイッチの押圧構造であって、前記スイッチをオンする押圧部が半球状に前記押圧片に一体に突設されるとともに、前記押圧片の幅を、スイッチを覆い隠すようにスイッチの幅よりわずかに大きく形成したものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記スイッチを実装する基板を設け、前記押圧片の自由端部に、前記基板への当接により押圧片の弾性変形量を規制する規制部を設けたものである。
請求項1に係る発明によれば、スイッチと筺体の孔との間に押圧片を設けたことにより、スイッチと筺体の孔との間の縁面距離が長くなるため筺体の孔から侵入する静電気によるスイッチの破壊または誤動作等を防止できる。また、押圧片をブラケットに一体に設けたことにより部品点数を削減できる。
請求項2に係る発明によれば、規制部によって押圧片の所定以上の弾性変形が規制されるため押圧片の破損やスイッチの破壊を防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係るスイッチの押圧構造を採用した電子機器の外観を示す斜視図、図2は同じく電子機器のアッパーケースを取り除いた状態を示す要部の正面図、図3は同じくブラケットの外観を示す斜視図、図4は図2におけるIV-IV 線断面図である。
図1に全体を符号1で示す電子機器としての非常通報装置は、共に一面が開口したロアーケース2とアッパーケース3とによって構成され、ロアーケースの一端側においてアッパーケース2が開閉自在に支持されており、互いの開口端を突き合わせるようにしてアッパーケース3を閉じることにより略密閉状態の筺体が形成される。図4において、3aは後述する小孔12に対応してアッパーケース3の前面板に設けた小孔、3bは後述する窓9に対応してアッパーケース3の前面板に設けた矩形状の孔である。
図1において、4は錠前であって、この錠前を鍵で解錠することにより、ロアーケース2に対してアッパーケース3を開くことが可能になり、ロアーケース2に実装されている電子部品等の保守点検が可能になる。図2において、5はロアーケースの底板に設けた達磨状に形成したフック孔であって、壁に取り付けたフック(いずれも図示せず)をこのフック孔5に係入することにより、非常通報装置1は壁に掛けられる。
図1において、7はアッパーケース3の前面板の一部を覆う操作パネルであって、この操作パネル7には、矩形状に形成された2つの窓8,9と、多数のスピーカー用の小孔10と、2つの小孔11,12と、矩形状に形成された3つの小孔13,14,15が設けられている。図4において、17はロアーケース2に一体に立設されたボス18にねじ19によって取り付けられた制御基板であって、電子部品(図示せず)等が実装されている。
図3に符号20で示すものは全体がプラスチックによって形成されたブラケットであって、下方側が開口し上面板21と囲い壁22とによって略箱状を呈しており、囲い壁22の角部には一対のフランジ23,23が対角線上に一体に突設されている。また、囲い壁22の複数箇所には下端に爪24aが形成された弾性片24が一体に突設されている。
上面板21には、2つの矩形状に形成された窓25,26と、多角形に形成された孔27と、円形に形成された膨出部28と、3つの矩形状に形成された窓29,30,31と、舌片状に形成された押圧片32とが設けられている。このうち、窓25,26の開口端のそれぞれには、裏面側に枠状に突設した筒部25a,26aが一体に設けられており、各筒部25a,26aには、非常通報ボタン34および発報/確認表示灯35のそれぞれが摺動自在に案内される。
また、孔27には後述するサブ基板44に実装されるスピーカー36が取り付けられ、膨出部28の中央部に設けた孔28aには、サブ基板44に実装されるマイクロフォン37が取り付けられる。各窓29,30,31には、サブ基板44に実装される電源ランプ38、映像用ランプ39、回線用ランプ40のそれぞれが臨んでいる。
本発明の特徴である押圧片32は、図2に示すように、基端部32a以外の部位がU字溝42によって上面部21と隔てるように、基端部32aが上面部21に一連かつ一体に形成され上面板21に片持ち支持されており、自由端部32bが裏面側に弾性変形可能に形成されている。この押圧片32の自由端部32b側の表面には、図4に示すように、小径の円板状に形成された被押圧部32cが一体に突設されており、自由端部32bの裏面の被押圧部32cに対応した部位には、半球状に形成された押圧部32dが一体に突設されている。また、押圧片32の自由端部32bの先端には、裏面側に傾斜するように一体に突設した規制部32eが設けられている。この規制部32eは、押圧片32が弾性変形し、押圧部32dが後述するタクトスイッチ47のアクチュエータ47aを押圧することによりタクトスイッチ47がオンすると同時に、サブ基板44に当接し押圧片32の弾性変形を規制する。
このように形成されているブラケット20は、弾性片24の爪部24aが制御基板17のスリット状の孔(図示せず)に係入されることにより位置決めされた後、図2に示すようにフランジ23,23の孔を挿通させたねじ42,42によって制御基板17に取り付けられる。この状態で、押圧片32の被押圧部32cが、図4に示すようにアッパーケース3の小孔3aに臨み、操作パネル7の小孔12に対向する。また、非常通報ボタン34と発報/確認表示灯35とが、操作パネル7の2つの窓8,9のそれぞれに対向し、スピーカー36とマイクロフォン37とが、多数の小孔10と小孔11とのそれぞれに対向し、電源ランプ38、映像用ランプ39、回線用ランプ40が、3つの窓13,14,15のそれぞれに臨む。
サブ基板44はねじ45によってブラケット20のボス46に取り付けられており、この状態で、サブ基板44に実装されているタクトスイッチ47のアクチュエータ47aが、押圧片32の押圧部32dに対向している。また、この状態で、図2に示すように押圧片32がタクトスイッチ47を覆い隠すように、押圧片32の幅Lがタクトスイッチ47の幅lよりもわずかに大きく形成されている。
次に、このように構成された非常通報装置の使用方法について説明する。非常通報が必要な状態になった場合には、操作パネル7の窓8に指を挿入し、非常通報ボタン34を押圧して作動させる。非常通報ボタン34を作動させることにより、回線を介してこの非常通報装置1と接続されている警察や警備会社等に非常事態が通報され、発報/確認表示灯35が点灯する。
非常通報装置1を初期位置にリセットする場合には、図4に示すように針状を呈する工具50の先端を操作パネル7の小孔12から非常通報装置1内に挿入し、工具50の先端で押圧片32の被押圧部32cを押圧することにより、押圧片32の自由端部32bが弾性変形する。この押圧片32の弾性変形により、押圧部32dがタクトスイッチ47のアクチュエータ47aを押圧するため、タクトスイッチ47がオンし、非常通報装置1がリセットされる。
工具50によって押圧片32を弾性変形させタクトスイッチ47をオンにすると、押圧片32の規制部32eの先端がサブ基板44に当接するため、押圧片32の弾性変形が規制されるから、押圧片32の破損やタクトスイッチ47の破壊を防止できる。また、図2に示すように押圧片32がタクトスイッチ47を覆い隠すように、押圧片32の幅Lがタクトスイッチ47の幅lよりもわずかに大きく形成されているため、小孔12から非常通報装置1内に侵入した静電気は、直接タクトスイッチ47に移行せずに、被押圧部32cを通って、押圧片32に移行する。
押圧片32に移行した静電気は、押圧片32の表面に沿って幅方向に距離L/2だけ移動し、次に押圧片32の裏面に沿って幅方向に距離L/2だけ移動した後、押圧部32dを通ってタクトスイッチ47のアクチュエータ47aに到達する。このように、操作パネル7の小孔12とタクトスイッチ47のアクチュエータ47aとの間の縁面距離が長くなるため、操作パネル7の小孔12から侵入する静電気によるタクトスイッチ47の破壊または誤動作等を防止できる。押圧片32には、表面に突出した被押圧部32cと裏面に突出した押圧部32dが形成されているため、操作パネル7の小孔12とタクトスイッチ47のアクチュエータ47aとの間の縁面距離をより長くできる。また、押圧片32をブラケット20に一体に設けたことにより部品点数を削減できる。
なお、本実施の形態においては、押圧片32を弾性変形させる先端が針状を呈する工具を用いた例で説明したが、日常使用されているボールペン等でもよく、要は小孔12に挿入できる程度の太さに形成されているものであればよい。
本発明に係るスイッチの押圧構造を採用した電子機器の外観を示す斜視図である。 本発明に係るスイッチの押圧構造を採用した電子機器のアッパーケースを取り除いた状態を示す要部の正面図である。 本発明に係るスイッチの押圧構造に用いられたブラケットの外観を示す斜視図である。 図2におけるIV-IV 線断面図である。
符号の説明
1…非常通報装置(電子機器)、2…ロアーケース、3…アッパーケース、12…小孔、20…ブラケット、32…押圧片、32c…被押圧部、32d…押圧部、32e…規制部、44…サブ基板、47…スイッチ、47a…アクチュエータ、50…工具。

Claims (2)

  1. 針状体が挿入可能な孔が設けられた筺体と、この筺体の裏面に対向するように設けられプラスチックによって形成されたブラケットと、このブラケットの裏側に設けられたスイッチとを備え、前記ブラケットの前記孔に対向した部位に弾性変形が可能で弾性変形させることにより前記スイッチをオンする舌片状に形成された押圧片を一体に設けたスイッチの押圧構造であって、前記スイッチをオンする押圧部が半球状に前記押圧片に一体に突設されるとともに、前記押圧片の幅を、スイッチを覆い隠すようにスイッチの幅よりわずかに大きく形成したことを特徴とするスイッチの押圧構造。
  2. 請求項1記載のスイッチの押圧構造において、前記スイッチを実装する基板を設け、前記押圧片の自由端部に、前記基板への当接により押圧片の弾性変形量を規制する規制部を設けたことを特徴とするスイッチの押圧構造。
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