JP4612796B2 - X線撮影画像表示制御装置及び方法並びにx線撮影システム - Google Patents

X線撮影画像表示制御装置及び方法並びにx線撮影システム Download PDF

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Description

本発明は、被験者に対して照射するX線の線量を自動制御してX線画像を得るX線撮影装置に関する。
医療診断を目的としたX線撮影装置としては、X線検出部に増感紙とフィルムを組み合わせたX線写真方式が一般に普及されている。また、近年では、このようなX線写真方式に代わって、X線画像をディジタル的に検出し、生成するディジタルX線撮影方式が普及してきている。ディジタルX線撮影装置の代表的なものの一つでは、検出デバイスにフラットパネルセンサを用いてX線画像を取得する。これは、X線に対して感度を持ち、検出したX線の強度に応じた電気信号に変換して出力する固体撮像素子や、或いはX線のエネルギーを吸収してそれに応じた強度の蛍光を発する蛍光体と可視光に感度を持ち光強度に応じた電気信号に変換する光電変換素子を組み合わせたユニットを利用して、これらの素子からのアナログ信号をA/D変換によってディジタル化することによりX線画像を取得するものである。
このようなディジタルX線撮影装置は、X線透過線量に応じた電気量を検出しディジタル量に変換する検出デバイスを含む検査モジュールと、この検査モジュールとX線発生装置を制御する為の制御装置とで構成される。一般に、このディジタルX線撮影装置と、撮影した画像を表示するモニタ或いはプリンタ、及びX線発生装置を組み合わせてX線撮影システムと称する。このようなディジタルX線撮影システムにおいては、検査モジュールからのディジタル画像データは制御装置に送られて各種画像処理が行われ、これを用いて医師が診断するためのX線ディジタル画像が取得される。作成されたディジタル画像は、必要に応じてプリンタからフィルムを出力したり、ストレージに送られた後モニタに表示して診断が行われる。
ここで一般的なディジタル放射線撮影装置について図15を参照して説明する。図15において1000はX線管、1001はX線発生装置制御部、1002はX線発生装置制御部1001の操作卓であるX線発生装置操作部、1003は撮影ユニット、1004はAEC装置、1005はX線検出器、1007はX線撮影システムにおける撮影制御部、1008はX線画像を表示する表示部、109は被験者である。なお、X線管1000、X線発生装置制御部1001、操作部1002によりX線発生装置が構成される。
X線撮影システムの制御部1007から送信される放射線発生信号がONになると、X線発生装置制御部1001はX線管1000を制御し、放射線を発生させる。X線管1000から放射された放射線は被写体である被験者109を透過し、撮影部1003に到達する。このとき放射線は被験者体内において散乱および吸収される。撮影に利用できるのは被験者内を直進した1次放射線のみであるから、散乱放射線は放射線検出器1005に対して不要な放射線である。そこで図示していないグリッドを設けて不要な散乱放射線を除去し、放射線画像のコントラストを改善することが一般的に行われている。
図示していないグリッドは一般に鉛板とアルミニウム板を交互に積層した積層物を、層方向と直角に薄く切り出した板であり、それぞれほぼ並行に並ぶ鉛板を1次放射線進行方向と一致させて配置することで被験者109から発生する不要な散乱放射線を除去する。グリッドの放射線画像は被験者109を通過した放射線画像に重畳して放射線検出器1005に記録されるが、グリッドの空間周波数を適宜選択することによってグリッド像が診断に支障を生じさせないよう配慮されている。
被験者109は放射線を散乱および吸収するが、その程度は被験者109の構造に依存する。単純に体厚の厚い被験者は散乱および吸収が大きく、体厚の薄い被験者は少ない。また同じ体厚でも筋肉質体型と脂肪質体型では散乱および吸収の度合いが変化する。さらに撮影部位によっても散乱および吸収の度合いが変化する。このため被験者109を透過する1次放射線量を撮影前に正確に推定するのは困難である。
そこで放射線撮影装置には自動曝射制御(AEC: Automatic Exposure Control)装置が設けられることが多い(特許文献1参照)。AEC装置は日本ではフォトタイマと呼ばれることもある。AEC装置の目的は、人体への被曝を極力小さくしかつ撮影装置が必要な放射線量を適切に照射させることである。撮影部1003の内部にはグリッド、AEC装置1004、放射線検出器1005が放射線入射側から順に配置されている。AEC装置1004は被験者109およびグリッドを透過してきた放射線の一部を実時間検出し、AEC信号としてX線発生装置制御部1001に送信する。AEC信号の積算値が閾値を超過するとX線発生装置制御部1001は放射線発生信号をOFFにして、放射線の発生を停止する。このようにしてAEC装置1004はX線撮影時の放射線量を適切に制御している。
図16は、X線検出器1005とAEC装置1004の配置関係を説明した図である。X線検出器1005は、一辺160μmの正方形の画素がマトリックス状に2688×2688個並べられている。ここでは、3つの領域を持つAEC装置1004が取り付けられている。撮影する部位に応じて3つのAEC領域のうち必要な領域を切り替えて撮影をする。たとえば、腹部や頭部などを中央に着目領域がある場合は中央部の領域Cを選択し、両肺が着目領域である胸部撮影では、上右と上左の領域A,Bの両方を選択する。AEC領域の選択後は、被験者の着目領域に必要なX線が照射されるように、ポジショニングを行う。例えば、胸部PA撮影では、被験者が線管1000に背を向けて、撮影部1003の上端にあごが乗るような姿勢で立つ。また、肺野が見やすいように、腕を軽く後ろに回して肩を張るようにする。被験者のポジショニングが正しく行われたら、着目する領域の線量が適切になるように、管電圧、管電流、など撮影条件と選択しているAEC装置の領域を確認して撮影を行う。
なおAEC装置1004は機能を十分発揮しながら、画質および被曝線量に影響を与えないよう各種の配慮がなされている。まずAEC装置1004は放射線検出器1005面積のごく一部、例えば両肺部分にあたる上右、上左と中央部のみを覆っており、AEC装置における被曝線量が増えないよう配慮している。すなわち、AEC装置がX線撮影に影響を及ぼさないように工夫されている。また特徴的な肺野の一部領域の放射線量を検出することで、得られる放射線像における肺野全体の濃度が適切になるように配慮している。更にAEC装置1004が被験者画像に重畳するとアーティファクトになるため、AEC装置1004はほとんどX線を遮断しないように配慮されている。例えばAEC装置1004は平板状の 空気槽であり、空気槽の外周は極力放射線を遮断しない物質で構成されている。そして、この空気槽内で放射線により電離したわずかな電荷を収集することで放射線量を検出している。あるいはAEC装置1004は薄い蛍光板であり、放射線により発生した蛍光を、光増倍管を用いて検出している。さらに、放射線検出器1005の一部を利用して到達X線量を積算し、X線管1000から放射されるX線を遮断してもよい。
このようにして適切な放射線量を用いて得られた放射線像を、放射線検出器1005が検出して、X線撮影システムの制御部1007にて各種画像補正処理、画像処理を施し診断画像となり診断に供される。
特開2001−149359号公報
しかしながら、上述したようなX線撮影装置において、AECの領域(A,B,C)の選択が適切でない場合や、被験者のポジショニングが正しくない場合には、AECが正しく機能せず線量不足となり、画像の粒状性が落ちて診断に影響を及ぼす。このような場合、操作者は正しいAEC領域を選択しなおし、或いは、正しく被験者をポジショニングをしなおして、再度撮影する必要がある。従来では、AEC領域の選択ミスやAEC領域が着目領域からずれていることがすぐに分からなかったため、その場で、AECによる適切なX線量制御をした撮影を行うことが難しかった。
殊に、体躯の側面撮影の場合は、個人差が大きく、体厚の違いにより着目する脊椎の位置を外見より判断するのは難しいので、再度撮影を行っても正しいAECによる適切なX線量制御が行えないという課題が生じている。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、自動曝射制御(AEC)装置の各検出領域のX線撮影画像上における位置を操作者に明示し、AECによる適切なX線量制御をした撮影を容易に行えるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明によるX線撮影画像表示制御装置は、
X線を発生するX線発生手段と、前記X線発生手段で発生したX線を検出することにより撮影画像を取得する検出手段と、前記検出手段に設定されている検出領域において検出されたX線の放射線量に基づいて前記X線発生手段によるX線の照射を制御するX線発生制御手段を有するX線撮影装置と接続され、前記X線撮影装置により撮影された撮影画像を表示するX線撮影画像表示制御装置であって、
前記X線撮影装置から撮影画像を取得する第1取得手段と、
前記第1取得手段が取得した前記撮影画像の撮影時において前記X線撮影装置使用された前記検出領域の位置及び大きさを示す領域情報を取得する第2取得手段と、
前記第2取得手段で取得した領域情報に基づく検出領域を表す画像を、前記第1取得手段で取得した撮影画像に基づく画像に重畳して表示手段に表示させる制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記撮影画像に基づいて前記検出領域の正当性を判定し、正当でないと判定した場合に前記検出領域を表す画像の重畳表示を実行させる。
また、上記の目的を達成するための本発明によるX線撮影画像表示制御方法は、
X線を発生するX線発生手段と、前記X線発生手段で発生したX線を検出することにより撮影画像を取得する検出手段と、前記検出手段に設定されている検出領域において検出されたX線の放射線量に基づいて前記X線発生手段によるX線の照射を制御するX線発生制御手段を有するX線撮影装置により撮影された撮影画像を表示する表示装置の制御方法であって、
第1取得手段が、前記X線撮影装置から撮影画像を取得する第1取得工程と、
第2取得手段が、前記第1取得手段が取得した前記撮影画像の撮影時において前記X線撮影装置使用された前記検出領域の位置及び大きさを示す領域情報を取得する第2取得工程と、
制御手段が、前記第2取得工程で取得した領域情報に基づく検出領域を表す画像を、前記第1取得工程で取得した撮影画像に基づく画像に重畳して表示手段に表示させる制御工程とを備え、
前記制御工程では、前記制御手段が、前記撮影画像に基づいて前記検出領域の正当性を判定し、正当でないと判定した場合に前記検出領域を表す画像の重畳表示を実行させる。
本発明によれば、自動曝射制御(AEC)装置の各検出領域のX線撮影画像上における位置が操作者に明示されるので、AECによる適切なX線量制御をした撮影を容易に行えるようになる。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態によるX線撮影システム100の構成を示す図である。X線撮影システム100は、図15により説明したX線管球1000、X線発生装置制御部1001、X線発生装置操作部1002、撮影ユニット1003等を備える。撮影システム制御装置1006は、撮影ユニット1003から得られたディジタル画像信号を処理したり、X線発生装置に対する各種制御を行う。
X線発生装置制御部1001は、X線発生装置操作部1002やX線撮影システム制御装置1006から送られてきた管電流や管電圧、照射時間等の撮影条件、そしてAEC装置1004からのAEC信号に応じて、X線管球1000への高電圧の印加を制御し、X線の発生を制御する。
撮影ユニット1003は、X線管球1000より照射されたX線を検出してディジタル画像を得るためのX線検出器1005と、人体への被曝を極力小さくしかつ撮影装置が必要な放射線量を適切に照射するためのAEC装置1004、図示していないグリッドとX線検出器1005の出力をディジタル画像信号として出力するためのA/D変換器を含んで構成されている。X線検出器1005は、X線発生装置より発生したX線が人体を透過した際のX線2次元分布を画像化するためのフラットパネルセンサ(フラットパネルディテクタ(FPD))であり、X線を光に変換するシンチレーターと、シンチレーターの光をその光強度に応じた電気信号に変換する固体撮像素子とを含んで構成されている。なお、X線検出器1005として、X線に対して感度を持ち、検出したX線の強度に応じた電気信号に変換して出力する固体撮像素子を用いてもよい。X線管球1000より撮影部1003に入射され、被験者109を通過したX線のうち、被験者109で発生した散乱X線がグリッドで除去される。そして、グリッドを透過したX線がシンチレーターで光に変換され、固体撮像素子で光の強さに応じた電気信号を発生し、これをA/D変換器でデジタルに変換することによって、ディジタルX線画像が得られる。
AEC装置1004は、グリッドとX線検出器1005の間に配置されて、被験者109およびグリッドを透過してきた放射線の一部を実時間検出して、AEC信号をX線発生装置制御部1001へ転送する。X線発生装置制御部1001では、転送されたAEC信号の積算値が閾値を超過すると放射線発生信号をOFFにして、X線管球1000からの放射線の発生を停止する。このようにして、AEC装置1004を用いて放射線量を適切に制御している。
撮影システム制御装置1006は、撮影ユニット1003から転送されるディジタル画像信号を画像取り込み制御部81を介して取り込み、画像処理部82において所定の画像処理を行う。こうして処理されたX線画像は、操作・表示部88により表示されたり、ネットワーク110を介してストレージ84に伝送、格納されたり、不図示のプリンタにて出力されたりする。AEC領域表示部83は、X線画像の表示に際して、操作・表示部88に被験者の撮影画像と放射線量の制御に用いたAEC領域を合成表示する。なお、ストレージ84にX線画像を保存する際に、AEC領域の位置情報を付加してもよい。
また、操作・表示部88は、X線撮影システム100における各種操作やAECの設定を行う操作部と、撮影画像やメッセージ、各種設定状態の表示等を行うためのモニタを含む。操作・表示部88は、液晶パネルとタッチセンサ及びマウスで構成されたものでもよいことは当業者には明らかである。操作・表示部は88から入力された、AECの設定値は、AEC領域テーブル10や撮影方法毎AEC領域テーブル11としてメモリに記憶される。
図2は、X線撮影装置操作・表示部88に表示された、撮影準備を行う画面の一例である。図中の、患者情報表示部201は、被験者の氏名、ID、性別、生年月日などの患者情報を表示する領域である。撮影条件表示部202は、X線の管電流、管電圧、照射時間、被験者−管球間距離などの撮影条件を表示する領域である。なお、患者情報は、患者情報入力ウインドウ呼び出しボタン204を押下して、不図示の患者情報入力ウインドウを表示させ、これを用いて入力する。また、撮影条件は、所望の撮影方法選択ボタン205を押下することで自動的に設定される。
なお、撮影方法選択ボタン205は状態維持ボタンで、押下したらキャンセルされるまでボタンが凹んだ状態になっており、選択された撮影方法が分かるようになっている。また、撮影方法選択ボタン205には、撮影したい部位の撮影条件の他に、後述の図5や図6のウインドウにて操作が可能な各種設定、すなわち有効なAEC領域やX線発生装置の動作条件の設定を含む撮影パラメータの設定、画像処理パラメータの設定、補正処理の設定、絞りや焦点サイズなどのジェネレーター設定がプリセットされている。
撮影部位切り替えタブ206は、胸部・腹部、頭部など部位のカテゴリを切り替えるタブであり、図2では、胸部・腹部のタブが選択されている。パラメータ変更ボタン209は、選択されている撮影方法選択ボタン205のパラメータを変更するために、図5、図6で示されるようなウィンドウを呼び出すためのボタンである。
状態・メッセージ表示部203は、メッセージやシステムの状態を表示する。設定ウィンドウ呼び出しボタン207は、各種設定ウィンドウを呼び出すためのボタンである。センサ切り替えボタン208は、センサを切り替えるためのボタンである。この例では、立位型センサしか接続されていないが、立位型センサと臥位型センサのように複数のセンサが接続されているときにその切り替えのために使用する。センサ切り替えボタン208によってセンサを切り替えると、該当するセンサに応じた、撮影部位タブ206と撮影方法選択ボタン205に切り替わる。
図3は、図2の設定ウィンドウ呼び出しボタン207によって呼び出されるウインドウの1つであり、AEC領域の位置とサイズをセンサ毎に設定する画面である。ここでは、撮影ユニット1003に組み込まれ、配置されているAEC領域を5つまで設定、登録できるようになっている。各AECについて、始点位置は、図16に示されるX線検出器1005(センサ)の有効画素領域の左上を原点とした座標系において、各領域の左上を始点として、センサのピクセル単位で指定される。また、AEC領域の大きさ(サイズ)もX線検出器1005のピクセル単位で指定する。OKボタン218とキャンセルボタン217はそれぞれ設定を確定するボタンと設定をキャンセルするボタンである。
AECの始点位置やサイズを変更する場合には次のように操作する。まず、図3の設定ウインドウにおいて、所望のAEC番号に対応するAEC位置・サイズ設定ボタン210を押下すると、図4に示されるAEC位置・サイズ設定ダイアログが表示される。図4のダイアログでは、上述したようにAECの有効領域の左上座標(X座標(212),Y座標(213))、幅(Width(215))及び高さ(Height(216))が、センサの画素単位で設定される。212〜216はエディットボックスになっており直接数値を打ち込むか、ソフトウエアテンキーを呼び出して所望の数値を入力する。219は削除ボタンで、設定したAEC領域の位置の座標とサイズを削除する役割を持つ。
図3と図4に示されるユーザインターフェースを用いて指定したAECの領域の位置の座標とサイズは、図1、図7の(A)に示すようなAEC領域テーブル10に保持される。なお、上記削除ボタン219によって内容が削除されたAECは、テーブル上では、位置とサイズ全てに0が入力された状態となる。
図5と図6は、図2のパラメータ変更ボタン209を押下することで呼び出されるパラメータ変更ウインドウであり、それぞれ、胸部PA、腹部APの撮影方法ボタンが選択されているときに呼び出されるパラメータ変更ウインドウである。AEC選択ボタン220は、図3の設定ウインドウにおいて各AEC毎に設定されたAEC領域の位置とサイズに基づいてX線検出器1005の有効検出領域を表す領域226上に配置されている。AEC選択ボタン220は状態維持ボタンで、領域が選択されている場合は、凹んだ状態になっている。図5、図6では、黒塗りの矩形が選択された領域を示している。図5では、胸部の撮影なので、両肺野が着目領域になるように左上と右上の2つのAEC(AEC1,AEC2)が選択状態にあり、図6の腹部の撮影では中央のAEC(AEC3)が選択されて有効になっている。図5の202、図6の221は、それぞれの撮影方法に設定されたX線発生装置の駆動条件である。
以上の図5及び図6に示したユーザインターフェースによって撮影方法毎に設定された使用すべきAEC領域は、図1、図7の(B)に示すように、撮影方法毎AEC領域テーブル11に保持される。図中、Onに設定されているAEC番号に対応するAEC領域が使用すべきAEC領域となる。撮影方法毎AEC領域テーブル11は、撮影方法IDを有し、HIS、RIS或いはX線発生装置(X線発生装置制御部1002)から送られてきた撮影方法IDにより所望の撮影方法選択ボタン205とともに指定できるようになっている。
図8は、撮影後にAEC表示ボタン252を押下して、撮影画像251上に有効なAEC250を重畳して表示した様子を示している。このように、撮影画像上に当該撮影において用いられたAECの領域を明示的に表示することにより、操作者名AECの設定の良否を容易かつ迅速に判断することができる。
以上の構成を備えた本実施形態のX線撮影システムにおける撮影システム制御装置1006の動作について、以下に、より詳細に説明する。
操作者である放射線技師や医師(以下、操作者)は、操作・表示部88によって提供されるユーザインターフェースを用いて患者情報と撮影方法を決定する。患者情報は、被験者ボタン204を押すことにより呼び出される患者情報入力画面から入力する。或いは、入力業務の効率化や誤入力防止という観点から、図示していない磁気カードやバーコードを利用して入力したり、ネットワーク110を介して病院内情報システム(HIS)や放射線情報システム(RIS)から患者情報を取得するようにしてもよい。入力された患者情報は、患者情報表示部201に表示される。
次に、操作者は、撮影部位を設定するために、撮影部位切り替えタブ206を切り替えて所望のタブを選択した後、撮影方法選択ボタン205を押下する。たとえば、胸部PAの撮影をする場合は、「胸部PA」と記載された撮影方法選択ボタン205を押下する。図5のパラメータ切り替えタブ222に示されているような各種パラメータ、例えば撮影パラメータ、画像処理パラメータ、補正処理、ジェネレータ設定の各パラメータが、図5に示したユーザインターフェースによりあらかじめプリセット値として各撮影方法毎に設定されている。撮影方法選択ボタン205を押下することにより撮影方法に対応するパラメータが取得される。取得されたパラメータの一部は、図2の撮影条件表示部202に表示される。
ここでパラメータ変更ボタン209を押下すると、図5のようなパラメータ変更ウインドウが呼び出される。このとき、AEC領域テーブルによる位置とサイズと胸部APの撮影方法毎AEC領域テーブルによる、AEC領域の選択状態によって、AEC選択ボタン220が表示される。即ち、AEC領域テーブル10により各AEC領域の位置とサイズが確定し、胸部PAの撮影方法毎AEC領域テーブル(11)によって、選択されるAEC領域が確定する。
胸部PAの場合では 上左と上右が選択されていて、胸部撮影であることが確認できる。もし片肺の被験者が撮影対象であれば、肺がないほうのAEC選択ボタンをOFFに変更する。パラメータを変更していた場合は、OKボタン218を押下したときに、その値が図7及び図1の撮影方法毎AEC領域テーブル11に保存される。そして、ユーザインターフェースは、図2に示される画面に遷移する。また、図5の画面においてキャンセルボタン224を押下した場合、各設定値に対する変更はキャンセルされる。また、パラメータ保存ボタン223を押下したときは、撮影方法毎AEC領域テーブルを変更するとともに、パラメータのプリセット値を変更した後で画面遷移する。
図6は、腹部APと表示された撮影方法選択ボタン205を押下したときのパラメータ変更ウインドウを示しており、その内容は上記図5のウインドウと同様である。
次に被験者109を図1のように立たせて、図示していない昇降部上下ペダルを踏んで昇降部を上下させることにより被験者109が撮影部1003に対して適切な位置になるように被験者のポジショニングを行う。例えば「胸部PA」の撮影では、撮影部1003の上端と被験者の肩が同じ位置になるように調整するのが一般的である。また、X線管球1000を前後に移動させることによって、被験者と管球管距離を変更したり、対象部位以外にX線が照射されないように照射野絞りを調整する。
以上ように撮影準備が整うと、図1の画像読み取り制御部81は、固体撮像素子駆動制御信号を用いて固体撮像素子に電圧を加えることで、固体撮像素子に対して被験者109の画像入力がいつ行われてもよい状態となるように準備する。
また、撮影方法選択ボタン205により呼び出されたプリセットされた各種パラメータ(撮影パラメータ、画像処理パラメータ、補正処理、ジェネレータ設定のパラメータ)や、パラメータ変更ウインドウで変更されたパラメータは、撮影部1003、撮影システム制御装置1006中の各モジュール、X線発生装置制御部1001へ転送される。各部は転送されたパラメータに従って、指定パラメータでの撮影が可能なように待機する。ここで、撮影方法毎AEC領域テーブル11によって有効なAEC領域の情報を取得して、AEC装置1004の有効な領域を切り替える。
次に操作者は、X線撮影装置操作・表示部88の近傍に据え付けられている、X線曝射ボタン(例えば操作部1002から1〜2m程度のケーブルで接続されたスイッチ)を押す。この曝射ボタンはX線管球1000でX線を発生させるトリガとなるものであり、操作者がこの曝射ボタンを押下することで、撮影システム制御装置1006はX線発生装置制御部1001に曝射信号を発生する。曝射ボタン押下により発生した曝射信号は、画像読み取り制御部81に一旦供給される。これを受けた画像読み取り制御部81は、固体撮像素子(FPD1005)がX線管球1000からのX線を受け取ると画像化できる状態となっているか否かを、固体撮像素子から発生する駆動通知信号の状態で確認した後、曝射許可信号をばく射スイッチに対して発生する。この曝射許可信号は、曝射許可スイッチをオンにして、曝射ボタンから発生された曝射信号を、X線発生装置制御部1001に供給する。尚、曝射信号は、曝射ボタンのセカンドスイッチを押下したときに発生するものとする。
X線発生装置制御部1001は曝射信号に応じて、X線管球1000に高圧を印加し、X線を曝射する。この時の曝射条件は上述したプリセット値、或いはこのプリセット値をパラメータ変更ウィンドウにて変更した場合はその変更後の値に基づいて設定される。X線発生装置制御部1001は、照射時間で規定された時間X線を照射するが、もしAEC1004の選択された領域を通じて、X線発生装置制御部1001に取り込まれ積算されたAEC信号(X線量信号)の総和が、予め決められた一定量になった時はX線管球1000によるX線発生を遮断する。通常、AEC1004によるX線量制御を行う場合は、曝射条件として与える照射時間は長めに設定する。一方、上述のようなばく射を受けた後、X線管球1000からのX線は、図示していない照射野絞りで絞られて、被験者109、図示していないグリッド及びシンチレーターを順次透過して、被験者109の透過画像として固体撮像素子に結像される。そして、固体撮像素子での光電変換により、画像信号として出力される。この画像信号は、A/D変換器にてディジタル化され、ディジタル信号として画像読み取り制御部81から取り込まれる。
以上のような撮影動作によって得られたX線画像は、デジタル化されて、画像取り込み制御部81を介して撮影システム制御装置1006へ取り込まれる。取り込まれた画像は、画像処理部82で、各種の補正処理や画像処理がかけられる。例えば、先ず、センサを構成する光電変換素子間のばらつきの補正やセンサ素子の経時的変化の補正や散乱線補正、グリッド補正等の画像補正をおこなう。次に、補正された画像情報について、着目部位の抽出及び照射野及び、X線の素抜け部分を抽出する解析が施される。例えば、撮影画像が「胸部正面」であれば肺野の領域が抽出される。そして、抽出された照射野領域データに基づいて、画像を所望の大きさに切出すとともに、所望の濃度特性曲線で変換して、所望の階調の画像を作成する。
作成された画像は、X線撮影装置操作・表示部88の一部に撮影画像251として、図8のように表示される。操作者は、撮影画像251をみて、画像がぶれていないか、粒状性は適性レベルにあるか、被検者の姿勢が正しいか等を判断し、さらにコントラスト、濃度が適正であるか確認した後、撮影終了キーを押して撮影を終了する。
通常、撮影画像が診断できるレベルにないときには、ダイナミックレンジ圧縮や、先鋭化処理等の画像処理を施して画質を改善する。しかし、着目する部位におけるX線量が所定量に達していない場合は、画像の粒状性が悪く、どんなに画像処理を施しても診断できるレベルにならないことがある。この場合、AECによる線量制御が正しく行われていたか疑わなければならないが、従来は、操作者がその場ですぐ分かるような仕組みがなかった。
本実施形態のX線撮影システムにおいては、粒状性が悪いなど画質が低かった場合に、操作者は、AEC表示ボタン252を押下する。AEC表示ボタン252を押下すると、図1のAEC領域表示部83は、撮影方法毎AEC領域テーブル11より当該撮影方法に関して有効に設定されているAEC領域を取得し、この有効なAEC領域の位置座標とサイズをAEC領域テーブル10から取得する。そして、こうして得られた有効なAEC領域の位置座標とサイズに基づき、撮影画像251に重畳して有効なAEC領域250を図8のように表示する。
なおAEC表示ボタン252はONとOFFの状態を維持する状態維持ボタンで、撮影直後はOFFの状態となっており、AEC領域は表示されない。操作者がAEC表示ボタン252をONにすると(凹んだ状態に表示が切り替わる)、図8のように有効なAEC境域250を表示する。図8をみると、AEC領域を重畳表示することにより、AEC領域が着目する領域に一致しているか、AEC領域の選択が正しかったか、等が一目瞭然である。よって、その場で再撮影を行うかどうかの判断が行え、AECの選択、ポジショニングの修正も容易に行え、同じミスの繰り返しを防止できる。すなわち、有効なAEC領域が誤っていたら正しいAECを選択し直すことで、又、着目する領域とAEC領域がずれていたら正しいポジショニングをし直すことで画質のよい撮影画像が得られる。ことに、胸部の側面撮影の場合、個人差が大きく体厚の違いにより脊椎の位置を外見より判断するのは難しいので、従来では、画像が悪かった原因をすぐに判断できなかったが、本実施形態によって容易に判断できるようになる。
なお、有効なAEC境域250の表示は、画像が悪かったときにのみその表示が必要であり、いつも表示しているとかえって煩わしい。よって、本実施形態では、通常はAEC領域を表示せず、AEC表示ボタン252が押下されているときのみ表示をするようにしている。また、画像処理パラメータ等他の調整作業を行ったときや画面遷移が起こった時に、AEC表示ボタン252がON状態からOFF状態に自動的に切り替わり、AEC領域の表示を中止する等の処理を行うとより操作性が向上し、効果的である。
OKボタン253を押下して撮影を終了させると、患者情報、撮影情報、画像処理パラメータなどのテキスト情報やX線透過画像とともに、使用したAEC領域の位置とサイズ情報と有効なAEC領域の情報をネットワーク110を介して接続されたストレージ84に保存する。そのため、撮影後でもストレージ84からこの画像を呼び出して、AEC領域を表示させることができる。
次に、以上のような第1実施形態によるX線撮影動作を図9のフローチャートを参照して説明する。
操作・表示部88によって提供される、上述のユーザインターフェースを提示し、ユーザに患者情報、撮影方法を入力させる(ステップS1,S2)。また、このとき、AEC領域テーブル10(図7の(A))から、使用するAEC領域の位置とサイズの情報を取得する。ステップS4では、ユーザインターフェース介して指定された撮影方法に基づいて、撮影方法毎AEC領域テーブル11(図7の(B))から、有効とすべきAEC領域の情報を取得する。
操作者の指示入力によりX線曝射が実行され撮影ユニット1003によりX線画像が取得される(ステップS5)。ステップS6では、画像取り込み制御部81が撮影ユニット1003よりX線撮影画像を取り込み、画像処理部82が各種画像処理を施し、これを元に操作・表示部88に撮影画像を表示する。ステップS7では、AEC表示ボタンが押下されると、ステップS8へ進み、ステップS3で得た使用するAECのうち、とステップS4で得た有効なAEC領域を、テーブル10に登録されている位置座標及びサイズに従って撮影画像に重畳して表示する。ステップS9ではOKボタン253が押下されたか否かを判定し、押下されていればステップS10へ進み、撮影画像とともに、使用したAEC領域の位置とサイズ情報と有効なAEC領域の情報をストレージ84に保存する。なお、ステップS7でAECボタンが押されていなければステップS8をスキップする。また、ステップS9においてOKボタン253が押されていなければステップS7へ戻る。
なお、上記実施形態では、立位型センサのみ接続されていたが、臥位型センサも同時に接続してもよい。この場合、図3におけるセンサ切り替えボタン208によるセンサの切り替えで、臥位型センサに対するAEC領域の位置とサイズが設定できる。
また、第1実施形態では、患者情報の入力や撮影部位の選択を手入力していたが、HISやRISやX線発生装置など外部の情報システムから入力してもよい。この場合、撮影部位の選択や撮影方法を表す撮影方法IDを外部の情報システムから指定してもらうようにする。或いは、処理IDと撮影方法IDを対応付けたテーブルを用意しておき、外部から入力される処理IDに対応する撮影方法IDを特定し、撮影方法を設定するようにしてもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態では、HISやRISやX線発生装置(X線発生装置制御部1002)から患者情報やAEC領域の情報が転送される場合を説明する。
図10は、HISやRISや発生装置から転送される撮影依頼情報の一部を示した図である。(A)は、X線曝射前にHISやRISから転送される患者情報と撮影部位情報を示している。(B)はX線曝射後に発生装置から送られる実施情報を示している。なお、(B)の実施情報は、発生装置から直接受け取るのではなく、HISやRISを介して受け取ってもよい。
まず図11のフローチャートを参照してX線曝射前(撮影前)に患者情報と撮影方法情報(撮影部位と撮影方向等を含む)情報をHIS或いはRISより受信し、これを用いてAEC領域を確定する場合を説明する。また、その後、図12のフローチャートを参照して、X線曝射後(撮影後)にAEC領域に関する情報を受信し、AEC領域を確定する場合の処理を説明する。
図11のように、先ずステップS11で、AEC領域テーブル10を参照して、使用可能なAEC領域の位置とサイズを取得する。ステップS12において、HISやRISから図10の(A)に示されるようなフォーマットの撮影依頼情報から、患者情報と撮影方法情報を取得する。撮影方法情報により、X線曝射条件が設定される。また、図10の(A)に示したように、撮影方法情報には有効なAEC領域の情報が記述されているので、この情報をメモリに保持しておく。
その後、ステップS5におけるX線撮影の実施からステップS10で撮影画像を保存するまでの処理は第1実施形態(図9)で説明した処理とほぼ同じである。ただし、ステップS8やステップS10で用いられる有効なAEC領域の情報は、ステップS12でメモリに保存した有効なAEC領域の情報を読み出して得られることになる。
また、図12のように、発生装置からの実施情報に基づいてAEC領域の表示を行うことも出来る。先ずステップS21で、AEC領域テーブル10を参照して、使用可能なAEC領域の位置とサイズを取得する。ステップS22において、HISやRISから図10の(A)に示されるようなフォーマットで、患者情報と撮影方法情報を取得し、メモリの保持する。撮影方法情報により、X線曝射条件が設定される。なお、このとき、HISやRISからの撮影方法情報にAEC領域の情報が含まれていても、それを保持する必要は無い。
ステップS5でX線撮影を実施した後、ステップS23において、発生装置より図10の(B)に示されるようなフォーマットで、X線撮影の実施状態を表す実施情報を取得する。図10の(B)に示すように、実施情報には有効なAEC領域の情報が記述されているので、この情報をメモリに保持しておく。その後、ステップS6からステップS10の処理は第1実施形態(図9)と同様である。ただし、ステップS8やステップS10で用いられる有効なAEC領域の情報には、ステップS23でメモリに保存した、有効なAEC領域の情報を用いることになる。
以上のように、第2実施形態によれば、HISやRISから有効なAEC領域を取得したり、発生装置の実施情報から直接的或いは間接的に有効なAEC領域情報を取得するので、第1実施形態で示したような撮影方法毎のAEC領域テーブルは作成しなくてもよい。すなわち、撮影システム制御装置1006では、HISやRISから取得される撮影依頼情報や、発生装置から取得される、撮影時に実際に使用したAEC領域の情報を含む実施情報により、撮影に有効なAEC領域を取得し、撮影画像とAEC領域を重ね合わせて表示することができる。
以上の用に第2実施形態によれば、撮影方法毎のAEC領域テーブルを作成しなくて済むので、操作手順が減るという効果がある。また、発生装置からの実施情報を用いる場合には、実際に撮影で使用されたAECの領域をより確かに取得することができる。
(第3実施形態)
上述第1及び第2実施形態では、撮影後に操作者がAEC表示ボタン252を押下することで、撮影画像と有効なAEC領域を重ね合わせた表示を実施した。第3実施形態では、画像データに基づいてAEC領域の正当性を判定し、明らかにAEC領域の設定に問題があると判定された場合には、自動的にAEC領域の撮影画像への重畳表示を行うようにする。例えば、有効なAEC領域の平均画素値が、正しい撮影状態におけるAEC領域内の平均画素値に比較して明らかにずれているような場合には、AEC領域は正しくない可能性が高い。よって、操作者によるAEC表示ボタン252の押下を待たずに、有効なAEC領域を表示したほうが操作者のためになる。
図13は第3実施形態による撮影システム制御装置1006の処理を説明するフローチャートである。ステップS1〜S6は第1実施形態と同様である。もちろん、ステップS6までの処理を第2実施形態で説明した処理(図11のS11、S12,S5,S6、或いは図12のS21,S22,S5,S23,S6)としてもよい。
ステップS6においてX線撮影画像を操作・表示部88に表示した後、ステップS32では、当該X線撮影画像に基づいてAEC領域を表示するかどうかの判断を行う。部位によってAEC領域が異なること、また平均画素値も異なることから、部位毎のAEC領域平均画素値を登録したテーブルを用意しておく。また、同じ部位でも撮影方向が異なると平均画素値は異なってくるため、方向による関数にもなっている。すなわち、AEC領域平均画素値Sは(撮影部位,撮影方向)の関数となる。例えば、胸部PA撮影では撮影部位がChest、撮影方向がPAであるので、胸部PA撮影におけるAEC領域平均画素値はS(chest,PA)と表す。また、この撮影による有効AEC領域毎の平均画素値をSaec(AEC領域を撮影データより抽出して画素平均を求めたもの)とすると、誤差は、(1)式のようになる。なお、AEC領域の平均画素値とは、AEC領域内の画素値の総和を画素数で割って求めた平均値である。
|Saec−S(chest,PA)|/S(chest,PA)×100 …(1)。
(1)式の結果、例えば20%以上の誤差があれば、AEC領域の選択が正しくないか有効なAEC領域が着目領域と一致していないと判断し、ステップS8へ進み、第1実施形態と同様に有効なAEC領域を撮影画像に重畳して表示する。その後、OKボタンが押下されれば、有効なAEC領域の情報と撮影画像とが関連付けて保存されるのは第1、第2実施形態と同じである。ステップS32において、(1)式の結果が20%未満であれば、AEC領域の選択が正しく有効なAEC領域が着目領域と一致していると判断するので、操作者によるAEC表示の指示があるまで有効なAEC領域の重畳表示はしない(ステップS7)。なお、上記ではAEC領域内の平均画素値を用いたが、撮影画像から抽出した関心領域(ROI)内の平均画素値を用いるようにしてもよい。この場合も撮影方法に対応した関心領域の標準的な平均画素値を予め基準値として保持しておき、撮影データから抽出した関心領域について平均画素値を求め、保持してある基準値(当該撮影データの撮影方法に対応した基準値)と比較し、その誤差が例えば20%以内にあるかどうかで判断する。また、複数のAEC領域が設定されている場合は、全てのAEC領域の平均値を用いるものとするが、もちろん個々のAEC領域毎の平均画素値を用いてもよいであろう。
なお、上記第3実施形態では、ステップS32におけるAEC領域の重畳表示の実施判定において、AEC領域内の平均画素値を調べたが、これに限られるものではない。例えば、図14は撮影画像全体のヒストグラムを使って、AEC領域の選択が正しいか、有効なAEC領域が着目領域と一致しているかを判断する例である。ヒストグラムは画素値の度数分布図であるが、撮影部位によってほぼ似たような形状をとる。そこで、度数のピーク値を比較することで、撮影画像の画質判断が大まかにできる。ここで使用されるヒストグラムとしては、画像取り込み部81によって取り込まれ、センサを構成する光電変換素子間のばらつきの補正やセンサ素子の経時的変化の補正やシェーディング等の補正処理を行った後の画素値のヒストグラムか、濃度変換処理の基準となる濃度変換カーブを示す撮影部位ごとのLUTで濃度に変換した直後の濃度のヒストグラムである。つまり濃度の調整を行うためのLUTの平行移動による濃度変換は行わない状態でヒストグラムの比較を行う。
予め、各部位の平均的なヒストグラムを保持しておき、この平均的なヒストグラムのピークにおける画素値と撮影画像のヒストグラムのピークにおける画素値を比較して、その画素値の差Sdが閾値S(chest,PA)より大きい場合、AEC領域の選択が正しくないか有効なAEC領域が着目領域と一致していないと判断する。なお、前記のように、閾値Sは撮影部位と撮影方向の関数S(chest,PA)であらわされるものとする。
以上のように、AEC領域の選択が正しくないか、有効なAEC領域が着目領域と一致していないと考えられる場合は、自動的にAEC領域を撮影画像に重ね合わせて表示するので、操作者がAEC表示ボタン252を押下する手間が省けるため更に効果的である。
上説明したように、上記各実施形態によれば、有効なAEC領域の位置を撮影後の画像に重ね合わせて表示するため、AEC領域の選択ミスやAEC領域が着目領域からずれていることで適切なX線線量が与えられなかった場合に、その原因が容易に把握できるため、迅速に適切なX線線量の画像を再撮影できるという効果がある。
<他の実施形態>
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のCPUが記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は、本発明を構成することになる。
なお、制御プログラム7を供給するための記憶媒体としては、制御プログラムRAMの他に、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、EPROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
なお本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体から、そのプログラムをインターネット等の通信ラインを介して要求者にそのプログラムを配信する場合にも適用可能である。
実施形態によるX線撮影システムの構成を説明するブロック図である。 撮影準備のためのユーザインターフェース例を説明する図である。 AEC領域の位置とサイズを入力するためのウィンドウ例を示す図である。 AEC領域の位置とサイズを設定するためのダイアログを説明する図である。 胸部PAに対応したパラメータ変更ウインドウの表示例を示す図である。 腹部APに対応したパラメータ変更ウインドウの表示例を示す図である。 (A)はAEC領域テーブルのデータ構成例を、(B)は撮影方法毎AEC領域テーブルのデータ構成例を示す図である。 X線撮影後のユーザインターフェースにおける画面表示例を示す図である。 第1実施形態の撮影システム制御装置による処理手順を説明するフローチャートである。 HIS、RISから取得される撮影依頼情報における患者情報と撮影部位情報のデータ構成例、及び発生装置から取得される実施情報のデータ構成例を説明する図である。 第2実施形態の撮影システム制御装置による処理手順を説明するフローチャートである。 第2実施形態の撮影システム制御装置による処理手順を説明するフローチャートである。 第3実施形態の撮影システム制御装置による処理手順を説明するフローチャートである。 AEC領域表示の要否を判定するための、ヒストグラムを用いた判定例を説明する図である。 一般的なX線撮影システムの構成を示すブロック図である。 AEC領域の配置を説明する図である。

Claims (9)

  1. X線を発生するX線発生手段と、前記X線発生手段で発生したX線を検出することにより撮影画像を取得する検出手段と、前記検出手段に設定されている検出領域において検出されたX線の放射線量に基づいて前記X線発生手段によるX線の照射を制御するX線発生制御手段を有するX線撮影装置と接続され、前記X線撮影装置により撮影された撮影画像を表示するX線撮影画像表示制御装置であって、
    前記X線撮影装置から撮影画像を取得する第1取得手段と、
    前記第1取得手段が取得した前記撮影画像の撮影時において前記X線撮影装置使用された前記検出領域の位置及び大きさを示す領域情報を取得する第2取得手段と、
    前記第2取得手段で取得した領域情報に基づく検出領域を表す画像を、前記第1取得手段で取得した撮影画像に基づく画像に重畳して表示手段に表示させる制御手段とを備え
    前記制御手段は、前記撮影画像に基づいて前記検出領域の正当性を判定し、正当でないと判定した場合に前記検出領域を表す画像の重畳表示を実行させることを特徴とするX線撮影画像表示制御装置。
  2. ユーザからの、前記撮影画像の撮影に際して撮影部位と撮影方向を規定する撮影方法の指定を受け付けるユーザインターフェースと、
    複数の検出領域の各々の位置及び大きさを示す領域情報を登録した第1テーブルと撮影方法ごとに前記複数の検出領域のうちの使用すべき検出領域を登録した第2テーブルとを記憶した記憶手段とを更に備え、
    前記第2取得手段は、
    前記ユーザインターフェースを介して指定された撮影方法において使用する検出領域を前記第2テーブルを参照して特定し、前記第1テーブルを参照して前記特定された検出領域の領域情報を取得することにより、前記撮影画像の撮影時に使用された領域情報を取得することを特徴とする請求項1に記載のX線撮影画像表示制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記撮影画像の前記検出領域の平均画素値と、前記検出領域の標準的な平均画素値として予め決定されている基準値とを比較し、該比較の結果にしたがって前記検出領域が正当か否かを判定することを特徴とする請求項に記載のX線撮影画像表示制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記撮影画像の関心領域の平均画素値と、当該関心領域の標準的な平均画素値として予め決定されている基準値とを比較し、該比較の結果にしたがって前記検出領域が正当か否かを判定することを特徴とする請求項に記載のX線撮影画像表示制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記撮影画像全体について取得される濃度のヒストグラムのピークにおける画素値と、予め決定されている基準値とを比較し、該比較の結果にしたがって前記検出領域が正当か否かを判定することを特徴とする請求項に記載のX線撮影画像表示制御装置。
  6. X線を発生するX線発生手段と、前記X線発生手段で発生したX線を検出することにより撮影画像を取得する検出手段と、前記検出手段に設定されている検出領域において検出されたX線の放射線量に基づいて前記X線発生手段によるX線の照射を制御するX線発生制御手段を有するX線撮影装置により撮影された撮影画像を表示する表示装置の制御方法であって、
    第1取得手段が、前記X線撮影装置から撮影画像を取得する第1取得工程と、
    第2取得手段が、前記第1取得手段が取得した前記撮影画像の撮影時において前記X線撮影装置使用された前記検出領域の位置及び大きさを示す領域情報を取得する第2取得工程と、
    制御手段が、前記第2取得工程で取得した領域情報に基づく検出領域を表す画像を、前記第1取得工程で取得した撮影画像に基づく画像に重畳して表示手段に表示させる制御工程とを備え、
    前記制御工程では、前記制御手段が、前記撮影画像に基づいて前記検出領域の正当性を判定し、正当でないと判定した場合に前記検出領域を表す画像の重畳表示を実行させることを特徴とするX線撮影画像表示制御方法。
  7. X線撮影装置と、前記X線撮影装置に接続された表示装置とを含むX線撮影システムであって、
    前記X線撮影装置は、
    X線を発生するX線発生手段と、
    前記X線発生手段で発生したX線を検出することにより撮影画像を取得する検出手段と、
    前記検出手段に設定されている検出領域において検出されたX線の放射線量に基づいて前記X線発生手段によるX線の発生を制御するX線発生制御手段とを有し、
    前記表示装置は、
    前記X線撮影装置から撮影画像を取得する第1取得手段と、
    前記第1取得手段が取得した前記撮影画像の撮影時において前記撮影装置で使用された前記検出領域の位置及び大きさを示す領域情報を取得する第2取得手段と、
    前記第2取得手段で取得した領域情報に基づく検出領域を表す画像を、前記第1取得手段で取得した撮影画像に基づく画像に重畳して表示手段に表示させる制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記撮影画像に基づいて前記検出領域の正当性を判定し、正当でないと判定した場合に前記検出領域を表す画像の重畳表示を実行させることを特徴とするX線撮影システム。
  8. 請求項に記載のX線撮影画像表示制御方法の各工程をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
  9. 請求項に記載のX線撮影画像表示制御方法の各工程をコンピュータに実行させるための制御プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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