JP4610407B2 - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料を燃焼室に噴射する内燃機関の燃料噴射装置に関し、特に、燃料噴射系の異常を診断する燃料噴射装置に関する。
従来の燃料噴射装置として、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。この燃料噴射装置は、ディーゼルエンジンに設けられており、高圧ポンプによって昇圧された高圧の燃料を貯蔵するコモンレールと、コモンレール内の燃料の圧力(以下、単に「燃料圧力」という)を制御するコモンレール圧制御弁と、エンジンの複数の燃焼室にコモンレール内の燃料をそれぞれ噴射するための複数のインジェクタを備えている。また、コモンレールには、燃料圧力を検出する第1および第2の燃料圧力センサが設けられている。この燃料噴射装置では、両燃料圧力センサによって検出された燃料圧力の平均値が算出され、この平均値は、コモンレール圧制御弁の開弁時間、およびインジェクタの開弁時間の設定に用いられる。
また、この燃料噴射装置では、燃料圧力センサの異常の判定が、次のようにして行われる。すなわち、コモンレール圧制御弁の開弁時間が所定時間よりも長いときには、少なくとも1つの燃料圧力センサの異常であると推定され、また、第1燃料圧力センサの検出値と第2燃料圧力センサの検出値とを比較し、検出値の大きい方の燃料圧力センサが異常であると判定される。また、コモンレール圧制御弁の開弁時間が所定時間以下で、且つ第1と第2圧力センサの検出値の差の絶対値が、所定値よりも大きいときにも、少なくとも1つの圧力センサの異常であると推定され、上述した方法と同様に、両圧力センサの異常が判定される。
しかし、この燃料噴射装置では、上述したように、燃料圧力センサの異常を判定するのに、少なくとも2つの燃料圧力センサを用いなければならないため、その分、製造コストが増大してしまう。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、異常判定のための圧力センサを別個に設けることなく、燃料圧力センサの異常を適切に診断することができる内燃機関の燃料噴射装置を提供することを目的とする。
特開平8−61133号公報 (第6,7頁、第1,4,6図)
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、高圧の燃料を貯蔵する蓄圧室(コモンレール7)と、蓄圧室に貯蔵された燃料を噴射するインジェクタ8と、インジェクタ8から噴射すべき目標燃料噴射量QINJを設定する目標燃料噴射量設定手段(ECU2,図2のステップ4)と、蓄圧室内の燃料の圧力(レール圧RP)を検出する燃料圧力センサ31と、設定された目標燃料噴射量QINJおよび検出された燃料の圧力に基づいて、インジェクタ8の燃料噴射時間TINJを設定する燃料噴射時間設定手段(ECU2,図2のステップ5)と、設定された燃料噴射時間TINJに基づいて、インジェクタ8から燃料を噴射させる燃料噴射制御手段(ECU2)と、蓄圧室内の燃料の圧力を制御する燃料圧力制御手段(高圧ポンプ9,リリーフ弁11)と、内燃機関のアイドル運転時に、内燃機関の回転数(エンジン回転数NE)が目標アイドル回転数NECMDになるように目標燃料噴射量QINJを補正するための補正量(F/B補正量ΔQF/B)を算出するアイドルフィードバック補正手段(ECU2,図2のステップ3)と、アイドル運転時において、燃料圧力制御手段により蓄圧室内の燃料の圧力を変化させるとともに、燃料の圧力を変化させたときにアイドルフィードバック補正手段によって算出された補正量に基づいて、燃料圧力センサ31およびインジェクタ8を含む燃料噴射系20の異常を診断する燃料噴射系異常診断手段(ECU2,図5のステップ31)と、を備えていることを特徴とする。
この内燃機関の燃料噴射装置によれば、インジェクタから噴射すべき目標燃料噴射量が、目標燃料噴射量設定手段によって設定されるとともに、この目標燃料噴射量と燃料圧力センサで検出された蓄圧室内の燃料の圧力に基づき、燃料噴時間設定手段によって、インジェクタの燃料噴射時間が設定される。この燃料噴射時間に基づいて、燃料噴射制御手段により、インジェクタからの燃料の噴射が行われる。また、内燃機関のアイドル運転時には、内燃機関の回転数が目標アイドル回転数になるように目標燃料噴射量を補正するための補正値が、アイドルフィードバック補正手段によって算出される。そして、アイドル運転時において、燃料圧力制御手段によ蓄圧室内の燃料の圧力を変化させたときにアイドルフィードバック補正手段によって算出された補正量に基づき、燃料噴射系異常診断手段によって、燃料圧力センサおよびインジェクタを含む燃料噴射系の異常が診断される。
以上のように、この燃料噴射装置では、目標燃料噴射量と蓄圧室内の燃料の圧力に基づいて燃料噴射時間を設定し、設定した燃料噴射時間に基づいて、インジェクタから燃料を噴射するので、蓄圧室内の燃料の圧力を検出する燃料圧力センサおよびインジェクタを含む燃料噴射系が正常であれば、インジェクタから実際に噴射される実燃料噴射量は目標燃料噴射量とほぼ一致する。一方、燃料噴射系に異常が生じた場合、例えば燃料圧力センサに異常がある場合には、その検出値が実際の燃料圧力に対してずれるため、この検出値に基づいて設定された燃料噴射時間が、適正値からずれることによって、実燃料噴射量が目標燃料噴射量に対してずれてしまう。また、例えばインジェクタに異常がある場合には、燃料噴射時間が正しく設定されても、やはり実燃料噴射量が目標燃料噴射量に対してずれてしまう。
したがって、燃料圧力が変化した場合、燃料噴射系が正常であれば、実燃料噴射量が目標燃料噴射量に対してほぼ一致する状態に保たれる一方、燃料圧力センサまたはインジェクタが異常であれば、実燃料噴射量が目標燃料噴射量に対してずれることになる。また、そのような実燃料噴射量のずれがアイドル運転時に生じると、アイドル回転数が目標アイドル回転数に対してずれるため、アイドルフィードバック補正手段は、このずれを補償するように補正量を算出する。このような観点から、本発明によれば、アイドル運転時において、圧力制御手段によって燃料圧力を変化させるとともに、そのときに算出された補正量に基づいて、燃料噴射系の異常を診断するので、この診断を適切に行うことができる。また、蓄圧室に異常判定のための圧力センサを別個に設ける必要がなくなるので、それにより、製造コストを削減することができる。
請求項に係る発明は、請求項に記載の内燃機関の燃料噴射装置1において、インジェクタ8の異常を診断するインジェクタ異常診断手段(ECU2,図8のステップ41)をさらに備え、燃料噴射系異常診断手段は、燃料噴射系20が異常であると診断(図5のステップ31:YES)し、且つインジェクタ異常診断手段によりインジェクタ8が正常であると診断したとき(図8のステップ41:YES)に、燃料圧力センサ31が異常であると診断する(図5のステップ35)ことを特徴とする。
この構成によれば、インジェクタ異常診断手段によって燃料噴射系のうちのインジェクタの異常が診断される。また、燃料噴射系異常診断手段によって燃料噴射系が異常であると判定され、且つインジェクタが正常であると判定されたときには、燃料噴射系のうちの燃料圧力センサが異常であると特定することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態による内燃機関の燃料噴射装置について説明する。図1は、本発明を適用した燃料噴射装置1を備える内燃機関(以下「エンジン」という)3、およびエンジン3を制御するECU2などを概略的に示している。
エンジン3は、車両(図示せず)に搭載された、例えば4気筒(1つのみ図示)のディーゼルエンジンである。エンジン3の各気筒6のピストン3aとシリンダヘッド3bの間には、燃焼室3cが形成されており、シリンダヘッド3bには、吸気管4および排気管5がそれぞれ接続されている。燃料噴射装置1は、コモンレール7(蓄圧室)および燃料噴射系20などを備えており、コモンレール7は、4つの気筒6の並び方向に延びる管状に形成され、高温・高圧に耐え得るように構成されている。
コモンレール7には燃料タンク10が接続されており、両者7,10の間には、高圧ポンプ9が設けられている。高圧ポンプ9は、ECU2からの駆動信号で制御されることによって、燃料タンク10の燃料を昇圧し、コモンレール7に供給する。それにより、コモンレール7内には高圧の燃料が貯蔵される。
また、コモンレール7にはリリーフ弁11が設けられており、このリリーフ弁11は、燃料タンク10に接続されている。リリーフ弁11は、ECU2による制御により、コモンレール7内の燃料の圧力(以下「レール圧」という)RPが過大にならないように適宜、開弁され、それにより、燃料がコモンレール7から燃料タンク10に還流する。また、上記の高圧ポンプ9およびリリーフ弁11は、レール圧RPが目標レール圧RPCMDになるようにそれぞれ制御され、この目標レール圧RPCMDは、通常の運転状態では所定レール圧RPREFに設定される。この所定レール圧RPREFは、エンジン3の回転数NEや負荷に応じて、例えば、30〜160MPaの範囲に設定され、特にアイドル運転状態では、30〜35Mpaの範囲の一定値に設定され、本実施形態においては35Mpaに設定される。
また、燃料噴射系20は、4つのインジェクタ8および燃料圧力センサ31によって構成されている。インジェクタ8は、気筒6ごとに設けられており、燃焼室3cの天壁中央部に配置され、燃焼室3cに臨んでいる。また、各インジェクタ8は、コモンレール7に接続されている。インジェクタ8の燃料噴射時間(開弁時間)TINJは、ECU2によって算出され、インジェクタ8は、ECU2からの駆動信号で制御されることによって、コモンレール7内の高圧の燃料を燃焼室3c内に噴射する。
また、エンジン3のクランクシャフト3dには、マグネットロータ30aが取り付けられており、このマグネットロータ30aとMREピックアップ30bによって、クランク角センサ30が構成されている。クランク角センサ30は、クランクシャフト3dの回転に伴い、パルス信号であるCRK信号およびTDC信号をECU2に出力する。
CRK信号は、所定のクランク角(例えば30゜)ごとに出力される。ECU2は、このCRK信号に基づき、エンジン3の回転数(以下「エンジン回転数」という)NEを求める。TDC信号は、4気筒タイプの本例では、クランク角180゜ごとに出力される。
また、コモンレール7には、例えば歪みゲージ型の燃料圧力センサ31が設けられており、この燃料圧力センサ31は、レール圧RPを表す検出信号を、ECU2に出力する。また、各気筒6には筒内圧センサ32が設けられており、この筒内圧センサ32は、気筒6内の圧力(以下「筒内圧」という)SPを表す検出信号を、ECU2に出力する。ECU2にはさらに、水温センサ33からエンジン3のシリンダブロック(図示せず)内を循環する冷却水の温度(以下「エンジン水温」という)TWを表す検出信号が、アクセル開度センサ34から、アクセルペダル(図示せず)の操作量(以下「アクセル開度」という)APを表す検出信号が、車速センサ35から、車両の速度(以下「車速」という)VPを表す検出信号が、それぞれ出力される。
ECU2は、本実施形態において、目標燃料噴射量設定手段、燃料噴射時間設定手段、燃料噴射系異常診断手段、アイドルフィードバック補正手段、およびインジェクタ異常診断手段を構成するものであり、I/Oインターフェース、CPU、RAMおよびROMなどからなるマイクロコンピュータで構成されている(いずれも図示せず)。前述した各種センサ30〜35からの検出信号はそれぞれ、I/OインターフェースでA/D変換や整形がなされた後、CPUに入力される。
CPUは、これらの入力信号に応じ、ROMに記憶された制御プログラムなどに従って、エンジン3の運転状態を判別するとともに、判別した運転状態に応じて、以下に述べるように、アイドル運転時に、インジェクタ8の燃料噴射時間TINJを算出するアイドル時TINJ算出処理や、燃料噴射系20の異常を判定する異常判定処理などを含むエンジン3の制御を実行する。
図2は、このアイドル時TINJ算出処理を示している。本処理は、所定の時間ごとに実行される。まず、ステップ1(「S1」と図示。以下同じ)では、アイドルフラグF_IDLEが「1」であるか否かを判別する。このアイドルフラグF_IDLEは、エンジン3がアイドル運転状態にあるか否かを表すものであり、例えば、アクセル開度APがほぼ値0であり、且つエンジン回転数NEが所定回転数NEREF以下のときには、エンジン3がアイドル運転状態にあるとして「1」にセットされる。なお、この所定回転数NEREFは、後述するように実燃料噴射量QINJACTに増大側ずれが生じ、目標アイドル回転数NECMDを上回ったときのエンジン回転数NEのピーク値よりも大きな値に設定されている。
上記ステップ1の答がNOで、エンジン3がアイドル運転状態にないときには、そのまま本処理を終了する。一方、ステップ1の答がYESで、エンジン3がアイドル運転状態にあるときには、目標アイドル回転数NECMDから、そのときのエンジン回転数NEを減算することによって、回転数偏差ΔNEを算出する(ステップ2)。
次に、上記ステップ2で算出した回転数偏差ΔNEに基づいて、フィードバック補正量(以下「F/B補正量」という)ΔQF/B(パラメータ)を算出する(ステップ3)。このF/B補正量ΔQF/Bは、エンジン回転数NEが目標アイドル回転数NECMDになるように、アイドル運転時用の基本燃料噴射量QBASEを補正するためのものであり、回転数偏差ΔNEに基づき、PIDフィードバック制御によって算出される。
次いで、基本燃料噴射量QBASEに、上記ステップ3で算出したF/B補正量ΔQF/Bを加算することによって、目標燃料噴射量QINJを算出する(ステップ4)。
次に、上記ステップ4で算出した目標燃料噴射量QINJ、および燃料圧力センサ31によって検出されたレール圧RPに基づき、図3に示すQINJ−TINJマップを検索することによって、燃料噴射時間TINJを算出する(ステップ5)。このQINJ−TINJマップでは、燃料噴射時間TINJは、基本的には目標燃料噴射量QINJが増大するのに応じて、より大きな値に設定される。また、燃料噴射時間TINJは、燃料噴射量QINJが同じ場合、レール圧RPが大きいほど、より小さな値に設定される。インジェクタ8は、算出された燃料噴射時間TINJに基づいて駆動されることにより、実燃料噴射量QINJACTが、算出された燃料噴射量QINJになるように制御される。
図4および5は、燃料噴射系20の異常判定処理を示している。本処理は所定の時間ごとに実行される。まず、ステップ9では、インジェクタ異常フラグF_INJNGが「1」であるか否かを判別する。このインジェクタ異常フラグF_INJNGは、後述するインジェクタ異常判定処理において、インジェクタ8が異常と判定されたときに「1」にセットされるものである。
この答がYESで、インジェクタ8が異常と判定されているときには、そのまま本処理を終了する。一方、ステップ9の答がNOで、インジェクタ8が正常と判定されているときには、ステップ10に進む。このステップ10では、エンジン水温TW、エアコン(図示せず)の運転状態、燃料噴射時間TINJや車速VPなどについて、燃料噴射系20の異常判定の実行条件が成立しているか否かを判別する。この実行条件は、エンジン水温TWおよび燃料噴射時間TINJについてはそれぞれ所定の範囲内にあり、且つ車速VPについては値0であり、且つエアコンの負荷が小さいときに、成立していると判別される。
この答がNOで、異常判定の実行条件が成立していないときには、そのまま本処理を終了する。一方、ステップ10の答がYESのときには、アイドルフラグF_IDLEが「1」であるか否かを判別する(ステップ11)。
この答がNOで、エンジン3がアイドル運転状態にないときには、そのまま本処理を終了する。一方、この答がYESのときには、第1補正量算出許可フラグF_RP1OKが「1」であるか否かを判別する(ステップ12)。
この答がYESのときには、第1補正量算出中フラグF_RP1が「1」であるか否かを判別する(ステップ13)。
この答がNOで、今回が第1補正量ΔQ1の算出が許可された直後のループに相当するときには、エアコンの動作が判定の結果に影響を及ぼさないようにするために、エアコンを停止する(ステップ14)。
次いで、目標レール圧RPCMDを、アイドル運転時の所定レール圧RPREF(35Mpa)よりも大きな所定の第1レール圧RP1に設定し(ステップ15)、この設定値に基づいて高圧ポンプ9を制御することによりレール圧RPを上昇させ、第1レール圧RP1に変化させる。なお、このときの第1レール圧RP1としては、例えば、100〜160Mpaの範囲が好ましく、本実施形態では、レール圧RPの上限値に近い160MPaに設定されている。
次に、ダウンカウント式の第1タイマTM1のタイマ値を、第1所定時間TMREF1(例えば2〜5秒)にセットする(ステップ16)。次いで、第1補正量ΔQ1の算出中であることを表すために、第1補正量算出中フラグF_RP1を「1」にセットし(ステップ17)、本処理を終了する。
一方、前記ステップ13の答がYESで、第1補正量ΔQ1の算出中であるときには、上記ステップ16でセットした第1圧力安定化タイマTM1のタイマ値が、値0であるか否かを判別する(ステップ18)。この答がNOで、第1レール圧RP1へのレール圧RPの制御を開始した後、第1所定時間TMREF1がまだ経過していないときには、そのまま本処理を終了する。
一方、ステップ18の答がYESのときには、レール圧RPの第1レール圧RP1への制御開始後、レール圧RPの変更に伴って前述したアイドル時TINJ算出処理のステップ3で算出されるF/B補正量ΔQF/Bが安定した状態になったとして、そのときのF/B補正量ΔQF/Bを、第1補正量ΔQ1として記憶する(ステップ19)。次に、第1補正量算出中フラグF_RP1および第1補正量算出許可フラグF_RP1OKを、ともに「0」にリセットする(ステップ20および21)。
上記ステップ21の後にはステップ22に進む。また、このステップ21の実行により、前記ステップ12の答がNOになり、この場合にもステップ22に進む。このステップ22では、第2補正量算出中フラグF_RP2が「1」であるか否かを判別する。
この答がNOで、今回が第1補正量Δ1の算出を終了した直後のループに相当するときには、目標レール圧RPCMDを、アイドル運転時の所定レール圧RPREFよりも小さな所定の第2レール圧RP2設定し(ステップ23)、この設定値に基づいて、リリーフ弁11を制御することによってレール圧RPを低下させ、第2レール圧RP2に変化させる。なお、このときの第2レール圧RP2としては、例えば、25〜30Mpaの範囲が好ましく、本実施形態では、レール圧RPの下限値に近い25MPaに設定されている。次に、ダウンカウント式の第2タイマTM2のタイマ値を、第2所定時間TMREF2(例えば2〜5秒)にセットする(ステップ24)。
次いで、第2補正量ΔQ2の算出中であることを表すために、第2補正量算出中フラグF_RP2を「1」にセットし(ステップ25)、本処理を終了する。
一方、前記ステップ22の答がYESで、第2補正量ΔQ2の算出中であるときには、上記ステップ24でセットした第2タイマTM2のタイマ値が値0であるか否かを判別する(ステップ26)。この答がNOで、第2レール圧RP2へのレール圧RPの制御を開始した後、第2所定時間TMREF2がまだ経過していないときには、そのまま本処理を終了する。
一方、ステップ26の答がYESのときには、レール圧RPの第2レール圧RP2への制御開始後、レール圧RPの変更に伴って算出されるF/B補正量ΔQF/Bが安定した状態になったとして、そのときのF/B補正量ΔQF/Bを、第2補正量ΔQ2として記憶する(ステップ27)。
次に、第2補正量算出中フラグF_RP2を「0」にリセットする(ステップ28)とともに、第1補正量算出許可フラグF_PR1OKを「1」にセットする(ステップ29)。
次いで、前記ステップ19で記憶した第1補正量ΔQ1から、前記ステップ27で記憶した第2補正量ΔQ2を減算した値を、両者ΔQ1,ΔQ2間の補正量偏差ΔQとして算出する(ステップ30)。以上のように、この補正量偏差ΔQは、レール圧RPを第1レール圧RP1から第2レール圧RP2に変化させたときのF/B補正量ΔQF/Bの変化量を表す。
次に、補正量偏差ΔQの絶対値|ΔQ|が、所定偏差ΔQREF以上であるか否かを判別する(ステップ31)。この答がNOで、補正量偏差ΔQが所定の範囲内にあるときには、燃料圧力センサ31およびインジェクタ8を含む燃料噴射系20が正常であるとして、そのことを表すために、燃料噴射系異常フラグF_NGを「0」にセットする(ステップ32)。次いで、燃料圧力センサ31が正常であるとして、そのことを表すために、燃料圧力センサ異常フラグF_RPSNGを「0」にセットし(ステップ33)、本処理を終了する。
一方、前記ステップ31の答がYESで、|ΔQ|≧ΔQREFのとき、すなわち、補正量偏差ΔQが所定の範囲内にないときには、燃料噴射系20に異常が発生しているとして、そのことを表すために、燃料噴射系異常フラグF_NGを「1」にセットする(ステップ34)。また、インジェクタ8については、すでに正常と判定されていることから、燃料圧力センサ31に異常が発生しているとして、燃料圧力センサ異常フラグF_RPSNGを「1」にセットする(ステップ35)。
次いで、補正量偏差ΔQが値0よりも大きいか否かを判別する(ステップ36)。この答がYESで、ΔQ>0のときには、目標燃料噴射量QINJが増大側に補正されており、すなわち、実燃料噴射量QINJACTが、目標燃料噴射量QINJに対して減少側にずれているとして、燃料噴射系20の減少側異常フラグF_NGSを「1」にセットするとともに、増大側異常フラグF_NGLを「0」にセットし(ステップ37)、本処理を終了する。
一方、上記ステップ36の答がNOで、ΔQ≦0のときには、目標燃料噴射量QINJが減少側に補正されており、すなわち、実燃料噴射量QINJACTが、目標燃料噴射量QINJに対して増大側にずれているとして、減少側異常フラグF_NGSを「0」にセットするとともに、増大側異常フラグF_NGLを「1」にセットし(ステップ38)、本処理を終了する。
以上のように、補正量偏差ΔQに基づいて燃料噴射系20の異常を判定するのは、以下の理由による。図6は、燃料圧力センサ31の出力特性を、正常および異常な場合について示している。同図に実線(a)で示すように、燃料圧力センサ31が正常な場合には、その検出値(電圧値)は、レール圧RPに対して所定の傾きでリニアに変化する。これに対し、燃料圧力センサ31が異常な場合、その検出値は、正常時とは異なる傾きで変化する。すなわち、検出値が、実際のレール圧RPに対して大きな値を示す側にずれているときは、例えば破線(b)で示すように、その傾きは正常時よりも小さくなり、小さな値を示す側にずれているときは、例えば破線(c)で示すように、その傾きは正常時よりも大きくなる。
前述したように、燃料噴射時間TINJは、目標燃料噴射量QINJおよびレール圧RPに基づいて算出され(ステップ5)、算出された燃料噴射時間TINJに基づいてインジェクタ8が駆動されることによって、実燃料噴射量QINJACTが目標燃料噴射量QINJになるように制御される。したがって、燃料圧力センサ31が正常であれば、図7(a)に示すように、目標レール圧RPCMDが所定レール圧RPREFから第1レール圧RP1に変化しても、それに応じて燃料噴射時間TINJが適正に算出されることにより、実燃料噴射量QINJACTが目標燃料噴射量QINJにほぼ一致する状態に保たれる。その結果、エンジン回転数NEが目標アイドル回転数NECMDに維持されることによって、F/B補正量ΔQF/Bがほぼ値0になり、目標燃料噴射量QINJは、アイドル運転時用の基本燃料噴射量QBASEにほぼ等しい状態で推移する。
これに対し、燃料圧力センサ31に異常が発生し、その出力特性が変化したときには、実際とは異なるレール圧RPが検出され、このレール圧RPに基づいて燃料噴射時間TINJが算出されてしまう。具体的には、図6の破線(b)のように検出値が実際のレール圧RPよりも大きい側にずれている場合には、燃料噴射時間TINJが適正値よりも小さな値に設定されるため、実燃料噴射量QINJACTが、目標燃料噴射量QINJよりも小さい側にずれてしまう(以下「減少側ずれ」という)。
その結果、目標レール圧RPCMDを第1レール圧RP1に設定すると、実燃料噴射量QINJACTの減少側ずれにより、図7(b)に示すように、エンジン回転数NEが目標アイドル回転数NECMDを下回るようになる。ECU2は、この回転数の差を補償するようにF/B補正量ΔQF/Bを算出する(ステップ3)ことにより、目標燃料噴射量QINJを増大させることによって、エンジン回転数NEを目標アイドル回転数NECMDに収束させる。
一方、図6の破線(c)のように、検出値が実際のレール圧RPよりも小さい側にずれている場合には、燃料噴射時間TINJが適正値よりも大きな値に設定されるため、実燃料噴射量QINJACTが、目標燃料噴射量QINJよりも大きい側にずれてしまう(以下「増大側ずれ」という)。
その結果、目標レール圧RPCMDを第1レール圧RP1に設定すると、実燃料噴射量QINJACTの増大側ずれにより、図7(c)に示すように、エンジン回転数NEが目標アイドル回転数NECMDを上回るようになる。ECU2は、この回転数の差を補償するようにF/B補正量ΔQF/Bを算出する(ステップ3)ことにより、目標燃料噴射量QINJを減少させることによって、エンジン回転数NEを目標アイドル回転数NECMDに収束させる。
また、インジェクタ8の噴射特性が変化した場合、燃料圧力センサ31が正常で、燃料噴射時間TINJが目標燃料噴射量QINJおよびレール圧RPに基づいて正しく設定されたとしても、目標燃料噴射量QINJに対する実燃料噴射量QINJACTの減少側ずれまたは増大側ずれが同様に生じるおそれがある。その場合も、燃料圧力センサ31が異常の場合と同様、このようなずれに応じて、F/B補正量ΔQF/Bが算出され、目標燃料噴射量QINJが増大側または減少側に補正される。
したがって、図4および5の燃料噴射系異常判定処理において、ステップ31の答がNOで、補正量偏差ΔQの絶対値|ΔQ|が所定の範囲内にあるときには、レール圧RPを変化させたときのF/B補正量ΔQF/Bの変化量が小さく、燃料噴射系20は正常であると判定することができる。一方、補正量偏差ΔQが所定の範囲内にないとき(ステップ31:YES)には、F/B補正量ΔQF/Bの変化量が大きく、実燃料噴射量QINJACTに増大側または減少側ずれが生じており、インジェクタ8の噴射特性および燃料圧力センサ31の出力特性の少なくとも一方が大きくずれていて、燃料噴射系20に異常が発生していると判定することができる。また、ステップ35の判別により、補正量偏差ΔQの正負に応じて、燃料噴射系20に増大側ずれおよび減少側ずれのいずれが発生しているかを判定することができる。
また、前述したように、第1レール圧RP1および第2レール圧RP2は、レール圧RPの上限付近および下限付近の値にそれぞれ設定されている。これにより、両者RP1,RP2間の差を最大限、大きくすることにより、図6の破線(b)および(c)に示すように、燃焼圧力センサ31に異常が生じた場合、検出値の正常時に対するずれ幅をより大きくすることができ、それにより補正量偏差ΔQがより明確に現れることによって、燃料圧力センサ31の異常をより正確に判別することができる。
図8は、インジェクタ8の異常判定処理を示している。本処理は、前述した燃料噴射系20の異常判定処理に先立ち、所定の時間ごとに実行される。まず、ステップ40では、アイドルフラグF_IDLEが「1」であるか否かを判別する。
この答がNOのときには、そのまま本処理を終了する。一方、この答がYESで、エンジン3がアイドル運転状態にあるときには、インジェクタ8が正常であるか否かを判定する(ステップ41)。この判定は、例えば、筒内圧センサ32の出力波形と、インジェクタ8が正常であるときに得られる所定の波形とを比較することによって行われ、両者間の差異が小さいときには正常と判定し、差異が大きいときには異常と判定する。
例えば、インジェクタ8につまりなどの異常が発生しているときには、燃料の噴射方向、広がりや霧化の度合いなどが正常時と異なるため、それに伴って燃焼状態が変化することにより、筒内圧センサ32の出力波形も正常時と異なる。したがって、上記の手法によってインジェクタ8の異常を適切に判定することができる。
このステップ41の答がNOで、インジェクタ8が異常と判定されたときには、そのことを表すために、インジェクタ異常フラグF_INJNGを「1」にセットする(ステップ42)とともに、燃料噴射系異常フラグF_NGを「1」にセットし(ステップ43)、本処理を終了する。一方、前記ステップ41の答がYESで、インジェクタ8が正常と判定されたときには、インジェクタ異常フラグF_INJNGを「0」にセットし(ステップ44)、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、レール圧RPを第1レール圧RP1および第2レール圧RP2に変化させたときの補正量偏差ΔQの絶対値|ΔQ|が所定の範囲内にあるときには、F/B補正量ΔQF/Bの変化量が小さく、実燃料噴射量QINJACTが目標燃料噴射量QINJにほぼ一致しており、燃料噴射系20は正常であると判定することができる。一方、補正量偏差ΔQ絶対値|ΔQ|が所定の範囲内にないときには、F/B補正量ΔQF/Bの変化量が大きく、実燃料噴射量QINJACTに増大側または減少側ずれが生じており、インジェクタ8の噴射特性および燃料圧力センサ31の出力特性の少なくとも一方が大きくずれていて、燃料噴射系20に異常が発生していると判定することができる。また、補正量偏差ΔQの正負に応じて、燃料噴射系20に増大側ずれおよび減少側ずれのいずれが発生しているかを判定することができる。
また、上述したように、1つの燃料圧力センサ31のみで燃料圧力系20の異常を診断をすることができ、コモンレール7に異常判定のための圧力センサを別個に設ける必要がなくなるので、製造コストを削減することができる。
さらに、図8のインジェクタ異常判定処理によって、筒内圧SPに基づき、インジェクタ8の異常を判定する。この判定を行うアイドル運転時においては、レール圧RPが低い一定値(例えば35Mpa)に維持されるため、燃料圧力センサ31が異常であったとしても、その検出値の正常時に対するずれ量が小さく、燃料圧力センサ31の異常が筒内圧SPに及ぼす影響は小さい。一方、インジェクタ8が異常であるときには、その影響が通常、筒内圧SPの波形に明確に現れるため、筒内圧SPの波形からインジェクタ8の異常を適切に判定することができる。そして、このようなインジェクタ8の判定を先に実行するとともに、インジェクタ8が正常と判定されているときに燃料噴射系異常判定処理によって燃料噴射系20の異常を判定するので、その結果、燃料噴射系20が異常であると判定されたときに、燃料圧力センサ31が異常であると特定することができる。以上により、インジェクタ8の異常と燃料圧力センサ31の異常を切り分けることができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、補正量偏差ΔQの絶対値|ΔQ|を所定偏差ΔQREFと比較しているが、これに限定されることなく、補正量偏差ΔQの正負に応じて異なるしきい値を設定してもよい。また、レール圧RPを、第1レール圧RP1に変化させた場合と、第2レール圧RP2に変化させた場合とで、互いに異なるしきい値を設定してもよい。
また、実施形態では、燃料噴射系20の異常を診断する際のパラメータとして、F/B補正量ΔQF/Bを用いているが、これに限定されることなく、例えば、アイドルフィードバック制御中のエンジン回転数NEをパラメータとして用いてもよい。この場合、例えば、所定レール圧RPREFのときのエンジン回転数NEと、レール圧RPを変化させたときのエンジン回転数NEとのずれのピーク値を算出し、その結果に基づいて燃料噴射系20の異常を判定することができる。ただし、F/B補正量ΔQF/Bは、エンジン回転数NEがフィードバック制御により目標アイドル回転数NECMDに収束した状態で得られる値であるため、実施形態で説明したようにF/B補正量ΔQF/Bをパラメータとして診断する方が、燃料噴射系20の異常診断をより精度良く行うことができる。
また、実施形態では、目標レール圧RPREFの変更後、第1所定時間TMREF1または第2所定時間TMREF2が経過したときに、F/B補正量ΔQF/Bが安定したと判定しているが、これに限定されることなく、そのときのエンジン回転数NEに基づき、その変化量が所定値以下に収束したときに、F/B補正量ΔQF/Bが安定したと判定してもよい。
また、実施形態では、レール圧RPを、所定レール圧RPREFよりも大きな第1レール圧RP1と小さな第2レール圧RP1とに変化させることによって、補正量偏差ΔQが明確に現れるようにしているが、これに限定されることなく、レール圧RPを、所定レール圧RPREFから他の1つの値に変化させ、そのときのF/B補正量ΔQF/Bの値の大きさおよび符号に応じて、燃料噴射系20の異常を診断してもよい。
さらに、本発明は、車両に搭載されたディーゼルエンジンに限らず、直噴式のガソリンエンジンなどにも適用することができる。また、本発明は、クランク軸が鉛直方向に配置された船外機などのような船舶推進機用エンジンを含む、様々な産業用の内燃機関に適用できることはもちろんである。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
本発明による燃料噴射装置1を含むエンジン3などの概略構成を示す図である。 アイドル時TINJ算出処理を示すフローチャートである。 QINJ−TINJマップの一例である。 燃料噴射系の異常判定処理のフローチャートの一部である。 図4のフローチャートの残りの部分を示すフローチャートである。 レール圧と燃料圧力センサの検出値との関係を示す図である。 目標レール圧を所定レール圧から第1レール圧に変化させたときのエンジン回転数および目標燃料噴射量を、燃料噴射系の正常時および異常時について、経時的に示す図である。 インジェクタの異常判定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 燃料噴射装置
2 ECU(目標燃料噴射量設定手段,燃料噴射時間設定手段,燃料噴射系 異常診断手段,アイドルフィードバック補正手段,インジェク タ異常診断手段)
3 エンジン(内燃機関)
7 コモンレール(蓄圧室)
8 インジェクタ
9 高圧ポンプ(燃料圧力制御手段)
11 リリーフ弁(燃料圧力制御手段)
20 燃料噴射系
31 燃料圧力センサ
RP レール圧(燃料圧力)
ΔQF/B F/B補正量(パラメータ)
QINJ 目標燃料噴射量
TINJ 燃料噴射時間

Claims (2)

  1. 高圧の燃料を貯蔵する蓄圧室と、
    当該蓄圧室に貯蔵された燃料を噴射するインジェクタと、
    当該インジェクタから噴射すべき目標燃料噴射量を設定する目標燃料噴射量設定手段と、
    前記蓄圧室内の燃料の圧力を検出する燃料圧力センサと、
    前記設定された目標燃料噴射量および前記検出された燃料の圧力に基づいて、前記インジェクタの燃料噴射時間を設定する燃料噴射時間設定手段と、
    当該設定された燃料噴射時間に基づいて、前記インジェクタから燃料を噴射させる燃料噴射制御手段と、
    前記蓄圧室内の燃料の圧力を制御する燃料圧力制御手段と、
    前記内燃機関のアイドル運転時に、当該内燃機関の回転数が目標アイドル回転数になるように前記目標燃料噴射量を補正するための補正量を算出するアイドルフィードバック補正手段と、
    前記アイドル運転時において、前記燃料圧力制御手段により前記蓄圧室内の燃料の圧力を変化させるとともに、当該燃料の圧力を変化させたときに前記アイドルフィードバック補正手段によって算出された補正量に基づいて、前記燃料圧力センサおよび前記インジェクタを含む燃料噴射系の異常を診断する燃料噴射系異常診断手段と、
    を備えていることを特徴とする内燃機関の燃料噴射装置。
  2. 前記インジェクタの異常を診断するインジェクタ異常診断手段をさらに備え、
    前記燃料噴射系異常診断手段は、前記燃料噴射系が異常であると診断し、且つ前記インジェクタ異常診断手段により前記インジェクタが正常であると診断したときに、前記燃料圧力センサが異常であると診断することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
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