JP4610239B2 - 静止画抽出装置及び動画撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、再生される動画から所望の静止画を抽出して記録する静止画抽出装置、及び該静止画抽出装置を備える動画撮像装置に関する。
従来の静止画抽出装置を備える動画撮像装置、例えばデジタルビデオカメラ、動画の記録再生機能を有するデジタルスチルカメラ等は、記録媒体に記録された動画を再生する記録再生部と、記録再生部が再生する動画を表示する表示部とを備えている。動画は、時系列で一定時間の間隔を隔てた複数の静止画からなり、前記複数の静止画が例えば30フレーム/秒で表示部に表示され、動画として再生される。
動画撮像装置は、再生されて表示部に表示される動画から、所望の静止画を抽出するためのキャプチャボタンを更に備えている。キャプチャボタンが押された場合、キャプチャボタンが押された時に表示部に表示されている一の静止画が特定され、特定された一の静止画が静止画ファイルとして記録媒体に記録される。
このように構成される動画撮像装置によれば、所望の静止画が表示部に表示されている時にキャプチャボタンを押すことにより、動画から所望の静止画を抽出し、抽出した静止画を静止画ファイルとして記録媒体に記録することができる。
特開2001−245208号公報
しかしながら、表示部に表示される動画は、時系列の静止画が例えば1/30秒=約0.03秒毎に順々に表示されるため、動画撮像装置の使用者が所望の画像を認識して、キャプチャボタンを押した場合であっても、静止画を抽出するタイミングがずれる恐れがあり、所望の静止画を抽出し、記録することが必ずしもできないという問題があった。例えば、人物を含む動画から所望の静止画を抽出する場合、瞬きして目を閉じた状態の人物を含む画像が静止画として記録される恐れがある。この場合、再び動画を再生して静止画の抽出及び記録を試みる必要がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、一の静止画の指定を受け付ける指定ボタンが押された瞬間の前後の複数の静止画を縮小して並置した並置画像を表示し、表示された並置画像から記録を所望する静止画を選択する手段を備え、選択された静止画を静止画の記録に関する特定の規格に従って記録することができるように構成することにより、指定ボタンを押すタイミングがずれた場合であっても、所望の静止画を特定の規格に従って記録することができる静止画抽出装置及び該静止画抽出装置を備える動画撮像装置を提供することを目的とする。
また、記録を所望する静止画をDCF規格に従って、記録媒体に記録するように構成することにより、記録媒体に記録した静止画を、DCF規格に適合した他の機器において再生することができる静止画抽出装置及び該静止画抽出装置を備える動画撮像装置を提供することを他の目的とする。
更に、一の静止画の指定を受け付ける指定ボタンが押された瞬間の前後の複数の静止画を特定し、特定した静止画のいずれか又はすべてを合成した合成静止画を生成する合成手段を備えることにより、特定された静止画の画像変化を1つの画像で視認可能とする合成静止画を生成することができる静止画抽出装置及び該静止画抽出装置を備える動画撮像装置を提供することを他の目的とする。
更にまた、合成手段を、指定ボタンが押された瞬間の前後の複数の静止画が画素毎に有する画素値から得られる画素値の平均値を画素毎に有する合成静止画を生成するように構成することにより、加算及び除算のみで簡易に合成静止画を生成することができる静止画抽出装置及び該静止画抽出装置を備える動画撮像装置を提供することを他の目的とする。
更にまた、合成対象となる複数の静止画の互いに対応する画素夫々が有する輝度を比較して、最大又は最小の輝度に係る画素値夫々の加算平均値を画素毎に有する合成静止画を生成する手段を備えることにより、輝度の比較、加算及び除算のみで簡易に合成静止画を生成することができる静止画抽出装置及び該静止画抽出装置を備える動画撮像装置を提供することを他の目的とする。
更にまた、指定ボタンが押された瞬間の静止画及び該静止画の前後で、前記一定時間以上の間隔を隔てた静止画を縮小して並置した並置画像を表示し、表示された並置画像から、記録を所望する静止画を選択することができるように構成することにより、時系列の静止画間の変化が乏しい場合であっても、一定時間より長い間隔を隔てた複数の静止画の中から所望の静止画を選択して記録することができる静止画抽出装置及び該静止画抽出装置を備える動画撮像装置を提供することを他の目的とする。
更にまた、指定ボタンが押された瞬間の静止画及び該静止画の前後で、前記一定時間以上の間隔を隔てた静止画を縮小して並置した並置画像を表示し、更に表示された並置画像から選択された静止画の前後で互いに前記間隔より短い間隔を隔てた時系列の静止画を縮小して並置した並置画像を再表示し、再表示された並置画像から記録を所望する静止画を選択することができるように構成することにより、段階的に静止画を隔てる間隔を短くして、抽出を所望する静止画を効率的に特定することができる静止画抽出装置及び該静止画抽出装置を備える動画撮像装置を提供することを他の目的とする。
本発明に係る静止画抽出装置は、時系列で一定時間の間隔を隔てた静止画を生成する情報からなる動画を再生する再生手段と、記録媒体が装着される媒体装着手段とを備え、前記再生手段により再生された動画から一の静止画を抽出して前記媒体装着手段に装着された記録媒体に記録する静止画抽出装置において、前記再生手段により再生された動画から一の静止画の指定を受け付ける指定受付手段と、該指定受付手段が指定を受け付けた場合、指定された静止画及び該静止画の前後の静止画を特定する特定手段と、該特定手段が特定した静止画を縮小して並置した並置画像を作成する並置画像作成手段と、該並置画像作成手段が作成した並置画像から記録する静止画の選択を受け付ける選択受付手段と、該選択受付手段が前記選択を受け付けた場合、選択された静止画を、静止画の記録に関する特定の規格に従って、前記媒体装着手段に装着された記録媒体に記録する処理を行う記録処理手段と、前記特定手段が特定した静止画のいずれか又はすべてを合成した合成静止画を生成する合成手段とを備え、前記合成手段は、合成する複数の静止画の互いに対応する画素夫々が有する輝度を比較して、最大の輝度及び最小の輝度を有する画素の画素値夫々を、画素位置毎に特定する画素特定手段と、該画素特定手段が画素位置毎に前記複数の静止画の中から特定した最大の輝度に係る画素値及び最小の輝度に係る画素値の加算平均値を対応する画素毎に算出する手段と、画素位置毎に算出された加算平均値を画素値として有する合成静止画を生成する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る静止画抽出装置において、前記記録処理手段は、前記媒体装着手段に装着された記録媒体に、記録されるデータを階層的に管理するための管理情報を記録する手段と、前記選択された静止画を圧縮する圧縮手段と、該圧縮手段により圧縮した静止画に特定の情報を付加する付加手段と、該付加手段により特定の情報が付加された静止画を、最上位より下位の階層で管理されるように記録する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る静止画抽出装置において、前記特定の規格は、DCF規格であることを特徴とする。
本発明に係る静止画抽出装置において、前記特定手段は、指定された静止画及び該静止画の前後で、前記一定時間の2以上の整数倍の間隔を隔てた静止画を縮小して並置した並置画像を作成するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る静止画抽出装置は、並置画像作成手段が作成した並置画像から、並置画像として再表示する静止画の選択を受け付ける受付手段を備え、前記特定手段は、前記受付手段が選択を受け付けた場合、選択された静止画及び該静止画の前後で、前記一定時間の2以上の整数倍の前記間隔より短い間隔を有する静止画を特定する手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る動画撮像装置は、時系列で一定時間の間隔を隔てた静止画を撮像する撮像手段と、該撮像手段が撮像した前記静止画を生成する情報からなる動画を生成する動画生成手段と、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載された静止画抽出装置とを備え、前記動画生成手段が生成した動画を前記静止画抽出装置によって再生して、再生された動画から抽出される一の静止画を前記媒体装着手段に装着された記録媒体に記録するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、指定受付手段が指定を受け付けた時に再生されている動画を構成する静止画の中から一の静止画の指定を受け付けて、指定された一の静止画の前後の複数の静止画を縮小して並置した並置画像を作成する。そして、作成された並置画像から、記録を所望する静止画の選択を受け付け、受け付けた静止画を装着手段に装着された記録媒体に、静止画の特定の規格に従って記録する。従って、指定受付手段に指定を与えるタイミングがずれた場合であっても、指定された静止画の前後の複数の静止画の中から、所望の静止画を選択して記録媒体に記録することができる。また、特定の規格に従う他の機器によって静止画を再生することができるように、動画から抽出した静止画を特定の規格に従って記録媒体に記録することができる。
また、本発明にあっては、特定手段が特定した静止画のいずれか又はすべてを合成した合成静止画を生成する。従って、特定した各静止画間の変化を1つの画像で視認することができる合成静止画を生成することができる。
更に、本発明にあっては、合成手段は、合成する複数の静止画の互いに対応する画素の内、最大又は最小の輝度を有する画素の画素値を特定する。最大又は最小の輝度値を有する画素の画素値を特定することにより、静止画間の変化に係る情報を抽出することができる。そして、特定された最大の輝度に係る画素値と最小の輝度に係る画素値の加算平均値を対応する画素毎に有する合成静止画を生成する。従って、静止画間の変化を1つの画像によって視認することができる合成静止画を生成することができる。
本発明にあっては、記録されるデータを階層的に管理するための管理情報を記録媒体に記録する。具体的には、フォルダ又はディレクトリを作成する。圧縮手段は選択された静止画のデータを圧縮し、付加手段は、静止画の圧縮されたデータに特定の情報を付加する。次いで、圧縮された静止画のデータを、最上位のルートディレクトリより下層で管理されるように記録する。従って、圧縮されて下層で管理されている静止画を再生することができる他の機器によって静止画を再生することができるように、動画から抽出した静止画を記録媒体に記録することができる。
本発明にあっては、DCF規格に適合した機器によって再生することができるように、動画から抽出した静止画を、DCF規格に従って記録媒体に記録することができる。
本発明にあっては、指定受付手段が指定を受け付けた時に再生されている動画を構成する静止画の中から一の静止画の指定を受け付け、指定された一の静止画の前後で、一定時間より長い時間の間隔を隔てた時系列の静止画を縮小して並置した並置画像を作成する。そして、作成された並置画像から、抽出を所望する静止画の選択を受け付け、受け付けた静止画を装着手段に装着された記録媒体に、静止画の特定の規格に従って記録する。従って、指定受付手段に指定を与えるタイミングがずれた場合であって、時系列の静止画間の変化が乏しいときであっても、指定された静止画の前後で前記間隔を隔てた複数の静止画の中から、所望の静止画を選択して記録することができる。
本発明にあっては、指定受付手段が指定を受け付けた時に再生されている動画を構成する静止画の中から一の静止画の指定を受け付ける。そして、指定された一の静止画の前後で、一定時間より長い間隔を隔てた時系列の静止画を縮小して並置した並置画像を作成し、作成された並置画像から、所望の静止画の選択を受け付ける。更に、選択された静止画の前後で前記間隔より短い間隔を隔てた時系列の静止画を縮小して並置した並置画像を作成し、作成された並置画像から、抽出を所望する静止画の選択を受け付け、受け付けた静止画を装着手段に装着された記録媒体に、静止画の特定の規格に従って記録する。従って、指定受付手段に指定を与えるタイミングがずれた場合であっても、並置画像として表示される静止画を隔てる時間の間隔を段階的に短くして、所望の静止画を効率的に選択して記録することができる。
本発明に係る静止画抽出装置及び動画撮像装置にあっては、一の静止画を指定するタイミングがずれた場合であっても、指定された一の静止画の前後で、一定時間より長い間隔を隔てた複数の静止画から所望の静止画を選択して記録することができる。また、特定の規格に従う他の機器によって静止画を再生することができるように、動画から抽出した静止画を記録することができる。
本発明に係る静止画抽出装置及び動画撮像装置にあっては、圧縮されて下層で管理されている静止画を再生することができる他の機器によって再生することができるように、動画から抽出した静止画を記録することができる。
本発明に係る静止画抽出装置及び動画撮像装置にあっては、DCF規格に適合した機器によって再生することができるように、動画から抽出した静止画を記録することができる。
本発明に係る静止画抽出装置及び動画撮像装置にあっては、指定された一の静止画及び該静止画の前後の静止画を合成した合成静止画を生成することができる。
本発明に係る静止画抽出装置及び動画撮像装置にあっては、加算及び除算のみで簡易に合成静止画を生成することができる。
本発明に係る静止画抽出装置及び動画撮像装置にあっては、輝度の比較、加算及び除算のみで簡易に合成静止画を生成することができる。
本発明に係る静止画抽出装置及び動画撮像装置にあっては、一の静止画を指定するタイミングがずれた場合であって、静止画間の変化が乏しいときであっても、指定された一の静止画の前後で、一定時間より長い間隔を隔てた複数の静止画から所望の静止画を選択して記録することができる。
本発明に係る静止画抽出装置及び動画撮像装置にあっては、一の静止画を指定するタイミングがずれた場合であっても、指定された一の静止画の前後で、再特定により段階的に短くなる間隔を隔てた複数の静止画の中から所望の静止画を効率的に選択して記録することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明に係る静止画抽出装置及び該静止画抽出装置を備える動画撮像装置を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係る静止画抽出装置を備える動画撮像装置を模式的に示す略示斜視図である。図中、10は被写体からの光を集光するレンズであり、レンズ10は略直方体の筐体11の一側面に設けられている。筐体11は、レンズ10に向かって右側面11aにアスペクト比が4/3の表示部4を枢支している。右側面11aの表示部4より上側部分には、メニュー表示ボタン5a、動画の再生を開始する再生ボタン5b、再生を停止する停止ボタン5c、再生される動画を構成する時系列で一定時間の間隔を隔てた複数の静止画n(n=0,1,2・・・,nend )の内、再生されて表示部4に表示されている一の静止画iを指定する指定ボタン5d、十字キー5e、決定ボタン5f、キャンセルボタン5g、静止画記録ボタン5h、及び電源スイッチ5iが設けられている。
動画撮像装置は、背面に静止画を記録する記録媒体Aを装着し、装着した記録媒体Aに静止画nに係るデータを記録する媒体装着部3(図2参照)を備えている。記録媒体Aは、DCF規格に適合したPCカード等の半導体メモリである。媒体装着部3に装着された記録媒体Aへの記録制御は制御部20が行う。また制御部20は後述する各種ハードウェアを制御する。
図2は、動画撮像装置の構成を示すブロック図である。動画撮像装置は、レンズ10で集光され結像した像をアナログの撮像信号に変換するアスペクト比が4/3の撮像素子21と、撮像信号の変換の同期を取るタイミングジェネレータ22とを備えており、撮像素子21は変換した撮像信号を撮像信号処理部23に出力する。撮像信号処理部23は、撮像素子21が変換した撮像信号をデジタルの動画データに変換するADコンバータを有しており、AD変換した動画データをワークメモリ24に出力して記憶させる。
動画撮像装置は、ワークメモリ24が記憶した動画データにガンマ補正、色補正等の画像処理を行う画像処理部25aと、画像処理部25aが画像処理した動画データをMotionJPEGの圧縮伸張方式で圧縮及び伸張するビデオコーデック部25bとを備えている。MotionJPEGによれば、時系列の複数の静止画n夫々は順次JPEGの圧縮伸張方式で圧縮され、圧縮された動画は、時系列で一定時間の間隔を隔てた複数の静止画nとして伸張される。本発明の実施の形態では、JPEGの圧縮伸張方式で圧縮されたフレーム画を静止画として説明するが、テレビジョン放送規格の2フィールド画(1フレーム画)を1つの静止画としてもよく、また1フィールド画を1つの静止画としても良い。
また動画撮像装置は、ビデオコーデック部25bで圧縮された動画データを、媒体装着部3に装着された記録媒体Aに記録する記録再生部25dと、記録再生部25dにより記録及び再生される動画を表示部4及び表示装置Bに表示するための信号に変換して、表示部4及び動画出力部6に出力するビデオコントローラ25cとを備えている。動画出力部6は、外部の表示装置Bが例えばケーブルを介して接続されるDV端子を備えるインタフェースである。
更に動画撮像装置は、ビデオコーデック部25bが伸張した動画を構成する複数の静止画nから特定された複数の静止画N−2d,N−d,N,N+d,N+2dを縮小し、縮小した縮小画像41〜45を並置した並置画像を作成する並置画像作成部25eを備えている。ここにおいてdは、静止画Nと静止画Nの前後の静止画N±dとの時系列上のフレーム差を示す自然数であり、十字キー5e及び決定ボタン5fの操作により設定される。並置画像作成部25eで作成された画像は、表示部4又は表示装置Bに表示される。
なお、画像処理部25a、ビデオコーデック部25b、ビデオコントローラ25c、記録再生部25d、及び並置画像作成部25eは、1チップ化されて実現されている。
タイミングジェネレータ22、撮像信号処理部23、画像処理部25a、ビデオコーデック部25b、ビデオコントローラ25c、記録再生部25d、及び並置画像作成部25eは、動画撮像装置が備えるマイクロコンピュータの制御部20が制御する。メニュー表示ボタン5a、再生ボタン5b、停止ボタン5c、指定ボタン5d、十字キー5e、決定ボタン5f、キャンセルボタン5g、静止画記録ボタン5h、及び電源スイッチ5iの操作状態は、入出力装置のI/O部26を介して制御部20により検出されるように構成されている。
図3乃至図5は、静止画の抽出及び記録に係る制御部20の処理手順を示すフローチャートである。電源スイッチ5iがオンになった場合、制御部20はdに9を設定する(ステップS1)。静止画Nと静止画N+dとの時系列上の時間間隔ΔTは、例えば動画のフレームレートを30フレーム/秒とした場合、ΔT=d/30=0.3秒となる。
次いで、制御部20は、メニュー表示ボタン5aの操作状態を検出し、メニュー表示ボタン5aが押されているか否かを判定する(ステップS2)。メニュー表示ボタン5aが押されていると判定した場合(ステップS2:YES)、制御部20は時間間隔ΔT=d/30の設定を受け付ける受付メニューを表示する(ステップS3)。そして、制御部20は、十字キー5e及び決定ボタン5fの操作状態を検出してΔTの入力を受け付ける(ステップS4)。そしてまた制御部20は、受け付けたΔTに動画のフレームレートの30フレーム/秒を乗じ、乗じて得た値30ΔTをdに設定する(ステップS5)。
ステップS5の処理を終えた場合、又はステップS2においてメニュー表示ボタン5aが押されていないと判定した場合(ステップS2:NO)、制御部20は、電源スイッチ5iの状態を検出し、電源スイッチ5iがオンの状態にあるか否かを判定する(ステップS6)。電源スイッチ5iがオンの状態にないと判定した場合(ステップS6:NO)、制御部20は処理を終了する。
電源スイッチ5iがオンの状態にあると判定した場合(ステップS6:YES)、制御部20は、再生ボタン5bの操作状態を検出し、再生ボタン5bが押されているか否かを判定する(ステップS7)。再生ボタン5bが押されていると判定した場合(ステップS7:YES)、動画として記録されている静止画nの中から、再生する静止画i、例えば静止画0を設定する(ステップS8)。再生ボタン5bが押されていないと判定した場合(ステップS7:NO)、制御部20は、処理をステップS2に戻す。
ステップS8の処理を終えた場合、制御部20は、静止画iを再生して表示部4に表示し、また動画出力部6に静止画iを出力する(ステップS9)。具体的には、制御部20は、静止画iを含む動画データを記録媒体Aから読み出し、読み出した動画データをビデオコーデック部25bで伸張し、伸張した静止画iを表示部4又は表示装置Bに表示させる。次いで、制御部20は、停止ボタン5cの操作状態を検出し、停止ボタン5cが押されているか否かを判定する(ステップS10)。停止ボタン5cが押されていると判定した場合(ステップS10:YES)、制御部20は処理をステップS2に戻す。
停止ボタン5cが押されていないと判定した場合(ステップS10:NO)、制御部20は、指定ボタン5dの操作状態を検出し、指定ボタン5dが押されているか否かを判定する(ステップS11)。指定ボタン5dが押されていないと判定した場合(ステップS11:NO)、制御部20は、再生する静止画iの番号iを1インクリメントし(ステップS12)、処理をステップS9に戻す。
指定ボタン5dが押されていると判定した場合(ステップS11:YES)、制御部20は、縮小画像43として表示する静止画Nの番号Nに番号iの値を設定する(ステップS13)。次いで、制御部20は、静止画N,N±d,N±2dを含む動画データを記録媒体Aから読み出し、静止画N,N±d,N±2dの縮小画像41〜45を並置画像作成部25eにより生成する(ステップS14)。
縮小画像41〜45の生成を終えた場合、制御部20は、図7に示すように静止画N−2d,N−d,N、N+d,N+2dの縮小画像41〜45を左側から右側に昇順で並置した並置画像を作成し、作成した並置画像を表示部4に表示する(ステップS15)。また、制御部20は作成した並置画像を動画出力部6に出力する。そして、制御部20は、縮小画像41〜45の選択を受け付けるためのカーソル40を表示する(ステップS16)。例えば、縮小画像43の縁を囲む略長方形のカーソル40を表示する。
ステップ16の処理を終えた後、制御部20は、十字キー5eの操作状態を検出し、十字キー5eが押されているか否かを判定する(ステップS17)。十字キー5eが押されていると判定した場合(ステップS17:YES)、制御部20は十字キー5eの操作に応じてカーソル40を移動させる(ステップS18)。例えば、カーソル40が縮小画像43を指定している場合において、十字キー5eの右ボタンが押されているとき、縮小画像43を指定するカーソル40を移動させ、縮小画像43の右隣に並置している縮小画像44にカーソル40を合わせる。同様に、カーソル40が縮小画像43を指定している場合において、十字キー5eの左ボタンが押されているとき、縮小画像43を指定するカーソル40を移動させ、縮小画像43の左隣に並置している縮小画像42にカーソル40を合わせる。
ステップS18の処理を終えた場合、又はステップS17において、十字キー5eが押されていないと判定した場合(ステップS17:NO)、制御部20はdが1であるか否かを判定する(ステップS19)。dが1でないと判定した場合(ステップS19:NO)、制御部20は、決定ボタン5fの操作状態を検出し、決定ボタン5fが押されているか否かを判定する(ステップS20)。決定ボタン5fが押されていると判定した場合(ステップS20:YES)、制御部20は、カーソル40で指定されている縮小画像41〜45に係る静止画kの番号kを番号Nに設定する(ステップS21)。例えば、縮小画像41がカーソル40で指定されている場合、縮小画像41に係る静止画k=N−2dの番号k=N−2dを、番号Nに設定する。そして、制御部20は、dを3で除し、除した値d/3を整数に変換した値Int(d/3)を新たなdの値として設定する(ステップS22)。整数への変換は、dを3で除した値の端数を切り上げることにより行う。dにInt(d/3)を設定した場合、制御部20は処理をステップS14に戻す。
ステップS19においてdが1であると判定した場合(ステップS19:YES)、又はステップS20において決定ボタン5fが押されていないと判定した場合(ステップS20:NO)、制御部20は、静止画記録ボタン5hの操作状態を検出し、静止画記録ボタン5hが押されているか否かを判定する(ステップS23)。静止画記録ボタン5hが押されていると判定した場合(ステップS23:YES)、制御部20はカーソル40で選択されている縮小画像41〜45の静止画kをDCF(Degign rule for Camera File system)規格に従って記録するサブルーチンを呼び出す(ステップS24)。
サブルーチンにおいて制御部20は、媒体装着部3の状態を検出し、媒体装着部3が記録媒体Aを装着しているか否かを判定する(ステップS101)。媒体装着部3が記録媒体Aを装着していないと判定した場合(ステップS101:NO)、制御部20は、記録媒体Aを装着すべきことを通知するメッセージを表示部4に表示させ(ステップS102)、サブルーチンの処理を終える。
媒体装着部3が記録媒体Aを装着していると判定した場合(ステップS101:YES)、制御部20は、データを階層的に管理するための管理情報を記録媒体Aから読み出し、管理情報に基づいてルートディレクトリ7aにDCFイメージディレクトリ7b(図6参照)があるか否かを判定する(ステップS103)。具体的には、ファイル名が「DCIM」のディレクトリがあるか否かを判定する。DCFイメージディレクトリ7bがないと判定した場合(ステップS103:NO)、制御部20は、記録媒体Aのルートディレクトリ7aにファイル名が「DCIM」のディレクトリを作成する(ステップS104)。
ステップS104の処理を終えた場合、又はステップS103においてDCFイメージディレクトリ7bがあると判定した場合(S103:YES)、制御部20は、管理情報に基づいてDCFイメージディレクトリ7bの下層にDCFディレクトリ7cがあるか否かを判定する(ステップS105)。DCFディレクトリ7cがないと判定した場合(ステップS105:NO)、制御部20は、DCFイメージディレクトリ7bの下層にDCFディレクトリ7cを作成する(ステップS106)。DCFディレクトリ7cは、ディレクトリ名が100〜999のディレクトリ番号と5文字の自由文字とからなるディレクトリである。例えば、ディレクトリ名が「100SHARP」のディレクトリを作成する。
ステップS106の処理を終えた場合、又はステップS105において、DCFディレクトリ7cがあると判定した場合(ステップS105:YES)、制御部20は、静止画kを一旦ワークメモリ24に本来の解像度で展開し、展開した静止画kを画素数が160×120の画像に縮小し、JPEGの圧縮伸張方式で圧縮したサムネイル画像を生成する(ステップS107)。そして、制御部20は、MotionJPEGの圧縮伸張方式で圧縮されている動画の一部である静止画kをJPEGの圧縮伸張方式に添うように、展開及び圧縮することなく、ヘッダ部の変更により静止画kをJPEGの圧縮伸張方式のファイルに変換する(ステップS108)。ヘッダ部の変更によりファイル形式を変換するため、画質のさらなる劣化を伴うことは無い。次いで、制御部20は、静止画kの圧縮されたデータにステップS107で生成したサムネイルと、静止画kに関する特定の情報を付加したExifファイル形式のDCF基本ファイルを作成する(ステップS109)。
DCF基本ファイルのファイル名は、4文字の自由文字と0001〜9999のファイル番号とからなり、「JPG」の拡張子を有する。例えば、ファイル名を「PICT0001.JPG」として記録する。特定の情報は、Exif必須タグ及びDCFの規格により要求される、動画撮像装置の情報、色空間情報等に関する情報である。より具体的には、動画撮像装置のメーカー名、モデル名、静止画kの原画像の生成日時、静止画kのデジタルデータの作成日時、DCF基本ファイルであることを判別するためのDCF判別情報、sRGBの色空間を示す情報等を記録する。更に、制御部20は、ステップS109で作成したDCF基本ファイルを、DCFディレクトリ7cに記録し(ステップS110)、サブルーチンの処理を終える。
ステップS24の処理を終えた場合、又はステップS23において静止画記録ボタン5hが押されていないと判定した場合(ステップS23:NO)、制御部20は、キャンセルボタン5gの操作状態を検出し、キャンセルボタン5gが押されているか否かを判定する(ステップS25)。キャンセルボタン5gが押されていると判定した場合(ステップS25:YES)、制御部20は、dにステップS1又はステップS5で初期設定されたdを設定し(ステップS26)、処理をステップS9に戻す。キャンセルボタン5gが押されていないと判定した場合(ステップS25:NO)、処理をステップS16に戻す。
図6は、図5に示す処理によって記録媒体Aに記録される静止画ファイル及び記録媒体のディレクトリ構造を示す概念図である。図6(a)は、記録媒体Aに記録する静止画ファイルを示している。静止画ファイルは、JPEGの圧縮伸張方式で圧縮された静止画kのデータと、静止画kのサムネイル画像と、撮像装置の情報、色空間等に関する特定の情報を含み、データの起点及び終点を示すSOI(Start of Image)及びEOI(End of Image)により静止画ファイルが構成されている。
図6(b)は、図6(a)に示す静止画ファイルを記録する記録媒体Aのディレクトリ構造を示している。記録媒体Aのルートディレクトリ7aには、ファイル名が「DCIM」のDCFイメージディレクトリ7bが作成されており、DCFイメージディレクトリ7bには、DCFディレクトリ7cが作成されている。そして、ファイル名が「100SHARP」のDCFディレクトリ7cに、静止画ファイルがファイル名「PICT0001.JPG」で記録されている。
図7は、本発明に係る並置画像作成部25eにより作成された並置画像の模式図である。並置画像の上側には、静止画N,N±d,N±2d夫々の縮小画像41〜45が左側から右側に昇順に並置されている。縮小画像41〜45の下側には、カーソル40で選択されている縮小画像43の静止画k=Nが拡大されて表示されている。
図8は、並置画像として表示される複数の静止画間の時間間隔を段階的に短くして並置画像を再表示した場合の縮小画像の模式図である。図8(a)は、動画の再生中に指定ボタン5dが押された場合に、表示される縮小画像41〜45である。縮小画像41〜45間の時間間隔はd/30=9/30=0.3秒であり、縮小画像42がカーソル40で選択されている。図8(b)は、図8(a)の状態で決定ボタン5fが押された場合に再表示される縮小画像46〜50である。縮小画像46〜50間の時間間隔は0.3/3=0.1秒であり、縮小画像48が選択されている。図8(c)は、更に図8(b)の状態で決定ボタン5fが押された場合に再表示される縮小画像51〜55である。縮小画像間の時間間隔は0.1/3=約0.03秒である。
本発明に係る動画撮像装置にあっては、動画として再生され、順々に表示部4に表示される静止画iを指定するタイミングがずれた場合であっても、図8(a)に示すように、指定ボタン5dが押された時に再生されている静止画i=Nを含む複数の静止画N,N±d,N±2dの縮小画像41〜45が表示部4に表示されるため、所望の静止画kを選択して、選択した静止画kを静止画ファイルとして記録媒体Aに記録することができる。
また、図8(a)に示すように、縮小画像41〜45間の時間間隔は、0.03秒に比べ0.3秒と長いため、時系列の連続する静止画nの変化が乏しい場合であっても、画像の変化が比較的大きい縮小画像41〜45の中から所望の静止画kを選択して、静止画ファイルとして記録媒体Aに記録することができる。
更に、図8(b)、(c)に示すように、縮小画像41〜45間の時間間隔をより短くした縮小画像46〜55を表示させることにより、連続する時系列の静止画nの変化が大きい場合であっても、所望の静止画kを選択して、静止画ファイルとして記録媒体Aに記録することができる。
更にまた、抽出した静止画kは、DCF規格に従って記録媒体Aに記録されるため、DCF規格に適合した他の機器によっても、記録媒体Aに記録した静止画kを再生することができる。例えば、DCF規格に適合した記録媒体を有した装置を接続した場合、パーソナルコンピュータ又はパーソナルコンピュータ上のソフトウェアを介在することなしに印画を行うことが可能な印刷装置と本発明に係る動画撮像装置とを接続した場合、動画から抽出した静止画を、通常の静止画印刷と同等の手段によって、容易に印刷を行うことが可能となる。
ダイレクトプリント可能なプリンタに記録媒体Aを装着させた場合、記録媒体Aに記録した静止画kをダイレクトプリントすることができる。
更にまた、再生する動画及び並置画像を、動画出力部6に接続する表示装置Bに表示させることができる。
なお、実施の形態で示した静止画抽出装置は、動画を撮像する動画撮像装置に適用されているが、動画をDVDに記録するDVDレコーダ、又は携帯電話その他の動画記録装置に適用しても良い。
また、並置画像として表示される複数の静止画間のフレーム差の設定を、時間間隔d/30によって受け付けているが、dを直接受け付けるように構成しても良い。また、具体的な時間間隔の指定を受け付けず、時間間隔の長短のいずれかを選択できるように構成しても良い。
更に、指定された静止画を含む縮小画像を5つ並置した並置画像を生成しているが、3つ以上の縮小画像を表示部に表示しても良い。
更にまた、dを、関数Int(d/3)によって段階的に小さくしているが、異なる比率、例えばInt(d/5)、又はInt(d/2)等でdを段階的に変化させても良い。
(実施の形態2)
図9は、実施の形態2に係る動画撮像装置が備える制御部の処理手順を示すフローチャートである。制御部20は、図3乃至図5に示す処理に加えて図9に示す処理を行う。つまり、ステップS16の処理を終えた後、ステップS17の処理を行う前に、ステップS201乃至ステップS213の処理を行う。
制御部20は、ステップS16の処理を終えた場合、並置画像を表示した状態で本発明に係る合成静止画141の作成指示を受け付けるようにしてあり、合成静止画141作成の指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS201)。具体的には、図7に示した並置画像に合成静止画141の作成を受け付けるためのボタンを表示し、制御部20は、十字キー5e及び決定ボタン5fの操作状態を検出することにより、合成静止画141作成の指示を受け付けたか否かを判定する。合成静止画141の作成指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS201:NO)、制御部20は、図4に示すステップS17の処理を実行する。
合成静止画141の作成指示を受け付けたと判定した場合(ステップS201:YES)、制御部20は、静止画N,N±d,N±2dを記録媒体Aから読み出す(ステップS202)。静止画N,N±d,N±2dは、画素数X0×Y0の画素(x,y)毎に0〜255の画素値Iα(x,y)を有しており、制御部20は、静止画N,N±d,N±2dの画素位置を示すx及びyに0を設定する(ステップS203、S204)。但し、xは静止画N,N±d,N±2dの水平方向の画素位置を示しており、0及び最大値X0間の整数である。yは静止画N,N±d,N±2dの垂直方向の画素位置を示しており、0及び最大置Y0間の整数である。また、Iの添え字αは、−2〜2の整数であり、夫々静止画N,N±d,N±2dに対応する画素値を示している。以下、静止画をモノクロ画像として説明するが、カラー画像の場合もRGB(R=Red、G=Green、B=Blue)夫々の画素値に同様の処理を行えば良い。
そして、制御部20は、静止画N,N±d,N±2d夫々の画素値Iα(x,y)の平均値を算出し、算出した平均値をP(x,y)に代入する(ステップS205)。つまり、静止画N,N±d,N±2d夫々の画素値Iα(x,y)を加算して、加算した加算値ΣIα(x,y)を5で除する。5は、合成する静止画N,N±d,N±2dの総数である。
次いで、制御部20は、xがX0であるか否かを判定する(ステップS206)。xがX0でないと判定した場合(ステップS206:NO)、制御部20はxを1インクリメントして(ステップS207)、処理をステップS205に戻す。
xがX0であると判定した場合(ステップS206:YES)、次いで制御部20はyがY0であるか否かを判定する(ステップS208)。yがY0でないと判定した場合(ステップS208:NO)、制御部20は、yを1インクリメントして(ステップS209)、処理をステップS204に戻す。
yがY0であると判定した場合(ステップS208:YES)、制御部20はP(x,y)を画素毎に有する合成静止画141を表示部4に表示する(ステップS210)。次いで、制御部20は表示した合成静止画141を記録媒体Aに記録するか否かの指示を受け付ける(ステップS211)。具体的には、制御部20は、記録の要・不要を選択させるメニューを表示させ、十字キー5e及び決定ボタン5fの操作状態を検出することにより、記録の指示を受け付ける。
記録の指示を受け付けた場合、制御部20は、ステップS211で合成静止画141の記録指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS212)。合成静止画141の記録指示を受け付けたと判定した場合(ステップS212:YES)、制御部20は、合成静止画141を記録媒体Aに記録するために、静止画の記録を行うサブルーチンを呼び出す(ステップS213)。静止画の記録を行うサブルーチンは、図5に示したサブルーチンの処理と同様である。
合成静止画141の記録指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS212:NO)又はステップS213の処理を終えた場合、制御部20は、図4に示すステップS17の処理を実行する。
実施の形態2に係る動画撮像装置が備える制御部20の処理内容以外の構成、作用及び効果は、実施の形態1で示した動画撮像装置と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
図10は、合成する5つの静止画の縮小画像、及び5つの静止画を合成した合成静止画の模式図である。図5(a)は、図4に示すステップS14及びS15の処理によって表示されている縮小画像41〜45であり、図5(b)は縮小画像41〜45の静止画N,N±d,N±2dをステップS202〜S208の処理により合成した合成静止画141を示している。
実施の形態2に係る動画撮像装置にあっては、静止画の画素毎に画素値の平均を算出することにより、静止画の特徴を1つの画像により示すことができる合成静止画を生成することができる。
(実施の形態3)
図11は、実施の形態3に係る動画撮像装置が備える制御部の処理手順を示すフローチャートである。図12及び13は、実施の形態3の処理によって合成される静止画を示す説明図である。制御部20は、図3乃至図5に示す処理に加えて図11に示す処理を行う。つまり、ステップS16の処理を終えた後、ステップS17の処理を行う前にステップS301乃至ステップS315の処理を行う。
制御部20は、ステップS16の処理を終えた場合、並置画像を表示した状態で本発明に係る合成静止画241(図14参照)の作成指示を受け付けるようにしてあり、合成静止画241作成の指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS301)。合成静止画241の作成指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS301:NO)、制御部20は、図4に示すステップS17の処理を実行する。
合成静止画241の作成指示を受け付けたと判定した場合(ステップS301:YES)、制御部20は、図12及び図13に示す静止画N,N±d,N±2d,N+3dを記録媒体Aから読み出す(ステップS302)。図12(a)、(b)、(c)は夫々、静止画N−2d、静止画N−d、静止画Nを示しており、図13(d)、(e)、(f)は夫々、静止画N+d、静止画N+2d、静止画N+3dを示している。静止画N,N±d,N±2d,N+3dは、画素数X0×Y0の画素(x,y)毎に0〜255の画素値Iα(x,y)を有しており、制御部20は、静止画N,N±d,N±2d,N+3dの画素位置を示すx及びyに0を設定する(ステップS303、S304)。Iの添え字αは、−2〜5の整数であり、夫々静止画N,N±d,N±2d,N+3dに対応する画素値を示している。
そして、制御部20は、静止画N,N±d,N±2d,N+3d夫々の互いに対応する画素(x,y)夫々が有する輝度を比較して、最大の輝度を有する画素(x,y)の画素値Imaxを特定する(ステップS305)。Imaxの特定は、例えば静止画N−2dから静止画N+3dまで順々に画素(x,y)が有する輝度を比較して、輝度のより大きい画素(x,y)の画素値を特定することにより行う。
なお、RGBのカラー画像の場合、画素(x,y)が有する輝度の比較は、ワークメモリ24に静止画のデータとして展開されている輝度情報に基づいて行う。また、RGBの色成分を有する画素値から輝度を算出しても良い。
次いで、制御部20は、静止画N,N±d,N±2d,N+3d夫々の互いに対応する画素(x,y)夫々が有する輝度を比較して、最小の輝度を有する画素(x,y)の画素値Iminを特定する(ステップS306)。そして、ステップS305及びS306で特定したImax及びIminの加算平均値を算出し、算出した加算平均値をP(x,y)に代入する(ステップS307)。加算平均値は、(Imax+Imin)/2により算出する。
ステップS307の処理を終えた場合、制御部20は、xがX0であるか否かを判定する(ステップS308)。xがX0でないと判定した場合(ステップS308:NO)、制御部20はxを1インクリメントして(ステップS309)、処理をステップS305に戻す。
xがX0であると判定した場合(ステップS308:YES)、次いで制御部20はyがY0であるか否かを判定する(ステップS310)。yがY0でないと判定した場合(ステップS310:NO)、制御部20は、yを1インクリメントして(ステップS311)、処理をステップS304に戻す。
yがY0であると判定した場合(ステップS310:YES)、制御部20はP(x,y)を画素毎に有する合成静止画241を表示部4に表示する(ステップS312)。次いで、制御部20は表示した合成静止画241を記録媒体Aに記録するか否かの指示を受け付ける(ステップS313)。
記録の指示を受け付けた場合、制御部20は、ステップS313で合成静止画241の記録指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS314)。合成静止画241の記録指示を受け付けたと判定した場合(ステップS314:YES)、制御部20は、合成静止画241を記録媒体Aに記録するために、静止画の記録を行うサブルーチンを呼び出す(ステップS315)。静止画の記録を行うサブルーチンは、図5に示したサブルーチンの処理と同様である。
合成静止画241の記録指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS314:NO)又はステップS315の処理を終えた場合、制御部20は、図4に示すステップS17の処理を実行する。
実施の形態3に係る動画撮像装置が備える制御部20の処理内容以外の構成、作用及び効果は、実施の形態1に係る動画撮像装置と同様であるため、その詳細な説明を省略する。また、x、y、X0及びY0は、実施の形態2と同様の画素位置及び最大値を示している。
図14は、加算平均される画素値を有する画像及び合成された画像を示す説明図である。図14(a)は、ステップS305で特定される画素値Imaxを画素毎に有する画像を示しており、図14(b)は、ステップS306で特定される画素値Iminを画素毎に有する画像を示している。図14(a)及び(b)に示すように、ステップS305及びS306の処理により、静止画N,N±d,N±2d,N+3d夫々の間で、輝度が明るく又は暗く変化した画素値、即ち画像の変化に係る情報が特定されている。図14(c)は、図14(a)及び図14(b)の画像が有する画素値の加算平均値を画素毎に有する画像を示しており、ステップS307により生成される画像に相当する。
実施の形態3に係る動画撮像装置にあっては、図14(c)に示すように、静止画N,N±d,N±2d,N+3dの変化に関する特徴を1つの画像により表すことができる合成静止画を生成することができる。
本発明に係る静止画抽出装置を備える動画撮像装置を模式的に示す略示斜視図である。 動画撮像装置の構成を示すブロック図である。 静止画の抽出及び記録に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。 静止画の抽出及び記録に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。 静止画の抽出及び記録に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。 図5に示す処理によって記録媒体に記録される静止画ファイル及び記録媒体のディレクトリ構造を示す概念図である。 本発明に係る並置画像作成部により作成された並置画像の模式図である。 並置画像として表示される複数の静止画間の時間間隔を段階的に短くして並置画像を再表示した場合の縮小画像の模式図である。 実施の形態2に係る動画撮像装置が備える制御部の処理手順を示すフローチャートである。 合成する5つの静止画の縮小画像、及び5つの静止画を合成した合成静止画の模式図である。 実施の形態3に係る動画撮像装置が備える制御部の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態3の処理によって合成される静止画を示す説明図である。 実施の形態3の処理によって合成される静止画を示す説明図である。 加算平均される画素値を有する画像及び合成された画像を示す説明図である。
符号の説明
3 媒体装着部
4 表示部
5a メニュー表示ボタン
5b 再生ボタン
5c 停止ボタン
5d 指定ボタン
5e 十字キー
5f 決定ボタン
5g キャンセルボタン
5h 静止画記録ボタン
5i 電源スイッチ
6 動画出力部
10 レンズ
11 筐体
20 制御部
21 撮像素子
22 タイミングジェネレータ
23 撮像信号処理部
24 ワークメモリ
25a 画像処理部
25b ビデオコーデック部
25c ビデオコントローラ
25d 記録再生部
25e 並置画像作成部
26 I/O部
40 カーソル

Claims (6)

  1. 時系列で一定時間の間隔を隔てた静止画を生成する情報からなる動画を再生する再生手段と、記録媒体が装着される媒体装着手段とを備え、前記再生手段により再生された動画から一の静止画を抽出して前記媒体装着手段に装着された記録媒体に記録する静止画抽出装置において、
    前記再生手段により再生された動画から一の静止画の指定を受け付ける指定受付手段と、
    該指定受付手段が指定を受け付けた場合、指定された静止画及び該静止画の前後の静止画を特定する特定手段と、
    該特定手段が特定した静止画を縮小して並置した並置画像を作成する並置画像作成手段と、
    該並置画像作成手段が作成した並置画像から記録する静止画の選択を受け付ける選択受付手段と、
    該選択受付手段が前記選択を受け付けた場合、選択された静止画を、静止画の記録に関する特定の規格に従って、前記媒体装着手段に装着された記録媒体に記録する処理を行う記録処理手段と、
    前記特定手段が特定した静止画のいずれか又はすべてを合成した合成静止画を生成する合成手段と
    を備え、
    前記合成手段は、
    合成する複数の静止画の互いに対応する画素夫々が有する輝度を比較して、最大の輝度及び最小の輝度を有する画素の画素値夫々を、画素位置毎に特定する画素特定手段と、
    該画素特定手段が画素位置毎に前記複数の静止画の中から特定した最大の輝度に係る画素値及び最小の輝度に係る画素値の加算平均値を対応する画素毎に算出する手段と、
    画素位置毎に算出された加算平均値を画素値として有する合成静止画を生成する手段と
    を備えることを特徴とする静止画抽出装置。
  2. 前記記録処理手段は、
    前記媒体装着手段に装着された記録媒体に、記録されるデータを階層的に管理するための管理情報を記録する手段と、
    前記選択された静止画を圧縮する圧縮手段と、
    該圧縮手段により圧縮した静止画に特定の情報を付加する付加手段と、
    該付加手段により特定の情報が付加された静止画を、最上位より下位の階層で管理されるように記録する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の静止画抽出装置。
  3. 前記特定の規格は、DCF規格であることを特徴とする請求項1に記載の静止画抽出装置。
  4. 前記特定手段は、
    指定された静止画及び該静止画の前後で、前記一定時間の2以上の整数倍の間隔を隔てた静止画を縮小して並置した並置画像を作成するようにしてあることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の静止画抽出装置。
  5. 並置画像作成手段が作成した並置画像から、並置画像として再表示する静止画の選択を受け付ける受付手段を備え、
    前記特定手段は、
    前記受付手段が選択を受け付けた場合、選択された静止画及び該静止画の前後で、前記一定時間の2以上の整数倍の前記間隔より短い間隔を有する静止画を特定する手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の静止画抽出装置。
  6. 時系列で一定時間の間隔を隔てた静止画を撮像する撮像手段と、
    該撮像手段が撮像した前記静止画を生成する情報からなる動画を生成する動画生成手段と、
    請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載された静止画抽出装置と
    を備え、
    前記動画生成手段が生成した動画を前記静止画抽出装置によって再生して、再生された動画から抽出される一の静止画を前記媒体装着手段に装着された記録媒体に記録するようにしてあることを特徴とする動画撮像装置。
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