JP4608155B2 - 電気的接続用螺子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、導体表面に塗料、錆、汚れ其の他の通電性(導電性)を阻害する絶縁物を取り除くことにより、導体に対する電気的接続を安定状態に得ることができる電気的接続用螺子に関する。
【0002】
【従来の技術】
導体と導体とを電気的に接続させる一例として、アース用のコード端子の一端側を配電盤などの筐体側に接合させるとともに、他端側を実際に電流の流れる場所に配設する場合がある。
【0003】
また、アースに限らず、導体と導体との電気的に接続させる他の具体例としては、電気コードを分電器の端子台または電気機器の端子口に接続する場合や、電気コード同士を接続する場合、変圧器のような大電流を扱う箇所での銅バーと銅バーを接続させる場合、更には、自動車のバッテリー端子にコード端子を接続する場合などが上げられる。しかしながら、これらの接続箇所は各種の絶縁物により通電性が阻害されることがしばしばある。
【0004】
まず、アース用のコード端子を接続させようとする場合であるが、接続相手となる各種機器の筐体や中板などは、本来電気が流れることを予定しない部材であるため、防錆及び見た目の配慮で塗料が塗装してあり、しかも、この塗料自体が絶縁物であることが多い。従って、この上からコード端子をネジ締めして接続させても塗料で電気的接続が阻害されてしまい、漏電時にアースとしての機能が十分得られないという問題点があった。
【0005】
このため、従来技術においては、ヤスリなどで塗料を削ってから接続させる方法又は方法を採用している。
【0006】
しかしながら、大きな設備であればあるほどその分、配電盤なども多数となり、配電盤の1つの筺体からも多数アースが引かれるので、全てにヤスリをかける作業は、作業者に対して非常に負担を強いるという問題点があった。
【0007】
また仮に、塗料を削るなどして充分な通電性を得ても、筐体の中には各種機器を取り付けるための中板、或いは各種用途のアングル材などが多く取り付けてあり、これら全てにアース接続を施すことは事実上困難な場合が生じる。これに対しては、アースされてない部材が、アースされている筐体等の部材へ接触している事により、間接的にアースがなされているとされている。ただ、この様な接触は電気的接続を何ら意識したものではなく、よって充分には通電性が得られていない。
【0008】
同様の問題が、内部に多数の電線を通す電線管にも言える。電線管は配電盤から引き出され、或いは中継の分電盤などに引き込み、また引き出されている。この電線管は多くが金属製であることから、アースされている配電盤、分電盤の筺体を介して間接的にアースされている。しかし、筐体と電線管との接続部分はやはり、元々、電気を流すことを予定しておらず、よって、これも充分には通電性が得られていない。
【0009】
この他、アースの仕方は多種に亘り、例えば、筺体内の所望箇所にアース端子用のネジ孔が用意されていない場合であれば、筐体内の手近にあるL型鋼、U型鋼などのアングル材に空けられている貫通孔も利用して、ここでアースしたい場合がある。
【0010】
一方、アース以外の場合、即ち、電気コードを分電盤の端子台または電気機器の端子口に接続する場合や、電気コード同士を接続する場合や、変圧器のような大電流を扱う箇所での銅バーと銅バーを接続させる場合、更には、自動車のバッテリー端子にコード端子を接続する場合など、いずれも、当初から電気的接続をするためのものである。その為、コード端子であれば銅系の金属にアルミニュウム・メッキを施す等、通電性確保への配慮が一般には成されている。
【0011】
ただ、状況によっては全てがそうとは言えない。例えば、端子台に何も接続されずに露出した状態が長く続くと、浮遊ゴミの出る工場であれば端子台にゴミが固着してしまう。また、薬品を使う近くであれば端子台の表面に化学変化による皮膜ができてしまう。また、湿気が多い場所なら錆が出るなどするのであり、要は、絶縁性の皮膜ができてしまう事となる。よって、この様な端子台にコード端子を接続させても予定した通電性が得られなくなってしまう。或いは、大電流を流す銅バーなどのように、元々、表面の汚れ除去処理がされていない部材であれば、最初から汚れているものもある。さらに、自動車バッテリーの端子であれば、ある程度の油と汚れが最初から付着しているものである。
【0012】
よって、ここに端子など他の部材を接続させ、電気的接続を得ようとするなら、これら絶縁物を何らかにより取り除く必要がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点を解決するために為されたものであり、導体表面に付着している塗料、錆、汚れその他の通電性を阻害する絶縁物を取り除き、適宜、電気的接続を得ることができるのは勿論のこと、部品を紛失することなく、接続作業を容易とすることができる電気的接続用螺子を提供することを目的(課題)としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載の電気的接続用螺子は、外周部にネジ山の形成された軸部、及び該軸部よりも径の大きくされた頭部を有するネジ本体と、両端部に開口部を有する筒状に形成されるとともに、該両端部のうちの一端部側に刃部の形成された通電性の材質から成るヤスリ部材と、該ヤスリ部材の外側に配設される通電性の材質から成る座金又はアース端子とを備えており、該ヤスリ部材は、刃部の形成部分が前記ネジ本体のネジ締め方向側となるように、前記ネジ本体の軸部に対して隙間無く嵌合されることにより一体化され、且つ、前記座金又はアース端子の脱抜を防止するため、刃部の形成側端部の形状が径方向に対して広がっており、所定の導体に形成されたネジ孔に対する前記軸部の螺合に伴い、前記ヤスリ部材の刃部が導体表面に押圧されて研削するとともに、導体表面への当接に伴い潰れて略一面な座面を成すことにより、前記座金又はアース端子を導体に対して電気的に接続するものである。
【0015】
この請求項1記載の電気的接続用螺子によれば、所定の導体に形成されたネジ孔にネジ本体をネジ締めすると、ネジ本体の軸部がネジ孔に対して螺合される。このネジ本体の軸部の螺合に伴い、ヤスリ部材の刃部が導体表面に押圧されて研削するとともに、導体表面への当接に伴い潰れて略一面な座面を成すことにより、導体表面の塗料、錆、汚れ其の他の通電性を阻害する絶縁物が取り除かれて、アース端子が導体に対して電気的に接続される。
【0016】
請求項2記載の電気的接続用螺子は、通電性の材質から成る外周部にネジ山の形成された軸部、及び該軸部よりも径の大きくされた頭部を有するネジ本体と、両端部に開口部を有する筒状に形成されるとともに、該両端部のうちの一端部側に刃部の形成された通電性の材質から成るヤスリ部材とを備えており、該ヤスリ部材は、刃部の形成部分が前記ネジ本体のネジ締め方向側に位置するように、前記ネジ本体の軸部に対して隙間無く嵌合されており、所定の重ね合わされた複数の導体に夫々形成された同軸の両ネジ孔に対する前記軸部の螺合に伴い、前記刃部が導体表面に当接して研削するとともに、導体表面に対する当接箇所が潰れて略一面な座面を成すことにより、両導体同士を電気的に接続し、さらに、ヤスリ部材の外側に座金又はアース端子が配設された場合に前記座金又はアース端子の脱抜を防止するため、前記ヤスリ部材が刃部の形成側端部の形状が径方向に対して広がっているものである。
【0017】
この請求項2記載の電気的接続用螺子によれば、所定の重ね合わされた複数の導体に夫々形成された同軸状の両ネジ孔にネジ本体をネジ締めすると、ネジ本体の軸部が両ネジ孔に対して螺合される。このネジ本体の軸部の螺合に伴い、前記刃部が一の導体表面に当接して研削するとともに、該一の導体表面に対する当接箇所が潰れて略一面な座面を成すことにより、該一の導体表面(ネジ本体の頭部に近い方の導体表面)の塗料、錆、汚れその他の通電性を阻害する絶縁物が取り除かれて、両導体同士が電気的に接続される。
【0018】
(削除)
【0019】
請求項記載の電気的接続用螺子は、請求項1または2に記載の電気的接続用螺子において、ネジ部材の軸部材には、該軸部材の径の大きさと略同一の径とされたリング部材が嵌合されている。
【0020】
請求項記載の電気的接続用螺子は、請求項記載の電気的接続用螺子において、リング部材は、切れ目を有しており、ネジ本体の螺合に伴って、軸部材に形成されたネジ山に沿って螺旋状にスライドするものである。
【0021】
請求項記載の電気的接続用螺子は、請求項1からの何れかに記載の電気的接続用螺子において、ネジ本体の頭部には、ヤスリ部材との当接部分側に、ネジ締め時におけるヤスリ部材とネジ本体の頭部との滑りを防止するための凸部が形成されている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施例について説明する。図1は、本発明の一実施例である電気的接続用螺子100の部品構成図である。
【0023】
図1に示すように、本電気的接続用螺子100は、ネジ本体1と、ワッシャー部材2と、ヤスリ部材3と、アース端子4とを備えており、何れも、通電性を有する材質から成るものである。
【0024】
ネジ本体1は、軸部11と頭部12とによって構成されており、この軸部11の外周部にはネジ山11aが形成されるとともに、頭部12の径は、軸部11の径よりも大きくされている。また、頭部12には、ネジ締め工具によりネジ締めするための略−字状の溝12aが形成されている。更に、頭部12には、ヤスリ部材2との当接側に、ネジ締め時に、ネジ本体1とヤスリ部材2との摩擦係数を増加させて、ネジ本体1とヤスリ部材3との滑りを防止させるための凸部12bが形成されている。勿論、頭部に形成された溝12aの形状は、略−字状に限られるものではなく、例えば、略+字状や、六角形状など、その形状を問うものではないし、頭部12そのものの形状が略六角形状とされていても良い。
【0025】
ワッシャー部材2は、座金の役割を果たすものであり、アース端子4は、導体500をアースするためのものであり、ヤスリ部材3の外側に配設されている。
【0026】
ヤスリ部材3は、ネジ本体1のネジ締めに従って、導体500の表面を研削するためのものであり、両端部に開口を有する筒状に形成されるとともに、該両端部のうちの一端部側に刃部31が形成されている。
【0027】
また、このヤスリ部材3は、かかるネジ本体1の軸部11に対して嵌合されている。このため、ネジ本体1の締付に伴って、ヤスリ部材の刃部31が導体500の表面に対して押圧されて、該導体500の表面が切削されるのである。従って、導体500の表面に塗料500aが付着していても、単にネジ本体1をネジ締めすることにより、導体500の表面を研削することができ、ひいては、導体500の表面の塗料500aを剥離して、容易にアースをとることができる。
【0028】
更に、ヤスリ部材3は、その端部がスカート状とされている。具体的には、軸方向に対して、広がって形成されている。このように広がって形成されているので、従って、ヤスリ部材3が導体500の表面に当接した際に、潰れ易くすることができる。
【0029】
リング部材5は、ネジ本体1の軸部11の径と同一の大きさであって、且つ、切れ目を有する螺旋状のリングとされている。このリング部材5は、軸部11の外側に対して嵌合されており、ヤスリ部材3が導体500の表面への当接に伴って潰れた際に、その潰れる方向を軸方向外側へ案内(誘導)するためのものである。このように軸方向外側へ案内することにより、ヤスリ部材3が潰れた際に、平たい形状、即ち、略座金状とすることができる。また、潰れる方向を軸方向外側へ案内できるので、ネジ締めの際に要する力を低減することができる。これは、リング部材5が螺旋状とされているので、ネジ締めに伴って、導体500の表面に当接したリング部材5がネジ山11aに沿って螺旋状にスライドすることも大きく起因している。更には、リング部材5により、ヤスリ部材3の抜け落ちを防止することもできる。
【0030】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察することができるものである。
【0031】
例えば、本実施例においては、ヤスリ部材3の外側に、通電性の材質から成るアース端子4が配設されており、ネジ本体11を導体500の表面に形成されたネジ孔501に対してネジ締めすることにより、ヤスリ部材3を介して、アース端子4と導体500とが電気的に接続され、ひいては、アース端子4が導体500に対して接地するようにされている。しかしながら、必ずしも、ヤスリ部材3の外側に対して、アース端子4が配設されなくても良い。この場合においては、図5に示すように、重ね合わされた2枚の導板600,600に夫々形成された両ネジ孔601,601に対して、ネジ本体11の軸部11を螺合させることにより、一の導板600表面の塗料600aを取り除くことができ、ひいてはネジ本体1を介して両導板600,600同士を電気的に接続することができるのである。ここで、図5に示す電気的接続用螺子200の場合には、ネジ本体1が通電性を有することを必須の要件とするものであるが、図1に示す電気的接続用螺子100の場合には、ネジ本体1が通電性を有することを必須の要件とするものではない。
【0032】
【発明の効果】
請求項1記載の電気的接続用螺子によれば、筒状に形成されたヤスリ部材がネジ本体の軸部に対して隙間無く嵌合されることにより一体化されているので、アース端子を導体に対して電気的に接続する際に、一々、ネジ本体とヤスリ部材と、アース端子とを組み付けることなく、単にネジ締めするのみで、導体表面を研削することができるとともに、アース端子を導体に対して電気的に接続することができるという効果がある。ひいては、電気的接続作業に要する工数を低減することができることは勿論のこと、組み付け時間の短縮、更には、部品の紛失を防止することもできる。上記効果に加え、更に、刃部の形成側端部の形状が径方向に対して広がっているので、ヤスリ部材の外側に配設される座金又はアース端子の脱抜を防止することができるという効果がある。ひいては、電気的接続工程を行う場合に、一々、座金又はアース端子を嵌合する作業を省略することができる。
【0033】
請求項2記載の電気的接続用螺子によれば、筒状に形成されたヤスリ部材がネジ本体の軸部に対して隙間なく嵌合されることにより一体化されているので、重ね合わされた複数の導体に夫々形成された両ネジ孔に対して軸部を螺合する場合に、一々、ネジ本体とヤスリ部材とを組み付けることなく、単にネジ締め作業をするのみで、導体表面を研削することができるとともに、両導体同士を電気的に接続することができるという効果がある。ひいては、電気的接続作業に要する工数を低減することができることは勿論のこと、組み付け時間の短縮、更には、部品の紛失を防止することもできる。上記効果に加え、更に、刃部の形成側端部の形状が径方向に対して広がっているので、ヤスリ部材の外側に配設される座金又はアース端子の脱抜を防止することができるという効果がある。ひいては、電気的接続工程を行う場合に、一々、座金又はアース端子を嵌合する作業を省略することができる。
【0034】
(削除)
【0035】
請求項記載の電気的接続用螺子によれば、請求項1または2に記載の電気的接続用螺子の奏する効果に加え、更に、ネジ部材の軸部材に対して、該軸部材の径の大きさと略同一の径とされたリング部材が嵌合されているので、ヤスリ部材がネジ本体より脱抜してしまうことを防止することができるとともに、ヤスリ部材の潰れる方向を軸方向外側へ誘導することができるという効果がある。
【0036】
請求項記載の電気的接続用螺子によれば、請求項記載の電気的接続用螺子の奏する効果に加え、更に、リング部材は切れ目を有しており、ネジ本体の螺合に伴って、軸部材に形成されたネジ山に沿ってリング部材が螺旋状にスライドするので、ネジ締めに要する力を低減することができるという効果がある。
【0037】
請求項記載の電気的接続用螺子によれば、請求項1からの何れかに記載の電気的接続用螺子の奏する効果に加え、更に、ヤスリ部材との当接部分側に形成された凸部により、ネジ締め時におけるヤスリ部材とネジ本体の頭部との滑りが防止されるので、ネジ締め時に、ヤスリ部材の刃部の導体表面に対する滑りを防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である電気的接続用螺子の部品図である。
【図2】 上記電気的接続用螺子の側面図である。
【図3】 上記電気的接続用螺子の導体への螺合に伴い、ヤスリ部材が潰れる様子を示した図である。
【図4】 上記電気的接続用螺子による導体へネジ締めした状態を示した図である。
【図5】 上記第2実施例の電気的接続用螺子により、2つの重なり合う導体板が通電されている様子を示した図である。
【符号の説明】
1 ネジ本体
2 ワッシャー部材(座金)
3 ヤスリ部材
4 アース端子
5 リング部材
11 軸部
12 頭部
12b 凸部
21 刃部
100 電気的接続用螺子
500 導体
500a 塗料
501 ネジ孔
600 導板(導体)
600a 塗料
601 ネジ孔

Claims (5)

  1. 外周部にネジ山の形成された軸部、及び該軸部よりも径の大きくされた頭部を有するネジ本体と、
    両端部に開口部を有する筒状に形成されるとともに、該両端部のうちの一端部側に刃部の形成された通電性の材質から成るヤスリ部材と、
    該ヤスリ部材の外側に配設される通電性の材質から成る座金又はアース端子とを備えており、
    該ヤスリ部材は、刃部の形成部分が前記ネジ本体のネジ締め進行方向側となるように、前記ネジ本体の軸部に対して隙間無く嵌合されることにより一体化され、且つ、前記座金又はアース端子の脱抜を防止するため、刃部の形成側端部の形状が径方向に対して広がっており、所定の導体に形成されたネジ孔に対する前記軸部の螺合に伴い、前記ヤスリ部材の刃部が導体表面に回転押圧されながら研削するとともに、当接箇所が潰れて略一面な座面を成すことにより、前記座金又はアース端子を導体に対して電気的に接続することを特徴とする電気的接続用螺子。
  2. 通電性の材質から成る外周部にネジ山の形成された軸部、及び該軸部よりも径の大きくされた頭部を有するネジ本体と、
    両端部に開口部を有する筒状に形成されるとともに、該両端部のうちの一端部側に刃部の形成された通電性の材質から成るヤスリ部材とを備えており、
    該ヤスリ部材は、刃部の形成部分が前記ネジ本体のネジ締め進行方向側に位置するように、前記ネジ本体の軸部に対して隙間無く嵌合されており、所定の重ね合わされた複数の導体に夫々形成された同軸状の両ネジ孔に対する前記軸部の螺合に伴い、前記刃部が導体表面に回転押圧されながら研削するとともに、当接箇所が潰れて略一面な座面を成すことにより、両導体同士を電気的に接続し、
    さらに、ヤスリ部材の外側に座金又はアース端子が配設された場合に前記座金又はアース端子の脱抜を防止するため、前記ヤスリ部材が刃部の形成側端部の形状が径方向に対して広がっていることを特徴とする電気的接続用螺子。
  3. ネジ部材の軸部材には、該軸部材の径の大きさと略同一の径とされたリング部材が嵌合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気的接続用螺子。
  4. リング部材は、切れ目を有しており、ネジ本体の螺合に伴って、軸部材に形成されたネジ山に沿って螺旋状にスライドすることを特徴とする請求項記載の電気的接続用螺子。
  5. ネジ本体の頭部には、ヤスリ部材との当接部分側に、ネジ締め時におけるヤスリ部材とネジ本体の頭部との滑りを防止するための凸部が形成されていることを特徴とする請求項1からの何れかに記載の電気的接続用螺子。
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