JP4607621B2 - 成形用金型の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、熱可塑性樹脂からなる発泡樹脂粒子を発泡成形体に成形する際に使用され、発泡成形体の表面に凹凸模様を形成することができる成形用金型の製造方法に関する。
ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂からなる発泡成形体は、固定側の第1の成形用金型と、この第1の成形用金型に対して型閉め・型開き方向に移動可能な第2の成形用金型とからなり、型閉め時に目的の発泡成形体の形状と一致する成形空間が形成される成形用金型を用い、前記成形空間内に熱可塑性樹脂の発泡樹脂粒子を充填し、水蒸気等の加熱媒体により成形空間内の発泡樹脂粒子を加熱することにより、発泡樹脂粒子同士を発泡融着させて製造されている。
しかし、発泡樹脂粒子同士を発泡融着して製造された発泡成形体の表面には、発泡樹脂粒子の亀甲模様が形成され、これが発泡成形体の外観を損ねるという問題を有していた。
このため、凹凸模様を有する成形用金型が広く使用されている。この成形用金型は、その成形面に凹凸模様を形成しておき、この凹凸模様を発泡成形体の表面に転写することによって、発泡樹脂粒子の亀甲模様を目立たせない外観の良好な発泡成形体を製造することができる。
従来、凹凸模様を有する成形用金型の製造方法として、例えば特許文献1に開示されているように、先ず、木型(原型)の表面に金網またはパンチングメタルを固定し、該木型を用いて金網またはパンチングメタルから転写した凹凸模様を有する砂型を作製し、更に、前記砂型を用いて該砂型から転写した凹凸模様を有する成形用金型を鋳造する方法が知られている。
登録実用新案第3045015号公報
しかしながら、木型に金網を固定する方法では、金網が編み構造、即ち、網目を構成する線部同士を上下交差するように編み込んで形成された構造であるので、木型と金網との間に金網の線部同士の上下交差による間隙が生じてしまい、この木型を用いて砂型を作製すれば、鋳砂が木型と金網との間隙に入って金網の内側に回り込み、木型の抜き取り時の砂型の崩れ等の不具合が発生するという問題がある。
また、木型にパンチングメタルを固定する方法では、パンチングメタルが硬質で柔軟性が無いため、木型の曲面形状の成形面や凹形状の角部等に完全に沿わせて固定することが困難であり、曲面形状の成形面や凹形状の角部等が無い比較的単純な形状の木型にしか適用することができないという問題がある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、原型と砂型に凹凸模様を転写させる部材との間に鋳砂が入り込むことを回避させ、原型の抜き取り時の砂型の崩れ等の不具合の発生を防止できる成形用金型の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、熱可塑性樹脂からなる発泡成形体を成形するための成形用金型を製造する方法であって、原型の成形面の全面又は一部に凹凸模様成形部材を固定し、該原型を用いてその成形面に凹凸模様を有する砂型を製作し、更に、前記砂型を用いてその成形面に凹凸模様を有する成形用金型を鋳造する成形用金型の製造方法において、凹凸模様成形部材となる多孔状シート部材及び少なくとも該多孔状シート部材を固定する箇所に空気を吸引するための通路となる吸引孔が形成された原型を用いて、該原型の全面又は一部に該多孔状シート部材を固定し、少なくとも該多孔状シート部材の全面を合成樹脂フィルムで覆い、該吸引孔から吸引して多孔状シート部材の孔を介して該合成樹脂フィルムを原型に密着させることにより、多孔状シート部材の形状に沿った凹凸模様を合成樹脂フィルムに形成させることを特徴特徴とする。
本発明によれば、凹凸模様成形部材を固定した原型を用いて砂型を作製すると、砂型に合成樹脂フィルムから凹凸模様が転写される。この砂型を作製する際、原型及び多孔状シート部材と鋳砂との間には合成樹脂フィルムが介在されることとなり、この合成樹脂フィルムによって原型と多孔状シート部材との間に鋳砂が入り込むのを回避できる。
また、前記原型に前記多孔状シート部材を固定した状態において、前記原型及び前記多孔状シート部材を前記合成樹脂フィルムで覆い、原型側から前記多孔状シート部材の孔部を介して前記合成樹脂フィルムを吸引して該合成樹脂フィルムに凹凸模様を形成したことにより、合成樹脂フィルムに凹凸模様を容易かつ鮮明に形成することができる。
また、前記と異なる本発明は、熱可塑性樹脂からなる発泡成形体を成形するための成形用金型を製造する方法であって、原型の成形面の全面又は一部に凹凸模様成形部材を固定し、該原型を用いてその成形面に凹凸模様を有する砂型を製作し、更に、前記砂型を用いてその成形面に凹凸模様を有する成形用金型を鋳造する成形用金型の製造方法において、
凹凸模様成形部材となる多孔状シート部材及び少なくとも該多孔状シート部材を固定する箇所に空気を吸引するための通路となる吸引孔が形成された原型を用いて、該多孔状シート部材と合成樹脂フィルムとを重ねて仮固定し、該重ねて仮固定された多孔状シート部材と合成樹脂フィルムとを該原型に固定し、該吸引孔から吸引して多孔状シート部材の孔を介して該合成樹脂フィルムを原型に密着させることにより、多孔状シート部材の形状に沿った凹凸模様を合成樹脂フィルムに形成させることを特徴とする。
また、前記多孔状シート部材は、網目を構成する線部材同士が上下交差のない網状体であることが好ましい。
本発明によれば、砂型を作製する際、合成樹脂フィルムによって原型と多孔状シート部材との間に鋳砂が入り込むのを回避できるため、原型の抜き取り時の砂型の崩れ等の不具合が発生することがなく、成形面に有する凹凸模様が極めて良好な成形用金型を製造することができる。
以下、本発明の成形用金型の製造方法を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明に係る発泡成形体を成形するための成形用金型は、図1に示すように、一対の成形用金型、即ち、凸型の成形用金型(以下、凸金型と称す)10と凹型の成形用金型(以下、凹金型と称す)20とから構成されている。
先ず、凸金型10の製造に当たっては、図2に示す如き、凸金型10に対応する形状の成形面Aを有する凸金型用の木型(原型)30を用意する。木型30は、木材等を用いて適宜の切削工具等による機械加工等により作製されている。この木型30には空気を吸引するための通路となる微細な孔31が適宜ピッチで多数形成されている。
次に、図3に示すように、木型30の成形面Aに多孔状シート部材として網状部材40を固定する。網状部材40は、図4及び図5に示すように、全面に亘って多数の網孔41を有する網目状の可撓性合成樹脂シートで構成されており、網目(網孔41)を凹部とし、網目(網孔41)を構成する各線部42を凸部としている。合成樹脂シートの厚さは、網孔41が後述する砂型50に凹凸模様の凸部分を成形できる程度の厚さを有していれば良い。
網状部材40は、網目(網孔41)を構成する各線部42が、一方の面において平坦状に形成され、かつ、他方の面において凹凸状に形成されており、一方の面が内側となるように木型30に固定されている。網状部材40の他方の面において、網目(網孔41)を構成する各線部42は交差部43を***して凸部とし、交差部43間を凹部としている。
網状部材40における1つの網孔41の大きさは、通常0.5mm×0.5mm〜5.0mm×5.0mmの範囲、好ましくは1.5mm×1.5mm〜3.5mm×3.5mmの範囲に形成されている。これにより、発泡樹脂粒子の亀甲模様の目立たない発泡成形体を効率よく製造することができる。
網状部材40は、木型30が三次元形状の複雑な成形面Aを有していても、木型30の成形面Aに密着して沿うように容易に変形が可能な柔軟性を有しており、その材料としてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等の樹脂又はこれら樹脂の共重合体を挙げることができる。
網状部材40は、合成樹脂シートに矩形または円形の孔を打ち抜き、これを延伸加工して形成されたもので、網目を構成する各線部42同士が上下に重なり合って交差していない、即ち、網目を構成する各線部42同士の上下交差のない網状体である。これにより、網状部材40には金網のように網目を構成する各線部同士が重なり合って上下交差する部分がないので、木型30に網状部材40を密着して固定でき、木型30と網状部材40との間に不用な間隙が生じることがない。
網状部材40は、木型30の成形面Aに対応する形状に切断し、木型30の成形面Aに接着剤等で貼り付けられる。
次に、図6に示すように、木型30の成形面Aに固定された網状部材40の表面に非通気性の合成樹脂フィルム50を網状部材40の網目形状に沿うように密着する。即ち、図7に示すように、真空吸引ボックス51上に木型30を載置し、その木型30の成形面Aに固定された網状部材40の表面に非通気性の合成樹脂フィルム50を覆い被せる。尚、真空吸引ボックス51には吸引口51aが設けられており、吸引口51aは図示してない吸引装置、例えば真空ポンプに接続されている。また、真空吸引ボックス51の上面には吸引口51aに連通する微細な孔(図示せず)が多数形成されている。そして、真空ポンプを作動することにより、木型30の成形面Aと合成樹脂フィルム50との間の空気を木型30の微細な孔31を介して吸引し、それに伴い合成樹脂フィルム50を吸引して木型30の成形面Aに固定した網状部材40の表面に密着する。この際、合成樹脂フィルム50が網状部材40の網目(網孔41)を介して吸引されることにより、合成樹脂フィルム50に凹凸模様が形成される。これにより、木型30の成形面Aに網状部材40と合成樹脂フィルム50とからなる凹凸模様成形部材が固定される。
合成樹脂フィルム50は、網状部材40の網目形状に沿って容易に変形が可能な柔軟性を有しており、その材料として、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等の樹脂又はこれらの樹脂の共重合体を挙げることができる。また、合成樹脂フィルム50は、網状部材40の網目形状を忠実に現出させるという観点からなるべく薄く形成するのが好ましい。このことから、合成樹脂フィルム50は、通常、10μ〜200μの範囲、好ましくは50μ〜80μの範囲の厚さが適する。
次に、凹凸模様成形部材(網状部材40及び合成樹脂フィルム50)を固着した木型30を用いて図8に示す如き砂型60の下型60aを作製する。即ち、図9に示すように、ベース61上に木型30を載置し、木型30が中央に位置するようにその周囲を砂型作製用枠体62で取り囲み、更に、砂型作製用枠体62内に木型30を埋め込むように鋳砂63を充填する。次いで、砂型作製用枠体62内に充填された鋳砂63を炭酸ガス封入によりその形状に固める。その後、砂型作製用枠体62を反転して木型30を抜き取ることにより、空洞部(木型30の反転形状を有する空洞である。)64を有する砂型60の下型60aを作製する。これにより、図8に示すように、砂型60の下型60aにおける木型30の成形面Aと対向する面(成形面)Bには、合成樹脂フィルム50から転写された凹凸模様が形成される。
尚、前述の砂型60の下型60aを作製する説明では、鋳砂63を炭酸ガス封入により固めて砂型60の下型60aを作製する場合を説明しているが、鋳砂63を真空吸引により固めて砂型60の下型60aを作製する場合もある。この場合は、図10に示すように、凹凸模様成形部材(網状部材40及び合成樹脂フィルム50)を固着した木型30をベース61上に載置し、木型30が中央に位置するように周囲を砂型作製用枠体62で取り囲む。次いで、砂型作製用枠体62内に鋳砂63を充填し、砂型作製用枠体62及び鋳砂63の上面に非通気性の合成樹脂シート65を覆い被せる。尚、砂型作製用枠体62には吸引口62aが設けられており、吸引口62aは図示してない吸引装置、例えば真空ポンプに接続されている。そして、真空ポンプを作動させることにより、砂型作製用枠体62内に充填されてベース61と合成樹脂シート65との間に挟まれた鋳砂63から空気を真空吸引し、鋳砂63をその形状に固める。その後、砂型作製用枠体62を反転して木型30を抜き取ることにより、空洞部(木型30の反転形状を有する空洞である。)64を有する砂型60の下型60aを作製する。
次に、図11に示す如き砂型60の上型60bを作製する。上型60bには、上記下型60aの空洞部64に連通する湯口66が形成されている。この上型60bについては、図示されていないが湯口66を形成するための湯口棒を用いて下型60aと同様にして作製される。
次に、作製した下型60aと上型60bとを組み合わせて砂型60を構成し、この砂型60を用いて鋳造することにより、凸金型10を作製する。即ち、図12に示すように、砂型60の下型60aの上側に上型60bを組み合わせ、上型60bの湯口66から溶融金属を空洞部64内に流し込み、その溶融金属を凝固させて凸金型10を鋳造する。これにより、凸金型10における砂型70の成形面Bと対向する面(成形面)Cには、砂型70から転写された凹凸模様が形成される。凸金型10にはアルミニウム、アルミニウム合金等が材料として用いられる。尚、凸金型10には図示されていないが発泡成形体を形成する際に発泡樹脂粒子を蒸気加熱させるための水蒸気を導入するための蒸気孔が形成されている。
以上、凸金型10の製造方法について説明したが、次に、凹金型20の製造方法について説明する。
凹金型20の製造に当たっては、先ず、図13に示すように、凹金型2に対応する形状の成形面Dを有する凹型用の木型70を用意する。木型70は、木材等を用いて適宜の切削工具等による機械加工等により作製されている。この木型70には空気を吸引するための通路となる微細な孔71が適宜ピッチで多数形成されている。
次に、木型70の成形面Dに多孔状シート部材として網状部材40を接着剤等で貼り付けて固定する。
次に、木型70の成形面Dに固定された網状部材40の表面に、凸金型10における木型30の成形面Aに固定された網状部材40の表面に合成樹脂フィルム50を密着する場合(図7参照)と同様にして非通気性の合成樹脂フィルム50を網状部材40の網目形状に沿うように密着する。これにより木型70の成形面Dに網状部材40と合成樹脂フィルム50とからなる凹凸模様成形部材が固定される。
次に、凹凸模様成形部材(網状部材40及び合成樹脂フィルム50)を固着した木型70を用いて凸金型10おける砂型60の下型60aを作製する場合(図9又は図10参照)と同様にして砂型の一次下型を作製する。これにより、一次下型における木型70の成形面Dと対応する面(成形面)には、合成樹脂フィルム50の表面から転写された凹凸模様が形成される。
次に、作製された上記一次下型を用いて該一次下型の下面及び空間部を鋳砂で型取りすることによって、一次下型の反転砂型、即ち、砂型の下型を作製する。これにより、下型における一次下型の成形面と対応する面(成形面)には、一次砂型の成形面から転写された凹凸模様が形成される。
次に、図13に示す木型70よりも凹金型20の肉厚分に相当する寸法(例えば、縦横幅が20〜24mm、高さが10〜12mm)大きな木型(図示せず)を用意する。この大きな木型は、木型70と同様に木材等を用いて適宜の切削工具等による機械加工等により作製され、空気を吸引するための通路となる微細な孔が適宜ピッチで多数形成されている。
次に、大きな木型を用いて砂型の上型を作製する。即ち、大きな木型の表面に、木型70の成形面Dに固定された網状部材40の表面に合成樹脂フィルムを密着する場合と同様にして非通気性の合成樹脂フィルムを固定する。次いで、合成樹脂フィルムを固定した大きな木型を用いて一次砂型を作製する場合と同様にして砂型の上型を作製する。この上型には、凸金型10における砂型60の上型60bの場合と同様に湯口が形成されている。
次に、作製された下型と上型を組み合わせて凹金型20の砂型を構成し、この砂型を用いて鋳造することにより、凹金型20を鋳造する。これにより、凹金型20における砂型の下型の成形面に対応する面(成形面)Eには、砂型の下型から転写された凹凸模様が形成される。凹金型20には凸金型10と同様にアルミニウム、アルミニウム合金等が材料として用いられる。
以上により、図1に示す如き、凸金型10と凹金型20を製造する。そして、図14に示すように、凸金型10を凹金型20に嵌合して型締めし、両金型10,20間に形成される形成空間3内に発泡樹脂粒子を充填し、水蒸気等の加熱媒体によりキャビティ3内の発泡樹脂粒子を加熱・発泡融着させて発泡成形体を形成することにより、発泡成形体の表面に両金型10,20から凹凸模様を転写させる。
本実施形態によれば、凸金型10の原型である木型30の成形面Aに固定した網状部材40の表面に合成樹脂フィルム50を密着し、網状部材40の網目(網孔41)を介して合成樹脂フィルム50を吸引して該合成樹脂フィルム50に凹凸模様を形成することにより、砂型60を作製する際、木型30及び網状部材40と鋳砂63との間に合成樹脂フィルム50が介在されることとなり、この合成樹脂フィルム50によって木型30と網状部材40との間に鋳砂53が入り込むのを回避できる。これにより、木型30の抜き取り時の砂型60の崩れ等の不具合が発生することがなく、この砂型60を用いて凸金型10を鋳造すれば成形面Cに有する凹凸模様が極めて良好な凸金型10を製造することができる。
また、本実施形態によれば、凹金型20の原型である木型70の成形面Dに固定した網状部材40の表面に合成樹脂フィルム50を密着し、網状部材40の網目(網孔41)を介して合成樹脂フィルム50を吸引して該合成樹脂フィルム50に凹凸模様を形成することにより、砂型の一次下型を作製する際、木型70及び網状部材40と鋳砂との間に合成樹脂フィルム50が介在されることとなり、この合成樹脂フィルム50によって木型70と網状部材40との間に鋳砂が入り込むのを回避できる。これにより、木型70の抜き取り時の砂型の一次下型の崩れ等の不具合が発生することがなく、この一次下型から作製された砂型を用いて凹金型20を鋳造すれば成形面Eに有する凹凸模様が極めて良好な凹金型20を製造することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、前記実施形態においては、凸金型10及び凹金型20の原型である木型30及び70の成形面A及びDの全面に凹凸模様成形部材(網状部材40及び合成樹脂フィルム50)を固定しているが、木型30及び70の成形面A及びDの一部に凹凸模様成形部材(網状部材40及び合成樹脂フィルム50)を固定するようにしても良い。
また、前記実施形態においては、木型30及び70に固定する表面のみが平坦面状の網状部材40を用いているが、合成樹脂フィルム50と接する表面も平坦面状の網状部材40を用いるようにしても良い。
また、前記実施形態においては、多孔状シート部材として多数の網孔41を有する網目状の可撓性合成樹脂シートで構成される上下交差のない網状部材40を用いているが、網目を構成する線部同士が上下に重なり合って交差している、即ち、上下交差のある網状体、例えば、樹脂網等を用いるようにしても良い。
更に、前記実施形態においては、凸金型10及び凹金型20の原型である木型30及び70に網状部材40を固定した状態において、木型30及び70と網状部材40とを合成樹脂フィルム50で覆って該合成樹脂フィルム50を木型30及び70側から真空吸引して網状部材40に合成樹脂フィルム50を密着するようにしているが、木型30及び70に固定する前の網状部材40に合成樹脂フィルム50を仮固定し、木型30及び70に網状部材40と同時に合成樹脂フィルム50を固定してから、合成樹脂フィルム50を木型30及び70側から真空吸引して網状部材40に合成樹脂フィルム50を密着することも可能である。
[実施例1]
250mm×250mm×100mmの凸形状を有する木型の成形面(外面)に網目の大きさ1.8mm×1.8mmの上下交差のないHDPE樹脂網(トリカル〈登録商標〉網N−2:タキロン株式会社製)を接着剤で固定し、その表面に75μの合成樹脂フィルム(PEフィルム:新東工業株式会社製)を貼り付け、木型に開けた微細な小孔(φ0.3、15mmピッチ)から真空吸引することによりフィルムを木型に密着させ、得られた木型を砂型作製用枠体内に収めてその木型を埋め込むように砂型作製用枠体内に鋳砂(三河珪砂特7号70メッシュ:三河珪砂株式会社製)を充填し、その鋳砂を炭酸ガス封入により一体化させて砂型を作製し、砂型を組み合わせた成形空間内に溶融アルミニウムを流し込み、アルミニウムによる厚み10mmの鋳物を作製した。該鋳物の凹凸模様を有する成形面に径0.8mmの蒸気孔を25mmピッチでドリルにより開けて凸型の成形用金型を作製した。このようにして得た凸型の成形用金型を発泡成形機のコア金型として組み込んだ。
次いで、300mm×300mm×150mmの凹型用の木型の成形面(内面)に網目の大きさ1.8mm×1.8mmの上下交差のないHDPE樹脂網(トリカル〈登録商標〉網N−2:タキロン株式会社製)を接着剤で固定し、その表面に75μの合成樹脂フィルム(PEフィルム:新東工業株式会社製)を貼り付け、木型に開けた微細な孔(φ0.3、15mmピッチ)から真空吸引することによりフィルムを木型に密着させ、得られた木型を砂型作製用枠体内に収めてその木型を埋め込むように砂型作製用枠体内に鋳砂(三河珪砂特7号70メッシュ:三河珪砂株式会社製)を充填し、その鋳砂を炭酸ガス封入により一体化させて一次砂型を作製し、一次砂型を用いて反転型の砂型を作製し、砂型を組み合わせた形成空間内に溶融アルミニウムを流し込み、アルミニウムによる厚み10mmの鋳物を作製した。該鋳物の凹凸模様を有する成形面に径0.8mmの蒸気孔を25mmピッチでドリルにより開けて凹型の成形用金型を作製した。このようにして得た凹型の成形用金型を前記発泡成形機のキャビティ金型として組み込んだ。
次いで、スチレン改質ポリエチレン系樹脂の予備発泡樹脂粒子(ピオセラン〈登録商標〉:積水化成品工業株式会社製、発泡倍数:30倍)を充填機から前記発泡成形機のコア金型とキャビティ金型との間隙を3mmとした状態で成形空間にクラッキング充填した後、コア、キャビティ両金型を型締めし、下記の条件で成形した。
〔成形条件〕
一方加熱:0.8MPa
逆一方加熱:0.8MPa
両面加熱:1.0MPa
水冷:20s
放冷:100s
以上のようにして得られた発泡成形体は、全面に1.8mm×1.8mmの大きさの金型模様(凹凸模様)が表面に転写され、発泡樹脂粒子の亀甲模様が目立たない美麗な外観と良好な感触を有するものであった。
[実施例2]
250mm×250mm×100mmの凸形状を有する木型の成形面(外面)に網目の大きさ1.8mm×1.8mmの上下交差のないHDPE樹脂網(トリカル〈登録商標〉網N−2:タキロン株式会社製)を接着剤で固定し、その表面に75μの合成樹脂フィルム(PEフィルム:新東工業株式会社製)を貼り付け、木型に開けた微細な小孔(φ0.3、15mmピッチ)から真空吸引することによりフィルムを木型に密着させ、得られた木型を砂型作製用枠体内に収めてその木型を埋め込むように砂型作製用枠体内に鋳砂(三河珪砂特7号70メッシュ:三河珪砂株式会社製)を充填し、その鋳砂を真空吸引により一体化させて砂型を作製し、砂型を組み合わせた成形空間内に溶融アルミニウムを流し込み、アルミニウムによる厚み10mmの鋳物を作製した。該鋳物の凹凸模様を有する成形面に径0.8mmの蒸気孔を25mmピッチでドリルにより開けて凸型の成形用金型を作製した。このようにして得た凸型の成形用金型を発泡成形機のコア金型として組み込んだ。
次いで、300mm×300mm×150mmの凹型用の木型の成形面(内面)に網目の大きさ1.8mm×1.8mmmmの上下交差のないHDPE樹脂網(トリカル〈登録商標〉網N−2:タキロン株式会社製)を接着剤で固定し、その表面に75μの合成樹脂フィルム(PEフィルム:新東工業株式会社製)を貼り付け、木型に開けた微細な孔(φ0.3、15mmピッチ)から真空吸引することによりフィルムを木型に密着させ、得られた木型を砂型作製用枠体内に収めてその木型を埋め込むように砂型作製用枠体内に鋳砂(三河珪砂特7号70メッシュ:三河珪砂株式会社製)を充填し、その鋳砂を真空吸引により一体化させて一次砂型を作製し、一次砂型を用いて反転型の砂型を作製し、砂型を組み合わせた形成空間内に溶融アルミニウムを流し込み、アルミニウムによる厚み10mmの鋳物を作製した。該鋳物の凹凸模様を有する成形面に径0.8mmの蒸気孔を25mmピッチでドリルにより開けて凹型の成形用金型を作製した。このようにして得た凹型の成形用金型を前記発泡成形機のキャビティ金型として組み込んだ。
次いで、スチレン改質ポリエチレン系樹脂の予備発泡樹脂粒子(ピオセラン〈登録商標〉:積水化成品工業株式会社製、発泡倍数:30倍)を充填機から前記発泡成形機のコア金型とキャビティ金型との間隙を3mmとした状態で成形空間にクラッキング充填した後、コア、キャビティ両金型を型締めし、下記の条件で成形した。
〔成形条件〕
一方加熱:0.8MPa
逆一方加熱:0.8MPa
両面加熱:1.0MPa
水冷:20s
放冷:100s
以上のようにして得られた発泡成形体は、全面に1.8mm×1.8mmの大きさの金型模様(凹凸模様)が表面に転写され、発泡樹脂粒子の亀甲模様が目立たない美麗な外観と良好な感触を有するものであった。
[比較例]
実施例1で示した木型の成形面に網目の大きさ1.8mm×1.8mmのHDPE樹脂製で上下交差する網を接着剤で固定し、得られた木型を砂型作製用枠体内に収めてその木型を埋め込むように砂型作製用枠体内に鋳砂(三河珪砂特7号70メッシュ:三河珪砂株式会社製)を充填し、その鋳砂を炭酸ガス封入により一体化させて砂型を作製したが、網と木型の間隙部に鋳物砂が入り込み木型の抜き取り時に砂型が崩れ、成形用金型に網状部材の網模様(凹凸模様)を転写することができなかった。
実施形態における成形用金型の型開き状態を示す断面図である。 実施形態における凸型用の木型(原型)を示す断面図である。 実施形態における凸型用の木型に網状部材を固定した状態を示す断面図である。 実施形態における網状部材を示す説明図である。 (a)は図4のa−a線における断面図、(b)は図4のb−b線における断面図である。 実施形態における凸型用の木型に合成樹脂フィルムを密着した状態を示す断面図である。 実施形態における凸型用の木型に合成樹脂フィルムを密着する工程を示す説明図である。 実施形態における凸型用の砂型の下型を示す断面図である。 実施形態における凸型用の砂型の下型を作製する工程の説明図である。 実施形態における凸型用の砂型の下型を他の方法で作製する工程の説明図である。 実施形態における凸型用の砂型の上型を示す断面図である。 実施形態における凸型用の砂型を示す断面図である。 実施形態における凹型用の木型を示す断面図である。 実施形態における成形用金型の型締め状態を示す断面図である。
符号の説明
10…凸型の成形用金型(凸金型)、20…凹型の成形用金型(凹金型)、30…木型(凸金型用の原型)、31…微細な孔、40…網状部材(凹凸模様成形部材)、41…網目、42…線部、43…交差部、50…合成樹脂フィルム、51…真空吸引ボックス、60…砂型、60a…砂型の下型、60b…砂型の上型、61…ベース、62…砂型作製用枠体、63…鋳砂、64…空洞部、65…合成樹脂シート、66…湯口、70…木型(凹金型用の原型)、71…微細な孔、A〜E…成形面

Claims (3)

  1. 熱可塑性樹脂からなる発泡成形体を成形するための成形用金型を製造する方法であって、原型の成形面の全面又は一部に凹凸模様成形部材を固定し、該原型を用いてその成形面に凹凸模様を有する砂型を製作し、更に、前記砂型を用いてその成形面に凹凸模様を有する成形用金型を鋳造する成形用金型の製造方法において、
    凹凸模様成形部材となる多孔状シート部材及び少なくとも該多孔状シート部材を固定する箇所に空気を吸引するための通路となる吸引孔が形成された原型を用いて、
    該原型の全面又は一部に該多孔状シート部材を固定し、
    少なくとも該多孔状シート部材の全面を合成樹脂フィルムで覆い、
    該吸引孔から吸引して多孔状シート部材の孔を介して該合成樹脂フィルムを原型に密着させることにより、多孔状シート部材の形状に沿った凹凸模様を合成樹脂フィルムに形成させることを特徴とする成形用金型の製造方法。
  2. 熱可塑性樹脂からなる発泡成形体を成形するための成形用金型を製造する方法であって、原型の成形面の全面又は一部に凹凸模様成形部材を固定し、該原型を用いてその成形面に凹凸模様を有する砂型を製作し、更に、前記砂型を用いてその成形面に凹凸模様を有する成形用金型を鋳造する成形用金型の製造方法において、
    凹凸模様成形部材となる多孔状シート部材及び少なくとも該多孔状シート部材を固定する箇所に空気を吸引するための通路となる吸引孔が形成された原型を用いて、
    該多孔状シート部材と合成樹脂フィルムとを重ねて仮固定し、
    該重ねて仮固定された多孔状シート部材と合成樹脂フィルムとを該原型に固定し、
    該吸引孔から吸引して多孔状シート部材の孔を介して該合成樹脂フィルムを原型に密着させることにより、多孔状シート部材の形状に沿った凹凸模様を合成樹脂フィルムに形成させることを特徴とする成形用金型の製造方法。
  3. 前記多孔状シート部材は、網目を構成する線部材同士が上下交差のない網状体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の成形用金型の製造方法。
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